- 1白染セツナ24/09/14(土) 11:25:07
実戦から学ぶ、誰でも即戦力です。
あらすじ:
お馬鹿な誘拐犯(元爆弾魔)から過激な荒療治を受けたものの、未だにトラウマを克服できていない白染セツナ。そんな彼女が導き出したトラウマ克服の答えは、まさかの鍛え抜かれた筋肉でした。しかし、そんなふざけた方法が許されるはずもなく、セナ部長から貴重なツッコミを頂き、結局正式にゲヘナを離れて、トリニティ総合学園で治療を受けることに。医療交流を名目に、トリニティ総合学園への短期留学を決意したセツナ。しかし、彼女を待ち受けていたのは、トリニティの生徒たちからの偏見と敵意でした。
救護騎士団に入るとはいえ、敵だらけのトリニティに送り込むのはさすがに酷すぎるのではないでしょうか?
大丈夫、もう慣れていますから――(諦観)
セツナの試練はまだ終らない - 2二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:25:36
立て乙です
- 3白染セツナ24/09/14(土) 11:25:47
前スレです
ひょっとして……|あにまん掲示板ゲヘナ一番忙しいのはうちなの?お馬鹿さんたちが暴れたら死体が増えるし風紀委員会が動いたらお馬鹿さんたちが死体になるし下手すると風紀委員会の方々も死体になるかもしれないしよく風紀委員会=忙しいのイメージ…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】救急医学部はアットホームな職場です part2|あにまん掲示板異論は認めません……!あらすじ:誰も知らない所で、過酷な救護活動(週6徹夜で19連勤)を続ける、救急医学部の一般部員、白染セツナ。過労で倒れ、酷い後遺症を抱えた彼女は、部長のセナと先生(ついでにサヤ)…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】実家のような安心感、それが救急医学部です part3|あにまん掲示板むしろもう住んでいますあらすじ:大火災の中、命がけで負傷者を救い出したセツナ。しかし、その過酷な経験が彼女の心と体に深い傷を残してしまった。再び訪れた静かな病室生活の中、セツナは優しい仲間たちに支えら…bbs.animanch.com【オリキャラ・SS・🎲】健康と生活を支える福利厚生、救急医学部 part4|あにまん掲示板医療設備が充実してるから、倒れても安心です(三敗)。あらすじ:火事によるトラウマを抱えながらも、少しずつ前に進む日々を送っていたセツナ。ゲーム開発部では仲間たちと楽しみを共有し、トレーニング部では体を…bbs.animanch.com - 4白染セツナ24/09/14(土) 11:27:31
- 5白染セツナ24/09/14(土) 11:27:56
好感度
セナ→セツナ 67
セツナ→セナ 85
ヒナ→セツナ 66
セツナ→ヒナ 35
セツナ→先生 100
セツナと救急医学部の皆の仲良し度 100
サヤさんとの仲良し度 57
ルミとの仲良し度 89
ミネ団長との仲良し度 38
ゲーム開発部との仲良し度 62
スミレとな仲良し度 72
ジュリ 幼馴染
パンちゃんに懐かれる
レイサの好感度 98
火や煙がトラウマ 100
トリニティ生の態度と警戒 82 (1は無視、50は好奇心、100は敵視)
セツナが敵視される理由(トリニティ生)
ティーパーティーの情報を信じない(共有はしたらが噂を信じる)
正実の警戒 72 (1は救護騎士団に入るからノーマーク、100なら危険人物扱い)
セツナが警戒される理由(正実)
ハスミのせい(ゲヘナ嫌い) - 6白染セツナ24/09/14(土) 11:28:28
前レス最後のダイス:
トリニティでセツナの仕事ぶり 19 (1は偏見などのトラブルで上手くいかない、100は活躍、態度改善?)
トリニティ生活での出会い、遭遇、イベントなど:ハスミとスイーツカフェで遭遇(関係改善してくれ~)
**
ノープランで出来たスレはPart5になりました、これからもよろしくお願いいたします。そして前スレ>>191氣志團アンカーしてくださったのお方、リーゼントと特攻服はまだ用意出来ていませんので、今しばし救護騎士団セツナで我慢してください。(苦悶する顔)
- 7二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:33:19
一応10まで保守
- 8二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:40:40
- 9二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:43:08
10まで~
- 10二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 11:46:18
10
- 11124/09/14(土) 14:02:25
- 12二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:19:14
- 13二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:24:35
そういえば角は何の角なんだろうか
- 14二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:34:12
- 15二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:44:11
これじゃトラウマの治療なんて無理だよ…メンタルさらに終わるよただの拷問だよ…
というかいくら何でもトリニティ側が酷すぎるというか噂信じて大本営信じないとかこれがお嬢様の姿か…?
早いところ何とかしないと無理ですよこれ…おまけにハスミのせいでって…貴方達の上の茶会はしっかり説明してるのに一個人のせいで組織全体全てが警戒って組織としてどうなのよそれ…上の話信じない下部組織とかいくら何でも流石に駄目というか組織の暴走では…? - 16二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:00:24
- 17二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:02:26
- 18二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:06:38
- 19二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:10:32
- 20二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:44:04
いっそ先生大好きなんだし恋でもしてトラウマ吹き飛ばす勢い…でも有りだと思うの(暴論)
という訳でトリニティでも完治できなかった時は先生とデートしてもええのよセツナちゃん - 21二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:52:50
尊敬や憧れだから…
- 22二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 17:05:10
そこから発展する恋は…実在する!!(白ひげ並感)
妄言である事は認める自分も居る…が辛い思いばかりして来てるから恋人になれるとかそれ以外でもとにかく何かしらで報われても良いと思う自分もいる…悩ましい…
- 23二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 17:12:16
「同学年にばかでけぇ同僚がいます」by他の救急医学部1年
- 24二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 17:31:45
またオメェかい!
- 25二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 17:40:10
頭ゲマトリアがまたわきましたか。
- 26二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 17:43:10
へんたいふしんしゃさんが居るぅ…(キョウカ並感)
- 27二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:37:43
自重することは出来ないんすかね…
- 28二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:40:24
もう変態ってコテハンつけろオメェ
- 29白染セツナ24/09/14(土) 23:02:21
ゲヘナの救急医学部と比べると、トリニティの救護騎士団の仕事量はほんの一割程度。ゲヘナのように毎日乱闘が日課のようなこともないし、死体……ではなく負傷者が次から次へと部室に運ばれてくることもありませんでした。正直、最初は「楽な仕事になりそうですね」と考えていた時期もありましたが、実際に働き始めると、現実はそんなに甘くなかったです。
「はぁ?どうしてゲヘナの角つきから治療を受けなきゃいけないんですか?!他の人を呼んでください!」
「えっと、はい。ではハナエさん、お願いできますか?」
「はい!切断します!」
私の角を見た瞬間にキレる人。
「アイエエエ!?ゲヘナ!?ゲヘナナンデ!?」
「ミネ団長!患者が暴れています!」
「救護オォォ!」
私が救護騎士団に入ったという噂が広がっているはずなのに、それでも私を見るなり悲鳴を上げる人。
「ひぃん、そ、その消毒液で私のことど、どうするつもりですか?」
「患部を消毒します。」
「こ、今度はそのガーゼで……ま、まさか……」
「被覆します。」
「わ、わたくしは屈しませんわ!」
「はい、痒くなるかもしれませんが、我慢してください。」
「うわーん!ゲヘナの人から治療を受けるなんて怖すぎますわ!でもありがとうございますわ!」
「お大事に。」
私のことを過度に警戒し、一挙手一投足まで疑う人。
結局、私は診察や怪我の処置をできるだけ避け、薬品の整理など後方の仕事に専念することにしました。 - 30白染セツナ24/09/14(土) 23:02:35
「セツナちゃん、大丈夫?」
セリナさんが心配そうに、薬品のラベルを睨んでいる私に声をかけてくれました。
「大丈夫です。皆さんがちゃんと治療を受けられることが一番大事です。研修生の身でありながら、大したこともできず、申し訳ありません。」
「この前、セツナさんが注射が怖い生徒を落ち着かせたじゃないですか!おかげで私も無事に注射ができました!」
「えっと、それは患者が勝手に失神して……」
「まさかゲヘナに対する偏見がここまでとは……これは由々しき事態です。」
ミネ団長も不機嫌そうに呟きました。
「ゲヘナ出身の私を警戒するのは、ある意味正当防衛みたいなものですので、気にしないでください……」
「いいえ!セツナさんが何も悪くないのに、こんな仕打ちを受けるなんて!特に正義実現委員会も、セツナさんを危険人物扱いして!」
先日、正義実現委員会が私の登校初日に関する事情聴取に来ました。負傷者を抱えて校舎内を歩いていた件が問題になったのです。最初は緊張感が漂っていましたが、事情を説明し、自警団のレイサさんが証人になってくれたおかげで、なんとか誤解を解くことができました。特にレイサさんの力説が効果的で、委員会の人たちも困惑した様子で謝罪してくれました。 - 31白染セツナ24/09/14(土) 23:03:03
「きっと、皆さんもいつか分かってくれると思います。元気出してください!」
ハナエさんの温かい笑顔を見て、少し気持ちが楽になりました。
「ハナエさんの前向きな姿勢、本当に好きです。」
それに……少し羨ましいです。
「……セツナちゃん、明日のお休み、何か予定はありますか?」
「はい、休憩をするつもりです。」
「それが予定と言えるでしょうか……?えっと、この前友達からスイーツカフェのクーポンをもらったんですが、期限が迫っていて、もしセツナちゃんが予定がなければ代わりに使ってくれませんか?」
「セリナ先輩!私が空いてます!」
「ふふ、ハナエちゃんは明日ボランティアがあるじゃないですか?」
「ええ?そうでした?忘れてました!」
「私は……」と返答しようとする間もなく、いつのまにセリナさんが隣に来て、私の手にクーポンを握らせました。
「楽しんで行ってきてくださいね。」
悩む暇もなく、その言葉に促されるように、私は困った笑顔を返すしかできませんでした。 - 32二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:05:29
怖がられてはいるけど一部生徒は認識を改め始めてくれてるっぽいな…
スイーツ部辺りと交流出来たら色々気分転換になりそうだけど、どうかな…?
(レイサとはかなり好感度高くなってたからモモトーク交換してそう) - 33二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:07:03
避けるしかないのは辛い…そして騎士団のみんな優しさが身に染みる…
- 34二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:25:19
こうも有名になると将来的に二つ名とか異名とかつきそうねこの子
- 35124/09/14(土) 23:50:44
たくさんの感想を頂き、誠にありがとうございます。今回も曇らせ展開になりそうで難航しましたが、できるだけ楽しい展開に持っていきたいと思っています。
ティーパーティーの情報が信じられない理由として、まずエデン条約のいざこざでティーパーティーの権威が失墜していることが大きい……これはあくまで個人の解釈です。また、ティーパーティーから公開された情報が「問題のない生徒」だけだったため、実際に来たのがハスミより大柄で、裏社会でも通用しそうな顔つきの人物であれば、噂の方が信憑性が高いと思われます。残念です。
正実に関してですが、私はハスミとハスミパイが好きなので、ハスミアンチをするつもりは一切ありません、これだけははっきりと真実を伝えたかったです。ハスミがゲヘナを嫌っているのは前提として、不信感を抱くのは当然のことです。ティーパーティーの情報を聞いても、これまでのゲヘナとはあまりにも違いすぎて、逆に怪しく感じました。でも、最低限の理性があるので、たとえ前スレのダイスが100であったとしても、正実はただ警戒するだけで、セツナ本人に危害を加えることはありません。また、ツルギもいるので、もしハスミが本当に暴走したら、ツルギが止めるはず……というのが私の解釈です。私はまたツルギの「落ち着け」に脳が焼かれた先生の一人ですから。
恋愛についてですが、セツナの倫理ブロックが働いている間は、恋愛展開は多分ないと思います。もちろん、これは本編の話ですが、IFや妄想は自由ですし、何なら時間があれば恋愛IFを書いても……セナの脳が破壊されるかもしれませんが。ただ、セツナはこう見えても昨年まで中学生の15歳です。ミレニアムのモノレールで窓の外を興味津々に眺めたり、叱られたらすぐに泣いたりと、見た目より精神年齢が幼いです。もし恋愛展開があっても、エ駄死ではなく、ほのぼの系になると思います。コハルには申し訳ないですが……
レイサのモモトーク dice1d2=1 (1)
1.交換しました
2.交換するの忘れました
- 36二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:56:46
なるほど…こちらこそ取り乱してレスしてしまい申し訳ないです…ここからハスミとも仲良くなれる事を楽しみにしながら応援してます!
