5,000円なのですよ?

  • 1二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 00:06:28

    カイザーの私兵に取り囲まれた状態で
    拳銃を取り出したカヤは突然言い放った。

    「歪で小柄なフレームに
    22LR弾が6発しか入らない。たったこれだけの生存権(あたりまえ)を手に入れるために
    生活の大半を捨てるのです。」

    噛み締めるように発するカヤに
    気が触れたか、と憐れな小娘を拘束するよう
    合図を出す。
    警戒を解かず銃を構え私兵は近づく

    「ですから…」

    近づいてきた兵のライフルを掴み上げ
    いつの間にか初弾装填していた拳銃で
    顎を撃ち抜く。掴んだライフルごともう1人の兵を体ごと地面に叩きつけ、奪ったライフルの銃床で押し倒した兵の顔面を滅多打ちにする。
    気が触れたと思っていた少女から
    突然振り下ろされた暴力に
    訓練された私兵達は動けなくなる。
    カヤは一息払うと、ゆっくりと立ち上がり
    姿勢を正す。

    「あなた達は、私を捕まえようと
    乗り込んできましたがそれは違います。」
    「私が、あなた達のために
    乗り込まれてあげたのです。」

    っていう感じに安い銃と出自を捨てきれない
    カヤのssや概念を下さい。

  • 2二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 00:56:26

    言い出しっぺの法則というのが…
    なに!もう書いてる

  • 3二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 00:57:48

    はえーよほせ
    そして続きを要求する

  • 4二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 00:57:57

    スレの元ネタは映画『RRR』かな?

  • 5二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 00:59:59

    カヤはインド人だった!?

  • 6二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 04:54:13

    J-22とか銃が亜鉛ダイキャストだったりするやつかな…

  • 7二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 04:59:52

    カヤはガバメント(昔はありきたりだったかつての名銃)使ってたけどそうじゃ無い設定?

  • 8二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 05:25:26

    >>7

    1を読むと貧乏時代があって、そのときになけなしの金で買った銃を今でも持ってるって感じの設定かな。


    あとガバメントじゃなくてFNブローニングハイパワーな(ガバメント/1911はノアのゲテモノしかないぞ)

  • 9124/10/04(金) 07:12:10

    >>4

    特に元ネタは無いですが、最後の台詞は

    某超人が元ネタです。

    けど、確かにRRRにも近かったかもですね。


    >>6

    >>8

    そうそうそんな感じでの設定で

    安い出自という過去を発露させてでも

    卑小にあがくカヤがみたい。

    一応、このカヤが持ってる銃の個人的イメージはこれ(GTA5で使えるチープピストル)

  • 10二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 07:14:18

    いい概念だ……

  • 11二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 11:38:04

    いろんな意味でこのカヤちゃん強い。

  • 12二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 11:45:07

    >>1

    たぶんブラックマーケット辺りで日銭稼いでどうにか生き延びていた所を、偶然連邦生徒会長に見初められて今の地位に辿り着いてそう

    貧相な体なのは銃と弾丸でほぼお金を使い果たして、まともな食事を取れなかったから…みたいな

  • 13二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 21:57:27

    ジョン・ウィックのケインを思い出すな

  • 14二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:05:21

    これは文字通り泥水啜って生き延びてきた雑種カヤ概念

  • 15二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:07:26

    人前では取り繕ってるけど心の中でムカつく相手のこと。死ぬほど口汚く罵ってそう

    え?本編からそう?


    まあ…はい

  • 16二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 22:14:17

    >>8

    「ハイパワー」っていい名前だよな。

    ここのカヤちゃんが求めてやまないものが詰まってるよ

  • 17二次元好きの匿名さん24/10/04(金) 23:52:07

    このレスは削除されています

  • 18二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 00:11:29
  • 19124/10/05(土) 04:20:05

    戸を開ける。入れる。閉める。
    シワ1つ無い白の制服を着て
    部屋から出る………
    戸を開ける。出す。閉める。

    走って、運んで、疲れて、痛くてまた走って。
    あの頃はどれだけやっても、みずぼらしい
    この手に収まる位の紙と硬貨。
    もっとも紙の方は1月に一回貰えたら
    幸運でしたし日常でした。
    蜜蜂のように動き回ってもスズメバチが来たら足掻いてもひとたまりも無い。
    けれど、スズメバチが来ても死ぬことは無い。
    私の忌避感の始まり。

    「はぁ…はぁ…、1,038円…
    最低1ヶ月いや2ヶ月分は死守できましたか…。」

    皆、痛いのは嫌いな筈です。
    それでも死なないから銃(痛み)は常に
    あたりまえの日常(異常)
    私には、あたりまえの余裕なんてない。
    だから、あたりまえのチャンスが
    やってきたとき私は揺らいだ。
    例え、私のような価値を量れぬものでも分かる粗悪品のこの銃でも
    手にしていれば、みずぼらしい思いをせずに
    すむと夢想した。

    すぐにやってきた、何度目かの
    泥とアスファルトの味を覚えるまでは。

  • 20124/10/05(土) 04:23:20

    >>19

    「92…1911…ハイパワー…M10…

    どれも良品質な銃だと思いますが…」


    連邦生徒会に所属してから

    何度か来ているガンショップ兼

    シューティングレンジにて

    私は、いくつかの銃を試し打ちしていた。

    あんな当たるかさえも不明瞭な

    粗悪品をいつまでも使っている訳にはいかない。見栄というのは思いの外大事です。

    なかなかどうして、決まらない物ですが…


    手にした銃で人の上半身を模した的を狙う。胴、肩、頭、

    どれも中心を多少逸れてしまったが結果は上々。

    それに前線に私が出るわけではない。

    人は適材適所がある。


    再度、的を出現させ構える

    新品同然の白い的を見据えると

    最後に泥とアスファルトの味を覚えた日を

    揺り起こす。

    シワ1つ無い白の制服を着た

    あの連邦生徒会長(超人)を…


    握っていた拳銃を置き、

    懐から小柄な拳銃をとりだし

    構える。文字通り取って付けたようなサイトを覗き迷うことなく引き金を引いた。

  • 21124/10/05(土) 04:25:28

    >>20

    「やはり、さっさと変えた方が

    いいかもしれませんね。」


    胸部を狙った筈の銃弾は、

    的の左脇腹を貫通していた。


    戸を開ける。銃を入れる。閉める。

    シワ1つ無い白の制服を着て

    部屋から出る………

    戸を開ける。銃を懐に仕舞う。閉める。


    安い心(プライド)を懐に隠し

    室長室に置くこともないg100円の価値が

    あるかも怪しいコーヒー味の缶を啜る。

    口の中に、泥とアスファルトの味が滲んでいった。



    >>3

    続きという訳じゃないけど書いてみた

    >>12

    >>18

    このレス参考にさせて貰いました。

  • 22二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 04:37:13

    正確な射線を読んで回避する強敵との戦いの際に咄嗟に懐に入れていたこの銃使って予測を狂わせたラッキーヒットで倒して欲しい。なんならどの銃を使うより威力も成果も出すこの銃を見る度に渋い顔をして欲しい

  • 23二次元好きの匿名さん24/10/05(土) 13:46:26

    >>21

    なんていえば良いんだろう、こういうちょっと渋くて苦みのある作風好き

  • 24二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 00:20:11

    保守

  • 25二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 10:56:13

    >>21

    渋い作風で良いな

  • 26二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 11:47:47

    >>19

    >>20

    >>21

    好き!

  • 27124/10/06(日) 18:44:37

    「はぁ…」

    本日何度目かの重いため息を吐く
    連邦生徒会長が失踪してから
    各自地区での、犯罪は増加
    連邦生徒会のお膝元である
    D.U.シラトリ地区ですら例外ではない。
    ブラックマーケットの方が
    よほど静かだったと回顧しそうになるのを、
    部下の声が阻止する。

    「はい。室長、コーラでよかったですね。」
    「…私はコーヒーを頼んだのですよ?」
    「冗談です。ヴァルキューレの
    護衛さんもお好きなのどうぞ。」

    公務から戻る途中の小休憩
    護衛の生徒とともに車に戻ろうと
    踵を返すと目の前の車が爆発した。

  • 28124/10/06(日) 18:46:00

    >>27

    「私たちは、コンコンヘルメット団!!

