- 1ノブ24/09/25(水) 20:01:34
アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です
次スレは>>190を踏んだ方が立ててください
(※原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください)
(※自キャラの盛るペコは自由です)
(※質問やメタ会話は設定スレで)
(※『その他話題』以外のカテゴリで本スレ及び設定スレを話題に出すのは禁止です)
- 2ノブ24/09/25(水) 20:02:37
前スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板Part184|あにまん掲示板アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です次スレは>>190を踏んだ方が立ててください(※原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください)(※自キャラの盛るペコは自由です)(…bbs.animanch.com設定スレ
ここだけレジェアル主人公が集まる掲示板の自分の主人公の設定書き込むスレ120|あにまん掲示板ROM勢でも大歓迎。設定、絵、小説、本スレの補足、メタ、雑談なんでもどうぞ。自キャラの盛るペコは自由です。原作および他者のキャラを過剰に貶めす行為はご遠慮ください。『その他話題』以外のカテゴリで本スレ…bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん24/09/25(水) 20:13:19
たて乙です
- 4ノブ24/09/25(水) 20:17:53
ほしゅあり
- 5ノブ24/09/25(水) 20:21:53
ほすす
- 6ノブ24/09/25(水) 20:22:08
保守
- 7ノブ24/09/25(水) 20:22:30
ほしゅりん
- 8忍冬24/09/25(水) 20:25:43
たておつです
- 9ノブ24/09/25(水) 20:26:23
保守ありやす
- 10ノブ24/09/25(水) 20:26:38
保守完了!
- 11ふたりの調査隊24/09/25(水) 22:28:29
たておつです
- 12フォト24/09/26(木) 13:39:23
ショウさんにクラフトを教わったよ
モンスターボールって手作りできるんだ…居心地はどんなもんなんだろ
前スレ199
それもそうか~ 悪いことしてムラの外に放り出されたら生きていけなそうだもんね - 13忍冬24/09/26(木) 21:47:37
このまま聞いていても埒が明かない。丁度そう思ったとき、団長が俺に気がついた。
「うむう きていたのか ××だ 調査隊の新入りとなる」
「はい、ただいま罷り越しました。××と言います。お二人とも、どうかよろしくお願いいたします」
「その名前……! ヨネからきいたぜ アヤシシに好かれたってんだってな! そうか! あんたが海の外から船もなしにやってきた すげえヤツなのかよ! オレはセキ! コンゴウ団リーダーのセキだ! ……長ってのは 古くせえから勘弁な」
「わたしはカイ! シンジュ団を率いる 深謀遠慮な 長だ 本当になにもなしにヒスイのそとから来たのか? どうにも疑わしいのだけど……」
【曖昧な表情で沈黙して、セキとカイの質問に答えない少年。それはそうだ、彼もどうやってヒスイにやってきたのか知らないのだから】
「どうだろう? まずは この者に バサギリの調査をさせるというのは」
【デンボクの言葉に三者三様の表情で視線が絡み合う】
「裂け目から落ちてきたという 怪しい新入りに バサギリの調査を?」
「おめえも長としては新人だろうが」
「長として肝要なのは 年数ではなく 広大なヒスイの大地を 恐れぬ心だ!」
「だったらよ 新入りでもいいじゃねえか いいぜ! デンボクの旦那 あんたの話に乗った ボールでポケモンを捕らえる ギンガ団のお手並み 拝見しようや」
【自然に始まったセキとカイの口論に少年は置いてけぼりにされている。どことなく困ったような顔でデンボクをみやった】
「それが気に入らない……! シンオウさまはポケモンが暮らすため ヒスイの大地をおつくりになられた わたしたち人間はポケモンの友であり 上下の関係など不要なのだ」
「ギンガ団がボールを用いるのは 支配ではなく共存のため まずは まかせていただきますぞ ××よ 任務だ バサギリを調査せよ」
「承知いたしました。お任せください」
【今度こそほっとした顔で、少年は任務を請け負う。対人関係に慣れていない彼からしてみれば、ここで二人のやり取りを見るよりも精神的に楽なことだろう。それこそ雨の中佇むのだってそれに比べればマシなはずだ】 - 14忍冬24/09/26(木) 21:48:45
「空から落ちてきた おまえを 怪しむものはそれなりにいる 信用を得るため 粉骨砕身 働け」
「はい!」
【癖となっている敬礼を押しとどめて少年は歯切れのいい返事をする】
「わたしたちギンガ団はあとから ヒスイ地方にやってきた よそものだ コンゴウ団 シンジュ団とは もめてはならぬ…… わかるな? さらに ヒスイで暮らすためには ポケモンを調査せねばならない 敵対するポケモン 害をなすポケモンは ときとして屈服させねばならない」
【セキとカイが消えた団長室で、少年はデンボクの言葉を聞く。もめてはならないという言葉に頷き、彼もまた退出した】
>200
……対処するのも処罰を下すのもあなたではない、というのは忘れないでくれよ。
ああ。一人きりで生きられるほど易しい環境でもないようだ。
- 15ノブ24/09/26(木) 22:03:30
- 16フォト24/09/26(木) 22:17:20
「よーし、お仕事頑張ってあのおじさんに参りましたって言わせてやろうねほっぺちゃん!!」
『らいちゅ!!』
【金髪の少女とアローラライチュウがこぶしを振り上げたタイミングで、すぐ横の写真屋から初老の男性が顔を出した】
「きみ、連れているポケモンとの思い出を写真に残さないか?ちょっと寄っていきなよ」
「寄ります寄ります!!」
『らーいちゅちゅちゅ~♪』 - 17ノブ24/09/27(金) 03:22:47
【バサギリを誘導して大木にぶつける男】
よっしゃ!いまじゃ行くぞミジュマル!
「じゅじゅ!」 - 18ノブ24/09/27(金) 07:04:42
【バサギリをアクアジェットで下すミジュマル】
や、やった!よくやったタチ丸!
「じゅじゅ〜」
『なっ なんなんだ? バサギリの全身から 光が消えていった!? 森キング バサギリ…… 鎮まったと考えていいのかね!?』
『やはり不思議な雷が バサギリの力の源だったの?』
キクイのボンにカイの姐さん…いや、ワシは学が無いけんのぅ…こういうのはサッパリじゃ。
『わたしの考えはこう 先日 時空の裂け目から 不思議な雷が落ちた…… やはり バサギリは あの雷に打たれ 荒ぶったのではないだろうか』
『時空の裂け目……? やはり 時空の裂け目の向こうには シンオウさまが いらっしゃって 不思議な雷は その御力なのかね!? では鎮めたのは誤りでは? 喜んでシズメダマをつくった オレが ものわかりがいいようで とんだマヌケではないかね! ぷんぷん!』
あほう!親に口答えする子がおるかい!
『キクイ 落ち着いて 森キング バサギリは シンジュ団を襲う ポケモンを 退けてくれる ありがたい存在 本物のシンオウさまの加護を得たなら 意味なく ポケモンや人を 襲うなんてありえないでしょう? だから ノブさんが 成したことは大事なことなんだよ』
『ノブさん、コンゴウ団とも ギンガ団とも事を構えずにすんだ。 ありがとう ほかにも荒ぶって苦しむ ポケモンがいたら救ってね』
『シンジュ団からのお礼だよ 失礼な物言いをした お詫びと…… 感謝をこめて』
『あなたの相棒も元気にするね 難事に挑んでくれて ありがとう!』
いえ、こちらこそありがとうございやす!
『あなたが空から落ちてきたこと わたしも信じる ……なぜ落ちてきたのかは さっぱり わからないけれど』
『一件落着だけどね ここだけの話…… また荒ぶるバサギリをみたいよね だってあの強さ 憧れるからね』
まあ、あのバサギリはかっこよかったのう。
『だよね!』 - 19フォト24/09/27(金) 13:48:14
「シルベー!!タスクをこなしに行きますよ!!」
「も、もうちょっとだけ…!!これから現像の様子を見せてくれるってゲンゾウさんが…!!」
「受け身の取り方を教えるようにって団長から言われてるんだから駄目ですー!!あたしにだって都合があるんですから!!」
『らいらいちゅ~』 - 20忍冬24/09/27(金) 17:20:40
さて。調査の命を受けたとはいえ策もなしに突っ走るわけにもいかない。まずは「バサギリ」を知るところからだろうか。まだヒスイ地方の土地勘はないから、誰かに相談をしたいところだ。
そういうわけで調査隊室にやってきた。ラベン博士やショウからなにか聞けるかもしれないし、俺は得意ではない折衝はきっとシマボシ隊長がなにか言ってくれるはずだ。
「××! 話があるんだよね」
……ヨネさんとセキさんがいる。セキさんはさっきの今だ、わかるがヨネさんはいつ来たんだろう。
というか暴れているのはバサギリだけではないのか? ……まあいい。バサギリがいるのは森の奥、巨木の戦場。世話をするキャプテンの名はキクイ。所属はシンジュ団。とりあえず、話を聞かないことには始まらないか。
…………。
- 21ノブ24/09/27(金) 19:00:29
【男が団長室へ入る】
失礼しやす!
おやっさん!報告です!
『ボスと呼べ』
『うむう 大儀であった!』
『話はすべてきいている みごと荒ぶるバサギリを鎮め みなの安全安心を取り戻したのだ。おまえは空から落ちてきた 得体の知れぬ者にもかかわらず ギンガ団のために働いた 多少は認めようではないか』
ありがとうございやす!!
『だが終わりではない 他のエリアでも荒ぶっている キングたちがいるという だからこそ ポケモンを調査せよ コトブキムラの役に立て! 話は終わりだ 調査隊はイモヅル亭だな おまえもいくといい』
はい!失礼しやす!! - 22忍冬24/09/27(金) 21:50:56
急遽高台ベースに向かうことになった。なんだろうか。
そしてなにかにつけられている気配がある。嫌な様子はないが。 - 23フォト24/09/27(金) 22:28:27
色々捕まえたけどいっぺんに6匹も連れて歩くのはハードル高いな~…
ほっぺちゃんがでんき・エスパー、オコゲがくさ・ひこうだから…
ビッパちゃん、川住みでしょ?ワンチャンみずタイプの技覚えたりしない?とりあえず一緒に行こっか
『びぱ!』 - 24ノブ24/09/27(金) 22:48:03
【宿舎で腕立て伏せする男とガンバリの砂で筋トレするミジュマルとムックル】
今日の勝負…たまたまバサギリがいわタイプじゃったから無事に勝てたが…これがくさタイプやでんきタイプじゃったら大変じゃ。
もっと強くなるには沢山のポケモンを捕まえんとのぉ、そのためにゃあ、ワシが強くならんとな。
【ミジュマルとムックルが一定数の筋トレをこなすと光りだした】 - 25ノブ24/09/27(金) 22:56:43
【フタチマルとムクバードを前に呆然とする男】
な、なんじゃこりやぁあああ!!
別のポケモン!?
いや、タチ丸が光って…しかし見た目が…面影はある…?
「じゅじゅ!」
【フタチマルがホタチを盃に見立てて飲む仕草をする】
その仕草!お前、タチ丸なんか!?
「じゅ!」 - 26フォト24/09/27(金) 23:33:40
- 27ノブ24/09/28(土) 00:10:51
- 28フォト24/09/28(土) 10:04:24
- 29ノブ24/09/28(土) 10:14:50
- 30フォト24/09/28(土) 10:20:37
- 31ノブ24/09/28(土) 10:22:42
- 32フォト24/09/28(土) 10:34:57
- 33ノブ!24/09/28(土) 10:39:18
【スグルに相談事をしている男】
…って事があったんじゃ。
『ほぉん、ポケモンがいない世界の人から見るとそう感じるのか』
『あれ!?アゲマルの様子が…!』
もしかして進化か!?
