【オリ生徒/ほんのり🎲⚓️?】わたくし、颯爽登場ですわ!!【其の1-2】

  • 1お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:09:58

    おのれ深夜規制!!
    とうとうスレ落としてしまいましたわ~。
    1の2リスタートですわ~。

    この場を借りて前スレ保守してくださった皆様。
    完走や♡いただいた皆様に感謝いたしますわ~。
    安価機会をうかがっている皆様はもう暫く(具体的には対策委員会1章開始)までお待ちくださいなのですわー。

  • 2お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:12:05

    カナデのイメージを固めようと初めてAI弄ってみました。
    (最初はi2i試したんですがわたくしの貧弱な画力だと生成失敗したのですわ。)

  • 3お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:13:00
  • 4お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:18:00

    ステータス関連のおさらいですわ~

    ステータス:初期→現在
    戦闘:36
    神秘:82→94
    知識:79
    学力:55
    倫理:79
    慈悲:48
    社交:35
    ???:0→19

    戦闘詳細
    近接:33
    射撃:99
    防御:36
    耐久:54
    敏捷:96
    技術:59
    戦術:74

    兵装:AR(M4A1)
    固有名【Sacred_Buddy】
    カラーリング:デザートイエローにデザートピンクのワンポイント

  • 5お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:20:36

    パーソナルデータ
    名前:落成カナデ
    ケイオス・イシス社長令嬢
    アビドス編入生(1年生。ホシノと同学年)
    身長:161
    髪 :金髪縦ロール(鋼の意思!!)
    性格:なんちゃって高飛車お嬢様
    お胸:たゆん

    瞳色:#78D757
    ※カラーコード

    所有車両
    73式大型トラック中距離多目的誘導弾搭載【レガーツ1号】

    現在の好感度

    カナデからの好感度
    ユメ:86
    ホシノ:95

    カナデへの好感度
    ユメ:92
    ホシノ:100

  • 6お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:25:32

    あらすじ

    ユメの失踪から9日。
    黒服と接触し何らかの取引をしたカナデはユメ失踪10日目にしてアビドス砂漠へと強行突入を慣行する。
    粘りの末遂に車載の無線機が何らかの信号をキャッチする。
    カナデはユメを救うことが出来るのか?
    そして黒服と行った取引の真相は?代償は?

  • 7二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:16:45

    保守

  • 8お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 17:37:47

    「は、反応補足……ですわ。」
    慌てて無線機の不要なオープンチャンネルを閉じ受信された信号の維持にすべてのリソースを回す。
    「ユメさん?ユメさんですの!?聞こえて居たら返事をしてくださいな、ユメさん!!」
    祈るように無線へ呼びかけるカナデ。
    数秒の沈黙の後、ノイズ交じりの声が聞こえてくる。
    「ザザザ…ナデ…ゃん…?…。…えてる…ザザ…。」
    衰弱しているのだろう、か細く。しかし確かに帰ってきているのはユメの声。
    「今すぐお迎えに行きますわ!もう少しだけ、辛抱してくださいな。」
    電波の発信源を逆探知で探る。同時に自らのスマホではモモトークを開き【ユメさん発見】と短い文をホシノへ送信する。
    「あそこですわね。」
    電波を辿り見つけたのはかつて建っていたであろう建物の残骸。
    瓦礫が奇跡的に簡易的なシェルターの役割を果たしていたそこに蹲っていたユメの姿だった。

  • 9お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 17:38:07

    「ユメさん!!お待たせして申し訳ありませんわ。」
    「カナデちゃ…。」
    一目で脱水症状と栄養失調による衰弱と見て取れる。
    カナデは慎重にユメの身体を抱き起すと手にした経口補水液と補助栄養食のゼリーを取り出す。
    「ユメさん。ゆっくりですわよ?」
    緩慢な動作で水分を補給し、次いでゼリーを嚥下していくユメ。
    ほんの僅かにではあるが良くなった顔色を見て、やっとカナデは一息ついた。
    「ごめんねぇカナデちゃん…。また助けてもらっちゃったね……。」
    「当たり前ですわ。わたくしもホシノさんも。何度だって助けに来ると言ったのですから。
     …。本当は少し休んでいただきたいのですが、いつまた砂嵐が来るかわかりませんわ。
     お辛いでしょうけど車までお連れしますわね。」
    平時より異常に軽くなったユメを抱えレガーツ1号まで運ぶ。後部座席に横たえ運転席に付くと無線機に通信が入る。
    「こちらカナデですわ。」
    「カナデ?良かった通じた。ユメ先輩は無事!?」
    「ホシノさん、ご安心なさって。予断は出来ませんがひとまずユメさんは保護いたしましたわ。」
    「ッッ。良かった。」
    よほど心配していたのだろう。声に籠っていたこわばりが抜けていくホシノ。
    「連邦生徒会に緊急事態だって焚きつけてメディカルチェックの準備をさせてるからカナデはそのままシラトリ区へ向かって。私も途中で合流する。」
    「分かりましたわ。では後程。」
    カナデは過度に揺れぬように注意を払いながらアクセルを踏み込んだ。

