- 1GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:17:03
このスレは「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」の番外編みたいなものです
書き込みの方針は以下を踏襲します。
何もなし→メタ会話
「」→セリフ
()→心情など
【】→状況描写(【傷だらけでなんとか立っている】みたいな)
本スレ
ここだけダンジョンがある世界の掲示板 第5604層|あにまん掲示板え、えっと…>>2にテンプレはある…はず……あれ?bbs.animanch.com - 2GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:17:46
『“ガルヴァンの骸首“の討滅』
【依頼報酬】1,000,000G(※一人当たり)
【依頼日時】(※9月20日22時30分〜9月22日を予定)
【開催地域】『妖精國ローズ=アルヴィン』
【指定参加条件】-(※なし)
【参加可能人数】-(※なし)
【概要】
妖精國ローズ=アルヴィンは建国当初より《災波慾蟲-ハザードスウォーム-》の脅威に晒されていた。その根源たる“ガルヴァンの骸首“を完全討滅する為に、我々は戦力を求めている。
依頼の内容は大きく別れて三つ。
一つは引き揚げの準備期間に発生するかもしれない異変に備え、数日間『妖精國ローズ=アルヴィン』に滞在して貰う事。
二つは湖の底で沈黙する“ガルヴァンの骸首“を湖上に引き揚げる際に想定される作業員への被害を食い止めて貰う事。
そして三つは“ガルヴァンの骸首“がそのままの状態では討滅困難な場合に、“ガルヴァンの骸首“を破壊するサポートをして貰う事である。
一つ目の依頼内容に際し、依頼を受注した冒険者の方には『妖精國ローズ=アルヴィン』政府が滞在に必要な費用を全て供出する。
端的に言えば、『妖精國ローズ=アルヴィン』内の全ての美術館を無料で見られ、全ての美食を無料で食べられるという事になる。
(※オープンワールド的なイベントとなりますわ!日曜日の19時までは『妖精國ローズ=アルヴィン』を好きに動けて、必要でしたらわたくしが時間こそ少々掛かるかもですが逐一反応や描写を返すますわです!)
(※また参加条件への制限もありませんので名無しでちょろっと観光する、イベントNPCと会話する、といった事も可能にしたいと思っておりますわ!) - 3GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:18:02
『火事場泥棒を捕まえろ!』
【依頼報酬】5,000G(※一人当たり)
【依頼日時】(※9月20日22時30分〜9月22日を予定)
【開催地域】『妖精國ローズ=アルヴィン』
【参加可能人数】-(※なし)
【想定依頼難易度】E〜D
【概要】
先述した通り、“ガルヴァンの骸首“の討滅作戦中は本国が手隙になってしまう。私としても何人か《銀薔薇の騎士》を残すつもりでは居るのだが、全域を監視するのは困難だろう。
其処で、『緊急脱出スクロール』と『遠鳴の鈴』を支給するから監視する人員を募集したいと思う。
この依頼に際し、依頼を受注した冒険者の方には『妖精國ローズ=アルヴィン』政府が滞在に必要な費用を全て供出する。
端的に言えば、『妖精國ローズ=アルヴィン』内の全ての美術館を無料で見られ、全ての美食を無料で食べられるという事になるだろう。
《銀薔薇の騎士》は基本的に全員が素手でドラゴンの頭をカチ割れる程には強いので、戦力については安心して欲しい。 - 4GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:18:56
【イベント関連設定】
『開放的かつロマンティック、それが妖精國ローズ=アルヴィンである』
『湖上に築かれた常春の花の国は永遠の繁栄を謳歌し、漲るインスピレーションと創造意欲によって絶えず芸術を探求し続けている』
『古の時代より連綿と受け継がれる大火を宿す灰の使徒は停滞を撹拌し、深淵に蠕く脅威を堰き止める防波堤となった』
『絢爛たる輝きも、清貧なる聖性も、花妖精は全ての美を尊ぶ。白亜の塔群、立ち並ぶ芸術街、鮮やかに咲き誇る田園の三層世界は御伽噺の幻想の都が現実に顕れたかの如く高く天と地の狭間に聳え立ち、来訪者達を歓迎するだろう』
──永遠なる旅人、トルア著『大陸歩巡録』より
【妖精國ローズ=アルヴィン】
【統治者】ネロ=アルヴィン
【首都】-(※国家の全てが連結している為)
【概要】
大陸でも有数の巨大さを誇るガルヴァン湖の上に築かれた花妖精の國。
此の国を一言で端的に表すのであれば、其れは『美の国』だろう。
古王アルステリアの征服によって”邪神”が湖の底に封じ込められた後、花妖精達は美しさの追求に奔走した。
其れは表面的な美しさに留まらない。内面的な心、気遣いや善性のような概念にも美を見出した不老の彼らは閉じた楽園の中で外界とは異なる形で文明を発達させていった。
元来、妖精として食糧を必要とせず、無から有を作り出せる能力を持つ彼らは生来穏やかな気性であったが、しかしその無邪気な性質は芸術分野に残されるのみとなった。
妖精國を統べる王であっても、零細の彫刻家を尊重し助ける。妖精國ローズ=アルヴィンに法は存在しない。根付いた“美“の概念こそが規範であり秩序である。
────しかし、初代王にして『永遠に若き少年王』と称された古王アルステリアの政策によってローズ=アルヴィンは変化を迎える事となった。
人間の妃を迎えたアルステリアは今まで閉鎖していた国交を新たな近隣国家、及び大国と締結し、人間との関わりを持つ様になったのである。
五百年前の【婚儀改革】以降は人間の移住者も徐々に増え、現在ローズ=アルヴィンは芸術と幻想の都として名を馳せている。 - 5GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:19:08
【統治形態】
妖精國ローズ=アルヴィンの権力構造は極めて単純である。
《青薔薇の血族》から國を外敵から護り抜く為に選出される【王】と、その近衛兵団《銀薔薇の大騎士団》と兵装舎たる《宮廷創園師》。
《災波慾蟲》を狩り、治安維持と水路の流動を担う《崇陽教団》の【灰の使徒】。
