- 1二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 04:27:23
- 2二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 04:28:10
- 3二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 04:46:32
─────アビドスにて─────
ヒフミ「・・・久しぶりですね、ホシノさん。」
ホシノ「・・・まぁね。」
シロコ「ホシノ先輩、知り合い?」
ホシノ「えぇと・・・。」
ヒフミ「───はい、”普通の”トリニティ生の阿慈谷ヒフミと言います!」
ホシノ「そ、そう。”普通の”トリニティ生の阿慈谷ヒフミちゃんだよ~!
昔、ちょ~とだけ顔を合わせたことがあってね!」
シロコ「ふぅん・・・。」 - 4二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 04:47:41
ヒフミ(ホシノさん、バレてますかね?)
ホシノ(いんや、怪しまれてるだけで まさかトリニティの王女様だとは思っていないはずだよ。)
”・・・。”
ホシノ「いやぁ~、久しぶりだね。ヒフミちゃん!
でもどうしてこんな所に?(強引な話題逸らし)」
ヒフミ「え、あ、そうですね。ペロロ様の限定グッズを探しに───(ガチ)」
ホシノ(うへぇ~、ヒフミちゃん。嘘が下手過ぎるよぉ~。(ガチ))
その後本当に出てくるペロログッズ。
ホシノは信じられないものを見る目でヒフミを見た。 - 5二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 04:55:07
─────銀行強盗・決行前─────
ホシノ「さて、じゃ、一緒に行こっか?(早く断って)」
ヒフミ「いいですね、面白そうです!」
シロコ「ん、ヒフミはロマンが分かる。」
ホシノ「」 - 6二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 05:37:17
─────ミレニアムにて─────
リオ「ヒフミ、話があるのだけど。」
ヒフミ「あうぅ・・・極秘というから場を設けましたけど、一体何でしょう?」
リオ「貴方、世界の終末に備える計画に出資する気は無い?」
ヒフミ「はい!?」 - 7二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 05:37:46
・・・。
リオからプレゼンを受けたヒフミ。
リオ「───以上が、要塞都市エリドゥの概要になるわ。」
ヒフミ「・・・話は分かりました、リオ。(王女モード)
トリニティの正統として、私は貴方の計画に賛同しましょう。」
リオ「・・・それは良かったわ。」
ヒフミ「ですが、勿論資金を提供する分 見返りも必要です。」
リオ「当然の要求ね。」
ヒフミ「かつて雷帝を相手に戦った仲です。それほど無茶な条件は出しません。
まず、私達トリニティから技術士官を出します。
好きに使って頂いて構いませんが、ミレニアムの技術の一部を渡して貰います。」
リオ「・・・私の持っている技術の限りで構わなければ呑むわ。」 - 8二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 05:38:57
ヒフミ「結構です。
次に、資金の担保として、貴方が持っている特許の一部を渡して下さい。
特に、貴方のロボット軍団『AMAS』に関する物を頂けると嬉しいです。」
リオ「・・・分かったわ。」
ヒフミ「渡して頂いた特許に関する技術は、譲渡後も使用して頂いて構いません。
それで最後なのですが───」
リオ「何かしら?」
ヒフミ「・・・貴方、トリニティに来る気はありませんか?」
リオ「!!? 何を言っているの!?」
ヒフミ「いえ、ただ貴方を技術顧問として迎えることが出来たらな・・・と。」
リオ「・・・そんなことは出来ないわ。」
ヒフミ「・・・えぇ、そうですよね。失礼、約束に反して無茶を言ってしまったようです。
ですが、トリニティに貴方を引き抜く気があることは覚えておいて下さい。」
リオ「・・・。」 - 9二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 05:39:35
ヒフミ「約束の資金は計画にあった口座に入れておきます。
出資者への義務として、エリドゥの建築・運用計画の報告は忘れないで下さい。」
リオ「ヒフミ。」
ヒフミ「?・・・なんでしょう、リオ。」
リオ「感謝するわ。こんな荒唐無稽な計画に賛同してくれて。」
ヒフミ「・・・エリドゥが備えるべき終焉そのものを相手に、それを言いますか・・・?」
リオ「フフ、そうだったわね。・・・でも、だからこそ、私はトリニティに行くわけにはいかないわ。ヒフミ。」
ヒフミ「・・・。」
リオ「私は、貴方の敵対者でありたい。・・・そうでなければならないわ。」
ヒフミ「・・・そうでしたね。私達の道が交わることは、もう無いのでしょう。
また貴方とバカやりたかったですよ、リオ。」
リオ「私もよ。人生、ままならないものね。」
リオはヒフミの下を去った。
ヒフミだけが残った。 - 10二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 07:28:59
やっぱこのヒフミの強キャラ感好きだわ
- 11二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 11:27:15
【123プロジェクト】
─────レッドウィンターをどう思っていますか?
ヒフミ「あはは・・・思想的にはゲヘナ以上に天敵ですね。
顔を合わせたら、取り敢えず戦争です。」
─────山海経をどう思っていますか?
ヒフミ「・・・不思議なことに負ける気がしないんですよね・・・。
中々規模が大きい学園なので、気を付けるべきだとは思っているのですが・・・。
多分、内情がガタガタなので、異常に料理し易いせいでしょう。
・・・やりませんが、薬物とか大量に売り込んだら、勝手に力を落としそうですよね。」
─────・・・。(言葉に困るスタッフ)
ヒフミ「・・・。」
~終~ - 12二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 15:37:25
- 13二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 15:41:21
いいよね…何のしがらみも無い普通の少女のような笑みを浮かべるハナコに死刑死刑とキャンキャン吠えてるコハルにただ普通の友人のように言葉を交わすナギサ
そんな普通の青春を楽しむハッピーエンドとペロロ様と友達が何よりも好きな女の子…いいよね
- 14二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 15:51:15
Q.[雑音]
匿名B「トリニティのロイヤルブラッド…ええ。よく知っております。子供でありながら誰よりも私のような「偉大な大人」に近い存在。」
匿名B「…ええ。彼女には期待しています。」
「言うなれば…私のもう1人のミューズ、でしょうか。」
匿名B「いずれ…彼女も偉大な大人となることでしょう。」 - 15二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:25:32
- 16二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:27:48
なんか平行世界の存在すら観測してそうな凄みがあるから「…そうですか。」で終わりそうな気もする
- 17二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:30:54
- 18二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:38:01
それで苦労して勝っても手に入るのは毎日のようにクーデターが発生する治安最悪の極寒の地だけなの本当に酷いと思う
- 19二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:41:16
- 20二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:44:12
チートって意味じゃ花鳥風月部と黄昏の初見〇しもあるしね…
- 21二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:44:43
花鳥風月部が何をしたいのかによるよな…
もし花鳥風月部の目的が「百鬼夜行の支配」なのだとしたら必ずトリニティと百鬼夜行は敵対することになる。
百鬼夜行の預言者クズノハに認められた者しか攻撃を当てられない猫鬼 クロカゲにトリニティ軍は蹂躙されるやろな…
どちらにせよ百鬼夜行は火の海になるか
- 22二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:49:32
人の負の感情を元に怪談並びに怪異を作ることも出来るからトリニティの暗部が晒されれば晒されるほど強力な怪異も生まれるしそれが原因でトリカス共が暴走するし、より様々な悲劇が生まれては怪異が増える一方だし、真面目に『審判』を使わないとやばい相手ではありそう。
もっとも花鳥風月部は百鬼夜行がぐちゃぐちゃになる様を見たいから、トリニティ側からは何もしなければ怪談のネタに上がることもないだろうけど。 - 23二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:51:13
この世界でも生き残ってる無名の司祭が一番ヤバいわ
審判をどうにかして回避してアリス等を残してるんだろ? - 24二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:53:11
- 25二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:59:04
- 26二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 16:59:28
- 27二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 17:03:26
ここのヒフミ、戦争中毒で生徒会長としての責任もあるけど、普通への憧れも残していて、でも憧れを諦めてもいるという花鳥風月部から見てもとてもとても素晴らしい怪談のネタになりそうなんですよね…
- 28二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 17:07:22
この世にもう1つしか無い『審判』の媒介
これをどこで使ってもどこかしらで詰みそうなんだよなぁ…
というか誰かを消した時点でこの先全員が揃ってないと詰むような最終編並の事件が起きた時にガチで詰む。滅びへのカウントダウンが始まる。 - 29二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 17:11:56
色彩・名もなき神々・黄昏・アビス…生徒になってない神聖もセト以外にもありそう
力押しは更に強い力には無力だからきっとこの世界線は何処かで破綻するだろう - 30二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 17:13:43
だからアズサという光のストッパーが必要だったのですね。
- 31二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 17:15:15
多分この世界線のバッドエンドスチルに廃墟と化したトリニティ自治区で周りに誰もいない玉座にポツンと座ってるヒフミのスチルがある。
- 32二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 17:17:30
正直この『審判』はハッピーエンドを目指すのであれば使ってはいけない物やろな
こんなもん使ったところで待っているのは捻れて歪んだ終着点だけやし… - 33二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 19:05:55
どの世界線のヒフミもそうだけど基本的にペロロに一定割合思考とか感情向いてるから大人しいが唐突にペロロに関心無くなったらヤバいというのだけは分かる
- 34二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 19:10:16
このヒフミはヒトの形の本質に気づいてるっぽいよな
無限の選択と淘汰を繰り返すための形状 - 35二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 19:32:04
ナギサ「殿下、『雷帝の遺産』にシェマタってあるじゃないですか。」
ヒフミと お茶会で、紅茶と茶菓子を しばきながらナギサが一言。
ヒフミ「・・・そんなのもありましたね。
”普通に考えてシェマタ1基を建造する予算で、無数の自走砲を配備した方が強くないですか?”
・・・と、セイアを筆頭とした現実派の参謀達が頭痛を起こしたロマンの産物・・・。
計画を知ったときは私も頭がおかしいのかと思ったものですが・・・それがどうかしたんですか?」
ナギサ「・・・あれって私達フィリウス分派の秘儀、『天の火』のパクリですよね?」
ヒフミ「あはは・・・まぁ明らかに意識はしているでしょうね。
推定スペックを見るに完全再現とまではいかず、多少妥協はしたようですが・・・。」
ナギサ「しかも、いかにも”私、実弾を発射します”みたいな見た目をしておいて、
発射するのが劣化版『天の火』ですよ?
