- 1二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 12:52:50
- 2二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 13:28:54
- 3二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 13:33:04
- 4二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 13:33:37
そう!大阪や!
- 5二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 13:57:03
何故この二人がこんなところへ来てしまったのか超ざっくり解説
ハルトとタロは二人でブルーベリー学園のブルレクをしていた。
↓
ブルーベリー学園のドーム内の空間にヘンな穴が出現。
↓
二人はその穴にダイソン顔負けの吸引力で引きずり込まれてしまう。
↓
>>1現在
- 6二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:09:42
新世界来るんやったら何かカプリコにめっちゃベビーカステラ積み上げて刺すやつ食べてってや
- 7二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:14:50
あのめちゃくちゃ積み上がってるやつかw
- 8二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:24:41
なーんかおもしれースレないかなーって漁ってたらなんか凄いの見つけちまった…
- 9二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 14:27:47
あるなぁ大阪に!
お好み焼きとか食べるのかな… - 10二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 15:10:53
タロ「いやほんとにどこですかここー!!」
大阪です。
タロ「私達ブルーベリー学園にいましたよね!?今全っ然知らない訳わかんないところにいる!」
大阪です。
タロ「というかそうだ!あのなんかヘンな穴に引きずり込まれたんだ!なんなの!?せめて行き先伝えてから私達を連れてってよ!」
じゃあ今言います大阪です。
タロ「これが今巷で話題の異世界転生ってやつ!?そういうのはラノベだけの話であってよ!」
ハルト「た…タロ…落ち着いて…一旦落ち着こう?そんなに騒いでると……あ、ほら…周りの人達に見られてるから……」
タロは今置かれている自分達の状況に激しく動揺、混乱、キャラ崩壊を起こし、その様子を周りの通行人達に見られていることに気づいたハルトは叫ぶタロを宥めようとする。
タロ「こんな状況で落ち着くもなにもないですよ!どーすればいいんですかぁー!」
ざわざわ…ざわざわ…
通行人達が二人の周りに集まり、某ギャンブル漫画作品のごとくざわざわしだす。
ハルト「はわわわわ……(すっごく目立っちゃってる…!)」 - 11二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 15:17:41
色んな意味で新し過ぎるスレだな…(串カツ食いながら)
- 12二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 15:31:36
アルセウス「そうそう、言語は翻訳した状態で聞こえるし話せるようにしてある上に、持っている所持金もこの世界の通貨にしといたから安心してなw」
- 13二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 18:41:44
またお前かァァァ邪神ンンンンン!
- 14二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 18:55:35
- 15二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 19:55:04
ほんまに悲しいお知らせやねんけどづぼらやなくなったからもうふぐの提灯ないねん…
- 16二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 19:56:52
- 17二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 20:32:09
- 18二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 20:42:36
楽しみにしててください👍
- 19二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 22:17:16
その後二人はこの下町を歩きそこで働く人や通行人に話を聞いて周り、3つのことがわかった。
まずここは「大阪市の新世界」という場所であること、地方名は「関西」であること、そしてこの世界にはイッシュやパルデアという地方は存在しないことがわかった。
どれも自分達の知らない情報ばかり。帰る手段だけが見つからず途方に暮れ、気づけば日は完全に落ちて夜になっていた。
- 20二次元好きの匿名さん24/09/23(月) 23:30:44
現在二人は「新世界市場」というシャッター街に来ていた。時刻はもう夜であるためほとんどのお店は閉まっており、天井の明かりが静かに小さく点滅している。その道の端でタロはしゃがみ込んで組んだ腕に顔を突っ伏している。ハルトもそんなタロを見ながら立ち尽くすことしかできずにいた。
タロ「……帰る方法が全然見つからない…もう外も暗くなっちゃった…」
ハルト「……うん…僕達、本当に異世界に来ちゃったんだ」
タロ「…」
グウウウウ…
ハルトにも聞こえるくらいの音がタロのお腹から鳴った。
タロ「…ぐすっ…学校に戻りたい…お家に帰りたい…グランブルちゃん達に会いたい…リーグ部のみんなやパパ達にも会いたいよ…」
静かにそう言葉を溢すタロの目からポロポロと涙が落ち始める。
タロ「ぐすっ……ぐすっ…うううう…お腹…空いた……う…うう……うあああああああああああん…!わああああああああああああ…ん…!」
知らない場所、わからない道、帰れない、空腹という不安と寂しさに押しつぶされたタロはついに泣き出してしまった。
ハルト「あ………タロ…」
どうにかしてあげたい。でもどうすればよいのかわからない。かける言葉が見つからない。ハルトはただ、周りを見渡すことしかできなかった。…だがその時
ハルト「あれは…」
一つ、まだ明かりがついているお店がハルトの目に映る。その店の看板には「串カツ」と書かれていた。 - 21二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 00:45:03
ハルト「串カツ…?スマホロ…あっ、ロトムはいないけどネットは使えるみたいだ。取り敢えず…串カツとは?」
ハルトは自分が見つけた串カツ屋にタロと一緒に入る前にどんな場所なのかを事前に調べる事にした。
スマホロトムはロトムがいないので浮いたりする事は無いがネット機能は生きていたのでハルトは串カツという単語を入力して検索した。
ハルト「一口サイズの揚げ物を串に刺した物…か。ソースは2度漬け禁止…2度漬けって何だろ?まぁいいか。さて…今見つけたお店は…まだ営業時間みたいだ。タロ!」
タロ「ぐすっ…はい?何?」
ハルト「元の世界に帰る手段は見つからなかったけど…空腹を何とかする方法は見つかったよ!取り敢えず、あのお店に入ってみよう!お金は…ほら、いっぱいあるから!」
タロ「ハルトさん……はい!」
必死で自分を励ますハルトにタロは泣くのを止め、ハルトの左手を握りしめ歩き出す。
タロ(気の所為かな…。ハルトさんの手、少しだけ温かいです…//)
心做しか、ハルトの手が少しだけタロには温かく感じたようだ。 - 22二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 07:47:27
- 23二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 10:10:23
これは(恋に)落ちるな…
- 24二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 19:38:43
ほしゅ
- 25二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 22:41:03
このレスは削除されています
- 26二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 22:42:42
ガラガラガラ…
ハルトが店の入り口の引き戸を横に開く。
お店のお姉さん「いらっしゃい!お好きな席へどうぞ!」
二人が中へと入ると、金髪のポニーテールを結び直している店員のお姉さんがはつらつとした声で案内をする。お店の中には会社勤めの中年男性達がビールの入ったジョッキを片手に例の串カツを堪能していた。
ハルト「タロ、どこの席がいい?」
タロ「私は……ハルトさんとなら……どこでも……」
ハルト「えーっとそれなら……あそこの席に座ろ」
少し悩んだ後、ハルトは店の台所が目の前にあるカウンター席を指差しそこの椅子に二人は隣あって座る。タロは串カツ用のソースが入った銀色のケースに貼られている紙を見つけてそこに書かれている注意書きを小さく声に出して読む。
タロ「ソース…二度漬け禁止……」
ハルト「うん。2回漬けちゃダメなんだね」
お店のメニュー表を手に取り串カツの具材の種類を二人で一緒に見る。
ハルト「いろんな種類があるんだなぁ…!タロ、食べたい具は決まった?」
タロ「えっと…それじゃあ……」
二人ともそれぞれ食べたいものを決め、ハルトが店員のお姉さんにメニューの注文をした。 - 27二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 23:02:13
2人は何頼んだんだろ。
ちなみに自分のオススメの具はささみ大葉、アスパラベーコン、紅生姜ですw - 28二次元好きの匿名さん24/09/24(火) 23:37:33
- 29二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:13:56
ハルト・タロ「いただきます!」
スッ…チャプン…ザパッ……ザクッ
ハルト・タロ「っ!美味しいっ!!」
お店のお姉さん「いい食べっぷりだね♪よっぽどお腹空いてたのかい?」
初めて食べる串カツは頬が落ちる程に美味しかった。
思わず涙が出ていたタロを見て、店に入った時に対応していた店員がやってきて声をかけてきたのだ。
タロ「ふぁい…。色々あってご飯食べる暇も無かったので…」
ハルト「此処を見つけてなかったらどうなってた事か…」
お店のお姉さん「そうだったんだ…。ならお腹いっぱい食べな♪それとコレは私からの奢りだよ♪」
コトッ…コトッ…
お店のお姉さんはハルトとタロの前にグラスに入った烏龍茶を置く。
お店のお姉さん「串カツには生ビールが合うけど…2人はお酒が飲める歳じゃないからね。おかわりする時は遠慮なく言いなさい♪」
ハルト・タロ「あ、ありがとうございます!」 - 30二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 00:24:13
ハルト「……ん?コレ…誤植かな?」モグモグ
タロ「何がです?」モグモグ
ハルト「いや…何か串カツの具材の項目にバニラアイスって書いてあるから…普通デザートだよね…って。それに隣にはチョコクッキーなんてのもあるし…」
タロ「……さっきのお姉さんに聞いてみます?」 - 31二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 07:04:22
腹減るスレだな
- 32二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 09:20:29
特に深夜に見たらヤバいかもな
- 33二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 13:29:52
ハルト「すみませーん」
お店のお姉さん「はーい」
ハルトは店の奥へと聞こえるように声を出してお店のお姉さんを呼び出す。
ハルト「あの…串カツの具のメニューにバニラアイスって書かれてるんですけど…これって…」
お店のお姉さん「ああ!バニラアイスの串揚げね」
ハルト「バニラアイスの!?」
タロ「串揚げ!?」
そのワードを聞いた二人は驚愕し思わずそう叫ぶ。
タロ「揚げるんですか!?アイスを!?」
お店のお姉さん「そうだよ!もしかして気になる?甘くて美味しいよ〜?」
……………ゴクリ…
二人は喉で唾を飲み互いに顔を見合わせた後、
ハルト・タロ「お…お願いします…」
お店のお姉さんにバニラアイスの串揚げを注文した。
……それから5分後
お店のお姉さん「はーい!おまちどうさん!これがバニラアイスの串揚げだよ!」
串の先に刺さっている丸い揚げ物がハルトとタロの前の机に置かれた。
タロ「これが…アイスの串揚げ?」
お店のお姉さん「さぁさぁ、食べて食べて♪」
ハルト・タロ「………い…いただきます…」
目の前にある揚げ物を口の中へと運んだその時
……サクッ…ジュワ………
衣のサクッとした食感の後にバニラアイスの甘い香りと味が口の中で溶けて広がる。
ハルト「なにこれ美味しい!」
タロ「衣の軽くてサクサクした食感とバニラのとろける甘みがマッチしてます…♡アイスって揚げるとこんなに美味しくなんですか!?」
お店のお姉さん「ふふん♪美味しいでしょ〜」 - 34二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 17:19:29
ハルト「これ、アカデミーやブルーベリー学園で出たら人気出るかもね…」
タロ「そうですね…特にシアノ校長とかカキツバタとか…」
あまりのバニラアイスの串カツの美味さに思った事を2人で呟いていると、それを聞いていたお店のお姉さんが話に入ってきた。
お店のお姉さん「ん?ブルーベリー学園?それにカキツバタ…?あなた達もしかしてあの歯磨き粉ヘアの子と友達なの?」
ハルト・タロ「んぐっ!?」
まさかこの異世界で聞く事は無いと思われていた名前をお店のお姉さんの口から出た事で飲んでいた烏龍茶が気道に入って噎せるのだった。 - 35二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 23:44:29
タロ「ゲホッゲホッ!」
ハルト「店員のお姉さん、カキツバタのこと知ってるの!?」
お店のお姉さん「私もともとイッシュ地方出身でその子とは同級生だったの。…というか貴方…可愛いカーディガン着てる方。よく見たらその下に着てるやつ、ブルーベリー学園の制服じゃない!…ひょっとして貴方達、異世界から来たかんじ?」
タロ「わかるんですか!?」
お店のお姉さん「ええ、私も同じだから。もしよかったら…貴方達に何があったのか聞かせてくれない?」
ハルト・タロ「……実は…」
二人はお店のお姉さんに自分達に起きたこれまでのことを話した。
お店のお姉さん「……なるほどね…学校のドームでブルレクをしてたらあの穴に吸い込まれて…」
タロ「気がついた時には此処にいたんです…」
お店のお姉さん「……よし!ここで会ったのも何かの縁!貴方達を元の世界に帰れるように協力するよ!」
タロ「本当ですか!?」
ハルト「それじゃあ、あの穴について何か知って…」
お店のお姉さん「あー、いや…実は私もあの穴が何なのか詳しいことはわからないんだ…」
タロ「そ、そうなんですね…」
お店のお姉さん「でも心配しないで!私の知り合いにそういうのに詳しい子がいるの!その子に連絡して協力してもらえるように頼んでみる!」
ハルト「ありがとうございます!あの穴に詳しい…か…どんな人なんだろう」
お店のお姉さん「元の世界に帰れるまで二人ともウチに泊まっていくといいよ!」
ハルト・タロ「……!ありがとうございます!!」
お店のお姉さん「そんなお礼なんていいって〜。私の名前は『ミカミ』。貴方達は?」
ハルト「僕はハルト!」
タロ「私はタロといいます!」
ミカミ「ハルトくんとタロちゃんね!よろしく!」 - 36二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 00:17:59
まさかの店員が元ポケモン世界の人間かよ!
