- 1お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:09:58
- 2お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:12:05
- 3お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:13:00
- 4お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:18:00
ステータス関連のおさらいですわ~
ステータス:初期→現在
戦闘:36
神秘:82→94
知識:79
学力:55
倫理:79
慈悲:48
社交:35
???:0→19
戦闘詳細
近接:33
射撃:99
防御:36
耐久:54
敏捷:96
技術:59
戦術:74
兵装:AR(M4A1)
固有名【Sacred_Buddy】
カラーリング:デザートイエローにデザートピンクのワンポイント - 5お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:20:36
パーソナルデータ
名前:落成カナデ
ケイオス・イシス社長令嬢
アビドス編入生(1年生。ホシノと同学年)
身長:161
髪 :金髪縦ロール(鋼の意思!!)
性格:なんちゃって高飛車お嬢様
お胸:たゆん
瞳色:#78D757
※カラーコード
所有車両
73式大型トラック中距離多目的誘導弾搭載【レガーツ1号】
現在の好感度
カナデからの好感度
ユメ:86
ホシノ:95
カナデへの好感度
ユメ:92
ホシノ:100 - 6お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 16:25:32
あらすじ
ユメの失踪から9日。
黒服と接触し何らかの取引をしたカナデはユメ失踪10日目にしてアビドス砂漠へと強行突入を慣行する。
粘りの末遂に車載の無線機が何らかの信号をキャッチする。
カナデはユメを救うことが出来るのか?
そして黒服と行った取引の真相は?代償は? - 7二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:16:45
保守
- 8お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 17:37:47
「は、反応補足……ですわ。」
慌てて無線機の不要なオープンチャンネルを閉じ受信された信号の維持にすべてのリソースを回す。
「ユメさん?ユメさんですの!?聞こえて居たら返事をしてくださいな、ユメさん!!」
祈るように無線へ呼びかけるカナデ。
数秒の沈黙の後、ノイズ交じりの声が聞こえてくる。
「ザザザ…ナデ…ゃん…?…。…えてる…ザザ…。」
衰弱しているのだろう、か細く。しかし確かに帰ってきているのはユメの声。
「今すぐお迎えに行きますわ!もう少しだけ、辛抱してくださいな。」
電波の発信源を逆探知で探る。同時に自らのスマホではモモトークを開き【ユメさん発見】と短い文をホシノへ送信する。
「あそこですわね。」
電波を辿り見つけたのはかつて建っていたであろう建物の残骸。
瓦礫が奇跡的に簡易的なシェルターの役割を果たしていたそこに蹲っていたユメの姿だった。 - 9お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 17:38:07
「ユメさん!!お待たせして申し訳ありませんわ。」
「カナデちゃ…。」
一目で脱水症状と栄養失調による衰弱と見て取れる。
カナデは慎重にユメの身体を抱き起すと手にした経口補水液と補助栄養食のゼリーを取り出す。
「ユメさん。ゆっくりですわよ?」
緩慢な動作で水分を補給し、次いでゼリーを嚥下していくユメ。
ほんの僅かにではあるが良くなった顔色を見て、やっとカナデは一息ついた。
「ごめんねぇカナデちゃん…。また助けてもらっちゃったね……。」
「当たり前ですわ。わたくしもホシノさんも。何度だって助けに来ると言ったのですから。
…。本当は少し休んでいただきたいのですが、いつまた砂嵐が来るかわかりませんわ。
お辛いでしょうけど車までお連れしますわね。」
平時より異常に軽くなったユメを抱えレガーツ1号まで運ぶ。後部座席に横たえ運転席に付くと無線機に通信が入る。
「こちらカナデですわ。」
「カナデ?良かった通じた。ユメ先輩は無事!?」
「ホシノさん、ご安心なさって。予断は出来ませんがひとまずユメさんは保護いたしましたわ。」
「ッッ。良かった。」
よほど心配していたのだろう。声に籠っていたこわばりが抜けていくホシノ。
「連邦生徒会に緊急事態だって焚きつけてメディカルチェックの準備をさせてるからカナデはそのままシラトリ区へ向かって。私も途中で合流する。」
「分かりましたわ。では後程。」
カナデは過度に揺れぬように注意を払いながらアクセルを踏み込んだ。 - 10お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 17:39:20
- 11お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/17(火) 18:51:55
サンクトゥムタワー近隣のメディカルセンター
清潔感溢れる真っ白な廊下。
備え付けられたソファーに並ぶカナデとホシノ。
二人の眼前には赤く点灯する処置中の電光表示。
「それで?カナデは大丈夫なの?学校にも戻ってこなかったしずっと探し回ってたんでしょ?
