- 1二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:30:26
- 2二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:30:58
ラノベ見せて
- 3二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:32:06
スレ主少し手を加えてどこかの投稿サイトにうpしろ!相手はサクッと読めるものを求めている…ガキッの自分の感性に今のお前の文章力を加味すれば結構イケるはずだ
- 4二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:32:47
リコイルで痺れた腕だが、染みついた動作は難なくこなせるようだった。
その動作というのが、マガジンの交換なのは考えものだと思うが、それも現状を鑑みれば致し方ないものだと思う。
サイトの向こう側。照準を合わせて引き金を引くと、指定外来敵性生物は脳漿を飛び散らして倒れ込んだ。その死体を踏み越えて、津波のように新手がどんどんやってくる。弾薬が尽きるのが先か、装甲車の燃料が無くなるのが先か、あるいは敵が全滅するのが先か、それとも逃げきれて勝敗はドローとなるのか。
「災難ですね。ここで、死ぬかもしれません」
災難とは欠片も思ってなさそうな、平坦な口調だった。冷泉院梗は紫色の長髪をたなびかせ、その細身には似合わない長大な銃身を構えている。
眉にしわが寄せられ、指先が動くたびに、装甲車に迫ってきていた一体が吹っ飛んだ。吸引回路を用いた、Lf22プラズマ狙撃銃。ドアノブみたいなハンドルを引くと、次弾が装填される面倒な仕組み。
「っさいわね、アンタ。縁起でもないこと言うんじゃないわよ」
私の左隣から抗議の声があがった。黒髪をざっくばらんに束ね、ポニーテールにしている少女だ。鋭い目つきの向こうには、やはり狂乱しながら猛追してくる敵の姿がある。構えている得物は梗のそれより短い。タルみたいなマガジンの、セミオートショットガンだ。
「アンタらが逃したのをアタシが始末してんの。だから萎えるようなこと言うなっての」
桐島葵は舌打ち混じりにそう吐き捨てた。
ダンッ、と弾頭が吐き出された。手足をもがれたのっぺらぼうが後続の土足に踏みつぶされて赤黒い染みになっていくのが見える。
私は──望月羽留奈は──そういう犬猿の仲を眺めながら、リロードを完了した。コッキングハンドルを引くと、国軍の基地跡から回収した20mmプラズマ小銃をぶっ放す。強化プラスチックが熱を帯びるほど撃っているが、増援が途切れる気配はない。
- 5二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:33:15
あうっいきなり始まるのかぁっ
- 6二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:33:21
見事やな…
- 7二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:35:17
結構文章力高いヤンケ
ちょっと硬派な感じが厨二心をくすぐって俺好きだよ - 8二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:36:08
そこまで下手じゃないしむしろ上手だとは思うけどなんか悲鳴が出るんだ 恥ずかしさが深まるんだ
- 9二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:36:19
熹一!Writeningを使え
長文は掲示板の表示形式に向いてない...別サイトにまとめた方が見やすいはずだ - 10二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:36:30
うーっもっと見せろ
でもあにまんじゃ見づらいからなんかのページに纏めて見せろ - 11二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:36:41
やばっ過去を針でつつかれる感じの痛みは感じるがまあ読めるしディティールも掘れてていい感じのラノベに見える
- 12二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:38:36
ほう!なかなか読ませる文章ですね…!