古王の振るった一振りの聖剣と一振りの魔剣を其々与えられた二つの大組織が、芸術家達の日々の営みを守護している。 - 6GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:19:45
【用語解説】
■《青薔薇の血族-トゥルー・ブラッド-》
古王アルステリアの血を受け継ぐ者の呼称。『甦世剣』を振るう事が許されており、妖精國全体を統べる王権を委ねられている。
古王アルステリアは人との間に子を成した事によって存在が徐々に崩壊し、不老の花妖精でありながらも死の結末を迎えたが為に、今は以下の二人しか存在しない。
現王ネロ・アルヴィン
貴姫アリス・アルヴィン
■《銀薔薇の大騎士団-ローゼンナイツ-》
【王】を守護する近衛兵団──────というのは表向きの姿。
実際、『甦世剣』の権能を振るえる【王】は『世を灼く大火』と”邪神”の眷族を除けば妖精國では並ぶ者なき存在であるので各々の信ずる『美』に従い活動しているのが現状。(※一人だけ例外が存在する)
妖精國で犯罪しようと思ったら隣の席の客がドラゴンを素手で殴り殺せる【銀薔薇の騎士】だったりする。
メンバーの大半が不老の花妖精であり、また努力をする姿勢も『美』と見做され尊ばれる文化もあり全体的な練度は非常に高く、常に上昇し続けている。
指揮系統は【王】を頂点する以外はないものの、最強の【銀薔薇の騎士】は【騎士団長】の称号が下賜される。
現在の【騎士団長】はウィリアム・アークレイであり、人間としては初めて且つ最長記録を更新中の人物として人気を集めている。
■《宮廷創園師-ガーデンマイスター-》
【王】と【銀薔薇の騎士】の武装を“育成“する職人組織。
主に“塔”に居を構えている者が多い彼らは芽の時点から厳選を繰り返し、秘伝の妖精術と魔術によって極めて優れた神聖属性への耐性と硬度を持ち、羽根よりも軽い“白銀樹”を武装の形に整える。
欠員が存在する際にのみ、彫刻師や園芸師の中でも最高峰の腕前を持つ者を【王】が直々に【宮廷創園師】に勧誘するものの成功率は高くない。
それだけに此処に所属する職人は忠誠と向上心が高く、日夜新しいアイデアと試みを繰り返し武装の品質を絶えず高め続けている。
また最も優れた腕前を持つ【宮廷創園師】には【筆頭宮廷創園師】の称号を与えられているが、此方は【銀薔薇の騎士】と違い近年は実力の高い者が多く入れ替わりが激しい。 - 7GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:19:58
■《崇陽教団-サンライザー-》
花妖精でありながらも『世を灼く大火』に身を捧げ種族すら転換した信徒達の集う教団。
不老の花妖精でありながらも、自らの躰を薪として【灰の使徒】となった彼らは常に火焔を噴き上げ“寿命”を得るのだ。
自発的に命を捧げた彼らに、恐怖の二文字は存在せず『世を灼く大火』の意向に従い使命を果たす事を存在意義とする。
存在自体が一種の『魔性の濁り』である彼らは湖を“汚染“する事で深淵より溢れる脅威を抑え秩序を維持している。
■《災波慾蟲-ハザードスウォーム-》
“邪神“の残滓。妖精國の他の何よりも神聖にして醜悪なる怪蟲達の総称。
ガルヴァン湖の水が一箇所に留まっていると自然とその水の“内側“から顕現し始め、起点となった水を蒸発させなければ絶えず無限に湧き出て周囲を食い荒らす。
起点となった水の質量によって顕現体の強さは変動するものの、全て等しく『神聖装甲』と呼ばれる性質を保有し流体と固体の性質を同時に兼ね備えている。
物理的な攻撃は通じず、また魔術を相殺する『神聖装甲』によって火力か手数。或いはその何方かを叩き込まなければ駆除出来ない。
本能的に“防衛戦“を行う為に【灰の使徒】の初動が遅れた際は湧き出た大群によって水路が閉鎖され停滞した水から更に大量且つ強靭な個体群が顕現し始める地獄絵図が広がる。 - 8GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:21:05
【イベントの主要NPC設定】
ネロ=アルヴィン
【種族】半人半妖精
【性別】男性体 【年齢】400歳
【身長】189.71cm 【体重】-(※重力の影響を受けない)
【概要】
妖精國ローズ=アルヴィンの現国王であり、アリス・アルヴィンの双子の兄。
現在『甦世剣』の現在の所有者であり、妖精國中に名を轟かせる彫刻家でもある。
赫灼の髪と海色の瞳が特徴的な美丈夫であるが、戦闘の際には自ら前線に赴きて聖剣の一振りを振るう武闘派。
「余が此の国で最強なのだから、余が出るのが一番早かろう」と発言して当時の【騎士団長】を絶句させた逸話を持つ。
当時は既に王となっていた古王アルステリアと、彼が一目惚れし爆速で告白した風車小屋の娘ミカエラとの間に生まれた為に、幼い頃から王位を約束されていた。
ともすれば、過剰とも言える期待を気にせずすくすくと育ちそのままアッサリ何事もなく即位した。母が死んだその日に父も死んだがネロ本人に言わせれば「余の親らしい死に様だな」であった。
別に薄情な訳ではないし、何なら双子の妹であるアリスと仲が良かったのもアッサリと王になった理由だが親馬鹿だった父親に過剰に褒められるのが厭だったせいで表情筋を意図的に抑えていたのが癖になったせいで今でも淡白な言葉遣いと表情になっている。
父親の影響を消すのが憚られて癖を治さずに居る辺り、中身は情に厚いタイプ。そもそも王の権力がそんなにな国柄なのもあって自身の扱いには無頓着。
【武装】
『甦世剣』
ネロの最高にして最強の武装。父王から受け継いだ神殺しの双振りの片割れであり、権能の如き力を宿している。
具体的に言えば『限定的に過去の事象を否定する』権能を保有しており、此の聖剣とネロが揃う限りは妖精國ローズ=アルヴィンは常に不滅である。
その由来は古王アルステリアがその起源たる妖精郷から持ち出した『幻想』であり、現実を抽象化する事によって限定的可逆性を実現している。
───因みに、特別な機能としては此れだけで後は途轍もなく硬くて重いだけの剣なのでシンプルに剣技が卓越しているタイプ。 - 9GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:23:40
アリス・アルヴィン
【種族】半人半妖精
【性別】女性体 【年齢】400歳