  • 10お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 17:39:20

    >>7

    保守有難いのですわ~

    続けて書いていきますわよ~

  • 11お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 18:51:55

    サンクトゥムタワー近隣のメディカルセンター

    清潔感溢れる真っ白な廊下。
    備え付けられたソファーに並ぶカナデとホシノ。
    二人の眼前には赤く点灯する処置中の電光表示。
    「それで?カナデは大丈夫なの?学校にも戻ってこなかったしずっと探し回ってたんでしょ?
     ユメ先輩が助かってもカナデに何かあったら意味無いからね?」
    「ホシノさん、それはお互いさまと言うやつですわ。ホシノさんこそ今日何徹目ですの?」
    二人の声には疲労の色がありありと浮かんでいるが軽口を叩ける程度に心持は回復したようだ。
    赤色の電光表示がふっと消える。
    室内からセンターの職員が出てきて二人は招き入れられる。
    「二人とも改めてホントにごめんね。それとありがとう。」
    ベッドの上のユメは水分、栄養補給のための点滴こそ繋がれているものの危機は脱したようで、いつも通りの柔和な笑みを二人へと向ける。
    「砂漠の熱に中てられたため軽度の火傷は幾つか見られますがその他の外傷は見受けられませんね。」
    治療を担当したであろうセンター職員の話を聞き胸をなでおろす二人。
    「では先輩。私たちは一度学校に戻ります。落ち着いたらまた来ますから。」
    「ありがとう。ホシノちゃん、カナデちゃんも。しっかり休んでね。」
    「今回ばかりは長めに休みますよ。ほら、帰りますよ……。カナデ?」
    「あ、ごめんなさい私としたことがぼうっとしてしまいまし……。」

    ふいにどさりと音を立ててカナデの身体はその場に崩れ落ちた。

    ーーーーーーーーーーーーーー
    「クックック……。こんな結末がある可能性も分かっていたのでしょう?貴方なら。
     私との契約以上に重くのしかかることになる代償。
     あくまで私の渡したアレはトリガーでしかないのですから。
     もう暫くは観測するに留めておきますよ。餞別代りです。」

  • 12二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:47:41

    前回は保守しきれなくてごめんなさいてすわ〜…

  • 13二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 05:47:21

    保守ですわ

  • 14お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/18(水) 08:57:29

    朝保守ですわ~。

    今日もぼちぼち続き書いていきますわ~。



    >>12

    謝らないでくださいまし。

    応援してくださる方が居るだけで励みになりますわ~。

  • 15お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/18(水) 15:22:14

    「……。知らない天井…。いえ、わたくしの記憶が確かならメディカルセンターでしたわね。」

    *寝起きで回らない頭でぼんやりと結論付けたわたくしはゆっくりと身を起こす。視界に入ってきたのは部屋の逆サイドに据えられたベッドとそのうえで何かを読んでいるユメさんでしたわ。

    「あ、起きた?カナデちゃん?心配したんだよー。」

    「ユメさん、わたくしはどれくらい眠っていたのかしら……?」

    「丸1日くらいかな、随分疲れがたまってたみたい。ごめんね?私のせいだね?」

    *聞けばあの時倒れてしまったわたくしと、念のためにホシノさんもメディカルチェックを受けることになって。

    結果的には異常は見つからずに過労という診断になったそうですわ。

    今日はこの後ホシノさんが迎えに来ることになっていて、久々に3人揃ってアビドスに帰る予定らしいですわ。

    「ところでユメさんは熱心に何を読んでいますの?」

    「これ?これはSRTの、こっちはヴァルキューレの戦術教本とか訓練教本だよ~。

     連邦生徒会にお友達が居てねー、ちょっと無理言って用意してもらったんだー。

     いつまでもホシノちゃんやカナデちゃんに頼りきりじゃいけないからねー。」

    「そうですの……。」

    *個人的にその相手が気にはなりましたが、答えをはぐらかされてしまったのでそれ以上の追及はやめておきましたわ。


    ユメの教本理解度

    ・これ以降ユメが戦闘参加

    ・数値120以上で各学校治安維持組織レベル

    ・数値150以上で上位5%レベル

    ・数値180以上で各学校最強レベル

    dice1d150=90 (90) +50

  • 16お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/18(水) 15:25:51

    ※140…。上位10%の上澄みくらいに強いユメパイセンの爆誕ですわね。

     現状ホシノ>ユメ>>>カナデくらいの戦力差が…。

  • 17お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/18(水) 16:25:24

    「ユメさん、纏める荷物はこれでよかったかしら?」

    「大丈夫だよー。ありがとうねカナデちゃん。」

    最後のメディカルチェックが終わり二人ともに問題なし。退院。という判定が出る。

    カナデが荷物のチェックを終え少し歩こうかと廊下に出ると丁度迎えに来ていたホシノと鉢合わせる。

    「あらホシノさん。ちょうどいいタイミングですわね。」

    「……。」

    ホシノから返事は無い。不審に思ったカナデが首を傾げていると目を丸くしたホシノが口を開く。

    「カナデ……。その髪どうしたの?」

    「髪?髪がどうかし……。なんですのこれぇぇぇぇぇぇ!?」

    ホシノのに言われ廊下に据え付けられていた姿見を確認し絶叫するカナデ。

    カナデ自慢の金色のロングヘア。その先端から2割ほどの長さは深い海のような群青色に染まってしまっていた。

    「きょ、今日はまだ髪の手入れも巻く作業もしていないから気付きませんでしたわ。いったい何時から…。

     というかどうしてこんなことになっていますの~?」

    「いや、私に訊かれても知らないけど?体に異常はなかったんだよね?」

    「えぇ、いたって健康体だと言われましたわ。」

    「だったらしばらくは様子を見るしかないんじゃない?」

    「……。そう、ですわね。」

    そんなやり取りをしているうちに身支度を終えたユメが出てくる。

    「おはよーホシノちゃん。あれ?カナデちゃんちょっと見ない間に髪染めたの?」

    「この短時間で染められませんわよ?というかユメさん今の今まで気づいていなかったんですの?」

    「まぁ、それはそれでユメ先輩らしいけど。」

    やいのやいのとしながらも3人はアビドスへの帰路に就いた。


    好感度上昇(久々な気がしますわね)