ユメ先輩が助かってもカナデに何かあったら意味無いからね?」
「ホシノさん、それはお互いさまと言うやつですわ。ホシノさんこそ今日何徹目ですの?」
二人の声には疲労の色がありありと浮かんでいるが軽口を叩ける程度に心持は回復したようだ。
赤色の電光表示がふっと消える。
室内からセンターの職員が出てきて二人は招き入れられる。
「二人とも改めてホントにごめんね。それとありがとう。」
ベッドの上のユメは水分、栄養補給のための点滴こそ繋がれているものの危機は脱したようで、いつも通りの柔和な笑みを二人へと向ける。
「砂漠の熱に中てられたため軽度の火傷は幾つか見られますがその他の外傷は見受けられませんね。」
治療を担当したであろうセンター職員の話を聞き胸をなでおろす二人。
「では先輩。私たちは一度学校に戻ります。落ち着いたらまた来ますから。」
「ありがとう。ホシノちゃん、カナデちゃんも。しっかり休んでね。」
「今回ばかりは長めに休みますよ。ほら、帰りますよ……。カナデ?」
「あ、ごめんなさい私としたことがぼうっとしてしまいまし……。」
ふいにどさりと音を立ててカナデの身体はその場に崩れ落ちた。
ーーーーーーーーーーーーーー
「クックック……。こんな結末がある可能性も分かっていたのでしょう?貴方なら。
私との契約以上に重くのしかかることになる代償。
あくまで私の渡したアレはトリガーでしかないのですから。
もう暫くは観測するに留めておきますよ。餞別代りです。」 - 12二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:47:41
前回は保守しきれなくてごめんなさいてすわ〜…
- 13二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 05:47:21
保守ですわ
- 14お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/18(水) 08:57:29
- 15お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/18(水) 15:22:14
「……。知らない天井…。いえ、わたくしの記憶が確かならメディカルセンターでしたわね。」
*寝起きで回らない頭でぼんやりと結論付けたわたくしはゆっくりと身を起こす。視界に入ってきたのは部屋の逆サイドに据えられたベッドとそのうえで何かを読んでいるユメさんでしたわ。
「あ、起きた?カナデちゃん?心配したんだよー。」
「ユメさん、わたくしはどれくらい眠っていたのかしら……?」
「丸1日くらいかな、随分疲れがたまってたみたい。ごめんね?私のせいだね?」
*聞けばあの時倒れてしまったわたくしと、念のためにホシノさんもメディカルチェックを受けることになって。
結果的には異常は見つからずに過労という診断になったそうですわ。
今日はこの後ホシノさんが迎えに来ることになっていて、久々に3人揃ってアビドスに帰る予定らしいですわ。
「ところでユメさんは熱心に何を読んでいますの?」
「これ?これはSRTの、こっちはヴァルキューレの戦術教本とか訓練教本だよ~。
連邦生徒会にお友達が居てねー、ちょっと無理言って用意してもらったんだー。
いつまでもホシノちゃんやカナデちゃんに頼りきりじゃいけないからねー。」
「そうですの……。」
*個人的にその相手が気にはなりましたが、答えをはぐらかされてしまったのでそれ以上の追及はやめておきましたわ。
ユメの教本理解度
・これ以降ユメが戦闘参加
・数値120以上で各学校治安維持組織レベル
・数値150以上で上位5%レベル
・数値180以上で各学校最強レベル
dice1d150=90 (90) +50
- 16お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/18(水) 15:25:51
※140…。上位10%の上澄みくらいに強いユメパイセンの爆誕ですわね。
現状ホシノ>ユメ>>>カナデくらいの戦力差が…。
- 17お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/18(水) 16:25:24
「ユメさん、纏める荷物はこれでよかったかしら?」
「大丈夫だよー。ありがとうねカナデちゃん。」