【身長】189.71cm 【体重】-(※重力の影響を受けない)
【概要】
妖精國ローズ=アルヴィンの貴姫であり、ネロ=アルヴィンの双子の妹。
王位継承権を放棄した《青薔薇の血族》で、妖精國中に名を轟かせる画家でもある。
赫灼の髪と海色の瞳が特徴的な長身の美女であるが、普段は瞳を閉じる事で現実の美しさをより鮮明に味わう習慣によってその瞳は瞼の奥に秘められている。
戦闘は苦手だと嘯くが、実際に戦闘を行わせれば事前準備によって幾らでも悪い事が可能なタイプ。過保護な兄によって、そのような状況になる事は早々ないが。
当時は既に王となっていた古王アルステリアと、彼が一目惚れし爆速で告白した風車小屋の娘ミカエラとの間に生まれた為に、何一つ不自由なく育ちそのまま絵に執心する狂人になった。
芸術を追い求め修練を積む行為や、創作の為の刺激を得るべくして奇抜な行為に挑戦する姿勢が妖精國ローズ=アルヴィンでは“美“として尊ばれるのもあり歯止めが効かず、立派な引き篭もりとして天空城で絵を描き続けるようになってしまった。
兄とは比較にならない程度には精神性が破綻しているが、愛情と一般的な価値観は弁えている。
取り繕う事も出来るもののその本質はやはり画家であり、キャンバスの上に世界を一から築く事を至上としている。
妖精國の名高い画家とは縁が深く、美術館のオススメを一日毎に用意している。
【武装】
“絵筆“
一般的な筆。『本物の見たら死ぬ絵』を描く事も可能な程度には逸脱した腕前を誇るが故に、酷く平凡な筆さえも恐るべき武装として扱える。 - 10GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:24:19
ウィリアム・アークレイ
【種族】人間
【性別】男性 【年齢】22歳
【身長】175.74cm 【体重】76.2kg
【概要】
《銀薔薇の大騎士団》の【騎士団長】。つまりは、神殺しに携わった権能を持つ【王】と『世を灼く大火』を除けば戦力として妖精國ローズ=アルヴィンにて最強の個人である。
そして、《銀薔薇の騎士》で唯一“美“を追求しない《異端-イレギュラー-》でもある。
筋肉が細く引き締まった、彫像の様に均整の取れた躯体に爽やかな美貌。
黄金の髪に真紅の瞳は遠目からでも分かる程に美しく、人間でありながらも妖精にすらも勝る程の膂力と速度を軽々と発揮する。
常に見る者全てに安心を与える様な微笑みを浮かべており、一度としてその外套を穢さずに無数に勝利を積み重ねた清浄なる炎の英雄。
その過去は不明。ある日、唐突に《銀薔薇の大騎士団》の入団試験を受けて合格。
その後は脅威的なスピードで実力を伸ばし、歴代最短記録で【騎士団長】にまで上り詰めたという事だけしか分からない。
妖精國ローズ=アルヴィンで、誰一人として彼に疑念を懐く者は存在しない。
“美しい“からだ。その容姿も、その振る舞いも、その強さも、そしてその█も。
【武装】
『白銀樹の鎧』『白銀樹の外套』『白銀樹の剣』
同じ樹種でありながらも、全く異なる構造を取る《銀薔薇の騎士》の正式武装。
流線型の軽鎧は機動力に影響を与えないにも関わらず砲弾の直撃すら防ぎ切るだけの防御力を有しており、微風に靡く外套は機関銃の掃射すらも弾き返す靭性を持っている。
剣も言うに及ばず、鉄板程度であればチーズを切る様にして容易く斬断する事が可能な程の斬れ味と其れだけの事を成し遂げた後でも刃毀れの一つもしない耐久性を誇る。
『█炎』
█属性の炎魔術。攻撃と防御の双方に著しい適正を持っており、ウィリアムの強さの根幹とも言える能力。
全身への《付与-エンチャント-》によって鋼以下の融点の物体を完全に無効化する上に、近接格闘戦で一撃一撃を致命級の火力に昇華するのみならず、炎を炸裂させる事によって異常な加速も実現可能。
飛竜種よりも高速で空を推進しながら戦術級熱兵器が突っ込んで来るような性能であるが、条件次第では更に出力を跳ね上げる性質をも有している。 - 11GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:25:30
(※導入が非常に長い為、細かい諸々について導入の終了と同時に出しますわ)
(※また、GM側のリアル都合のせいで導入終了直後は反応を返せませんわ。誠に申し訳ありません) - 12亡国女王◆UwIgwzgB6.24/09/20(金) 22:30:49
立て乙です!!!了解しました!!!
水から湧く敵は厄介ですね…量も質も揃っている…… - 13妖精國の騎士◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:35:05
(※導入の開始は22:45を目安にしておりますわ〜〜!!!!また、導入一つに付き5〜10分程度の時間を設けてから次の導入を投下する方式にしようと思っておりますわ!)
- 14白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/20(金) 22:37:59
立て乙です。
全体的に白騎士くんが気に入りそうなところ - 15妖精國の騎士◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:38:54
(※早速訂正で申し訳ありませんが、そもそも最初の描写がなければどうしようもないという所に気付いたので(大戦犯)導入を早めますわ!
グダグダに申し訳ありませんわ〜………………) - 16ゼロナナ&亡国女王◆UwIgwzgB6.24/09/20(金) 22:39:39
あっ……23時に規制されるので、反応がなかったらお察しください……
- 17妖精國の騎士◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:40:19
【不朽回廊『樹幹王城』】
【転移門を通って妖精國ローズ=アルヴィンに辿り着くと同時に、絶大な面積の視界を占拠するのは一本の“樹“である。
仄かに蒼い輝きを宿し、天地を覆うように葉をのびのびと伸ばす大樹の枝は其れだけでも蒸気機関車を立てて納められそうな程に巨大だ。
その幹に至っては、最早言うに及ばず。遠目からでも地平線を独占する根本の部分は遠近感を揺らがせてしまう戯画的ですらある巨大さを誇っている。