- 37二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 08:28:10
その後二人はお店のお姉さんのミカミに店の2階にある家へと案内される。1階の居酒屋とは雰囲気がガラリと変わり、女の子の清潔で可愛らしいリビングが目に映った。
ミカミ「一つ空いてる部屋があるから、ほらこの部屋。貴方達が使っていいからね」
ハルト「ここが今日から僕達が泊まる部屋なんだ…」
タロ「可愛いお部屋です♪」
ミカミ「ごめんね狭くて…」
ハルト「そんな!僕達を泊めてくれるだけで十分ありがたいんだし、文句なんかこれっぽっちもないよ!」
タロ「そうですよ!それにこの部屋、とっても可愛いしすっごく綺麗じゃないですか!こんなところに泊まれるならむしろ嬉しいくらいです!」
ミカミ「えへへ…そう?それならよかった!お風呂とトイレはリビングのすぐ横のところにあるからね」
ハルト・タロ「はい!ありがとうございます!」
ミカミ「(改めて見ても可愛いな…この二人…)」 - 38二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 13:16:52
二人を部屋に案内した後、ミカミはお風呂でシャワーを浴びていた。
シャァァァァァ…
ミカミ「ふいー……」
キュッ…
ミカミはシャワーを止めてバスタオルを取り自分の髪を拭きはじめる。
ミカミ「………あっ!……そういえばあの部屋…ベッド一つしかないじゃん…」
…………………………………………………………
ハルト「…………」
タロ「…………」
お風呂を済ませ就寝しようとしていた時、二人はある問題に直面していた。
ハルト「ベッド…一つしかないね…」
タロ「そう…ですね…」
ハルト「それじゃあタロがベッド使って!僕は…床とかで寝るからさ!」
タロ「え!?いやいやいや!身体に悪いですよ!それならハルトさんが使ってください!今日一日ハルトさんには助けられてばかりでしたから…」
ハルト「女の子に床に寝させるなんてできないよ!」
タロ「………」
ハルト「ど…どうしようかな…」
しばらく二人の間に沈黙が続く。…が、その時
タロ「じゃあ……二人で寝ませんか?」
ハルト「ふぇ…!?いやそれって…添い寝になっちゃうよ…?」
するとタロはハルトの右手を自信の両手で包み込む。
タロ「……私は…ハルトさんとならいいですよ…それでも…//」
ハルト「タロ…」
タロ「一緒に寝ましょう?ハルトさん…//」 - 39二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 18:07:19
タロ「(添い寝しちゃった…ハルトさんと…//……あったかいな…)」
ハルト「………」
一つのベッド、一枚の毛布の中で二人は横になっている。
タロ「(こんなにドキドキしてるのに…すごく緊張してるはずなのに……ハルトさんの温もり…とっても落ち着く…//)」
ハルト「………//」
タロ「…ねえ、ハルトさん」
ハルト「……なに?」
タロ「私、此処に来てからずっと不安感でいっぱいで…今こうして寝る場所が見つかってもまだ不安が消えないんです…」
ハルト「……そうだよね…いきなり知らない場所にいたらそうなっちゃうのも無理ないよ…」
タロ「でも…ハルトさんといれば怖さも、不安も和らぐんです…。この街を歩けたのも、このお店を見つけられたのもハルトさんのおかげです。ありがとうございます」
ハルト「それは僕のほうこそだよ。僕一人だったら心細くて身動き出来なかったかも…。タロと一緒だから歩きだす勇気を出せた。ありがとう、タロ」
タロ「……//」
ハルト「えへへ…なんだか恥ずかしくなってきちゃった…//」
二人は互いに顔を向けて顔を赤らめる。
タロ「えっと…散々助けてもらっている身で我儘だと思うんですけど…ハルトさんにお願いがあるんです。」
ハルト「お願い?いいよ。僕にできることならなんでも言って」
タロ「私の手を握って…くれませんか?」 - 40二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 18:22:49
- 41二次元好きの匿名さん24/09/26(木) 20:41:50
エンダァァァァァァァァァァァァァ!!
- 42二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 00:08:32
ミカミ「ハルトくんとタロちゃん。出来てたんだぁ//」←心配で見に来た
- 43二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 06:09:15
かわいいやないか
- 44二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 12:41:19
タロ「………ん…」
時刻は朝。窓から差し込む日の光でだんだんと意識が覚めていく。
タロ「朝…」
まぶたが開きぼんやりとした視界の中、はじめに目に映ったのは自分と向かい合い優しく微笑むハルトの顔だった。
昨夜重ねた両手は繋がれたままである。
ハルト「あ、起きた」
タロ「ハルトさん…」
ハルト「おはよう、タロ」
タロ「ふぁ〜……はい、おはようございます。ハルトさん」
上半身を起こして両腕を上に伸ばしながら欠伸をした後、二人はベッドから降りる。
タロ「ミカミさん、おはようござ……」
着替えが終わりリビングにいるミカミに挨拶をしようとするタロとハルトだったが、そのミカミはスマホを右耳に当てて誰かと通話をしていた。 - 45二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 13:24:06
???「ここ最近…あの異形達の目撃情報が増えてる気がする。私のペンのストックが一本減ってたし…誰かが拾って悪用してたり…」
〜♪
???「ん?着信?……もしもし」
ミカミ『あ、出た出た!タケモン、久しぶり!」
???「ミカミか。君からかけてくるなんて珍しいな。それで?私に何か用?」
ミカミ『君もなんだけど……ねえ、今そっちにルイくんっている?』
???「ああ、いるけど…まさかまたゲートが出たのか?」
ミカミ『そうなの!それでね?私のところに異世界から迷い込んだって子達が来てさ…」
???「ふむ…ゲート関連の事件も最近増えたな…。その子達の人数と特徴は?」
ミカミ『人数は二人。一人は頭に可愛い癖っ毛がある茶髪の男の子。もう一人は薄紫って感じの髪でピンク色のカーディガンを着た女の子だよ』
???「あー………全部察した」
ミカミ『…?察した?どういうこと?』
???「いや、こっちの話だ。ゲートの件だな。わかった…すぐにルイと一緒にそっちに向かうよ。」
ミカミ『うん、待ってるねー♪』
ブツッ……ツーツーツー
???「………。まーたなんかに巻き込まれてるよ…あの二人…」 - 46二次元好きの匿名さん24/09/27(金) 23:49:19
タロ「あの…ミカミさん…」
ミカミ「…!おっとごめんね!さっきまで電話してて…」
ハルト「誰と電話してたの?」
ミカミ「昨日話した異世界への穴について詳しく知ってる人物だよ。多分今日の夜くらいにくると思う」
ハルト「今日の夜って…結構遠いところにいるってことですよね」
ミカミ「うん…そうだね。あの子「達」はいろんなところへ冒険しに行ってるから」 - 47二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 08:04:03
タロ「達…?一人だけじゃないんですか?」
ミカミ「まあね…。人じゃないけど……」
ハルト「へ?」 - 48二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 17:32:33
???「さて…そろそろ着くな…」
- 49二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:20:46
それから数時間後
ミカミ「むむむむむ……これだ!……うげ…!(ババ引いた!)」
タロ「ふふ…♪」
ハルト、ミカミ、タロの三人は夜までの退屈しのぎにトランプでババ抜きをして遊んでいた。
ミカミ「さ、さあ…!今度はハルトくんの番だよ!」
ハルト「はい(ミカミさんって結構顔に出やすいんだなあ…)」
ピンポーン
ハルトがミカミの手札を引こうとした時、リビングにインターホンの呼び出し音が鳴り渡った。
ミカミ「お?もしや…ひょっとしてひょっとして!?」
ハルト「来たんですか?」
ミカミ「二人とも、一階にGOだよ!」
リビングを出た廊下の右にある階段を駆け降りるミカミに続いてハルトとタロも居酒屋になっている一階へ降りる。
ミカミ「はいはーい!」
外への出入り口の引き戸をミカミは元気に開く。
???「お、でたな」
謎の少年「お待たせしましたミカミさん」
外で立っていたのは薄桃色の髪の少年でその隣には赤と黒を基調としたスマホロトムらしきものが浮いていた。
タロ「この人がミカミさんの知り合い…」
ミカミ「ルイくん!タケモン!よく来てくれたね!」
???「んん?…ほほーん…」ズイッ
ハルト・タロ「っ!?」
そのスマホロトムらしきものはハルトとタロを見るなり顔を急接近させる。
???「君たちだね。あのゲートに巻き込まれたというのは」
タロ「は、はい…そうです…」
謎の少年「ほらタケモン…困ってるでしょ」
???「それはどうも失敬」
謎の少年「えっと…ごめんね、驚かせて…僕は「ルイ」。そしてこのスマホロトムが…」
???「「タケモン」というものだ」
ルイ「よろしくね」 - 50二次元好きの匿名さん24/09/28(土) 23:38:32
スマホロトムがなかなかに怪しいw
- 51二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 09:03:04
ハルト「僕はハルト」
タロ「た、タロです…よろしくおねがいします…ルイさん、タケモンさん」
