【🎲オリキャラ】百鬼夜行・お料理研究委員会の月坂ハル RE

[1 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 08:35:40]

何故か17時くらいに落ちるって書いてたのに朝起きたらスレ落ちてたので作り直しました。なんでだろう……？

【🎲オリキャラ】百鬼夜行・お料理研究委員会の月坂ハル｜あにまん掲示板

決まってるのは上のスレのままで続けます。

[2 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 08:37:17]

ここだけ百鬼夜行にお料理研究委員会があるキヴォトス。研究とはありますが美食の方々とは違ってより美味しい料理を作るための委員会です。

お弁当配達サービスもやっていて、お得意様としてシャーレの先生が良く頼んでくれます。

外見は狐耳ロングの和服生徒が増えてほしいのでこれだけは固定です。

【月坂ハル】

ステータス※最低限、料理を作る人として必要なステータスに補正。

戦闘 dice1d100=26 (26)

成績 dice1d100=37 (37)

倫理 dice1d100=46 (46)　+40

慈悲 dice1d100=98 (98)　+30

神秘 dice1d100=4 (4)

調理 dice1d100=77 (77)　+70

[3 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 08:39:27]

百鬼夜行の生徒との仲良し度※百鬼夜行は基本的に補正

シズコとの仲良し度 dice1d100=48 (48)　+30

フィーナとの仲良し度 dice1d100=7 (7)　+30

ニヤとの仲良し度 dice1d100=69 (69)　+30

カホとの仲良し度 dice1d100=84 (84)　+30

チセとの仲良し度 dice1d100=9 (9)　+30

イズナとの仲良し度 dice1d100=70 (70)　+30

ツクヨとの仲良し度 dice1d100=24 (24)　+30

ミチルとの仲良し度 dice1d100=2 (2)　+30

[4 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 08:40:51]

ハルの学年

dice1d3=3 (3)

先生への好感度※お得意様補正

dice1d100=73 (73) +40

[5 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 08:58:04]

各自地区へ配達に行く頻度。

トリニティ dice1d80=23 (23)

ゲヘナ dice1d80=72 (72)

ミレニアム dice1d80=16 (16)

D.U dice1d80=7 (7)

髪の色

1.金髪　2.ピンク髪　3.銀髪　

dice1d3=1 (1)

身長

140+dice1d35=25 (25)

瞳の色

1.青　2.赤　3.金　4.紫

dice1d3=1 (1)

[6 二次元好きの匿名さん 24/09/10(火) 09:02:57]

昼とかに立てると10レス行かないと2時間で落ちる
深夜から朝方までに立てると5レスで１２時間くらい保つ
で10レス行かないと2時間で落ちる時間帯に書き込まれてそっちが優先された

たぶんこんなところ

[7 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 09:11:56]

>>6

そんな仕様があったのですね……すみません。ありがとうございます

[8 二次元好きの匿名さん 24/09/10(火) 09:36:17]

保守

[9 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 09:39:46]

特異な料理分野

和食 dice1d100=25 (25)　+50

洋食 dice1d100=58 (58)　

イタリアン dice1d100=62 (62)　

家庭料理系 dice1d100=88 (88)　+30

中華 dice1d100=100 (100)

[10 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 10:44:43]

ゲヘナからの注文が多いとなると、こことは関わることが多そうですね。

フウカとの仲良し度 dice1d100=57 (57)　+30

ジュリとの仲良し度 dice1d100=25 (25)　+30

[11 二次元好きの匿名さん 24/09/10(火) 10:45:32]

中華マイスター？

[12 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 11:02:36]

中華と家庭料理系が得意だそうですね。ゲヘナからの注文が多いのは、給食部の外部発注とかが妥当な理由でしょうか。
それ以外は確かに必要そうではないですし。

[13 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 13:10:11]

外部発注よりは、手軽に頼みやすい体制を整えてるとかのほうがいいですね……給食部の部費を考えたら……

致し方ないこととはいえ、あれだけ給食関連でトラブル起こされたら風紀委員会もそろそろなんか対策してって言っててもおかしくないですし……


【シャーレオフィス】

「先生、失礼しますね」
"ん？あれ、ハル。ちょっと早かったね"
「あはは……またゲヘナから大口注文がありまして」
"なるほど……おつかれさま"
「お仕事が入る分には困らないんですけどね。あの数の生徒の食事をお二人で回し続けるというのも随分と酷な話ですし」