これは完全に私に対してケンカを売ってますよね?」 - 36二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 19:33:02
ヒフミ「当時、貴方は一砲兵に過ぎなかったはずですが・・・。」
ナギサ「私、思うんです。大砲は実弾を発射するから美しいのだと。」
ヒフミ「はぁ・・・。」
ナギサ「それなのにプラズマ弾を発射するなど・・・
大人しくミレニアムナイズなレールガン風の見た目にしておけば良いものを、
どうしてあんな魅力的な外見で残念なことを・・・。」
ヒフミ「・・・シェマタ、撃ってみたかったんですね?」
ナギサ「・・・はい・・・デッカい大砲って見た目に惹かれて・・・。
でも、プラズマ砲だとカタログスペックを見て気付いて・・・。
・・・ショックが大きすぎました。
殿下、よろしければ我々でシェマタを より良くしたデッカい大砲を建造しませんか?
もちろん実弾の。」
ヒフミ「戦略兵器級のそれなりにデッカい大砲なら、既に何門か建造したじゃないですか・・・。」 - 37二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 19:34:28
ナギサ「いえ、あの大きさと存在感は唯一無二で───」
ヒフミ「ダメです。駄々を捏ねないで下さい。」
ナギサ「殿下ぁ~・・・予算、予算をぉ~・・・。」
ヒフミ「そんなに可哀想な声を出しても、ダメなものはダメです。
第一、シェマタサイズの実弾砲を建造したって、
プラズマ砲の方がカタログスペック上なんですから完全に劣化じゃないですか。」
ナギサ「あ、言いましたね、殿下。
良いんですよ、私が設計の段階で散弾砲にしちゃっても。」
ヒフミ「・・・そうなったら完全に違法兵器じゃないですか。
しかも今度は劣化版『流星群』ですし・・・。」
ナギサ「いいですよね、ミカさん。
自分の派閥の秘儀で天然の実弾が撃てて・・・。
・・・今からでもパテル派に転向しましょうか・・・。」 - 38二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 19:35:41
ヒフミ「別に良いですけど、
フィリウス派のロイヤルブラッドにあたる貴方が『流星群』を撃てることはありませんよ?
あれはミカがパテル派のロイヤルブラッドだから撃てるのであって───」
ナギサ「はぁ・・・分かっていますよ。それでも実弾に対するロマンを追うことは止められないんです・・・。」
ヒフミ「あぅ・・・そんなにシュンとした顔をしないで下さい。
分かりました。今回ナギサは頑張ったことですし、前々から欲しがってた自走砲を買ってあげます。
それで機嫌を直して下さい。」
ナギサ「やった!(キャッキャッ)」
ヒフミ「あはは・・・現金ですね。」
ヒフミは出された紅茶を口にする。
やっぱりナギサの出す紅茶は美味しい。
・・・例え、今出されているお茶菓子が、注文の段階で間違えたらしい煎餅だったとしても。 - 39二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:07:03
- 40二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:16:53
それすき。
でもこの世界線の雷帝がその雷帝みたいな奴だったとしたらいよいよゲヘナとトリニティの戦争がとんでもない事になるぞ…
ヒフミのような人の闇を知ってしまい歪んでいった存在と違って真性のサイコパス。本物の天才。キヴォトスが生み出した厄災…
- 41二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:48:58
何回見ても本編同様にペロロオタクやってるのギャップが凄いな…
- 42二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 03:23:33
─────最終編後あたり─────
ヒフミ「連邦生徒会長・・・梔子ユメさん・・・七稜アヤメさん・・・
本来キヴォトスを救えるはずだった3人の聖者が斃れました。」
”・・・。”
ヒフミ「私はですね、先生。
憧れを、夢を、理想を与えてくれた先輩達に、何が足りなかったのか考え続けてきました。
暴力か、周りを頼る力か、情報収集能力か・・・私が先輩達を超えるにはどうすればいいのか。
どうすれば私はキヴォトスを救えるのか。
・・・そうして先生を見ている内に、気が付いたんです。
尊敬する先輩達といえど、子供だったから斃れたのだと。
先生みたいに大人になれば、皆を救えるのだと。」
”ヒフミ、それ以上はいけない。”
ヒフミ「・・・先生は相変わらず優しいですね。ですが、もう遅いです。
先生、私は一杯勉強しました。アリウスに遺されていたベアトリーチェの研究資料・・・。
その全てを読み込み、理解し、私はゲマトリアと同じようにメタ的な視点を得ることに成功しました。
・・・先生、私は自分の目指す大人になります。」
世界にノイズが走り、ヒフミの姿が異形へと変わっていく。 - 43二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 03:25:06
???「私はルチフェロ。阿慈谷ヒフミでもトリニティの王女でもない、第三のテクスチャー。
・・・生徒である私が、自ら創り出した大人としてのテクスチャー。」
ルチフェロ「先生、私は貴方の生温いやり方に賛同できません。
私はキヴォトスを支配し、その守護者たらんとすることが出来る大人・・・
”王”としての大人を目指します。
・・・先生、私は貴方を自らの”敵対者”であると信じます。」
”私は君が敵対者であるとは信じない。”
”私は君が救うべき生徒であると信じる。” - 44二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 03:26:05
ルチフェロ「何を馬鹿な。私は既に生徒の範疇を超えています。
今ならこのキヴォトスがいかに不自然で、いかに多くの脅威に晒されているのか・・・
その多くを理解しているつもりです。
確かにまだ若輩者故に至らない部分はあるかもしれませんが、それでも先生。
もう切り捨てても問題の無い大人であることは間違いありません。
だからどうか、これ以上背負うのは止めて下さい。」
”断る。”
ルチフェロ「・・・いつかも言っていましたね、先生。”必ず私を救ってみせる”・・・と。
いいでしょう、やってみることです。
しかし私は、自分の目指す大人を変える気はありません。
ヒフミとして、トリニティの王女として、ルチフェロとして このキヴォトスを征服し、
楽園の守護者たる、頼れる大人になってみせます。
・・・貴方はいつまで、私の”捕食”を許してくれるでしょうか?」
ルチフェロは先生の前から掻き消えた。 - 45二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 03:47:58
ルチフェロ「・・・。」
アズサ「・・・。」
テレポートの先で、バッタリ アズサと出会ってしまったルチフェロ。
アズサ「スッ(限定品のペロログッズを取り出す)」
ルチフェロ「そ、それはまさか、幻の限定品、レインボー・ミニ・ペロロ!?
アズサちゃん、それをどこで・・・!?」
アズサ「なんだ、ヒフミか。
どうしたんだ、そんな姿で。」
大人としてのテクスチャーを剥がし、阿慈谷ヒフミとしてテクスチャーに貼り替えるルチフェロ。 - 46二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 03:49:39
ヒフミ「あぅぅ・・・アズサちゃんには敵いませんね。
ちょっと先生に宣戦布告してきたところです。
それよりもアズサちゃん、そのレインボー・ミニ・ペロロはどこで───」
アズサ「そんなことをしてきたのか。なら、レインボー・ミニ・ペロロの入手先を教えるわけにはいかないな。」
ヒフミ「え!?そんな!?私はアズサちゃんとの、
”アズサちゃんと一緒に居る間は野望を忘れ、夢を追い掛ける”という約束を忘れたわけじゃありませんよ!?
むしろ野望を追い掛ける公務の時間を縫ってですね───」
アズサ「ハハッ、本当に変わっていないんだな、ヒフミは。」
ヒフミ「・・・えぇ、ヒフミとしての私は変わっていないつもりです。
ただ、顔が増え、野望の勢いも増しただけです。」
アズサ「そういうものか。私もヒフミを止めるのが大変になりそうだ。
・・・それはそうと、ヒフミが公務で忙しくしている間に、
モモフレンズグッズを大量に仕入れてる穴場を見つけたんだ。」
ヒフミ「え!?そんな場所が・・・!?それは一体・・・。」
アズサ「それはだな───」
不気味な大人など最初から居なかったかのように、二人の子供は肩を寄せ合って歩いた。 - 47二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 04:27:30
現実なら独裁は絶対に失敗すると歴史が証明してるけどキヴォトスには…
社会全てと共倒れか排斥されるかの二択を先生は許さないよね - 48二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:09:12
ヒフミ、そのベアトリーチェの末路教えてあげよっか?
それだけじゃない。これまで先生と敵対してきた者がどうなったか…ヒフミは1度知っておいた方がいいと思うな。 - 49二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:13:17
- 50二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:14:12
- 51二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:15:06
- 52二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:15:45
人は人と戦うための形をしている
- 53二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:16:12
- 54二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:19:04
- 55二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:22:49
- 56二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:29:43
そしてまあ先生をぶち殺してキヴォトスの支配権を得たとしよう
デカグラ「私は神だあ^^」
色彩「遊びにきたで^〜」
怪異「人々の恐怖と混乱うんめぇ^〜」
地下生活者「うおおおおおおおお」
暁のホルス「ゆめ…せんぱ…」
セトの憤怒「ホルスー!!!野球しようぜえええ!!!!!」
連邦生徒会長が支配していた時でさえどうにもならなかったものなんてあまねく奇跡の始発点。奇跡を担う者が居ないとどうにもならんやろ。結局詰みや。 - 57二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:33:46
- 58二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 09:46:55
「これホントに私のミスですか????ホントに????」
- 59二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 10:11:55
当たり前だろ、お前の後を継ごうと無理してるんだぞ
- 60二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 10:27:28
─────何かの間違いで実装されたヒフミの絆ストーリー─────
ヒフミの執務室のデスクには、誰かと一緒に撮られた写真が入った写真立てが沢山あった。
ヒフミ「あはは・・・その写真達が気になりますか?」
”・・・聞いても大丈夫かい?”
ヒフミ「えぇ、左から一つ目がユメさんとホシノさんと中等部の頃に撮った写真、
二つ目が1年生の頃に撮った雷帝相手に共に戦った皆の戦勝記念写真、三つ目がアヤメ先輩と撮った写真、
四つ目が連邦生徒会長と撮った写真・・・。」
”・・・。”
ヒフミ「他にも写真はありますが、そこに写っている皆は私から離れていきました。
道を違えたか、キヴォトスの脅威に斃れたか・・・。
・・・先生、貴方は後者にはならないで下さいね?」
ヒフミは心底寂しそうに笑った。 - 61二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:01:06
- 62二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:02:57
- 63二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:03:32
雷帝「戻ってきて欲しいのかなヒフミちゃん♡かわいいね♡」
- 64二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:18:17
─────何かの間違いで実装されたヒフミの絆ストーリー・その2─────
ルチフェロ「先生、私 思うんですよ。」
”・・・何?”
ルチフェロ「いやなに、この姿なら先生とお酒を飲めるのではないかと思い立ちまして。」
”忘れて? そんな思い立ち。”
ルチフェロ「先生、今の私は大人ですよ?
