【ダイス・安価】ファンタジー立志伝 2

  • 1二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:40:33

    前スレが落ちてしまったのでこちらで再開します。
    たぶん夕方くらいからスタートです。どうぞお付き合いのほどをよろしくお願いします。

  • 2二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:40:52
  • 3二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:42:31
  • 4二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:43:09

    このレスは削除されています

  • 5二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:44:40

    お、再開してる。あげとく

  • 6二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:45:00

    現在の主人公です

  • 7二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:46:02

    技能値の目安です

  • 8二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:47:39

    舞台となるアルケスタ地方の状況です

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 14:56:17

    前回までのあらすじ:
    ここはガルダ大帝国、アルケスタの二大国が争う地。さらに、絶大な破壊力を誇る「悪魔の力」を背景に、ガルダ大帝国からコルヴェスラ公国が独立を果たしたことで、情勢は混沌の様相を呈していた。
    時は1001年6月。一時休戦の状態にあったガルダ・コルヴェスラ両国は再び戦闘状態に突入。戦局は帝国の圧倒的優勢に思われたが、コルヴェスラのとある名将の奮戦により、コルヴェスラ公国が勝利をおさめ、帝国軍は一時退却を余儀なくされた。
    ガルダ帝国の西部方面軍が混乱状態に陥ったことで、ガルダ領アルケスタ地方で地下に潜っていた各勢力は、一斉に策動を活発にするのであった。
    そんな地下組織の一つである、ガルダ革命委員会ルミ支部に属するアッキリーンは、先日の農地開拓の成果により、糧食部隊の隊長へと出世。
    組織本部からは、これを奇貨として積極的攻勢に出るよう命令が出ている。ルミ支部は、そしてアッキリーンは、この命令にどう応えるのだろうか……?

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:06:45

    細かい設定(面倒だったら読み飛ばしてください!)
    ガルダ大帝国:1000年の歴史を誇る大国。かつては大陸に覇を唱えたが、国政は帝都に巣食う大貴族たちに壟断され、すでに衰退期にある。人間至上主義の政策を掲げたため、異種族からの評判は総じて悪い。西の大国アルケスタとは長年に渡って戦い続けているが、中央政府の無関心さも手伝って戦線は膠着している。物語開始直前に、西部方面軍の指揮官がアレジラ大公に交代している。

    アルケスタ:大陸西方の大国。軍事独裁国家だが建前としては共和制を掲げ、大総統を国家元首としている。異分子の存在を許さない狭量さから、軍事以外の技術は停滞している。近隣にある全ての国家と戦争状態にあるが、貴族制の廃止に伴って発足した平民による中央軍は大陸最強と名高く、小国はその威圧にひれ伏している。

    コルヴェスラ:ガルダ・アルケスタ国境の豊かな平野地帯を国土とする。小国だが、大量破壊を実現する「悪魔の力」によって帝国軍を撃退し、独立を手にした。元来の主君であったガルダ大帝国との関係は悪いが、狂犬国家であるあるケスタとも戦争状態にあり、かなり厳しい立場にある。

  • 11二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:09:28

    ガルダ革命委員会:帝国の地下で活動している秘密結社。専制政治の終焉と、万民に平等な共和制政府の樹立を理想として掲げているが、目的のためであれば武力行使も厭わない過激な思想を持つ。上層部はアルケスタとの関係が深く、資金や武器などの点でしばしば支援をうけている。

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:13:01

    ルミ:かつては鉱山町として栄えていた都市。鉱物資源の枯渇に伴い衰退したが、鉱山自体は一応現役。都市周辺には同様に枯渇し廃鉱となった鉱山が散在している。ルミの一帯はかつてドワーフたちが集住していた地域であったが、帝国の国土開発政策と異種族排斥によって住処を奪われた過去がある。寂れた都市の暗がりには、今も行き場のないドワーフたちが隠れ住んでいたりする。

  • 13二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:15:08

    こんなところかな
    18~19時くらいにスタートすると思います。
    それまでご歓談などはご自由にどうぞ。
    あまり設定を一気に書くと読むのがしんどいと思いますので、気になるところとかは随時質問してくださると助かります。

  • 14二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:18:57

    おお復活か、良かった

  • 15二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:26:40

    異種族とかはどれくらいいるんだろうか。まあおいおい決めてくと思うが

  • 16二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:32:29

    今のところ登場しているのはドワーフと魔族ですね。>異種族

    このメンツがいる時点でエルフあたりはほぼ登確でしょう

    他は必要になり次第です。安価によって生まれてくる可能性が最も高いですね

  • 17二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:33:12

    アルケスタとガルダのイメージは革命期フランスとオーストリア帝国って感じがする

  • 18二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:35:27

    設定の空白のさじ加減が上手い。普通に読み物として面白いと思うからこのスレからの人も過去スレ読んでほしい

  • 19二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:36:43

    余白があまりなかったので補足ですが、安価で頂いたガルダの国章は赤地に巨鳥ガルーダです。なので赤=だいたいガルダと思っていただくと分かりやすいかもです

  • 20二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 15:37:09

    ドワーフすら少数民族の希少種になってる人族至上主義だからエルフなんてマジの絶滅危惧種になってそうだな…

  • 21二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 16:46:56

    絵に描いたような邪悪な大国2つに挟まれてて笑ってしまう

  • 22二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:27:36

    全裸待機

  • 23二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:32:03

    そろそろ始めますね

    1001年6月

    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:44)
    身分:十人位(次の身分まで:貢献値850)
    称号:糧食部隊隊長

  • 24二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:32:28

    アッキリーンはドワーフに呼び出され、ルミ支部の会議室へと呼ばれていた。

    支部の拠点はドワーフの廃鉱を改装したものだ。洞窟そのものの廊下を歩き、会議室へとやってきた。

    「おう、よく来たじゃねえか。まあ入ってくれや」

    アッキリーンを招き入れたのは、彼をスカウトしたドワーフだ。アッキリーンが、彼こそこのルミ支部のまとめ役だと聞いたのはまだ最近のことである。

    その場にいたのは、ドワーフの他に糧食部隊、斥候部隊、そして戦闘部隊の三隊の長だった。

    これからこの支部の、当面の方針が決まる。


    「さて知っての通り、つい先日、コルヴェスラと帝国が戦い、帝国が負けた。信じられんが例の力を使わずにということらしい」

    隊長たちが席につくと、ドワーフがそう口火を切った。

    「本部の連中は前のめりだ。帝国軍が立て直す前に積極的な行動を始めろとさ」

    「積極的な行動?」

    アッキリーンの疑問にドワーフは答える。

    「これまでのように地下に潜むのはやめろってことだ。まあどうやるかは各支部に裁量があるみてえだがな」

    「なるほど……」


    今回の勢力目標は「積極策」のようです。勢力全体の目標はともかく、このルミ支部の目標を決めねばなりません。

    アッキリーンは意見を dice1d2=2 (2) (1.言う(安価) 2.言わない)

  • 25二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:33:14

    まあ戦関係はからっきしだもんなあ

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:34:02

    相変わらず流されている…が、意見を言うにしてももう少し下地が欲しいのは確か

  • 27二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:35:25

    荒事向きの能力皆無だし黙っとくのが普通だよなまぁ…

  • 28二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:35:26

    相変わらず消極的な子ですね……。


    「特に意見のあるヤツはいねえか? じゃあ俺が決めちまうぞ。今回の支部の方針は……」


    dice1d4=3 (3)


    1.城を奪う

    2.領主を暗殺する

    3.まずは破壊工作(少し命令違反)

    4.まだ準備をする(命令違反)

  • 29二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:39:59

    「本部の奴らは浮かれ過ぎだと俺は思う。とはいえこの好機を逃すべきでもねえかもしれん。そこでだ、本格的に戦いを始める前に、まずは工作活動をしようと思う」
    工作活動。要するに敵の兵糧や防備にこっそりと穴を開けたりといった仕事だが、これまでも支部がやっていた活動の範疇だ。
    この決定はもしかすると、本部からは背命行為とみなされてしまうかもしれない。
    「まあ心配はいらねえよ。責任は全部この俺が取るからな!」ドワーフは豪快に笑った。

    というわけで、今月の命令は「破壊工作」です。どちらかといえば内政が任務の糧食部隊ですが、自分たちなりに考えて行動しなければならないでしょう。
    さてアッキリーンくんはどう行動するでしょうか?
    下5つから募集します。

  • 30二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:40:46

    破壊工作に有用な魔術を覚える

  • 31二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:41:25

    食料というか兵糧を駄目にする方法を提案する

  • 32二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:41:47

    井戸に毒を撒く

  • 33二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:41:49

    この前の西部での戦いで敗残兵もたくさん出たと思う。破壊工作するのは前提で、その敗残兵たちを上手く実行戦力として取り込めないだろうか

  • 34二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:42:13

    毒になる素材で料理してばら撒くことを主張

  • 35二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:43:23

    dice1d5=4 (4)

    1 >>30

    2 >>31

    3 >>32

    4 >>33

    5 >>34

  • 36二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:43:45

    糧食部隊で破壊工作はあまりやる事ないな・・・まぁ日持ちする食料の保存とかちゃんとするくらいか

  • 37二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:45:10

    糧食部隊の管轄かなぁそれ…

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:47:37

    いうて糧食部隊の立場に甘んじすぎても行動の幅無さ過ぎるし……この行動力が吉と出るか凶と出るか

  • 39二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:47:39

    まぁ言うのは自由よ
    アッキリーンが実行できるの?って言われたらまぁうん

  • 40二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:48:38

    >>39

    統率8交渉2…

  • 41二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:49:15

    秀吉のようにチャンスをつかみ取っていく気概は大事。だが……能力が……!

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:50:06

    主人公やるなら流石にもう少し能力にボーナスあげた方が良かったと思うわ

  • 43二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:54:37

    「というわけで、俺達としては仲間を増やすために兵隊たちに声をかけて回ろうと思う」

    「まあ暇だから良いけどさ。いきなり声かけて、突き出されたらどうするのさ」

    アッキリーンが方針を副官のジャイナに伝えると、彼女はなんとも微妙な表情を浮かべた。

    「それにあたしらの仕事なのかそれ」

    「やれることは何でもやれってさ。ウチは所帯が小さいから……」

    「あーね」


    敗残兵たちに声をかけ、仲間を増やすことにしたアッキリーン。

    これは頼もしい部下を見つけるよい機会かもしれません。

    募兵に使えそうな技能は統率・交渉でしょうか。

    彼自身の能力はほとんど期待できませんが、ここは糧食部隊の組織力に期待しましょう。


    ガルダ革命委員会・糧食部隊


    組織力:44(人並み)

    達成値:dice1d30=7 (7)

    アッキリーンの技能値

    dice1d2=1 (1) (1.統率(8) 2.交渉(2))


    合計値(貢献値)

    50~60:わずかに集まった(30):組織力+10

    60~70:それなりに集まった(60):組織力+15

    70~80:意外なほど集まった(120):組織力+25

    80~:かなり集まった(150):組織力+35

  • 44二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:55:35

    発想に能力値が追い付いてねぇ!

  • 45二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:55:41

    まぁこんなもんよな…

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:55:57

    バイトの求人かな?

  • 47二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:56:48

    飯作ってる奴らにカリスマがいるはずもなく…

  • 48二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:56:55

    合計値は52。まあ失敗しなかっただけマシですね。

    貢献値+30、組織力は54となりました。

    さらに統率値が成長します。

    dice3d10=6 2 2 (10) /100+0.1

  • 49二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 18:58:01

    理屈こじつけるなら糧食担ってるからこそ敗残兵らにうちくれば飯食わせるぞ!的な方面でいい感じに

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:03:14

    統率の技能値は9となりました。ほんのわずかに成長ですね。

    技能レベル3に達したので、ここからは統率は伸びが鈍ります。(まあ使いまくる技能なのでどうせ伸びると思いますけれども)


    アッキリーンたちは手分けしてルミ周辺を探索し、さきの戦いで帝国軍に愛想を尽かせた人間を集めてきた。

    「20人もいないかあ」

    「まあこんなもんでしょ」

    結果として集まったのは20人足らず。幸い、領主に突き出されたりすることはなかった。それだけ帝国に不満をいだいている人間が多いのかも知れない。

    とはいえこの中には、アッキリーン自らが声をかけた人物もいた。中には優秀なものもいるかも知れない。

    さてめぼしい人物は……アッキリーンは新兵たちを観察した。

    dice1d100=93 (93) (アッキリーンの天命値26以下で性能ボーナス)

  • 51二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:05:43

    こんなときにMAX近い値出さなくていいんですよ……?

    どうやら運命的な出会いはなかったようですが、能力はまた別ですからね。


    性別(1=男、2=女)dice1d2=1 (1)

    年齢14+dice1d60=56 (56)

    能力型:dice1d11=2 (2)

    (順に、筋力型、技量型、知力型、魅力型、体質型、筋技型、技知型、知魅型、魅体型、体筋型、天運型)

    忠誠心:dice1d100=51 (51) (100に近いほど忠実)

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:05:45

    な〜んにもわかってないな…

  • 53二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:06:23

    70歳とは偉く老兵だな…

  • 54二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:06:37

    ふつうの…爺

  • 55二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:08:11

    この世界観で70まで生きてて革命するぜはかなりというかめちゃくちゃロックなのでは

  • 56二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:09:41

    筋力 -10+ dice1d99=5 (5)

    技量 29+dice1d70=7 (7)

    知力 dice1d99=94 (94)

    魅力 -10+ dice1d85=72 (72)

    体質 -10+ dice1d85=84 (84)

    天運 dice1d50=33 (33)


    筋力技能 -1+ dice3d4=3 1 3 (7)

    技量技能 -1+ dice8d5=4 2 2 3 5 5 3 4 (28)

    知力技能 -1+ dice7d4=4 1 1 4 3 1 1 (15)

    魅力技能 -1+ dice2d3=1 3 (4)

    体質技能 -1+ dice4d3=1 1 3 3 (8)

    天運技能 -1+ dice2d4=4 2 (6)

  • 57二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:09:45

    70で従軍してたの!?

  • 58二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:10:22

    天才かよ

  • 59二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:10:54

    これ一兵卒じゃなくて指揮官クラスだったのでは……

  • 60二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:11:09

    これは…老将軍とかそういう奴では…

  • 61二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:11:40

    何だこの馬鹿みたいな知力…?!

  • 62二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:12:13

    前職は帝国宰相ですか?

  • 63二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:12:17

    しかもめちゃくちゃイケ爺だ

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:13:43

    能力のまとめです。うーん、色々できそうですが筋力は歳のせいもあって最低値ですね。
    これは頭脳になってくれるかも。

  • 65二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:13:49

    めちゃくちゃ健康なのじわじわくる

  • 66二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:14:38

    老将に見えなくもないが統率3かぁ

  • 67二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:15:29

    統率者って言うより実務家っぽいな
    役人かな

  • 68二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:16:15

    魔術と分析がめちゃくちゃ高いな。熟練の魔法兵とかか?

  • 69二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:17:01

    計算6だから役人も怪しいぞなんだこの爺・・・!

  • 70二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:17:23

    何気に手癖最悪で笑う

  • 71二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:17:47

    統率も素質はあるのですが、技能レベル0ですね。彼の人生に何があったのでしょう

    アッキリーンが観察していると、この場に似合わない人物が一人いた。
    遠目にもかなりの高齢とわかる。おおよそ兵士には見えないが……。
    その老爺は、鋭い眼光でアッキリーンを見つめ返していた。唯々諾々と従ってはくれないかもしれない。

    さてこの老人について、キャラクターの案を募集いたします。(無茶ぶりになっちゃうかも)
    下5つです。奮ってご参加を。

  • 72二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:19:31

    魔術師として学院から認められた存在の一人だったが盗み癖が酷く逮捕を繰り返して資格も剥奪された駄目爺さん
    頭はマジで良く若い頃は怪盗やってたとかなんとか

  • 73二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:20:25

    名前込みでいいの?

    キリル・ジェイスター
    元帝都貴族。政争と謀略を生き甲斐としていた野心家だったが、数十年にわたる政争の末についにすべてを奪われ、前線に飛ばされた
    一応爵位は残っているがろくな資産が残っていないのでいっそ在野でやり直すかと考えていた

  • 74二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:21:06

    ガルダによって滅んだ国の魔術兵だった男
    最早祖国はなく気楽に生きていたがガルダに復讐できると聞いてやってきた

  • 75二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:21:41

    このレスは削除されています

  • 76二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:21:51

    デグノラ・シィル
    10代の頃から戦場を魔術兵として駆けてきた生粋の武人。腕っ節はからっきしだが天才的な魔術の素養と凄まじく頑健な肉体を有している為この歳まで生き残ってしまった死に損ない

  • 77二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:22:41

    ヴェル神父
    教会の神父だったが混乱と飢餓に苦しむ祖国を見て立ち上がることに決めた勇気ある優しき老人

  • 78二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:22:48

    高名な宮廷魔術師であり、相当な魔術の使い手だったがボケ始めているので前線に飛ばされた

  • 79二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:22:53

    dice1d5=4 (4)

    1 >>72

    2 >>73

    3 >>74

    4 >>75

    5 >>76

  • 80二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:23:54

    これはどうなるんで

  • 81二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:24:13

    このレスは削除されています

  • 82二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:24:14

    レスが削除されていたので、一つ飛ばして>>76にいたしましょう。


    デグノラ・シィル

    10代の頃から戦場を魔術兵として駆けてきた生粋の武人。腕っ節はからっきしだが天才的な魔術の素養と凄まじく頑健な肉体を有している為この歳まで生き残ってしまった死に損ない


    なるほど……

  • 83二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:24:21

    えっなんで当たったのに消したん

  • 84二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:25:30

    別に変なことも書いていなかったと思うのですけどね。
    まあこのスレはこんな感じで人を生成するのが醍醐味の一つなので、たぶんチャンスはまた有るかと思います

  • 85二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:25:37

    敗残兵とは思えない強力な人材だ

  • 86二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:26:36

    アッキリーンとは違ってもう設定からして主人公力を感じるんだよね

  • 87二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:30:08

    老人はデグノラと名乗った。聞けば、子供の頃から戦場を駆け巡った魔術兵だという。
    「このわしの魔術の腕は、かならずや隊長殿のお役に立つと思いますぞ」
    「お、おう」
    見たこともない強者のオーラにたじろぐアッキリーンに、横に立っていたジャイナがため息を付いた。
    「それであんたはなんでウチらに協力してくれる気になったんだ?」
    「ほ、ほ。なに、老骨には死に場所が必要でしてな……」
    デグノラは多くを語るつもりはないようで、どこか遠い目をしていた。

    デグノラ・シィルが仲間に加わった!

    ここから先は、任務について、遂行を部下に任せることが出来ます。
    苦手な任務も部下と一緒にこなすことで成功するかも知れません。

  • 88二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:31:55

    1001年6月終了

    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:44→54)
    身分:十人位(次の身分まで:貢献値820)
    称号:糧食部隊隊長

    新たな仲間:
    デグノラ・シィル(魔法使い、分析家)

  • 89二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:35:57

    1001年7月


    勢力方針は変わらず、積極攻勢だ。

    「先月の結果です。戦闘部隊と斥候部隊が敵の兵糧を焼き討ち。糧食部隊は敗残兵の一部を取り込みました」

    斥候部隊の長、怜悧な印象の女性がそう言った。

    ドワーフはふむふむと頷いている。

    「本部からの連絡は?」

    「今のところはありません。とはいえ、待ってくれるのは12月までというところでしょうか」

    「さて、今月はどうするかな……?」

    アッキリーンは意見を dice1d2=2 (2) (1.言う(安価) 2.言わない)

  • 90二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:36:22

    すいませんダイス振れてないですね

    dice1d2=1 (1)

  • 91二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:36:48

    お、優秀な部下も手に入れたし自信がついたか?

  • 92二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:37:24

    アッキリーンくんは方針に意見を唱えるつもりのようです。
    その内容について、下3つで募集いたします。やや少ないですがテンポ重視で。

  • 93二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:38:19

    デグノラの提案で城に侵入できる魔術的仕掛けが作れると聞いた

  • 94二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:38:47

    折角極めて優秀な魔術師が手に入ったんだし小手先でもなんでもいいから魔術を使える者を増やしたい

  • 95二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:38:53

    武力で打倒するのではなくルミの領主を懐柔できませんか?

  • 96二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:39:01

    兵糧蔵の本丸を襲いませんか

  • 97二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:39:59

    はてさてアッキリーンくんの真意は?

    dice1d3=1 (1)

    1 >>93

    2 >>94

    3 >>95

  • 98二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:43:24

    アッキリーンは勇気を振り絞って挙手し、声を上げた。

    「おうアッキリーン。この場で話すのは初めてだな。それで?」

    ドワーフはおおらかに微笑んだ。

    「実はこの前の作戦で、ウチに入隊したデグノラという魔法使いがいるのですが」

    「魔法使い?」

    ドワーフは興味をそそられたらしい。鼻をひくつかせ、もじゃもじゃのヒゲを膨らませている。

    「ええ。年を取っているので信用できないかもしれませんが……」

    「名前は?」

    「デグノラというんですけど……」

    「ふーむ、デグノラ……」

    dice1d2=2 (2)

    1.あのデグノラ・シィルか!?

    2.知らんな……

  • 99二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:52:08

    ドワーフの太い眉が八の字に下がった。
    「知らんな……」
    「あー、やっぱりそうですか」
    「いやいや、まあ提案があるなら聞こう」
    「その魔法使いが言うには、城壁の内側に侵入できる魔法の仕掛けが作れるのだとか」
    「ほう?」
    アッキリーンはデグノラから聞いていた作戦の内容を伝えた。
    魔法の「門」を作成することで、部隊を城壁の中に送り込め、効果的な奇襲が可能だというのだ。
    「なるほど、それはかなり強力な作戦だな。実現できるならだが……」
    「高位の魔術師には場所と場所をつなぐ呪文が使えるという話を聞いたことはありますね」
    斥候部隊の長はそう言った。それを聞いて、ドワーフも頷いた。
    「さすがに実戦でいきなり試すわけにはいかんが、ものは試しでもあるな。本当にそんな呪文が使えるのか試してからにしよう」

    というわけで今月の方針は、「門」の呪文を成功させよ、になりました。

  • 100二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:54:16

    1001年7月

    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:54)
    身分:十人位(次の身分まで:貢献値820)
    称号:糧食部隊隊長

    任務:「門」の呪文を成功させよ

    基本的にはデグノラに任せておけば勝手に成功しそうではありますね。
    それでは今月の行動を決定いたしましょう。
    下5つから募集いたします。

  • 101二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:56:09

    実戦で持ち運び安い食料を開発する

  • 102二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:56:44

    組織に入ったばかりのデグノラと交流を深める。新入りに任せきりの作戦というのも怖いし信用できる人間なのか見極めよう

  • 103二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:56:55

    デグノラのことを人に聞いてみる

  • 104二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:57:49

    上手い料理を作って皆の士気が上げる

  • 105二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 19:58:32

    城をちょっと遠めに観察に行く

  • 106二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:00:52

    さてさて…

    dice1d5=4 (4)

    1 >>101

    2 >>102

    3 >>103

    4 >>104

    5 >>105

  • 107二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:07:46

    ガルダ革命委員会・糧食部隊


    組織力:54(人並み)

    達成値:dice1d30=28 (28)

    アッキリーンの技能値

    1(アッキリーンの魔術)

    44(デグノラの魔術)


    合計値(貢献値)

    95~100:数人が通れる門(150)

    100~119:部隊が通れる門(200)

    120~128:軍の瞬間移動(300)

    129:移動でき再利用可能な門(500):勢力がアーティファクト入手


    料理を振る舞ったので、これとは別に組織力が上昇します。

    アッキリーンの料理42+dice1d30=26 (26)

    ~50:組織力10

    ~60:組織力15

    ~70:組織力20

    ~75:組織力25

  • 108二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:10:12

    さす爺
    料理もなかなかいい感じじゃん

  • 109二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:10:18

    とんでもない性能のが出来てる…アーティファクトと遜色ないレベル…

  • 110二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:10:53

    なにげに料理振る舞うの初めてでは……

    貢献値+300、組織力+20

    技能レベル成長

    魔術:dice5d10=3 8 9 9 1 (30) /100+0.5

    料理:dice2d10=8 9 (17) /100

  • 111二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:11:08

    戦争関連は爺さんに任せて料理作りまくるのが正解か

  • 112二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:14:32

    魔術:1→3
    料理:42→48
    となりました。やはり素質の高い技能は伸びもいいですね……
    ちょっと描写しますが料理は作りおきがあるので置いときますね

    今ある食材はレンズ豆と米。あとオリーブオイルが少々。倉庫の玉ねぎとじゃが芋も使えるだろう。スパイスはやや数が足りないがサフランとターメリックくらいならある。調味料は岩塩があるくらい。あとはジャイナが獲ってきた……正体不明の鳥の肉と、誰かがこっそり隠していたレーズン。
    よし、ピラフにしよう。
    まずは鍋を3つ用意する。水を入れたものが2つに、塩水のものが1つ。……あ、4つだ。ジャイナ、悪いけどこの芋ゆでといてくれる?
    塩水に米を投入したら、2つの鍋を火にかけ、レンズ豆の方は柔らかくなってきたあたりで止める。水だけの方が沸騰したら、米とオリーブオイルを投入し、塩もちょっと足す。
    しばらく茹でたあたりでレンズ豆も追加し、しっかり混ぜたあと、鍋から取り出して水切り。塩水の鍋から塩水を捨てて軽く拭いておく。
    空の鍋にオリーブオイルをさして広げ、……ジャイナ、芋できてる? あーいいよこっちで潰すし。茹でたじゃが芋を放り込んで潰して敷く。
    形を整えたらさっき茹でたレンズ豆と米を中に入れ、オリーブオイルを軽く回しかけ、蓋をして弱火で蒸す。
    しばらくかかるから今のうちにサフラン水を作っておこう。ジャイナ、鍋取って。豆入れてたやつでいいから。
    残り湯を捨て、鍋に水を少量。加熱し、サフランを湯に放り込んで色味を出し、豆と米の炊きあがりを待つ。いい感じになってきたらサフラン水を投入してまぶす。
    鳥肉はちょっとあっさりし過ぎだが、まあいい。刻んで塩、ターメリックを入れて炒める。シナモンが欲しいがないものは仕方ない。レーズンでも入れとこう。オリーブオイルは多め、味付けは少し濃く。
    炒め終わったらピラフに盛り付ける。……まだ寂しい、芋をカットして焼く。付け合わせくらいにはなるだろう。
    よし、出来上がり!

  • 113二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:19:38

    コイツほんとに料理だけは凄いんだよな…

  • 114二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:25:33

    「では始めますぞ」
    デグノラは厳かに言った。ここはルミ支部が拠点にしている廃鉱の裏手。アッキリーンが発見し、現在は彼らの農場になっている秘境である。
    今回の実験は、1キロほど離れた地点を「門」で結べるかというもの。作戦の成否を左右する重要な試みである。
    デグノラは杖を胸の前に掲げ持つと、意識を集中した。囁くように小さな詠唱が、風に乗ってアッキリーンたちの耳に届いた。
    「アッラディーヤシル、イラー・アルマカーン。(我は星々を結ぶ者)」
    老魔法使いが呪文をとなえ、地を杖で打つと、青い光の粒子が地面から漏れ出た。
    「おお……」
    誰がともなく感嘆の声を漏らした。始めは焚き火の火の粉のようであった光の粒は、みるみるその量と輝きを増し、間もなく青白い熾火となって、支部の面々の前に燃え上がった。
    「アルバイード、イシャック・アッザマーン、ワルマカーン、リタフタハ、アルカフィー。(星界の導きに従い、空を裂き、隠されし門をここに現れさせよ)」
    デグノラの声が、徐々に大きくなっていく。嗄れた掠れ声が、歌うような抑揚を持ち唱えられた。
    「アサッマ!(開け)」
    杖が振りかざされ、最後の呪文が叫ばれると、青い火柱は見えざる手に巻き取られるかのように回転し、収縮し、やがて縦長の窓のような形となった。
    そして一瞬輝きを増すと、無音の稲妻がほとばしり、目標地点に向けて飛んだ。
    「なんてこった! こんなものは初めて見るぜ!」
    ドワーフが興奮して叫ぶ。強い光に目がくらんでいたアッキリーンが徐々に視界を回復させると、ドワーフがにっこり笑って手を振っていた。
    二人同時に……そう、すぐそばの窓の向こうと、遠くにぽつんと見える位置で。

  • 115二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:29:00

    1001年7月終了

    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:54→74)
    身分:十人位(次の身分まで:貢献値520)
    称号:糧食部隊隊長

    さていよいよ、本格的な作戦が始まりそうですね。
    というわけで、ひとまず休憩といたします。
    次はそうですね……22時くらいから始めましょうか。
    みなさまご歓談などご自由にどうぞ。
    スレ主は不慣れですので、スレの運行についてのご意見などもございましたら、是非お聞かせください。

  • 116二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:30:44

    一旦乙。募集の際は
    名前:
    概要:
    程度でいいのでテンプレ的なものは欲しい。爺ちゃんの設定募集の時それで混乱してたと思うし

  • 117二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:34:25

    このレスは削除されています

  • 118二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:35:11

    承知しました。次からはご指摘どおり、
    名前:
    概要:
    で募集いたしますね。

  • 119二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:38:28

    スレ主のこの安価スレに慣れてない鬼才感なんなんだろう、描写とか滅茶苦茶上手いしステータス画面とか凄い作り込んでるしあにまんの安価カテにいていい逸材なのか……?

