- 1>>124/09/21(土) 12:55:35
前スレ
アル「社員を募集したわよ!」7|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/3702718/ここ最近他にもSS書く人が現れたからなのか、スレの流れが加速度的に早くなってきた気がする端的に換言すると、とっても活気があ…bbs.animanch.com紆余曲折、最悪の事態を阻止した便利屋
雷帝の遺産の後始末に走る万魔殿
全く理屈のわからない特定をされた上リア凸フルボッコされた挙句、車のルーフに炎天下の中磔にされた地下生活者
果たしてこの物語、いつ終わるのか
もしかしたら完結そのものはしてもスレはゆるりゆるりと続いていくのかも知らん
- 2>>124/09/21(土) 12:58:27
…
ネル「いやーアスナ、お前とは長いけどさ…なんだかんだアタシってお前には助けられてばっかりだなって思うよ」
アスナ「え、なになに?いきなりどうしたの?」
ネル「いや、さ。こういうのは言える時に言っといたほうがいいと思ってさ。ありがとな」
アスナ「…(にま〜)」
むぎゅぅぅぅ
ネル「!!!だぁぁ、やめろ!やっぱナシだ!抱きつくな、暑いわ!!」
モエ「にしても、外に出しただけでかなり変わるね。残った臭いが結構きついけど、さっきのに比べたら全然マシ」
ミヤコ「あの汚れ、落ちるんですか?」
カリン「うーん…ちょっとわからない…」
ネル「あー、あの手のやつは強いアルカリか漂白剤使えば落ちると思うぞ。人から出る汚れって、酸性の汚れだからな。車が多少痛むかもしれねぇけどこの際背に腹は変えられねぇし。悪臭は…確かオゾン発生機?だったかな、で落ちるとかって聞いたことあるな、あんま使わないんで奥にしまいこんでたやつがあったと思うから帰ったらちょっと探してみっか」
サキ「へぇ…詳しいんだな」
ネル「まーな。アタシらC&Cって一応メイドだからな。何もなきゃ普段はミレニアムで掃除ばっかしてんだ」
サキ「そうだったのか…」
ネル「うし!そんじゃぁ全速力で先生んとこ行くぞ!このまま真っ直ぐ頼むぜカリン!」
カリン「了解した」 - 3二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 13:26:15
たておつ
- 4二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 13:48:15
保守
- 5二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 13:58:31
新スレだあ!
- 6二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 14:09:20
おつです!!
- 7二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 14:31:37
たておつ
- 8二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 15:19:46
たておつ
- 9二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 16:16:53
保守
- 10二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 16:17:13
そして保守!
- 11二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 20:42:39
百花繚乱モブ「ねえ聞いた?ユカリ様が忍術研究部と組み手をしたんだって!」
百花繚乱モブ「聞いた聞いた!三対一でやり合って、ナグサ様との継承戦レベルの何でもありで互角に渡り合ったそうよ!」
百花繚乱モブ「何でもユカリ様に今の戦闘術を教えたお師匠様と忍術研究部に戦闘術を教えたお師匠様が同一人物だったから、姉妹弟子としてやり合ってみたくなったとか」
百花繚乱モブ「旧校舎の校庭とは言え爆弾で抉られた後や骨を折り合った怪我が酷くて目撃者全員軽いトラウマになったそうよ」
百花繚乱モブ「うわえぐぅ。ところで」
レンゲ「百鬼夜行の戦い方じゃない……百鬼夜行の戦い方じゃない……」
百花繚乱モブ「あれはいったい何事で?」
百花繚乱モブ「どうやら運悪く四人の戦いを見ちゃった観客らしくってね。お世辞にも強いとは言えない忍術研究部がユカリ様みたいな戦いをするのを目の当たりにしちゃってSANチェック失敗の一時的発狂になっちゃったみたいよ」
百花繚乱モブ「別のところでエライ事態になってた」
サオリ「そうか。三対一で引き分けか。あの三人にはユカリほど稽古を付けていなかったが、それでも相討ちに持ち込むとはな。たいしたものだ。ああ、また遊びに来い。私の暇な時であれば全員訓練を付けてやる」
アツコ(楽しそうで何よりだわサオリ) - 12二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 21:21:22
サオリが生き生きとしてるのはいいね
- 13二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 05:46:19
>百鬼夜行の戦い方じゃない……百鬼夜行の戦い方じゃない……
ユカリはワカモもちょっと教えてるからセーフ(?)
- 14二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:35:10
ゴンゴン!ガチャ!
美甘ネル「失礼するぜ。ちょっと仕事の話しがあるんだが良いか?」
アル「あら?貴女は確かワー君を連れて来た……」
ネル「美甘ネルだ。ミレニアムの『C&C』部長だ。悪いがちょっと仕事を頼まれてくれねぇか?急ぎなんだ。あとリオも呼んできてくれ」
アル&カヨコ『?』
リオ「久しぶりねネル。貴女がここに来るなんて」
ネル「本当はセミナーの連中が来た方が良かったんだろうが、アンタ会おうとしねぇだろ。それに、今回はアタシが受けた仕事だからな。そっちの方が喜楽だと思ってよ」
リオ「ありがとう……で、依頼って?」
ネル「その前に。(適当)エリアって、確かセミナー直轄の再開発地区だったよな。アンタ心当たりねえか?」
リオ「(適当)エリア?確か古い町で近々再開発予定だった……いえ、私は特に何もしていないはずだけど」
ネル「実は再開発をしようって矢先に、化け物騒ぎが起こっちまってな。今現在工事が中断してるんだよ」
リオ「化け物騒ぎ?そんなのが……けど、そんなの貴女じゃ無くてヒマリ達が……まさか!」
ネル「……ああ。特異現象捜査部が真っ先に調査に向かったが、明星ヒマリ、和泉元エイミ、飛鳥馬トキの三人は未だに何の連絡も無く戻っても来ねぇ。どんな状況にあってるか今を持って不明だ」
リオ「そんな!?ヒマリたちだけでなくトキまで!?」
ネル「さすがにそんな状態だからな。下手な戦力の逐次投入は拙いとユウカも判断して、C&Cと、外部戦力として便利屋を雇えって事になったんだ」
アル「貴女一人?他に三人ほどメイドがいるって話しだったけど」
ネル「あいつらは全員別任務だ。……背が高くてボンキュボンなメイドが喜ばれるパーティーに参加して情報収集と制圧だとよ」
便利屋『それは……ご愁傷様です』
ネル「うるせぇ!いうなぁ!!ともかく!今回の依頼はその再開発地区の調査、並びに原因の排除!!そのどちらかが達成されれば残りの成否に問わず金を払う!これでいいか!!」
アル「それはいいけど、貴女は大丈夫なの?外部の人間と組むこと」
ネル「別に。アタシが気にするのは組む連中とアタシが足並みを揃えられるかだけだ。その辺り気にしなくても良いんならアタシは構わねえよ」
アル「ふむ……分かったわ。そういうことならその依頼引き受けましょう」
ネル「感謝するぜ」 - 15二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:36:16
ホーウホーウ……。
ヒナ「ミレニアムに炭鉱街なんてあったのね」
ネル「大昔には炭鉱発電で賑わってたそうだぜ。それこそ蒸気機関でロボットすら作ってたらしい。さすがに今は炭鉱の需要が無くなって蒸気機関も廃れたらしいがな」
ミカ「ふ~ん……ねえ、そのお化けって古代兵器とかの可能性は無いかな?」
ネル「それは限りなく低いと見た方が良いとおもうぜ。再開発の調査をするに当たって、過去に何度か調査団が派遣されて同じデータが出てるみてーだからな。もし仮に存在していたら、それらの調査を掻い潜って、最近になって目覚めたことになる。そんな都合の良いことが早々起こるはずは無ぇと思うけど」
ホシノ「アビドス砂漠の事もあるからねぇ。その可能性も入れておいた方が良いよ~」
アル「でも、夜に来ることは無かったんじゃない?」
ネル「しょうがねぇだろ。昼間に行っても出てこねぇって証言があるんだからよ」
ヒナ「それにしても、夜の街って独特の怖さがあるわね」
ミカ「ヒナちゃんそういうの苦手なんだ。意外」
ホシノ「おじさんは夜の学校がホームグラウンドだったから気にしないけどねぇ」
がたがたがたがたがた!!!!ゴゴゴゴゴ…………!!
アル「な、何!?窓や扉が勝手に揺れて……!」
ミカ「おー!ポルターガイストってやつ?これ」
ネル「気ぃつけろ。この流れは報告書通りの……!」
ズオオオオオオン!!
全員『で、出たああああ!!』
ギョロンッ!
全員『ギョロン!?』
アル「ど、どうしよう」
ミカ「アルちゃん。ここは便利屋のリーダーとして」
ホシノ「さあさあ!」どか!
アル「きゃ!……ば、化け物め!何が目的でこの街に住み着いたの?」ジャキッ!!
黒い球体『作ってあげようね。作ってあげようね』
ミカ「作ってあげようね?……っていうか、今喋った?」
アル「何が作ってあげようなのよ!作るのを邪魔してるのは貴方じゃない!!」
ヒナ「ホシノ、照明弾ある?」
ホシノ「はいはいあるよー」すちゃ。ぽん!ひゅるるるるるる…………パアアアアア!!
ネル「な、なんだこいつ!?」
どおおおおおん!!! - 16二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:37:02
三本脚を持つ巨大な球体ロボット『作ってあげようね。作ってあげようね』
アル「周りにいるのは温泉開発部!って、きゃああ!」びゅるるる!びしい!!
ネル「陸八魔……うおっ!」ぎゃいいいいい!!
ヒナ「触手の先端に何かが付いてる。あれは、電ノコ?」
三本脚を持つ巨大な球体ロボット『穴空けちゃおうね。穴空けちゃおうね』
ぎゅるるるる……ういん!ぎゅうううううう!!!
ミカ「え?私!?きゃあ!」ボッ!ボッ!ボッ!ボッ!
三本脚を持つ巨大な球体ロボット『穴空けちゃおうね。穴空けちゃおうね』
ヴドドドドドドド!!!ぎんがぎんががががが!!
ヒナ「くっ!極端な円形走行のせいで弾が弾かれる……!」
ブオンッ!どごおん!!
ホシノ「おおおお!!こ、このハンマー。愛用のシールドでもきついいい……!!」
ミカ「ああ……あわわ……」
三本脚を持つ巨大な球体ロボット『穴空けちゃおうね。穴空けちゃおうね』
ぎゅうううううう!!!ボッ!
アル「ミカあああ!!」
がしいい!!
三本脚を持つ巨大な球体ロボット『…………え?』
ミカ「くううううう!!!!」両手で目玉ドリルを掴んでる
三本脚を持つ巨大な球体ロボット『穴穴穴ァ!穴開け、ちゃおう、おおおおお!!』
ミカ「便利屋一の握力と肉体的暴力を、舐めるなあああああ!!!」ボキキッ!(あまりの握力にドリルが停止した上手の形に握りつぶされた音)
ぶおおおおおん!!
三本脚を持つ巨大な球体ロボット『オオオオオオオオノオオオオオオオオ!!!!』
ずずううううん!!
ミカ「これで、終わりッ!」ボキンッ!ががががが!!ぼぼぼぼん!!(ドリルをへし折った穴に短機関銃の弾を全弾プレゼントした音)
三本脚を持つ巨大な球体ロボット『穴空けちゃお、穴穴穴、おおおう』
ぎゅうううん…………ずずーーーん!!
温泉開発部「お、『温泉の鉄人』が倒された!」
温泉開発部「総員撤退!撤退しろーー!!」ワアアアアア!! - 17二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:37:50
アル「ミカ!大丈夫!?」
ミカ「大丈夫~!……じゃないじゃんね」両手血で真っ赤。ベトベト。
アル「お、応急手当ーーー!」
ネル「すっげーな。あのミカっての。やっぱトリニティの最強格に名を連ねてるだけはある……が。それよりもこっちだな。あいつら『温泉の鉄人』って言ってたが」
ヒナ「ポルターガイスト現象を含め、この騒動の原因はゲヘナの温泉開発部の仕業って事でしょうね。問題は、そんな手間を掛けて彼女たちが何をやってるかだけど」
~~~~♪
ホシノ「あれ?なんか音楽が聞こえない?」
ヒナ「音楽?」
♪幻のバルバドレ
鬼怒川カスミ「あはははは!!『温泉の鉄人』による化け物騒動は見事に大成功だなぁ!!ここまで来ると順調すぎて逆に怖いねぇ!」
下倉メグ「さすが部長!完璧な計画ですね!それにしてもこの曲は?」
カスミ「こういう悪巧みをする時に流すものだとCD屋の親父が売ってきてね。意外とノリが良くなった。おーい!お宝はまだ掘り当てられないかぁ?」
ロボット×3『はいはいただいま!』
メグ「それにしても部長、前に来ていた特異なんとかって人たちにも言ってたけど、本当に温泉開発を棚上げにしてでも掘るに値するお宝があるんですか?」
カスミ「ふふふ。安心するがいい。これはその部長そのものが認めた『セミナーの秘密が詰まった宝箱』の地図だ。これを使ってセミナーを脅せば温泉開発の資金は湯水の如く使えるのだよ」
メグ「え!?本当!?」
カスミ「ほら、この端末に明星ヒマリのサイン入り書類データが入っている」
ロボット「ありましたー!こちらで間違いありませんな!」
カスミ「おー!これだこれだ!端末のGPSも反応している!これでセミナーを脅し放題だぞ!」
ネル「全て聞いたぞ温泉開発部!!とんだ悪党共だなぁ!!」
カスミ「なに!?君たちは……ひいいい!!ヒナ元委員長ーーー!!」
ヒナ「カスミ。『温泉の鉄人』は破壊したわ。貴女たちの戦力じゃ私たちには勝てない。降伏しなさい」
カスミ「ひいいいん!!よりにもよってこんなに早く便利屋に依頼が来るなんてーー!!」
メグ「あ、まずい。部長が錯乱し始めたみんなー!撤退するよー!」
温泉開発部「了解です!各班、所定の坑道を通って脱出!」
ダダダダ!!
メグ「ほら!逃げますよカスミ部長!」
カスミ「はははーー!逃げるが勝ちだーー!!」ヤケクソ
アル「あ!待ちなさい!」 - 18二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:38:25
ロボット×3『いかさん!』
ががぎん!!
ホシノ「うわっ!また硬そうなロボットが……!」
ヒナ「アル!ネル!先に行って!」
アル「任せたわ!」タタタタタタ!!
ネル「待ちやがれテメェらああああ!!」
メグ「追ってきますよ!」
カスミ「メグ!あのトロッコに乗れ!!」
アル「行かせないわよ!!」どきゅん!!ばきん!!
