- 1124/09/16(月) 16:05:30
- 2124/09/16(月) 16:07:24
吹奏楽部日誌感想
①コンサートとなると部員の雰囲気も随分楽しさに溢れててええわね
滝先生の妥協のなさは相変わらずでもコンクールのような悲壮なまでの緊張感は無いし、
所々に挟まれる久美子・秀一や後藤先輩・梨子先輩のラブコメも微笑ましくて気楽に読めた
夏紀先輩・リボンの人・みぞれによる浦島太郎・乙姫・亀のコスは是非とも映像で見たいけどアニメになってるのかな?
練習の果てに麗奈と葉月の距離が確実に縮まったことを感じさせられるのがエモかったです
あとあすかに頭を撫でられるみぞれに剣呑なまなざしを送る香織先輩怖い… - 3124/09/16(月) 16:07:55
②麗奈という特別と、その特別に肩を並べた梓を見て打ちのめされた久美子を
秀一の無垢な信頼が救い上げるというのは実にいいですねえ…
アニメ3期の久美子のソリへの拘りはこのあたりから芽生え始めたのかな?
しかし裏が無い時のあすかは頼りがいあるね
3巻までは何か常に作為が見え隠れしてて信用しきれないところあったんだけど
全部の事情が解決した今となると普通に頼れる先輩って感じがする - 4124/09/16(月) 16:08:47
作者さんのインタビューはここで聞いた話が次々に出て来て面白かった
秀一への「便利なやつ」という評価と久美子への「ちょっと面倒くさい性格」
という評価とかストレート過ぎて笑うんよ
滝先生は生徒の扱い方が下手っていう設定ってのはちょっと意外だった
アニメ3期はともかく原作1期は見事に生徒を掌で転がしていた印象があったので
そして梓があみかをめちゃくちゃ洗脳していたという立華編の第1稿、超読みたい
あと立華のモデル校となった学校の卒業生が自身の体験をはっきり肯定しているのには
本当に自然に「よかったなあ」という気持ちが湧いてきた
短編集の感想おわり - 5124/09/16(月) 16:11:14
あと昨日のイベントで「吉川優子の手紙」というのが気になって
きらめきパッセージなるファンディスクを購入したところ
その手紙の内容が大変エモくて大満足でした
香織先輩を真似した、みたいなことも書いてあったけど
おそらくそれがスレ民の言う所の怪文書なのかな?
まだその怪文書の話は読んでないのでたどり着くのが楽しみ - 6124/09/16(月) 16:14:22
- 7124/09/16(月) 16:16:19
明日は誓いのフィナーレ見る予定です
2年生編を一気にやるようだけど映画一本にまとめきれるんだろうか? - 8124/09/16(月) 16:16:36
あとは>>10まで保守
- 9124/09/16(月) 16:16:50
ほ
- 10124/09/16(月) 16:17:01
保守終わり
- 11二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 17:25:23
- 12二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 18:42:51
- 13二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 18:46:33
立華なら南先輩が好き
- 14二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 20:54:28
- 15二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:08:25
あそこは本当にあすかのファインプレーだったと思う
本当は吹きたかった曲の原型を感じる曲を吹くことが出来て葉月も楽しかったことだろうし
翌年へのモチベーションにもきっとつながったんじゃないかな
あみかちゃんアニメに出てたのか!しかも桃先輩リスペクトの髪形で!
この二人の師弟関係はかなり好きなので、そういう粋なネタ入れてくれるのは嬉しいねえ
ドラムメジャーってのは厳しく指導できる人でないと務まらないんだろうなって…
怒りたくて怒ってるんじゃないし憎まれることもある損な役回りだけに
それを貫ける人間は麗奈にしろ南先輩にしろ尊敬するよ
ちなみにあすかはちょっと特殊過ぎて別枠に見える
うーむ、やはり…
普通なら1クールかけてやりそうなところを90分じゃ、エピソードの取捨選択も大変そう
まあこればかりは仕方ないですね
- 16二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:21:53
- 17二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:35:13
梓と麗奈と真由って誰が一番デカいんだい?
- 18二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 06:24:11
- 19二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 06:42:28
やさしい
- 20二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 12:04:07
こんにちは秀一
- 21二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:23:09
3期で判断すると梓が一番でかい気がします
- 22124/09/17(火) 19:33:38
誓いのフィナーレ感想
いきなり久美子と秀一のアレから始まった
よかった…ちゃんとこれアニメになってたんだね…よかった…
原作だと久美子も告白される直前には緊張してたけど
アニメではガチで気付いて無さげなクソボケぶりを発揮しているがまあよしとしよう
その後の部室で秀一を見てそっと顔を赤らめるのも実にいい
駅で他の女といるのを見て「なんだあいつら!?」となる久美子も最高にかわいいし
黙ってハンドソープ容器ぶん投げる麗奈も最高に面白かった
アニメでも結構秀一のフォローしてくれるじゃないか麗奈
後藤先輩と梨子先輩のちょっとしたラブコメ描写もあったし、
総じてラブコメ好きにとっては楽しい話だったと言える
…しかしここまでイチャイチャしてるのにどうして3期では
ラブコメ描写が影も形もなくなってしまっていたのか
ひょっとして画面外でイチャイチャしてた?と考えていたんだが、
まさか部活に集中するために一旦距離置くことを選択してたとは…
まあ仕方ないっちゃ仕方ないけど、むしろ秀一と距離置いたことで
3期では自分をフォローできる人間いなくてどんどん追い詰められてったのは皮肉かも
3期で見た記憶のある後輩たちが出てくるのも答え合わせっぽくて楽しい
みっちゃんとさっちゃん、どちらも鈴木であることは
プロフィール見ていたはずなのにすっかり忘れていた
みっちゃんは3期だと各学年による滝先生への評価の違いを冷静に指摘してたが、
1年の頃は色々と余裕なくて苦労してたんですねえ
実力主義といいつつも結局実力以外の部分が評価される(ように見える)ってのは
社交下手には辛いし、理不尽に思えて腹立たしくなるのも無理はない
その心の隙をついてくる奏、なんか美玲を傘下に置こうとしてる感じで怖かった
まあきっと失敗してわからせられるんだろうなという妙な信頼感はあったし
実際速攻でわからせられてていっそ笑ってしまった - 23124/09/17(火) 19:34:08
求は3期で事情を知ってる身からするとまあしゃーないのかな…となるが
初対面の女子(それも先輩)に名前呼びを要求するのは割とキモくて草
だからといってはっきり悪意持って名字で呼ぶ奏もかなりあかんけど…
というか緑相手だとあからさまに従順になる求、やっぱキモくて草(2回目)
緑がコロッケ大好きってだけであそこまで尻尾振るの笑うわ
そしてそんなクソめんどくさい求と一応でもコミュニケーションとれてる秀一は
ちゃんと先輩やれてるなって感じでよかったです
夏紀先輩と奏の問題にも気づいてて忠告と励まし送ってるし、
将来の副部長としての資質が垣間見えた感じ
あと3期の答え合わせで言うと、麗奈→久美子の依存気味な関係が
いよいよ鮮明になってきた感がある
3期は久美子がそのちょっとアレな関係を断ち切る話でもあったけど、
映画の時点で後の伏線となる空気はしっかり出していたことに感心しました
2期ラスト付近ででてきたチームもなかの一角の加部ちゃん先輩、
良い意味でコンクールへの拘りないタイプのようだね
かなり実力主義に染まりつつある北宇治ではかなり珍しいタイプではなかろうか?
ケガで奏者断念せざるを得なかったのに、それでも部の支えになりたいと
前向きに動くのはすっごい好感持てました
滝先生も相変わらずで最初からフルスロットル
「人数がいるだけで全く結果を出せない無能な集団にならないともわかりませんが」
って全国目指す方針決める前に言うんじゃないよ!
万一楽しい部活が選ばれたらお互いめっちゃ気まずいじゃん!
というか関西ダメ金で終わる未来を考えると、この言葉は毒となって部員の頭に残ってない…? - 24124/09/17(火) 19:34:48
関西ダメ金で言えば、麗奈はかなり早い段階で危機感抱いて警鐘ならしてたのは流石
以前にこのスレでも話出てたけど、3年生の人数問題以外にもリボン部長時代って
根本的に戦力不足だったのかなあと感じた
さらに言うと久美子たちの下の世代って大丈夫なのかとちょっと思った
特にユーフォなんてまともな戦力は奏しか残らないし…
んでその常にわからせられるガールこと久石奏、思った以上にめんどくさい女であった
3期で真由にあれだけ敵意持ってたのは昔の自分とダブって自己嫌悪もあったんだろうね
まさかオーディションで手を抜くほど人間関係に見切りをつけてたとは思わなかったけども…
ここは以前読んだ『学校吹奏楽におけるコンクールの意義』が理解に役立った
詳細はググってもらえばと思いますが、要するに奏の中学時代のメンバーって
「勝利を目指すことの価値」と「勝利にしか価値がないとする考え方」の違いを
ちゃんと認識できずにごっちゃになってたんじゃないかと
これらがきちんと区別できていれば「どうせ負けるならあの人と一緒に出たかった」
というそれまでの努力を否定するような言葉を出さずに済んだと思います
ただ奏の言ってることも一面の真実はあって、実際に北宇治は翌年も真由関係で揉めるし、
久美子も自分が落とされる立場となるとなかなか踏ん切りつけることはできなかったという…
ここは本当に心底から実力主義を確立できている立華とは違う所で、
普通の公立高校である北宇治にとっては高いハードルなんだろなと感じた次第
そんなこんなで関西大会敗北後、夏紀先輩の前で泣き崩れてたリボンの人が
部員の前では努めて明るく振舞って激励してたのにはジンと来た
目標は達成できなかったけどリボンの人は最後まで立派に部長の責を全うしたと思います
ただリボンの人の眉が少し細長くなってるように見えるのは遺憾である
あの麻呂っぽい眉が好きだった - 25124/09/17(火) 19:35:08
その他の小ネタとして、大阪3強のうち明静工科が2年連続、大阪東照が落選、
秀塔大付属がリベンジで2年ぶりの全国出場というところは面白かった
昨年ソロでミスってたあかりちゃんはきっと雪辱を晴らしたんだろうね
そしてここに新鋭の龍聖学園まで食い込んできて、第三者視点から見れば
非常に面白い関西大会だったのではないかと思う
最後に、誓いのフィナーレは総じて面白い話でした
流石にこの短い時間で1年間やったことでダイジェスト感はあったものの、
「頑張るって何なのか」ってテーマに沿ったエピソードはどれも魅力的だった
加部ちゃん先輩、みっちゃんとさっちゃん、奏らは全部違うアプローチで
「頑張る」ことへの意味や価値を問われたキャラクターで、
映画の時点では報われたとは言えない人もいるけど、
いつかは頑張りに見合う結果や喜びも得られるとええなと思っとります
感想おわり
明日はリズと青い鳥見ます - 26124/09/17(火) 19:37:14
- 27二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:04:11
お疲れさま。このままリズと原作も読んでいって欲しい。もっと驚くと思う
- 28二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:44:17
デカリボン世代は経験者かつモチベ高い南中部員が10人以上辞めたのが痛すぎる
- 29二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:55:29
2年編をアニメから原作の順で追えるのすごい羨ましい
アニメの尺だとどうしてもアレやらないの?みたいなもどかしさが発生するから
誓いのフィナーレ絡みだと優子の声優さんのインタビューが印象に残ってる
山岡ゆり語る『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』と吹奏楽高校の吹奏楽部を舞台に繰り広げられる人間ドラマを描いた『響け!ユーフォニアム』シリーズ。今回、舞台となる北宇治高校吹奏楽部の部長・吉川優子役の山岡ゆりにインタビューを実施。news.mynavi.jp - 30二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:00:45
- 31二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:37:18
アニメは十分尺があるか原作の2年生編が出た段階でアニメ化すれば久美子ラブストーリーもあっただろうけど…
- 32二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 01:31:00
秀一に接近してた葉加瀬ちゃんは3期で麗奈に娯楽室送りされるわ全国前オーディションでB落ちするわで散々な目に遭ってるの笑う
- 33二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 02:37:57
リズと青い鳥からユーフォ知ったから、はじめは「こっちの子が主人公なの!?」って驚いたなあ
- 34二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 03:57:17
- 35二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 06:22:25
- 36124/09/18(水) 07:01:19
ずんずん読んでいきます
きっとカットされた部分も多いでしょうし
数字で表されるとエグい…
以前に全て読み終わったら各部長の比較してみてという話があったけど、
この選手層の薄さは勘案しておかないと確かにフェアじゃないかもね
そもそも3期のアニメから見るというかなり変なことをやっているのですが、
2年生編についてはむしろアニメから先に入ることで良かった面もあるのかな、と思ってます
そしてとても面白いインタビューを教えてくれてありがとう!
吹奏楽部経験者の目線だと奏の行動が間違っていないと感じるのは衝撃だった
自分は「それはやりすぎだろう」って思ってたんだが、
実際に吹奏楽部にいた人、それも全国金経験者からするとまた違う考えなんだな…
というかこの作品って露悪的なところあるなあと思ってたんだけど
吹奏楽部あるあるだよねと評されているのが地味に怖い
露悪的じゃなくて単純に現実を参考にするとこうなるだけだというのか…
自分は小学校を除いて部活は個人競技しかやってこなかったせいか
団体競技の人間関係をそこまで深刻に考えていなかったので、
ここらへんの話はかなり興味深かったです
…にしてもリボン部長の中の人ってめちゃくちゃお綺麗な方ですわね
あと公式にもデカリボンの呼称が認知されてて笑った
- 37124/09/18(水) 07:01:31
ラブコメに関しては原作くらいの熱量が欲しかったところだけど、
本来1クールでやりそうな分量を90分にしたなら
色々と変更するのはやむなしですわね…
見返したら本当に娯楽室送りのメンバーに入ってて笑った
でもB落ちまでしてたとは… ひょっとしてあの娯楽室送りの3人は全員B落ちしてたりするのかな
シリーズものに途中から入るとそういうことありますわね
自分は葉月や緑がこんなに存在感あるキャラとは思ってませんでした
どっちかというと緑にだけ尻尾振りまくりなのがキモさの源泉な気がしている
これが緑にも等しくスカしてたらイタい奴だな…で済んでいたかも
まあ今のキャラの方が面白いので全然よいのですが
- 38二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 07:37:06
麗奈に鍛えられたトランペットパートや全国経験者が3人残るチューバは強そうだけど
他は正直弱そうだよねりりりん世代の北宇治
なので奏は全国経験できずに終わって敗北伝説更新するんでね?なんて説まである - 39二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 07:50:22
北宇治の至宝ことクラリネットパートもお忘れなく!
