次こそは百花繚乱を、ナグサちゃんを、先生をぐえ！？

1二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:58:28

「……あんた免許取りたてだったよね？」

「……気のせよ、気のせい気のせい！怒られる前にさっさと退散！！」

「うぅ……頭が痛い、あとついでに背中も……一体何が？」

「あなたは！？箭吹シュロ！」

「箭吹……？それは手前のことを言ってるんですか？」

2二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:58:51

「はいぃ！？そ、そんな事を言っても騙されませんの！身共達はあなたがした事を忘れてなんて……」
よく見ればボロボロの格好のシュロ、転んだのか服や髪には泥が着いており、その表情も心底困惑しているようで
「ここは何処です？手前さんは……？？！」
到底人を騙そうとしている素振りでもない、とてもとっても疑り深いエリートのユカリはシュロの今の姿を見てもしかしてと思った

3二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:59:07

「あの……一体何が？手前は？」
「うっ！」
「……ぁぅ」
尻餅を付いているシュロが動こうとしてつい銃を向けてしまう
しかし今のシュロは加害者ではなく被害者のような顔をして、ユカリを怖がりような顔をしていた
ユカリはシュロを、あの悍ましい行いをして祭りを滅茶苦茶にした、ちょっとだけトラウマを植え付けられた相手でもあるシュロが無力で憐れな普通の子供のように見えた
「うぅ…」
助けるべき子供に見えた
「うぅううう！身共は…身共は！」

4二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:59:32

「身共は何をしているのでしょう……」
ユカリはシュロを自分の部屋に連れて、簡単な怪我の治療をした
百花繚乱の訓練で習う応急処置程度の物だが、幸か不幸かシュロの怪我は見た目派手なだけで深い物ではなかったので問題ない
だが問題はあった
えりーとのユカリは今自分がしている事に頭を抱え、初めて味わう類の胃の痛みを感じる。
「えっと、治療してくれて……ありがとう、ございます…………」
「いえ、その…おかまいなく」
宿敵である花鳥風月の、それも直近で大事件を起こした相手を部屋に連れ込んだ
早くナグサ先輩や先生に連絡して、彼女を捕まえようと携帯を手に取った直後
外からどんどんと扉を叩く音が聴こえた
「きゃん！は！はい！」
「ユカリさん居る！？ちょっ出てきて！」
「あ、えと！えと！」
「？？な、なんですか？」
「こ、ここに居てください！」
焦った消えユカリを呼ぶその声に慌てて咄嗟にシュロを抱えて部屋の襖に隠した

5二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 07:59:53

できるだけ平静を装いユカリは扉を開ける
勘解由小路家の教育を受け冷静さを保つ訓練もしているお陰でユカリはいつも通りの顔でいた
「どどどどどど、どうしましたか！？身共はいつも通りでございますですのことです！落ち着いていますですの！」
「いやあなたが落ち着くなさいよ！どうしたんですか！？」
「な、なんでもありませんですの！それより何か御用で？」
「あそうだったわ！実は前に現れた事件の、箭吹シュロが現れたって聞いて！知らせに来たの！」
「！？そ、それは……！！」
携帯が煩いほど震え出した
それは先輩からの着信だった
「はい、ユカリです━━」
『やっとでた！あんた何度電話しても出ないから心配したじゃない！またマナーモードにしてたでしょう！』
「あ」
そういえば忍術研究部の見学に行っていてマナーモードにしていたのを忘れていたことを思い出すユカリ
「ごめんなさいですの！」
『もういいわ、それよりも気をつけてシュロがまた現れたって情報が届いたの。もしかしたらまたあんたを狙いに来る可能性があるから。念の為に情報が正しいかわかるまで自分の部屋で大人しくしていなさい』
「は、はいですの……」

