- 1二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:49:23
- 2二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:50:36
エロトラップダンジョン
- 3二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:53:10
神域?????
二人のエロトラップ回避力
玲王dice1d100=79 (79)
斬鉄dice1d100=75 (75)
- 4二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:54:24
エロトラップダンジョンに神隠しの字面おもしろすぎて無理www
- 5二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:54:26
凪がいないからチャンスかと思いきやそこそこ回避力高いな
- 6二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:55:14
神様はどこからエロトラップダンジョンの知識を得たんだよ
- 7二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:56:24
神隠しとか言いながらとんでもないところに放り込むのも割と二人とも回避力高いのもすべてがダメだった
- 8二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 16:56:38
玲王と斬鉄がどこにもいないとか、ぼのぼのみたいに無表情で汗かいてる凪がいそう
- 9二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:02:52
典型的なダンジョン。その一室で横たわる人影が二つ。
片方が、のそりと起き上がった
玲王「いてて…んだよここ。何で床で寝て…?」
寝起きで冴えない頭を動かしながら、玲王はぼんやりと辺りを見渡す。そして、自分の居る場所が青い監獄ではない事を察すると、慌てて隣で寝ていた斬鉄を叩き起こした
玲王「おい!おい起きろ!」
斬鉄「んぇ…もう朝?」
騒がしい玲王の声に起こされた斬鉄も、玲王と同様に部屋を見渡して怪訝な顔をする
斬鉄「……なんだ夢か。オヤスミ」
玲王「バカ寝るな!夢じゃねぇよ!」
再び硬い床に寝転ぼうとした斬鉄に、玲王は半ギレでチョップを食らわせた。その痛みで斬鉄は自分が夢を見ている訳では無いことを理解する
斬鉄「つまりアレか、ドッキリだな」
玲王「だといいけどよ…にしては色々と凝りすぎてる」
こうして、二人は神隠しされたのだった - 10二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:04:38
- 11二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:07:14
触手
- 12二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:07:28
衣服だけ溶ける雨
- 13二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:11:27
神様ヤバないか?
- 14二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:12:33
- 15二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:15:19
- 16二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:18:01
一通り部屋とその周辺を調べた二人は、自分達が居る場所がどういうものなのかを少し理解した。「非現実的過ぎる」という理由でBLTVの最新技術を使用したドッキリだろうと状況を断定した玲王とは真逆に、斬鉄は「ここはゲームの世界…そうだろう?」とワクワクしながら探索を進める
玲王「おいおい、ここはフィールドとは違くて足場が不安定なんだぞ。あんまり急ぐなよ」
斬鉄「心配するな、躓いて転んだりはしないぞ。それより玲王!ここにはきっと宝箱がある!宝箱の中には脱出するための鍵がある筈だ!」
玲王「お前元気だなー…まぁ、BLTVの企画なら俺も楽しまなきゃ損か」
不自然な状況に頭を悩ませていた玲王だったが、無邪気な斬鉄の様子を見て、少し明るくなる。
そのまま進んでいた二人だったが、突如として何もない空間から大雨が降り注いだ
玲王(回避力補正有) dice1d3=3 (3)
斬鉄(回避力補正有) dice1d3=1 (1)
1 回避
2 回避
3 アウト
- 17二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:19:40
玲王ー!
斬鉄は流石俊足なだけある - 18二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:30:35
ザーーーーッ
玲王「ふぇ?」
ウキウキとした足取りの斬鉄が、走りざまに踏んだタイルの一つがボタンになっていた様だ。疾風のように通り抜けた斬鉄は無事だったが、衣服だけを溶かす凶悪な水が玲王を物凄い勢いで濡らしていく
玲王「は?…ちょ、何だよコレ!?」
みるみるうちに濡れた綿飴のように溶けていく服。慌てて前を隠して座り込んだ玲王に気付いた斬鉄が、急いで引き返す。
その頃には、衣服を溶かす雨は止んでいた
斬鉄「大丈夫か玲王!?」
玲王「全ッ然大丈夫じゃねぇ…!クソ、これBLTVに流れたりしねぇよな!??」
今の様子が配信されると予想している玲王は、目に見えないカメラから自身の恥部を必死に隠す。それを見て、斬鉄は上着を脱いだ
斬鉄「これを着ろ!えっと…ズボンも」
玲王「それだとお前がパンツ晒す事になんだろ。ありがとな斬鉄。とりあえず上着を腰に巻いて…」
渡された上着を器用に腰に巻いた玲王。しかし、それだけではやはり完璧に身体を隠す事は出来なかった
玲王「うう…こんなカッコじゃ動けねぇよ…」
斬鉄「じゃあ俺が服を探そう。待っていろ玲王、すぐに見つけてくるから!」
玲王「あっ待て!服なんかこんな場所にある訳…あーもぉ!」 - 19二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:57:00
スマートに服脱いで渡せる斬鉄カッコいい…!