ハルトはごく平然としているが、タロはどこか緊張した様子でルイとタケモンに挨拶をする。
ミカミ「それで…この子達元の世界に帰れなくて困ってるんだ。力貸してあげて!」
ルイ「任せてください」
タケモン「すでに異世界へのアクセスは済ませた。此処のどこかに帰りのゲートが出現する」
タロ「それじゃあ今から帰れるってことですか!?」
タケモン「いや…今すぐは帰れない。ゲートの出現には時間がかかるからね」
タロ「そう…なんですか……」
薄桃色のカーディガンを羽織った肩ががっくりと下がる。
ハルト「ゲートはいつ現れるの?」
タケモン「最低でも3日……長くて2週間以上はかかる」
ハルト「そんなに…」
タケモン「それにあのゲートには厄介なシステムがあってね…」
タロ「厄介なシステム?」
ルイ「本来、次元を越えて別世界を行き来することはあまり良くないことなんだよ。そこにいるはずのない存在が迷い込むことで世界の歴史を大きく捻じ曲げる恐れがあるから」
タケモン「そこで、自由に異世界を渡らせないためにゲートの前には「門番」が現れる。そいつをバトルで倒さないと君達は帰れない」
ハルト「門番……バトルってことはそれってもしかしてポケモン?それともトレーナー?」
タケモン「ああ、非常に強力なポケモンが立ちはだかってくる」 - 52二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 18:55:03
このレスは削除されています
- 53二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 19:16:00
ミカミ「門番ねぇ……確かに最大の問題はそこだよね…」
両腕を組み首を傾げながらミカミは悩ましげに顔を顰める。
タロ「ミカミさんは見たことあるんですか?」
ミカミ「うん。なんなら戦ったこともあるし。おっそろしく強いんだよー?」
タケモン「ところで君達は今手持ちのポケモンを所持しているか?」
すると二人は顔に困った表情を浮かべ
ハルト「あー…」
タロ「それが…」
腰の後ろに片手を回し一つのモンスターボールを取り出した。
ハルト「マスカーニャしかいないんだ…」
タロ「私もグランブルちゃんしか連れてません…私達二人、他の子達を元の世界にお留守番させちゃって…」
タケモン「ふむ…いないわけではないか。ま、1匹づつでも問題はないだろう。ルイがいることだし。」
ミカミ「安心して二人とも!なんたってこのルイくんは超強いポケモントレーナーなんだから!」
ルイ「あはは…ちょっと大袈裟ですよ…」
ミカミ「いやいや大袈裟なんかじゃないって!」
タケモン「だって君、父親がイッシュのチャンピ……おっと…ここでは言わないほうがいいか」
ハルト・タロ「………へぇ…強いんだ…」
照れくさそうに指先で頬をかくルイを前に二人は闘争心をくすぐられ思わず口角が少しだけ上がる。
ルイ「…?二人ともどうしたの?顔をにやけさせて…」
そうルイが声をかけると二人とも正気を取り戻す。
タロ「はっ…!いけないいけない…!私ったら…」
ハルト「思わずバトルを仕掛けるところだった…」
ルイ「?」 - 54二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 00:19:53
タケモン「さて…君達、ゲートが現れるまではどうするんだ?」
タロ「どうしましょうか…」
ハルト「んー…」
二人は先程のミカミのように顔を顰め考え込む。
ミカミ「だったらさ!ハルトくんとタロちゃんで大阪の新世界で遊んできなよ!」
ハルト「……異世界の街で…」
タロ「遊ぶ…」
ミカミ「そうそう!せっかく此処に来たんだし!どうせ時間はあるし!楽しまなきゃ損でしょ!ルイくん、タケモン!明日この二人に新世界を案内してあげてよ」
タケモン「君は行かないのか?」
ミカミ「私はお店があるからね…」
ハルト「確かに…」
タロ「私達は他にやることないですしね…」
ルイ「わかりました。それじゃあ明日は…」
タケモン「この二人のナビだな」 - 55二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 07:10:56
ルイ「では明日、ここに集合で」
それからルイとタケモンは一度ハルト達と別れ、夜は過ぎ朝がやってきた。そして皆は再び、ミカミの居酒屋の出入り口前に集まっていた。
ミカミ「それじゃみんな、楽しんでいってらっしゃい!」
ハルト・タロ「いってきます!」 - 56二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 13:12:07
このレスは削除されています
- 57二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 15:22:10
どうも、スレ主です。
ここからはハルトとタロの「自由探索パート」となります。
今このスレを見てくださっている皆さんに大阪の面白いスポット、グルメ、SSなどを書き込んでいただけるととても嬉しいです。
ハルトとタロに天下の台所を満喫させてあげましょう。 - 58二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 22:41:06
現在、〇〇ポケモン製作中…
- 59二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 07:18:11
タケモン「そうだ、一つ言い忘れたことがある」
ハルト・タロ「?」
タケモン「もう気づいているかもしれないがこの世界にもポケモンは生息している」
ハルト「そういえば確かに…」
二人は新世界の周りをキョロキョロと見渡す。
すると目に映ったのはお店の手伝いをしていたり道の中を楽しそうに歩いていたりするポケモン達の姿だ。
タロ「本当ですね…此処に来たばかりはパニックになってて気づきませんでしたが普通にポケモンが暮らしてます…」 - 60二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 17:16:05
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- 61二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 01:33:48
ハルト「ねえルイ」
ルイ「ん?」
ハルト「そのスマホ、すごいよね」
ルイ「スマホ?タケモンのこと?」
ハルト「そうそう」
タロ「確かに…ロトムがこんな気さくに喋れるようになる機能のスマホなんて私達の世界にはありませんからね…」
するとルイとタケモンは少し沈黙した後
ルイ「いや…僕のスマホにそんな機能はないよ?」
ハルト「え?で…でも…」
タケモン「私は自分の意志で話をしているだけだ」
タロ「へ!?そ、それじゃあもしかして…」
ハルト「ロトム自身が人間みたいに会話できるってこと!?」
タケモン「そうだけど?それがどうし…」
ハルト「すごい!すごいっ!そんなロトム聞いたことも見たこともないよ!」ズイッ
タケモン「そ…そう?」
ハルト「ねえねえ!どうやって喋ってるの!?声帯とかどうなってるの!?」
タケモン「さあ…自分でもそこまでは…」
ハルト「あ、もしかしてテレパシーとか!?それとも、でんきタイプだから音の周波を操って人間の声を模してたり!?」ズイッズイッ
目を輝かせ好奇心、興味のままにハルトはタケモンに質問攻めをはじめる。
タケモン「グイグイくるね君」
タロ「ハルトさんは生粋のポケモン大好き屋さんですからね♪」 - 62二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 01:42:32
ほしゅ
- 63二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 08:28:19
大阪「新世界」
大阪市南部に位置するディープな世界観の繁華街。
その道にはさまざまな飲食店が立ち並び歩く観光客や地元の住民達で賑わっている。
有名なのは大阪の景色を展望できる塔「通天閣」やB級グルメのお店が揃う商店街「ジャンジャン通り」、そして 普段では食べられない魚の料理を楽しめる料理店の看板『ふぐの提灯』など - 64二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 08:45:58
タケモン「……」
ハルト、タロ、ルイの三人が話を弾ませながら新世界の奥へと歩こうとした時、ふとタケモンが「あるもの」の前で止まる。
ルイ「? タケモン?どうしたの?」
タケモン「いや…あれ…」
ハルト・タロ・ルイ「?」
三人はタケモンが見つめる上の方に目を向ける。そこには大きな「ふぐの提灯」が浮かんでいた。
ハルト「おっきいな…あれ…」
ルイ「あれはふぐの提灯っていう料理店の看板だよ。ここ、新世界のシンボル的なものでもあるんだ」
タロ「へぇ〜…」
タケモン「おかしい…」
ルイ「え?」
タロ「何がおかしいんですか?」
タケモン「この看板は「づぼらや」という魚料理店のものだ」
ルイ「それがどうかしたの?」
タケモン「あの店はある感染症の流行りの影響で臨時休業して後に営業再開を断念…3年程前に閉店した。そしてそれと同時にこの ふぐの提灯も撤去されたはず…」
ハルト「え…?じゃ…じゃあ……」
タケモン「そう…ならなんでその無くなったはずのものが今、私達の目の前にあるんだ…?」 - 65二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 17:21:32
ほしゅ
- 66二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 22:07:13
- 67二次元好きの匿名さん24/10/02(水) 23:36:47
どーいう事だぁ!?