    お前達は……」


    耳鳴りを押さえながら、周囲を確認する。

    相手は3人、おそらく隈取りのような模様の

    ヘルメットがリーダーでしょうか。

    たいしてこちらは、部下、護衛ともに気絶。

    使えない…


    周囲に人は無し。

    このまま私だけ逃げてもいいですが……、

    実質的な人質となり

    リスクある選択肢を増やすなんて

    ほんと使えない部下と護衛です。

  • 29124/10/06(日) 18:47:28

    >>28

    伏せった状態のまま、生徒会支給の拳銃を

    取り出し、近づいてきたヘルメット団に発砲。

    腹部に命中し一瞬うずくまるのを逃さず、

    懐に潜り込み溝に肘鉄を捩じ込む。

    残った二人は慌てて銃を向けるが

    私はヘルメット団の陰にすっぽりと入り込み、相手は撃つことができなくなる。


    手放されたライフルを掴み、

    盾にした生徒を肩で押し出し

    それを受け止めたヘルメット団ごと

    奪った銃で蜂の巣にする。


    硝煙の先には、隈取り模様のヘルメットが1人。

    仕損じましたか…

  • 30124/10/06(日) 18:51:10

    >>29

    「お仲間2人は倒れました。

    じきに報告がないのを察知して

    ヴァルキューレが来るでしょう。

    投降を願います。」

    「誰が投降するか!私は七しゅ…」


    発砲。


    「人がしゃべってる途中に撃つな!」

    「犯罪者が言えることでは無いのですよ?」


    相手の言動を鑑みるに、七囚人の

    シンパ…いや、ファンといったところ。

    だが、なかなどうして

    こちらの銃弾が当たらない。

    図面だけ模した真似っこのわりに

    私たちを狙った豪胆さ…ただの

    ヘッドブリンガーというわけでは無さそうですね。

    撃ち合いが続くなか、私は奪ったライフルを

    とうに放棄し拳銃に切り替えていた。

    相手は、よほど目が良いみたいですね…

  • 31124/10/06(日) 18:52:16

    >>30

    弾を撃ちきり、リロードを行おうとする私に、ヘルメット団が迫る。

    反撃も防御も間に合わないと

    思考が判断するなか

    体は反射的に、私の拳銃を

    懐から抜き、発砲した。


    「っ!!」


    相手からしたら、避けられる銃撃は

    予想に反して、右足を射貫かれる。

    そうでしょうと思う。

    なんせ、この銃は頑丈なだけの

    粗悪品中の粗悪品。

    まっすぐ飛んだ時なんてのは

    片手で数えられるのですよ。


    状況は一変ということはなく

    防戦一方のなか、相手は度々

    突き刺さる私の拳銃が握られている

    左手を注視して、右手の拳銃には

    目もくれない。

    ですが、それでいい。

  • 32124/10/06(日) 18:53:24

    >>31

    「役員風情が粘りやがって!

    これで…」


    続く言葉は横から飛んできた

    コーラの缶に阻止される。

    顎に命中し、のけ反る彼女を

    足で踏みつけるように強引に倒す。

    左手の銃をバイザー越しの

    眉間の位置に押し付ける。


    「目は良いようですが、

    視野は狭いようですね。

    あなたみたいな人は…」


    銃声が一発、辺りに響いた。

  • 33124/10/06(日) 18:54:31

    >>32

    運良く爆発から生き残ってた

    コーラ缶を撃ち抜き、飛ばし当てる。

    馬鹿げたやり方…しかし…


    「過去にやられた行いを

    他人に押し当てるのは、

    いい気分ではありませんね。

    そして、使い物にならなかった物に救われるのも……」


    いまだ来ない応援を、

    疎ましく思いながらひとまず、気絶していた

    2人の救護にあたることにした。

  • 34124/10/06(日) 18:59:13

    >>33


    >>15

    >>22

    長くなってしまいましたが、上2人のレスに

    インスピレーションを受けて戦うカヤを

    書いてみました。


    私以外にも、ここの概念やssを

    投げてみてもいいのですよ?

  • 35二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 19:16:25

    元々ギリギリだった精神が連邦生徒会長失踪と最終編の事件でおかしくなっちゃって迎えた原作の末路とか
    矯正局で時間ができたことで頭が冷えて出所後再スタートを切る

  • 36二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 19:23:50

    >>35

    結末は同じでも、考える時間と余裕ができるのは大切だからね

  • 37二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 19:35:10

    良い締め方が思いつかないので、概念のみ投下

    少し、実体験が入っているのですが、自分の金銭感覚が変わったことを実感するカヤなんてどうでしょうか
    昔は100円の缶コーヒーを買うのにも悩んでいたカヤがお金を崩すためだけに自販機を利用するんです
    自分の生活の質が上がり、かつては大切で重大だった決断が軽くなってしまったことにここのカヤがなにを感じるのか、それが見たいのです

  • 38二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 20:00:12

    カヤ「昔は147グレインの9mmパラベラム弾なんて純金と同じに見えたんです…今は射撃場で撃つことに何も思わなくなっていることが虚しくて…」

    カヤ「ましてマッチグレードの弾に至っては存在すら知りませんでした」

    カヤ「こんなに真っ直ぐ銃弾が飛ぶなんてありえなくて…」

  • 39二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 20:57:28

    >>38

    なるほど、キヴォトス風にすると銃弾になるのですね

    身を守るためにさぞ銃弾選びには頭を悩ませたことでしょう

    かつての高級装備を戦闘ですらなく、単なる訓練で消費する...

    命の価格すらも変わったように見えて趣深い作品でした

    ありがとうございます

  • 40二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 21:09:12

    このカヤは矯正局での生活に文句は言っても音を上げることはなさそう
    連邦生徒会に入る前の「あの時」よりはマシだと思って…

  • 41二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 21:11:09

    サタデーナイトスペシャルとは違うん?

  • 42124/10/06(日) 22:06:55

    >>41

    サタデーナイトスペシャルでほぼほぼあってますよ。

    自分のイメージは、>>9でもあげた銃ってだけで。

  • 43二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 22:58:25

    >>27>>34

    お、何気なく投げた言葉を拾って下さりありがとうございます!

    いや、カッコいいですねこのカヤちゃん、ハードボイルドで素敵でした!

  • 44124/10/07(月) 02:51:03

    "やぁ、カヤ、調子はどうかな?"

    矯正局に収監されて、いくらか経った。
    私の目論見は目の前の大人、"先生"に崩され
    現在は何故か、不定期的にアクリルガラス越しに会話をする関係が続いている。

    "今日はカヤに、お土産を持ってきていてね。"
    「はぁ。」

    私が呆けた生返事を返すと、看守のヴァルキューレ生徒が
    横から、蓋つきの紙コップを机に置いた。
    紙コップに巻かれたラベルは、現役時によく通っていたコーヒーショップの店名が印字されていた。
    先生も紙袋から同じものを取り出す。
    目で飲むよう促されたような気がして、コップを取る。
    蓋を外し、黒い水面を手首で軽く波立て香りを楽しみ、口をつける。
    苦く突き刺さるような、懐かしい・・・いや、なじみ深い風味だった・・・。

    "ごめん、カヤ。突然だけど聞いてもいいかな。
    君は、舌が・・・味覚が鈍いね?"

    その表情と言葉が、今はいない超人を思い起こす。

  • 45124/10/07(月) 02:52:55

    >>44

    「隣に立って、にこやかにしていただけなのに

     肩が凝りそうですね。」


    連邦生徒会の防衛室就きになって1年が経過した。

    防衛室内での評価も上々、おかげで連邦生徒会長のお付きの仕事も回ってきた。

    だが、


    「今回は連邦生徒会ろ懇意にしたい企業やなにかしらの重役との顔合わせ

     ということは承知しています。ですが何故、私はリード(男装)の格好をしなければならないのですか?」

    「カヤちゃんなら似合うと思って…、それにダンスの相手役も探さなきゃいけなかったので…」


    悪びれることも弁明する白いドレスを着た生徒会長

    対して私は黒のベストとスーツに身を包み、

    現在はパーティー会場があるホテル内のカフェで宴後の小さな慰労会に付き合わされていた。


    「カヤちゃんはよくコーヒーを飲んでいましたよね?

     ここのコーヒーは美味しいからオススメですよ。

     なんといっても、ここの荒い砂糖がまぶされたカステラとの相性が…」

    「そういえば、リン行政官が会長の制服の購入申請書の一部分に変更があったと」

    「すいません!注文お願いします!」


    話を遮るように、大声で店員を呼び注文を頼む生徒会長に私が恥ずかしくなる。

    格式高い場所で、声を荒げるのはマナー違反ということは

    正反対の場所にいた私でも知っているのですよ?

    能力とは裏腹に子供っぽい一面を見せる彼女に、眩暈がしてきそうだった。

  • 46124/10/07(月) 02:54:10

    >>45

    「お待たせしました。」


    店員がコーヒーを2つ、私たちの席に静かに置いた。

    連邦生徒会から飲むように目で促された気がしたので、ソーサーに手を伸ばす。

    取っ手を持ち、手首で黒い水面を揺らし、香りを楽しむ。

    香ばしいチョコレートのような芳香さと、鼻腔から口内へ突き抜けるフィニッシュは

    オレンジや若いチェリーのような爽やかな酸味を感じる。

    口をつけ、コーヒーを運ぶ。私が一口飲んだのを確認して生徒会長は口を開いた。


    「突然ごめんね。カヤちゃん、味…感じてないですよね。」


    それは疑問ではなく、確認だった。

    彼女は続ける。


    「カヤちゃんの表情の動きから、ある程度推測はつけれるけど

     確証じゃないから、ちょっと調べました。」

    「自販機に不人気な商品が混ざっているのを知っていますか?