- 20二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 17:58:37
斬鉄、大雨走り抜けられるってもう人間の速さじゃねえよ
- 21二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:04:04
ちなみに最初二人が着てた服って何なんだろ?
ボディスーツなのか、寝てたくらいだから部屋着のスウェットなのか - 22二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:06:30
玲王と斬鉄じゃ身長差2センチしかないから上着の裾なんて全く余らないというかピッタリだろうな
- 23二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:10:36
いや待て、まだチョキがいる
- 24二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:15:43
- 25二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 18:29:22
状況が状況だし上着破って面積広くしても斬鉄なら怒らないだろうな
- 26二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:29:50
走り出そうとする斬鉄を追いかけようと立ち上がった玲王だったが、やはり上着一つで走りながら恥部を隠すのは心許ない。
四苦八苦しながら下半身を隠そうとする玲王を見て、斬鉄は何を思ったのか玲王の前で背中を向けて跪いた
斬鉄「乗れ。玲王」
玲王「いや…何してんの?」
斬鉄「要するに前を見せなきゃ良いんだろ?じゃあ俺がお前をおぶって走れば良い」
キリッとした顔でそう言うものだから、玲王は呆れるやら面白いやらで微妙な顔になってしまった。
確かに、前さえ隠せれば後はケツを上着で覆えばいいのだろうが、そうなると玲王は半裸でおぶられる事になる。それはあまりに情けない。
玲王「だけど、お前一人で行かせるよりはマシか…なんか迷子になりそうだもんな」
しかし今回は、斬鉄を信頼して頼る事にした。
玲王が背中に体重を預けた事を確認すると、斬鉄は危なげなく立ち上がり、軽やかに駆け出す。
玲王「おお、すげぇ!俺を背負って走れんのかよ!フィジカルやっべー!」
斬鉄「いつも凪をおぶっている玲王をおぶるのは俺の特許だからな。揺れるぞ、しっかり掴まれ」
玲王「"特権"な?はは、くるしゅうないぞ!」 - 27二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:34:50
斬鉄が男前過ぎて惚れそうです(もう惚れてる)
- 28二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:34:56
斬鉄くんは新幹線だからな!
- 29二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:36:55
- 30二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:41:27
- 31二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:42:24
寂れた洋館
- 32二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:43:40
無人のブルーロック
- 33二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:54:57
石造りの廊下に、斬鉄の足音だけが響く
斬鉄「玲王、あそこ!光ってるぞ!」
玲王「出口か!?よし、このまま突っ込め!」
廊下の先。仄かに光る出口を見つけて、斬鉄は玲王を背負ったまま、嬉々としてその光へと身を踊らせた
──────…
眩しい光に目を瞑っていた二人は、ゆっくりと瞼を開ける。
そこには、見慣れた人工芝が広がっていた
玲王「……青い監獄?」
斬鉄「やった!脱出成功!」
あんまりにもあっさりとした幕引きにぽかんとする玲王へ、斬鉄がハイタッチを求めるように片手を上げる。
ともかく、あの不気味なダンジョンからは脱出できたのだと、玲王はホッとして斬鉄のハイタッチに応えた
玲王「絵心!おーい、聞こえてるんだろ!?こりゃ一体なんのレクリエーションだ!」
それはそれとして。未だに半裸にさせられていることに納得がいかず、玲王は怒気を滲ませた声でどこかで自分達を見ているだろう絵心へ呼び掛ける。
「………」
しかし、待てど暮らせど返事は返ってこない
斬鉄「皆寝ちゃってるのかな、夜だし」
玲王「だとしたら監督不行き届きで俺は絵心を訴えるぞ…はぁ、先に服を取りに行くか」 - 34二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:54:59
斬鉄狙いだったのに玲王だけトラップにかかるとか不憫なのか斬鉄の代わりに引っかかったというべきか…
- 35二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 19:56:28
これだけ広い場所で無人って怖いな
- 36二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:03:41
無人ってことはブルーロックマンはいる?
- 37二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:04:55
なんかこの二人にはこのまま駆け抜けていって逃げてほしい気持ちが強い
あと途中で服も拾って - 38二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:06:07
手早く服を見つけた後、しっかりとジャージに身を包んだ玲王と斬鉄は、青い監獄を彷徨っていた。
慣れたはずの場所で何故そうなっているのかと言うと、それなりの人数を収容しているはずの監獄に人の気配が一切無くなっていたからだ。
歩けども歩けども、誰一人として見つからない
斬鉄「おかしいな…こっちの部屋には烏達が居るはずなのに…」
玲王「ったく、悪趣味なドッキリだぜ」
しょんぼりと肩を落とす斬鉄の背中を叩いて励ましつつ、玲王はそこら中に備え付けてあるカメラを睨んだ。
こうやって困っている玲王達を配信して儲けているのだろうか。サッカーとは何一つ関係ないドッキリでここまで時間を食わされるなんてと、腹立ちが収まらない
dice1d2=1 (1)
1 いる。神様の手下
2 いない
- 39二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:08:12
ブルーロックマンがドスケベブルーロックマンに進化してしまう!?