　とはいっても、その対策が部員を増やすじゃなくて外部のお弁当屋を頼るっていうのは、あそこだからなんだろうなって思う。ミレニアムでお料理ロボットみたいなのを作ってもらうかすれば……うーん。羽沼さんの噂を聞く限りだと、あんまり外部を頼りたくないのかな？
　私たちお料理研究委員会を招くまでにも、随分と手間がかかったって愛清さんが言ってたし。バッグから先生から注文されていたお弁当を渡すと、先生は優しく笑みを浮かべる。

"ありがとう。最近はハルが来てくれるから、食事で怒られることが減って本当に助かってるよ"
「ふふ、そこまで心配されるだなんて、慕われている証拠じゃないですか？先生はただでさえ忙しそうですし、体調には気を付けてくださいね」
"うん、そうするね"
「では、私はまだお届けしないといけないご飯があるので失礼しますね」
"またよろしくね“
「もちろんです。こちらこそ今後とも是非ごひいきに。それでは」

　私は先生に一礼して、シャーレの執務室を後にする。お昼の時間までそこまで余裕があるわけじゃないし……前にゲヘナの注文で10分くらい遅れちゃったときは凄いことになってしまった。正直少しトラウマになったけど、もうあの悲劇を繰り返さないためにも少し急がなくちゃ……

[14 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 13:45:56]

進める前に仲良し度ダイス

ヒナとの仲良し度 dice1d100=6 (6)

アコとの仲良し度 dice1d100=96 (96)

イオリとの仲良し度 dice1d100=59 (59)

チナツとの仲良し度 dice1d100=29 (29)

[15 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 14:35:30]

「お、来たな」
「すみません！お待たせしてしまいましたか？」
「いや、まだ時間には全然余裕があるから大丈夫だよ。寧ろ急かせて悪いな」
「いえ、またあの日のようなご迷惑をおかけするわけには……」
「……まぁ、うん」

　まさに暴動というに相応しいあの日を思い出すと、銀鏡さんも微妙な表情を浮かべた。まさかお弁当であんなことになるとは思っていなかったけど、流石ゲヘナっていう事なんでしょうか。あまり羨ましくはないけど、ここで給食部をしている愛清さんにはより同情の念が浮かんでしまったのは仕方ないと思う。
　最終的には、あの風紀委員長さんが文字通り一掃してしまって事なきを得たけど……その時の冷たい目はいまだに私の脳裏に焼き付いていた。悪い人じゃないと銀鏡さんは言っているけど、私とは多分生きている世界が違うんだ。

「それ重いだろ？持つよ」
「え、いえ、流石にそれは申し訳ないというか……」
「委員長から、できるだけアンタに手間をかけさせるなって言われてるんだよ。毎度のことながら、百鬼夜行から来てもらってるのも大変だろうしな」

　そういって、銀鏡さんは私の持っていたバッグをいくつか持ってくれる。私よりずっと強いのはわかっているけど、年下の子に荷物を持ってもらうのはちょっと恥ずかしいんだけど……軽々と持ってるのを見て、私は言い募るのをやめて厚意に甘えることにした。

「にしても、今日はいつにも増して荷物いっぱいだな」
「あはは……商売繫盛だと思えば嬉しい限りなんですけどね」
「そりゃ……取引先がうちじゃなければな」
「銀鏡さんがそれを言っていいんでしょうか……？」

　治安の悪さはやっぱり自覚ありなんでしょうか。この自治区で治安をある程度でも保っているだけでもすごい方々だとは思いますが……前にその話をしたら、少し苦い顔をされたのを覚えてる。
　私は銀鏡さんとゲヘナ学園の中へと入る。こうしてお弁当の配達の時だけは出入りが許されているけど、最初のころは部外者だと間違われて喧嘩を受けることもしばしばあった。
　そのせいもあって、今は私が来る時間が近づくと風紀委員会から誰かが待っててくれたりする。彼女たちには本当に頭が上がらない。

「げっ。話してたらちょっと遅くなっちゃったな。少し急ごう」
「はい、分かりました！」

[16 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 17:27:32]