     あれは、あえて入れることで売上の対比や期間内の売り上げで

     そういう需要を調べるためでもあるんです。」

    「防衛室近くの自販機に陳列されてるコーヒーは4種類。

     その中の一つは、ただ苦いだけで温めても香りが立たないと

     生徒会内でも一般消費者からも人気が無い商品なんです。

     カヤちゃん貴方だけです。その商品を常に買っているのは…。」

    「味覚の違いって線もあります。

     けど、今日のパーティーだって社交の場であれど

     美味しかったら、みんな眉が動いたり口角がわずかにでも上がります。

     ……カヤちゃん、そのコーヒーはどんな味ですか?」

  • 47124/10/07(月) 02:55:22

    >>46

    なにも答えられなかった。すべて見透かされていました。

    あれを飲んでいたのは、苦みだけが強く訴えてくれる。

    この身に沁みついた、言語化できる味がそれだけだった。

    私は無意識的に銃に手をかけていた。

    あそこでは情報も売り物、身体情報なんてのは文字通り丸裸にされるための

    知られてはいけない砦。

    息が早くなり、焦点がブレ始める。焦り纏まらない思考を打ち消すように

    目の前にもう一杯のコーヒーが置かれた。


    「カヤちゃん、飲んでみて。」


    深呼吸をして、カップを両手でつかみ香りを楽しむことなく口をつける。

    強い苦みが舌を抱く、何処までも深い柔らかい味。


    「美味しい…」


    よかった。と彼女は微笑む。


    「それはね、深煎りっていう方法です。

     時間をかけてじっくりと焼いていくのですが

     それ以前に、時間に耐えられるものを選ぶ必要があります。」

    「カヤちゃん、まだ大丈夫。ゆっくりじっくり育てていったら良いよ。

     だから、これからもよろしくね。次期、連邦生徒会防衛室長。」

  • 48124/10/07(月) 02:56:43

    >>47

    「昔ほどではありませんね。

     香りを正しく認識できれば鈍い感覚もカバーできるものなのですよ。」

    "…そっか。"

    「それで、わざわざ手の込んだいたずらをしに来たのですか?」

    "い、いや、ちゃんと持ってきてるよ!"


    ヴァルキューレ生徒が、先生と同じ紙袋を私に手渡した。

    中を開けると、机に置かれていたものと同一のカップが入っている。

    取り出し、香りを楽しみ口をつける。あの時、彼女がふるまってくれたコーヒー…。


    「先生…、これ高かったでしょう?」

    "スゥー…生徒のためなら…。"


    若干目を反らし震える声でカッコつけてる先生がおかしく噴き出してしまう。

    ほんとこの人は、どうしてあの人を想起させるのか…。


    「そろそろ面会時間も終わりですね。先生、次はコールドブリューを期待していますよ。」

    "うん。わかった、またね。カヤ。"


    先生に背を向け、面会室から退室する。

    先生、コールドブリューは冷水で抽出する分時間がかかるのですよ。

    私と同じように…。

  • 49二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 02:59:10

    このレスは削除されています

  • 50124/10/07(月) 03:05:40

    >>48

    ここの概念で原作通り矯正局行きになった

    その後を書いてみました。

    他スレのカヤネタが刺さったので

    ちょっと入れてみたり…

    また数レス消費して申し訳ない。

  • 51二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 04:12:52

    原作カヤも好きだけど、この概念のカヤなら多分最推しになってた
    クーデターの後、あの椅子に座っている間、どんな気持ちだったんだろう…

  • 52二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 08:14:28

    ここのカヤは渋くて泥臭いところもあって良いな

  • 53二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 13:30:34

    >>45

    しれっと男装カヤ概念も登場してら…


    でも実際、まずい飯を食べる為に味覚は退化しても、嗅覚の方は危機察知に役立つから変化しない(むしろ強化される?)ってのは道理だな

  • 54二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 20:24:59

    M&Pピストルのような握りやすく撃ちやすい銃に屈折した感情を向けてそう

  • 55二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 04:40:16

    >>54

    カヤ「エルゴノミクスデザインのグリップに低ボアアクシズおまけにポリマーフレームですか…ええ実に撃ちやすいですね…反吐が出るくらいに」

  • 56二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 05:39:50

    カヤ「スチール製は好きです。少なくともダイキャスト製よりも遥かに安心できます」
    カヤ「ついでに音も良い」

  • 57二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 08:30:43

    ポリマーフレームはどんな反応するのかな

  • 58二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 10:33:28

    >>57

    粗悪品ばかり掴まされてたせいで「よく滑るわすぐひび割れるで碌なことがない」って認識だったり

    現実でもポリマーフレームの安価なピストルが増えてきてるみたいだしスチールフレームのハイパワーにこだわる理由のひとつになりそう

  • 59二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 10:34:14

    >>56

    恐ろしいことにフレームだけじゃ無くスライドすらもダイキャスト製の拳銃があるんだよね…

  • 60二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 20:11:51

    >>58

    革のシートと同じ扱いのポリマー…

  • 61二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 20:12:48

    >>4

    突然踊るカヤ

  • 62二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 02:01:50

    この概念のカヤは最後まで
    この表情や雰囲気を崩すことなく退場しそう

  • 63二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 05:33:21

    アメリカでめっちゃバカにされてるハイポイントC-9とかも使ってたのかな


  • 64二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 08:01:52

    >>63

    亜鉛合金のやつか

  • 65二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 16:02:15

    >>63

    お、燃料じゃん

  • 66二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:01:33

    >>63

    カヤ「醜い銃ですか…撃てて当たる それ以外に必要なものがありますか?」

  • 67二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 05:35:26

    >>66

    レヴィか

  • 68二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 07:54:16

    >>63

    安いけど実用的ではある

  • 69二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 10:31:20

    >>62

    途中まで切羽詰まって気が狂った表情をしていて最後に憑き物が落ちた顔をするってのも

  • 70二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 20:12:45

    >>66

    当てられますか…?


    …と思ったが、これより酷い銃で生き抜いて来たはずだし案外大丈夫か

  • 71二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 01:06:32

    ギリ先生の説得が届きそうなような
    けど、汚いとこを知りすぎて原作通りな気も

  • 72二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 08:14:23

    古すぎてスライドがガタガタな銃も使ってたことありそう
    数十年前のm1911とか

  • 73二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 11:03:25

    >>70

    C-9はブサイクだけど必要十分な精度はあるぞ

    貧者の味方さ

  • 74二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 11:04:38

    >>72

    幼カヤ「フォーティーファイブ…!これでヤツらを追い払える!!」

  • 75二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 11:10:42

    この出自なら愚かでないのに銃を規制することに固執するのも納得できるな……

  • 76二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 11:39:37

    ゲーム本編ももしかしたら新たな概念引っ提げてカムバックするかもしれないから楽しみ。その時でもポンコツみは残ってそうだが。

    アルちゃんはヒーローにしかなれない女だけど、ここのカヤちゃんはフィリップ・マーロウみたいにいつだってビターエンドしか味わえない女なんだろうな…胸が痛くなる

  • 77二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 12:02:35

    生徒会に入る前は銃が暴発しても顔色一つ変えず相手を血まみれにして付いたあだ名は「赤い手の不知火」って呼ばれて欲しい

  • 78二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 13:33:24

    密造銃とかも使用経験がありそう

    これとかミステリアスで好き

    ytb@xjpnBydjNFw

  • 79二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 18:21:41

    >>74

    そしてミスファイアで銃身に弾が詰まって焦ってしまいスライドを引いてトリガーを引くと…

  • 80二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 18:25:02

    >>79

    大爆発……?

    手袋の下にこの時出来た火傷の痕がありそうだ

  • 81二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 18:56:27

    >>80

    この動画はライフルだけどだいたいこんな感じになる

    ytb@k4KFJe1lBFM

  • 82二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 20:06:43

    >>80

    拳銃だとこうなることもあるし大丈夫かも

  • 83二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 20:07:33

    >>82

    !?!?!?!?

  • 84二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 20:25:25

    >>82

    えっ、なにこれ?

    詰まってる?

  • 85二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 20:27:59

    >>83

    >>84

    357マグナム弾が八発連続で詰まってます

  • 86124/10/12(土) 05:32:29

    あの日、日常という名のどうしようもない泥濘の下、
    くずかごの底に息もできないほどの眩さが私の目を焼いた。
    いつからか違和感を感じるようになりました。
    それは生活のどこかで隙間風のようにふとした瞬間に後ろ髪を撫でる。
    自販機でコーヒーを買う。くずかごが溜まる。
    射撃をする、薬莢を片付ける。くずかごが溜まる。
    不必要な書類を処理する。また…、くずかごが溜まる。
    溜まり積もり、その分だけその人の糧となる、それがあたりまえ(日常)で変わらないことでしょう。

    「連邦生徒会長が失踪しました。」

    何かが変わろうとしてる気がして…、私の眼は白光に伏した。

    行政システムの中枢であるサンクトゥムタワーは機能しなくなり
    インフラの停滞、それに乗じた犯罪の増加、防衛室を任されている私は
    日夜、会議、連邦生徒会や支援企業への対犯罪、抑制、取り締まりを対応していた。
    資料に目を通しながら、廊下を歩く。資料には捕まったいくつかのテロ集団から押収された
    どこのメーカー、ブランドとも言えない玉石混交の銃器について…。
    ふと窓から刺した光が私をなぞった。足を止めて資料から目を上げると、
    長い、永い廊下が先の見えない様子を告げていた。