カスミ「しまった!お宝の箱が……!」
じゃららら!!がぎん!!
メグ「ぐえ!」
ネル「おーし。お前そこを動くなよ!動くと大事な部員の首が絞まって呼吸困難を起こすぜ。こっちの質問に素直に答えろ。そうすりゃ全員まともな状態で逮捕するぜ」
カスミ「ほう。いったい何を知りたいのかな?」
ネル「洞窟の中で聞いてはいたが、一応確認するぞ。特異現象捜査部が最近こっちに調査に来たはずだが、お前らと交渉した後、自分たちからこの場を離れた。確かにそうだな?」
カスミ「ああ。信じて貰えないかもだが、これは事実だ。今回の騒動の原因とも言えるそのお宝。その出所はそこの部長の明星ヒマリでね。『セミナーの秘密』を入手した彼女は効果的に使えるようになるまで、ここに隠していたそうだ」
ネル「セミナーの秘密……そいつはどんなのだ?」
カスミ「端末には内容までは書かれて無くってねぇ。ただ、明星ヒマリが顔を青ざめて他の部員と共に行方不明になるぐらいには、危険な代物であることは間違いなさそうだ」
ネル「そうかよ……さあ。約束だ。大人しく」
ズゴゴゴゴゴ…………!!
アル「地震……いえ、この振動は!この洞窟が崩れる!?」
ネル「テメェら……!」
カスミ「はははは!!脱出できなかったときのために、死なば諸共で自爆装置を作っておいたのさ!ほら、メグを離さないと引き摺っていかなければならなくなって脱出できないぞ!」
ネル「くそ!陸八魔、逃げるぞ!」
アル「当然よ!!」
カスミ「さあメグ、首を絞められた後で走るのは大変だろうが、キビキビ走りたまえ!」
メグ「わかりましたああ」!!
ダダダダダダ!!! - 19二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:38:44
どどどどどど!!!ずずーーん!!
アル「皆ーーー!!」
ヒナ「アル、宝箱は?」
アル「取り戻したわ!それよりも洞窟が崩れる!」
ヒナ&ホシノ&ミカ『なに!?』ダダダダダダ!!!
カスミ&メグ『わせわせわせ!!』
ロボット兵『ちょ!まってーー!』ダダダダダダ!!!
カスミ「出口だーー!!」
ずるん!
メグ「うわっ!?」ぐいごんがん!
全員『どわああああ!!』
ずどどどおおおおおおんんん!!!
リオ「で、これがヒマリが隠していたっていう宝箱?」
ネル「ああ。『セミナーの秘密』っていうのが隠されてるらしいが」
リオ「何かしら……エリドゥ建造に伴う裏金の流れ?じゃ、開けてみるわよ」
がぱっ!ぎいいいい!!!
リオ「こ、これは……なんなのよおおおお!?」
魔法少女を始め様々なコスプレをしたリオの写真
ミカ「わー!凄いねこの衣装!全然似合ってない!」
アル「こらミカ!」
ホシノ「なんで黒ビキニの水着を着ているの?」
ヒナ「リオには失礼で申し訳ないけど、どれも人妻が無理をして若作りしているようにしか見えない……」
ネル「…………ああーー!!思い出した!!そういや何年か前、アンタ実年齢よりも年上に見えるって気にしてて、ヒマリの奴にそそのかされて若く見られるための実験って事でコスプレしてたな!!」
ミカ「こ、これがセミナーの秘密、なの?」
アル「ま、まあ誰しも黒歴史の一つはあるでしょうし、忘れたい過去を掘り返されたら言いなりになるしか無いことも……リオ?」
ゴゴゴゴゴ…………!!
リオ「わかったわ……よーくわかったわ。ヒマリが行方不明になった理由が…………!!」
だんっ!!
リオ「絶対に会ってあげないからねーーーー!!!!」 - 20二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:39:05
和泉元エイミ「部長。本当に良かったんですか?あんな交渉で引き下がってしまって」
明星ヒマリ「しょうがないでしょう。今回の騒動の原因が『私がリオの黒歴史をいじり倒すために隠していた』のが原因だなんて。しかも当の本人が忘れていたと言うんだから笑い話にもならないし」
飛鳥馬トキ「それでほとぼりが冷めるまでミレニアムに帰らずキヴォトスを歩いて回っているのはリオ会長とやってることが変わらないような」
ヒマリ「リオのは果たすべき責任を勝手に決めて逃げてるだけ!私は自分の過失じゃ無いけど過失扱いされるのが嫌だから身を隠しているだけ!全然関係ないわ!!」
エイミ(どう思います?)
トキ(五十歩百歩ですが、これ以上言うとムキになるでしょうから付き合うしか無いでしょうね。先生に定期連絡でもしておけば大丈夫でしょう) - 21二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 07:39:33
・温泉の鉄人
温泉開発部が使用した大型ロボット。巨大な球体状の頭部兼胴体に巨大な一つ目、タイヤが内蔵された三脚、両腕には腕がない代わりに工具が先端部に付いている触手が多数出ており、自由に扱うことが出来る。また胴体中央の目玉は一度格納することでドリルを取り出すことが出来る。
元々は鉱山採掘に使うトロッコやエレベーター、スコップなどの修理・点検用に使用されていた作業用ロボット。蒸気都市に放置されて寂れていたところを温泉開発部に回収され、『ジャブジャブヘルメット団』によって現代仕様に大規模近代化改修をされて完全な別物と化した。現在の仕様は温泉開発仕様と言ったところだろうか。
蒸気都市でのお宝発掘のためにお化け役として、やってくる調査員や戦闘員を驚かせて追い出す役目を負っていた。ミカに破壊されたあとは温泉開発部に回収されて修理された。
・ロボット兵×3
温泉開発部が使用した人間大のロボット。正式名称は『ゲイン1・2・3(アイン・ツヴァイ・ドライ)』(イメージは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のゲイレール・シャルフリヒター)。
前述の温泉の達人同様採掘作業用のロボットとして蒸気都市に放置されていたのを回収され大規模近代化改修を受けた。両肩の箱形シールドに内蔵された掘削用クローにより穴を掘ることが出来、ツルハシでの掘削も合わせれば一機で三人分の掘削戦力となる。。落盤事故などでも壊れずに動けるように作られており、ヒナたちとの戦いでも耐えきれるなど非常に頑丈。そのおかげで崩落した洞窟から無事脱出してカスミとメグを救助した。 - 22二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 15:49:34
ほしゅ
- 23二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 16:17:06
ヒマリはさぁ…
- 24二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 19:26:26
めちゃくちゃ懐かしいロボット出てきたな
情報収集に行けなかったネルどんまい… - 25二次元好きの匿名さん24/09/22(日) 23:14:07
保守
- 26二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 06:23:55
そら逃げますわw
……まだ別にデータ隠し持ってそう - 27二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 06:25:53
ミカ「やっほー先生!当番に来たよー♪」
先生「あ、いらっしゃいミカ。すぐに頼みたい……って、どうしたのその両手!?」
ミカ「いやー、便利屋の仕事でちょっと手強いのが現れちゃって。今両手あんまり動かせないから書類仕事だけ手伝うじゃんね。ごめんね」
先生「いや、それは良いんだけど。それより大丈夫なの?そんな状態で私の当番に来るなんて……休んだ方が良かったんじゃ」
ミカ「私が来たかったから大丈夫じゃんね!先生他の生徒の相手をしてるから、こんな機会滅多に無いし!」
先生「そ、そうかい?わかったけど、あまり無理しないでね。幸い、力仕事が必要な物は無いから。ゆっくりしていって」
ミカ「はーい♪」
ミカ(…………アルちゃんやカヨコちゃんだけ、頑張ったご褒美だからって先生と同衾したのが許せないなんて言ったら、どういう反応するかな?)
一方その頃
セイア「落ちついてくれナギサ!会社の仕事上の怪我でいちいち君が出張る必要は無いだろう!!」
ナギサ「いいえ!ミカさんがゲヘナの生徒との戦いで怪我をしたなんて決して許せません!!怪我を与えた相手には地獄を見せないと……!!」
セイア「だからってコ〇〇ドーばりの重装備でゲヘナ学園に吶喊しようとするお嬢様がいるか!!軽く学校間戦争になるぞ!!」
ナギサ「戦争上等です!!セイアさんだって無言で問題ごとやらかしてるじゃないですか!!」
セイア「動画サイトの吹き替え動画を真に受けるなーーー!!!」
ハスミ「あの……アレを止めるのを手伝えと?」
サクラコ「私たち、もっとナギサ様に寄り添うべきなのでしょうか」
ミネ「そのために、まず精神的に錯乱している方は気絶させましょう。治療を開始します」ギュッ!! - 28二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 07:09:29
ネル「おーっす。入るぜ先生」ガララ。
先生「あ、ネル。こんにちわ。どうしたの?」
ネル「いや、ちょっと用事が……ようミカ。手の怪我はどうだ?」
ミカ「あ、ネルちゃん!全然良くないけど電卓とキーボードを打つだけなら出来るじゃんね♪」
ネル「そいつは良かった。アタシの出る幕は無さそうだな!」
先生「あれ?二人とも知り合いなの?」
ネル「この間の仕事でちょいとな。ほらよ。差し入れの弁当だ。夜の分は冷蔵庫に入れておいてやるから、あとで取りだして喰え」
ミカ「あれ?今両手がこんな状態だから、ゼリー飲料しか飲んでないけど」
ネル「いやー、そういやすっかり忘れてたなぁ。誰かいねーかなぁ。こんなドジっ娘の尻拭いをしてくれる親切でお人好しな奴は」チラチラ
先生「そうだね。手を怪我した女の子に無理はさせられないし。私が食べさせるよ」
ネル「お?そうか。そいつは悪いな。じゃあな!」
カッカッカ……。
ミカ「い、いいの?」
ネル「ま、両手怪我した相棒へのアフターサービスって所だ。精々先生に甘やかしてもらえ」バタン。
ミカ「…………よーし!頑張って仕事をするじゃんねー♪」
先生「…………まって?今思ったけど、ミカが晩ご飯を食べる時間までこの部屋にいるのは確定なの?」 - 29二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 07:40:13
ネルパイセンさすがです
- 30二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 10:09:10
コマンドーナギちゃんに草を禁じ得ない
- 31二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 18:33:33
保守屋
- 32二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 19:18:39
保守
- 33二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:12:26
保守
- 34二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 08:28:45
保守
- 35二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 19:01:18
ミネさんはぶれないなぁw
- 36二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 19:12:17
保守
- 37二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 19:22:19
そういえばシャーレに就職したのって誰々居るのかな?
- 38>>124/09/24(火) 22:45:27
- 39二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 22:58:13
ありがとうございます
- 40二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 07:38:03
ア…アロ……
- 41二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 14:33:13
しっ
- 42二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 16:11:16
それ以上はいけない
- 43二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 17:56:20
保守
- 44二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 19:04:27
先生、がんがれ
- 45二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:30:43
保守
- 46二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:31:37
七神リン「先生。本日の報告書を読み上げます。昨夜失踪中のヒマリ率いる特異現象捜査部ですが、今はゲヘナで銃撃戦を展開しながらパソコン上でシャーレの書類仕事をしているようです。逆探を試みましたが失敗しました」
先生「そっか。とりあえず無事なら何よりだよ。ミレニアムが落ちついたら戻って来てっていっておいて」
リン「かしこまりました。次にアビドス高校ですが、砂漠探知のためのロボット開発の申請が来ておりますが如何いたしましょうか?」
先生「この間あんな大きいのが出てきたわけだしね。古代遺産の噂もネタじゃなさそうだし、羽目を外しすぎない程度には許可をするって伝えておいて」
リン「伝えておきます。エンジニア部ですが、体調自体は回復したものの、未だに不調から脱していないようです。ライフラインの整備などには従事出来るのが救いですが」
先生「今度ミネあたりを派遣してカウンセリングをお願いする必要があるかな……後で相談してみるよ。あとは?」
リン「はい。便利屋ですが……」
先生「あはは……なにかあったかな?」
リン「便利屋で狐坂ワカモが大型の橋を破壊したそうです。元々手抜き工事が発覚した橋なので壊すこと自体は問題ないのですが、派手な演出付きで行ったので現地住民からは必要以上に恐れられたそうです。次に剣先ツルギが銀行強盗の制圧を行った際、人質に身体的負傷はありませんでしたが、精神的負傷を与えてしまったらしく激しく落ち込んでいるようです。次に小鳥遊ホシノは仕事が無い時はほぼ毎日ビルの屋上で梔子ユメの膝枕で眠っているそうです。次にアリウススクワッドが猟師の手伝いで船に乗った際、漁の禁止区域で密漁をしている集団と遭遇しこれを撃破。戦闘で死亡した魚を拾い上げて大漁旗を掲げて戻ってきたとのことです。また社長を始めとした初期メンバーもブラックマーケットで迷い猫探しをして、目的の猫を苛めていたロボット人間たちをボコボコにしたそうです。他にも」
先生「相変わらず便利屋関係が多いね。その報告書……」
リン「先生を通しているとは言えシャーレの仕事を卸した結果、仕事量が激減しているのも事実ですから派手さに対して何も言えないです……ああ、そうだ先生、本日の夜は空いてますか?」
先生「今のところ予定は無いけど、何かあった?」
リン「実は今日はリオと飲みに行く約束をしておりまして、よろしければご一緒にいかがですか」 - 47二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 04:27:24
おじさん青春満喫してんな
- 48二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 06:30:33
ホシノの報告要る?w
- 49>>124/09/26(木) 16:16:54
ユメ「…?ねぇねぇみんな、なんかまたこっちにくるよ?」
アル「え?ちょっと待ってね…ん!?あれゲヘナの…しかも万魔殿の戦車じゃない!?」
ホシノ「もしかして、シェマタの実物を確認しにきた、とかかな」
マコト「うわ…マジであった…雷帝のヤツ…よりにもよってとんでもないものをこんなところに隠してくれたな!?」
ヒナ「あぁ、やっぱりホシノもいたわね。…なんか他にも大勢いるけど」
アリス「あ!ヒナ!」
ヒナ「あら、あなたは確かミレニアムの…久しぶりね。なんでこんなところにいるの?」
アリス「アリスは仲間のピンチに駆けつけました!」
ヒナ「そ、そう」
ホシノ「やぁやぁヒナちゃん、よく来たね〜、こんなとこまで何しにきたの?」
ヒナ「先生に頼まれてあなたを止めるためにいたのよ。…まぁ、もうその必要はなさそうだけど。ところで、先生がどこにいるか知ってる?ここにいるはずなんだけど」
ホシノ「先生?先生なら今リオやカヨコと一緒に列車砲の中にいるよ」
ヒナ「そう。それじゃあ私もちょっと見てくるわね」バササッ
マコト「わかった。後で我も行く。イロハ、イブキとここで待っててくれ」
イロハ「わかりました」
ツルギ「落ち着け!気持ちはわかるが大勢で行ったら先生だって困るだろ!落ち着け!」ギリギリギリギリ
ワカモ「離してくださいぃ…!この目で確認しないと気が収まらないのですぅ…!」ギリギリギリギリ - 50>>124/09/26(木) 16:17:28
ヒナ「…先生?」
先生「ヒナ!早かったね?」
ヒナ「ちょうどマコトも向かってたの。途中で乗せてもらってね。すぐにマコトも来ると思う」
マコト「…む、先生。無事なようで何よりだ」
先生「やぁ、マコト。ずいぶん凄いものがあるね」
マコト「そうだな…我もまだあるとは思っていなかった」
先生「そういえば、マコトは一人で来てたの?」
マコト「いや、イロハと連れてくるつもりはなかったがイブキも一緒だ。今頃下で他の人と話しているだろう」
先生「そっか。それと、上がってきてもらって悪いんだけど、私たちは一通り回り終えたんだ。他に何もなければこのまま降りちゃうんだけどまだ何かあったりしない?」
ヒナ「…どうかしら?」
マコト「うむ…我もこれに関してはよく知らん。最も、こんなものに何の思い入れもないがな」
ヒナ「まぁせっかく上がってきたし、リオ、よかったら私たちにも説明してもらえないかしら?