  • 120二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 20:38:53

    ちなみに多分需要はないですが、アッキリーンくんが作ったのはアダス・ポロというイランの炊き込みご飯がモデルです。中東料理のお店にいかれることがありましたら、一度ご賞味くださいね(味は私は好きです)

  • 121二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:05:42

    そろそろ始めていきますね

  • 122二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:07:12

    1001年8月

    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:74)
    身分:十人位(次の身分まで:貢献値520)
    称号:糧食部隊隊長

  • 123二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:18:01

    ガルダ革命委員会、ルミ支部の会議室に、主だった面々が集められていた。
    「それじゃあ、今回の作戦について説明するぜ」
    地図を広げドワーフが言った。会議の参加者たちは緊張の面持ちでそれを見つめている。
    「今回狙うのは、このジャンゴ城だ」
    「ジャンゴ城? それはまた大きな所を狙いますね」
    「門が使えるんだ。別に小さい獲物にする必要もないからな」
    ジャンゴ城は、ルミ周辺を治める領主の、いわば第二の拠点だ。
    最新式の要塞というわけではないが、今のルミ支部にとっては勿体ないほど立派な拠点である。
    「守衛に勝てるかな? 俺たち、そんな人数いないし……」
    アッキリーンが不安そうに言うと、ドワーフは笑った。
    「そこだが、斥候部隊に陽動を頼む。派手なやつだ……この前の隊商襲撃を数倍にしてやれ」
    「それはいいですけど、城の制圧は戦闘部隊だけでやるのですか?」
    「いや? こいつらも連れて行く」
    ドワーフは笑みを崩さないまま、アッキリーンの首に手を回して引き寄せた。
    「俺たちも!? 嘘でしょ」
    「嘘なわけあるか。いざとなったらまた門で脱出しないといかんだろうが。開けるやつが要る」
    それならデグノラだけでも……と思わないでもないアッキリーンだったが、ドワーフの中で糧食部隊の参戦は決定事項らしい。
    彼は諦めてうなだれた。
    「作戦開始は明日の夕方5時。出撃部隊が返ってくるまでにケリをつけなくちゃならん。あまり余裕はないから、そのつもりでいろよ」
    (大丈夫かな……)
    不安に思うアッキリーンだったが、作戦は決行されるのだった。

  • 124二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:20:29

    しっかしこれ革命委員会の上層部はこの後の展望考えてんのかな…

  • 125二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:23:14

    作戦当日。昼過ぎのこと。
    斥候部隊は大規模な襲撃を行い、ドワーフの目論見通り、ジャンゴ城からも部隊が出撃していった。
    通り過ぎていく騎馬の集団を見て、ドワーフはニヤリと笑んだ。
    「よおし、今のところは問題ない。十分に離れたら門を開いて突入だ」
    「ぐぬうう……マジでやるのか」
    「いい加減腹括りなって。誰もあんたに槍働きなんて期待してないんだからさ」
    「いざとなればまた門で逃げればいいのです。落ち着いてやりましょうぞ」
    仲間に励まされつつ、アッキリーンは目標のジャンゴ城を眺めるのだった。

    ではいよいよ作戦開始です。
    「門」の呪文の発動までは自動的に成功するとします。
    作戦は、奇襲・進撃・制圧の3フェイズがあります。
    2フェイズを失敗すると、時間がかかりすぎて敵が戻ってきてしまいます。

  • 126二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:27:28

    奇襲

    ガルダ革命委員会 ルネ支部

    戦闘部隊(組織力120)+糧食部隊(組織力74)

    達成値

    dice1d100

    ドワーフ指揮技能値30+ dice1d20=14 (14)

    アッキリーン指揮技能値9

    良質な「門」30


    ~280:失敗

    281~:ひとまず成功

    300~:大成功(貢献値:100)

  • 127二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:27:51

    真ん中の振り直しです

    dice1d100=43 (43)

  • 128二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:31:00

    合計値は320。大成功です。

    敵は突如として砦の中に湧いて出たアッキリーンたちに泡を食って右往左往している。
    混乱に乗じて、アッキリーンたちは手早く見張りたちを打ち倒した。
    そのまま城内になだれ込む。敵はまだ重大な危機にあることに気づいていないようだ。

    このまま進撃フェイズに移ります。これは完全な制圧に移る前に、城内の敵を駆逐するというものです。

  • 129二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:33:11

    進撃

    ガルダ革命委員会 ルネ支部

    戦闘部隊(組織力120)+糧食部隊(組織力74)

    達成値

    dice1d100=81 (81)

    ドワーフ指揮技能値44

    アッキリーン指揮技能値9

    有効な奇襲15


    ~280:失敗

    281~:ひとまず成功

    320~:大成功(貢献値:100)

  • 130二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:33:43

    いいぞ

  • 131二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:37:47

    合計値は343です。今度もまた素晴らしい結果ですね。

    アッキリーンたちは、まだ襲撃に気付ききっていない守備兵たちに襲いかかった。
    白刃が振るわれ、血と悲鳴が慌ただしい足音に踏み消されていく。
    「よおし、順調だ。このまま城を掌握するぞ!」
    ドワーフの勇ましい声が兵士たちを鼓舞する。アッキリーンも不慣れながらついていけていた。
    すでに城内の敵はあらかた片付いた。作戦は予想よりも早く推移しており、敵の援軍が戻ってくる気配はない。
    後顧の憂いは断った。あとは守りの固い天守を制圧するだけだ。
    ガルダ革命委員会の襲撃部隊は、天守に流れ込んだ。

  • 132二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:39:30

    制圧

    ガルダ革命委員会 ルネ支部

    戦闘部隊(組織力120)+糧食部隊(組織力74)

    達成値

    dice1d100=56 (56)

    ドワーフ指揮技能値44

    アッキリーン指揮技能値9

    連戦の疲れと強固な防衛-10


    ~280:失敗

    281~:ひとまず成功

    320~:大成功(貢献値:100)

  • 133二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:41:09

    合計値は294。少し危なかったようですが、なんとか制圧完了しました。

    1001年8月、ガルダ革命委員会ルネ支部は、ガルダ領ジャンゴ城を制圧。新たな拠点とした。

  • 134二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:52:23

    「よおし、俺達の勝利だぜ! エイ、エイッ!!」

    「「「オォーッ!!」」」

    ドワーフが勝鬨をあげ、兵士たちがそれに続いた。

    「ほんとに勝っちゃったよ」

    「まあ、門の呪文は無法ですからの。しかし今回は皆がそれぞれ力を尽くしたことが大きいでしょう」

    デグノラはそう言った。

    「そういえば、あんな魔法が使えるのなら、デグノラはもっと出世できたんじゃ?」

    「何を言いなさる。こんな田舎の城でなければ、門の魔法などとっくに対策されておりますぞ」

    「そういうものか」

    アッキリーンは素直に感心した。

    「そういえばこの城はどうやって維持するんだ?」

    「そうそう落ちねえよ。じきに斥候部隊も戻ってくるしな。まあ本部からの支援は必須なんだが」

    それは信用できるのか? そう思いつつも、口には出さないアッキリーンであった。


    貢献値200+500

    身分:十人位→百人位(次の身分まで:貢献値9820)

    技能成長:

    統率:dice2d10=7 6 (13) /100 ×三戦分

    槍術:dice4d10=10 9 3 1 (23) /100+0.2

    剣術:dice4d10=6 9 6 3 (24) /100+0.2

    弓術:dice3d10=7 6 4 (17) /100+0.1

    格闘:dice4d10=10 9 8 10 (37) /100+0.2

  • 135二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:55:08

    技能値はこのようになっています。

  • 136二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 22:59:10

    一方その頃。

    ルミ周辺の地域を支配する領主は、その居城で報告を受けていた。

    ジャンゴ城、陥落。あまりに唐突で、そして良くない知らせである。

    伝令は領主の顔を見ることが出来ず、脂汗を流しながらその答えを待っていた。

    領主は、dice1d2=2 (2)

    1.すぐに奪還の軍を編成し始めた

    2.城を乗っ取ったガルダ革命員会に接触をもとうとした

  • 137二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:04:27

    大事な城を落とされていながら、この領主は革命委員会に接触しようというようです。
    一体何を考えているのでしょうか……?

    数日後。領主からの使いと名乗るものがジャンゴ城を訪れた。
    明らかに強者の威風をまとったその騎士は、領主が城の主に会いたがっていることを手短に伝えると、あからさまに警戒する革命員会の面々にこう言った。
    「案ずるな。我らもまたこの国を憂うもの。貴様らに力があるのなら、敵対する意思はない……今のところ、我ら陽炎騎士団にはな」
    騎士はそう告げると、面会の日時を記した書状を置いて去っていった。

  • 138二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:06:41

    領主は意外に好意的なようです。が、貴族は貴族なので何を考えているかはわかりませんね。

    この領主は

    性別:dice1d2=2 (2) (1男、2女)

    年齢:12+dice1d40=26 (26)

  • 139二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:07:36

    38歳女性。領主としてはまだ若いといえば若いですね。
    それでは、彼女の設定を下5で募集いたします。
    名前:
    概要:
    でどうぞ

  • 140二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:13:06

    俺は前スレ見てるけど、陽炎騎士団について説明とかしないとキャラ案出しづらいのでは?

    名前:キルマ
    概要:良識派の貴族だが臆病でいつもオドオドしている
    帝国をどうにかしなければと思い陽炎騎士団を作ったが、本人は凡人なので有望な若者だけ集めて活動は丸投げしている

  • 141二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:15:55

    スレ主のコメントですのでこれは除外で
    サプライズにしようと思ったんですけど逆効果でしたね。
    ごく簡単に言えば、腐敗した貴族を一層して皇帝の親政を取り戻そうとする君主派の革命組織です。

  • 142二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:21:47

    うーむ案が来ないですね。30分くらいまで待って他になければ>>140で確定として続けますね

  • 143二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:32:08

    それでは>>140で確定とします。

    名前:キルマ

    概要:良識派の貴族だが臆病でいつもオドオドしている

    帝国をどうにかしなければと思い陽炎騎士団を作ったが、本人は凡人なので有望な若者だけ集めて活動は丸投げしている

    ですね。

    アッキリーンくんとは割と気が合いそうな感じです

  • 144二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:32:50

    1001年8月終了

    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:74)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値9820)
    称号:糧食部隊隊長

  • 145二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:42:25

    「どうするのこれ。罠じゃないのかな」
    「可能性は高いと思うが……うーむ」
    アッキリーンに訊かれ、ドワーフは難しい顔で腕を組んだ。
    「しかし正直言って味方は一人でも欲しいんだよな。本部が支援してくれなけりゃ、結局ここも手放すことになるだろうし」
    「それは心配せずともよいのでは。ここはアルケスタにも近いですし……」
    「あんまり連中の世話にはなりたくねえんだよな」
    ドワーフはぎりぎり、と不機嫌に歯ぎしりをした。ガルダ革命委員会がアルケスタと親密であることは公然の秘密だ。
    ましてアルケスタとの国境に近いここルミであれば、本部の増援という名目でアルケスタ人の介入を受ける可能性は十分にある。
    「いざとなれば離脱するつもりで、一度会ってみようかね」
    「正気ですか? 貴族は自分の領地を取り返すためならなんだってやりますよ」
    「こんな所でやられるようなら、どうせ革命なんて出来やしないだろう」
    斥候部隊の長はかなり不満げだったが、ドワーフは乗り気だった。
    それは豪胆なのか、あるいはある種の諦念だったのか、この時点ではアッキリーンには分からなかった。

  • 146二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:43:27

    人があまりいなさそうなので、今日は切りもいいですしここまでにしておきます。
    次回は明日の夕方~夜くらいかな。もしよければお付き合いくださいね。
    それではおやすみなさい。

  • 147二次元好きの匿名さん24/09/14(土) 23:43:38

    乙でした

  • 148二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 00:24:08

    このレスは削除されています

  • 149二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 09:35:38

    乙です

  • 150二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 13:07:48

    デグノラさんのイメージ支援絵

  • 151二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 17:46:24

    総合雑談スレ落ちてるせいで宣伝できないのが惜しいな
    このスレ多分長期化すると思うんだが、パート数が重なれば重なるほど新規は入りづらくなるんだよな。できるだけ序盤で固定読者を掴むべきなんだが…

  • 152二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 18:54:27

    少し遅くなりましたが再開しようと思います

    >>150

    感謝感激です! ありがとうございます!

    >>151

    このスレの場合、いずれは主人公も交代するので、そのサイクル次第ではご新規さんでも入りやすく出来るかも知れません。いやまだ分からないんですけどね

  • 153二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 18:57:40

    このレスは削除されています

  • 154二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:04:08

    まずは頂いた支援絵を使ってデグノラさんのシートをアップデートしますね。

  • 155二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:08:29

    次にアッキリーンくんのシートです

  • 156二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:12:43

    1001年9月

    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:74)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値9820)
    称号:糧食部隊隊長

  • 157二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:16:00

    前回までのあらすじ:
    ひょんなことからガルダ革命委員会に名を連ねることになったアッキリーンは、ジャンゴ城攻略の功績として、さらなる裁量を与えられ、今や百人からなる複数の部隊に指示を出せる立場になっていた。
    とはいえ、現時点でのルミ支部にそこまでの戦力はまだない。
    一方、城を革命委員会に奪われたはずの領主キルマは、革命委員会から城を奪還しようとせず、話し合いの場を設けようとしていた。
    領主の真意がわからないまま、アッキリーンたちは決断を迫られていた。

  • 158二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:22:12

    ジャンゴ城、会議室。

    ガルダ革命委員会ルミ支部の本拠となったこの城の中枢では、新たな主たちが難しい顔をつきつけ合っていた。

    今回の議題は言うまでもない、領主キルマの率いる陽炎騎士団と会談の場を持つかどうかだ。

    現在の支部の幹部は三人。支部のまとめやくにして戦闘部隊の隊長であるドワーフと、斥候部隊の長、そして糧食部隊の長であるアッキリーンだ。

    ドワーフは会談に乗り気のようだが、斥候部隊長はその内容に懐疑的で、彼が会談の場に赴くことに反対している。

    すでに長時間、あまり意味のない押し問答が続いていた。

    「あまりにも危険すぎます。交渉するにしても、本部の援軍を待つべきです」

    「だから、交渉すべきはむしろ本部の方だって言ってるのが分からねえのか。ここへ連中がよこす戦力なんぞ、アルケスタのもんに決まってるんだから」

    アッキリーンは黙って二人の様子を伺っていたが、やがて咳払いをして

    会談への参加にdice1d2=2 (2) した。

    1.賛成

    2.反対

  • 159二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:30:24

    「俺も危険だと思うな」
    「ぬぅう……お前までか」
    ドワーフが苦虫を噛み潰したような表情で言う。斥候部隊長は我が意を得たりとばかりに、珍しく顔をほころばせた。
    「いえ、アッキリーンさんは常識的なことを述べているだけですよ」
    これで会談への参加は賛成1対反対2となり、ルミ支部は会談の誘いを断ることに決まったのだった。

    一方、本気で和解を望んでいた領主キルマは、革命委員会が会談の申し出を黙殺する構えであることを聞くと、忌々しげに唸った。
    「くそっ、わからず屋どもめ……」
    キルマは生来臆病で、決定的な勝負を避ける傾向があった。人一倍の正義感で結成した陽炎騎士団も、もとは言論による平和的な解決を目指したものだ。
    だが、彼女の意思に共鳴して集まってきた騎士たちは良くも悪くもやる気と能力に満ちた者たちばかりで、いまや騎士団は立派な武闘派組織である。
    今回の会談には、武力によらない解決を騎士団に根付かせる意図もあったのだが……。
    思い通りにならないと察したキルマは、不機嫌になると、「あとは好きにしろ」と騎士たちに丸投げしてしまった。

  • 160二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:33:37

    ままならねぇ・・・

  • 161二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:34:14

    現在、ルミはその大半の地域が陽炎騎士団(領主キルマ)の支配下にあります。

    革命委員会が手中に収めたのは、ジャンゴ城周辺の狭い領域に過ぎません。

    会談が拒否されたことで、ここからは陽炎騎士団との組織間闘争が始まります。

    ※革命委員会本部からの積極攻勢の命令は、ジャンゴ城を制圧したことで既に十分に果たされたと判断されます。


    それでは、ルミ支部の今月の方針を決めましょう。

    dice1d3=2 (2)

    1.内政重視

    2.軍備重視

    3.積極攻勢

  • 162二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:36:16

    ドワーフは支部の方針を軍備重視に定めたようです。
    これは来たるべき戦いに向けて、武器や兵糧、兵力、を増やし、防御設備を整えるというものです。
    アッキリーンくんにも何らかの働きが期待されています。
    さて、糧食部隊はどう動きましょうか?
    下5つで募集いたします。

  • 163二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:37:51

    今の食費は切り詰めて冬になる前に保存食の用意とかちゃんとしとこう

  • 164二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:42:43

    このレスは削除されています

  • 165二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:43:00

    このレスは削除されています

  • 166二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:52:39

    ドワーフに許可取った上で炊き出しとか兵士募集広告とかやってみる

  • 167二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:00:06

    このレスは削除されています

  • 168二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:01:54

    集まりましたね

    うーむしかし昨日よりも人が少なくなってそうですね……どうしたものか

    dice1d5=1 (1)

    1>>163

    2>>164

    3>>165

    4>>166

    5>>167

  • 169二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:12:24

    「すぐに戦う予定がないなら、保存食でも作っておくか」

    アッキリーンはそう考えると、冬に行軍する場合に備えて食料の備蓄と保存食の作成を始めた。

    「ジャイナは狩りに行ってくれ。干し肉を作っておきたい」

    「了解~」

    「デグノラは……なんか魔法でそういうのない?」

    「火と風で燻製を作るくらいですかの。あまり向いているわけではのうございますが」

    じゃあそれでいいやとアッキリーンは頷き、自身は調理に取り掛かった。


    保存食の作成

    ガルダ革命委員会 糧食部隊(74)

    達成値

    dice1d30=16 (16)

    アッキリーン料理技能:48

    ジャイナ狩猟技能:dice1d30=22 (22)

    デグノラ料理・魔術技能:(4+44)/2


    160~:少しの備蓄追加(貢献値100)+組織力10

    180~:中程度の備蓄(貢献値200)+組織力20

    200~:大規模な備蓄(貢献値300)+組織力30

  • 170二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:13:36

    ギリギリ中程度の備蓄が出来ました。

    貢献値+200、組織力+20となります。

    成長としては料理技能ですね。

    dice2d10=10 2 (12) /100

  • 171二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:13:49

    このレスは削除されています

  • 172二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:15:24

    1001年9月終了

    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:74→94)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値9620)
    称号:糧食部隊隊長
    料理技能値:48→52

  • 173二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:16:43

    『糧食部隊としての行動』となると幅もないしな

  • 174二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:17:39

    OKです。それでは次の情勢ダイスまでスキップしましょうか。といっても10~11月なので2ヶ月分ですけどね。

    ルミ支部の10月からの方針は

    dice1d3=2 (2)

    1.内政充実

    2.軍備増強

    3.積極攻勢

  • 175二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:19:46

    サクサク進めますね


    ドワーフは積極的な攻勢に出ていない。帝国軍や陽炎騎士団も動きが鈍い状態だ。

    糧食部隊の行動は、dice1d3=3 (3)

    1.食料備蓄

    2.新兵募集

    3.隊商襲撃

  • 176二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:20:17

    このレスは削除されています

  • 177二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:24:50

    隊商襲撃

    ガルダ革命委員会 糧食部隊(94)

    達成値

    dice1d30=8 (8)

    アッキリーン統率技能:12

    ジャイナ弓術技能:10+dice1d30=29 (29)

    デグノラ料理・魔術技能:44


    165~:隊商襲撃(貢献値100)+組織力15

    180~:輸送部隊襲撃(貢献値200)+組織力20

    200~:兵站拠点襲撃(貢献値300)+組織力30

  • 178二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:26:08

    合計値は197です。隊商ではなくうっかり帝国の輸送部隊を襲ってしまいましたが、意外になんとかなったようです。

    貢献値+200、組織力+20

    成長:

    統率dice2d10=5 3 (8) /100

  • 179二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:28:29

    以上を二ヶ月続けますので、各値は倍になります。

    1001年11月終了
    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部 糧食部隊(組織力:134)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値9220)
    称号:糧食部隊隊長
    統率技能値:12→13

  • 180二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:29:41

    ちなみにこれルミ支部だけ見た話ですよね、革命委員会全体で見ればどれだけ上手く行っているのかとかは聞いてもいいんでしょうか

  • 181二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:31:50

    このレスは削除されています

  • 182二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:31:54

    >>180主人公の目の届かない大局については、半年ごとの情勢ダイスで大まかに決めます。上手く行ってるかどうかはまた細かく振っていく感じですね。

    1001年12月。

    情勢ダイス(1.消極、2.準備、3.積極)

    ガルダ大帝国dice1d3=2 (2)

    アルケスタdice1d3=2 (2)

    コルヴェスラdice1d3=1 (1)


    ガルダ革命委員会dice1d3=2 (2)

    陽炎騎士団dice1d3=3 (3)

  • 183二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:32:30

    了解しました

  • 184二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:33:36

    このレスは削除されています

  • 185二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:34:40

    国家レベルでは大国二国が水面下で動いている感じ。

    ガルダ西部~ルミ地域のレベルでは、革命委員会が軍備を整えているなか、陽炎騎士団が攻勢に出ていますね。

    この半年でガルダ革命委員会の積極攻勢作戦はどの程度成功したのか?

    dice1d6=1 (1)

    1で大成功、2で成功、3で何とか成功? 4~6はその逆。

  • 186二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:35:15

    このレスは削除されています

  • 187二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:37:31

    ガルダ革命委員会の積極攻勢はかなり有効だったようです。複数の都市が革命委員会の手に落ち、帝国は混乱しているというわけですね。それでも完全に内向きになっていないのはガルダの意地というところでしょうか。
    陽炎騎士団はこの状況に危機感を抱き、ルミ一帯の支配権を維持するためにルミ支部に攻め込んでいるというところでしょう。

  • 188二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:44:35

    さて、ルミ支部外のフレーバーを用意する前に、まずはどう攻め込んでいるのか、指揮官は誰なのか決めていきましょう。


    戦闘:dice1d2=2 (2) (1.ジャンゴ城防衛戦 2.ジャンゴ平野会戦)

    敵の指揮官:dice1d3=3 (3) (1.有能 2.普通 3.無能※)

    ※それぞれ

    ・統率技能値24+dice1d36=17 (17)

    ・統率技能値14+dice1d10=2 (2)

    ・統率技能値dice1d14=6 (6)

    陽炎騎士団組織力:150+dice1d200=156 (156)

  • 189二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:45:36

    だめだこりゃ!

  • 190二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:47:09

    お貴族様はさぁ…

  • 191二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:50:26

    ガルダ革命委員会 ルミ支部

    戦闘部隊(組織力120)+糧食部隊(組織力134)+斥候部隊(組織力dice1d100=34 (34) )

    達成値

    1d100

    ドワーフ統率技能値44

    アッキリーン統率技能値12

    斥候部隊長統率技能値dice1d30=11 (11)


    VS


    陽炎騎士団

    組織力306

    達成値

    1d100

    指揮官統率技能値6

  • 192二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:51:23

    肝心の達成値がミスってますね

    ルミ支部 dice1d100=29 (29)

    陽炎騎士団 dice1d100=16 (16)

  • 193二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:52:52

    陽炎騎士団はマジで無駄に数だけいるって感じだな…

  • 194二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:53:54

    ルミ支部384 VS 陽炎騎士団328

    勝つには勝ちましたが、辛勝といったところでしょうか。

    どんな勝ち方だったのか、両軍の損害をロールしてみましょう

    損害は(1.軽微 2.普通 3.甚大)

    ルミ支部 dice1d3=3 (3)

    陽炎騎士団 dice1d3=1 (1)

  • 195二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:54:48

    なんだこいつ負け上手か?

  • 196二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:55:08

    ゲリラが野戦なんかするから…

  • 197二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:56:24

    装備の差じゃねぇかな
    平民と甲冑着た騎士ならそりゃそうなるっていうか

  • 198二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:57:14

    やや数で劣るルミ支部は、ジャンゴ城防衛のため野戦に打って出、なんとか陽炎騎士団の撃退には成功するものの、その被害は甚大でした。かなりの出血を強いられながら城に帰ったようです。
    それではここで、敵将を安価下5で募集しようと思います
    統率技能はダメダメですが、もしかしたら一人で無双してたタイプかもですし、あるいは単純に部下たちが強かったのかもしれません。自由な発想でどうぞ。
    名前:
    特徴:

  • 199二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:58:49

    名前:デュラザ
    特徴:無能で良く深い傲慢な将。しかしその巨体と怪力は油断できない

  • 200二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:59:19

    このレスは削除されています

  • 201二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:00:35

    名前:ユークレイン・ウェスタル
    特徴:名誉と騎士道を重んじすぎるあまり戦術を無視するキザな男。しかし騎士としてはかなり強い

  • 202二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:01:57

    名前:メイミー
    特徴:領主の妹で無能でアホ。ただ騎士達に守護らねばと思わせる可愛さがある

  • 203二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:02:04

    名前:ユレッヘ・レミノール
    特徴:いかにも貴公子といった見た目の金髪の美男子。貴族の生まれだが『改革とか格好いいよね!』という理由で陽炎騎士団に参加したアホ
    将軍としては無能だが「数を揃えて突撃」くらいは出来るし、態度だけはデカいので兵士も信頼してついていく

  • 204二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:02:57

    dice1d5=1 (1)

    1>>199

    2>>200

    3>>201

    4>>202

    5>>203

  • 205二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:06:36

    名前:デュラザ

    特徴:無能で欲深い傲慢な将。しかしその巨体と怪力は油断できない

    どうやら無双系のようですね……敗退したとはいえ損害は軽微ですし、これは生きているでしょう

    アッキリーンくんはまず無茶はしないとして、こちらの指揮官ドワーフは大丈夫だったのでしょうか……?

    暴れまわり味方の被害を拡大させるデュラザを見て、ドワーフは、dice1d3=1 (1)

    1.一騎打ちを申し込んだ dice1d3=3 (3) (1.勝利、2.敗北、3.死亡)

    2.遠くから矢を射かけた(ほぼ効かない)

    3.撤退を決意した

  • 206二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:08:51

    激動が過ぎる…!

  • 207二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:08:52

    ドワーフ!?
    というかこれを勝ち扱いしていいのか?

  • 208二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:10:39

    このレスは削除されています

  • 209二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:12:19

    これからまともな指揮官役無しは一気にハードモードになったな

  • 210二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:13:19

    めっちゃ世話になって人なのに

  • 211二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:14:19

    あのダサすぎたアッキリーンを雇ってくれた聖人が…

  • 212二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:21:12

    長くなりそうなので出来たところから

    1001年12月。ジャンゴ平野。
    領主の拠点を発して西進してきた陽炎騎士団を、城から出撃したルミ支部の軍勢が迎え撃った。
    ルミ支部の兵力500ほどに対し、陽炎騎士団の兵力は600ほど。やや騎士団有利ではあったがそれほど大きな差ではない。
    実戦経験を計算にいれると、むしろルミ支部のほうが優勢ですらあった。
    正午ごろに両軍が激突してしばらくは、戦況はドワーフたち革命軍の思う通りに推移していた。
    士気も練度も低い陽炎騎士団は、数で上回るにも関わらず逃げ腰で、どんどん戦線を押し込まれている。
    ドワーフが会心の笑みを浮かべたその時、急報がもたらされた。
    「み、味方が! 味方が蹴散らされています! とんでもない強さです!」

  • 213二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:22:28

    陽炎騎士団も革命委員会もどっちを見ても英雄とか主人公と呼べる存在に不足している…

  • 214二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:30:35

    黒山のように集る革命軍の只中に、ぽっかりと穴が空いている。
    その中心に居座るのは、山の如き巨体。その人物は短く見積もっても6mはあろうかという長物を振り回し、革命軍の兵士を文字通り薙ぎ払っていた。
    「ぐはははははは! 脆いなァてめえら、これじゃあ全く楽しめねえぞォ!」
    「デュラザ様! 矢が来ます、お下がりを!」
    「ンン~……?」
    デュラザと呼ばれた大男は、飛来しつつある矢の群れをちらりと見ると、足元で喚く部下を引っ掴んで持ち上げた。
    「な、なにを……!?」
    「矢が来るんだろォがよォ!」
    盾にされ、針鼠と化した部下を、デュラザは哄笑しながら振り回す。右手に長物、左手に死骸。悪鬼としか言いようのない姿に、遠目で見ていたドワーフは背筋に悪寒が走った。
    「クソっ、化け物が……」
    「まっすぐこっちに突っ込んできますよ。このままでは……」
    撤退を進言しようとしたのであろう斥候隊長を、ドワーフは片手で制した。
    「いい、俺が出る! ここは任すぞ」
    「お、お待ち下さい!」
    そのまま制止も聞かず、槍を取って飛び出す。足の短いドワーフは馬には乗れないが、自慢の脚力がある。
    ドワーフは高笑いする大敵に向かって、ただ駆けた。

  • 215二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:35:05

    このレスは削除されています

  • 216二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:36:16

    こいつがいるせいで騎士団との和解ルートが完全に消えた気がする…

  • 217二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:37:13

    このレスは削除されています

  • 218二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:39:05

    降伏も視野の内だったんだがドワーフさん死んだとなるとこじれるぞこれ…
    そもそも革命委員会が支部ごとに動いてる感じだったし上層部との折衝役がいなくなる…っていうのは深読みしすぎか?

  • 219二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:41:53

    「オラ、オラ死ィィねェェや! オラオラオラオラ!」
    武器を一振りするたびに、兵士たちが血煙になっていく。デュラザは暴力の快感に酔っていた。
    彼自身、革命軍の必死の抵抗で多少の手傷を負ってはいる。負ってはいるが、動けない傷ではない。
    デュラザにとって、素人の攻撃から我が身を守ることは容易い。彼に元来味方は要らず、敵の只中に放り込まれて真価を発揮する。
    目の前に立ち尽くしていた、まだ十代であろう新兵を叩き潰そうとしたところで、音もなく首筋に迫った槍の穂先を、デュラザはぎりぎりの所で躱した。
    「外したか!」
    「オウオウ、残念だったなァ!」
    躍り出た影に上機嫌に声をかけ、その予想外の小ささにデュラザは目を丸くした。
    「あン? てめェ……小人(ドワーフの蔑称)か?」
    「だったらどうする? トロール」
    デュラザのこめかみにぶくりと青筋がうかび出た。
    「いい度胸だ半端野郎!」
    横薙ぎの一閃をドワーフはひらりと躱した。
    (低すぎるんだよ、バカが……!)
    どこまでも傲慢な太刀筋に、ドワーフは心のなかで毒づく。
    彼は懐に隠し持っていた毒刃を投擲した。
    「! ガァッ!」
    「嘘だろおい」
    無理な体勢で躱すことも弾くことも出来ないデュラザは、咆哮でそれを弾き飛ばす。
    どうやら呪文も使えるらしい猛獣相手に、ドワーフの額に汗が一筋伝った。

  • 220二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:45:39

    このレスは削除されています

  • 221二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:49:53

    アッキリーンがそこに駆けつけたのは、デュラザとドワーフが戦い始めて10分ほどが過ぎようという頃だった。

    デュラザはすばしこく動き回るドワーフに手を焼き、あからさまに苛ついた様子。一方で、回避のたびに大きな動きを強いられるドワーフにも疲労の色が濃い。

    周囲の兵士たちは助けに入ろうに入れず、二人の戦いをただ見守っていた。

    「オラァッ!」

    デュラザが掌から衝撃を放ち、ドワーフの方をかすめる。体勢を崩した彼を、デュラザは両断しようと得物を振りかぶった。

    「!」

    やるしかない。アッキリーンはつがえていた矢を、とっさに放った。

    dice1d100=90 (90)

    アッキリーンの弓術14+天運26=40以下で成功

  • 222二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:51:30

    そういえば矢はまだ実戦に使えるレベルだったな、忘れてた

  • 223二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:52:18

    君はそういう奴だよ…

  • 224二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:53:18

    このレスは削除されています

  • 225二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:55:05

    大志を抱くにはあまりにも才が…

  • 226二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:58:43

    このレスは削除されています

  • 227二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 21:58:46

    動いただけ偉いよ

  • 228二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:01:00

    矢はデュラザの頬を掠めた。わずかに太刀筋が逸れ、デュラザの得物は彼の肩口を引き裂いた。
    「ッ!」
    その刹那、ドワーフの槍がデュラザの左眼を削り取った。片目をえぐられ、さらに頭部を削られたデュラザは、絶叫する。
    「くそ、くそがッ、これじゃあ割に合わねェ!」
    左の眼窩から血を流しつつデュラザは呻く。彼は兵士たちを弾き飛ばしながら去っていった。
    「ボス!」
    アッキリーンは仰向けに倒れたドワーフのもとへ駆け寄った。
    既に虫の息であることは誰の目にも明らかだった。肩から鎖骨を砕き、胸近くにまで達する傷口は、おびただしい血を噴き出している。
    「すぐ治療する、頑張れ!」
    「馬鹿野郎……こんなところにいてどうする……」
    ドワーフはみるみる間に色を失っていく顔をアッキリーンに向けた。
    「早く、攻勢を……俺達は勝てる……」
    「しかし!」
    ドワーフの瞳が、まっすぐにアッキリーンを見つめていた。
    ヒゲに覆われた口が、ニヤリと微笑んで見せる。
    「名前もねえ……ドワーフが……死ぬだけだ。なんの、ことはない」
    震える手が、まだ戦っている軍勢を指差す。
    「いいな……やれ。お前が……」
    小さな体躯から力が抜けた。次の命令はなかった。

  • 229二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:02:52

    なかなか無茶なことを託してくれたなぁ…

  • 230二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:07:30

    後になって振り返ると、この戦いはさしたる戦略的な意義もないものであった。
    すでに革命は野火のように帝国全土に広がりつつあり、多くの地域がそうであったように、ルミもまた革命軍の優勢を維持した。
    勢力図に何の影響ももたらさないこの戦いは、しかしルミ支部にとっては初めての、そして極めて大きな犠牲を払うものであった。
    その中で死んでいった名もなきドワーフのことを、歴史は語っていない。

  • 231二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:11:54

    というわけで、託されてしまったアッキリーンくんは菲才の身でありながら、ルミ支部を率いていくことになりました。1001年12月からはルミ支部単位で行動していくことになります。陽炎騎士団との闘争は激化し、本部との折衝や、いよいよ国家との関わりが見えてきましたね。
    ところで、タイミングがなく設定していなかったこのドワーフなのですが、彼は死後にも大きな影響を与える人物だと思いますので、ここで安価を募集しようと思います。
    下5で行きます。
    名前:
    特徴:
    でお願いします

  • 232二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:16:53

    名前:ドーレン・ダンデス
    特徴:差別されたドワーフの生まれにして熟慮と決断力を備えたリーダー。アルケスタに一時期行っていたことがあり、そこでアルケスタという民主主義の良い面と悪い面を学んで舞い戻った。

  • 233二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:19:30

    名前:ユニッポル
    特徴:鉱山で親方をやっていた老年期に入りかけたドワーフ。閉山によって貧しくなった労働者を助けるためにやれることを続けていたら革命軍のリーダーの一人になっていた。素朴で純真な善意の人であった。

  • 234二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:19:58

    名前:フィルカス・デヴォリウム
    特徴:古い時代、ルミの山々を支配していた小国ラジナーガの正統なる王家の血を引く最後の末裔。ラジナーガは200年前に帝国に侵略され滅んだ国であり、今では現存する資料もほとんどないのだがドワーフは平均して200年の時を生きる為彼の心には消えぬ復讐の種火が燻り続けていた。生きたまま八つ裂きにされた両親の悲鳴、四肢を切り落として陵辱された姉や妹達の呪詛、火炙りにされた愛すべき臣民達の肉が焼ける臭い…その全てを忘れた事など1度も無い。

  • 235二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:21:50

    名前:ザグラガン
    特徴:今の領主の遥か前、領主の家臣として雇われていた男。かつての主の遺言通り、領主が不甲斐ないならお前がこの地を取れという命を愚直に実行していた

  • 236二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:21:50

    名前:シゼル
    特徴:郷土愛の強い、少し優秀なだけの普通のドワーフだった
    革命委員会の上層部を信用しておらず、いざとなればルミ支部は独立して動かそうと考えており、実際ルミ支部はシゼルにより動かされていた

  • 237二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:23:21

    それでは決めていきましょう

    dice1d5=5 (5)

    1>>232

    2>>233

    3>>234

    4>>235

    5>>236

  • 238二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:24:19

    名前:シゼル
    特徴:郷土愛の強い、少し優秀なだけの普通のドワーフだった
    革命委員会の上層部を信用しておらず、いざとなればルミ支部は独立して動かそうと考えており、実際ルミ支部はシゼルにより動かされていた
    となりました。もしかしたら今後の展開とかでスレ主が設定を盛るかも知れません……変更はしませんので、ご容赦ください。

  • 239二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:26:52

    さて、少し遅くなってきましたし、今夜はここまでといたしましょう。
    次回はルミ支部と陽炎騎士団以外の勢力の描写や、アッキリーンくんの指導者としての初仕事から始めると思います。
    明日の夕方くらいに始められればいいなと思います。

    少し思い切った展開にしてみましたが、いかがでしたかね。感想など頂けますと励みになります。
    支援絵を下さった方も改めてありがとうございました!
    あと陽炎騎士団は格好良い組織に描くつもりだったんですがダイスの都合で……すいません
    それではお休みなさい

  • 240二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:27:23

    乙でした

  • 241二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:30:23

    おつおつ
    全ては安価のみぞ知るだから仕方ないね

  • 242二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:44:16

    キルマさん支援のつもり…けど38歳って絶妙というか難しいな…イメージと違ったらごめんなさい

  • 243二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:50:30

    >>242

    ご支援絵ありがとうございます!

