神輿は軽くてバカが良い編 第7章 動乱の家庭科実習編

  • 1◆uWDvNjj9ac24/09/09(月) 20:29:36

    前スレまでのあらすじ

    新たな試練、合同調理実習を乗り越えるべく奮闘するアリウス分派。

    ゲヘナ学園給食部の愛清フウカ先生を講師に迎え、料理を進めていた彼女たちであったが、
    何者かの手によって食糧の供給が絶たれてしまう。

    農家との直接契約により何とか食糧の売買に成功したアリウス分派だったが、
    その農家はカイザーファームによる強引な地上げにあっていた。

    カイザーファームの目的は何なのか?どうして農家を狙ったのか?
    全ての謎を探るべく、カナたち一行はカイザーファーム本社へと乗り込むのであった。

  • 2二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 20:36:23

    たておつです

  • 3◆uWDvNjj9ac24/09/09(月) 20:55:31

    サオリ「…繋いだぞ」

    リア(通信)『ええ、直ぐに終らせるわ』
    ヒマリ(通信)『このアルプスの天然水の如く清らかな超天才病弱美少女の腕前を持ってすれば朝飯前です♪』

    ナレーション
    サオリが端末とサーバーをコードで接続し、リアたち後方支援部隊がハッキングを開始する。
    専門分野では無いにも関わらず、リアのハッキングの腕前は一流。
    加えて、ヒマリというミレニアム最高峰の頭脳まで手を貸しているとあれば、もはや失敗する方が難しい。
    その宣言通り、本職のハッカーが知れば目を見開くような早さでリアはサーバーを丸裸にした。

    リア(通信)『うそでしょ…っ!?』

    ナレーション
     しかし、そのサーバーに何が入っているかは、また別の話だ。

    サオリ「どうした?何があった!?」

    ヒマリ(通信)『……ハッキングは成功しました。
            ええ、この超天才病弱美少女の目で見たのですから間違いありません。ですが、これは……』

    …落ち着いて、まずはゆっくり息を吸い治そう

    ヒマリ(通信)『…そうですね。この全知ともあろうものが少し取り乱してしまいました』

    ナレーション
     年の功…という訳では無いだろうが、流石は3年生といったところか?ヒマリは直ぐに落ち着きを取り戻し告げた。

    ヒマリ(通信)『落ち着いて聞いて下さい、そのサーバーの中身は遠隔操作の爆弾です。
            ビル自体が囮。万が一の場合、カイザーはビルごと侵入者を吹き飛ばず算段だったようです!」

  • 4二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:06:26

    手段選ばねえな

  • 5◆uWDvNjj9ac24/09/09(月) 21:16:24

    >>3

    《同時刻 トリニティ総合学園 新校舎》


    ズダダッ!(銃声ッ)


    ルリ「間が悪いわね!それとも、何処かで情報が漏れたのっ!?」


    アツコ「それは考え難いと思うけど…確かに、タイミングが良い。どうやったの?」


    赤いヘルメット団員「んふふ…、素直に種明かしをしても信じるのかにゃ~?」


    ミサキ「…まぁ、それはそうだね」


    ナレーション

     カイザーファーム潜入でカナやサオリたちが出払った最悪のタイミング。ヘルメット団による襲撃は起こった。

     生徒である前に兵士として育ったアリウスは総大将が不在であっても統率を失うこと無く果敢に戦ったが、

      数多くの人員と性能の良い装備を備えたヘルメット団の脅威は凄まじく、戦況は膠着状態に陥っていた。


    ヘルメット団員「くっ!リーダー、数はこちらが上です!ここは一気に…っ!」


    赤いヘルメット団員「んー、出来れば慎重に攻略したいけど………それもアリといえばアリかにゃ~?