- 40二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:11:10
困った…斬鉄が居るからあんまりエロ方面に舵を切りたくないぞ
神様の手下ブルーロックマンは何をする?
dice1d3=2 (2)
1 二人を神様の元へ連れて行く
2 お茶菓子で二人をもてなす
3 増殖してサッカーの練習相手になる
- 41二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:13:08
- 42二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:18:02
神様でも犯せない聖域(斬鉄)って凄いや
- 43二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:33:27
玲王は絶対斬鉄とはぐれるなよ!絶対だぞ!
- 44二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:34:26
玲王「もーいい!斬鉄、久しぶりに俺らで練習しようぜ!」
ほうぼう歩き回って、玲王の堪忍袋の緒が切れた。乱暴にボールを取り出して、斬鉄の首根っこを捕まえてフィールドへ引きずる。
誰も見つからなくて寂しそうにしていた斬鉄だったが、サッカーの練習と聞いて少し立ち直ったようだ。ジャージから練習着に着替え、ぴょんぴょんと跳んで準備運動をしている
玲王「…あれ?ブルーロックマンが起動してる」
ふと、玲王はゴールにブルーロックマンが構えている姿を見つけた。
なんだか様子が様子がおかしい。
普段は感情がなんて無いかのように構えるだけのブルーロックマンの筈だが、今は二人を伺うようにソワソワとしている。
もしかして誰かがブルーロックマンのコスプレをしているのではないかと、玲王はブルーロックマンに近付いた。
すると、ブルーロックマンはどこからともなくティーポットを取り出したのだ
斬鉄「なんかいい匂いがする」
ふわりと香る茶葉の匂いにつられて、斬鉄もブルーロックマンに近付いた。
ブルーロックマンは恭しく膝をついて、これまたどこからともなく取り出した机の上にティーカップを置き、いい香りのお茶を注ぎだす
斬鉄「おいしそー、貰っていい?」
斬鉄の言葉にコクコクと頷くブルーロックマン。お茶を啜る斬鉄を優しく見守るブルーロックマンを見て、玲王は疑いを募らせる
玲王「おい、お前誰だよ。顔を見せろ」
ブルーロックマンに手を伸ばすが…手のひらは空を切って、ブルーロックマンに触る事は出来なかった - 45二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:40:58
神域で出された食い物とか普通にヨモツヘグイでは
- 46二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:47:16
斬鉄だから大丈夫(?)
- 47二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:52:42
斬鉄の家も金持ちだろうしママさんが優雅にお高い紅茶飲んでそうでもあるから斬鉄もこういうの舌肥えてるんかな
- 48二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:55:31
玲王と斬鉄も大変だけど一人ぼっちになった凪は二人を必死に探してるんだと思うとお労しい
- 49二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:58:04
斬鉄効果つよい(わかる)
- 50二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:58:12
玲王「へ…!?」
空を切った自分の手を、信じられないものを見るように玲王は見つめる。
だって、ブルーロックマンは今まさに斬鉄へお茶を振る舞っているのだ。実体が無ければそんな事は出来ないだろう。
……まさか、斬鉄もグルになって俺を騙してる?
そう考えた玲王は、恐る恐るお茶に手を伸ばして触れてみる。そして、口を付けてみた
玲王「……美味い」
触れるし、飲める。
そうこうしている間にも、ブルーロックマンはいそいそと和菓子を用意していた。
やはりお菓子にも触れる。だが、ブルーロックマンに触ろうとしても、手はすり抜けてしまった
玲王「わっけ分かんねぇ…」
斬鉄「大丈夫か?グルコサミン足りてる?お菓子食べるか」
玲王「そりゃグルコースの事か…貰う。頭痛え」
もそもそと和菓子を咀嚼すると、少し元気が出た。とりあえず、今は考えるのをやめよう
斬鉄「美味しかった!ごちそうさま!」
出されたお茶と和菓子を完食して、斬鉄と玲王は手を合わせた。
(表情は無いが)ニコニコと嬉しそうに頷いたブルーロックマン。
その後、三人でひとしきりシュート練習して過ごす - 51二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 20:58:35
次に何が起こりますか?>>52
- 52二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:00:18
凪の声が聞こえる
- 53二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:33:54
玲王「はぁー、いつになったらネタバラシすんだろなぁ」
額に浮かんだ汗を拭いつつ、玲王はそう言った。スポーツ飲料をぐいぐいと飲んでいた斬鉄は、玲王の言葉に首を傾げる
斬鉄「ネタバラシ?」
玲王「このドッキリの事だよ。いつまで続くんだか」
斬鉄「何言ってるんだ玲王、俺達は招かれてるんだぞ。上様が満足するまで続くんだ」
事も無げに言う斬鉄に、今度は玲王が当惑する番だった
玲王「招かれてる?上様?何言ってんだお前」
斬鉄「?? 玲王こそ何言ってるんだ?そりゃ最初は俺も気付かなかったけど、ここまでくればもう分かる」
玲王「いやだから、何が分かるってんだよ」
斬鉄「何がって…今起きてる、神隠しのこと」
神隠し。ある日突然誰かが忽然と消える現象。
流石に突拍子もなさ過ぎて、玲王は咄嗟に否定しようとした。けど、否定しようとする言葉を探せば探すほど、今まで体験した摩訶不思議が「それ」でしか説明が付かないことに気が付いていく
玲王「……斬鉄、お前どうして気付いたんだ?何を知ってる?」
斬鉄「え…玲王だって神隠しの一度や二度くらい遭ったコトあるだろ?」
玲王「ねぇよ!?えっ!?お前何回も神隠しに遭ってるのか!??」
斬鉄「えっ!??玲王、神隠しされた事ないの!?」
玲王「あってたまるかぁ!!!」 - 54二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 21:56:52
神隠しされ上級者!?