恋愛についてはIFでもあると嬉しいです…というよりほのぼの恋愛系は寧ろ大好きなので全然無問題です!
健全にデートしたりいちゃついてるの見るだけで癒されるというか微笑ましくて大好き何ですよね…キャラが幸せそうにしてるの見るのもまた好きです
レイサとも交換出来てて一安心ですね…これで何かあったら助けとか呼べそうですしより仲良くなれそうですので! - 37二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:12:05
そもそもとして、生徒は全員子供だからね~
- 38変態紳士24/09/15(日) 00:12:33
- 39二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:14:31
とうとうコテハン付けてる…怖…
- 40変態紳士24/09/15(日) 00:19:28
他スレ(ここ入れて18個)に書き込む時いちいち変えなきゃいけないんで……戻していいっすか?
- 41二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:22:46
えっと…ご自由にで良いと思います…
- 42二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:25:40
色々ありがとうございます。こうしてみると信じられない部分が出てもおかしくはない材料が揃ってますね…
ゲヘナでもないし表立って排斥してくる生徒がいないのは幸いでした
レイサとも順調に仲良くなってるようでなによりです
- 43二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 11:16:35
直接会って話せばきっとハスミもわかってくれる……はず
- 44二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 11:54:38
いくらハスミでもカフェで暴れることはない……
ないよね? - 45白染セツナ24/09/15(日) 20:52:00
休日、セリナさんからもらったクーポンをポケットに入れ、私はトリニティ自治区の街へ向かいました。街はやはりおしゃれで優雅な雰囲気が漂い、広がる並木道の左右には整然とした高級ブティックやカフェが立ち並んでいました。建物の外観はどれも白や淡いクリーム色で統一され、洗練された美しさを感じます。道行く人々はどこか上品で、ゲヘナとは対照的な空気に包まれています。
私の身長や角、そして顔の火傷痕も相まって、道を歩くだけで二度見されることが多いですが、直接話しかけてくる人はほとんどいません。これだけでトリニティの治安の良さがわかります。あの日不良に目を付けられたのは、やはりただの運の悪さだったのかもしれませんね。
携帯のナビに従い、静かな裏通りにある目的のスイーツカフェにたどり着きました。大通りから少し離れた場所にあり、街の喧騒を感じさせない静かな隠れ家のような店です。ゲヘナなら、こういった場所こそ不良たちのたまり場になりそうですが、トリニティではこの静かさがむしろ隠れた名店の風情を醸し出しているのでしょう。この違いが、ゲヘナとの文化の差なのかもしれません。
「いらっしゃいま……っ!あ、いえ、何名様でしょうか?」
店に入ると、店員さんが一瞬驚いた表情を浮かべましたが、すぐにぎこちない笑顔に戻り対応してくれました。
「一人です。」
店内に目をやると、淡い照明が店全体を優しく照らしており、木目調の家具やカウンターが温かみを感じさせます。壁にはセンスの良いアートが飾られていて、全体的に落ち着いたトーンで統一されたおしゃれな空間です。私は一人でこんなオシャレなカフェに入るのは初めてで、なんだか少し緊張しました。あとで写真を撮ってジュリさんに自慢しようかな、と考えながら、案内されたカウンター席に向かいました。
案内されたのは、店の奥にあるカウンター席で、外からは見えない静かな場所でした。目立たない席に案内されるのは、私がゲヘナ出身だからという配慮なのかもしれません。少し複雑な気持ちがしましたが、さすがトリニティと感心もしました。
「ありがとうございます。」
店員さんにお礼を言うと、彼女は少し目を逸らしました。これがトリニティ的な奥ゆかしさなのかもしれません。 - 46白染セツナ24/09/15(日) 20:53:06
カウンター席には、私以外にもう一人のお客さんがいました、いえ、テーブルにはdice1d4=2 (2) +1つのパフェが並んでいて、まだ他のお客さんがいるはずです。照明に照らされた彼女の長い黒髪は、艶やかに輝き、背中に流れるように落ちています。美しい人です。彼女がスプーンを手に取るその動きは、無駄がなく、優雅でした。スプーンをそっとパフェに差し込んでから一口食べると、少しだけ微笑んだ彼女の表情が和らいで見えます。
私は、その様子を見ていたら、なんだか自分もパフェを食べたくなってきました。彼女の隣から4席ほど離れたところに座ると、彼女が私に気づき、こちらに視線を向けてきました。軽く会釈すると、彼女もスプーンを口に運びながらもう一度こちらを見て……そして突然、驚いたように立ち上がりました。
「白染、セツナ!どうしてあなたがここに……!」
「えっと、私のことをご存知……?」
彼女が纏う黒い制服に目をやり、考えます。トリニティで黒いセーラーに赤いラインが入った制服は、正義実現委員会の象徴です。それに加え、その高い身長と背中の大きな黒い翼を見て、私は確信しました。まさか、彼女が——
「正義実現委員会の副委員長、羽川ハスミさん……?」
ハスミさんは私の言葉に答えるように、冷たい視線をこちらに向けました。
- 47白染セツナ24/09/15(日) 20:54:21
「……ここまで来て、私に何の用があるのですか?」
「え?」
「まさか私が一人の時を狙って……やっと本性を表したのですね!」
彼女の突然の敵意に、私はとっさに身を構えてしまいました。自然と拳を握りしめて、その動作に反応するかのように、ハスミさんも腰の銃に手を伸ばします。完全に誤解されている!私がここに来た理由はただ一つなのに……!
「わ、私は……!」
息を整えようと必死になりながら、私は心の中で言葉を探しました。
「……っ!」
「スイーツを、食べに来ました。」
その場に緊張が走り、ハスミさんの鋭い視線が私を貫きます。彼女は眉をひそめ、信じられないような顔で私を見下ろしました。
「それを信じろと?!私がみんなに隠れて、こっそり限定パフェを食べに来たというのに!あなたもたまたまここに来て、スイーツを食べに来たと言うのですか!」
どうしよう、本当に偶然なのに……!何か証拠になるものは——そうだ、セリナさん!力を貸してください!
「本当です!私はセリナさんからクーポンをもらって……!」
慌ててポケットからクーポンを取り出し、両手でハスミさんに差し出しました。彼女はクーポンをじっと見つめ、その目が徐々に険しさを失っていきます。
「本当に、たまたま……?」
「えっと、はい。そうだと思います。」
ハスミさんの顔が少しずつ険しさから複雑な表情に変わり、やがてその誤解に気づいたのか、苦悶の表情へと変わっていきます。私はその様子を見て、少しだけ安心しましたが、空気は重く沈んだままです。何とかこの場を和ませたいけれど、どうすればいいのか……
ふと、先ほど気になっていたことが頭に浮かび、つい聞いてしまいました。
「……あの、みんなに隠れて、とは……?」
「やめて……」ハスミさんは一瞬表情を固め、目を伏せました。 - 48二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:44:09
- 49二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:46:29
また先輩パフェを3つも食べちゃいます!!してる…
- 50二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:46:35
- 51二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:00:22
タッパとケツのでけえ美少女が二人……壮観やろなあ
- 52白染セツナ24/09/16(月) 02:12:48
「とりあえず、座ります?」
「……ええ、そうしましょう。」
私たちは無言で奥のカウンター席に座りましたが、さっきまでのやりとりは店内にいる人たち、特に店員さんにしっかり聞かれてしまっていたようで、痛い視線を感じます。早く注文しなきゃ、と焦ってメニューを開けた瞬間、ふとハスミさんが食べていたパフェのことを思い出し、彼女の方を見ると、再びその幸せそうな表情でパフェを楽しんでいます。
「あの……パフェ、美味しいですか?」
「嫌味ですか?一人で三つも食べて、食べ過ぎだとでも言いたいのですか?」
「あ、いえ、そんなつもりじゃなくて、ただ何を頼めばいいか悩んでいて……三つも食べるんですか?」
「……」
なんと、テーブルにあったパフェは全部ハスミさんの物でした。スイーツをあんまり食べないので、こんなに沢山食べるものでしょうか?