リオ「いいわよ。でもなんだか変な感じね。何の関係もないミレニアムの人間がゲヘナの人間にゲヘナの技術の説明なんて」
先生「じゃぁ、私は降りちゃうね。カヨコはどうする?」
カヨコ「私も降りようと思う。ほとんどリオが説明してたし」
マコト「待て。カヨコには聞きたいことがいくつかある。少し残れ」
カヨコ「…はぁ。そういうことだから先生、先に降りてて。ムツキとハルカも下にいると思うから」
先生「わかった」 - 51二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 16:51:24
おっと、カヨコ…?
- 52二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 19:20:44
おや…?
- 53>>124/09/26(木) 19:37:00
シロコ「…ん、先生が降りてきた」
ワカモ「貴方様!あぁ…無事でよかった…もう動いて大丈夫なのですか?」
ツルギ「先生、ご無事で何よりです」
先生「二人とも、心配してくれてありがとうね。救護騎士団のおかげで私は平気だよ。二人はどうしてここに?」
ツルギ「ニュースで聞きつけて来ました。…とはいえ、何かできるわけでもなかったのですが」
先生「そうだったんだ。だとするともうキヴォトス中に知られてるかもしれないね…どうしよう」ピロン
ヒマリ<(先生、ニュースを眺めていたら巨大な列車砲が暴走しているニュースが流れていましたが…現在どうなっておりますか?誤報にして終わらせることもできますが)
先生<(ちょうどよかった、できるならお願いしたいんだけど大丈夫?)
ヒマリ<(わかりました。ミレニアム史上最高の頭脳をもつ完璧で究極、無敵な天才(中略)美少女、明星ヒマリにお任せください!) - 54>>124/09/26(木) 19:38:00
セリカ「…それにしても、急に賑やかになったわね。砂祭りの時もそうだったけどなんか流れでも来てるのかしら?」
ノノミ「あそこ見てください、とっても可愛いですよ!」
アリス「…そこでアリスは列車の壁を突き破って入ることにしたのです!あの穴はその時できた物です!」
イブキ「すごーい!」
セリカ「…話してる内容は全く可愛くない気がするんだけど…」
アル「…ふぅ。ようやく落ち着けるわね。にしてもただの格納庫かと思ったらこんな快適な部屋があったのね」
アヤネ「私も驚きです。こんなに快適な空間があるなんて」
ホシノ「砂漠のど真ん中だからね。整備の人たちがもしもの時ある程度ここで生活できるようにしてあったんじゃないかな?」
イロハ「涼しい…このまま寝れる…」
ホシノ「…で、さっきから抱えてるその子は一体?」
アル「この子?彼女は列車砲停止の功労者その1、コユキよ!」
コユキ「えっと、初めまして…」
ホシノ「…その1?ってことは、あっちで話してる子が…」
アル「そう、あの子が功労者その2よ!名前はアリスって言ってたわね」
ホシノ「へぇ。見たところ二人ともミレニアムみたいだね。ということは何かしら強みを持ってるって感じかな?」
アル「リオによると彼女の前では全ての暗証番号式のロックは意味をなさないらしいわ。アリスは…わからないけど」
ホシノ「なるほど…それは凄いね」
アル「でしょ!?それにどんな暗証番号もあっさり突破できるなんてすっごくアウトローだと思うのよ!」
ホシノ「…もしかして?」
アル「ちゃ、ちゃんとみんなとも相談するわよ!?」
コユキ「???」
ムツキ(ハルカちゃんハルカちゃん、今の聞いた?)
ハルカ(は、はい…でも、やっぱりこれって私が邪魔って言いたいんじゃ…)
ムツキ(も〜、アルちゃんに限ってそれは無いってば〜、なんだかんだ社長の次にハルカちゃん慕われてるじゃんか〜)
ハルカ(で、でもぅ…)
ムツキ(ほら、もっと自信持って!この際あの子にもハルカちゃんの良さを知ってもらおう?ね?) - 55>>124/09/26(木) 19:39:42
アヤネ「えーっとみなさん…また誰か来ているみたいなんですが…」
アル「今度は誰よ!?」
アヤネ「ミレニアムの校章が描かれた車ですね。…なにか屋根に縛り付けてますけど」
アル「とりあえず見に行ってみましょう」
イロハ「えぇ…快適な空間が遠く…」 - 56>>124/09/26(木) 19:40:53
先生「…ネルにアスナ?それにカリン、それにミヤコ達もどうしてここに…ってどうしたのその顔!?みんなも!」
ネル「あぁ、先生…お届け物だ…ちょっと…深呼吸させてくれ…」
モエ「臭みが…車に残った地味な臭みが車の揺れと合わさって…」
ミヤコ「吐きたいのに何も吐けない…横になりたい…」
アスナ「やっほ〜、先生…」
ワカモ(あれはいつかの雌犬!?)
ツルギ(…今物凄い失礼なこと考えてるんだろうな…)
ネル「…ふぅ。んで、お届け物ってのは…こいつだ」
しゅるる…ドサッ
地下生活者「う゛ぶっ!?」
先生「こいつは…」
ネル「シャーレ爆破事件の犯人だ。つっても、アスナのカン頼りだけどな」
先生「アスナの?…ということは…」
プラナ「…肯定。彼がシャーレ爆破の犯人…地下生活者で確定です」
先生「…お前が…」
アル「う…!何この臭い…!ドブ川みたいな…」
ツルギ「迂闊に近寄るな。どんな細菌を持っているかわからん」
サキ「あー…わかるか?私は当分この匂いが鼻の奥から取れない気がする」
ワカモ「…」
地下生活者「…うぅ…ここは…」
ネル「お、ちょうどお目覚めっぽいな」
ホシノ「…うわ…黒服と似たような顔…」
イブキ「き、気持ち悪い…」
地下生活者「!!!!あっつ!!!!!なんだ!?眩しい!!熱い!!痛い!?なんだ!?ここは一体どこなんだ!?クッソ…眩しすぎて目が痛い!!!なんだ!!?周りに誰かいるのか!?!!?ヒッ…ヒッ!!!…ゼェ…ゼェ…」
アル「な、なんていうか…」
セリカ「いかにも「小物」って感じの振る舞いね…」
地下生活者「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」!!!!!」
シロコ「…しばらく騒がせておこう」 - 57二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 23:12:42
保守
- 58二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 04:44:23
いきなり砂漠に来たら困惑するのはわからんでもない
- 59二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 05:31:42
アルに抱き抱えられてるコユキ可愛すぎんか
- 60二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 07:32:10
このレスは削除されています
- 61二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 07:33:19
このレスは削除されています
- 62二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 07:34:09
このレスは削除されています
- 63二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 07:34:25
このレスは削除されています
- 64二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 07:35:57
このレスは削除されています
- 65二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 16:31:21
保守
- 66二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 17:02:03
- 67二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 17:21:53
菌が無毒化されてボロボロ崩れ落ちていくのか…
- 68二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 23:21:27
多少健康になるかな?
- 69二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 07:17:33
加水分解されたスニーカーみたいにボロボロになってしまえ
- 70二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 17:14:23
保守
- 71二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 20:20:55
- 72二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 20:46:11
両手両足首にも括りつけておきましょうぎっっっっちぎちに
- 73二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 06:16:55
保守
- 74二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 09:59:56
保守
- 75二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 10:09:04
白石ウタハ「ついにここに来たね」
猫塚ヒビキ「本当にここに居るんですか?」
ウタハ「ネルから聞いた話しじゃこのビルのオフィスなのは間違いない」
豊見コトリ「し、仕事を引き受けて貰えますかね?」
ウタハ「リオの事だから問題ないとは思うけど、まずは話しをしてみないことにはなんとも……ん?」
ヒビキ「どうしました部長?」
つ『少しの間、便利屋68はこのオフィスに居りません』
ズコーー!!
ウタハ「こ、ここまで来て留守って、どうなってるんだ一体……」
ヒビキ「仕事で全員出払ってるって事ですかね?」
ウタハ「ハァ……仕方が無い。ここは一旦……」
コトリ「あ、待って下さい部長。続きがありますよ」
つ『ご用の方は下記に書かれている地図に点在する便利屋仮拠点までご足労ですがお越し下さい。 『便利屋68』社長・陸八魔アル』
ウタハ「これは……記憶通りなら公園や空き地があったところだね。なんでそんなところに?」
ヒビキ「どうします?なんかめっちゃ怪しいんですけど」
ウタハ「ただの空振りも嫌だし、せっかくだから行ってみようか」
コトリ「コンテナハウスでも建てて仕事をしてるんですかね?」 - 76二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 10:09:32
シュー、シュー。
リオ「………………」(東坡肉<とんぽーろー>を作るためにじーっと蒸し器を見つめている)
エンジニア部『………………』
リオ「…………あら、貴女たちじゃない。久しぶりね」
ウタハ「や、やあリオ。久しぶりだね。えと、何をやってるのかな?」
リオ「東坡肉、豚バラ煮込みを作っているの。良かったら食べていく?」
ウタハ「え!?なんで!?」
ミサキ「リオ、ドラム缶風呂沸いたよ。こっちは私が見るから先に入って来て」
リオ「あら、ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えて……ねえ、貴女たち。最後にお風呂に入ったのはいつ?」
コトリ「えーっと、三日ぐらいですかね?」
ヒビキ「二日じゃ無かった?」
ウタハ「いや、五日前じゃ無かったかな?ライフラインの整備点検をしながら新しいアイディアが出てこない、出てきても作るための身体が動かないとグダグダやってたから」
リオ「ハァ~……そんなことだろうと思ったわ。ついでだから、貴女たちも一緒に入って行きなさい!」
コトリ「ええ!?なんでそんなことに!?」
ヒビキ「いや、私たちは帰ってから入るんで……」
リオ「い・い・か・ら!入って行きなさい!!」
バババババ!!!どざばあああ!!
エンジニア部『いやあああ!!』(強制的に服を脱がされ風呂に突っ込まれる)
リオ「ごめんなさいヒヨリ。五番の衣装棚に来客用のフリーサイズ浴衣があったはずだから三着ほど出してきて。この際下着はいらないわ。ハルカもごめんなさい。この三人の服を洗濯してきてちょうだい。あと、ご飯が足りなくなるでしょうからこれで追加の食材を買ってきて」一万円をぽんと渡す
ハルカ「そそそそんな!?一万円なんて大金を渡されるなんて滅相もないです!わわ、私のお財布から……!」
リオ「いいえ。予定に無かったこの三人を迎え入れたのは私。だから責任は私にあるわ。だから遠慮無く使って頂戴」
ハルカ「わわ、分かりました!行ってきます!!」ピューーー!!
リオ「さて……貴女たち、覚悟しなさい!!」わしゃわしゃわしゃ!!
コトリ「うにゃーーー!!」
ヒビキ「わ!待って待って!髪の毛をわしゃわしゃしないで!!」
ウタハ「うう……なんでこんな事に……」
- 77二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 10:09:50
ミサキ「みんなーご飯出来た……おお、見違えたね」
リオ「ふふん!どう?」
コトリ「うう、お腹たぷたぷされながら洗われちゃいましたぁ」
ヒビキ「あれだけ滅茶苦茶にやったはずなのに、なんでかダメージ全然無いし……」
ウタハ「リオ、君こんなお節介焼きな人間だったっけ?」
ヒヨリ「ふふ。リオさん。追加のテントの設営終わりました」
ハルカ「ああ、あの!追加の食材でにんにくスープと鮭のアルミホイル焼きを作りました!」
リオ「ありがとう。お風呂の時間を潰しちゃってごめんなさいね。それじゃあ、暖かいうちに食べましょうか」
全員『頂きます』パン!
コトリ「あ、このスープ美味しいです」
ヒビキ「うわ、このホイル焼きマジ美味い」
ウタハ「皮付きの豚肉なんてよく手に入ったね。凄く美味しい」
リオ「この東坡肉のタレをご飯に掛けるとまた美味しいのよねー」
ミサキ「私はパンで挟んで食べるのが好き」
ハルカ「『ロモアールトラボ』にしようともありましたけど、素材の味じゃ無くて濃い味付けの煮込みにして正解でしたね」
ヒヨリ「ふふ、『マフィアの拷問焼き』なんて、今日来た人たちには刺激が強かったでしょうしね」
ウタハ「え?なんだいそれ?ちょっと興味あるな」
ハルカ「あ、はい。まず服を着た人間をたき火の中にぶち込んで」
ミサキ「ハルカ、大元の方じゃ無くて料理の方だから」
ハハハハハ!! どんちゃんどんちゃん!! - 78二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 10:10:09
ウタハ「いやー、なかなか楽しかったね!」
コトリ「はい!外でジャンクじゃ無いご飯を食べるなんて久々で美味しかったです!」
ヒビキ「しかも追加設営したテントに一泊させて貰ってから翌日もご飯を食べさせて貰うとは思わなかった」
ウタハ「今度はお土産を持って挨拶に行くのも良いかもしれないね」
ミレモブ「あ、部長お帰りなさい!」
ミレモブ「便利屋さんに、リオ会長にお話しは通して貰えましたか?」
ウタハ「お話し?」
ミレモブ「え?リオ会長に便利屋として依頼をしに行ったんじゃ」
エンジニア部『………………忘れてたああああああ!!!!』
ミレモブ『ええーーーーー!?』
エンジニア部、楽しすぎて仕事の依頼ならず!果たして無事に仕事は依頼出来るのか!? - 79二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 12:47:59
東坡肉作ってるリオかわいすぎない?