    カナデからの好感度

    ユメ:dice1d14=13 (13) +86

    ホシノ:dice1d5=2 (2) +95

    カナデへ好感度

    ユメ:dice1d8=6 (6) +92

    ホシノ:MAX

  • 18二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:24:00

    お嬢の未来のためにも、保守

  • 19お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 09:41:13

    *時間が経つのは早いものですわ。
    借金の返済、治安向上運動、ユメさんの進路のあれこれ。
    そんなことに追われているうちに気付けば年明けが目前に控えた12月の終わり。
    アビドス自治区にも雪がちらつく年の瀬に、わたくし達は生徒会室にて炬燵でお鍋を突いていましたわ。
    「結局、ユメ先輩は進路どうするんですか?」
    *あの失踪事件以降、ユメさんはとてもお強くなられましたわ。
    いまでは模擬戦をすればホシノさんに食らいついていくほどに、実際僅かながらも勝ち星すら上げていることに。わたくしもホシノさんも。ユメさん本人ですら驚くほどですわ。
    「うーん。民間の軍事会社とか連邦生徒会の防衛室から声は掛けてもらってるんだけど。
     どれもピンとこないなーって。」
    「良いじゃないですか防衛室。まさかユメ先輩がエリートコースに進むなんて夢みたいですけど。」
    「ホシノちゃんは相変わらず厳しいねー。でも、どこも断っちゃった。」
    「そうなんですの?随分もったいない気がしますわね。」

  • 20お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 09:41:32

    「実はこのどこかに進学しようかなって。」
    ユメが取り出したのは何冊かの冊子。
    「これは。【ミレニアム気象研究機構】に【トリニティ経済学院】それに【ゲヘナ地層開発局】どこも大手の研究開発に関する学術院ですわね。」
    「そうだよー。もうちょっと学生でいたいかなーって言うのがひとつと。
     本格的にお仕事始めちゃうとホシノちゃんやカナデちゃん。
     そして来年入ってくる新しい1年生の子たちに中々会えなくなっちゃうからねー。
     それに、この3つならこれからのアビドスの復興にも役に立つかなーって。」
    「アビドスに入学してくるもの好きなんてそうそう居ないと思いますけど。」
    「そんなことないよぉ~。あ、それはそれとして。
     連邦生徒会にも非常勤の学術院生としてで良ければ協力しますとはお返事したよー。」
    「ユメ先輩が決めたなら良いと思いますよ?」
    「そういえば、アビドス生徒会は来年からホシノさんが生徒会長で宜しいんですの?」
    「私はホシノちゃんが引き継いでくれたら嬉しいけど。生徒会って形にこだわらなくてもいいと思うよ?
     ホシノちゃんとカナデちゃん、それに新しく入学してくる子たちでしっくりくる形にしてくれれば。」
    「それではこの件は保留ですわね。わたくし達も来年はまだ2年生ですし。
     暫定的には生徒会長は空席でホシノさんが副会長、わたくしが補佐。現状維持でいいと思いますわ。」
    その後は他愛もない雑談に興じたりアビドスの未来をあれこれ妄想したりするうちに夜は更けていった。

  • 21お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 09:45:26

    ユメの進路


    dice1d3=1 (1)

    1.ミレニアム気象研究機構

    2.トリニティ経済学院

    3.ゲヘナ地層開発局


    ※キヴォトスに大学相当の機関があるかいまいち不明だったので兼任の研究機関があることにしました。

    (調べ漏れでどこかに情報はあるかもしれませんが。)

  • 22お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 09:46:52

    ※ミレニアムですね。これはパヴァーヌ編もやれって言う女神さまの思し召しですかね。

  • 23お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 14:57:13

    年明けから数日
    「は?アビドスを離れる?」
    ホシノの声音は怒気を孕んだものだった。
    「えぇ、そうですわ。と言っても1年くらいで戻ってきますが。」
    申し訳なさそうな表情でカナデは語る。
    「わたくしのコレもいい加減調べなければいけないでしょうし。
     それに、会社の財政も思わしくないのでそろそろ畳まないといけなくなったのですわ。」
    「それは、アビドスに居ながらじゃ出来ないこと?」
    依然ホシノの口調は厳しいものだ。
    *黒服と接触するかもしれないから……。とは流石に言えませんものね。
    どうやらホシノさんとも因縁があるようですし。
    無言を貫くカナデにホシノは折れた。
    「分かった。ちゃんと帰ってこないと許さないから。
     カナデのおかげで私はユメ先輩を失わずに済んだ。
     それなのに今度はカナデが帰ってこない……。そんなことになったら……。」
    珍しくしおらしいホシノに小さく笑みをこぼすカナデ。
    「何が可笑しいの。」
    「いえ、わたくしも果報者だなぁ…。と。
     大丈夫ですわホシノさん。例え離れていてもわたくしの心はいつも此処にある。
     わたくしが背中を預けられるのはホシノさんだけですわ。」
    「はぁ……。ユメ先輩といいカナデといいすぐにそうやって恥ずかしいセリフを臆面もなく……。
     元気でね、あとちゃんとユメ先輩には挨拶していくこと。黙って行ったら泣くよ?ユメ先輩は。」
    「えぇ、そうですわね。ホシノさん。これを預けますわ。」
    カナデが手放すのは鍵の束。
    「生徒会室のわたくし用のロッカー。それとレガーツ一号の鍵ですわ。
     ホシノさん、貴女に持っていてもらいたいのですわ。」
    「分かった。それじゃあまた、それとも外まで見送ろうか?」
    「ご冗談を。そんなことされたら恥ずかしくて顔から火が出てしまいますわ。」
    それ以上は多く語らず、カナデは生徒会室を後にする。校門まで来て振り返ると窓からホシノが小さく手を振っていた。
    *必ず戻ってきますわ。ホシノさん、ユメさん。どうかお元気で。