    むしろ絵の方のイメージに寄せていきたいですね!

  • 244二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 01:27:51

    保守

  • 245二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 08:31:46

    保守

  • 246二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 12:15:45

    シゼルさんのイラスト作ってみた。イメージは一騎打ちの前です

  • 247二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 17:19:32

    ちょっとややこしいけど現状革命委員会はガルダ大帝国に対する反乱軍みたいな感じで、陽炎騎士団は一応領主の私兵だしガルダ内の軍閥って事になるのかな?

  • 248二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:09:57

    すいません

    遅くなりましたが始めようと思います


    >>246

    支援絵ありがとうございます!


    >>247

    だいたいそんな感じです。ただ陽炎騎士団は帝国政府を牛耳る大貴族の粛清を目的にしているので、かなり過激ですね

  • 249二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:14:48

    多分誰も気づいていないと思うのでゆっくりやっていきますね

    1001年12月
    小ルーダの戦いに帝国軍が敗れてからというもの、威信を失墜させた帝国の情勢は急速に不安定化していた。
    これまで地下で活動していたガルダ革命委員会は、これを好機と各地の支部に蜂起を命じ、主要都市を含む複数の都市が革命委員会の指導下に入った。
    すぐに態勢を立て直し、コルヴェスラに逆襲するはずであった西部方面軍は反乱の鎮圧に忙殺されることになった。
    一方のコルヴェスラは、名将の活躍によって勝ちを拾ったものの、戦いによって受けた被害は小さいものではなく、内心では停戦を望んでいたものの、仲介する国家も存在しない状況で身動きが取れずにいた。
    そんな中、先の戦いに参加していなかったアルケスタが動員を始め、大陸の緊張は高まりつつあった。

  • 250二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:15:47

    来たか

  • 251二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:20:23

    1001年12月
    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:284)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値9220)
    称号:支部長

  • 252二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:21:24

    良くこのステでここまで来たなぁ

  • 253二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:22:41

    指揮官タイプ早く確保しないとマジでやばい気がする

  • 254二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:25:03

    というか支部長やれるステでもないよな…

  • 255二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:26:41

    ガルダ革命委員会は各支部に対し、現状維持を命じた。しかしそれは、奪い取った拠点で安穏とせよということを意味しない。
    領地の奪還に燃える現地の帝国軍を迎撃し、趨勢を優位に保てということである。
    ルミ支部にとっていえば、要するにそれは陽炎騎士団を相手に、少なくとも負けてはならないということであった。
    教育を受けた指揮官であっても鼻白むであろうこの任務を、あろうことか一介の料理人が任されようとしていた。

  • 256二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:26:52

    料理命なキャラだから前線出て手を怪我したらマジで詰むんだよな
    そういう意味でも軍を率いるポジションの人材が欲しい

  • 257二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:38:26

    わかってる範囲というか動かせそうな戦力になるネームドがデグノラ爺さんしか居ないのも大問題すぎる

  • 258二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:39:11

    >>251

    いつ見ても料理意外The凡夫っていうステで笑う

  • 259二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:42:25

    戦いから一夜明けた。アッキリーンは軍議室に重い足取りで向かっている。
    昨夜の間、アッキリーンは夜逃げすることを本気で考えていた。
    何もここで死ぬことはないだろう、と彼はそう思っていた。革命だって、全国で反乱が起きているのだから、いつか誰かがやるはずだ。
    しかし。
    ”いいな……やれ。お前が……”
    こちらを真っ直ぐに見つめながらそう言ったドワーフの顔が、頭からこびりついて離れなかった。
    あの時、あの言葉を掛けられたのは、アッキリーン以外の何者でもない。
    彼は今際の際にそう呟いたドワーフと、柄にもなく駆け寄った自分の両方を呪わしくすら思った。
    ほとんど一晩中悶々とした挙げ句、
    (何も今逃げなくてもいいだろう)
    アッキリーンはそう考えることにした。いつだって逃げられるはずだと、自分にそう言い聞かせていた。

    軍議室は、二十人以上もの人間が要るにも関わらず、水を打ったように静まり返っていた。
    とても侵攻軍を迎撃したあとの様子には見えない。沈痛の面持ちで黙り込む彼らの姿は、まさしく敗軍のそれであった。
    「ボスの最期の言葉に従い、俺が指揮を執ることになった」
    アッキリーンがそう言った。「なぜお前が」という者はその場にいない。
    それはつまり、我こそがという者がいないのと同義であった。
    「……」
    喉を圧迫するような沈黙が場を支配している。アッキリーンは臓物をぶちまけそうな気分を味わいながら、自分を叱咤して口を開いた。
    「だが、知っての通り俺はただの料理人だ。食い物のことならともかく、軍のことなんてさっぱり分からん。俺に出来ることは……」
    アッキリーンは言葉に詰まった。出来そうなことなど何も無いと彼自信が最も強く思っていたからである。
    「俺に出来ることは……責任を取ることだけだ」
    彼はそう言った。それは、ドワーフがやっていたことであるいは唯一、能力が関係しない……言い訳にならないことだったのかもしれない。

  • 260二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:45:31

    いいなあこのどうしようもない穀潰しだった凡夫がちょっとずつ挫折と絶望と辛酸を舐め続ける事でほんとに僅かながらも成長していくの

  • 261二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:47:03

    乱世を生き抜く中でアッキリーンに具体的な信念やビジョンがないんだよな。組織に殉じるにも不安が残る組織だし
    自分を拾い、意思を託したシゼルへの恩と義理で動いてる感じかな、現状は…

  • 262二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:47:09

    漠然と革命を考えてただけの男に革命家の現実がのしかかって来てる…

  • 263二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:47:14

    アッキリーンくんが主体となり、ルミ支部の方針が決まります。

    自分自身で無能なことは分かっているので、人材確保はどの方針でも並行して行われるでしょう。

    彼の決断やいかにdice1d3=1 (1)

    1.防備の強化

    2.戦力の再編成

    3.配下から意見を聞く(安価)

  • 264二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:48:03

    まぁ今一番欲しいのは時間だよな…

  • 265二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:49:14

    >>251

    列伝がどう見ても主人公じゃなくて笑う

  • 266二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:55:02

    >>265

    カスみたいな初期ステと尽くそれ引く?!っていう最低安価を引き続けた結果マジでクズだったから最初のアッキリーンは…

  • 267二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:55:56

    「とりあえず、今の状態で野戦をやったら前よりひどいことになるのは分かりきってる。籠城の準備をしよう」

    アッキリーンはそう言った。特に反対意見はない。ルミ支部には「門」の呪文があるため、いざとなれば脱出は可能だったからだ。

    「それとジャイナ、もうこの際誰でもいい、戦争のことが分かる人間を見つけてきてくれ。なるべく早く頼む」

    「無茶言うなあ……まあそりゃそうだろうけど」

    こうしてアッキリーンたちは防衛の準備に取り掛かった。


    防備強化


    ガルダ革命委員会 ルミ支部(284)

    達成値

    dice1d30=28 (28)

    アッキリーン統率技能:12

    デグノラ魔術・建築技能平均:26


    ~325:ハリボテ修繕(貢献値200)+ジャンゴ城防備50

    326~335:最低限の修繕(貢献値400)+ジャンゴ城防備100

    336~346:十分な修繕(貢献値800)+ジャンゴ城防備200

    347~:完全な修繕(貢献値1000)+ジャンゴ城防備300

  • 268二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:57:06

    ボスが死んだ後なのに皆頑張るなぁ

  • 269二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:00:12

    アッキリーンたちは急ピッチでジャンゴ城の修繕を進めた。
    ほとんど休む暇のない過酷な作業だったが、誰一人文句を言うものはいない。
    アッキリーンは愚痴を言い、疲労から部下に当たり散らし、癇癪を爆発させていた。
    彼に指導力があるなどと思ったものは誰もいない。
    ただ、彼は常に率先して作業の現場にいた。他のものが眠っている間は、腿に短剣を刺してでも眠ろうとしなかった。
    ただ己の肉体を破壊するだけの愚行。ただそれだけが、ルミ支部の面々を作業に駆り立てた。
    そんな無茶な行動に耐えるだけの肉体。それが、彼が天から授かったなかで、ただ一つ役に立つものだった。

  • 270二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:06:22

    ここでろくに武器も扱えないのにピカイチで高かった体質ステの高さが出てくるのか…伏線回収が上手いぜ

  • 271二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:07:10

    これドワーフの言葉でアッキリーン狂ってない…?

  • 272二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:07:32

    >>271

    凡人が大事を成すには狂うしかあるまいて…

  • 273二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:11:20

    どうやらジャンゴ城の修繕は幸い順調に進んでいるようです。

    では、ジャイナちゃんの人物探索は順調に行ったのでしょうか?

    軍師向きの能力型である知魅型(知力+魅力)で探ってみましょう

    高齢者ばっかり増えてもなんか絵面的にアレなんで、今回は15~25歳にしようと思います。

    さすがに軍のことを多少知っている前提で探すので、統率のみ技能レベル最低1、最大3とします。

    筋力 dice1d60=9 (9)

    技量 dice1d99=94 (94)

    知力 10+dice1d89=71 (71)

    魅力 10+dice1d89=36 (36)

    体質 dice1d99=85 (85)

    天運 dice1d50=48 (48)


    筋力技能 -1+dice3d2=1 1 2 (4)

    技量技能 -1+dice8d3=3 1 2 1 2 1 3 2 (15)

    知力技能 -1+dice7d4=4 3 3 1 2 3 1 (17)

    魅力技能 -1+dice2d4=4 4 (8)

    体質技能 -1+dice4d3=3 1 1 1 (6)

    天運技能 -1+dice2d3=1 3 (4)

  • 274二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:12:24

    ただ流されるだけの中身のない若者に恩人の最期の言葉が注入されてしまった

  • 275二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:12:51

    まるで主人公みたいなステータスだ

  • 276二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:13:23

    このレスは削除されています

  • 277二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:15:54

    幸いかなり優秀な人材が見つかったのが救いか

  • 278二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:16:02

    統率に最高値が出てホッとしています。
    なにげに天運がほぼ上限値なのいそうでいなかったなこれまで

  • 279二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:17:36

    >>7に照らし合せるとほんとに大体のことをこなせるオールラウンダーだなあ

  • 280二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:17:49

    あとぼちぼち見返したくなる頃だと思いますので目安も貼っておきます

  • 281二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:18:31

    ありがたい

  • 282二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:18:55

    さあ、このキャラクターの案を募集しますね。
    年齢は15~25歳くらいまでで、他は性別や種族、性格など特に縛りはございません。
    名前:
    特徴:
    でお願いします。下5で募集いたします。

  • 283二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:19:18

    名前:フェレール
    特徴:革命軍本部から派遣されてきた支援人材の男。陽気ですぐ人に馴染む才能がある。(正体はアルケスタ中央軍の派遣士官。革命軍とアルケスタの間で忠誠を向ける方向で悩んでいる)

  • 284二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:21:22

    名前:ウィンガルド
    特徴:帝国に失望した一人の元貴族を自称する女。付き従う従者の雰囲気から貴族どころではない皇室に連なる者である雰囲気隠せていない。生活はかなり哲学的でめんどくさい

  • 285二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:21:34

    名前:キリール・ベグトール
    特徴:アレジラ大公指揮下で戦っていた貴族のボンボン。本国への帰還に失敗し、賊の頭領にまで落ちぶれていた
     いまだに平民を見下している高慢な男だが、もはや掲げる大義は選んでいない。再び成り上がらんとする野心に燃えている

  • 286二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:23:55

    名前:サイテーン=ブランガ
    特徴:ドラゴン族という希少種族にしてドワーフが恩人だった。恩義から手を上げてくれたが穏健なドラゴンで血生臭いのは本当は怖い。

  • 287二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:24:35

    名前:フェロール・デグリオン
    特徴:ほぼ絶滅種とされる程希少な種族、ダークエルフの青年。幼少の頃にシゼルにより異種族狩りから逃がしてもらった恩があり、今回の訃報を聞いて自分からジャイナに話をもちかけてきた。知識欲が凄まじす大抵の事は難無くこなす

  • 288二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:25:54

    dice1d5=5 (5)

    1>>283

    2>>284

    3>>285

    4>>286

    5>>287

  • 289二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:26:25

    名前:フェロール・デグリオン
    特徴:ほぼ絶滅種とされる程希少な種族、ダークエルフの青年。幼少の頃にシゼルにより異種族狩りから逃がしてもらった恩があり、今回の訃報を聞いて自分からジャイナに話をもちかけてきた。知識欲が凄まじく大抵の事は難無くこなす
    ですね。

  • 290二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:28:08

    なにげに本スレ初めてのエルフの登場人物ですね! 年齢はこっちで振っておきますね。

    年齢14+dice1d11=6 (6)

  • 291二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:28:20

    エルフすらまだ見た事ないのにダークエルフとかすげえ値打ちつきそうだなこの世界

  • 292二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:39:41

    しばらくして、ジャンゴ城に帰還したジャイナは、一人の青年を伴っていた。
    青黒い肌に、つややかな銀髪。痩身をゆったりとしたローブで覆ったその彼は、フェロール・デグリオンと名乗った。
    「お初にお目にかかります、閣下。フェロールと申します」
    「え、閣下って……」
    どういうこと? というアッキリーンの視線を受けて、ジャイナは肩をすくめた。
    「代理みたいなもんとは言ったよ?」
    「あのお方の遺志を継ぐお方であらせられる以上、あなたは立派に長であられます。どうか謙遜なされぬよう」
    「う、うん……」
    自分よりずっと背が高く、恐ろしいほどの美貌を持つエルフに跪かれ、アッキリーンはもぞもぞと無意味に尻を動かした。
    「戦場は私の居場所ではないと考えていましたが……今は己の蒙昧を恥じております。旗揚げを聞いたとき、すぐに駆けつけていれば……」
    「いや、こうして来てくれただけでとてもありがたいよ」
    「勿体ないお言葉……このフェロールめを、何なりとお使いくださいッ……!」
    滂沱の涙を流しながら咽ぶフェロールを、アッキリーンは少し引きながら眺めていた。

    デグノラ・シィルとフェロール・デグリオン。優れた分析能力を持つデグノラと、予測と計算に優れるフェロールは、ルミ支部を支える二人の魔導師として、この後知られるようになっていく。
    だがこの時点では、まだ誰も、この事に気づいてはいなかったのである。

  • 293二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:41:29

    1001年12月終了
    アッキリーン
    年齢:18
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:284)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値8220)
    称号:支部長

    新たな仲間:フェロール・デグリオン

  • 294二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:41:53

    このレスは削除されています

  • 295二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:42:21

    おじいちゃん既に齢70で死に場所を求める死に損ないだって自嘲してたのにこれからも酷使され続けるの確定して草

  • 296二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:42:49

    余談ですがドワーフとかエルフの寿命については今のところ深く考えていないので、「人間換算で何歳くらい」みたいなもんと思ってください

  • 297二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:44:49

    1001年1月

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:284)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値8220)
    称号:支部長

  • 298二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:45:22

    1002年です……すいません

  • 299二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:58:32

    「目下の問題は、なお大きな戦力を誇る陽炎騎士団への対策じゃのう」

    デグノラが地図を眺めて言った。

    「兵力はおよそ1000。こちらの2倍強というところですね」

    斥候部隊の長がそう続け、

    「先の戦いで我が軍が大きな被害を出し、指導者を失ったことを敵は知っているはず。敵将に手傷を負わせたとはいえ、態勢が整い次第、また侵攻してくるでしょう」

    フェロールが締めくくる。

    「……それで、どうしたらいい?」

    「勝つのであれば、なるべく早く攻撃を仕掛けるべきです。そのための策もご用意できるかと」

    「なんか含みのある言い方だな?」

    フェロールがデグノラにちらりと視線をやった。話し合いはしたがあまり納得はしていないという様子だ。

    「わしとしては、陽炎騎士団との和解も諦めるべきではないと思うがの。先の戦いで現れたあの怪物……まともに指揮も取らず突出し、あまつさえ味方を盾にしておった。おそらく軍内でも持て余しているはず。これはこの若造の意見じゃが、此度の件で向こうも和解は不可能と考えておるじゃろうから、こちらから歩み寄れば話を優位に進められる可能性は高い」

    ただし、と老人は付け加える。

    「それにはまず、こちらがまだ継戦能力を持っていることを誇示せねばならんじゃろう。ただそれには、こちらから打って出る必要はない。賭けに出ず、この城を盾に敵を弾き返すがよかろう」

    「私としては、敵が油断している今こそ叩く好機かと思いますがね。現時点で和解をしても、後顧の憂いになるだけです」

    「……」

    悩んだ末、アッキリーンは、

    dice1d2=1 (1)

    1.デグノラの案を取り、まずは敵の侵攻を待つことにした

    2.フェロールの案を取り、打って出ることにした

  • 300二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:02:29

    「今回はデグノラの言う通り、防衛戦の後で交渉することにしよう」

    「うむ」

    「御意に」

    アッキリーンの決断により、ルミ支部は来る防衛戦に向けて、ジャンゴ城の防備を整えることになった。

    一方その頃、陽炎騎士団では

    dice1d3=1 (1)

    1.すでにジャンゴ城に向けて部隊が出撃していた

    2.まだ態勢が整いきっていなかった

    3.混乱していた。何らかのトラブルがあったようだ

  • 301二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:03:15

    判断が早い

  • 302二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:04:38

    陽炎騎士団は、すでにジャンゴ城に向けて第二波を放っていた。

    軍を率いるのはdice1d2=1 (1)

    1.デュラザ

    2.デュラザではない

    軍の規模はdice1d3=3 (3)

    1.前回同等(600)

    2.前回より少なめ(400)

    3.前回以上(800)

  • 303二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:05:51

    厳しい戦いになるな…

  • 304二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:07:35

    このゲス脳筋軍略はクソなのに地味に戦闘勘は冴えてるのがほんとに厄介だな…

  • 305二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:09:37

    感情的には絶対無理レベルだろうけど懐柔できるなら欲しい強キャラだよな…

  • 306二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:16:04

    デュラザの率いる800の兵力が、真っ直ぐにジャンゴ城に向けて前進している。
    頭の左半分を血の滲む包帯で巻いたデュラザは、手傷を負わされた怒りと、これから始まる殺戮への喜びに顔を歪ませていた。
    しかし、ジャンゴ城へと到着したデュラザは、その有り様に驚愕することになる。
    「馬鹿なァっ……! ボロ城だったはずだぞ!?」
    そこにそびえていたのは、古い城郭を何重もの呪文で保護した、強力な要塞であった。
    幸いにもルミ支部に戦える兵は400もいないはずだが、これは計算外であった。
    「クソがァッ……モグラ共が、知恵をつけおってェ」
    デュラザは唸り、撤退を考えるも、即座にその考えを噛み潰した。
    その「武」を買われて陽炎騎士団に入団したデュラザだが、傍若無人の戦いぶりから、騎士団での評判は必ずしも良くない。
    結果的に少ない犠牲で勝てることだけが価値といっていい彼が、経緯はどうあれ負傷して逃げ帰ってきたというのは、大いに沽券に関わる事態であった。
    二度目はない。その焦りが、デュラザを前に進ませた。
    「怯むかよォ、この俺様が! たかがまじない如き、城ごと踏み潰してくれるわァアアッ!」

    塔の上からその姿を眺めていたアッキリーンは、傍らのデグノラに感嘆の声を漏らした。
    「おお、本当に向かってくる」
    「あの手の猪武者は魔法を侮っておるからの、さて、大変なのはここからじゃが……」

  • 307二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:24:28

    ジャンゴ城防衛戦 城門の戦い


    ガルダ革命委員会 ルミ支部 組織力284

    ジャンゴ城防備300

    アッキリーン統率12

    デグノラ魔術44

    フェロール統率28

    斥候部隊長統率11

    達成値dice1d100=58 (58)


    VS


    陽炎騎士団 デュラザ隊

    組織力800

    デュラザ武力40+dice1d30=8 (8)

    達成値dice1d100=36 (36)

  • 308二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:26:45

    ただでさえ指揮官に欠いた組織に戦力の大規模投入…これは…

  • 309二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:27:09

    あかん…数が多すぎる…

  • 310二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:27:35

    ルミ支部 737 VS 844 デュラザ隊
    デュラザは城門を突破し二の丸へ。
    ジャンゴ城は城壁による守りを喪失し防衛力200に
    デュラザは戦力を喪失し、組織力600に

  • 311二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:28:14

    速攻で全戦力叩きつけてくるデュラザがマジで獣染みてるんだよな…

  • 312二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:30:13

    ジャンゴ城防衛戦 二の丸の戦い


    ガルダ革命委員会 ルミ支部 組織力270

    ジャンゴ城防備200

    アッキリーン統率12

    デグノラ魔術44

    フェロール統率28

    斥候部隊長統率11

    達成値dice1d100=24 (24)


    VS


    陽炎騎士団 デュラザ隊

    組織力600

    デュラザ武力48

    達成値dice1d100=23 (23)

  • 313二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:31:26

    これは…まずいのでは

  • 314二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:32:03

    ルミ支部 589 VS 671 デュラザ隊
    デュラザは二の丸を突破し本丸へ迫る。
    ジャンゴ城は二の丸のまもりを失い防衛力100に
    デュラザは戦力を喪失し、組織力300に

  • 315二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:32:25

    ここをしのいだとて…

  • 316二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:32:55

    数が圧倒的に足りてないからダイス部分で差をつけれないとホントに死ぬ…

  • 317二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:32:59

    ジャンゴ城防衛戦 本丸の戦い


    ガルダ革命委員会 ルミ支部 組織力250

    ジャンゴ城防備100

    アッキリーン統率12

    デグノラ魔術44

    フェロール統率28

    斥候部隊長統率11

    達成値dice1d100=92 (92)


    VS


    陽炎騎士団 デュラザ隊

    組織力300

    デュラザ武力48

    達成値dice1d100=88 (88)

  • 318二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:33:53

    戦力喪失でめちゃくちゃバランス取ったな…

  • 319二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:35:07

    なんとか上回れたかあ

  • 320二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:35:30

    ルミ支部 537 VS 436 デュラザ隊

    デュラザは全力で本丸に襲いかかり、ルミ支部も総力でこれを迎え撃った。

    本丸は攻撃をしのぎ、デュラザ隊は壊滅。デュラザ本人はdice1d3=1 (1)

    1.命からがら離脱

    2.捕縛

    3.死亡

  • 321二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:36:05

    やるなぁ…

  • 322二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:36:34

    コイツホントにしぶといな…マジで強さとその勘だけは1級品すぎる…ドワーフとの一騎打ちの際も左眼を抉られて激昂する所か割に合わねえって帰ったし

  • 323二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:36:59

    正直しぶといのはお互い様な気がする

  • 324二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:37:18

    デュラザ君猛将すぎてちょっとかっこよく見えてきた

  • 325二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:39:18

    問題は損害よ
    城はすでにボロボロだが

  • 326二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:40:13

    >>324

    どうしようもないクズなんだけど強さと戦闘勘だけはマジだからなあ…

  • 327二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:42:33

    「畜生、畜生畜生畜生ォォ……ッ!」
    城壁はあと一枚。これさえ破れば、あとはモグラ共を八つ裂きにするだけ。
    そのはずなのに、どうしても壁に、獲物に近づくことが出来ない。
    「こ、この臆病者どもがァァーッ! 出てきやがれ!」
    喚くデュラザに返事の代わりに返ってきたのは、無数の矢と魔法弾だった。
    「お、おのれおのれェ、この俺がァ、この俺がァァアア!」
    脇腹を掠った魔法弾が肉を千切り取り、鮮血が舞う。
    大地を踏み、隆起させた岩で矢を防ぎながらデュラザは叫んだ。
    「大将がいなけりゃ、姿も見せられねえのかァ! 所詮は小人だぜェ!」
    黙殺。
    迎撃の手が増すでもない。
    ただ一定の量の攻撃が、機械的にデュラザを襲う。
    「ぐ……く……!」
    殺される。
    これは城ではない。デュラザという獣を取り殺すただの罠。
    今この場の全てが、デュラザを殺すためにある。そこには戦場の熱も興奮もありはしなかった。
    「くそ、クソォォォオオオッ!」
    デュラザは脱兎のごとく逃げ出した。彼の後ろには、すでに誰もいない。
    それは彼にとって幸運であった。顔を見られずに済んだのだから。

  • 328二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:44:09

    ちゃんとプライドとかかなぐり捨てて逃げれるのは厄介だなあ…

  • 329二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:44:37

    良い意味で獣なんだよなこいつ…

  • 330二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:46:10

    めちゃくちゃ感情優位のバーサーカーに見えて底の部分では尋常じゃないくらい理性優位なんよねコイツ。だから獣みたいに暴れててもヤバくなったらプライド捨てて逃げれる

  • 331二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:46:58

    会戦選んだら詰んでたと感じる暴れっぷり
    籠城大正解だわ

  • 332二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:48:10

    個人の武がここまでとんでもない世界だとほんとにアッキリーンくんの凡才さが本人からすると悔しくてしょうがなさそうだな…

  • 333二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:49:35

    「終わったか……」
    アッキリーンは、溜め込んだ息をゆるゆると吐き出す。
    へたりこみそうなところを、辛うじてこらえた。
    「人的損害は軽微です。概ね予定通りと言えますね」
    フェロールが冷静にそう言った。少ないとはいえ仲間の死を前にしても、その表情にはわずかの変化もない。
    「しかし城もボロボロだぞ? 交渉に使えるのか?」
    「外側だけ取り繕えば十分かと。ただ一人、無様に生き残った将がここまで突破したと話して、誰が信じましょうや」
    フェロールの瞳には、静かに炎が灯っているようにアッキリーンには感じられた。
    「そうか……じゃあまあ、良かったかな、なんとか」
    「ここからが本番ですが、まずはお休みください、閣下」
    「それ……やめて欲しいんだけどな……」
    笑いながらそう答えつつ、アッキリーンはすでに抗いがたい睡魔に襲われていた。
    1002年1月。ガルダ革命委員会ルミ支部は、デュラザ率いる陽炎騎士団の軍勢を退けた。
    貢献値+2000

  • 334二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:51:09

    アイツ結局たった一人で二の丸ぶち抜いて来たのかよ?!バケモンすぎるなあ…

  • 335二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:51:47

    損害ダイスは今回はなしか
    まぁ前回振って事故ったからしゃーない

  • 336二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:52:19

    1002年1月終了

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:250) ジャンゴ城防備100
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値6220)
    称号:支部長

  • 337二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:53:03

    ジャンゴ城が最早ギリギリ城の体を成す位のレベルまでボロボロに…

  • 338二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:54:39

    実はちょこっと組織力が削れていたりします。前回の野戦前は一応384あったんですよね、これ>損害

    あとわかりにくいですが、デュラザの武力48は何らかの技能値(おそらく槍)を反映したものなので、彼はこの世界でいうと一流の武力の持ち主ということになります。

  • 339二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:56:51

    そう考えると改めてアッキリーン君の料理52はただの農民にしては異常な才能だな…別に料理上手に開花する下地とか何にもなさそうなのに…

  • 340二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:56:53

    なので、とても分かりにくいんですが、実はアッキリーンくんの統率12という値は素質のない人間としてはもう本当にめちゃくちゃ頑張っていたりします。

    というわけで成長ダイス

    統率:dice2d10=7 9 (16) /100

  • 341二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:58:48

    よく見たら13に成長してたのを忘れてた……こんなこと言って誤差の範囲でしかないのを証明してしまって本当にごめんアッキリーンくん……
    統率技能値:13→15

  • 342二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:59:06

    結構上振れたな

  • 343二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:00:16

    あのアッキリーン君もとうとう指揮スキルが半人前に到達した…!

  • 344二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:00:17

    さてここからは陽炎騎士団との交渉に入るわけですが、もう少し続けるか、今日はここまでにしておくか
    どうしたものかな

  • 345二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:00:20

    料理人の片手間にしては頑張ってるがやっぱ本職にはなかなか追いつける気せんな…
    そういう意味でもドワーフの喪失が痛すぎる

  • 346二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:02:36

    入り位は見たいな

  • 347二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:08:16

    それでは、まだ人がいるかのチェックも兼ねて、そろそろ困っていた斥候部隊長の安価を募集しましょうか

    割と冷静で慎重派なことを言ってた古参っぽい幹部の人です

    敬語キャラなのでフェロールくんの登場でアイデンティティがやばいかも知れません。

    ちなみに統率値は11ですが、まあこれは他の能力が優れてるのかなと解釈しましょう

    斥候なので技知とかかな

    年齢

    14+1d31

    筋力 dice1d99=32 (32)

    技量 10+dice1d89=19 (19)

    知力 10+dice1d89=83 (83)

    魅力 dice1d99=13 (13)

    体質 dice1d60=37 (37)

    天運 dice1d50=32 (32)

    筋力技能 -1+dice3d3=3 2 2 (7)

    技量技能 -1+dice8d4=3 3 1 2 4 2 4 1 (20)

    知力技能 -1+dice7d4=4 3 3 1 3 2 3 (19)

    魅力技能 -1+dice2d3=2 2 (4)

    体質技能 -1+dice4d2=1 1 2 2 (6)

    天運技能 -1+dice2d3=3 2 (5)

  • 348二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:09:25

    年齢振れてないので追加

    14+dice1d31=4 (4)

  • 349二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:10:15

    アッキリーンくんと同い年か

  • 350二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:14:03

    統率技能値が11なので、統率技能レベルだけ3に修正してます。
    この人も努力型ですけど、なんかこいつらやたら魔法得意だな。学院でも作るつもりか……?