- 68二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 09:03:37
- 69二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 12:36:20
浮いてるって事はとくせいはふゆうになったのかな
- 70二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 18:41:08
- 71二次元好きの匿名さん24/10/03(木) 23:49:12
「ユニークリージョン」
各地域によって通常より姿をユニークに変化させたリージョンフォルムのポケモン。ハルト達の世界ではその姿を確認することは決してできない。
中でも「オオサカリージョン」といわれるポケモンは「擬態」に優れているものが多い。
このスレでは大阪を知っている人が「あれ?」と思うような要素が稀にある。それはひょっとするとオオサカリージョンのポケモンが化けているという印かも。
- 72二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 08:28:32
- 73二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 09:26:19
タケモン「さてどこから周ろうか」
- 74二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 11:22:05
この調子だと食い倒れ太郎やグリコのあの男を模したオオサカリージョンもいそうw
- 75二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 18:35:53
タケモン「君達、どこか気になるところはあるかな?もしくは食べたいものとか」
タロ「はい!私、甘いものが食べたいです!」
はつらつとした声でタロは左手をまっすぐ上に伸ばしタケモンにリクエストする。
タケモン「OK、元気でよろしい。それなら面白い甘味がある」 - 76二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:47:08
- 77二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:58:19
ハルト「にしても…」モグモグ
タロ「辺りを見れば…」モグモグ
ルイ「ポケモンが普通に人と共存してるよねぇ」モグモグ
ハルト「あのタコヤキ屋…だっけ。あのお店にも…」
鉢巻を巻いたオクタン「オック!」ヒュンヒュン(たこ焼きを目にも止まらぬスピードで量産している)
タロ「ポケモンが普通に料理を作ってますね…」
ルイ「あのたこ焼き屋のオクタン…確か名前はタイショーだっけ。店長がテッポウオの頃に育ててたらしいけど進化してからはあんな風に店長さんの手伝いをして…いつからかもう1人…いや、1匹の店長と言われてる程なんだよ」
ハルト&タロ「ポ、ポケモンが店長…?凄い…」 - 78二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 09:47:00
よしいいぞ
この調子でハルトとタロに グルメなあかし をつけるんだ - 79二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 16:02:18
ハルト「……っ!?」
タロ「どうしたんです?いきなり目を見開いて…あっ!」
ルイ「あぁ…あの子が来たのか。バリヤードが進化したオオサカリージョン…バリタタクが」
ハルト・タロ「バ、バリタタク…?」
バリタタク「バリバリーッ!!」(ドラムを小刻みに叩いている)
タケモン「食い倒れ太郎を元にしたのかガラルにいるバリコオルとはまた違う進化をしたんだ。確かフェアリー・ほのおタイプの」
ハルト「僕の育った所のとは違ってバリコオルの弱点突いてるのか…」 - 80二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 22:27:29
- 81二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 09:42:26
ポケモン図鑑『バリタタク オオサカのすがた フェアリー・ほのおタイプ。赤と白のしましま模様の四肢は立ちっぱなしで日々お腹についているドラムを叩き続けてきたため筋肉が発達している。」
ハルト「へえ…!面白いなあ…!✨タイプも結構珍しいかも!」シャッ シャッ
またしても目を輝かせるハルトはバリタタクのまわりを俊敏に見えるほどの動きで観察をしだした。
バリタタク「バリーリ」タタタタッ タタタタッ
ハルト「なるほどね…お腹のドラムは変異したお腹なんだ…!あ!ドラムのスティックも手から生えてるんだね!身体の一部が楽器になっているバリヤードの進化系なんて…!住んでいる世界が違うとここまで変わるんだ…!はわわあ…ポケモンって本当に奥が深いなあ…!✨」
タケモン「すごいな…この短時間でバリタタクの特徴を分析するとは。余程彼はポケモンにお熱なんだねえ」
タロ「ふふっ♪ポケモンのことならどんなことでも全力で向き合う…そこがハルトさんのいいところです」 - 82二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 14:15:07
ルイ「ちなみに…」ゴソゴソ
タロ「?」
ルイ「大阪以外でもコレを1部のポケモンに持たせてレベルアップさせるとオオサカリージョンになるんだ」
タロ「な、なんですか?この…赤ちゃんっぽい顔…というかバリタタクの後ろにある石像と同じ顔した石は」
ルイがタロに見せたのは…バリタタクの後ろにある不思議な像の顔によく似た小さな石。
初めて見る石にタロは困惑しながらも何かとルイに質問するのだった。
ルイ「これはビリケンの石。この大阪の神様をモチーフにした石だよ」
タロ「か、神様の…!成程、オオサカリージョンに進化するのも納得です!」
ルイ「ちなみにコレ、お土産屋で500円位で売られてるし進化しても消費される事の無いから1個あれば無くしたり壊れたりしない限り効力があるよ」
タロ「神様なのに随分と大安売りされてますね!?」 - 83二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 22:33:58
この後軽く飯テロ注意(い ま さ ら)
- 84二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 08:08:09
その後、場から去って行くバリタタクを見送ったハルト達は此処に来て2日目の夕食を食べるためにある飲食店に足を運んだ。
バリタタクと出会った時にはもう日が沈みかけていたので時刻はすっかり夜になっていた。
ハルト達が飲食店に入ると何かがジュウウウと焼ける音と焼けてソースの香ばしい香りが耳と鼻をくすぐる。
テーブルに座れば目の前には黒い大きな鉄板が広がっていた。
本日の夕飯:『お好み焼き』
ルイ「さあ焼けたよ」
キャベツやお肉などを盛り付けた生地が焼き上がりルイはそれを銀色のヘラで三角形に切り分けハルトとタロのお皿に乗せていく。
ハルト「わあああ…✨」
タロ「これがお好み焼きですか…!」
タケモン「ささ、食べなされ食べなされ」
ハルト、タロ「いただきます!」
二人はお好み焼きを箸で掴み口の中へ運んだ。
タロ「んむ…!ん〜〜〜〜〜!♡」
ハルト「美味しい〜〜!♡」 - 85二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 18:00:53
お腹減ってきた…
- 86二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 19:04:44
このレスは削除されています
- 87二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 00:06:50
- 88二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 00:25:10
ルイ「ポケモンにも人気なんだよね。この世界の料理って」
タロ「そうなんですか…!(あ、あーんって…マスカーニャちゃんが羨ましい!)」
カタカタカタカタ…
ルイ「ねぇ、タロちゃんのネストボールも動いてるけど?」
タロ「………あっ!」
- 89二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 07:38:59
ほしゅ
- 90二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 13:12:57
- 91二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 22:26:07
ルイ「うーん♪やっぱりお好み焼きにはご飯が欠かせないなぁ♪」
ハルト・タロ「えっ…。お好み焼き(炭水化物)をおかずにご飯(炭水化物)を…!?」
ルイ「そんなに変かな?焼きそばパンやナポリタンドッグも似たような物じゃん」
ハルト「なるほど…(ペパーに頼んだら作ってくれそうだ)」
タロ(ふ、太りそうだけど…なんか美味しそう…)
マスカーニャ・グランブル「?」 - 92二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 06:35:00
保守
- 93二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 10:50:30
この世界じゃよくある光景だな
- 94二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:25:39
焼きそばとか頼むのかな
- 95二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:43:17
タロ「ハルトさんハルトさん」
メニュー表を開きある項目を見つけたタロがハルトの肩をぽんぽんと叩き名前を呼ぶ。
ハルト「どうしたの?」
タロ「見てくださいこれ…」
ハルト「…何これ…「デザートもんじゃ」?」
そのあまりにも珍妙なワードに二人の頭に❓が浮かび上がる。
タケモン「お、そいつに目をつけたか。食べてみるかい?」
ハルト・タロ「……食べます…!」
二人はお店の人を呼びメニューの中で一際異彩を放つ「スイーツもんじゃ」なるものを注文した。 - 96二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 23:01:34
育ち盛りには物足りないからもんじゃ焼きやるかなと思ったら予想の斜め上が来たな…。
動画でデザートもんじゃ調べたが…凄い変わり種だった… - 97二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 23:33:51
注文してから数分後
タケモン「きたよ」
ハルトとタロの前に甘いものが詰められたパフェのようなカップが置かれる。ハルトのは餡子や餅、そして抹茶の粉が乗っており、タロの方には様々なフルーツが盛り付けられている。
タロ「へえ〜!これがデザートもんじゃですか!美味しそうです♪」
ハルト「不思議な名前だけど…普通にパフェみたいだね」
タロ「それじゃあ早速…」
ハルト・タロ「いただき……」
タケモン「あー待って待って。それはそのまま食べるものじゃあないんだ」
スプーンを手に実食しようとした二人にタケモンがストップをかける。
ハルト・タロ「え?」
するとルイが銀色のヘラを手元に用意すると二人のカップをひょいと持ち上げ
ルイ「えい」
ドジュウウウウウウウウウ
それをひっくり返し中のスイーツを黒い鉄板の上に乗せて焼きはじめた。
ハルト・タロ「ええええええ!?」
二人はルイの思わぬ行動に驚愕の声を上げる。
タロ「なにしてるんですか!?」
ルイ「なにって…焼いてるんだよ」
ハルト「いやそれはわかるんだけど…」
タケモン「まあ困惑するのも無理はない。特に異世界の人間からすればね。このスイーツもんじゃはカップの中に生地が詰められていてそれをトッピングされたスイーツごと鉄板に乗せる…要するにパフェを焼いて食べるデザートなのさ」
タロ「パフェを焼く!?」 - 98二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 00:18:24
ハルトとタロが驚愕する一方、別の席では…
???「むーがぅ♪」キイィン…
客A「おぉっ…。いつ見てもカミちゃんの焼き方は見ていて面白いな!」
客B「ヘラだけが動いてお好み焼きを焼いてくれるからね…。まるでポルターガイストみたいな」
カミちゃん「がぅむぅ♪」
店長「北海道とかで見かけるムウマってのには似てるけど…この子は否定してるから別物なのは間違いないけど…いったいなんて名前なんだろな。まっ、可愛いし店を手伝ってくれてるから気にしなくていいか」 - 99二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 08:30:20
ルイ「さあ、焼けたよ!」
ヘラで鉄板の上の生地を切り分けルイはそれぞれのお皿に乗せて行く。
ハルト・タロ「い…いただきます…」
二人はスプーンでもんじゃをすくい口に運ぶ。
パクッ
ハルト・タロ「〜〜〜〜!美味しい!」
生地のカリカリふわふわとした食感とスイーツの甘みが二人の口へと運ぶスプーンの手を加速させる。
タロ「焼き上がった生地の食感…フルーツのジューシーな甘み…!たまりませんよー!♡」
ハルト「あんこと抹茶が程よい甘みと渋さでおもちもトロトロ…♡」 - 100二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 19:12:45
保守
- 101二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 19:17:11
マスカーニャ「ウニャー」
ハルト「マスカーニャも食べるよね。はい、あーん」
マスカーニャ「ニャー……ムっ……」
タロ「グランブルちゃんも♪あーん」
グランブル「ンガー…」
マスカーニャ「ンニャ〜♡」
グランブル「ブルール♡」
ハルト「タロのはフルーツなんだね」
タロ「はい。果肉がジュワッとしててとっても甘いです♡ハルトさんのは「ぜんざい」ってやつですよね」
ハルト「うん!おもちがとろけて美味しいよ!」
タロ「へえ…そっちも気になるな〜…」
ハルト「じゃあ…」
するとハルトは自分のデザートもんじゃを一口分スプーンですくいあげタロの口元へ近づけていく。
ハルト「はいタロ、あーん」
タロ「ふえええ!?///」
予期せぬハルトからの裾分けにタロは顔を赤らめて取り乱す。
タロ「は、はは、は、ハルトさん!?」
ハルト「? どうしたの?そんなに慌てふためいて…」
タロ「え……えっと…あ、あーんは…その…//」
ハルト「あ、もしかして…嫌…だったかな…」
眉を下げて不安げそうな表情を浮かべたハルトが上目遣いでタロを見つめる。
タロ「……っ!そ、そんなことないです!食べたいです!食べさせてください!//」
ハルト「そっか!それならよかった!」
タロの言葉にハルトは安堵したのか一気に表情が晴れて満面の笑顔を見せる。
ハルト「はい、あーん♪」
タロ「あ…あーん//」
右手で持たれたハルトのスプーンをタロは一口で咥えた。
ハルト「どう?美味しいでしょ!」
タロ「はい…甘くて美味しいです…//」
心と口の中が幸せでいっぱいになるタロなのであった。 - 102二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 19:46:29
かわいい♡
- 103二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 23:48:05
ルイ「(……もしかしてタロちゃんって…ハルトくんのことが…?)」
- 104二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 09:30:35
ルイ「ねえ、タロちゃんって周りからかわいいって褒められるでしょ」
タロ「あー…そうですね。よく言われます」
ハルト「タロは学園のアイドルだもんね」
ルイ「アイドルか……確かに、昔の母さんに似てるかも」
タロ「ルイさんのお母さんに?」
ルイ「うん。僕の母さん、昔アイドルやってたんだ。今は女優だけど」
ハルト「そうなんだ!」
タケモン「父親の方も俳優やってるし、ルイの両親はイッシュから世界をかける有名人だからねぇ」
タロ「え!すごい…」
ルイ「ハルトくんとタロちゃんのご両親はどんな人なの?」
タロ「私のパパは鉱山企業の社長です」
ハルト「社長兼ホドモエシティのジムリーダー「ヤーコン」さんだよね」
ルイ「そうなの!?…全然雰囲気が似てない…」
タロ「あはは…それもよく言われます…」
ルイ「じゃあじゃあ、ハルトくんは?」
ハルト「僕はお母さんは主婦、お父さんは冒険家で世界中を旅してるよ」
ルイ「ヘー!冒険家か〜…」
タケモン「へんなお宝持って帰ってきたり?」
ハルト「うん…そうなんだよね…。でもよくわかったね。僕、お父さんのことタケモンに話してなかったよね?」
タケモン「なんとなくだよ。なんとなく答えてみただけさ」 - 105二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 19:55:33
さてさて後半に入りますかね
- 106二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 00:50:24
ルイの母親ってまさかあの子!?