「愛清さん。こんにちは」
「あ、ハルさん！こんにちは！」

　私が学生食堂に入って挨拶をすると、忙しそうにしていた愛清さんがニコリと笑って挨拶を返してくれる。相変わらず凄い仕事量だと感心するけど、やっぱり部員増やした方がいいんじゃないかなぁって余計なお世話が頭に浮かぶ。
　でも取り敢えず、今はお仕事を優先しなきゃ。私のバッグを持ってくれていた銀鏡さんが、先に用意されていた大型の机にバッグを乗せる。

「ここに置いておくぞ」
「はい！ありがとうございました！」

　後は注文票の通りにゲヘナの生徒さん達にお弁当を渡していくだけ………うん。それが一番大変なのは分かってるけど。なにぶん、少々うる………活気に満ち溢れた方々ばかりなので、名前を呼んでいくときは頑張って声を張り上げなければ聞こえない事が多いし。
　たまーに何故か爆発音が聞こえますが、その度に銀鏡さんがどこかへ行くので、多分大丈夫です。せっせと調理をしていく愛清さんと、食堂に響くように声を張り上げて名前を呼んでいく私。喧騒の中で互いに忙しい時間が過ぎていく中、当然ではあるけど先に仕事が終わったのは私。
　数回目から持参するようになったのど飴を口に放り込みつつ、私はマスクをして愛清さんに声を掛ける。

「助っ人、入りますか？」
「お願いします！そっちに下ごしらえが終わったものがあるので、いつも通りでお願いしますね！」
「了解です」

　正直、他校の生徒がこう言う事をするのは良くないかもしれないですが。来るたびに必死の形相で調理をしている愛清さんを見ていたら、黙って見ていることは出来なくて。私が声を掛けた時から、たまにこうしてお手伝いに入っている。
　最初は、ここまで大変な仕事をしているのだから、なにか一人でやる大きな理由があるんじゃないかと思って遠慮していたけど、実際料理することも、それを食べて喜んでもらうのも好きだけど、それはそれとしてこの仕事は普通に大変すぎると零していた。実際、料理を作るのが好きな私でも、これは正気の沙汰ではないと思いますが。

[17 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 17:27:44]

「いつもいつもすみません………」
「いえいえ。困った時はお互い様ですから」

　ただ、私が入ったとしても中々にハードな仕事であるのは変わりないけれど。可能な限り早く、味を落とさないギリギリで私のフルスピードで調理を進めていく。

「ハルさん、相変わらず凄く手際がいいですよね」
「えへへ………料理は大好きですから」

　まぁ、それ以外がとことん酷いんだけど。そんな自虐を心の中で呟きつつ、ようやく終わった時にはどちらもくたくた………と言うには、愛清さんは元気な気がしましたが。なんでも、ここから更に給食の配達に行くらしい。すごい。
　ハードすぎる彼女に尊敬の念を抱きつつ、今日のお仕事は終わり。今日は特にトラブルに巻き込まれなくて済んだ異にホッとしつつ、私は帰路についていった。

[18 二次元好きの匿名さん 24/09/10(火) 17:36:19]

なんかフウカと一緒に美食研に拉致られるビジョンが見える！見える！！

[19 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 17:42:11]

>>18

(눈_눈)

[20 二次元好きの匿名さん 24/09/10(火) 17:50:13]

力が弱く、頭もそこまで
スペシャルな神秘も無いが
料理は絶品
そしてゲヘナに居るんだろ
これもう美食だろ

[21 二次元好きの匿名さん 24/09/10(火) 17:52:02]

調理147だからフウカじゃ足元にも及ばないレベルの調理技術か

[22 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 18:25:21]

調理ステータスは味だけではなく手際なども含めた総合のステータスですので、かなり絶品なのは間違いないですが、それでもフウカと比べて彼女側が明らかに味が見劣りし過ぎる、ってほどではないくらいのイメージでお願いします。
フウカもあの量でなければ絶品ですし、ハルは量と味を両立できると言う点では強いね、くらいで。
フウカとは対等の関係で料理の話で盛り上がったりとかしてほしいので…………

[23 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 20:57:10]

百鬼夜行の自治区に帰った私は料理の研究………お料理は好きですが、今日はもう十分作りましたしね。ちょっとゆっくりと帰りましょう。そう思っていた私へ、活気に溢れた声が掛けられた。

「ハル殿ー！！」
「あら？イズナちゃん。こんにちは」
「こんにちは！ハル殿はお仕事終わりですか？」
「うん。イズナちゃんは今日も忍術修行？」
「はい！まだまだキヴォトスいちの忍者になるには、修行が足りませんので！」