    「……あの人が、失踪したから、なんだというのですか…。」

    先の見えない廊下を再び登りだした。

  • 87124/10/12(土) 05:35:16

    >>86

    押収した銃器について、

    ヴァルキューレとの合同会議も終わり

    1人会議室に残り、並べられた銃器を触る。

    規格化されたように見えて、どこか歪なそれらを手に取り構えてみる。


    「直線的で大柄なグリップ、スイッチの甘いセーフティに

     口径に見合わないバレルと安いフレーム…」

    「昔、組み立てていた時と何も変わりませんね。

     どれだけ誰かに使われても、このあたりまえ(銃)が手に入ることは無かったですが…。」


    ここに並べれている銃器は、一部をヴァルキューレに引き渡し

    残りは廃棄される…。


    「なにを、思い出しているのでしょうか…。」


    また、くずかごが溜まる。

  • 88124/10/12(土) 05:35:54

    >>87

    空が赤く染まり、虚妄のサンクトゥムが建ち上がる。

    そして、このキヴォトスを滅ぼすらしい。連邦生徒会とシャーレを中心とし

    各学園による対策チームが組まれ活動する中、防衛室もD.U.地区を中心に

    ヴァルキューレと連携し、住民の避難や攻略に使う兵器の申請を担っていた。

    背もたれに深く体を預け、私的に見ていた資料を机に放る。


    「アビドス、ミレニアム、エデン条約、そして赤い空…。

     そして数々の事件の矢面に立っているのがシャーレ…

     連邦生徒会長が指名した"大人"が運営する組織。」

    「会長がいないから?先生が来たから?どちらが先かなんて考える暇もありませんね。

     やはり、たった一つの"個(超人)"による規律が必要なのでしょう。

     あの人がいた時のように…。このまとまりの無いキヴォトスを保つには……。」


    カイザーに連絡を入れる前に、

    近頃まともな食事を摂取していない体に

    栄養を入れようと、チョコバーを一つ開けて口に運ぶ。

    が、どうも食指が進まずそのまま投げ捨てた。


    「……おや?」


    投げた先と開かれた手を交互に見やる。

    何事も無かったように、私は受話器に手を伸ばした。


    また、くずかごが溜まる。

    赤い空から伸びる光が、カーテンのように私を覆った。

  • 89124/10/12(土) 05:37:50

    >>88

    カイザーと共謀し、連邦生徒会の実権を握ったはいいですが…

    や、やることが多すぎます!

    なんのために部署を分けているのですか!と文句をつけたくなるが、

    その文句をつける人は、私が追い出しましたし、大元ももういない…。

    そう、私は選択したのです…、キヴォトスを導く"超人"に。

    もし、失敗したら責任を取らされるのでしょう…そうなったら…

    思考を振り払う代わりに、アオイ財務室長が声をかける。


    「防衛室長、少しいいかしら?」

    「連邦生徒会長代行ですよ?アオイ室長。」

    「どっちでもいいわ。それより、この書類なのだけれど、

     内容に不備があるし押印も滲んでいるわ。それに…。」


    彼女が続きを話す前に、私は書類を取り食い気味に答える。


    「わかりました。ただ、今は手が離せないので

     明日まで待ってもらえないでしょうか。」

    「…明日の正午まで、それまで待つわ。」

    「ありがとうございます。では。」


    「……あの人、あんな崩れた字を書く人だったかしら。」


    書類を直す。また、くずかごが溜まる。

  • 90124/10/12(土) 05:41:25

    >>89

    お金も食べ物も銃弾も、誰もがあたりまえのように消費し手に入れる。

    その、あたりまえが難しいことも、人すらも消費される価値になることも忘れて…


    「不知火カヤ、あなたを内乱および職権乱用、職務怠慢、賄賂供与の疑いで緊急逮捕します。」


    迷いなき目が、私を映す。彼女の目に映る私は、消費者か消費物か…。


    「逮捕ですか…?私を?ご冗談を。現在暫定的な連邦生徒会の会長を逮捕。

     その後の影響がどう出るか、理解しての発言ですか?」


    喉奥が震えそうになるのを抑え冷静を装う。


    "SRTは、こういう問題を解決するために存在する治安機関だからね。"

    「せ、先生…。す、少しお話しませんか?

     先生の活躍は、私も目を通してあります。先日の提案を白紙にする代わりに

     惜しみない支援を提供したします。だから、先生もわかるでしょう?

     今ここで、私がいなくなったら…。」

    "カヤ…、それはできない。"

    "君が弁明をするのは、私にじゃない。"


    先生から発せられたのは、否定。もう、なにも通らないという通告。

    何を間違えたのか…、何処をしくじったのか…、カイザーと手を組んだ?

    FOX小隊を手中に入れた?キヴォトスから銃を無くそうとした?シャーレを傘下にしようとした?

    連邦生徒会長(超人)になろうとした?……あの時、眩さに目を焼かれたから…?


    理解と処理が追い付かない思考が平衡感覚を奪う。

    溺れる足で何とか立とうと力をいれ、よろめきながら机に寄り掛かる。


    ……くずかごが溢れた。

  • 91124/10/12(土) 05:42:07

    >>90

    「先生…、あなたの活躍は報告書で拝見しています。

     どうして、あなたは例え契約でも、未来への危機でも、誰かの悪意でも

     生徒の隣に立てるのですか…?それが役割ですか?」

    "先生とか大人だからじゃないよ、カヤ。

    生徒が、子供がなにかをしたいなら

    背中を押してあげたい。助けになりたい。間違ったら一緒に謝ってあげる。

    それが、責任だと私は思う。"


    眩さが私の目を刺した…。

  • 92124/10/12(土) 05:43:22

    >>91

    「そうですか…、なら先生、私もその責任とやらに甘えさせてもらいましょう。

     一度だけの悪あがきに…。」

    "えっ?"

    「先生!」


    死角になっていた左手で机の上に置いてあった筒状の物を投げ、

    机の上を転がり、机の下に身を隠す。

    回る視界に映っていたのは先生を覆うようにRABBIT小隊。

    流石はSRT、異常に気づいてすぐに先生に駆け寄りましたか。

    ですが…


    「…ん?ガシャン?」

    「この匂い…コーヒー?」


    ブラフで投げたコーヒー粉の瓶に気を取られている隙に本命の閃光弾を投げる。

    眩い光を浴び、たじろいでいるRABBIT小隊、その一人に私は蹴りを入れる。


    「うっ…!」


    仰向けになったその体に膝を落とし、続けてあごを一発殴りつける。

    そろそろ、残りの小隊も復帰しますか。

    気絶した彼女から、拳銃をひとつ拝借してRABBIT小隊と先生に向き直る。

  • 93124/10/12(土) 05:44:23

    >>92

    「彼女を最初に仕留めれたのは幸運でした。

     室内とはいえ、気配を消すのが得意な彼女にいられては困りますからね。」

    「ミユっ!!」

    「RABBIT2!まずは容疑者を捕らえる事です…!

     …先生。」

    "カヤ…君は…。"

    「言ったでしょう?悪あがき、と…。」

    「RABBIT2、作戦を続行します!

     先生、ご指示を。」

    "ミヤコはカヤを抑えて!サキは援護。"

    「作戦開始!」


    開戦の合図は鳴った。私のやることは一つ。

    目の前の小隊長に向けて、腕を横なぎに振るう。

    私の背から伸びてきたそれは、彼女の銃を絡めた。


    「なっ!?」


    机に隠れていた時に予備のタイツに硬貨を詰めた即席の分銅(ボーラ)で初手を封じる。

    そのまま距離を詰め、タイツを握っている手で顔面を殴ろうとするが

    状態を反らして避けられる。

    そのまま、右手の拝借した拳銃で彼女の胴体を打ち込む。

    防弾ベストを装備しているだろうが、構わない。

  • 94124/10/12(土) 05:45:47

    >>93

    「っ!」

    「援護射撃開始!」


    もう一人が、マシンガンを構えるの視界にとらえ

    逆方向に体をねじる。反対方向に絡められた銃ごと

    引っ張られ、小隊長は前のめりに倒れそうになる。

    半回転させた体は、腕を正面に伸ばし援護しようとした小隊の一人に発砲する。

    彼女はすかさず、横に飛びのき回避した。


    「カスタムされているとはいえ、とても扱いやすい銃ですね。

     不良も無く、詰まりも無い銃弾がトリガーを引けば飛んでくれる。」

    「とても素晴らしいことでしょうね。」


    気配を感じ後ろに飛びのく。

    分銅をナイフで割いた、小隊長が銃口を向けていた。

    どちらかを狙おうと思えば私が撃たれますか…。

    威嚇射撃をしながら、懐からみずぼらしい、小さい拳銃を一丁取り出す。

    片手で小隊長を狙いながら、もう片方のグロックで隊員を撃ち続ける。

    だが、それも長くいかない。グロックがオープンホールドの状態で固まった。


    「RABBIT2!」

    「了解した!」

  • 95124/10/12(土) 05:47:10

    >>94

    弾切れを狙うのは道理。

    私はグロックを隊員に投げつけ、全力で床を蹴る。

    投げられた銃に一瞬視線がいったのを逃さず、スライディングの要領で

    彼女の足元に入り込み、そのまま体の軸を回し足払いをする。

    尻もちをつき、床に不時着する彼女に容赦なく発砲する。

    咄嗟に腕で防御した彼女は、こちらにタックルをかます。


    「訓練を積んでいるんだ!甘く見るな!」


    自身の腕を胴体に滑らせ、なんとか真正面から受ける事を防ぐが

    あまりの勢いに空気が吐き出される。


    拳銃を警戒してか、私の体からほんの少し距離を取る。

    甘く見られているのはこちらも同じということですか。

    キヴォトスの人は銃で撃たれたくらいでは死なないし倒れない。

    逆に言えば確実なのは、強い衝撃か銃撃。…悠長ですね。


    一歩後ずさった彼女に近づき、短いバレルを活かし

    殴りつけるように、がらあきの胴と四肢に銃弾をいれる。

    よろけた彼女のあごを狙おうとするが、またも横やりが入った。

  • 96124/10/12(土) 05:48:18

    >>95

    片腕で頭を隠すように、拳銃弾の雨を受け止める。

    体に隠した銃のマガジンを落とし、雨が止んだ瞬間にマガジンを蹴り飛ばした。

    お見通しとばかりに避けられる。避けた瞬間が狙い目なのですよ。

    銃を構え引き金を引く瞬間、私の背後から声が響いた。


    「ミヤコ!まだ一発ある!」


    ガチンッと鈍い金属音が腕から伝わる。

    装填不良。それを認識した瞬間、側頭部に強い衝撃が走った。


    「RABBIT4…目標を…攻撃…」


    ほんと…甘く見ていたのは私の方でしたか…。

    落ちそうになる意識を、なんとか保つ。

    室内と同じくらい傷だらけのガラス窓に寄り掛かった。

  • 97124/10/12(土) 05:49:45

    >>96

    「例え正しいことでも間違いでも…、力(銃)があればひっくり返せてしまう。

     それがここのあたりまえです…、そうでしょう…?先生。

     その、あたりまえが享受することもできない人は

     どうすればいいのでしょうか…。」

    「だから、秩序を規律を、廃止を、そうすればみな平等で

     理不尽なあたりまえなど…。」


    混戦した電波のように思考が纏まらなくなる。

    いま自分が何を言ってるのかさえ把握できなくなってきていた。


    「ふふっ…私は、結局…消費者ではなく消費物みたいですね…。」


    何かが砕ける感触と浮遊感が私を誘った。


    "カヤ!"