「……限定パフェ、今日までだから。」
「そうなんですね。じゃあ、私もそれにします。」
彼女が小声で教えてくれたことに少し気まずそうな顔をしていましたが、私はその言葉を信じて、店員さんに注文しました。三つも完食できる自信がないので、一つだけにします。 - 53白染セツナ24/09/16(月) 02:13:09
パフェを待ちながら、店の内装を眺め、いい感じの角度を見つけて写真を撮り、「一人カフェです。」と一文を添えてジュリさんに送信しました。すぐに返信が来て、パンちゃんの写真が送られてきました。どうやらまた料理を失敗したみたいです。
「ふふっ。」思わず笑ってしまい、慌てて手で口元を押さえました。顔が少し赤くなるのを感じながら、周りを確認すると、ハスミさんと目が合いました。恥ずかしさのあまり、「失礼しました」と軽く会釈すると、彼女が静かに言葉を発しました。
「……情報が本当だったとは。」
「え?」
「武器を持たず、嘘をつかない、穏やかで問題を起こさない性格だと判断され、短期留学が許可された。それが正義実現委員会に伝えられた、白染セツナのプロフィールです。」
「そんなことはないと思いますが……」武器を持たないこと以外は過言だと思います。
「だが同時に、素手で風紀委員会と渡り合い、いくつもの修羅場をくぐり抜け、ゲヘナ風紀委員長すら頭を下げさせたという噂も耳にしています。」
「絶対にそんなことありません!」
一体誰がそんな噂を……やはりあのお馬鹿ですか?彼女へのお土産はタオルセットに決めました。
「そして留学初日に不良を狩って、手土産として救護騎士団に渡したという噂も。」
「ちょっと待ってください!それはただの医療搬送です。戦ったのはレイサさんですし、彼女が先日説明してくれたはずですが……?」
「それでも信じられませんでした。ゲヘナのことが。」
ハスミさんの視線が私の角に向けられました。彼女は苦々しげに続けます。
「乱暴で理屈が通じない、型破りで礼儀知らず、そしてテロリストすら黙認する……それがゲヘナ。さらに私を嘲笑する万魔殿議長……どうやって信じろと?」
彼女の声は怒りに満ちており、八つ当たりするようにスプーンをパフェに突っ込みました。 - 54白染セツナ24/09/16(月) 02:13:34
「ハスミさん。」
口を開けず、視線だけこちらに。
「ハスミさんが言っていること、指摘、不満、怒り、全て正しいです。ゲヘナは馬鹿で、乱暴で、無責任で、暴れることが三度の飯より好きで、他人を傷つけることにも躊躇がありません。そんなゲヘナが、私も嫌いです。」
ハスミさんが驚いたように目を見開き、無言で次のパフェを食べ始めました。
「でも、ゲヘナにはそうではない人たちもいます。皆のために何かしたいと思い、毎日ゲヘナの生徒料理を用意する人たち。ゲヘナの無秩序を許さず、治安を維持する人たち。そして、負傷者のために昼夜を問わず治療をする人たち。私は彼女たちが大好きです。」
その言葉と共に、私の頭の中には彼女たちの姿が浮かび、思わず口元が緩んでしました。
「ゲヘナだから嫌い……そんな理由で、彼女たちを嫌うことは、私にはできません。」
「……」
「だから、ゲヘナを一括りにせず、一つ一つ公平に見てください。」
ハスミさんはしばらく黙ってパフェを食べ続けました。私のパフェが届き、彼女も三つ目のパフェを食べ始めた頃、ようやく口を開きました。
「……ええ、そうするように努力します。」
「ありがとうございます。」 - 55白染セツナ24/09/16(月) 02:14:04
- 56二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:28:12
まあ…この雰囲気から体型の話したら「イジった」判定出されて、関係改善とはならないだろうしそれでいいのだ
- 57二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:48:54
ハスミさぁ…
人が話してる最中パフェを3つも平らげるたのはどうかと思うぞ - 58二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 10:15:53
保守
- 59二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 15:45:36
- 60二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 15:49:59
よしビナーくんにでも喰わせようコイツ
- 61二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:35:55
- 62二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 03:16:12
このレスは削除されています
- 63白染セツナ24/09/17(火) 03:16:53
ハスミさんの誤解が解け、ゲヘナへの偏見は残っているものの、すべてを拒絶する姿勢は和らぎました。パフェを食べながら、私たちは穏やかな話を始めます。ゲヘナの話題さえ避ければ、ハスミさんはとても理知的で、穏やかな人なのです。それにしても、そんな優しい人をここまで怒らせた万魔殿議長さんは一体なにを……
「そろそろですね。」
ハスミさんの声に、ハッと我に返ります。
「あ、はい。」
カフェは夜遅くまで営業していますが、学生として夜中まで外出するわけにはいきません。医療活動が優先される場合は別ですが、今日はそのような用事ではありません。ハスミさんは私の分まで支払うと言ってくれましたが、今日はセリナ先輩のおかげでここに来ているので、自分の給料で支払うことにします。自分でカフェに行って、自分で支払う――これが私の一人カフェデビューなのです。
そう伝えると、なぜかハスミさんが私の頭を撫でてきました。 - 64白染セツナ24/09/17(火) 03:17:54
支払いを済ませ、先に外へ出てハスミさんを待っていると、予想外の人物と鉢合わせしました。遠くに見えたのはミネ団長です。彼女が私を見つけると、すぐに駆け寄ってきて、私の両肩をしっかり掴みました。。
「セツナさん!大丈夫ですか!」
「え、ミネ団長?」
「怪我はないですか?撃たれました?それとも殴られました?ああ、顔色が……かわいそうに、きっと怖かったでしょうね……」
ミネ団長は心配そうに体中を触り、最終的に両手で私の顔を挟むようにして覗き込みます。
「あ、顔色はいつもこんな感じですけど……それより、どうしてここに?」
「スイーツカフェでセツナさんが正義実現委員会ともめごとを起こしたという噂が広まっていたのです!」
そう言って、ミネ団長が端末を取り出します。そこには、私とハスミさんが映った写真が。しかも、ちょうど私がクーポンをハスミさんに差し出している瞬間を撮られていて、それがまるで私が彼女に何かを献上しているように見えるではありませんか。そして、その写真のキャプションは「ゲヘナ、正実に成敗される」と書かれていました。
「違います、私はただ……」
「心配しないでください。救護騎士団はセツナさんの味方です。私たちも甘かった……セツナさんをトリニティで一人にするなんて……」
「いや、いつも一人で通学してますけど?」
その瞬間、後ろからハスミさんの声が。
「セツナさん、お待たせし……」
「ハスミ副委員長!やはりあなたでしたか!?」
「ミネ団長?どうしてここに?」
「団員を守るために決まっています!正義実現委員会の副委員長が恐喝や脅迫まがいのことをしているなんて!」
「あの、話が見えないのですが……」 - 65白染セツナ24/09/17(火) 03:18:30
事態が飲み込めない私は、必死に説明しようとしますが、ミネ団長の勢いに圧倒されて言葉が出ません。
「セツナさん、ここは私に任せてください!」
ミネ団長は私を守るかのように前に立ちはだかり、ハスミさんに向かって声を張り上げます。
「ハスミ副委員長!セツナさんはゲヘナ学園の生徒ですが、誰よりも善良な方です!そんな方から物を奪うなんて、どこが正義ですか!」
「何も奪ってませんけど!?」
「セツナさんは、ここに来てから偏見にさらされ、形のない暴力を受けてきました。それでも文句一つ言わず、救護を全うしてきた。その心優しい彼女に、あなたは何をしたのですか!」
「え、暴力なんて受けてませんけど……カツアゲは初日だけですし……」
「セツナさんがこの前、救護騎士団の皆さんとお茶会をしましたよね。セツナさん、こう言ってましたよ。『初めてのお茶会です』って。」
「えっと、はい、そうですね」
「あれが初めてのお茶会ってことは、ここに来てから一度も誰かにお茶会に誘われてないってことじゃないですか!」
ミネ団長の言葉に、一瞬、場が静まりました。私はハスミさんの方に目を向けると、彼女の顔にどこか憐れみの色が浮かんでいるのを感じました。えっ?これっていじめ……?そんなに深刻な話だったんですか?
「セツナさんの辛い現状は理解しました。でも、それが私のどこが悪いっていうんですか!」
ハスミさんが強い口調で問い返しますが、ミネ団長は更に一歩踏み込んで声を張り上げます。
「本当に分からないんですか!?目を覚ましてください!」
「話になりませんね……私はただ、パフェを食べに来ただけなのに……」
「そもそもあなた、ダイエット中じゃないですか!どうしてパフェなんかを食べてるんです!だから体重がdice1d10=6 (6) キロも増えて……」
「ちょ!どうしてあなたが私の体重を知ってるんですか!?」
「生徒の健康を守るのも救護騎士団の使命です!そして、私はハスミ副委員長の健康が心配です。一人の友人として!」
「余計なお世話です!それに、人の体重を軽々しく口にしないでください!」
「軽くないですのに!」
「はぁ!?」
二人の間に緊張が走り、とうとう互いに飛び掛かろうとしました。
- 66124/09/17(火) 03:19:37
- 67二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 05:23:02
思い切って大声で何も奪われなかった事と噂は誤解で寧ろ誤解が解けて談笑できた事を団長に話す
- 68二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 05:57:49
- 69二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 06:10:17
二人の間に入ってやめてくださいと叫ぶ
- 70二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 06:11:33
- 71二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 06:32:48
救護波動でも出して団長の気をこっちに反らすか…
- 72二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 08:46:12
止まらないunwelcome school
お茶会誘ってあげてよ宇沢…ついてにスイーツ部も紹介してあげて - 73124/09/17(火) 12:44:39
- 74二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:03:18
いやぁ……罪な女ですなぁ…
ところで……ハスミの不健康さを知ったセツナは…健康管理しそうですねぇ……
一緒にトレーニング!!
汗だく!!水が滴るお美しい!!!
ぐへへへへへへへ!!! - 75二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:04:20
うわでた
- 76二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:05:15
救護波出ちゃった
- 77二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:16:58
- 78二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:13:52
- 79二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:16:23
- 80二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:23:31
コイツあの変態か?それとも別人か?
- 81白染セツナ24/09/18(水) 00:32:32
私のミスでした。(苦悶する顔)
>>77の言う通り>>68は2ですので2が出たら……になるはずです。どうすればいいのか分かりませんが、とりあえずダイス結果に従がい二人の間に入ります、そして救護波も出します、団長の気をこっちに逸らします(欲張りセット)
**
「今すぐ正義の道に戻るのです!それからセツナさんの物を返すのです!」
「だから、何も取っていません!」
ミネ団長とハスミさんが、互いに鋭い視線を交わし、一瞬のうちに飛び掛かりました。次の瞬間、二人は言い争いから素手での戦闘に移行し、互いに組み合うようにしてキャットファイトを始めたのです。
髪を引っ張り合い、手を掴んで捻り、時折小さなパンチを繰り出しながら、二人は道端で乱闘を繰り広げます。スカートが翻り、足が絡み合いながら倒れ込む姿は、まるで本能に従って戦っているかのようでした。ハスミさんの冷静さはどこかへ消え、ミネ団長の団長らしい落ち着きも跡形もなくなり、二人は激しく取っ組み合います。
私が呆然と立ち尽くしている間も、二人の動きは止まりません。道は人通りが少ないものの、このままでは誰かに見られてしまい、またありもしない噂が広まってしまうでしょう。しかも、正義実現委員会と救護騎士団の二大勢力が、こんな誤解から政治的な問題に発展したら……その原因が私だったら、いったいどうやって謝罪すればいいのか。焦りが胸を締め付けます。
二人のキャットファイトはますますヒートアップし、まだ怪我はないものの、これ以上続けばいつ銃が抜かれるかわかりません。強引にでも止めるべきですが、私にはそんな力は……いや、もしレイサさんを呼んだら?彼女なら止められるかも。でも、こんな乱闘に彼女を巻き込むわけにはいきません。
- 82白染セツナ24/09/18(水) 00:33:03
そう、これは全て私のせいです。私が責任を取らなければなりません。どんなに弱くても、不器用でも、愚かでも、自分のせいで起こったことに向き合わないといけません。戦うことが怖くても、傷つくことや傷つけることが嫌でも、目の前で傷つきそうな人たちをただ見過ごすことはできません。
気がつけば、私は両手を大きく広げ、二人の間に飛び込んでいました。
バシッ!バシッ!
前後から二人の拳が私に直撃し、鈍い痛みが体を襲います。私は筋肉があるだから我慢できました、筋肉がなかったら我慢できませんでした。。スミレさん、ありがとうございます。
「喧嘩は!やめて、くださーい!」
「「セツナさん!?」」
二人が驚いた顔で私を見つめます。息を切らしながら、私は必死に説得を試みました。
「全ては誤解です!ミネ団長、お願いします!話を……」
「セツナさん!不義の輩に恐れることはありません!これも救護の……」
「誤救護です!!」
その瞬間、私の中で何かがプツリと切れた感覚がありました。怒りと焦りが混ざり合い、抑えられていた力が一気に溢れ出します。気がつけば、私の叫びと共に体から波動のようなものが広がり、ミネ団長とハスミさんを押し返していました。 - 83124/09/18(水) 00:34:20
二人からもらったダメージ
団長から dice1d50=26 (26)
ハスミから dice1d50=28 (28)
二人を止めたが dice1d4=2 (2)
1.一人でミネ団長とハスミを制圧した噂が……(恐怖)
2.ミネ団長とハスミがとセツナの三角関数が噂に……(魔性)
3.お茶会誘にわれていないことが周知の事実に……(憐れみからの……?)