【ケムッソのアゲマルがカラサリスに進化した】
おお!繭じゃ!
『アゲハントになるまでもう少し!頑張るぞアゲまる!』
『まゆまゆ〜!』
過程は飛ばしとるがやっぱり成長見たいなもんじゃないかのう?
『おや、ノブ君どうしたのですか?』
先生!いや、どうしてもポケモンの『進化』が気になってしもうて…ポケモンが過程すっ飛ばして成長するのはわかったんじゃけんど、全く違う姿になるのが信じられんし、『進化』というのも違う気がしてのぉ。
そりゃあ芋虫が蛹になって蝶になることもあるけんどそれは『進化』ちゅうより『変態』じゃろ?
ワシはイマイチ納得いかんのじゃ。
『ふむ…なるほど…。いい機会なのです、ノブ君にはあるタスクをお願いしたいと思うのです』
『黒曜の原野に生息するイーブイというポケモンを捕まえてください、我々ポケモン博士がなぜ『変態』ではなく、『進化』と形容するのか教えましょう』
お、おう…。 - 34ノブ!24/09/28(土) 10:41:19
- 35フォト24/09/28(土) 10:51:56
- 36ノブ24/09/28(土) 10:55:50
それは…ギリ進化…?いや成長…進化…????
- 37忍冬24/09/28(土) 10:57:35
アヤシシさまに力を貸してもらうことになった。移動手段が増えるのはいいことだが他の人も背に乗るんだろう? あまり呼び出すのはやめておこう。俺には必要ない。
もうひとつ。弓張……モクローの姿が変わった。ラベン博士が言うには「進化」というものであり、フクスローという名になるそうだ。
ミジュマルとフタチマルの変化で面影を見出だすならピカチュウとライチュウも十分に面影があると思うが。耳の先や手、尾など少しばかり細かな変化は多いがシルエットはほとんど変わらない。というかミジュマルとフタチマル、体毛がかなり違うだろう。
- 38忍冬24/09/28(土) 11:00:22
- 39ノブ24/09/28(土) 11:33:15
????
- 40フォト24/09/28(土) 19:14:38
- 41フォト24/09/28(土) 19:36:56
【イモヅル亭にて金髪の少女、ショウ、ラベン博士が食事をとっている】
「シルベくん!団員ランクが上がったお祝いです!」
「嬉しいことがあるとイモモチもおいしいですね!」
「ありがとーございます!ほっぺちゃん、オコゲ、リオもお食べ~」
『らいちゅ!』『くぽ!』『びぱ!』
「これからは調査隊の任務だけでなく、みなさんの依頼と大忙しですね。スグルさんの依頼は引き受けましたか?」
「ケムッソを育てたいって言ってた人ですよね?大事にしてくれそうだったんで譲りましたよ。ああいうのっていつものことなんですか?」
「ええ。コトブキムラのみなさん、ポケモンには詳しくないので…何かあると調査隊に相談というか、依頼が舞いこむのです」
「べ、便利屋扱いされとる…」
「頼りにされてると言ってほしいのです…ちなみにショウくんが頼まれた依頼はどのような内容ですか?」
「その件ですが、シルベにお願いしようかと」
「ふぁ?」
「ポケモンを戦わせる才能が必要だと言われましたから…」
「いや私も別に才能あるわけじゃないけどね!?」
「依頼主は確か…コンゴウ団のヨネさんですね。コンゴウ団の方々はボクたちギンガ団よりも前から ヒスイ地方で暮らしています。うまく交流できればポケモンのこともいろいろ教えてもらえそうですが…」
「へー。たくましい人たちがいたもんだなあ。確かに話が聞けたら面白そうかも」
「とにかく詳しくは明日にするとして、今夜はゆっくり休むのです!」 - 42ノブ24/09/28(土) 19:44:35
イーブイを捕まえたわ。
しかし、耳が長くてふわふわで可愛いのう。
「ぶい?」 - 4380番24/09/28(土) 21:46:57
【縦縞のシャツを着た黒髪の少年が砂浜で倒れている】
「う、うーん…まけ…まけた…うう…」
【うなされているようだ…】
【少年のもとへ白衣の人物と三匹のポケモンが駆け寄ったところで、映像は途切れた…】 - 4480番24/09/28(土) 21:52:15
- 45ノブ24/09/28(土) 22:16:19
- 46ノブ24/09/28(土) 22:24:07
先生!イーブイ捕まえて来やした!
『おお、ナイスです!まだこちらの準備ができてないのでイーブイと別のタスクをこなしてください』
はい!
よろしくなイーブイ。
「ぶい?」 - 4780番24/09/28(土) 22:30:03
【音声入力開始】
ポケモン、知っとるけどゲームのやつやん
って言う前におっちゃん行ってしもたし…
しかもなんか、体が変な感じするんやけど、何やろ
妙に軽いっていうか、物足りへんような、余計なもんがあるような……うーん?
あ!海や!海ある!すごーい!
なんか、イメージとはちょっとちゃう感じやけど……
白い砂浜とか、そういう、なんやろ、楽しい感じやなくて……
あ、スマホあった……あれぇ?私の、こんなんちゃうかったけど……
……でも私の指紋認証で起動したなぁ、不思議やなあ……
んん?『すべてのポケモンとであえ』……?
なんか……ゲームのミッションみたいやけど
ん、なんやこのアイコン。押してみよ
【音声入力終了】 - 4880番24/09/28(土) 22:34:36
はえ~こんな掲示板あるんや
ここ以外繋がらへんて、なんかオカルト板とかそういうノリやんなあ
誰か見とったら聞きたいんやけど、部屋で寝とったはずやのに知らんとこで目覚めたのってやっぱホラーなん?
あれえ、ハオちゃん映っとる?
んん、でも、なんか違う感じするんやけどなあ……
でもやっぱり、さっきの会話そのまんまやもんなあ
- 49フォト24/09/28(土) 22:34:53
- 5080番24/09/28(土) 22:40:27
- 51ノブ24/09/28(土) 22:45:58
- 52フォト24/09/28(土) 22:53:05
- 5380番24/09/28(土) 22:55:46
- 54忍冬24/09/28(土) 23:01:34
- 55ノブ24/09/28(土) 23:06:21
- 5680番24/09/28(土) 23:18:29
- 57忍冬24/09/28(土) 23:20:08
- 58フォト24/09/28(土) 23:28:23
【神妙な表情で訓練場に立つショウのもとへ金髪の少女がやってきた】
「ショウさん、来ましたけどー?」
「ありがとうございます。あたし決めました!」
「ふぁ?」
「あたしも相棒がいるのです。…ちょっと問題ありの子ですが、図鑑完成のためがんばらないと!」
「えー初耳!どんな子どんな子?」
「はい…あたしの相棒、ピカチュウです!」
『びがぁ!!』
【ショウがボールを地面に放ると、普通体型のピカチュウが出てきて元気よく鳴いた】
「ピカチュウ仲間じゃん!!こんにちは!スリムなピカチュウもかわいい…」
『びが!!』
【ピカチュウは頬袋をパチパチとスパークさせながら差し出された少女の手をはたき落とした】
「よしよし、活きのいいピカチュウだね~」
「こ、この後輩もしかして無敵…?」 - 59ノブ24/09/28(土) 23:45:10
- 60ノブ24/09/28(土) 23:47:13
- 61フォト24/09/28(土) 23:57:05
「で、この元気なピカチュウのどこに問題が?」
「問題がありすぎます!以前コリンクに襲われ、あまりの恐怖で思考停止に陥ってしまい…相棒と一緒に戦うこともできず…それ以来言うことを聞いてくれなくて」
「あー、なめられてますねそれは」
「言い方!!」
「それかもしかしたら、怒ってるか?」
「怒ってる?」
「だって大変な時に頼りにしてもらえなかったわけでしょ?」
「そ、それは…」
【ショウはピカチュウに視線を向けたが、そっぽを向かれてしまい目を合わせることはできなかった】
「…どちらにしろ、どう命令して戦ってもらうのかも わかりませんし」
『びがぁ!!』
「でも、あなたとポケモンたちの活躍を見てあたしたちもがんばらないと…!だから勝負してください。戦い方を学びたいのです!」 - 6280番24/09/28(土) 23:58:03
【黒髪のおっとりした雰囲気の少年が白衣の人物を見上げている】
「なあなあ、おっちゃんには投げる才能なくて、ハオちゃんにお願いするってことは……
ハオちゃんにはできるって、期待してくれてるん?」
「もちろんなのです!キミからは、何か特別なモノを感じるのです」
「えへへ!そっか、そっかあ~!やっぱりハオちゃん、おっちゃん好きやあ」
「オー!ボクを捕まえるのではなく、ボールでポケモンを捕まえてほしいのです!」
「はあい」
【少年は意気揚々とポケモンたちへ向かって行った…】 - 6380番24/09/29(日) 00:06:03
- 64ノブ24/09/29(日) 00:16:50
- 65二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 05:35:18
このレスは削除されています
- 66忍冬24/09/29(日) 05:58:02
- 67ノブ24/09/29(日) 06:44:55
- 6880番24/09/29(日) 07:07:44
- 69ノブ24/09/29(日) 07:09:36
- 70忍冬24/09/29(日) 07:14:26
- 7180番24/09/29(日) 07:25:37
【黒髪の少年が、興味深そうにムラをあちこち見て回っている】
「……なあ、あんた!」
「んー?なにぃ?」
「ずっとうろついてるけどさ、博士がさっき、イモヅル亭に行くよう言ってなかったか?」
【坊主頭の幼い少年二人に呼び止められ、黒髪の少年は何度か瞬きを繰り返してから照れた様子で頭をかいた】
「ほんまやあ。ムラ見るのおもしろくて忘れとった。ありがとお」
「お、おう。なんか……ボーっとしてんなあ」
「でも、悪いやつじゃなさそう……?」 - 7280番24/09/29(日) 07:30:38
【音声入力開始】
「うろんな奴よのう」
「うろん?うーろん……?」
「怪しいと言うておる。イモヅル亭はな、ギンガ団のための店。
よそものは帰った、帰った!」
「そうなん?じゃあ、えっと……」
「……何故戻って来た?」
「そういえばここで待ち合わせやねん!えっとな、ここで待ってへんと、困ると思うから……
おっちゃん、お願い~」
「……気の抜ける奴よのう」
【音声入力終了】 - 73ノブ24/09/29(日) 07:33:48
- 74忍冬24/09/29(日) 07:51:11
- 75ノブ24/09/29(日) 07:56:11
- 76忍冬24/09/29(日) 08:17:14
【巨木の戦場に到着した少年がキクイに話しかける】
「こんにちは。こちらのキング、バサギリに会いに来たんだ。あなたがキャプテンのキクイという人かな?」
「こんにちは! そう、オレがシンジュ団のキクイ バサギリを世話するキャプテンだね。キミはバサギリに会いに来たのか! わかる わかるのだよ 強くてカッコよいバサギリが さらに強くカッコよくなったからね! だけど会わせないね! いまのバサギリは強すぎるからね 先日の雷はおそらくシンオウさまの力 それを浴びて強くなったのだね」
「ああ、以前の深夜に落ちた。とはいえそれで帰るわけにもいかないんだ。少しでもいい、会わせてくれないか?」
「なんと! キミのバサギリへの 熱い思い キクイにも響いたね」
「いずれにしろ キミの思いは無関係 カイさんから きつくいわれてね 誰もバサギリには近づけないからね! キクイ自慢の相棒 ヌメラとともに追い払うからね!」
「うん。……まあ、引き下がるわけにもいかないか。相手になるよ」
「ムカムカするね! 忠告で 追い返そうとしているのに 理解できないとはね…… 悲しいね いけ ヌメラ とけろ ヌメラ!」
あなたが何歳なのかは知らないが、そのガキ扱いする若造たちにあなたは幾度か窘められているようだし、年長者ぶるのはやめた方がいいんじゃないか? 自分の意見を押し付けるのは大人とは言えないだろう。
遅れてすまない。うん、ありがとう。一緒に頑張ろう。
- 7780番24/09/29(日) 08:17:45
テル~~~!!?