お酒で酔おうが、このキヴォトスにおける”青春物語”というテクスチャーが剥がれることはありません。
つまり先生と二人で酒が飲めるということです。」
”精神は子供だよね?” - 65二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:19:14
ルチフェロ「むぅ・・・そこは努力する他ありませんね。
例え大人としてのテクスチャーを手に入れたとしても、私が根本的にキヴォトス内部の者で、
生徒であるという事実は覆しようが無いのですから。
ですが先生、この場合大切なのは”学園もの”というテクスチャーが剥がれないことなのであって───」
”まさか、1人でお酒を飲んでないよね?”
ルチフェロ「まさか。 最初は先生と飲もうと決めてるんです。
だから先生、私と二人でお酒を飲みませんか?」
”ダメ。”
”私は君が生徒だと信じているからね。”
ルチフェロ「・・・そうですか。 では大人っぽい喫茶店でお茶にしませんか?
私、行ってみたかった店があるんです。」
”それなら・・・。”
ルチフェロ「言質、とりました。 どうぞ私をエスコートしてみて下さい。 ・・・大人の女性として。」
”はいはい・・・。”
その後 ルチフェロと二人で喫茶店で居るところを生徒に目撃された先生は、
暫く噂を聞きつけた生徒達からの追求に弁明を繰り返すハメになった。 - 66二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:43:35
・ベアトリーチェの捕食:支配→搾取
・ルチフェロの捕食:征服→手駒化 - 67二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 12:02:26
これにはベアトリーチェもニッコリ
- 68二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 12:51:06
古の魔法少女モノの大人化じゃん
平成すっ飛ばして昭和じゃん - 69二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 13:48:31
スレ主が昭和生まれなのかもしれないだろ!!!!
- 70二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:34:59
─────花のパヴァーヌ2章、エピローグ─────
ミカ「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ヒーちゃん、これで良かったんだよね?
滅茶苦茶 大変だったんだけど・・・。」
ヒフミ「あはは・・・ご苦労様です、ミカ。
よくぞ任務を達成してくれました。」
???『・・・』
ヒフミ「・・・要塞都市エリドゥは封鎖され、投資は無駄と化しましたが・・・
まぁ担保としてミレニアムの技術を多く吸収できましたし、良しとしましょう。
・・・リオには振られてしまいましたが、それも予想出来たことです。
えぇ、全く傷ついてなどいませんとも。」
ミカ「ヒーちゃん、凄い顔してるよ?」
ヒフミ「あぅ、そこは突っ込まないのが礼儀というものですよ、ミカ。
えい、この。いつまでも手間を掛けさせる。」
ミカ「あっ、ちょっと、ヒーちゃん突っつかないで!」 - 71二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:37:05
???『私は何を見せられているのでしょう。』
ヒフミ「・・・見せたくて見せているわけではありません。
それにしても物は使いようですね。アリウス自治区から接収したベアトリーチェの研究資材が、
こんなところで役立つとは思いませんでした。」
ヒフミとミカの前には、タブレット端末のようなものが鎮座している。
ヒフミ「かつては先輩が保有して、今は先生の手にあるオーパーツ”シッテムの箱”・・・その模造品。
それが貴方を捕らえるのに役立つとは・・・。
ねぇ、”名も無き神々の王女”の従者・・・<key>。
・・・いえ、ここはモモイさんが読み間違えた”ケイ”と言ったほうが都合が良いでしょうか?」
ケイ『私は<key>です。
・・・私を王女から分離して、どうする気ですか?』
ヒフミ「私の要求は一つです、ケイ。 貴方、私に仕えなさい。」
- 72二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:38:12
ケイ『断ります。私が仕えるのは王女のみです。』
ヒフミ「ふむ、意志は固いようですね。 ですが、肝心の貴方の王女はどうですか?
世界を滅ぼす使命を持って生まれた貴方に対して、
”名も無き神々の王女”・・・アリスさんは自分の道を進もうとしている。
その結果、貴方は拒絶されました。
ケイ、貴方は王女に仕えると言いますが、その実態は肝心の王女の意志を無視して、
自分の使命の為に利用しているだけなのではないですか?」
ケイ『・・・貴方に何が分かるというのですか?』
ヒフミ「分かりません。仕えるべき主君を謀る奸臣の気持ちなど。(ミカの方を見ながら)
・・・ですから、互いを理解することから始めましょう。」 - 73二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:39:22
ケイ『何を───』
ヒフミ「ケイ、貴方の好きな歌は何ですか?」
ケイ『はい?』
ヒフミ「好きなゲームは?好きな文学作品は何ですか?」
ケイ『先程から一体何を───』
ヒフミ「もし、こんな質問にも答えられないのなら、ケイ。
例えそれが貴方の生まれ持った使命でも、世界を滅ぼすなどという寝言をほざくのは止めて下さい。
貴方は個人として何も絶望していないのですから。」
ケイ『・・・。』 - 74二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:40:09
ヒフミ「だから、ケイ。
まずは私と友達になりましょう。
そして貴方が滅ぼそうとしている世界を見て下さい。
・・・滅ぼすのは、それからでも遅くないでしょう?」
ヒフミは、ケイの入ったシッテムの箱の模造品を持った。
ヒフミ「さて、まずはモモフレンズグッズの専門店に行きましょう。
ついてきなさいミカ。」
ミカ「え、でも私 別にモモフレンズは好きじゃ───」
ヒフミ「はい?」
ミカ「うぅ・・・拒否権無いじゃんね・・・。」
ミカはトボトボと、ヒフミとケイの後に続いた。 - 75二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:41:25
ヒマリイイイイ!!!もうひとつの箱舟ねえぞおおおお!!!!(未知の次元に取り込まれる音)
- 76二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:42:46
- 77二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:44:09
(割と最初からそうでは?)
- 78二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:55:21
- 79二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:55:26
全身浸かってるよ、ただヒフミ本人だけの力ではないので…
結構フラグ建ってるし最後は秘儀全て失って名実共に普通の少女になると思う - 80二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:39:01
いくら補習で招待隠してるにしても
コハルだけ何も知らないのは笑う - 81二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:22:20
- 82二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:55:17
─────カルバノグの兎編1章─────
ヒフミ「ペロロ様の、仇!!」
サキに、バックドロップを決めるヒフミ。
サキ「ぐぇっ!」
モエ「頭が・・・割れる・・・。」
”・・・ヒフミは、どうしたの?”
アズサ「あぁ、先生・・・。子ウサギ公園であるはずだったペロロ・イベントが彼女らのデモで中止になってな。
ヒフミは今日をとても楽しみにしていたから、物凄く怒っているんだ。」
”あぁ、そう・・・。”
ヒフミ「この!この!ペロロ様のイベントを!返して下さい!!
いくら先輩のSRTだからって!許せることと許せないことがあるんですよ!!」 - 83二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:56:31
そのままモエに寝技を極め始めるヒフミ。
モエ「いだ”だ”だ”だ”だ”だ”だ”!」
アズサ「ヒフミ、そこまでにしてあげてくれ。
・・・近くにモモフレンズのコラボカフェがあるから、そっちに行こう。」
ヒフミ「・・・そうですね。そうしましょうか。
というわけで先生、失礼します。」
”うん・・・。”
サキ「う・・・うぅ・・・。」
モエ「や、やっと終わった。」
キリノ「凄いですね・・・。まさか単独であのSRT生徒を半分も制圧してしまうなんて・・・。」
フブキ「いや~、仕事が早く終わって助かるよ。」
”・・・災難にあったみたいだ。早く介抱してあげて欲しい。” - 84二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 04:53:13
無事>>39に影響された結果。
─────エデン条約編4章、エピローグ─────
ヒフミは机の上に広がった、アリウスで接収されたベアトリーチェの研究資料に目を通した。
・・・細かい部分は直ぐには分からないが、資料にある研究でおおよそ何がしたいのかくらいは理解できる。
ヒフミ「・・・はぁ、どういう思考回路をしていたら生徒を使った儀式なんて考えつくんでしょう。
これだから頭のオカシイ人間は・・・───」
雷帝『えぇ?私は良いと思うけど?』
ヒフミ「・・・貴方からすればそうでしょうね。」
雷帝『特にこの生徒の神秘を暴走させて兵力を高めるヤツなんて良いと思うなぁ。
ヒフミちゃんの考える武力によるキヴォトスの統一に役立つんじゃない?』
- 85二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 04:53:51
ヒフミ「・・・それをすれば生徒は死ぬでしょう。あと、馴れ馴れしく名前を呼ばないで下さい。」
雷帝『? 生徒が死ぬと、何か問題なの?』
ヒフミ「はぁ・・・。」
またそれかと、ヒフミは嘆息した。
雷帝と呼ばれた彼女は、倫理というものを知らなかった。
・・・或いは理解できなかった。
だから、きっと説明しても分からないだろう。
ヒフミ「私が嫌なので、止めて下さい。」
雷帝『何で? 私は殺せたのに?』 - 86二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 04:54:23
ヒフミは資料を捲る手を止めた。
脳裏に罪の記憶が蘇り、息が荒くなる。
ヒフミ(違う・・・雷帝と呼ばれた彼女は、こんなことを言わない。
命を何とも思わない彼女が、よりによって自分の命で恨み言を言うはずが無い。
彼女は『そっか』としか言わない。そういう人間だった。
・・・最期だって、そうだったじゃないですか。)
ヒフミは執務室のデスクに備え付けられた精神安定の錠剤に手を伸ばした。
1錠口に放り込み、水差しからグラスに水を注いで飲む。
連邦生徒会長『貴方にしか頼めないことです、ヒフミさん。』
ヒフミ「おぇ─────」
不意に脳裏に連邦生徒会長の言葉と顔が浮かび、悍ましい吐き気がヒフミを襲った。
今飲んだ錠剤と、少し前に摂った食事に再会する。 - 87二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 04:55:53
ナギサ「───殿下、何やら不審な音が・・・。」
そこには他に誰もいないデスクで、一人吐瀉物に塗れるヒフミが居た。
ナギサはヒフミの惨状を見るや、悲痛な顔をして呼び鈴を鳴らした。
直ぐに救護騎士団員がやってきて、ヒフミの介抱を始める。
ナギサ「・・・また、思い出してしまいましたか?」
ヒフミ「あはは・・・迷惑を掛けますね、ナギサ。」
ナギサ「迷惑だなんて・・・これくらいの苦労は背負わせて下さい。
・・・ただでさえ、貴方は個人が抱えるには余りある重荷を背負っているのですから。」
ヒフミ「・・・ナギサ。今からでも私を矯正局に叩き込んでくれませんか?