パーカッションもなんだかんだ橋本先生の薫陶もあって学年に偏りなく粒ぞろいよ - 40二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 07:56:39
小笠原時代:秀大がミス+北宇治が100に1度の完璧な出来
黄前世代:スーパー転校生がピンポイントで弱いパートに加入して玉突きで全体のバランス良化
なので根本的に何か幸運が起こらないと全国行けてないんよね北宇治
ただの公立校がよりによって激戦区の関西突破するには幸運が絡まなきゃ難しいっていうのは一貫してる - 41二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 07:59:00
とはいえ継続した積み重ねみたいなものは確かにあるからそこまで悲観しなくても……というのはある
主人公勢の居場所だった低音がごっそり抜けてるのは話の都合とはいえ悲惨だけど - 42二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:09:20
- 43二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:13:08
- 44二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 11:04:39
- 45二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 11:22:51
多数の思春期の男女が同じ目的のもと密室で長時間…
(人間関係の軋轢が)何も起きないはずもなく… - 46124/09/18(水) 18:45:37
リズと青い鳥(以下リズ鳥)の感想
いつも以上に時系列や内容グチャグチャだけど許してほしい
いきなり結論から言うけど、これハッピーエンドじゃなくない…?
disjointが最後にjointになったけど、実は最初から最後までみぞれと希美は
意識がすれ違ったまま終わってる気がしてならない
みぞれは「希美が好き」で希美は「みぞれのオーボエが好き」ってのがなんとも示唆的
多分ふたりが本当に欲しかった言葉は「希美のフルートが好き」と「みぞれが好き」でないかな
…
あと全部見てから何かが引っかかってもう一度冒頭見直してみたら、
最初のシーンは階段上っていく希美をみぞれが下からのぞき込むように追いかけてるんだよね
でも最後のシーンは先に歩くのが希美であることは変わらないけど、
階段の下から仰ぎ見てるのが希美で上から見下ろすのがみぞれと上下が逆転している
穿った見方をすれば、自分はみぞれよりも奏者として下だと自覚した希美の心境の暗喩かなと - 47124/09/18(水) 18:46:02
ここからはつらつらと箇条書きで
・冒頭のリズ、スカート履いてて解りにくいけど
めっちゃ足長くない?とどうでもいいことが気になる
・自分は最初、リズ鳥とはみぞれ(リズ)が希美(青い鳥)を手放すことで
みぞれが依存から脱却する物語だと思っていた
でも実際は真逆で、みぞれこそがどこまでも飛べる青い鳥であり、
希美は青い鳥の可能性を封じ込めるリズであったと
物語の最後にみぞれが階段の上に居たのは、はるか上空に羽ばたく
青い鳥=みぞれの暗喩でもあったりする?
・所々で感じるみぞれから希美へのしんどそうな感情
希美の気配を感じた瞬間に伏せがちだった目に輝きが出す、
いつになく幸せそうな顔でそっと肩に寄りかかろうとする仕草
本番なんて来ずに希美の隣にいられる練習がずっと続けばという願い
進路決まってなかったのに希美が音大行きたいといった瞬間にそれに追随する
ひとつひとつでもしんどいのに次から次へと被せてきおる…
・途中入部だったのに後輩に囲まれて慕われてる希美の人徳がすごい
そして輪に加われずに外から見るしかないみぞれがしんどい
これでもか、と「みぞれは希美にとって友達の一人」
「希美はみぞれにとって唯一の存在」を表してて面白いなあと
…まあ終盤に行くにつれて、実はみぞれ(のオーボエ)も
希美にとってはかけがえのない唯一の存在だったのかなと思いましたが - 48124/09/18(水) 18:46:29
・のぞみがプールに他の子誘っていいかって聞いた時に希美がちょっと動揺してるのって
のぞみが「自分しか友達のいない子」のままいてほしかったって
無意識のうちに思ってたことが表出したってことなのかしら
もしそうなら梓とあみかちゃんの関係に似てるところあるねこの二人
・自分が青い鳥であることを意識したみぞれの演奏がとんでもない出来に跳ね上がり、
はしもっちゃんがこれまで見せたことのない表情で驚愕してるのが印象的
希美や他の部員に至っては泣き出して演奏やめちゃってるし、
いったい如何ほどの衝撃だったんだろうか…
・久美子が完全脇役のまま終わる長編は初めてだけど、
きっと久美子の絡まない部分でもこういうトラブルはちょこちょこあったんだろうね
そういう意味ではユーフォニアムって後からいくらでもサブストーリー作れそう
「実はこんなトラブルが起きてました」って感じで
・誓いのフィナーレではチョイ役だった剣崎さん、容姿めっちゃ好み
内面もなかなか強くて、幾度もチャレンジしてあののぞみと打ち解けるまで行くとは
何気に作中トップクラスのコミュ強なのでは?
しかし剣崎さんも新山先生も「よろ…」と名前を言いかけては
訂正するってのはどういう意味なんだ…?
・大好きのハグは3部で久美子が麗奈とやってた奴だね
希美からのハグが未遂に終わった後に未練たらたらで呆けてるのぞみが卑しくてしんどい
というかこの感想で何度しんどいと書いたのかわからん - 49124/09/18(水) 18:47:06
以上、レズ鳥の感想でした
見終わっても絶妙にスッキリしない話だけど、これ意図的にそういう後味狙ってるよね…
ユーフォって多少苦みはあっても割ときれいに着地してる話が多いので、この結末は意表をつかれました
いやまあ自分の解釈が的外れって可能性も普通にあるし、
どうみてもハッピーエンドだろこれ!って人がいたら遠慮なくその解釈を聞かせてください
明日からは小説に戻って2年生編(波乱の第二楽章)を読みます
弱くなって欲しいという意味ではないけど、ベストを尽くした上で
それでも運に恵まれなきゃ全国には行けないくらいのバランス好き
しかし北宇治のクラリネットって至宝と呼ばれるほど上手かったのか…
まさしくサリーちゃんくらいしかクラリネットやってる人の記憶が無いので
上手いとか下手とか以前に印象が薄かった
不確定でしたか、わざわざありがとう
まあ久美子なら秀一にコナかけた(誤解でも)女の子が落ちたら
妙に明るい声で何か言いそうね…
小説読んだらアニメの解像度上がりそうで楽しみです
加部ちゃん先輩ももっと活躍あるのかな?
最近では人が3人いたら揉め始めるのが北宇治ってイメージが湧くようになりました…
- 50二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 19:24:14
- 51二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 19:30:52
- 52二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 19:38:22
- 53二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:54:57
このレスは削除されています
- 54二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:58:50
- 55二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:17:58
北宇治が梨々花ちゃん世代でも全国大会狙うなら麗奈の卒業が1番キツそう
部内がギする要因でもあったけどムチ入れ続けて全体のレベルアップには間違いなく繋がってるだろうし - 56二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:45:55
麗奈のあれはあれで半分私情混じりというか、そもそも方針変わって三年目の公立高校が全国金取るのがかなり無謀よりな目標な訳で、それをなにがなんでも取るためにRTAを強いた、て見方も出来なくはないので……
急激に強豪高並みの意識の高さを求めた歪さみたいなのは作中でも出てたし、その辺のガス抜きみたいなのはりりりんは出来そうなところあったからその辺はなんとかなりそう - 57二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:55:01
大阪3強が転けるのと源ちゃん先生が引退することを祈ろう
- 58二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:58:08
- 59124/09/18(水) 22:04:30
そういえばもう一つ劇場版あったんだっけ
今後は小説(二年生編)→短編集(ホントの話)→アンコンサブル→小説(三年生編)
の順番で時系列的にはあってるのかな
なるほど、確かに未来に向けた話として見ればハッピーエンド寄りと解釈できそう
実際アニメ3期ではみぞれの演奏会に希美たちが観に来るシーンあったし
誤字だすまねえ…なんてひどい字面だ
メカクレの子はそんな実力者だったんだ、ちかおは人を見る目ありますねえ
ほっとけば誰もが練習する立華と違って、北宇治みたいなところだとお尻を叩く役の人は必要だよね
ただ感情が高ぶると言葉を抑えられなくなる人間(例:部長失格発言)なので、
最上級生として1年限定の指導役ってのはちょうどいい塩梅だったんじゃないかって思ってます
あまり長くいるとムチ入れによる意識向上よりも失言によるモチベダウンの方が大きくなりそう
- 60124/09/18(水) 22:22:44
- 61二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:25:12
誓いのフィナーレだとアニメの部員全員のプロフあるんだよね
なにかの機会で3期バージョンもいつか見れるといいな
劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~ 新北宇治高校吹部紹介 | 京アニショップ!京アニショップ!より 新北宇治高校吹奏楽部 全部員の描き下ろしイラストを使用したグッズが発売!www.kyotoanimation.co.jp - 62二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 05:19:38
- 63二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 07:03:18
次世代の話も出て欲しいぜ
- 64124/09/19(木) 18:09:07
これ便利だよね、時々見返して名前を確認してる
久美子たちの次の世代の話も見たいですねえ
武田先生は今後書く予定ないのかしら
原作2年生編(波乱の第二楽章)前編…の2章まで読んだ感想
みっちゃんの件が解決し、サンライズフェス終了したあたりです
つばめちゃん登場、この子は3期で真由と仲良くなってた子だよね
原作では2年生の時点で名前付きで物語にも絡んでいたのか
誓いのフィナーレでは全く出番なかったからどんな役割持つのか楽しみ
そして奏と久美子の初の邂逅のエピソードが語られる…
と思ってたら、少し後でこの子は小日向夢ちゃんと明かされました
アニメではこの子のエピソードを丸っと奏に差し替えていたのね
なかなか大胆な改変するなあ
そして滝先生の新入部員への初挨拶、ここは原作の方がマイルドだった
人数多いだけの無能集団かもしれませんよなんて脅しをかけてなくてホッとした
求はアニメ以上に緑の犬で大笑いした
というか求を瞠目させた緑の真剣な指導、カッコいいわね
普段が温和で明るい子なので、あんなに真面目に厳しく、
でも威圧感なく教えられる子だってのは衝撃だった
またひとつ緑の株が自分の中で騰がりました
- 65124/09/19(木) 18:09:40
アニメだといかにも秀一のこと狙ってそうなあざとい反応してたみちるちゃん、
原作だとただの演奏者としての尊敬ということなのか
まあアニメでも単に甘え上手なだけかもしれないけど、
自分の目には秀一を落としに来てるように見えたのでちょっと意外だった
そしてみっちゃん、アニメでは尺の関係上なのか心情描写がやや簡略化されていたが、
原作ではそれまで培ってきたキャリアへのプライドなどにも触れられていて
なかなか読み応えがあった
そして奏の方もアニメでは触れられなかった過去が明かされたことで
みっちゃんへとった態度がいくらか理解しやすくなっていた
アニメだけだと独占欲・庇護欲みたいなもの(かつての梓→あみかちゃんのように)
かと思ってたけど、どちらかといえば同類相憐れむ感じのものだったのかなと
あと原作ではみっちゃんの乱はただの練習中に起こったことでした
そりゃそうだ、本番当日にこんな騒ぎ起こしてたアニメは流石にロック過ぎる
面白いからいいけど何で変更したんだろう?
練習の方が自然だけど、サンフェスの衣装をお披露目したかったから、とかだろうか
最後に久美子関連でいくつか
「(後輩の面倒見るの向いてないなんて)最初からわかってる」って
麗奈にうっかり言わなくてよかったね、下手すりゃ頭引っぱたかれてたよ
あと学年が上がっても胸部装甲に厚みは増していないらしい…
梓は分厚くなってるのに… これが才能の差という奴か
明日は残りの第三章読みます - 66二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:28:00
美怜に関しては単純に尺がなかっただけだと思う
チューバをやる理由とか、葉月とさつきと後藤のやり取りとか諸々カットされてるから
サンフェス当日に変更されたのは場面転換減らして展開を巻くためだと思われる - 67二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:53:05
求の評価が散々で笑う
まあ褒めろと言われても困る奴ではあるが - 68二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:39:35
尺もそうだし、その辺からアニメと原作の乖離すごいことになってるからそういうところもあるよね
- 69二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 05:42:31
低音パート問題児が多いからすごいよね…
その分アニメのはマイルド化とかカットとか諸々影響してるけど - 70二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 10:58:31
- 71124/09/20(金) 17:59:48
- 72124/09/20(金) 18:53:20
波乱の第二楽章前編 第三章の感想
リズ鳥のストーリーがみぞれと希美の関係に似ているという言葉が久美子から語られるも、
久美子もこの時点では希美の方を青い鳥と認識してるっぽいのは興味深い
アニメのリズ鳥ではみぞれ希美の関係に久美子はほぼノータッチだったけど、
原作では何らかの働きかけをするのかしら?
加部ちゃん先輩、今も影響が残る退部騒動の際に
初心者ゆえに蚊帳の外でなにもわからなかったってのは
騒動の中心人物たちから語られがちな今までにはない視点でハッとさせられた
確かにどうしたってこの手の話はうまくて影響力のある人らで回されがちよね…
だからこそ初心者の助けになりたいと指導担当になったのはとてもしっくりくる流れで、
加部ちゃん先輩の人柄が一気に好きになりました
そして加部ちゃん先輩が顎関節症で奏者を諦める訳ですが、病気に関係なく
元々Bでもいいと思ってたというのは心からの本音なんだと自分は解釈しとります
夏紀先輩と一緒にAになるという約束を果たせなかったことだけは心残りだろうけど、
その後のマネージャーとしての生き生きとした活躍ぶりを見ても
少なくとも後悔という感情はないと思います
あと求がついに緑を神様って呼びだしました、大丈夫か求
卑俗な感情とかもはや高校生の使う単語じゃないよ!
ここまで崇拝されると申し訳ないがちょっと怖くなってきた - 73124/09/20(金) 18:53:31
んでその求ですが、先輩を押しのけてAに選ばれることを危惧してたのは意外
でもアニメ3期によると姉が贔屓だなんだと言われて吹奏楽を嫌いになるほど
追い詰められてたわけだし、後輩が先輩を押しのけることを恐怖するのも無理はないか
先輩であろうが緑以外への態度は一律不遜だったので、そういう過去があったのをすっかり忘れてました
リズ鳥について麗奈と緑で解釈が分かれている
どちらもそれぞれ納得できるけど、個人的に好きな解釈は緑の「無償の愛」の方かな
リズ鳥絡みの話は前編ではまださわりくらいのようだけど、
これらの解釈が伏線になるかもしれないので覚えておこうと思います
リズ鳥でもうひとつ、希美がみぞれをあがた祭りに誘うシーン
ここで希美が他に誘いたい子がいないかをみぞれに聞き、
みぞれが「いない」と答えたことに対して落胆・自嘲の感情が見えたとのこと
これはどういう意味なんだろう…?
アニメリズ鳥はどうだったかと思って見返したら、
一瞬微笑んだ後に表情を映さない意味深な間があった
プールに誘うシーンと違ってちょっとここはどう解釈したらいいか見当がつかぬ
奏の裏の顔から夏紀先輩との不仲までわかってる上で
なんとかしようとしてる梨々花ちゃんマジコミュ強
スレの感想でナチュラルに梨々花世代とか呼ばれてたけど、
ひょっとして次期部長はこの子なのかしら? - 74124/09/20(金) 18:54:00
そしてついに今巻のクライマックス、奏と久美子の直接対決から
奏のオーディション手抜き事件へと話が進むわけだが、
あすかから学んだ弁舌を駆使して奏の内面に切り込んでいく久美子には
ちょっと怖いほどの貫禄があった…
絵面はパフェ食べながらという平和な光景だけど、
それにそぐわぬ緊張感があふれてて結構好きなシーンです
しかし「下手な先輩は存在自体が罪」って、言葉よりもむしろ文字でみたほうが強烈だね…
それはそれで一面の真実あるけど皮肉なのは翌年に上手い先輩が来たことで
部が混乱するというところで、どうあっても運命は奏を翻弄するって感じで面白い
で、最終的にはユーフォパートは3人そろってA選出(ここはアニメと同様でほっとした)
だったけど、オーディションで明確にミスしていた夏紀先輩まで選出されたってのは、
明言されてないけど北宇治の層の薄さを示唆するシーンでもあるのかな、と感じた
退部騒動が無く南中の経験者たちが残っていたなら夏紀先輩は最後までBだったのかも?