  • 24お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 14:57:38

    EP0.夢と紡いだ軌跡 完

  • 25お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 15:03:05

    ※過去編はこれにて完結とさせていただきますわ~
    と言う訳で次回から遂に本筋。1章に入っていくのですわー。
    思ったより長くなってしまったのですわ。
    この先もまだまだ書きたいことややりたいシーンが目白押しなのですわ!

    一度幕間兼成長などの処理を挟みますので。
    気になったところや此処どうなってるの?
    みたいな疑問には答えられる範囲で答えるつもりですので何かあればお気軽に!ですわ~。

  • 26二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:41:52

    それでは…お金の使い方(経理)、どれ程のものか見せて下さいまし?
    後、お嬢の属性・装甲・立ち位置も教えて頂けたら幸いですわ。

  • 27出先お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 20:44:23

    そうですわね。一気に振ってしまいましょう(あえての補正無しで)


    財力:dice1d100=55 (55)

    経理:dice1d100=64 (64)


    属性/装甲

    dice2d4=2 1 (3)

    1.爆発/軽装甲

    2.貫通/重装甲

    3.神秘/特殊装甲

    4.振動/弾力装甲


    立ち位置

    dice1d3=3 (3)

    1.Front

    2.Middle

    3.Back


    役割(タンク除外)

    dice1d3=2 (2)

    1.アタッカー

    2.サポーター

    3.ヒーラー

  • 28出先お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 20:49:27

    意外にも無難なところに落ち着きましたわね。
    立ち位置役割はイメージ通りでなくて??
    さすが私ですわね。

    ※参考程度に載せておきますがお嬢様がトラックに積んでいる多目的誘導弾は20億円らしいですよ!
    キヴォトスだと兵器類は安価で買えそうですが。

  • 29二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:52:27

    Back、サポーターで戦術も高いあたり、指揮官系のスキル持ってそうですわね。もしくは何処ぞの社長みたくカリスマでもお持ちで?

  • 30二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 08:05:59

    hosyu

  • 31お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/20(金) 08:36:41

    ステータス上昇加工処理


    汎用ステータス上昇

    財力/???を除くランダム3つ

    dice1d8=1 (1)

    1.戦闘

    2.神秘

    3.知識

    4.学力

    5.倫理

    6.慈悲

    7.社交

    8.経理


    上昇幅(100overは現状100として扱います)

    dice3d10=5 10 4 (19)

  • 32お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/20(金) 08:37:40

    数間違えてしまいましたわ。


    dice2d8=1 5 (6)

  • 33お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/20(金) 08:38:42

    …活躍したとはいえ戦闘重複上昇するんですのね。いいと思いますわよ?

  • 34お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/20(金) 08:42:30

    戦闘ステータス上昇(ランダム3つ)


    dice3d7=3 6 4 (13)

    1.近接

    2.射撃

    3.防御

    4.耐久

    5.敏捷

    6.技術

    7.戦術


    上昇幅

    dice3d10=10 6 3 (19)

  • 35お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/20(金) 08:47:24

    お嬢様実はタンクやりたいんですの?


    ???によるステータス減少

    (戦術を除くランダム1つ、減少幅は-19%)

    dice1d6=6 (6)

    1.近接

    2.射撃

    3.防御

    4.耐久

    5.敏捷

    6.技術

  • 36お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/20(金) 08:50:49

    成長したところががっつり削れますのね
    技術65の19%→12減少(端数切捨て)

    纏めますわねー
    ステータス
    戦闘:36→51
    神秘:94
    知識:79
    学力:55
    倫理:79→84
    慈悲:48
    社交:35
    財力:55
    経理:64
    ???:19
    戦闘詳細
    近接:33
    射撃:99
    防御:36→46
    耐久:54→57
    敏捷:96
    技術:59→53
    戦術:74

  • 37お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/20(金) 09:00:25

    ※小噺ですわ!お嬢様の【???】ですが展開によっては解明されないまま終わる可能性がありますわ。(ゲマ絡み多ければ完全解明するかな?)
    その場合何処かの幕間か終わった後にネタ晴らしですわね。
    一応お話はエデン条約編完結までを予定しておりますわ。
    (パヴァーヌの1章は開発部の内輪話なので飛ばして2章の予定)
    なのでお嬢様のお話は
    アビドス1・2章パヴァーヌ2章エデン1・2(さらっと)3・4章(がっつり)
    の予定ですわ。
    ……。先が長すぎませんこと?
    が、頑張りますわ。

  • 38二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 20:15:59

    保守、危なかったですわ〜

  • 39お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/21(土) 08:13:07

    "ごめんね、戦闘参加してもらった上に学校への案内までさせちゃって。"


    「良いんですよ先生。私も久々にみんなに会いたかったんです。

     それに、アビドスは外から来た先生には少し大変な場所なので。」


    アビドス対策委員会編第一章

    【もう一人の三年生】


    「それにしても驚きました。先生の指揮のが無ければあんなに早く事態を収拾できなかったと思います。」

    "はは、お役に立てたなら何より。と言っても。私は少しみんなの手助けをしただけだよ。"