　無邪気な笑みを浮かべて答えたのは、忍術研究部のイズナちゃん。忍術って言うのは良く分からないけど、見ているこちらまで元気を貰えるような活力に満ち溢れた可愛い後輩だった。

「ふふ、そっか。頑張るのも大事だけど、怪我には気をつけてね？」
「勿論です！」
「じゃあよろしい！また今度お弁当持って行くから、良かったらみんなで食べてね？」
「本当ですか！楽しみにしています！」

　尻尾をブンブンと振って、とても感情が分かりやすいイズナちゃん。こういう素直な所が可愛くて、後輩だなぁって感じるところでもある。本人にはちょっと失礼かもしれないけど。

「それじゃあ、一旦私も戻らないといけないからここで。またね、イズナちゃん」
「はい！どろん！」

　よく分からない掛け声と共に颯爽と去っていくイズナちゃん。本当に元気いっぱいだ。私ももうひと頑張りしよっかな。

[24 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 21:39:16]

今更過ぎますが、所持してる銃を決めていませんでしたね。自衛すら危うい程に貧弱なので恐らく死に設定になるかもしれませんが、キヴォトスの生徒である以上は持たせておきます。

シンプルな銃種で選びますね。

1．HG　

2．AR　

3．SMG　

4．SR　

5．MG

dice1d5=3 (3)

[25 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/10(火) 21:56:18]

あと、この武力と温厚さでキヴォトスをあちこち回っているのはトラブルに巻き込まれた時が可哀想すぎるので、逃げ足スキルを決めます。補正を付けますけど、理論値が出てもキヴォトスのTOP層相手との鬼ごっことか、大勢の連携で追い詰められるとかの状況は流石に逃げ切れません。あと、状況的にそもそも逃げれないと言うことも勿論あります。

dice1d100=43 (43) +40

[26 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/11(水) 00:03:23]

　一応、対等な鬼ごっこなら割と色んな人から逃げきれそうですね。人数差が激しかったり、相手が車を使ってたりしたら駄目そうですね。


【ゲヘナ自治区】

　今日も今日とてお仕事。でも、今日の注文は少しいつもより大人しめ。ゲヘナの自治区まではお料理研究委員会の車両で向かって、学園までは歩きになる。流石に学園内の駐車場は使えないとか。一応部外者だから仕方ないのかなぁと思ってたら、学園内だと盗難の恐れがあるとか凄い理由だった。ゲヘナ凄い。
　そんなこんなでいつも通りにゲヘナ学園へ到着。銀鏡さんの案内を受けて、食堂へと入った。今日は少ないから………逆に言えば、愛清さんのお仕事が多いのかもしれない。

「では、お弁当を………」
「少々よろしくて？」
「………？」
「げ、お前らは………」

　銀鏡さんがやや焦ったような声を漏らす。あ、なんか不味いのかも。愛清さんの表情が凄い事になってる。そんなことを思っていたら、銀鏡さんがバッと私を庇うように前に出た。

「お、おい！分かってるんだろうな！？この人はうちの生徒じゃなくて、わざわざ呼んで来てもらってるんだからな！？そんな相手に手を出したら………」
「あら、何か勘違いされていらっしゃるようですね。私はあくまでも、美食を求めて来ただけです。まだ何もしていませんよ？」
「まだって言ってるじゃないか！何かされてからじゃ遅いんだよ！」
「え、えっと………」

　………喧嘩を始めちゃった。止めた方が良いんでしょうか。いや、でも巻き込まれたらちょっと………私の身が危うい。私がおろおろとしていると………あ、まずい。ゲヘナの生徒さん達がこちらに来て………あら？銀鏡さんと口論をしている方々の方を睨んでいるような………

[27 二次元好きの匿名さん 24/09/11(水) 00:04:41]

頑張れイオリ

[28 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/11(水) 00:16:35]

「おい、美食のオメーらよ。普段何してっかとかどうでもいいけど、メシの邪魔すんなよ」
「どうでもいいわけないだろ！？」
「そーだそーだ！」
「アタイらのご飯持ってきてる狐ちゃんがビビって来なくなったらどう責任取ってくれるワケ？」
「き、狐ちゃん………？」
「そーだそーだ！」
「アタシらのちょっとした楽しみなんだぜ？特にそいつが厨房に立ったときなんざ、誰がそいつが作った料理を取るか狙って………」
「そーだ、ってバカ！こいつらの前でそんなこと言ったら………！」
「………ふふ。なるほど」
「「「あ………」」」