- 107二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 10:06:24
保守
- 108二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 16:33:30
そういやハルタロが店に帰る時、ルイも一緒に泊まるのかな?
- 109二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 00:05:09
この物語に登場するトレーナーのポケモン
ハルト
マスカーニャ Lv:80
旅の始まりから共に戦ってきたパートナー。これからもこの先も、ずっと一緒。
タロ
グランブル Lv:80
いけると思うならどこまでも、やれると思うならいつまでも。可愛いはどこまでいっても最強でやめられない。
ルイ
クチート Lv:74
ミカルゲ Lv:75
カビゴン Lv:75
トゲキッス Lv:77
ドサイドン Lv:78
ジャローダ Lv:80
パートナーのジャローダは父親からもらったタマゴから孵った。メガシンカやテラスタルとは異なる不思議な力を秘めているらしい。 - 110二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 03:22:53
お好み焼きを食べ終え、ミカミの店へ帰る道中…
ハルト「………(この2日間美味しい物食べてきたけど…。学園定食が懐かしいな…特にメインの…)うどんが食べたい」
タロ「うどん?」
ルイ「いきなり明日のお昼ご飯のリクエスト?」
ハルト「え?口に出てた?」
タロ・ルイ・タケモン「うん。はっきりと」
ハルト「………///」
タロ・ルイ(かわいい) - 111二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 11:21:06
ガラガラガラと引き戸が開く音が聞こえる。階段を降りて玄関へ向かうとそこには楽しげな表情を浮かべながら帰ってきた二人の少年と少女がいた。
ハルト・タロ「ただいま!」
ミカミ「おかえり二人とも!あれ、ルイくんとタケモンは?」
ハルト「ルイ達ならもう宿に戻るって」
ミカミ「えー!?うちに来ればいいのに…」
ふてくされた顔を浮かべながらミカミはそう呟いた。
ミカミ「ま、いいや。明日強引に誘ってやろ!」
タロ「(ミカミさんって強いなー…)」
ミカミ「それで、新世界はどうだった!?」
タロ「すっごく楽しかったです!」
ハルト「新しい出会いがたくさんあったんだ!」
ミカミ「いいね!その話、二人がお風呂を済ませたら詳しく聞かせてよ!」 - 112二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 20:25:28
タロ「そういやスマホはロトムは入っていないけど問題なく動くんでした。うどんを調べてみようかな?」
ミカミ「タロちゃん。多分ブルーベリー学園のアレを食べたの前提で言うけど…この大阪…いや、関西圏のうどんを見たら驚くと思うよ」
タロ「?………あ、出てきました…ね?」
ミカミ「でしょ?なんせ…」
タロ「学園のうどんより…スープが透き通ってる…?」
ミカミ「ちなみに唐揚げとかもやしはのってないけど…東京とかの関東圏だとブルーベリー学園のうどんスープみたいな感じになるの。不思議でしょ?」 - 113二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 23:31:56
じゃあハルトとタロには次キツネうどんをキメていただくとしよう
- 114二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 09:55:18
保守
- 115二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 10:58:16
ハルトがお風呂に入っている間、タロとミカミは2階のリビングであることについて話し合っていた
ミカミ「ねえタロちゃん、タロちゃんとハルトくんってカップルなの?」
タロ「ふえええ!?/// な、ななな、なぜいきなりそんなこと…!//」
突然のミカミからの質問にタロは顔を真っ赤にして慌てふためく様子を見せる。
ミカミ「あ…ごめんね、急にこんなこと聞いて。この前の夜にハルトくんとタロちゃんが手を繋ぎあって寝てたじゃない?だからもしかしてそういう関係なのかなーって」
タロ「み…見られてたんですか…//」
ミカミ「うん…ごめん。それで、あの子とは恋人同士なの?」
タロ「…いえ、お付き合いは…してないです。ハルトさんとはただのお友達で…」
ミカミ「ふーん…本当にそう思ってるの?」
タロ「…!///」
ミカミ「だってあんなにくっつき合ってて、普通ただの友達だと思ってるならあんなことしないでしょ」
タロ「…//」
ミカミ「もうはっきり言うよ?タロちゃんさ…ハルトくんのこと好きでしょ。友達とかじゃなくて、本気のラブ」
タロ「……はい…好きです// お友達としても、一人の男の子としても、私はハルトさんのことが…大好きです…//」
ミカミ「ふふ〜ん…それなら〜、ハルトくんを好きになったキッカケはなにかな〜?」ニヤニヤ
タロ「う…//そうやって揶揄うの…よくないと思います…」
するとタロは一度小さく息を吸ったあと口を開き語り始めた。
タロ「ハルトさんは…私を受け入れてくれたんです。嘘偽りのない「本当の私」を」 - 116二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 13:57:11
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- 117二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 14:03:09
タロ「私、小さい頃から可愛いポケモンが大好きで、パパやメイドの人達とポケモンを愛でて魅力を語り合うのが何よりの楽しみでした。」
ミカミ「め、メイド…?タロちゃんのお家って…」
タロ「私のパパ、鉱山企業の社長なんです」
ミカミ「えっ…!?お嬢様だったんだ…!」
タロ「はい。それで…学校のクラスメイトともポケモンについてお話がしたいと思って周りのお友達の輪に入ろうとしました。ですが…私は好きなポケモンのことになると熱が入って喋りすぎちゃう癖があって、次第に周りの子達はみんな私を避けていったんです」
ミカミ「……!」
タロ「それからブルーベリー学園に入学した後は自分を清楚で真面目な生徒として振る舞って気持ちを抑えるようになりました。その結果、周りは私を慕うようになって友達もできた…けど、それでポケモンの話題をあげれたとしても気持ちを昂らせちゃいけない。そうすればまた、みんな私を避けていっちゃうから」
ミカミ「……」
タロ「男の子達からは何度も告白されました。もれなく全員断りましたけど」
ミカミ「それは…みんな本当のタロを知らないから?」
タロ「…ミカミさんって意外と勘が鋭いところありますよね」
ミカミ「意外とは余計じゃない?」
タロ「あ…すみません…。……ミカミさんの言う通りです。男の子…というか周りのみんなそう。みんなが見ているのは上っ面の自分だけ。…本当の自分でいられるのはいつも一人の時か自分の家族とポケモンの前だけでした。皮肉な話ですよね…周りから避けられないようにするために仮面を被ったのに、気づいたら自分が避ける側になっていたなんて」
ミカミ「タロちゃん…」
タロ「そんな日々を学園で過ごしてて…だんだん『私は何やってんるんだろ』って真面目な自分を演じる理由がわからなくなっていきました。……だけどそんなある日、あの子がやってきたんです」 - 118二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 15:54:32
ミカミ「あの子っていうのは…ハルトくん?」
タロ「はい。ハルトさんはグレープアカデミーというパルデア地方にある学園の生徒で、ブルーベリー学園に交換留学でやってきたんです。私とハルトさんはその時に出会いました」
ミカミ「へえ…!交換留学…」
タロ「それからは私もみんなもあの子には驚かされてばかりでしたよ。留学してきて早々にリーグ部の四天王と当時のチャンピオンを倒して最強の座に立っちゃったんですから」
ミカミ「えええ!?交換留学生がリーグ部の上位全員倒したの!?……まさか、カキツバタくんも…?」
タロ「ええ、完敗だったみたいですよ」
ミカミ「うそ…!あの最強のカキツバタくんを…!?ハルトくんってそんなに凄いんだ…。でもさっきの話を聞く限り、それとタロちゃんが恋に堕ちる理由とどういう関係が…」
タロ「出会ったばかりの頃はハルトさんに恋愛感情なんて抱いてませんでした。…でも、その後しばらく交流を深めてハルトさんの強さの理由が少しづつわかっていったんです」
ミカミ「強さの理由?」
タロ「ハルトさんは誰よりもポケモンが大好きな男の子でした。たくさんポケモンと出会って、一緒に戦って、研究して、冒険して、絆を結んで深め成長していく。ポケモンと触れ合っている時のハルトさんの目はすごく輝いてて楽しそうにしていました。もちろん、そのことを誰かと語り合うときも…好きなことに対して楽しく全力で向き合う!それがハルトさんの強さなんです」
ミカミ「あ……もしかして…」
タロ「ふふ♪ここまで言えばもうわかっちゃいますよね」 - 119二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 21:02:08
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- 120二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 21:04:54
これはハルトとタロが大阪に迷い込む前、キタカミで起きた幻のポケモン「モモワロウ」による事件を解決して一ヶ月がたった時のこと。
この日ハルトはタロとポケモンバトルをし、その後リーグ部の部室で会話をしていた。
タロ『ハルトさん!ポケモンちゃん達、今日もとーっても可愛かったですよね!』
