- 1124/09/21(土) 14:26:57
- 2124/09/21(土) 14:31:09
ある日の練習終わりのこと
就寝前、何だか喉が渇いた潔は水を取りに廊下に出る
するとたまたま同じように水を求めていたネスとばったり鉢合わせた。潔はネスから遠い位置に置かれた給水器から水をもらう。
ネス「世一、その給水器は空っぽじゃないですか?」
潔 「え? ほんとだ、一口分しか出ない……って、うわっ、暗くなった」
ネス「あれ? 電気が消えましたね。消灯にはまだ早いのに……」
潔 「あーあ、床に溢しちゃったよ。おいネスそこ踏むなよ。転ぶから」
ネス「そんなこと言われても何も見えないですよ。明かりになるものもないし」
潔 「電気どこだっけ。ネス、壁にスイッチついてない?」
ネス「言われなくても探してます……あー、ありましたけど、つきませんね」
潔 「スマホは部屋だしな……とりあえず手探りで廊下まで」
そんな会話をしていると、二人は背後に誰かが立っている気配に気が付く。ゆっくり近づいてきたというより、突然背後に現れたような不気味な感覚だ。この部屋には先ほどまで二人しかおらず、扉が開いた音もしなかったはずなのに
二人が振り向こうとした瞬間、頭に強い衝撃が走った。鈍器で殴られたような衝撃に耐えきれず、二人の意識は暗転した - 3124/09/21(土) 14:35:30
潔が目を覚ますと、そこは暗闇であり、周りに何があるのかは全く認識できない。ただ先ほどまでいた部屋ではないことは確かだ。理解できない状況に言い知れない不安が潔の中でせり上がっていく
潔 「何だここ……」
ネス「世一……? そこにいるんですか」
潔 「ネス? どこだ? 全然みえなっ……痛え!!」
ネス「動き回るからですよ。ちなみに多分世一は僕の膝に頭突きしました。ざまあねえです」
潔 「お前立ってるのかよ……うわ、せまっ……」
潔はそこが異様に左右に狭い空間であると気づく。空間と空間の間にあるほんの狭い隙間のようで、人ひとり分の幅しかない。まるで壁の中にいるようである
しゃがんでいる潔の目の前にはネスがいるようだ。真っ暗闇でよく見えないが、足のようなものが触れた。ネスは慎重にしゃがみ込み、潔に手を差し伸べてくれる。手探りでその手を掴み、潔も立ち上がった
潔 「さんきゅ」
ネス「鼻血は出ていませんか」
潔 「多分。何も見えないけど」
ネス「世一の間抜けな顔が見えなくて残念です」
潔 「ネスの方こそ、ビビってんじゃねえの」
ネス「戸惑い半分、わくわく半分ってとこですね」
潔 「ドイツ人はイカれてる」
ネス「主語でかいですね」 - 4124/09/21(土) 14:39:19
潔が身体を動かして見ると、どうやらこの空間は前後にひたけていることがわかった。前か後ろに移動することが可能なようだ。
潔 「ネス、スマホとかないの?」
ネス「残念ながら」
潔 「……じゃあ、とりあえず進んでみようぜ」
ネス「進む? 世一にはどちらが前でどちらが後ろかわかるんですか」
潔 「うっ……わ、からないけど、移動しようぜってことで」
さて、どちらが前か後ろかもわからない二人ですが、移動することになります
潔から見て後ろに進みますか?前に進みますか?