- 80二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 19:28:41
頑張れエンジニア部
たぶん次行った時も何か起きてるから気をしっかり持たないとまた忘れるぞ - 81二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 22:23:57
ザッザッザッザッ!!
ウタハ「さあ、再チャレンジだ!今日こそリオに仕事を依頼するよ」
ヒビキ「それは良いんですけど、エンジニア部全員で頼みに行く必要あります?」
ウタハ「前回我々は彼女にお客待遇として世話を焼かれたことで本来の目的を忘れてしまった。今回は数を多くすることでそのリスクを避けるんだ。さすがのリオも数十人規模の生徒をお風呂に叩き込んで身体を洗うことは出来ないだろう!」
コトリ「そもそもお風呂に入れられることが前提なんですね。リオ会長の中で私たちの扱いは……」
ミレモブ「あのー……だからといって本当に私たちが行く意味あるんでしょうか?私たち、部長達のように知識も技術も高くないですし」
ウタハ「なに、皆はリオに今回の依頼を頼むお手伝いをしてくれれば良い。そもそも、今日は向こうの手伝いをするつもりは無いからね。リオだって、皆からのお願いともなれば、断ることは無いだろう。コトリ、この間のお礼のお土産は?」
コトリ「はい!しっかり用意してます!!」
ウタハ「よし!前回行った時のキャンプ地はここだったから、リオもここに居るはず……ごめんくださーい!」 - 82二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 22:24:26
パチパチ……パチパチ……。
ヒヨリ「………………」(野菜のまるごとホイル焼きを作るためにじーっと炭火を見つめている)
エンジニア部『………………』
ぴぴぴぴ!
ヒヨリ「(しゅぴーん!)……取り出して、軽くハーブ塩とオリーブオイルを振って……いただきます。もぐもぐ……うへへ~~美味しい~……」
ミレモブ「あの……リオ先輩、イメチェンしました?」
ウタハ「ははは。面白い発想だがそれはないかなぁ。さすがに間違えては二人に失礼だよ……」
ツルギ「ん?お前たちは……確かエンジニア部だったか?」
ウタハ「き、君は確か剣先ツルギ……だったっけ。えと、何をやってるのかな?」
ツルギ「便利屋恒例のテント暮らしだ。初期メンバーが過ごしてた日常を疑似体験することで気を引き締めている」
ヒビキ(え、各学校の凄腕達が便利屋に集まってるって噂は本当だったの?マジヤバ)
ヒビキ「え?じゃあこの間来た時もそれやってたの?ってか、今日はリオ先輩は?前回はこっちにいたけど」
ツルギ「今日は第二公園で過ごしているな。テント生活するメンバーは数日おきにランダムで入れ替えてる」
ウタハ「そ、そうなのか。ありがとう!早速行ってみるよ……!」
ミレモブ「え?あの、その、失礼しました!!」
ダダダダダダ!!!
ツルギ「……エンジニア部が総出でリオに頼み?何を頼むつもりだ?」
ヒヨリ「あ、ツルギさん。お肉焼き上がりましたよ」
ツルギ「ありがとう……うん。ほどほどに焼き上がった肉は美味しいな」 - 83二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 22:26:21
がちゃがちゃがちゃ……ガンガンガン!!
ヒナ「リオ、この両手足は何かしら?」
リオ「それはアルト君開発時に作ってた試作パーツよ。当初はそっちを使う予定だったんだけど、打撃力重視で今の形にしちゃったから、結局使いどころが無くって。今回の野宿で野外整備の訓練ついでに余ってた胴体パーツと繋げてテストしてみようかと思って」
ヒナ「これかなり重いけど、運べるの?」
リオ「小型作業用機械があるからそれを使えばいけるわ。いつも持ち運びはミカに任せてたから、少しは慣れないと」
おーい! たったったったった!!
ヒナ「あら?誰か来る」
ウタハ「リオ!見つけたよ!ここにいたんだね!」
リオ「ウタハ!?なんでエンジニア部が総出でここに来ているの!」
コトリ「あ、その前に!こちらをどうぞ。この前のお礼です」お土産手渡し
リオ「あ、コレはどうもご丁寧に……で、なんでミレニアムにいるべき貴女たちが総出でこの要塞都市にいるの?ここには今見るべき物はないはずよ」
ウタハ「いや、今日は見学に来たわけじゃ無い。ただちょっと頼みたい事が」
『とぅーるるるる』『とぅーるるるる』
ヒナ「あ、電話……はい。どうしたのアル……え?急な依頼?先生から……わかった。すぐに向かう。ごめんなさいリオ。今から出ることになった」
リオ「話しは聞こえてたわ。こっちのことは気にしないで行ってきて」
ヒナ「ありがとう。じゃ、行ってくる」タタタタタ!!
リオ「…………さて。貴女たち、何が目的かは知らないけど丁度良かったわ。ロボット達の露天整備、手伝ってくれるわよね?」
ウタハ「い、いや~、今日はそのお土産を置いて帰ろうと思っていたからね。それはまた後日」ガシッ!!
リオ「諦めなさい。せっかくここまで来たんですもの。私が作ったロボット達の技術情報を見るついでに整えられてない場所での整備の体験もしてみましょう♪」
エンジニア部『いやあああ!!』 - 84二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 22:26:38
翌日
ウタハ「う……うう……や、やっと帰ってこられた……」
ヒビキ「ま、まさか天幕を張ってからその下で整備することになるなんて……しかもおあつらえ向きに雨まで降ってくるし」
コトリ「わ、私たち、ライフラインの整備で割と劣悪な環境下でも仕事をしてますよね?なんでいつもより辛いんでしょう?」
ヒビキ「知らなーい。考えたくなーい……」
ウタハ「ま、まあ……報酬はちゃんと貰ったし、ホテル型のビルにある巨大なお風呂に入らせて貰って、ホテルの個室で一日休めたから良しとしよう。便利屋のロボット技術も入手出来たしね……」
ミレモブ「そうですね……あ、そういえば」
ウタハ「なんだい?」
ミレモブ「リオ会長に仕事の依頼するの、今回のドタバタですっかり忘れてましたね」
エンジニア部『………………もういやだ~~』
バタン!ぐおおおおお!!ぐおおおおお!! - 85二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 04:28:19
天丼w
2度あることは3度あるとも言いますね - 86二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 12:35:03
保守
- 87二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 21:00:59
三度目の正直になることを祈る
- 88二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 23:24:31
保守
- 89二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 06:56:45
書類にまとめて持っていけw
- 90二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 09:13:45
もうシャーレ経由で依頼した方がいいって
- 91二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 17:48:51
保守
- 92二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 18:55:26
- 93二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:32:28
マコト「全く、あの時イブキに問い詰めてたのはやはり貴様だったか、鬼方カヨコ」
カヨコ「だって本当にシェマタそっくりだったし…細かいところまではよく見てなかったけど」
マコト「気持ちは分からんでもない。それより、そのしかめっ面はいい加減どうにかならんのか?イブキも多少なり怯えていたらしいぞ?」
カヨコ「それは無理かな…ん?なんか騒がしい」
ヒナ「何か知らない車が停まってる…あとあれは…ゴミ袋?」
カヨコ「(スンスン)…さっきからなんか変な臭いしない?」
マコト「ああ。上がってきた時はなかった臭いがする。おそらくあのゴミ袋のようなものからだろうな」
リオ「待ってちょうだい。ゴミ袋があんなにモゾモゾ動くかしら?」
ヒナ「降りて見てみるしか無いわね」
ヒナ「…何これ」
先生「ああ、ヒナ。シャーレ爆破の犯人…らしい」
ヒナ「遠目だとゴミ袋に見えたのだけど。にしてもなんというか…ごめん、やっぱりゴミ袋にしか見えない」
マコト「どうやら悪臭の原因はこいつで確定らしい…が、なんだこの臭いは…」
カヨコ「ゲヘナでもここまで酷いのはなかったよね?」
リオ「下水道でもこんな臭いはしないわ。少なくともミレニアムなら下水道に流す段階である程度浄化処理するし」
ムツキ「…」
アル「…!(え、えっと?マコト議長?ちょっとこの子を連れて行ってもらえる?)」
マコト「…む、わかった。イブキ、向こうで遊んでいようか?イロハ」
イブキ「はーい」
イロハ(グッ)
アル「ハルカ、コユキとアリスも一緒につれていって。ちょっと「難しい話」が始まると思うから」
ハルカ「わ、わかりました。え、えっと、二人とも、行きましょう…?」 - 94二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:33:24
ホシノ「この声…さっきの幻聴と同じ声だ」
セリカ「ということは!」
シロコ「ホシノ先輩を唆したのは、あいつ…!」
地下生活者「ア゛ァ゛ッ…う…目が…慣れてきた…ここはどこだ…クソ…なんだこいつら?…囲まれてる?誰だ?」
先生「…初めまして、かな?私のことは知っているよね、地下生活者」
地下生活者「お前は…シャーレの先生…!」
先生「…聞きたいこと言いたいことは山ほどあるけど。何から聞こうか」
地下生活者「…ヒ、ヒヒ、ヒ。ヒヒヒ…ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!」
一同「「「「!?」」」」
地下生活者「いやはや…こんなところに連れてこられて一時はどうなるかと思いましたが…これはまたと無いチャンス!今ここで先生を始末できれば…小生の逆転勝利はかたい!」
ネル「あ?何ボソボソ言って…」パァン!!
…
ネル「…は?」
サオリ「先生!!」
ツルギ(しまった…すぐそばに居たのに!)
セリカ「先生!!」
先生「…えーっと?」
地下生活者「…へ?」
アツコ「…なんとも無さそうだけど?」
ヒナ「…」
地下生活者「く、くそ!」
パン!パン!
ツルギ「…どういうことだ?」
サオリ「…あぁ…思い出した。先生には普段は銃弾が届かないんだった。私も原理はよくわからんが」
ツルギ「そ、そうだったのか…」
地下生活者「ヒヒッ…ならば!」
ユメ「へ?」
パァン! - 95二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:34:32
ユメ「ひぃんっ!?」
ホシノ「ユメ先輩!!!」
地下生活者「ヒヒヒ、ヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!そうだ!最初から貴様を狙っておけばよかったのだ!!これも全て小生の邪魔をした報い!!!どうだ小鳥遊ホシノ!!お前は結局誰一人守れないのdぐふぉぁ!!!」
ネル「いい加減にうっせぇわ!!!少しは黙ってろ!!!!」
ユメ「う…うう…」
ホシノ「ユメ先輩、大丈夫ですか?」
ユメ「痛いぃ…ホシノちゃぁん…跡になってないかみてぇ…」
ホシノ「…大丈夫だと思います。結構赤くなってますが跡に残らないと思います」ぷにぷに
ユメ「おなかつつかないでぇ…」
地下生活者(ど、どういうことだ!?確実に命中したはず!?)
ネル「…もしかしてコイツ、アタシ達が想像している以上にアホなんじゃねーのか?」
カリン「かもしれない…まさかあんな拳銃でいけると思っていたのか?いいところアザになしかならないだろう」
ユメ「ホ、ホシノちゃん…こんな時にいうのもなんだけど…あの声、私も聞いたことあるかも?」
ホシノ「…え?」
ユメ「ホシノちゃんと喧嘩した日、あの後にあの声で「水が満ちている」とか聞こえてきたかな?」
シロコ「…え」
セリカ「…」
ノノミ「…それって…」
ユメ「それを聞いて、もしかして!と思って…つい飛び出しちゃって…」
シロコ「ユメ先輩。それ以上は…」
ホシノ「 ・ ・ ・ は ? 」
ユメ「ホ、ホシノちゃん…顔怖いよ…?」
ホシノ「…少し失礼します。シロコちゃん、ユメ先輩をお願いね」
シロコ「…ん(諦)」 - 96>>124/10/01(火) 21:39:06
アル「…」(チラッ)
ムツキ「…」(ニコニコ)
アル(まずいわね…ムツキの笑い方が本気で怒る一歩手前の時のやつだわ…ごめん先生、今のムツキはちょっと制御できそうにないかも…)
ムツキ「先生、私たち先にいい?コレに用があるのは私達も同じだし」(ニコニコ)
先生「え?まぁ、いいけど…気をつけてね?」
ムツキ「くふふ♪まぁ悪いようにはしないから♪」
地下生活者「…?なんだ?子供?」
ムツキ「ねーねー、おじさんなんか臭いよ?不潔な人は嫌われちゃうよ?」
地下生活者「い、一体何を言って…」
ムツキ「だから綺麗にしてあげるよ!!ほら!!!!」シュゴォァァァ
地下生活者「キ゛ャ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!」
先生「ムツキ!?」
ゴォァァァァァ…
ムツキ「…あ、終わっちゃった。やっぱりカセットボンベだと長続きしないかぁ」
先生「ムツキ、何して…」
ツルギ「近寄っちゃだめだ先生、巻き込まれるぞ。今回の一件、先生が思っている以上にみんな相当怒っているんだ」
地下生活者「ア゛ア゛ア゛!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」ゴロゴロゴロ
ワカモ「…」ガシッ
先生「…ワカモ?」
ワカモ「…」
(首が折れる音)
地下生活者「ふヴッ!?」
ドサッ
先生「ワカモ!?」
ワカモ「…」
ホシノ「ほいほ〜い、ワカモちゃん、ちょ〜っとそこどいてね〜」ズシッ - 97>>124/10/01(火) 21:41:02
地下生活者「ぁ゛…ぁ゛ヵ゛…」
ホシノ「はいはい、逃げないでね〜」グイッ
地下生活者「ぅ゛…ぁ゛…」
ホシノ「…全部…全部お前の仕業だったのかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンゴシャァ!!
ホシノ「…ふぅ…ふぅ……ふぅ…」
地下生活者「ぁ…g…こ…の……く…クソ…ガキ…が…」
先生「…(…もしシャーレを爆破されていなければ、ホシノはこいつの思惑に踊らされて、最悪の結果になってい…ん?シャーレが爆破されて…それで…それで…!)」
ツルギ「…先生?どうかしましたか?」
先生「…」…ザッ
アスナ「せ、先生…?」
ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…
地下生活者「ぐ…?」
先生(「彼」は…みんなは……「シロコ」は…!!!) - 98>>124/10/01(火) 21:41:51
ボガァッ!!!
