- 1二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:20:38
"黒服の心配通り、大人のカードを使うと私の身体……時間……色々な『後払い』が発生する。"
"いずれ有限のリソースというものは無くなってしまう……そうすると、今の生徒たちはもちろん、今後キヴォトスにやって来てくれる生徒たちが大人の理不尽なやり口に晒されたとき……"
"外の世界の邪悪や色彩と対峙したとき……"
"子どもの未来が歪められそうになって、どうしようもなく大人の助けが必要なとき……"
"一体誰が彼女たちを導くのだろう?"
"そこで私は考えた。"
"別の時間軸の私……『プレナパテス』のように、何らかの外の世界の力によって一度〇んで、無理やり身体だけ動かして、私の身体を縛る時間という財産……つまり寿命を取っ払う。"
"そうすることで私の『時間』は無限のリソースとなり、未来永劫大人のカードは使い放題。"
"ねぇ、どう思う?dice1d153=87 (87) ?"
- 2二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:21:32
泣いて止めるぞ…ミカ
- 3二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:21:43
どうしてよりにもよってミカに相談したんだお前ェ
- 4二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:23:27
ミカ「先生…疲れてるんだよ…先生が癒される事とか色々私に出来ることがあるならなんでもするから…だから…○ぬだなんて言わないで…」(泣いてる)
- 5二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:23:56
お前お前お前お前お前ーッ!
よりにもよって『永遠』になったお前のために死ぬまで祈りそうなヤツに相談するんじゃねぇ!! - 6二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:25:37
- 7二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:26:00
それはそう
- 8二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:26:11
何やってんだぁ!先生!
- 9二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:26:44
でも本当は先生も…って思ってそうだしそうなった後のことばっかり考えてそうだよね
- 10二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:27:31
理屈としては分かるけどそれ以外全く分からない的な感じ
- 11二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:35:19
ミカは先生の過労をひしひしと感じながら、しかしここで自分が『子ども』のように騒ぐことで余計先生の精神に負荷をかけ、先の提案を実行に移させてしまう危険も理解していた。
したがって大部分は反対しつつも一方で冷静な理解を示し、先生を傷つけないようにお話した。
〜〜
一度その提案を聞いてしまった彼女は思い悩む。勝手に過労のせいと決めつけたがしかし、あの究極の自己犠牲の精神が先生の根幹となっているのはこれまでの行動から疑いようもない事実である。
そして、規模の大小があれど理不尽な大人に振り回されて歪んだ青春を迎える生徒も少なくないのも事実である。
とすると、もし、彼のリソースが限界に近づいた『そのとき』……たぶん、いや絶対、彼は喜んで死を選ぶのだろう。
……彼女はdice1d5=3 (3)
1.諦める。この事実の連鎖を断ち切る根拠を持てない。
2.諦めないが、しかし何も解決策が無いのも事実。
3.セイアちゃんに相談。
4.ナギちゃんに相談。
5.dice1d153=25 (25) に相談。
- 12二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:36:38
相談という名の呪いの伝染
- 13二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:36:53
セイアはdice1d100=78 (78) %先生の意見に賛成する。
- 14二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:37:18
セイアさん良くないものでも見えてます?
- 15二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:38:10
これもうティーパーティー全員で先生と同じ道歩むルート行くんじゃ…
- 16二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:46:01
セイアは未来視能力を失ってはいるが、代わりに高精度の勘を得ている。
ミカから先生の提案を聞いたとき、一度は咄嗟に否定した。これが12%の反対である。しかし……勘の方はそうではなかった。なぜか、絶対にあってはならないと感じたその提案は『しっくりきた』のだ。
しかしセイアは同時に、先生との体験……『変えられない暗い未来を、解釈によって好転させる』というストーリーを思い出す。
なにか、なにかがこの選択に眠っているのだ……そう感じる(ことにした)。
そしてセイアはエデン条約関連の事件で、大問題を少人数で抱え込んだがゆえの失敗を学んでいる。
ナギサに相談すると、ナギサはdice1d100=32 (32) %賛成した。
- 17二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 02:59:59
自分の命に替えてもミカを守る、その決意を持って行動したことのあるナギサは先生の心理を若干理解していた。先生にとっての生徒みんなが、私にとってのミカさんなのだ、と。
一方で一人の生徒としては先生の死など到底受け入れられないのも事実であった。
先生……私はどうしたらよいのでしょう……
そう考えて、その先生こそがこの問題の中心であることを思い出し、また彼女の表情は曇る。
ティーパーティー3人で何度か話したが、具体的な対抗案は出ない。
こ、こうなったら……dice1d4=4 (4)
1.先生ぶち犯しィーパーティー結成。先生を癒す。
2.私たちが将来『先生』として先生の志を継ぐ。今後の行動で私たちを子どもとしか思ってない絶対に先生を納得させる。
3.私たちも〇ぬ。先生が乗り越える死という壁を私たちも乗り越える。先生となら……みんなとなら怖くない。私たちも先生と同じ、キヴォトスの今の未来を想う『人間』なのだ。
4.一旦寝てみる。徹夜で何度議論を重ねても良い提案など出るはずもなかったのだ。
- 18二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:01:10
(ちなみにdice1d7=1 (1) 徹でこの問題について議論していた)
- 19二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:01:44
- 20二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:03:32
スレタイ見た時はちょっとアレなスレなのかと思ったけど思いのほか真っ当に進んでて驚きだ
なんだかこのスレ主は相当な手練れ感がある - 21二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:04:20
死ぬことを許して貰えないと思いますよ
- 22二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:13:49
回らない頭で考えても無意味。量より質。ティーパーティーの3人は寝ることを選択した。だが不安の中では寝ようにも寝れないので、3人一緒のベッドで互いの鼓動と体温を感じながら眠った。
〜〜
議論の方向性は変わらなかった。何を隠そう、議論が始まってから眠り、朝ごはんを食べ、朝シャンをして登校し、そして今に至るまで彼女らは行動を共にしていた。そのため3人の思考には大して差が出ず、新たな風が吹くことが無かったのだ。
上記のトンチキな3つの選択肢にいかに正当性を持たせるか?その方向で議論は進んでしまう。『色彩』や『大人のカード』に関する情報共有、言わば高級な議論から、先生とどういう流れで自然に行為に及ぶか、と言った下世話な議論まで、幅広く話は進む……予算案やスケジュール案などで、どんどんそれらは具体的なものに変貌する……!!