しかし、逆に言えばガルヴァン湖の中央付近に位置しているその樹の他には何も見当たらないのだ。ウィリアム・アークレイは爽やかに笑った】
「アレこそは此の国の根幹たる妖精樹です。
世界と世界を繋ぐ世界樹の伝承は数多いですが、あの樹は世界を多重し、その影響を現実にも複写させるのです─────実際に見た方が早いでしょう。皆様、どうぞ此方へ」
【懐から黄金の鍵を取り出したウィリアム・アークレイが虚空に鍵穴があるかの如く鍵を差し込み、90°回転させる。そして────】
「ようこそ、妖精國ローズ=アルヴィン第一層。『自然彫象』へ」 - 18平行世界から来た冒険者24/09/20(金) 22:40:51
立て乙です〜
イベントの導入は大事ですからね、ゆっくり進めてくださいな! - 19妖精國の騎士◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:41:00
【第一層『自然彫象』】
【────花々の馨しい香り。冒険者が妖精國に足を踏み入れて、最初に五感で感じるのは其れであろう。
単一の種に依るものではない。無数の違う種の花々の香りが重なり、複雑に紡がれ、結果として一つの巨大な芸術を作り出しているのだ。
糸が織られて豪奢な絨毯が出来上がるように。花々は全てが調和し、在るべき場所に在るのだと直感させる。自己主張し過ぎず、しかし存在感がない訳でもない。百種は超える花々の全てが役割を持っている。】
【そしてその次に冒険者を迎え入れるのは豊かな色彩である。
広大な土地に誇らしく根を張り葉を伸ばし花を咲かせる種。緩やかな大河────厳密には、湖の上に築かれた国家であるから逆の関係だが─────と古風な木々の家屋に噴き上がる閃光の如き焔が遠方に見える。
極彩に咲き誇る花々は整然と並びながらも、着目する色によってその全景図を変える配置となっている。赤であれば水を祓う悪魔、青であれば戦士に討ち取られる洪水、妖精國の名高い芸術家達が手掛けた“園芸“は、彫刻の如く立体的で臨場感を感じさせながら絵画の様に叙情的で細部に至るまで表現の粋が込められている。】
【─────ウィリアム・アークレイが柔和な微笑みを崩さず、静かに口を開いた】
「此方は、第一層最大の“芸術作品“たる『一望千景』です。題名の通り、意識の焦点によって無数の光景に姿を変えるのが特徴ですね。
実はこの“作品“、四年に一度新たな意匠や絵を盛り込んで新しくなるのですよ。公民や旅人を問わず国内外から新しいモチーフを募集しており、其の全てを園芸師が実現しているのです。斯く言う私も一度募集した事がありましてね。金色を意識して頂ければ出て来るでしょう。
………………私の拙い腕前を披露するのは恥ずかしくはありますが。」 - 20妖精國の騎士◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:41:12
「また、この階層は人間の公民を養う為に農業も行われております。その関係上、今回討滅する事となる“邪神“の眷族たる《災波慾蟲》も農業用水から湧き易く、《崇陽教団》の本拠地も此処に置かれてます。
例えば、彼方の方を御覧頂ければ分かり易いでしょうか?」
【ウィリアム・アークレイの視線の先には閃光の如き焔が噴き上がる光景が存在していた。
“水を祓う“魔性の火焔は水路に留まっている水を蒸発させ、其れによって形成された空白部分に流れ込むようにして緩やかに水路の水が揺蕩う。
噴き上がる火焔の中心には、耀く爆焔が偶然悪魔の形を取ったかのように沸え滾り鮮やかに炎上する存在が一人だけ。
─────【灰の使徒】である。】
「もしより鮮明な“邪神“とその眷族についての情報な得たいのでしたら彼らを尋ねるのが良いでしょう。建国以来、絶えず深淵に蠢く脅威を排除している者達ですから。
私としても尊敬の対象ですよ。」 - 21魔刀剣士◆BuOGBplkzY24/09/20(金) 22:43:48
- 22GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:46:24
- 23ゼロナナ&亡国女王◆UwIgwzgB6.24/09/20(金) 22:49:36
「アタシは情報エルフの…通称ゼロナナ、よろしく頼むぜ皆様…!」
『妾はアドラ・ルカネステ■■世…今はただの中級冒険者じゃ、よろしく頼むぞよ…!!!』
【お辞儀をする青髪蒼眼白肌のスレンダーなヒレ耳エルフ、豪華な霊装姿でグラマラスな黒髪紫眼褐色美女】
「よろしくお願いするぜ…!」
『では……お邪魔するぞよ…!!!』
【脚を踏み入れる(ヒレ耳エルフは飛んでいるが)二人】
「綺麗だ…………」
『なんと…!!!』
【首を360°動かして景色を目に記"録"しているヒレ耳エルフ、あまりの美しさに言葉を失っている元女王】
「アンタたちも来たのか!頼もしいが増えたぜ…!」
『今晩は!今日もよろしく頼むぞよ!』
- 24《カミガカリ》◆iX0nFh5lDw24/09/20(金) 22:49:42
立て乙です!
【ゲートをくぐって現れたのは、男女二人組の冒険者。学帽、学ラン、マントの三点セットを纏った少年と、古代極東の装束に身を包んだ金髪金眼の女】
「おおお……目が回る……」
【あまりの情報量に視覚が処理落ちしているおにぎり星人。目が"良すぎる"ことと、出身地の文化水準が古代のそれであったために精緻技巧を尽くした絢爛なる芸術作品に慣れていないためだ】
「素晴らしい……
芸術という一点のみに文化、技術、そして何より滾つ"意欲"の限りが注ぎ込まれれば、これ程の域に昇華されるのですね……」 - 25焔箒の魔女(清掃員)24/09/20(金) 22:51:02
立て乙です〜参加希望です
このあと直ぐ規制入りそうですが…申し訳ない
【アノマスさんと仲良く手を繋ぎ、転移門を潜る】【その先、超巨大な大樹や眼前の”芸術”(けしき)を深紅の瞳で見つめ】
………
【小さな魔女はスケールがすごいからびっくりしていた。すごいという感想で頭がいっぱいである】
…ぁ、あっ……よろしくお願い、します… - 26ズタボロの青鬼さん◆PETEOB6gKw24/09/20(金) 22:51:11
『――妖精國ローズ=アルヴィン第一層、か』
「ほえー…!きれーな、ところ!
これが、げーじゅつ…」
【目の前の景色に目を輝かせる青鬼とその腰より音声を響かせるスクロール】
「……いっそう、てことはほかにも、かいそー?