    先生の性別

    dice1d2=1 (1)

    1.男

    2.女

  • 40お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/21(土) 08:31:12

    "こっちも驚いたよ。みんなすごく強かったけど、君は頭一つ抜けてるように見えたからさ。ユメ。"
    「いえいえ、私なんてまだまだですよ。アビドスには私より強い子もいますし。」
    "へぇ、それは頼りになるね。"
    二人の後方から車輪の音が聞こえてくる。
    「ん、ユメ先輩久しぶり。その人は?」
    「わぁ。シロコちゃんこんにちわー。この人はシャーレの先生ですよー。」
    「シャーレ?アヤネが送った申請通ったんだ。初めまして、私はアビドス高校2年。砂狼シロコ。」
    "初めましてシロコ。君たちが送ってくれたメール読ませてもらったよ。私にできる事なら力になるからね。"
    自転車を押すシロコが加わり。3人は世間話を交えつつアビドス高校へと向かった。

  • 41お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/21(土) 10:18:31

    対策委員会部室。
    「ただいま。」
    「おかえり、シロコ先輩。あ、ユメ先輩も一緒だったんだ。それと……。誰?」
    「わあ、珍しいですね。アビドスに大人の人が来るなんて。」
    「でも、来客の予定なんてありましたっけ?ユメ先輩の付き添いの方ですか?」
    「ふっふっふ。セリカちゃん、ノノミちゃん、アヤネちゃん。こちらは連邦捜査部【シャーレ】の先生です。」
    3者3様の反応を返す3人の生徒にユメは説明する。
    "【シャーレ】の顧問先生です、よろしくね。"
    「ん、アヤネの送った支援要請が受理されたみたい。」
    「わあ☆本当ですか?良かったですね、アヤネちゃん!」
    「はい、これで……弾薬や補給品の援助が受けられます。」
    互いに簡単な自己紹介をした後にシロコが疑問を口に出す。
    「ん、ホシノ先輩は?」
    「委員長は隣の部屋で寝てるよ。私、起こしてくる。」
    部室を出ていくセリカ。
    「ホシノちゃんは元気にしてる?」
    「それが、最近少しピリピリしてるみたいで。どうも原因は度重なる襲撃とは別にあるみたいなんですけど。」
    ユメの問いにアヤネは返す。
    「そっか、まだカナデちゃん帰ってきてないんだね。」
    その台詞に一同は疑問符を浮かべる。そして一拍おいて。
    「あ、以前ホシノ先輩に聞いたことがあります。アビドスにはもう一人3年生が居るって。」
    ノノミは思い出したかのように手を叩く。
    「うん。アビドスは元々、私とホシノちゃん、そしてカナデちゃん。3人で活動してたの。予定ではもう帰ってきてるはずなんだけどなー。」
    ユメは懐かしむような視線を外へ向ける。

  • 42二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 18:22:12

    保守

  • 43お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/21(土) 23:17:07

    ダダダダダダダダダ!!
    にわかに銃声が響き渡る。
    "何事!?"
    「敵襲です。カタカタヘルメット団が正門の方に!」
    「あいつら、性懲りもなく……ッ!」
    そこにホシノを連れたセリカが駆け込んでくる。
    「ホシノ先輩を連れてきたよ!先輩!寝ぼけてないで、起きて!」
    「むにゃ……まだ起きる時間じゃないよー。……ってユメ先輩!?」
    「おはよう、ホシノちゃん大変そうだね?あ、こちらシャーレの先生だよ。」
    「もー。ユメ先輩が居るなら先に言ってよ~。格好悪いところ見せちゃったじゃん。
     あ、先生?よろしく~。」
    ぐっと伸びをして立てかけてあった愛銃のショットガンを構えるホシノ。
    「アヤネちゃん、いつも通りオペレーターよろしくね~。」
    "私も手伝うよ。"
    「ありがとうございます先生。サポートお願いしますね。」
    アヤネはオペレーター用のインカム、その予備を先生に手渡す。
    「ねぇ、ホシノちゃん。わたしも出るよ。たまには先輩らしいとこ見せなきゃね。」
    「ユメ先輩、それ新調したんですか?」
    ホシノはユメの持つ、ホシノの物と同型の盾を指して聞く。
    「そうだよー。ホシノちゃんとお揃いにしようと思って探したら同型のを見つけてねー。」
    展開すると盾に代わるスーツケース。その内側からはショットガンと対になったハンドガンが顔を出す。
    「私のこれも元々はユメ先輩のなんだから言ってくれれば返したのにー。」
    ホシノとユメを先頭にシロコ、ノノミ、セリカが武装を整えて続く。
    "みんな、準備は良い?"
    そして、対策委員会とヘルメット団の戦いの火蓋が切って落とされた。