4.ハスミが太ったことが拡散されました……(無慈悲)
救護波とは一体なんなんでしょう……
とりあえずセツナの救護波は他人にダメージを与えないタイプなものです、他の効果は未定
- 84二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 00:45:47
うおおお!何か出ました!ミネ団長!これは一体…
- 85二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 00:51:47
- 86二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 00:55:45
また変な噂が…変な噂とか根も葉もない噂ばかり増えていってどんどんトリニティでの肩身が狭くなって騎士団とかハスミ先輩やレイサ以外から孤立していってるような…
どうにか早いところ打ち解けられるといいね…
救護波を出せたなら立派な救急救命部にして救護騎士団の一員ですね!(グルグル目) - 87二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 01:17:02
誤救護にごわす…
そして面白い事になって来ちゃった - 88二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 06:14:12
知らん…何それ…怖…とは言わなそうなのが団長なんだよな…
- 89二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 06:50:11
んなチェストみたいな…
- 90二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:26:31
ひょっとしたらミネ団長とセツナは同じ場所(薩摩藩みたいな)の生まれかもしれんね…
- 91二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 16:55:18
団長は古い家系出身
セツナはゲヘナ出身
あとセツナ性格的に優しいすぎるから多分違う - 92白染セツナ24/09/18(水) 22:53:25
何か見えない力に押し返されたミネ団長とハスミさんは、一瞬驚いた表情を見せましたが、すぐにお互いを警戒するように身構え直しました。二人の間には、まだ緊張感が残っているようです。
「誤救護、ですって?どういうことですか?」
「ハスミさんは何も奪っていません!クーポンはちゃんと使いました!」
焦る気持ちを抑えつつ、私は冷静さを取り戻しました。救急医学部の買い出しで身につけた習慣、今が頼りです。ポケットから、少ししわくちゃになったレシートを取り出し、手を伸ばして高く掲げました。
「レシートです!」
沈黙が場を包み、ミネ団長とハスミさんは視線を交わしました。やがて、ミネ団長が困惑した顔を浮かべ、ため息をつきました。
「セツナさん……そのレシート、こちらからは見えませんが……」
「あっ、すみません!」
急いでレシートをミネ団長に手渡すと、彼女はざっと目を通し、黙って目を閉じました。
「ハスミ副委員長に脅かされて、彼女に奢らされた……ということではないようですね」
「はぁ?」
ハスミさんの反応を無視して、私はミネ団長に真剣な顔で伝えました。
「違います!私だけの分です!むしろ、ハスミさんはもっと食べてました!」
「なるほど、それなら納得です。」
「ちょっと、何を言ってるんですか!?」
ハスミさんが後ろで抗議する声を上げましたが、私はここでミネ団長を納得させるために話を続けるしかありませんでした。 - 93白染セツナ24/09/18(水) 22:54:11
「……どうやら、本当に誤解だったようですね」
ミネ団長はそう言って、やっと納得したように深く頷きました。
「だから最初から言っていたじゃないですか!もう……」
「私の早とちりでした。謝罪いたします。それに、セツナさん、誤った救護を止めてくださってありがとうございます。救護騎士団の名誉を守ることができました。」
「いえ、そもそも私が誤解を招くようなことをしたのが原因です……ハスミさん、申し訳ありませんでした。」
私は深く頭を下げ、ハスミさんに謝罪しました。すると、ハスミさんは少し呆れたようにため息をつきました。
「誤解が解けたので、それで十分です。そもそも、私がセツナさんに最初から敵意を持っていたのが問題でしたし……」
「それは聞き捨てなりませんね……」
ミネ団長が鋭い視線を再びハスミさんに向けましたが、私はすぐに団長をなだめるために割って入りました。
「み、ミネ団長!もう大丈夫です!誤解は解けましたから!」
団長をなんとか落ち着かせ、再び事態が悪化しないように努めました。
やがてハスミさんは正義実現委員会の部室に向かうため、私とミネ団長の二人だけがその場に残されました。ミネ団長も救護騎士団の一日の業務を終えたばかりだったので、護衛を兼ねて私と一緒に寮まで戻ることになりました。
**
団長「セツナさんのあの力……」 dice1d4=4 (4)
1.素晴らしい救護でした(救護)
2.「あれは正しく救護です!」「えっと、救護ですか?」「救護です!」「救護……?」「救護オォォ!」「きゅ、救護ォォ!」「救護(満足」(救護)
3.知らん…何それ…怖…触らないでおこう……
4.>>97までダイス
- 94二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:01:03
ゲヘナにも救護の魂が伝わっていたのですね、喜ばしいことです
- 95二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:04:27
人は皆心に救護魂を持っているから…
- 96二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:31:31
ksk
- 97二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:38:28
- 98124/09/18(水) 23:46:08
- 99二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 00:15:32
このリアクション、救護魂持ちの汎用スキルなのか救護波……
- 100二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 00:34:13
安価のやり方間違えた、すまぬ…
- 101二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 07:38:48
朝保守
- 102二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 07:52:07
- 103二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 13:28:59
そーだ!そーだ!と変態も声を大にして抗議したい!!
バスタオル…セツナをミセロォォオオオオオオ
布が肌にくっついて…スタイルが際立つ!!
水滴が太ももに……ツーと滴るお姿!!
お風呂場の温度で高揚したお顔!!!
ぐへへへへへへへ
他にも語り尽くせないほど!!
お風呂イベントってやつはねぇ!!!
お風呂イベントってやつはねぇ!!!!!
スゥゥゥウウゥウ……i…(変態はホスト規制されました) - 104二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 14:49:23
セツナの顔の傷と背と乳なら公共浴場入るとすごい見られそう
- 105二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 19:13:27
たとえダイスの邪神がお風呂回いらないだとしても、それはセツナちゃんの裸体を諦める理由にはならない。
角、身長、胸、火傷すべて目立つからな
団長と一緒に入ったらまた噂が加速する… - 106二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:55:39
今は難しいかもしれないが、いつかは必ず見れるはず
- 107白染セツナ24/09/20(金) 00:47:12
ハスミさんの誤解が解けたことで、正義実現委員会に過度に警戒される心配はなくなりました。しかし、他のトリニティの生徒たちはやはり私のことを怖がっているので、普通の診察や怪我の処置は、ほとんどセリナさんに任せきりでした。セツナさんは優秀ですし、それはそれで問題ないのですが、私ももっと役に立ちたいという思いは強くなっていました。
そんなある日、なんと正義実現委員会のメンバーたちが私の処置を受けても大丈夫だと言い始めたのです。むしろ、進んで受けたいとまで。きっとハスミさんが何か後ろで働きかけてくれたのでしょうか?そこまで気を使ってもらうのは少し申し訳ない気もしますが、何より嬉しかったです。みんなの役に立てることが、一番の喜びですから。
「処置完了です。これくらいの怪我なら、明日には良くなるはずですよ。」
「ありがとうございます……」
それは、正義実現委員会の一般委員の一人に治療をしていた時のことでした。
「あ、あの……」
「はい、なんでしょうか?」
「セツナさん……ですよね?あの、留学生の……」
「はい、ゲヘナ学園救急医学部の白染セツナです。今は救護騎士団の一員として頑張っています。」
「ちょっとお聞きしたいことがありまして……」
「何でしょう?」
「えっと……セツナさんは、ハスミ先輩、副委員長とはどういう関係なんですか?」
その質問に一瞬、困惑してしまいました。どういう関係と言われても……私とハスミさんは偶然スイートカフェで会っただけです。その後も一度も会っていませんし、赤の他人ではないけれど、友達とも言えない、ただの知り合いとしか言えない。どう答えたらいいか迷っていると、彼女は慌てたように補足しました。
「いや、その……セツナさんとハスミ先輩がデート……じゃなくて、出かけたとか……」
あぁ、やっぱりスイートカフェのことを言っているんですね。説明は簡単ですが、あの日のことはハスミさんにとってあまり他の委員会の人たちに知られたくない出来事だと思います。特に、パフェを食べに行ったことは秘密にしておいた方がいいでしょう。でも、嘘をつくのもちょっと…… - 108白染セツナ24/09/20(金) 00:48:25
「すみません、それは……秘密です。」
悩んだ末、出した答えはそれでした。正直に言うのが一番だと思いましたが、秘密にしておくことが今は正解だと信じたのです、主にハスミさんの名誉のために。
「ひ、秘密の……関係……あぅ……」
なぜか彼女は頬を赤らめ、そわそわし始めました。
「で、では、ミネ団長とは……?」
「ええ、仲良くさせていただいております。常に気にかけてくれる、大切な先輩です。」
「大切な……!うわ、やっぱり噂は本当だったんだ……」
彼女は何かを小声で話しながら、興奮した様子で、突然私の手を両手で握りしめました。
「セ、セツナさん、本命は?本命はどっちですか?」
「ホ、ホンメイ?」
その言葉に一瞬戸惑いました。トリニティ訛りでしょうか。意味がわかりません……
「どっちが、仲良しになりたいですか!」
「え、えっと……どちらでも?できれば、ミネ団長もハスミさんとも、仲良くしたいです。もちろん、トリニティの皆さんとも……」
ゲヘナ云々というよりも、これは私個人の願望です。皆ともっと仲良くなりたい。それだけです。
「ミネ団長だけでなく、ハスミ先輩とも……それに皆も……も、もしかして……わ、私も?」
「もちろんです。患者と個人的な交流はよろしくないですが、でも治療者ではなく、個人的に仲良くなりたいと思っています。」
「私まで……こんな、こんなの……」
彼女は私の手を放し、顔を真っ赤にして外へ小走りで去っていきました。
「エデン条約すぎますうぅぅぅ!正義が実現されちゃううぃぅぅぅぅ!」
「え……?」
私は一体何が起きたのか、まるでわからず、ただ彼女の後ろ姿を見送るしかありませんでした。 - 109124/09/20(金) 00:51:36
- 110二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 01:02:28
うわぁん!ダイスの神の思考が読めません!もうおしまいです!
セツナはきっとこのままハーレム女王になってしまうんです… - 111二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 05:21:59
評価さらに悪化してる…もう次関係改善イベントやる時はダイス振らないでスレ主が決めて良いんじゃないですかね(暴論)
なんかもう…ここのダイス神振るたびに晴らそうとせず曇らせようとしてますし… - 112二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 08:10:40
そういうのを見るのもダイススレの醍醐味だし…
- 113二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:04:38
関係が悪化する
お風呂回はなし
なるほど
………敵だね(ダイスが) - 114二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 13:38:07
でもこの子……万人を魅力する素質あるし……割と妥当と思う(このままトリニティを支柱に収めてまえ!!)
- 115124/09/20(金) 13:47:50
取り返しのつかない状況になりそうな場合はダイスを捨てます
今はまだ大丈夫、たぶん大丈夫と思う、大丈夫じゃないかな……
何なら追加のダイスを振ります
いじめは dice1d2=1 (1)
1.ある(内容は>>119までダイス)
2.ない
(コッソリ
- 116二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 16:56:14
なぜダイスを振った…
いじめは……
毎日机の上に(トリニティ的に)安い紅茶の茶葉を置かれる - 117二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 17:04:51
ダイスくん、どうしてそっちは「アリ」になるんだ…
ダイス内容「ウソ通報…だと?」(ミネ団長の絆エピというかメモロビのキッカケのやつがセツナにも) - 118二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 17:15:04
ミネ団長やハスミ副委員長が籠絡されるなんて……!
きっと催眠術とか洗脳とかの悪魔(ゲヘナ)的技術を用いたに違いありませんわ!
という噂を流される - 119二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 17:52:10
- 120124/09/20(金) 18:25:19
- 121二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 18:30:46
あ…たるんだねぇ…(117を書いた人)
ミネ団長のやつは「森の中で迷ったから来てくれ」って電話で言われて夜になるまで探したけどいない
そしてもう一回電話がかかってきたか、電話をかけたかしてミネ団長が「ところで、逆探知の権限あるの知ってる?」って言ってそいつらのとこにすっ飛んでいくっていうやつだったかな。 - 122二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 18:32:54
あの…幸せを願ってる自分の思いは受け取ってくれないんですかダイス神…?