地下生活者「ぐッ!?」
アスナ「え、えっと…」
地下生活者「な、何を…する…直接攻撃…なんて、反則だ…!」
先生「…お前に聞くことなんて、ない」
バッ
アスナ「きゃっ!?」
ホシノ「ちょ、先せ」
先生「さっさと、死nーーー!!!」
アスナ「先生、駄目ッーー!!!」
パァン - 99二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 21:55:18
そうだよね、別世界とはいえシャーレの先生と生徒たちをあんな目に合わせた張本人(推定)が目の前にいるんだもんね
- 100>>124/10/01(火) 21:56:17
…
……
…………
……………
アスナ「…う、撃っちゃった…?」
ネル「いや、今のはアスナの銃じゃねぇ…誰だ!?」
ホシノ「…あれは…」
先生「…黒服?」
黒服「いかにも。お久しぶりです、先生。シャーレ爆破と聞いて不安でしたが、どうやらご無事なようですね」
先生「…それはどうも。…で、何をしに来たの?」
黒服「そんな怖い顔をなさらないでください。私は別に小鳥遊ホシノらを目当てに来たわけではありません。どちらかというと、私は先生を助けに来たとでも言いましょうか」
先生「…?」
ネル「助けに…?」
アスナ「ということは、先生の仲間ってこと?」
先生「それは無いよ、アスナ」
黒服「クックックッ…相変わらずつれないですね。そもそも我々とコレはどうも方向性が噛み合わないもので。なので先生も今日まで会うことはなかったし、我々もコレの存在を先生に伝えることもありませんでした。…まぁ、実際のところ最近まで忘れていただけなのですが。今思えば、こうならない内にベアトリーチェの時同様に「対応」しておくべきでした」
サオリ「マダm…その人はどうなったんだ?」
黒服「クックックッ、世の中には知らない方がいいこともあるのですよ。ともかく、存じているとは思いますが我々はキヴォトスをどうこうするのが目的では無いのですよ。それでも、先生には我々の思想の理解を得られてはいないのですが」
先生「…ホシノを騙していた時点で今後もそれは無いかな」
黒服「クックックッ…実に手厳しい。まぁ、今回の我々の目的は「コレ」なので。…それともう一つ」
先生「?」
黒服「先生…あなたは子供を、生徒達を導く立場です。今後も先生の助けを願う人達も大勢現れるでしょう。ですから、こんなつまらないもののために手を汚すようなことはしないでいただきたいと思っているのです。その手は生徒のためにあってほしいと私は考えています」
先生「…言われなくたってそうするよ」
黒服「クックックッ、ならばもう話すことはありません。我々も去ることにしましょう。さぁ、行きますよ?…地下生活者?」
地下生活者「」
黒服「…あぁ、そうでした。我々もキヴォトスに来てずいぶん長いのですっかり忘れていました。我々は撃たれたら死ぬんでしたね」
アスナ「ッ!?」
先生「…おい、子供の前…」
黒服「…これは失礼。では」ズルズルズル… - 101二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 23:19:38
先生として越えてはいけない一線、流石に今回ばかりは黒服に感謝しないとだな
- 102>>124/10/01(火) 23:36:44
あれも書こうこれも書こうと後から書き足しまくった結果文が破綻しているかもしれんorz
一応校閲はしたが…どうだろう
…ていうかもうスレが折り返してるじゃねえかw - 103二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 06:32:07
しゃーない
コイツに関しては - 104二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:38:41
ぎんっ!どおおん!!
ハルカ「くうっ!!」ズザザザーーー!!
ロボット「…………!!」ズズンッ!!
ハルカ「強い。どこの誰かは知らないです。けど!!アル様を泣かせた罪は万死に値します!!!欠片も残さず、全殺します!!!!!」
オオオオオオ。
遡ること二週間ほど前。
カタカタカタカタ…………コトッ。
アル「はいコーヒー」
リオ「ありがとうアル。いただくわ」ズズ……。
ツルギ「そういえばリオ。エンジニア部からの依頼は受けたのか?」
アル「エンジニア部?」
ツルギ「ああ。部活総出で何かリオに頼もうとしていたらしいが」
リオ「そうだったの?私に会った時はそんなこと一切言わなかったけど」がちゃ。
ウタハ「それは依頼する前に、君にお風呂に入れられたりご飯をご馳走になったり、ロボットの整備に付き合わされたのが原因で言う暇が無かったからなんだけどね」
リオ「ウタハ。それに一緒にいるのは確かトリニティの」
ミネ「ミネです。お久しぶりです皆さん」
ウタハ「今日は事前に調べて君たちがオフィス暮らしだというのは把握したからね。今度こそ依頼の邪魔が起こらないように来たよ。『二度あることは三度ある』になりたくないからね」
アル「お客様って事ね。そこにかけて頂戴。ミカ、お茶を用意して」
ミカ「粗茶ですが」こと。
ミネ「いただきます……ああ、美味しいですね」
ミカ「ゲヘナ経由でいい紅茶が入ったから入れてみたんだー♪」
ミネ「ふふ。ゲヘナ嫌いのミカさんがゲヘナの茶葉で紅茶を入れる。こんなことが起こる事に出会えるとは思いませんでした」
ウタハ「はは……元ティーパーティーがお茶汲みをする会社ってスゴイ贅沢だね」
リオ「で、何度も私の所に足を運んで、いったい何を依頼したかったの?」
ウタハ「ああ。簡単な話しさ。リオ、しばらくの間エンジニア部に在籍して貰えないか?」
リオ「私にミレニアムに戻れって言いたいの?」
ウタハ「いや。あくまで外部からの助っ人、一時的に雇われた指導員として来て欲しいんだ。これは、エンジニア部全員で話し合って決めたことだ」
リオ「なんでそんなことを」 - 105二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:39:37
ミネ「そこから先は私がお話しさせていただきます。皆さんはエンジニア部の方々が食中毒を引き起こした時期から物作りが出来なくなったのはご存じですか?」
アル「ええ。その件でエンジニア部の尻拭いをしたんだもの。忘れるわけが無いわ」
ウタハ「いや、あの頃は本当にすまない」
ミネ「それが大分長引いているとのことで、シャーレに属していた私は先生からの指示でミレニアムに出張し、エンジニア部全員のカウンセリングを行っておりました。その結果分かったことですが、どうやら彼女たちはこれまで自分たちの作品群が失敗した被害を『間接的』にしか味わってこなかったらしく、今回『直接的』に味わったことでこれまで漠然とした他者の被害を自ら自覚したのが原因だったというのが」
アル「要するに?」
ミネ「他人にダメージを与えておきながら他人事だったのが、いざ自分がダメージを負ったら耐性ゼロだったのもあって無意識化で失敗を恐れるようになったという事ですね」
リオ「……典型的な「失敗を知らない秀才・天才が陥る」不調だったというわけね」
ウタハ「どうやらそうみたいだ。で、原因がひとまず分かったことで、今度はそこからどう脱却するかなんだけど、ミネ団長から提言を受けたんだ。曰く「自分たちと同レベルかそれ以上のエンジニアに指揮・指導をして貰うという別の環境に身を預けること」だってさ」
ミネ「普段彼女たちの開発風景を聞くと、皆平等に思い思いの機能を勝手に付けたりして、それが暴走や爆発などの失敗の原因になっているようで、まずはそういう勝手な事を許さない、スケジュール管理などもしっかり出来る人間の指揮下に入れば、上の人間の指示に従い、渡された設計図を元に新型ロボットなどを作れば、物作りにおける精神的負担を減らす手助けになるのではないかと」
リオ「そこまで切羽詰まってるの。……聞かせてちょうだいウタハ。貴女は、貴女たちはそれでいいの?私はかつてミレニアムで独裁政治を行った、貴女たちの言う『ビッグシスター』なのよ?その私の指揮下に入るということは、貴女たちの強みである自由を奪うことになる。それでも?」 - 106二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:39:57
ウタハ「……いっただろう。全員で話し合って決めたって。私たちエンジニア部は、キヴォトス全域のライフラインの整備点検と、日々の生活に必要な新型機械の開発が仕事だ。その半分が機能不全を起こしているというのは、マイスターにとっては自分の生きる目的を半分喪っているのと同義なんだ。その状況を打開するためなら、誰かの下に入り、普段の信条を投げ打つこともやる覚悟だ。コレは自棄じゃないよ。そして」
バッ!!
ウタハ「君のこの地で為そうとした仕事を妨害した私が言える立場じゃないのは重々承知している!けど頼む!便利屋への依頼として、報酬を受け取るためという理由で、エンジニア部に力を貸して欲しい!!」
リオ「ウタハ……」
ミネ「なお、患者である彼女たちの経過観察がありますので、私も主治医代行として監視させていただきます」
リオ「…………社長、どうかしら?」
アル「今のところ、裏があるようには見えないし、私から言えるのは、貴女が彼女たちの言葉にどう対応するかだけだから」
リオ「そう。わかったわ。……ありがとう。ウタハ、この依頼引き受けるわ」
ウタハ「リオ!!」
リオ「ただし、条件があります!まずひとつ、依頼をする以上、可能な限り私の指示に従うこと。よろしいわね?ミネ団長」
ミネ「ええ。もし患者にとってよろしくない事が起こった場合、すぐさまドクターストップをして対応します。そのことを念頭に置いてくれれば」
リオ「アフターケアをしてくれるのならありがたいわ。もう一つ。今回、私が仮にもミレニアムに復学しエンジニア部に所属していたことを公にしたくないから、在籍中に一切私の名前を出さないこと。当然、発明品の開発者欄に私の名前を出すこともね」
ウタハ「それは!…………わかった。よろしく頼む」
リオ「了解したわ。社長、しばらくこちらの仕事は」
アル「機械系以外はリオがいなくても出来るわ。思う存分やってきなさい」
リオ「了解したわ。調月 リオ、エンジニア部に出向します」 - 107二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:41:10
ウタハ「と、いうわけで。本日より少しの間、我々の指導をしてくれることになった月調(つきしらべ) オリさんだ。皆、失礼の無いようにしよう」
月調 オリ「月調 オリです。よろしくお願いします。早速ですが、皆さんにやって貰うことがあります」
コトリ「新技術の研究開発でしょうか?」
ヒビキ「今ある開発以外の外注仕事を片付けることじゃない?」
オリ「この部室の掃除を行います!!」
ずるっ!!
オリ「確かに簡単な掃除はそれなりにされているようですが、コンテナに飛び散った汚れや薬品が拭かれてません!壁や天井の汚れも全然キレイにされてないから汚れが目立っています!まずはそういった汚れを可能な限り掃除します。ご質問は?」
エンジニア部『サー!ありませんマム!』
オリ「結構。では早速作業に入ってください」
がちゃがちゃがちゃがちゃ。
ミレモブ「オリさん!掃除終わりました!確認お願いします!」
オリ「…………良いでしょう。これなら。では次に、使用している機材・工具の整備・点検を行います」
ミレモブ「せ、せっかく部屋を綺麗にしたのにでありますか!?」
オリ「ビニールシートを敷いてその上で作業を行ってください。大丈夫、多少部屋に飛び散っても軽く掃除をし直すだけで済みます。置く場所の指示書は書きましたので、この指示通りにおいてください」
ウタハ「え?あの掃除中にこれ書いてたの?」
オリ「今ある物を確認し、次の予定を計画するのが私の仕事です。さあ、始めて下さい」
エンジニア部『サー!イエスマム!』
きゅきゅ!ぷしゅーー!きりきり……。
ウタハ「機材と工具の点検と整備終わったよ。次は?」
オリ「掃除などで汚れた身体と服を入浴と洗濯で綺麗にすること。服の種類はこっちで分けておくから貴女たちはお風呂に入ってて。それが終わったら休憩して今ある仕事の制作工程の変更や設定し直したスケジュールの確認をして貰います。あとはセキュリティの確認……ああ、先ほど急ぎの依頼が来ていましたが、貴女たちの事故の原因の一つに急すぎる締め切りの仕事もあるので、予約可能な仕事は締め切りから最低でも二ヶ月前という風に依頼元には連絡したので。なので外回りの仕事を含め時間的余裕がある仕事は全て午後六時で帰宅という事でよろしく」 - 108二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:41:56
ウタハ「そ、そこまで管理するのかい?」
オリ「細かい所まで管理しないと。一事が万事事故に繋がりかねないから貴女たちの場合。だから、これからは私が貴女たちの食事事情の管理も行います」
ヒビキ「あー……しばらくはデリバリーのピザともオサラバかぁ」
コトリ「ガリガリになっちゃいますよぉ」
ミネ「ご安心を。定期的に健康診断は行いますので。減量活動であれば止めるのでご安心を」
エンジニア部『サー!イエスマム!!』
それからしばらく
アル「カヨコ、リオの様子はどう?」
カヨコ「定期連絡では悪く無さそう。目を盗んだら好きなことをやりかねないエンジニア部の管理は疲れるって愚痴をこぼしてたけど」
アル「本能なのかしらね。部員達は?」
カヨコ「最初はヒーコラ言ってて体調が優れなくて一時離脱した人間は大量にいたみたいだけど、完全脱落した人間はいないみたい。元々得意分野に分かれて作業する体制だからか、相手の言い分はきっちり聞くんでやりやすいって言ってた」
アル「へぇ。それは何よりね」
カヨコ「そうそう、最近リオの発案で「開発部用の作業用ロボット」を作る事になって、それで今日初期起動が行われたら帰るって」
アル「ふふ、帰ってきたらお祝いしながら向こうの状況を根掘り葉掘り聞きましょう」
カヨコ「うん。楽しみだね」
ブシュウ!
ウタハ「準備は出来たかい?」
ヒビキ「うん。機体チェックオッケー」
コトリ「武装の制御プログラムも完了しました!」
オリ「じゃあ、行くわよ」かちゃ。ちゃき!
ウタハ「この発明が、我がエンジニア部の不調脱出の礎になる事を切に願う」
オリ「便利屋68の新たなる繁栄のために。3、2、1」ガチン!
ビカァッ!! …………どがああああああんん!!!!
ウー……ウー……!!
エンジニア部『………………』 - 109二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:43:36
アル「リオ、帰ってこないわねぇ」
ムツキ「皆で何度も電話してるけど、どの電話にも出ないよ?」
サオリ「変だ。リオは報連相を人一倍気にするタイプだ。仮にエンジニア部と遊びに行くにしても、ロボット開発が上手く行かないにしても、連絡の一つも寄越すはずだ」
カヨコ「ッ!!……社長、マズいことになってるかも。ミレニアムで爆発事故が起こってる。しかも、場所はエンジニア部のある場所だ」
アル「なんですって!?報道は!?」
カヨコ「記事を読む限り、エンジニア部が実験の失敗で校舎を爆破することはよくあるみたいだから。みんな慣れきってネットのニュースに載る程度になってる。部員は全員負傷、病院に運ばれてるって」
アツコ「社長さん、エンジニア部が運ばれた病院を調べて、リオさんの安否確認をしないと」
アル「そうね。カヨコ、早速調べて……伏せて!!」
がしゃあああああん!!!ずざざざああああ!!!