　これはマズイ。私でも分かる。というか、さっき美食の人たちって言った？もしかして、この人たちあの悪名高い美食研究の………

「そうでしたか。これは、なんとしても………美食を追及しなければならないようですね！」
「あぁもう………！おい、アンタは下がってろ！」
「は、はいぃ………」
「ちっ、てめぇら！アタシらのメシを守るぞ！」
「アタイらのランチを奪わせて堪るかっての！」
「そーだそーだ！」
「な、なんだか違う意味に聞こえますが………！？」

　というか、また大変な事になっています………！？こんな所で喧嘩しないであげてくださいっ！？愛清さんが！愛清さんが死んでおられます！？銀鏡さんや美食の方々も、途中で入って来た生徒さん達も臨戦態勢ですが！？ど、どうしたら………！？



「………」

[29 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/11(水) 00:45:17]

　その時、煌くような音の直後に、美食の方々を背後から襲う弾幕の嵐。一瞬にして黒煙に沈んだ美食の方々を見て、銀鏡さんとゲヘナの生徒さん達やや驚いたような表情を浮かべた。

「い、委員長………」
「はぁ………外部の人間にまで迷惑をかけないでって、何度言えば分かるのかしらね」
「えっと………」
「イオリ。彼女達を連れて行って」
「え？あ、うん………」

　銀鏡さんは困惑した様子でありつつも、どこからか取り出した縄で黒煙から現れた完全に伸びている美食の方々を縛っていく。これで良かったんでしょうか………いや、一番穏便と言えばそうなんだけど………
　そんな事を考えていると、風紀委員長がちらりと私の方を見た。まだ若干苦手意識がある私は、それに驚いて背筋を伸ばしてしまう。

「………はぁ。度々トラブルに巻き込んでしまって申し訳ないわね」
「え、い、いえ………えと、その………元気いっぱいな方々ですね………？」
「………」

　私の返答に、風紀委員長は何とも言えないような表情で私を見る。驚いたような、そうでもないような………まさか、地雷を踏んじゃった………？

[30 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/11(水) 00:46:19]

「………怒らないのね」
「え？」
「私達の都合で遠路はるばるやってきているのに、こうまでトラブルに巻き込まれているんだもの。文句の一つでも出てくるのが当然だと思うよ」
「あー………でも、その………」
「？」
「少しでも、私の料理を食べて喜んでくれる方がいたら嬉しいなぁって………」
「………そう」

　目を閉じて、少し考えるような間が開く。そして、風紀委員長はちらりとテーブルの上に置かれたままのバッグに視線を移す。

「まだ配れてないんでしょう？手伝うわ」
「え！？で、でも………」
「迷惑をかけたお詫びよ。これくらいさせてちょうだい」
「………わ、分かりました」

　そう言って、風紀委員長はお弁当を配るのを手伝ってくれた。ただ、彼女がいるだけで学生食堂の静けさが段違いで、全く声を張り上げないでも声が通る。というか、風紀委員長に至っては名前を呼んでいく彼女の声を聞き洩らしてはいけないと言わんばかりにすぐに来る。
　怖い人だと思っていたけど、ちょっと違うのかも。隣でゲヘナの生徒さん達にお弁当を渡していく空崎さんを見て、ちょっとだけ思った。

[31 二次元好きの匿名さん 24/09/11(水) 10:30:55]

ヒナちゃん優しい

[32 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/11(水) 12:23:13]

追加ステータス

得意度

・お菓子類　dice1d100=45 (45)　+30

[33 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/11(水) 14:59:18]

>>30

「……ということがありまして」

"はは……相変わらず大変だね"

「そうですね……お仕事で行ってるだけの私ですらああもトラブルに巻き込まれるのなら、普段あそこで生活している方々はどうなってしまうのでしょう……」

"まぁ、ゲヘナでは結構それが日常って感じだからね。慣れる……のは難しいかもだけど、そういうものだと諦めるくらいが精神的な負担にならないかも"

「ですよね……」

　分かってはいるんだけど……銀鏡さんや愛清さんのお仕事や心労を増やすのは不本意というか……愛清さんは私と同じように料理が好きで、恐らく内面にもそこまで差がなそうだから特に。