- 55二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:19:15
- 56二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 22:33:14
- 57二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:11:20
今まさに白ゴリラが凄い剣幕と気迫で探してると考えるだけで鳥肌が……
- 58二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 23:14:30
斬鉄の話を聞くと、どうやら斬鉄は小さい頃から年イチペースで色んな異世界に神隠しをされていたらしい
斬鉄「でも毎回、同じ神様が犯人だったし一日経てば帰してくれるんだ」
神の使いであるらしいブルーロックマンにまたお茶を淹れて貰いつつ、斬鉄はそう言った。
玲王は驚きが抜けないながらも、心のどこかでストンと納得していた。確かに斬鉄は良くも悪くも純真無垢で優しくて良いやつだ、神様に気に入られるのも納得できる
玲王「じゃあ俺はただの巻き込まれ事故じゃねぇか…まぁ世界にフルチン晒されてねぇだけマシか」
人工芝に大の字になりながら、玲王は大きくため息を吐く。斬鉄の話が本当なら、あと数時間も経てば元の世界に戻れるのだろう。
やれやれと、玲王は力を抜いた
斬鉄「───…でも、誰かと一緒に神隠しに遭うのはこれが初めてだな」
その時だった
??「レオ…レオ、こっち来て」
玲王「………え…」
凪の声が、聴こえた - 59二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 07:42:30
このレスは削除されています
- 60二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:27:37
玲王「今、凪の声が聞こえなかったか?」
耳を澄ませながら、玲王は斬鉄へ問う。
しかし斬鉄は、首を横に振った
斬鉄「いや?聞こえなかったぞ」
玲王「でも…」
───レオ、早く…
玲王「ほらやっぱり!聞こえるって!」
斬鉄「…さっきからおかしいぞ玲王、俺は何も聞こえない」
ブルーロックマンを振り返りながら、斬鉄は「聞こえる?」とブルーロックマンに質問する。しかしブルーロックマンも首を横に振るだけだった
玲王「……!じゃあもういいよ、俺だけで声のトコ行くから!お前らここで待ってろ」
やきもきして、玲王は踵を返して走り出す。後ろから斬鉄の「はぐれちゃ駄目だ!」という声が響くが、振り向かない事にした。
凪も神隠しに遭ってるとしたら、一刻も早く助けてやりたかったから
玲王「待ってろ…今行くからな」
もちろん凪じゃありません
声の正体>>61
- 61二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:36:31
化け狐
- 62二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:36:52
ぬらりひょん
- 63二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:40:20
- 64二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:51:41
安価ありがとうございます
化け狐はdice1d3=1 (1)
1 神様
2 神様の眷属
3 横恋慕してる余所者の妖怪
- 65二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 08:52:54
やはり狐は神様だった
- 66二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:02:07
斬鉄の速度おかしいから玲王が先に行っちゃっても追いつけそうではある
- 67二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:09:47
斬鉄の神様は斬鉄と遊んでるだけ勝手に満足してしまうタイプに思えてきたが、玲王の神様はどういうタイプなのか気になる
- 68二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:16:46
まあ斬鉄の神様は基本的に斬鉄に甘そうだからな
もし化け狐より上位なら「せっかく招いたウチの子が元気なくしてるから返せ」って取り返してくれそうではある - 69二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:17:19
- 70二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:23:44
別次元からファンサしてたら玲王が神隠しにあって慌てて接触してきたとか?