              あの子たちならビルの爆発を凌いでも不思議じゃ無い」


    ナレーション

     軽い口調とは裏腹に、赤い仮面の傭兵は鋭い瞳を敵へと向けていた。

     …そう、敵だ。狩られるだけ獲物ではない、喉元へと食らいつく恐るべき敵なのだ。と、彼女は理解していた。

     警鐘を告げる本能に従い獲物を振るいながら、ヘルメット団の少女は闘争の予感に笑みを浮かべた。

  • 6二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:18:10
  • 7二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:22:31

    https://bbs.animanch.com/search2/%E7%A5%9E%E8%BC%BF%E3%81%AF%E8%BB%BD%E3%81%8F%E3%81%A6

    初代スレを除いた2から6スレ目までのリンクです

  • 8二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:23:04

    たておつ

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:25:56

    たておつです

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:26:05

    つくづく油断ならないなこのリーダーは

  • 11二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:26:09

    このレスは削除されています

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:26:55

    たておつです
    なんだろう、この子本当はACとかがいる世界の出身なんじゃ?体が闘争を求めてるとか

  • 13◆uWDvNjj9ac24/09/09(月) 21:32:06

    >>6

    ありがとう、ヴォルデモート。助かったよ。

  • 14二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 02:57:03

    やはり赤い奴は(頭の回転が)三倍速い

  • 15二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 07:02:30

    勝ち目の無い戦いはしないクレバーさはあるが、それはそれとして手強い敵との闘争が好きとか、強者確定では?

  • 16二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 14:02:56

    引き際弁えてるから厄介そうだ

  • 17二次元好きの匿名さん24/09/10(火) 20:07:48

    なんとかなるといいんだが

  • 18◆uWDvNjj9ac24/09/10(火) 22:22:34

    >>5

    赤いヘルメット団員(とはいえ、こっちは数こそ多いけど殆ど社長からの借り物兵士と傭兵バイト。

              オマケにあれだけ忠告したのに数が少ないからって油断して、既に陣形が崩れてる。

              これは、ちょっと工夫が必要かにゃ~)


    カイザー兵「お、おいっ!ヘルメット団、さっさと何とかしろ!」


    ナレーション

     戦場を観察しながら策を組み立てるヘルメット団幹部の少女に対し、1人の兵士が詰め寄った。

     子ども相手だからと、所詮は十把一絡げの不良だと侮っていたのだろう。 

     或いは、外様にも拘わらず総大将を任されている少女への嫉妬もあったかも知れない。

     兵士の言動はまるで脅しつけているようで、出向先のとはいえ上司相手にする態度では無かった。


    ズドンッ!(銃声)


    ナレーション

     たった1回の銃撃に戦場が静まり返る。

     少女の手に握られたライフル銃が吐き出す硝煙と、直ぐ近くで蹲るカイザーファームの兵士の姿。

     無礼者へ与えられた返礼は1発の鉛玉であったと、戦場慣れしたアリウスの生徒でさえ直ぐには理解出来なかった。

     

    赤いヘルメット団員「五月蠅いよ、君と違って私は忙しいんだから黙るくらい出来ない?」

    カイザー兵「き…さま…っ!」

    赤いヘルメット団員「言葉遣いがなってないにゃ~っ!」


    ナレーション

     ガンッ!と、甲高い打撃音を響かせて、上官よりライフル銃のフルスイングを賜った兵士が沈黙した。

  • 19◆uWDvNjj9ac24/09/10(火) 22:26:53

    >>18

    赤いヘルメット団員「やっと静かになった。…で?みんな何してるの?敵が目の前に居るんだから戦わないと。

     ………それとも、サンドバック志望の変態さんなのかにゃ~」


    カイザー・ヘルメット団連合軍「「「「「ぜ、全軍突撃ーーーーッ!」」」」


     ナレーション

     そして、恐怖が死兵を生み出した。

  • 20二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 05:29:23

    こわい…と言いたいけど上官が統制効かせるためには舐めた兵士にはこのくらいせんとダメよなぁ

  • 21◆uWDvNjj9ac24/09/11(水) 06:30:33

    >>3

    《一方、カイザーファームビル跡地》


    ううっ…!


    ナレーション

     ヘルメット団の少女が自軍を死兵に変えたのと同じ頃、

    カナは瓦礫の山の上で目を覚ました。



    ゲホッ!ケホッ!ケホッ!


