看病する嫁ブライアンが見てえっつう話よ

1二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 20:35:44

「…39度以上か。完全に熱が出たな」
「すまないブライアン…俺としたことが…」
「いや、いい。…トレセンに病欠の連絡をしてくる」

「アンタ、食欲はあるか？」
「…出来れば消化にいいものを食べたいところだな」
「分かった。うどんを作ってくるから少し待ってろ」
「…大丈夫か？」
「平気だ。…今は自分の心配をしておく方がいい」

「ん…うまいな…」
「そうか。…片付けも私がやる。アンタはしっかり寝て養生することだ」
「ああ…そうさせてもらう。ありがとうな、ブライアン」
「…普段アンタに世話になってるんだ。たまにはアンタも、私に頼れ」

「ん…」
「…目が覚めたか」
「ブライアン…？」
「すまん、雑誌を読んでいただけだ」
「いや、それはいいが…まさかずっとここにいたのか？」
「ああ、そうだ」
「日課の散歩に行ってるものかと思ったが…まさかそこまでしてくれるとはな…」
「目を離した隙に何かあったら大事だ。気にすることじゃない」
「そ、そうか…」
「…それに」
「…？」

「いつもこの時間、アンタは遠くにいるんだ。
…今日は、ずっと顔が見える距離にいなきゃ損だろう？」