- 71二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:27:58
斬鉄「どうした?玲王」
玲王「いや…俺結構全力で走ったのに、余裕で追い付かれるとなんかイラッと来るな」
斬鉄「そうか、すまん」
声のする方へ走り出した玲王。数秒遅れて追い付いてきた斬鉄と共に、声の響いた方角へと走っていた
斬鉄「声なんて俺には聴こえないのにな」
玲王「ったく、ちゃんと耳掃除してんのか?こんなにハッキリ聞こえるのによ」
今も聞こえ続ける、玲王を呼ぶ声。
その声に導かれるままに走っていると、とある一室に光が見えた
玲王「あそこだ!」
勢いよくその部屋へ乗り込む
……そこに居たのは凪ではなかった
狐『ようやく逢えたね、我が妻よ』
発光していると見紛うほどの、月よりも白い九本の尻尾。額や頬へ赤い模様が描かれた、それはそれは美しい狐がそこに居たのだ
狐『すまないね。君の大切な人の声を借りさせて貰ったよ。逢いに行くよりも逢いに来て欲しいといういじらしい私の気持ちだ、許して欲しい』
ふわりふわりと空中を駆けながら、狐は二人の前へ寄ってくる。
凪が居なかった事に落胆しつつ、玲王は目の前の現象を信じられない気持ちで見ていた
斬鉄「この人は初めて見るな…誰?」
狐『始めまして。君は□□の伴侶だね。私は玲王を娶る者だよ、好きに呼んでくれ』
斬鉄「メトル…?玲王と仲良しってことか?よろしくな、お稲荷さん!」
玲王「待て待て勝手によろしくするな!娶る!?何言ってんだよコイツ!?」 - 72二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:29:31
- 73二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:31:42
玲王のリアコ
- 74二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:32:29
恥ずかしがり屋
- 75二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:34:10
撫で撫でして欲しがってる
- 76二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:40:04
天狐めっちゃ可愛い
続きはお昼過ぎになります、安価ありがとう - 77二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 09:53:07
カッコよくキリッとした表情で2人に対応してるけど、内心は「玲王だ!玲王だ!本物の玲王だ~!!」って大騒ぎしてそうな天狐様じゃん
- 78二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 10:13:03
- 79二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 13:48:10
凪って百鬼夜行で九尾になってたよな…と思ったけどあっちは尻尾が灰色だったわ
- 80二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 14:06:26
モフモフしてほしいから狐ビジュがいいなぁ
天狐くん守護霊みたいになってくれんか?骸骨ちゃんと仲良く喧嘩してくれ - 81二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 14:17:52
仲良くは無理だろと思ったら喧嘩で草
- 82二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:17:09
玲王「そういや"我が妻"とか言ってやがったな…ふざけるなよ、俺は誰のものにもならない!」
怒気を纏った玲王がそう言うと、天狐はきょとんと首を傾げた
狐『どうして?君は神に祝福された子なんだよ』
天狐の後ろで、九つの白綿がゆらゆら揺れる。ただ純粋に「何故」と聞いてくる天狐は、玲王が自分を拒む訳を心底理解できないといった様子だ
玲王「あのなぁ、俺は男だぞ?そもそも妻にも嫁にもなれねーの。お分かり?」
狐『神の世界では性別は然程重要じゃないよ』
玲王「人間の世界では重要なんだわ」
玲王がハッキリと「NO!」と示すと、天狐はしょんぼりと尻尾を垂らした。
悲しそうに寂しそうに、じっと項垂れる狐。
狐『そんな……私はただ、君が好きで…それだけなのに……」
そんな二人を見ていた斬鉄が、不意にこう言った
斬鉄「お稲荷さまは玲王が好きなのか。じゃあ友達になれば良いんじゃない?」
狐『?』
玲王「そうだな、それ位なら良いぜ。神様ってモンを見るのは初めてだし、俺はお前を知ってみたい」
斬鉄の言葉に、玲王は賛同する。嫁だの妻だのは御免だが、神様という存在自体には興味津々だ。出来れば神力とか見てみたい。
斬鉄と玲王の言葉を聞いて、狐はパッと表情を明るくさせた
狐『うん…!私、玲王と斬鉄と友達になる!』 - 83二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:17:59
- 84二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:22:18
斬鉄の顔面がドタイプ
- 85二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:24:21
天界からいつも頑張ってる斬鉄を見てて親のような情が湧いた(デスノのレムみたいの)
- 86二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:26:28
良い子の味方
- 87二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:30:51
エロダンジョン化も純粋に服溶けちゃうぞー!(まぁ推しなら走って避けられるだろ)くらいの悪戯のつもりだったんだろうな…
- 88二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 15:59:08
被害にあってるの御曹司なのが笑う
- 89二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:23:57
あれ!?御曹司くんは走り抜けれないんだ!?
ごめん!! - 90二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 20:34:22
あとで御曹司に詫びまんじゅうとかくれそうなタイプの斬鉄推し神
- 91二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:16:44
- 92二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:45:26
ごめん、スレタイ見た時例のパロ的なものだと思ってカオナシ凪が全て飲み込むのかな?