  • 351二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:14:04

    斥候隊長の割に技量がショボイ…まあでも代わりにめちゃくちゃ頭いいからそこでカバーしてるのかね

  • 352二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:14:34

    魔術師多すぎる

  • 353二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:14:53

    ではこの方の安価を、だいぶ遅いので下3つくらいで募集します
    名前:
    特徴:
    でお願いします

  • 354二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:15:10

    名前:エルミナ
    特徴:ジゼルの養子の娘。その冷静沈着さでジゼルの影として支えてきた。ジゼルの死によって受けたショックから立ち直れていない

  • 355二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:16:34

    名前:スレイン
    特徴:戦争向き魔術の開発を続ける発明家にして補佐役のインテリ魔術師。実用性に重きを置く独特の価値観を持つ

  • 356二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:17:49

    名前:カーペント=ラスマ
    特徴:革命軍古参幹部だったが政争に負けてここまで来た。割とルールにうるさい細かい男

  • 357二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:18:52

    結構早く集まりましたね……導入だけでも書いておきますか

    dice1d3=1 (1)

  • 358二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:19:28

    分かりやすく武人が足りんぞ…ほんとにドワーフ死んだの痛手だなあ

  • 359二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:20:27

    爺さん以外ドワーフのコネ人材なんだよな…
    マジで惜しい人を亡くしたわ

  • 360二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:20:45

    名前:エルミナ
    特徴:シゼルの養子の娘。その冷静沈着さでシゼルの影として支えてきた。シゼルの死によって受けたショックから立ち直れていない
    ですね。ジャイナちゃん以外に女の子が加わってスレ主としては華やいで嬉しいです
    それでは導入を用意しますので、感想など書いていってくださると嬉しいです
    スレの性質上、スレ主が描き込む頻度と時間が多くなって、一人で暴走していないかいつもだいぶ不安なので……

  • 361二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:21:00

    魔術師ばっかで実際筋力あるやつ全然居ないから前線で戦えるやつが誰も居ないんだよな今

  • 362二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:23:38

    あまりにも現場要員足りなさ過ぎて真面目に怨敵のデュラザが欲しくなってくる

  • 363二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:24:40

    内側で運営する分には頭いいキャラ多くて潤滑だろうけど外向きに交渉する時に威圧できるようなタイプがいないのは舐められそうな不安がある
    マジでデュラザ欲しいわ

  • 364二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:30:08

    1002年2月

    「交渉をするんだよな。具体的にはどんな風に?」
    少し目の下の隈がマシになったアッキリーンが尋ねると、フェロールが答えた。
    「正直なところ、当支部が陽炎騎士団と戦うのはこれを最後にしたいですね。この先は他の西側支部と協同して帝国軍と戦わねばならないのですから」
    「帝国軍って具体的にはどれくらい強いんだ?」
    呑気な疑問を呈するアッキリーンに、黙って聞いていたエルミナがため息をついて補足する。
    「兵力だけで言えば、先の戦いで倒した兵力の250倍はありますね」
    「250!? なんか想像がつかないな……」
    「それが一つの方面軍ですので、これを東西南北と中央が二ツ分の6倍。つまり1500倍です」
    「マジか……」
    「それにあのデュラザより強い化け物がダース単位で追加されるわけじゃ」
    デグノラがさも楽しそうに言う。何が楽しいのかさっぱり分からないアッキリーンは心の底から嫌そうな顔をした。
    「コホン、なので、陽炎騎士団を相手にこれ以上戦力を消耗するのは避けたい。むしろ後のことを思えば、彼らは取り込むべきだと言えます」
    (取り込む……そんなことができるのか?)
    アッキリーンは内心でそう思ったものの、口には出さなかった。
    自分の役割は決断と責任。そう言い聞かせ、彼は軍議に戻った。

  • 365二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:31:43

    いいねぇただの凡夫だったアッキリーンが時代のうねりに飲み込まれて否が応でも動乱に関わってく

  • 366二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:33:53

    短いですがこんなところで。
    次回はデュラザの敗退を聞かされた領主キルマを代表とする陽炎騎士団側の描写から入っていきたいと思います。
    ルミ支部の面々の能力にだいぶ偏りがあるのはダイス・安価スレならではなので、何か面白い方向に繋がらないか考えておきますね
    何回も聞いてしつこいですが、このスレ本当に面白くなってますか? 皆さん着いてこれてますかね?
    私個人はとても楽しく書けているのですが……

  • 367二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:35:21

    おつおつ
    個人的にはめちゃくちゃ面白いです。文章力激高だし

  • 368二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 07:22:53

    このレスは削除されています

  • 369二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 10:56:10

    保守

  • 370二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:26:14

    乙でした。深夜規制で書き込めんかった…
    ちゃんと面白いですよ

  • 371二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:55:14

    ちょっと気になったんだけど、6月と12月にしか情勢が動かないのはちょっと不自然じゃないか?まぁ実際には細々あちこちで動いてはいるんだけど
    あんまりリアルにし過ぎても仕方ないしそういうシステムだと割り切るべきかもしれないが

  • 372二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:00:32

    保守がてらフェロールくんの支援絵を

  • 373二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:05:46

    多分もうちょい早めに再開出来たらもっと人集まりそうな気がするんだよなー。深夜にひっそりやってる事が多いからせっかくこんな面白いスレなのに大多数の人は無差別広域規制の餌食になってるから深夜帯は書き込めないのよね…

  • 374二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:48:08

    みなさん感想などありがとうございます。とても励みになります!

    >>371

    この点は気になってはいるんですが、スレのルールということで深く考えないことにしようかなと思っています

    6月と12月のみ敵国とつながるポータルが開く設定とかも考えましたが、設定として束縛が強くなりすぎるので、主食の農作業の関係だとかそんな感じだと思っていただけると……


    >>372

    支援絵ありがとうございます!


    >>373

    生活サイクル的にどうしても夜に開始になってしまうんですよね……あまり気合を入れても続かない気がしますし

    総合スレが復活したら宣伝しつつやってみるかもですが

  • 375二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:49:56

    そろそろ全裸待機しとこう。そしてジャイナちゃんとエルミナちゃんの支援絵です

    ジャイナ

    エルミナ

  • 376二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:52:53

    ポータルとか魔術周りの技術強くしすぎると戦略ゲー的にわけわからなくなるしな…

  • 377二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:55:09

    厳密に能力値や数値を定めて管理してるのはこのスレの良さだとも思うが
    こういうのはスレ主の判断である程度ファジーに「この情勢だとガルダが大きく動いてもおかしくないな」でダイス振るのも有りだと思う

  • 378二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:56:12

    フェロールくんのシートが出来ました。ご査収ください。

    >>375 支援絵いっぱい嬉しい……!

    この二人のシートもまた今度作りますね!

  • 379二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:01:55

    ジャイナはスレ主がもうイラスト作ってたと思うぞ

  • 380二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:03:27

    ジャイナちゃんに関してはそうなんですが、当時は支援絵とか絶対来ないだろと思ってたので、頂いたのを使いますよ
    正直前作ったやつはあんまりイメージとあってなかったですし……

  • 381二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:06:57

    1002年2月

    デュラザ隊が壊滅したという事実は、指揮官であるデュラザ自身の帰還によって陽炎騎士団に伝わった。
    報告を受けた領主キルマは頭痛を覚えて額を抑えた。
    「獣め、口程にもない」
    小声で誰かが嘲笑する声が聞こえる。キルマは止める気にもならず、満身創痍で平伏するデュラザを見やった。
    (切っただの張っただの……。こんな殺し合いのために騎士団を作ったわけじゃないんだけどね)
    陽炎騎士団は本来キルマの私兵団であり、その活動資金は彼女自身の私財によって賄われている。
    彼女としてはもっと平和で漸進的な改革を志していたのだが、いざ結成してみれば、集まったのは志こそ高いものの、何事も暴力で解決するのが一番だと考えている荒くれ者どもばかりだった。
    初めは軌道修正を試みていたキルマは、やがて意欲を無くし、最終的には運営を丸投げにしていたのである。
    しかし、あるいはこれはチャンスかもしれなかった。騎士団きっての問題児であるデュラザをこの機会に追放すれば、もう少しマシな組織になってくれるかもしれない。

  • 382二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:12:42

    ホントに強かったんだよなあこの獣…

  • 383二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:17:37

    流石にデュラザが騎士団長でなくてホッとしてる

  • 384二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:31:09

    会談の場所は、ジャンゴ平野の西側の丘に定められた。この地点を提案したのはルミ支部の側で、遠くにジャンゴ城を望むことができた。これにはデュラザ隊を壊滅させてなお健在であるジャンゴ城の防備(見せかけ)を誇示する意図があった。兵力に大きな打撃を受けつつも、まだ優秀な騎士を幾人も抱える陽炎騎士団は余裕があり、その戦意を挫こうと考えたのである。
    「領主キルマは幼くして父から爵位を継いだが、公正かつ温厚な性格で知られておる。内心では戦いは望んでおらんじゃろう」
    「ええ。彼女はこの交渉の鍵となる人物です。陽炎騎士団そのものは説得出来なくとも、頭である彼女は調略できる可能性があるでしょう」
    「そう上手くいくだろうか……」
    不安顔のアッキリーンに、フェロールは柔和な微笑みを見せた。
    「命を取らないという話なのです。閣下は後ろで大きく構えてくださっていれば結構です」

    会談当日、ルネ支部側からは、支部長アッキリーン、デグノラ・フェロールの両名が、騎士団側からは領主キルマと騎士団の副長の二名が参加することになった。
    両陣営が互いに席についたところで、まず発言したのは、陽炎騎士団の副長であった。眼光鋭い初老の騎士で、いかにも堅物という印象がある。
    「まずは先ごろの戦いぶり、まことに天晴でござった。あの者は我が騎士団でも指折りの実力者ゆえ、よもや敗れようとは思っておりませなんだ」
    どうも褒められているらしい。助けを求めるアッキリーンに安心するよう目配せをして、フェロールがそれに応えた。
    「なに、運が良かっただけのことでございますよ。この城がなければ、我らは散々に叩かれていたでしょう」
    「ご謙遜を」
    副官同士で気味の悪い挨拶が続けられるのを、アッキリーンはこわごわと見つめ、キルマは無関心に瞑目していた。

  • 385二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:31:20

    「しかし、いかに強固な城塞とて、デュラザが暴れたのであれば、さぞ大きな被害が出たことでしょうな?」
    「それが幸運にも、防備はほぼ無傷です。ここからもご覧になれるかと思いますが」
    騎士団の副長は無言でフェロールを見つめ返した。そんなことがあるはずがない、とでも言いたげだ。
    「後ほど、もっと近くでお見せいたしましょう。私が案内をいたしますゆえ」
    「いや、それには及ばぬ。勝手知ったる城ゆえ、見ずとも分かる」
    「もういいでしょう、アムル。早く本題に進みましょう」
    腹のさぐりあいをなおも続ける副長を制止したのは、領主であるキルマだった。
    「それで、ガルダ革命委員会だったかしら? 貴方達はなにを求めているの?」
    生まれついての貴族だけが持つ、傲慢さと威圧感を彼女も持っているようだ。加えて短気でもあるらしい。アッキリーンの背に冷や汗が伝った。

  • 386二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:44:26

    「これは伯爵閣下。それでは単刀直入に申しましょう。我々はこれ以上の戦いを望みません」
    フェロールはにこやかに先を続けた。

    「そこで、いかがでしょう。そろそろ降伏されては?」

    キルマの目があからさまに危険な色を帯びるのを見て、アッキリーンの胃にずしりと何かがのしかかった。
    隣にいる副長は完全な無表情だ。横目でちらりとデグノラを伺うと、あろうことかニヤついている。アッキリーンは気づかなかったことにした。
    「これは異なことを。先の戦いでは敗れたとはいえ、いまだこの地を掌握するのはここにおられるキルマ閣下。戦力も、貴殿らのものとは比較になりませぬ。にも関わらず貴殿は、我らに降れとおっしゃるのかな?」
    副長が嗤ってそう言った。フェロールは涼しい顔で聞き流している。
    「すでにお聞き及びかと存じますが」
    彼はこともなげに言った。
    「帝国の至る所で、我ら革命軍による蜂起が成功しております。いくつもの主要都市が帝国貴族の手を離れ、我らの傘下となっている。特に方面軍が統制を失っているこの西部では、革命勢力が独立に至るのはもはや必定と言えるでしょう」
    「だとしても、貴殿ら叛徒が帝国を打ち破るとはとうてい思えぬな。今は勝てていても、いずれは指揮系統を維持した帝国軍に滅ぼされよう」
    アッキリーンの脳裏には、総兵力をデュラザ隊の1500倍ともいう帝国軍の幻視があった。副長の返しはまったく反論の余地がないように思える。
    「そうかもしれませぬ。しかしその頃に、貴公らは生き残ってはおらぬでしょう」
    「……!」
    「だからこそ、降伏なのです。今吹き荒れるこの嵐を貴公らが乗り切るには、一時は敗れたと見せるしかありません。我らと戦う道を選べば、間もなく迫る革命軍の増援によって壊滅の憂き目に合うでしょう。失礼ながら、この城ひとつ落とせぬ貴公らに革命軍と戦って勝てる算段があるとは思えません」

  • 387二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:47:13

    なんとなくわかっていいたがやっぱり、各地で多発的に起きた革命委員会主導の叛乱に各地の領主がそれぞれ対処してるだけで、正規軍はろくに動けてない状況か

  • 388二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:54:02

    (こ、こいつ……口から出任せを……!)
    アッキリーンはフェロールの厚顔ぶりに呆れてものも言えない心地だった。
    たしかに帝国西部の蜂起は成功している物が多いが、このルミ支部に増援がやってくるなどという話は聞いたこともない。
    フェロールはそんな支部長の気持ちを全く意に介さず話を続けた。
    「無論、降伏した暁には、貴公らの身の安全と権益は保証いたしましょう。我ら革命軍は、降った相手を無下には扱いませぬ。それは助命を嘆願し、貴公らの下へ帰還したはずのデュラザどのをご覧になればお分かりでしょう」
    (ついでに、取り逃がした敵将に架空の恩を着せている……!)
    アッキリーンは心のなかで白目を剥いていた。
    「その割には、兵士たちには……」
    「わしらは戦いを望んではおりませぬ!」
    何か言おうとした副長を、とつぜんデグノラが叫んで遮った。見ると、ただでさえ皺だらけの顔をくしゃくしゃにして泣いている。アッキリーンはさすがに目を丸くした。
    「わしらが望んでいるのは、この帝国の変革だけ……! この老骨までもが、心からそう望んでおるのです! それにここにおる此奴は!」
    アッキリーンを指さした。
    (いやなんで俺を指さして此奴呼ばわりしてるんだこの爺さん)
    「もとは単なる料理人なのじゃ! このようなものが戦いを望むわけがない! わしらは血を流さぬ革命を志しておるのじゃ!」
    デグノラの訴えは(たぶんアッキリーンの容姿が3割位で)説得力があったらしい。キルマの目の色が静かに変わっていった。

  • 389二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:57:10

    とんでもねえタヌキどもで笑う。アッキリーンもヤバいヤツらを従えちまったなあ…

  • 390二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:59:23

    アッキリーンいらなくて?って言おうとしたところでギリギリアッキリーン利用されてて草

  • 391二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:05:28

    本格的に担ぎ易い軽い神輿として利用されてる…

  • 392二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:06:25

    「ふん、何を言い出すかと思えば。良いか叛徒ども。そのようなつまらぬハッタリに」
    「待ちなさい、アムル」
    今度は主に遮られたアムルが、無言でキルマを見返す。その額に、一筋の汗が流れていく。
    よもや。顔にそう書いてあった。
    「革命委員会、お前たちの思想についてはある程度知っている。お前たちは万民に平等な社会を築こうというのでしょう。……我々貴族を廃してね」
    「左様でございます」
    フェロールが恭しくお辞儀をして肯定する。
    「私達陽炎騎士団の目的は、あくまでこの帝国の改革であって、革命ではない。貴族はより良い貴族に、平民はより良い平民になれば良いのであって、誰もが平民になるべしというお前たちの考えとは相容れないと思うが?」
    頭を垂れたまま、フェロールの口元がニヤリと弧を描くのを、アッキリーンは困惑の表情で見守っていた。
    「古今、支配者と被支配者のなかった国はございません。理想はどうあれ、革命軍の統治する世でも、かならず「貴族」は生まれましょう。それはアルケスタをご覧になれば自明と存じます」
    「勝利の為ならば、自分たちの掲げる理想すら踏み台にしようというのか」
    「人の命あっての国でございますゆえ」
    「……なるほど」
    キルマの表情が、初めて満足げなものに変わった。対象的に副長の顔は危機感に染まっていく。
    「アッキリーンとやら」
    「え? あ、はいっ!」
    いきなり名前を呼ばれてアッキリーンは取り乱した。フェロールとデグノラは微動だにしない。
    「戦いは嫌いか?」
    キルマにそう問われたアッキリーンは、どう話して良いものか戸惑ったように見えたが、やがて真っ直ぐに彼女を見返していった。
    「大嫌いです」
    「ふ、そうか」
    それだけ聞けば十分、という風に、キルマは席を立つ。「いけません!」と制止する副長をいなし、彼女は去っていった。

  • 393二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:08:05

    本当は交渉スキルとかでダイスを振るつもりだったんですが、謎に筆が走って解決してしまった……

  • 394二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:09:37

    まあアッキリーンくんの貧弱なスキルだと補正入れても和解不可能になる可能性の方が高そうだしええやろ

  • 395二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:13:28

    1001年2月、陽炎騎士団はかなりの余力を残しつつ、革命委員会に降伏した。
    双方の利益のため、これに先立つジャンゴ城争奪戦はかなりの誇張を加えられて喧伝されることになった。
    つまり、ルミ支部は優勢な敵を返り討ちにする強大さを、陽炎騎士団は相当な戦力の消耗を強いられた戦いの過酷さを、それぞれ強調する必要があったのである。

    アッキリーンは極めて釈然としない心地のまま、その功績と賞賛をその身に受けることとなった。
    貢献値:2000(敵勢力の降伏)
    組織力:250→750(陽炎騎士団の吸収)

  • 396二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:14:29

    1002年2月終了

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:750) ジャンゴ城防備100
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値4220)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 397二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:19:25

    英雄に祭り上げられてる…!

  • 398二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:19:49

    1002年3月
    陽炎騎士団を吸収したアッキリーンは、元領主キルマの支援を受けながら、ルミ一帯を支配する指導者へと成長していた。
    さて、彼が歴史の表舞台に踏み入れたこのとき、帝国西部地方では、いまだ統合しきれていない帝国西部方面軍の勢力と、反乱によって台頭したガルダ革命委員会の戦力とが激しくぶつかりあっていた。西部方面軍はもともとが貴族の寄り合い所帯だったこともあって、それぞれの領主たちが個別に反乱鎮圧に動いている状態で、その動きは統制を欠いていた。一方の革命委員会は、戦力では劣位にありながらも、本部によって統率されているためにその動きは淀みがない。帝国軍は、意外な苦戦を強いられていた。

  • 399二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:21:28

    帝国西部方面軍 VS ガルダ革命委員会

    戦局ダイス dice1d3=3 (3)

    1.帝国軍優勢 2.拮抗 3.革命軍優勢

    ルミは最前線にdice1d3

    1.近い 2.遠い 3.ここが最前線

  • 400二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:21:42

    2つ目ダイスミスです

    dice1d3=1 (1)

  • 401二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:24:22

    どうやらルミは最前線に近く、遠からず戦いに巻き込まれそうです。

    革命軍が優勢なのはdice1d3=1 (1)

    1.貴族の財産を没収し民衆にばら撒いたから

    2.運良く有力な都市や権力者を取り込めたから

    3.不明。どこから来たんだこの武器……?

  • 402二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:31:15

    どうやら貴族の持っていた財産を分配することで民衆の支持を得ているようです。ですがいずれは財産も底をつくため、長くは維持できないでしょう……。
    ではここで、両軍の領主および支部長を安価で募集したいと思います。
    これは下5で、基本的に全て採用します。
    名前:
    所属:帝国軍/革命軍
    称号:〇〇支部長、〇〇領主など
    特徴:
    でお願いします!

  • 403二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:35:46

    名前:ゼルディアス・エゼルロット
    所属:帝国軍
    称号:エゼルロット領主
    特徴:青髪と鋭い眼光が特徴の貴公子。この戦乱を利用し、周辺貴族を実質的な支配下に置いて独自の勢力を構築した
     彼もまた帝国の改革を望む英傑だが、大義よりも野心が強い。可能ならば自分が皇帝となる道すら選ぶだろう

  • 404二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:43:21

    名前:レバ
    所属:革命軍
    称号:フォルノール支部長
    特徴:サングラスをかけたニコニコ笑顔のお姉さん。現段階で帝国西部の反乱が『失敗』した後の事を考え、独自の判断でコルヴェスラと内通している食わせ物。腐敗しきったガルダの上層部には呆れているものの、革命よりも自分が成り上がる事を重視している

  • 405二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:46:31

    名前:ラシュニーハ
    所属:革命軍
    称号:ヴェルトリア支部長
    特徴:帝国首都に存在する大闘技場にて200年もの間剣闘奴隷として拘束されていた最早野生絶滅種とされる希少種族である竜人の男。帝国への憎悪は留まる所を知らず自分を助け出した革命軍には命を捧げる事を誓っている

  • 406二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:50:03

    名前:アリア・サラキオス
    所属:帝国軍
    称号:セルフィオ領主
    特徴:濃紺の髪と切れ長の瞳が特徴的な美女。凄まじくサディスティックな性格であり異種族を捉えて拷問するのが趣味

  • 407二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:01:46

    名前:レノアード・クシュリナーダ
    所属:革命軍
    称号:放浪の若獅子あるいは放浪の馬鹿獅子
    特徴:名家の貴族でありながら民主主義に傾倒し革命委員会に参加してしまった若き理想家
    熱意こそあるものの能力的にはぼんくらで、革命軍優勢の戦況下で彼は普通に負けており、支部を失っている。貴族でなくなった以上資金源としての価値もなく、上層部は彼をほぼ無視している…

  • 408二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:02:21

    少し数が足りないですがここまでで切り上げます。
    両陣営二名ずつでいい感じですね

  • 409二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:02:44

    と思ったら滑り込みで5案目が来ていました! よかったです

  • 410二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:04:04

    名前:フィエル・アルカン
    所属:革命軍
    称号:ソーリア山地支部長
    特徴:獣の特徴を持つ獣人という亜人であり、彼の場合は鷲の形質有する。巨大な翼を持ち、空中からの奇襲を得意とし、鋭い視力と敏捷な飛行能力により敵の動きを先読みして攻撃する。彼の指揮下では迅速かつ精密な作戦を遂行されるともっぱら評判の優秀なリーダー

  • 411二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:05:15

    良いスレなのに人がいまいち集まってないの勿体ないなぁ、まぁ変な読者がいなさげなのは良い事なんだが
    総合スレが生きてればキャラ募集のたびに宣伝とかも出来たんだろうが……

  • 412二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:10:45

    この時期、帝国方面軍の本隊を除いて、ルミ周辺で最も大きな力を持っていたのはエゼルロット領であった。
    若き領主ゼルディアスは方面軍の統制が緩んだこのときを好機とみなし、近隣の領主たちを従えて、飽くまで帝国の封臣ではあったものの、実質的な独立勢力として周囲を威圧。
    これにフォルノール支部、ヴェルトリア支部、そしてカイラン支部が連携して立ち向かっていたのだが、ゼルディアスはこのうちカイラン支部を早々に壊滅させると、残る二支部に牙を剥いていた。
    一方、やや東にいけば、領内での反乱を未然に防いだセルフィオ領が、方面軍に助力するでもなく、エゼルロットに与するでもなく、不気味な沈黙を保っていた……。
    三勢力の争う激闘の地に、アッキリーンたちは足を踏み入れていくことになる。

  • 413二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:12:40

    溢れちゃった方ごめんなさい! またの機会をお待ち下さい。
    それはそうと、やはり遅いとどうしても時間がかかってしまいますね。
    何とか早く始めたいところです

  • 414二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:14:31

    あと今回は前半が本当にただの読み物になってしまってすいません。
    第二回からこっちアドリブなので、SSはともかくシステム面で準備が追いつかず。
    今回のやつとかも情勢図があれば安価で戦略を募集する軍議ゲーみたいな感じにできたんですが……

  • 415二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:15:23

    ともかく、今夜はこのあたりで切り上げようと思います。
    次回は一日準備にいただくかもです

  • 416二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:17:05

    乙でした
    1さんは多分やってくうちにやり方が洗練されていい感じになっていくタイプだと思う
    なんか上から目線みたいな言い方で申し訳ないが

  • 417二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:17:54

    おつおつ。全然面白いからがんば!

  • 418二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 01:00:06

    保守

  • 419二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:02:36

    保守

  • 420二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 13:06:06

    保守

  • 421二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:20:39

    ただ保守と書くのも味気ないので5人のキーパーソン達の支援絵投下

    【帝国軍】

    ゼルディアス・エゼルロット

    アリア・サラキオス

    【革命軍】

    ラシュニーハ

    レバ

    レノアード・クシュリナーダ

  • 422二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:45:07

    キャラ絵の支援はもうちょっとキャラ描写待ってからでもよくない…?

  • 423二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:06:21

    今日は準備日かねえ

  • 424二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 00:03:04

    保守

  • 425二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 10:31:43

    保守

  • 426二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:16:08

    保守

  • 427二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:35:48

    再開しようと思います。ちょっと眠気が凄いので途中で寝落ちしたらすいません


    >>421

    支援絵ありがとうございます!

    描写はスレ主の手癖になってしまうので、ちょっとイメージと違っちゃったらすいません……

  • 428二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:36:23

    ルミ領周辺の情勢図(拡大)

  • 429二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:41:28

    前回までのあらすじ:
    ひょんなことから帝政打倒を掲げる秘密結社「ガルダ革命委員会」の一員となった青年アッキリーンは、自身でも考えてもいなかった出世を果たし、様々な仲間を得て、ルミ支部の支部長になってしまった。一方、ルミの周辺地域では、大小の指導者たちがそれぞれの領地を率いて熾烈な争いを続けていた。

  • 430二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:46:26

    1002年3月

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:750) ジャンゴ城防備100
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値4220)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 431二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:48:35

    今月の各勢力の動向

    エゼルロット伯領:dice1d3=1 (1)

    セルフィオ伯領:dice1d3=1 (1)

    フォルノール:dice1d3=3 (3)

    ヴェルトリア:dice1d3=2 (2)

    1.消極、2.現状維持、3.積極

  • 432二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:51:49

    えーと
    エゼルロット伯領 大勢力を誇る帝国の梟雄
    セルフィオ伯領  拷問趣味のサディストが率いる
    フォルノール   革命軍だがコルヴェスラと内通している
    ヴェルトリア   革命軍に忠誠を誓う支部

  • 433二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:51:54

    帝国貴族は両方とも領地に引っ込んでおり、積極的に攻めるつもりはなさそうです。

    一方で革命軍の二勢力はいずれも好戦的で、フォルノールが特に積極的ですね。

    ヴェルトリアはそこまででもないので、少し足並みが揃っていない感があります。

    フォルノールが突出している理由はdice1d3=1 (1)

    1.強力な援軍(実はコルヴェスラ軍)を得た

    2.係争地を奪うつもりでいる

    3.支部長が功を焦っている

  • 434二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:53:04

    まだ反乱が続いている現状でコルヴェスラ頼ったのは思い切ったな。他の革命軍の目もあるだろうに悪手というべきか妙手というべきか…

  • 435二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:53:39

    どうやらコルヴェスラの援軍を引き入れているようですが、表向きには隠していると。
    これを機に、一息に西部を自分の支配地域にしたいのかもしれないですね

  • 436二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:57:58

    「カイラン領の制圧後、エゼルロット伯は積極的な攻勢には出ず、様子見しているようです。現在、エゼルロットと戦争状態にあるのはフォルノール・ヴェルトリア両支部ですが、活発に攻撃しているフォルノールと比べて、ヴェルトリアはあまり気乗りしていないようです」
    エルミナからの報告にアッキリーンは難しい顔をした。
    「ヴェルトリアの支部長の方が戦意はあると聞いてたんだけど」
    「何かしら理由がありそうですが、そこまでは。ただ、フェルノールは単体でもそこそこ戦えているようですね」
    「うーん……?」

  • 437二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:01:53

    味方のはずの二つの支部の温度差に戸惑うアッキリーンだったが、戦力的に優越するエゼルロット伯を放置すれば、各個撃破の憂き目に合うのは火を見るよりも明らかであった。

    二つの支部のどちらかに接触するか、あるいはもう少し様子を見るのか、はたまた独自の戦略か。

    彼は決断を迫られていた。

    dice1d4=2 (2)

    1.フォルノール支部に接触する

    2.ヴェルトリア支部に接触する

    3.斥候を送り様子を見る

    4.他の戦略(安価)

  • 438二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:07:35

    悩んだ末、アッキリーンはヴェルトリア支部に接触することにした。支部長のラシュニーハは、革命軍への忠義が篤い高潔な人物との評判が高い。竜人である彼は帝国への怨恨も強く、戦いを躊躇う理由はなさそうに思えた。

    アッキリーンは書簡を用意すると、これを使者に託し、ヴェルトリア領へと送った。


    書簡の出来

    アッキリーンの執筆:6

    達成値

    dice1d30=10 (10)


    7~15:当たり障りのない印象(貢献値:500)

    16~25:それなりの信を得られる(貢献値:1000)

    26~:大きな信を得られる(貢献値:2000)

  • 439二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:11:30

    アッキリーンが不器用ながらしたためた書簡は、それほど悪い印象は与えなかったようだ。
    良く言えば素朴な、悪く言えば腹芸の出来ない率直な人柄がラシュニーハの性に合ったのかも知れない。
    彼から送られてきた返答には、革命軍の同志としてこれから共闘していくこと、戦況は今のところ一進一退であること、そして、遠回しにではあるが、フォルノール支部長レバへの不信感が綴られていた。

  • 440二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:18:16

    「レバ殿にはお気をつけられたし……とは」
    困惑した表情でアッキリーンはそう呟いた。
    「どういうことだろう? 帝国と内通しているのだろうか?」
    「いえ、そうは思えません。今更恭順したとて、我ら革命委員会は帝国にとって反乱分子以外のなにものでもありません。捕まって処刑されるのがオチですよ」
    フェロールはそう言って腕を組んだ。
    「じゃあ何に気をつけるんだろう」
    「エルミナ殿の報告によれば、フォルノールはヴェルトリアからの支援がほとんどなくとも、エゼルロット軍との戦いを優位に進めているようです。どこからか援軍を得ているのかもしれません。」
    「援軍? どこから?」
    「さて、地理的にもっとも有力なのはコルヴェスラですが、証拠もありませんからね……徴募兵の多さや用兵の手腕のおかげという解釈も可能な程度の戦績ではありますし」

  • 441二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:20:10

    1002年3月終了


    アッキリーン

    年齢:19

    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:750) ジャンゴ城防備100

    身分:百人位(次の身分まで:貢献値3220)

    称号:支部長、ジャンゴの英雄

    ・ヴェルトリア支部との連携が深まった

    成長:執筆

    dice4d10=9 5 10 2 (26) /100+0.2

  • 442二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:20:47

    執筆技能値
    6→9

  • 443二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:21:28

    1002年4月

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:750) ジャンゴ城防備100
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値3220)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 444二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:22:02

    今月の各勢力の動向

    エゼルロット伯領:dice1d3=2 (2)

    セルフィオ伯領:dice1d3=2 (2)

    フォルノール:dice1d3=3 (3)

    ヴェルトリア:dice1d3=3 (3)

    1.消極、2.現状維持、3.積極

  • 445二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:22:39

    帝国めっちゃ冷静やん…

  • 446二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:23:38

    フォルノールの積極的な攻勢を受け、エゼルロット伯とセルフィオ伯が徐々に本気になりつつあります。
    一方で革命軍は、ヴェルトリアがやや遅まきながら戦線を押し始めているようです。

  • 447二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:25:48

    さてここで、戦況を占ってみましょう

    戦況ダイス

    フォルノールVSエゼルロット dice1d6=5 (5)

    ヴェルトリアVSエゼルロット dice1d6=1 (1)

    1.大勝、2.勝利、3.辛勝、4.惜敗、5.敗北、6.大敗

    (革命軍視点)

  • 448二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:27:04

    ふむ。もう少し戦況を確定してから描写にうつりますね

    この戦況にアッキリーンたちルミ支部はdice1d3=2 (2)

    1.大きく関わった

    2.少し関与した

    3.あまり関わりない

  • 449二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:28:31

    少し関与した、ということは、たとえば大敗を単なる敗北に、勝利を大勝利に変えた(1段階変化)という感じですね

    フォルノール戦線とヴェルトリア戦線、深く関わったのは

    dice1d2=2 (2)

    1.フォルノール

    2.ヴェルトリア

  • 450二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:30:05

    なるほど、誼を結んだヴェルトリアに加勢し、彼らの勝利に一役買ったということのようです。
    アッキリーンくんにとってはラシュニーハの戦いぶりはよい手本になるかもしれませんね。
    それでは、こちらはスレ主が描写するとして、大きな戦力を持っていたはずのフォルノール支部が敗れてしまったのはなぜだったのでしょう?
    下3つで募集いたします。

  • 451二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:32:01

    純粋にゼルディアス伯の指揮が優秀過ぎた

  • 452二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:35:39

    フォルノール支部支部に身を寄せていたレノアード(>>407)が最悪のタイミングで「おいあいつらコルヴェスラじゃないか!?」やって内紛勃発

  • 453二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:41:30

    1002年4月。ラシュニーハの率いるヴェルトリア軍に、昼頃合流したルミ軍は、彼らと歩調を合わせ、進軍を開始した。
    敵であるエゼルロット軍の動きはどこか精彩を欠き、知将と名高いエゼルロット伯本人の姿も見えない。抵抗は散発的なものであり、革命軍は易易と各拠点を制圧することができた。
    夕刻になり、アッキリーンはヴェルトリアの休息の天幕を訪れた。
    「初めまして、ラシュニーハ支部長。ルミ支部のアッキリーンと申します」
    「おお! 貴殿がアッキリーンか! ジャンゴの英雄の名は、ヴェルトリアまで轟いておるぞ!」
    ラシュニーハは見上げるほどの背丈の巨漢だった。全身を赤い鱗で覆われ、吐息は常に熱を帯びている。竜人を見るのが初めてなアッキリーンは、わかりやすく気圧された。
    「はっはっは、竜人を目にするのは初めてのようだな? 恐ろしい見た目かもしれないが、貴殿の味方だ。安心してくれい!」
    バンバンと背中を叩かれ、アッキリーンは噎せこんだ。体格はもちろんのこと、腕力もとんでもないらしい。
    「しかし、此度の敵の動き、実に気に入らぬな」
    「げほっ……気に入らぬとは? 歴史的な勝利ではありませんか」
    「それがよ」
    ラシュニーハは目を細め、縦長の瞳孔をぎゅるりと引き締めた。
    「エゼルロットは、カイラン支部の殲滅の際にさしたる痛手を負っておらぬはず。まだ戦力は十分に残っているのだ。一体全体、それはどこに消えたのか……」
    「フォルノールとの戦いに向かっているのでは? 先月はずいぶん攻め込んだんでしょう」
    「そうかもしれぬな……」
    あまり納得の行っていない様子でラシュニーハは一応頷いた。
    軍師たちにでも聞いてみるかと思いつつ、アッキリーンは天幕を後にした。

  • 454二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:42:04

    あ、スレ主の書き込みは飛ばしてカウントしますので、よろしくおねがいしますね

  • 455二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:46:27

    15分立ちましたし締め切りますね

    dice1d2=1 (1)