そしてそれが関西ダメ金へとつながっていくと思うと
夏紀先輩がAに選ばれたことは喜ばしい一方で、北宇治の限界をも感じるシーンだった
感想おわり、明日は波乱の第二楽章後編を読みます
前編ではつばめちゃんや夢ちゃんはほんのチョイ役で終わったし、
リボン部長の采配も久美子を相談役として起用してる以外に
特に目立つところがなかった感じなので、ここらへんは後編に期待したいところです - 75二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:25:23
- 76二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:26:45
- 77二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 05:31:09
- 78二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 12:44:24
やっぱり各年を1年かけて描写する完全版響けユーフォニア厶を…
- 79124/09/21(土) 13:18:10
なるほど、納得した
小説をアニメに落とし込む際の苦労や考え方を推測するのも楽しいわね
うわべとはまるっきり逆のことを思っていても不思議ではないかも…
波乱の第二楽章後編の感想いきます
オーボエのみぞれが北宇治の一番の戦力と分析する麗奈、
あの自信家の麗奈が己を差し置いて他人を評価してるところに重みを感じる
しかもまだみぞれの演奏に不満と疑念を持っている時点でこれなので、
みぞれが青い鳥の気持ちになって演奏した際にはどんな評価になるのかとワクワクした
また麗奈のみならずはしもっちゃんも新山先生も、プロもしくはプロになり得る人たちは
みんなみぞれの演奏はこんなもんじゃないって思ってるのがさらにワクワクを倍加させる
…けど実際に飛び出た演奏はこれまで積み重ねてきた北宇治の音楽を
崩壊させるものだったってのが、爽快感を通り越して何とも残酷に思えた
いや、希美以外の大半の部員は感激感動してるんだけど、
たった一人の演奏で全部が狂っちゃうって怖ない?って思ってさ
アニメ見た時には「泣く程素晴らしい演奏だったんだ」とのん気に考えていたんだが、
滝先生がバランスを考え直すとまでいう事態になるとは…
その後に延々と続く希美の独白がこれまた痛ましい
しかも一通り吐き出した後にみぞれを見つけたら「いつも通り」の笑顔になる所がさあ…
- 80124/09/21(土) 13:18:29
ここからはつらつらと箇条書きで
・新山先生と久美子の間で交わされた進路の話、
先生が久美子に音大を勧めることをしなかったのは
希美と同様にそこまでの器ではないと判断してのことだろうか?
一応最後にはチラシを渡すくらいのことはしているが、
みぞれと違って「希望するなら相談してね」止まりだったし…
ちょっと気になる一幕だった
・アニメでは省略されていた龍聖学園の描写が増えててとても面白い
源ちゃん先生は元々明静工科の顧問だったということだけど、
こういう過去の描写をネタとして再利用できるのは長期シリーズの強みだよね
あと源ちゃん先生は赴任してから2年目だけど、指導自体は今年からというのは驚いた
つまり実質的には数か月の指導で龍聖を全国に導いたと…
まあ滝先生もそうではあるが、北宇治がラッキー込みだったことを考えると、
源ちゃん先生の底力の凄さを実感しました
・これもアニメでは省略されていた葵ちゃん登場
なんと小笠原前部長と同サークルで音楽続けてるとの嬉しいサプライズ!
葵ちゃんは前年のメンバーの中ではダントツに報われない不憫属性って感じだったので
こうして再び前向きに音楽に向き合えたのは本当に良かった
・久美子が半ば無意識に秀一の頭に手を伸ばそうとするのエモい
予定ないのに素直な返事はしないのも卑しくてエモい
しかしこのキス未遂イベントはそら唐突過ぎて拒否られるよ秀一
…と思ったけど半年付き合ってキスもダメって厳しいな久美子
秀一が強引に進めたがったのも分かるわ… - 81124/09/21(土) 13:18:45
・麗奈の水着姿を見てこの一瞬の尊さを…とか考えだす久美子のおっさん臭さよ
というか一緒に遊びに行ったほぼ全員のスタイルをしっかりチェックしている…
女性とはそういうものなのか久美子だからなのか、多分後者だと思う
・プールイベント、みぞれが他の子を誘った動機が「以前に希美が誘えと言ったから」
というのがなんかもう…ほんともう…
・麗奈の「そんな顔させたかったわけじゃないんです」イベント、
思いの外色々とつまったエピソードだった
現在の北宇治の有り方についても触れられていたが、
優子と麗奈の意見のどちらが正しいのかは結果でしか判断できないことなんだろうなって
(※この時点ではまだスレ主は最後のリボン部長の総括を読んでませんでした)
…にしてもあのやりとりが励ましだという麗奈は結構天然だな…
・希美がみぞれに嫉妬していることも看破する麗奈、なんかすごいぞ
というかはっきり嫉妬という言葉を原作では使っていたんだね、ここは中々衝撃だった
もっとぼんやりとした表現で読者の想像に任せるかと思っていたもので
・つばめちゃんはBだったんだね
(記憶違いでなければ)アニメ3期でソロやってた気がしたのでAかと勝手に思ってた
これで出番が終わっちゃったのはちょっと寂しかったので、
短編集や3年生編で出番が来ることを期待します - 82124/09/21(土) 13:19:06
・リボン部長、実は相当無理していた…
責任感が強すぎて一人で抱え込んでしまっている姿はみててしんどい
夏紀先輩をもっと頼ってあげてもよいのよ
・新山先生が語る「運命の相手が恋愛感情を向ける相手とは限らない」ってのは
みぞれと希美はもちろんのこと、久美子と麗奈のそれでもあるんだろうね
・コンクールの指導をしていても結果や評価ばかりを気にするなというはしもっちゃん、
やっぱり好き… それを生徒のみならず滝先生にも言ってくれるからさらに好き
・加部ちゃん先輩の重要性が翌年度の体制をどうするのかの話に繋がっていくのはいいね
この視点は前年にはあまり見られなかったことで、リボン部長や夏紀先輩が
自分たちだけでなく未来のことまで考えてることがわかって凄く好印象
そしてその夏紀先輩たちの努力をわかってる梨子先輩もさすがだし、
それを速攻で惚気に持っていく後藤先輩は実に可愛い
・希美に夢ちゃんと、黄前相談所の関わる仕事の難易度がやたら高くてちょっと笑う
しかし夢ちゃんここまで自虐的な子だったとは
・アニメで見た時はなぜか印象から零れ落ちていた魔法のチケット、
3期で久美子が手紙を見てあすかを訪ねたのはそういう理由だったのね
「1回だけ」って制限かけてるのがいかにもあすかっぽい - 83124/09/21(土) 13:19:22
・秀大の関西突破の瞬間にこぼれたあかりちゃんの「吹部続けてよかった」という台詞がエモい
きっと音楽やめることも考えたんだろね…
でもミスしてやめるのではなく、次で取り返す形で責任を果たすことにしたんだろう
・関西もおもろいことになってきたっていう外野の声がめちゃくちゃ共感できる
全くの第三者目線で見てたら三強崩れて戦国時代突入なんて面白くないわけないので
・関西敗退後のリボン部長の総括と反省、そして次なるステップに向けての立案
リボンの人の部長としての評価はここに全て集約されている気がする
自分の世代で目標を叶えることはできなかったけど、次世代のためにすぐに切り替えている
その姿勢は上に立つものとしては100点満点かと
さらに久美子を部長にすることを1年も前から考えていて、
それで相談役にも指名してたってのが用意周到過ぎて怖いくらい(誉め言葉)
・最後の最後に決めてくれる加部ちゃん先輩…
これは>>44にある通り、2年生のMVPと言っても過言ではない
関西での演奏が最高だと言われて、関西金が素晴らしい結果だと言われて、
それが本当に心からの賞賛だとわかって、リボン部長含めて部員がどれだけ救われたことか
全国金という形でこそなかったけど、北宇治の頑張りが報われた瞬間だったと思うんよ
・この巻は久美子と秀一の関係性について結構ページが割かれていて、
久美子がかなり悩んだ末に苦渋の決断で一旦お別れを選んだのがよくわかった
実はアニメ見た時はグダグダ言わずに付き合い継続しろよ!とちょっと思ったけど、
リボン部長たちの立ち居振る舞いを見て部長というポジションの重責を
深く刻み込まれた上での結論だというなら今度こそしかたないと思えるようになりました
- 84124/09/21(土) 13:19:32
感想おわり、次は短編集読みます
何度か言われてたように原作から入った人らが
アニメの大幅カットにやるせない気持ちを抱いた理由がよくわかりました
ほぼほぼ流れが原作通りなゆえに、どうしてこれカットしたの…って
思ってしまっても無理からぬことかと - 85二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 14:30:12
おつおつ
久美子二年生編後半はみぞれと希美(次いで優子と夏紀)の存在感大きい上進路に関しても考えること多くなってきて人生の岐路感あって面白いよね
新山先生の音大進学と親を説得した話とかよく切り込めたよ久美子
あと秀一の塾に夏紀と希美がいた話の時に未だみちるちゃんとの噂話根に持ってたの笑える
キス拒否事件もそうだけど秀一絡みの久美子はとても可愛い
次の短編集の中に劇場版のアンサンブルコンテストの元ネタが入ってるから観る順番はそれを鑑みて決めてね - 86124/09/21(土) 16:16:41
- 87124/09/21(土) 17:48:55
劇場版アンサンブルコンテスト感想
OPで手をつなぎながらジャンプしてる北宇治カルテットが妙に印象に残った
他はともかく麗奈がそんなことやる状況とは一体…?
同じくOPから、低音パートの写真で控えめにピースしてるみっちゃんと求が何かよい
アンサンブルなんて形式は全く知らなかったけど、少人数での合奏ってのは面白そうね
誰と誰が組むのかなって考えるのも楽しそうだし、
少人数でやるとなると普段よりも個人の技量がより大きく関わりそうって点もシビアでよさそう
滝先生が久しぶりに指導者としての考えを色々出しているのも面白かった
麗奈・秀一が健全に意見をぶつけ合ってる感じで雰囲気も悪くなくていい
みぞれが言及した「窓を開けるのが上手い」というのは、
久美子が人の心を開かせるのが上手いっていう意味で良いのかな?
あるいはもっと深い意味でもあるのか、現状ではまだよくわからんなあ
ごめんねでなくありがとう、これは確かにとても大事なこと
古い漫画だけどサザンアイズのパイを思い出した
こういう細かいけど大切なところを外さない緑はさすが
そして久美子・麗奈らのメンバーに井上さん・森本さん・つばめちゃん・夢ちゃんが加入
井上さんは時々スレで名前が挙がってた子で、夢ちゃんも誓いのフィナーレでは
実質的に存在抹消されていた子なのでどう話に絡むのか楽しみになる
結果として二人共そこまで掘り下げられたわけではなかったが、
知っているキャラクターが増えるというだけでも世界観の奥行きが深まる感じがして楽しい - 88124/09/21(土) 17:49:17
「優しい」のワードで小笠原元部長を思い出す久美子、ここはどういう心境なのかしら
優しいという評価は他にとりえがないから凹んでいる、ではないと思うが…
夢ちゃんが麗奈を誘ったというのは驚いた
先輩に限らず周囲に過剰すぎるくらい気を遣っては責任から逃げてきた子なので、
アニメでは描写されてないけどリボン部長や加部ちゃん先輩から励まされてたことで
一大決心したんだろうなあ
リボンの人・夏紀先輩・希美が同じ大学に合格決定
大学でもこのトリオ、特に前者二人はわちゃわちゃ交流が続いていくんでしょうな
久美子がもし自分より上手いユーフォ奏者が現れたら?と不安になったのは
わかりやすく3年生編の前振りだね
アニメ3期ではその不安が的中してついにはポジションを奪え返せずに終わったけど、
原作では久美子がポジション奪い返すということは知っているので、
結果が真逆になっていることに対しての心情の違いがどうなるか楽しみにしてます
麗奈の指導にどんどん委縮していくつばめちゃん
正しいことしてる意思はあってもちょっと気にしてる麗奈
その2人の間を取り持とうとする久美子、よい部長してますな
久美子の指摘で一気に一皮むけるつばめちゃんと葉月
特につばめちゃんの方は3年生でソロやるほどなのに、
どうしてまだBなの?という疑問を晴らせてスッキリした
久美子の指導力すごいやん!と思ったら麗奈もそう感じていたようで、
麗奈が自分より能力上と感じてるかのような態度で褒めるのは新鮮だった - 89124/09/21(土) 17:50:02
滝先生はアンサンブルコンテストでこれまで隠れていた上手い子を洗い出して
翌年の自由曲の選曲に活かしたいのでは?というのは成程と膝をうった
確かアニメ3期では滝先生が候補を出した中から久美子たちが選んでたと思うが、
どれを選んでも滝先生的には北宇治の強みを出せる曲に絞ってたのかもね
あとここで久美子とシャドーボクシングしつつ会話してる奏が可愛かったです
誓いのフィナーレの頃を思うと良い感じに棘が抜けてきた感じだね
つばめちゃんが自分だってAで出ても良いと思えるようになったこと、
これもまたアニメ3期に繋がっていく要素のひとつ
この心境の変化が無かったら真由の孤立感は一層深まってもっとやばいことになってたのかも…
そしてオーディションの末選ばれたのはクラリネット四重奏のメンバー
以前スレでも言われてた北宇治の至宝というメンバーでした
ここは麗奈を始め主要メンバーの揃った久美子たちが選ばれるものと思い込んでたので驚いた
これはアンサンブルコンテストを通して部内全体がレベルアップしてることの証左かな?
にしてもタイルとかベイブとかララとかなかなかファンキーな名前の子おるね吹奏楽部
特にタイルに至っては一体どういう狙いでつけたのかまったくわからん
以上、感想おわり
1時間でコンパクトにまとまってたので見やすかった
次は短編集(ホントの話)読みます、多分感想は明日になる - 90二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 18:39:21
「優しい」に関しては久美子が晴香先輩と同じ立場になったことで見え方が変わったんじゃないかな
人の上に立つにはただの善意だけじゃ成り立たなくて、晴香先輩も単純に優しいだけじゃなくて部のために意識的にやってるところもあるんだろうなって
如何にも正直そうな優子ですら打算的な行動もあったわけで
タイルの元ネタはたぶんこれかな
泰山タイル 公式サイト | 脈々と受け継がれる伝統と創造。泰山タイル公式サイトでは、泰山製陶所によって作られた建築用装飾タイル「泰山タイル」に関する情報を発信いたします。泰山タイルは、大正時代から昭和にかけて建築界を風靡し、工芸品でも美術品でもない独自性で、今もなお根強い人気を誇る美術装飾タイルです。taizantile.com - 91二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 18:49:10
第二楽章ではやっぱり久美子→みぞれの意味わかんない感情が好き
みぞれが希美の真意を誰かから聞いて傷つくぐらいなら自分が傷つけるってどういうことなの…
あとは優みぞ描写 - 92二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 18:52:21
乙
これでアニメは全部見たことになるね
これまで聴いた主題歌でどれが一番好きかな?