    ナレーション

     カナは喉奥の血を吐き出しながら、

    まだ少しぼやけた意識で何があったのかを振り返る。

     カイザーファームの罠を知った瞬間、

    カナたちは考えるよりも早く窓から外へ飛び出した。

     見計らったように爆発するビルの爆炎に背を焦がされながら、真下にグレネードを投げ、

     自分たちをコンクリートに叩きつけんとする爆風とグレネードの爆風に挟まれ……


    …そうだ、空気のサンドイッチになったんだったな。


    ナレーション

     ようやく自分の置かれている状況を思い出すと、

    カナはゆっくりと立ち上がった。

     動く度に全身の傷が痛み、ビチャビチャと音を立てて瓦礫が赤く染まっていく。

     しかし、それでも身体は動いた。頭も何とか回った。ならば、カナが立ち止まる理由は無い。

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 13:31:33

    大丈夫…?

  • 23二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 20:21:49

    これはヤバい
    前もヤバかったけど

  • 24◆uWDvNjj9ac24/09/11(水) 23:22:42

    >>21

    ナレーション

     カナたち潜入メンバー同士は直ぐに合流できた。幸いにして、全員血を流す重傷だが致命傷には至っていない。

     尤も、これがシャーレの先生のようなヘイローを持たない一般人であったなら、

     或いは咄嗟にダメージを和らげる判断が出来ない一般の生徒であったなら、立ち上がるどころではなかっただろう。


    アズサ「…これもダメだな。通信機もスマホも全て衝撃でやられている」


    サオリ「すまない、信号銃の1丁でもあれば良かったのだが…」


    まぁ、遭難した訳じゃないんだ!自力で合流すればいい!それに多分、リアたちならスマホも治せる…筈だ!


    ナレーション

     ヒフミに誘われて始めたアプリゲーム『大嵐闘モモフレシスターズ』のデータを惜しみながら、

     アズサはスマホの動作確認を止めてポケットへしまう。目に見えて落ち込んだ姿にサオリも心を痛める。

     そんな2人の俯いた暗い空気を吹き飛ばすように、カナは態と昔のような喧しいほどの声を上げた。

     

    サオリ「…そうだな。あれだけの大爆発、近辺で待機していた支援部隊からも見えただろう」


    アズサ「うん。きっと、もう直ぐ近くまで来ている筈だ」


    ナレーション

     負傷の痛みを感じさせない、希望を咲かせた満開の笑顔。

     そんなカナの姿に暖かさを感じながら、サオリとアズサはカナを選んだ自分たちの選択は正しかったと確信した。

  • 25二次元好きの匿名さん24/09/11(水) 23:31:22

    ソシャゲならデータはサーバー預かりなんだが、DL版ゲームソフトみたいに端末側保存だったのだろうか

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 08:16:17

    モモフレシスターズ…ペロロたちが殴り合うのか?

  • 27二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 13:21:47

    とりあえず無事でよかったぜ

  • 28二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 20:10:11

    しかしここからどうするんだ?

  • 29◆uWDvNjj9ac24/09/12(木) 22:53:17

    >>25

    代理モブ「ヒント、アズサは内戦&圧政時代のアリウス育ち。アプリゲームもこれが始めて」


    >>24


    アズサ「…揺れて気持ち悪い」


    サオリ「もう少しだけ、我慢しろ。カナは…まだ歩けるか?」


    何とか。けど、口の中にちょっと違和感が……


    ナレーション

     手持ちの簡易医療キットで最低限の応急処置を済ませ、一行は瓦礫を降りて歩き始める。

     脚の負傷で歩けなくなったアズサを背負いながら、サオリはカナの負傷も気にしている。

     カナは脚は比較的軽傷で済んだが、何か違和感があるようでずっと口をもごもごさせていた。


    んー……ぺっ!


    ナレーション

    カナの口から血と折れた歯が吐き出され、歯はカッカッ!と音を立ててコンクリートを転がっていき…


    スズミ「お行儀が悪いですよ、カナさん」


    ナレーション

     1人の少女の靴にぶつかった。

  • 30二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 23:33:39

    おー、スズミじゃないか

  • 31二次元好きの匿名さん24/09/12(木) 23:40:43

    その辺のチンピラが潰れた空き缶みたいな状態になっても復活するキヴォトスで「歯が折れる」って相当ヤバいのでは

  • 32二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 07:38:30

    スズミ!

