- 1124/09/20(金) 23:20:22
「ユメ先輩、これ本当にマッサージですか? 絵面がちょーっとだけ妖しいような……」
「もちろん!
まるで私がホシノちゃんを背後から押し倒して馬乗りになって制圧しているように見えないこともないけれど、これは背中のマッサージだよ!
あ! ちょっとその設定でやってみようか、はっはっはー、小鳥遊ホシノ敗れたりー」
いや、それにしてはおかしい。
なんだか先ほどから妙に火照るのだ。
それに、またがられているだけなのに、身動きが取れない。
もしかして―と悪い想像が首筋を伝う。
「私にマッサージするようにって、『誰かから』勧められましたか?」
ユメ先輩はたっぷりと間をあけて答えた。
普段の調子とは似ても似つかぬ蠱惑的な声色で。
「どっちがいい?」 - 2二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:22:56
砂漠の学校でエロマッサージを!?
- 3124/09/20(金) 23:23:54
「……!」
この人は、ここにいるのは、いつものユメ先輩ではない。
逃げないと。
上半身だけでもがくが、びくともしない。
「必死で可愛いね」
肩のあたりをつつかれた。
触れられただけで、途端に動きが鈍くなる。どうして! どうして!
意地悪な指先が腕の上をつるつると伝ってゆく。焦らすようにゆったりと、私の不自由を拡大しながら。
「助けて……」
「嫌なら逃げればいいんだよ。はい、捕まえた」
ユメ先輩の指が、邪悪な蛇のように私の指に絡みついた。
もうどこも満足に動かすことができない。
ほかならぬ私自身の身体なのに。 - 4二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:24:01
これはホシノに生えているか生えていないかで変わってくるな
- 5二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:25:31
連鎖悪堕ちものの序盤じゃんね。エッッッな服に変身しない?
- 6二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:25:41
待て、ユメ先輩のユメ先輩も重要だぞ
- 7124/09/20(金) 23:27:30
「ユメ先輩、誰に騙されたんですか」
「まだそんなことを言っているの?」
「だってそうでしょう! ユメ先輩はこんなことしない!
先輩を使えば小鳥遊ホシノを無力化できるって『誰か』の悪意があるに違いありません!
煽られて、唆されて、口車に乗せられたんでしょう!」
「だから違うってば」
「まだとぼけるんですか! はっ、まさか洗脳……」
「……ホシノちゃん」
ユメ先輩がのしかかってきた。
背中を双丘に圧迫されて、息を吞んでしまう。
「騙されているのも騙しているのも、ホシノちゃん自身でしょう?」
「なっ……」 - 8124/09/20(金) 23:32:54
「本当に私の正気を疑うなら、振りほどけばいいのに。
体術でも腕力でも劣るはずの私に難なく押さえ込まれて、組み伏せられているのは誰?」
「……私がユメ先輩に暴力を振るうはずないでしょう」
「被害者みたいな感じで、そのくせ顔を赤くして涎垂らしてるのはどうして?
何か期待しちゃったんじゃないのかな?
照れ隠しで逃げようとしたんじゃないのかな?」
「……」
「いい? 私は正常だよ。純粋に厚意でホシノちゃんを労ってあげたいだけ」
好意で!? 行為を!? 強引に!?
「……故意に読み違えるのは恥ずかしいことだよ。
とにかく、ホシノちゃんが期待するような『続き』をしてあげてもいいんだ。
怖いなら止めてもいいけど、どうする?」
もちろん答えは決まっている。
「じゃあ見せてもらいましょうか、最強の『マッサージ』ってやつを……」
先輩の柔らかい唇がわたしの耳を包み込み― - 9124/09/20(金) 23:36:17
これを読んだあなた
どうか続き(or 感想 or いい感じの喘ぎ声のサンプル)を書いてください
それだけが私の望みです - 10二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:40:54
すごくよかった!!
- 11二次元好きの匿名さん24/09/20(金) 23:40:59
- 12二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 11:21:47
おつおつ
- 13二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 20:30:38
保守
なんか書きたいなこれで1本 - 14124/09/21(土) 22:04:13
顔が熱い。身体が熱い。
先輩と肌が触れている部分から、そして体の奥底から、熱がこんこんと湧いてくる。
「ふふ、耳弱いんだね。リンパの流れを良くしてあげましょうね~」
先輩は私の耳を甘嚙みし、舐めまわし、執拗に責め立てた。
――頭がとろけて沸騰しそうだ。
全身を抑え込まれて、どこへも快感を逸らすことができない。
「びくびく震えちゃって可愛いよ、ホシノちゃん」
「……ッ♡ そろそろ手、離してくださいよ。
恋人つなぎなんて恥ずかしいです……」
「ダーメ、すぐ逃げようとするんだもん。悪い子はしっかり捕まえておかないとね。
それに本当は好きなんでしょ? こうやって抵抗できなくされるの」
「そそそんなことッ、あっ♡」
図星を突かれた瞬間、びくんと跳ねてしまう。
桃色の吐息が粘度を増す。
ユメ先輩が慈しむように囁いた。
「……今だけは、たっぷり甘えていいんだからね」 - 15二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 09:32:28
一体どこでこんなことを学んできたんだユメ先輩