  • 44二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 06:22:24

  • 45出先お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/22(日) 14:54:24

    ※昼保守ですわー。
    規制厳しくて本日更新出来ないかもしれませんわー。
    申し訳ありませんわー。

  • 46二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:31:39

  • 47お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/22(日) 23:36:14

    「リーダー!あいつら弾薬尽きている筈じゃ……。」
    「えぇい、泣き言をいうな!運よく補給できただけだろう。攻め手を緩めなければまたすぐに尽きる!」
    戦況は対策委員会が優勢だった。
    弾薬を補給できたこと、そして何より的確な指示を出す先生と前衛で暴れるユメの存在が大きかった。
    「切り込むよ!ホシノちゃん!!」
    「ユメ先輩また強くなりました?これじゃあ私の見せ場がないな~。」
    敵陣のど真ん中に切り込み互いに背を預け群がるヘルメット団の面々を的確に減らしていく。
    「仕方ない、一度退くぞ。アレの準備ができ次第再度仕掛ける。」
    「撤収!!撤収~!!」
    リーダーとその取り巻きが撤収を促すとヘルメット団は蜘蛛の子を散らすように消えていった。
    「あれぇ?いつもは全滅するまで遮二無二突撃してくるんだけどなー?」
    ホシノはいつもと違う相手の様子に気の抜けた声で疑問を零す。
    「先輩たちが強すぎて慌てて逃げたんじゃないの?」
    と、近寄ってきたセリカは言う。
    「ん、援護する間もなくほとんど二人で倒した。」
    消化不良と言いたげなシロコがセリカに同意を示す。
    "ほとんど私の出番もなかったしね。"
    「そんなことはないよぉ~。先生が敵の薄いところを指示してくれなきゃこうして突っ込めなかったし~。
     やっぱり大人は頼りになるねぇ。」
    「みなさんお疲れさまでした。消費した弾薬を計数して今後の会議をしましょう。」
    真面目なアヤネが締めてその場は終わった。

  • 48お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/22(日) 23:46:34

    アビドス高校近くの廃墟

    「準備は順調か?」
    「はいリーダー。間もなく全機起動できます。」
    「これで今度こそアビドスの連中を倒して学校を占拠できるんですね!」
    「そうだ!あそこを我々の新たな拠点にして我らカタカタヘルメット団の規模を拡大するのだ!」
    散り散りに逃げ出したヘルメット団のメンバーは再集結しつつあった。
    「……でも、なんであの会社は私らにここまで肩入れするんですかね?」
    「さぁな。単にアビドスの連中が邪魔なんじゃないか?」


    「……ふぅん?備えておいた方がよさそうですわね。」
    その廃墟の一角で聞き耳を立てていた人影に気付いたものは一人も居なかった。

  • 49二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 08:21:17

    朝保守ですわ〜

  • 50二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 19:35:19

    ホホホ

  • 51二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 06:50:39

    朝保守

  • 52二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 16:15:51

    カタカタも懲りないねぇ

  • 53出先お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/24(火) 16:28:57

    「皆さん、再びヘルメット団が攻めてきました!」

    夕刻。アヤネの声が響く。

    「ん、しつこい。」
    日に2度目の襲撃にうんざりした表情のシロコ。
    「あーもー!何度来ても無駄だって分からせてやるんだから。」
    勇んで飛び出そうとするセリカ。
    「まー落ち着いて。今日は先生もユメ先輩ももう帰っちゃったし昼間みたいに突っ込むのは危ないよー。」
    2人を軽く牽制したホシノはアヤネに尋ねる。
    「数は分かる?」
    「大雑把にですが昼間より増えています。」
    アヤネの報告に苦い顔をするホシノ。
    「戦力が減ってるの分かってて来てるねーこれは。ノノミちゃん。アヤネちゃんと一緒に屋上に上がって。上からの制圧射撃でできるだけ相手を抑えてー。」
    「はい、任せてください!」
    装備を整えたノノミはアヤネを伴って階段へ駆けていく。
    「シロコちゃん、セリカちゃん。おじさんが隙を見て分断して行くから浮いた敵を各個撃破してね。日が落ちて視界が悪くなるから無理に前に出ないようにねー。」
    「ん、了解。」
    「分かった。」
    完全に日が落ちれば相手も退くだろうと考えたホシノは時間を稼ぎつつ戦力を削っていく消耗戦を選んだ。

  • 54出先お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/24(火) 16:48:08

    「大人しくしてくださーい!」
    高所からのノノミの掃射に攻めあぐね前線が上がらないヘルメット団。
    「リーダー。攻め手が足りません!」
    「落ち着け!無理に前に出なくていい。直に日が完全に落ちる、それまでは相手に消耗を強いるんだ。」
    不利な戦況にもかかわらずヘルメット団のリーダーとその取り巻きは不敵な笑みを浮かべ落ち着き払っていた。
    「そーそー。アイツら暗くなったら私達が撤退するって思い込んで派手に撃ってきてるから吐き出させるだけ吐き出させればいいんだよ。」
    リーダーの側近だろうか。自分の得物を弄ぶ少女はちらりと腕時計を確認する。
    「そろそろいい時間だよ?リーダー。」
    夕日は建物の影に消え、夜の帳が降りつつあった。
    「よし、全員アレを装備しろ。例の兵器の準備はどうだ?」
    「万端。いつでも出せる。」
    リーダーは立ち上がり告げる。
    「ドローン全機展開!皆は暗視装備で続け!今までの私達とは違うということを奴らに思い知らせてやれ!」
    一介の不良集団には到底揃えられない装備。
    数十機の小型ドローンが次々に唸りを上げて飛び立つ。
    ヘルメット団の逆襲が今始まろうとしていた。

  • 55お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/24(火) 22:30:29

    さぁさ続きを書きますわよー。
    規制食らった時のための時間調整保守ですの!