???「…………」
ムツキ「あたたー……なにあれ?」
アル「貴方、一体何者!?うちのオフィスの窓ガラスを割って……っ!?」
ピッ!ピッ!ピッ!ばらばらーーー!!!
???「銃器性能お見積もり」
アル「あ……ああーーーーー!!!私の銃がーーーーー!?」
ツルギ「社長の銃を……!」
サオリ「貴様!どういうつもり……!!」
ピッ!ピッ!ピッ!ばらばらーーー!!!
???「銃器性能お見積もり」ばらばらばら!!
ミカ「私の銃も!?」
ムツキ「ええー!?どうなってるのこれーー!!」
ミサキ「僅か数回つついただけで銃器を分解した!?どういう技術を持ってるんだ!」
ドンッ!
アル「ッ!!」がぎいいいいん!!!
ハルカ「ぐ、ぐううう!!」
アル「ハルカ!?」
ハルカ「ぐああああああ!!!」ジャカッ!どうん!!
がしゃああああん!!ひゅううう!!どんっ!!
ハルカ「死んで下さい!死んで下さい!死んで下さい!!!」どおん!!ガオン!ずどん!!
???「はな、れろ……!」ぶおん!がぎん!どがん!! - 110二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:46:21
そして冒頭に戻る
ロボット「貴様の銃も、解体したはず」
ハルカ「わ、私は人よりも頑丈ですから、銃を分解されるなら自分がダメージを受ける方がマシですから……!」
ジャキッ!!
ロボット「分解する」
ハルカ「ぶっ殺す!」
ずどどどどどん!!がんどんがんがん!!
ロボット「分解させないか……なら!!」ズブッ!ドンッ!ぶしゃああ!!
ハルカ「けど!武器は奪った!」ジャカッ!どんどんどん!!!
ロボット「チッ!やむを得ない。自走工具箱!」ギャアアアアアアア!!!!
ハルカ「な、なんです!?」
ガシャ!ガキン!ガキン!フイイイ!ビカァッ!!
ロボット「ジャッキアップ!!オーバーホール!!」
ハルカ「こいつ!ソーやコーと同じロボット!?」
オーバーホール「クラッシュバイスモード!!」がしゃがしゃ!!バウウン!ギュイイイ!!
ガシィ!!
ハルカ「かはっ!!」ジジ!!キイイイイイイン!!!
オーバーホール「『完全分解 バランバラン』!!潰れて分解されろオオオオ!!!」
グオオオオオオオ!!!
ハルカ「あ……あああああ!!!」
ギッ!ギギギ……!!
オーバーホール「何故……何故だ!?いくらタフだと言っても、コレを食らってここまで耐えられるわけが……!!」
ホシノ「はっはっは!銃を分解しただけでいい気にならないで欲しいな!!」
ユメ「生身の防御力は無いけど、楯は持ってる子もいるんだからね!!」
グググググ!!
オーバーホール「クラッシュバイスが押し返される!?」チャキッ! - 111二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:46:57
ヒナ「帰ってみれば騒がしいわね。前に集中しすぎよ」ズドドドドドドドドド!!!!
オーバーホール「ごがあああ!?」がしゃがしゃん! ジャカッ!!
ハルカ「死んでください」ズドンズドンズドンズドンズドンズドン!!!!
オーバーホール「ご……ぎが……」ジャキッ!
ヒナ「行くわよ」ズドドドドドドドドド!!!!
ハルカ「はい」ズドンズドンズドンズドンズドンズドン!!!!
シュウウウ…………がしゃがしゃん!!
アル「ハルカ!大丈夫!?」たったったったったっ!!
ハルカ「あ、アル様!やりました!アル様を泣かせた不届き者は潰しました!!」
ふら~~……がしっ!!
アル「ハルカ!しっかりして!ハルカーーー!!」
翌日
ミネ「ハルカさんの容態ですが、ニッパーによる刺し傷、ハンマーによる打撲傷。そして挟まれたら対象の『神秘』すら分解する恐ろしい万力。これらを集中的に受けて……全治三日ですね。検査もあるので絶対安静ですが」
アル「よ、よかったぁ……」
ムツキ「ハルカちゃんが丈夫で良かったよぉ!」
ハルカ「ごごご、ごめんなさい!!三日も仕事に穴を空けてしまって……!」
カヨコ「いや、コレは仕方が無いよ。むしろあれだけの騒ぎでこれだけの被害で済んだのはハルカが頑張ってくれてたから」
ミネ「ええ。そのおかげで便利屋の皆さんはすぐに体勢を立て直して、仕事が長引いて帰りが遅くなったヒナさん含めて反撃に出れたのですから、大金星です。私としてはこのような怪我を負う前に例のロボットを止めることが出来なかったのが心残りでしたが」
ミカ「ミネちゃんありがとうね。わざわざエンジニア部が入院している病院に運んでくれて」
ミネ「いえ。皆さん一緒の病院に入れるのは、こちらも事情聴取と治療を一本化出来ると言う点で便利でしたので。私は救護騎士団の仕事で起動実験時にいなかったので、事態を知ったのは爆発が起こって少し経ってからでしたから」
リオ「私たちもよく判らないのよ。起動したと思ったら、突然私たちの武器や携帯電話、機材等を全部分解して、作業用のガスボンベを引火・大爆発させて逃亡したから。その爆発に巻き込まれて、私たち全員重傷を負わされて気絶してたし」
アル「それで連絡が無かったのね」 - 112二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:50:42
ガラガラ!
ミネ「誰ですか?ここは今関係者以外面会謝絶ですが」
各務チヒロ「大丈夫です。この件に関しては私たちは一番の関係者……え、元凶ですから。お久しぶりですリオ。そして、初めまして便利屋の皆さん。ハッカー系部活『ヴェリタス』の部長代理、各務チヒロです」
ムツキ「リオちゃん。ヴェリタスって?」
リオ「簡単に言えば、セミナーのトップだった当時の私のやり方に不満を持ってて、その監視と世間への公表を目的とした集団よ。でも、どうして貴女たちが?」
チヒロ「二週間ほど前から、うちの部員が遊びでエンジニア部にハッキングを仕掛けたら強力なセキュリティに阻まれたって話を聞いてね。時を同じくしてエンジニア部も生活習慣が規則正しくなってるわ無理な作業はしなくなるわ、部室の片付けはしっかりしているわ、責任逃れや隠蔽をしようと言い訳するわと、これまで私やユウカたちが口を酸っぱくしてお説教をしても殆ど響かなかったあのエンジニア部が、自分たちの行動を改善していたの」
サオリ「そうなのか?ウタハ」
ウタハ「あー……はい。彼女たちには迷惑をかけてます」
チヒロ「そんな問題児集団であるエンジニア部を改善させることが出来るのは、かつてミレニアムで生徒会長をしていたリオしかいない。そして公にはそんな彼女の存在を隠していることから「密かにミレニアムに復学してなにを考えているのか?」と探る為に、本腰を入れてハッキングをしたの。その結果……ハッキングの仕方が悪かったのか、ロボットの基本思想にトラブルを起こしてしまったみたいで」
リオ「ああ。そういうことね。オーバーホールは機械整備と開発、戦闘を可能とする万能ロボットとして開発したんだけど、その基本骨子は『理解』『分解』『再構成』の三つ。その内の再構成がハッキングによるエラーで働かずに、対象を分解するに留めていたと」
カヨコ「なんかどこかで聞いた設定だね。じゃあ、うちが真っ先に攻撃を受けたのは?」
リオ「ウタハ達の許可を貰って、オーバーホールを便利屋でも働かせられるように、皆の銃器のデータをインプットしたのよ。その結果、分解の所で止まった人工知能は、皆を「敵」と認識してしまったらしく、今回の騒動に巻き込まれたって訳ね」 - 113二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:51:17
チヒロ「今回は完全にこちらの落ち度。そこは謝罪しか出来ないわ。今回の件ではエンジニア部、便利屋68の双方に十分な慰謝料と治療費を支払わせていただきます。大変申し訳ございませんでした」ぺこり
アル「貴女たち、リオが戻ってくるからってそこまでするようなもの?うちにいる間の彼女はそんなこと一切無かったけど」
チヒロ「……このようなところで反論は言い訳になってしまいますが、言わせて貰うわ。当時のミレニアムにとって、セミナー時代のリオは学校を支配する独裁者だった。警戒するに越したことはなかったの。それだけ。では、これで失礼するわ。お大事に」ガラガラ。
ヒヨリ「な、なんかトゲが強いですね」
ウタハ「すまないね。こうなる可能性もあったから、君の痕跡を残さないという提案を受け入れたんだが……逆効果になってしまった」
リオ「仕方が無いわ。私も彼女たちの事は失念してたから。ミネ、どのぐらいで退院出来そう?」
ミネ「貴女たちはハルカさんほどタフではないですから、まあ十日間と言ったところでしょうか。決して、暇だからと言ってあのロボットの修理をしてはいけませんよ!」
ウタハ「分かっているさ。せっかく合法的に休めれるんだ。短い間だけど、のんびりとさせて貰うさ」
リオ「そうね。せっかく同じ病院で顔を合わせるんだし、久しぶりに語り合いましょうか」
チヒロ「まったく……これで私たちは便利屋に大層恨まれましたよ!向こうの怒り心頭とこっちの申し訳なさで絶対に仕事を依頼出来ません!!」
先生「それで、結局どうしてこんな事に?チヒロならそういうことはウタハたちに直接話しを聞きに行きそうだけど」
チヒロ「ヒマリにそのことを話したら「絶対リオの仕業だーー!!」って意気揚々とハッキングして、リオの方もハッキングに対抗心を燃やしてセキュリティを強化してのいたちごっこで、ようやくヒマリがデータを覗いた頃にはハッキングの仕方が悪くて一部内部データを滅茶苦茶にしちゃったらしく……」
先生「ヒマリのせいだ……っとは言えないかぁ」
チヒロ「そんなこと言ったらますますリオとヒマリの仲が悪くなって対面する機会が減りますから。今回に限って言えば止めきれなかった私にも責任があるのは事実ですし……」
先生「せめてウタハには事情を説明して許して貰おう。私も付き添うから」
チヒロ「ありがとうございます先生」 - 114二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 07:52:46
・オーバーホール
エンジニア部とリオが合同で開発した人間大のロボット(元ネタは『『武者○伝III』に出て来る努貫丸)。
ライフラインや機械設備の点検整備、新型機械の発明などエンジニア部の仕事を幅広くサポートするための作業用ロボット。当然戦闘能力は付与されているが、リオの監修により余計な機能は一切付与されておらず、十分な容量を持った状態で施されている。また便利屋の作業を手伝わせる予定でもあったので便利屋の銃器やロボットのデータなどもインプットされていた。
自身の鎧を箱状にしてどこにいても運搬出来るようにした『自走工具箱』を分解し、鎧装着完了のかけ声『ジャッキアップ』とともに本格武装形態へ。一部装備を分離合体することで対象の大きさ・分解したい代物に合わせて変幻自在の機能を持つ万力を展開し締め潰す必殺技を繰り出す。
本機の基本骨子は工作活動に必要な『理解』『分解』『再構成』の三つだが、ヴェリタス(正確にはヒマリ)のハッキングによりその内の再構成がエラーで沈黙し、分解で止まった結果攻撃的な破壊ロボットと化してしまい、自身を作り、利用しようとするエンジニア部と便利屋68を分解しようとした。事件後は退院したエンジニア部に修理され、再構成も復活し、謝罪行脚をしたり自身がぶっ壊したエンジニア部の設備や工具の修理に奔走している模様。
ちなみに画像は中国語版しか入手出来ず申し訳ない。 - 115二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 08:36:19
自分もあれやこれやと書いたらこんな長文に……問題がありましたら消して下さって構いません
- 116二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 17:16:40
長文おつ!今回も面白かった
チーちゃんはおつかれさま… - 117二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 18:05:00
苦労人やなぁ
- 118二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 23:25:18
ちなみに言うとアルが泣いた理由は「転売屋に転売され、皆のおかげで取り戻した銃を分解された」事に対する悲しみ。
- 119二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 06:21:17
先生も乙
- 120二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 16:00:33
『理解』『分解』『再構成』は鋼の錬金術師だっけ
スカーが術を分解で止めてヤバい攻撃してたな - 121二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:14:32
保守
- 122二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 01:22:26
チヒロ、そろそろ卒業なのに苦労人枠から抜け出せず
- 123二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 08:05:22
かなC
- 124二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 18:14:31
そう言えば連邦生徒会って今誰が会長代理をしてるんだろ、リンはシャーレに就職したんだよね?
- 125>>124/10/04(金) 19:01:22
- 126二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:24:54
リンちゃん過労死しちゃう…早く戻ってきてシッテムの箱でいちごミルク飲んでる場合じゃないよ!
- 127二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 07:36:03
キャンプくらい行きたくなりますわな
- 128二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 17:44:32
保守
- 129二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 23:20:57
保守
- 130二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 05:55:39
アロナァ!
- 131二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:32:24
先生「うーん」
アロナ「どうされました先生?」
先生「いや、リンちゃん、シャーレに就職が決まってから、連邦生徒会との二足のわらじだろう?いくら本人が気にしていないとはいえ、やっぱり今の仕事量を考えると……」
アロナ「そ、そうですねぇ……いつ身体を壊してもおかしくないでしょうし、身体を休めるグッズとかを渡しても「気持ちはありがたいですが仕事が立て込んでいるので」ってやんわりと断りかねませんしぃ」(目逸らし)
先生「かと言って、リンちゃんレベルで仕事が出来る人っていないからなぁ」
アロナ「候補としては便利屋の皆さんですけど、あんまり特定の人間を関わらせると外聞が」
先生&アロナ『う~ん…………』
プラナ「先生、先輩。私に案がありますがよろしいですか?」
先生&アロナ『プラナ(ちゃん)の案?』
二週間後
ぴんぽーん!
七神リン「はい。どうしたの?」
受付係<あ、リン先輩。宅配便が届いているんですが>
リン「宅配便?変ね。今日はそんな物が届く予定なんて無かったはず。受け取ってはいないですね?」
受付係<はい。ですのですぐに降りてきて貰えないでしょうか>
リン「わかりました。少々待ってて下さい」
宅配業者「あ、どうも!七神リンさまですか?」
リン「ええ。そうだけど。その大きな荷物が?」
宅配業者「ええ。本日こちらにお届けするようにと希望がありまして」
リン(ふむ……配達元が書かれていない。これは下手に名前を残すと連邦生徒会との繋がりを邪推されることを警戒した。あるいは何らかの危険物を送った際に捜査が行われるのを避けたか……)
宅配業者「あの~……如何いたしましょうコレ?」
リン「…………仕方が無いですね。こちらで受け取りましょう。サインはこちらで」かきかき。
宅配業者「あ、ありがとうございます!」
受付係「い、いいんですか!?明らかに怪しい物を受け取って……!」
リン「念のためヴァルキューレを招集して警戒させます。すぐに連絡して爆弾解体用の部屋を空けるようにと伝えて下さい」
受付係「は、はい!」
- 132二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:33:08
カンナ「またこれは、随分とでかい荷物を受け取ったな」
リン「うろたえる配達業者が哀れだったもので。それはそうと」
カンナ「X線検査をしてみたが、どうやら人型した物っぽいな。随分ゴツいが、前衛芸術にでも手を出したか?」
リン「私の感性は芸術家じゃ無いわ。開けてちょうだい」
カンナ「ああ。よし!開けろ!慎重にな!」
ヴァルキューレモブ「はい!」
…………グポン!
