- 1二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 01:41:07
- 2二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 01:42:18
すげぇ先生の手が挟まれた時のトムみたいになってる…
- 3二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 01:42:45
腕折れてそう
- 4二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 01:43:54
殴られるフリして指の骨を折る───
中指と薬指骨折─── - 5二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 01:44:56
叩いた方の被害が大きくなりそう
- 6二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 01:48:52
ホシノ「え…?」
先生の腕「ボキッ…」
先生「いってぇ!」
ホシノ「えぇ…」
アヤネ「えぇ…」
ノノミ「えぇ…」
セリカ「えぇ…」
シロコ「ん…」
セリナ「えぇ…」
サクラコ「わっぴー…」 - 7二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 02:51:41
前菜…全然見えてるし腕を掴んで折るくらいの余裕はあるけど先生がそんなことをするのが信じられなくて叩かれてしまうホシノ
お前はトリコ? - 8二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 04:15:01
シスフモブ「まさかサクラコ様……」
- 9二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 06:00:51
”終電が無くなってしまった”。
先生がそう言ったとき、私はすぐさま「学校に泊まりなよ」と誘った。先生は恩人。シャーレまで頑張れば歩いて帰れる距離だけれど、労力を使わずにいられるなら、越したことはない。
すぐさま対策委員会のグループチャットに、今日先生が泊まっても大丈夫かとメッセージを入れる。既読が点いた。
『じゃあ、使っていない教室をお掃除しておきますね♪』
ノノミちゃん。
『了解しました。今日はセリカちゃんがバイトだというので、晩御飯はみんなで柴関とかどうでしょう』
アヤネちゃん。
『ん』
シロコちゃん。
セリカちゃんはバイト。ノノミが言った通り、彼女の分の既読は付かないし、メッセージも返ってこない。とはいえ、彼女が先生が宿泊することを拒絶しないだろう。今夜は紫関に行くのだとすれば、そこで伝えればよい。
わたしは先生に言う。
「みんなもオッケーだってさ~。アヤネちゃんが、今晩は紫関でご飯どうって言ってるけど、先生どうする?」
いいね、と先生が微笑む。
先生のことだ。なにも言わずとも、泊めてもらうのだからと全員分奢るに違いない。大人だから、という言い分もあるだろう。どちらにせよ、先生の笑顔はそういうことを理解したうえのもの。そのやさしさに付け込んで晩御飯代が浮いた、と考えるのは、いささか貧乏に染まり過ぎただろうか。
横をあるく私は、先生が一歩歩けば二歩、足を出さなければならない。合わない歩幅。それを苦痛に感じないのは、私と先生。二人が並んで歩いているという実感を持てるから。人に言うには照れ恥ずかしい、秘めた想い。こんなちょっとしたことに心が温まる私は、間違いなく、女子をしている。
いつもの曲がり角を、いつものように曲がる。それだけのことなのに、先生が隣にいるだけで違う時間になる。あれがね、これがね。どう思う、こう思う。対策委員会の面々ともした会話。相手が変わるだけで、わたしの声は弾み、心も弾む。
続↓ - 10二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 06:02:18
↑続
日の短くなりはじめたアビドス。夜の入口を空が示す。
点滅する街灯。
黄昏時。
トワイライト・タイム。
昼と夜の境目。昼の要素も、夜の要素もある、どちらともつかない曖昧な時間。こういう時間は、きちんと説明をするのなら、夜に分類されると誰かに聞いた。どこかで読んだのかもしれない。それぐらい曖昧な記憶だけど、夜であることは憶えてる。曖昧な視覚情報でありつつも、実際的にはきちんと分類がされているということに、驚きと納得があったから。
何の気なしに名前を呼ばれた私は、何の気なしに応える。
一歩歩く先生に合わせて、二歩歩く、その歩幅を変えずに。
”ホシノ”
二回目も「なぁにせんせぇ~」なんて、いつもの調子で応える。こうやって名前を呼ばれて適当に返すだけの会話すら、私の心を弾ませるには充分。くすぐったい。ついほころんでしまう唇は、きっといつものふにゃけた表情で隠せているだろう。