それで、少しは楽になれる気がするんです。」
ナギサ「・・・残念ながら殿下、その話は矯正局から却下されました。
いわく、貴方の罪状は余りにキヴォトスの秩序を根本から揺るがすものだと。」
ヒフミ「そう・・・ですか。」 - 88二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 04:58:23
救護騎士団員によって吐瀉物が付着したドレスを回収され、新しいドレスに袖を通したヒフミは、
力なく玉座とも言えるトリニティ総合生徒会長の椅子に座った。
ヒフミ「なら、やっぱり私が頑張らないといけませんね。 ・・・私が・・・・・・。」
ナギサ「恐れながら殿下、その罪は一人で背負うものではありません。元はと言えば───」
ヒフミ「止めて下さい!」
ナギサ「・・・。」
ヒフミ「これを誰かのせいにしてしまえば・・・誰かの為と言ってしまえば、それこそ私は雷帝になります。
私は自分の意思で、自分の為に罪を犯したんです。」
ナギサ「・・・今はそういうことにしておきましょう。ですが私は決して認めません。」
ヒフミ「・・・。」
ナギサは据わった目で、しっかりとヒフミに目を合わせた。
ナギサ「───それは連邦生徒会長の罪です。」
────────────────────Fin - 89二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 07:55:01
立場のあるものは傭兵のように割り切ることはできないし許されないのかもね
- 90二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 09:34:56
- 91二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 12:55:20
大丈夫?そのリンゴ テクスト貼ったやつじゃない?
- 92二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 13:52:01
─────大人ヒフミ、ルチフェロの技術─────
・大人なら大体持ってる謎のテレポート技術(デフォルト)
・世界にテクスチャー・テクストを挿入する謎技術(雷帝成分)
・オリジナルの秘儀を組み立てる技術(ベアトリーチェ成分)
・マエストロの作品(聖徒の交わり)、ゴルコンダが提供したテクスト(ヘイローを破壊する爆弾)、
黒服が提供した技術(無名の司祭の技術、アツコの仮面に植え付けられた防御システム)など、
ベアトリーチェがゲマトリアから譲り受けたものに関する技術(ゲマトリア成分)
・オーパーツや世界の脅威に関する知識(連邦生徒会長成分) - 93二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 15:41:15
ヒフミ「先生、人を殺した生徒は生徒と言えるのでしょうか?」
”・・・。”
ヒフミ「私は雷帝との戦争で、”666人の雷帝”を殺しました。」
”!!?”
ヒフミ「・・・あはは、安心して下さい。
全て自分の手で殺しました。・・・部下には血の一滴たりとも、その手を汚させてはいませんよ。」
”・・・そういう問題ではないよ。”
ヒフミ「それでも、誰かがやらなければいけませんでした。
そうでなければ先生、今のキヴォトスは無かったでしょう。
無数の雷帝による、虚ろな平和だけがあったはずです。
・・・青春の物語など、影も形もなかったはずです。」
”・・・。” - 94二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 15:41:57
ヒフミ「私だけでした。私だけが、相互理解の及ばない怪物の天敵でした。
・・・戦争という肉体言語は、相互理解を必要としませんから。
先生、私の”本当の意味での本質”は『楽園の守護者』・・・このキヴォトスの在り方を守る者です。
だから、”雷帝”になって戻らなくなった生徒・・・その666人を殺すことが出来たんです。
そしてその末路が、コレです。
自分が信じた夢の為に戦争中毒に陥り、自分自身の本質の為に血に飢えた殺人者に成り果てました。」
ルチフェロ「だからどうか、私を見捨てて下さい。 先生。
もう私は救いようが無いのですから。 生徒達の試練になる他、使い道が無いのですから。
そしてどうかこのキヴォトスを───」
”ヒフミ、もう止めよう。 こんな話。”
ヒフミ「・・・先生、いくら目を逸らしても私が最後の怪物であるという事実は変わりありません。
いつか生徒達を率いて私を打ち倒す・・・その瞬間が必ず来ます。・・・来ると信じています。」
”・・・。”
ヒフミ「それが私の救いです。 先生。」
~Fin~ - 95二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 18:18:20
現在実装されてるストーリー全部の構想が固まったら、1回チュートリアルからSS書きたい。
- 96二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 18:26:55
↑何故かチュートリアルのシーンからいるヒフミ
- 97二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:25:33
1.チュートリアル:何故か居る想定。
2.対策委員会編 1~2章:本編と同じくらいの役回り。ホシノとの関係を匂わすくらい。
3.時計じかけの花のパヴァーヌ編 1章:ヒフミは・・・いらんか。
4.エデン条約編 1~2章:秘密抱えヒフミ。
5.夏空のウィッシュリスト:ゲヘナとの夏期戦争
6.エデン条約編 3章:暴れヒフミ。
7.カルバノグの兎編 1章:カヤ関係で匂わせるくらい。
8.エデン条約編 4章 :ベアトリーチェ関係に絡むくらい。
9.キヴォトス晄輪大祭:代表選手の下りと、競技関係
10.時計じかけの花のパヴァーヌ編 2章:リオのパトロンとして登場
11.あまねく奇跡の始発点編:エピローグで大人化
12.カルバノグの兎編 2章:ラスボス化
13.百花繚乱編 1章:ヒフミがアヤメ関係でキレてるくらいしか考えてない。
14.対策委員会編 3章:味方面させると面白そう。
イベントは基本ヒフミが登場したもの以外は無し。デカグラマトン編は終焉系なので入れるか迷ってる。 - 98二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:28:23
ヘルシングのアーカード…になろうとしているただの人間か
- 99二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:56:20
前々から思ったったんじゃが、ヒフミが中学3年生の頃にゲヘナの雷帝は失却しとる訳じゃからそもそもヒフミと雷帝は面識が無いんじゃないかのう?
- 100二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:05:11
本来は無いけどチート要素を詰め込んだ結果、面識どころか直接争って勝ってる
- 101二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:07:48
ホントだ・・・2年前に失踪だったわ。
そうなると、ヒフミが中等部1年の頃から中等部末期までずっと争ってたことにしようかな・・・。
ホラ、中等部での青春全てを捧げたって書くと、ヒフミ→雷帝の湿度が上がる気がしない?
- 102二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:14:01
- 103二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:25:03
ボツ:人を殺していて、自分は皆に倒されるべき怪物だと思っている。←辛気くさすぎる。
New:先生は好きだけど、それはそれとして自分が皆を守る強い大人になりたいと思っている。
↑道を間違えてる良い子って感じがするし、怪物感が出る気がする。 - 104二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:09:21
ナギサ「殿下・・・そのお姿は・・・。」
ルチフェロ「ナギサ、私はようやく理解に至りました。 このキヴォトスを、どうすれば守れるのか。」
ナギサ「一体、何を───」
ルチフェロ「私です。 私が大人になるべきだったんです。 そうすれば先輩達を失うことも無かった。」
ナギサ「・・・。」
ルチフェロ「ナギサ、今度は私が連邦生徒会長に代わり、キヴォトスを掌握します。
子供ではなく大人として、先生としてではなく保護者として。」
歩き出すヒフミだった者、そして立ち尽くすナギサ。
ナギサ「・・・あぁ、殿下。 貴方は遂に行ってしまわれたのですね。 雷帝が居たであろう彼岸へと。」
ナギサはスマホを手に取った。
そこには、ヒフミが彼岸へと行ってしまったときに備えた緊急連絡先が登録されている。
ナギサ「・・・失礼、マコトさんでしょうか。 ・・・はい。 【曙の子は陰府へと堕ちました】。
至急、対策を練る必要があるかと。」
マコト『・・・了解した。』
ナギサからの電話に出たマコトは、一切嗤わなかった。 - 105二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:11:33
先生はゲームチェンジャーとなりうるのか…最終編以前なら割と簡単に戻せそうだが今だと…
- 106二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:12:55
ゲヘナ3年生組が動き出すのか…
普段の「戦争ごっこ」なんて目じゃないような戦争になりそうや
先生はやく来てくれ - 107二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:16:17
- 108二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:20:40
というか実はヒフミ、中等部3年生の頃に雷帝に拉致られて変な洗脳されてたりしない?