dice1d2=2 (2)
①前
②後ろ
- 5124/09/21(土) 14:50:16
潔 「おいネス、押すなよ」
ネス「世一の歩くのが遅いんです。ああ……多分足の長さが違うせいですね。僕が配慮しますよ」
潔 「む、ムカつくなあ……」
潔たちは最初に向いていた方向から後ろ向きに進む。二人は軽口を言い合いながら進んでいたが、前方から少し不穏な空気を感じ取っていた
潔 「……まだ進むか?」
ネス「世一の判断に任せましょう」
潔 「……進むか」
更に進んでみると、潔が前に伸ばしていた手に何かがぶつかる。恐る恐る触ってみるとそれは前を阻む壁のようで、これ以上先には進めないようだ
潔 「この壁、なんか柔らかい」
ネス「材質が左右の壁と異なっているようですね。しかも……うーん、毛が生えてます?」
潔 「ぽよぽよして気持ちいいな。生き物触ってるみたいだ」
潔は柔らかな壁に耳をくっつけて音を聞いてみます。
潔の聞き耳(80)
dice1d100=52 (52)
- 6124/09/21(土) 14:52:06
成功しましたね
特に何も聞こえなかったので、今度はネスを先頭にして前の方に進むようです - 7124/09/21(土) 15:02:53
潔 「待てネス。もうちょい慎重に進んでくれよ」
ネス「そうは言いますけど、僕もいい加減光のある場所に行きたいんですよ」
潔 「だってほらなんか……落とし穴とかあったらまずいだろ?」
ネス「確かに。世一、やっぱりあなた先頭になってください。僕かがむので、跨いで前の方に行っていいですよ」
潔 「俺が落ちちゃうじゃん! 絶対ヤダ! ……ん?」
潔はずっと触れていた壁が一瞬動き出し、膨らみ、自分たちを飲み込むかのように錯覚するが、おそらくきのせいだろう
ネス「どうかしましたか」
潔 「いや……」
ネス「にしてもこの壁……叩いてもびくともしませんね」
ネスの知識(70)
dice100=
潔「外につながってたりしないかな」
潔の聞き耳(80)
dice1d100=85 (85)
- 8124/09/21(土) 15:04:00
ネスのダイス振りなおし
dice1d100=5 (5)
- 9二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 15:12:23
わくわく
- 10124/09/21(土) 15:24:22
ネスがクリティカルで、潔は失敗です
クリティカル処理は思いつかないので後回しで……
ネスはその床と壁が自身にとって未知の材質であることを確信する
潔は自分で言っておいて落とし穴があるんじゃないかとビビって聞き耳に集中できなかったようだ
潔 「こ、こわ……」
ネス「……」
潔 「ネ、ネス!? いる!?」
ネス「いますよ、なんですか情けない声出して」
潔 「おま……この状況で冷静な方がおかしいだろ」
ネス「よく言うじゃないですか。自分より様子がおかしい人を見ると冷静になれるって」
潔 「くっ……じゃ、じゃあほら、先に進もうぜ……ネスが先頭で!」
何故か悔しい思いをしている潔だったが、ネスの背中を押して先に進むことを促す
ネスとて怖くないわけではないので、壁に手を置きながら慎重に前へと進んでいった - 11124/09/21(土) 15:25:26
ネス「世一、あんまり押さないでもらえます? 転びそうになるので」
潔 「俺の足が長いから」
ネス「んなわけないでしょう」
潔 「なあ、まだ進むのか」
ネス「そうですね、この道いったいどこまで……ん?」
潔 「うわっ!! なんかいる!! ネス!! 上!!」
ネス「……羽音ですね」
潔 「……? なんか、鳥の声がする」
未知の生き物かと思った二人でしたが、予想に反してその生き物は可愛い鳴き声を発している
おそらく小鳥であると察しがつくだろう。バサバサと二人の近くを飛び回っている
ネス「何で鳥が……」
潔 「こっち攻撃してくるわけじゃないし、とりあえず進んでいこう」
潔たちがさらに進もうとしたところで
《聞き耳》
潔(80) dice1d100=52 (52)
ネス(25)dice1d100=81 (81)
- 12124/09/21(土) 15:37:13
潔が成功しましたね
潔 「なんか……この鳥、俺たちについてきてるよな。音がする」
ネス「え? ……本当ですね、後ろにいます……わあ!?」
潔 「何!? 何!?」