ほんまもんの、て、テル……って思ったけど、全然ちゃうかった……
名前おんなじだけの、別の人やもんなあ
もっと言うと、テル、愛称やし……
しかもハオちゃんのこと、なんか……うろん?な感じで見てるし
テルの衝撃でいろいろ忘れとったけど、そういえばギンガ団?に入るって言われたんやあ
試験って何するんやろなあ
何するにしても、はよ寝やんな疲れたわあ
でも先にお風呂……あれ?お風呂ない?
じゃあ、うーん、お水とタオルあるから、これで…… - 78ノブ24/09/29(日) 08:21:18
- 7980番24/09/29(日) 08:28:46
- 80忍冬24/09/29(日) 08:33:52
- 81ノブ24/09/29(日) 08:36:57
- 8280番24/09/29(日) 08:43:38
- 8380番24/09/29(日) 08:46:15
よお分からんけど、なんか、男になっとるし、明日からは男っぽく……男っぽく?
僕とか言うたらええんかなあ
いやでも、俺……俺やんなあ!
んふふ、なんか楽しくなってきた!
でももう寝やんな、試験あるし、疲れたし… - 84ノブ24/09/29(日) 09:04:02
- 85フォト24/09/29(日) 09:24:35
「ふう…ありがとうございます。気のせいかもしれませんが…一瞬ピカチュウと通じあったような。よろしくお願いしますね、ピカチュウ」
『びがぁ!!』
【ピカチュウは頬袋をスパークさせながらショウの差し出した手を叩き落とした】
「気…気のせいでしたか」
「いや、私も一瞬通じあってたと思うよ?ショウさんはもっと堂々としてないと」
「堂々と…?」
「ボールに入ったってことはこの子は一度はショウさんを受け入れてくれたってことだからね。トレーナーから頑張って歩み寄らないと。大丈夫!この程度の反抗期なら多少ビリビリさせられる程度で済むだろうから怖くない怖くない!!」
「大丈夫の基準がわかりません!!でも、あたしもあなたのようにポケモンと助けあって調査します」
「その意気!…あ、じゃあ一瞬通じあった記念に一枚撮ろうか?」
「写真、ですか?」
「そ。今はそっぽを向かれてるけど、次に撮る時はどんな距離感になってるかな?」
「なるほど…!成長記録ということですね。撮りましょう、ピカチュウ!」
『びが~?』 - 86フォト24/09/29(日) 09:40:54
反抗期ピカチュウ、私には可愛く見えちゃうけどポケモンに慣れてない人からしたらそうはいかないんだろうな~
【表情の硬いショウと知らん顔をしているピカチュウの写真。立ち位置に少し距離がある】
ショウさんが受けてほしい依頼があるっていうから大志坂に行ってきまーす
え、18なんだ なんか偉そうだからもっとおじさんだと思ってた
お、怒ってる?
文章でのやり取りってニュアンスが違って伝わることも多いしさ、あんまり本気で受けとらなくていいと思うよ
大変なことになってるー!?
白くて丸くてシュッとしたの、この世界の神様らしいからそういうこともできないことないのかも…?
次会ったら戻してもらえるように忘れずお願いしなね!!うっかりそのまま帰ったら大変だよ!!
- 87ノブ24/09/29(日) 09:50:45
- 88フォト24/09/29(日) 10:00:28
- 89グレイ24/09/29(日) 10:13:43
【アラベスクタウン郊外。鬱蒼としげる草木と茫とした幻想的な光が支配する空間。ブラックライトのように光るキノコやマシェードたちフェアリータイプが主に活動する場所。……そう、ルミナスメイズの森。そこで一人の少女が怯えていた】
【袖口の広い服を着た灰色の髪の少女だ。両手に一辺15㎝ほどのキューブを抱えている】
「…………ぁ、はあ……」
【ふうふうと口で呼吸をして、自分を落ち着かせるみたいに何度もキューブを抱え直す】
「……戻らなく、ちゃ」
【街に戻ろうと足を踏み出したそのとき、】
「……えっ、きゃあ!」
【よろけたみたいに体勢を崩し、ぐんと訪れた浮遊感に思わず悲鳴を上げる。そのまま、ルミナスメイズの森から少女の姿は消えてしまった】 - 90グレイ24/09/29(日) 10:17:10
「えっ、わ、わああああーーーーーー!!!!」
【ぽんと空中に放り出され、少女は大声で叫ぶ。この後訪れるであろう衝撃に耐えるためぎゅっと目を瞑り、体を丸めた】
「うぅ…………」
【予想していたほどの衝撃はなかったが、砂浜に体をしこたま打ち付けて少女は呻く。キューブを大切そうに抱えたまま気を失った】 - 91ノブ24/09/29(日) 10:21:53
- 92グレイ24/09/29(日) 10:37:39
【気絶したままの少女の元に駆け寄る男性と3匹のポケモン】
【少女の元へたどり着くのはポケモンたちの方が早かった。聞き覚えのない声に催促されて少女はうっすらと意識を浮上させる】
【そこへ、強制的にうつつへ引き戻す力強い声が響く。少女はまだ覚醒しない意識で、しかし目を開け体を起こした】
「…………え、え、えええええ…………???」
【途端、目に入った見知らぬ景色に少女は困惑の声をあげる。たしか、そう、森にいたはずなのに】
「よかった……。空から落ちてきたときは何事かと思いましたが、生きていますね」
「あ、えっ、は、はい……」
【思考を断つ男性の声。それにとまどいながら返事をして、少女は思う】
「あの……。ここは、いったいどちらなのでしょう……?」
「始まりの浜です もしかして 空から落ちた ショックで わからないのですか?」
「始まりの浜……」
【聞き覚えのない地名だ。そもそも少女の世界はひどく狭く、海を見たこともない】
【困惑しきりの少女は、ひとまず男性からの質問に答えていくことにした】 - 93フォト24/09/29(日) 10:38:46
- 94グレイ24/09/29(日) 10:44:30
【男性の質問も手伝い、少しずつ状況を把握していく少女だが、】
「くぽぉ~!」
「プシュッ!!」
「ぴちゃちゃ」
【突然ポケモンたちが逃げ出し、男性もそれを追いかけてしまった。頼りがなくなるのは困る、と少女は歩いてそれを追いかける】
【途中、落ちていたスマートフォンをなにかの啓示に従い拾う。真っ暗な画面に指示が浮かび、そうしていくつかのボタンが現れた。そのうちの一つを少女は選んだ】 - 95グレイ24/09/29(日) 10:47:30
あ、あれえ……?
じょ、情報交換の場所……みたいな……?
え、えっと、こんにちは!
あの、ちょっと困った状況になっていて……お力を貸していただけませんか?
……つ、使い方、合ってるのかな…? - 96フォト24/09/29(日) 10:52:43
- 97グレイ24/09/29(日) 10:56:21
- 98フォト24/09/29(日) 11:01:34
- 99グレイ24/09/29(日) 11:20:10
- 100フォト24/09/29(日) 11:27:18
- 101グレイ24/09/29(日) 11:37:14
- 102フォト24/09/29(日) 11:57:15
- 103グレイ24/09/29(日) 12:26:36
えっと、このまま止まっていても仕方ないので、先ほどの男性を追いかけてみようと思います。白衣を着ていましたし運動は得意そうではないので、すぐに見つかるはず…!
わ、かわいい……!
ガラル地方もいいところですよ。露店のお料理、美味しいです!……たまに、クスネにとられちゃう観光客もいますけど、ね。写真……は、ないですけど、アラベスクタウンの劇場、すっごいですよ! ナックルシティの宝物庫も、貴重な資料がたくさんで……!
パルデアの大穴が話題に? 立ち入り禁止のはずですし…どなたか立ち入ったんでしょうか? ガイドブックにはパルデア帝国とか、財宝があると言われていたとかくらいしか書かれていなくって
わっ…!すっごく迫力ある滝ですね!きれい……。二枚目は農園でしょうか?ポケモンたちがゆっくりしているみたいで癒されます……!ふふ、機会があれば、行ってみたいですね!