  • 456二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:47:49

    ゼルディアス・エゼルロットの指揮能力が高かったようです。用兵の差で負けたということでしょうね。

    どうやら強敵になりそうな彼の指揮能力は

    30+dice1d30=3 (3)

  • 457二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:49:51

    統率技能値33。プロの領域であり、若手としてはかなり破格ではありますが、今はまだ名将というほどでもないですね。デュラザのように個の武にも優れているのか、あるいは後方で策を凝らすタイプなのか……

  • 458二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:53:47

    安価にすると面白そうなんですが、人が少なそうなので、ここはダイス神に輪郭を決めてもらいましょう

    彼はdice1d2=1 (1)

    1.猛将タイプ

    2.策士タイプ

    高い方の何らかの技能値(見事に敵を撃破しているので、最低40とします)

    40+dice1d25=13 (13)

  • 459二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 21:56:32

    武力53。フリーザみたいな値ですね……。
    デュラザの武力が48だったので普通に化け物です
    今回の戦いは伝聞調で描写し、次回に安価でキャラを深堀りしましょう。

  • 460二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:03:50

    「支部長!」
     アッキリーンが寝台に横たわって目を瞑ったとたん、やかましい叫び声が彼を叩き起こした。
     寝間着にナイトキャップという将にあるまじき姿のまま飛び出してきた彼の寝ぼけ眼に、息も絶え絶えの伝令の姿が映った。
    「斥候部隊からの報告です。フォルノール支部が大敗! 支部長らを含む主力は撤退した模様です!」
    「た、大敗? 優勢だったのでは?」
    伝令は首を横に振った。
    「詳しい状況はまだわかりませんが、どうやらエゼルロット伯自らが参戦して間もなく、戦況が覆されたと……」
    「なんてことだ……と、とにかく、皆を集めろ。すぐに軍議を開こう」
    「は、はっ!」
    とっさに命じてから、アッキリーンはあっと気づく。
    「いや待て、お前は遠路はるばるご苦労だった。あとで軍議にも呼ぶから休んでおいてくれ」
    「よろしいのですか?」
    「デグノラたちの前で色々話してもらわんと困る。俺に伝言が出来ると思うか?」
    「はっ……」
    伝令を見送って、初めてアッキリーンは自分の格好に気づいた。
    彼はしばらくおろおろと周囲を見回し、通り過ぎようとした歩哨を呼び止めると、頭から爪先まで目を丸くして凝視している彼の反応を敢えて無視して、仲間たちを呼びに行かせた。
    「……着替えるか」
    どうやら今夜は眠れないかも知れない。覚悟を決めながらアッキリーンは呟いた。

  • 461二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:05:44

    貢献値+2000(敵拠点制圧により)
    成長なし(まともな戦闘がなかったため)

  • 462二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:06:16

    1002年4月終了

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(組織力:750) ジャンゴ城防備100
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値1220)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 463二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:09:08

    さて、フォルノール支部が一時撤退したことにより、エゼルロット伯は牙をアッキリーンたちに向けることになるでしょう。次の月は厳しい戦いが予想され、またさらに次の月には大勢力の情勢ダイスが控えています。
    言ってしまってはなんですが、美味しいところですので、今夜はここまでにして、人の多い時間帯に仕切り直します。
    今夜もお付き合いありがとうございました。
    次回は、明日が夜勤で動かせないので、明後日の夕くらいになると思います。

  • 464二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:10:22

    乙です

  • 465二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:36:19

    1さんが読者少ないの気にしてそうだから僭越ながら助言を許してほしい
    読者を増やすのに手っ取り早いのは序盤にキャラ募集すること。そうすれば自分が投げたキャラ目当てで固定読者は掴みやすい
    とはいえキャラに入れ込み過ぎる奴や変なキャラを投げる奴も出るから一長一短なところはある(このスレの良さは1さんが世界観やキャラの手綱握ってるからこそだと思うし)
    ぶっちゃけ序盤のブーストが大事なので、正直このスレの参加者を今から増やすのは厳しいと思う
    アッキリーン主人公で回すのが終わったら、part3とか付けないで建てた方が人が集まるんじゃないかな
    世界観は同じで、前スレネタもあるけど見なくても大丈夫です!みたいな形で。あるいは世界観を一新するのもあり
    一読者の身で長々と失礼しました

  • 466二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:45:15

    >>465

    ありがとうございます。

    やっぱりそうですよね。次スレは「真・ファンタジー立志伝」とかにしようかなと思ってました

    アッキリーンくんは順調に成長しているので、彼の物語をどこまでやるかは正直悩んでいるところです

  • 467二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:49:08

    テストスレにレスしたっきりでそれ以降参加してないけど純粋に読み物として読んでいて楽しいので見てます

  • 468二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:54:33

    アッキリーン編終わったら言おうと思ってたんですが、主人公は最低限乱世で成り上がれるステにしたほうが良かったんじゃないかと思う。最初1さんめっちゃ動かしづらそうだったし
    正直陽炎騎士団合併時点で終わるのかなと思ってた

  • 469二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:58:07

    >>468

    本当に動かしづらかったですよこの人は

    ただ、彼を一人前に出来たら私自身も自信が持てる気がするのと、これは完全な打算ですが後々の布石として、もう少しだけ詰めておきたいというのがあったりします

  • 470二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 08:53:05

    保守

  • 471二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 12:27:01

    hosyu

  • 472二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 20:51:29

    保守

  • 473二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 05:04:10

  • 474二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 12:58:22

    保守

  • 475二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 17:38:04

    ああよかった保守されてた…昨日は23時から規制入ってびっくりした…

  • 476二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 20:59:37

    すいません、今日再開するつもりでいたんですが、ちょっとシステムの練り直しをしているので一日延期させてください
    アッキリーン編が終わったあとのことを見越して、もう少し具体性のあるものにします(ただ、スレ主だけ分かっていればOKというスタンスは崩しません)

  • 477二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 22:33:24

    乙了解

  • 478二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 00:23:01

    技能の名前を変えました(医術・錬金だけは統合し、兵法という新スキルを生やしています)
    システムも整理してますが、こちらのほうが影響が大きい気がする

  • 479二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 08:55:32

    保守

  • 480二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 10:29:28

    全体的に軍事・内政に転用するのに違和感ない名前にしたわけか

  • 481二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:01:54

    20:30から再開いたします。

  • 482二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:34:58

    ではそろそろ始めますね

    前回までのあらすじ:
    ひょんなことから革命軍の支部長になってしまった平凡な青年アッキリーン。
    なんとか支部周辺を掌握した彼の次なる戦場は、革命の混乱に乗じ版図拡大を狙うエゼルロット伯だった。
    そんななか、突出して攻め込んでいたフォルノール支部が敗退。
    残されたヴェルトリア支部と、アッキリーンたちルミ支部は足並みを揃えることになるのだった。

  • 483二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:36:52

    現在の各軍勢の兵数:

    ルミ支部:750

    ヴェルトリア支部:dice1d5=1 (1) *1000

    エゼルロット隊:dice1d6=4 (4) *1000

  • 484二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:37:35

    こりゃだめだ勝負にならん

  • 485二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:38:20

    布陣の状況

    dice1d3=3 (3)

    1.エゼルロット有利 2.優劣なし 3.革命軍有利

  • 486二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:41:10

    1001年5月
    アッキリーンたちルミ支部の面々は、ヴェルトリア支部の幹部たちと合同の軍議を開いていた。
    「我々革命軍は丘の上に布陣し防備を硬めています。エゼルロット伯の兵力はこちらを数倍上回っておりますが、十分に展開しきれておらず、また連戦の疲れも見えます」
    エルミナが偵察の結果を報告する。各員の表情はさまざまだったが、深刻なものが大半を占めた。
    このときのエゼルロット伯の軍勢は、兵力にして4000ほど。対する支部連合軍は、合わせて1500と少しであり、兵の数に倍以上の開きがあった。

  • 487二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:43:42

    1002年の間違いです。何回も間違ってしまう


    「俺は、すぐにでも突撃し、敵陣を食い破るべきだと思う」

    ヴェルトリア支部長、竜人のラシュニーハは平然とそう言った。

    「敵に時を与えても良いことは一つもない。敵の消耗が回復しないうちに、犠牲を覚悟で、小細工をせず正面から叩くべきだ。俺の力をもって突撃すれば、必ず勝てるはずだ」

    熱を帯びた鼻息も荒く、彼はそう断言した。そしていかにも脳筋な意見に戸惑うアッキリーンに、

    「貴殿もそう思うであろう? ジャンゴの英雄よ」

    と同意を求めてきた。

    (いや普通に嫌なんだが? 俺はまだ死にたくないんだが?)

    困ったアッキリーンは、dice1d3=3 (3)

    1.普通に反対した。

    2.仕方なく賛成した。

    3.配下にそれとなく助けを求めた。

  • 488二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:49:58

    どこまで言っても俺たちのアッキリーンは小物だぜ

  • 489二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:51:34

    フェロールはアッキリーンの視線を受けると穏やかにうなずき、すっと立ち上がった。

    「恐れながら、ラシュニーハ閣下に申し上げたき儀がございます」

    「うん? 貴殿は、ルミの軍師の片割れ殿か。何か不満でも?」

    「滅相もございません。閣下の戦況を見抜く慧眼に、このフェロール、感服するばかりでございます」

    恭しく一礼するフェロールを、こういった種類の人間がそもそも好きではないのか、ラシュニーハは胡乱げな表情で睨みつけた。

    「ふむ……では何か?」

    「如何様に突撃をするか、といったことにございます。恥ずかしながら我らルミ支部の軍勢は少数、かつ、閣下の軍勢とは練度に差がございます。我らが閣下と同時に突撃をしては、足並みを乱し、敵に隙を晒すことになりかねません」

    ふむ、とラシュニーハは腕組みをした。わずかに考え、得心いったのか頷く。

    「続けてくれ、片割れ殿」

    「はっ。この作戦の根幹は、ヴェルトリア支部の突撃がつつがなく、速やかに成功すること。ゆえにいかがでしょう? 我らルミ支部は、その支援をするというのは」

    「支援か……。ふむ、英雄殿はそれでよいのか?」

    「え、ええまあ」

    そうか、とラシュニーハは些かの失望の色を瞳に浮かべて言った。が、それ以上何かを言うつもりもなかったようで、それでは、と踵を返した。


    「それで、どうするの?」

    ラシュニーハが去った後でアッキリーンが尋ねる。フェロールは答えた。

    dice1d3=3 (3)

    1.「策がございます」

    2.「どうしようもありません。適当に支援をして撤退しましょう」

    3.「このさい、手段を選んでいる余裕はございません(非道作戦)」

  • 490二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:56:25

    「このさい、手段を選んでいる余裕はございません。勝利のためにあらゆる手を使いましょう」

    フェロールの言葉に、アッキリーンは眉をひそめた。

    「物騒なことを……何をするつもりだ?」

    するとフェロールは、感情を感じさせない声音でこう答えるのだった。

    dice1d3=3 (3)

    1.「略奪された領民に偽装し、不意を打ちます」

    2.「ヴェルトリア支部の防具に爆発の呪文を仕掛けましょう」

    3.安価

  • 491二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:57:11

    ここで安価ですね。なるべく悪辣な作戦をお願いします。
    下3つで募集いたします。

  • 492二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 20:59:26

    こういうこともあろうかと集めた糞尿の山を転移魔法で敵軍の頭上に降らせまくる

    投げといてあれだが魔術系はなんか明確な基準設けるべきかもな、なんでもありな割に敵が使ってこないからバランスに違和感ある

  • 493二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:14:42

    15分たったので打ち切ります。

    >>492で決定ですね

  • 494二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:25:53

    「ここに至るまでに通過した村々から、糞尿を集めています。これを、デグノラ殿の”門”を使って敵の頭上、そして可能なら後方の兵糧へ降り注がせます」
    「随分また汚い手を考えるな……効き目があるのか?」
    フェロールは頭を振った。
    「さて、それは相手次第というところでしょうか。この戦法の要諦は、一つに敵の士気を下げること。そしてもう一つは、この丘を登ろうとする敵の足場を悪化させることです」
    「なるほどな……いや待って、ヴェルトリア支部の軍はどうなるんだ? 彼らも戻って来にくくなるのでは?」
    「そこは彼ら自身で何とかして頂くしかないでしょう。私としては狂気の沙汰ですが、あの支部長殿にはそれなりに勝算があるようですしね」
    「むう……」
    野営の夜は更けていく。そして、東の空が明るくなり始め、突撃のときがやってきた。

  • 495二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:35:50

    戦闘力は以下のシートで計算しています

    https://docs.google.com/spreadsheets/d/1tAH9Emq_Cq_idM6Ow1x84PRxpS7jNOMR236bCiUSBQg/edit?usp=sharing

    エゼルロット軍 VS ヴェルトリア・ルミ連合軍


    エゼルロット軍 兵力4000 指揮官(統率33 兵站30 武力53)、連戦により補給-10、糞尿により鼓舞-10

    →戦闘力49

    達成値dice1d30=10 (10)


    革命軍 兵力1750 指揮官(フェロール統率28+デグノラ魔術44、アッキリーン兵站52 鼓舞0)、指揮官(統率40、兵站30、武力40)

    有利な位置取りによりそれぞれの支部に用兵+10

    →戦闘力27

    達成値dice1d30=10 (10)

  • 496二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:37:42

    エゼルロット軍 VS 革命軍
    戦果は59 VS 37となり、エゼルロット軍の勝利ですが、倍以上の差はついておらず、エゼルロット伯の辛勝という結果になります。

  • 497二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:38:29

    これで辛勝なのか

  • 498二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:40:25

    何がなんだか、という感じだと思うのですが、要するにキャラクターの各技能をそろぞれ軍隊の強さとして取り込んだというだけの話ですので、戦闘力だけ見てもらえば大丈夫です。
    通常の勝利以上の結果を出すには戦果値が2倍、大勝するには3倍必要になっています

  • 499二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:50:29

    日の出とともに突撃したラシュニーハの軍勢は、盾を構え、呪文で防御を構築したエゼルロット伯の陣に迫った。
    彼らの槍が敵に達する刹那、突如として空中に大きな丸い窓のようなものが開き、黒々とした物体がエゼルロット軍に向かって降り注いだ。
    「!? な、なんだ!?」
    べちゃり、と鎧にぶつかり、ひさしを垂れる半固体に、本能的な嫌悪感を覚え、エゼルロット騎士の一人がうろたえた。
    彼らはすぐに強烈な悪臭に気づいた。戦場では誰もが覚えのある臭い。しかし、今それは、明らかに自分からではなく、周囲から漂ってきていた。
    「げえっ、だ、大便だ!」
    誰かが降ってきたものの正体に思い至り、悲鳴をあげた。兵たちの間に動揺が走り、わずかに陣形が乱れた。
    「好機!」
    そのあるかなきかの隙を見逃すラシュニーハではない。彼は竜の咆哮を上げながら、愛用の戦斧を振り上げ、眼の前にいた兵士を一刀両断にした。
    「進め進め! 貴族共を汚物の海に沈めてやるのだ!」

  • 500二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:59:18

    「汚いな」
    「はい、閣下」
    陣の後方。ゼルディアス・エゼルロットは馬上にあって、混乱に陥る前衛の様子を眺めていた。
    糞尿は彼のもとにもいくらか降り注いでいるが、傍らに控える宮廷魔術師の張った結界により、彼には飛沫一つも達していない。
    「”門”の呪文とは、珍しいものを使える術師がいるものよ。兵糧は?」
    「ある程度は破棄せねばならぬかと」
    「ふん、後の布石というわけか。小賢しい」
    ゼルディアスの所作はあくまで優雅で、表情は庭で花でも愛でているかのように穏やかだ。
    しかしその青い瞳にわずかな苛立ちが浮かんでいることを、長い付き合いの魔術師は察していた。
    「どうされます?」
    「とりあえず、アレを止める」
    指差す先には、切り結んだ騎士を馬体ごと吹き飛ばし、雄叫びをあげる竜人の姿があった。
    「放っておけばよろしいのでは? じきに勢いも止まりましょう」
    「馬鹿を言うな。これ以上、こんな臭い所にいてたまるか」
    ゼルディアスは馬の腹を蹴って、竜人の下へ駆け出した。結界の外に出た彼の整った顔を、降り注ぐものが汚したが、気にする様子はなかった。

  • 501二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:06:35

    「どうしたどうした! 帝国軍は軟弱者揃いか!」

    「支部長!」

    戦斧を縦横に振り回すラシュニーハの耳に、切迫した部下の声が届いた。

    何事かと見ると、青い疾風のようにこちらに向かってくる影があった。

    「大将か!」

    それまで戦っていた騎士を尾で弾き飛ばし、ラシュニーハは嬉々として強敵に向き合った。

    所々を汚した白いマントを翻す、蒼髪碧眼の容姿は、なるほど噂に聞くゼルディアス・エゼルロット伯爵そのものだ。

    「エゼルロット伯爵閣下とお見受けする! 我はガルダ革命委員会、ヴェルトリア支部長ラシュニーハ! その首頂戴する!」

    「よくしゃべる蜥蜴だな」

    ゼルディアスの振り抜いた剣と、ラシュニーハの斧が交錯する。熾烈な一騎打ちが始まったのだ。

    ラシュニーハ 武力40

    達成値dice1d30=6 (6)


    ゼルディアス 武力53

    達成値dice1d30=23 (23)

  • 502二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:19:15

    十合ほども続いた所で、ラシュニーハの口の端からちろちろと火が出始める。
    (なんという、噂に違わぬ強さか!)
    竜人の彼は汗を流さない。その代わりに、体温が上がると炎が漏れる。
    火を吹き始めた竜人は、衰えぬ戦意を表すと同時に、焦燥をも露わにしていた。
    「ぐ、おのれっ」
    焦りが太刀筋に出た。確実さよりも、早くこの戦いを終わらせるべき賭けの一撃を、ゼルディアスは無感動に躱す。
    間髪入れず放たれた鋭い突きがラシュニーハの喉に吸い込まれようとした。

    「ガァッ!」
    「!?」
    次の瞬間、ゼルディアスの半身は、噴き出した炎の奔流に呑まれた。
    火の吐息。竜種の用いる基本的な身体技能だが、竜人も条件を整えれば使うことができる。
    火達磨になったゼルディアスは馬を捨てて距離を取り、マントを脱ぎ捨てた。鎧兜のおかげで、幸い肌にはほとんど火は達していなかった。
    「……」
    火を吹いた直後に昏倒しかかったラシュニーハは、すでに護衛に囲まれ、その馬を離脱しようとしていた。
    ゼルディアスに追うつもりはなかった。敵将は退いた。大きな犠牲を出しながら、伯爵軍の陣形を抜けずに。彼の勝利はすでに確定していた。

  • 503二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:21:35

    エゼルロット軍

    損害:dice1d10=8 (8) /10割

    ヴェルトリア支部軍

    損害:1+dice1d10=9 (9) /10割

  • 504二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:24:07

    エゼルロット軍
    4000→3680
    ヴェルトリア支部軍
    1000→810
    キルレシオは良いですが依然として戦力差は大きいですね

  • 505二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:25:25

    ん?8割10割ずつ損害が出たと思ったんだがどういうダイスになってるんだこれ

  • 506二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:27:26

    /10なのでそれぞれ0.8割と1.9割ですね。ややこしいですが、つまり8%と19%の損害ということです
    貢献値+500

    1002年5月終了
    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(兵力:750)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値720)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 507二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:28:24

    10割中の8割じゃなくて0.8割ってことか、成程

  • 508二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:30:04

    書き方がややこしくてすいません。
    一応、3割で大損害、5割で再起不能な損害みたいなイメージでいますので、辛勝とか惜敗だと多くても2割の損害を上回らないイメージです。

  • 509二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:33:43

    次は情勢ダイスがくるターンになるので、本日はここまでにします。

    お付き合いありがとうございました。

    今後に向けて、こういう風に試作的なシステムを使うことが多くなると思いますが、ご容赦ください。

    いちおう仕様については、しおりに書き足しておりますので、暇つぶしにでもどうぞ

    https://docs.google.com/presentation/d/1r_ZwwaHMYxo8AFOITZV0ZiZrw3DvXmGqFrjlBqc1t-s/edit?usp=sharing

  • 510二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:33:57

    えっ辛勝なのに8割!?って思ってびっくりしたから安心したわ

  • 511二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:38:15

    次回は明日の夜にしようと思います。
    戦闘とかになるとどうしても安価を募集する頻度が下がるので、もう少しサクサクめにやったほうがいいかもしれませんね……

  • 512二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:00:22

    おつおつ

  • 513二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 02:06:58

    保守

  • 514二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 10:22:44

    保守

  • 515二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 16:54:11

    保守

  • 516二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:12:47

    少し遅くなりましたが、21:30から少しだけやろうと思います

  • 517二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:34:56

    それでは始めますね

    1002年6月

    情勢ダイス(1.消極、2.準備、3.積極)

    ガルダ大帝国dice1d3=3 (3)

    アルケスタdice1d3=3 (3)

    コルヴェスラdice1d3=2 (2)

    ガルダ革命委員会dice1d3=2 (2)

  • 518二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:36:40

    うお、2大国が

  • 519二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:36:50

    今回は二大国が激突しているのかな?

    ガルダの侵攻先dice1d2=2 (2)

    1.アルケスタ 2.コルヴェスラ

    アルケスタの侵攻先dice1d2=1 (1)

    1.ガルダ 2.コルヴェスラ

  • 520二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:38:12

    というか西部が反乱祭りなのにコルヴェスラ侵攻って何考えて・・・あ、いや、一応コルヴェスラが反乱に干渉してるから名目はあるか

  • 521二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:38:27

    ふむふむ、何とか態勢を整えリベンジを狙うガルダの横合いに準備万端のアルケスタが突っ込んだ格好ですね

    ガルダVSコルヴェスラ 結果dice1d6=3 (3)

    アルケスタVSガルダ 結果dice1d6=3 (3)

    例によって、1に近いほど左側に書いてある国が勝っています

  • 522二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:39:47

    ぐだ・・・ぐだ・・・

  • 523二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:39:47

    コルヴェスラに対しガルダが辛勝
    同じく、ガルダに対しアルケスタが辛勝
    戦力配分的にアルケスタに多めに配備してた感じですねこれは

  • 524二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:41:44

    またがっつりと会戦を描写してもいいんですが、今回は時間が短めなのでとりあえず結果だけでサラッと流そうと思います(膠着してるし)

    さて、革命委員会の各支部と二人の貴族はどうでしょうか?

    フォルノール支部dice1d3=3 (3)

    ヴェルトリア支部dice1d3=3 (3)

    エゼルロット伯領dice1d3=1 (1)

    セルフィオ伯領dice1d3=2 (2)

  • 525二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:42:34

    ガルダ→コルヴェスラの途上に絶賛反乱中の地域あるのに何考えてんだガルダ上層部

  • 526二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:42:50

    一貫して革命委員会の血の気が多い……割と負け続けてるのに大丈夫かこいつら

    あと大事な本部を忘れていました

    革命委員会本部dice1d3=1 (1)

  • 527二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:43:27

    完全に支部が暴走していますねこれ。西部の革命はだいぶヤバくなりそうだな……

  • 528二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:44:15

    上層部はアルケスタとズブズブなんだっけ?ちょっとこんがらがってきたな・・・

  • 529二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:45:33

    ですね。とはいえ国境地帯である西部が混沌としているので、革命委員会本部としても制御不能に陥りつつあるのかもしれません。

  • 530二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:47:22

    ガルダ大帝国がコルヴェスラに侵攻して辛勝、アルケスタがガルダに横合いから突っ込んで辛勝
    ガルダ→コルヴェスラの侵攻ルート途上(ガルダ西部)では革命軍が大暴れ。その革命軍もコルヴェスラと内通していたりでこれは・・・もう乱世では

  • 531二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:50:42

    先の戦い以降、エゼルロット伯は領都に引きこもり、事態を静観していた。懲りずに全身を続けるヴェルトリア支部と、態勢を立て直してすぐに戻ってきたフォルノール支部に対し、打って出ようとはせず、防衛に徹しつつじりじりと後退を続けている。
    エゼルロット伯は以前から繰り返し、隣国であるセルフィオ伯領に援軍を要請している。長らくこれを無視していたセルフィオ伯も度重なる要求に辟易したのか、重い腰を上げつつある。
    自身はなるべく汗をかかず反乱地域を併合する。それは後に西方の覇者たらんとする、伯爵の野心ゆえであった。

  • 532二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:57:44

    「強い割に出てこなくて俺としては安心してるよ。戦いたくねえ……」
    「わしとしては良い死に場所だと思ったんじゃがのう」
    ルミ支部。ジャンゴ城に帰還したアッキリーンとデグノラは、茶を飲みながらまったり話し合っていた。
    「まあ、無駄に兵を失わなかったのはいいわ。スポンサーとしてはね」
    顧問の肩書きで革命軍に参加しているキルマが、そういってお茶をすする。
    「しかし今の兵力では、いくらなんでもまともに戦えないんだよな。どこかに当てはないものか……」
    「そういえば貴方達、以前はドワーフに率いられていたわよね? 彼らに頼むというのは?」
    「いやあ……」
    「それがのう?」
    顔を見合わせるアッキリーンたち。キルマはきょとんとした様子だ。
    「ぶっちゃけボスの素性が分かんなくて……」
    「呆れた。誰かもわからない人について行ってたわけ?」
    「反乱軍なんぞどこもそんなものじゃよ」
    デグノラが妙に含蓄のあることを言った。

  • 533二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:03:28

    ドワーフ。かつて山の民として、鉱業と金属加工の技術を誇っていた種族である。世界各地の山々に暮らしていたのだが、ガルダ大帝国の人間至上主義政策によって住処を追われ、大きく数を減らしている。
    現在はルミ南部の険しい山岳地帯に衆中しているという噂があるのみであった。
    「普通に行っても相手にされないというか、下手をすれば殺されそうな気がする」
    「ほっほ、お主にしては正確な見立てじゃのう」
    「最低でも、あなたたちのボスが何者なのか分からなければどうしようもなさそうね」
    「ゆっくり話す暇がなかったけど、一度エルミナに話を聞いてみようか」

  • 534二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:10:17

    「前支部長ですか? 私の母の養父ですね」
    「んん? どういうこと?」
    「母は戦争孤児でして、彼女を引き取って育ててくれたのが前支部長だったのです」
    そう語るエルミナは顔色一つ変えない。
    「以外に深い関係があったんだな……仕事上の付き合いかと」
    「……なぜ詮索を?」
    「ああ、ごめんごめん、ちょっとボスのことを調べていて。名前とか生い立ちとか分かったりしない?」
    「名前はシゼル。家族の前以外では名乗ろうとしませんでしたが。普通のドワーフだったとしか語りませんでしたね」
    あまり大した情報はないらしい。アッキリーンは早くも途方に暮れた。
    「これでは不足のようですね。……そういえば、故郷のことはよく懐かしがっていまたね。ルミの近くのようでしたが」
    「故郷? もしかするとドワーフの里かもしれないな。支部にいるドワーフたちに聞いてみるか」

  • 535二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:12:48

    物語が動く予感…

  • 536二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:13:50

    こうしてドワーフたちに聞き込みを行ったアッキリーン。
    結果として分かったのはシゼルはどうも南にあるドワーフの坑道出身ではないかということだった。
    というか、ドワーフが住んでいそうな場所が付近ではそこしかなかったのだが。
    なんとかその入口について聞き出したアッキリーンたちは、交渉のため坑道に出向くのだった。

  • 537二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:20:14

    南の坑道への交渉

    アッキリーン:土産の食べ物を用意(兵站52)

    フェロール:メインの交渉役(交渉34)

    エルミナ:シゼルの縁者(ボーナス10)

    達成値dice1d30


    ~99:門前払い

    100~:険悪な対応(貢献値500)

    105~:話は聞いてもらえる(貢献値750)

    115~:それなりに好意的(貢献値1000)

    125~:その言葉を待っていた!(貢献値1500)

  • 538二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:20:31

    ダイスミスです

    dice1d30=14 (14)

  • 539二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:22:48

    お、話は聞いて貰えたか

  • 540二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:23:58

    ドワーフたちの反応は予想したほど悪いものではなかったようです。同盟に繋がるかどうかはまだ調整が必要になってくるでしょう。

    一応話は聞いてくれたのはdice1d3=2 (2)

    1共通の敵である帝国がいるから

    2シゼルの知り合いが指導者だった

    3料理で普通に仲良くなった

  • 541二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:25:05

    ほうほう、シゼルの知り合いが指導者だったようですね。

    では、指導者はともかく、坑道のドワーフ全体としてはどうなのでしょう

    dice1d3=3 (3)

    1共闘が多数派

    2共闘反対が多数派

    3どちらでもない

  • 542二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:26:20

    どうやら参戦すべきか否か、ドワーフたちに一致した見解はないようです。
    それでは、この指導者のドワーフのキャラについて、下3つで募集いたします。
    15分くらいで打ち切ろうと思います。よろしくお願いします

  • 543二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:31:00

    黒鉄のダルキア
    御歳328という平均寿命250という長命種のドワーフの中でも頭抜けて長き時を生きる岩の如き老人。穏健派でありメンバーの事を気にかけているが、最近若いドワーフ達の間で革命委員会に合流して我らも排斥を受け殺された父祖達のために戦うべきだという主張が広がっていることを認識している

  • 544二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:31:09

    名前:ヘッドン・ホードン
    特徴:戦乱に乗じてドワーフの王国を再建しようと企む野心家。豪傑に見えるが本性は狡猾。とはいえ義理人情もそれなりに大事にしている

  • 545二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:34:00

    すいません

    名前:

    特徴:

    を書き忘れていました

    特に問題はなさそうなので>>543~拾っています

  • 546二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:37:03

    名前:セビーリャ・ラジナーガ
    特徴:古い時代、ルミの山々を支配していた小国ラジナーガの正統なる王家の血を引く最後の末裔。ラジナーガは200年前に帝国に侵略され滅んだ国であり、今では現存する資料もほとんどないのだがドワーフは平均して200年の時を生きる為彼の心には消えぬ復讐の種火が燻り続けていた。生きたまま八つ裂きにされた両親の悲鳴、四肢を切り落として陵辱された姉や妹達の呪詛、火炙りにされた愛すべき臣民達の肉が焼ける臭い…その全てを忘れた事など1度も無い。

  • 547二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:37:41

    dice1d3=1 (1)

    1>>543

    2>>544

    3>>546

  • 548二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:42:07

    黒鉄のダルキア。今年で齢328歳という、長老中の長老である。
    巌(いわお)を荒々しく削ってこしたえたかのような容姿と裏腹に、その性格は温和で争いごとを嫌った。
    「近頃の若い連中は、どうも血気がありすぎていけねえ」
    口ではそう言いながらも、徐々に若者たちの不満が高まりつつあることを、ダルキアは敏感に感じ取っていた。
    「シゼルか……今になってその名を聞くとはな」
    ダルキアは、自室の壁に飾られている、大きな戦槌を眺めながらひとりごちた。

  • 549二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:49:59

    「ここが現役のドワーフの坑道かあ!」
    アッキリーンは驚きに眼を丸くし、興奮を隠しきれずに口走っていた。
    坑道というから、前のアジトのような狭い通路を想像していたのだが、とんでもない。
    山の中をくり抜いた大空洞に、隧道が縦横に走り、あちこちに車輪付きの乗り物が動いている。
    「いやこれ、よく帝国にバレなかったな……?」
    「こんなに発展したのは、ここ50年ほどですよ」案内役の坑道ドワーフが言った。
    「もともとは細々と暮らしていたのですが、最近は帝国の監視が緩くてね」
    「コルヴェスラが独立して以降、異種族への弾圧は弱まったといいます。愚かな政策の見直しとも言えますが、実態としては単に余裕がないのでしょう」
    フェロールは冷たく言った。
    50年というのが、一つの都市が変わるのに長いのか短いのか、それはアッキリーンには分からない。
    ただ、幾本もの巨大な柱で支えられた「坑道」の光景には、ドワーフたちの矜持がこもっている気がしていた。

  • 550二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:07:28

    「長老たちは中です。頑張ってくださいね!」
    アッキリーンたちを長老の間の前まで連れてきて、案内役のドワーフはにっこり微笑んだ。若く愛想のいい彼に、アッキリーンはすっかり油断してしまっていた。

    「そいつぁ、ちと虫が良いってんじゃあねえのか? 人間の坊っちゃんよ」
    下からえぐりこむような姿勢で、ギラギラした眼光をぶつけてくる長老A。
    「そもそも、ここら一帯の山は全部儂らのもんだったのよ。それを奪ったのは貴様ら人間だよな?」
    額に青筋を浮かべ、赤ら顔でこちらを射殺すような視線を向けてくる長老B。
    「まあまあ、お二方、そんなことはお客人も重々ご承知のはず。事と次第によっては覚悟もされてきておられましょう。のう?」
    柔和なようで眼は全然笑っていない長老C。
    そして、上座にすわり、さきほどから黙り込んで一言も発さない、長老Dこと、最長老のダルキア。
    (ぜんぜん歓迎されてねえ……)
    (まあ、ドワーフというのは頑固な種族ですから)
    恐怖に震えながら涙目になるアッキリーンにフェロールが苦笑する。
    「あ、あのう、それはもちろん、お気の毒だったと思うのですが……」
    「あァ!?」
    「ヒィッ、すいません! で、でもですね、私共としましては、そこを押して頂いて、是非とも革命軍へご参加頂きたいなと……」
    こいつどうやって殺す? みたいな視線を交わし合う長老たちに、そろそろ失禁しそうなアッキリーン。
    そのとき、石像のように動かなかったダルキアが、重々しく口を開いた。
    「お若えの。少しええか?」
    「え、あ、はい……なんでしょう?」
    「そっちにシゼルっちゅう同胞(はらから)がおっただろう。死んだと聞いたが」
    「……はい」
    怯えつつも、アッキリーンの表情は沈痛なものに変わった。
    「どう死んだ?」
    「て、敵と一騎討ちの結果、討ち取られて……」
    「そうか」
    ダルキアはそう言ったきり、黙り込んでしまった。
    アッキリーンはもちろんのこと、居合わせた長老たちも、戸惑って顔を見合わせていると、
    「悪いが、今日のところは引き取ってくれや」
    ダルキアはそう言って、交渉を打ち切ったのだった。

  • 551二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:09:18

    やや遅くなりましたが、今日はここまでということにします。
    次回はできれば明日やりたいところですが、ちょっと分かりません。
    それでは皆さん、お付き合いありがとうございました。

  • 552二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:09:38

    乙です

  • 553二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:12:18

    おつ

  • 554二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:13:58

    これコルヴェスラに侵攻したガルダ正規軍は反乱軍ガン無視したのか?