ハルト『うん!可愛かった!今回は特にマホイップがきまってたかも!』
タロ『…!わかりますか!?今日のマホイップちゃん、クリームの出の調子が良くてデコレーションがうまくできて喜んでたんですよ!バトル中でも無邪気に嬉しがっちゃうなんて可愛すぎですよー!あとあと!ヤドランちゃん、今日は張り切り度合いがいつもの三割増しになってて、いつもはのんびり屋さんでぼけーっとしてるのにいざ本気になるとおめめをシャキッとさせるところも可愛すぎるしああ!そうだ!アシレーヌちゃんも歌声がとっても透き通ってて…』
自分のポケモンのことを褒められたのが嬉しかったのかタロは今日のバトルの良かったところを興奮しながら語りだす。タロの喋る速度も三割増しである。
タロ『(……あ…!私ったらまた…!)』
「やってしまった」「引かれてしまう」と心の中で思ったタロは眉が少し下がり慌てながらハルトに謝る。…がしかし
ハルト『…!それでそれで!?アシレーヌの歌声が透き通ってて…そのあとは?✨』ワクワク
タロ『へ?』
ハルトは引くどころかむしろ楽しそうにタロの話を聞いていた。その純粋無垢な瞳の中で輝く光はハルトが好奇心を高まらせている時に発現するものである。
タロ『ハルトさん…さっきの私の喋り方…嫌じゃないんですか?』
ハルト『え…嫌に?なんで?』
タロ『私、ポケモンのことになるとさっきみたいに話が止まらなくなっちゃう悪い癖があって…そのせいで周りの人からよく避けられてたんです』
ハルト『そんな!タロと話すのはとっても楽しいよ!』
タロ『……楽しい…』
ハルト『うん!だってそんなに魅力を語れるなんてタロにはすごく大きなポケモン愛があるってことでしょ?それってとっても素敵だと思うよ!』
タロ『ハルトさん…』
ハルト『ねえねえ!タロの可愛いポケモン達のこともっと聞かせて!それで、いっぱいいーっぱい!語り合おうよ!僕、タロとお話するのだーい好き!』
太陽よりも光かがやく満開の眩しい笑顔がタロの心を明るく照らした。
タロ『…ーーー!//』 - 121二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 07:31:10
タロ「それからはハルトさんと毎日のようにお喋りをしました。大好きなことを思いっきり話し合えるのは時間を忘れちゃうくらい本当に楽しかった。しかもハルトさんったら、ポケモンだけじゃなくて私のことも褒めてくるんです// 他の男の子とは違う…私のポケモンの魅力をいっぱい語ってくれた…本当の私を見て受けとめてくれた!私はそれがすっごく嬉しくて…そして気づいたんです。私、ハルトさんに堕とされちゃったんだなって//」
ミカミ「なるほどね、自分を本当の意味で認めてくれて寂しさを埋めてくれたってわけか」
タロ「私だけじゃない…周りの仲間達もみんなハルトさんに救われてますから」 - 122二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 17:30:09
ポケモン大好きカップル…そういうの、めちゃいいと思います
- 123二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:59:36
ハルト「フー…♪気持ちよかった〜」
タロの恋バナをミカミがきぶった気持ちで聞いているとハルトがさっぱりした様子でほのかに湯気を立てながらリビングヘ歩いてきた。
ミカミ「お風呂から上がったね。それじゃあタロちゃん、ハルトくん、今日はもうおそいし明日もお出かけするんだし!寝室に行って寝なよ」
ハルト「はーい、おやすみ」
タロ「おやすみなさいミカミさん」
ミカミ「おやすみー。……あ、そうだ…タロちゃん」
するとミカミがタロの耳元でひそひそと囁く。
ミカミ「今晩はのぞかないからさ…二人きりで…ね?」ヒソヒソ…
タロ「……!//……ふふ、ありがとうございます♪お言葉に甘えて…イチャイチャさせてもらいますね♡」ヒソヒソ…
タロもミカミの耳元で囁き言葉を返した。
ミカミ「ふふふ♪」
ハルト「?二人ともどうしたの?」
タロ「なんでもないです。さ、寝室に行きましょう」
ハルト「う、うん…」
時刻は深夜、二人は一緒に寝室へと向かう。
ミカミ「頑張れタロちゃん…!」 - 124二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:11:44
ハルトとタロは今夜も一緒に一つのベッドの上で眠る。
タロ「うう…やっぱりまだちょっと緊張しちゃうな…」
まだ異性との添い寝に慣れていないタロはなかなか寝付けないでいた。その一方でハルトは瞼が完全に閉じきりスヤスヤと安眠している。
タロ「ハルトさん、やっぱり凄いなあ…私との添い寝にももう慣れちゃってるし。……でもそれって…」
ハルト「すう……すう……」zzz
タロ「ハルトさんは私のことどう見てるんだろう…友達?部活の仲間?それとも……」
ハルト「すう…」zzz
タロ「…ハルトさんは私を…異性の女の子として見てるのかな…」
ハルト「……」zzz
タロ「今なら寝てるし…いいよね」
ちょっとした いたずらごころ からなのか、それとも気持ちを少しでも吐いて満たされたいからなのかタロは寝ているハルトの耳元に顔を近づけて静かに甘く囁く。
タロ「…ハルトさん…好き//だーい好きですよ//」
ハルト「んん…」zzz
タロ「…やっぱり寝てても恥ずかしい…//」
するとハルトが口を開き
ハルト「……んん…タロ〜…えへへ…」zzz
タロ「……!寝言…?」
むにゃむにゃとあやふやな声でタロの名前を呼び幸せそうな表情を浮かべた。
ハルト「んにゅ…………すう……すう……」zzz
そんなハルトを見たタロは自分の中で理性の紐が少し緩んでいき
タロ「あーあ…そんなに可愛い寝顔を見せられちゃったら…我慢できなくなっちゃいますよ」
自分の柔らかい唇をハルトの頬に当て小さなリップ音を立てた。
ハルト「ん…」zzz
徐々にやってきた眠気でタロは次第に瞼を閉じハルトの暖かさを感じながら眠りつくのだった。
タロ「おやすみなさい。明日も一緒に冒険をしましょうね…ハルトさん♡」 - 125二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 18:11:34
それから夜は過ぎ、時刻は朝。ハルトとタロは3日目の新世界観光に意気込んでいた。しかしそこに二人を迎えにきたタケモンからある知らせを聞かされる。
タケモン「以前アクセスしたゲートについてだが…明日の朝、通天閣通りに出現することがわかった」
それは、二人の帰還する日が明日であるということだった。
ハルト・タロ・ミカミ・ルイ「……」
四人は少しだけ顔を俯かせどこか惜しい顔をしていた。まだ開店前の居酒屋にしんみりとした空気が流れる。
タケモン「?みんなどうした?」
タロ「あ…いえ!…そうですか、明日になったら…」
ハルト「終わっちゃうんだ…」
ルイ「……」
ミカミ「……みんな、そんなにしんみりしてると楽しいものも楽しめなくなっちゃうよ!どうせ最後なら目一杯遊んでおいで!それで…たくさんの思い出を作ってね!」
タロ「……ミカミさん…」
ハルト「…っ!うん!」
ルイ「…そうだね。僕達がするべきことは二人に今を楽しんでもらうことだ!」
タケモン「それじゃ、出発するか」
ハルト・タロ「行ってきます!」
ミカミ「行ってらっしゃい!二人とも!」 - 126二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:20:46
3日目出発
新たなグルメ、新たな場所、そして新たな大阪リージョンのポケモンがまだまだいます。
ハルトとタロにまだ見ぬ出会いがこの先に - 127二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 08:14:23
タケモン「えーと…確か昨日ハルトがうどんを食べたいって言ってたんだよな〜。まあ、それは昼にするとして…」
タロ「はい!私、この世界のおしゃれなお洋服とか見たいです!」
元気な声でタロが右腕をビシッと上げながらそうリクエストする。
タケモン「はい、今日も元気でよろしい。ブティックを見るならそうだな…」
ルイ「ちょっと待って?買い物をするって言っても君達お金って持ってきてるの?」
タロ「はッ…!」ガーン
ハルト「僕お金持ってるよ!だからさ、タロが欲しいもの買う時は僕が払うよ!」
タロ「えっ…そ、そんな…!流石に悪いですよ!串カツを食べた時だって…」
ハルト「それはミカミさんがチャラにしてくれたでしょ。いつもリーグ部のお仕事頑張ってくれてるし、ここは部長として僕が好きなもの買ってあげる!タロならたまにはこうやって人に頼ってもバチは当たらないよ」
タロ「……ハルトさん…//」 - 128二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 18:02:52
ほっしゅ
- 129二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:32:46
- 130二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:43:09
そういや最初の絵でも大阪じゃなくて大坂になってたなw
- 131二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 08:17:04
- 132二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 08:32:08
ゾロアークみたいと思ったらオオサカリージョンロコンだw
- 133二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 11:00:13
ビリリダマ・マルマイン「俺らも無人発電所でモンスターボールになってたろ」
タマゲタケ「僕も草むらでモンスターボールになってたよ!」 - 134二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 17:15:32
タイプは何だろ?