それにそれに、カギで…えいってやってはいれた」
『…性質としてはダンジョンに近しいのだろうか?』 - 27魔刀剣士◆BuOGBplkzY24/09/20(金) 22:51:11
- 28物陰のウサギ24/09/20(金) 22:52:06
- 29ジェイと白黒◆6T/1elikfU24/09/20(金) 22:52:40
【圧倒されて口が半開きのまま芸術の景色に飲まれている2人】
あーっ…えーっと…よろしく頼む
「ジェイさん!自分たちの所属とか言わないと!」 - 30白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/20(金) 22:52:46
「これは……美しいところですね」
【見渡す限りに晴々と広がる草原を吹き抜ける薫風に、彼の青いマントが静かにそよぐ。
色とりどりに交差する花々、つまりは異なる種同士が一つへと調和して生み出す絶景は、彼の心身を捕えて離さなかった。側を過ぎる花びらを一枚つまみ、視線を落とす。】
「白、幸先の良い出だしです。」 - 31《カミガカリ》◆iX0nFh5lDw24/09/20(金) 22:53:13
多分サクヤの故郷は、こと絵画や彫刻なんかの美術においてはリアル日本で言うところの仏教伝来以前の水準だと思います
それがいきなり人知を超えた芸術の只中に放り込まれたので、本人の感覚的にはグッピーが逝く程の温度差でしょう - 32ズタボロの青鬼さん◆PETEOB6gKw24/09/20(金) 22:53:27
- 33ゼロナナ&亡国女王◆UwIgwzgB6.24/09/20(金) 22:55:41
- 34妖精國の騎士◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:55:41
「何方かと言えば、妖精郷の方が近いでしょうね。
現実世界とその裏側をあの樹を橋として架ける事で繋げ、一つの空間に複数の領域を共存させる。
私達が見ている世界と幽霊の見ている世界が違う事の拡大版として捉えて頂ければ」
「では、次の階層に行きましょうか。」
【ウィリアム・アークレイは朗らかに鍵を取り出した後に、しかし些か申し訳なさそうな顔で頭を下げた】
「と言ったは良いものの─────私は少々『世を灼く大火』様と、討滅戦の打ち合わせをしなければならないので此処からはご一緒出来ません。ですが私の代わりに、姫様が御案内をする事になるでしょう。
私のような粗忽者とは違い、芸術にも詳しい御方です。どうか御安心を。其れでは第二層へお送り致します。」
【再び虚空に差し込まれた黄金の鍵が、今度は180°回転させられる。其の動きと同時に世界の様子が移り変わり─────】
- 35アノマス◆UBru6zWM0.24/09/20(金) 22:55:44
- 36妖精國の騎士◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:56:27
【第二層『大芸術街』】
「第二層『大美術街』へようこそですわ、お客様方」
【世界の様相がガラリと様変わりする。牧歌的な田園地帯から、全ての建築物が整然と計算され配置された美しい街が冒険者の目の前に現れる。
赤茶色の綺麗な煉瓦造りの家屋が街を縦横に分断する水路と接して、澄み渡った空の色が透明な水に反射して薄い蒼色の水面が一面に広がっている。
港と一体化したような街並みにはゴンドラ船が行き交い、絶えず湖面を撹拌しているのが見て取れるだろう】
【─────そして、巨大な館が冒険者の目の前に悠然と佇んでいる。
煉瓦造りの外壁は公共の区画と館の敷地とを区切り、鉄格子の門は敷地の奥に聳える赤い屋根の館を隙間から窺わせる。
三階建ての館には一定の間隔毎に綺麗な硝子貼りの窓が配置され、左右対称的な館の中央にはゴシック様式の時計塔が高く建てられ、規則的に針の音を響かせ続けていた】
【赫灼の髪と海色の瞳が特徴的な長身の美女、モノクルを掛けたゆったりした服装の一人の女性が冒険者の側を見て言語を囀った。その瞳は閉じられているが、しかし穏やかな笑みは此れが平常であると伝えてくれる。
その髪に挿された青薔薇が彼女の血統を如実に表している。現王、ネロを除きその意匠を使えるのは唯一人───────】
「わたくしがアリス・アルヴィンです。以後、お見知りおきを。此処ではわたくしが案内を致しましょう」
【《青薔薇の血族-トゥルー・ブラッド-》の片割れ。貴姫、アリス・アルヴィン】 - 37平行世界から来た冒険者24/09/20(金) 22:56:48
- 38妖精國の騎士◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 22:57:18
「三層世界において、此の『大芸術街』こそが最も“芸術の国“としてイメージされる通りの区画でしょうね。
数万点にも及ぶ展示品が拡張された空間の中に溢れる目の前のアルステリア記念美術館、お好みの歌をリクエストする事でオーケストラと《歌姫-ディーヴァ-》による演奏を聞きながら美食に舌鼓を打てるローゼンガーデン大響劇場、それから論文から娯楽小説に至るまでローズ=アルヴィンで刊行された全ての文字を介した作品を閲覧可能な国立書庫。
だけではなく、建ち並ぶ家の殆ど全てが実は芸術活動に携わるものなのです。アトリエ、工房、共奏器付きの防音室、新しいインスピレーションを得る為に設置された転移門。国が設立しただけでも此れらが無数にありますの。
また個人経営のレストランや美術館も多く、今の時期は『水と光』展を行っているテクノテクル美術館や『クムカナ』個展を開催している離隔博物館が楽しめますかと思いますわ」 - 39放浪ノウサギ24/09/20(金) 22:58:23
- 40ズタボロの青鬼さん◆PETEOB6gKw24/09/20(金) 23:03:33
- 41《カミガカリ》◆iX0nFh5lDw24/09/20(金) 23:04:04
- 42ズタボロの青鬼さん◆PETEOB6gKw24/09/20(金) 23:06:12
- 43白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/20(金) 23:06:24
- 44アノマス◆UBru6zWM0.24/09/20(金) 23:07:38
- 45平行世界から来た冒険者24/09/20(金) 23:10:19
- 46声無し◆OP4l0rktr.24/09/20(金) 23:12:16
声無しで参加希望です!
「……!」【草原そのものが一つの壮大で精緻な絵画となったかのような絢爛たる光景に目を輝かせている】
「フンス…」【「これはどうもご丁寧にありがとうございます。本当に素晴らしい園芸だ…見かけだけでなく管理・生産の機能美も兼ね備えているようだ、わが国で土産話をすれば学びに来たいと思う者も多いでしょう」と騎士に向かって賛辞の文章を見せる】
「フン…」(おお…あの鍵、すごく移動をスムーズにしてくれている…?と、まさか)
【いきなり王族が出迎えに来てくれたことにびっくりして背筋を正す声無し】
「フンフン!」【「妖精国の貴姫おんみずからのお出迎えとご案内、誠に恐縮です。この美しい国の平穏と安全を守るため、冒険者として尽力すると誓いましょう」と光文字で文章を浮かべた】
【そして軽く膝を折り、敬愛を込めて嫋やかな所作で一礼する…日頃の練習の成果あって王族らしい上品な動作も自然で様になっている】
- 47放浪ノウサギ24/09/20(金) 23:12:43
- 48〈天来光〉24/09/20(金) 23:12:55
- 49《カミガカリ》◆iX0nFh5lDw24/09/20(金) 23:15:13
- 50GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 23:16:37