- 104フォト24/09/29(日) 12:46:26
- 105フォト24/09/29(日) 12:59:55
「シルベ、遅いです!こちらですよ!」
「すみませーん!!」
「もう…ヨネさん、彼女がシルベです」
【ゴンベを連れた紺色の装束の女性は、金髪の少女とアローラライチュウを値踏みするように眺めた】
「へえ…新顔だね。まあいいや、とにかく来たってことは相談に乗るってことなんだろ。あたしはコンゴウ団キャプテンのヨネ」
「コンゴウ団は昨日聞いたけど、キャプテン…?ジムリーダーみたいなもの…?」
「コンゴウ団のことを知ってるなら充分だよ。片づけてほしい用件があってね、さっさと話を進めたいのさ」
【ヨネは少女の隣でふよふよ浮いているライチュウを横目で見る】
「あんた、自信はあるかい? ポケモンを戦わせる腕前の」
「えーと、まあ人並みには…」
「そりゃよかった。あんたのところの警備隊の若造では歯が立たなかったからさ。あたしの横にいるのは相棒のゴンベ。兄弟のように一緒に育った仲で、あんたらのようにおかしなボールで捕らえなくても共に戦ってくれるよ!」
「む…」
『らいちゅ?』 - 106グレイ24/09/29(日) 13:05:36
「ええっと……こちら、だと思うのですが……。あ、いました!」
【抱えていたキューブをしまった少女は白衣の男性を探す。一本道で迷うこともないが、見落としてはいないかあたりを見まわした】
「いました、けど……。なにをなさっているのでしょう……」
【白衣の男性の周囲には木でできたモンスターボールがいくつも落ちており、男性は肩で息をしている】
「……あの、ラベンさん。なにをなさっているのでしょう?」
「オー! 空から落ちてきた人 助けにきてくれたのですね! ポケモンを捕まえるために いくつもボールを投げましたが ぜんぜんダメなのです……」
「ひ、人には向き不向きというものがありますから……。あの、よければですが、代わりましょうか? ポケモンを捕まえた経験はありませんが、投げるのは得意ですので……」
「いいのですか⁈ では、お願いするのです。こちらがモンスターボールです」
「わ、テキストで見たとおり木でできている……。よし、いきましょう……!」 - 107フォト24/09/29(日) 13:22:19
「うちのほっぺちゃんだって私がタマゴから大事に大事に育ててきた家族なんですけど!!」
『らーいちゅ♡』
「タマゴ?あんた面白いこと言うねえ」
「アッ…ゲフンゲフン…赤ん坊の頃から育ててきたってコトデスヨ?」
「どっちでもいいさ。で、その変わったライチュウが戦うのかい?」
『らーい?』
「…いや!ここはあえての…リオ!!」
【ボールから出てきたビッパに、ヨネは意外そうに肩眉を上げる】
「"おかしなボール"で捕まえたポケモンだってやれるところを見せてやろうじゃないの!!」
『びぱ!!』 - 108グレイ24/09/29(日) 13:26:01
【3匹の居場所を確認して、次々と捕まえていく少女。最後の一匹を捕まえてラベンの元へ運んだ】
「これで全て、ですね。どうぞ」
「ありがとうございます! いやあ 助かりましたよ いいですか キミに捕まえてもらった 3匹のポケモンは 調査のために ムラに運ばれてきたばかりで 誰のいうことも きかないのですよ さっきもいったように キミの落下をわかっていたかのように ムラを飛び出してしまうし……」
「そうなんですね……。こんなにいい子たちなのに不思議ですね……」
「それにしても エラくん キミのボールさばきには驚きです! ここにきたばかりなのに なぜそんなに うまくポケモンを捕まえられるのですか? キミの出現には なにかしらの 意味があるように思えるのです……」
「……そんな、大層なことはしていませんよ。できることをやっただけです」
【謙遜するように、あるいは何かを隠すように少女は賛辞を否定する。曖昧に笑って、それよりと切り出した】
「すべてのポケモンとであえ…… へえ アルセウスフォン…… 不思議な代物ですね まるでキミを導くかのようです」
「いきなりですが いいですか ボクの夢は この地方はじめての ポケモン図鑑を完成させることです! わかりますか ポケモン図鑑 あらゆるポケモンを記録していく とても先進的で すばらしい研究です! ただ…… ポケモンを記録するには ポケモンを捕まえる必要があります ですが モンスターボールは 開発されたばかりで うまく ポケモンを捕獲できる人は少ないのです そこに登場したのがキミ…… ポケモンを捕獲する才能の持ち主です すべてのポケモンとであうキミと あらゆるポケモンを捕まえてほしいボク そう おたがい協力しあえるのです! どうでしょうか 助けあうというのは?」
「相互協力、ということですか……? ……衣食住の担保がされるのでしたら、喜んでお引き受けします」
「もちろん提供するのですよ。正体不明のキミですが ポケモン図鑑完成という目的のため ボクは キミを歓迎します! とりあえず ポケモンたちを ムラに連れて帰りましょう! キミの衣食住の 手配もせねばなりませんし それでは案内いたします ボクたちのコトブキムラに!」
【ラベンに連れられ、少女は歩き出した。途中で自分が捕まえたポケモンたちの説明を聞いている】 - 109グレイ24/09/29(日) 13:52:51
ええと…、衣食住はこれで困らないはず、です。食生活に適応できるかはわかりませんが……とにかく、野外で野垂れ死にすることは避けられます。コトブキムラ、どういったところなのでしょう…。そして話に乗ってしまいましたが、本当に信用して大丈夫な方でしょうか……
ええ、はい……!伝説がどこまで真実なのかはわかりませんが、少なくともブラックナイトという現象があったことは真実でしょうし……。ワイルドエリアも危険は大きいですが、様々な野生のポケモンが生息していますから、行かれる方も多いみたいで。キルクスタウンの温泉は行ったことはありませんが、雪の中の温泉、いい響きです……!
でも、ダイマックスは……突然巨大化したり、暴れてしまったりと安全に撮るのは難しいかもしれませんね……
ああ、でも、素晴らしいところですから。ぜひおいでくださいね!
- 110フォト24/09/29(日) 14:30:02
【ビッパのスピードスターがゴンベに命中し、勝負が決まった】
「やったね~♪」『びぱ!!』
『ごんぬ…』
「ゴンベに勝つなんてあんたただものじゃないね。ゴンベもごくろうさん」
【ヨネはゴンベを労ると互いのポケモンを手当てする】
「おかしなボールとか言って悪かったね。あんたとポケモンが息を合わせて戦う姿がよかった!まるで英雄だな!小さいころに昔話で聞いた伝説の英雄!」
「エッ英雄…!?そんな滅相もないです…」
「謙遜しなくていいんだよ。決めた!あんたに依頼する」
「やりましたね、シルベ!」
「うえ~ん…」 - 111フォト24/09/29(日) 14:51:11
- 112グレイ24/09/29(日) 15:15:03
【コトブキムラを案内するラベンと、おどおどとその後に続く少女。そして突然現れた見知らぬ少女を遠巻きに眺めるコトブキムラの住人。少女は居心地が悪そうに縮こまっている】
【橋の手前でラベンは立ち止まり、思い出したように少女に告げる】
「おっと 忘れていました! 逃げたポケモンたちについて 報告をしないといけないのでした! キミは食堂で 待っていてくれますか? 橋を渡って すぐ左の建物が 食堂 イモヅル亭です」
「は、はい。わかりました」
【大きな煉瓦造りの建物に向かうラベンを見送り、少女も橋を渡る。文字は読めないがすぐ左の建物という指示からイモヅル亭にあたりをつけ、軒下に入った】 - 113グレイ24/09/29(日) 15:23:19
【店の中から老人が出てきた。少女はびくりと肩を震わせその顔を強ばらせる。怯えから自分を守るためか、左腕を右袖にもぐりこませた】
「うろんな奴よのう イモヅル亭はなギンガ団のための店 よそものは帰った 帰った!」
【老人に一喝され、ますます少女は縮こまる。ぅ、などと声にならない音を発してす、すみません、と告げるしかない】
「あの、でも、ラベンさんにここで待っているようにと言われて…お店の中には入りませんから…」
【細い声で拙く伝えれば、老人は苦虫を噛み潰したような顔で渋々許可をだし、中に戻っていく。少女はうるさく鳴る心臓を押さえ、ほっと息をついた】 - 114グレイ24/09/29(日) 15:42:34
少し、怒られましたけれど、いてもいいと言われました。ラベンさんはガラルの出身だそうですがマグノリア博士のことはご存知ないみたいです。本当に過去の時代に来たのですね…
のんびりしているけれど、いい人。確かに…研究のために連れてきたポケモンたちを、1匹もボールに入れていないのは無用心ですよね。なにか理由があってのことでしょうか。生まれたばかりでボールに入れられないということでもなさそうですが
あ、いえ、スタジアムの中は撮影可能ですよ。報道の方もたくさん見られるそうですし、一般の方でもいいカメラを携えていく様子が見られますから。ですが、ダイマックスは自然現象なので…狙って起こすのは難しくて。ジムチャレンジでも取り入れられていないはずです。ワイルドエリアや町中の、巣穴や突発的なダイマックスでしたら話は別ですが…そういった場合、安全は確保されていませんので。先ほどのマグノリア博士のようにダイマックス現象を研究する方もいらっしゃいますから、未来では変わるのかもしれませんけれど
- 115フォト24/09/29(日) 16:00:31
- 116グレイ24/09/29(日) 17:45:06
- 117フォト24/09/29(日) 18:48:35
「おやおや…あんたのところの博士だよね」
「へ?」
【高台へと登ってきた金髪の少女はヨネの言葉につられて今来た道を振り返ると、軽快な足取りで駆けてきたラベン博士を見て目を丸くした】
「はあ…間にあったようですね」
「ラベンさん!?何やってるんですか危ないから帰ってください!!」
「いきなりひどいのです!?ポケモンを研究する者として、どうしてもオヤブンを観察したいのです!」
「あんたの仕事なんだろ。ジャマしなければいいんじゃないか」
「ええ~~~」
「そう言ってやるなって。ここから一人で帰す方が危険だろ」
「それは確かに、まあ…」
【少女はラベン博士が持つカメラを一瞥すると、クスリソウを一本地面に置いてからびしりと指をさした】
「危ないんだからこっから中には入らないでくださいね!!ほっぺちゃんは見張ってて!!」
『らいちゅ~』
「優しいんだか意地悪なんだか…あんたこの子に何かやったのかい?」
「まったくもって心当たりがないのです…」 - 11880番24/09/29(日) 19:21:51
- 119ノブ24/09/29(日) 20:58:48
うし、デンボクのおやっさんとこに行くか
【散髪屋の前で立ち止まると、坊主頭を掻いた】
ワシも髪が伸びたのう、ここは思い切ってサッパリ剃ろうか!
『ギンガ団の散髪店 ハイカラだね!』
あ?
『おっ あんた! 荒ぶる森キング バサギリを鎮めた ノブだろ』
おう。
『すごく有名だよ! シンオウさまに ゆかりある キングを鎮めた恐れ知らずって びくついている人もいるもの!』
まあ、シンオウ様が怖くてギンガ団はできんけんのう
『あの! あたし ヒナツ! コンゴウ団のキャプテン 特技は髪結い! よろしくな! あ ごめん! デンボクさんに 話があるんだ! じゃあね』
コンゴウのもんか、コンゴウはシンジュと違って話がわかる奴らが多くて助かるわ。 - 120忍冬24/09/29(日) 21:09:03
んむ。怒って…は、いたが……あなたの言う通りだ、改めるよ。すまない。俺はカテゴライズされるのがあまり好きではないみたいだな。あまり文字でのやり取りはしないから、ついヒートアップしてしまった。謝ろう。
貫禄なあ。慌てないこと…なにかあったら一呼吸置くことが肝要ではないか? あとは何度も訂正されているのに頑なに呼び方を変えないのは話を聞いていないということでマイナスポイントとなると思うが。貫禄があることと愚鈍は別だろう。直す気配もないなら他でも命令違反や朝令暮改の可能性を考えるしな。
な、な…。あるものがなくて、ないものがあるのか…。大変だな…。大きさは、まあ、個人差があるが…
- 121ノブ24/09/29(日) 21:30:16
- 12280番24/09/29(日) 21:33:25
- 123ノブ24/09/29(日) 21:44:53
おや…ボス!
すいやせん!遅れました!!
『おお、来たか。遅れてないから安心しろ
『……うむう ガチグマか キングではない ポケモンまで荒ぶるというのか セキや カイから報告はないが 放っておけぬな それにしてもヒナツ殿 ガチグマが暴れている件 よくぞ知らせてくれましたな』
『うちのリーダーも 時間がないって忙しそうだし ガチグマのキャプテンにも あしらわれちゃって ギンガ団しか頼れないんだ』
『ガチグマのキャプテンは シンジュ団のユウガオ殿か 数いるキャプテンのうちで 一番 頑迷…… いや 古式ゆかしい女性だからな』
またシンジュのもんですか…。
『うむうノブ、お前には苦労をかけるな…』
いえ!大丈夫です!!