俺なんかはアンサンブルコンテストの「アンサンブル」を気に入ってて割とよく聴く
唐沢美帆さんはがっつり作品の要素込みの作詞にするから良い - 93二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 19:47:23
感想乙です
自分のペースで読んでる人にこれ読んだ方が良いよ!と指示厨みたいで気持ち悪いかなと思う所もあるんですけど、
久美子3年生編の内容も含まれない、夏紀視点から南中の4人(夏紀・みぞれ・希美・優子)に着目した
"飛び立つ君の背を見上げる"という2年生編の終わりにちょうど良い小説もぜひ読んでほしいです。 - 94二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 21:29:42
京アニ新作発表で立華出ろって祈ってたけどそんなに上手くいかないね…
- 95二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 21:37:24
まあそれに関しては仕方がない
立華のマーチングって現実の橘高校みたいなパフォーマンスをサンフェスの時の北宇治の比じゃない動きと演奏で表現しなきゃならんのだし今の京アニじゃきついって - 96124/09/21(土) 23:01:51
なるほど、その解釈は大いにありそう
あとタイルの元ネタがマニアックすぎて笑う、こんなん知ってるわけない…
優子→みぞれの好意もなかなか独特ですよね
というか南中の4人は誰が誰と絡んでも独特の雰囲気がある気がする
久美子のは…なんだろうね、上手く言語化できない…
ただひたすらめんどくさい感情だってことだけは言える
主題歌は一番初めに聞いたこともあって3期のReCodaが一番好きですね
自分に関してはむしろ「教えてくれてありがとう」てなもんなのでお気になさらず
飛び立つ君の背を見上げる、次読む予定の短編集に入ってるタイトルかと思ったら単品で一冊あったとは
是非読んでみるけど今注文しても最速火曜日に届くらしいから下手したらスレ落ちてるかも…?
明日にでも近所の本屋に置いてないか探してみる
何年か後でもいいので立華編のアニメも見たいねえ
動くあみかちゃんは絶対にかわいいはず
- 97二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:19:35
吉川優子は儚げな美形に弱いのに相性が良いのは勝ち気な美人
- 98二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:53:16
このレスは削除されています
- 99二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 00:00:04
感想乙
優子部長が関西大会直後に新しい目標を部員に提示するシーンは凄いよね
本人は直前に隠れて涙を流しているが、それを部員には決して見せないという
久美子2年生編は滝先生の存在感が前年に比べると薄いと感じるんだけど、それは部の空気作りや部員の士気向上といった前年に滝先生が行っていた仕事の何割かを優子部長が担ってるからなのよね
前のスレかな?
滝先生は優子の学年を担任してるというコメントがあったけど久美子は見てないけど、2人の間には相当のコミュニケーションがあったんじゃなかろうか - 100二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 00:32:35
- 101二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 09:52:34
リボン部長のそれらのシーンはほんと好き
前にも言ったけど前年の騒動起こした時からよくぞここまで立派な部長になってくれたものだと思う
久美子視点ゆえに語られるタイミングなかったけど、滝先生との絡みがあったなら
短編集などでいつか語られて欲しいですわね
奏は原作だとお労しいエピソードが増えてた(というかアニメで削られたというべきか)ので、
拗れた態度とる理由もちょっとわかる気がしました
3年生編ももちろん楽しみにしております
短編集ホントの話 感想
①ついみぞれの将来に否定的な言動をしてしまう希美
でも決してみぞれのこと嫌いなわけじゃなくむしろ好きなわけで、
後ろめたさを感じてるのがすごく人間臭いわね
②将来決めてないからこそ勉強して選択肢広げようって麗奈の言は本当にその通りだと思う
これまでで一番麗奈に共感できたかもしれない
あとラ行変格活用って中学で習った気がするけど、最近は高校でやるのかしら?
③怪文書って別にそこまでもないやん、と冒頭の手紙を見て思いました
すみません舐めてました、章末の手紙は間違いなく怪文書だわ…
本当はもっときれいな字アピールとか返事ちょうだい返事無いなら聞きに行くとか何なの…?
④葵ちゃんの話ってだけでも嬉しいが、秀大OGの子(杏子ちゃん)まで絡んでくる大サービス
全国金常連の学校が自分らの代でしくじって、でもそれに一定の踏ん切りつけて
大学でも音楽やりたいってなってる杏子ちゃんの姿勢がとても好きです
- 102124/09/22(日) 09:53:34
>>101のコテ外れてた、すまぬ
⑤自分の魅力を理解してそう振舞うってのはややもすれば傲慢になりがちなところだけど
剣崎さんがやると素直に可愛いって思えるのは不思議
⑥芹奈の後日談まであるとは思わなくてビックリ
梓とは友情の一言では言い表せない複雑な感情の間柄の様だけど
これはこれでいいんじゃないかなって思えます
⑦サンリッチオレンジの花言葉を調べてみたら「未来を見つめて」だそうで
章題はここから来てたんだね、オシャレな感じだ
…ただし「あなただけを見つめる」という花言葉もあるそうで、香織先輩さあってなる
それはそれとして、リボン部長・夏紀副部長体制となった具体的な理由がわかって満足です
⑧新山先生と滝先生の奥さん(千尋さん)のお話
ひょっとして新山先生の運命の人というのは千尋さんだったのかな?
あと昔の新山先生は見せたい人以外には服装で飾ることをしないというのがちょっと気になった
これまで描写されてた新山先生の外見や身だしなみと全然一致してないもんね
旦那さん(アプローチされてる同級生?)との出会いや、千尋さんとの死別によって
価値観が変わったなんて過去でもあるのだろうか…
⑨みっちゃんのツインテがなんとも想像しにくいが多分絶対に似合わないんだろうな…
⑩夏紀先輩のリボン部長評が何とも優しい
あと自分の大事なものが価値を知らない誰かに壊されるかもしれないって恐怖がすごくわかる
そしてそこまでで終わらず、自分がそういう人間になったらどうしようと不安になる
夏紀先輩の人柄の良さがとてもよい
- 103124/09/22(日) 09:54:31
⑪最高にエモくて尊くして死ぬわこんなん
「恋人たちに残された時間は、未練を殺すには短すぎたが、将来を誓い合うには十分だった」
という最後の一文がめっちゃくちゃ好き
後藤先輩と梨子先輩なら遠距離恋愛になっても絶対大丈夫だわ…
⑫ここでアンサンブルコンテストの話がやってきました
最初の幹部3人と滝先生の会話
秀一が滝先生と親しげに話してるだけで不機嫌になる麗奈に笑う
麗奈も恋愛面では久美子のこと言えないくらい面倒な奴だのう
まあそうはいっても面倒さで言えばやはり久美子にはかなわないわけで、
今更葉月と秀一の仲を警戒してるのが面白すぎる
久美子自身思ったように自分から別れを切り出したくせにこうなっちゃうのが
最高に久美子らしくて好き
ごめんでなくありがとうイベント、原作だとより緑の考え方が詳細に描かれているね
緑は基本的に雰囲気重視(香織先輩と麗奈のソロの件とか)だけど、
その部活が何を目的とするかによって行動は変えるべきとも考えてるあたり、
すごく大人なんだと感じる
みぞれがアンコン出ないというシーン、アニメでは気付かなかったけど
実は希美の誘いを断るというかなり重要なシーンだったのか
みぞれが確実に独り立ちし始めてることがわかるいい描写だわね
久美子が優しいと言われて戸惑うシーン、>>90がほぼ当たりだったようで
打算による行動を優しいと言われるのは心苦しいという意味でした
ただ原作だと小笠原元部長を思い出す感じが無いので、
アニメは原作から更に何らかの意味を盛り込んでる気がします
- 104124/09/22(日) 09:56:10
⑬リボンの人の手紙が来た!
先週のイベントで購入したBlu-rayに同封されていた奴、
元々はこの短編にあったものだったのね
この手紙は本当にいかにもリボンの人らしさに溢れていてすごく好き
夏紀先輩に対する素直でない気持ちと、でも素直に感謝したい気持ちに満ちている
トムジェリ的な仲良しコンビを締めくくるエピソードとして100点満点で200点をつけたい
以上で感想おわり
次はいよいよ原作3年生編にいきます
そういえば原作真由は魔性の女とか呼ばれてたけど、そんなにキャラ違うんだろうか…? - 105二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 13:03:27
ついに怪文書を知ってしまったか…
デカリボンの手紙があるせいで余計に怖いんだよなあれ - 106二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 13:13:12
怪文書はあすかがエンジェルを試すようなことして逃げたりしたのも要因だから
- 107二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 13:13:49
真由に関しては最後の短編集まで読んでようやく掘り下げられたというか、アニメがああだからその為にそこまで取っておいたんだろうな、てくらい違うから楽しみにしてて
- 108124/09/22(日) 18:09:22
- 109124/09/22(日) 18:09:48
最終楽章前編感想、箇条書きで進めます
滝先生視点からスタート
滝先生で物語が語られることってころまであったっけか?
以前は煙たがられることもというところで、そういえば昔は
練習時間が長すぎるなんてことも言われてたのを思い出した
小説では1学期の始まる日に真由が転校してくるんだね
アニメではもっと遅いタイミングで転校してきて
毎年恒例の目標決め投票にも参加してなかったはずだし、
この違いは何か今後の展開に絡んでくるのかな?
またつばめちゃんは最初から真由と相性がよかった模様、なんか和む
滝先生がチューバの人数に触れる件、これが後のオーディションの結果にも影響してくるのね
こういう細かい伏線や説明はやはり小説ならではで、自分のような察しの悪い人間にはありがたい
秀一がちょっと他人行儀なことにむくれる久美子かわいい
そこに限らず秀一の態度に対するモヤモヤが見え隠れしていて
久美子の面倒くささは部長になっても健在だと認識した
ダメ金の呼び方変えりゃいいのにってのは本当にそう思う
胸張ってその結果を受け入れてもいい人らまで無駄な劣等感抱えそうだもの
子が必要とするもの買うのが親の役目という麗奈
これを当たり前だと思ってるのが麗奈の強さでもあり未熟なところでもあるよね
ただ麗奈はそれを心から信じられる恵まれた環境にいて、親譲りの才能もある
となると目標叶えられなかった場合は本当にもう自分の努力不足としか言えない身分でもあるわけで、
実際に一切言い訳せずひたすら努力を詰んでるのは素直に凄いと思う - 110124/09/22(日) 18:10:06
真由が北宇治を選んだ理由の補足で「合奏時間に下手な演奏聞かさせるの嫌」
ってのがあって、結構原作の真由はぶっちゃけたこと言うんだなと感じた
これくらいアニメでもぶっちゃけられてたら?と思ったけど、
結局久美子側が真由を脅威に思ってた時点であまり変わらないかも
というか原作久美子は本当にもう初期も初期から真由を警戒してるんだなあ
真由がちょっと音出ししただけで焦ってる…
さらに奏は奏で真由とは妙に一線を引きたがってるし、
原作でも真由は孤立しそうだと心配していたら、あがた祭りでつばめちゃん含めて
低音パートの皆と一緒に遊びに行ったようで、ちょっとホッとした
「そうなんや」「最後の年やし」って真由が言ってるのは誤植なのか、単に関西弁が移ったのか
本当にどうでもいいことが気になる
サリーちゃん励ましイベント、アニメよりもかなり久美子の打算成分が強めだった
サリーちゃんは部に必要、久美子は才能ある子が好きという剣崎さんの言葉にヒヤっとしたものを感じる…
あと個人的にはサリーちゃんの懸念したことはもっともで、
初心者や実力がどうしても劣る部員ってのは別枠で指導した方がいいと思ってる
まずは楽しさを教えたいとかの感情論もありますが、
習熟度の異なるメンバーは習熟度別に指導した方が学習効率が高いと証明されてるもんで…
まあそれもそれぞれの集団に適切な指導を行えるリソースあってのことだけども、
昨年までのように初心者は謎ステップに徹するとかでもよかったんでないかと思います
緑が求の血縁関係の事を黙っていたのはモラル的な話のみならず、
その情報そのものが滝先生への理不尽な疑念を呼び起こす可能性があるとわかっていたから
…緑って無限に株を上げ続けますね、自然体でどこまで高みにいるんだこの子 - 111124/09/22(日) 18:10:24
真由のたかが部活発言はアニメと同様
ただアニメでは落ち着かない仕草で何か思うところあるように言ってる感じだった真由が、
原作では自分の発言への反応が芳しくないことに本当に慌ててる感じで、
ひょっとして本気でたかが部活と考えてるのかな?って気がしなくもない
真由のオーディション辞退できないか発言もアニメとだいたい言い回しは一緒
ただこれもやはり、何となくだけどアニメとニュアンスの違いを感じるような…
アニメだと部活発言の時と同様になんか気忙し気で不安そうな感じで最後には席外したのに対し、
原作だと「いやみんなはそう考えないの?」と不思議がってる感じがする
でもまあオーディション直前に再び辞退しようかって言った時のおずおずとした仕草からは
アニメと似たニュアンスを感じたので、自分の気の回し過ぎかもしれない
サックスのソロに瀧川ちかお
お前そんな上手い奴だったのか…
みっちゃんが久美子に疑問を呈する場面、アニメよりも描写が詳細でわかりやすい
みっちゃんはちゃんと自分の主張がマイナスであることをわかっていたから
ふたりきりの場面を作って言い出してたんだな、これはかなり理性ある態度だと思う
またアニメではなかった「競争を煽られている」ってワードはなかなか強烈である
…けども、いくらなんでも反乱の芽として扱わんでも久美子…
いくらなんでも裏を読み過ぎではなかろうか
部員が自分をソリに押す空気やみっちゃんの疑問などを機に滝先生への疑念が少しずつ膨らんでいく久美子
別に誰が悪いでもないのにどんどん心が澱んでいくのは見ててハラハラするわね - 112124/09/22(日) 18:11:08
エピローグ、秀一と麗奈の関係性も結構不思議なものがある
友達と言えるかどうかはわからんけど、久美子を介して
異性としてはそれぞれ一番近しい存在になってるような気がする
それはそれとして麗奈の「アタシやから特例で見逃す」ってのに笑う
秀一が純然たる厚意で女の子を送るだけでも久美子がむくれるのわかってるんだろうな
そりゃまあ秀一も泣きたいのはこっちのほうとなりますわ
随所に挟まれる久美子の進路問題
自分は麗奈と同じく小さな頃からなりたいものが決まってたタイプだから
高3の夏休みまで全く決められないことなんてあるの、という気持ちは正直ある
でも多分そういう人って決して珍しくないんだろうし、
一生に関わることだからこそ決められないし流されたくないって気持ちもまあわかる
久美子が何を選ぶのかはもう知ってる(アニメと一緒なら)わけだけど、
原作においてはどのようにして決意を固めていくのか、後編が楽しみである
感想おわり
この前編、ストーリーはアニメと大きく流れは変わらないように感じた
違うと感じたのは久美子のキャラかな?
アニメでは部の統率を考えるのはあってもまずは相手を想っての行動って感じだったのが、
はっきり計算づく・打算的な行動だという感じが所々で見受けられた
真由のキャラは自分の考えすぎかもしれないのと
短編集までみないとわかりにくいようなので、評価保留 - 113二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 18:30:22
- 114二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 21:11:46
慣れと油断はどうしてもねえ
これに人間関係特に色恋や金が絡むと最悪人死にすら出るし
学校や部活動ってガチでやると本当に学びになる(しかも在学中は大抵タダか格安!)
適当に過ごすと社会人なってから思い知るんだよな - 115124/09/22(日) 22:37:05
- 116124/09/22(日) 22:38:16
B編成は見事金
結果も素晴らしいけど、初心者である弥生ちゃんの「本番って超気持ちいい」
という感想がなんとも爽やかで素晴らしい
何があっても久美子を応援するというサリーちゃんにちょっと危うさを覚える
はたして中盤でサリーちゃんが久美子を応援するところは「ああ…」となった
ご丁寧に周りの子もみんなも応援してるということで、
久美子も真由もどんどん追い詰められていく空気が醸成されていく…
真由ちゃん呼びする麗奈、いつの間にそんなに仲良くなっていたのか
アニメだと会話してるシーンがまったく思い出せないレベルだったのでここは驚いた
何なら先週のイベントでの朗読会が一番会話してたんじゃなかろうか…?