- 123二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 19:03:38
- 124二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 19:22:49
ダイスくんさぁ…
- 125二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:00:28
ほ
- 126白染セツナ24/09/21(土) 02:41:12
最近、どうも様子がおかしいです。少しずつトリニティでの生活にも慣れてきたはずなのに、気づけば周りの雰囲気が変わっていました。昔は無視されたり、避けられたりすることには慣れていたのに、最近はなぜか注目されることが多いのです。私の方を見てひそひそと話し、目が合うとすぐに逃げるように去っていく。私の身長や角が目立つから、見られること自体には慣れていますが、こんな風に見られるのは珍しいし、正直落ち着かない気持ちです。
ゲヘナでのように火に燃やされたとか、撃たれたとか、爆発に巻き込まれたわけではありません。だから文句を言えるほどのことではないのですが……それでも、何か悪意を感じます。ゲヘナでは馬鹿にされることはありましたが、嫌われたことは……一度もなかったはずです。もしかして、私はトリニティのどこかでタブーを破ってしまったのでしょうか?救護騎士団のみんなに聞いても「問題ない」としか言われませんし、みんなが優しいから、気を遣って本当のことを言えないのかもしれません。
セナ部長、私はちゃんとトリニティでやっていけるのでしょうか?無表情のセナ部長と、笑顔が絶えない救急医学部のみんなの顔が浮かびます。懐かしさと共に、心の中で自問自答する日々です。
そんな時、ポケットの端末が振動しました。誰かからの電話のようですが、番号非表示。相手が誰か分かりませんが、とりあえず出てみることにします。
「救急医学部……あ、いえ、救護騎士団のセツナです。」
「た、助けてください!」
電話の向こうから焦った声が響きました。突然のことに驚きましたが、すぐに冷静さを取り戻して対応します。
「どうしたんですか?怪我ですか?」
「け、怪我です!足が動かなくて、帰れません!」
その言葉を聞いた瞬間、先ほどまでの悩みがすべて吹き飛び、私は電話の向こうの声に集中しました。
「どこにいるんですか?今すぐ団長を……」
「だ、ダメです!救護騎士団はやめてください!」
「どうしてですか!?」
トリニティでは、救護騎士団以外に医療組織はありません。ならば、なぜ救護騎士団を拒むのでしょうか?単にお医者さんが怖いという理由なら、そこは無視し、団長に連絡しても良いと思いますが…… - 127白染セツナ24/09/21(土) 02:43:39
「救護騎士団が怖いんです!」
相手は激昂し、大声で叫びました。
「救護騎士団の団長が来ると、いつも負傷者が増えるんです!」
団長に連絡しようとしていた私の指が止まりました。
「バットで患者を叩き寝かせるし、トリカブトのお茶を出すし!」
……ハナエさんですね。
「誰もいないはずのところに、いきなり現れるんです!」
……絶対にセリナさんです。
どうしましょう。心当たりがありすぎて、団長に連絡するのが少し戸惑われます。
「怖くないのはセツナさんだけです!助けてください!」
そう言われた瞬間、なぜか無性に力が湧いてきました。私にしかできない仕事、私にしか助けられない人がいる。そう思うと、もう迷うことはありません。
「分かりました。すぐに向かいます。居場所を教えてください!」
「ぷっ、はい、私は今……」
相手が示した場所を確認し、私は救急パックをしっかりと腰に巻きつけ、走り出しました。
「分け隔てなく、救護が必要な場に救護を。」
そう誓いながら、私は足を止めることなく、現場へ向かいます。
**
嘘通報が示した場所とは?
>>131までダイス
- 128二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 05:13:32
補習授業部部室(現在活動中で全員居る)
- 129二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 05:41:04
普段使われていない空き教室。
なおそこにはズタズタにされたミカの私物があり、
思わず手に取ってしまった現場を、私物を探しに来たミカ本人に見咎められてしまう。 - 130二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 10:53:07
いい子なのに、覚悟を決めって向かう先はいたずら通報…不憫だ
安価は
カタコンベのある遺跡地区(エデン4章へようこそ - 131二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 10:57:18
- 132二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 11:36:53
んーーー……わっぴー引かんかなぁ
んでわっぴ様相手にパーフェクトコミュして気に入られて……周囲の誤解とか陰湿イジメが加速するんや!!
その後……全てバレた時に……トリニティ・シュノウジン達の怒りを浴びやがれ……トリカス共…… - 133二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 11:45:29
怖がられるのに心当たりがありすぎる救護騎士団ェ……
- 134二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 12:11:14
騎士団は何で問題ないと言ってるんだ…?気を遣ってるのか…?
そして本来ならトラウマ回復とかメンタル回復で来てるはずなのにどんどん悪化してる気がするし…これもうトリニティでトラウマ治療は無理なのでは…?
もうここまで来ると誤解解けたとしてもどうなるか…信じて留学生として送り出したのに誤解から噂流され人間関係悪化してイジメられてるのに茶会は何も出来なかったとかマコトが嬉々として責めそうですね… - 135124/09/21(土) 13:10:41
- 136二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 13:31:00
- 137二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 14:52:04
ナギちゃん何も知らない説
エデン3章の後処理が忙しいのかな
補習授業部か…
ハナコは警戒する
コハルは光側だからいけるかもしれない
ヒフミとアズサは…セツナちゃんモモフレ知ってる? - 138二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 15:10:50
良かった…穏便そうで…
ハナコ気づいてなんとかしてくれ…もう騎士団と正実以外針の筵状態だからなんとかしてほしい
ナギサ様は…何にも気づいてなさそうなのか?
忙しいから仕方ないか…或いは人柄的にセーフだし声明も出したからこちらから気にかけたり心配しなくても大丈夫と思ってるとか…?
ところで時系列ってどうなってるんでしたっけ?エデン四章終わってるとばかり思ってたんですが勘違いだったかな…? - 139二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 15:22:43
そうだったんですね…こちらこそ勘違いして申し訳ないです…
- 140二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 15:30:04
平和な補習授業部の部室にミノタウルス染みた救護が!?
- 141二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 16:08:23
- 142二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 18:46:59
そっか、晄輪大祭でセナが言ってた救護騎士団の噂はセツナから聞いたのか…
- 143二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:48:10
ハナコならきっと気付いてなんとかしてくれるはず…!
- 144白染セツナ24/09/21(土) 23:53:51
負傷者が示した場所は、トリニティの本校舎から少し離れた、使われていない校舎の一室でした。ここで怪我をして動けなくなったら、確かに誰も見つけられないかもしれません。あの子がどれほど不安だったのか、考えるだけで胸が痛みます。
本来なら彼女の意識と周りの状況をリアルタイムで把握するために、通話を続けるべきでしたが、途中で何らかの問題が起こり、電話が切られてしまいました。今はもう一刻の猶予もありません。彼女がここで助けを待っている。そう思うと、自然と足が速くなり、焦る気持ちが身体を前に押し出していました。
しかし、空き校舎に足を踏み入れた瞬間、何かが作動する音がして、すぐそばで突然爆発が起こりました。衝撃に反応する暇もなく、私は爆風に吹き飛ばされ、床に何度も叩きつけられました。気づけば全身が痛みで痺れ、何が起こったのか理解するまで数秒がかかりました。
「ブービー、トラップ……?」
上半身だけ起こして、周囲を見渡します。すると、壁や床の隙間に、いくつかの爆弾が巧妙に設置されているのが目に入りました。あの子がここで動けなくなった理由がすぐにわかりました。これでは、無事にここから抜け出すのはほぼ不可能です。
「なるほど……これが怪我の理由ですか……」
ふらふらと立ち上がり、トラップを避けて慎重に進もうとしましたが、まるで私の動きを予測していたかのように、別のトラップが作動し、またもや爆発が起こりました。爆風に押され、体がバランスを失い、再び床に倒れ込みます。
「……っ!」
体が軋み、鈍い痛みが全身を走る。何とか立ち上がるも、足が震えて思うように動かせません。
「こんな時、ミネ団長がいれば……」思わず、口から悪態が漏れます。けれど、彼女をここに呼べば、負傷者が団長を見た途端にパニックになってしまうかもしれない。ここは私が一人でなんとかするしかありません。
幸い、トラップには火や煙を発生させるものはないようです。それがあれば、私はトラウマで身動きが取れなくなっていたでしょう。状況は厳しいですが、まだ私には動く力が残されています。 - 145白染セツナ24/09/21(土) 23:54:12
体を低く沈め、慎重に動き出します。両手を床につけ、ゆっくりと体重を移しながら、クラウチングスタートの体勢を取る。床に伏せていたせいで、全身に痛みが走るが、ここで立ち止まってはいられない。怪我をした足を意識しながら、呼吸を整えます。
予測されているなら、こちらも予想外の動きをするしかない……
頭を低く、急所をしっかり守りながら、私は目の前の空間を突き抜けるように走ります。爆発音が背後で響き、衝撃が体を揺らしますが、私は決して止まりません。全身の力を込めて、地面を蹴り、次の瞬間にはトラップの範囲を抜け出していました。
息が荒く、全身が痛みで悲鳴を上げていますが、私は振り返らずに走り続けます。トラップの作動音を背後に聞きながら、ただひたすら前へ。
そして、負傷者が待っている教室の扉を見て、突入します。
「救護騎士団です!救護が必要な方はどちらに?!」
扉の向こうには、目を丸くして、私を見詰めてる四人の生徒しかいませんでした。
**
シスターマリーは無傷でこれを通ったらしい - 146124/09/21(土) 23:56:14
セツナのダメージ dice1d100=59 (59) (最低10 最高70 一応走れる程度)
ナギちゃんはセツナに対するいじめ・噂のこと dice1d2=2 (2)
1.まだ知らない (情報の優先度が低いので)
2.一応知ってる (だがそれどころじゃないほど忙しいし、そこまで深刻なことだと把握してない)
セツナはモモフレンズのこと dice1d100=43 (43) (50以下は知らない、100はヒフミ級)
知ってる場合、推しは dice1d8=5 (5)
1.アングリーアデリー
2.ウェーブキャット
3.スカルマン
4.ビッグブラザー
5.ピンキーパカ
6.ペロロ
7.Mr.ニコライ
8.箱推し
実はあんまり考えてないです。
今の感じは多分三章後、四章前?でも実際四章の後にしても矛盾がないので……
あれです、安価とダイスのみぞ知る
今後の安価に任せます
- 147二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 00:02:26
ナギサ様…忙しいのはわかりますけども早めに把握しとかないと不味いレベルで深刻化してるし最悪学園間での問題になりかねないです…
授業部のみんな手助けお願いね…そして大分怪我してる… - 148二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 10:12:16
状況を把握したらまた胃に穴があくのでは?