ネス「と、鳥が頭に……僕の頭に鳥が埋まってます!!」
潔 「……ぷっ」
ネス「笑い事じゃないです! ピヨピヨ鳴いてるじゃないですか! 世一取って! 取ってください!」
潔 「いいじゃん可愛いし。連れてこうぜ」
ネスが騒いでいると、今度はその鳥が潔の肩に乗っかってきた。小鳥は潔の頬にふわふわした身体をこすりつけてぴいぴい鳴いている
潔 「か、可愛い……」
ネス「はあ、はあ……とんだ災難です。頭はやめてくださいよ」
潔 「ネスの頭鳥の巣みたいだもんなあ」
ネス「ぶっ飛ばしますよ」
小鳥は潔の肩に乗ったままで、二人はさらに奥へと進むことにした - 13124/09/21(土) 15:49:03
小鳥を仲間にしてしばらく進んでいると、突然小鳥がぴいぴい鳴き出した
潔 「わっ、どうしたんだ急に」
ネス「何ですか? 世一、小鳥の首でも絞めてるんですか」
潔 「みえてないからって物騒な想像するな。急に鳴き出したんだよ」
ネス「一体何なんでっ……うわあ!」
潔 「ネス!? 大丈夫か!?」
ネスの叫び声がしたかと思うと、ゴンっと何かぶつかったような音が下の方からする
ネス「痛た……世一、段差がありま……いてっ! 僕の足を踏んずけましたよ!?」
潔 「わ、ごめん……」
ネス「うう……顔を何かに打ち付けました……」
潔 「大丈夫か……?」
ネス「やっぱり世一を先頭にするべきでした」
潔 「じゃんけんで決めればよかったな」
ネス「暗闇でじゃんけんが成り立つわけないでしょう」
潔 「あ、そうだった」
(本来HPが減少しますが、さっきのクリティカル効果で減少はなしにします。うまく手を使ってダメージを軽減したということで) - 14124/09/21(土) 16:01:38
ネスが顔を打ち付けたのは、どうやら潔やネスと同じくらいの背の高さになっている台座のようだった。撫でまわしてみると、その台座の上に手のひらほどの四角いものがあることがわかる
潔 「ネス、何か四角い……箱みたいなのがある」
ネス「ほんとですね」
潔 「なんか、気味悪いな……冷たいし、陶器みたいだ」
ネス「何なんですかね」
ネスがその箱を持ち上げようとしたとき、潔の肩にいた小鳥がけたたましく鳴き出した。まるで箱を取るなと警告しているようであった
それからネスの腕がずっしりと重くなる。小鳥が箱の上に乗ったようだ。明らかに小鳥の重さではなく、のしかかるような羽毛の重みが異常だ
ネス「重すぎて持ち上がりません」
潔 「んなわけ……おもっ!?」
ネス「よくこんな鳥を肩に乗っけてましたね」
潔 「いやさっきはもっと軽かったはず……」
二人がいったん箱から手を離すと、小鳥もバサバサと飛び立ち箱から離れる。再び手を伸ばすと小鳥は警告するように鳴き、箱を取ることを妨害してくる
ネス「どうしますか」
潔 「二人でどうにかすれば取れるとは思うけど……」
台座の先にも道が続いていて、箱を取らずとも進むことが出来ます
箱を取りますか? それとも、進みますか?
- 15二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 17:15:13
これ安価でいいの?
じゃあ箱をとるってことで - 16124/09/21(土) 17:28:50
それでは、潔とネスは箱を取ることにしました
二人は目配せをして、箱を諦めたふりをする。興味がないとわざとらしく振る舞えば、小鳥は小首をかしげた
小鳥は箱から羽ばたき、再び潔の肩に乗ってそのふわふわの身体を頬に摺り寄せてきた
潔はそっと、小鳥の身体を手で覆った。瞬間、ネスは素早く箱に手をのばす
けたたましく鳴いて暴れる小鳥を潔は抑え込んだ
潔 「いてっ、ごめんって」
ネス「取れましたよ」
ネスがそう言って箱を持ち上げた瞬間
コトリと音をさせて、台座が消えた
ネス「……あれ?」
潔 「どうした?」
ネス「……」
台座が消えると小鳥は落ち着きを取り戻していた
不満そうにぴいぴい鳴いているが、ネスの手にある箱に何かしてくるわけでもない
ネス「台座が消えました」
潔 「取ったら引っ込んだってことか?」
ネス「いや……ひっこんだというか……」
突如台座が消えるという不可思議な現象を目にしたネスはSANチェックです
SAN値
ネス(60)dice1d100=59 (59)
- 17124/09/21(土) 17:39:59
成功ですね、正気度喪失はありません