「えぇ、ご機嫌よう。わたくしも冒険者の方々にお会い出来ました事、光栄に思いますわ。此方こそ、宜しくお願い致しますわね?」
【スカートの裾を摘み上げて、優雅にカーテシーをしつつ、柔和な微笑みを崩さずにアリス・アルヴィンはお辞儀した】
「────と格好を付けたは良いものの、わたくし芸術以外には余り執着の類いの感情か湧かないものでして。
楽にして下さって大丈夫ですし、遠慮する必要もありませんわよ?何ならつい昨日にも評論家に作品を扱き下ろされたばかりですもの。やはり色彩が駄目だったのかしら?個人的には未踏の領域に足を踏み入れるのも好きなのですけれど、観衆の事を考えていないという意見には頷かざるを得ませんもの」
「そうですわね。彼方に見えるのは船であり、また《災波慾蟲》封印の為の器具でもありますわ。
詳しく知りたいのでしたら『オークロール技術博物館』がオススメですわね。今の形に至るまでの歴史が網羅されているあの博物館は脅威に対する対策と密接に関わる技術と造形の発達を纏めていて────」
【酷く饒舌に話していたアリス・アルヴィンはふとその口を噤み、それから何事もなかったかのように泰然とした微笑みを再び浮かべて黄金の鍵をポケットから取り出した】
「とは言え、全ての階層の説明がされた後にもこの階層を見て回る時間は恐らく有り余る程に残されているでしょう。
わたくしは大体美術館に滞在しておりますので、何か御用がありましたら何時でもお尋ね下さい。
其れでは、次の階層に案内致しますわね」
【虚空に差し込まれた黄金の鍵か、270°回転する。既に繰り返された“移動“が発生し────】
- 51ズタボロの青鬼さん◆PETEOB6gKw24/09/20(金) 23:16:55
- 52GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 23:18:33
【第三層『悠久百塔』】
「 余 だ よ 」
【───赫灼の髪と海色の瞳が特徴的な美丈夫が、無表情で悠然と立っている。ダブルピースが悠然の範疇に入るのかどうかは議論の余地があるだろうが、此の場では悠然という事にしよう。
『妖精國ローズ=アルヴィン』の統治者その人たる現王ネロ・アルヴィンは全くの無表情で指を広げ、周囲の光景を示した。
先程までの二つの階層世界と比較して最後の階層は“湖“が地平線の何処にも見当たらない光景が広がっている。風は穏やかで、程良い涼しさを与えてくれる
足元に敷き詰められるは大理石。一瞬、白亜の輝きは遥か遠く彼方まで続いているように見えたものの、次の瞬間にふわりと躰が浮き上がる様な感覚が冒険者を襲った】
「余は貴君らを歓迎する。第三層へようこそ、穢れなき白の百塔が汝らを迎えよう」
【“天空である“】
【澄み渡る空の頂上。空に浮かぶ白亜の塔群は高く聳え立ち、冒険者が転送された最も高き玉座の塔の降下に伴い地面から迫り上がる様にして地平線の彼方から現れる。
悠然と天に坐する数多の高塔は緩やかに動き続けており、五百年前より全く変わらぬ軌道で運行している。
塔の一つ一つの側壁には彫刻が彫り出され、微かな鬣まで再現された幻獣から一見しては何をモチーフにしているか理解出来ない抽象的な意匠まで幅広い分野の彫刻が列を成している。一つの塔に一つの統一されたテーマが存在し、近衛兵の如くして玉座の塔の周囲を公転し遥か下方に広がる湖面を攪拌しているのだ】 - 53重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/09/20(金) 23:21:18
- 54白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/20(金) 23:22:35
- 55ズタボロの青鬼さん◆PETEOB6gKw24/09/20(金) 23:24:09
- 56〈天来光〉24/09/20(金) 23:25:54
- 57アノマス◆UBru6zWM0.24/09/20(金) 23:27:06
【今度、礼儀作法について勉強しようと強く思った少女であった】
「《災波慾蟲》を封印する為の…『オークロール技術博物館』…お教え頂きありがとう、ございます…」
【ぎこちない動作の礼をした後に、270°回転した黄金の鍵…3度目の移動には動揺を……
「え、えええええぇぇ…!?空の上…!?」
>>52隠せてなかった。】
「余、余なの、です…ね…?」
【ダブルピースしてる…と一瞬ポケーとしているところを魔女清掃員さんに引き戻され再び礼をする少女】
「あ、あの塔は…動いていますけど…一つ一つが重要な建造物なの、でしょうか…?」
【それとも趣味?と聞くことは流石にできなかった】
「あ、ありがとうございます…」
【自分の事で精一杯な自分とは違い皆のフォローに回っている白騎士さんの姿は眩しく見えた】
- 58放浪ノウサギ24/09/20(金) 23:28:37
【一瞬ポーズにツッコミそうになるが、明らかにお偉方の発するものであるオーラに気圧されて】
【国王ぐらいには、他の方々と同じように丁寧なあいさつをしてみようと思った兎】
「……これはこれは国王陛下におかれましては、ご機嫌麗しう……」
「ボ……私は遠くファドラの産まれ、ララーヴィルタと申します」
「家業は代々 ―― えーっと、何かしてる!」
【しかし20秒と持たなかった……】
「……それより立派な塔ですねー!兎がテーマの塔なんかもあったりするのかなー?」
「後は今回の元凶である首さんと、古代の王様の戦記物語とか……普通に考えればあるよね、ソレは……」
【結局、ダブルピースをざっくばらんな性格の王だと解釈し、そっとお世辞トークに逃げた】
「分かりましたー、敬意を表す……その心で当たって砕けます!」【力強く拳を握る】
- 59《カミガカリ》◆iX0nFh5lDw24/09/20(金) 23:30:25
- 60平行世界から来た冒険者24/09/20(金) 23:30:25
- 61白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/20(金) 23:34:11
- 62声無し◆OP4l0rktr.24/09/20(金) 23:40:27
「フン…」(すごいな…女王/わたし より作法がしっかり身についてる感じがする、やっぱ年季と場数かな)
「……」(趣味の人のガチ解説ってかんじだ…見て回るときの参考になるぞう)【ウキウキ】
「フンス」【『芸術の探求がお好きなのでしょうか…新しい表現は表現者のエゴと鑑賞者の解釈の軋轢を生むことも多いものですが、そこがかえって面白くもありますよね。美術館で出会った際は鑑賞や芸術論などご一緒したく存じます…』などと書いてるうちに景色が切り替わっていく…】
「…」
「……」
「……?」【無表情ダブルピースの意図が分からず絶妙な間抜け面を晒すエルフ】
「フンフン…?」『国王陛下…ですよね…?ええと…謁見の機会をいただき光栄に存じます、邪神の残滓に美しきこの国の平穏が脅かされぬよう、中級冒険者声無し、全霊を持ってこの任務に取り組むことを約束いたします』
【平たい胸に片手を当て、先ほどよりやや深く膝を曲げて恭しく頭を垂れる】
「フンス…!」(それにしても…先の二層にも増してすごい光景だ…!なんだあの塔、動いている…?高塔がまるで天上の星のように動き並び違うさまは圧巻だね)
- 63GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 23:42:18
「余だ」
【現王ネロ・アルヴィンは僅かに迷うような素振りで見せてから、些か困惑したような声を出した】
「基本の想定用途は住居だが、アスレチックにする事も可能だろう。
しかし人間は高さ数百mの高所から落ちてしまった場合、基本的には死ぬと聞く。アスレチックとして使うのであれば、余が命綱を創るまで待ってはくれないだろうか?」