    あの日の様な、あたたかな手が私を掴んだ。


    "君は確かに誰かを傷つけ、迷惑をかけた。

    でも、それは君が君自身を傷つけていいことでも

    独りよがりな罰を受ける事でもない。"

    "それは責任じゃないよ。カヤ。"

    「………先生、あなたは残酷な人ですね。

     価値の無いものに、責任という価値を付けるなど…。」


    負け惜しみのように呟いた言葉を最後に、私の目に穏やかな闇の帳が落ちた。

  • 98124/10/12(土) 05:51:03

    >>97

    「はぁ…、結局、私が外に出たというのに誰も来ませんでしたね。」


    駅のホームのベンチに、腰を下ろし一人黄昏る。

    今日、私は矯正局からの出所となった。

    なんとも寂しい勤め上げとなったが、正直少しほっとしています。

    もし仮にあの"大人"がいたら、私は子供として生徒として接してしまいそうな気がして。

    そんな安いプライドのために嘘の日付を教えていたりもしましたが…。


    「残ったのは、これだけでしたね…。」


    懐から、小さくみずぼらしい拳銃を取り出す。

    自販機の飲み物よりも価値が無く、それ以上に手に入れがたく

    捨てきれなかった。あの日の私。


    「全て失くなってしまいました。が

     先生なら、新しい始まり。とでも言うのでしょうね。」


    構内アナウンスが列車の到着を予告する。

    銃を仕舞い帽子を深くかぶり直して、線の内側に立つ。

    速度を落として、ホームに入ってきた列車が止まり、少なくない人が降りてくる。

    乗降する名も知らぬ人々の中に溶けて、私は行方が何処かも分からない始発点に乗り込んだ。

  • 99二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 06:02:48

    何時か何処かでカヤ(ストリート)に遭遇すると信じてる
    振り出しに戻っただけ、何もなくなった訳ではない、終着点ではなく始発点だからきっと…

  • 100124/10/12(土) 06:04:28

    >>98


    >>35>>37>>38

    上記レスや楽曲にインスピレーションを受けて

    書いてみました。

    文章が散らかってしまった感ありますが、

    書きたいものかけたのでヨシ。

  • 101二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 10:03:04

    楽曲?

  • 102二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 11:39:03

    素敵だ…くずかごはストレスの象徴かな?カヤの心が砕けていく過程が丁寧で実に印象的でした
    上質な銃に対する僻みや超人になろうとして壊れてしまう心。そしてそれらをまとめて包み込む先生がカヤの心を繋ぎ止めるという素晴らしい流れ
    最後の出所して原点の銃一つで再スタートを切るカヤが晴れやかで最高です

  • 103124/10/12(土) 12:35:37

    >>101

    お話の方向性というかイメージとして

    3曲ほどモデルにして書いてました。

  • 104二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 12:39:48

    カヤの戦闘が素晴らしかった
    なんというかロマンがある
    「カスタムされているとはいえ、とても扱いやすい銃ですね。
     不良も無く、詰まりも無い銃弾がトリガーを引けば飛んでくれる。」...昔のカヤにとっては想像もできないようなものだったんだろうな

  • 105二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 12:47:00

    銃に信頼が無いから本気で他人を害する時はチョークスリーパーを仕掛けるカヤ…

  • 106二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 12:52:40

    もしかしたら銃弾がライフリングに密着しない散弾銃とかは好みかもしれない
    水平2連をソウドオフ加工してマッドマックスしてるカヤとかよさそう

  • 107二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 12:52:45

    徹底して距離を詰める戦法も色々と想起させられる
    キヴォトスでありながら拳銃一つ持てない暮らし…それは…

  • 108二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 12:58:20

    >>107

    アビドスやヘルメット団の面々ですら享受できてる「最低限の生活水準」以下を知ってるカヤかぁ……

  • 109二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 13:04:47

    銃が無いと傭兵バイトにすらありつけない
    粗悪な銃じゃ学籍のないチンピラにすら勝てない
    キヴォトスにおいての真の弱者とは

  • 110二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 13:31:41

    食料品を切り詰めてでも銃弾や医薬品を仕入れないと立ち行けないキヴォトスの日常…(アニ先のアビドスへの支援物資内容を思い返し)

  • 111二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 13:42:40

    「私の時は"先生"なんていなかった」、と先生に救われていく生徒と失踪した連邦生徒会長のことを思い返しながら物思いにふけりつつ先生の襲来を待つカヤ……

  • 112二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 18:04:43

    >>1のSSめちゃめちゃ好きです

    できれば本にしてほしい 買いに行くから

  • 113124/10/12(土) 20:33:56

    ここの方達もそれぞれ語ってくれた
    概念入れたくて、表現や構成がおざなりだったなって書き終わって思ったけど
    好意的に見てくださってありがたい。

  • 114二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 04:03:14

    散華の美しさ、悪役の退場のさせ方をよく理解されている方のとても質の高い文章でした。
    次にこのカヤが先生と出会う時は、どのような形であれ大人としての再会になりそうですね。一緒に一献酌み交わして欲しいものですねえ。ありがとうございます。

  • 115二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 11:04:54

    >>111

    先生への感情が反転して激重になりそう

  • 116二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 18:58:25

    先生への屈折した憧れいいね

  • 117二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 19:01:51

    "先生"もまたあの超人のように半端に救って私たちの前からいなくなるのか
    その時自分たちの手に残される、己の身を助くるもののはこの頼りない粗製拳銃だけなのか
    先生が活躍すればするほどその不信はどんどん根深いものになっていくんだよね…… アロナ、責任について話したことがあったよね!?

  • 118二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 19:09:57

    撃ち合いがコミュニケーションなキヴォトスにおいて頼りない銃しか手に取れないカヤの不均一性…
    私たちは傷つけあい奪い合うしかないのかという失望…
    銃を使わず言葉と善意善徳をもって生徒たちを諌める先生の存在…

    こじれる要素しかないよカヤ

  • 119二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 19:20:13

    粗悪品の銃、と言いながらもなんだかんだ手入れが行き届いていて状態もいいから見る人が見れば

    「防衛室長の固有武器は美しくカスタマイズしているブローニング・ハイパワーや他の火器ではない。一度見れば分かる。」
    「あれは彼女の生き様そのもの、だ。」
    という刃牙風のインタビューが頭をよぎってしまった

    「最後の足掻き、生き汚なさにお似合いの銃…ですか。あなた、全然彼女の事がワカッていないのですね。」
    「僕が防衛室長に一度見せて貰った事がある時さ、震えたよ。まるで減量後のプロボクサーみたいな銃さ。」
    「あの小娘の切り札は他でもない、あの粗悪品だろう。あの銃口を向けられる相手にはなりたくないものだ。ポリマーリンゲル液すら冷える思いになるよ。」

  • 120二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 19:30:24

    >>119

    大量の銃弾が日常的に飛び交うキヴォトスにおいて「1,2発まともに撃てればそれでいい」銃を持つとはどんな覚悟を求められうるのか…… とても、こわい

  • 121124/10/13(日) 20:34:57

    >>111

    「都合が良いのですね…。"先生"が"責任"を背負ってくれるなんて…。」

    「私の時は"先生"なんていませんでした。

     助けてくれて、背負ってくれて、悩んでくれて…」

    「先生?もし私が、助けて。と言ったら先生は私を助けてくれるのでしょう?

     でも、それは認められない…納得できないのですよ…。」

    「いつかの苦しみを痛みを、虚しさを…、そんな都合の良いことで!覆されては!」

    「だから、私がこのキヴォトスを…、私が私を救うのです!」


    からの


    >>115

    「ほんとうに、都合が良くて苛立ちます。

     先生にも、私にも…。」

    「先生…、貴方だけが"不知火カヤ"を認めてくれるのですから…」


    って感じかな?