- 13二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:41:57
うーっ全文読ませてくれアニキ
- 14二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:43:18
でもね俺…商業的には売れてるラノベも
>>4に文章の一節を切り抜いてポンと置かれたらめちゃめちゃ痛く感じると思う人間なんだよね
- 15二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:44:00
「ちょっと美咲! シェルターまでまだ!? 弾薬もつかわかんない!」
振り返った葵が叫んだ。手動での装填で、かなりやりづらそうにしている。
「最短距離突っ走ってますって! もうちょっと! もうちょっとですから!」
「それさっきも聞いたんだけど!?」
「さっきも言ってきたからじゃないですか! ウチだって精一杯やってるんですよ!」
ハンドルを切るメガネの少女──鴻本美咲は泡を食っている。本来大声を出すような性格じゃないのに、相当慌てているのがわかった。
装甲車はとっくにトップスピードだ。景色は線となって遥か彼方へと消えていく。崩壊した歩道橋を見事に回避し、倒壊したビルをF1みたいなドリフトで回避した。
街は完全に崩壊しているというのに、街路樹や野生動物だけが呑気そうに呼吸をしている。昔なにかの動画サイトで観た、人類がいなくなった後の文明社会という動画を思い出している。私の家もああいう風に植物に汚染されているのだろうか。
「葵さん、なるようにしかなりませんよ」梗がコッキングハンドルを操作しながら告げた。眠たげな彼女の眼が、新たな一体を射貫く。「あ、すみません。二体逃しました」
「いまリロードしてんだけど!」
「私がやるから」
サイトの向こうにいる、肌色の塊みたいな二足歩行。引き金を引くと頭に穴を開けて倒れる。もう一体は仲間の死骸など斟酌せず猛然と迫ってきたので、それも仕留めた。
小学生くらいの体躯だが、腕力はチンパンジーを凌駕するほどだ。一対一なら運が良ければ返り討ちにできるかもしれない。だけど二体になると確実に殺される。そういう塩梅。
こののっぺらぼうはパニック映画から抜け出してきたような生物だ。
どこから来たのかわからないが、ともかく突如出現したああいう類いの生き物たちによって、現行人類はあっという間に駆逐された。
「羽留奈さん、ごめんなさい、また逃しました」
「うんわかった」
肩口は痛いくらいだ。私は犬歯で舌を噛みながら、続けざまに二体に穴を空けた。
「葵、ちょっと」
「なに!? 大声出して! 聞こえない!」
「この先に歩道橋があるはずだから……それロケランで崩せば足止めできるかも」
- 16二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:45:03
葵は私の顔を睨んだ後、一向に減る様子のない津波を見やった。舌打ちを一つ。大物を回収したのは葵なのだから出し渋っているのだろうが、判断に感情を挟むことは葵が何よりも嫌っているはずだ。
やがて忌々しげに車内へ潜り込んだ。
「羽留奈さん、また来ていますが」
「ん」
タン、タン、ターン。バレエのステップのように引き金を引く。のっぺらぼうは肌色で、全裸で、性器のない1メートルていどの化け物だ。口以外ついていない肌色の米粒みたいな頭部から、やせぎすの総身が生えている。
血液は赤く頭部や心臓部を破壊すると動かなくなることから、生物ではあるらしい。
習性として、とにかく突進してくることが挙げられる。徒党を組んで得物めがけて飛ぶ混んできて、リンチみたいに嬲り殺しにしてくる。
数は多く純粋な身体能力は高い反面、空を飛んだり泳いだりすることはできないようだった。
「あ、羽留奈さん」
「どうしたの」
「弾薬がなくなりました。先程回収した分も、持ち出した分も全て使い切りました」
「それは困ったね」
手持ち無沙汰になった梗は、億劫そうに空の引き金を意味もなく引いていた。銃身内部の回路が陽子を圧縮してエネルギーを生み出すことはできるが、生憎発射するものがない。打つ手がないと納得したのか、梗は粗雑なハンドガンへ持ち替えた。
「……使いなさいよ」
そこで葵が戻ってきた。むろん、梗に新しい得物を手渡すためなどではない。
「羽留奈、使い方わかる?」
「たぶん」
手には無骨なロケットランチャー。発射するための機構が火薬からプラズマに変更されても、特徴的なその形状は変わらない。
「たぶんって……」
「葵が代わりに撃ってくれる?」
「アタシがノーコンなの知って言ってんの?」
桐島葵がショットガンという武器を持っている理由だ。梗を見るも、彼女は狙撃銃以外だと1メートル先のものにすらあてられない。美咲の両手はハンドルを握っている。消去法的に望月羽留奈が選出された。
- 17二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:45:59
簡素なドットサイトを覗き込んで、振り返った。いつも目印にしていた歩道橋は、もう目視できるほど迫ってきている。
「……すー、はぁー」
軽く深呼吸を済ませてから、私は引き金に指をかけた。