潔の言う通り、台座は消えたのではなく引っ込んだのだろうとネスは思い直します
ネス「何なんでしょうねこの箱は」
潔 「軽っ……叩いてみた感じ、空洞だな」
ネス「木箱のような音がしますね。開けてみますか」
潔 「え? いや、開けたとこで見えないし……開けられるのか?」
ネス「ここが少しへこんでるので、多分ここから開けられると思います」
潔 「えー……ネスが開けてくれんなら」
ネス「……僕は台座から箱を取りましたよ」
潔 「……」
ネス「開けてくださいよそれでもブルーロックの申し子ですか」
潔 「関係ないだろそれ」
そうして言い合いをしながら歩き出そうと、二人は台座があった場所の奥に足を踏み出す
《幸運》
潔(75)dice1d100=68 (68)
ネス(60)dice1d100=63 (63)
- 18124/09/21(土) 17:52:31
ネスが失敗しましたね
それでは、潔は踏み出した床が今までと違いぬるりとした感覚であると気づく
ネスも同様に気づいたが一歩遅く、箱を持っていたせいもあるだろうか、そのまま足を取られて転んでしまった
HP-1
ネス 16→15
ネス「あー僕ばっかり!!」
潔 「大丈夫か?」
ネス「な、何なんですかもう……たまには世一も痛い目みてくださいよ……あれ?」
潔 「悪かったな……って、どうした?」
ネス「床……何もないですね。普通に硬い……さっきはこう……」
潔 「ほんとだ」
先ほどのぬるりとした感覚はなく、それまでと同じ硬さの床がそこにある
潔 「変だな……あ、ネス、箱は?」
ネス「どこかに落としてしまいました」
潔 「えーどこだ……ああ、あった」
ネス「今度は世一が持っててください」
潔 「えっ……ああ、わかったよ」
そんな会話をしながら、二人は再び床に視線を落とした
≪アイデア≫
潔(65)dice1d100=84 (84)
ネス(70)dice1d100=4 (4)
- 19124/09/21(土) 18:41:35
あまりクリティカル出さないでくれネス
ネスは不可思議な床について「自身の歩いている硬質な床は、実は柔らかくもなれるのではないか」という考えが浮かぶ
わかりやすくいうと、水溶き片栗粉のようなもので、硬くも柔らかくもなる性質ではないかと
潔にこれを説明しようか悩んだが、潔は能天気に小鳥と戯れているため、ネスは何も言わずに進むことにした
潔 「あ、待てよネス」
ネス「さっさと進みますよ」
潔 「箱は開けないのか?」
ネス「世一が開けるって言うなら付き合いますよ」
潔 「……まだいいかな! 明るいとこで開けようぜ」
どうしても開けたくない様子の潔に呆れながら、ネスは前へと進んでいく
暗闇の中、距離感覚はとうに狂っているが、体感50メートルほどあるいただろうか、ネス達はかたい壁に突き当たった
そしてそこには取っ手のようなものが突出してあることに気づく
潔 「わ、つめてっ……金属か? ざらざらしてる」
ネス「ドアノブでしょうか」
潔 「お、回る……」
取っ手をガチャガチャした後に潔は手の匂いを嗅いでみた
錆びた金属のようなにおいがする
潔 「どうするネス」
ネス「……何か音が聞こえますか?」
潔 「音? うーん……」
《聞き耳》
潔(80)dice1d100=37 (37)
ネス(25)クリティカル補正+20 dice1d100=17 (17)
- 20124/09/21(土) 18:54:52
二人とも成功ですね
扉の向こうから音はなく、叩いてみると扉は木を叩いた音だと感じる
ネス「どうしますか」
潔 「行くしかないだろ」
ネス「どちらが先に?」
潔 「……」
ネス「……」
潔 「わかったよ、俺が先に行く」
潔は箱をネスに預けると、ドアノブを捻って開ける
そうして扉をくぐると、そこには不可思議な世界が広がっていた
暗闇から一変し青い光が二人のもとになだれ込む。急な光に目を瞑り、次に認識したのは台風のような激しい雨音だった
うっすら目をあけた二人の視界には鬱蒼とした草木が映る。どうやらここは森の中のようで。空はオーロラめいた青白い光に照らされていた
その異様な光景にネスは本で見た魔獣が住む森の挿絵を思い出していた
二人が扉の外に出ると、激しく降る雨に身を打たれた
その生々しい感触に潔が顔をしかめると、ずっと潔の肩に乗っていた小鳥が飛び立った
待ってと手を伸ばした潔だが、小鳥は瞬く間に空へと向かい、見失ってしまう
ネス「世一、扉が……」