とか思ってたけど滅茶苦茶微笑ましいスレだった
登場人(神)物皆かわいいね - 93二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:08:47
金の鬣が風も無く揺れ、隆々とした筋骨が波打つ。
静かな瞳で玲王と斬鉄を見据える百獣の王は、天狐が化けたものだった
玲王「すげぇ!すっげー!!かっけぇー!!!」
要望に応えて化けた天狐の姿に、玲王は大興奮して飛び付く。
現実でそんな事をすれば玲王はひと噛みで命を落とすだろうが、目の前に居るライオンは先程友達になったばかりの神様が化けたものなので、そんな心配は必要無い
斬鉄「本当に凄いな…ホンモノみたいだ」
しげしげと天狐の化けたライオンを見て、斬鉄も感心して居る。
一方で天狐はというと、化けた自分の鬣に頬を埋めてわしゃわしゃと撫でたくる玲王に嬉しいやら照れるやらで、気恥ずかしそうに尻尾をゆらゆらと揺らしていた
玲王「背中乗りたい!乗っていいか?」
天狐『す…好きにすればいい』
玲王「やった!ありがとう!」
とうとう天狐の化けたライオンの背中にしがみつきだした玲王。そうなると大変なのは天狐の方だった。初恋の相手に全力で抱きしめられた天狐の男心は、情けない程に縮こまってしまっている
斬鉄「次はペガサスになって欲しい!」
天狐『もちろん良いとも。れ、玲王、危ないから少しどいていてくれ』
玲王「え〜?しょーがねぇなあ」
そんな天狐に、意図せず斬鉄が助け舟を出す。斬鉄の無邪気な提案に、これ幸いと天狐は応えた - 94二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:16:48
めちゃくちゃ微笑ましいけど事情を知らない凪は相変わらず修羅場だなと気付いてしまった
しかも一回玲王が辱め(仮)に遭ってるし - 95二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:21:41
天狐さん変身できるならペットとして元の世界に一緒に来ない?分霊でもいいよ
- 96二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:28:48
猛々しい蹄の音。それとは真反対に、優雅に広がる白銀の翼。
伝承の中に描かれる姿そのもののペガサスに、斬鉄はキラキラと瞳を輝かせた
斬鉄「カッコいい…!」
天狐『そうだろう?撫でてくれても構わないよ』
自信たっぷりに羽を広げるその姿は、ついさっきまで玲王にドギマギしていた姿とは似ても似つかないものだった。
天狐が化けたペガサスのあちこちを観察したり撫でたりで、斬鉄はとても楽しそうに過ごしている。
一方で玲王も、天狐の神力を存分に楽しんでいた
玲王「しっかしすげぇよな、自分だけじゃなくて他人も化かせられるなんてよ!」
天狐の力で生やしてもらった羽を使い、玲王はあちらこちらを飛び回っている。
室内からサッカーコートに移動しているので、どこまでも飛べる。解放感が凄まじい。
無二の体験を、それぞれが心の底から楽しんでいた時だった。
いきなり、どこからか地鳴りのような音が響く
天狐『あ…しまった。斬鉄と仲良くし過ぎて、□□が怒ったみたい』 - 97二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:30:21
- 98二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:43:43
見た目は大きなひよこ(イメージは千と千尋の神隠しのオオトリ様)
食べたら1年間無病息災になる温泉卵をくれる - 99二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:49:35
少し臆病で人見知り
人間は怖いけど斬鉄とは頑張ってお喋りしたい的な神様 - 100二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 23:53:53
斬鉄の実家の隣にお社がある
地域から親しまれている優しい神様だがいたずらっ子な所が玉に瑕 - 101二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 10:45:04
すごく可愛い神様でほっこりした
- 102二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 20:35:40
どの神様も可愛くていいな
- 103二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 22:12:25
良かったな凪
二人共平和でやってるから心配ないよ - 104二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 04:24:30
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- 105二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:16:13
これ良い神様なんだろうけど最終的に「顔かよ!」ってなる
- 106二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:18:55
ちっちゃい神様連れてずっとほのぼのとして欲しいぐらいかわいいスレだな
- 107二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:19:01
優しい神様で安心
なんなら凪も一緒にきて、皆でもふもふするでもよかったね - 108二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:23:05
そーいや凪は大丈夫かな?
そろそろ破壊衝動に駆られてない?