夢ちゃんが大分前向きになってきている
マネージャー志望の頃からまだ1年も経ってないのに、
加部ちゃん先輩の影響は大きかったんだなあ
久美子のお姉ちゃんが久しぶりに実家に帰還
そこで交わされる久美子の進路についての会話、母親が現実目線なのに対し
お姉ちゃんは充実の方をとっているのが立場の違いが出てて面白い
ただみぞれの音楽会にいくタイミングがアニメと違うせいで、
久美子がポロっとお姉ちゃんに弱音を吐くシーンがないのはちょっと残念だった
ここはアニメが上手く味付けしたシーンだと思う
久美子と麗奈の水着交換、アニメを見返したら確かに上下の色が反転していた
水着交換ってよくあることなんだろうか…?この感覚は正直まったくわからん
そして交換したのはボトムということだけどそりゃそうだ、
そっちじゃないとサイズが合わなさすぎる - 117124/09/22(日) 22:39:07
真由とつばめちゃん、アニメとは逆でつばめちゃんの方が真由と友達であることに
なんらかの不安や劣等感を覚えている?
真由は麗奈とも打ち解けているし、「ソリは部長がいい」という空気さえ除けば
アニメと違って真由の孤独感は結構薄いのかもしれない
ただ写真に自分が写ること苦手なのは一緒のようで、まだ原作真由のキャラがつかめない
音楽会に来た希美がバレッタを拒否して髪をくくらなかったのは
過去=高校時代のみぞれとのアレコレとの決別みたいな感じかな?
決別って書くとなんかキツいけど、一区切りして自分の中で折り合いをつけた、みたいなニュアンスです
希美の賞賛に喜びまくるみぞれ、そのみぞれの様子を見て手に力を込めてしまうリボンの人、
そのリボンの人の方に黙ってしなだれかかる夏紀先輩
四者四様の関わり方が実にエモい…
さっちゃんとすずめのどこまでも平和なA争い
オーディションと言えば常に殺伐としていた北宇治にあって、
この二人の存在は良い意味で異質過ぎてめちゃくちゃ和む
自分からAの座を奪った後輩に嫉妬しない先輩も、
自分がAの座を奪った先輩に遠慮しない後輩も、どっちもメンタル凄いよ
さっちゃんはそこが自分の欠点だと思ってるようだが、長所であるのも間違いないと思う
入浴しながらの久美子と真由の会話、ここははっきり雰囲気がアニメとは違うね
最終的に辞退しようかと持ち掛けてるのは一緒だけど、
久美子が真由のアクションや言動にどんどん心を溶かされて
真由を受け入れなきゃ…と思うように誘導されていってる
計算か天然かは謎だけど、これが原作真由が魔性の女と呼ばれる所以だろうか
ちょくちょく話題に出ていたメカクレの高久ちえりさん、かなりの実力者と判明
北宇治のクラパートでダントツにうまくて音大志望とは、とんだ逸材が隠れていたものだ - 118124/09/22(日) 22:39:50
久美子のソリ落ちで不機嫌になる秀一
その中で嬉しかったのが秀一は久美子が真由より上手いと信じていること
これまでモブ部員にしろ奏にしろ真由は転校生だしとか
余り差は無いなら部長が吹くべきとかの言ってしまえば雰囲気重視で久美子推しだったけど、
唯一秀一だけは久美子の方が上手いから久美子が吹くべきと言ってるのよね
秀一の欲目が入っているのはあるかもしれんが、それでも久美子の実力を秀一だけが高く評価しているというシチュエーションが尊い…
アニメでは語られなかった自由曲の背景
普通にいい話だけど、今の久美子にとってはその背景を多少知っていたって事実自体が
不快な違和感として自分をむしばんでいるってのが面白い演出
娯楽室送り、原作でもしっかりありました
それに付随して麗奈の滝先生への信頼が盲信とどう違うのか、と久美子が揺らぐのいいね
正直ここ、自分は麗奈の信頼は盲信に入ってると思います
まあ組織として一つの目標目指すなら、下の人間は上を盲信して進む方が効率的ってのは
間違いとも言い切れないので難しいところだけど(※上が正しい限りは)
一方で緑が滝先生への疑問を口にするシーンでは、麗奈は不機嫌ではあっても咎めはしない
ここは上述の娯楽室の時と違い、自分たち4人しかいない場だからギリギリ許せたのか、
あるいは(麗奈らしからぬことではあるが)緑が友人だから我慢したのか?
で、アニメではどうだったかと思って見直したら、麗奈はいつの間にか
その場から姿を消していてシリアスな場面なのにちょっと笑ってしまった
あと地味な違いとして、原作では真由が「ソリになって困る」と緑に言っているのに対し、
アニメではあくまで「真由ちゃんも困るだろう」と緑の推測に留まっているところだね
これは結構重要な改変だと思うんだけど、それの意味するところははっきりとはわからない
一端ここまで、明日中に残りも読みます - 119二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:46:30
乙です
原作は全般的に表現や言葉の使い方が結構きついからその辺もあるかもね>反乱
あとこの作品久美子の視点で描かれてるから久美子が知らないところでなにがあったかは本当に描かれないし、そのキャラが何を考えているのかわからないのでその辺りが真由周りは特に効いてるのもある。麗奈といつのまにか仲良くなってるとかその辺りなんかまさに
- 120二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 22:56:14
アニメでは麗奈と真由ママの交流がないのに真由ママを選んだことで
麗奈の音楽に対する真摯さが強く表現できてるからあれでいいと思うな
原作通りに仲良くなってたとしても重い決断には変わらないが、絶対あの方がわかりやすいし - 121二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 05:11:37
- 122二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 06:31:17
真由のすいとーよシーンは省かないでほしかった
- 123二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 09:02:47
- 124二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 09:39:36
久美子と真由の入浴シーン、あれ久美子がおかしくなってる迷シーンみたいに切り抜いて語られるけど
その実は真由が久美子に気に入られようとして庇護欲を搔き立てているシーンなんだよね
そして久美子は過去に転校を経験しているから真由のしていることと自分の気持ちに自覚的という状態
緑が滝先生への疑問を口にしても麗奈が反駁しないのは、その……緑の方が格上だからですね
あらゆる努力も辞さない麗奈は努力を評価項目にはしない代わりに実力や実績は評価するから全国金の緑には何も言い返せないという理屈
(実力が無い者には発言権は無いという発想だけれども、それは自分にも当てはまるという話)
アニメはそこを逃亡というある意味わかりやすい表現に変えてきたのかな? - 125二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 09:59:15
秀一が久美子の方が上手いって思ってるのいいよね
アニメはそこが曖昧になってて、再オーデでどう思って久美子に手を挙げたのかわからない - 126124/09/23(月) 11:02:47
- 127124/09/23(月) 11:07:24
警戒心を溶かされて真由に引き寄せられていく久美子の描写がゾクっとした
入浴シーンであることを差し引いても凄く色っぽいシーンだと思う
言われてみれば麗奈って個人の実力はともかく吹奏楽部員としての実績はこの時点では
全国出場1回どまりなので、全国金3回の緑の実績にはまったく及ばないですわね
そこは筋が通っている
アニメの秀一は「久美子だから」久美子を選んだと解釈していたのだけど、
原作のここの描写を見たことで「久美子が上手いと思ったから」久美子を選んだのだと
解釈を変えることにしました
実績がらみの話でふと浮かんだ疑問
滝先生が北宇治に来なかったら麗奈ってどこに進学してたんだろうか
立華から特待の誘い来てたけど、立華はマーチングメインで座奏の方はそこまで力入れておらず
何なら早く負けた方がマーチングに集中できていいわとさえ思われてるので
麗奈には正直まったくあってない学校な気がするんだよね
そうなると大阪三強か、あるいは思い切って九州にまで飛んで清良あたりに進学してたのかな?
(原作もそうなのかはまだわからないが)高校卒業後にアメリカの音大に行くような子だから
県外進学程度ならメンタル的にも経済的にもまったく問題なさそうだし
- 128二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 11:39:32
麗奈は父親がプロで家には楽器多数で防音室完備でレッスンも受けさせてもらってるから高校レベルの部活に拘る必要が全くないんだよね
北中も時々関西行けるそこそこレベルだから親も学生時代の実績にはそこまで重きを置いてないと思う
まあ、麗奈はそれでも府大会ダメ金で号泣するんだけどね - 129二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 11:49:43
麗奈に関しては高校より中学の選択が謎だ
なんで強豪私立の清女行かずにちょっと強い程度の公立に進んだんだ - 130二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:08:52
清女が超進学校ならともかくそうでもないからな…
- 131二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:13:06
仮にそうでも麗奈って勉強も真剣に取り組むしで北宇治では学年首席取るほどだから何の障害にもならんのよね
久美子と一緒の中学出身でないと話が始まらないから仕方ないけど、話が進めば進むほどキャラクターに合わない選択になってしまった
- 132二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:14:58
あえて言うなら近かったからとか? 京都の中学事情知らないけど家に設備と指導者揃ってるならわざわざ学校選ぶ必要ないし
- 133二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:21:01
特に裕福でも貧乏でもなさそうなサファイア川島が通えてるから通学事情はあまり関係ない気がする
- 134124/09/23(月) 13:01:43
>>128-133
確かに麗奈のキャラだと中学が普通の公立だったのは違和感あるね、
まさしく話の都合としか言いようがないのは理解してますが…
もしも清女に行ってたら緑と共に全国金3回とってたのは想像に難くない
後編の感想続き、やっぱり長くなった
ついにやってくる部長失格発言…
麗奈は正しいことを言ってるんだけど、それが万人に対する正しさではないことは
どうしても理解できない、したくないって感じかなあ
人の上に立ってまとめる立場の久美子が同意できないのもわかる
…で、ここもアニメと比べてみたら、アニメでははっきり久美子は「盲信」という言葉使ってた
アニメも原作も溢れそうな感情を必死に抑えて理性的に話そうとしてるのは一緒だけど、
その中で抑えきれなかった感情を盲信という言葉で表現したのがアニメなのかな?
前編含めてユーフォ2人にチューバ4人の理由が丁寧に説明されるのは吹奏楽素人にはありがたい
そしてチューバ2人でなんとかしていた後藤先輩の偉大さがわかったことも嬉しい
龍聖もそうだけど、男子部員の音量ってのはそれだけで武器になるんだろうね
その点で初心者でも音量だけは凄いというすずめちゃんが抜擢されたのも
(少なくとも素人知識しかない自分には)とても納得できる
滝先生、選出への異議は許さなくとも選出の意図は聞けば割と普通に話してくれる
…ならば久美子の中に留めておかずに、部員にもその意図を明かすのも手ではなかろうか
現状の空気の悪さって滝先生への信頼が揺らいでるところにあるけど、
それは選出基準がよくわからないからで、滝先生の意図(選出基準)の一端だけでも
知ることができれば、納得する部員はそれなりにいると思う
奏が落ちてさつきが落ちるのありえんと言ってた子らも、
バランスの問題だと知っていればあんな愚痴は言わなかったと思うし
- 135124/09/23(月) 13:02:01
あかりちゃん登場!
3年生編でも登場するということは、やはり最初の年は1年生だったのか
それで急遽下級生ながらソロになり、その自分のミスが元でチームが全国行き逃したってのは
本当に地獄のような出来事だったんだろうな…
音楽やめることも無く、翌年には全国行きをつかみ取れて本当によかった
麗奈ではなく緑に憧れる真由
読者視点だと緑の方がメンタル強くて安定してるのはよくわかるので、
久美子は意外に思ってるようだけど自分としてははすごく納得できた
そういえばこの二人はどちらもソリは久美子にすべきという考えで一致してるけど、
全国金常連だった二人が実力を最優先に考えていないというのは中々興味深いわね
むしろそういう強豪校だからこそ実力以外の面も大事だと刻み込まれているのだろうか
リアルで全国金だったリボンの中の人も奏が手を抜こうとしたことに理解を示してたし…
関西大会当日の挨拶、原作では特に大きなイベントでは無いし
そこで部の空気がいったんまとまるということもなかった
あすかにまだ会ってもいないし、ここはアニメオリジナルの描写だったのかな?
あれはアニメでは山場のひとつだったので、いよいよ原作との違いが
素人にも明瞭になってきた感がある - 136124/09/23(月) 13:02:32
龍聖の樋口くん、源ちゃん先生を心から信頼してるのが眩しい
麗奈の滝先生のそれに対する雰囲気とまるで違うのは、
おそらく龍聖では部員全員が源ちゃん先生を信頼していて、
意思統一がなされているからなんだろうな
そして求の姉が亡くなっていたことが久美子の耳にも届き、
知られたからには仕方ないとばかりに求も過去を語り始める…
が、求の姉が亡くなった周りの事情、どうやら原作の方がややマイルドなのね
アニメでは姉は身内贔屓という中傷に苦しんで最後は好きだった吹奏楽も嫌いになってという
中々ハードなものだったが、少なくとも原作の求視点でそういう話は一切無い
求が名前呼び強要したりわざわざ学校変えたりする理由として、源ちゃん先生が同じ高校に来るからってだけでは弱いと思ったのかな? 個人的には思春期の人間ならそういうこともあるだろうって納得できるけど
関西大会以後も相変わらず真由は辞退を申し出る
久美子は自分の気持ちに正直になってていいというが、真由は困ったようにいつも正直だと返す
…自分の解釈が正しいかわからないけど、ひょっとして原作真由ってどこまでも天然なのでは?
アニメのように本音が底に秘められていて、葛藤する様子ってのがどうしても読み取れない
麗奈がアメリカ行きの進路を決めたあたりの流れも結構変わってるね
アニメでは緑の合格お祝い→麗奈も決ねたことを緑が明かす
→正式に決まったら真っ先に言うつもりだったと麗奈が久美子にフォロー
→部長失格はいいすぎたごめん という流れでここで2人の不仲は解消されるけど、
原作では今だ冷戦状態ではっきり意図的に久美子に教えまいとしていた
残りページも少なくなってきたけど、原作ではどうまとめるのかしら - 137124/09/23(月) 13:02:50
ついに真由の真意が明かされる
というか真由的にはずっと伝えていたのに久美子たちが理解できなかったということか
真由自身は仲間と一緒に吹いているだけで楽しくてその時間自体に価値があると思っている
だからソロはみんなが喜ぶ久美子の方に譲りたくて困ってるし、
コンクールの結果もあくまで頑張った副産物に過ぎないから割とどうでもいい
そもそも頑張っているのだってコンクールのためではなくみんながそう望んでるから、と
…これは確かに久美子には理解できない価値観かも
そして理解できないために久美子は真由が本当に望んでいるものを提供できず、
よって久美子の言葉が真由に刺さることは無いんだよね
全力でやってほしいというのはあくまで久美子の都合で、それによって(久美子含めて)
仲間たちに都合の悪い事態が起こるというのは真由の本意ではないからです
「久美子ちゃんを応援したいという私の本音は無視されちゃうの?」とは、なんとも残酷な問いかけである
こうして久美子は(矜持的な意味での)敗北を悟ったが、いやどうすんのこれ…?
久美子が原作ではソロ奪い返すという結末は知っているけど、
むしろアニメよりも徹底的に真由に心へし折られているような気がしてならぬ
>>113の言葉を借りれば天狗の鼻を追った後に丁寧にやすりがけされてる感じ
その後の奏と久美子のやりとりを見ても答えは見つからず、いよいよ雪隠詰めとなってきました
- 138124/09/23(月) 13:03:05
更に畳みかけるように麗奈と秀一の真っ向対決
他の部員がみていないところでやってる分、ふたりともアニメよりもやや理性的かな?
