- 1二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:05:15
- 2二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:09:39
かそく
- 3二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:10:27
ksk
- 4二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:10:53
かそく
- 5二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:11:03
- 6二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:29:27
遅くなってすみません…
「…アヤベ、寒くない?」
「寒くないわ」
「温かい飲み物も一応持ってきたんだけど」
「平気よ。あなたがが丁寧に用意してくれたマフラーもあるもの」
「…お節介だったかな?」
「いいえ」
もう少し彼女のそばに寄ってやりたかったが、どうも彼女の目線は満点の星空に釘付けのようだった。それを邪魔するのも無粋だろう。
ふと、彼女の目線がこちらに向いた。
「…ねえ、星言葉って知ってる?」
「?いや、知らないな…」
「…星の性質に基づいて当てはめられた、象徴的な言葉…って言えばわかる?」
「花言葉の星バージョン、みたいな?」
「…まあ、間違いではないわね…」
タータンチェックのマフラーを口元に押し当てながら、彼女は譫言のように呟いた。
- 7二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:29:42
- 8二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:32:29
ksk
- 9二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:33:47
ksk
- 10二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:33:53
ksk
- 11二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:33:56
お兄さまに甘えるライス
- 12二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:34:15
安価下かな
- 13二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:50:50
シェアトの星言葉調べてきたわ こういう○言葉って便利だよね...素直じゃないんだからアヤベさんも
- 14二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:51:30
>>11でいいのかな?
「…お兄さま!たづなさんに渡すお手紙、これでぜんぶかな?」
「ああ、助かったよ。ありがとう、ライス」
「…えへへ〜…お兄さま、次はどんなお手伝いすればいいかな?」
「いや、もう充分だよ。ありがとう、ライス」
「…むぅ…」
不満げに頬を膨らませるライスに、どうしたものかとトレーナーは頭をかいた。
突然手伝いがしたいなどというものだから、資料運びを頼んでみたらこちらの予想以上の熱意で取り組むものだし、優しく頭を撫でてやれば幸せそうな笑みを浮かべるのだから、トレーナーとしても放っておかなかった。しかし、これ以上頼み事をするのは申し訳ない。どうにか彼女に納得してもらうには…。
「なあ、ライス」
「…?なあに、お兄さま」
「たくさんお手伝いしてくれたから、なんでも一個だけ願いごとを聞いてあげるよ」
「えっ…?ライスの願いごと…そ、そんなの大丈夫だよぉ!」
「じゃあ、これが俺の願いごとだ。ライスは俺に願いごとをすること」
「…むぅ…」
(続きます)
- 15二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:57:26
「…ねえ、お兄さま。本当に、本当になんでもいいの?」
「ああ。いっぱい助けてもらったから、何かしてあげないと逆に俺が申し訳ないからな」
「…じゃあ…」
意を決したようにこちらに視線を向けるライス。一体どんな可愛いお願いごとだろうか、なんて呑気なことを考えていたら___
「…えいっ」
ぎゅ、と柔らかい感覚。
「…ん?」
「……」
視線を下に落とせば…腰に手を回して抱きつくライス。
「…ライス?」
「あ、あの…お願いごと…お兄さまに、あ、あま、甘え…」
「ああ、そういう」
「ご、ごめんなさい!嫌だったよね、すぐ離れるから…」
「…いや」
小さな背中をさすりながら、優しく語りかけるように言った。
「ありがとう、ライス。でも、これじゃ俺の方がご褒美だな」
「…っ!…もう少し、こうしてていいかな…?」
「ああ、勿論」
「…えへへ、やったぁ…」
優しく撫でてやると、穏やかな笑みを浮かべた。
- 16二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:57:47
次で最後わよ
- 17二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:58:04
ksk
- 18二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 09:59:07
ksk
- 19二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 10:01:26
ksk
- 20二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 10:01:36
- 21二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 10:14:42
「…おい、顔が緩んでいるぞ。どうした」
「ああ、これ。ほら…」
差し出されたスマートフォンの液晶に目を落とすと、そこにはメッセージアプリから送信されてきた猫の写真が表示されていた。
「…猫?」
「実家の姉さんが送ってきたんだ。可愛いだろ?」
「…くだらん」
踵を返して去っていくブライアンに、トレーナーは、お気に召さなかったか、と苦笑いを浮かべた。
「俺は好きだけどな。猫。自由で何にも縛られなくて。たまに甘えてくるけど、こっちから寄ってこようとするとどこかに行っちゃう感じ。見てると、なんだか___」
「…見てると、なんだ」
「いや、なんでもない」
いよいよ彼女は本当に興味を失ってしまったのか、棚から適当な雑誌を取り出して、パラパラとページをめくりだした。
(一応、そっちから話しかけてきたんだけどな)
そんな姿を見て、やっぱり___
(ううん、怒られるから言わないでおこう)
穏やかな昼下がりの出来事だった。
- 22二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 10:15:34
黒猫ブライアンいいぞ...
- 23二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 10:17:06
は〜好き