「貴女の唇を奪うのも私…

  • 1二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:25:44

    ふふ、緊張しているのかしら、相変わらずお可愛いこと──」


    「…ふ、ふふ」
    「……!?」
    「残念だったですね、奪われるより先に貴女の唇を奪わせてもらいました」
    「………」



    プツッ

  • 2二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:26:14

    バッテリー切れですぅ…

  • 3二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:27:19

    キレたらとっとと入れ替えろマヌケェ…

  • 4二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:29:09

    Qここからヴィルシーナが優勢を維持する方法

  • 5二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:30:29

    ヴィブロスかシュワちに助けを求めたら?

  • 6二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:32:51

    >>4

    既に獣の口の中にいるようなものはもう無理

  • 7二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:36:56

    すみません、ここに来れば
    泣きながら「助けて!たすけて!たすけて!たすけてぇぇぇぇぇ!!!!!」って叫ぶヴィルシーナが見れると聞いて

  • 8二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:37:26

    一時の優位のために頑張ったらそれ以上に全身グチャグチャのドロドロに溶かされて、吹き出しちゃった色々でジェンティルさんの全身に自分の匂いを染み込ませちゃう姉さんは僕の性癖に合ってるから……

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:37:56

    >>7

    唇塞がれてるのでまず声出せないと思いますね…

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:38:53

    >>5

    今気づいたけどやたらシュヴァル筋肉質じゃね?

  • 11二次元好きの匿名さん24/09/13(金) 23:53:40

    犬が狼に勝てるわけないだろ!!!

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:00:09

    >>8

    シュヴァルツグラン。

  • 13二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:18:33

    >>12

    シュヴァツっち!?

  • 14二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:21:17

    ウマレーター?

  • 15二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 00:21:59

    どうして食べられる直前の焼きたてホットケーキにバターと蜂蜜塗るような行為するのヴィルシーナちゃん

  • 16二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 01:00:52

    >>1

     嗚呼────なんと言うこと。


     好意を抱いた相手が、例え目の前に居たとしても。私の心は、理性は、狂わない。慎重かつ正確に、臆病かつ恐れずに、心の距離を測る。測ることができるからこそ、この両の腕で貴女の身体を包み込む事ができる。

     そうして私は、この好意を静かに貴女の唇へ落とす。それで、今日はおしまい。おしまいにすると決めていた。自らを自制心で雁字搦めにして。


    「ふふ、緊張しているのかしら? 相変わらずお可愛いこ────」


     なのに。


    「……ふ、ふふ」


     彼女は、そっと私の両の腕の中で身体を持ち上げた。そして、これから奪うハズだったモノを、私よりも速く奪っていった。


    「残念でしたわね。奪われるより先に、貴女の唇を奪わせてもらいました」

     

     ────私としたことが。彼女のことを、誰よりも愛しく想う私であったならば、彼女がそうする可能性を思考の片隅に置けたハズだった。

     例え全身を灼かれる程の痛みで貫かれても、何もかも失って膝からくずおれても、彼女は折れない、決して折れない。仮に折れたとしても、何度でも折れた心を胸の奥から湧き上がる灼熱の意思で繋ぎ止め立ち上がる。

     そう、だからこそ。だからこそ貴女を、私は愛した。心の底から愛してしまったのだ。


    「……」


     不敵な笑みを浮かべ、その中で宝石のように煌めく瞳が、まるで星の海のようだった。私は、この状況に陥って尚、自分の失策を冷静に見つめていた。

     彼女の意思の強さ、彼女の性格、私への想い。私の行動にどう対応するか、全て読んだ上での行動。だからこそ、彼女を両の腕に包み込み、この想いを唇に落とすことができる。


     きっと、そこに。私は私がそうしたくて仕方なかった事に、意思を、想いを、込めすぎた。慎重かつ正確に、臆病かつ恐れずに、務めて、普段通りの私のように。

     それは、本当に私なのだろうか。誰よりも強く、美しく、最強たるウマ娘として或る姿だろうか。貴女が瞳に映し、その鋭く研がれた意思の刃を突き立てるに相応しい姿と言えるのだろうか。

  • 17二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 01:01:09

    「……ちょっと、少しは反応を返してくれても────」

     その答えは、自分で証明した。頭の中に聞こえた何かが切れるような音は、自分自身を雁字搦めにしていた自制心が千切れる音。
     私は、頭の中の思考が回るより早く、彼女の唇を奪い返した。何度も、何度も、何度も。彼女がそうしたよりも、ずっと深く。両の腕で彼女を抱きすくめ、ただ只管に愛をぶつけていた。

     嗚呼、ヴィルシーナさん。貴女が愛しい、愛おしくて仕方がない。貴女のその鋭い殺気を纏った瞳は、貫くような意志を宿した視線は、私にこそ相応しいもの。
     貴女のその情熱を、愛を、どうぞ捧げていらして。私は何度でも、何度でもそれに応えて差し上げますわ。

     ……正直今でも、この時一体どれ程そうしていたのか、あまりよく覚えていない。それでも、ふと意思を取り戻して彼女に視線を落とした時の、背筋をどろりとしたものが這い回る感覚は忘れたくても忘れられない。
     同時に────変わらず星空のように輝いて私を見つめる、貴女の瞳の色も。

    「……驚きました。想像していたより、ずっと繊細でしたので」

     彼女がふ、と笑みを浮かべたその時、私の背中に這い回っていた感覚が一瞬で消え去った。それでも、彼女は────私が愛した彼女のまま、真っ直ぐに私を見つめていたから。
     そして、その両の腕が、今度は私をゆっくりと絡め取る。

    「では、今度は私から。今更退いたりしないでしょうから、遠慮は致しませんわ」

     蒼い瞳の奥に、焔が揺らめく。私は迷わず、ターフで向けるものと同じ笑みで応える。私を絡め取ってくる彼女を、そっと抱き寄せながら。

    「どうぞ、いらして。貴女の熱情の赴くままに」

     そうして再び、私達の影が一つになる。月灯りの中で、彼女と私の瞳はいつまでも星のように煌めいていた。

  • 18二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 01:08:07

    >>1を読んで『独占欲はあるけど若干の理性も残ってた所に相手が一気に踏み込んできたので理性の糸が切れたジェンティルドンナと、そんな彼女をしっかり受け止めつつジェンティルドンナの愛情と期待に完璧に応えて見せるヴィルシーナ』という画がスーッと降ってきたので形にさせて頂きました

    夜分遅くに失礼致しました

  • 19二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 01:42:20

    ウワーッ!?
    急にとんでもない良文が投げられてる!!

  • 20二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 03:11:48

    こんな夜中に
    我先にとターフを駆ける幾筋もの流れ星のような
    誰よりも煌めいてみせると言わんばかりの恒星たちのような
    まばゆい星の海を彷彿とさせる文章を投下するんじゃあない

  • 21二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:12:32

    良作をありがとう

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 08:19:02

    良いジェンヴィルを見た
    たまには早起きするもんだな

  • 23二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 13:41:20

    やっぱジェンヴィルってなんとも言えない良さがあるなって、ケンカップルともなんか違うし

  • 24二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:44:36

    ヴィルシーナは勿論だけど意外とジェンティルドンナ側からの矢印も大きめなのが好き

  • 25二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:57:06

    個人的には上位存在と小動物?みたいに感じてる

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:23:20

    姉さんは手のひらで転がされてるのが似合う

オススメ

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