  • 122二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 07:05:53

    >>121

    大アロナがフラッシュバックしつつ先生を求めるようになるのか

  • 123二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 07:51:37

    >>120

    「あの銃を抜く時、必ず決着が付く。」

    「あの銃に生温い引き分けは存在しない。」

  • 124二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 18:15:53

    ほしゅ

  • 125二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 18:52:33

    >>123

    ええなそれ

  • 126二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 19:29:30

    アルやミナがここのカヤの前半生見たら
    「ひ、酷い…酷すぎるわっ」
    「救いはないのか?これじゃああんまりじゃないか…」ってハンカチベタベタになるまで泣きそう。

    そして今のカヤ見たら間違いなくファンクラブ作り出す。むせる。

  • 127二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 21:18:25

    >>126

    アルちゃんは元優等生だからなおさらショックが大きそう

  • 128二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 21:20:38

    >>127

    自らストリートに下ったとはいえワインレッド・アドマイヤーを手放した日は(修理に出したら競売に売られてた時以外は)なかっただろうからなぁ

    キヴォトスで「いつもの愛銃ではなく、もっと粗悪な銃しかない時」を思うとこのカヤに肩入れしたくなる気持ちは誰でも大きくなると思う

  • 129二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 07:37:37

    保守

  • 130二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 08:27:57

    このレスは削除されています

  • 131124/10/15(火) 08:32:52

    ここのカヤは、連邦生徒会長に選ばれた事とか
    防衛室長って肩書きしか価値を見いだせなくて
    自身の過去は価値の無い唾棄すべき象徴で
    だから、まともな過去を持ってる連邦生徒会員
    にコンプレックスで…
    なかでも、ハイネに関しては連邦生徒会に
    あるまじき思考の低さと呆れてるけど
    その純心さに思うところがあって…

    「あなたの事はとても扱いやすかったですよ。
    その純心さは褒めるとこでもありますが…
    だからこそ、悪い人に騙されるのですよ?」

    っていうのを思い付いた。

  • 132二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 18:49:36

    >>131

    素晴らしい

  • 133124/10/15(火) 20:12:13

    朝日を受け入れて、
    流れてきた書類を処理し
    雨が降っても朝も夜も関係なく
    執務室でキヴォトスに奉仕する

    真逆になった当たり前を片隅に、
    今日も私は、崩れそうな足元に
    流れるあたりまえ(日常)を拾い上げるために
    棄てられたダイナーで目を覚ます。

    「待てぇー!その荷物を寄越せぇ!」

    ヘルメット団に追われながら
    ブラックマーケットの路地を廻る。
    下手な正義感を出したばかりに
    面倒な事になりました…。と回顧する。

  • 134124/10/15(火) 20:13:35

    >>133

    アビドス近郊で仕事を探していた時、

    たまたま生徒とロボットが

    怪しい会話をしていたのが

    耳に入ってきた。

    聞き耳を立てて入ってきた内容は

    十人中十人が聞いても、犯罪かそれに準ずる分かる運搬行為。

    いわゆる受け子でしょう。

    問題は、あのツインテールの猫耳の生徒は疑うこと無く

    割の良い仕事。と

    目を輝かせて首を縦にふろうとしていたのだから、頭が痛い。

    話に割って入り、双方に適当な事を言って、

    仕事をこちらが受けるように仕向けたのはいいですが…


    「まさか、このような目に会うなんて…」


    逃げ込んだ廃ビルの1室に座り込み、

    追われる原因となった荷物を調べる。

  • 135124/10/15(火) 20:16:16

    >>134

    「依頼者もヘルメット団も、[至高の嗜好品]と呼んでいましたね。」

    「ですが、これは……モモフレンズですよね?

    たしか…ペロペロ?でしたか。」


    上から白い布を被せられた

    何とも言えない鳥のマスコットの

    ぬいぐるみを上へ下へと手で回す。

    回してる最中に不意にぬいぐるみの

    重心がずれたのを感じた。


    「嗜好品……もしかして…?」


    改めてぬいぐるみを見回すと

    1ヵ所だけ色の違う布で補修された跡を見つけた。

    迷わず破り、中に手を入れる。

    出てきたのは、ガラス瓶に入った透明な液体と手帳サイズの木箱。

    ガラス瓶を振ってみると、液体の中に気泡が生まれるが

    すぐに水面に上がり溶ける。

    次に木箱を開けると細い棒状の紙が数本。

    それは芳しい香木にも漢方にも似た刺激のある香りが

    鼻腔の奥を刺激する。


    「なるほど…密造酒と煙草ですか…。

    確かに、至高の嗜好品ですね…。」


    キヴォトスにも流通していない

    訳ではないが、生徒に手が届かないよう、

    これらは厳重に管理、取引される。だが、目の前にあるのは密造品

    武力による盗難が当たり前のキヴォトスでは放っておける存在ではない。

  • 136124/10/15(火) 20:18:22

    >>135

    どう処理しようか考えていると

    階下からヘルメット団の声が聞こえた。


    「あいつは、ここに入った筈だ!」

    「噂に聞く嗜好品…売ったらきっととんでもない金が手に入るに違いない!」

    「何としても私たちが奪い取る!」


    彼女達は、嗜好品の正体を知らないみたいですね。

    中身を抜いたこれを渡しても良いですが…、

    それくらいで引いてくれるとは思えない…。


    「はぁ…」


    ため息をひとつ吐いて準備する。

    ヘルメット団は4人。アサルトライフルが3人

    ハンドガンを持った盾持ちが1人。


    「さて…来るなら来て貰いましょう。」


    掛け声と共にドアが勢いよく開き、盾を持ったヘルメット団員を先頭に

    4人が室内に入り込む。


    「あ!?」

    「誰もいない…。」

    「そんなわけねぇだろ。ここが最後だぞ?」


    出鼻を挫かれた4人が、顔を見合わせている隙に

    扉がキィっと錆びついた音を立てて閉まる。

    一斉に振り返った瞬間、ヘルメット団の視界が文字通り塗りつぶされる。

  • 137124/10/15(火) 20:20:29

    >>136

    「うわっ!」

    「な、なんだ!これ…。」


    室内にあったスプレー塗料で、視界を潰す。

    ヘルメットのバイザーに塗れましたが、すぐに拭われてしまうでしょう。

    そうなるまえに、一番手前にいたライフルを持った一人を

    缶の底面で、わき腹を何度も打ち足払いをして倒す。

    後ろから銃を構える衣擦れの音が聞こえ、持ってたスプレーを投げつけバイザーを割る。

    よろけながらも仰け反るのを堪えるヘルメット団から、ライフルの銃身を掴み強引に奪い取り

    割れたバイザーの中心に、みずぼらしい拳銃を突き立て打ち込む。

    そのままの勢いで、復活していた三人目のライフル持ちの頭を奪った銃でフルスイングする。

    3人目が動かなくなったのを確認すると、強い衝撃が私を吹き飛ばした。


    盾持ちが私を突き飛ばし、床を滑ると同時に握っていたライフルとハンドガンも離れていく。


    「舐めたことしてくれたなぁ!」


    盾を構えたまま、拳銃を乱射してくる。

    腕で防護しながら、痛みに耐えているのを見て相手はいい気になっていた。

    …舐めているのはそちらでしょう。

    腕に隠れた口角が上がる。

  • 138124/10/15(火) 20:22:36

    >>137

    「チっ!こんな奴に、私たちが…ってアッツ!!!」


    ヘルメット団は持っていた盾を突然放り投げる。

    金属板で補強された防護盾は、煙を立てて中心から溶けていた。

    それを見て驚愕しているヘルメット団の前に立つ。

    私に気づき、反射的に向けた拳銃を私はスライドごと握る。


    「バカ!もうスライドは引いてんだよ!」


    勢いよく叫ぶが、銃弾は引き金を何度引いても出ない。


    「そんな良い銃を持っているのです。

     少しは使い方を知ったらどうでしょう?

     M92は、セーフティ左右兼用ですよ。」


    目の前のヘルメットから喉が引きつる音がした後、室内に銃声が2発響いた。

  • 139124/10/15(火) 20:24:44

    >>138

    「酸化鉄を集めるのも楽じゃないのですが…

     今日は赤字ですね…。」


    大通りに出て、ぬいぐるみを見つめながらぼやく。

    結局、ヘルメット団の相手をしていたら、これの処理を忘れていました。

    どうしようか…と悩んでいると、声をかけられる。


    「あ、あの、それはもしや限定のペロロ様じゃないですか?」


    トリニティの制服を着た彼女は二つ結びにした髪を揺らしながら、

    少し興奮気味に尋ねる。

    どうして、ブラックマーケットにトリニティ生が?と疑問が浮かぶが

    とりあえず返事を返す。


    「え、えぇ、そうなのですか…?」

    「はい!その布を被った姿は、かつてアビドスで期間限定で販売していた

     不可視のペロロ様!」

    「は、はぁ…。」


    どこがどう不可視なのか分からないが、

    彼女にとってこれは垂涎物らしい。


    「あの、お金は払いますから

     そのペロロ様、譲ってもらえませんか。」


    なんとなく言われるだろうなと思っていましたが…

    どうしましょうか…、目の前でこのぬいぐるみを

    割いて中の物を取り出すわけにはいきませんし…

    苦し紛れに彼女に、何故ブラックマーケットにいるのか聞いてみた。

  • 140124/10/15(火) 20:25:43

    >>139

    「えぇっと…そういえば、なぜあなたはブラックマーケットに

     見たところ、トリニティ生のようですが…。」

    「あ、あはは…、実はオークションで限定ペロロ様が

     景品にされると聞いて、あっ!けど今日は1人じゃなくて

     シャーレの先生にも来てもらってるので大丈夫です!」


    なにが大丈夫なのかと問いたいところですが、

    いいことを聞きました。


    「分かりました、これはあなたに差し上げます。

     その代わり、先生に[至高の嗜好品]と言って一度渡すこと。

     これが条件です。」

    「えっ…、それでいいのですか?」

    「えぇ、もちろんです。」

    「けど、限定品のペロロ様をそれだけで渡されるのは、

     申し訳ないような…」


    う~…と葛藤し始めた彼女に助け舟を出す。


    「なら、もう一つお願いがあります。」

    「は、はい!」

  • 141124/10/15(火) 20:28:32

    >>140

    "ヒフミ!"