  • 56二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 03:20:58

    一応保守

  • 57二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 13:31:05

    保守

  • 58お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/25(水) 16:32:01

    「ホシノ先輩。ヘルメット団依然攻勢に出てきます。」
    インカム越しのアヤネの声に思わず歯噛みする。
    「うへぇ。この読み違いはまずったかも。でもこうも視界が悪いと向こうもやりづらいと思うんだけど……。」
    相手の意図が読めずに困惑するホシノ。
    「シロコちゃん、セリカちゃん。先に下がって校舎を固めて。暗さに乗じて侵入する気かもしれない。」
    在り得そうな展開を洗い出し対応策を出していく。
    「ん、わかった。ホシノ先輩も気を付けて。」
    シロコはセリカを引き連れ校舎内へと戻る。
    「うへぇ~。どうしたもんかねぇ。諦めて早く帰ってくれないかなぁ。」
    そうして結果的に孤立してしまうホシノ。
    簡単にはやられないという自負は僅かな慢心となって判断を誤らせた。
    「全員展開だ、相手は孤立しているぞ。」
    辺りに響くヘルメット団リーダーの声にハッとしたホシノは盾を構え警戒するが相手からのアクションが無い。
    「ハッタリ?」
    その直後に上空から小型モーターの駆動音が響く。

  • 59お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/25(水) 16:32:12

    「戦闘用ドローン!?こんなもの何処で……。」

    ドローンに搭載された機銃から雨霰と銃弾が降り注ぐ。

    「……っく。」

    盾を掲げ防ぐホシノ。やみくもな掃射じゃない。すべて自分を狙ってきていると気付いた。

    「レーザー照準搭載型…。」

    「キャッ……。」

    「ノノミちゃん!?」

    インカム越しに響く声に呼びかける。

    「だ、大丈夫です。屋上にドローンが。」

    「無理に対応しないで、アヤネちゃんとノノミちゃんは屋内に退避。シロコちゃん、セリカちゃんと合流して校舎内に侵入されないように警戒して。」

    「わ、わかりました。ホシノ先輩も早く退……ブツンッ!」

    「通信妨害まで!?あちゃー、まいったね。おじさんちょーっとピンチかもぉ。」

    頬を冷や汗が伝う。

    「進め!アビドスの最高戦力を落とせば我々の勝利は目前だ!!」


    ヘルメット団前衛人数

    dice1d50=36 (36) +50

    ドローン数

    dice1d50=22 (22) +30

  • 60お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/25(水) 19:32:55

    こちらは視界が制限されて単独。
    あちらは視界良好で数も大規模。

    「いい……加減に!」
    ホシノのショットガンが火を噴き接近したドローンとヘルメット団員を押し返す。
    しかしその間も相手からの銃撃は止まず致命傷こそないもののホシノの被弾はじわじわと増えている。
    インカムは未だ沈黙したままで後輩たちの様子も分からない。
    「くっ、この!!」
    ガチン!
    「なっ。しまった弾切……。」
    引き金を引くも弾丸は出ない、焦りで残弾を読み違えたホシノの動揺を突き数機のドローンが直上から急降下してくる。


    「そこまで、ですわ。」

  • 61お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/25(水) 19:58:06

    飛来する数多の銃弾はホシノへ迫るドローンのどてっぱらに風穴を開ける。
    制御を失ったドローンはあらぬ方向へ墜落し沈黙する。

    「あはは、帰ってくるのが遅すぎるんじゃないかなぁ。」
    安堵の声を上げたホシノは思わずその場にへたり込む。
    「それは申し訳ありませんわ。その分のお仕事はきっちり致しますので許してくださいまし。」
    ふわり、と先端を蒼く染めた特徴的な金髪をたなびかせる人影。
    優雅な足取りでホシノの隣へ立つ。
    「わたくし、華麗に凱旋。ですわ!!」
    矢継ぎ早に浴びせかける銃弾は視界の悪さをものともせずドローンを撃ち抜き次々と墜落させていく。
    「おい、奴はまさか!?」
    「知ってるんですかリーダー?」
    風向きの変わった戦況に狼狽えるヘルメット団達。
    「あぁ、以前聞いたことがある。前アビドス生徒会長がまだいた時の噂だ。
     曰く、【アビドスの双璧】鉄壁無双のホシノと精密快速のカナデ。
     アビドスを去ったと聞いていた現三年の片割れだ。仕方ない、報告しなければならん。口惜しいが撤退だ。」

    虎の子の戦闘ドローンを次々に撃墜されたヘルメット団は被害が拡大する前に退く選択をとった。

  • 62二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 02:51:13

    保守

  • 63お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/26(木) 08:41:15

    「退くみたいですわね。追撃に出たいところですが今は良いですわ。」
    愛銃を降ろしたカナデはホシノに近づく。
    「あらあらホシノさん。しばらく見ないうちに随分可愛らしくなって。」
    疲弊している様子のホシノを抱え上げカナデは茶化す。
    「う、うっさいな。いいでしょ別に。」
    頬を染め口を尖らせるホシノだったが疲労感からか抵抗することは無く無抵抗で運ばれている。
    「帰ってくるのが遅いんだよ……。心配……。したんだからね。」
    珍しくしおらしい態度のホシノ。
    「そう……ですわね。もう少し早く帰って来れれば……。」
    そんなホシノに対し何やら物憂げなカナデ。
    「……カナデ?何かあった?」
    「いえ、何でもありませんわ。それよりホシノさんの怪我のお手当てを致しませんと。
     後輩の皆様も紹介してくださいね?」
    「勿論、みんないい子だよ。ちょっと癖は強いけど。」
    「あらあら、それは楽しみですわね。」

  • 64二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:53:20

  • 65二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 07:44:06

    保守

  • 66お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/27(金) 07:45:44

    取り急ぎ保守ですわー

  • 67二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 16:17:56

    仲良いのは楽しいからね

  • 68お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/27(金) 22:15:35

    「カナデ、私と勝負して。」
    翌日、互いの自己紹介もそこそこにシロコはカナデに食って掛かった。
    「わたくしと?シロコさんが?何故ですの?」
    面食らったカナデはそう訊き返すことしかできなかった。
    「私は自分より強い人の言う事しか聞かない。カナデが先輩だって言うなら私と戦うべき。」
    「うへぇー。シロコちゃんの悪い癖が出ちゃってるよー。」
    「別にわたくし変に先輩風を吹かせるつもりはありませんわよ?」
    *ですが、そうですわね……。
    「ぶつかってくる後輩を受け止めることも先輩としての務めなのであればその勝負お受けいたしますわ。」