- 135二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:31:32
タケモン「ほらやっぱり」
???「コンっ!」
ハルト・タロ「かっ…!かわいい〜〜〜!!♡✨」
ルイ「この子は…」
ポケモン図鑑『ロコン オオサカのすがた エスパー・ゴーストタイプ。いつも文字に化けているがまだまだ未熟。紙に書いた字を10円玉でなぞると姿を現すことがある。』
ハルト「へえ〜…!ロコンにも此処で姿が変化するんだ!」
ロコン「コンっ」
そう一声鳴いたロコンは町の奥へと消えていった。
タロ「あ…行っちゃった」
ルイ「それにしてもなんで「坂」に化けてたんだろ」
タケモン「昔から坂という名前がついている場所には霊(ゴースト)がいると言い伝えられている。この世界だと「黄泉平坂」などが有名だね。」 - 136二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:02:31
保守
- 137二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:18:29
- 138二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 15:52:39
2人の顔がシンクロしてて可愛い
- 139二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:04:18
お店の中へと入ったハルト達はタロのレディースファッションの買い物に付き合わされていた。
ーーーーーーー1着目の試着
タロ「ハルトさんハルトさん!どうですか?似合ってますか?白いふわふわがとっても萌えかわだと思うんですけど」
ハルト「わあ…!かわいい!アクセントの黒いリボンもいいね!すっごく似合ってるよ!」
タロ「ほんとですか!?…ハルトさんにそう言ってもらえるならこの服にしようかな…あーでも他のも気になるしなあ…。ハルトさん、もっといろんな服を試着してみてもいいですか?それで、ハルトさんの感想を聞きたいです」
ハルト「いいよ!いくらでも付き合うよ!」
タロ「ありがとうございます!」
ーーーーーーー2着目の試着
タロ「どうでしょう…婦人服を着てみたんですけど…」
ハルト「タロ…なんだかお母さんみたい!大人っぽい!」
タロ「えへへ…//」
ハルト「もしタロと結婚できて旦那さんになれたら毎日こんなに綺麗な姿を見られるんだ…」
タロ「……!?//(ハルトさん!?なにを言って…)」
ハルト「僕だったらきっと見惚れっぱなしになっちゃうだろうな〜…」
タロ「……//(私だって…もし貴方と結ばれたら…//)」
ーーーーーーー3着目の試着
タロ「今度はニットを着てみました!これも可愛いと思いません?」
ハルト「……」
タロ「…?ハルトさん?」
ハルト「え?あ…ああ…ごめん!なんていうか…その…えっと…// タロの肩出し…セクシーだなって…//」
タロ「………あ…//」 - 140二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 01:21:36
爆発しろ(どれも可愛い)
- 141二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 11:28:23
可愛さが爆発しました。
- 142二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 19:39:13
1年くらい…いや10年くらい新婚ムードになる気しかしないなw
- 143二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 00:06:25
結ばれた後は周りがドン引くほどにどろっどろの甘々に愛し合います。
byスレ主 - 144二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 00:37:03
朝の挨拶はディープキスで始まり、朝昼夜の食事はタロの愛情がたっぷり込められたご飯、お風呂は一緒に入り(ついでにタロとイチャイチャ)、夜にはポケモンバトル(意味深)が連日行われる…のかな。
その為に5年もしない内に子沢山になってヤーコンさんがめちゃくちゃ孫馬鹿に… - 145二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 08:17:21
- 146二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 18:25:22
O NA KA SU I TA☆
- 147二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:45:33
ピロン♪
タケモン「ん?なんかスマホに送られてきたな……って…この写真…」
ルイ「んー?どうしたの?」モグモグ
タケモン「アイツからこんなの送られてきた」
ルイ「あ、この人!」
タケモン「フッ…今度あの人にも送っとこ」 - 148二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:32:26
このレスは削除されています
- 149二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 17:17:12
もうそろそろ終盤か〜…
長いようで早かったな… - 150二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:33:28
ハルト「ルイが食べてるうどん、僕たちのとはなんか違うね」
ルイ「ああこれ?『かすうどん』だよ」
ハルト・タロ「かすうどん?」 - 151二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:43:38
天かす入りのうどんかな?
- 152二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 02:42:15
ハルト「心做しか…ブルーベリー学園の定食のうどんよりおいしい気がする…!」
タロ「ハルトさんもそう思いました!?私もです!それにこの七味が良いアクセントになってますよね…!元の世界に帰る時、お土産に欲しいくらいです…」
ルイ「ここのは老舗の八幡屋磯〇郎の七味だからね…。スーパーとかに売ってるかな…」
- 153二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 13:19:48
ヤバい、このスレまじでお昼時に見ると飯テロくらう。お腹減る。
- 154二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:57:42
ハルト「素材の味を大事にすると…こんなに美味しい料理になるんだね…」
タロ「確かに…学園の食事も美味しいは美味しいですが…味が押し寄せてくるというかなんというか…」
ハルト「ポケモンの技で例えるとメガトンパンチのように強い感じかな」
ルイ「じ、自分の母校の食事にそこまで言う…?(まぁこの世界の料理の殆どが見た目に見合った美味しさしてるからな…)」
タケモン「君達の世界に昆布はあるかもしれないけど…魚系の出汁のいりこや鯖がいないからな…。帰って再現しようにも材料が一番の課題になるよ?」
ハルト・タロ「うぐっ…!」 - 155二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 08:30:40
ハルト「う〜ん…そっかー、僕たちの世界じゃ再現できないのか…」
タケモン「今日限りの味ってわけだ」
ハルト「今日限り…」
ジイイイイイイイ…
ハルトは横に目を向けルイのうどんを見つめる。
ルイ「…一口食べる?」
ハルト「うん!✨」
タケモン「素直」
次にルイは自分の箸でかすうどんの麺を持ち上げハルトの口元へと運んでいく。
ルイ「はいハルト、あーん」
タロ「なっ…!」
ハルト「あー……むっ…ん〜♡」
タロ「むう……」
ハルトとルイが視線を感じて振り向くとタロが不機嫌そうな顔を浮かべながら横目で見つめていた。
ルイ「タロちゃん?」
ハルト「どうしたの?そんな顔して」
タロ「…いえ、なんでも」
ハルト「?」
タロ「…私が先にしたかった…ハルトさんにあーんするの…」ボソ… - 156二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 18:23:22
あ〜あ〜、拗ねちゃったねぇ〜(ニヤニヤ)
- 157二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 18:46:15
ハルト、うどんのお揚げ1枚あーんしてあげな♪
昨日もんじゃをあーんした時みたいに - 158二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 00:28:38
その後、うどん屋さんを出るまでタロはへそを曲げてたそうな。
- 159二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 00:40:48
そういやルイって男の子だよな…?
初登場した時に少年ってナレーションあったし…タロちゃん、男の子に嫉妬した事になるよなw - 160二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 00:46:05
- 161スレヌシー!24/10/25(金) 11:05:26
オクタンのタイショーのとこに行くか
アトナマエツイタヨ - 162二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 15:52:38
たのしみでほしゅ
- 163二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:56:34
タイショー「オック!オック!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
道中で見つけたたこ焼き屋さんにいるオクタンのタイショーが凄まじい早業でたこ焼きをひっくり返していく。
タロ「たこ焼き……よーし…!」 - 164二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 09:21:24
たこ焼きか…。
タロちゃん、あーんさせる時はフーフーして冷ました方が良いぞ…(中身は熱いままかもだが) - 165スレヌシー!24/10/26(土) 15:13:50
タロ「ハルトさんハルトさん、私あそこで売ってるたこ焼きが食べたいです!」
ハルト「たこ焼きか…いいね!それじゃあ僕も食べたいから二つ買おっかな」
ルイ「僕もたこ焼き買おっと」
タロ「あ、あの!ハルトさんはここで待っててくれませんか?私が買ってきます」
ハルト「ふえ?そ、そう…それじゃあお願いするよ。これ、お金渡しておくね」
ハルトはタロに1000円を渡した。
タロ「ありがとうございます。それじゃあ行ってきますね」
………数分後、左手首に袋を下げたタロがハルトの元へ戻ってきた。
タロ「お待たせしました。はい、お釣り返しますね」
ハルト「ありがとうタロ。……あれ、お釣りこんなに余った?」
タロ「あ、あー…実は私の分が最後の一個だったらしくてー…売り切れてしまったみたいなんですよー…」
少し目を泳がせながらタロはハルトにそう伝える。
ハルト「えーそうなの!?残念…(◞‸◟)」シュン…
タケモン「え?売り切れてた?」ヒソヒソ…
ルイ「いやー…そんなことないはず…」ヒソヒソ…
タロ「だから!その…このたこ焼き…一緒に食べませんか?」
ハルト「え!いいの!?」
タロ「もちろん!ハルトさんと一緒に食べた方がきっと美味しいです!」
ハルト「やったー!」ピョンピョン
タロ「ふふっ♪」
ルイ・タケモン「ま、いっか」
嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねるハルトと微笑ましくしているタロを見ていたルイとタケモンは細かいことは気にしないことにした。 - 166二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 17:15:28
このレスは削除されています
- 167二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 17:19:53
このレスは削除されています
- 168スレヌシー!24/10/26(土) 17:21:24
その後、ハルトとタロは道のベンチに二人で座り袋から箱を出す。箱を開けると中に入っているたこ焼きが湯気を立てており、ソースと焼き上がった生地の香ばしい匂いが鼻に伝わってきた。
ハルト「美味しそう!早く食べたい!✨…あ、でもそれは元々タロの分だからタロが先に食べていいよ」
タロ「そう…ですか//ありがとうございます(元からそのつもりでしたけど…)。では早速…いただきます」
まんまるなたこ焼きをセットでついていた箸で掴んで持ち上げ、そのまま口の中へと運び頬張る。
タロ「あー…むっ…」
外側の具を包むカリッとした部分を噛むと中からトロッとした生地が溶け出しソースの濃厚な風味とマヨネーズの酸味、そしてタコの弾力のある食感、それらの旨みが口いっぱいに広がっていった。
タロ「んんんん〜〜〜♡美味しいです!ほっぺ溶けちゃいますこれ!」
ハルト「……ごくっ…」
タロ「……あ…すみません…ハルトさんも早く食べたいですよね」
再びタロは箸でたこ焼きを掴み
タロ「ちょっと熱いので冷ましますね。ふー…ふー…」
息を吹きかけて熱を冷ました後、今度はそれをハルトの口元へと運ぶ。
タロ「はいハルトさん…あ、あーん//」
ハルト「あー……むっ…!んん〜♡本当だ〜…ほっぺた落ちそうになる〜♡おいし〜♡」
タロ「えへへ……//できた…ハルトさんにあーんしちゃった…//」
ルイ「ここのたこ焼きはいつ食べても美味しいな〜」モグモグ
タロ「………」ジ…
ハルト達がたこ焼きを頬張る中、タロは少しジト目にして視線をハルトからルイの方へと移す。そしてタケモンがその視線に気付き
タケモン「ルイ、なんかタロがこちらを見てるぞ」
ルイ「もぐもぐ…むぐ?」
タロ「……」ジ…
ルイが目を向けるとタロが「どうだ」とか「私だってやってやったぞ」と言わんばかりのドヤ顔で見ていた。
タロ「……」フフン♪
ルイ「?」 - 169スレヌシー!24/10/27(日) 00:45:02
タロ「ふふーん!(//`・ω・´//)」ドヤ
ルイ「???」
その後しばらくタロはルイにドヤ顔を向けてたそうな。
ハルト「もぐもぐ…(。・ω・。)」
タケモン「咀嚼長くない?」 - 170二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 02:02:10
アカマツによく似た高校生「俺も…あんな風にたこ焼き食べさせ合う彼女が欲し…かった…うわあぁぁぁぁぁん‼︎」
カキツバタによく似た高校生「あっ、おい高松(たかまつ)!」
スグリによく似た高校生「やめとけ翼(つばさ)…。今の高松は傷心してんだから…」
翼「けどな優(すぐる)…親友があぁいう時慰めないでどうするよ?」
優「気持ちは分からんでもないけどさ…」
ハルト「なんかあの3人、アカマツ君とカキツバタとスグリにそっくりだね」ゴクンッ
タロ「そうですね…。世界には顔が似た人が2,3人いるって言いますし、もしかしたら私やネリネ、それにハルトさんのそっくりさんもいるかもしれませんね」フーフー
ハルト「そ、そうだね…(タロは兎も角、ネリネはそういないんじゃないかな…。顔だけならまだしも髪型は…)」 - 171スレヌシー!24/10/27(日) 10:29:49
タロ「そうですね…。世界には顔が似た人が2,3人いるって言いますし、もしかしたら私やネリネ、それにハルトさんのそっくりさんもいるかもしれませんね」
↑なんて名前になるんだろ(・ω・) - 172二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 21:00:09
保守
- 173二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 00:40:38
タロの発言と同時刻…
タロによく似た高校生「へくしっ!」
ネリネに顔(だけ)が似ている高校生「太郎…風邪ですか?」
太郎「うぅん。多分誰かがボクの噂してるんだと思う…英理奈が心配するような事じゃないよ」
英理奈「噂…となると高松辺りでしょうか?彼、入学したばかりの頃に太郎を女性と思って告白して玉砕しましたからね…」
太郎「休みの日にスカート履いて葵と遊んでたから…。それを見て女の子と思ったんだろうね…」
英理奈「あの時の高松の顔は今でも忘れられません。玉砕した日から1週間は不登校になってましたからね…」 - 174二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 00:51:34
こっちの世界のタロに似てる子は男子…いや、男の娘か…。
そしてネリネは顔だけが似てるのかw
まぁあの髪型は校則違反ってレベルじゃないしなw - 175二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 09:20:48
保守
- 176二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 14:36:40
ゼイユは雄星とか…?