必ずおや…ボスの期待に応えやす!! - 124忍冬24/09/29(日) 21:49:19
【ヌメラを倒すフクスロー】
「な なんたる…… 負けたけれど 忠告の続き! いまは会ってはいけないね バサギリは本当に危ない! 近づくとガンガン殴りかかってきてね いつもなら お供えもの…… 2つの好物をバサギリにあげれば うれしそうに食べておちつくのにさ キャプテンのオレですら 好物をあげたくても 暴れまわる バサギリに近づけないからね よそもののキミには無理な話だね」
「……そうか。あなたでも無理だとは、残念だ」
「バサギリや アヤシシの先祖は シンオウさまより力を授かり ポケモンや人を守ったとされている わたしたちシンジュ団も恩恵を受け ヒスイで生きているからね!」
「カイさん」
「カイさん?」
「バサギリが強くなった というが あれでは厄介者だよ…… 雷を浴びせたとしたら 偽りのシンオウさまではないのか? コンゴウ団があがめる偽りの! バサギリは わたしたち シンジュ団にとって大事なポケモン よそものに任せるのではなく わたしたちで なんとかしたい……! そう考えてはいるが 荒ぶる バサギリは一刻もはやく鎮めねば 襲われる人やポケモンが増えれば コンゴウ団やギンガ団とも揉める……」
「話を聞く限り、強くなってはいるようですが……その結果被害が出ているのは、見過ごせない事態です。揉め事を抜かしても、シンジュ団内部でも困ったことになっているのであれば誰も幸せになっていない」
「おい! ギンガ団であれば なんとかできるのかね」
「できると確約はできない。俺はできることしかできないから。でも俺の力が及ぶ限り対処法を探すと約束する」
「わかった……! バサギリの好物は キクイとわたしで用意する おまえは広いヒスイを駆けまわっても なんとか解決法をみつけてほしい!」
「はい。承知いたしました」
その場で言い直す、ぐらいはしてもいいと思う。……まあ、結局はあなたの自由だ。自分を曲げないことをいいとも悪いとも言えないからな。
……。そういうのは、まあ、往来ですることでも、ほぼ初対面で言い出すことでもない、な。
酒が入っている、とか、風呂に共に入っている、とか、状況によってはなくはない、が…。わざわざ比べるのは、あまりないと俺は思う。
また、新しく来たのか。ヒスイの大地は少し厳しいだろうが、あなたも頑張ってほしい。
- 125フォト24/09/29(日) 21:53:51
【オヤブンコロトックの攻撃をモクローが避け、モクローがかぜおこしをコロトックに命中させる】
【金髪の少女が投げたボールにコロトックが収まり、何度か揺れたのちに動きが止まり花火が上がった】
『くぽ~♪』
「オコゲないす!!…はー、心臓バクバクしたー」
「たいしたもんだよね、オヤブンをひねっちまうなんてさ。まるで伝説の英雄みたいだ!」
「こっちはいっぱいいっぱいなんですけど…」
『キュエーーン!!』
「ふぁ!?」
「な、なにごとですか!?」
【高台に獣の声が響き渡る。ヨネが大岩を見上げると、その先に大鹿のようなポケモンが堂々とした姿で佇んでいるのが見えた】 - 126フォト24/09/29(日) 22:01:56
「アヤシシさま!!」
【ヨネにアヤシシと呼ばれたポケモンは側まで降りてくると金髪の少女をじっと見つめた。少女はもぞもぞと落ち着きなく身体を動かす】
「シルベを見つめる優しいまなざし…ありがとうございます」
「お、おおぅ…」
【少女は呻くような声を出すのみで固まっている。そうしているうちにアヤシシは踵を返して何処かと去っていった】
「よかったよね。アヤシシさまもあんたのこと気に入ったようだよ。いいかい、アヤシシさまってのは人を乗せヒスイの大地を駆けぬけるありがたいポケモン…」
【ヨネの言葉が終わる前に少女はがっくりと肩を落として心底悔しげに声を絞り出した】
「……と、撮りたかった~~~……!!渋くてめちゃくちゃかっこいい~~~……!!」
「シルベくん、気持ちはわかりますがコンゴウ団にとって大事なポケモンですので…」
「わかってますぅー!!」 - 127グレイ24/09/29(日) 22:02:49
【イモヅル亭の軒下でラベンを待つ少女に話しかける人影がある】
「あなた 何者ですか? 見慣れない格好をしていますが」
「ひゃっ⁈ あわ、わ、えっと、」
「門番さんが通したってことは ムラの誰かの関係者なのかしら? あの ラベン博士をご存知? 遠方からいらした博士なの」
「あ、は、はい! 実は、ラベン博士に連れられてここまで来たのですが、ここで待っているようにと言われまして……」
「あら、そうでしたか。ということは、ラベン博士と同郷なのかしら? あの人 ポケモンに逃げられたりして 先が思いやられますね…… とかいう あたしもポケモンの でんきショックという技を受けて 寝こんでいたのですが……」
【広義の意味では同郷だが、そうという肯定も正しいとは言えない。どう答えようか少女が迷ううちに、誰かが会話に入ってきた】
「そうなのですよ ショウくん あわせる顔がないのです」
「博士!」
「ですが もう大丈夫です! こちらのエラくんが ボクたちの力となるのです!」
「ら、ラベンさん……!」
「どういうことですか? もしかして 彼女を調査隊に? もう! シマボシ隊長の許可なく 隊員を増やせるわけありませんよ」
「許可する」
【大言壮語と思った少女はラベンを止めようとして、ショウの声に遮られる。そして何かを思うよりも先に新たな登場人物が出てきた】 - 128ノブ24/09/29(日) 22:06:17
みんなワシよりチンマイのにようやるわ。
ワシも泣き言言わずにシンジュの婆さんと話つけに行くかの! - 129グレイ24/09/29(日) 22:17:37
「シマボシ隊長!?」
【ショウの叫びに少女は新たな名前を心の中にメモをする】
「もっとも調査隊に ふさわしい実力を持つならばだが ギンガ団 調査隊 隊長のシマボシだ」
「墓守の、エラです。よろしくお願いします」
「ラベン博士から話はきいた 逃げたポケモンを確保した 能力を役立てるかわりに 衣食住の提供を求めているとか」
「そちらも、お困りのようですから。一人分の衣食住だけで調査が進むなら、悪い話では、ないと思います」
「その通りだ。だが素性も知れぬ人間を おいそれと雇うわけにはいかない 明日 試験を受けてもらう」
「試験……ですか。はい、わかりました」
「なるほど! フェアな提案ですね どうです 隊長も一緒に? 食べながら ききたいこともあるのでは」
「遠慮する 料理と真剣に向き合うために ジャマされず ひとりで味わいたい」
【少し肩を強張らせた少女に気づいてか、気を遣ったためか、それとも自分のためか。すっぱりラベンの申し出をシマボシは断り、一人で中に入っていく】
「相変わらず ストイックなお方です では ボクたちは食べながら 詳しい話をするとしましょう! ムベさん いつものイモモチ! 今日は3人前プリーズです」 - 130フォト24/09/29(日) 22:23:58
なんとかなった~ 捕獲って失敗すると余計に攻撃くらうリスクあるから心臓に悪いよね
ヨネさんが言ってたコンゴウ団の団長さんってどんな人なんだろ やっぱり怖いおじさん?
オヤブン退治のお礼にアヤシシさんが走ってるところ撮らせてくれないかな… - 131グレイ24/09/29(日) 22:30:22
- 13280番24/09/29(日) 22:40:35
えへへ、ほんまに順調にポケモン捕まえてしもた!
ハオちゃん、ポケモン捕まえる才能あるんやなあ、知らんかったわ
そもそもポケモンおらん世界におってんから、知らんくて当たり前やけど
博士もテルくんもいっぱい褒めてくれて嬉しいやんなあ
うん、うん……確かに、ちょっとテンション上がっててんけどな、今になって思うとそうやんなあ
女の子同士でも、おっぱい見せてとか言わん……服着とってもわかるし
ハオちゃん、男の世界のこと、まだよくわかってなかったわ……教えてくれてありがとお
あー!聞いて聞いて!
ハオちゃんなあ、ちんまくないで!博士に聞いてんけど、おっきいらしいで!
ハオちゃんが受けた試験はポケモンの捕獲やったよ~
応援しとるから、頑張ってなあ
- 133ノブ24/09/29(日) 22:42:39
【紅蓮の湿地へ到着する一同】
えらいジメジメした場所やな。
『紅蓮の湿地です! こちらには 毒をつかうポケモンなどがいますよ!』
毒!?はぁ…もう驚かんわ…。
『任務は大変だけどね おっと! おまえは ズイの遺跡に向かうよな ズイの遺跡なら あっちだ! ほら この先にみえるだろ』
はい!
『まぁ、がんばれよ』
テルのアニキは?
『オレは時空の歪みの調査。うーん 時空の歪み いつどこで発生するのだろう 地図をみれば いいのかな?』
『ふたりとも無理せず でもはりきって ポケモンの調査をお願いするのです! もし野生のポケモンが強いと感じたら 訓練場でペリーラさんから 強い技を伝授してもらうといいですよ』
はい『はい』 - 134ノブ24/09/29(日) 22:48:42
- 135グレイ24/09/29(日) 22:50:14
【ラベン、ショウ、そして少女がイモヅル亭のテラス席で座っている。店主が食事を持ってきた】
「あ、ありがとうございます」
「ムベさん サンキューです! 最高のイモモチですよ!」
【一区切りついたと見たショウが話し出す】
「ラベン博士 こちらの流れ者 どこでお会いになられたのですか?」
「空に穴がありますよね 「時空の裂け目」と呼んでいる あそこから落ちてきたのです」
「まさか……」
【空から落ちた記憶はあるが、そこが「時空の裂け目」と呼ばれていたことは知らない少女は密かに動揺を噛み殺す】
「ボクは科学者です 観測した事実に どのようなルールがあるのか 確認していくのが仕事です ボクには事実がすべてです!」
【きっぱりと言い切ったラベンに、少しだけ少女は好感を持つ。彼女の中に、確固たる芯はまだないから】
「ボクたちがいる ヒスイ地方には 数多くのポケモンがいますよね」
「はい…… 草むらや森 水辺などにいる ポケモンたちが どのような生き物か 調べるのが あたしたち 調査隊の任務となります」
「ポケモンは 怖い 生き物です! どのような能力を秘めていて どういった不思議なことが できるのか さっぱり解明されていないのですよ そこで エラくんなのです! ポケモンを3匹も捕まえました! いいですか 3匹もですよ! これほどの捕獲の天才は ギンガ団には いないのです! ようやくポケモンの調査ができるのです!」
「いや、あの、天才は言い過ぎ…」
「3匹!? 野生のポケモンは 襲ってくるから 1匹捕まえるだけでも みんな苦労しているのに……」
「に、逃げも襲いもしてこなかったので…!」
「まあ 浜に逃げたポケモンは 襲ってはきませんでしたが ポケモンを恐れていないからこそ近づき よく狙ってボールを投げられるのです」
【誤解されている気がする、と少女は時折口を挟む。あまり効果はないようだが】
「調査隊の連中よ おかしな人間を連れてきて のんきに食ってる場合か? 隊長なんて 中で イモモチを10人前も…… ポケモン図鑑の完成が程遠いとはいえ やけ食いにも ほどがあるぞ」
「シマボシ隊長の やけ食いの日々も終わります さあ エラくんもどうぞ! 空から落ちてきたキミも ギンガ団に はいれば 食事も寝るところも安心ですよ」
【店主の言葉にラベンも話を終わらせる。そのまま食事が始まった】 - 136フォト24/09/29(日) 22:59:32
- 137グレイ24/09/29(日) 23:07:58
chopsticks、苦手です…。見かねた店主の方…ムベさんとおっしゃっていましたね…が突き匙、フォークを貸してくださいました。練習しなくては……
イモモチという料理は美味しいですね。温かくて、じんわりしみてきます
ポケモンの捕獲、ですか。……それなら……なんとかなる、かも、しれませんね。生身だと少し難しいですが……
教えてくださって、ありがとうございます
えっと……。はい、つい先ほど来た者です。よろしくお願いします
あの、なにが大丈夫、なのでしょう……? 慣れていても…ポケモンと人間の力の差は歴然ですし…
よかった。一人きりではないのですね。ありがとうございます
話がすぐにまとまったのは良い事なのですが……えっと、衣食住を握られている方が力関係としては弱いので……それを楯に、なにか要求が過剰にならなければいいな、と……。あ、えっと、疑うのはよくないというのはわかっているんですけれど!