    こうして、突発的な模擬戦が始まることになった。

    「あの、ホシノ先輩。」
    「どうしたの―アヤネちゃん?」
    「実際のところカナデ先輩の実力はどれくらいなんですか?」
    「んー。実はおじさんもよくは知らないんだよねー。直接対決で負けたことは無いけど。
     カナデはあまり戦いたがるタイプじゃないからねー。」

  • 69お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/27(金) 22:33:48

    「ねぇ、ノノミ先輩聞いた?」

    「はい、はっきり聞きましたよセリカちゃん。」

    ホシノとアヤネのやり取りを隣で聞いていたセリカとノノミは驚いていた。

    「ホシノ先輩が他人を呼び捨てにしてるの初めて聞いたかも。」

    「そうですね、私もびっくりしてます。」


    そんなやり取りを尻目に校庭へ出たカナデとシロコは互いに準備を整えていた。

    誰もが息をのみ見守る中。先に動いたのはシロコだった。

    「ん、先手必勝。」

    校庭に遮蔽物として置かれている机やロッカーを足場に立体的に距離を詰めながら自身の銃と愛用のドローンから多角的に弾幕を形成していく。

    「シロコちゃん、のっけから本気だねー。」


    【カナデの回避ダイス:敏捷値96】

    ※96以下で回避成功。48以下で更にか有利位置へ移動。24以下でカウンター

    dice1d100=37 (37)

  • 70お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/27(金) 22:51:26

    *動きを見るにシロコさんは恐らく高機動型のアタッカーですわね。高機動という面ではわたくしと似たもの同士ですわね。

    着弾するミサイルと襲い来る弾丸の合間を縫って弾幕を抜けたカナデ。

    その位置取りは距離を詰めに前進したシロコとすれ違うようにその背後へ。

    「想定外に速い、でも私を捉えられると思わないほうがいい。」

    負けじとシロコも自身の脚力を生かし的を絞らせないように縦横無尽に動き回る。


    「シロコちゃんが逃げに徹すると中々捕まえられないよねぇ。」

    「はい、私とホシノ先輩2人がかりでも時間がかかりました。」

    ホシノとノノミは初めて出会った頃のシロコを思い浮かべていた。


    *一見出鱈目な動き、ですがどの位置からでもわたくしを強襲できるルートが確保されていますわね。でしたら。


    【カナデの行動ダイス】

    dice1d4=3 (3)

    1.待ちからのカウンター狙い。

    2.戦術的解釈での妨害。

    3.あえて真正面から切り込む。

    4.距離を取っての射撃戦。

  • 71お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/28(土) 08:28:05

    「ここは逆張りさせていただきますわ!」

    全力で向かってきているシロコを搦手で下してもきっと遺恨が残るだろう。

    そう考えたカナデはコンマ数秒脚に力を溜め弾かれる様に飛び出した。


    「カナデ先輩真正面からスピードでシロコ先輩に張り合う気なの!?」

    「これはおじさんも予想できなかったな―。でも、シロコちゃんは初めて自分と同じタイプの相手を前にどうするのかな?」

    セリカは驚きの声を上げホシノも興味津々と言った様子で先を見守っていた。


    「ん、面白い。真向勝負!」

    「全開で行きますわよ?シロコさん♪」


    【機動力勝負】

    ※ダイス値が低いほうが有利


    カナデ

    dice1d100=56 (56)

    シロコ

    dice1d100=91 (91)

  • 72お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/28(土) 08:29:21

    ※きっちり魅せるお嬢様素敵ですわ。

  • 73お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/28(土) 08:56:01

    互いに銃撃による牽制を織り交ぜながら交錯する二人の影。

    「凄い。目で追いきれません。」
    「わぁ☆シロコちゃんも前よりずっと速くなってます。」
    「ど、どっちが有利なのホシノ先輩?」
    三者三様の反応を見せるアヤネ、ノノミ、セリカ。
    「そうだねー。答えてあげてもいいけど……。もう決着がつくよー。」
    ホシノの言葉を合図とするように膠着しているかに見えた動きが止まる。

    「はい、捕まえましたわ。」
    射撃の合間。数秒に満たない僅かな隙をついて急速に接近したカナデに反応しきれなかったシロコ。
    左右の逃げ場を潰すように打ち出された弾丸で足を止められ身動きのできなかったシロコはカナデに正面から抱き着かれる。
    「ん、私はまだ被弾してない。まだ戦える。」
    カナデのホールドから逃れようともがくシロコ。
    「あら、困りましたわね。わたくしこれ以上は続けられませんわ。シロコさんを撃つことになってしまいますもの。」
    その言葉にシロコはぴたりと止まる。
    「もしかして、今まで当てる気で撃ってなかった?」
    シロコは思い返す。
    カナデは牽制や退路を塞ぎ誘導するように射撃をしていた。その全てが直接自分を狙っては放たれていないと気付く。
    「可愛い後輩たちを撃つなんて出来ませんわ。」
    カナデは優しく微笑む。
    「……。私の負け。」
    そんなカナデに対しシロコは両手を上げ告げるのだった。

  • 74二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 18:57:37

    保守〜

オススメ

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