- 1二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:57:32
本拠地、中山競馬場で迎えた紫苑ステークス
稀に見る高速馬場、直線で勢いを見せたが完敗だった
ターフに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言で帰り始める人馬達の中、今年の1番人気ボンドガールは独りパドックで泣いていた
新馬戦で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるD.レーン・・・ それを今の手塚厩舎で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」ボンドガールは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、ボンドガールははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいルメールの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って短期放牧をしなくちゃな」ボンドガールは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、ボンドガールはふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ライトバックと入れ違いで地下馬道から飛び出したボンドガールが目にしたのは、内馬場まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに新聞が振られ、地鳴りのようにファンファーレが響いていた
どういうことか分からずに呆然とするボンドガールの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ボンドガール、返シ馬ダ、早ク行クゾ」声の方に振り返ったボンドは目を疑った
「レ・・・レーンさん?」 「なによ2番人気、居眠りでもしてたの?」
「オ・・・オークス馬?」 「何よボンドちゃん、かってにチェルヴィニアを戴冠させて」
「コラソンビート・・・」 ボンドガールは半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:チェルヴィニア 2番:グランジュール 3番:キャットファイト 4番:ボンドガール 5番:マスクオールウィン 6番:内川 7番:クォーツァイト 8番:ミスファントム 9番:コラソンビート
暫時、唖然としていたボンドガールだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」 レーンからガシ追いを受け取り、ターフへ全力疾走するボンドガール、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った - 2二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 21:59:06
レギュレーション遵守 +334点
- 3二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:00:29
最低100走はするんかい
- 4二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:01:28
メンツ新馬戦かこれ
- 5二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:01:31
毎回内川ら冷たくなってるの草生える
- 6二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:02:30
しれっと入れ違いで地下馬道に向かうライトバック
バックすな、ターフに出ろ - 7二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:02:33
冷たいルメールの感覚ってなんだよ
- 8二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:03:24
内川走ったんかい
- 9二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:04:55
初心に戻ってマイル走りなさい
富士SとかターコイズSとか - 10二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:07:12
- 11二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:08:18
春先の平場で人気馬飛ばす感触
- 12二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 22:09:50