最後のメディカルチェックが終わり二人ともに問題なし。退院。という判定が出る。
カナデが荷物のチェックを終え少し歩こうかと廊下に出ると丁度迎えに来ていたホシノと鉢合わせる。
「あらホシノさん。ちょうどいいタイミングですわね。」
「……。」
ホシノから返事は無い。不審に思ったカナデが首を傾げていると目を丸くしたホシノが口を開く。
「カナデ……。その髪どうしたの?」
「髪?髪がどうかし……。なんですのこれぇぇぇぇぇぇ!?」
ホシノのに言われ廊下に据え付けられていた姿見を確認し絶叫するカナデ。
カナデ自慢の金色のロングヘア。その先端から2割ほどの長さは深い海のような群青色に染まってしまっていた。
「きょ、今日はまだ髪の手入れも巻く作業もしていないから気付きませんでしたわ。いったい何時から…。
というかどうしてこんなことになっていますの~?」
「いや、私に訊かれても知らないけど?体に異常はなかったんだよね?」
「えぇ、いたって健康体だと言われましたわ。」
「だったらしばらくは様子を見るしかないんじゃない?」
「……。そう、ですわね。」
そんなやり取りをしているうちに身支度を終えたユメが出てくる。
「おはよーホシノちゃん。あれ?カナデちゃんちょっと見ない間に髪染めたの?」
「この短時間で染められませんわよ?というかユメさん今の今まで気づいていなかったんですの?」
「まぁ、それはそれでユメ先輩らしいけど。」
やいのやいのとしながらも3人はアビドスへの帰路に就いた。
好感度上昇(久々な気がしますわね)
カナデからの好感度
ユメ:dice1d14=13 (13) +86
ホシノ:dice1d5=2 (2) +95
カナデへ好感度
ユメ:dice1d8=6 (6) +92
ホシノ:MAX
- 18二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 22:24:00
お嬢の未来のためにも、保守
- 19お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 09:41:13
*時間が経つのは早いものですわ。
借金の返済、治安向上運動、ユメさんの進路のあれこれ。
そんなことに追われているうちに気付けば年明けが目前に控えた12月の終わり。
アビドス自治区にも雪がちらつく年の瀬に、わたくし達は生徒会室にて炬燵でお鍋を突いていましたわ。
「結局、ユメ先輩は進路どうするんですか?」
*あの失踪事件以降、ユメさんはとてもお強くなられましたわ。
いまでは模擬戦をすればホシノさんに食らいついていくほどに、実際僅かながらも勝ち星すら上げていることに。わたくしもホシノさんも。ユメさん本人ですら驚くほどですわ。
「うーん。民間の軍事会社とか連邦生徒会の防衛室から声は掛けてもらってるんだけど。
どれもピンとこないなーって。」
「良いじゃないですか防衛室。まさかユメ先輩がエリートコースに進むなんて夢みたいですけど。」
「ホシノちゃんは相変わらず厳しいねー。でも、どこも断っちゃった。」
「そうなんですの?随分もったいない気がしますわね。」 - 20お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 09:41:32
「実はこのどこかに進学しようかなって。」
ユメが取り出したのは何冊かの冊子。
「これは。【ミレニアム気象研究機構】に【トリニティ経済学院】それに【ゲヘナ地層開発局】どこも大手の研究開発に関する学術院ですわね。」
「そうだよー。もうちょっと学生でいたいかなーって言うのがひとつと。
本格的にお仕事始めちゃうとホシノちゃんやカナデちゃん。
そして来年入ってくる新しい1年生の子たちに中々会えなくなっちゃうからねー。
それに、この3つならこれからのアビドスの復興にも役に立つかなーって。」
「アビドスに入学してくるもの好きなんてそうそう居ないと思いますけど。」
「そんなことないよぉ~。あ、それはそれとして。
連邦生徒会にも非常勤の学術院生としてで良ければ協力しますとはお返事したよー。」
「ユメ先輩が決めたなら良いと思いますよ?」
「そういえば、アビドス生徒会は来年からホシノさんが生徒会長で宜しいんですの?」
「私はホシノちゃんが引き継いでくれたら嬉しいけど。生徒会って形にこだわらなくてもいいと思うよ?