「うむ。余だ。アレなる塔は父王の時代から伝わる遺産である、誉められるも余も凄く嬉しい。
質問には一つ一つ答えよう。『塔』については、花妖精達が築き上げた要塞兼住居となる。浮遊する理としては緻密な彫刻が魔法陣の役割をも兼ねているからだ。兎をモチーフとした塔も、勿論ある。
戦記物語については、余よりも『国立書庫』の方が詳しいだろう。余も父王から伝え聞くばかり、完全に網羅しているとは言い難い」
「面を上げるが良い。我が国の訴えを聞き、正に力を貸そうと訪れた勇士を如何なる権利があって平伏させたままで居られるだろうか。
寧ろ世の方こそ感謝せねばなるまい。其方の勇気に敬意を払いたく思う。余をあくまでも“依頼主“だと思ってくれれば嬉しい」
- 64GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 23:43:53
「さて、本題に入ろうか。
塔は宿泊拠点として貸し与える。現在住人も居ない塔が数多ある、父王の時代にはもう少し《宮廷創園師》も多かったのだが、民間に戻る者が多くてな」
【「元々《宮廷創園師》の為に用意された研究室兼寮でもあったのだが」と零しつつ、凪いだ海の様な王の瞳が冒険者を睥睨する。
微かに瞳を細めてから、それからやはり表情を変えずに指先すらも動かさないで人数分の黄金の鍵と“青薔薇“を冒険者の前に創造して口を開いた】
「其方の鍵は『妖精國ローズ=アルヴィン』内の自由移動が可能になる器物で、薔薇の方は余の名において『妖精國ローズ=アルヴィン』内での全ての支払いが一括で出来る証だ。
妹が説明を面倒臭がったのだろうが、第二層の『大芸術街』にも宿泊施設はあるから其方で部屋を取るのも良いだろう─────あぁ、いや。面倒臭がったというよりも興味がなくて知らなかったの方が正しいか?」
「何方にせよ、“ガルヴァンの骸首“の引き揚げの為の器具建設は明日から行う。本格な引き揚げが始まるまでは余が質問に対応しよう。
塔については、」
【しゃらりと鈴の音が響き、無数の花と草木によって構成された階段が玉座の塔から周囲を公転する白亜の塔との架け橋を象った】
「思念によって、塔を繋ぐ道が現れる仕様だ。塔の内部に行く方法も同じく頂上部にて心の中で念じる事で可能である。
────期待しているぞ、冒険者。お互いにとって有益な数日間となる事を願う」 - 65GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 23:44:55
- 66GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 23:45:43
(※主要探索可能エリアでは最終日に影響するイベントフラグを達成出来ます。簡単に言うとボスの弱体化ギミックとなりますわね。
その為、ある程度の描写はGM側がする事になると思いますわ!
また、主要探索可能エリア以外でも必要な場合はGMに連絡して頂けましたら描写・NPCで対応致します。主要探索可能エリア以外であれば自由描写で好きに描写して下さっても問題ありません。
また対応する都合上、主要探索可能エリアでGM側の描写が必要な場合には【@[エリア名]】。それ以外のエリアでしたら【@[階層名]】を冒頭に付けて頂けると幸いです)
(※またGM側で描写します《災波慾蟲》との戦闘ではダイスを採用する事になります。
物理攻撃無効化&魔法に対する相殺シールドが存在しており、魔法で攻撃する際には設定されたシールド値を1d100ダイスで破壊可能です。
魔法以外の攻撃は素通しですので、ダイスは振らなくても問題ありませんわ!
また自由描写内であれば、同じようにダイスは振らなくても問題ありませんわ!)
(※またGMが描写を用意する都合上、反応が遅れる場合がありますわ。どうか寛大な心でお許し頂けたら幸いですわ!) - 67GM◆o4H3Dx3iss24/09/20(金) 23:46:23
- 68ズタボロの青鬼さん◆PETEOB6gKw24/09/20(金) 23:47:42
- 69放浪ノウサギ24/09/20(金) 23:52:54
「へーっ、兎の塔もあるのかー!ギルドに戻った時の土産話がてら、見ておこうかなー?」
「戦記は『国立書庫』ですねー!一応詩人紛いの事もやるのでー、物語の類は興味がありますー!」
【国王の返答を聞き、楽しみが二つばかり増えた兎、そっとメモ帳に書き記しておいた】
「説明ありがとうございます!宿泊は塔か第二層の方になるのかー、でもどうせなら塔のが楽しそうだよね!」
【これ以降の宿泊地に付いて、一瞬考えこんだものの、『楽しそうだから』という理由で塔にする事に決めて】
【そっと『鍵』を握りながら念じると……兎の彫刻が彫られた塔へと、蔦草の道が繋がった】
「……おっ、彫刻の依頼にも答えてくれた、サービス良いじゃん凄いじゃーん!」
【浮ついた声で騒ぎながら、足取り軽くピョンピョン跳ねながら、宿泊塔へと向かう兎であった】
- 70二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:53:42
物理攻撃無効化だけどダイスで成功判定するのは魔法であって
物理は魔法でないから素通しでいいの………???? - 71二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:55:14
(※転移門を経由せず、湖の上を渡って来て「来たよー、入れて!」は通りますでしょうか!)
- 72〈天来光〉24/09/20(金) 23:55:53
- 73白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/20(金) 23:57:00
- 74アノマス◆UBru6zWM0.24/09/20(金) 23:57:05
「わ、私もだよ…礼儀作法もっと学んでおけばよかったって思ってるもん…」
【後悔先に立たずとはいうが皆のフォローがなければ更に醜態を晒していたであろう少女】
【現に今も手が震えている】
【心までイケメンって言葉が理解できた瞬間である、ファンが多く「そりゃ、皇女様に好かれるよ…」みたいな】
【口に出た】
「要塞であり住居…!?あの一つ一つが……その塔についても国立書庫で調べられますか…?」
【彫刻一つ一つが緻密な魔法陣の役割を担うと聞き目の色を変えたように見える魔女清掃員さんを見て『国立書庫』にも立ち寄ろうと密かに決めた少女】
【白騎士さん達に言葉を掛ける王様の器の大きさを感じ、この国が好きになり始めているチョロ子アノマス】
【創造された黄金の鍵と青薔薇を一緒に受取り皆に合わせて再び礼の作法を取る】
「『大芸術街』でも宿泊が…観光はそっちがいいかな?……つまり私達は今、顔パス状態?」
【「かお、ぱす……?」と知らない言葉に首を傾げる小さな魔女に意味を教える少女、多分顔パスかも?】
「ふふ、塔と第二層の『大芸術街』…どっちも泊まりたいね。先ずは塔かな?」
【今日は休息優先、手を繋ぎ『鍵』を握って念じてから宿泊場所へ向かっていく二人】
お疲れ様です〜!妖精國の衣装がどういったものなのかも気になってます…!
- 75《カミガカリ》◆iX0nFh5lDw24/09/21(土) 00:01:15
- 76白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/21(土) 00:01:47
- 77平行世界から来た冒険者24/09/21(土) 00:03:45
- 78GM◆o4H3Dx3iss24/09/21(土) 00:07:50
(※躰が水なので、基本的に物理攻撃は無効)
(※また神聖属性のバリアを纏っているのでバリアを突破するまでは魔法も通じない、みたいな感じになりますわ!)