  • 33二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 14:23:00

    そうかデータ引継ぎとかの経験もないのか

  • 34二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:27:10

    ゲーム自体触れて日が浅いだろうしね

  • 35◆uWDvNjj9ac24/09/13(金) 23:45:10

    >>29

    ナレーション

     アズサと再会したことでアリウスにも顔を出すようになったスズミは、

     今回、長い自警団活動の中で培われた土地勘を買われて、カナたち突入部隊の支援部隊を任されていた。


    サオリ「新校舎が襲撃されているだとっ!?」


    スズミ「はい。通信によると、ヌチャヌチャヘルメット団のリーダーが指揮官をしているようです」


    ナレーション

     新校舎へと走る支援部隊の車両たち。その先頭車両を運転しながら、スズミはカナたちに情報を伝えていた。


    サオリ「た、大変ではないかっ!?あの農家のところで見たリーダーの女は強そうだったぞっ!?

        アツコやミサキが危ないっ!スズミ、もっとスピードは出ないのかっ!?」


    スズミ「無茶言わないで下さい、これでも出来るだけ飛ばしています」


    ナレーション

     襲撃の報を受けて、サオリは今にも車から飛び出しそうなほどにアツコたちを心配していたが、

     その物凄い慌て振りは、却って他の面々を冷静にさせた。


    アズサ「それに、みんなも弱くはない。簡単にやられるようなタマじゃないだろう」


    ああ、ルリは凄いぞ。アウトレンジまで距離取ったルリは、方向性は違うけどヒヨリと同じくらい怖いからな!

    それに、少し時間を稼げば直ぐにイチカたちが来てくれる!


    スズミ「…それが、少し可笑しいんです。何時もであれば、既に正義実現委員会が到着している筈なのですが……」


    ナレーション

     スズミの懸念は、一同の胸に不安を植え付けるには十分なモノであった。

  • 36二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 07:11:53

    足止めされている?

  • 37二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 07:18:47

    アリウス分派だけでなくトリニティ全体を巻き込んだ巨大な陰謀劇になったな

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 12:16:30

    いたずらがマジでいたずらでしかなくなってきたな

  • 39二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:59:54

    赤ヘルちゃん面倒そうだったしなぁ

  • 40◆uWDvNjj9ac24/09/14(土) 22:19:24

    >>35

    スズミ「転校生ばかりの新設校舎とはいえトリニティの学舎を襲撃がされているのですから、

        正義実現委員会にとっても、何が何でも解決しなければ大事件の筈なのですが……」


    サオリ「…その口振りだと、連絡自体は出来ているのか?」


    スズミ「はい。ですが、何でもティーパーティーの命令でエデン条約に向けて総合演習をしているとかで

        多くの人員が消耗して直ぐに動き出せる状態ではないと………」


    あー……言われてみたら、そんなの………いや、あったか?


    サオリ「いや、総合演習というのは初耳だ。あのナギサ様やセイア様が連絡を怠るとは思えないが……」


    ナレーション

     古巣での生活の影響か、やたらとフットワークが軽いので偉い感じが余りしないが、

     仮にもカナはトリニティの1分派を統率するホストだ。そのカナに何の連絡も来ないのは普通有り得ない。

     となると、考えられる可能性としては2つ。1つは何処かで連絡ミスがあった可能性。もう一つは……


    アズサ「…ティーパーティーの名を騙っている者がいる?」


    サオリ「というよりは、ティーパーティーの中でも下の人間が暴走しているのかもしれん」


    ナレーション

     カナやサオリはティーパーティーの本校舎を出入りしていた際に、一般の生徒たちから視線を向けられている。

     その中には純粋な好奇心や、新しい学友を歓迎するものもあったが、当然、敵愾心の視線も混じっていた。

     カナたちに…引いては、アリウス分派そのものを敵視する生徒たちの中に、

     ティーパーティー所属の生徒が混じっていないと考えるのは楽観的過ぎる。


    スズミ「それに加えて、サオリさんも警戒していたヌチャヌチャヘルメット団のリーダー。彼女が厄介です。

        私も自警団活動の中で何度か銃を交えたことがありますが、彼女…大空シズにはただの1度も勝てなかった」

  • 41二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 07:54:01

    特に連携してるわけでもない2つの陰謀が最悪の形で噛み合ったか

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 10:00:39

    ほぼ巻き込まれた形なのにエライ事になったな

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 13:46:28

    大空シズ…ユダヤ伝承の巨大鳥ジズか

  • 44二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:20:23

    今一影の薄いジズ君か

  • 45◆uWDvNjj9ac24/09/15(日) 22:56:47

    >>19

    ナレーション

     大空シズという少女の出自について、知る者は少ない。

     彼女がいかにして不良となったのか?いかにしてヘルメット団となったのか?そもそも何処で生まれ育ったのか?