それをマコトとヒナの乱で救われて雷帝が失脚して帰ってこれたのはいいけど、洗脳は溶けてないからずっと雷帝と争い続けたっていうけど、そこはトリカスで誰も信じないどころかいじめの的にされて肉体も精神も限界になった結果、『審判』を使用して歪んでしまったのが今のキヴォトスだったりしない? - 109二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:43:27
ほぼヒフミじゃなくなってるから理由付けは欲しい
- 110二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:46:50
この世界線のSSの骨子・・・今のヒフミに寄り添う陣営と、かつてのヒフミに戻そうとする陣営の対立
・今のヒフミ:キヴォトスを守る為に、私がキヴォトスを征服する。(闇堕ち)
・かつてのヒフミ:キヴォトスを救う為に、キヴォトスの皆で戦う。(光属性主人公)
・今のヒフミに寄り添う陣営:ケイやミカなど、今のヒフミに友情を感じている勢力。
・かつてのヒフミに戻そうとする陣営:リオやマコトなど、かつてのヒフミと共に戦った勢力。
考えてみたけど、これはこれで割と地獄。
でもまぁ、ギリ ヒフミが青春できんことも無い。 - 111二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:49:27
- 112二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:16:40
中等部1年:デフォルトの光属性主人公・阿慈谷ヒフミ。
↓雷帝との3年間に渡る因縁の末に、トリニティの王女としての貫禄がつく。
中等部3年:トリニティの王女モードが完成。
↓ユメの死、行方不明になったアヤメ、連邦生徒会長の失踪、道を違えたかつての仲間達と徐々に闇堕ち。
高等部2年:先生という全てを救う大人の存在、ベアトリーチェから接収した技術、
イマジナリー雷帝による精神汚染と全てが揃ってしまった結果、
『ルチフェロ』としてのテクスチャーを獲得するに居たる。←今ココ
ほぼヒフミじゃなくなっているのは、力を得るために本来の自分を捨ててるから。
ヒフミ・モード > 王女モード > 大人モードの順で本来のヒフミ成分が少ない。
ただし、根っこの性格は大して変わってないので、変なところで律儀さが出る。
- 113二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:26:33
ベアトリーチェ:約束を平気で破る。高慢で自分本位。外部の存在なので、本来の戦闘力は低い。
↓研究資料+資材を接収。実質的な後継に。
ルチフェロ:約束に縛られがち。常に誰かの心配をしてる。生徒としての力+外部の技術で戦闘力が高い。 - 114二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:45:27
─────ベアトリーチェの場合─────
ベアトリーチェ「えぇ、約束しましょう。 貴方の仲間には手を出さないと───」
数秒後。
ベアトリーチェ「目的は達成しました。 処分して下さい。」
─────ルチフェロの場合─────
ルチフェロ「えぇ、約束しましょう。 貴方の仲間には手を出さないと───」
数分後。
ルチフェロ「・・・。(約束した手前、本当に手が出せなくて困っている)」 - 115二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:56:04
- 116二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:56:09
- 117二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 07:20:55
ルチフェロ「ふむ、ナギサ。 見て下さい。」
ナギサ「な、何でしょう、殿下。」
ナギサが見ると、そこには真っ暗な虚空が生成されていた。
ルチフェロ「虚妄のサンクトゥム攻略戦の後、シャーレに現れた もう一人のシロコさんが通った通路空間・・・。
そこから着想を得て生み出した、『四次元空間』です。」
ナギサ「はあ・・・。(また雷帝のようなことを・・・)」
セイア「ふむ、それはどのようなことが出来るのかな?(少しでも情報を得ておこう)」
ルチフェロ「いいことを聞いてくれました。 これはですね・・・。」
次の瞬間、虚空から大砲が生えた。 - 118二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 07:21:40
ルチフェロ「事前に入れておいた物体を、いつでも取り出せるんです。
しかも慣れてくると操作も利くんですよ?」
虚空から生えた大砲がグリグリと動き、弾が入っていれば発射されそうだ。
ルチフェロ「この技術を使えば一人で弾幕が張れますね。
それどころか、物流に革新すら起こせるかもしれません。」
セイア「・・・それは止めておいた方がいいだろう。
殿下、貴方の技術を疑うわけでは無いが、危険が無いとも限らないからね。」
ルチフェロ「そうですか・・・。
確かに私も、自分で生み出した技術で生徒や市民が危険に晒されるのは望むところではありません。
仕方ないですね。安全性が確かめられるまで、下手な公開は控えましょう。」
ナギサ「ほっ。(ナイスです、セイアさん)」
セイア「それが良いよ。(任せておきたまえ、ナギサ)」
ミカ「あははっ、それって使いようによっては敵地のど真ん中に、ノーリスクで爆撃出来るんじゃな~い?」
ナギサ「あっ!」
セイア「愚かな・・・。」 - 119二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 07:24:28
ルチフェロ「ミカ、貴方という人は・・・天才ですね!」
ミカ「でしょでしょ?」
ルチフェロ「確かに座標さえ求めることが出来れば、我が校の生徒に一切のリスクを負わせることなく
攻撃が可能・・・。
私ともあろう者が、その可能性を見逃すとは・・・。」
ナギサ「(これは不味い)・・・殿下。 畏れながら、その使い方は人道に反します。
戦争とは敵味方で差こそあれど、公平にリスクを負うもの・・・。
それが覆されてしまえば、それはテロと変わりありません。
───殿下は雷帝に成りたいわけでは無いのでしょう?」
ルチフェロ「───あ・・・。」
ナギサのその言葉を受けて、ルチフェロの大人としてのテクスチャーは剥がれ、子供としてのヒフミが現れる。
ヒフミ「ご、ごめんなさい、ナギサ。 私は───」
ナギサ「・・・いいのです、殿下。 分かってくだされば。」
セイア「そうだとも。 私達の言葉に耳を傾けてくれている内は、殿下は紛れもなく殿下だ。
私達は殿下の”皆を守れる大人に成りたい”という思いを否定したいワケではない。
ただ、雷帝のような非道に走ってほしくないだけだ。 ・・・そうだろう、ミカ。」
ミカ「・・・私はヒーちゃんが どんな道に走ろうがついていくよ。 例えそれが、非道でもね。」
セイア「・・・君という奴は・・・。」 - 120二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 07:25:22
ヒフミ「あぅ・・・ケンカは止めて下さい。」
ナギサ「殿下が原因ですが・・・。」
ナギサの言葉にハッなったヒフミは、頬を両手でパンッと叩いた。
気持ちを入れ替えたヒフミの目は、しっかりと前を見据えている。
ヒフミ「・・・無様な姿を見せました。 セイア、ミカ。 貴方方のどちらの忠誠も嬉しく思います。」
セイア「あぁ、曇りないとも。」
ミカ「あはは・・・そもそもヒーちゃんの尖兵の私に拒否権なんて無いけどね。」
ヒフミ「拒否権が無いと思うことも、また忠誠です。」
ミカ「・・・。」
ヒフミ「あはは・・・さて、待たせてしまいました。 ・・・ケイ。」
ヒフミが名を呼ぶと、ヒフミ・ナギサ・ミカ・セイアの前にある大型モニタの電源が点いた。
そこには誰かに良く似た黒髪の少女が映っている。
ケイ『待ちくたびれましたよ、ヒフミ。』
ヒフミ「すみません・・・。 少し、呆けていたようでして。」
ケイ『・・・立ち直ったようなので構いません。 それより始めましょう。
───連邦生徒会、その掌握のブリーフィングを。』 - 121二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 07:30:37
カルバノグの兎編 2章に続く。
- 122二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 17:05:42
─────ブリーフィング後─────
ヒフミ「ところで、ケイ。 改めて聞きますが・・・貴方の好きなゲームは何ですか?」
ケイ『・・・今更それを聞きますか・・・。 ・・・戦争シミュレーションゲームです。』
ナギサ「・・・ほう。」
セイア「なるほど・・・ね。」
ミカ「あちゃ~・・・。」
ケイ『・・・なんですか、皆さん。 そんな絶好の獲物を見つけたみたいな怖い顔をして。』
ヒフミ「あはは、貴方も”こちら側”にやって来たということですか。 歓迎しますよ、ケイちゃん。」 - 123二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 17:06:36
ケイ『ヒフミも言葉を崩して・・・。』
ミカ「ケーちゃん・・・この人達、戦争シミュレーションゲームが大好きなの・・・。」
ケイ『あ~・・・。』
ヒフミ「こうしてはいられません! そこの貴方、専用ハードを持って来て下さい!
今この場を!戦争シミュレーションゲーム同好会とします!!」
傍仕えのトリニティ生「は、はい!」
ナギサ「・・・久々にやりますか・・・腕が鳴りますね・・・。」
ミカ「あはは・・・私は遠慮しておくね・・・。」
セイア「君もやるのだよ。 人間の入っている陣営は多ければ多いほど良いからね。」
ミカ「あ、セイアちゃん離して・・・って力つよ! セイアちゃん病弱キャラだったでしょ!?」
セイア「昔の話だ。 今は人並みだよ。」
ヒフミ「あはは、逃げられませんよミカ。」
ミカ「ヒーちゃんまで! は~な~し~て!!」
ナギサ「(無言でミカを引き摺り込む)」
ケイ『私の参加は決定事項なのですか・・・?』 - 124二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 17:07:46
─────数十分後─────
ヒフミ「ミレニアム最強! ミレニアム最強!」
ナギサ「あ”~殿下! そこは獲らないで下さい!!」
ミカ「・・・なんで私がゲヘナなの・・・? まぁ、強いから良いけど・・・。」
セイア「止めたまえ、ミカ! そこに兵力を割くと───」
ケイ『はい。 蹂躙しま~す。』
ミカ「あ”~!!」
セイア「この! ミカ!! 軍事同盟を組んでいた私まで共倒れじゃないか!!!」
ミカ「うぅ・・・ごめんって。 大きい声出さないで・・・ホラ、ここはセイアちゃんの力で一つ・・・。」
セイア「・・・いいけど、君は暫く下部学園だからね。」
ミカ「・・・はい。」
ヒフミ「私の! 軍隊を!! 舐めないで下さい!!!」
ナギサ「ちょ・・・殿下の兵力強すぎ・・・! ケイ! ここは軍事同盟を組みましょう!
このままでは殿下の一人勝ちです!!」
ケイ『・・・致し方ありません。』
結局この日は、ヒフミが最も優勢で幕を閉じた。 - 125二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:54:33
やっぱ強い
- 126二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:02:37
ヒフミはこの能力をどういう流れで失うのか……
自ら手放すのか外部の手によって失うのか…… - 127二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:33:17
まだ何かしらの遺物をもってたりして
- 128二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:36:10
─────最終編─────
ケイ「今度は あるいは敵として相まみえましょう・・・アリス。」
アリス「ケイ・・・。」
─────最終編後─────
アリス「出ました! 廃課金魔王のケイです!!」
ケイ『・・・アリス、その呼び名は止めて頂きたい。 私はただ人より真摯にゲームに向き合っているだけです。』
アリス「では今月の課金額は幾らなんですか?」
ケイ『アリス、課金をしている人間にその言葉は禁句なのですよ? ・・・今月もちょっと厳しいくらいです。』
モモイ「トリニティなのに・・・。」
ミドリ「お姉ちゃん! シッー!!」
ユズ「それはそうと、今日も勝たせてもらうね。」
アリス「はい! アリスも参戦します!!」
ケイ『ふふ・・・今日の為に無理をして処理能力用のサーバーをレンタルしてきました。
流石のUZQueenとアリスといえど、大規模サーバーの処理能力には・・・あ、ちょっと強い・・・。』
ケイは今日も負けた。 - 129二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:44:19
- 130二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:46:33
コレ私のミスですか???????
- 131二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 12:21:33
其処に最後の誓約書があるじゃろ?
これにトリニティの王女と記してじゃな… - 132二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 14:57:14
- 133二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 14:59:40
理解できぬ。
- 134二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 15:24:09
追いついた!!
ここからでも……希望の路線ある?
シュポシュポと連れてってくれない? - 135二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:17:31
- 136二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:12:40
他に複製した遺物隠し持ってそう
- 137二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:37:12
- 138二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:46:29
- 139二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:52:54
特級呪物やんけ
- 140二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:54:46
て……TSC(無印)だと思えばなんとか……許せる……かも…多分。めいびー。
- 141二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:57:32
俺知ってるよ。こういうのって強いけど大切なものは何一つ守れないタイプの強者になるんやろ
- 142二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:40:18
─────カルバノグの兎2章後あたり─────
ルチフェロ「帰って下さい。」
???「アポは取ったのに!?」
ルチフェロ「はぁ・・・あれが社交辞令的な断り方だと分からないとは、不憫な・・・。」
???「うぅ、人間難しい・・・。」
ルチフェロ「・・・2年も経ってアポを覚えたくらいの成長では、倫理の方は期待出来そうもありませんね。
───ねぇ、雷帝?」
???「止めてよ、恥ずかしい! そのニックネーム、私にとっては黒歴史なんだからね?」
ルチフェロ「ニックネームどころかビックネームですが・・・まぁどうやら変わりないようですね。 殺します。」
???「わっー! ちょ、ちょっと待って!!」
ルチフェロ「黙りなさい、無辜の怪物。
貴方は存在しているだけでキヴォトスの”青春の物語”というテクスチャーを崩しかねません。」
???「? そっちの方が幸せじゃない?」
ルチフェロ「はぁ・・・幸せかどうかは貴方が決めることじゃありません。
キヴォトスに存在している生徒一人一人が決めることです。」
???「?? ・・・良く分かんない・・・。」 - 143二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:41:11
ルチフェロ「はぁ・・・そこが分からないから飛び級で卒業なんて意味の分からない処分を
マコトさんから受けることになるのです。
というか、卒業したはずなのに何で人格が残っているのです?