  • 555二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:24:26

    その辺は詳しく描写するときにまたダイスを振って詳細描写で補完すると思います。
    まあこう、歴史家が頑張って理屈を考えるけど本当のところは分からない、みたいな感じになっちゃうかもですが

  • 556二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:31:28

    保守

  • 557二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 08:01:56

    保守

  • 558二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 14:31:05

    保守

  • 559二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 23:04:33

    保守

  • 560二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 08:33:22

    保守

  • 561二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 18:43:12

    保守

  • 562二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 20:42:57

    一日空いてしまいましたが、21:30くらいから始めようと思います

  • 563二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 20:47:42

    了解したあ

  • 564二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:35:16

    では始めましょう。前回はドワーフとの交渉が始まったところでしたね

  • 565二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:38:51

    そこから、アッキリーンたちの粘り強い交渉が始まった。
    ドワーフたちは、ルミ支部の面々を冷遇するわけではなかったものの、同盟についてはわだかまりがあるようで、なかなか了承しようとしなかったのである。
    幸いにも、エゼルロット伯が打って出ようとしないために、西部の状況は比較的穏やかであり、ひとまずルミ支部に危機は迫っていなかったが、もう少し外に眼をやれば、三国の闘争がすでに始まっており、事態が混沌としていくのはもはや時間の問題であった。

  • 566二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:40:07

    1001年6月 終了
    貢献値は交渉終了時に付与されます。

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(兵力:750)
    身分:百人位(次の身分まで:貢献値720)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 567二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:45:10

    また年を間違える……これ何か対策しないとですね

    1002年7月

    ドワーフたちとの交渉に、いまだ具体的な進展はない。
    しかし、ジャンゴ城と坑道とを何度も往復した甲斐もあってか、ルミ支部の面々は、坑道のドワーフたちと徐々に打ち解けつつあった。
    「革命軍の方々、またお越しですか」
    「ああ、今度こそいい返事が貰えるといいんだけど」
    「長老たちは頑固ですからねえ」
    若いドワーフが肩をすくめつつ、慣れた様子でアッキリーンたちを坑道へ招き入れた。
    交渉を始めて早くも一ヶ月。長老たちは革命軍への参加に変わらず否定的だ。
    「どうしたもんかねえ……」
    なんら良い考えもなく、今日もアッキリーンは説得を続ける。

  • 568二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 21:59:25

    「あんたもしつこいな、人間の坊っちゃんよ」
    「儂らも暇じゃないんだが」
    「革命軍も余裕はないでしょうに、他を当たってはいかがかな?」
    三人の長老たちは、相変わらず取り付く島もない。
    しかし、最長老のダルキアだけは、毎回出席はするものの、あのとき以来、一言も発しようとしなかった。
    (説得するなら、多分この人しかいない)
    アッキリーンはそう考えて、なるべくダルキアに話しかけるように交渉(という名の懇願)を続けてきたのである。

    虚しい日々がもう少し過ぎた頃。
    「……お若えの、あんたの熱意は、よう分かった」
    ダルキアがようやく口を開いた。
    「その根性に免じて、力を貸してやってもよいとわしは思い始めとる」
    愕然とする三長老を気にする様子もなくそう言った。
    「しかしの、根性だけでは、あんたらの言う革命は成就せんじゃろ。実力が無ければな」
    アッキリーンは嫌な予感がしつつ、黙ってその先を聞いた。
    「そこでの、無礼じゃが、ちとあんたらを試させてもらいたい……これを見ろ」
    ダルキアはおもむろに振り向くと、壁に飾ってあった戦鎚を手に取った。
    青と緑の中間のような不思議な色合いをもった、独特の金属で出来ているようだ。
    「こいつぁオリハルコンといってな、昔はここいらでもようけ採れた金属じゃ」
    「今は採れないんですか……?」
    「おう、わしらが大方採り尽くしてしまったからな。じゃが、まだ残っている場所もある」
    なんとなく話の方向性を察したアッキリーンは、顔に渋い表情が浮かぶのをこらえるのに苦労した。
    「ここからさらに南にある、火竜の巣じゃ。良質な鉱山で、純度の高いオリハルコンがザクザクとれる。それを持ち帰って貰いたい」

  • 569二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:02:24

    ここでダイスロール

    この世界の一般的な火竜の強さ

    49+dice1d21=21 (21)

  • 570二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:04:03

    平均で武力70。ヤバすぎる。

    坑道の南の個体の強さは

    59+dice1d21=10 (10)

  • 571二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:11:01

    「参考までに聞きたいんだが、火竜っていうのはやっぱり強いんだよな?」
    「少なくとも人間の敵う相手じゃないねー」
    テーブルに行儀悪く座り、足をふらふらさせながらジャイナが答えた。
    「戦って倒そうとか、追い払おうとか、そういうことは考えない方がいいよ」
    「じゃあコソコソ鉱石を漁るしかねえか……」
    まあそうね、とジャイナは頷く。
    「他人事みたいに言ってるけど、お前も来るんだぞ?」
    「えっ、なんであたしが」
    「お前いちおう狩人なんだから、動物のことなら詳しいだろ」
    「いやあたしが狩ってるの、デカくてもイノシシくらいまでだからね? 竜とか完全に守備範囲外よ」
    襟首を掴んで連れて行くことになった。

  • 572二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:14:43

    火竜の巣

    アッキリーン斥候14

    ジャイナ斥候22

    達成値dice1d30=4 (4)


    ~45:火竜に出くわす(連鎖イベント)

    46~:こっそり少量の鉱石を持ち出した

    50~:それなりの量の鉱石を持ち出した

    60~:大量の鉱石を持ち出した

  • 573二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:16:19

    コソコソと鉱物を漁っているアッキリーンたちの身に、ずしーん、ずしーんという重苦しい振動が伝わってきた。

    恐る恐る振り返ると、そこにいたのは……

    dice1d3=1 (1)

    1.クソでかい成竜

    2.動きの鈍いクソデブ竜

    3.ずんぐりむっくりした幼竜

  • 574二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:16:57

    死ゾ

  • 575二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:20:08

    \(^o^)/

  • 576二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:21:36

    「グギャオオオオオオ!」
    「ぎゃああああ!」
    「きゃああああ!」
    巣への侵入者を発見した火竜は、怒りの雄叫びを上げて突進してきた。
    アッキリーンとジャイナは悲鳴を上げながら、鉱夫たちとともに逃げ出した!
    「うおおお! 追ってくる! あいつ追いかけてくるぞ!」
    「当たり前でしょ!? これだから嫌だったのよ!」
    「オラまだ死にたくねえーッ!」
    叫びながら一緒に逃げていたモブ鉱夫が、ばくんと火竜に一呑みにされた。
    逃げるのを忘れ呆然と見上げるアッキリーンたちの前で、火竜はもごもごと味わい、あまり美味しくなかったのか、不機嫌そうにぺっと吐き出すと、ズタボロになった鉱夫にふっと火の息を吐きかけて消し炭にした。
    「唾でも吐くくらいのノリで人を炭化させてるんだが?」
    「言ってる場合!? さっさと逃げるのよ!」

  • 577二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:25:36

    逃げ踏んだぁ…勝てるわけがない…

  • 578二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:26:55

    「くそう、こうなったら!」

    ジャイナは一か八か、火竜に矢を放った!

    ジャイナ弓術39+dice1d30=18 (18)

    ~49:鱗に弾かれる 何の痛痒もない

    55~:眼に命中。火竜がひるむ

    65~:逆鱗に命中。火竜が撤退する

  • 579二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:29:23

    大丈夫だよな?逆上しない?

  • 580二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:30:34

    ひゅっと風を切って飛んだ矢は、運良く火竜の小さな眼に命中した。

    「グギャッ!?」

    とはいっても、竜は眼球すら強靭であり、貫いたり潰したりはできない。

    ただ驚かせ、動揺させるだけである。

    「今のうちよ!」

    「おお、ありがたい!」

    こうしてアッキリーンたちは、多少火竜から離れることができた。


    火竜の巣。少し離れたところ。

    「それで、持ち出せた鉱石はどれくらいだ?」

    「dice1d100=79 (79) kgってところね」

    (※目標:80kg)

  • 581二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:31:04

    なんとかごまかせねぇか

  • 582二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:32:21

    妖怪一足りない

  • 583二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:35:59

    「なんであと1足んねえんだよ!? ふざけてんのか!?」
    「それはこっちのセリフよ! またあそこに戻れっての!?」
    「冗談じゃねえよ! 今度こそ死ぬわ!」
    ぎゃあぎゃあと言い合う二人。
    火竜が聞きつけやしないかと、モブ鉱夫たちは戦々恐々としていた。
    しかし二人は喧嘩を続け、アッキリーンは頭を抱えて地面をのたうち回り、ジャイナはそんなアッキリーンを容赦なく蹴りつけ始めた。
    「あの……」
    すると、恐る恐る手をあげる者がいた。ルミ支部の古株のドワーフだ。
    「なによ? いま忙しいんだけど?」
    「えっと、買えばいいのでは?」
    「え?」
    ドワーフは言った。
    「いやですから、買えばいいのでは? 1kgくらいならなんとか流通品で手に入りそうですし」
    アッキリーンとジャイナは動きを止め、顔を見合わせ、揃ってドワーフを見た。
    「「それだ(よ)」」

  • 584二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:39:14

    オリハルコン1kgの市場価値

    dice1d10=2 (2)

    1:普通の貴金属程度。予算でなんとかなる

    3:ちょっと値が張る。予算1ヶ月分

    5:かなり値が張る。予算3ヶ月分

    7:村一個程度

    10:城一個程度

  • 585二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:41:01

    たっけえなあ…まあでも何とか買える範囲ではあるし背に腹はかえられんから必要経費だな

  • 586二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:43:50

    結局アッキリーンたちは、市場でオリハルコンを買い付けることにした。
    値段としては、支部の自由に使える予算をややオーバーする程度。
    個人としては大金だが、革命軍としては何とか許される出費だ。
    「そういうわけで帝都で仕入れることになった」
    「ではわしが向かいましょう。フェロールどのほどではないが、多少は交渉の心得もございますからのう」
    買付人にはデグノラが志願し、彼は一人、帝都に向かうことになった。

  • 587二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:47:17

    さすがに1kg程度は普通に買い付けられるとして、

    デグノラはついでに帝都の様子を視察してきます。

    帝都の様子は、

    dice1d5=2 (2)

    1.平穏無事。戦争なんて遠い出来事。

    2.一見平穏だが、裏路地では様々な組織が跳梁跋扈

    3.市民の不安が高まっている。兵士たちもぴりぴりしてる

    4.市民たちは家に籠もって外に出ない。街はひっそりしており戒厳令状態

    5.市民の不満が高まり暴動前夜の様相

  • 588二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:00:01

    長らく戦禍の影響を受けずにいた帝都にも、徐々に軍靴の音が聞こえてきつつあるようですね。とはいえ今のところは何とか平穏を保っているようです。それでは場面変わって、ドワーフの坑道へ。

    「ご注文のオリハルコン、お持ちしました」
    「ほう……」
    しばらくして、アッキリーンはオリハルコン80kgをダルキアに献上していた。
    老ドワーフは鉱石を一つ手に取ると、目を細めてそれをじっと眺め、懐から小さな槌をとりだして軽く叩き、音に耳を澄ませた。
    「本物のようじゃな。さすがはジャンゴの英雄というところかの」
    「いやまあそれほどでも……」
    思わず総合を崩すアッキリーン。褒められ慣れていないのである。
    帰ったらもう少し優しくしてやろうと横目で見ていたジャイナは思った。
    「この戦鎚はの、もともとは二つで一組だったんじゃ」
    ダルキアは壁にかかったオリハルコンの戦鎚を見つめて言った。
    「わしが打ったものでな……古い友のために」
    ダルキアはほう、と嘆息した。
    「今でも思う。わしがこんなものを打たなければ、あやつはまだこの里にいたのではないか? ……考えても詮無きことじゃがな」
    「……」
    誰のことか分からないほどアッキリーンは鈍感ではない。彼は静かに聞き入った。
    「我らドワーフの歴史は、山と金属の歴史。格闘する相手は岩と火であって、人間ではないのじゃ。分かるか? お若えの」
    「……」
    「じゃが、戦う以上は、脆い装備ではいかん。我らの戦士たちが一人でも多く、戻ってこられるように、次のドワーフの歴史を刻めるようにしなければの」
    「ボスは……シゼル殿は、確かに歴史を刻んだと思います。それをなかったことにしないために、俺たちは戦っているんです」
    アッキリーンの言葉を聞いて、ダルキアは白い髭に覆われた口にほほえみをうかべた。
    「そうなのじゃろう。しかしドワーフの歴史はどこまで行ってもドワーフのもの。我らはそのために戦うのじゃ。ゆめゆめ、忘れぬようにな」

  • 589二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:02:00

    アッキリーンくんも成長したなあ…最初はただのクソ野郎だったのに…

  • 590二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:04:16

    こうして、ガルダ革命委員会ルミ支部と南部のドワーフとの間に同盟が成立した。

    革命委員会はその性質上、いくらかの非人間種族の構成員を抱えていたが、組織として異種族と同盟したのは、これが最初であったと言われる。

    これ以降、アッキリーンたちの率いるルミ支部は、他種族の連合軍として知られるようになっていくのだった。


    同盟成立!:貢献値5000

    戦力:ドワーフの坑道軍:(2+dice1d10=4 (4) )*1000

  • 591二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:05:57

    1002年7月 終了

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(兵力:6750)
    身分:昇進! 百人位→千人位(次の身分まで:貢献値95720)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 592二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:07:12

    きりの良いところですし、今日はここまでにしましょうか。
    次回はできれば明日にでもやりたいですね。ちょっと物語の溜め回が長すぎる気がするので、次からはもっとテンポを上げたいところです

  • 593二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:10:59

    おつおつ。ジャイナとの絡みは久々だったからおもろかった

  • 594二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 10:33:46

    保守

  • 595二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 21:46:55

    保守

  • 596二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 02:09:14

    ほしゅ

  • 597二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 12:27:44

    保守

  • 598二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 22:22:47

    保守

  • 599二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 03:53:49

    保守

  • 600二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 14:59:14

    15:30くらいからのんびりやろうと思います

  • 601二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 15:05:08

    ああ、良かった

  • 602二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 15:37:28

    1002年8月

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(兵力:6750)
    身分:千人位(次の身分まで:貢献値95720)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 603二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 15:42:44

    ドワーフの合流によって大きな兵力を得たルミ支部は、いまだ戦いを続ける他支部に合流すべく、北へと進軍を開始した。一方、何度打ち負かされてもしぶとく戦争を続けるフォルノール支部とヴェルトリア支部の抵抗に手を焼いたエゼルロット伯の要請に答え、セルフィオ伯が軍を発し、戦線に合流しようとしていた。

  • 604二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 15:52:43

    「セルフィオがとうとう動きましたか……」
    フォルノール支部長、レバは斥候からの報告を聞いて呟いた。
    いつもと変わらない微笑みを顔に浮かべ、サングラスに瞳を隠してその感情はうかがい難い。
    「これほど長期戦になるとは、予定が狂いましたね」
    形のよい顎に手を添えつつ彼女は言う。レバの本領はどちらかといえば政争。だからこそ敵に倍する兵力を用意するため、奥の手として用意していたコルヴェスラとの同盟までカードを切ったのだが、さすがに一伯爵の身で覇道を志すだけはあり、エゼルロット伯の戦争指導能力は想像以上だった。
    「この一件でラシュニーハさんとも気まずくなってしまいましたし、まったくとんだ失策でした。ねえ? レノアードさん」
    「何を弱気なことを! 正義は我らにあり、次こそはきっと勝てる、そうでしょう、支部長!」
    傍らに控えていたレノアードにそう語りかけると、彼は元気よくさえずった。
    戦略眼をまるで欠いた発言だが、レダは彼のこういう所が割と気に入っている。道化の小鳥としてはちょうどいい。

  • 605二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:02:01

    ルミ支部に、フォルノール支部からの使いがやってきたのは、アッキリーンが軍をまとめて北上している半ばのことだった。
    「フォルノールの支部長から?」
    「はっ、我が支部は、閣下の率いる軍勢と共同で作戦に当たりたいとの申し出でございます」
    伝令は律儀に敬礼してそう言った。
    「それはもちろん構わないが、この書状に書いてあることそのままとすると、ヴェルトリア支部は作戦に参加しないのか?」
    「そのようです。我らが支部長の申すことには、ヴェルトリア支部の一部に帝国との内通の疑惑があると」
    「あのヴェルトリア支部が? とても信じられんが……」
    アッキリーンの顔にありありと疑念が浮かぶ。
    上司の腹芸の出来なさを見て、フェロールがそっと耳打ちをした。
    「十中八九偽りと存じますが、悪くはない申し出かと」
    「なんでそう思うんだ」
    釈然としない様子のアッキリーンに、フェロールは心得た様子で使者に言った。
    「ご申し出、検討させて頂く。ひとまずはゆるりと休まれていかれよ」

  • 606二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:11:08

    「それで? なんでまた嘘と分かっていて申し出を受ける?」
    「戦後にヴェルトリア支部に主導権を渡さぬためでございます」
    「主導権って……別にどこがやっても一緒なのでは?」
    納得いかないと言わんばかりのアッキリーンに、フェロールは首を横に振った。
    「閣下、我らはドワーフとの同盟によって軍勢を大きくいたしました。革命が成った暁には、彼らの利益を代表し、その権利を保証する義務が我々にはあるのです」
    「他の支部だとそれが出来ないと言いたいの? しかしラシュニーハ支部長だって人間じゃないだろ?」
    「竜人はあまりに数が少なすぎ、かつ特殊すぎます。現にヴェルトリア支部の構成員はほぼ全員が人間。あまり期待はできないでしょう」
    「そうか……それにしても、気が早くないか? まだエゼルロット伯を倒してもいないのに」
    「いえ、西部軍が再びコルヴェスラに攻め込み、アルケスタと干戈を交えたことで伯爵の目論見は外れたと見えます。おそらくは何らかの手段で統制の乱れた西部軍の戦力をこちらに当てるつもりが、自らの領兵のみで対処せざるを得なくなったのでしょう。悪名高いセルフィオ伯に援軍を求めたことからも分かります」

  • 607二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:14:23

    一晩あけて、アッキリーンは再び使者と面会していた。

    「昨日に頂いた申し出の件だが……」

    アッキリーンはフォルノール支部との盟約をdice1d2=1 (1)

    1.受けた

    2.断った

  • 608二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:27:13

    「ご提案を受けさせて頂く。レバ支部長殿にそうお伝え頂きたい」
    「はっ、ありがたく!」
    使者は飛ぶようにして帰っていった。その後姿をアッキリーンは無言で見つめていた。

    所変わって、エゼルロット伯根拠地、シュライヒ城。
    「よもや軍制を保たせようとは……老害が存外にしぶといものよ」
    執務室で、ゼルディアスは苦々しく吐き捨てた。
    「お疲れですね、閣下」
    部屋に入ってきた宮廷魔術師がそう声を掛ける。横目で魔術師を見やると、ゼルディアスは不機嫌に鼻を鳴らした。
    「雑魚ごとき多少蹴散らしたところで疲れはしない。しかし連中、何度潰しても戻ってくるな」
    「フォルノール領を根拠にしている軍勢は、恐らくコルヴェスラの息がかかっているのでしょうね。遠見で知った顔をいくつか見かけました」
    「そういえばお前は向こうにいた時期もあったな。……コルヴェスラか、いかにもネズミ共の考えそうなことだ」
    ゼルディアスは嘆息すると、片付いた書類の束を放り、立ち上がった。
    「どうされます?」
    「しばらくはこちらだけでもたせるしかあるまい。あの女狐の手を借りるのは業腹だがな」

  • 609二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:32:31

    ヴェルトリア支部がエゼルロット伯と交戦中

    エゼルロット伯(兵力5000)戦力値61

    達成値dice1d30=3 (3)


    VS


    ヴェルトリア支部(兵力1000)戦力値30

    達成値dice1d30=30 (30)

  • 610二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:33:53

    ヴェルトリアはよくやったよ…

  • 611二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:34:02

    めちゃくちゃ食らいついてますね

    エゼルロット伯の辛勝

    各軍の損害

    エゼルロット伯 dice1d10=1 (1) %

    ヴェルトリア支部 10+dice1d10=6 (6) %

  • 612二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:36:35

    エゼルロット伯 VS ヴェルトリア・フォルノール支部連合

    セルフィオ支部の援軍はdice1d2=2 (2) 1.間に合った 2.間に合わない

    セルフィオ支部の援軍兵力は1+dice1d4=4 (4) * 1000

  • 613二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:39:31

    上、ルミ・フォルノール支部連合のミスです

    今回は援軍は間に合わないものの、5000もの援軍を派遣しているようです。割とちゃんとしてた

    エゼルロット伯(兵力4950)戦力値61

    達成値dice1d30=20 (20)

    VS

    ルミ・フォルノール支部連合(合計兵力8750)戦力値134

    達成値dice1d30=10 (10)

  • 614二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:41:35

    81VS144なのでまだ辛勝の域ですね。エゼルロット伯がよく健闘したというところでしょうか。

    両軍の損害

    エゼルロット伯:10+dice1d10=8 (8) %

    ルミ支部:dice1d10=9 (9) %

    フォルノール支部:dice1d10=3 (3) %

  • 615二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:46:54

    現在の兵力
    エゼルロット伯:4059(戦力値50)
    セルフィオ伯:5000(戦力値不明)
    ルミ支部:6103(戦力値101)
    フォルノール支部:1940(戦力値22)
    ヴェルトリア支部:1680(戦力値25)

    今回の死傷者
    エゼルロット伯:891(合計941)
    ルミ支部:607
    フォルノール支部:60
    ヴェルトリア支部:320

  • 616二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 16:57:21

    日差しの厳しい夏の朝に始まった両軍の戦いは、夕刻には決着がつきつつあった。
    エゼルロット伯は初め、長く戦闘を続け、指揮官であるラシュニーハが手負いであったヴェルトリア支部に戦力を集中し各個撃破を試みたが、ヴェルトリア支部の捨て身の奮戦もあって仕留めきれず、撤退に追い込んだ頃には時刻は既に正午を過ぎていた。
    伯の指揮手腕もあってほぼ無傷の状態で軍勢を温存することは出来ていたが、このとき二つの不運がエゼルロット伯に降り掛かった。ひとつは、セルフィオ伯の援軍が、折からの豪雨によって川が増水しており、大きく遅れていたこと。そしてもう一つは、開戦前にこのことを知らせるはずだったセルフィオの伝令が、その中途で農民に襲われて横死していたことである。
    エゼルロット伯は会戦に先立ち、遅延策の一環として焦土作戦を実行していたのだが、配下からの進言によって他国の軍を装ってこれを実行していた。皮肉にも、城内へ収容しきれなかった農民たちは伝令をまたぞろ他国の軍が略奪に赴いたものと誤解し、先手を打って襲いかかったのである。
    ともかくもその結果、エゼルロット伯はドワーフとの同盟によって大幅に戦力を拡張し、意気軒昂なルミ支部、戦力は減じたが前回の敗戦から少々時もあって再編成が進んだフォルノール支部の連合軍と独力で戦わざるを得なくなった。

  • 617二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 17:06:46

    自らの倍近い軍と戦うという、かつて自分がルミ・ヴェルトリア支部連合戦にて敵に強いた状況を味わう羽目になったエゼルロット伯は、それでも健闘したと言えよう。彼は騎兵隊を引き連れ、先祖伝来の剣をもって突撃を敢行し、いまだ足並みが揃わぬ革命軍に打撃を与えたものの、やや後方に遅れていたドワーフ歩兵隊がオリハルコン合金による盾の壁を構築すると、四度目の騎兵突撃を弾き返されてしまい、陣形を突き崩すことが出来ずに潰走した。
    エゼルロット伯は乗騎を失いつつも、敵と切り結び、徒歩で自陣に帰還したが、一時とはいえ頼みの綱の指揮官を見失ったことが士気に与えた影響は大きく、体制を立て直した頃には、すでに戦況は覆せないものとなっていた。
    このとき、彼が引き連れていた宮廷魔術師は、前回の意趣返しとばかりに革命軍の頭上に硫黄の雨を降らせたが、山の民であるドワーフは元来熱や鉱毒に強いため、多くのドワーフで構成されたルミ支部軍への効果は限定的だった。
    打つ手を無くしたエゼルロット伯は歯噛みしつつ撤退を判断。屈辱のため、頬を食い千切らんばかりに歯を噛み締めていたという。
    こうして、二度目となる革命軍とエゼルロット伯爵との戦いは、かろうじて革命軍の勝利に終わった。

  • 618二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 17:08:29

    1002年8月 終了
    貢献値:5000

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(兵力:6750)
    身分:千人位(次の身分まで:貢献値90720)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 619二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 17:10:11

    一旦休憩にしましょうか 再開は夜からということで。
    なかなか安価出来ませんが、このスレは安価で募集した内容を味がなくなるまでしゃぶり尽くすスレということでもう開き直ろうと思います(今のところは)
    アッキリーン編が終わったら、もう少しコンスタントに安価を募集できる手段を考えないとですね
    キャラクターとか国とか、あとアイテムとかいいかなと思ったりしています

  • 620二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 17:12:44

    一旦乙、やりながら1さんに一番丁度いい形を模索していくの良いと思う

  • 621二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 17:26:51

    このレスは削除されています

  • 622二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 22:29:11

    遅くなりましたが、再開します

  • 623二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 22:29:41

    1002年9月

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(兵力:6750)
    身分:千人位(次の身分まで:貢献値90720)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 624二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 22:33:08

    革命軍に敗北を喫したエゼルロット伯は、屈辱のなか軍を退いた。しかし、一方の革命軍も損害は決して軽いものではなく、フェロール、デグノラら参謀は追撃を進言し、実行させたものの、上首尾とはいかなかった。
    戦いの翌日、城までの帰途で、エゼルロット伯は遅れてやってきたセルフィオ軍と合流するのだった。

  • 625二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 22:55:29

    エゼルロット軍の野営にて。

    「あら、碧の貴公子ともあろう方が、ずいぶんとボロボロになってしまったのね」
    ゼルディアスが切り株に腰掛けて休んでいると、濃紺の艶めいた髪に、切れ長の瞳。見るものに美しさと同時に危険を感じさせる女が、甘ったるい声で話しかけてきた。
    ゼルディアスは眉を顰め、女の方を見もせずに言う。
    「……ご参戦痛み入る、セルフィオ伯。やや遅参されたようだが?」
    「女の支度には時間がかかるものよ。覚えておきなさいな」
    女の名はアリア・サラキオス。帝国西部にあって、セルフィオ伯爵の称号を与えられた女貴族である。
    彼女の性質を一言で表せば、それは残酷の二文字に集約されるだろう。幼少期から痛みや暴力に並々ならぬ関心を寄せていたこの若い貴族は、長じて大人の男も震え上がる拷問官と成り果てていた。
    「……」
    アリアの方を向いたゼルディアスの碧い瞳が、女の背後に立っていた人影を見つめた。
    目隠しをされ、猿ぐつわを噛まされた少年。金髪に長い耳。
    「戦場にそんな玩具を持ち込むつもりか?」
    「あらご不満? でも、あなたの葡萄酒と違って、わたしのは実益を兼ねているのよ」
    アリアは軽薄に笑った。ゼルディアスは付き合っていられないと思ったのか、無言でその場を後にする。
    「また嫌われてしまったようね。可愛いらしいこと」
    「あまり我が君をからかうのはおやめください、セルフィオ伯爵」
    その場に残された宮廷魔術師が、無表情にそう告げる。アリアは笑顔のまま、目を細めた。
    「大した忠犬ぶりね。ちょうどエルフがもう一人欲しいと思っていたところだし、今回の報酬はあなたにしようかしら」
    宮廷魔術師が黙り込む。わずかに顔がひきつるのを見逃すアリアではなかった。
    「ふふ、冗談よ。……今のところはね」
    ごきげんよう、と去っていったアリアから、宮廷魔術師は長い間目を離さなかった。
    気配が感じられなくなったところで、魔術師はほう、と息をついた。

  • 626二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 22:58:56

    ちょっと分かりにくいですが、宮廷魔術師と玩具の少年は別人です。すいません

  • 627二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:12:53

    フレーバーを書いてましたが、先に処理をした方が方向性が決まっていいですね。

    その前にセルフィオ伯の実力を定めてみましょう


    魔術 40+dice1d25=1 (1)

    兵站 10+dice1d25=24 (24)

    士気を上げるスキルは性格的にまあなさそうなので固定値で15くらいにしましょう

  • 628二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:15:23

    魔術41、兵站34、士気を上げるなにか15、これを帝国軍の勢力技術と兵力5000とでほにゃららすると…
    セルフィオ軍(兵力5000) 戦力値59
    となります全快状態のエゼルロット軍に迫る戦力ですね

  • 629二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:17:28

    それではエゼルロット伯追撃戦を行っていきます。

    地の利はdice1d2=1 (1)

    1.帝国有利 2.革命軍有利 (ボーナス値10)

  • 630二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:22:06

    しっかり待ち伏せされてますね。なお戦力の小さい方の帝国軍が戦力値109なので中規模会戦となり、達成値ダイスが1d100となります


    エゼルロット・セルフィオ連合軍(兵力9059)109

    達成値dice1d100=67 (67)

    地の利10

    VS

    ルミ・フォルノール支部連合(兵力8043)戦力値123

    達成値dice1d100=100 (100)

  • 631二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:24:58

    186VS223ですね、通常勝利に二倍というのは高すぎましたね。次からちょっと緩和します

    では各軍の損害です。

    エゼルロット:10+dice1d10=10 (10) %

    セルフィオ:10+dice1d10=9 (9) %


    ルミ支部:dice1d10=4 (4) %

    フォルノール支部:dice1d10=9 (9) %

  • 632二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:30:50

    死傷者
    エゼルロット軍:811(残存3248)
    セルフィオ軍:950(残存4050)
    ルミ支部:244(残存5859)
    フォルノール支部:174(残存1766)

  • 633二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:58:14

    エゼルロット伯を打ち破って勢いに乗る革命軍は、伯爵の追撃にこそ失敗したものの、余裕を持った進軍を続けていた。
    しかし、そんな彼らの前に現れたのは、既に合流し、陣容を整えた帝国軍であった。

    「敵の兵力は9000ほどと思われます。対するこちらは8000と少し。数の上でも地形の上でも不利といえます」
    「ヴェルトリア支部が戦線を離脱したのが痛いのう。彼らがいれば楽勝じゃったろうに」
    「前回の戦いでひどく消耗してましたからね……」
    話し合うエルミナとデグノラを横目に、アッキリーンが罪悪感と居心地の悪さをおぼえていると、天幕にサングラスを掛けた女性がやってきた。
    「ごきげんよう、ルミ支部の皆様。今回の作戦について打ち合わせをしたいのですが」
    「レバ支部長……」
    サングラスの女性、レバ支部長はアッキリーンたちに愛想よく微笑んだ。アッキリーンたちとは、共同戦線を張った初日に対面を済ませている。
    「今回はどうするのですか? 伯爵も前回のように突撃はしてこないように思いますが」
    レバが尋ねると、アッキリーンは腕組みをして首をひねった。
    「向こうから攻めてきてくれたら楽なんですけどね」
    「わざわざ地の利を捨てるような真似はせんじゃろう。エゼルロット伯も本調子ではないじゃろうし、絶対に勝てないというわけではなかろうが……」
    デグノラが唸る。エルミナが思いつくままに言った。
    「偽装退却で釣り出すのはどうです?」
    「古い手ですからね……余程の演技力でなければ、エゼルロット伯がかかるとは思えませんが」
    「戦に演技力が必要なのか?」
    アッキリーンが尋ねると、フェロールは頷いて言った。
    「いかにも本当にやられて逃げていった、という風に思わせなくてはなりませんが、これを出来る将となると、向こうにも名が知れていますからね。大事なのは、なるべく迂闊な敵に、勝てると思わせることですので」
    聞いていたレバが口を開いた。
    「それって、演技じゃないといけないんですか?」
    「いえ……戦史には、本当に撃退されて、結果的に釣り出しになった例もありますが」
    「だったら、いい人がいるかもしれません」
    レバはにっこりと笑った。誰か知らないが、その「いい人」はろくな目に遭わないんだろうなとアッキリーンは思った。