- 149二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 13:44:36
気まぐれに留学生の現状報告を聞いて「孤立されて噂の的にされて最近爆弾で大怪我をした」で紅茶を吹くナギサ様
- 150二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 19:50:18
保守
- 151二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:53:38
このレスは削除されています
- 152二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:54:18
一番驚いているのはアズサかな
仕掛けたトラップ全て突破したからな - 153二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 00:01:21
ダメージ覚悟で地雷原を走り抜けるのは想定外だよね…どうして救護する度にボロボロになるんだろうこの子
マジスレすると、マリーは入口でトラップを喰らったあと授業部の皆が迎えに行った
もちろんマリーは無傷 - 154白染セツナ24/09/23(月) 02:47:21
教室の中には、机に座ってる四人の生徒がいました。黒板にはいたずら書きがされており、机の上には教科書と文房具が散乱している。まるで直前まで授業が行われていたかのような光景ですが、誰も大きな怪我をしている様子はありません。
「あ、あの!だ、大丈夫ですか?そんな、ひどい怪我……!」
私が状況を把握する前に、最初に声を上げたのは、少し幼い顔立ちをしたふわふわとした印象の生徒。彼女は慌てて立ち上がり、私に駆け寄ってきました。その焦った表情と動作は、私の怪我を見て動揺しているようです。彼女の手が不安そうに胸元で揃えられ、瞳には明らかな心配の色が浮かんでいます。
「大丈夫です、怪我は心配いりません。それより、足が動けなくなったした……負傷者はどこですか?」
「あなたのほうが怪我してるように見えますが……ええと、救護騎士団の方、ですよね?」
「はい、末席に加わらせていただいています。」
そのやり取りの途中、鋭い声が教室に響き渡りました。
「どうしてあんたがここにいるのよ!白染セツナ!」
驚いて声の方に目をやると、そこにはピンクの髪をした生徒が険しい表情で私を睨んでいました。彼女の制服は正義実現委員会のもので、両手を不安そうに自分の体に抱きつくようにしています。私、正義実現委員会には何もしていないはずですが……
「コハルちゃんの知り合いですか?」
「し、知らないわよこんな人!ただ、最近みんながセツナセツナって騒いでるし、ハスミ先輩もなんだかゲヘナの悪口言わなくなったし……」
「後半はいいことでは……?」
「みんな、ハスミ先輩がセツナと秘密の関係にあるとか、エデン条約とか言って……ま、まさか今度は私を?!誑かせると思わないでよ!」
コハルさんの言っていることが理解できず、戸惑いが募ります。けれど、彼女が何か誤解していることだけは明らかです。
「私はハスミさんと会ったのは一度きりで、あの夜のことは偶然が重なっただけで……」
「よ、夜!?夜って何よ!ま、まさかもう一緒に寝……エッチなのはダメ!死刑!」
彼女の顔がさらに赤く染まり、声が高くなっていくのを見て、どう対処すべきか途方に暮れてしまいます。どうしたらいいのでしょうか……まるで、あの日のハスミさんが感じた混乱を追体験しているようです。 - 155白染セツナ24/09/23(月) 02:47:39
「コハルちゃん、落ち着いて。私に任せて。」
「ハナコ……」
コハルさんの怒りをなだめるように、もう一人のピンク髪の生徒、ハナコさんが割って入りました。彼女は冷静な眼差しで私を見つめており、その態度にコハルさんも少し落ち着きを取り戻したようです。
「白染さん、一つお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「……はい。」
「あなたは正義実現委員会のハスミさんと、■■を■■して、そしてお互いの■■■■を■■■■って、最後■■が■■■■のように■■したのは本当ですか?」
「ちょっと!何言ってるのよ?!」
「?????」
ハナコさんの口から飛び出した不可解な言葉に、私は完全に追いつけなくなってしまいました。彼女の話は早口で、聞き慣れない言葉が混ざっていて、何がどうなっているのかさっぱりです。それでも、コハルさんが理解している様子を見て、これはトリニティ独特のお上品なスラングか何かなのでしょうか……?
「えっと、何を……?」
「コハルさん、白です!白染さん、名前通りの白です!白濁さんです!」
「どんな確認方法なの!?あと失礼!謝りなさい、セツナに!」
「ふふ、謝る代わりに、白染さんに先ほどの言葉の意味を教えて差し上げましょうか?」
「よ、よろしくお願いします?」
「エッチなのはダメ!死刑!」
「ふ、ふたりとも落ち着いて……アズサちゃんも、どこに行くんですか?!」
「トラップが突破されたので、現場の考察を。」
「だから、どうしてトラップを……とりあえず、みんな落ち着いてください!!」 - 156白染セツナ24/09/23(月) 02:48:12
ふわふわとした生徒、阿慈谷ヒフミさんの落ち着いた対応のおかげで、教室内はようやく静かになりました。正直なところ、ここでのやり取りに時間を割いている余裕はないのですが、怪我人の捜索はこの合宿場にいる彼女たちに頼るしかありません。何しろ、この建物全体が補習授業部の合宿所なのです。
「……本当にハスミ先輩とは何もないの?」
「はい、一回だけ偶然同じ店で遭遇して、少しお話をしただけです。それ以外の関わりはありません。」
「……誤解して悪かった。」
私はなんとか、ハスミさんがパフェを何杯も平らげていた話を隠し通し、コハルさんの誤解を解くことができました。彼女は少しばつの悪い表情を浮かべ、小さな声で謝ってくれました。その仕草は意外と素直で、可愛らしくもあります。
「……私もごめん。侵入者だと思ってしまった。」
「いえ、無断で侵入したのは事実ですので、すみません。」
銀色の髪にアクセサリーをつけた白い翼を持つアズサさんが口を開きました。彼女は先ほどのブービートラップを仕掛けた張本人のようです。トラップで無断侵入者を迎撃しようとする姿勢を見ると、やはりゲヘナとトリニティも似たような一面があるのかもしれません。
「参考までに聞くが、どうやってトラップを避けてここまで来た?」
「えっと……避けられなかったので、急所を守って走り抜けました。」
「盲点だった……避けられないことに囚われすぎていた。改良が必要だな。良い情報をありがとう。」
「どういたしまして……?」
「あはは……ラップを設置しない選択肢はないのでしょうか?えっと、セツナさん、どうしてここにいらっしゃったんですか?」
「はい、先ほど通報がありまして、この建物の一室に足が動かなくなった怪我人がいると聞きました。」
「え?でもここには私たちしかいませんよ?」
「うん、侵入者も見当たらなかったけど……。」
「じゃあ怪我人は一体どこにいるの?」
その時、私の携帯が突然振動し、考えが中断されました。
「失礼します。」
携帯を取り出そうとすると、黙っていたハナコさんが私の手首を軽く掴んできました。
「協力しますので、私たちにも話を聞かせていただけませんか?」
彼女はにこやかな笑顔を浮かべていますが、その奥に何かが隠されているように感じます。今は怪我人の捜索が第一ですので、私は頷くことにしました。 - 157白染セツナ24/09/23(月) 02:48:47
「救護騎士団です。」
「痛いです!早く来てください!」
やはり、先ほど通報してきた負傷者からの電話でした。
「はい、もう到着しています。どちらにいらっしゃいますか?」
「え、はやっ……あ、いえ、わ、私は今○○の○○にいます!」
「え、そんな……先ほどと別の方向じゃないですか!?」
「知らない!あなたの聞き間違いじゃないの?とにかく早く来てください!痛たたた、足がー!」
「はい、すぐに向かいます。通話を続けてもらえますか……?」
「あ、電波がーーー」
通話は途切れてしまいました。私は急いでトリニティの地図を端末で確認し、最短ルートを検索します。ここから全力で走れば……。
「……大変失礼しました。どうやら、私の聞き間違いだったようです。」
「セツナさん?」
「ちょっと、これどう考えても……」
「怪我人がいますので、先に失礼します。」
私は立ち上がり、急いで玄関へ向かおうとしました。その時、再びハナコさんが私の手を掴みました。
「ハナコさん?」
「白染さん、この救護、ぜひお手伝いさせていただきます。」
彼女は少し強引な笑みを浮かべながら、私の手をしっかりと握っています。 - 158124/09/23(月) 02:57:48
こんな時間にしか更新できず、申し訳ございません。(苦悶する顔)
それと、保守をしていただきありがとうございます。
できるだけ毎日更新するというスタンスは続けたい所存です。
ハナコの怒り 30+dice1d70=1 (1) (トリニティへの怒り補正)
コハルちゃんが好きな方に不快な思いをさせてしまったら申し訳ありません。
コハルちゃんは、尊敬する先輩が噂の一部にされてしまったことに対して熱くなってしまっただけです。
誤解はちゃんと解けています。
絆が深まってきている一方で、皆のことをちゃんとエミュできているか心配です。(苦悶する顔)
- 159二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 02:59:39
ハナコの協力を得られるなら勝った…か?
そしてハナコは意外と冷静だった。(この展開でダイス神1なんかい!とも思ったけど) - 160二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 03:24:41
驚異の1
怒りが低い理由はまだ被害がないから?(アズサの爆弾から目を逸らす
ヒフミ、ナギサ様に直訴したらどう?多分ナギサ様の変顔が見れるよ - 161二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:37:24
多分トリニティ生徒に対しての呆れが強いのかな
- 162二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:37:44
このままサクラコ様も攻略して
救護騎士団(団長)+正実(ハスミ)+シスフ(サクラコ)+自警団(レイサ)で一斉抗議しよう - 163二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:39:54
授業部のみんなとは馴染めそうで良かった…そしてハナコさん頼りになりますね!