- 138ノブ24/09/29(日) 23:10:22
はぁ…ここの湿地もまたけったいなポケモンが多いな。
お、あの人がユウガオの婆さんか。
あの…
『わしは ユウガオ シンジュ団のキャプテンさね。おや…… カミナギのふえ あなたが 時空の裂け目から 落ちてきた人間なのかい』
はい
『なるほどねえ』
【男とユウガオが話し合っている様子をウォロが遺跡の入り口で窺う】 - 139フォト24/09/29(日) 23:17:54
- 14080番24/09/29(日) 23:19:04
【音声入力開始】
「立ち会え!」
「ほえ?なに、何のことぉ?」
「……うむう!向かって来いと言っている!」
「え、嫌やあ。そんなんお互い痛いやんかあ」
「問答無用!」
「あ、うわ、わっ、ひぃっ……!」
【衝撃音と、ぐすぐすと鼻を鳴らす音】
「……うむう。ポケモンを捕獲したというのは、事実なのか?
この程度の立ち合いで、かように消沈した姿を見せるとは……」
「ぐすっ……わた……お、おれ……痛いの嫌いやあ……」
【音声入力終了】 - 141ノブ24/09/29(日) 23:23:39
あんの婆ぁ…いや、流石にカタギの婆さんに年寄りに脅し、嫌がらせははいかんな…
お、ウォロやんけ!今日はプレートまだ見つけとらんぞ
『ノブさーん キングを鎮めた腕前 ジブンにみせてくださいな』
すまんな、今はちょっと立て込んとるんじゃ
『時機を逃すと次はいつになるか わかりません! いまお願いします』
まぁええ、ちょっとばかしムシャクシャしとるんじゃ。相手してもらおうやないけ!
『アナタと戦うことで キングの強さ その一端を 知ることができるかも!』 - 14280番24/09/29(日) 23:25:20
- 143ノブ24/09/29(日) 23:35:04
【勝利したフタチマルに駆け寄り傷薬を取り出す男】
タチ丸!よう頑張った!
ワシの指示が遅くてすまんかった!
「じゅ!」
『なんという強さでしょう……! ユウガオさんの盗まれた石板 探すのはアナタにおまかせですね』
盗まれた?穏やかじゃないのう?
『そうなのですよ! ズイの遺跡に残されている 石板の一部が盗掘されたのです』
『ウワサにきいたことはありませんか? 野盗三姉妹 イチョウ商会も ちょくちょく襲われ 迷惑をこうむっているのです! 』
『ユウガオさん 大事な石板を 取り返そうとなさっていますが さすがに99歳であちこちいくのはね…』
『どうです ノブさん 石板を取り返してあげれば? もちろん お手伝いしますよ』
『商会の商品をちょろまかされて ジブンも頭にきているのです!』
石版はともかく他所様のシノギの上前をはねる奴は許せんのう。
『それに遺跡を荒らすなんて ジブンとしても許せません!! 』
『そういえば 湿地ベースの近くで 焚火跡をみたことがありますが あれってなにか関係ありますかね?』
まあ、野盗三姉妹の件はワシに任せとけ、なんとかしちゃる。
『がんばってくださーい』
- 144ノブ24/09/29(日) 23:39:57
- 145フォト24/09/29(日) 23:42:45
「ムベさん、いつものイモモチ!今日もプリーズ3人前です」
「疲れたー!!ムベさん、甘いもの無いですか?」
『らいちゅ!!』
「まったく能天気な…知っておるのか?今朝からウワサの荒ぶるバサギリの様子を見にいった団員が襲われ、医療隊もてんてこ舞だぞ」
「バサギリ?」
「激しい雷に撃たれ、おかしくなったとされるバサギリですよね…」
「雷?」
「いざとなれば調査隊が担当します。未知のポケモンを調べるには危険がつきものですが、調査隊にはシルベくんがいるのです!」
「は???」
「ですが、バサギリの強さはオヤブンとは比べ物にならないとか」
「どれほど強いのかを含めて調査をするのがボクたちです!そして調査に重要なのは冴えた頭脳と強靭な肉体…そのためには睡眠も大事です」
「……」
『ら、らいちゅ…』『くぽ?』『びぱ?』
「シルベ?食べないんですか?」
「きゅ、急にお腹いっぱいになっちゃったかも…みんなお食べ~今日は頑張ったからね~」 - 146フォト24/09/29(日) 23:46:12
- 147二次元好きの匿名さん24/09/29(日) 23:50:14
このレスは削除されています
- 148グレイ24/09/29(日) 23:52:48
考えすぎ、だとは思うんです。自分でも、あまりいい傾向ではないとも思うんです。でも、知らない場所なので、どうしても警戒してしまって…。直さなきゃ、なんですけれどね
できるから、選ばれる。…ああ、そうでした。ずっと、そうでしたね。それなら、きっと大丈夫です。ありがとうございます
……進化は進化で、指示の出し方だってわかりますよ。戦うのが自分ではないからといって躊躇いがあるわけでもありません。……でも、ポケモンバトルは、苦手なんです
勝手もなにも、どんな生き物だって接し方は同じですよ。相手がなにを伝えたいのか読み取る努力をして、相手に伝えたいことを伝える努力をして、そうしてお互いの存在を尊重するんです
違う生き物なんですから、わからないなんて当たり前です。一歩ずつ歩み寄って、妥協点を探すんです
あ、あの、どうか落ち着いて……
脅しはありましたが、シマボシさんより宿舎を貸していただけることになりましたので、今夜の寝床はそちらですね。土の上は、さすがに寝るのに適してはいませんから
それでは、おやすみなさい
- 149ノブ24/09/30(月) 00:12:03
- 150グレイ24/09/30(月) 00:20:07
【人の気配のなくなった真夜中、小さな音をたてて宿舎の戸を開け灰色の髪の少女が出てきた】
「っ……」
【青白い顔であたりを見回し、少女は建物の影に入る。手に持った小さなシャベル/スコップで小さな穴を掘り、道具を放り投げてうずくまった】
「ぅ、ぇ……っ」
【何度か浅い呼吸をして、せりあがるものをそのまま吐き出していく。小休止を挟み、やかて動きが止まる。荒い呼吸がどうにか整うのを待ち、今度は上から土を被せた】
【証拠を隠滅して、少女は再び宿舎に戻る。口を濯いで眠るのだろう】 - 151フォト24/09/30(月) 00:24:08
- 152ノブ24/09/30(月) 00:28:24
- 153フォト24/09/30(月) 00:41:29
- 154ノブ24/09/30(月) 00:50:50
- 155忍冬24/09/30(月) 00:55:44
こ、好物を玉にして投げつけて戦意を減少させるだと……!
なんと。無茶苦茶だ。力業にもほどがある。だがしかし他にいい手だてもないのもまた事実だ。……やるしかないのか。まずはカイさんたちに知らせなくては、だが。
うん。俺も予備知識はゼロで来たが、無事に合格することができた。一緒に頑張ろう。
どういたしまして……?
まあ、うん。真剣な疑問であれば、デリケートな話だから、専門家か、仲を深めた人か、真面目に話を聞いてくれる人に質問してもいいかもしれない。人目がない状況であれば。
……俺に、この件をどうこう言う資格はないが。まずラベン博士にしろシマボシ隊長にしろデンボク団長にしろせいぜい上司であって親ではないし、依頼ならば断る権利だってあるはずだ。
本人に話を通さず進めるのは不義理であり、憤りはもっともだと思う。俺は命令ならばこなすが、それを俺の事情であり他人に強要しようとは思わないしな。
- 156フォト24/09/30(月) 01:09:32
- 157フォト24/09/30(月) 02:15:08
【金髪の少女がアルセウスフォンを操作してぼんやりと画像を眺めている…】
『らいちゅ、らいちゅ』
「…ほっぺちゃん?どしたの?」
『らい!』
【アローラライチュウはしっぽの影に隠していた小さな包みを取り出してそれを少女へと渡す。そっと開くとそこにはイモモチが一個鎮座していた】
「これは…とっといてくれたの?」
『らーい♪』
「あ…ありがと~!!絶対無事にパルデアに帰って一緒にまいど・さんどのサンドウィッチ爆食いしようね~!!」
『らいちゅ~♡」 - 158忍冬24/09/30(月) 02:19:48
「バサギリを鎮める算段 ギンガ団にたてられたというのかね? なに? バサギリの好物を 投げつけやすいよう加工する!? なんて着想! ギンガ団が持ちこんだ 科学の力って すげー!! バサギリに好物を食べてもらえるなら オレも手伝う! さあつくるとするかね」
素直で大変助かる。
「こら! キクイ わたしを待て 約束どおり バサギリの好物 ころころマメを持ってきたよ」
「あ 申し訳ないね カイさんのこと忘れていたね……!」
このあたり、熱中すると周囲が疎かになるのは子供らしいと言えるのかもしれない。
「わたしたちシンジュ団の問題…… 解決できないなら ギンガ団に任せるしかないけれど だが本当に任せてよいのか という 思いも悩みにあるんだ…… ギンガ団とわたしたちとでは 風習も考え方も異なるから そこでだ あなたを試させて! モンスターボールで捕らえた ポケモンを使役して戦うようだけど わたしにも兄弟ともいえる 頼もしいポケモンがいるからね! わたしとグレイシアに勝てたなら バサギリのこと任せるから! どうする 戦うの戦わないの?」
「それで気が晴れるのなら」
うん。そんなことで勝負することになってしまったが。
ここまでの内容なら、ギリギリ世間話で済む可能性もなくはない、とも思う。勝手に一人だけ矢面に立たされることになっている点は、この時点で糾弾してもいいと思うが……。
何でもかんでも業務を回されるのは普通は困るのだろう。ストライキは労働者の権利だと誰かが言っていた。
- 15980番24/09/30(月) 06:31:20
- 16080番24/09/30(月) 06:39:31
【黒髪のおっとりした少年がクラフト台で作業している。テルとテッカンは危なっかしい手元をハラハラしながら見守っている】
「うーん、うーん。なんか……こんな感じ?」
「いや駄目だろ。ボールなんだからもうちょっと丸く!」
「もっと削らなあかんてこと?じゃあ、えいっ」
「うわーーー!?待て!け、怪我する!見てられない!」
「ええ~。そんな、父ちゃんみたいなこと言わんといてやあ」
「俺は父親じゃなくて先輩だ!」
「知っとるってえ」
「は、はは……もうすっかり仲がよろしいようで」
「せやねん。ハオち……ハオくん、みんなに好かれるタイプやから」
「というより、目を離せないんだよ……!」 - 161グレイ24/09/30(月) 07:17:17
【朝だ。ショウの呼び掛けの前に目覚めた少女は布団から抜け出し、ざらつく喉を触る】
「……また、やってしまったんだ」
【小さく呟き、嘆息する。緩めていた衣服を整えていく。マントの下に隠したバッグから錠剤を幾つか取り出し素早く口に含んだ】
【最後に水を飲んだところで、控えめなノックの音がする。起きているか問うショウに返事をして、彼女もまた外に出た】 - 162ノブ24/09/30(月) 07:44:26
【焚き火の跡地で野盗三姉妹の口上を受けた男】
そっちが仁義を切るならこっちも仁義を切るのがスジ…。
【男は体を斜めに構え、頭をすこし下げ、右手を前に出した】
自分 姓は寒川、名は忍
そちらさんの事情はわなりかねますが
渡世の義理によりその石版お返し願います。
『なんだって!?』
『姉上 あたいにお任せを かるーく ひねってやりますゆえ さあ ドクロッグ! 毒まみれにしてやりな!』 - 163グレイ24/09/30(月) 07:49:10
あの……通常の仕事の範囲を超えて、しかも自分に通さず仕事が決まっているのはどうかと思います……。この場合、まだ正式には決まっていないみたいですが、そういう土壌ができている、というのは……
いいえ、大丈夫ですよ。お気になさらず。周りに配慮していたのですね
ふふ、ありがとうございます
……別に。言葉が通じないからといって、ポケモンたちにむちゃくちゃな言動行動をしてはいけませんよ。彼らはトレーナーのことをよく見ていますから
……グループの傘下に入ることと、業務提携は別物ではないでしょうか……?