6二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:00:32

そうしてユカリはなんとか誤魔化せたと思いながら安心して、どうして安心したのか、シュロの事を伝えなかったのかと疑問を抱いた
「あの……」
「あ、えっと、先程はすみませんですの襖なんかに」
「手前は、何か悪い事をしたのでしょうか？シュロって、手前のことですよね？」
「………」
不安そうな顔をして震えるシュロに、ユカリはなんと返すべきか迷う
「だ、大丈夫ですの！捕まってもきっと悪い結果には」
「おのれあのメスガキ！よくも楽しみにしてた祭りを！」
「財布返せー！」
「雌池にぶち込んでやるー！」
「……あ」
外から聞こえてきた憤怒の声にシュロは青ざめて身体を震わせていた
「手前は！手前はどうなってしまうのですか？……殺されるのですか？」
「そんな事ないですの！あなたの事は身共が……！」
ユカリは自分で何を言っているのかと口を止めた
意味不明だろう、シュロは悪人でユカリは百鬼夜行を守る百花繚乱のエリート
なのにシュロに何をしようとしているのか、悪人を助けるなんて普段のユカリなら絶対にしない
だけど、今のシュロは悪人なのか
「うおおおおおお！」
「ひっ！」
外からの声を恐れて怖がる子供は本当に裁くべき邪悪なのか、ユカリは答えがだせない

7二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:01:23

「たすけて…ください」
「う」
「なんでもします、痛いのは…嫌です……おねがいします……たすけて！」
絞り出すような声で言うシュロに、ユカリは自分の銃を強く握りしめて
銃を置いた
「身共が、あなたを守ります。今のあなたは悪い人ではありません……」
少なくとも記憶が戻るまでは、シュロは悪人じゃない
まだ何もしてない、助けを求めている人だ
「ありがとう、ありがとうございます……」
「お礼なんて……身共には……」
きっとこれは間違えてる
全部間違えてる
ユカリは百花繚乱の部員としても、百鬼夜行の生徒としても間違えた答えを出している
そんな事はきっと、ユカリはおろかシュロさえ心の何処かで理解していた
だけどユカリは、たすけてという言葉と共に伸ばされた手を振り解けなかった
きっと、その想いだけは間違いではないと信じながら
それ以外の間違いから目を逸らした

って感じのユカリ✖️記憶喪失弱弱シュロとの共依存概念書いてください

8二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:03:32

雌池とは一体

>>10

9二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:08:13

そこまで書いたなら続きもいけるやろがい！
いや構ってちゃん気質の幼い子と背伸びしがちなえりーとの組み合わせはいいですね

10二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:10:49

>>8

U R MY SPECIAL｜あにまん掲示板誰が如何言おうとU R MY SPECIALWE R SPECIALhttps://bbs.animanch.com/img/2824339/1bbs.animanch.com

おそらく上スレで名家（めいか）を名家（めい・け）と書こうとして雌池（め・いけ）となったせいで始まった概念かと

>>12 >>47

11二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:12:20

キキョウやほかの百花繚乱のメンバーは記憶喪失と知ってどう動くのか……

とりあえず先生に相談しよう。何とかしてくれる

>>13

12二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:14:20

>>10

雌池ってなんだよ……ってググったら、あにまんで発症した概念だったか

…………スレ軽く覗いてきた長野県に対する風評被害では？？？

13二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:15:29

>>11

先生とかいうこういう展開に対する最適解を持ち出すのはやめなされ…やめなされ……

14二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:16:13

構ってちゃんの末っ子気質だからなんやかんや丸く収まって厳しく言ってるキキョウが一番お菓子あげてるのがみんなにバレたり
レンゲと一緒に青春して外出て健康になったり
色々あったナグサをよくわからないまま気遣って慰めてあげようとして微妙な雰囲気になってほしい

15二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:18:22

コクリコ「NTRやんけ〜〜〜！！！！」

>>27

16二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:19:48

轢き逃げすなーっ！！！って思ったけどそうだわここキヴォトスだったわ…

喧嘩で銃火器持ち出すくらいだし轢き逃げくらいするか……（

17二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:22:03

先生が知らせを聞いてびっくりして飛んでくる頃にはなんか仲良くなっててみんな川の字になって寝てて脱力するぐらいの感じでわちゃわちゃした上でなんやかんや仲良くなっててほしいね