ナギサ様は…今から胃薬の準備しててください… - 164二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:06:13
保守
- 165白染セツナ24/09/23(月) 22:21:56
調子を乗って書き過ぎました……(苦悶する顔
**
「いえ、私のせいで皆さんの勉強の邪魔になってはいけません。お気持ちだけで十分です。」
彼女たちは補習授業部、学業成績に問題があって結成された部活です。勉強に集中するべき状況で、私がこんなことで時間を奪ってしまうのは心苦しい。私のミスで巻き込むのは、内心では少し申し訳なさを感じていました。
……成績のことを言うなら、私も人のことは言えないのですが。
「ご心配には及びませんよ。実は私たち皆、それぞれ事情があって試験を落としただけなんです。次回のテストは全員合格できる自信があります。ね、コハルちゃん?」
「そ、そうよ!私はエリートだから!ただ、3年生のテストを受けてみただけだし!今度はちゃんと一年生用のテストを受けるから!」
「ペロロ様のコンサートがない日には、ちゃんとテスト受けますので……」
「試験範囲はしっかり習った。問題ない。」
彼女たちが次々とテストを落とした理由を話すのを聞きながら、なるほどと納得しました。補習授業部とはいえ、そうした個々の事情があったのですね。確かに、格式のあるトリニティ総合学園に、深刻に学力が足りない学生がいるとは思えません……ゲヘナから来た私はともかく。
「分かりました。でも、やはり……」
と、私が再度断ろうとしたその時、ハナコさんがさらに一歩踏み込みました。微笑みを絶やさず、続けます。
「それに、白染さんはトリニティに来てまだ日も浅いですよね? 広いトリニティ自治区で迷ったり、また『聞き間違い』をしてませんか、私たち、気になって気になって仕方ないんです。『隣人』として、ぜひお手伝いさせていただきたいのですが……」
彼女の言葉に、私は思わず考え込んでしまいました。隣人、善き隣人。トリニティにも、レイサさんや救護騎士団の皆さん以外に、こうして気にかけてくれる人がいるんだなと、少し温かい気持ちになりました。そして、ハナコさんの指摘も的を射ています。確かに、もし私が聞き間違いをしていて、救助が遅れてしまったら……そう考えると、心配が募るばかりです。想像するだけで胸が締め付けられるような不安に駆られました。
「……よろしくお願いします。」
私は小さく頭を下げて、彼女たちの助けを受け入れることにしました。 - 166白染セツナ24/09/23(月) 22:25:25
ハナコさんに案内されながら、先ほどの電話で聞いた場所へ向かっているはずでした。しかし、辿り着いたのはなんとトリニティ自治区内の高級なカフェ。目の前には古典的な音楽が静かに流れ、重厚な木製の家具と美しいシャンデリアが輝いています。壁には落ち着いた色合いの絵画が掛けられ、店内には優雅にティータイムを楽しむトリニティ生たちの姿が。まるで貴族のサロンのような雰囲気です。
私は一瞬、困惑して立ち止まりました。ここが、怪我人がいる場所だというのですか?その姿が全く想像できない。つい最近カフェデビューをしたばかりの私にとって、この高級感溢れる場所はどうも慣れないどころか、場違いに感じます。むずむずした不安が胸の奥からこみ上げてきました。
「えっと、ハナコさん?ここは……?」
「いえ、大丈夫です。ここで合っています。」
ハナコさんは微笑みを浮かべてそう答えましたが、ますます訳がわからなくなります。私はちらりとヒフミさんたちを見ましたが、どうやら彼女たちも事情を知らない様子です。
案の定、店員さんに声をかけられ、ハナコさんはただ「とある方に呼ばれたんです」と答え、私たちは二階のテラス席へと案内されました。店内から一歩外へ出る前に、ハナコさんはなぜか足を止め、動かなくなりました。
突然の停止に驚いて、私は前を歩いていたコハルさんを、うっかりハナコさんの背中に押し込んでしまいました。
「あら〜」
ハナコさんが微笑んでいますが、コハルさんは一瞬顔を赤らめ、反射的に何かを叫ぼうとした瞬間でした。
「ちょっ……むっ!」
ハナコさんは振り返ると、コハルさんの頭を自分の胸に押し付け、彼女の口を塞いでしまいました。コハルさんはもがきながら暴れますが、ハナコさんは意に介さず、私たちに「静かに」とジェスチャーをして見せました。
「そろそろです。」
彼女は小声でつぶやきましたが、その言葉の意味はよく分かりません。しかし、ここはハナコさんを信じるしかない。疑問が胸をよぎる中、突然私の携帯端末が振動しました。
「なんの音?まさかバ……むっ!」
再び何か言おうとしたコハルさんは、またもやハナコさんに制止されました。
「はいはい、コハルちゃんはもう少し静かにしてくださいね〜。白染さん、どうぞ。」
ハナコさんに頷かれ、私はそのまま携帯を取りました。 - 167白染セツナ24/09/23(月) 22:26:16
「『まだですか?足が痛いですよ!』」
電話越しに聞こえる怒った声に、一瞬身が強張ります。そして、その声が二重に聞こえたのです。電話の向こうと……テラス席の外からです。
「『まさか迷ってます?救護騎士団なのに、あなたが救護が必要なんじゃないですか?』」
「いえ、私は……」
「『言い訳はもういいんです、早く来てください!』」
電話は一方的に切れ、残ったのはテラス席から聞こえる同じ声。私は一瞬、状況を飲み込めませんでした。
「きゃはははは、あなた性格悪すぎ!」
「なによ、別に減るものないじゃないですか。」
「まさか、あの角付きがまだ走ってるのかしらね。」
「いい気味よ、角付きのくせに留学生気取りで、上にばかり気に入られて……なに様のつもりよ。」
「次はどこにする?遺跡の方がいいんじゃない?迷宮みたいだし、ぴったりでしょ?」
「そうね、あの子ミノタウロスですし。」
「ミノタウロスwwww」 - 168二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:32:21
性格悪すぎる…今現在のモブからの風評イジメとかしないまともな子達からさえも敬遠されてるしこの子らみたいなタイプからは良いカモだしで辛すぎる…
本当ハナコが助けてくれてよかった…本当頼りになりますね
後は致命的レベルにまで広まってる誤解と噂の解消ですけども…こればっかりは本当に致命的に広まりすぎてそう簡単に解けない問題ですよね… - 169白染セツナ24/09/23(月) 22:53:40
その会話が私の耳に飛び込んできたとき、全てが繋がりました。テラス席にいるのは、あの電話の主たち。そして、私が探していた「負傷者」は……嘘だったのです。悪意に満ちた笑い声が、カフェの上品な雰囲気に溶け込んでいましたが、その言葉の意味は冷たく、鋭いものに感じました。
「「「「「……」」」」」
私たち全員が、沈黙の中で感情を隠そうとしていました。ハナコさんは目を閉じ、コハルさんはいつの間にかおとなしくなり、ヒフミさんは悲しそうな顔をして、アズサさんは無表情を保っています。そんな彼女たちの表情を眺めながら、私は自分が今どんな顔をしているのかすら分かりません。どんな感情を表に出せばいいのかも、分からないままでした。
私は静かにテラス席に足を踏み入れ、彼女たちの楽しそうな笑い声が響く方へと向かいました。純白の制服に身を包んだ彼女たちは、優雅に紅茶を楽しみながら、互いに微笑みを交わしています。救助が必要だと聞いて駆けつけた私たちの想像とは正反対の、平和で高貴な雰囲気。
もちろん、誰一人として負傷している様子はありません。
彼女たちは私たちの姿に気づき、最初はただの無関心な視線を向けてきました。しかし、次の瞬間、まるで存在してはいけないものを見たかのように驚き、慌てて席から立ち上がりました。
「救助、しに来ました。負傷者はどこですか……?」
「あなた、どうやってここに……浦和ハナコ、あなたの仕業ですか!?」
「ふふ、最近の携帯ってすごいですね。僅かな音でも拾えるんですから……私はただ、素敵な音楽が流れるカフェを友達に紹介したかっただけですよ。」
ハナコさんは柔らかな笑みを浮かべたまま、涼しい顔でそう答えました。
彼女たちとハナコさんは知り合いなのかもしれません。しかし、そんなことは今はどうでもいいのです。 - 170白染セツナ24/09/23(月) 22:53:52
「……負傷者はいないようですね。」
「はぁ!?見れば分かるでしょう!あなた、完全に遊ばれてるのよ!」
「まさか本当に気づいてないの?角にばっかり栄養が行って、脳みそ足りてないんじゃないの?」
「なにそれ!あんたたちが悪戯通報をするせいで!」
「そんな悪戯は絶対に許されないと思います!」
「落第生たちは黙ってなさいよ!」
コハルさんとヒフミさんが反論しましたが、彼女たちはそれを一蹴し、再び笑い声を上げました。
「本来、ゲヘナの角付きが品位あるトリニティにいること自体が間違いなんですわ。まして、この角付きがヨハネ分派の首長であるミネ団長や、正義実現委員会のハスミ副委員長に取り入っただなんて!そんなこと、耐えられるわけがありませんの!」
「そんな理由で……っ!」
「なんですか?やる気ですか?」
ヒフミさんの表情にもわずかな怒りが見え始め、アズサさんはいつの間にか銃を手にしていました。空気は一気に緊張し、周囲のカフェ客たちも警戒の目を向けています。
どうして、こんなことになってしまったのでしょうか。ここで戦闘が始まれば、きっと多くの人が巻き込まれて負傷するでしょう。それは私の責任です。救護騎士団にまで迷惑をかけてしまうことは、絶対に避けなければなりません。私は冷静に考えをまとめ、決断しました。
アズサさんの前に立ち、彼女の銃口をそっと押さえます。そして、嘘の通報をした彼女たちの前で、私は静かに頭を下げました。 - 171二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:58:16
セツナ何も悪くないよ…何も悪くないのに頭下げる必要もないよ…
- 172二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:59:52
純白の制服…ティーパーティー?
お労しやナギ上 - 173白染セツナ24/09/23(月) 23:40:13
「……なんのつもり?」
私が頭を下げた瞬間、彼女たちの声には敵意がこもっていました。
「ゲヘナのことや、私自身のことを嫌っていただいても構いません。でも、どうかいたずら通報だけはやめてください。お願いします。」
「はぁ?何を言ってるの?」
「救護騎士団への通報は、救護が必要なときだけにしてほしいんです。もし、いたずら通報のせいで本当に救助が必要な人が助けられなかったら……それは、取り返しのつかないことになりますから。」
私の声は少し硬くなり、言葉に力を込めて彼女たちを見つめました。
「何?話が通じてないってこと?今あなたが遊ばれてるんだって話してるのよ!」
「……私に石を投げても構いません。銃を向けても、ブービートラップと爆弾を仕掛けても、何をされても構いません。ただ、救護の邪魔だけはしないでください。いたずらで誰かが命を落とすかもしれない。それだけは……どうか、やめてください。」
私は再び頭を下げました。自分がどれだけ無力に見えても構わない。大切なのは、この無意味ないたずらを止めることだけです。
「……根に持ってるの?」
「あはは……あとでもう一度謝りにいきましょう。」
私は彼女たちの返事を待たず、ただ静かに振り返り、テラスを後にしました。
「それでいいの?あんなやつらに頭を下げて……」
コハルさんが心配そうな表情で私を見つめています。かつては誤解があって険悪な態度を取っていた彼女ですが、今はこうして私のために怒りを感じてくれている。やはり彼女は正義実現委員会にふさわしい心を持つ人です。
「いいんです。ここには負傷者がいませんし、救護が必要な人もいません。だから、私がここにいる理由も、もうありません。」
「あんたがそう言うなら……」
コハルさんは少し納得がいかない様子でしたが、それ以上何も言わず、ただ私の後をついてきます。
私とハナコさん、ヒフミさんも静かに店内へ戻り、そのままカフェを後にしました。店を出ると、トリニティ自治区の穏やかな風が頬を撫でます。背後からは、カフェの優雅な音楽が遠のいていきましたが、心の中には複雑な感情が渦巻いていました。
それでも、これでよかったのです。誰も傷つかず、救護も必要なかった。
**
「ハナコ?」
「アズサちゃん、私はまだ彼女たちと話したいことがあるから、みんなと一緒に先に帰ってくれませんか?」
「?分かった」 - 174二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:47:51
セツナちゃん…間違ってるよ
誰も傷ついてない訳じゃない…セツナちゃんの心が傷ついてるよ
誰かを助けるならまず自分を蔑ろにしたら駄目よ
…ここからトラウマ治療とかに果たして漕ぎ着けられるのだろうか - 175124/09/24(火) 01:20:38
「浦和ハナコ、これはどういうつもりですか?」
セツナがその場を離れたことで、残されたハナコとティーパーティーのメンバーに自然と視線が集まりました。真っ白な制服に身を包んだ彼女たちは、カフェのテラスで紅茶を嗜んでいたところでしたが、周囲の観客たちも微妙な緊張感を感じ取り、ざわめきが少しずつ広がっていきます。
「お話した通り、ただお友達にカフェを紹介しただけです。」
「お友達、ですね?自分より馬鹿な落第生に囲まれて、さぞ心地の良いグループなのでしょうね。」
ハナコは相手の言葉に一瞬だけ口角を引き締めましたが、、すぐに取り繕うように微笑み返します。
「私も落第生です。そして、お友達の悪口はおやめくださいね。」
その返答は静かで、しかし芯の強さがにじみ出ていました。
「……それなら、ゲヘナの角付きはどういうことですか?彼女があなたのお友達になったとは、いつの間に?」
「誰かの手違いで、彼女を私たちの部室へ案内してもらいました。それで、お友達になったのです。」
ハナコは涼しい顔で応じましたが、周りの観客は興味深げに耳を傾けています。彼女たちのやり取りを、半ば好奇心から見守っているようでした。
「そこは空き教室じゃないですか……」
「補習授業部として、つい最近再編成しました♡」
「チッ……ひどい偶然ですね。」
「ええ、まったくです。」
ハナコはふふっと笑いますが、笑顔の裏には冷たいものが宿っています。
「どうしてあの子を、ティーパーティーなら彼女のことをご存知でしょう?」
「そんなこと信じられるとでも?彼女はゲヘナで、存在そのものが危険です。それに、品位のない彼女がトリニティにふさわしくないのは明白。しかも、あの短期間でミネ団長とハスミ副委員長を取り込んだ手段も、十分に警戒に値しますよね。聡明なあなたなら、そう思わないんですか?」
「……危険、ですか。」
その言葉に、ハナコは一瞬だけ目を閉じ、考え込むような表情を見せます。 - 176124/09/24(火) 01:23:06
「私が見た彼女は、ボロボロになりながらも、必死に走り回っていました。あなたたちという『負傷者』を助けるために。自分の身の安全なんて一切考えずに、ね。それが、ある意味危険だと言えるかもしれませんね。」
「いい子のフリをして、人を取り込むんでしょう。」
「アズサちゃんがあなたたちに銃を向けたとき、彼女は真っ先にその射線を塞ごうとしましたよ。ほぼ無意識に。」
「それは、たまたまじゃないですか?」
「彼女は被害者なのに、全くあなたたちに怒りを見せず、頭を下げました。」
ハナコの声は冷ややかで、しかしその裏には確かな信念が感じられました。
「ゲヘナ流の強がりでしょ?隙を見て、その角で私たちを突き刺そうとしてるんですわ。」
ティーパーティーのリーダーはなおも嘲笑しますが、ハナコはそれを聞き流すかのように、静かに目を閉じました。
「……困りましたね。どうしても彼女のことを放っておくつもりはないんですね?」
「何度も言わせないでください。彼女はトリニティにふさわしくないんです。」
「……ええ、そうかもしれませんね。彼女はトリニティにとって、純粋すぎるのかもしれません。」
「何が言いたいんですか?」
「いいえ。ただ……被害者である彼女が頭を下げたというのに、加害者であるあなたたちが嘲笑し、それでもなおトリニティの品位を語れるなんて、羨ましいと思っただけです。」
ハナコは憐れむような表情を浮かべ、彼女たちを見つめました。
「学友たちが待っていますので、これで失礼しますね。」
「浦和ハナコ、これは忠告です。あなたはティーパーティーにふさわしい人材です。落第生たちのことは諦めて、私たちと共にティーパーティーを正しい姿に戻すべきです。」
背後から彼女たちの声が追いかけてきますが、ハナコは足を止めません。
「……あなたたちこそ、この件がナギサさんの耳に届いたらどうなるか、心配した方が良いのでは?」
ハナコは振り返らずに静かに言い放ち、でもティーパーティーのメンバーは自信満々に答えました。
「ナギサ様はお忙しい方です。こんな些細なことで貴重な時間を割くわけがありません。」
「そう、些細なことなら……ですね。」
ハナコは淡々とした口調でそう告げると、再び歩き出しました。観客たちが彼女の背中に注目している中、彼女は優雅な足取りでテラスを去っていきました。 - 177124/09/24(火) 01:29:51
うわーん、休日が消えてしました!明日出勤です!