ヴァルキューレモブ「ぐぽん?……って、うわっ!?」
バリバリバリバリ!!バッ、ズズン!!
リン&カンナ『!!』ジャカカッ!!
大鎧のヒトガタ「………………」ざしゃっ!(ヒザマズイテイル!!)
リン「何者ですか」
「我が名は御 リン。我が制作者から貴方様に生涯お仕えせよとの命令を受けました」大鎧のヒトガタ→御 リン
リン「制作者?」
御「こちらを……」スッ。
制作者『突然のお手紙と大荷物の配送、大変失礼しております。私どもは二週間ほど前に設立しました新企業『63ロボット研究所』です。先日行われました懸賞に、ご応募された七神リン様が当選致しました。それにより、商品である「試作型ロボットの譲渡」と行いたいと思います。試作型ですので定期的にメンテナンスとデータ収集に赴かせていただきますことをご容赦下さい。なお、得られた情報は仕事上もプライベートも含め、機密情報として扱わせていただきますので、こちらの商用に利用しないことを誓わせていただきます』
リン「懸賞?…………そういえば、以前先生に『権利を押しつけられた』物があったような」
カンナ「説明を読まなかったのか。しかし、またけったいな物を送ってきたな」
御「この身は貴方様からの許可を頂くことで、名実共に貴方様の物となります。ですのでどうか、私に貴方のご許可を頂きたく」
リン「……いいえ。私に貴方は必要ありません。私の仕事は私の……いえ、本来は会長の物です。私はそれを代理しているに過ぎません。それを、いきなり現れたロボットに代用させることは連邦生徒会への侮辱です」
御「…………然様ですか」
リン「そもそも、私の仕事量は誰かにさせられる物ではないのです。交代した人間が一日で脱落する物なのですから」
御「……であれば、なおさら私が適任です。七神様。どうか一度、我が身をお使いいただけませんでしょうか。それでダメであれば」 - 133二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:33:35
リン「分かりました」
カンナ「即答……いいのか?」
リン「正直先生に計られた気がしないでもないですが、そこまでして私にこのロボットを送る先生の目論見がどれほどの物か見てみたくはあります」
カンナ「オーバーヒートしたら止めに入る戦力として着いて行かせて貰うぞ」
リン「むしろお願いしようとしてました。どうぞよろしく」
かきかきさらさら。がちゃがちゃトントン!!
御「出来ました七神様」
きらきらきら~~~!!
リン「な……なんて完璧な!?一字一句間違いなく、提出先や報告者の心情に合わせた書類の完成度……!!」
カンナ「今日見たばかりの連邦生徒会の書類を一度見ただけで全部把握したのか?」
御「如何でしょうか七神様。ダブルチェックをした……」
リン「御リンと言いましたね!早速私と契約を……!」
カンナ「マテマテマテ!さすがに早すぎるだろ!確かにこいつの書類仕事の正確さはやばい代物だが。だからこそ不思議なんだ。どうやってこんなもん」
御「それは簡単です。今はこの鎧を着ておりますが、私の本来の構造は人間を模したロボットであり、この鎧自体が言うなれば大規模演算装置そのものなのです。私はその演算装置の指示に従い筆を走らせただけなのです」
リン「この鎧全部が演算装置!?しかも大規模なって……とても戦闘が出来るような構造をしていないように見えますが」
御「ええ。あくまで鎧は形だけ。実際に戦闘をする場合はこの演算装置をパージする必要があります。ですが、それはいささか『マズい』のです」
カンナ「マズい?」
リン「……貴方、今の仕事量だと何日出来ますか?」
御「ご命令とあれば半月は。ただ、私はあくまで試作機なので、一週間に一回は機体整備に時間を頂けると」
リン「…………仕方がありません。ここは先生の策略に乗りましょう」すっ。
リン「御 リン。貴方を連邦生徒会会長代理を務める私、『七神リン』の補佐として任命します。私の、連邦生徒会の、キヴォトスの平穏のためにその身を捧げて下さい」
御「かしこまりました我が主。是非とも、我が力、存分にお使い下さい」
先生「ふー。よかったぁ。リンちゃんが彼女を受け入れてくれて」
アロナ「大変でしたね。ここまでするのに」 - 134二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:34:03
プラナ「まず、先生とあまり関わりの無い勢力……今だと『ジャブジャブヘルメット団』に「書類仕事の出来るロボット開発」を依頼するのです。そして開発したロボットの発送元としてダミー会社を作り、適当な懸賞などをでっち上げて「それに応募して受かったテスター」として偶然を装うのです。便利屋ならばすぐに気付かれるでしょうが、書類上とはいえ会社として存在する縁もゆかりもない何かであればそうそう足が付くことはないでしょう。まあ、当日になったら先生が関わってることは早々にバレるでしょうが、本当の送り主が解ることはありません」
ラブ「連邦生徒会に書類仕事用のロボットを送りたい?初めて先生がうちたちに依頼なんてってちょっと嬉しかったけど、あそこのためにかぁ……あんまり気乗りがしないけど。
ねえ!うちたちに今そんな技術あるの?」
ヘルメットモブ(元ミレモブ)「わかりません!まず仕事量ってどのぐらいですか?」
先生「えっと……リンちゃんの仕事量が、私が普段貯め込んでる仕事量とほぼ同じと言ったところかな」
ラブ「うち達が言えた義理じゃ無いけどさ。もっとこまめに仕事しなさいよ」
先生「はい……」
ヘルメットモブ(元ミレモブ)「あー……あるっちゃありますけど、滅茶苦茶問題ありますよ?」
先生「え?何それ」
ヘルメットモブ(元ミレモブ)「エリドゥに忍び込んだ時に完全人間体のロボットの外観データを元に、ここにお世話になってから作ったんですけど、なんでか精神的に不安定なやべーのが出来ちゃって、今封印してる状態なんですよ。いま、それを抑えるのにC&Cが使ってたパワードスーツにエリドゥの演算機能を施した外骨格パーツを作ってまして……それの完成を待ってくれるのなら……」
先生「君、とんでもない天才だね」
ヘルメットモブ(元ミレモブ)「いえいえ……ミレニアムの混沌に馴染めず脱落した三流の天才ですから…………」
ラブ「先生、それ禁句」
先生「ご、ごめん……とりあえず、そのロボットを連邦生徒会に送るためのダミー企業を作るから、書類手続きに協力してくれるかな?」
ラブ「そこまでやる必要あるの!?…………分かったわよ。手伝ってあげるからそんな顔するな!!」 - 135二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:35:38
先生「あれからは本当に大変だったなぁ……アロナの事は認識出来ないから黒服に話しを合わせてもらってダミー企業作りに奔走して、その会社に形だけの懸賞を作ってもらったり、御リンのコミュニケーションを訓練したり……」
アロナ「リンさんが彼女を受け入れてくれるかは心配でしたけど、経緯はどうあれ受け入れてくれて、これで仕事が楽になってくれるのならありがたいですね」
先生「そうだね。さて……」ごそごそ
アロナ「逃げましょうか」
リン「…………逃げられましたか。まったく、あれだけの偽装工作をするのにどうしてこんな。
……せっかく、お礼を言おうとしたのですが。このお土産はまた後日ですね」
・御リン
先生がリンの仕事量を減らすために『ジャブジャブヘルメット団』に依頼して開発して貰った書類仕事用人型ロボット(元ネタは『Fate/Samurai_Remnant』のライダー)。
外観は全身鎧の武者だがこれらは全て大規模演算装置の塊であり中身は美少女。中身が見た書類内容を鎧が演算し、身体に指示をして的確な答えを書類に書き記し、あるいは横に置く。(鉄血のオルフェンズの阿頼耶識TYPE-Eに近いかも?)
鎧の演算機能はそれを着る人間にも影響するため、演算した答えを受け同調して動くように調整された中身のロボットで無ければ使用不可能。
これらの構成・機能はかつてエリドゥで実際に行われた『アリス奪還』の記録情報を見たヘルメットモブ(元ミレモブ)が外観・実際のデータを基に作り上げた。美少女は当然天童アリスを、鎧はアビ・エシュフを、演算装置はエリドゥを基にしている。これらを一つにまとめて小型化したのが御リンとなる。ただし、人間側の完成度は色々無理をしてようやく三割を超えるか超えないかと言ったところ。
ただし、よりにもよって基にしたのが『Key』起動時のアリスだったため、現代のキヴォトス基準でも色々とマズい不安定な危険存在として出来上がってしまう。この演算装置はそのロボットの危険性を封じるために作られたいわば拘束具。着せられてるロボット本人もそのことは自覚しているため、基本戦闘行動は行わず、この鎧をはずそうとはしない。
問題があれば消して下さって構いません。 - 136二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:49:45
- 137>>124/10/06(日) 11:59:19
ごっつぃ
- 138二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 12:06:13
西洋甲冑かと思ったら戦国武将だった
- 139二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 18:34:11
カッケー
- 140二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 20:37:28
アズサ「~~~♪」
ヒフミ「アズサちゃん楽しそうだね」
アズサ「ああ。あのサオリが仕事を手伝って欲しいと打診してきたからな。今は別れたとは言え、かつての仲間としては協力出来ることは嬉しい!!」
コハル「それにしては、いつものオフィスでもキャンプでも無く、出張時の仕事場に来いというのは不思議よね」
ハナコ「もしかすると山に篭もって〇〇するのかも知れないですね」
アズサ「ああ、いた。おーいサオリー!」
ぴょん!ゲコ!
アズサ「ゲコ?」
…………。ぴょんぴょんぴょん!!
補習授業部『きゃあああああああ!!!!』
サオリ「おお!ようやく来たか!すぐに捕まえてくれ!蛙たちが逃げる!!」
ムツキ「あははは!!カエルはどこだーー!!」
アツコ「た、食べたくないけど!今晩のおかずーー!!」
ユメ「うえ~~ん!ホシノちゃ~~ん!!服の中に蛙がいっぱい入っちゃった~~!!」
ホシノ「何やってるんですか全く。ほいほいほい!!」ぱっぱっぱっ!!
ワーギャーワー!!
アズサ「捨てガエルの穴場で大量発生した蛙の猟の手伝いをして欲しいなら最初からそういえ!!」
サオリ「すまない。決して嫌がらせとかじゃないんだ!説明した物だとばかり」『私は説明義務を怠りました』と書かれた板を首から吊り下げて正座中
ハナコ「便利屋さんだけでなくアビドスの皆さんも勢揃いなのは」
セリカ「さすがに蛙の数が数だから便利屋社員総掛かりでも数が足りないって事で呼ばれたのよ。蛙の料理にもちょっと興味はあったし」
コハル「ミカ様、蛙料理って食べられるんですか?」
ミカ「うん!鶏肉みたいで美味しいんだ!!調理法によっては不味くて精力が上がって眠れなくなっちゃうけど!」
コハル「せ、精力!?眠れなく!?」
ハナコ「ミカ様はそんな話しをして誰かを襲いたいんですか?」うふふ
ミカ「リップサービスだよリップサービス」あはは
アヤネ「あ、確かに美味しい」
ヒフミ「本当。骨が多いけどパリパリいけますね」
シロコ「毒蛇も大量にいたから捕獲してきた」
アル「きゃあああ!!ほ、保健所に連絡ーー!!」 - 141>>124/10/06(日) 23:40:32
ネル「…あいつなんだったんだ…」
アスナ「え?今、死…」
カリン「…今見た事は忘れよう。ね?」
サオリ(…もしあの時、何かが違ってたら私達は…)
ヒナ(…もしあの時、私が力尽きるのがもう少し早かったら…)
カヨコ「…話が急展開すぎてイマイチ追いつけなかったんだけど。「終わった」ってことでいいのかな?」
先生「え?えっと…」
プラナ「地下生活者の信号がロスト。想定しうる限りの最悪の事態は回避されました。…おそらく、想定しうる限りの最良の形で」
アロナ「…!!やった、やりましたね、プラナちゃん!!」むぎゅ
プラナ「ぐえっ」
先生「…うん、全て終わったみたいだね。アル、本当にありがt…アル?」
アル「…」チーン
カヨコ「…突然の死に動揺したみたい」
ムツキ「まぁ、そんな気はしていたけどね〜」
アル「いやいやいやいや!!!なんで二人ともそんな平気でいられるのよ!?」
ムツキ「アルちゃん?「世の中には知らない方がいい事もある(低い声)」、だよ〜?くふふ♪」
カヨコ「うん、ムツキの言う通りかな」
アル「えぇ〜…」
サオリ「しっかりしてくれ…今後もそういう機会があるかもしれないんだぞ?…ま、まぁ私も人生最初に作る死体が危うく先生になるところだったがな」
カヨコ「…」
ミサキ「…」
ヒヨリ「…」
サオリ「…あれ?」
ヒナ「…誰のせいだと思ってるのよ…」
アツコ「…サオリ…滑ってるわよ…」 - 142>>124/10/06(日) 23:40:43
アル「…ちょーーーーーー!!!?後ろ後ろ後ろ!!!」
ワカモ*テラー?「アナタサマ…アナタサマ…」
ツルギ*テラー?「ケヒヒ…グヒャヒャ…ヒヒ」
アル「おおおお落ち着きなさい!冗談だから!多分サオリなりの精一杯の冗談だから!」
先生「サオリが…サオリが冗談を言ってる…!」
アル「感動してないで二人を止めるの手伝ってーーーーーッ!?」 - 143>>124/10/06(日) 23:51:20
ザッザッザッザッ…
マエストロ「…殺したのか」
黒服「ええ。正確には殺して「しまった」と言いましょうか。自分たちがいかに貧弱な存在であるか忘れてしまっていました。ついこの間、アヌビスに殺されかけたというのにね…」
マエストロ「仕方があるまい。こいつからは聞きたいことが山ほどあったのだが。…で、こいつは「処分」するとしてフランシスはどうする?あいつも放っておくべきではないだろう?」
黒服「そうしたいのはやまやまですが…彼はゴルコンダと一体の存在。彼まで失うわけにはいきません」
マエストロ「…となれば、一番手間のかかる方法でいくしかないな」
黒服「ええ。時間に解決してもらうしかないでしょう。まぁ、デカルコマニーもいるので当面はこれ以上何か起こるわけではないでしょう」
マエストロ「…それより、こいつはどう処理する?ベアトリーチェの時と同じ方法でいくか?」
黒服「構いませんよ。…ところで、早くこれの始末をつけましょう…さっきから何やら染み出してきているもので…スーツにでも移ったら大変です」
マエストロ「それにしても、ゴルコンダやデカルコマニーがいないといまいち話に華が足りん」
黒服「クックックッ、全くですね」
マエストロ「それと、この頭も早く直さねば。こうなってからどうも変な感じがする。創作にもいまいち力が入らん」
黒服「前の体は襲撃の時に砕けてしまいましたからね。どうすればいいでしょうか?」
マエストロ「直したい所だが、おそらく直らんだろうな。見た目を似せたとして、本質は違ったものになってしまう。全く、こういう時に限って難儀なものだ」 - 144二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 05:16:45
山場ひとつ越えた、かな?