"でも、ハルの料理はおいしいからね。暴動が起きるのもしょうがないよ"

「ほ、褒めているのかそうでないのか分かりません！？」

　まるで騒動の原因を私が作っているというような……は、反論できません。でも、ここでゲヘナからの受注を停止するとなったら、重要な資金も大きく減ってしまいますし、何よりゲヘナの給食部のお二人が……

[34 二次元好きの匿名さん 24/09/11(水) 20:59:39]

うむむ

[35 二次元好きの匿名さん 24/09/12(木) 00:25:16]

保守

[36 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/12(木) 02:18:35]

「うぅ………」
"ごめん。傷つけるつもりはなかったんだけど………"
「大丈夫です………分かっています………はぁ。私は皆さんにご飯を食べてもらって喜んでほしいだけなんですが、上手くいかない物ですね………」

　ご飯を作って、食べてもらう。たったそれだけの事がここまで上手くいかないなんて、少し自信を無くしてしまいます………

"それは違うんじゃないかな？"
「………え？」
"確かに、トラブルは起こっちゃうかもだけど。子供って、好きな事の前にははしゃいじゃうものだからさ。勿論、平和に食べてもらうのが一番だけど………そこまでするってことは、きっと皆ハルの料理に骨抜きにされてるんだよ。また食べたい、凄くおいしいって"
「………」
"少なくとも、ハルの料理を食べて喜ばない人なんていないって断言するよ。こんなにおいしくて、温かみのある味なんだから"

　そう言って、先生はふっと優しく笑う。先生は、その言葉が料理をする人にとってどれだけ嬉しい言葉か考えたことはあるんだろうか。顔が熱くなるのを感じて、私はバッと顔を逸らす。

"あれ、どうしたの？"
「なんでもありません！！」

　自覚無し、と………悪い人です。赤くなった頬を隠すために、私は大きな尻尾で先生の視界を断った。

[37 二次元好きの匿名さん 24/09/12(木) 08:18:38]

ときめきの予感！

[38 二次元好きの匿名さん 24/09/12(木) 19:30:19]

ほしゅ

[39 二次元好きの匿名さん 24/09/13(金) 00:16:58]

ぽ

[40 ◆MFkZOmGqCQ 24/09/13(金) 02:24:06]

　今日は配達のお仕事はお休み。ゲヘナからの注文は、曜日で決まっているから。あの量を毎日配達となると、自治区での活動が疎かになっちゃうし。ただ、最近はゲヘナから受注受付日の日数を増やせないかと打診を受けることも多いのです。
　正直迷ってしまうけど、今のところは流している。資金は今の所十分すぎるほどに余裕があるし、ここでの活動だって大事だから。

「あれ、シズコちゃんから電話だ」

　そんな時、私は後輩のシズコちゃんから電話を受けた。彼女からこの時間に連絡が来るのは珍しい。他の委員の皆に断りを入れて、私は部屋を出る。

「もしもし、シズコちゃん？どうしたの？」
「あ！ハルさん！今空いてます！？」
「え？んー………緊急の用なら開けれるけど、なにかあった？」
「実は、今日ウミカとフィーナが所用でいないんですが、百夜堂の手が回ってないんです！へ、ヘルプ来れませんか………？」

　シズコちゃんはわざとらしく猫撫で声で頼んでくる。勿論、それが情を誘うための物だって言うのは分かっているけど。真面目で頑張り屋さんな彼女がこうやって頼って来るってことは、きっとそれだけ大変だと言う事だろうし、それまでに悩んだに違いない。
　そんな健気な後輩の頼みを断れる程、私は鬼にはなれなかった。

「うん、分かった！すぐに行くね！」
「ありがとうございます！お待ちしていますね！………あ、しょ、少々お待ちくださーい！！」

　最後に聞こえた声的に、本当に余裕が無さそう。私は部屋に戻って、委員のみんなに声を掛ける。

「ごめん！シズコちゃんからヘルプ入ったから、ちょっと行ってくるね！」
「お、シズコちゃんから？あいあい、いってらっしゃーい」
「頑張ってくださいねー」
「うん、ありがと！行ってきます！」

　私は簡単に支度をして外へと向かう。私を呼んだってことは………まぁ、多分厨房を担当する事になるかな？あそこは百鬼夜行でも評判のお店だから、腕によりを掛けなきゃ。