18二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:22:56

食事とかも隠れて用意してあげないといけないな
シュロの衣食住の全てをユカリが握ることになるのか
…まず服装変えるところから始めるか、百花繚乱の制服とか着てもらうとして

19二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:23:56

一緒に団子食べたりしているうちにユカリは本来のシュロも本当はいい子なんじゃないかって気持ちが強まってくるんだよね…
シュロもシュロで匿って優しくしてくれる相手だから懐く
そして信頼が極限まで強まったところで記憶が戻る

>>22 >>23

20二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:26:35

雌池あるんだ……

21二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:27:03

こういうシチュで所属の制服着せてあげるのいいよね
制服とかの概念薄い生徒であると尚更

22二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:27:38

>>19

過去の自分と今の自分どっちを取るかな

>>24

23二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:27:39

>>19

百鬼夜行やナグサちゃんへの憎悪と復讐心、優しくされてきた記憶、2つに挟まれて情緒が滅茶苦茶になってしまう……

24二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:29:10

>>22

どちらもとる事も出来ず皆の前から姿を消すんだよね……

25二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:29:49

泣きながらこれが本来の手前なんですよォ！ってまた凶行に走ろうとするんだけど
無言でゆっくり突き進んでくるユカリに拙い言葉で罵倒するだけで全然抵抗できずに制圧されちゃうんだよね

>>28 >>32

26二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:31:02

誰かー！！先生呼んでこぉい！！！！

27二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:31:49

>>15

寝てから言え定期

28二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:31:50

>>25散々ユカリを罵って銃も向けるけど一発も撃てないんだよね

29二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:31:58

善と悪のシュロの二人に分かれそう

30二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:32:31

いやだからこういうシチュで先生呼んだらシャーレ隔離で話終わっちゃうからユカリたちで話進めてからじゃないと意味ないのよ…

>>31

31二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:35:09

>>30

仲良くなってこのままの時間が続くといいなと思っていたところに先生がやって来て記憶が戻ってしまうとか

先生が原因で状況が悪くなるのかもしれない

>>34

32二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 08:35:21

>>25

傍目から見て分かるくらい無理してるんだよね……

33二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 09:07:24

シュロの服は洗濯するとか言ってしまっておくか

34二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 09:18:33

>>31

実は先生って最終的なハッピーエンドに辿り着くためにファンブル出すこともあるからな

晴らしのためなら舞台装置として扱っていいですよ原作準拠なので

35二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 09:25:55

先生呼んだらすぐ終わるから呼ぶなだのなら状況悪化役として使おうぜだの言ってる方が水刺してるし雑な曇らせになるからやめた方が良いのでは？

ユカリに髪の手入れされてるシュロちゃんとか可愛いくないです？
なんなら風呂とかも一緒に入ってほしい

>>37

36二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 09:51:26

バレるとしたら百花繚乱じゃなくて忍術研究部辺りに先にバレそう

37二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 10:05:58

>>35

ユカリと一緒の布団で寝てるシュロちゃんもいいぞ……

38二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 10:07:43

キキョウが溜め息つきながら寝落ちてる二人に羽織かけてあげるんだよね

39二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 17:19:05

他にも部屋はあるが念のためにユカリはシュロを自分の部屋に置いた
シュロもこの喧騒の中でユカリと離れるのを嫌がったのか素直に受け入れてくれた
「ご、ご飯ですの……」
「えっと……いただきます」
お金には余裕があるので心配してないが、シュロとの同居が長続きするとは考えていない
だけど今更シュロを見捨てて突き出すという選択肢もユカリは選ぶことは出来なかった
こうしてユカリはシュロにご飯を作ってあげるという事を繰り返すことになるのだろうかと考えて
「！？」
シュロはおずおずとしてご飯に手を伸ばし
米やおかずを手で掬って食べはじめた
「な、何をしてるんですの！？」
「え、え？え？」
行儀が悪いのレベルを超えたシュロの食べ方にユカリは目を剥いた
いただきますや手を合わせるなどしないのは兎も角、箸を使わずに食べるなどユカリは園児で卒業している
だがシュロは心底その異常さを理解していないようで、ユカリの困惑に戸惑っていた
「ご、ごめんなさい……て、手前はなにか間違えましたか」
「ま、間違えたと言うか……ありえないと言うか……えっと、あなたは…その、お箸を使わないんですの？」
「……おはし？」
「……」
お箸という単語を聞いてシュロが首を傾げた
記憶喪失だとは理解しているが、まさかお箸という概念も忘れているのか
「いえ、もしかして……いやそんな、まさか風流を理解してる人が……？」
ユカリは心底ゾッとしたような気分を味わった
シュロは、おはしを使って食べ物を食べたことがないのかと
もっと言えば、ちゃんとした一般教養を受けたのかと
「ごめんなさい……て、手前は……手前はまた悪い事を？」
「……大丈夫ですの、お箸の使い方は身共が教えますですの」
「あ、は、はい……」
きっと考えすぎた、記憶喪失による弊害だ
ユカリはそう自分を納得させ、シュロから感じたあの祭りの時とは別種の悍ましい闇から目を逸らした