潔や馬狼に八つ当たりしてない? - 109二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:24:00
監獄内に二人がいないとみて脱獄の準備してそうな凪
- 110二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:32:00
しかしこんなにホイホイ神様に推しがいる世界なら凪を推してる神様もいそうだな
- 111二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 09:32:11
平和な神様ではあるけど早く玲王を帰さないと御影コーポレーションに絵心さんが訴えられちまう…
- 112二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 12:07:41
10点ゴールしたら外出して良い的な勘違いをまたしてる斬鉄を玲王が連れ戻しに出ていったと思われてる可能性あるだろうか
- 113二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 12:12:42
斬鉄と玲王が一緒にいないなら凪的にちょっと違和感や声かけてよって気持ちはあってもまあ正常な範疇ではありそう
どっちも家の事情も知ってるし - 114二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 17:56:15
多分神隠しだとしたら二人共スマホは監獄に置きっぱだから外出したは違和感ありそうなんだよね
- 115二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 01:44:22
このレスは削除されています
- 116二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 09:59:00
玲王と斬鉄がもふもふ神と戯れる図、すっげぇ癒やされるなぁ
- 117二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 10:37:32
千切あたりが「あいつら外出したんならついでに~」って時期限定の〇〇(コンビニ菓子)買ってきてもらおうと連絡してもつながらない
→スマホ置きっぱなしで姿が見えないの発覚
→マスター陣や絵心に訊いても外出の届も記録もなし
→ブルーロックの映像データを確認、現時点でどこにもおらず〇時間前に忽然と姿を消しているのが発覚
こんな感じで発覚するとしたら、いまどの段階なんだろうな - 118二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 13:11:04
誘拐かとも疑われるけど「あんなガタイいい男二人を連れていけるか?」とか「身代金なら玲王一人で充分過ぎるだろ」とか議論されるやつ
- 119二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 19:33:02
このレスは削除されています
- 120二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 19:33:57
誘拐の場合なら玲王か斬鉄のどちらか一人でも凶器チラつかせて捕まえれば
よっぽどのことがない限りもう一人も大人しくなるというのはありそうだけど
そもそもの前提が違うしね
実際バトルになれば護身術習ってそうな玲王の方が斬鉄より強そう - 121二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 02:44:54
このレスは削除されています
- 122二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 12:29:35
☆
- 123スレ主24/09/22(日) 21:34:48
試験終わったので明日からスレ再開します
長々と放置してて申し訳無い… - 124二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:27:07
スレ主試験お疲れ!
- 125二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 09:53:04
息抜きって勉強の息抜きだったんだね
試験お疲れ様でした - 126二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 20:05:22
☆
- 127二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:53:33
ゴゴゴゴゴゴ…
と、天狐の神域が揺れる。ペガサスから元の九尾に戻った天狐は、玲王の側へと駆けて、玲王の肩へと飛び乗った
玲王「うわっ!?どうした?」
天狐『私の本命は君だということを示しておいた方が、□□も安心できると思ってね』
玲王「はぁ?」
神域は大きく揺れ続ける。
たっぷり数十秒そのまま地鳴りか響いた後、ふと、静寂が訪れた。
そして
ぽふんっ!
軽快な音が響くと同時に、斬鉄の頭上に黄色いふわふわの綿毛が現れる。
驚いた斬鉄が飛び退ると同時に、黄色くふわふわで大きな『何か』は、斬鉄がいた場所にふんわりと着地した
斬鉄「……あ!神様!」
呆気に取られてその様子を見ていた玲王だったが、斬鉄のその言葉にハッと気が付く。
天狐の神域へ侵入してきた黄色いふわふわは、大きなひよこの様な見た目をしていた。きっとコレが、斬鉄を大層気に入っている「神様」なのだろう
大きなひよこは、斬鉄を見ると嬉しそうに羽をはためかせ、斬鉄もまた嬉しそうに神様のふわふわな羽毛に抱きついた
斬鉄「神様久しぶり〜!お招きいただき教育地獄でゴザイマス!」
玲王「恐悦至極な?」
□□『♪♪』 - 128二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:30:56
斬鉄「神様またちょっと大きくなった?毛並みのふわふわ感が増してる」
□□『うん、 しきがみに ととのえてもらったの きみのかぞくがおそなえもの たくさんくれる から ちょっとふとっちゃった』
まるで幼子のような神様の声。
つぶらな瞳で斬鉄を見つめるその姿があまりに愛らしかったので、玲王はついつい、神様をよく見ようと寄っていってしまう。
すると、玲王に気付いた神様は慌てて斬鉄の後ろへと隠れた。
しかし斬鉄よりも神様の方が体積が大きいので、全く隠れられていない
玲王「あれ…?俺、嫌われた?」
斬鉄「心配するな玲王。神様は人見知りなんだ」
何か粗相をしたのかと不安になった玲王だったが、斬鉄がこの対応はデフォなのだと説明する
斬鉄「俺も神様と仲良くなるのに時間が掛かったから、心配しなくていいぞ」
玲王「へぇ、神だからって誰しも俺の肩に乗ってる天狐みたいに図々しい訳じゃないんだな」
天狐『好きな子に突然罵倒されて胸が痛いよ』
玲王の言葉にショックを受けた天狐は、ひよこに負けず劣らずふわふわな尻尾をしゅんと垂らす。
そんな天狐には構わず、玲王は膝を折って、なるべく目線を低くしながらひよこの神様へと話し掛けた
玲王「どうも始めまして。俺は斬鉄の友達の玲王です、よろしく」