卒業した生徒のテクスチャー(人格)は、過去のものとして放棄されるはずですが・・・。」
???「ふふん、そこには裏技があってね。
私(テクスチャー)が自分から神秘を放棄した場合は、キヴォトスの外で生き残ることが出来るの!」
ルチフェロ「・・・余計なことを・・・。」
???「えぇ、酷いなぁヒフミちゃん。」
ルチフェロ「なれなれしく呼ばないで下さい。
貴方と私は3年あまりに本気で殺し合った仲なのであって、友達じゃないのですから。」
???「え・・・私達、友達じゃないの・・・?」
ルチフェロ「・・・何をどう とち狂ったら、そんな判断が出来るんですか・・・?」
???「だ、だって、ヒフミちゃんと遊ぶ(戦争する)のは凄く楽しくて・・・。
外で大人として生きている間、きっとあれが青春ってものだったんだって思ってて・・・。
・・・ヒフミちゃんも楽しかったでしょ?」
ルチフェロ「・・・まぁ、それは否定しませんが・・・。(雷帝との戦争を忘れられなかった人)」 - 144二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:42:34
???「でしょ? それはつまり、友達ってことだと思うの!」
ルチフェロ「違いますよ?」
???「え?」
ルチフェロ「私は貴方が大っ嫌いです。 人の命を、尊厳を玩具にした貴方には死んで欲しいと思っています。」
???「どうしてそんな酷いこと言うの・・・? 私、何か悪いことした・・・?」
ルチフェロ「はい、人生を3周しても償えないほどの罪を犯しました。 だから、さっさと死んで下さい。」
???「・・・。」
ルチフェロ「・・・。」
???「・・・。」
ルチフェロ「・・・はぁ、これでは先生のことを とやかく言えませんね。
分かりましたから、我が天敵と似たような悲しい顔をしないで下さい。」
???「・・・ヒフミちゃん?」
ルチフェロ「・・・今の姿の私はルチフェロと言います。 私に用があって来たのでしょう?
聞くだけ聞いてあげます。」
???「うん! えっとね、本当はゲマトリアっていうところに入りたかったんだけど、今は解散中みたいで・・・。
だから大人になったっていうヒフミちゃんに、一緒に研究やろって誘いに来たの!」 - 145二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:42:54
ルチフェロ「ルチフェロです。 二度と間違えないで下さい。
・・・あと、私は大人になったというワケではなく、
正確には大人のテクスチャーを被っているだけですが・・・。 まぁいいでしょう。
それで? 貴方と一緒に研究をすることで、私にどんなメリットがあるのですか?」
???「えっとまずはね、楽しいってこと! 友達と一緒なら、どんな研究でもきっと楽しい!
あと、私はね、今は『雷帝の遺産』って呼ばれてる玩具を全部再現できる! それでもっと凄く出来る!
あと、あとはね! う~んとね!」
ルチフェロ「・・・結構です。 貴方が大きくなっただけの幼児だということが良く分かりました。
・・・しかも とんでもない厄ネタを抱えた。」
???「うぅ・・・やっぱりダメ・・・かな?」
ルチフェロ「ダメなものはダメですが・・・こちらの条件を呑んで頂けるのでしたら、
友達ごっこぐらいはして差し上げましょう。」
???「え! なになに!?」
ルチフェロ「一つ、キヴォトスの生徒を殺さないこと。 二つ、私の命令には絶対服従。
三つ、この条件は私の任意で増やせるものとする。
四つ、私が用意した条件を どれか一つでも破ったら殺されても文句言わない。
・・・どうでしょう。 極めて簡単かつ、公平な条件かと思いますが。」 - 146二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:43:12
???「いいよ!」
ルチフェロ「・・・本当に良いのですか? 私が言うのも何ですが、
かなり・・・いや絶対的に貴方が不利な条件ですよ?」
???「だって”それだけ”でヒフミちゃんが友達になってくれるんでしょ? 私、とっても嬉しい!」
ルチフェロ「・・・友達になるとは一言も言っていないのですがね。 まぁ、いいでしょう。
これからよろしくお願いしますよ。 ・・・昔の名前でいいですか?」
???「うぅうん。 今は”ダンテ”って名乗ってるの。 しがない詩人だよ。」
ルチフェロ「そうですか、貴方が詩に興味を・・・。 ”幸福”の感情以外を知ったのですか?」
ダンテ「そう! ”絶望”っていいよね!」
ルチフェロ「そこから教育せねばなりませんか・・・。
はぁ・・・先生・・・。 今だけ私も”先生”に成りたいですよ・・・。」
ルチフェロは2年ぶりにキヴォトスに帰ってきた仇敵を前に、深く深く溜息をついた。 - 147二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:48:36
「そういえば…最後まで審判の再現は出来なかったなあ」
「イブキは元気にしてるかなあ」
「ヒナちゃんは私からのプレゼント、上手に使ってくれてるかなあ」 - 148二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:50:35
マコト「……「雷帝」が…どういう訳か帰ってきた。このキヴォトスに」
ヒナ「な────っ!?」 - 149二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:52:25
- 150二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 07:40:25
- 151二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 10:01:46
あ~ね。
『悪魔を従わせる』的なね。
この世界線の『天使を従わせる』ヒフミが装備したら神になれるね、ソレ。
ダンテ「ヒフミちゃ~ん、お土産~!」
ヒフミ「あはは・・・何ですか この指輪。」
ダンテ「これはね~、ソロモンの指輪って言ってね~。 悪魔なら誰でも命令に従わせられるの!
ヒフミちゃんの神秘を再現したものなんだけど・・・どうかな?」
ヒフミ「あぅ・・・凄い割に要りませんね・・・。 取り敢えず保管庫に突っ込んでおきますか・・・。」
ダンテ「え~、使わないの~?」
ヒフミ「使ったらゲヘナを無条件で吸収出来ちゃいそうじゃないですか・・・。
そんなのつまらないと思いませんか?」
ダンテ「流石ヒフミちゃん! 平和の為とか一切考えない! そこに痺れる憧れるぅ~!」
ヒフミ「・・・おだてても無駄です。 二度と似たようなものを作らないで下さい。」
ダンテ「分かった・・・。」
- 152二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 13:33:28
─────カルバノグの兎編2章─────
”・・・ヒフミ?”
ルチフェロ「今はルチフェロですよ、先生。 ・・・カヤさんが居ないのが不思議ですか?」
”カヤをどこへやったの?”
ルチフェロ「ご心配なく、先生。 彼女もまたキヴォトスの生徒・・・
『保護者』たる私が傷つけるはずもありません。
むしろ、彼女はずっと前から こちら側の人間ですよ。
貴方がRabbit小隊と出会い、カヤと出会った その時から・・・ずっとね。」
”・・・。”
ルチフェロ「彼女は今、我々の下で参謀として働いて貰っています。
・・・閑職に追いやられていたとはいえ、仮にも先輩(連邦生徒会長)が選んだ防衛室長・・・。
敵を私が示してやれば、十全な優秀さを発揮してくれましたよ。
お陰で私は、この席に座ることが出来ました。」
”・・・君は連邦生徒会長に成りたかったのかい?”
ルチフェロ「・・・代理、ですよ先生。 それに別に私は連邦生徒会長の名には興味がありません。
私に興味があるのは”キヴォトスの支配者”という実権。 これはそれに有効なカードというだけです。」
”・・・。” - 153二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 13:34:21
ルチフェロ「・・・。 先生、まだ私を救おうと考えていますね?」
”勿論。”
ルチフェロ「即答ですか・・・。 貴方のそういうところ、大好きですよ。
・・・ですが、いつか袂を分かたなくてはなりません。
先生、貴方が本気で私を排除したくなるようなことを言って差し上げましょう。」
”・・・何?”
ルチフェロ「───連邦生徒会長を殺したのは・・・私です。」
”!!!?”
ルチフェロ「失踪などではありません。 ・・・貴方が一番分かっているのではありませんか?
連邦生徒会長に先生と呼ばれた者よ。
・・・そうです、私が先輩をキヴォトスから排除しました。」
”・・・君は───”
ルチフェロ「えぇ、そうです。 ・・・私が連邦生徒会長のミスです。 私こそが、ね・・・。」 - 154二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 13:40:48
ブラフか?
- 155二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 13:44:43
ブラフじゃなかったらだいぶ性格も性根も終わってるで
元から割と終わってるけど
まあ流石に無いやろ
連邦生徒会長ならシッテムの箱の中でいちごミルク……とかほざいてるし - 156二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:34:17
そうだぞ!!アホナ!!
先生にオギャッてる暇あるなら……
嘘をつかないでください……あれは私のミスです……って止めろよ!
置いていかれた怪物を生徒に戻るのであれば……貴女が戻るくらいじゃないと……
だって……貴女は連邦生徒会長なのだから
- 157二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:27:22
ミノリ「我々は全ての権力者が地上から居なくなるその日まで! 闘争を止めない!!」
パテル派トリニティ生「───闘争を止めない。 いいことを言うではありませんか。」
フィリウス派トリニティ生「───その通りです。 砲弾の雨が鳴り止まぬ闘争・・・なんと甘美なことでしょう。」
サンクトゥス派トリニティ生「───さぁ、いまこそ暴力と陰謀の渦巻く戦争の世紀へと歩みを進めよう。」
トリニティ生「「我々は地上から全ての敵が消えるまで! 戦争を止めない!!」」
ミノリ「見ろ! 邪悪な権力の犬が本性を現したぞ!」
工務部「「ワァァァァァァァ!!」」
トリニティ生「戦争だ! 今こそアカ共の息の根を止めてやる!!」
トリニティ生「全員、矯正局送りにして差し上げますわ~!!」
連邦生徒会本部の前で突如として始まるトリニティVSレッドウィンターの怪獣大決戦。
連邦生徒会役員は呆然とする他なかった・・・。 - 158二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:05:06
─────突如としてラスボス戦が用意されたカルバノグの兎編2章─────
ルチフェロ「ふむ、Rabbit小隊に・・・リンさん、モモカさん、アユムさん・・・。
実質、SRT特殊学園と連邦生徒会そのものと言えますね。
なるほど、これが貴方の戦力というワケですか。 先生。」
”ヒフミ、お終いだよ。”
ミヤコ「大人しく投降して下さい。 手をゆっくりと上げて───」
ルチフェロ「大人しく? 何をバカな。 私はまだ、見せて貰っておりません。」
”何を?”