”ホシノ”
三回目ともなれば話は変わってくる。
私の足は遅くなり、心臓が弾むどころか高鳴る。どこか真剣みを帯びた先生の声色。学校につく直前のこの場所。黄昏の薄暗い明るさ。点滅する街灯。目に映るすべての情報が、女子をしている私そのものが、何かを期待した。
一歩歩く先生に、一歩で歩いた私は。
一歩歩く先生に、止まって応えた。
少し前に出た先生。いつも通り優しい表情。わたしよりずっと高い目線なのに、まったく威圧感のない、わずかに垂れた、人柄がにじみ出る目。
勝手に暴走する心臓。つい、表情を作り忘れる。
「ど、どうしたのさ先生。学校はもうすぐそこだって~」
なんとか繕おうとするも声はうわずる。緊張が、四肢にも伝わる。
女子なのだ。私も。そういう漫画も読むし、そういう映画も見る。そういう音楽も聴くし、そういう話も聞く。つまるところ、こういう、二人きりが終わろうとするとき、男の人と言うのは、ようやく話すことができることがあるのだと。
優しい表情のまま、先生は私のほっぺたに手を当てた。優しい顔で、すこし、かがんで。
わたしの首は勝手に先生の手にほっぺたをもたれさせる。あたたかく、ちょっとかさついた、私の顔なんてすっぽり覆えそうな、大きな手。
べたついてないかな。
汗っぽくないかな。
指先が私の耳に触れ、つい、肩が上がる。
続↓ - 11二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 06:03:23
↑続
「やぁっ、どうしたの先生、くすぐった――」
イヤだとは思わないから、口にもでない。緊張で乾いた喉からでるのは、自分でも驚くぐらいの甘い声。
パァン。
だから、わからなかった。
耳が、先生に触れられた耳が、キィンと黄色い音を出して、一瞬聞こえなくなった。先生のことを見ていたはずなのに、道脇の、砂の溜まった電柱の根本を見ている。
遅れてほっぺたが、先生に触れられていたほっぺたが、熱い。
「……あれ?」
自分の手でほっぺたに触れる。先生に触られたときめきなんて生まれない、いつもの自分の手で。触れると、ひりひりと痛みが走る。
「え?」
先生の顔を見ると、さっきと何も変わらず、優しい目で、優しく微笑んだまま。
私の頭はなにも理解してはくれない。ほっぺたのひりひり感と、未だに聞こえづらい耳が、現実を連れてにじり寄ってくる。でも、理解に手を伸ばそうとすると、なにかがそれを遠くへ押しやる。
なんで、なんて声に出せなかった。
出したくなかった。
出してしまえば、理解してしまうから。
”ほら、ホシノ。早くみんなのところに戻ろう?”
先生は私の頭を撫でて言う。
頷くこともしない私を、まるでいつものように、いつもの優しい大人として、わたしが決断するまで待ってくれる先生。
「え、えへへ。そうだね先生」
混乱しきった私はどうすることもできない。いつも通りを見せられたら、いつも通りに返すしかできない。
一歩歩く先生に私は半歩歩く。
一歩歩く先生に私は二歩歩く。
今のはいったい何だったのだろう。
トワイライト・タイムが終わる。
空はいよいよ暗くなる。
夜。
終わり。推敲なんてしてないからひどいかも。朝から何書かせるんだ。 - 12二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 08:57:54
- 13二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:49:55
先生「ホーシノ♪」
ホシノ「?」
先生「パァン!」
先生の腕「グワァシ」(ホシノに掴まれビンタ不発)
これが現実 - 14二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 15:04:17
岩ビンタしても腕折れないようにとんでもない速度でビンタしない限り腕折れるなんてありえないでしょ
- 15二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 15:05:08
恐ろしく速いビンタ
ホシノでなきゃ見逃しちゃうね - 16二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 15:06:21
- 17二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 01:40:38
- 18二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 13:03:37
ほ
- 19二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 15:37:58
- 20二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 01:57:21
ホシュノ