- 1二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 12:03:03
アーク入り口周辺で迎えた防衛戦
友人のピナが侵食、後続も陣形を崩され惨敗だった
部隊に響くニケ達のため息、どこからか聞こえる「今週は100敗だな」の声
無言で帰還するニケ達の中、ドロシーは独りで泣いていた
ゴッデス部隊で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の部隊で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすればいいの・・・」ドロシーは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、ドロシーははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい地面の感覚が現実に引き戻した
「帰って次の出撃の準備をしないと」ドロシーは呟いた
立ち上がって伸びをした時、ドロシーはふと気付いた
「あれ・・・?ラプチャーがいる・・・?」
飛び出したドロシーが目にしたのは、地平線まで埋めつくさんばかりのラプチャーだった
千切れそうなほどに侵攻し、地鳴りのようにラプチャーの足音が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするドロシーの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ドロシー、ラプチャーだ、行くぞ」声の方に振り返ったドロシーは目を疑った
「し・・・指揮官?」 「なんだお嬢様、居眠りでもしてたのか?」
「レッ・・・レッドフード?」 「どうしたのドロシー、お化けを見たみたいな顔して」
「リリーバイス・・・」 ドロシーは半分パニックになりながら辺りを見渡した
指揮官 リリーバイス レッドフード ラプンツェル 紅蓮 内川 スノーホワイト
暫時、唖然としていたドロシーだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるわ!」
スノーホワイトから武器を受け取り、敵へ全力疾走するドロシー、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った - 2二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 12:06:46
ラプチャーの相手は内川には荷が重いだろ