もうこれ以上セツナの暗いパート書きたくないので一気に走り抜きます!
あと同時エミュする人数が増えば増えるほど脳が酸欠状態になるのは本当です(苦悶する顔)
それはそれでダイスを振ります!
今回のいたずら通報でセツナの心のダメージ dice1d100=26 (26)
ハナコがこれからとる行動は>>181全部
そう、ダイスなしの全部です
- 178二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 02:21:12
彼女たちの所属派閥にとって都合の悪い情報が他の派閥の耳に入るように工作
- 179二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 02:21:21
…そんな大盤振る舞いで大丈夫なのか…?と思いつつ
先生に現状をお伝えしましょう - 180二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 02:56:30
先生を仲介してセナ部長・ヒナ委員長に報告
- 181二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 02:57:33
サクラコ様とミネ団長に知らせる
- 182二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 05:23:15
セツナちゃん…ダメージ少ないのは安心というべきか怒らなきゃダメなところでまで怒れなくなってるぐらい今回の以外でのダメージが蓄積されてきてるのかそれとも全部自分が悪いんだから仕方ないと思い込んでるのか…メンタル面が心配です
そして…誰もナギサ様に知らせていないのである!
お労しやナギサ様…ゲヘナからの抗議確定でさらに胃が… - 183二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 05:50:02
ある日突然身に覚えの無い(情報止まってる)事でサクラコ様とミネ団長に詰められる上にゲヘナからも抗議が来るナギサ様に悲しい今……しかも調べたら間違いなく事実だと分かるのでぐうの音も出ない
「ナギちゃん、相変わらず節穴じゃんね(幻聴)」「あはは……そんなんだから友達ごっこなんですよ?(幻聴)」 - 184二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 05:55:51
ま、まあナギサ様は知らされてなかったでまだ許されるかもしれないから…
- 185二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 06:10:54
私は許します…
だが団長(直接は絶対に言わないので多分また聞きする)が許すかな!? - 186二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 08:23:45
ETO総戦力過ぎで草
いや良い方向に考えると
ちゃんと解決できればETOの成功事例として数えられるよ
その前にナギサ様の胃が……
ミカ「牢屋に戻りますね、ナギちゃん頑張って☆」 - 187二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 17:56:28
セツナちゃん明らかに自分が悪くなくて駄目な事は止められるようにならないと駄目よ
とはいえ戦闘はしたくないと強く決めてる以上これしか方法ないのも事実か
でもこのままだとセツナちゃんの心の方が保たない気がするしなあ…
倫理観が高い事と自分悪くないのに全て自分の責任と受け入れて納得するのは違うと思うよセツナちゃん… - 188トリニティ・テラス24/09/24(火) 21:18:30
青空が広がるトリニティ校舎のテラスには、爽やかな風が吹き抜けていた。そとを見ると、純白の建物に映える緑の庭が広がり、遠くには生徒たちの声が微かに聞こえる。このテラスはティーパーティーのホストである桐藤ナギサがよく利用する場所。彼女がアフタヌーンティーを楽しんでいる横には、シャーレからやってきた先生が座っていた。
ナギサは優雅な動作でカップを手に取り、一口紅茶を含んだ。「ご無沙汰しております、先生」
"ナギサ、お久しぶり"
彼女の柔らかな笑みと落ち着いた声色が、場の空気をさらに和やかにする。しかし、ナギサは心の奥で、先生からの突然の招待に少し驚きを隠せなかった。
ナギサにとって、先生は特別な存在だった。連邦捜査部「シャーレ」の担当顧問、キヴォトスの外からきた「大人」、失踪した連邦生徒会長の代わりに、日々生徒のために奔走し、エデン条約の調印式も先生のおかげで成功しました。故にナギサにとって、先生は数少ない、心から信頼できる、頼れる相手である。
「先生からのお誘いなんて、珍しいことですね」
そう言いながら、ナギサはお淑やかに微笑む。実際、先生からの招待はあまりなく、だからこそメッセージを受け取った瞬間は思わず心が高鳴った。モモトークでの連絡を見て、ナギサは瞬間的に「よっしゃー!」と淑女らしからぬ声をあげそうになったのだが、幸いその時は誰もいなかったため、ティーパーティーの威厳は守られた。
"聞きたいことがあるんだ"
「はい、何なりとお聞きくださいませ」
ナギサは少し身を乗り出し、興味深そうに先生を見つめた。そして、紅茶を一口楽しんでから、続く言葉に耳を傾ける。
"セツナって子のことだ"
その名を聞いた瞬間、ナギサは軽く目を細めた。
「セツナ……白染セツナさんですね?先生が保証した、人格的にも問題のないゲヘナからの留学生。」
"そうだよ"
ナギサは頷き、優雅な動作でカップを置いた。
「彼女は救護騎士団での活躍を耳にしております。ですが、何か問題が?」
"最近、ちょっと気になることがあってね……"
先生が言葉に詰まる様子を見て、ナギサはその場を取り繕うように微笑んだ。 - 189トリニティ・テラス24/09/24(火) 21:20:07
「先生、私もセツナさんのことは承知しております。確かに、エデン条約が締結されたとしても、ゲヘナとトリニティの間に残る偏見や差別は消えておりません。でも、ハスミ副委員長も、最近ではセツナさんのことを受け入れておりますし、正義実現委員会のメンバーも彼女の治療を受けているとのことです」
ナギサはカップを手に取り、再び紅茶を楽しむ。その動作はティーパーティーのホストとしての自信と冷静さを示すものであり、周りの側近たちもその優雅さに静かに見惚れていた。
「ゲヘナ嫌いで知られていたハスミ副委員長ですら、彼女を認めたということは、セツナさんもトリニティで上手くやっていけるはずです。最近の彼女に、何かあったのでしょうか?」
その時、ナギサの側に控えていた側近が少し困惑した表情を見せた。
「どうかなさいましたか?」
ナギサが優雅に問いかけると、側近はためらいながらも事実を告げた。
「留学生のセツナさんが……いたずら通報を受け、爆弾が仕掛けられた場所に誘導され、爆発に巻き込まれてしまいました……大怪我を負ったと報告が」
「な……!?」
ナギサはその報告に一瞬驚き、紅茶をこぼしかけたが、すぐに自分を落ち着けた。彼女は深呼吸をし、冷静さを取り戻してから言った。
「こほん……何か誤解があったのでしょう。先生、ご心配なさらないでください。すぐに状況を確認いたします」
その瞬間、別の側近が慌てた様子で駆け寄ってきた。
「ナ、ナギサ様!サクラコ様が留学生の対応について面会を求めております!」
「え?どうしていきなり……」
その言葉にナギサが戸惑うと、下から突如、激しい騒音が響いてきた。
「困ります!!困ります!!ミネ団長!!困ります!!あーっ!!困ります!!ミネ団長!」
「離してください!今のナギサさんに救護が必要です!でないとそんなこと放置するわけるわけありません!」
"……"
「き、きっと誤解が……」
「申し上げます!ゲヘナから救急車がトリニティ自治区に侵入しました!」
「それだけではございません!ゲヘナのヒナ風紀委員長も、共に侵入してきました!」
「ナギサ様!」「ナギサ様!どうしましょう!」「救護オォォ!」「きゃーーー!」
周囲のざわめきが増す中、ナギサは静かに紅茶をテーブルに戻し、ゆっくりと立ち上がった。そして、再び空を見上げ、ため息をつく。
「……ああ、胃が痛くなりそうです」 - 190124/09/24(火) 21:23:57
ナギサ様の胃のダメージ:
セツナがいじめられた dice1d50=2 (2)
いじめがサクラコに知られた dice1d50=3 (3)
団長が来た dice1d50=39 (39)
セナが来た dice1d50=23 (23)
ヒナも来た dice1d50=29 (29)
- 191二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 21:28:39
- 192二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 21:35:55
まーた変なダイス結果になってる
ちょうどいいタイミングなので先生上手くまとめてあげて…少なくともヒナは止まるから - 193二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 21:42:13
多分
セツナ:いい子だからなんとなく解決できる
サクラコ:一応話し通じる人だから話せば分かる
団長:救護の強度が高すぎる
セナ:確実に政治問題
ヒナ:確実に政治問題 - 194二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 22:43:05
氷室院「やはり救護が必要ですか…私も同行しましょう」
- 195124/09/25(水) 00:25:58
言い忘れました
実は27日から約3-4日更新できない状態になる予定です(苦悶する顔)
今新しいスレを作っても多分すぐ保守待機部になるので、来週から立ちます
申し訳ございません
お労し(ストレスダメージ96)ナギサ様の緊急会議から始まる予定です
スレ画は何にしましょうか?>>196
できるだけ答えるつもりです
- 196二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:27:16
白ワンピースセツナちゃんでお願いします!
- 197二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:28:06
セツナとサクラコは話せばわかるしゲヘナの二人はまだ対話の余地があるからね
団長は、死です - 198二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 09:36:44
おっなしぃなぁ?会話通じるのがゲヘナで……本来通じるはずの身内が救護ぉおおしてんなぁ……
復活楽しみに待ってますね!!
ぐへへへへ……再開まで……セツナニウムを……ァァ……タリナイ……クルシイ……ホシイ……待ってますね……ヒャッハァァア……見直しで摂取すんぞぉお - 199二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 13:18:01
透け透け白ワンピースセツナは来週か……
- 200二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 15:15:00
200ならセツナちゃんのトリニティ内での誤解や噂が見事解決し、無事トラウマも解決する