- 177二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:52:58
- 178二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 08:48:52
ほ
- 179スレヌシー!24/10/29(火) 09:50:07
ハルト「射的でお菓子全然とれなかった…(´;ω;`)」
時刻は夕方
ハルト達はジャンジャン横丁の中ほどにある日本最大の射的場『最新式大衆娯楽遊戯場「秘宝館 本店」』に足を運びそこで射的に挑戦したものの景品のお菓子は得られなかった。
タロ「射的って難しいですね…」
タケモン「まあそう簡単にはとれないよね」
ルイ「みんなー、たくさんとれたー!」
ハルト・タロ・タケモン「え?」
二人が落ち込んだ顔をしていると横からルイがお菓子を両腕にお菓子をどっさり抱えながら歩いてきた。
タロ「ええ!?そのお菓子…もしかして全部ここの景品ですか…?」
ルイ「うん」
タケモン「いやうんって君…どんな命中率してたらそうなるんだ」
ルイ「えへへー♪…ところで二人は何かとれた?」
タロ「それが…」
ハルト「一個もとれなかったんだ…(´・ω・`)」
ルイ「じゃあ僕のわけてあげる!はいこれ」
ハルトはルイからお菓子をたくさんわけてもらった。
ハルト「いいの!?ありがとう!ルイ大好き!(≧∇≦)」
タロ「っ!」
ルイ「あはは…そう言われると照れるなあ…//」
タロ「むむむむむ…!!」 - 180スレヌシー!24/10/29(火) 21:19:39
タロ「ぐぬぬぬぬぬ…!」
またしてもタロは嫉妬のこもった瞳でルイを睨みつける。
タロ「私だって…!タケモンさん!」
タケモン「はいタケモンです」
タロ「もう一回射的させてください!」
タケモン「…もしかして私にせびってる?」
タロ「はい!お願いします!」
タケモン「開き直ったよこの子。はいどうぞ」
タロはタケモンから500円をもらった。
タロ「ありがとうございます!いってきます!!」
タケモン「すっごい気合い…そんなに楽しかったのか?」 - 181スレヌシー!24/10/29(火) 22:08:28
……………数分後
タロ「ハルトさん!」
ハルト「ん?…ってわわわ!タロそれ…」
横からハルトを呼ぶ声がして振り向くとそこには腕にたくさんのお菓子の箱を抱えたタロの姿があった。
タロ「もう一回射的に挑戦したらいっぱいとれたんですよ!」
タケモン「ええ…」
ハルト「すごい!!」
タロ「ふふっ♪それでこのお菓子、ハルトさんにも分けてあげます!」
ハルト「ほんと!?✨ありがとうタロ!(≧∇≦)」
タロ「えへへ…//お、お礼なんて…このくらいお安いご用ですよー!//」
ハルトから眩い笑顔で感謝されたタロは頬を赤くし照れながら謙遜するもどこか誇らしげな表情になる。…が、そこにまたまたルイが
ルイ「ハルトくーん、タロちゃーん、またたくさんとれた!よければこれも分けてあげるよ」
ハルト「え!?また分けてくれるの!?✨わーい!」
タロ「む…!」
その時、タロの中でうちに秘めた「まけんき」が燃え上がる。
タロ「それなら私も…!タケモンさん!もう一回!もう一回!」
タケモン「ええ…また?しょうがないな…」 - 182スレヌシー!24/10/29(火) 22:10:14
こうしてタロとルイの射的合戦(タロが一方的に対抗心向けてるだけ)が始まった。二人は射的場で大量のお菓子を撃ち落としていく。
三回目
タロ「ハルトさん!またとれましたよ!どうぞ!」
ハルト「やった!」
ルイ「ハルトくん、これまたたくさんもらったからさ。分けてあげるね」
ハルト「わあ…!✨」
タロ「むううう…!負けませんよ!」
四回目
タロ「ハルトさん!はいこれ!」
ルイ「はいハルトくん、これどうぞ」
ハルト「(・∇・ )三( ・∇・)」
五回目
タロ「ハルトさん!」
ルイ「ハルトくーん」
ハルト「(・∇・ )三( ・∇・)」
タケモン「二人共、そろそろやめてあげて。お店の人が悲鳴あげちゃうから」
ハルト「お菓子…いっぱい…✨」
たくさんお菓子をもらえてご満悦のハルトであった。 - 183二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 00:16:22
張り合うタロちゃんも目を輝かせるハルト君も可愛い♪
- 184スレヌシー!24/10/30(水) 11:24:41
時刻:夜
ハルトはタロ達が射的で獲得した大量のお菓子を詰めた袋を手に皆と夜の新世界を歩いていた。
タケモン「うわあ…すごい量…」
ルイ「射的楽しかったー!」
タケモン「はあ…最後のお店の人の泣きっ面見てなんだか申し訳なくなったね」
タロ「うう…つい意地をはりすぎちゃいました…」
ルイ「でもいいじゃん。ハルトくんは嬉しそうにしてるし」
ハルト「お菓子♪お菓子♪」
タケモン「…ま、そうだな。楽しんでくれたなら何よりだよ」 - 185二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 17:40:44
秘宝館スタッフ達「た、助かったわ…」
秘宝館店長「あの2人がほとんどかっさらっていった所為で今日は凄まじい赤字や…。あの茶髪の子は1つも当てられなかったのが幸いやけど…」
秘宝館スタッフC「そうなってたら…想像したくないで…」 - 186スレヌシー!24/10/30(水) 23:57:54
ハルト「あーあ…もうこの観光も終わりか〜」
タロ「あっという間でしたね…初めは私達パニックになってましたけど、ルイさんとタケモンさん…そしてミカミさんのおかげでとても楽しい旅ができました。本当にありがとうございます」
ルイ「こちらこそ、君達と観光できてよかった」
するとハルトが歩みを止めて
ハルト「……ねえタロ…」
普段よりほんのわずかトーンが低い声でタロの名前を呼ぶ。
タロ「ん?」
ハルト「元の世界に戻れたらさ…また僕とタロの二人きりでどこかへお出かけしようよ」
タロ「え…//」
突然のハルトの言葉にタロは胸がトクンと鳴る。
ハルト「僕ね、この旅でタロと一緒にいるのがもっと好きになったんだ。タロの知らない一面いっぱい見れて、たくさんの魅力に気づけた。だからもっといろんなところをタロと冒険したい。…この先も…僕と一緒にいてほしい」
タロ「ハルトさん…//」
この時のハルトはいつもの純粋無垢な子供らしさがなく、真剣な声色をしていた。それに対しタロは声を張って顔を赤くしながら答える。
タロ「…私も!ハルトさんとずっと一緒にいたい!不束者ですが、よろしくお願いします!//」
ハルト「……!うん!よろしくね、タロ!」
ルイ「…ん?ん?もしかして二人共…」
そんな二人のやりとりを見ていたルイは
ルイ「今告白したの!?」
直球な言葉を叫んだ。
タロ「こ、こく…!?//」
タケモン「こーらルイ、ムードを壊さないの」
ルイ「あ…ごめん…」
タロ「こく…はく……告白…うう…// 確かに…さっきのははたから見たら完全に告白だ…//」
恥ずかしさでタロの顔がより赤く染まっていく。
ハルト「……//」
一方でハルトも頬に赤みを帯びて恥ずかしそうにしながら照れていた。 - 187スレヌシー!24/10/31(木) 09:06:42
タケモン「さあて、そろそろ夕飯にするけどなにか食べたいものでもあるかい?」
ハルト「ある!」
タケモン「お、言ってごらん」
ハルト「最後の夕飯は…」 - 188スレヌシー!24/10/31(木) 20:49:55
ガラガラガラ…
ミカミ「!あれ、みんなもう戻ってきたの?夕飯は?」
タケモン「それがね…」
ハルト・タロ「ミカミさん!」
ミカミ「…?」
ハルト・タロ「最後はミカミさんの串カツが食べたい!」 - 189スレヌシー!24/11/01(金) 08:31:16
ミカミ「私の…串カツを…?」
ハルト「うん!今日までいろんな料理を食べてきたけど…最後はここの串カツがいいなって」
タロ「私達が此処に迷い込んでお腹を空かせてたときに振る舞ってくれた料理の味は格別で忘れられません。…ミカミさんがいなかったらここにいるルイさんやタケモンさんにも出会えなかった。だから最後は私達を繋いでくれたこの思い出の場所でミカミさんの串カツを食べたいんです。ここから始まって…ここで終わりにしたい。」
ミカミ「ハルトくん…タロちゃん…」
その時、ミカミの心に燃え上がる熱意と強い決意が宿る。
ミカミ「よーし!わかった!待ってて…まごころいっぱい詰め込んだ串カツを食べさせてあげるからね!」 - 190二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 16:17:52
かわいい子達だな///
- 191二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 00:49:58
保守
- 192二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 10:11:01
どんな串カツが振る舞われるかな?
変わり種だとトマトとかアサリがあるけど… - 193二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 19:50:09
このレスは削除されています
- 194二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 01:20:37
- 195二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 05:11:05
Oh...
- 196スレヌシー!24/11/03(日) 10:50:36
ラスト「スパート」
- 197二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 13:43:47
- 198二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 14:02:50
メガサメハダー…⁉︎
- 199二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:01:03
保守
- 200二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 01:01:01
くろず