はい。頑張りましょう
ええ、安心しました。ありがとうございます
大丈夫ですよ、慣れていますから
- 164忍冬24/09/30(月) 08:47:09
【カイのグレイシアをフクスローが倒した。跳び跳ねて喜ぶフクスローを少年はなでる】
「うん、よくやったな」
「そうか…… ボールはあくまでも道具…… 捕獲したポケモンを相棒として 心を通わすこともあるのか…… あなたであれば大丈夫かもね ではポケモンを回復するよ」
「ありがとう」
「ギンガ団の算段とはなに? 好物をどうするのか教えてくれる?」
「え 荒ぶるバサギリに 近づけないと いうのであれば 好物を玉にして投げつけ鎮める…… ふうん なるほどねえ シズメダマともいうべき発明だね うん 荒ぶるバサギリのため 魂をこめてシズメダマをおつくりしよう!」
名称が変更されてしまった。シズメダマの方が言いやすいのでこちらにしようか。シズメダマ作りに入るよ。
そうだな。今特に問題になってないなら、困ってからでもいいと思う。
- 165フォト24/09/30(月) 09:34:31
おはよー
本部の前でイケメンと可愛い女の子がケンカしてると思ったら団長さんたちだった
あんな若い人たちだなんて意外~!お兄さんは草原、女の子は海辺が映えそう!撮りたい!!
…でもなんでケンカしてたんだろ?時間だの空間だの言ってたけど、普通にどっちも大事じゃない?
ま、人の好みに口出す気はないけどさあ
それより団長室に呼び出されたから行って…行って…
行きたくね~~~ - 166フォト24/09/30(月) 11:48:41
「デンボクの旦那、バサギリはどうするんだい!?シンオウさまに仕え戦っていたポケモンの子孫とはいえ、許しがたい暴れっぷりだぜ」
【重い足取りで団長室へと足を踏み入れようとした金髪の少女は、不意に飛んできた青年の鋭い声に動きを止めた】
【バサギリの処遇を巡って舌戦を繰り広げる団長たちを眺めながらそっと一歩後ろに下がる】
「(…出直そっか、ほっぺちゃん)」
『(ちゃ~…)』
「…、うむう、来ていたのか」
「げっ」『らいっ』
【そろそろと後退し踵を返そうとしたところでデンボクに見咎められ、少女とアローラライチュウは揃って苦い顔をした】 - 167グレイ24/09/30(月) 12:26:48
【ショウに連れられ少女はギンガ団の本部に入っていく】
【隊長室に入り、試験の説明を受けた】
「説明する 入団試験だが 黒曜の原野にて ビッパ ムックル コリンクという 3種類のポケモンを捕まえてもらう」
「3種類も捕獲ですか? ギンガ団で そんなことできた人なんていませんよ」
「…………あれ、それだけ、ですか?」
【すぐに反応したショウと違い、続きがあると思ってか沈黙していた少女が驚いたような声をあげる】
【それだけ、という言葉に一瞬眉を動かし、シマボシは構わず言葉を繋ぐ】
「昨日も3匹捕獲したのだろう? ラベン博士のいっていたことが 事実であれば たやすいはずだ わたしたち ギンガ団には タダめしを食わせる余裕が ない キミが役に立つ人間だと みなに知らしめる必要がある 貸与する 調査隊専用のポーチだ」
【それ用のポーチを借り、少女はマントの下、腰につける。ちょうど隠れて一見するとあるとわからない】
「調査隊のポーチは似合わないと思っていましたが……その方法だと問題ありませんね」
「はあ……。ええ、と、わかりました。ポケモンは借りられないのですか? 人間はポケモンにはかないません」
「ラベン博士より聞け。私の説明は以上だ。では行け。ショウ、なにかあれば助けよ」
【ショウと共に隊長室を出て、少女は玄関ホールに向かう】 - 168グレイ24/09/30(月) 12:34:32
「はい エラくん ボクの出番ですね! やあ みなさん あらためて グッモーニンです!」
「おはよう、ございます。ラベンさん」
「ラベン博士 どうなさったのですか?」
「ポケモン図鑑完成のために そして ここで生きていくために エラくんには ぜひとも 合格してもらわねばなりません そのために博士であるボクが サポートできることといえば ハイ!」
【そういってラベンは少女に3匹のポケモンを見せる。昨日始まりの浜で会った3匹だ】
「さあ エラくん! 気になる ポケモンをキミの相棒に選ぶのです! 相棒ポケモンがいてくれれば 野生のポケモンとも戦えますからね 貴重なポケモンたちですが このコたちはみんな キミに興味があるようですし! さあ どのコを 相棒にするのですか?」
「……よかった、丸腰ではないのですね」
「中には刀を折ってしまうポケモンもいますからね! さあ、どのコを相棒にしますか?」
「…………」
【少女はしゃがみ、1匹ずつ目を合わせる】
「……うん。…………では、ミジュマルさん。来ていただけますか?」
【悲しみを帯びた目でモクローを見、様々な感情がないまぜになった瞳をヒノアラシに向ける。唯一フラットな目線をミジュマルに渡し、手を差し出した】 - 169フォト24/09/30(月) 13:28:59
「シルベだ。調査隊の新入りとなる」
「は、初めまして」
【金髪の少女は恐る恐るといった様子で2人の長に挨拶をする。それまで険しい表情をしていた青年は少女の名前を聞いた瞬間に破顔した】
「その名前…!ヨネから聞いたぜ、アヤシシに好かれたってんだってな!そうか!あんたが時空の裂け目から落っこちてきたすげえヤツなのかよ!オレはセキ!コンゴウ団リーダーのセキだ!…長ってのは古くせえから勘弁な」
【一転して友好的な雰囲気になったセキに、少女はあからさまにほっとした様子で挨拶を返す。反して、もう一人の長は厳しい視線を少女に向けた】
「時空の裂け目の向こう…シンオウさまがいるやもしれない空間から来たというのか?わたしはカイ!シンジュ団を率いる深謀遠慮な長だ。本当に裂け目を通ったのか?どうにも疑わしいのだけど…」
「ど、どうなんですかねー?ラベンさんがそう言ってただけで、私はよく覚えてなくて」 - 170忍冬24/09/30(月) 14:04:46
【シズメダマの入った籠を背負い、少年は動きを確かめる】
「……うん。問題なく動けるな」
「くぽ?」
「君の出番はもう少し後だ。いいか、攻撃をするより傷を負わないことを第一に考えろ」
「くるるぅ。くるっ?」
「長期戦ならこちらが有利だ。焦る必要はない。狩りには忍耐が重要だ」
「もふっふ」
「よし。じゃあ一度ボールに戻ってくれ」
【フクスローと会話をして、彼はポケモンをボールに戻した。キクイの方を見て合図をする】
さあ。キングの実力を見せてもらおう。 - 171フォト24/09/30(月) 14:26:57
【金髪の少女に疑わしげな視線を向けていたデンボクは、一度目を閉じると表情を戻してセキとカイに提案をした】
「どうだろう?まずはこの者にバサギリの調査をさせるというのは」
「はい?」
「裂け目から落ちてきたという怪しい新入りにバサギリの調査を?」
「おめえも長としては新人だろうが」
「長として肝要なのは年数ではなく、広大なヒスイの大地を恐れぬ心だ!」
「だったらよ、新入りでもいいじゃねえか」
「あのー!私の意見は…」
「いいぜ!デンボクの旦那、あんたの話に乗った。ボールでポケモンを捕らえるギンガ団のお手並み、拝見しようや」
「…むっ」
「それが気に入らない…!シンオウさまはポケモンが暮らすためヒスイの大地をおつくりになられた。わたしたち人間はポケモンの友であり、上下の関係など不要なのだ」
「むむむ!」 - 172フォト24/09/30(月) 16:38:16
「モンスターボールはポケモンの小さく丸くなって休む特性を活かしてちゃんと設計されてる!大柄な子や具合の悪い子を運ぶのにだって役に立つんだから!!」
『らいらいちゅ~』
「シルベ、弁えよ」
【鋭い声で反論した金髪の少女をセキとカイが驚いた表情で見る。デンボクは少女を一喝すると2人の長へと向き直った】
「ギンガ団がボールを用いるのは支配ではなく共存のため。まずは任せていただきますぞ。シルベよ、任務だ。バサギリを調査せよ」
「わかりました!!」
「空から落ちてきたお前を怪しむ者はそれなりにいる。信用を得るため粉骨砕身働け」
「応よ。時は急げってな!」
「森キング、バサギリはシンオウさまより力を得たポケモンの子孫…その強さは他のポケモンの比ではない」
【セキとカイが口々に言いながら退出していき、団長室はデンボクと少女とアローラライチュウのみとなった】
「…わたしたちギンガ団はあとからヒスイ地方にやってきた余所者だ。コンゴウ団、シンジュ団とは揉めてはならぬ…わかるな?」
「はい!」
【鼻息荒く返事した少女をシマボシが呼び出す。その場から離れようとした少女の背中にデンボクの低い呟きが届いた】
「さらにヒスイで暮らすためにはポケモンを調査せねばならない。敵対するポケモン、害をなすポケモンは時として屈服させねばならない」
「は?」
『ら、らいちゅ~…』 - 173フォト24/09/30(月) 16:44:55
ねー!あのおじさんマジで何!?
共生とかコンゴウシンジュと揉めるなとか言った口で屈服させるとか、わけわかんない!!
バサギリっていうポケモンがどんな子かは知らないけど、シンジュ団の人たちが大事にしてるポケモンなんだよね?このままほっといたら処分されかねないよ!!
危険なのは嫌だけどとにかく調査しないと!! - 174忍冬24/09/30(月) 18:04:32
【一撃離脱を繰り返すモクローと目立つ行動でバサギリの注意を引き続ける少年。ギリギリまで近づいたり巨木の幹を駆け上がったりとうまく翻弄している】
【シズメダマはあまり投げていない。モクローが作った隙に当てる程度だ。本当に持久戦のつもりらしい】
【逃げ回って、走り回っての数十分。しかし少年は息も切らさず、変わらないパフォーマンスを維持してバサギリに立ち向かっている】 - 175忍冬24/09/30(月) 18:51:11
【バサギリの斧を寸でのところで躱すが、少年の体幹は些かもぶれない。地面に突き刺さった斧を抜こうとバサギリが四苦八苦しているうちに、少年はフクスローと合流していた】
【身代わりとすることができるように巨木の側に控えて、バサギリの背後からシズメダマを投げる。あと少しかといったところで地面から斧を抜いたバサギリが振り返る。そのまま振りかぶったところで、不自然に動きを止めた】
「弓張!」
【フクスローに指示を出し、同時にシズメダマを投げる。胴体を晒した無防備な瞬間を見過ごすほどのろまではなかった】
【ぱしんと丁度頭にそのシズメダマが当たったときだ。突然バサギリは動きをとめた。少年たちが見守る中、光輝く体から金色の光が抜けていき、天へと消える】
【森キング・バサギリを鎮めた!】 - 176忍冬24/09/30(月) 19:55:00
ミッション・コンプリート、だ。
バサギリは落ち着いたしシンジュ団からの信も得られた。もらった、なにやら貴重そうなものの使い道は今のところないが…どこまで真実かはともかく、キングが持つものなら一定の価値はあるだろう。アヤシシからも同じようなものをもらったからポケモンだからとその辺で適当に拾ったものではないはずだ。
報告も兼ねてコトブキムラに帰還する。
最善を探せ、ということかな。方法どころか対応からこちらに全てを振られても困ってしまうが。…うん。調査だけなら仕事内容に含まれている。暴れているポケモンの調査なんて項目はなかったがそもそも契約書があるわけでもないしな。頑張ってほしい。
- 17780番24/09/30(月) 20:17:53
回避、回避~……?