     その全てが謎に包まれた彼女だが、しかし、1つだけ確かなことがある。それは………


    ズガンッ!(銃撃音)


    アツコ「っ!この人、やっぱり強…っ!」


    シズ「喋ってる場合かにゃ~っ!?」


    ズガンッ!(銃撃音)


    ナレーション

     そこらの不良とは一線を画す、圧倒的なまでの強さ。


    アツコ「…ごめ………っ!」


    ミサキ「姫っ!!」


    ナレーション

     前線でタンク役を担っていたアツコが瞬く間に倒れたことで、アリウス分派に少なくない動揺が走る。

     アリウス分派は、それでも銃を手放さない精鋭揃いだが、動揺は確かに彼女たちの動きを鈍らせる。

     そして、その動揺を見逃してくれるほどシズは甘い相手ではない。


    シズ「ほらほら、今だよ!ぶっ放して、突っ込んで、ガタガタにしてやるにゃ~っ!!」


    カイザー・ヘルメット団連合軍「「「「「ぜ、全軍突撃ーーーーッ!」」」」

  • 46◆uWDvNjj9ac24/09/15(日) 22:57:29

    >>43

    >>44

    代理モブ「バレるの早くないです?名前まんま過ぎましたか?」

  • 47二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:00:17

    代理モブちゃんの画像が無いでやんす

  • 48二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 07:17:33

    強いなぁ

  • 49二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 10:38:50

    相性不利だったかな

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 19:52:03

    暴走したティーパーティーの人間がパテルの子だとしたらミカが曇りそう

  • 51◆uWDvNjj9ac24/09/16(月) 22:58:28

    >>45

    ナレーション

     アツコが欠けた隙を上手くつかれ、窮地に立たされたアリウス分派。

     しかし、かつて、自らの意思と磨き上げた武器で自由を勝ち取った勇者たちの勇気は本物だ。


    ルリ「みんな、落ち着いてっ!敵指揮官以外の練度は高くないっ!

       落ち着いて冷静に対処すれば、私たちが負ける相手じゃないっ!」


    元第3分隊員A「だそうです!みなさん、私たちは木偶人形の天使も、赤ババアもぶちのめしたアリウス分派っ!

            こんな、そこら変の不良なんかに負けるタマじゃないでしょうっ!?」


    ミサキ「…っ!?……そうだね。言われなくても、分かってるっ!」


    ナレーション

     彼女たちは己と仲間たちを鼓舞するように声を上げ、決して銃を手放さず、舌を噛んででも意識を保ち続ける。

     痛みの警鐘を鳴らす身体に鞭を打ち、家を守れ、家族を守れ、友を守れと、己に命じて敵を睨み続ける。


    元第3分隊員A「後ろには仲間と友だち。赤ババアより、よっぽど守り甲斐がありますっ!」


    ルリ「よく言ったっ!仲間も自分も死んでも死なせないでよ、時間を稼げばカナたちは絶対来てくれるっ!」


    ナレーション

     やっと、世界の虚しさに諦めることも、空虚な憎悪に操られることもなく、自分たち守りたいものの為に戦える。

     たったそれだけのことが、アリウスの生徒たちの心に火を燃やし続ける。


    シズ「いいねぇ。やっぱり、見込んだとおり。潰し甲斐があるにゃあ?」


    ナレーション

     ………だからこそ、赤い仮面の少女は眼前の敵への期待に心を震わせた。

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:57:41

    このウォーモンガー

  • 53二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:38:58

    保守

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:07:05

    こいつよく最初猫被れてたな

  • 55二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:41:16

    本質は闘争を求める戦争屋なんだろうな

スレッドは9/18 07:41頃に落ちます

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