で、麗奈が零した「アタシぐらい実力ある人間が言うなら納得できる」という言葉
これが>>124で指摘されてたことなのかと納得
それにしてもこの二人、久美子を支えなきゃいけない筈がむしろ負担になっちゃってる
どっちも真面目にやってるだけに皮肉だね…
そんなこんなでいよいよどうにもならなくなってきたところでついに魔法のチケット発動
アニメでは基本あすかが道を示してくれたけど、原作では香織先輩も一緒に考えてくれてる感が強くてとてもいいね
特に誰もが誰かにとっての特別というくだりはあすかの側に居続けようとした香織先輩だからこそ言えると思う
そしてこの後がまたエモかった
あすかの所で一端膨らんだ自信がまた萎みかけたタイミングで秀一が久美子を掬い上げてくれる
ここは絶対に原作の方がいいと思います
アニメ、特に3期では秀一の出番って決して多くなかったからねえ…
久美子が吹っ切れられたのはこの秀一の一押しが大きかったんだと思う
そこから麗奈と、さらには滝先生への疑念も解消して教師という目標を見つける
色々悩んで苦しんだけど、一度距離をとった秀一が最後の最後に背中を押してくれるのほんと素敵
- 139124/09/23(月) 13:03:19
滝先生の会話からさりげなく出されるはしもっちゃんの存在
残るのは結果だけか、とは指導側にとっては厳しい言葉かもしれないが
考えるほどに深い味わいが出てくるものだと思う
原作は度々はしもっちゃんを通じてコンクール至上主義への疑問も挟んでくるわね
で、最後のオーディション前に久美子の演説
アニメでは関西直前に披露されたものとは語り口がかなり違ってて、
これはあくまで原作独自の演説と考えた方がよさそうだね
こちらはこちらで久美子の良い意味でのわがままやエゴが出ていて、とてもよかったと思う
この演説がどこまで真由に響いたかはわからないけど、
少なくとも全力出すということには同意してくれたんじゃないかなって思いたい
ここからはもう大団円一直線という感じだったので安心して読めた
久美子のソロ選出、北宇治の全国金と続いていく中で、
アニメとの違いを考えると久美子が最後のオーディションの時点で
「結果はなんでも受け入れる」という覚悟を持てていたことが大きかったんでないかと思う
アニメでは進路の迷いやらソリになりたいという気持ちやらが音に出て、
それがわずかな差を生んで真由に負けたわけだけど、
原作では少し早めにもう悔いはない的な悟りを開けていたので
真由からソロを取り返すことができたんでないのかなと
というか再オーディション自体が原作ではなかったのね
よかった、生徒に判断をぶん投げる滝先生はいなかったんだ…
そこだけは本当にアニメで不満に思った所なんで、きちんと滝先生が自分で判断してたようでなによりです - 140124/09/23(月) 13:04:31
…てな感じで穏やかな気持ちで読んでたら、久美子が衆目の面前で秀一に告白しおった!
確かに全部終わったらとは言ってたけど、久美子から行くとはサプライズ過ぎてのけぞった
久美子の性格からして絶対に受けの姿勢で秀一の告白を待つと思っていたもので…
もちろん秀一は受け入れるが、ずっとあのヘアピンを持っていたというのがまた心憎い
きっと久美子が言わなかったとしても秀一の方から告白するつもりだったんだろうね
まさにハッピーエンドで大満足だった
そしてエピローグでようやく気付いた
前編冒頭での独白、あれは滝先生のものだと自分は読みとっていたのだが、
実は教師生活3年目の黄前先生のものであった
4人の学生が写る写真とか3年目とか、滝先生とも同一の情報だから見事に引っかかった
以上で感想おわり
クッソ長くなってすまない、短編集除いて最後と思ったら些細な描写も全部拾いたくなった
なお大満足と書いたけど、実は真由のキャラについてはまだ把握しかねてる部分もあって、
最後のオーディションで本当に全力尽くしたかってところにはやや不安も残っている
あの流れで全力尽くさないってウソでしょとは思ってるけども…
ただ真由のキャラは嫌いってわけでなく、むしろ面白いキャラだなーって思ってます
部活は思い出作りでいいと思ってる実力者なんて面白くないわけがないですし
次は短編集(みんなの話)読みます
あと「飛び立つ君の背を見上げる」も無事入手できたので読む予定です
近所の本屋に京アニコーナーがあってよかった - 141二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 13:16:50
関西というか近畿だと下手な私立より公立の方が偏差値高かったりする
もちろん超難関私立もあるし京都だと洛南だけど、宇治からだとちょっと遠いかな片道1時間くらい
レッスンと勉強の両立が時間的に難しくなりそう? - 142二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 13:48:37
- 143二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 13:54:37
長文感想乙
いいよね久美子の背を押す秀一……
原作真由は完全に久美子の(というか北宇治の)価値観の外にいる人間なので久美子の言葉が刺さらないのは当然なのよね
だから読者からも宇宙人なんて言われてるわけで
飛び立つと短編集の感想も楽しみにしてる - 144二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:02:28
北宇治吹奏楽部の中では遺物のままの真由にすぅーとつばめちゃんが染み渡る
- 145二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:19:39
原作の麗奈は久美子への依存度が相対的に高くないのが自分がアニメから小説に入って感じたこと
3年生編だと久美子との冷戦中でも何くれとなく進路関係を決めていたり
部活の他の部員と特別仲良くはないんだろうけどそれなりに話すくらいはしているところ
久美子以外にはフラットではあるけど人間関係を築けるあたり単なる孤高のキャラではない
何が言いたいかというとその中でも尊敬されるまで持ってったデカリボン部長はよく頑張ったよ
3年の時の麗奈の暴れっぷりを見てるとデカリボン部長はもっと胸を張っていいと思う - 146二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:50:03
- 147二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:53:14
全編踏まえるとたかが部活発言は原作の真由はホントの話の杏子に近い考え方で、あくまで音楽は楽しむためのもので、苦しい思いを我慢してまでしがみつくものじゃないということかな
真由は転勤族なのもあって特定の場所に留まり続けることに執着がないのもあると思う
アニメの真由は部活を楽しめなくてユーフォを辞めてしまった友達へのトラウマがあるから原作と違って妥協と後ろめたさが入り混じっていたから同じ言葉でも態度に違いが出ているんだと思う - 148二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 16:49:41
- 149二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 20:09:03
- 150124/09/23(月) 20:14:34
通学時間がもったいないというのは十分ありえそうな話ね
自分が特に察しの良い人間とは思えないので、きっとそうだと思います
リズ鳥みたいにほろ苦い後味を狙ったストーリーというわけでもなさそうなのに
お互いの価値観があまりすり合わされないまま終わるのって珍しい気はする
久美子の背を押す秀一がいいのは本当にそう
つばめちゃんがちょっと不安げな態度をとってたのは特に何でもなかったよ!
よかった
>原作の麗奈は久美子への依存度が相対的に高くない
ここはアニメとの決定的な違いですわね
だからなのか原作の方がアニメより暴れ馬っぷりも凄い気がする
前にも書いたけど本来麗奈は上に置かんほうがいいタイプなんだろうなあと
香織先輩のようにその暴れっぷりをも受け入れられる人や
リボン部長のようにうまいこと御せる人の下で好き勝手に暴れさせるのが一番いいんでないかと
大人久美子は抱擁力ありそうでいいよね
でも多分秀一に対してめんどくさいのは変わってないと思う
- 151124/09/23(月) 20:15:10
- 152二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 21:16:09
短編集(みんなの話)はいいぞ~本編では触れられなかったキャラの側面が目白押しだ
あと自分も最近読んだので他の人の感想が知りたい - 153124/09/23(月) 22:20:57
自分も他の人の感想は大歓迎なので遠慮なく語ってほしいですね
みんなの話の感想、途中までやります
【開幕】
真由を警戒する奏の心情の深掘り
…なんだけどそれよりも真由を評してボッティチェリのヴィーナスと言ってるのが
あまりにもインパクト強すぎる
久美子は春の女神と評してたし、この先輩と後輩コンビって感性似てるな
①低音パートの親睦会
真由も普通にニコニコ参加してるし、原作真由はアニメほどには
人の輪からはじき出されてる感じないなと改めて思う
まあアニメでもなんだかんだで各種イベントには参加してたけども
②やっと原作真由が魔性の女と言われている理由がわかりました
部内だけで5人勘違いさせる天然の男たらしだったとは予想外過ぎた、
魔性の女ってそのまんまの意味だったのか…
奏の情報によれば転校早々に男子から連絡先聞かれてたともあるし、
もし北宇治吹奏楽部が男子率高めだったら崩壊してたのではなかろうか
そんな中でちっとも真由に参っていない秀一と求はさすがである
③真由が男どころか麗奈すらもちょっと惑わせてる…?
あと真由と緑は割と波長があうみたいね、最終楽章後編でも話したとか言ってたし
どちらも全国金獲れる実力者でありながら、実力最優先というタイプじゃないから
響き合うものがあるのかもしれない
- 154124/09/23(月) 22:22:37
④1年4人組の日常
平和すぎて語ることがない!
【幕間】
次世代幹部は剣崎部長、奏副部長、ドラムメジャーみっちゃんになるのかな?
そして奏ではないけど、この話でかなり真由という人間がつかめた気がする
で、その人間像の解釈が間違ってなければやはり最後のオーディションでも
全力出してないのでは…という疑惑が浮かんできてちょっと怖い
⑤南中カルテットは大学に行っても仲良しのようで和む
みぞれがもう免許とってたのは意外だけど、
ひとたび興味持てばあの集中力ならあっさり取れるかも…と思わなくもない
⑥文化祭で求と樋口君はこんな会話してたんだな…
樋口君の親切さに対して感じる後ろめたさはもはや呪いのようだってのが何とも重い
求のお姉さんが音楽にどういう思いを抱いて亡くなったのかはわからないままだが、
アニメのように好きな気持ちすら失ってしまっていたってことでないといいな
一旦ここまで、続きは明日 - 155二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:49:06
黒江真由の本性とはってそこだけジャンルがミステリーみたいになってるんだよね、ホワイダニット的な
アニメ真由は限られた尺の中でより作品単品での納まりがいい造形にしてあわせて展開も変えられた別解という感想
原作真由は本編だけだと展開に都合のいい舞台装置みたいと思う人も一定数いたようだし
かくいう自分も原作の展開や真由のキャラに納得こそしているけれども舞台装置感は否めなかったので
短編集での補完はありがたかった - 156二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:06:31
真由は久美子にとって高校生活におけるラスボス的存在なのでこれまでの経験全てがそのままだと通用しない存在として作られてるところがある。実力面でも価値観でも一皮剥けないと呑まれて終わるというか
アニメはコンクールで結果を出す音楽と演奏のうまさ、それをもって『特別』と称する麗奈との繋がりに焦点が当たってるから真由もそれに合わせたキャラになってる。というか、こっちも結局は久美子を切り捨てて『特別』を貫ける麗奈と、それでも北宇治の音楽を高みへ連れていく選択を出来た久美子の二人に対する当て馬みたいになってるところあると個人的には思ったから、不憫っちゃあ不憫なのよね
キャラ造形がメタ的な役割でかなり根本からガラッと改変されるポジションにいる子なのでどっちにしろかなり舞台装置感が強くなっちゃってる - 157二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:13:26
転校生だから当然なんだけど北宇治で培われたやり方が通用しないんだよね
- 158二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 02:48:32
12話の真由の掘り下げに関しては小野副監督曰く武田先生と話し合って描いたそうな
武田先生の中にも宇宙人じゃない真由の構想はあったんだろうか - 159二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 04:30:40
黒江さんは何かと裏がある、なんかある!と思わずにはいられないレベルではあった
アニメはそこら辺解決できたのである意味感心するわ
みんなの話読んだらどうなってんの?って過去追加してきたから大変なキャラ作ったな…となる - 160二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 05:51:34
全国金って頂点取ってるから強豪は真由や緑ちゃんのエンジョイ的な考えが当たり前なのかな?と思ってたらこの二人が別方向に凄かった奴
ただ強豪だと作中の形で揉めることは無さそうだし真由はユーフォのオーディションはともかくソリの選考その物から弾かれていそうだ - 161二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 12:56:55
やっぱ短編集の久美子以外の視点は特に面白いよね
作品の解像度が上がる - 162二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 13:52:45
リアルに高校で全国金とってる山岡ゆりさん(優子の声優)は超強豪校は基本的に先輩も上手いのでコンクールメンバーの完全な年功序列制は特に不自然でもないと2期の前くらいのインタビューで言ってたね
- 163二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 15:13:12
- 164二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 18:56:27
みんなの話、感想続き
⑦真由が小学生時代から魔性の女すぎて笑ってしまう
でもその結果引き起こされた事態は笑えないわ…
瑠璃葉ちゃん、いくらなんでも小学生にして邪悪な存在すぎないか
色々やった挙句に真由のこと大好きと手紙に書くとこまで含めて抜け目なさ過ぎる…
ただ真由に対して恐怖や脅威を感じる気持ち自体はわからんでもない
どこまでも天然でどこまでも善性に依った人間だから、
こういう子が側にいたら自分の卑俗さが嫌になるって人は一定数いると思う
何よりもこんな過去があったのにそれがちっともトラウマになってないのがある意味凄い
むしろ良い思い出だと考えてそうな気配すらある…
それにしても変な男につかまっても構わないという真由はとてもエッチでいいですね!
【幕間】
久美子のスピーチは確かに真由に届いていて、真由は久美子の願い通り手を抜かなかった
その上で久美子がソリの座を取り返し、部内の空気はひとつにまとまり、
真由も本当の意味で北宇治に迎え入れられ、全国金を獲れた
これはまぎれもなく真由の大好きなハッピーエンド
まさか後編の最後に何気なく挿入された「ハッピーエンド」がここまで重大な意味を持つワードだったとは
多分奏は真由の価値観をよしとしたわけじゃないと思う
でもここまで完璧に全員を幸せにするという結果を出されたことで、
もう受け入れるしかないじゃないか…と割り切ったんだと解釈してます - 165124/09/24(火) 18:57:33
またコテ外れてた、>>164は自分ね
あとどうしても気になっていた「真由がオーディションで全力を尽くしたか」について、
少なくとも真由本人は間違いなく全力を尽くした「つもり」だったと思います
ただ真由本人の意思はそうでも、その信念的に本当に全力が出せていたかというと、
もうこれは神のみぞ知るところかなあと…
黒江真由、恐ろしい子
⑧ありそうでなかった美智恵先生を含む指導者四人組のお話
大人しかいない場だと美智恵先生の優しさがストレートに表現されていてエモいね…
また千尋さんの名前を出すはしもっちゃん、地の文にもあるように結構な覚悟があったと思う
以前に千尋さんが亡くなったことで落ち込む滝先生をどうしてやることもできなかったと言ってたし、
滝先生にとってもはしもっちゃんにとってもある種のタブーの話題だったと思うんだよね
そして新山先生が珍しく感情的な言葉を紡ぐのも良い
大学時代の仲間同士の絆を感じる良い話だった…
⑨新幹部は予想通りの3人でした
自分の予想がピッタリ当たるのは珍しいのでかなり嬉しい
⑩一転して、新幹部を選ぶ側の目線の話
読者からすればこの3人でええやん、って簡単に言えるけども
作中の人間からすれば色々不都合な部分も見えているのでなかなか決めきれないよね
そのギャップが楽しいです
- 166124/09/24(火) 18:57:57
⑪後藤先輩と梨子先輩は今も円満という情報が入る
絶対大丈夫とは思っててもホッとするわね
「また吹奏楽やるかって言われると悩むなぁ」って久美子のセリフが感慨深い
間違いなく充実していたけど、だからといって繰り返したくなるかというと別ってのは
一生懸命に打ち込んだからこそ生じる気持ちなんだろうね
全然違う分野だけど自分にもそういうものはあったからすごくよくわかる
卒業旅行の話を突然秀一との旅行に変換する久美子、卑しすぎる
半年付き合っててもキスひとつ許さなかった身持ちの固さとは相反するドスケベですね…
しかも受験で忙しくて中々会えないことを不満に思ってるし、
復縁した途端にがっつきすぎてて草なんだ
そらお姉ちゃんも苦言呈するよ、「蛇口ひねったら出る水」とは実に秀逸な例え
そんな中で無事第一志望に合格した秀一おめでとう、久美子が相手だと
苦労する未来が見えているが頑張れ
【悲報】北宇治の宝のクラパート、男を巡って崩壊する
いや何やっとんねん君ら… 本当に北宇治はギスる展開には事欠かないな!