  • 634二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 00:19:40

    「お前は無理をしなくていいから、休んでいなさい」
    物心ついたときから、レノアードはそう言われて育った。
    クシュリナーダ家の男たちは代々戦場で名を馳せ、西部においてはゼンゼーラ家と双璧をなす名門であった。
    レノアードはクシュリナーダ男爵の三男として生を享けた。兄二人とは年が離れていた。
    レノアードは生まれつき体が弱く、両親と兄たちは、いつも彼に優しかった。父と兄のような立派な将になるのだと語る幼いレノアードに、父は暖かく微笑み、兄は愛情と同情を込めて肩を叩き、母は悲しげに瞳を伏せた。
    だが、10歳を超えるころには、やや体質も改善し、レノアードは元気に剣を振るえるようになった。
    夢にまで見た剣術の訓練。しかしその結果は、悲惨という言葉ですら足りない有り様だった。
    レノアードは無才だった。父の戦友で、兄たち二人を強力な剣士に育て上げた家庭教師は、3年経っても剣に振り回される彼に匙を投げた。
    それでもレノアードは諦めなかった。どういうわけか、むやみに自信はあった。同情と気遣いに満ちていた家族の視線が困惑に変わっていくまで、さしたる時間はかからなかった。
    「我が名はレノアード・クシュリナーダッ!!」
    レノアードは試合のとき、決まって高らかに名乗りを上げた。そして必ず惨敗するので、困り果てた父は、武門で生活していることが悪いのかと考え、レノアードを帝都の学校に通わせ、平民と机を並べて勉強させた。

  • 635二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 00:20:10

    数年後、両親と兄たちは唐突にこの世を去った。二人目の兄の結婚式で、飲んだ酒に毒が入っていたらしい。
    酒が飲めないレノアードだけが生き残った。彼は、恐らく生涯唯一といっていい機敏さを発揮して、下手人を突き止めた。
    レノアードは紳士的に聞き出そうとしたが、右手に剣を持っていたので、恐れた下手人は知っている限りのことを勝手に喋った。
    両親と兄は、政敵たる貴族に毒を盛られて死んだのだ。
    素直なレノアードは、しかし父に教えられた通り、罪を憎んで人を憎まなかった。彼は突然、友人たちが熱心に話していた、貴族制の歪みというものを理解した気がした。
    それからのレノアードは、クシュリナーダ家当主となった身でありながら、革命運動に身を投じた。私財もなげうった。その功績が認められ支部長にもなったが、戦いが始まるとあっさり負け、すべてを失った。
    レバが拾ってくれなければ、とっくに死んでいただろう。
    「というわけなんです。できますか?」
    その彼女がいま、真剣な顔で、彼に頼み事をしていた。
    「無理をしなくていい」でも「下がっていろ」でもなく、「やってくれるか」と彼にいう。
    返事は、初めから決まっていた。

  • 636二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 00:22:29

    レノアードくんを深堀りして作戦の用意ができた所で、本日はここまでといたします。
    明日もまたできれば良いんですが、ちょっと読めない感じです
    それでは、遅くまでお付き合い、ありがとうございました

  • 637二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 05:27:10

    ただのボンボン設定だったレノアードくんに骨太バックボーンが…お疲れ様でふ

  • 638二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 13:01:37

    保守条約

  • 639二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 21:40:43

    保守

  • 640二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 02:46:40

    保守

  • 641二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 08:04:58

  • 642二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 13:20:31

    保守
    本格的に更新できない時のために設定のTipsでも書こうかなと思いつつ、スレの流れを追いにくくなる気もする

  • 643二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 00:58:02

    ほしゅ

  • 644二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 07:55:53

    保守

  • 645二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 12:01:47

    保守

  • 646二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 18:56:40

    20:30くらいから始めようと思います

  • 647二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 19:28:30

    お、久々の再開やったぜ

  • 648二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 20:36:12

    全裸待機

  • 649二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 20:40:50

    1002年9月、帝国西部では、ドワーフを戦力として迎え勢いに乗る革命軍と、エゼルロット・セルフィオ両伯爵の軍勢とが衝突していた。
    早朝から始まったこの戦い、まず動いたのは革命軍である。
    「者ども、我に続けーっ!」
    戦列から騎馬を駆って飛び出したのは、レノアード・クシュリナーダ元支部長。元貴族の身でありながら革命運動に身を投じた変わり種である。彼の後には三百ほどの騎兵が続き、一隊を成した。
    レノアードの標的となったのは、セルフィオ軍の前列であった。セルフィオの統治者である伯爵夫人アリア・サラキオスは、元来武人ではない。盾を構えた歩兵たちは、指揮をとった騎士の命ずるままに槍を突き出して迎え撃ったが、領地から急いで、すなわち強引に徴集され、組織化も疎かな部隊の結束はもろい。隣で盾を構える同輩への信頼の薄さは、そのまま隊形の守りの薄さへと繋がった。
    「恐れるな! 敵は小勢ぞ! ……くそっ!」
    彼らの最前線はあっさりと陣形を崩し、レノアード隊の餌食となった。

  • 650二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 20:46:44

    このとき、レノアード隊がほとんどの者から見て意外な善戦をした理由としては、セルフィオ軍と対照的な彼らの絆の強さが挙げられる。革命運動に身を投じて没落してゆくクシュリナーダ家を見て、ほとんどの封臣と騎士たちは早々に主家を見限り、今まさにこの戦場にいるエゼルロット伯へと鞍替えしていた。そんななか、最後まで残った一握りの騎士たちは、クシュリナーダ家に代々仕える誇りを持っているか、あるいは何事にも素直で、配下のために自分より強い敵(つまりほぼすべての敵という意味になる)に立ち向かってゆく、レノアード個人の不思議な魅力に取り憑かれたかのどちらかであった。彼らはいずれも、大陸に名を馳せる程の実力者ではなかったが、この場においてよく戦った。

  • 651二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 20:47:13

    臣下に恵まれてるなあ

  • 652二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 20:55:36

    30分ほどが経過し、レノアードは隊を旋回させて二度目の突撃を敢行したが、まさに馬体が敵を蹂躙する刹那、主君を庇うように先鋒を務めていた騎士たちが、次々によろめいて落馬した。地に伏した彼らは、一様に苦悶の表情を浮かべてのたうち回っている。
    「な、なんだ!? どうしたお前たち!」
    「ぐ……か、閣下! ここは危険です、お退がりを……!」
    レノアードが見れば、倒れた騎士たちの首元から、黒い痣のようなものが広がっていくではないか。
    「これは……!?」
    「呪詛の類です! 近寄ってはなりませぬ!」
    血相を変えて無事な騎士の一人が、レノアードを制止する。普段の彼なら構わず駆け寄るところだが、彼の馬術はさほどに器用ではない。
    レノアードは周囲を見回して愕然とした。彼の騎士たちの大半が悶え苦しんでいる。それどころか、敵の歩兵までもが、一部ではあるが同様の苦痛を味わっているようなのだ。

    「まずは一つ……なかなか幸先が良いわね」
    所変わって、セルフィオ軍の本陣。仮にも戦場だというのに、ゆったりしたローブを身にまとったアリアは、恍惚の表情を浮かべていた。
    「んーッ! ん……ッ!」
    彼女の前には、目隠しをされ、猿ぐつわを噛まされたエルフの少年が椅子にくくりつけられている。
    声にならない悲鳴を上げているのは他でもないアリアが、彼の手の爪を剥がしたからだ。
    苦痛の呪術。アリアの修めた特殊な秘儀であり、対象者の苦痛を他者へと感染させることができる外道の術だった。

  • 653二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 20:56:32

    うーんこの外道

  • 654二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:03:12

    「いつ見ても気分の良いものではないな……」
    指揮官たるセルフィオの騎士は、苦み走った顔で先程まで指揮下にあった歩兵たちの苦しむ姿を眺めていた。いま、最前線はアリアの術によって混沌の様相を呈している。術が一段落するまでは近づかない方が良かった。
    「よし弓隊、敵の隊長を狙えっ、矢を放つ分には呪いは伝染りはせぬ!」
    号令とともに弦が引き絞られ、一斉に矢が放たれる。せいぜいが一隊の矢であり、大した量でもないがレノアードを殺すには十分であった。
    「閣下、撤退を! 早く!」
    「し、しかし……!」
    躊躇うレノアードに矢の雨が降り注ぎ、乗騎が喉笛を貫かれ声もなく倒れた。落馬したレノアードは、右足を馬体に下敷きにされ思わず声を上げる。彼が気づいた時には、第二射が放物線を描いて殺到していた。
    「南無三!」
    叫んだ騎士は、レノアードの上に覆いかぶさった。次の瞬間、矢の落ちる、激しい五月雨のような音が響き渡った。

  • 655二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:10:27

    この戦いで、レノアードは右足を負傷しつつも生還した。呪詛が蔓延し矢が飛来する死地にあって彼が生き残れたのは、盾となった同輩の最期を見た騎士たちが、呪いに身体を破壊されつつも立ち上がり、決死の反攻に出たことが大きい。むろん、これでレノアード隊壊滅の運命を覆したわけではなかったが、死兵の猛攻は敵をたじろがせ、特に指揮官たちに広がった恐怖と、それを打ち消すような羞恥と怒りは、レノアード隊が結局はすり潰される一方であったことにより歯止めを失った。なんとしてもレノアードを仕留めたい、仕留めねばならぬという貴族ならではの誇りが、防衛戦を維持するという戦の絶対目標をつかの間見失わせたのである。
    結果、セルフィオ軍の前線は、大きく前に張り出す格好となった。むき出しになった横腹に、この時を虎視眈々と待ち受けていたフォルノール支部(性格にはコルヴェスラ龍騎団)の騎兵隊が襲いかかり、セルフィオ軍は混乱に陥ったのである。

  • 656二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:11:56

    すいません誤字です
    性格には→正確には
    ですね

  • 657二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:15:32

    痛々しい描写だあ…

  • 658二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:20:04

    「セルフィオ軍、突出したところを騎兵に突かれ、陣形が乱れ、革命軍に蹂躙されております!」
    「何をやっておるのだ、女狐めが!」
    エゼルロット伯の怒りは凄まじかった。地図を広げた卓を叩き割る勢いで殴りつけた彼は、瞳に憤怒の炎を灯したまま、即刻セルフィオ軍の救援に向かった。一説にはこのとき討ち取られたフォルノール支部の騎兵のうち、実に50騎以上が伯爵一人の手になるものであったとも言われる。しかし、雪辱に燃えるフォルノール支部の戦力は頑強であった。エゼルロット伯がフォルノールの騎兵たちを撤退に追い込めずにいる間に、鈍足のドワーフ歩兵を主力とするルミ支部の軍勢が、ついにエゼルロット軍と激突した。
    歩兵同士の正面からの殴り合いで、頑丈で力が強いドワーフ、しかもオリハルコン合金製の長物を手にしている一団は無類の強さを発揮する。
    なんとか自軍の指揮に戻ったエゼルロット伯は奮闘したが、結局はその圧力に押され、敗北を喫したのであった。

  • 659二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:21:43

    1002年9月 終了
    貢献値:10000

    アッキリーン
    年齢:19
    所属:ガルダ革命委員会 ルミ支部(兵力:5859)
    身分:千人位(次の身分まで:貢献値80720)
    称号:支部長、ジャンゴの英雄

  • 660二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:25:34

    さて少し時間をスキップしましょう。(詳しく描写していったらたぶん一月くらいはかかるので)

    戦力は残していたものの、二度も会戦に敗れたエゼルロット伯は、その強さが支持の源であっただけに求心力を失い、ジリ貧になっていきます。

    最終的に彼はdice1d3=3 (3)

    同じく、セルフィオ伯はdice1d3=2 (2)

    1.降伏

    2.死ぬまで抗戦

    3.逃亡

  • 661二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:28:10

    エゼルロット伯は旗色悪しと見て領地を捨て逃亡。
    セルフィオ伯は逆に最後まで戦って死んでいったようです。これは意外な最後でしたね。
    拷問が趣味の外道でヤバい術も使うのに最後の最後で逃げないというのは、何かあるんでしょうね……またどこかの機会に描写するとしましょう。

  • 662二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:32:23

    もしくはシンプルに軍人じゃないから引き際をミスって死んだ可能性も…?

  • 663二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:35:18

    西部の帝国側の独立勢力を滅ぼし、その領地を吸収したアッキリーンたちは、その後、遅巻いて蜂起に成功した西側の支部たちを支配下におき、西部における主力勢力のひとつとなっていった。彼らは西部革命軍を名乗り、帝都方面で闘争を続ける革命軍本部との合流を目標としていた。
    一方、帝国西部でなお最大の兵力を誇る西部方面軍は、皇帝からの勅命を受け、西部革命軍の討伐に向け本格的な動きを始めた。彼らと交戦しているコルヴェスラ・アルケスタ両軍もまた、戦いの傍ら、帝国西部への介入を強めていくのだった。

  • 664二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:38:16

    というわけで立志編、地域統一編につづき、いよいよアッキリーン戦記の最終章となる西部革命編が始まります。
    登場勢力はアルケスタ、コルヴェスラの二国に加え、帝国軍の本体としていよいよ西部方面軍が現れます。
    前回は募集しすぎてちょっと描写が分散しすぎてしまいましたので、これから三勢力から一人ずつ、安価でキャラクター案を募集しようと思います。
    名前:
    特徴:
    でお願いします。まずはアルケスタから。下3つでお願いします。

  • 665二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:43:53

    ちなみに今日はここで終わろうと思いますので、時間制限は特に設けませんです
    ボスキャラ向けでも脇役向けでも仲間向けでも大丈夫ですので、ご自由にどうぞ

  • 666二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:49:00

    名前:グラスコー・ギルヴィス
    特徴:軍の名門ギルヴィス家の御曹司、実質的には貴族とそう変わらない。ヘラヘラと笑いながら殺戮を行うサディスト
    民主主義を掲げながら軍事独裁を行っている祖国を馬鹿にしているが、勝ち組に生まれた事は感謝している。建前と現実の違いをよく理解している男

  • 667二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:15:22

    名前:ヴィラルド・アリュオン・エクネキレース
    特徴:かつては名家だったが200年前の政変により没落し貴族ながらも経済的には苦しい家に育つ。誇り高く、騎士道精神に忠実だが、軍の腐敗に疑問を抱いている。若き頃に戦争で名を上げ、現在は軍内部での影響力を持つ。

  • 668二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:18:26

    名前:リナエス・フェルドリーナ
    特徴:孤児として育ち、アルケスタの軍隊に入隊し戦士となった女性。常に冷静で的確な判断力を持ち、剣術に優れている。名誉や富よりも、平民としての自由と平等を望む。彼女は平民だが、その名「フェルドリーナ」は孤児院で与えられたもので、「野に咲く花」の意味を持つ。

  • 669二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:18:45

    名前:ウィルフィス・トーウッド
    特徴:やる気のなさそうな太っちょの将軍。贅肉でわかりづらいがまだ20代の青年
    ガルダとの決戦など考えておらず、諸勢力が乱立する状況を巧みに利用し、ガルダとの緩衝地帯になりうる小国家群の樹立を手助けしようと考えている

  • 670二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:27:31

    dice1d3=2 (2)

    1>>666

    2>>667

    3>>668

  • 671二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:28:44

    名前:ヴィラルド・アリュオン・エクネキレース
    特徴:かつては名家だったが200年前の政変により没落し貴族ながらも経済的には苦しい家に育つ。誇り高く、騎士道精神に忠実だが、軍の腐敗に疑問を抱いている。若き頃に戦争で名を上げ、現在は軍内部での影響力を持つ。
    ですね。堅実な老将といったところでしょうか。
    さすがに人があまりいないので、コルヴェスラと西部方面軍については次回に募集しようと思います。
    それでは皆様、本日もお付き合いありがとうございました

  • 672二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 22:46:07

    おつおつ

  • 673二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:58:50

    保守

  • 674二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 18:17:00

    保守

  • 675二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 01:18:09

    保守

  • 676二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 10:01:56

    保守

  • 677二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 18:50:10

    ちょっと人がいそうなうちに次の安価に行きたいと思います
    お次はコルヴェスラ公国のキャラクター
    下5、
    名前:
    特徴:
    でお願いします

  • 678二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 22:41:34

    おっと、きてたの気付いてなかった

    名前:ゼノビーヴィチ・ゴルドリク
    特徴:傭兵や荒くれ者を集めて作られた"血の獣連隊"の隊長。本人は一応貴族なのだが、部下たちに影響されてすっかり荒々しい風貌になっている
    次男坊のため継ぐ土地がなく、コルヴェスラの領土拡大に意欲的。"現場の暴走"という体でなし崩し的に戦火を拡大することもいとわない

  • 679二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:09:33

    名前:レヴァイナ・スノーラ
    特徴:壮年のハーフエルフの戦士であり、コルヴェスラ軍の指揮官の男性。戦場での冷静な判断力と素早い戦闘スタイルが特徴。ハーフエルフとしてガルダ大帝国で人間からもエルフからも差別を受けていた過去を持つが、そんな身の上だからこそ他の種族とも協力し合う世界を目指している。

  • 680二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:11:38

    名前:ミリアン・ラザリア
    特徴:ガルダ大帝国での不平等な魔術の扱いに反抗し、自由に魔術を使える社会を望みコルヴェスラ公国に亡命してきた。知識欲旺盛で禁忌とされる手順や禁術になんの躊躇も無く手を染めるマッドサイエンティストであり、常に新たな魔術の研究を進めている。

  • 681二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:14:58

    名前:フィオネル・ドラウ・セリューヴェ
    特徴:元ガルダ大帝国の貴族で、革命に参加した諸侯の一人。高潔な精神とエレガントで優れた外交手腕を持ち、ガルダ相手にも大立ち回りを成している。燃えるような赤髪と見開かれた三白眼がぎょろりと睨みを聞かせる老境の怪人

  • 682二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:20:39

    名前:クルトヴァッヘ
    特徴:常にニヤニヤ笑いを浮かべている不気味な髭面の男。コルヴェスタ大公国将軍で、"粛清候"の二つ名を持つ大公の懐刀
    剣術と呪術を収めた、極めて優れた魔法戦士として知られる。大公国の貴族は皆この男を恐れている

  • 683二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:36:48

    遅くなりました

    dice1d5=1 (1)

  • 684二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:40:26

    やっぱり総合スレ欲しいですね…まあでもこのスレは少ない読者さん向けにのんびり進行していこうと思いますので、これくらいのペースでもいいかもしれない
    名前:ゼノビーヴィチ・ゴルドリク
    特徴:傭兵や荒くれ者を集めて作られた"血の獣連隊"の隊長。本人は一応貴族なのだが、部下たちに影響されてすっかり荒々しい風貌になっている
    次男坊のため継ぐ土地がなく、コルヴェスラの領土拡大に意欲的。"現場の暴走"という体でなし崩し的に戦火を拡大することもいとわない
    前回のヴィラルドとは打って変わって悪人ですねえ。母国の性格とはそれぞれ真逆なのも面白い。

    ガルダ大帝国も下5で募集します。特に時間制限は設けませんので、のんびりやってください。
    ただし、スレ主がまとまった時間が取れる際には、予告なしに打ち切るかもです。(ゼロの場合はスレ主がキャラを考えるか、アレジラ大公に続投してもらいます)

  • 685二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:54:52

    名前:ザイオン・ウィクス・ゼルガルダ
    特徴:ガルダ大帝国皇太子。西部動乱を名目に西部方面軍司令官を解任させ、強引に後釜に収まった
    大貴族の専横を許している現状に憤っており、皇帝による統治を復活させようと目論んでいる
    優秀な政争屋ではあるが将軍としての経験は皆無で、この戦争を自分の派閥を強化する手段としか思っていない

  • 686二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 00:15:49

    名前: ライラ・ヴィッカース
    特徴:現皇家の遠縁にあたる女性で、若くして帝国の高位魔術師団に加わった経歴を持つ。異種族排斥政策を魔法で支える立場にあるが、実際には異種族の魔力に興味を抱いている。知識欲が強く魔法研究のために禁忌に触れることも辞さない性格

  • 687二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 00:30:19

    名前: ユーリ・カザフ
    特徴:帝国内の貴族に仕える奴隷。彼の母親は数多の亜人種が暴虐を受けた異種族狩り(せいせん)の中でも他生物の血肉を喰らうという性質から特に疎まれ狩り尽くされた夜闇の王にして血の寵児、吸血鬼の純血統であったが激しい抵抗の末に捕獲されてしまいある貴族に拷問の末戯れに暴行を受けその際に生まれた半吸血鬼(ダンピール)がユーリである。彼の身体は吸血鬼の特徴を色濃く残しており、強力な再生力と剛力が生来の物として存在するが吸血衝動も親に比べればマシとはいえ存在するため、これが理由で平民からも差別を受けている。母親から聞かされ続けた呪詛と自らが受け続けた仕打ちにより復讐心に燃えているが、今は沈黙を守り、内部からの崩壊を狙っている。

  • 688二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 07:32:48

    名前: ラドヴィク・バートン
    特徴:帝国軍の歩兵隊に所属する平民の青年。貧しい家の出身であり、異種族に対する偏見が強く植え付けられて育った。奴隷として異種族を軽んじているが、戦場での実体験を通して、その感情が揺らぎ始めている。上層部の腐敗に疑念を抱いているが、声を上げることはできない。

  • 689二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 07:42:40

    名前: アーサー・ヴェル・グランディウス
    特徴:山の様な体躯の老齢の騎士で、かつては個人で戦略に匹敵すると呼ばれた荒々しい剣から「暴剣」と呼ばれ数多くの戦争に参加し、人族も異種族も関係なく夥しい数を討伐してきたが、近年では貴族の腐敗と戦争の無意味さを感じ、引退を考えている。帝国の現状を嘆き、若い騎士たちに真の騎士道を伝えようとしているが、かつての異種族排斥の英雄としての過去が重くのしかかり、簡単には引退できない状況にある。

  • 690二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 07:52:39

    保守

  • 691二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 16:59:16

    今日は何時再開かねえ

  • 692二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:45:05

    dice1d5=5 (5)

    1>>685

    2>>686

    3>>687

    4>>688

    5>>689

  • 693二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:46:45

    名前: アーサー・ヴェル・グランディウス
    特徴:山の様な体躯の老齢の騎士で、かつては個人で戦略に匹敵すると呼ばれた荒々しい剣から「暴剣」と呼ばれ数多くの戦争に参加し、人族も異種族も関係なく夥しい数を討伐してきたが、近年では貴族の腐敗と戦争の無意味さを感じ、引退を考えている。帝国の現状を嘆き、若い騎士たちに真の騎士道を伝えようとしているが、かつての異種族排斥の英雄としての過去が重くのしかかり、簡単には引退できない状況にある。
    ですね

  • 694二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:49:27

    ふむ、ヴィラルドとアーサーは騎士道の信奉者という共通点がある老将ですから、これは面識がありそうですね。
    ゼノビーヴィチは、なるほどとある武将と相性が良さそうです

  • 695二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:57:24

    1002年 10月
    帝国西部の独立勢力を打ち破ったアッキリーンたち革命軍は、それ以上の連戦を控え、足場がためを行うことにした。まず第一に、帝国西部におけるガルダ革命委員会の勢力を表す言葉として、西部革命委員会の正式名称が定められ、その初代委員にアッキリーンが選出された。これには、西部革命軍の主力をになう坑道ドワーフ、ルミ支部の出資者であるキルマ、そしてフォルノール支部の支部長であったレバによる推薦が背景にあった。西部革命委員会は、大陸のあらゆる勢力に先駆けて異種族への受容政策を宣言し、これは異種族の流入と、人間派閥の反発を招いたものの、指導者であるアッキリーンの英雄性によって、この時点では不満は抑え込まれていた。

  • 696二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:01:42

    わーい本格的に再開だー

  • 697二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:02:46

    ここから年末にかけ、アッキリーンは新体制の構築と、帝国軍に抗しうる革命軍の編成に忙殺されることになる。西部革命軍の軍制は、寄せ集めの徴収軍と、比較的士気の高い異種族の軍、陽炎騎士団に代表される旧騎士階級の軍の、おおまかに3つに分けられた。その総数は10万に達したものの、周囲にあった国家たちの勢力と比すれば、その質は大きく劣るものであった。

  • 698二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:08:10

    1003年。
    のちに激動と呼ばれる年がやって来ようとしている。
    大陸西部には、4つの勢力が台頭していた。一つは、西の大国、軍事国家アルケスタ。拡大政策をかかげ好戦性を隠そうともしないこの国は、虎視眈々と西部の覇権を狙っている。もう一つは、小国、コルヴェスラ公国。200年前に独立を果たしたまだ若いこの国は、自らの独立を維持することに腐心し、武力行使も辞さずにいる。さらに一つは、大陸最大の国家、ガルダ大帝国。革命の火に全身を焼かれる巨鳥は、しかしなお強大な力を持ち、その一部にすぎない西部方面軍のみで、アルケスタ・コルヴェスラの二カ国を相手取ることすら可能だ。
    そして最後の一つ、ガルダ革命委員会。貴族制の廃止と平等主義の社会の建設を掲げ、敵対者を叩いて潰してきたこの新勢力にとって、周囲の敵たちはあまりに強大であった。

  • 699二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:11:06

    情勢ダイス(1002年12月分)

    ガルダdice1d3=2 (2)

    アルケスタdice1d3=2 (2)

    コルヴェスラdice1d3=2 (2)

    1消極 2維持 3積極

  • 700二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:12:53

    冷戦だなあ…

  • 701二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:22:11

    1003年 1月
    20歳となったアッキリーンは、革命委員会の政庁として改装中のジャンゴ城にて、仲間たちと円卓を囲んでいた。
    円卓には大きな地図が置かれ、大陸西部の情勢を表す駒が置かれている。
    「帝国、コルヴェスラ、そしてアルケスタのいずれも、兵を動かすつもりはないようです。三国ともさすがに疲弊しているのでしょう」
    斥候部長であるエルミナが報告する。アッキリーンはいつもながら、頭から湯気を噴きそうにしている。
    「しばらくは安全ってことか? なわけないよな……」
    「仰るとおりです。以前よりも軍は大きくなりましたが、我々の急造の軍隊で、三国の正規軍とまともに渡り合うのは難しいでしょう。ここは、いずれかの国家を味方につけるべきです」
    フェロールが進言する。アッキリーンは地図を見やった。
    「味方につけると言われても……どこの国を?」
    「ガルダ以外の二国ということになるでしょう。アルケスタか、それともコルヴェスラか」
    フェロールが指差す先には、青と黄、二つの駒が置かれていた。

  • 702二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:23:20

    アッキリーンくんの決断は…

    dice1d2=1 (1)

    1アルケスタと同盟を組もう

    2コルヴェスラと結ぼう

  • 703二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:25:20

    「アルケスタと同盟を結ぼう。強いし、思想的にも他の国よりは我々に近い」
    「仰せのままに」
    アッキリーンが決断を下すと、フェロールは恭しく一礼した。
    こうして、アルケスタへと急使が送られたのであった。

  • 704二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:26:23

    思いっきり弱肉強食が正義の国だとアッキリーンくんは明確に弱者側だけど舐められないだろうか…

  • 705二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:29:26

    西部革命委員会がアルケスタと同盟する動きを見せている、という知らせにまず喜んだのは、帝都の革命委員会本部であった。ガルダ革命委員会は、その設立の当初よりアルケスタの支援を受け続けており、一貫して親アルケスタであったからである。もちろん、アルケスタ自身も、自らの蒔いた種が芽吹いたと考えこれを歓迎した。一方で、コルヴェスラ、およびガルダの両国は、当然ながら喜ばなかった。特に大国に対抗するための同盟相手を模索していたコルヴェスラにとって、革命軍がアルケスタについたことは相当な痛手であった。以降、コルヴェスラ公国は、戦力的に極めて厳しい戦いを強いられるようになっていく。

  • 706二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:31:58

    アルケスタへの使者としてはdice1d3=2 (2)

    1アッキリーン自身

    2フェロール

    3デグノラ

    が護衛を連れて向かうことになった

  • 707二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:35:44

    1番交渉上手そうだもんなあ

  • 708二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:45:36

    アルケスタ 首都アルケニウム
    共和国の心臓部にある、とある邸宅にて、一人の老人が暖炉の前でくつろいでいた。
    寒冷な北西アルケスタにおいて、暖かい場所で葡萄酒を口にするのは至上の贅沢だと老人は考えている。
    ドアをノックする音がした。
    「入りたまえ」
    老人が促すと、そっと扉が開かれ、初老の男が姿を表す。
    老人は、自分の向かいに置かれたソファに腰掛けるよう促したが、男は硬い表情でそれを固辞した。
    「このままで、閣下。お呼びとのことですが」
    「夜更けにすまないね。ヴィラルドくん。なに、きみにとってはちょっとした仕事だよ」
    「……」
    閣下と呼ばれた老人は、葡萄酒のグラスを優雅にまわし、その香りを楽しんでいる。
    初老の男、アルケスタ中央軍司令代理ヴィラルドは、老人の言葉を辛抱強く待った。
    「もうじき、帝国との戦が始まる。おそらく最後のものだ」
    暖炉の炎を葡萄酒に透かして眺めつつ、老人は言った。ヴィラルドの気配が、わずかに緊張を帯びる。
    「ようやく仕込みが整った。腐った納屋は崩れ落ち、民主主義は最終的な勝利を収めるだろう」
    「……粉骨砕身して祖国に尽くす思いです」
    「であろうよ。そんな折に悪いのだが、もう一つ頼まれてもらいたい」
    老人はそう付け加えた。
    「如何なることで?」
    「その仕込みのことだよ。いま使者が来ておる。若造……かはエルフなので分からんが、革命軍の者だ」
    「革命軍……」
    「連中を中央軍に取り込むのだ。戦後、地図にガルダの名が残らないようにしろ」

  • 709二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:58:17

    「……御意に」
    やや間があったが、ヴィラルドはそう答えた。策略や謀略は彼の好むところではない。しかし軍人として、「命令」とあっては断る道理もなかった。そしてこの国において、目の前にいる老人の頼み事は、他の全てに優先する「命令」なのだ。
    「ありがとう、ヴィラルドくん。仕事の話はこのくらいにして、きみもワインを飲んで行きたまえ。良いのが手に入ってね」
    「いえ、閣下。失礼してもよろしいでしょうか」
    「つれない男だな。構わんよ」
    ヴィラルドは敬礼して踵を返した。きびきびと歩き、静かに扉を開けて退出する。
    「……ふ」
    老人はその姿を見送って笑みを浮かべた。
    「ふふ……ふふふ……くくくくく……」
    掠れた笑い声が、静かに部屋に響く。徐々に大きくなっていくそれは、毛足の長い絨毯と調度品に吸われ、老人以外の誰も聞くことはなかった。

  • 710二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:00:13

    交渉判定

    フェロール(交渉34)+dice1d30=21 (21)

    ヴィラルド(交渉10+dice1d30=7 (7) )+dice1d30=6 (6)

  • 711二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:01:36

    フェロール55 VS ヴィラルド23
    交渉を優位に進める事ができそうです。ただ絶対的な国力の差はあるのでどこまで出来るか……

  • 712二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:10:19

    「ガルダ革命委員会、西部革命軍参謀のフェロールと申します。我が主、アッキリーン委員の名代として参りました」

    「アルケスタ中央軍司令代理、ヴィラルド・アリュオン・エクネキレースだ」

    1003年が到来して間もなく、名乗りあった両者は交渉の卓についた。場所としてはかつてアルケスタ王族が生活の場としていた、宮殿の一部屋が用いられた。

    「アッキリーン委員のことは小官も聞き及んでいる。西部の帝国貴族を征伐した英雄であるとか」

    「主が聞けば恐縮することでしょう。エクネキレース閣下のお耳に然様なお噂が届いていようとは」

    二人はまず探り合いから始めた。どちらも抜け目がなく、慎重な性格であったために、交渉には実に5日を要した。

    最終的な結論としては

    30(成功ボーナス)+dice1d70=68 (68) となった

    1で一軍団として取り込まれる。100で対等な軍事同盟。

  • 713二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:10:40

    さ、さすフェロ……

  • 714二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:13:40

    アッキリーンから全権を委ねられたフェロールは、その粘り強い交渉により、アルケスタとのほぼ対等な軍事同盟を締結することに成功した。
    交渉が終わった時の、ヴィラルドの満足そうな顔は印象的だった。彼にしてみれば、革命軍は傘下に置くべき小勢力以外の何者でもないはず。だが、この5日間に彼の人となりを知りつつあったフェロールは、なんとはなしにその理由を察するのであった。

  • 715二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:15:02

    というわけで、日付も変わったので今回はここまでにしましょう。
    なんかテキストページを貼るやつがあるみたいなので、コルヴェスラとかの描写はどこかで書き溜めてそれで一括して貼るかもです。
    それでは、お付き合いありがとうございました。

  • 716二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 06:50:55

    このレスは削除されています

  • 717二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 12:16:01

    保守

  • 718二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 23:21:11

    まとまった時間がとれなくて、今日明日と更新難しそうです
    すいません

  • 719二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 23:21:45

    了解です

  • 720二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:33:26

    保守

  • 721二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 19:56:01

    保守

  • 722二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 00:42:44

    保守

  • 723二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 06:19:57

  • 724二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 10:28:02

    保守

  • 725二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 17:24:47

    保守

  • 726二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 17:25:19

    本日20:30ごろから再開予定です

  • 727二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 18:09:15

    了解

  • 728二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:04:39

    全裸待機

  • 729二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:31:49

    お待たせしました それでは再開です
    現在のキャラシ

  • 730二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:36:00

    アッキリーンくんが立派になってる…!