□□『よ よろしく』
斬鉄の服をきゅっと掴みながらおずおずとそう言うひよこの神様に、玲王の奥底に眠る母性がきゅーんと高鳴った。これは可愛い。マスコットにして売ったらボロ儲けだろう
斬鉄「神様、いつもはもうちょっと元気なんだけどな…いつもみたいにイタズラしないの?」
□□『き きんちょう して…』
玲王(可愛い) - 129二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:54:53
玲王「天狐も神様なんだよな?いいのか、自分の領域に別の神様が入ってきちゃったけど」
ひとしきりひよこの神様に癒やされた後、玲王は何気なく天狐へ問いかけてみる。
天狐は『心配してくれるの?』と感激しつつ、玲王の質問に答えた
天狐『うん、いいよ。だって□□と私は知り合いだし、□□は元々こちらへ来る予定だったからね』
玲王「……へぇ?」
楽しそうに戯れる斬鉄とひよこの神様を見ながら、天狐は嬉しそうに目を細めた
天狐『いやしかし今日は目出度い。□□は長年一途にあの子を思っていたし。引っ込み思案な彼が心を決めた姿を見て、私も決心が付いたというものだよ』
玲王「ふぅん、なんかあるのか」
意味深に重要そうな事を言う天狐へ、何があるのかを聞いてみると、天狐はにっこりと笑って九本の尻尾を広げた
天狐『さぁさ、空は晴れだが雨が降るよ。現世へのお別れは済ませたかい?』
なんの前触れもなしに宣言する天狐。
玲王の肩から宙へ飛び出し、天狐はきらきらと粒子を撒きながら空を飛ぶ。
天狐は振り返って、晴れやかに笑った
天狐『足を踏み入れたからには帰れない。私のもてなしを受けただろう?おめでとう、祝福されし子らよ。君達は永遠に高天原の住民だ』 - 130二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:43:20
どうする!?玲王、斬鉄!
→
受け入れる、神様とずっと一緒!
俺達には、叶えてない夢が…… - 131二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 08:45:38
これで受け入れたら逆に怖いよ
どうにかして現世に帰らなくては - 132二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 08:56:41
凪がそろそろ泣くか監獄を破壊するかもしれないから帰してやってくれ
あとこのままじゃ誘拐事件にまでなる - 133二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 18:47:55
御影コーポレーションが出てきたらブルーロックの存続がやばくなる…
- 134二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 22:18:49
ヒヨコ神様はとりあえず斬鉄が人としての一生を送ることを望みそうだが…
- 135二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 02:06:31
どうなる!?
- 136二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 11:51:22
神様たち2人に甘そうだから、必死にお願いしたら帰してくれないかな?
- 137二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 11:55:24
- 138二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 20:06:27
玲王「なんだよそれ…どういうつもりだ!?」
轟々と強い風が吹く。
強い神威が燦々と降り注ぎ、周囲の景色が歪んでいった
天狐『??? どうしてそんな顔をするんだい。君たちは天の国の住民になるんだよ』
玲王「それを人間界では死ぬって言うんだよ!」
天狐『死ぬとは違うよ、ここで永遠に生きて輪廻転生から外れるんだから』
玲王「なおさら最悪だわクソが…!」
口調は軽いが、天狐の言葉には有無を言わさぬ響きがある。
焦りに唇を噛んだ玲王は、斬鉄を振り返った
玲王「おい!ここから逃げるぞ!」
斬鉄「ま、待ってくれ」
しかし、斬鉄は困った様に眉を下げ、斬鉄の服をぎゅっと掴んでいるひよこの神様を見る
斬鉄「神様が離してくれないんだ」
玲王「……!!」
玲王からキツく睨まれたひよこの神様は顔を青くしながら斬鉄の後ろに隠れるが、決して斬鉄の服を離そうとしない
玲王「てめぇらグルかよ…!!」
カッと頭に血が上る感覚がして、玲王はひよこの神様を斬鉄から引き離そうと走る。
だが、それよりも先に"神域"が変化した - 139二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 20:06:59
- 140二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 20:37:19
2人の1番会いたい人に模した式神を召喚
「これで寂しくないでしょう?」 - 141二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 22:36:26
勝負に勝ったら言うこと聞いてあげるよ
ひよこの神「とらんくふぉーす!おれのてりとりー!」
天狐「トランスフォームですよ」
神域がサッカー場に変化、2on2キックオフ!!! - 142二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 07:30:56
- 143二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 09:24:58
ブルーロックマン?がいる
- 144二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 20:56:08
ほ
- 145二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 03:20:26
し
- 146二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 10:35:29
ゅ
- 147二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 20:33:00
ほ
- 148二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 01:50:07
し
- 149二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 09:21:17
ゅ
- 150二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 19:00:44
ほ
- 151二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 01:03:22
し
- 152二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 10:43:19
ゅ