    「あっ、先生!」

    "やっと見つけたよ。"

    「あ、あはは…、すいません。」

    "何かに巻き込まれてなくてよかったよ…。

    …ヒフミ、それは?"

    「これは、不可視のペロロ様です!

     そこにいる親切な人から貰いました。」

    "えっと…ヒフミ?誰もいないけど?"

    「えっ!?さっきまでお礼のコーヒーを飲んでいたのに…。」


    シャーレの先生がいるなら、言葉の意味も理解してくれるでしょう。

    人々に溶け込みながら、コーヒーを啜る。

    過去に飲んでいたものよりも明らかに品質は悪いですが…

    今は、この沁みいる苦みがとても良く馴染んでいた。


    朝に焼かれて、傷ついたら眠り、傘が無くても

    雨に打たれて踊り歌う。

    そして今日も、崩れそうな足元に流れるあたりまえ(アーカイブ)を拾い上げるために

    目を覚ます。

  • 142124/10/15(火) 20:31:25

    >>141


    スレ建てた私自身が、内容から逸脱してる気がするけど

    >>86>>98で書いたカヤのその後的なのを書いてみました。

    話のモデルにした曲そのままな部分もありますが、まぁヨシ。

  • 143二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 21:03:18

    あくまでも銃は彼女のアクセサリの一つでしかありませんし、さりげなく相棒として活躍してくれれば良いと思います。
    今回も素敵でした!たとえ惹かれて居る相手でも、顔を合わせる事なく道が交差する瞬間が美しい締めでした。

  • 144二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 02:21:33

    >>142

    銃を手にしていなかった時期も短く無さそうですし、こういう知恵と工夫でギリギリ切り抜ける戦い方はむしろ好きですねー

  • 145二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 03:18:01

    あんな過去があってあれだけの事を仕出かしたのに根っこがお人よしなの好き

  • 146二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:21:10

    カヤ根はいい子なんだな

  • 147二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:46:49

    本編でも、やり方がアレだっただけで
    より良い方向に舵を取ろうとする意思は
    あったと思うんだよね。

  • 148二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 16:07:11

    キヴォトスではある意味言葉と同じくらいありふれたコミュニケーション手段である銃火器を取り上げよう、というのは開明的ではあるけれど…あの世界では許されることではなかったでしょうねえ

  • 149二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 16:10:18

    >>148

    別スレでも話題に出したけど、エデン条約がきっかけだったのかなぁ、と

    このまま銃社会のままだと先生が危ない

  • 150二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:46:09

    歪んだ世界であるがゆえに少しでも崩すと一気に崩壊しかねないから現状維持をするしか無い
    ばにたす

  • 151124/10/16(水) 21:59:53

    誰もが、銃を持っていました。
    服を着ているように、家で眠るように、決まった時間帯にご飯を食べているように
    あたりまえに誰ものそばにあるそれがあれば、あたりまえに過ごせると思っていました。
    仕事をすることも、身を守ることも、誰かから奪うことも……
    私にはそのあたり前が無かった。どれだけ頑張っても、銃弾を買えるようになるだけで精いっぱい。
    それでも、あたりまえに過ごしたかった。
    物を盗る、仕事ができない、言葉遣いが悪い、目つきが気に入らない、
    命よりも金銭よりも軽い引き金がそのたびに私を襲う。

    そんなある時、なんとか貯めたお金で銃を買うことが出来ました。
    当時は両手で構えるのが精いっぱいの45口径のハンドガン。
    これを売った露天商は言いました。

    『あんたは、運が良い。』

    いつもの様に日銭を稼ぎ、いつもの様に襲われる。
    けれど、今日は違う。私も貴方達と同じになれたのだから…。
    1/3マガジン分しか入ってないハンドガンを構えて引き金を引く。
    両の掌の中で、花火が咲いた。

    商人が言った通り、私は"運"が良かったみたいです。

    運が良かった後は、下がる一方でした。
    また私は、あたりまえから遠ざかっていました。
    痛みと虚しさが隣人となるのがあたりまえとなった日、
    再び、あたりまえの切符が手に入りました。
    あの時買った銃と比べると、何もかもが小さく惨めな…、私と同じ銃を。

  • 152124/10/16(水) 22:01:48

    なんの偶然か、連邦生徒会長に拾われ、私はあたりまえを享受することができました。
    仕事も眠るとこもご飯も、定量与えられる。あたりまえが…
    ですが、あの頃と比べて平和な日々になっても銃はずっとそばにありました。

    ある日、先輩に着いていった銀行で、銀行強盗に襲われました。
    キヴォトスでは、これくらいあたりまえの事ですが
    連邦生徒会に入ってからは、初めての出来事でした。
    銃でなにもかもが通る。今も昔も、それがここのあたりまえ。
    なのに、強盗から、銃から…、目が離せませんでした。
    どんどん視界が、呼吸が狭まる感覚が…、私を包む。

    気づいたら、ちっぽけな銃を握りしめた痛みに塗れた私と
    うずくまる強盗…。

    あれだけ渇望していたあたりまえ(銃)が、[恐怖]へと変わっていました。



    「そんな衆愚政治みたいなやり方では何も解決しません。」
    「キヴォトスは、"超人"によって指揮されるべきなのです。」

    雨が窓を叩くなか、リン行政官に銃を突きつけ拘束する。
    ようやく、この時がやってきました…。
    あの日からずっと手放す事も出来なかった過去を強く握る。

    あぁ…、これでやっと恐怖(銃)を棄てれる…。

  • 153124/10/16(水) 22:05:14

    >>152


    アンカーつけ忘れましたが、

    >>151>>152で繋がってます。

    というわけで、銃規制をしようとしたことに焦点を当てて

    ここのカヤのオリジン的なのを書いてみました。

  • 154二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:12:34

    >>151

    最初の銃は暴発でダメになっちゃった感じですかね?

  • 155124/10/16(水) 23:17:17

    >>154

    そうですね。商人につかまされたのか

    あるいは、偶然なのか…

  • 156二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 00:51:18

    銃への怖れの理由が初めて握る事が出来た『当たり前』に裏切られたショックっていうのがもう切ない。ベアト支配下のアリウス生ですら、ここまで青春からかけ離れた世界に身を置いてはいなかったろう……
    このカヤちゃんには今もハイネとたまに会ったりしてて会議で意見を通すアドバイスしてあげたりおにぎりの具について激論交わしたりとか、ささやかで当たり前の青春を過ごして欲しい。

  • 157二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 01:01:23

    この恐怖を真に共有できるのは先生だけ

  • 158二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 01:10:50

    >>155

    かわいそ…


    これがトラウマになってて、実は今までの射撃で毎回暴発に怯えながら撃ってたらどうしよう


    むしろ矯正局に送られることで平穏を得たようなものでは?

  • 159二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 08:00:38

    >>158

    手に古傷が残っていて今でも時々痛むのかも

    書類の字が崩れていたのも意識しないと字が綺麗に書けないとか

  • 160124/10/17(木) 15:54:08

    >>159

    あぁ、それもいいですね。

    手が度々震えるから、普段はパソコン等のデジタル機器を使って書類作っているから

    紙でやりとりする、連邦生徒会の業務に内心毒づいてたり


    >>80みたいに、暴発したときに手についた傷跡を

    手袋で過去と共に隠しているけど

    疼く度震える度に、染みついた文字通りの消えない過去となって

    カヤの影を濃くしているし、カヤはそれを振り切ろうとなりふり構わず

    クーデターへ…、みたいな感じですかね。

  • 161二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 19:25:19

    愛用品:重い9mm弾
    幼い頃から持ち歩いている1発の9mmパラベラム弾
    弾頭重量250グレイン、銃口初速1300ft/sの化け物弾薬でカイザーPMCが試験運用の為の戦闘中に落としたものを偶然拾った
    その重さと輝きを失わないコーティングからカヤはこれを自身の宝物とした
    カヤ「銃弾は撃ってこそ?これでも私にとっては宝石なんですよ」

    ※銃弾のスペックはマルイのアルバート01Pの解説書から引用した

  • 162二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:22:27

    それがきっかけで数多ある悪い大人の企業からカイザーに良さを見出して手を組んだのかな。

    ふとした時にそれを語られたプレジデントは別れた後、
    「フンッ。食えない政治の魔物かと思っていたが、思いの外可愛いところもあるものだな」とか言ってそう

  • 163二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 06:20:51

    銃を持ってないころから使っている鉄パイプとかありそう
    使い込まれ殴り倒す強い意思を受け続けたそれは強者をもノックアウトさせる

  • 164二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 08:17:05

    マガジンも買い替えできないからバネのテンションはゆるゆるでところどころ凹んでそうだ

  • 165二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 10:57:54

    >>161

    矯正局を出た後に9mm用デリンジャーを先生がプレゼントしようとするのが思い浮かんだ

    デリンジャーのくせに200~300ドルくらいするのよなアレ 護身用にたっかい銃持たせられるの、経歴を考えると皮肉もいいとこだけど


    "一発だけ詰めておいた。下のバレルは君の宝物の居場所だ"