潔 「え?」
扉はひとりでに閉まり、閉まり切った瞬間跡形もなく消え去ってしまう
この異様な光景を見た2人はSAN値チェックです
《SAN値》
潔(75)dice1d100=69 (69)
ネス(60)dice1d100=60 (60)
- 21二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 19:06:16
このレスは削除されています
- 22124/09/21(土) 19:09:57
成功で1の喪失です
潔 75→74
ネス 60→59
もう暗闇の中に戻ることは出来ない
空の色が一層明るくなり、オーロラのような波形がゆれるような不思議な動きをした。それはまるで海底から海の揺らめきを見上げているような美しさがあった
そのうちオーロラは光を増し、あまりの眩しさに目を開けていられなくなる。世一、と呼ぶネスの声がして潔は咄嗟に手を伸ばすが、ネスの手を掴むことは叶わなかった
潔「っ……はあ、はあ……」
次に目を覚ますとそこは部屋のベッドであった。周囲には黒名や氷織、雪宮が寝息を立てている
潔の服はぐっしょり濡れていた。寝汗なのか、雨のせいなのかはわからない
潔「何だったんだ……? 夢?」
時計を見ると深夜の3時。起きるのにはまだ早い時間だ
潔はうるさい心臓を落ちつけながら、再びベッドに寝転がる。疲れていたのか、目を閉じるとあっという間に眠りについてしまった - 23124/09/21(土) 19:22:59
その日の朝、潔はいつもより強い疲労感を抱えながら起きた。酷い顔色だと黒名や氷織に指摘されたが、悪夢を見たせいだとは言えない。というか潔は自分がどうやってベッドに行ったのか、どこからが夢だったのか、考えてもわからないのだ
廊下を歩いていると、どこかの部屋で悲鳴が聞こえた。イガグリが転んだようだ。床が水で濡れていたと騒いでいる
潔 「……」
ネス「おはようございます、世一」
潔 「あ、ああ……」
ネスはいつも通り起きてきた。彼もどこか眠そうにしているが、しかしそれ以上に機嫌もよさそうで不気味だ
潔 「なあネス」
ネス「何ですか?」
潔 「昨日さ、何か……」
ネス「?」
潔 「いや、何でもない」
昨日お前が夢に出てきた、なんて気持ち悪いか。潔はそう思いなおし、朝食を食べに向かう。真っ暗闇の空間を進む不思議な夢。まるで生き物の身体の中を進んでいるようだったなと、今になって思った
そんな潔の背中を見送った後で、ネスは額を擦った。まるでどこかにぶつけたように、赤くなっている額を
カイ「おいネス、どこに行く?」
ネス「おはようカイザー、ちょっと部屋に忘れ物」
ネスは自室まで戻り、しっかり扉を閉めてからその箱を持ち上げる
ネス「……夢じゃなかった、のかな」
少しの不気味さと、魔法への憧れを乗せながら、ネスはその箱の蓋に指をひっかけた - 24124/09/21(土) 19:24:13
以上でシナリオクリアとなります
お付き合いいただきありがとうございました - 25124/09/21(土) 19:35:05
キャラシを置いておきます
潔世一
STR(筋力)14 CON(体力)15 SIZ(体格)14
DEX(敏捷力)14 APP(外見)12 EDU(教育)12
INT(知力)13 POW(精神力)15
SAN値75(74) 幸運75 アイデア65
知識60 HP15
⦅技能⦆
回避70 芸術(サッカー)80 応急手当70 組付き60 投擲73
信用70 目星45 聞き耳80
アレクシス・ネス
STR(筋力)15 CON(体力)15 SIZ(体格)16
DEX(敏捷力)15 APP(外見)12 EDU(教育)14
INT(知力)14 POW(精神力)12
SAN値60(59) 幸運60 アイデア70
知識70 HP16
技能
回避80 芸術(サッカー)80 跳躍40 応急手当70 組付き50
こぶし75 投擲75 オカルト45 目星70 精神分析40 説得31 - 26124/09/21(土) 19:41:06
肩慣らしのために初心者向けシナリオでやってみました
もっと死にかけるシナリオでやりたい気持ち半分、うっかり死んだらまずいだろという気持ち半分です
三連休中またふらっとスレ立ててやれたらと思います - 27二次元好きの匿名さん24/09/21(土) 23:48:58
おー面白かったわ 次も楽しみにしてる