ホシノちゃんとカナデちゃん、それに新しく入学してくる子たちでしっくりくる形にしてくれれば。」
「それではこの件は保留ですわね。わたくし達も来年はまだ2年生ですし。
暫定的には生徒会長は空席でホシノさんが副会長、わたくしが補佐。現状維持でいいと思いますわ。」
その後は他愛もない雑談に興じたりアビドスの未来をあれこれ妄想したりするうちに夜は更けていった。 - 21お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 09:45:26
ユメの進路
dice1d3=1 (1)
1.ミレニアム気象研究機構
2.トリニティ経済学院
3.ゲヘナ地層開発局
※キヴォトスに大学相当の機関があるかいまいち不明だったので兼任の研究機関があることにしました。
(調べ漏れでどこかに情報はあるかもしれませんが。)
- 22お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 09:46:52
※ミレニアムですね。これはパヴァーヌ編もやれって言う女神さまの思し召しですかね。
- 23お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 14:57:13
年明けから数日
「は?アビドスを離れる?」
ホシノの声音は怒気を孕んだものだった。
「えぇ、そうですわ。と言っても1年くらいで戻ってきますが。」
申し訳なさそうな表情でカナデは語る。
「わたくしのコレもいい加減調べなければいけないでしょうし。
それに、会社の財政も思わしくないのでそろそろ畳まないといけなくなったのですわ。」
「それは、アビドスに居ながらじゃ出来ないこと?」
依然ホシノの口調は厳しいものだ。
*黒服と接触するかもしれないから……。とは流石に言えませんものね。
どうやらホシノさんとも因縁があるようですし。
無言を貫くカナデにホシノは折れた。
「分かった。ちゃんと帰ってこないと許さないから。
カナデのおかげで私はユメ先輩を失わずに済んだ。
それなのに今度はカナデが帰ってこない……。そんなことになったら……。」
珍しくしおらしいホシノに小さく笑みをこぼすカナデ。
「何が可笑しいの。」
「いえ、わたくしも果報者だなぁ…。と。
大丈夫ですわホシノさん。例え離れていてもわたくしの心はいつも此処にある。
わたくしが背中を預けられるのはホシノさんだけですわ。」
「はぁ……。ユメ先輩といいカナデといいすぐにそうやって恥ずかしいセリフを臆面もなく……。
元気でね、あとちゃんとユメ先輩には挨拶していくこと。黙って行ったら泣くよ?ユメ先輩は。」
「えぇ、そうですわね。ホシノさん。これを預けますわ。」
カナデが手放すのは鍵の束。
「生徒会室のわたくし用のロッカー。それとレガーツ一号の鍵ですわ。
ホシノさん、貴女に持っていてもらいたいのですわ。」
「分かった。それじゃあまた、それとも外まで見送ろうか?」
「ご冗談を。そんなことされたら恥ずかしくて顔から火が出てしまいますわ。」
それ以上は多く語らず、カナデは生徒会室を後にする。校門まで来て振り返ると窓からホシノが小さく手を振っていた。
*必ず戻ってきますわ。ホシノさん、ユメさん。どうかお元気で。 - 24お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 14:57:38
EP0.夢と紡いだ軌跡 完
- 25お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 15:03:05
※過去編はこれにて完結とさせていただきますわ~
と言う訳で次回から遂に本筋。1章に入っていくのですわー。
思ったより長くなってしまったのですわ。
この先もまだまだ書きたいことややりたいシーンが目白押しなのですわ!
一度幕間兼成長などの処理を挟みますので。
気になったところや此処どうなってるの?
みたいな疑問には答えられる範囲で答えるつもりですので何かあればお気軽に!ですわ~。 - 26二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:41:52
それでは…お金の使い方(経理)、どれ程のものか見せて下さいまし?
後、お嬢の属性・装甲・立ち位置も教えて頂けたら幸いですわ。 - 27出先お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 20:44:23
そうですわね。一気に振ってしまいましょう(あえての補正無しで)
財力:dice1d100=55 (55)
経理:dice1d100=64 (64)
属性/装甲
dice2d4=2 1 (3)
1.爆発/軽装甲
2.貫通/重装甲
3.神秘/特殊装甲
4.振動/弾力装甲
立ち位置
dice1d3=3 (3)
1.Front
2.Middle
3.Back
役割(タンク除外)
dice1d3=2 (2)
1.アタッカー
2.サポーター
3.ヒーラー
- 28出先お嬢◆z0ZMMcroKNLO24/09/19(木) 20:49:27
意外にも無難なところに落ち着きましたわね。
立ち位置役割はイメージ通りでなくて??
さすが私ですわね。
※参考程度に載せておきますがお嬢様がトラックに積んでいる多目的誘導弾は20億円らしいですよ!
キヴォトスだと兵器類は安価で買えそうですが。 - 29二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:52:27
Back、サポーターで戦術も高いあたり、指揮官系のスキル持ってそうですわね。もしくは何処ぞの社長みたくカリスマでもお持ちで?