    「……要りません。いくら宝物は貴くとも、当の私はその銃ほど高級ではないのですよ」

  • 166二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 12:17:06

    >>163

    前の方にあった暴発しても動じない「赤い手」みたいな感じで異名になってそう

    「ひとでなし」(キヴォトス人にあるまじき戦法と躊躇の無さ・非道さ)とか

  • 167二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 12:28:04

    不発弾が出た時の対処法とかよく知ってるから慣れてない子の教官とかするカヤ、似合いそうだよねー
    銃口を覗き込もうとする子をしっかりと叱りつけるの

  • 168二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 15:54:37

    >>166

    龍が如くみたいにそこら辺にあるもの使ってぶん殴る戦法でのし上がった強者として裏社会で有名になってそう


    「あのガキはとにかく落ちてるモノを使うのが上手かったな!そこらのガキよりも手先が器用で頭の回るヤツだったぜ」

  • 169二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 15:56:05

    ファウストに続いてアルが憧れる伝説のアウトローが爆誕するのか
    弾の応酬がいつの間にかQTCでカタを付けられるゲリラ戦のプロ、レッドハンドとかそんな感じかな(カヤ的には銃嫌いなのと美味しいコーヒーとかのQOL向上に資金を充てたいが故のケチケチ戦法取ってるだけ)

  • 170124/10/18(金) 23:38:45

    "お疲れ、カヤ。"
    「お疲れ様です、先生。まさか、日付が変わるほど
     書類が溜まっているとは思いませんでしたが…」
    "うっ…、す。すいません。"

    情けないことに、溜まった書類に沈んでいるところを
    偶然、シャーレを訪ねてきたカヤに助けてもらい
    ようやく終わったが、時計の針は0時を既に過ぎていた。

    "遅いから送っていくよ。"
    「…いえ、明日も早いので
     ソファと毛布を貸してもらえれば。」
    "それはダメだよ。私がソファで寝るから
    カヤは仮眠室を使って。"
    「…わかりました。お言葉に甘えます。」

    遠慮しているカヤを仮眠室まで案内して
    私は既に寝ているアロナに改めて、おやすみと
    声をかけてからソファに横になって目をつむる。
    ふわふわとした浮き沈みの感覚が意識を揺らす。
    ふいに浮上した勢いのまま目が開いた。
    時間を確認すると、二時間ほどしか経っていないみたいだった。
    目から入った情報が頭を回し妙に目が冴えてくる。
    私は、一度起き上がって水を飲むために給湯室に向かった。

  • 171124/10/18(金) 23:39:24

    >>170

    給湯室に向かうために廊下を歩いていると、

    仮眠室の扉がほんの少し開いていて、隙間から光が漏れていた。

    まだ起きているのか、それとも偶然か、寝ているのなら

    そっと閉めて仮眠室から離れよう。

    そう決めて、隙間から室内を覗いてみる。


    電気が点いている室内に、誰もいないベッドが一つ。

    カヤは、ベッドの横でシーツを羽織ってうずくまるように

    眠っている。


    "カヤ…?"


    その異質な光景に、思わず室内に入る。

    彼女のそばに近寄ってみると、突然目の前の

    カヤは起き上がり、シーツの下に忍ばせていたであろう拳銃を

    私に向ける。


    「っ!………、はぁ…。」

    「あぁ、先生ですか…。どうしました?

     もう遅い時間ですよ。」


    目の前にいるのが私だと分かると、構えた瞬間の

    刃物を向けられたような冷たい雰囲気が霧散する。

  • 172124/10/18(金) 23:41:29

    >>171

    "あ、いや…目が覚めてしまって、水を飲みに行く途中だったんだけど

    ドアが開いてたのが気になって…。"

    「そうですか…。心配してくれたのでしょうが

     女性が寝てる部屋に入るのはどうかと思うのですが?」


    苦言を呈されて、軽率なことをしたと反省する。

    カヤは先ほどの事など無かったかのように、いつもどおり振る舞っている。

    その様子が、普通とは思えず私の背中に暗いものを落とす。


    "突然入ってきてごめんね。私は水を飲みに行くけど…。"

    「私は寝なおすことにします。今度はちゃんとドアを閉めて。

     おやすみなさい、先生。」

    "…おやすみ、カヤ。"


    ドアがゆっくりと閉まっていき、隙間から伸びる光が

    頼りない糸のように静かに切れる。

    まるで、今の私とカヤの関係のようだと思ってしまう。

    扉一枚隔たった暗い廊下のなかで、目に映るのは銃を向けた時のカヤの瞳。

    普段微笑んでいるように目を細めていた彼女が

    冷たく、怖いお化けでも見たかのような委縮し震えていた瞳で私を見ていた。


    "君は……。"


    様々な考えが頭をめぐる中、ひとまず冷静になるために給湯室を目指す。

    彼女が穏やかに眠れていることを願いながら。



    という訳で、過ごしていた場所での癖が抜けきってないカヤを書いてみました。

    時系列はクーデター前か後かはお好きなように。

  • 173二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 23:59:25

    >>165

    暗に宝物を使えって言ってるみたいで嫌だなぁこれ、デリカシー無いって怒っちゃう

  • 174二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 00:05:43

    >>171

    丸まり寝かぁ…ストレスが溜まってるとこうなるらしいね


    あと、わざわざ明かりをつけてるのも理由ありそうだ

  • 175二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 00:07:26

    乙でした、頑なな態度は怖れからくるもの。ゴルゴと同じですねえ
    クーデター後なら矯正局での先生と交流で憑き物も落ちていそうだし、クーデター前かな。もし成功直後の頃にこんな一幕があったとするならその後の「楽になっても良い」発言に含まれる意味や重さに湿度が増しますねー!

  • 176二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 06:51:46

    ストレス溜めやすくて胃がいつでも荒れてそうでかわいそう…

  • 177二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 08:54:07

    >>176

    多分心身ともにボロボロの状態でしょうね

    それでも最後まで誰にも頼らず立ち上がり続けてしまった

    途中で倒れたり弱音を吐く事が出来れはクーデターを起こさずに済んだかもしれない

  • 178二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 17:24:37

    高級品のサプレッサーや光学照準器全般を毛嫌いしてそう

  • 179二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 19:04:47

    むしろ道具はうまく使ってなんぼだし生き延びてきた場所が場所だから色んな生徒達のように好き嫌いなんてガキっぽい感情はとうに擦り切れてるんじゃない?
    だからこそここのカヤは色んな感情を吐き出して整理できずにモヤモヤし続けて、ついに事を起こしてしまったのかなと。

    子供なのに生きる為大人の真似事をし続けて、登り詰めて転落して、そしてやっとここからカヤのブルーアーカイブが始まるんだ

  • 180二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 20:59:18

    >>178

    嫌いというよりも高額過ぎて使えないイメージ

  • 181二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 06:57:45

    >>178

    >>180

    相手のダットサイトを初手で撃ち抜いてめくら撃ちを誘発させてズドンとか

  • 182二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:15:46

    このレスは削除されています

  • 183二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 10:32:53

    >>182

    真の漢はアイアンサイトを使う(古のCoD民)

  • 184二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:26:17

    >>183

    私は大砲よ

  • 185二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 05:05:44

    >>183

    アイアンサイトを使ってる人はスコープ使うとすごい当たると聞いたことがある

  • 186二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 05:35:39

    やっぱバックアップアイアンサイトでも欲しいよな

  • 187二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 07:47:35

    もし過労や精神デバフが無ければカヤは先生+RABBIT小隊から逃げ切れたかな?

  • 188二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:32:33

    このカヤを見てると過去に使ってた銃や道具を床下に隠していざという時に床を壊して取り出すカヤが思い浮かんだ

  • 189二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:39:27

    自分はパイナップルアーミー引き金とって弾も抜いてる状態を幻視した

  • 190二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:15:13

    >>188

    ジョン・ウィックだ…

  • 191二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:06:36

    防衛室っていう取り締まる側の偉い人になった時点で何かあった時のためのセーフハウスくらいは確保してそうですねここの彼女。

  • 192二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 05:03:13

    かなりいい概念だし次スレが欲しくなってきたな

  • 193二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 13:21:50

    我流の喧嘩スタイルは一流の格闘技には勝てないが喰らいつくことはできる

  • 194二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:46:46

     次スレのタイトル候補を考えてみたけど、
    (1)『不知火カヤ元底辺暮らし概念 2スレ目』
    (2)『スラム育ちの不知火カヤ概念 2スレ目』
    (3)『スラム上がりの不知火カヤ概念 2スレ目』
    どれがいい?
    (個人的には(1)を推奨したい)

  • 195二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:37:34

    >>194

    結構2も好きだな

  • 196二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:39:47

    >>194

    3と1が好きだな

  • 197二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:55:38

    >>194

    個人的には3かなー。一度は登り詰めてるし出所後もグレーな辺りのシャバで陰ながらカタギとシャーレを見守っているイメージ。

  • 198二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 01:14:18

    >>194

    自分も3ですね

    廃墟で不良の山を見つつブッシュコーヒーを楽しんで欲しい

  • 199二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 12:27:20

    >>194

    俺も1かなぁ

  • 200Slumdog Kaya24/10/23(水) 13:14:14

オススメ

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