結果、dice1d4=4 (4) を実行することにした!!!
1〜3. >>17に対応
4. 1〜3全部
- 23二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:14:52
君達本当に一晩ぐっすり寝てその結論でいいの!!?
- 24二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:15:00
おい3含むのやめろ
- 25二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:20:44
手練れ何だが確実に深夜のノリであることが分かるいいスレ
しかもかなり整合性があって面白いと来たもんだ、彼女らの運命は果たしていかに...? - 26二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:22:29
- 27二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:26:59
なにその衝撃の真実は!!??
- 28二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:31:13
ミカさん…匂い嗅いだことあったんです…?
- 29二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:36:03
まあマジで考えると人をリソースにしてカードを使い続けるのが明らかに運用上の正解やからな
ただカード自体は使用者の知り合いを呼び出してるだけなのと、そもそもの性質上武力によって最後の盾となることしかできないので巷でイメージされるほど道を踏み外さないが
結局のところ「手を取り合って戦う」という作戦に対してちょっとした代償でちょっとしたバフをかけるだけの代物や - 30二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:41:32
チュンチュン……
「ふあ……」
「おはよ、せんせ……」
"おはよう、みんな……"
「zzz……」モフモフ
「セイアさんも起きてください……」サスサス
「んん……」フワッフワッ
〜〜〜〜
朝ごはん中に彼女ら3人は議論のネタばらしをする。案の定先生の方も賢者タイム後のあーなんか死にてーなー、みたいなテンションでまともじゃないことを言っていたようだった。ぐっすり寝て、シャワーを浴びて、健康的な朝食によって冴えた4つの頭には、全員で死ぬなんて選択肢はもうどこにも無かった。よって三番目の提案は完全に却下。
しかし4人の中に芽生えた未来のキヴォトス、先生が先生を引退した後のキヴォトスを憂う気持ちは紛れもない『真実』である。
3人は、みんなが『先生』としての志を継ぐ、二番目の提案を先生に話した。具体化したビジョンまで細かく話した。
そう、彼女ら3人も最低1年……4年もすれば『大人』の仲間入りを果たすのである。いつまでも『子ども』じゃないのだ。
"信じられるよ、みんななら。"
そう言って先生は3人に軽いキスをする。
先生と3人の目には太陽が宿った。 - 31二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:44:18
このレスは削除されています
- 32二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 03:52:07
先生は彼女たち……いや、自分の教え子みんながきっと、先生としての精神を何らかの形で継承し、未来永劫青春物語を紡いでいくのだと確信した。
大事な生徒に半ば無理矢理されたとはいえ手を出すような(しかも一気に3人に!)『先生失格』の自分なんて、きっと彼女たちなら軽々超えてくれるだろう……!!そんな自虐も混じえながら。
こうして先生の賢者タイムから始まり、ティーパーティー3人の尽力……『奉仕活動』によってこの物語はWappy Endを迎えた……!!!
P.S.
セイアの感じた「先生が死ぬことが正しい」という勘はやはり的中していた。
輝かしいブルーアーカイブの道中で先生は3人と沼りに沼り、社会的に死んだのだから。
fin - 33二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 04:10:27
乙!
こんな滅茶苦茶な設定でよくここまでのSSが書けるなって素直に感心しちゃいました!
スレ主ももう寝ようぜ!自分も寝る! - 34二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 04:15:32
おやすみ
- 35二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 10:59:10
乙!
賢者タイムって白けてるだけであんまり頭回ってないよね
だからお気に入りのエ○画像も平気で消しちゃう(n敗) - 36二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 11:03:43
週一で3pしたんだろうなぁ…ともあれ最高でした!
- 37二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 17:52:26
このレスは削除されています
- 38二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 18:14:06
コレは良作でした
かんしゃ〜