そしてそれに介入しようとする久美子を押しとどめる奏、ここは素直にかっこよかった
もうすっかり新幹部としての自覚ができてるんだなあと
結局この件は剣崎さんがブチ切れるという力技で解決したようだけど、
来年も再来年もこんな感じに幹部たちの苦労は続いていくんだろうね
はしもっちゃんの指導、コンクールという枠組みがないせいか、
今までで最も楽しさに振った指導だった気がする
というかコンクールの指導であっても絶対に「音を楽しむと書いて音楽」
のくだりは外さないし、本当に魅力的な指導者だなって思う - 167124/09/24(火) 18:58:31
そんなはしもっちゃんの指導のお陰で、ようやく久美子と真由の関係が
より深い所で改善に向かったのは喜ばしい
そして距離が縮まったふたりの会話で判明したが、真由はやはり吹部と関係なくモテていた
これまで告白された描写があったのは香織先輩とリボンの人くらいだけど、
ひょっとしたら歴代ネームドキャラで一番モテるのではなかろうか
大学に行ったら恋人欲しいということだが、これまでの話からすると
真由が真に欲しがっているのって「賞味期限の切れない一生モノの絆」なんだろうね
久美子と秀一の関係を羨ましがってるのもそういうことだし、
存在を知れば後藤先輩と梨子先輩のことも羨ましがると思う
で、おそらくだけどそれはもう叶っている気がする
東京ばな奈の時はできなかったお菓子の分け合い、
それが沖縄で打ち解けた後にはできるようになっていること、
さらに久美子とおそろいのムームーを買ったこと、
これらは真由が久美子を始めとする北宇治とずっと続く友誼を結べたことのメタファーじゃないかと…
まあこれもいつもの考えすぎかもしれないけど、そうであってくれればいいなと思ってます
そんな感じにあたたかーい気持ちで読んでたら、最後に久美子と麗奈で
一緒に入浴しながら愛してるゲームするとかいうすごいものをぶっこんで来た
これはみっちゃんじゃなくても距離近いって驚くよ…
【閉幕】
物語の最後を締めくくるのは奏
久美子の視点ではなく後輩の奏の視点で語ることで
北宇治の音楽は今後も続いていくことが強く表現されている気がします - 168124/09/24(火) 19:00:13
みんなの話の感想おしまい、やっと黒江真由というキャラクターが理解できました
なんか緑とは別ベクトルでメンタル強者というか異次元の価値観ですね…
既に書きましたがアニメ真由は真意はわかりにくいけど根っこは普通なのに対して
原作真由は超越者って感じがしています
そんな真由のこれからの人生を適当に想像
・本人の意思と関係ない所で争奪戦が勃発させて男性陣の友情崩壊させつつ
優良物件ゲットして結婚、一生の絆を手に入れる
・幼稚園の授業参観でママさんの間で大人気の爽やか先生(26歳独身)を
その気も無くデレデレさせてママ友たちにギギギってさせる
・娘が連れてきた片思いの男の子(8歳)の初恋をその気も無く奪って娘にギギギってさせる
・同窓会で秀一に挨拶して久美子をギギギってさせる
次はいよいよ最後の1冊、「飛び立つ君の背を見上げる」に行きます
みんなの話まで読んだ後に思うのは、キャラとしては原作の方が圧倒的に好きですね真由
ただし真由絡みのストーリーとしてはアニメの方に魅力を感じております
そしてラスボスってのは何とも言い得て妙
アニメでは実力面において、原作ではどうしても混じり合えない価値観において、久美子を苦しめたのみならず最後まで打倒されることはなかったという…
勝利した世界線の希美って感じがしなくもない
それじゃだめだよ、北宇治のやり方にあわせてよって言っても頑固に己を貫き通して
自分の望む最高の形を実現したという点において
単に了解とっただけでなく、武田先生が制作にも関わってたんですね
情報ありがとう
- 169124/09/24(火) 19:00:35
アニメだと真意はわかりにくいものの、仮面を剥がすことさえできれば普通の子って感じですわね
一方原作は超越者で、奏が独白してたようにありもしない裏を周りが必死に探してただけという
自分が楽しいと思える空気を守ることが第一で、北宇治でソリを辞退したがったのは
久美子がソリでないと雰囲気が悪くなることを察したから
となると真由がソリをやっても本当に全然雰囲気が悪くならないという環境ならば
ソリも嬉々としてやるし、選考も何も言わず受けるかも
いくら強豪校とは言え誰がソリやってもOKとまで割り切れる空気になるのかはわからないけど…
それは本当に全く同意
久美子が全ての事柄を解決していく話じゃないこともあって、
登場キャラ全員が何らかの役割を持っているし、それぞれの物語があるんですよね
年功序列で全国金が十分狙えるならそれが一番丸く収まるのはその通りですわね
ただ麗奈本人は吹奏楽に興味あるようなことをどこかでの短編で言ってた気がするので、
滝先生がいなくとも吹奏楽の強い所に行ってたんじゃないかなあって思います
- 170二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 21:39:33
短編集読んで真由が天然サークラと判明してから表紙みるとアサダニッキさんの理解力の深さに気付くんよ
見てくれよ同じムームー着てるのに一人だけへそ出しアピールしてる卑しい女を - 171二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 22:22:08
あー成程!確かに真由ならこういう無警戒なことは絶対にやりそうだものね
10年くらいその作品に携わってるのもあるだろうけど、プロのイラストレーターは違うねえ…
飛び立つ君の背を見上げる、1話目だけ感想
①章題「傘木希美はツキがない。」がもういきなりフルスロットルすぎる
しかもこれ神の視点で言われた物じゃなく夏紀先輩の発想だというのが最高に残酷で面白い
何気にリボンの人のファッションが描写されたのは初めて?
あのクソダサデカリボンって香織先輩の影響を受けた清楚系って扱いだったのか
作中一可愛いファッションだとは思ってたけど、清楚系とは微塵も思ってませんでした
希美の「まとめる側視点」の話はいちいち頷けるものが多くて、後に夏紀先輩が言うように
途中退部してなかったら北宇治でも希美が部長やってたルートは大いにあったと思う
あとやめるのは集団生活における最後の手段ってのが、未来を知ってると切ない…
今まであまり語られてなかった前顧問の人となり
みんな仲良く楽しい部活という理念はぶっちゃけ全然ありだと思う
でも当時の北宇治みたいに理不尽すぎる上下関係を放置するのは教師としてダメだよなあ…
あの美智恵先生がそんな状態に口出ししなかったのは不思議に思ってたけど、
若い顧問に気を遣っていたゆえのことと聞いて難しいところだなと感じました
リボンの人が上級生に不満たらたらでありながらも「郷に入っては郷に従え」で
卒業まで我慢する、としているのはちょっと感心した
思ったよりも冷静に事態を見ているし、実際我慢さえできるならそれがベストだと思う
どんな真っ当な改革案を出したとしても新参者がそれをいきなりぶち上げたら
頓挫するのが世の常だし、一定期間は様子見と根回しに徹するのが常道ですわね
「最初から強豪校を夢見てきたわけじゃないから」ってのはごもっともで、良い意味で立場を弁えてるなと感じました
リボンの人への好感度がまた上がった!
- 172二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 22:25:21
一方そういう道が選べなかったのが希美なわけで…
部活のために学校を選んだわけじゃないと自覚しており、
でもやるからには自分たちの手で強豪に変えたいという熱血思考もある
これ自体は全然いいと思う、でも性急すぎたね…
あすかが勝手によその人間関係もちこむなってのは、辛辣だけど的を射た意見だと思う
そしてついにやってくる夏紀先輩がブチギレた「性格ブス」のくだり、
これまで深く描写されてこなかったけど3年生のカウンターが想像以上に陰険だった
普通にイジメじゃんこれ…
悪意には倍以上の悪意で返せるあすかがいなかったら本当に危なかったねここ
あすかに危機を伝達した梨子先輩(多分)のファインプレイだった
この一件で夏紀先輩はあすかにずっと借りがあると思ってるわけだが、
退部騒動の時にあさり席を譲ったことでチャラになったとはまるで考えないのが
夏紀先輩の人の良いところだと思う
結果として希美が退部する方向へと背中を押してしまったことに
罪悪感を覚えている夏紀先輩、多分これはずっと消えることは無いんだろうね…
しかし「ツキがない」けど、そういうところも好きっていう夏紀先輩、
この人もなかなか罪深い趣味をしておられる
一旦ここまで、続きは明日
明日か明後日でいよいよ感想も全部終わるかな?
さらに歴代部長への批評とアニメ原作どっちが好きかってのを書いたらちょうどスレが埋まりそう - 173二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 22:35:38
もうすぐこの旅も終わりなんだなって思うと一抹の寂しさを覚えるね
立華の次くらいでいいから飛び立つも映像化してくれないかな - 174二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:25:12
感想乙
夏紀を上級生からかばうあすか先輩がカッコ良いのよね
あれは夏紀も脳を灼かれる。
ただ、あすかからしてもムカつく上級生に噛みつく夏紀はアホだけど好ましかったんだろうね。
あすかと夏紀のベタベタしないけど確かに存在する信頼関係好きだわ - 175二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 06:57:18
夏紀視点故であすかのかっこよさが何割増しかになってるの、夏紀がそれだけ恩義を感じてるってことよね
- 176二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 11:52:31
感想乙です。実は真由が求めている賞味期限の無い一生物の繋がりって、久美子は全部持ってるんですよね。 【麗奈・姉・秀一(多分)】そういう面も考えると少し哀愁があり、武田先生曰くダーク久美子として設定されており、とても小説的に面白いキャラだなと思います。
みんなの話で補足された奏と真由が握手する場面で、奏が義侠心を発揮する場面がめちゃくちゃ好きですね。高校生であの認めるムーブは中々出来ないなぁ。
大学で無自覚にサークルクラッシュ😱を起こす黒江真由が容易に想像できるので、他人ではなく本人も人生のハッピーエンドを迎えてほしいですね。 - 177二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 12:51:33
個人的に奏は真由の価値観を認めてると思う
原作の奏は人に対して信義を求めててそれを貫ける人を好んでる感じがする
真由に対しての反発は自分を認めてくれた実力主義の北宇治(それを示してくれた夏紀と久美子)を守りたいという義侠心からなのかなって
でも、真由が求めているものを理解して、自分とは異なるものだけど確固たる信念を持っていてそれを貫ける強さがあることに気づけたからこそそれを尊重しようとしたのが最後のアレなんじゃないかなって
真由の求めてるものを理解したうえで受け入れてくれるし、根は義侠心の厚い子だから、わざわざ会いに行くとかはしないだろうけど、卒業後でも毎年年賀状ぐらいは送ってくれて近居報告とかはしてくれそう
ある意味真由が求めてる賞味期限のない繋がりを満たせてるのって案外奏なんじゃないかと思ってる - 178二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 14:41:56
奏は優子に似てるよね
見た目はガーリーな美少女で頭も良くて弁も立つが、それ以上に義侠の人というのもそうだし
好きになる人間の傾向も似てるように見える - 179二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 19:59:57
優しい◯◯がまぁこの後も続くんだろうねぇ北宇治吹奏楽部の幹部…
- 180124/09/25(水) 22:21:36
正直1か月もかかる(続く)とは思わなかった
立華は本当に映像化してほしい、桃先輩とあみかちゃんが観たい
リズ鳥もそうだけど視点が誰かによって本当に印象変わりますよね、それが面白い
アニメだと麗奈、原作だと秀一という存在をうらやんでる感じだったしね
多分だけど真由は自分でも気づかぬうちに一生の絆を手に入れるんじゃないかなって思ってます
探していたものは気づけばとっくに側にいた、てな感じで
その解釈も素敵ですね
正直アニメ3期では奏は特に好きでも嫌いでもない程度の存在だったけど、
原作3年生編、特に短編集での奏はかなりいいキャラしてると思ってます
そういえば原作でも奏がちょっとだけ求を意識してるような描写ありましたね
でも求が緑以外の人物に懐く姿がまったく想像できない…
優しい部長で思ったけど、黄前先生は果たして厳しい態度で指導に臨むことはできるのだろうか
スパルタまでいかずとも、優しいだけでは上手く行かないらしいことは千尋さんで言われてるし
- 181124/09/25(水) 22:22:04
「飛び立つ君の背を見上げる」感想の続きいきます
②章題「鎧塚みぞれは視野が狭い。」
希美に好意的な代わりに、みぞれには一歩引いた目線で夏紀先輩が接してるのがわかるタイトルですね
あとメタ的には視野の狭いみぞれ、視野の広い夏紀先輩という対比もあるかも?
