- 1二次元好きの匿名さん24/09/09(月) 23:07:25
トレーナーはそこでふと指を止める。
ミホノブルボンは素晴らしいウマ娘だ。
菊こそ取れなかったものの、無敗での二冠。
そう簡単にとれるものではない。
だからこそトレーナーは思うのだ。
その強さの根っこには何があるのか。
夕焼けにトレーニングの声が聞こえる中、担当が作ってくれたお菓子をつまみ、紅茶を飲む。
それが別れば、担当をさらに強くすることが出来る。
…なら参考にするべきは三冠ウマ娘では無いのか?
そのような質問をされたこともある。
だが、三冠ウマ娘を参考に等と簡単に言うが、奴等は総じて化物を越えた化物だ。
王道の化物。
はじめから理解しようとする方がアホらしくなってくる。
では二冠ウマ娘達はどうだろうか?
確かにウマ娘から見たら彼女達も相当な化物だろう。
トウカイテイオー、エアシャカール…そしてミホノブルボン。
だが、彼女達に共通する才能は1つだと僕は結論付ける。
それは努力の才能だ。
ウマ娘なら誰しも持っている才能の1つとも言われているが、彼女達は努力の才能にプラスして屈しない強靭な心があるのだ。
三冠ウマ娘達はさらにそれを上回る身体的才能があったのだろう。
…とはいえ、だ。
才能のあるなしで諦められるほど簡単な世界ではない。
それを越え、そして自ら道を開いたウマ娘達。
それが…七冠なのだと僕は思う。
簡単なコラムを記者に送り、また一息入れる。
紅茶の香りが鼻を抜け、新たな世界を開いて閉じる。
果たして…ミホノブルボンはトイレ出来るのだろうか?
トレセン学園のトイレはウォシュレット完備だと理事長も言っていたが…