  • 731二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:37:39

    1003年1月、西部革命委員会はアルケスタとの同盟を発表。これは両者の力の差を思えば意外なほどに対等な軍事同盟であり、聞いたものを驚かせた。世界は、革命軍・アルケスタ陣営と、帝国陣営、そしてコルヴェスラ陣営に分かれることになったのである。

    以降、dice1d6=1 (1) ヶ月にわたり、事態は大きく動かず、各陣営はにらみ合いを続けた。

  • 732二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:40:10

    1003年1月終了。

    貢献値10000(対等な同盟締結により)


    アッキリーン

    年齢:20

    所属:西部革命委員会(兵力:dice1d10=8 (8) 万)

    身分:千人位(次の身分まで:貢献値70720)

    称号:西部筆頭委員、ジャンゴの英雄

  • 733二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:44:33

    このレスは削除されています

  • 734二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:47:48

    思ったより兵を集められた感じですね。
    恐らく異種族の義勇兵が多数という感じでしょうか。
    軍事技術はガルダと同じくらいとして、理想に燃える異種族の士気をちょっとだけボーナスすると、
    戦闘力は1083になりますね
    ちなみにコルヴェスラ軍は1344、アルケスタの中央軍本体とガルダ帝国西部方面軍がぴったり同じで2340です

  • 735二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:51:00

    ちなみにガルダはこの他に事実上5つの同規模の軍がありますので総戦力では帝国がまだ圧倒的に大きいです
    ただアルケスタが根こそぎ動員を行った場合(兵力50万ほどになる)は、西部方面軍だけなら割となんとでもなるというバランスですね

  • 736二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:51:50

    まぁ全地方の軍を西部だけに投入できるわけもないしな

  • 737二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:54:01

    では問題の2月。どこかで戦いが起きたようです。

    まずは規模から

    dice1d3=3 (3)

    1小規模(二カ国間の小競り合い)

    2中規模(二カ国間の拠点の取り合い)

    3大規模(複数の勢力が参戦する会戦)

  • 738二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:54:46

    うーむバチバチだあ

  • 739二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:56:54

    現在の陣営は実質3なのでこれはもう全体が巻き込まれてますね……

    発端は

    dice1d3=2 (2)

    1ガルダがコルヴェスラへ侵攻しアルケスタがコルヴェスラ側で介入

    2アルケスタがガルダへ侵攻し、コルヴェスラが機を見てどちらかに侵攻(dice1d2=2 (2) 1ガルダ 2アルケスタ)

    3アルケスタがコルヴェスラへ進行し、ガルダがコルヴェスラ側で介入

  • 740二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:57:37

    うーわ

  • 741二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:58:24

    一番割食うのは民草だよコレ…

  • 742二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:59:01

    コルヴェスラの戦略的には正しい一手ではある

  • 743二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:59:28

    さて攻め込んだ両国の目標は

    アルケスタの戦争目標dice1d3=1 (1)

    1戦略地点の奪取

    2敵補給基地の壊滅

    3絶滅

    コルヴェスラの戦争目標dice1d3=1 (1)

    1アルケスタ領の防衛拠点の確立

    2アルケスタ首都への電撃的侵攻

    3略奪

  • 744二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:01:35

    これはまたどっちも死ぬ程苛烈な争いが繰り広げられそうな…

  • 745二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:02:04

    まだ両国とも理性的ですね。アルケスタは純粋に戦略上の優位のため、コルヴェスラはいずれ来るであろうアルケスタの侵攻を予測し、先手を打った格好でしょうか。

    さてこの場合、ガルダ西部方面軍の戦略が気になるところですね

    アーサーの西部方面軍の掌握具合dice1d100=39 (39) 高いほど掌握し合理的な判断となる 低ければアレジラ大公が今のところはまだ専横している

  • 746二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:06:19

    厳しい! やはりそう簡単には大貴族の支配を跳ね除けられないようです。

    アレジラ大公の判断

    dice1d3=1 (1)

    1一挙にコルヴェスラを叩き潰せ! 2:8でコルヴェスラ戦線に戦力を集中

    2半々にするのだ!(配下鬱憤ポイントdice1d3=2 (2)

    3我が領地さえ守れればそれでよいわ!(配下鬱憤ポイントdice1d6=3 (3) )

    ※6で爆発します

  • 747二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:09:10

    無能ではない

  • 748二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:09:46

    ちなみに帝都への援軍要請はdice1d2=1 (1) 1通った 2通らなかった

    通った場合、来月送られてくる兵力は5+dice1d10 = 万

    アルケスタ戦線に4万(468)、コルヴェスラ戦線に16万(1872)を当てるという戦略のようです。

    アルケスタ戦線はだいぶ厳しそうですね……コルヴェスラも正直絶対勝てるとは言えないのに

  • 749二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:10:18

    ダイスミスです

    援軍は5+dice1d10=10 (10) 万

  • 75074724/10/07(月) 21:10:20

    ん、いやアルケスタがガルダへ侵攻、コルヴェスラが機を見てアルケスタに侵攻、この状況でガルダからコルヴェスラ!?

  • 751二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:10:33

    とんでもねえ大軍…

  • 752二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:11:34

    正確には、コルヴェスラ領内へ侵攻したわけではなく野戦で決戦に持ち込もうという感じですね>ガルダ→コルヴェスラ

    もしコルヴェスラが壊滅したら悠々と侵攻していくことでしょう

  • 753二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:13:05

    援軍は一個方面軍の3/4の水準ですから大盤振る舞いですね。こんなに送ってきて、帝国の他の地域は大丈夫なんでしょうか

    dice1d3=2 (2)

    1大丈夫

    2大丈夫とは言えないがやむを得ない

    3各地で反乱が相次いでおり、今回の決定には不満が高まっている

  • 754二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:14:52

    割と前々から思ってたんだけど革命委員会って黄巾の乱感あるんだよな、これきっかけに本格的に乱世がはじまりそうな…

  • 755二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:17:55

    では、各戦線の戦況を占っていきましょう

    なお、今回から勝利判定を1.2倍、大勝利判定を1.5倍に緩和します


    アルケスタ戦線

    アルケスタ・革命連合軍(2427)+dice1d300=84 (84)

    VS

    ガルダ帝国西部方面軍(468)+dice1d300=119 (119)


    コルヴェスラ戦線

    コルヴェスラ公国軍(1344)+dice1d1000=392 (392)

    VS

    ガルダ帝国西部方面軍(1872)+dice1d1000=912 (912)

  • 756二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:23:19

    ()内は合計値の比率

    ア・革2511 VS ガ587 (4.3)

    コ1736 VS ガ2784 (1.6)


    ガルダ帝国軍はアルケスタ方面で大敗を喫するも、コルヴェスラ方面では大勝利を収めた。

    各軍の損害

    アルケスタ軍:dice1d10=6 (6) %

    革命軍:dice1d10=8 (8) %

    アルケスタ戦線帝国軍:30+dice1d20=17 (17) %

    コルヴェスラ戦線帝国軍:dice1d10=9 (9) %

    コルヴェスラ公国軍:30+dice1d20=19 (19) %

  • 757二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:29:07

    各国の損害と残存兵力
    アルケスタ:6000 残存94000(戦闘力2199)
    革命軍:6400 残存73600(戦闘力996)
    ガルダ帝国西部方面軍:33200 残存166800(戦闘力1951)
    コルヴェスラ公国軍:49000 残存51000(戦闘力685)

  • 758二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:31:34

    コルヴェスラは全軍の半数近い膨大な損害ですね……これもう再起不能なのでは

    コルヴェスラの内情dice1d2=1 (1)

    1再起不能

    2徹底抗戦

    「悪魔の力」の使用dice1d2=2 (2)

    1使用に踏み切る

    2使用しない(もしくは使用不可能)

  • 759二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:35:41

    数の暴力で叩き潰したなあ

  • 760二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:36:00

    ちなみにコルヴェスラには、かつて西部方面軍のほぼ全軍を食い止めた英雄的な名将がいたはずですが、彼は……?

    dice1d3=2 (2)

    1実はゼノビーヴィチその人

    2別人で失脚しており戦闘に不参加

    3別人でこの戦いで死亡

  • 761二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:37:43

    ゼノビーヴィチを始めとする公国軍の武将は亡国の後に活躍しそうな感じですね
    それでは、この名将について安価で募集して、本日は終わろうと思います
    名前:
    特徴:
    でどうぞ
    下3で、十五分でやろうと思います

  • 762二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:42:30

    名前:メーニーナ・クリュレンリュッヘ
    特徴:平民から成り上がった騎兵隊長。明るく元気な女の子。指揮と鼓舞において天才的な才覚を持つ英雄的人物だがひどく自尊心が強いうぬぼれ屋
    軍功をもって宮廷で成り上がろうとしたようだが不遜な態度で怒りを買って自業自得で左遷された。軍人しかできないのに政治に手を出しちゃう馬鹿

  • 763二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:53:19

    名前:レギリアス・シルト・シャーネッド
    特徴:公国の魔法部隊の将軍。常に兜を被っており表情は一切読み取れないが凄まじく強力な魔導士であり、公国の魔導水準を一気に引き上げた功績を持ち、彼の率いる部隊は極めて複雑な魔法戦術を駆使し、大規模な魔法戦で幾度も勝利を収めている。
    その正体はかつて魔王軍を擁立しガルダ大帝国の最盛期に人類に反旗を翻した「血」に宿る膨大な魔力とそれを制御する触媒たる頭部の「角」が特徴的な種族の魔人であり、魔王ジルフィアの乱以降大罪の種族として夥しい数が迫害の末殺されてきた咎人の末裔である

  • 764二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:53:59

    名前:ベリナス・グライバーン
    特徴:コルヴェスラ公国の盾部隊を統率する将軍。防御戦術の名手で、どんな猛攻にも耐える堅牢な防衛ラインを築く。ガルダ大帝国では軽視されていた防御重視の戦術を徹底的に磨き、公国の守護神として知られる。

  • 765二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:54:34

    dice1d3=3 (3)

  • 766二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:55:03

    えっ15分じゃ

  • 767二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:56:09

    下3ですから、15分以内に集まったと思うのですけれども……

  • 768二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:59:06

    えーっと一応これで終わりということになるんですが、「下3 15分で」というのは私の中では「3案まで、集まらなくとも15分で締め切り」の意味だったんですが、もしかして普通は違ったりしますかね?

  • 769二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:01:22

    いや自分もその認識だね

  • 770二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:02:49

    あー、なるほど、15分を過ぎて三案目が来ていたよということですね
    すいません、今理解しました

  • 771二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:03:51

    いや>>761から15分以内なら>>762しか該当がないんじゃないかってだけなんだけど…

  • 772二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:07:01

    (言うて今までのも時間の方の区切りはガバガバだったからあんま気にしたこと無かったな)

  • 773二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:08:03

    すいません、これは書き方が悪かったですね。厳密に15分ということを意図しているのではなく、15分くらいで締め切るというニュアンスのつもりでした
    この辺はスレ主がゆるくやらせてもらっているということなので、そういうものと思って頂けると助かります……

  • 774二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:11:41

    というか今まさに三案目だけが15分以降と思い込んでいたことからも分かると思うんですが、スレ主は時間の計算がやばいくらい苦手なので厳密に15分ルールをやろうとすると確実にミスると思うので……すいません

  • 775二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:12:10

    大丈夫よ〜

  • 776二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:13:47

    いや本当に、ここまで付き合っていただいてこういうのは良くないと思いますので次からは曖昧な所は曖昧なようにちゃんと書かせていただきます

    というわけで、本日はここまでです
    おそらく次回は今回の顛末を書き起こしキャラを掘り下げたフレーバー回になると思います
    よろしければお付き合いくださいませ

  • 777二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 22:16:55

    おつおつ

  • 778二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 07:59:30

    保守

  • 779二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 19:15:58

    保守

  • 780二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 21:51:45

    今日の更新はお休みです
    よく見たら普通に交戦する勢力ミスってて愕然としてますが、フレーバーでは何とかこぎつけようと思います

  • 781二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 21:54:35

    現場の暴走かな?

  • 782二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 07:57:50

    保守

  • 783二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:48:11

    ほしゅ

  • 784二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:53:48

    スレ主です。フレーバーを書いているのですが結構時間がかかっているので、週末くらいまで時間をください
    たぶん金曜の夜にまとまった時間がとれますので、土曜にフレーバー、日曜に進行みたいな感じにしたいです

  • 785二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:21:12

    了解です

  • 786二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 07:59:00

    保守

  • 787二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 17:48:48

    保守

  • 788二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 23:43:52

    保守

  • 789二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 08:32:59

    保守
    明日の昼くらいまでいつもの回線がつかえないからヒヤヒヤしますね…

  • 790二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 19:05:54

    保守

  • 791二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 00:56:23
  • 792二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 00:57:43

    アルケスタ方面も書かないといけないんですが…眠気に勝てません
    後日になっちゃったらすいません

  • 793二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 10:54:23

    ほゅ

  • 794二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:23:21

    保守

  • 795二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 10:01:45

    今日は期待の日曜だし落とさせねえぜ

  • 796二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 19:20:46

    おまたせしております
    本日も20:30くらいから再開したいと思います

  • 797二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 20:31:54

    さてそろそろ始めましょう
    アルケスタ・革命軍連合 VS 帝国西部方面軍の描写がまだですが、コルヴェスラ方面のSSは反応がいまいちだったので、ダイジェスト的に行こうと思います

  • 798二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 20:38:09

    西部方面軍は内部の権力闘争の結果、アレジラ大公がアルケスタ方面に寡兵を割り当て、さらにその指揮官にアーサー・ヴェル・グランディウスを任命し、遠回しに抹殺しようとします。
    実直で頑固なところもあるアーサーはこの理不尽な命令に敢えて従い、彼を慕う将兵たちは自発的に彼についていきます。
    自軍に数倍するアルケスタ・革命連合軍に対し、アーサーは工夫を凝らして善戦しますが、衆寡敵せず、最終的には要塞を失陥してしまいます。しかし、死地に送れば兵とともに死を選ぶだろうというアレジラ大公の思惑と裏腹に、アーサーは部下たちとともに勇戦して撤退。戦いには敗れたもののさらにその勇名を馳せ、アレジラ大公の地位を脅かすのでした。

    一方で、勝ちはしたものの予想以上の損害を出したアルケスタ・革命連合軍は、それ以上の進軍を急がず、制圧した要塞を拠点に戦力を整えることにしました。この戦いで、アッキリーンは兵站の管理に優れた能力を発揮し、大軍の維持に貢献しています。

  • 799二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 20:41:47

    貢献値20000

    1003年3月
    アッキリーン
    年齢:20
    所属:西部革命委員会(兵力:73600)
    身分:千人位(次の身分まで:貢献値50720)
    称号:西部筆頭委員、ジャンゴの英雄

  • 800二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 20:44:56

    大陸西部の情勢図は、たった一月の間に大きく変化していた。
    三国の一つであったコルヴェスラ公国が帝国軍に敗北を喫して組織的な抵抗力を失い、その命運はもはや風前の灯となった。
    また、少し北では、ガルダ帝国がアルケスタ・革命連合軍の前に敗れ、国境の要塞を失った。
    西部方面軍の後方からは、15万にも達する帝国軍の増援が到着しようとしており、連合軍は難しい舵取りを迫られていた。

  • 801二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 20:50:51

    「そうか、負けたか……」
    ぼろぼろの伝令から報告を受け、ベリナスは静かに目を閉じた。
    ベリナス・グライバーン。かつて守護神とまで呼ばれた防衛戦の名手である。
    ほんの一年ほど前に、帝国の大軍を迎撃し、撤退に追いやった名将として、その名声は内外に轟いていた。
    だが、公国を守る強固な防衛戦を築いた彼に待っていたのは、彼の人気を危険視する公王一族からの排斥であった。
    公王は英雄を望んでいなかった。この国において奇跡とは、彼の操るという「悪魔の力」をおいて他にあってはならなかったのである。
    軍を離れ、遠く離れてみて、ベリナスはそれを痛感していた。コルヴェスラ公国は滅ぶべくして滅ぶ。歴史の必然だったのであろう。
    とはいえ。
    「生き残りを集めよ。国が滅んだとて、民は生きておる。守るものは必要だ」
    もはや彼を縛るものはなにもない。ベリナスは民衆の盾として独自に動くことを決断していた。

  • 802二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 20:58:01

    「ベリナス将軍? 聞いたことがあるような」
    「閣下、小ルーダ平原の戦いで帝国軍を打ち破った男でございます」
    フェロールにそう耳打ちされ、もともと困惑していたアッキリーンはますます眉をひそめた。
    「なぜ私に?」
    「それは、お会いされない限りはなんとも。悪い話ではないかと存じますが」

    「ガルダ革命委員会、西部革命軍のアッキリーンです……いや、である。貴殿がベリナス卿かな?」
    「は、閣下。本日はお目通りをいただき、誠にありがたく存じます」
    ベリナスはアッキリーンの前に平伏していた。かなり大柄な男で、初老であろうにその肉体は筋骨隆々としていた。全身に走る傷跡は、彼が幾多もの戦場を練り歩いた英雄であることを如実に物語っている。
    平伏しつつもアッキリーンの方をちらと伺う隻眼は鋭く、殺気もないのにアッキリーンは縮み上がる思いだった。
    「そ、それで、如何なる用向きかな」
    アッキリーンがやっとそう尋ねると、ベリナスはさらに深々と頭を下げて言った。
    「恐れながら、帝国の魔の手よりコルヴェスラの民を守るため、ご協力を仰ぎたく……」

  • 803二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 20:59:09

    お、再開してる

  • 804二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:05:01

    「それは公国と同盟を結ぶということかな? 失礼だが貴国はすでに……」

    「むろん、それは存じております。公国はすでにありませぬ。しかし、豊かなコルヴェスラの地が帝国に蹂躙されることを、小生は望みませぬ。そこで、閣下に兵をお借りしたいのです。10000、いや、5000もございますれば、我らはコルヴェスラを守り、革命軍へ忠誠を誓いまする」

    「たった5000で? とても信じられん……」

    アッキリーンはただただ驚いてそう言った。彼とて、眼の前にいるこの将軍が、20万近い帝国軍を500の兵で撹乱したことは知っている。しかしそれは、あくまでコルヴェスラの正規軍が背後に控えていてのこと。それが壊滅した今、同じことが本当にできるのかは大いに疑問だった。

    「そう仰られるのも無理はございません。しかし、非道のアルケスタにはとても、このようなお願いは出来ないのです。何卒、よろしくお願いします……!」

    「ううむ……」


    アッキリーンはこの提案をdice1d2=2 (2)

    1承諾した

    2拒否した

  • 805二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:12:39

    「……悪いが、私も将兵の命を預かる身。彼らをいたずらに危険にさらすわけにはいかぬ」
    「左様でございますか……」
    「貴殿の心痛は察する。申し訳ないのだが……」
    アッキリーンが申し訳無さそうにそう言うと、ベリナスは項垂れた。
    「いえ、無理なお願いをしたのはこちらの方でございます。お時間をいただき、ありがとうございました」
    そう言ってベリナスは退出していった。しかし、やや落ち込んでいた声音と裏腹に、天幕の出口をくぐる時には背筋を伸ばし、燃え立つような闘志を背負っているように見えた。
    「御覧なさいませ、閣下。あれぞ将たるものでございます。帝国は大きな出血を強いられるでしょう」
    フェロールはそう言った。
    ベリナス・グライバーンはその後、私兵を率いて公国の各地を転戦し、民衆のために戦う英雄として人々からの強い支持を受けるようになる。この地を支配しようとした帝国は、彼のゲリラ戦に散々に手を焼き、多大な犠牲を出した。
    最終的に帝国軍に捕縛され処刑されるその日まで、実に7年以上のときを、ベリナスは戦い続けたのであった。

  • 806二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:17:10

    1003年 3月

    西部方面軍:316800(戦闘力:3706) 増援到着

    アルケスタ:94000(戦闘力:2199)

    革命軍:73600(戦闘力:996)


    アルケスタは動員中。兵力がdice1d10=3 (3) 万増加

    革命軍は徴募中。兵力がdice1d10=6 (6) 千増加

  • 807二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:19:10

    アルケスタ:124000(戦闘力:2901)
    革命軍:79600(戦闘力:1078)
    に増加。

  • 808二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:20:16

    1003年4月

    各勢力の動向

    dice1d2=1 (1)

    1.維持 2.積極


    アルケスタ・革命連合軍:dice1d2=2 (2)

    帝国軍:dice1d2=2 (2)

  • 809二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:20:49

    1つ目の判定はただのミスなので無視してください
    どうやら両勢力が激突するようですね

  • 810二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:23:01

    では、両陣営の決戦が始まります


    アルケスタ・革命連合軍:3979

    達成値dice1d1000=452 (452)

    VS

    帝国軍:3706

    達成値dice1d1000=882 (882)

  • 811二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:26:16

    連合軍4431 VS 帝国軍4588

    帝国軍の辛勝。かなり危うい勝負でした。

    両軍の被害はdice1d3=2 (2)

    1軽微(~1割)

    2中度(1~3割)

    3重大(3割~7割!)

    アルケスタ:dice1d3=1 (1)

    革命軍:dice1d3=2 (2)

    帝国軍:dice1d3=1 (1)

  • 812二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:27:27

    アルケスタ:dice1d10=3 (3) %

    革命軍:10+dice1d20=12 (12) %

    帝国:dice1d10=8 (8) %

  • 813二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:31:36

    アルケスタ:3720(残:120280)
    革命軍:17512(残:62088)
    帝国軍:25344(残:291456)

  • 814二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:45:52

    両軍の激突は、しかし徹底的な殲滅戦の様相は呈さなかった。いずれの勢力も、可能であればこの一線を大陸西部における決戦に位置づけようとしていたが、結果的には被害が大きくならないうちの撤退を選んだからである。
    要塞を背後に丘の上に布陣した連合軍は、迂闊に兵を進めず、優位を保とうとした。一方の帝国軍も、総司令官のアレジラはこれ以上の決定的な敗戦が許されない立場であり、慎重な態度をとった。
    帝国軍の不安要素はそれだけに留まらなかった。北部戦線で重症を負いながらも帰還したアーサーに人望が集まっており、軍全体の統制が緩んでいたのである。祖国のため、身勝手な上官にも忠実であろうとするアーサー本人にしてみれば皮肉と言うしかない。
    そのような規律の乱れは、間諜を通して連合軍にも伝わっていた。
    「今こそ好機です。帝国軍を再起不能にするため、直ちに攻撃を仕掛けるべきです」
    フェロールら革命軍の参謀はそう進言し、アッキリーンはアルケスタに先制攻撃を提案した。しかし、アルケスタの返事は気乗りのしないものであった。
    「罠ではないか」
    というのである。なにぶん、ほんの先月に、コルヴェスラ軍は帝国軍の偽装配置転換に騙されて壊滅している。アルケスタが恐れるのも無理はなかったのだが……。
    「くそっ、わからず屋どもめ……!」
    フェロールが、珍しく感情をあらわに机に拳を叩きつけた。
    「どうするかの? フェロール殿」
    「……仕方がありません、犠牲は出ますが、ここを逃せばさらなる被害を招きかねない。我々が主力となって攻撃を仕掛けましょう」
    この戦いは革命軍が主導して行われることとなった。隊列の乱れていた帝国軍は、革命軍の突撃を受け切ることが出来ず陣形を崩し、左翼に大きな被害を受けた。この混乱のため、それに続く帝国軍の総攻撃は足並みが揃わぬものとなり、結果的に不徹底な攻撃を早期に諦め、撤退していった。
    連合軍は好機を目前にしながら、帝国軍を撃破することができず、当初の目標を達成できなかったのである。

  • 815二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:52:10

    スレの途中ですが、ここ最近は更新の日が開いていることもあって一層人が減っている感があり、展開的にも当初の立身出世から君主の立場での戦略に変わってきていて、当初のコンセプトからのズレを感じております。
    そこでなのですが、このまま見たいなって人っていますかね?
    個人的にはこのまま細かい描写を続けていってもいいのですが、スレ主一人で楽しんでいても掲示板に申し訳ないですし、このあたりで結末のみダイスを振って決め、エピソードを終了してもいいのではと思っています

  • 816二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:53:27

    面白く見てはいるんだけどねえ。まあ結末サラッと決めてシステム引き継いで新キャラで始めるスレが会ったらついて行くぜ

  • 817二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:56:09

    ふーむ、ではそうしてしまいましょうか。

    それではゲームセットです。

    各陣営のその後をダイスで占いましょう。

    1滅亡 2存続 3発展

    ガルダ大帝国:dice1d3=1 (1)

    アルケスタ:dice1d3=3 (3)

    ガルダ革命委員会:dice1d3=2 (2)

  • 818二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:59:03

    だいたい予想通りの展開だ

  • 819二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:03:21

    この後も、アッキリーンたちの戦いは続いた。
    大陸西部の戦いは、10年以上の時をかけ、最終的にはアルケスタ、革命連合軍の勝利に終わった。
    西部方面軍は内部分裂と外敵という2つの危機に対応しきれず崩壊し、帝国西部は北側をアルケスタに、南側を革命勢力の支配下に置かれることとなった。
    この一件は西部事変としてガルダ大帝国を大いに揺るがすこととなり、各地の反乱勢力はますます盛んとなり、一方の帝国軍は脱走兵や離反者が相次ぐこととなった。
    そんな折、第59代皇帝、エゴルーシャが急病のため崩御。皇太子は7歳の幼さであり、皇帝の弟をかつぐ貴族たちと、皇太后の実家であるグレセス大公ら一派の間で熾烈な後継者争いが勃発した。
    この好機を逃す革命勢力ではなく、ほどなくして蜂起した革命軍により帝都は占拠され、戦いの中で皇弟は没し、母親とともに難を逃れた皇太子も、けっきょく帝位につくことは生涯なかった。
    1000年以上もの長きにわたって大陸に覇を唱えたガルダ大帝国は、こうしてあっけなく終焉を迎えたのである。

  • 820二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:09:53

    各キャラクターたちのその後(旧ルミ支部勢)

    1出世 2引退 3転戦


    ジャイナ:dice1d3=1 (1)

    デグノラ・シィル:dice1d3=1 (1)

    キルマ:dice1d3=3 (3)

    フェロール・デグリオン:dice1d3=3 (3)

    エルミナ:dice1d3=3 (3)

  • 821二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:10:32

    誰も引退がいねえ

  • 822二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:11:18

    だから自分はアッキリーンの物語あれ、まだ続くんだ?と思っていたんだが>>469って言ってたので…

  • 823二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:14:37

    >>822

    本当はアレジラ大公をラスボスに据えて、無能VS無能のラストバトルにしようと思っていたんですよ、地位も才能も関係なく殴り合ったらエモいかなと思って

    ただ、途中でスキルの名前を変えてしまったときにアッキリーンの無能感がだいぶ薄まってしまって、キャラとしてはむしろ失敗だったなと反省しています

  • 824二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:16:44

    各キャラクターたちのその後(革命軍)

    1出世 2引退 3転戦

    ラシュニーハ:dice1d3=2 (2)

    レバ:dice1d3=3 (3)

    レノアード・クシュリナーダ:dice1d3=1 (1)

  • 825二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:19:15

    アッキリーンは早く終わって次行った方が読者も増えるだろうしいいとは思ってたんだが、流石にそれは言えなくてな…

  • 826二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:21:30

    アッキリーン編もどうしようもない無能が這い上がってく話で面白くはあったけどまあ人は増えねえわなって感じだったから仕方ない

  • 827二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:21:55

    各キャラクターたちのその後(その他勢力)

    1出世 2引退 3転戦

    ゼルディアス・エゼルロット:dice1d3=2 (2)

    黒鉄の打ルキア:dice1d3=3 (3)

    ヴィラルド・アリュオン・エクネキレース:dice1d3=2 (2)

    ゼノビーヴィチ・ゴルドリク:dice1d3=2 (2)

    アーサー・ヴェル・グランディウス:dice1d3=2 (2)

  • 828二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:23:36

    各キャラクターたちのその後(番外編)

    1出世 2引退 3転戦

    アレジラ大公:処刑

    大総統:しばらくのちに病死


    アッキリーン:

    dice1d3=1 (1)

  • 829二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:24:24

    でもそんなどうしようもない無能のアッキリーンくんにも愛着が湧いちゃったのは偏にスレ主さんの文才あってこそだな

  • 830二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:25:57

    エピローグとして各キャラのその後を書こうかと思ったんですが、敢えて「出世」とかだけで済まされるのも想像の余地が広がって面白いと思いますし、提案してくださった皆さんのところへお返ししようと思います

    長きにわたってお付き合い、ご支援をいただき、本当にありがとうございました
    至らぬところが多かったかと思いますが、またの機会には是非とも覗いてみてくださいませ

  • 831二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:27:11

    お疲れさまでした

    テストプレイの時からずっと参加してきたんだけどさ、正直言うとアッキリーンのヒーロー性のなさがずっと足引っ張ってた印象なのよ
    正直ずっとなんでこの無能がどんどん出世していくんだ…?って思ってた。どんどんアッキリーンの影薄くなったし(群像劇結構楽しかったけど)
    そもそも前スレの151まではアッキリーンはクズとして一貫してたのを1さんが強引に軌道修正しちゃったのが間違いのはじまりだったと思うのよ…
    1さんが書く戦記物すげぇ面白かったからマジで勿体なかったわ…

  • 832二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:28:21

    というわけで、ファンタジー立志伝 アッキリーン編終了となります。
    ご意見、ご感想など他にもございましたら、次回作の参考にさせていただきますのでどしどしどうぞ
    個人的にはスタートアップにキャラクターを多めに募集して、明確な主人公を決めずになんちゃってシステムで推移をぼんやり観察する、ファンタジー群雄割拠とかを構想しています(もうちょっと軽く動かせるようにしたいですね……)

  • 833スレ主24/10/13(日) 22:30:25

    アッキリーンくんが無能かつ(初期のダイスの影響で)性格も良くないのはだいぶ苦慮しましたね
    何が悪いって魅力も低いので、無能だけど人間的魅力があるみたいな造形もアレな感じになっちゃって……
    この辺はシステムにこだわり過ぎました。やはり主人公は最低値60、できれば90台の能力値が2つくらいで丁度だと痛感してます

  • 834二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:32:04

    突出した才が無いと物語の主人公なんてやっぱり務まらねえんだなって…

  • 835二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:33:58

    とにかく1さん文才あるのにもったいなかったって印象

    あとなぁ、主人公補正は必要だとは思うんだが…なんでこの無能ステがこんなに勝ち続けてるんだって感じで、ご都合主義をずっと地味に感じてた
    アッキリーン編終わってから言おうと思って黙って参加し続けてきたんだが…いや、本当にもったいない…

  • 836スレ主24/10/13(日) 22:34:17

    というかテストプレイから参加してくれている人がいて本当に嬉しいです
    実は上にあげたSSにはゲストとしてティスティナが名前だけ出てきていたりとかします
    まああのスレ消してしまったので、たぶん誰も気づかないだろうなとは分かってるんですが……

  • 837二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:35:25

    ちゃんと成長するならまだしもいつの間にか地位が上がってるだけで描写もなくなってで、アッキリーンはな…うん…

  • 838二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:41:57

    1さんは安価スレやるには義理堅すぎると思うのでもう少し肩の力抜いてもいいと思うよ(美点ではあるんだが)
    エターはしない方がいいのはそうなんだけど、飽きたり疲れたりしたらそこでやめて、また調子がよくなったら新しいスレ立てるとか、その程度のノリでもいいと思うんだ
    正直いろんな部分をこだわりすぎたせいでこのスレ結構苦労した面あると思う

  • 839スレ主24/10/13(日) 22:45:04

    ありがとうございます
    今思えば、アッキリーンくんというキャラクターに正面から向き合わず、描けるキャラ、描きやすいキャラに改変してしまった負い目で、ここまで継続にこだわった感がありますね
    素の彼を読んでいて楽しい(魅力的ではなく)キャラクターに出来なかったのはひとえにスレ主の実力不足で、それを認めなかったからこそズルズルやってしまいました
    次からは己の身の丈にあった形に設定を緩和しようと思いますので、もう少し良くなると思います

  • 840二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 01:27:45

    乙でした
    次やるならタクティクスオウガみたいな一つの島国での戦争・紛争みたいなのがコンパクトにまとめられていいんじゃないか

オススメ

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