リボン部長・夏紀副部長をあすかが選んだ理由がより詳細に語られる中で
希美をあすかが選ばない理由も語られるが、あすかは本当に希美に対して容赦ないわね
「軌道に乗ってから戻ってきただけのよそ者」ってのはまあ間違いないかもしれないが
そこまで言うか!となる
一方で夏紀先輩に対する評価で面白かったのは「諦め癖がついてる」というところ
確かにきちんと諦められるからこそ、久美子や奏という実力で自分を上回る後輩を
しっかりと受け入れられたわけだ
特に突然強豪と呼ばれるようになった北宇治だと実力主義か年功序列かは
リボンの人ですら(というかリボンの人だからこそ?)最初は反発してたんだから、
夏紀先輩みたいな人は絶対に必要だよね
夏紀先輩の好きなアントワープブルーの歌詞に出てくる「僕」と「君」
これは南中カルテット4人の誰もがそれぞれ対応する部分があるのかな、と考えてます
リボンの人の架空彼ピにマウント取り始める夏紀先輩が可愛すぎる
実際、リボンの人が見つけてくる男ってすごく良い人だろうなって気はするな… - 182124/09/25(水) 22:22:20
それにつけてもこの2話目は夏紀先輩から見たみぞれ評が面白いわね
好意一辺倒ではなく、むしろ苦手に感じてる節もちょくちょく見受けられる
リボンの人がみぞれを甘やかしまくってることにはちょっとした嫉妬があるようにも感じられるし、
自分とみぞれは似たようなものかもってところには幾ばくかの自嘲を感じる
希美を縛り付ける枷なんてのははっきり批判的な物言いで、
一方的に庇う気にはなれないとも言ってるし、友達ではあっても
色々思う所はあるんだなっていう複雑な感情が垣間見えてとても良きです
ちなみに夏紀先輩のみぞれ評で個人的に一番しっくり来たのは「人たらし」のところ
確かにものすごく庇護欲をそそられるタイプで、真由とはまた違った吸引力を感じます
やっぱりお嬢様だったみぞれ
オーボエなんて高価なものを持ってるのもそうだし、音大行くのだって
何の反対も起きてなさそうなのを見るとかなり裕福だろうなとは思ってました
観覧車でサシで向かい合う夏紀先輩とみぞれ
理由もなく人は一緒にいないと言うみぞれに、
夏紀先輩が卒業してもみぞれと遊びたいと返すところ、もうほんとエモい
夏紀先輩は自己評価低めなこともあって自分が「いい人」であることを否定するけど、
自分がいい人のフリできるのはみぞれのおかげって言える時点でやはりいい人だと思うんよ
「夏紀はさ、優子となら空を飛べるタイプやな」個人的にこれが2話目で一番刺さった
これを言った希美は色々理屈をつけては飛ばないタイプであろうことや、
希美と夏紀先輩ともに「みぞれは飛びそう」と言ってることも合わせて
非常に示唆的なセリフであったと思います - 183124/09/25(水) 22:22:48
③章題「吉川優子は天邪鬼。」
夏紀先輩もリボンの人に対しては大分天邪鬼なのでお互い様である
…と思いながら読んでたらこの話の最後に「それはお互い様」とあって大笑いした
それにしても菫ちゃん割と存在感ある子だ
除い以外の南中の退部組についてはこれまであまり考えたことはなかったけど、
軽音部に転向後もバンド組むなどして音楽を楽しめていたようで本当に何より
というか何なら戻ってきた希美の方がよっぽど苦難の道を歩いてるような気がするぞ
あと退部組は退部組で残していった3人の事を気にしていたというのはなんかいいね
ちょっとした描写に優しさを感じる
リボンの人のカリスマ性について「善性の方向に転がると~」というくだりで、
香織先輩vs麗奈のソロ騒動、あれはカリスマ性が悪い方向に転がったからだという気付きを今更得た
カリスマ性ってのは自分は良い意味で捉えてたからいまいちピンと来なかったけど、
鼓舞ではなく煽動という方向にも発揮しうるものと考えれば
あすかが部長以外のポジションに起きたがらなかったのも納得できる
リボンの人がギターを始めた理由、「頼るものを分散化したい」という割とナイーブなものでした
単に好きでやってるんだろうくらいにしか思ってなかったけどそんな意味があったとは…
そしてギターじゃなくてもいいのにギターにした理由が「夏紀が弾けるから」なのがエモいですね
裏では人間関係の調整に神経をすり減らしていたリボン部長
というかこの時点で滝先生に従いたくない3年生って何者だ、ある意味すごい根性してるよ
そして誰もいないところに行こうとするリボン部長に纏わりつく夏紀先輩
そんな夏紀先輩に根負けしてポロッとこぼれ出た弱音が、たった一言の「疲れた」なのが本当にもうね…
夏紀先輩は自己評価低めだから自分がいなくともリボン部長は上手くやれてたと思ってるが、
上手くやれたとしても本当に限界ギリギリの綱渡りになってたと思う
そしてある日ついに限界がきてプチンと切れて、それで壊れてたんでないかと… - 184124/09/25(水) 22:24:24
リボンの人が手紙に記していた「スイッチを毎回オフにしてくれたから続けられた」ってのは
そういうことだと思います、やはり夏紀副部長はリボン部長にとって絶対不可欠の存在だった
他にもいいところあったけど上手く言葉にできんので3話目について無理やりまとめると、
なかよし川(つい最近この呼称知りました)の日常の喧嘩の下に隠された感情が
それはもう赤裸々に描写されて、どこをとっても大変楽しめました
お気に入りは全然泣けなかった夏紀先輩が、卒業式の翌日に自室でひとり泣くところ
むしろそういう静かで平和な瞬間にこそ涙って襲ってくるよね…
あと最後に、夏紀先輩から見た久美子がめっちゃ可愛くて申し訳ないがちょっと笑ってしまった
何だこのいじらしい久美子… まるで理想の後輩ではないか
④エピローグ
「中川夏紀は身勝手だ」
3話目で吐き捨てるようにつぶやいた言葉が、「そんな自分も嫌いじゃない」となってるの、
とてもとてもよい…
⑤記憶のイルミネーション
最後を飾るのは希美視点、時系列的には2話目の遊園地のところ
この話だけ夏紀先輩でなく希美視点というのは何か隠された意図があるのかな?
最後の「間違いなく素晴らしいことで、そしておhんの少しだけ寂しさを覚えること」ってのが
希美のどうしても捨てきれない後悔や未練をあらわしているようで何とも切なかった
感想おわり、これでアニメも原作も全て完走した!
歴代部長への批評とアニメ原作どっちが好きかってのは明日書きます
スレが残り少ないからダラダラかかずにコンパクトにまとめねば - 185二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:06:36
- 186二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:32:10
感想乙です。
観覧車のシーンでみぞれが「そうだったらよかったのに〜諦められたから〜」ともう今は諦めムードになっているのを見ると 諦めんなよみぞれ‼️と心の中の松岡修造が応援したくなってしまう。
でも希美とみぞれが二次創作でたまにある、香織とあすかみたいにルームシェアみたいな事をしたとしても、お互いにとって不幸になる可能性が高そうなので、今の状態が2人にとって幸せなんでしょうね。
希美が夏紀に対して相談した「みぞれのこと、〜それと同じくらい、多分━━(嫉妬?)している」の状態からコンサートへ見に行く仲になっていてとても良かったです。
歴代部長に対する批評と原作アニメどちらが好きかの総評も楽しみにしてます。 - 187二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 07:20:24
ワイは歴代ではデカリボン部長が一番好きやで
- 188二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 09:09:36
- 189二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 17:42:53
個人的に一番驚いたのはなかよし川の二人が同じ身長だったことだなぁ
いちいち細かいプロフィールとかチェックしないから、なんとなくデカリボン先輩の方が小さいと思っていた - 190124/09/26(木) 22:10:59
リボンの人は退部騒動の際に残った理由として
香織先輩に迷惑がかかることとみぞれのためというのを挙げていだけど、
全部読んだ後だと割合的には9割くらいみぞれのためだったんだろうなという気がしてます
今3期のコンサート回を見返すとこみ上げてくるものがありますねえ…
さらに短編集(みんなの話)で4人で仲良くしてるのをみて、きっともう大丈夫だろうって安堵しました
希美の高校時代はツキに見放されていた感があったけど、その分をこれから取り返せるといいね
ワイも好きやで!
ちなみに部長と関係なく好きなキャラベスト5(順不同)は
秀一・はしもっちゃん・原作真由・リボンの人・後藤先輩&梨子先輩
なお最後のふたりはワンセットだからひとりでカウントするものとする
自分もそこは驚いた
あのリボンのせい?でもっと身長が低いように見えていた…
- 191124/09/26(木) 22:11:41
[歴代部長評]
・小笠原晴香
自分の身に余る役職を任せられた気の毒な人、ってのが第一印象
当人もそれを自覚していて葵ちゃん退部時に無力さを痛感して当たり散らしてたのは悲痛…
でも北宇治が突然全国を目指す部に転換した混乱極まる状況の中、
葵ちゃんしか離脱者が出ていないいうのはむしろ凄いこと
これって彼女にとっては誉め言葉にならないかもしれないけど、
「優しさが先に出て上に立つにはちょっと頼りなく思えるけど、それがゆえに
周囲の人間が支えてやりたくなる」タイプの部長だからではないかと思います
あすかが部長だった場合、不満や反乱分子はその手管手練で上手く抑え込んだとしても、
退部という形での離脱者はむしろ増えてたんでないかと思います
大体の人間にとってあすかは特別な存在で、自分が支えなくてもうまくやるだろって思われちゃうので…
で、こういう「支えたくなる」特性があるからこそ、北宇治が大きく方針転換したあの1年においては、
小笠原部長はあすかよりもリボンの人よりも久美子よりも、誰よりも部長に最適な人材だったと思うのです
そんな優しくて支えたくなる部長があすか離脱の危機を迎え、今こそ自分が支える側になろうと
部員たちに向かって宣言する姿はとてつもなくカッコいいものだった…あの場面本当に大好き
・吉川優子
歴代部長の中で唯一全国まで部を導けなかった部長
ただし結果だけから判断するのは早計で、むしろリーダーとしての資質や能力は
歴代部長の中でもダントツだと思います
「人間関係の調整」と「引継ぎ能力」がめちゃくちゃ高く(※リーダー時に限る)、
部員の家庭内事情まで押さえたフォロー、夏紀との喧嘩であえて隙を見せるイメージ戦略、
部長就任時に既に翌年度を見越して久美子育成を図る(指導係や相談係を割り振る)など、
頭がキレるという点では他部員の追随を許さないレベル(※流石にあすかは除く)
ただ部員同士の空気が良くなりすぎて、健全な意味での競争意識を醸成できなかったのは
なんとも皮肉だった(麗奈は理解を示しつつも妥協と表現してた部分) - 192124/09/26(木) 22:11:59
あと能力が高いゆえに何でもひとりで抱えたがる悪癖があり、あすかがそれに気づいて
夏紀をフォロー役に添えていなければどこかで壊れていたことは想像に難くない
…とまあベタ褒めから始まり欠点で締める流れになってしまったけど、
部長としての能力は最も高いと思っていることは繰り返し言わさせてもらいます
だからこそ全国を経験させてあげたかった…
・黄前久美子
基本的には小笠原部長と似たタイプで、人柄で組織をまとめるリーダー
ただし下級生時から様々なトラブルに関わったり相談役を経験したことが活き、
時には狡猾とも評される会話術を持ちうるに至ったのが小笠原部長とは決定的に異なる所
そのあたり、実は(本人の評価とは裏腹に)先天的にリーダー向きの資質があった
小笠原部長に対し、久美子は後天的にリーダー向きの資質を獲得したタイプと考えてます
そして後天的に獲得し伸ばしたものであるゆえに、先天性で素材のままだった小笠原部長よりも
その能力は当然高いものとなるわけで、その手腕で見事に部をまとめていくはずだった
…平時であれば。
久美子の弱点、それは奏者としてのプライドも他の部長たちよりも高かったこと
これは全然悪いことではなく、むしろ向上心を煽る点では素晴らしいもの
しかし自分と違う価値観の、しかも自分と同等以上の実力を持つ人間が現れたことで
奏者としてのプライドが部長としてのあるべき姿を見失うことに…
このあたり、自分に自信を持っていなかった小笠原部長や、香織先輩のソロには拘っても
自分自身のソロには欠片も拘りを持っていなかったリボン部長とは全く違います
もしここを指して部長失格というなら、感情的には反発したいけど理屈としては納得できる…
ただしそのまま終わらずに、きちんと自分の中で昇華できるところまで
持って行ったところこそが、部長・久美子の真価です
アニメでは(関西直前のスピーチもよかったですが)ソリスト落選決定直後のスピーチ、
原作では最後のオーディション直前のスピーチ、いずれも自身の拘りを割り切って
全国金を目指す部長として「正しくある」姿勢を見せてくれた
この瞬間、精神的には歴代部長として最も高みに上ったのではないかと思います
…この世代が最高のハッピーエンドで終わってくれて、本当によかった - 193124/09/26(木) 22:14:49
[アニメと原作、どっちが好きか問題]
悩んだ結果出した答えは「ギリでアニメの方が好き」である
どっちも好きなのは当然、じゃあ自分は結局何に惹かれて全巻全話を見るほどにハマったのかと考えたら、
それはアニメ3期12話の再オーディションで黒江真由が一歩前に出た時の衝撃があったからなんですよね
前にも書いたけど最初はただ惰性でなんとなく見てただけで、
このまま主人公が勝つんだろうなとぼんやり見ておりました
今だから明かすけど「主人公が勝って喜ぶためのダシにこの子は使われてるんだな」
とさえ思ってて、本当に家事やるついでの時間つぶしに冷めた目で見ていただけだった
しかしそれは全くのクソみたいな愚かな勘違いで、
モヤモヤした展開も前振りもここで主人公に負けさせるためだったのかと分かったら、
一気に「すげえやこのアニメ!」となったわけです
さらにそこから続く久美子のスピーチはもう、これ高校生か!?という立派なもので、
一気に心をわしづかみにされました
ただこうして全てを視て読んだ後だと、原作の方が好きな部分もすごくたくさんあるわけで…
例えばキャラクター描写はおおむね原作の方が好きです
秀一と久美子の関係性、ことあるごとに結果至上主義に釘を差すはしもっちゃん、
なかよし川を始めとする南中カルテットの複雑な心情描写等々
(希美・みぞれに関してはアニメのリズ鳥もお見事としか言いようがないので引き分け)
アニメではどうしても尺の問題でカットせざるを得ない部分があるのは
百も承知してるので責めないけど、でもやっぱり悔いが残る部分はあるんです
それでも3期のあの瞬間に脳を焼かれた人間としては、本当にギリギリの僅差だけど、
アニメの方が好き…となりました
以上! おそらく自分が書きたいことは書ききったはずなので悔いはない
解釈や好みが違う人もきっと大勢いると思うが、そこは広い心で受け止めてもらえると嬉しい - 194二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 22:25:58
お疲れさま! こちらも一緒に振り返ることが出来たり、新しい視点での感想が見られて楽しかったよ
- 195二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 22:42:42
タイトルが飛び立つ鳥がそれはフラグの類じゃなくて普通に渡り鳥のようかえってくるんだ?みたいな意趣返しに見えるあれこれとか、カニカマを除けるのとそれを食っちゃうみぞれと夏紀が中々新鮮だった
- 196二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 23:06:34
自分も12話に脳を焼かれたから良く分かる
リアルで「うおぉ……」とか声出したわw
今でもたまに見返してる
感想一つ一つが丁寧で読んでて気持ちよかった
お疲れ様でした、ありがとう - 197124/09/27(金) 07:09:42
悔いないと思ったのに1日経つと書き忘れてることに気付く問題
>>190で好きなキャラ挙げた時、なぜ緑や加部ちゃん先輩やあみかちゃん&桃先輩が抜けているのか
>>192でリボン世代に全国経験させてあげたかったと書いた時に、
どうして加部ちゃんが北宇治の演奏を心から肯定してくれたことを挙げていないのか
もしも誓いのフィナーレの完全版的なものが今後できるとしたら、このシーンは是非とも入れて欲しいですねえ
これがあってこそ2年生編は完璧だと思いますので
自分の感想に反応が来ることで続けられた側面は間違いなくあります
こちらこそありがとう!
青い鳥は飛び立ったけど、でもいなくなったわけでもないと考えるとエモいですわね
あのシーンは自分も何度も見返してます
こちらもありがとう!
今度こそ書き切ったはず、残りのスレは自由にお使いくだせえ
- 198二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 10:50:58
感想乙
原作小説派だけどスレ主の意見も非常によくわかるし何よりここまでユーフォに浸かってくれたことに感謝
読み応えある感想をありがとう - 199二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 12:21:18
感想乙
読んですぐに自分でここまで言語化できるんだから、他の人の感想を読みに行くのもいいかもね
また別の見方を提供してくれる感想と出会えるかもしれない - 200二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 14:53:38
3のアニメ最終回観てて思ったのは案外久美子さん葉月を真っ先に回想に出してくる辺りしっかり友人だと思ってたんだね
私の秀一に手を出した〜みたいなのに騙されるとこだったぜ!
完走お疲れ様!