(※説明が足りず申し訳ありませんわ〜!!!!!色々と拙いですので、分からない所がありましたら気軽を質問して下されば答えますわ!)
(※大丈夫ですわ〜〜!!!!!鍵がないと妖精國内には入れないけど花妖精達は大体鍵を持ってるしお人好しなのでじゃんじゃん入れちゃうのだ)
(※花妖精は温度差が気にならないので各々の好みに自由に合わせていますが、基本的なのは上質なレース生地や最高品質の綿織物ですわ!
花妖精というだけあり、植物への干渉能力が高いので洋服も安いですわ!
また美術家肌の人が多いのでオーダーメイドの値段が極めて安いのも特徴ですわね!何ならもうお店側のデザインを使ってくれたら割引してくれるレベルでオーダーメイドが多い)
(※“ガルヴァンの骸首“の討滅は現実世界のガルヴァン湖で行われますわ!此れは妖精國自体が古王による“邪神“討伐の後に建国されたのが原因ですわね!
行動は勿論許可致しますわ!!!!!!!此方側の描写が必要でしたらお声掛けして下されば用意致しますし、自由描写で騎士や宮廷創園師を動かして貰っても全然大丈夫ですわ!)
- 79二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:10:47
- 80二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:12:46
何故素通しに拘る……?
- 81二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:15:15
いや単純に思い浮かばないのでそこの表現にここで表されているのは一体?となってる感じです
理解力なくて申し訳ない - 82GM◆o4H3Dx3iss24/09/21(土) 00:16:12
- 83白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/21(土) 00:16:32
- 84《カミガカリ》◆iX0nFh5lDw24/09/21(土) 00:16:33
本体に当てられることとダメージが通るかどうかはまた別の問題、ということでは?
- 85重鎧剛蛇◆tzxenNZQbg24/09/21(土) 00:17:40
- 86二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 00:17:51
- 87GM◆o4H3Dx3iss24/09/21(土) 00:20:50
(※異能や魔道具や魔剣による攻撃等はバリアを貫通して直撃する感じになりますわ!
あくまで神聖属性のバリアによる相殺なので、魔法は相殺出来ても他のものには通用しない感じですわね!
またバリアに関してもあくまで相殺なのでダメージを受ければその分削られるので、手数や質によって充分に突破可能という感じですわ!)
- 88声無し◆OP4l0rktr.24/09/21(土) 00:23:48
【黄金の鍵と青薔薇を受け取り、鍵は服のポケットに、薔薇はコサージュのように左胸に付けて一礼した】
「……」『ご期待に沿えるよう頑張ります』
「フンス」(宿泊施設の方も気になるけど…まずは二層と一層を見て回りたいかな…あとこの国の全体図をざっくりでも把握しておきたい)
「フンフン」(ラフィーアと一緒に降りてみようか、ひとまず鍵は‘‘便利すぎる‘‘から一通り見て回るまでは縛るとしよう)
【今更だが今の声無しの格好はシルヴァンディアで仕立ててもらったレースの立ち襟の真白いフリルシャツにダブルボタンの黒いジャケット、同じく黒いシルクズボンを履きシルヴァンディアの紋章が入った濃緑のマントを右肩に掛けたものである】
【おおよそ礼服を元に御洒落に気崩した感じのコーデであり…休み休み楽器やクロッキー帳でも弄りながらぶらりとするのに適した格好だ】
🛡「…七割くらい観光気分じゃない?」
「フンス」(いやあ国王陛下もああ言っていることだし、仕事の時間が来るまでは楽しんでおこうかとね!)【にこにこいい笑顔】
- 89アノマス◆UBru6zWM0.24/09/21(土) 00:24:02
- 90GM◆o4H3Dx3iss24/09/21(土) 00:24:09
- 91GM◆o4H3Dx3iss24/09/21(土) 00:27:53
(※ちょっと分かり辛かったかもしれませんので再筆ですわ!
【@[エリア名]】か【@[階層名]】を冒頭に付けて頂けましたら、GMが可能な限り全て反応して必要な描写等を作成致しますわ!)
(※それでは申し訳ありませんが一旦寝落ち致しますわ〜…………………) - 92放浪ノウサギ24/09/21(土) 00:28:03
(※ボク知ってるよ!こういうのは実際に出会ってみてブン殴ってみれば大体分かるよ!)
「火事場ドロボー追跡の為にー、速度強化と探知強化は十分用意して来たー、行ける行ける!」
「んでも花妖精の国……ドロボーさんも人間じゃないかもしれない、もし目に見えないドロボーさんが居たら?」
「その時は ―― んま!その時で!……騎士さん呼んで擦り付ければ何とかなるでしょー、ニシシ!」
【早速宿舎に駆け込み、明日の観光……もとい、巡回計画を立てている兎】
【地図に書き込まれたルートは、明らかに観光地を巡る様に伸びていた……動機が不純である】 - 93白騎士◆YJC.vXGK8Q24/09/21(土) 00:29:43
了解ですわ~!
でしたらまずは《崇陽教団》のもとを訪れるようにしますわ~!
これから戦う相手のことと水路という防衛&注意ポイントを抑えておくのは大切ですわね~!
レスの冒頭に【@《崇陽教団》本拠地】でよろしいですわね~?
間違いがなければ返信不要ですわ~!
私も落ちますわ~!お疲れ様ですわ~!
- 94ジェイと白黒◆6T/1elikfU24/09/21(土) 00:40:43
『火事場泥棒が入り込みそうな居住地は……どこだろうか…??』【目が泳いでいる】
「なんか…ジェイさんがこちらに来てから荘厳すぎる幻想的すぎる景色に頭がオーバーヒート気味ですわね…」【苦笑プレデター】
- 95声無し◆OP4l0rktr.24/09/21(土) 00:45:10
「……」(まずは…万頃の良田かな?)
🛡「あら?二層が先かと思ったけど一層に興味があるの?」
「フンフン」(シルヴァンディアは農業国家だ、うちののどかで広々とした田畑も好きだけど…これだけ綺麗な農地もなかなかないし、やっぱりみておきたいなって)
「フン…」(それに…水が停滞し淀むとまずいのが出てくるんでしょ?それについて見れるなら見ておきたい)
🛡「なるほどね…移動手段は?」
「フンフン」(歩いて行けるなら歩いて、道が無ければ…君に掴まって空路か、空間同化で二層に降りる。とりあえず道を聞いてみるよ)
※→万頃の良田へ、それと3層から2層or1層へ歩いて降りるルートはあるでしょうか?
本日は寝落ちするので回答はゆっくりで大丈夫です!