【曇らせ注意】黒服「右の部屋は本物の先生、左の部屋は偽物の先生です」

  • 1二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 21:54:40

    黒服「偽物の先生は、本物の先生と99.9%同一の存在です。ですが、0.1%……一つだけ本物の先生と違う特徴を有しています。それは、あなたをどの女性よりも大切に思い――1人の女性として意識していることです。
    本物の先生は〝先生と生徒〟という絶対的な線引きをしていますが、偽物の先生にはそれがありません。つまりは、本物の先生では叶えてくれない〝お願い〟は何でも聞き入れてくれるでしょう。
    クックック。さて――あなたは、どちらの〝先生〟を選びますか?」

  • 2二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 21:55:20

    全く同じ容姿・遺伝子・記憶・言動・性格を持つ偽物先生が自分を誰よりも愛してくれるとなれば、生徒達は偽物先生を選ぶのか?それと、どのような言動を取るのかという概念及び思考実験です(ゲマトリア脳)
    尚、選ばれなかった方は爆散するなりゲマトリアになるなりして、生徒の目の前で〝先生〟から降りてもらいます。

    これを元に設定やシチュエーションを変えてSS等投下してもらっても構いません。いや、やってくれ必要だろ。

  • 3二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 22:04:44

    それでもワカモは本物を選ぶ

  • 4二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 22:05:27

    >尚、選ばれなかった方は爆散するなりゲマトリアになるなりして、生徒の目の前で〝先生〟から降りてもらいます。

    この設定のせいで偽者選ぶ生徒いる?

  • 5二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 22:07:05

    >>4

    事前に知らされてるか否かで変わりそう

  • 6二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 22:08:19

    せめて1週間ともに行動させたあとだよね

  • 7二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 22:08:59

    爆散なら先生を撃つようなものでゲマトリア化なら自分のせいで道を踏み外させるようなもの

  • 8二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 22:10:37

    爆散(NTRによる脳破壊)

  • 9二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 22:15:49

    仮に本物選んだとしても、偽物は99%同一存在な訳だから、実質先生の4に様を見ることにもなりそう

  • 10二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:44:04

    雑SS

    この選択に後悔は無い。
    それは、嵐の夜。やっとの思いで寝付けた時に見た夢のような――。

    「聖園さん、あなたはどちらを選びますか?」
    「…………」
    「尚、選ばれなかった方は――」

    脳に直接響く野太い男の声。雑念のようにまとわりつく声はほとんど耳に入っておらず、私の意識は〝二人の先生〟に向いていた。
    右の部屋に居る先生は、デスクチェアに背筋を伸ばして座り、カタカタとキーボードを叩きながらパソコンと睨めっこしている。それも、目の下に隈が出来るほどに。
    反対に、左の部屋に居る先生は、女性物の服やアクセサリーが載った雑誌や店のサイトの閲覧に情熱を注いでおり、先生の目に留まったどれもが私の好きな配色やブランド物ばかりだった。
    そうして、二人の差異を視認した時、夢の中だからか、謎の声の説明が無くとも自然と理解できてしまった。
    ――生徒を思う先生か、私を想う先生。
    絶対に起きないおとぎ話なんだと思っていた。だけと、私の目の前には、私だけを想ってくれてる先生が居て……。
    気付けば私は、王子様が居る部屋に手を付けていた。私と先生を隔てる透明な壁では、先生が私を認識することはできないようで、私が顔が火照りながらもじっと観察していても、先生が贈り物の準備を止めることをやめなかった。

    「先生……♡せんせい……♡」

    私のことを考え、真剣になっている――そのことが堪らなく嬉しくって、何度も愛しい呼び名を連呼する。それはもう、自分でも恥ずかしくなる甘ったるい声で。
    そうして私は、生真面目な王子様の情熱に誘われるように、衝動のままに障壁を壊して貴方の背後に覆い被さった。

     * * *

  • 11二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:44:17

    "わわっ、ミカ!?いつから来てたのかな……?"

    照れくさそうに頬を擽る王子様。その仕草も何とも愛おしかった。

    「ん〜、結構前からかな?それよりも!先生、それって――」
    "あっ……こうなったら隠しようがないね。いつも頑張ってるミカにプレゼントしようと思って、選んでたんだ"
    「わ〜お☆ほんとに!?やった!先生ありがとう!大好き!」
    "うん。私も好きだよ、ミカ"

    いや。やっぱりあれは夢なんだ。
    嵐が過ぎ去り、快晴となった今日。私はシャーレに来ていた。私の腕の中には、いつもと変わらないくたびれてて優しい大人。私の大切な人と交わす言動は、薄らと記憶にある昨晩の夢のようだと感じたのは、きっと気の所為だろう。
    気の所為だと思わないと、選ばれなかった方の先生はどうなってしまったのか――とか、アレが現実だったら、本物の先生はどっちなのか――という馬鹿げた妄想を繰り返すことになってしまう。とにかく、ここに居る先生は先生だ。それ以上でもそれ以下でもない。

    ……例えアレが現実でも、この選択に後悔は無い。

    はずだ。

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