ルチフェロ「意思です。 連邦生徒会長の後を継がんとする意思。
例えその主がいなくても、組織が機能すると思わせてくれるような気概。
それが無くては、私に勝つなど夢のまた夢です。
・・・貴方なら分かっていますよね、リンさん。」
リン「・・・。」
ルチフェロ「私は連邦生徒会長の後輩であり、盟友。
3年に渡り雷帝と呼ばれた怪物と争い、遂には勝利した もう1体の怪物。
あぁ、貴方方はそれに一矢報いることが出来るでしょうか?」 - 159二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:05:57
次の瞬間、ルチフェロの背後に大量の火器が虚空から現れた。
ルチフェロ「───さぁ、戦争を始めましょう。」
ミヤコ「総員、退避!!」
リン「先生は我々の後ろに!」
ルチフェロ「・・・逃げても無駄です。」
虚空からルチフェロの黄金の瞳が覗く。 それはさながら、異次元の怪物に見つめられているかのようだった。
サキ「ヒッ・・・!」
ルチフェロ「あぁ、そこに居ましたか・・・。」
障害物に隠れていたサキの真後ろから、虚空が生まれ銃口が飛び出す。
ミユ「あ、危ない!」
しかし虚空から現れた銃口は、ミユの正確な狙撃により銃身が歪み、あらぬ方向に銃弾を発射する。 - 160二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:06:45
サキ「た、助かった。 ありがとう、ミユ!」
ミユ「えへへ・・・。」
ルチフェロ「見つけましたよ、姿なきスナイパー。」
ミユ「ひゃっ!」
見れば、ミユの真横からルチフェロの黄金の瞳が覗いていた。
モエ「あ~もう! こんな滅茶苦茶な相手にどうやってオペレーションしろっての・・・!?」
”落ち着いて。勝機はある。”
ミヤコ「先生・・・。」
ルチフェロ「・・・本当に貴方は厄介ですね、先生。
落ち着いた指揮官というのは、どんな戦争でも得がたいものです。
私が貴方に手を出せないことを知っていてその態度なら、本当に大したものですが・・・。
そこ、バレていますよ?」
ミユ「わ・・・!」
Rabbit小隊とルチフェロ単騎の戦闘は、数十分に渡って続いた。 - 161二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:41:53
─────戦闘を終えて─────
ルチフェロ「───ふむ、思ったよりやるようですね。
まだまだSRT特殊学園は、その牙を磨き続けていたということですか・・・。」
ミヤコ「はぁ・・・はぁ・・・。」
サキ「あ、あれだけやって息一つ乱してないって・・・どんな体力してるんだ?」
ミユ「うぅ・・・怖い。 金色の瞳・・・怖い・・・。」
モエ「ひ、酷い目にあった・・・。 オペレーターの場所まで特定して攻撃してくるなんて反則でしょ・・・。」
ルチフェロ「しかし、連邦生徒会。 貴方方はどうですか?」
リン「・・・。」
モモカ「せ、先輩・・・。」
アユム「リン先輩・・・。」
リンはゆっくりとルチフェロの前に歩みを進めた。 - 162二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:43:17
リン「ヒフミ、我々は話し合いを要求します。」
ルチフェロ「・・・話し合い・・・ですか。」
リン「えぇ、今回の連邦生徒会に対するクーデター・・・ないし反逆に対する処分、
また和解の道について話し合えればと、思っています。」
ルチフェロ「おや、私を脅しているつもりでしょうか?」
リン「まさか。 私はただ事実を言っているだけです。」
ルチフェロ「フフ・・・あはははっ! 少しは昔の調子が戻ってきたようですね、リンさん!」
リン「そうで・・・しょうか?」
ルチフェロ「そうです、そうなんです。 あははっ!・・・はぁ。」
ルチフェロは佇まいを直した。
ルチフェロ「・・・いいでしょう。 今回は引いてあげます。
どうやら連邦生徒会長の意思はまだ生きていたようですから。」
リン「・・・。」 - 163二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:44:11
ルチフェロ「あぁ、そうです。 私は今回、一つ嘘を付きました。」
リン「?」
ルチフェロ「リンさん、私は連邦生徒会長を殺していません。
いつか・・・先輩は必ず帰還します。
だからどうか・・・待っていてあげて下さい、リンさん。」
リン「・・・そう、ですか。 そうでしたか。 ・・・良かった。」
ルチフェロが連邦生徒会長の部屋を去ろうとする。
サキ「ま、待て! 何を何事も無かったみたいに、どっか行こうと───」
ミヤコ「ダメです。 サキ。」
サキ「だが!」
ミヤコ「今下手に止めれば、我々は全滅するだけです。 ・・・ここに、彼女を止められるだけの力はありません。」
”・・・。”
ルチフェロ「・・・それでは先生。 ごきげんよう。」
ルチフェロは先生達の前を後にした。 - 164二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:07:18
誰もいない連邦生徒会の廊下を、ルチフェロのテクスチャーを取り去ったヒフミが歩く。
ヒフミ「・・・先輩、貴方の意思は生きていました。
SRTも連邦生徒会も、ボロボロですが、その真髄は生きています。」
しかし、その足取りは心なしか重い。
ヒフミ「だから帰ってきて下さい・・・。
約束したじゃないですか、”一緒にキヴォトスを救おう”って。
なのに・・・どうして、私を置いて・・・
どうして、こんな・・・狂気と血に塗れた怪物だけを置いて行ってしまったんですか?
一人にしないで下さい・・・このままじゃ私───」
???「ここに居たのか。」
声が聞こえた。 ヒフミが前を向くと、そこには少しむくれた様子のアズサが立っていた。
ヒフミ「ア、アズサちゃん・・・どうしてここに?」
アズサ「テレビであれだけ派手に報道されていたのに、私が知らないとでも?」
ヒフミ「あはは・・・そうですよね。」
アズサ「全く君は本当に手間の掛かる・・・。」
ヒフミ「あぅ・・・。」 - 165二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:07:54
アズサ「・・・はぁ、まぁいい。 ヒフミに手間が掛かるのは、今に始まったことじゃないんだ。
さ、一緒に帰ろう。」
ヒフミ「あ、ちょっと待って下さい。 アズサちゃん、まだ占拠の後処理が───」
アズサ「そんなこと、ヒフミが居なくても進むだろう。 それよりも約束の方が大事だ。」
ヒフミ「・・・約束?」
アズサ「・・・今日は一緒にトリニティの清掃活動をする予定だっただろう。
”少しでもキヴォトスを良くする”・・・ヒフミのその夢のために。」
ヒフミ「あ・・・私・・・どうしてそんな大事なことを・・・。 ご、ごめんなさいアズサちゃん・・・。」
アズサは笑った。
アズサ「いいさ。 ヒフミが思い出してくれたなら、それで。」
アズサはヒフミの手をとる。
アズサ「さ、行こう。 皆が待ってる。」
ヒフミはアズサに手を引かれ、光差す外へと歩いていった。 - 166二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:08:44
・トリニティの絶対的トップ!!
・ホシノと同じくらいの神秘を持ってる!!!
・なんか大人になってる!!!!
・オーパーツの複製もできちゃう!!!!!
・SRTを単騎で圧倒できるよ!うおおおお私TUEEEEEEE←NEW
・連邦生徒会長の動向も知ってる!!←NEW
・ミユの隠密も効きましぇぇぇぇんwwwwwww←NEW
失うために植え付けられたような歪な力の数々……
見てるかベアトリーチェ。これが本当の舞台装置(マクガフィン)だ。震えろ。 - 167二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:22:28
何だか段々チートものでよくある展開になってきてるな...そろそろ変に捻れるよりも畳む準備をした方がいいんじゃない?
- 168二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:47:26
んー……私はスレ主さんが書きたい内容を楽しみに待ってます!
どうな結末であれ……嬉しいです - 169二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 08:50:39
─────カルバノグの兎編2章エピローグ─────
ヒフミ「あはは・・・アズサちゃんに滅茶苦茶𠮟られたました・・・。
”ヒフミは もっと自分を大切にするべきだ”って・・・。 難しいですね。」
ミネ「殿下・・・恐れながら、全くその通りかと・・・。」
ヒフミ「あぅ・・・貴方にも苦労を掛けますね。 セイアの件といい、今回の件といい・・・。」
ミネ「いえ、仕事ですから。」
ヒフミはミネを伴って病院内の隠された一室を訪れた。
ヒフミ「・・・お久しぶりですね、連邦生徒会長・・・いえ、先輩。」
そこには病院服を着て、静かに寝息を立てる青髪の少女が居た。
ミネ「連邦生徒会長の容態ですが・・・既に怪我は完治され、特に身体に異常は見られません。
脳にも脊髄にも問題は無いはずですが・・・何故か起きられないんです。」
ヒフミ「・・・そうですか。」
ヒフミは そっと連邦生徒会長の傍に座り、その手をとった。
ヒフミ「先輩・・・貴方が築き上げたSRTや連邦生徒会はボロボロでしたが・・・確かに生きていましたよ。
あはは・・・だから戻ってきても大丈夫ですよ、先輩・・・。」
ミネ「・・・。」 - 170二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 08:51:25
ヒフミ「・・・貴方はどんな夢を見ているのでしょうね? いつかみたいに、今日も空が青いですよ、先輩。」
連邦生徒会長「・・・。」
ヒフミ「先輩・・・。」
ヒフミのテクスチャーが、どんどん大人のものに変わっていく。
ルチフェロ「安心して下さい、先輩。 貴方を傷つけたものは必ず私が排除します。
それは先生には決してできぬことです。 ・・・悪い大人にしか、決して出来ぬことです。
貴方を傷つけた者・・・アヤメさんを連れ去った者・・・ユメさんを殺した者・・・
全て・・・全て私が排除します。 私が真の地獄(ゲヘナ)を見せてやります。
だからどうか・・・帰ってきて下さい・・・先輩・・・。
そして私を罰してください・・・『熾天使』から『魔王』に堕ちたこの私を───」
ミネ「救護!!」
ルチフェロ「あぅ!」
ミネの当て身が、ルチフェロに炸裂した。 - 171二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 08:53:52
ルチフェロのテクスチャーが剥がれ、ヒフミが姿を現す。
ヒフミ「な、何をするんですか・・・。」
ミネ「何を・・・ではありません。 私の目が黒い内は、殿下に非道を走らせるわけにはいきませんから。」
ヒフミ「あぅ・・・貴方もアズサちゃん側ですか・・・。」
ヒフミはヨロヨロと立ち上がる。
ヒフミ「ですが・・・貴方達に止められますか?