あかーん、目ぇ回ってまうわあ
テルくんには「イワークがのたうち回ってるみたいな動きをしてどうした?」って言われるし
そんなん急に言われてもできへんやんかあ
まあ、ハオちゃんポケモン捕まえる天才らしいし?できへんくても何とかなるやんなあ - 17880番24/09/30(月) 20:27:39
「よし!お前を認めクラフトキットを……」
「やったあ!わた……俺、頑張ったかいあったわあ」
「クラフトキットを……」
「これでいつでもクラフトできるんやんなあ。ハオくん、すぐに上手になってまうんちゃう?」
「く、クラフトキットを……渡すのは、心配すぎる!」
【きょとんとする黒髪の少年の傍らにいたヒノアラシが、何かを主張するように鳴き声を上げた】
「どないしたん?」
「まさか……ハオが怪我しないよう見張る、と言いたいのか?」
『プシュッ!』
「そうか。なら相棒に免じて、クラフトキットを贈呈するよ」
「わあ、ありがとお~!あなたもありがとうやねえ。よろしくなあ」
『プシュシュ!』 - 179ノブ24/09/30(月) 20:35:56
『ちっ! ギンガ団め 辞めてからも イヤな思いをさせやがってよ』
うるさいわボケ!はよ石版返さんかいワレェ!
『せ、石板なんて くれてやるから帰れ!』
『文字のような 文様があるからさ お宝かと思ったのに ただのガラクタ とんだ骨折り損の くたびれもうけさ』
『あなた あたくしたちを 探していたのは なにゆえかしら?』
ユウガオの婆さんひいてはギンガ団のためじゃ!
『ふうん 他人さまのために働くなんて 殊勝な心掛けだねえ 感心だねえ だけどねえ あたくしたちには そんな余裕はないのよ 生きていくのに 必死でさあ それにギンガ団に恨みがあるんだよ!』
『つまり あんたも恨むし痛めつけるよ 昔の歌を思い出したよ! ひさかたの光のどけき春の日に 静心なく花の散るらむ ってねえ』
【煙玉で逃げ去る野盗三姉妹】
どこで…どこで違ったんじゃろか… - 180グレイ24/09/30(月) 20:39:56
大きくて怖い人が勝負だって言ってきます……
今から試験だと知っているみたいですのに、どうしてですか… - 18180番24/09/30(月) 20:46:37
はああ~~~めっちゃ怖かった!ちょっと休憩するだけのつもりで、気ぃついたら寝とって、起きたら夜やし!
風船みたいなポケモン……フワンテ?めっちゃ追いかけて来るし!
でも逃げ切れたで!これはハオちゃん……やっぱ天才やわ - 182二次元好きの匿名さん24/09/30(月) 21:04:23
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- 183グレイ24/09/30(月) 21:05:38
【試験場である黒曜の原野に向かうためショウと共に門に向かう少女だが、途中でその足が止まる】
【怯えからぴたりと停止して、門の傍に立つ金髪に男性をみやる。青と黄色の服を変とは思わないが、純粋にその恵まれた体格を恐れているようだ】
【少女に気づいた男性が大股で近づき、挨拶をする】
「キテレツな身なりですね アナタ おもしろいです! ジブンはウォロ イチョウ商会の者です アナタのウワサはきいていますよ 空から落ちてきたとか……! ジブンとしては気になって気になって なんと! ポケモンもお持ちとは…… 実に興味深い……! 珍しいヒト モノ コトを確かめるのは 商人の性! どうです お互いのポケモンで腕比べをするのは?」
「ひぃっ……!」
【立て板に水のごとく捲し立てられ少女は一歩後ずさる。腰のボールに目ざとく気づいたことすらも今の少女にとっては恐怖の対象だ。距離の近い初対面の大柄な異性など怖いに決まっている。ショウを盾にするように隠れてしまった】 - 184フォト24/09/30(月) 21:25:39
- 185グレイ24/09/30(月) 21:34:03
「ば、ば、バトルならしますから、離れてください…!」
【ほとんど泣きそうな顔で、ショウの背から顔を出して少女は言う。精いっぱい張り上げた声と相まってパモの威嚇のようだ】
【そっとミジュマルの入ったボールを探り当て、一度ぎゅうと目を瞑ってから投げた】 - 186グレイ24/09/30(月) 22:25:04
か、勝ち、ました……! あんなにぐいぐい来られると、困ってしまいます……。ええ、と、今度こそ試験、ですね
圧がすごくて、断りきれなくて……。なにより怖くて、怯えてしまいます……
次、次からは、頑張って断りましょう、……
- 187ノブ24/09/30(月) 22:29:35
『あなた! わざわざ取り戻したのかい なんで他人のためにそんなまねを…… そうまでして ガチグマを鎮めたいのかい』
そりゃ…できれば
『…… さあ せきばんのかけらを寄越し ほら これで元通り』
『あなた なんて お名前?』
あ、寒川忍といいやす。
『そう 忍というのね ガチグマのために力を貸してちょうだい ガチグマは暴れていますが どうも荒ぶるとは違うようなの ですので薬を飲ませれば 正気に戻ると思うのよね わしはポケモンを 戦わせるなんて できません…… でも 忍なら 大丈夫ですものね ガチグマはヘドロ台地を好みます 準備ができたら いらしてちょうだい』
は、はい。 - 188ふたりの調査隊24/09/30(月) 22:37:29
【少し紙がよれてきた図鑑を眺める少女の画像。部屋の中は妙に小綺麗にまとまっている】
- 189フォト24/09/30(月) 22:44:03
【金髪の少女はむっつり黙ったまま調査隊室に足を踏み入れる。先に待っていたシマボシはひとつ頷くとラベン博士に話を促した】
「シルベくん!キミはバサギリのこと、荒ぶる理由をふくめて調査するのですね?ですが、バサギリは強いです!バサギリに襲われた警備隊がモンスターボールを投げたのですが…まったく捕まる気配はなかったとのこと。気性が荒いのとも違うようです」
「確認する。極めて危険な任務だが、受けるのだな」
「…その前にひとつ確認していいですか?」
「言ってみろ」
「これって拒否権はあるんですか?」
「……」
「シルベくん?」
【何か言いたげなラベン博士を制し、シマボシはゆっくりと口を開いた】
「団長直々の命令だ。実質無いと言える」
「…だと思いました」
「だが、君に何かあったら図鑑の完成は夢のまた夢だ。団長に私から口添えすることならば可能だ」
【少女とシマボシは互いにまっすぐと視線を交わし、しばらく調査隊室に沈黙が落ちた。やがて少女が静かに口を開く】
「"調査"の内容に"退治"を含まないって条件なら、やります」 - 190フォト24/09/30(月) 22:57:03
(たてます)
- 191フォト24/09/30(月) 22:58:15
- 192ノブ24/09/30(月) 23:04:25
- 193フォト24/09/30(月) 23:27:47
「…よろしい。キミに情報を提供する」
【シマボシの返答を聞き、金髪の少女は深く息を吐き出した】
「コンゴウ団、シンジュ団にとってキングと呼ばれるポケモンはシンオウさまの御使い。キングが好むとされる場所…キング場にお供えものを捧げ、感謝する祭りをおこなうという」
【戸惑い気味に2人の様子を見守っていたラベン博士も気を取り直してシマボシの言葉に頷く】
「では、バサギリへのお供えものの材料がわかれば何かしらの対策になるかも」
「じゃあシンジュ団に話を…」
「シルベ!!話があるんだよね」
「ぎゃー!?」
【突然の闖入者に背後から声をかけられ、前方にのみ集中していた少女は飛び上がって叫び声を上げた】 - 19480番24/09/30(月) 23:38:55
- 195ノブ24/10/01(火) 00:02:53
いかんいかん、変な気分になってしもうたわ。
さて、ガチグマしばいていこう! - 196フォト24/10/01(火) 00:50:10
【調査隊室に入ってきたヨネとセキは前置きも早々に本題を切り出した】
「あんたが時空の裂け目から落ちてきたということは…時を超えた可能性があるってことだ!そんなすげえあんたに頼みたい!バサギリだが、調査はもちろんとにかく鎮めてくれねえか!」
「へ?」
「セキさん、今まさにその話をしていたのです!」
「おっ、あんたが噂の学者先生だな。今度色々教えてくれよな!」
「あ、あの…セキさん?さっき団長室ではバサギリを退治してほしいみたいなこと言ってませんでした?」
「まあそれが一番手っ取り早ぇのは確かだからな。ただ、オレたちコンゴウ団も同じ悩みを抱えているのよ」
「同じってことは、コンゴウ団があがめてるポケモンも荒ぶってる…?」
「おう。ただ遠い山のキングだから今はバサギリの方を何とかするのが先決だ。森キング、バサギリはシンジュ団があがめるポケモン。あいつらシンジュ団としてはてめえたちでなんとかしたいだろうし、ギンガ団には頼みづれえよな。…確かにコンゴウ団とシンジュ団は揉めていた歴史がある。だがよ、同じヒスイで暮らす以上、問題は皆で解決しねえとな」
「セキさん!!!!」
「お、おう?」
「感動しました!!ほっぺちゃんのほっぺをもちもちしていいですよ!!」
『らーいちゅ♡』
【シマボシは無言で書類を丸めると金髪の少女の後頭部に一撃食らわせた】 - 197フォト24/10/01(火) 01:18:56
ぐえー疲れたー
アドレナリン全開なところに話が分かる人が出てきた喜びでついテンション上げすぎた…
でもとりあえずこれで退治をやらされることはない!はず!!
ただでさえ危険な調査をほぼ強制でやらされるのにそんなことまで手伝えないかんな!!
…一応どっかに保存のききそうな食べ物蓄えとこうかな - 198忍冬24/10/01(火) 06:43:05
報告を済ませた。イモヅル亭に行けということで来たが…ああ、ラベン博士が手を振っている。あそこだな。
うん。なので困ってしまうな、と。実行犯と指示役は実行犯の方が被害者からの恨みを買いやすいから。独断でやったことだとトカゲの尻尾のように切り捨てられる可能性も大いにあるしな。駆除は最後の手段のようではあるし、最悪の最悪を考えて悪いこともないだろう。友好的に接したいならば選択肢に入れることすら間違いという意見にはある程度賛成するが。
先に契約に含めておきたい話ではあるが、こんな事態を想定するのは難しいしな。
オイルや塩に浸けたものや乾物は長持ちするぞ。糒も一年程度は持つ。道具がなくても保存食は作れるだろう。
- 199フォト24/10/01(火) 09:36:02
- 200二次元好きの匿名さん24/10/01(火) 09:37:57
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