奇声や怒声すらあげないまま大挙して押し寄せてくる怪物たちを見やった。
文明が崩壊してから久しい、旧時代の遺物たちを一瞥した。
どうしてこうなってしまったのだろうと思う。
人類が総力を挙げて徹底的に叩き潰していれば、きっと数万人規模の被害で鎮圧できていたはずだろう。
だが指定外来敵性生物として認定されるまでのいざこざや、対話を試みようとする愛護団体や、防衛費の捻出にかこつけて私腹を肥やそうとしている者などの妨害が合わり、ぐだぐだやっている間に人類の過半数がぶっ殺された。
アダルトコンテンツの苗床みたいな躊躇もなく、本当に視界に入った瞬間に殺してバラシて食ってきたのだから。
国軍が用意したシェルターと合成炉を利用して辛うじて生き延びているけれど、いつまでもつかわからない。私達以外の生存者は一度も見たことがない。
何をもって勝算とするのはか不明だけど、きっと勝ちの目は限りなく低いのだろうとは思う。
「まあ、でも、いいか」
瞼の裏に、ナイフで武装した男たちが蘇った。
父と母と知世がめった刺しにされるイメージが浮かび上がった。
「羽留奈、撃って!」
「わかった」
目当ての建造物が見えたので、私は引き金を引いた。
私は生きていたいのか、あるいは別に終わってもいいと考えているのか、わからない。
破裂した炸薬が黄色っぽい爆風を咲かせた。
老朽化の進んでいた歩道橋は支えを失い、悲鳴のような軋みをあげながら崩れ落ちる。舞い上がった粉塵が視界を覆い隠す中、装甲車は更に速度をあげていった。
「見えなくなりました。撒けたみたいですね」
双眼鏡を外した梗が言うと、彼女はさっさと車内へ引っ込んでシートへ背を預けた。狙撃銃を抱き枕みたいにして、すうすうと寝息を立てている。
「……あんがと」
何が、と問う前に葵も車内へ戻っていった。空になったロケットランチャーはひったくられ、他の基地跡から回収したボックスの中に押し込まれる。合成炉のメンテナンスのために必要だった予備パーツと、後は簡易な生活用品などが入っていた。
一人残された私は、 - 18二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:46:16
もうないのん
飽きたんすね - 19二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:46:20
普通に読めるヤンケシバクヤンケ
- 20二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:46:43
もしかして入間人間とかにハマってなかったっスか?
〝同類〟の匂いを感じるんだよね - 21二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:47:18
- 22二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:49:29
ハッキリ言って今から続き書いても普通に面白くなりそうだから
読むよ俺 - 23二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:49:34
中学生の時期に描いていた話である事を考えると結構な文章力だと思われる
人によると思うけど話が戦闘シーンに終始してるのもあってワシは全然痛く感じなかったんだよね - 24二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:50:06
スレ主ー! カクヨムなりなろうなりでとっとと連載を始めろ!
- 25二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:50:21
もしかしてこのスレ執筆地獄部屋みたいになるんじゃないスか?
- 26二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:53:06
もしそうなったら俺が将来キャラデザ描いてみてやるいけーっ!
- 27二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 20:59:34
思ったよりまともな文章で驚いたのは…俺なんだ
ぶっちゃけ成人してるワシよりマシだと思ってんだ - 28二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 21:01:57
ガンスリンガーガールとかマルフーシャとかドルフロとか好きそうっすね
忌憚ない意見ってやつっす - 29二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 02:28:19
下劣なテンプレ量産ラノベなど>>1の相手にならぬわっ
- 30二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 02:41:46
おいっ早く続きを投げてくれっ
- 31二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 02:46:16
全然読める伝タフ
文章の書き方うまいッスね忌無意