>>41

40二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 17:20:20

飯も風呂も寝かしつけも一緒にしてあげるんだよね

41二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 17:22:27

>>39

そのレベルだとまともな食事取ったことがあるのかってレベルだな

42二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 18:14:44

祭りでは闇深いテロリスト
今は闇深い孤児

43二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 18:51:25

コクリコ様？
嘘ですよね？

44二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 18:53:24

まあコクリコ様がしっかり親代わりしてるかどうかは怪しいしその辺にいた物を知らない子供をそそのかしてるだけの可能性も高いし…

45二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 19:20:04

最終的に百花繚乱の現トップとしてシュロを排除しようとするナグサとシュロを助けようとするユカリで1章ラストと同じ一騎打ちで決着を付ける事になるけど、
何度やられても立ち上がるユカリの姿を見かねてシュロが自ら身を差し出すんだよね…

46二次元好きの匿名さん24/10/06(日) 22:50:59

あげ

47824/10/06(日) 23:51:21

>>10

ありがとう　スレを軽く見てきました

向こうの誤字はどうしてああなったんだ‥‥‥‥？

>>50

48二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 03:56:22

シュロ…光の中で生きろ…

49二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 06:44:39

保守

50二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 06:47:04

>>47

いやあ…本当に奇跡的になんか噛み合っちゃった誤字でねえ…おかげで閲覧注意の波に…

最終的に普通に過疎って落ちたスレだけど懐かしくなっちゃったぜ

51二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 18:04:01

シュロはご飯の食べ方はおろかお風呂の入り方、トイレの仕方、そして文字の書き方まで知らなかった
「本当に……あなたは箭吹シュロですの？」
「すぅ……すぅ……」
隣ですやすやと安眠するシュロの顔は前までの恐ろしい怪魔の担い手とはかけ離れ、まるでユカリよりも年下の幼児にも見えた
声も容姿も喋り方も前と同じなのに、同一人物と疑ってしまうほどに
「……」
このまま記憶が戻らなかったらどうしよう、戻ってしまったらどうしよう
戻っても戻らなくても、どうやって先生や先輩方に説明しよう
ユカリには全てが分からなかった
簡単な解決方は一つある、だが
「すぅ……すぅ……んへ……い、たい…です……すぅ……」
ユカリは選べない
明日またかんがえようと、ユカリも目を瞑る
きっと明日には良い考えが浮かんでいるかもしれない
そんな子供のような、子供らしい答えを出して
また、現実から目を逸らした

52二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 18:45:22

持ち前の正義感で目の前の浮浪児同然の子を見捨てられないのいいよね

53二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 18:53:37

さすがに自作小説を書くやつが文字の書き方を知らなかったとは思えない。
かなり重度の記憶障害になってそう。

>>54 >>56

54二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 19:21:09

>>53

タイピングはできても筆記が出来ないのかも

55二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 19:24:04

スマホやPC慣れしてると漢字は変換できちゃうからなんとなく知ってても書こうとするとアレ？ってなったりするんよね

56二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 01:11:01

>>53

感覚を忘れてしまっているのかな

57二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 09:54:38

どうなるか..