平和であれ - 145二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 12:44:58
保守
- 146二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 19:34:23
ゲマも大変だな
- 147二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 23:04:52
保守
- 148二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 04:32:01
アルちゃんの対応が小市民w
- 149二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 10:20:04
キヴォトス人にも毒や薬は効くから仕方ない
- 150二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 18:31:15
キヴォトス人とてクマに警戒したりもするからな
- 151二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 19:12:30
キヴォトス人でも蜂から逃げるからね
- 152二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 23:15:43
保守
- 153二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 07:54:20
保守
- 154二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 16:30:43
ほ
し - 155二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:27:11
キヴォトスアニマルやキヴォトスインセクトは外の世界のそれらより強いのかもしれない
- 156>>124/10/09(水) 23:45:47
1時間後
アル「…し、死ぬかと思った…」
ツルギ「…すまん」
ワカモ「…」
ムツキ「にしても〜、本当に先生って愛されてるよね〜?ムツキちゃん妬いちゃうな〜?くふふ♪」
先生「そうだね。先生として光栄だよ」
ミカ「サオリ…今のは流石に…」
サオリ「その…すまない。あの時の関係者が大勢いると言うのに無神経すぎた」
アル「ま、まぁまぁ。本当にサオリが冗談を言うのは珍しかったし…」
ミカ「そう言う問題じゃなくってね…?」
ユメ「にしても、暗くなってきたね。夜の砂漠はものすごく寒いし、もう帰らない?」
カヨコ「…本当だ。どうりで冷え込むわけだ。それじゃあ、今日のところは一回解散して、後日また集まってシェマタの後始末は決めようか?」
リオ「それなんだけど。動力炉だけでもエリドゥに貰えないかしら」
カヨコ「…なぜ?」
リオ「いや、ね。実はエリドゥってああ見えて諸々あってエネルギー関連で困ってるのよ。せっかくのスーパーコンピューターも現在のエネルギー量だと6割出すのが精一杯だし、今後住民が増えてくればエネルギー問題は避けられないし」
カヨコ「なるほどね。じゃぁ、主砲に興味はないって感じ?」
リオ「無いといえばそれは嘘になるわね。私だってキヴォトス人な訳だから。一撃でキヴォトスを丸ごと吹き飛ばす超火力…「ロマン砲」って言うのかしら?先生ならきっと理解できるんじゃないかしら」
先生「…まぁ、そうだね…」
リオ「顔がニヤけているわよ。…まぁ、正直言って以前に起きたアレみたいなことでもない限り過剰な火力だし、そもそもあんなこと二度も起きてもそれはそれで困るし…」
カヨコ「まぁ、その話も込みで改めて話はしようか」
ムツキ「…あ!」
アル「え、なに!?」
ムツキ「ちょ〜っと忘れ物!」 - 157二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 04:56:54
色彩みたいな脅威が来たとき、あると便利かもね
- 158二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 12:25:06
火力は正義
- 159二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 20:10:24
再現できるなら処理してもええやろ
- 160二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 04:42:33
いいのかなぁ…?
- 161二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 12:28:27
マリナ(チーパオ)だっけ
- 162>>124/10/11(金) 19:44:39
…
スオウ「…」
アル「そういえば…あの後急展開ばかりですっかり忘れていたわね」
ヒナ「この人は?」
ホシノ「えっと…一言で言うと…私に勝ちたかった…みたい?」
アル「…とりあえず解くわよ?」
セリカ「だ、大丈夫なの!?」
アル「これだけの数を相手にしようなんて思わないわよ。少なくとも私ならね…よし、解けた」
スオウ「…私は」
ホシノ「?」
スオウ「…私は一体なんだったんだ」
ヒナ「…何を言っているの?」
スオウ「私は何のために今まで何をやっていたんだ?そもそも私は一体誰なんだ?私は…私は…は、はは、ははは!あははははは、はは、あははははははは!!!」
アル「ちょ、だ、大丈夫!?」
スオウ「アハハハハハハハ!!アハ、アハ、アハ、ヒヒ、アヒャヒャヒャハハハ!!?」
ドサッ
アル「…!?……!?」
ヒナ「いきなり笑い出していきなり気絶した…」
ホシノ「…もしかして、この子もアレの影響を受けてた?」
ノノミ「そういえば、列車砲を走らせて行った時とかもなんていうか、突然っていうか、思いつきみたいな感じでしたね…」
ホシノ「自分の実力に相当な自信があった割には言う程でもなかったし、アレの影響が無くなったことで現実に引き戻されたショックで壊れちゃった…とか?」
セリカ「そうだとすると…ちょっとかわいそうね…」
ホシノ「…で、どうしよっか?このまま置き去りなんてできないし、ハイランダーの子に連絡して引き取ってもらえないかな?」
アヤネ「あ、それなら私連絡先もらってるのでお願いしてみます」
ホシノ「よろしく〜」 - 163>>124/10/11(金) 19:47:24
…
ヒカリ「それじゃあ、監督官は連れて帰るね。みんなも気をつけて帰ってね〜」
ノゾミ「…ねぇ、これ監督官生きてるんだよね?」
ヒカリ「うーん…ギリ生きてるんじゃない?」
ノゾミ「ま、いいや。監督官のその後は追って連絡するね〜。みんなも早く帰んなよ!こないだこの辺来た時寒すぎて死にかけたから!」
…
セリカ「…なんて言うか、すっかり味方感出して来てるわね」
アヤネ「初対面の時のが嘘みたいですよね…」
ユメ「ところでさ、あの毛むくじゃらのあの人、ホシノちゃんやあの人を巻き込んで何がしたかったんだろうね?」
ホシノ「…さぁ?私に何かしようとしていたような気はするんですけどね」
カヨコ「…ねぇ、色々疑問は残ってると思うんだけどさ?」 - 164>>124/10/11(金) 19:48:00
ぐぅぅぅぅぅ…
カヨコ「…お腹空いた…」
ミカ「ひと段落ついたら急に来たね…」
アル「よし、それなら部屋にいる人たちも呼んで今からみんなでラーメンでも食べnー」
セリカ「ああ、芝関ラーメンなら今日はやってないわよ?」
アル「…え?」
セリカ「大将が風邪ひいちゃってね。症状は軽いけどここ数日閉めてるわ。もっとも、今は屋台だからこんなに大勢をさばくこともできないだろうしね。「どこかの誰かさん」がお店を吹き飛ばさなければね!?」
アル「ぅ…あれは本当に悪かったってばぁ…」
ムツキ「でもどうしよっか?こういう時何かひと段落つけたり大きいこと終えた後っていつもラーメンだった訳だけど」
アル「ふふふ…それなら私に考えがあるわ!」
ムツキ「ん?」
アル「ついにこの時が来たわね…」
ムツキ「!?…も、もしかして…!
アル「それはね…焼肉に行こうと思うのよ!」
ムツキ「あ、アルちゃん…ついに…ついに行くんだね!?焼肉を…食べに!!」
アル「ええ、そうよ!アウトローらしく…みんなで美味しい焼肉を食べましょう!!」
ムツキ「アルちゃん…!サイコーだよ!今、サイコーにアウトローしているよッ!!」
ヒナ「…何このノリ」
カヨコ「ごめん、今すごくいいところっぽいからこのノリに付き合うか、もう少し待ってあげて」
ヒナ「今の貴女の顔 写真に撮って見せてあげようか?」 - 165二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:30:19
事務所で焼き肉をしたことはあっても専門店で食べたことは無いのか
- 166二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 04:32:59
アウトローな焼き肉って……?
あ、生レバ刺とかか(たぶん違う - 167二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 05:28:18
繁華街の奥の方にある質がいいのに何故か特定の業種の人しか来ないお店じゃないかな
…アチラさん御用達のお店って普通のお客さん少ないのになんでつぶれないのかしら? - 168二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 10:59:51
そりゃ別の収入源が
- 169>>124/10/12(土) 12:25:57
アル「だって…高いじゃない…それにせっかくお店で食べるならなるべくいいもの食べたいじゃない…」
- 170二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 21:52:59
大丈夫? その店でなんか事件起きない?
- 171二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 04:49:48
保守
- 172二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 16:19:58
ほ
- 173二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:35:22
保持
- 174二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 01:12:12
保守
- 175二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 02:24:01
事務所で焼くならば、畜産業者が指定管理者である道の駅では良い肉を安く買えたりするぞ
- 176二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 06:58:59
地方の利点かな
- 177二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 16:38:29
美味しいお肉はいいぞ
- 178二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 22:33:11
保守
- 179二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 03:20:45
大将の店の爆破に関してはなぁ
- 180二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 07:30:59
ハレの日には予算気にせず食べてみたい
- 181二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 16:07:38
お肉でなくても、美味しいものを気がねなくたくさん食べたい
- 182二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:38:49
予言はやめてさしあげろ
- 183二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 05:55:07
信頼と実績のトラブルメイカーだからね、しかたないしかたない
- 184二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 10:44:09
そういえばスオウってノノミの護衛予定だったのが当人アビドスに出奔しちゃったので就職先が潰れてハイランダーに行く羽目になった記憶喪失の元アビドス生徒という話だけど、地下生活者の件も含めて色々と哀れな……最悪ハイランダー退学することになったら次はどこに行くのかな?
- 185二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 14:54:55
ネル「あー、盛り上がってるところ悪りぃんだけどさ…メシ食いに行く前に体だけ洗わせてくんね?悪臭が体についてメシどころじゃなくってさ…」
ミヤコ「そうですね…せっかくの食欲もこれじゃぁ失せてしまいます…」
アル「あ〜…そういえばアレすんごい臭いだったわね…それじゃあ一旦解散して1時間半後に再集合とかでいいかしら?」
ネル「おう、アタシはそれでいいぞ」
ミヤコ「そう言うわけで先生、シャーレのシャワー貸してください」
先生「いいよ」
アル「じゃ、部屋の人たちにも話してくるわね!」
マコト「…なるほど、ここにこうして集まったのも何かの縁なので一緒に食事を…と?」
イブキ「楽しそう!マコト先輩、イブキ、行きたーい!」
マコト「キキキ、よし、イブキがそう言うならそうしよう!…それで、少し時間が欲しいと言っていたな?」
アル「ええ、体の悪臭を落としたいそうよ。正直、私達も汗が…」
マコト「まぁ、それなら別に構わんが…イブキ、待ってあげられるか?」
イブキ「は〜い!」
マコト「…とのことだ、イブキはこう言ってるが、なるべく早く用は済ませてくれたまえよ?」
アル「もちろんよ!」
ヒナ(…何気に前から思ってたけれど…結構度胸あるのよね。一応、目の前にいるのはゲヘナで一番偉い人の筈なんだけど。私はいまいち分からないけど、人の上に立つとそうなるものなのかしら?) - 186>>124/10/16(水) 14:56:16
ミレニアム
アリス「…そう言うわけで、いろんな学校の人たちとご飯を食べに行くことになりました!」
ユウカ「ダメよ!知らない人達と食事なんて!」
アリス「ネル先輩がパーティに加わっています!」
ユウカ「…ならよし!」
ネル「ふぃ〜、さっぱりした。お、ちょうどいいや。アタシ変な臭いとかしてねーか?」
ユウカ「え?(スンスン)…特にしないけど」
ネル「そか、良かった良かった。あ、アリスちょっと借りんぞ」
ユウカ「ええ。話は聞いてるわ。アリスちゃんをよろしくね」
ネル「おう。あと、コユキも連れてくからな」
ユウカ「!!そうだ!!反省室!!トキがコユキを連れ出す際に反省室の扉を一枚残らず破壊したのよ!!」
ネル「あ〜…後で確認するわ。そういやアカネどこ行った?」
アカネ「ここにいますよ。さっきまで整備士からたっぷり嫌味を聞かされました」
ネル「お、おう…お疲れ…えっと、どうだ?これからみんなでメシ食いに行くんだけど」
アカネ「も ち ろ ん ご 一 緒 さ せ て い た だ き ま す が ?」
ネル(…どうやら相当ネチネチ当たられたみたいだな…) - 187>>124/10/16(水) 14:56:44
シャーレ
サキ「ほふぅ…生き返った…」
ミヤコ「臭い、落ちて良かったです…」
モエ「シャーレのシャワーはいつ浴びてもいいねぇ…」
ミユ「…(ホクホク)」
先生「はい、これ」
ミヤコ「あ、ありがとうございます」
先生「…さて。聞きたいことがあるんだけど。いいかな?」
サキ「ああ…構わない」
…
先生「…なるほど。シャーレの爆破を調査しようとしたところでC&Cの調査しようとしていた現場に出会した、と」
サキ「そうだ。にしても、世の中は広いな。勘だけであんなに正確に犯人を見つけ出せる人がいるなんて」
先生「…え?」
ミヤコ「?どうかしたんですか?」
先生「C&C…勘がいい…もしかして…ねぇ!それってこの子じゃないよね?」(アスナの顔写真)
ミヤコ「そうですけど…!?先生!?どうしたんですか!?顔が物凄く青いですよ!?先生!?先生!?」
先生「…どうしよう…」 - 188二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 18:38:02
一番直接的な被害が悪臭で臭
いや草 - 189二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:27:38
保守
- 190二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 06:19:48
保守
- 191二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:27:15
保守
- 192二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 19:50:23
先生はこれからどうしたもんかね
- 193二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:24:14
保守
- 194二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 06:32:28
とりあえずファブリーズたくさん用意しとけ
- 195二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 12:19:30
もう190レス越えてるのか
次スレ立つのかな? - 196>>124/10/18(金) 12:42:07
- 197二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 12:42:45
新スレ建立乙です
- 198二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 13:52:32
立て乙です。ついでに埋め
- 199二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:06:02
埋葬
- 200二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 03:22:41
埋め