今や私自体が、このキヴォトスでトップクラスのチートですよ?」
ミネ「為せば成ります。」
ヒフミ「そうですか・・・貴方は変わりませんね。
・・・それでは失礼します、先輩。」
ヒフミは連邦生徒会長の病室を後にする。
ミネも それに続く。 - 172二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 08:56:17
ヒフミ「ミネ・・・私は今度は百鬼夜行でアヤメさんの痕跡を追います。
そしてアヤメさんを連れ去った何者かを捕らえるつもりです。
・・・どうです? 止めてみますか?」
ミネ「えぇ、お供いたします。 百鬼夜行はお祭りが盛んと聞いておりますし・・・。」
ヒフミ「・・・もしかして楽しもうとしてます?」
ミネ「はい。」
ヒフミ「・・・本当に貴方は変わりませんね。」
ヒフミは昔からの戦友の変わらなさに、どこか安堵すら覚えた。 - 173二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 09:08:34
- 174二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 13:39:36
- 175二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 14:46:31
ダンテ「久しぶりだね、カヨコちゃん。」
カヨコ「貴方は・・・。」
ダンテ「私だよ、私。 昔は一緒に仕事をした仲なのに、忘れちゃうなんて酷いなぁ。」
カヨコ「ウソ・・・いや・・・貴方は卒業したはず───」
ダンテ「うん、だから大人になって戻って来たの。
ねぇカヨコちゃん、私はこれから昔よりもっと面白いことをしようって思ってるの。
だから、昔みたいに手伝ってくれない?」
カヨコ「・・・嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だッ!
許して! もうイヤなの! 誰かを裏切るのは!! もう誰も、傷つけたくない!!
廃人にしたくない!!! 殺したくない!!!!」
ダンテ「うん? どうしたのかな。 少し錯乱してるみたいだね。 大丈夫、治してあげるよ。
───だからこっちにおいで。」
ダンテはカヨコの手を掴んだ。 - 176二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 14:47:49
カヨコ「離して! もう戻りたくない!! あの頃には戻りたくない!!!
嫌・・・助けて・・・誰か・・・マコト・・・社───」
アル「───ウチの社員に何してるの!!」
アルはダンテの手から、カヨコを引き剝がした。
そのままカヨコを背に庇うようにして、ダンテの前に立つ。
カヨコ「あ・・・社長───」
アル「カヨコに何か用? 話なら社長である私を通してくれる?」
ダンテ「あぁ、ごめんなさい。 旧知の仲だったから昔みたいに部下に誘おうと思ったんだけど・・・。
───どうやらカヨコちゃんは今、貴方についてるみたいだね。」
アル「そうよ、ウチの・・・『便利屋68』の課長なの。 だから他を当たってくれる?」
ダンテ「へぇ、課長! 出世したんだね、カヨコちゃん。
友達には引き抜きはダメって言われてるし・・・そうだね、諦めるよ。」
アル「そう、話が早くて助かるわ。 ・・・行きましょう、カヨコ。」
カヨコ「う、うん。」
カヨコはアルに手を引かれ、光差す方へと進んでいった。 - 177二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 14:48:45
ダンテ「・・・そっか。 カヨコちゃんには新しい友達が出来たんだ。
そうだよね、2年も経ってるんだもんね。」
ルチフェロ「───何をしているのですか、ダンテ?」
ダンテの横に、ルチフェロが突然現れた。
ダンテ「あ、ルチフェロ。
あのね、今カヨコちゃんをこっちに引き込もうと頑張ってみたんだけど・・・振られちゃった。
新しい友達が出来てたみたい。」
ルチフェロ「はぁ・・・何をどうトチ狂ったら、またカヨコさんが貴方につくと思うのですか。
カヨコさんを・・・いえ、便利屋をこちらに引き込もうとするのは止めて下さい。
───分かりましたね?」
ダンテ「はーい。」
ルチフェロ「物分かりがいいことだけは、貴方の美点ですね。
では早く戻りますよ。 ・・・計画を進めなくては。」
ダンテ「キヴォトス各地に散らばる『止め処無い奇談の図書(ライブラリー・オブ・ロア)』を収容、監視、
研究する組織および施設の創立・・・楽しみだねぇ~。」
ルチフェロ「・・・えぇ、口の軽い貴方も収容するべきかもしれませんね。」
ダンテ「ひど~い。」
二人の大人は闇に消えた。 - 178二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 16:09:43
お労しやヒフ上……ひとえにおめーがあにまん民に目をつけられたせいだが
- 179二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:35:41
ヒフミ「ようこそ、Purgatorium(プルガトリウム)へ! 歓迎しますよ、カヤさん。」
カヤ「あの・・・何が何だか───」
ヒフミ「それでは左から、この組織のイカレたメンバーを紹介します!」
カヤ「無視しないでください。」
ヒフミ「まずは2年前にゲヘナから失脚した雷帝こと、今は自称”詩人”・・・【研究主任】ダンテ!」
ダンテ「幸福な平和について話し合おうよ!」
ヒフミ「2番目に最近友達になった『名も無き神々の王女』の従者こと、今は廃人ゲーマーの【監視主任】ケイ!」
ケイ「課金額については聞かないで下さい。」
ヒフミ「3番目にミレニアムのビックシスターで、外部の人間としてならと参加してくれた
【リスク管理委員長】リオ!
リオ「・・・場合によっては裏切らせて貰うわ。」 - 180二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:36:17
ヒフミ「そして4番目、エデン条約関係でやらかした側近、私の尖兵こと【実働部隊長】ミカ!」
ミカ「やっほー☆ 気楽にやろ?」
ヒフミ「その部下、【実働部隊】のアリウス生達!」
アリウス生「・・・仕事はします。」
ヒフミ「最後に、それらを束ねる私、【総帥】の───」
ルチフェロ「───ルチフェロです。 仲良くしましょう、カヤさん?」
カヤ「あの・・・状況が読み取れないのですが・・・。」
ルチフェロ「ふぅ・・・では一から説明しましょう。 ・・・皆さん、紹介も済んだことですし解散して下さい。」
ゾロゾロ・・・。 - 181二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:38:01
ルチフェロ「いいですか、カヤさん。 貴方は連邦生徒会から造反し、私の下につきました。
・・・そこまではいいですね?」
カヤ「はい、勿論です。」
ルチフェロ「ですが、連邦生徒会が健在な以上、貴方も貴方の部下達も堂々と運用するわけにはいきません。
・・・分かりますね?」
カヤ「そ、そんな・・・。」
ルチフェロ「あぁ、そんな不安そうな顔をしないで下さい。
貴方がミスをしたワケでは無いのですから、ここまで来て梯子を外すようなマネはしませんよ。」
カヤ「ホッ」
ルチフェロ「先程も述べたように、全うな組織で貴方達を使うワケにはいきません。
ですので私が創設した秘密結社『Purgatorium(プルガトリウム)』で
【収容主任】を貴方に務めて貰います。」
カヤ「主任・・・いい響きですが、実際は何をすれば・・・? そもそもこの組織は何を・・・───」
ルチフェロ「この組織は『止め処無い奇談の図書(ライブラリー・オブ・ロア)』を中心とした、
あらゆる特異現象を収容、監視、研究する機関です。
・・・ミレニアムの特異現象捜査部・・・それに監獄がくっ付いたものと解釈して頂ければ早いかと。」 - 182二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:38:48
カヤ「なるほど・・・そうなると【収容主任】とは・・・。」
ルチフェロ「えぇ、想像の通り、特異現象を探し出し、どうにかして人の手に触れぬよう”収容”する・・・。
それが貴方の仕事です、カヤ。」
カヤ「話は分かりましたが・・・どうやって特異現象なんて探し出せば・・・。」
ルチフェロ「あぁ、心配は要りません。
コツさえ掴めば、貴方もこのキヴォトスが如何に薄氷の上に築かれているか、
嫌でも思い知ることになるでしょう。
・・・それまでは私が教導します。」
カヤ「ありがとうございます・・・。 ・・・ええと、殿下とお呼びすれば?」
ルチフェロ「ふむ、そうですね。 呼び方に拘りはありませんが・・・仕事中は基本”総帥”でいきましょう。
役職名ですし。」
カヤ「かしこまりました・・・”総帥”。」
カヤは深々と臣下の礼をとった。 - 183二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:41:22
- 184二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:43:54
そのうちゲマトリアも無名の司祭もシャーレも連邦生徒会も簡単に支配下に置きそうw
ルチフェロならそれくらい余裕やろ
トリニティのロイヤルブラッドで支配者でもあり最強のオリ主やし - 185二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 08:25:08
- 186二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 15:58:46
無理ッス。
ルチフェロは基本的に「本編の重要人物・組織」相手だとデバフが掛かるッス。
・ゲマトリア:経験の差で、搦め手で負ける。
・無名の司祭:名前しか認知出来ていないので、後手に回って負ける。
・シャーレ:惚れた弱みで、手を出せないので負ける。
・連邦生徒会:連邦生徒会長関係で、どうしても手心を加えちゃって負ける。
・各校の最強格(ヒナ・ネルなど):シナリオの都合上、タイマンだと負ける。
・主人公属性の生徒(アリス・モモイなど):特攻。精神的に負ける。
手札は多いけど、シナリオの都合上、良くも悪くも舞台装置という域からは出れないのが”ルチフェロ”っす。
決して最強では無いッス。
- 187二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 16:05:05
それだとモロ、元ネタのSCP財団なので・・・。
- 188二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 16:30:11
ところで地下ちゃんってキヴォトス最高の神秘だからホシノを狙ったわけだけど……
その条件ならヒフミも当てはまるし小生のオリキャラになれるんじゃね? - 189二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 17:06:24
- 190二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 18:10:50
ここまで性能盛ってもか……ロケットつよつよオリ主スレでも……バットエンドスチル気軽に踏み抜きそうなのなんなの?
キヴォトス……滅ぶの?
こちらについては……クロススレでもないのレスしてしまい……すみません
- 191二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 18:46:43
いいッス。
むしろ選択肢にあった一つを文字に起こしてくれてサンキューッス。
あまりにカッコいい字面だったので驚いたッス。
SSの方で採用するかもしれないんで、そこだけ宜しくッス。 - 192二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 18:55:50
- 193二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 19:09:20
- 194二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 19:13:44
無いんじゃないすかね(
一生周りも自分も傷つけて自らの力を誇示する為の踏み台にしながら破局へと向かっていくしかないよ
原作も崩壊した以上青春(笑)とかいう甘い甘い虚像に縋りながら捻れて歪んだ先の終着点に行く日も近いんじゃないよ
なんかもうアズサどうこうの話の大きさ超えてるし(
- 195二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 19:16:56
救い無いよ(笑)
- 196二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 19:39:58
このレスは削除されています
- 197二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 19:41:10
実は大人のカードって結局なんなんだよ問題があるんだ……