- 1二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:35:27
- 2二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:36:24
次スレ
- 3二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:36:36
救護騎士団の槌永ヒヨリ編
ここだけアリスクの一人が|あにまん掲示板bbs.animanch.comシスターフッドの秤アツコ編
ここだけアリスクの一人が(別ルートA)|あにまん掲示板dice1d3=@3 (3)@1.サオリ 2.ミサキ 3.アツコ※アズサとヒヨリもアリスク入りするが択からは除外内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収め…bbs.animanch.comここだけアリスクの一人が(別ルートA) Part2|あにまん掲示板アツコが内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで重要性で全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸籍=学籍を…bbs.animanch.comティーパーティー(サンクトゥス派)の錠前サオリ編
ここだけアリスクの一人が(別ルート分岐)|あにまん掲示板dice1d2=@1 (1)@1.サオリ 2.ミサキ内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっ…bbs.animanch.comここだけアリスクの一人が(別ルートS) Part2|あにまん掲示板錠前サオリが内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティ/百合園セイアに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸…bbs.animanch.comここだけアリスクの一人が(別ルートS) Part3|あにまん掲示板錠前サオリが内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティ/百合園セイアに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸…bbs.animanch.com正義実現委員会の戒野ミサキ編
ここだけ元アリスクのミサキが|あにまん掲示板内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸籍=学籍を得た経緯はキヴォ…bbs.animanch.comここだけ元アリスクのミサキが Part2|あにまん掲示板内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸籍=学籍を得た経緯はキヴォ…bbs.animanch.com元アリスクif総合スレ
元アリスクif総合スレ|あにまん掲示板「ここだけアリスクの一人が」スレの四シリーズについて語るスレ過去のスレでまだ語りたい概念があるうちに完結してしまったネタなどがあればそれもあり四シリーズ(ヒヨリ、アツコ、サオリ、ミサキ)世界線をクロス…bbs.animanch.com元アリスクif総合スレ Part2|あにまん掲示板「ここだけアリスクの一人が」スレの四シリーズについて語るスレ過去のスレでまだ語りたい概念があるうちに完結してしまったネタなどがあればそれもあり四シリーズ(ヒヨリ、アツコ、サオリ、ミサキ)世界線をクロス…bbs.animanch.com - 4二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:36:56
- 5二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:38:09
立て乙
- 6二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:38:21
おつおつ
- 7二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:38:44
立て乙です
余白があればSS投下も問題ないかな
前スレを埋めてくる - 8二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:40:26
pixivのや過去スレSSも貼るか
- 9二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:40:59
四人の幸せな今を見せてからのアズサで毎回落とされる
- 10二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:41:39
- 11二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:43:11
- 12二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 15:43:22
立て感謝
- 13二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 17:07:18
だいたい語り尽くしたから小説が楽しみだ
アズサバッドエンド?も一応進められてるのかな - 14二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 18:12:11
立て乙です!
SSの続きはまた同じくらいの時間に投下する予定なのでお楽しみに
そんなわけで中編現時点でのまとめ
・裏でアビドス3章進行中
・反転アズサがキヴォトス各地で暗躍…?
・マコトがいち早く察知してスクワッドに注意喚起
・思い詰めたサオリが先生の元へ行こうとし、他3人が追いかける
・サオリたちはシュロと遭遇し、そして一方的に倒される
・一方補習授業部は反転アズサの襲撃に遭い…… - 15二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 18:14:08
あーやっぱりアズサ反転してるのか…シロコテラー√で和解できることを祈ろう
- 16二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 19:06:26
- 17二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 19:22:39
- 18二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 19:26:23
この後はちょっと長めの補習授業部パートだからそれが終わってからのまぁ調印式が分岐ルートみたいな感じかな?
補習部パートいるか?と思ったけど其処がないとアズサ心情定まらないし想定してる最後に持っていけないからなぁ…
- 19The Fake×Squad24/10/08(火) 00:01:14
トリニティ某所
(…………)
(ちっ、“切れた”か……)
(何かしらの邪魔が入ったか…?)
(やはり見様見真似では上手くいかない、か)
(あの空間を間借りするだけ駄目だな、いずれ……)
(だがそれは後でもいいだろう。どうせ試しにやってみただけだ)
(今は……)
「…………虚しいな」
「抵抗なんてしなければ楽になれたというのに」
「そうだったな……“それでも”だったな……」
「アズサ」が口角をあげる。
憐みか、それとも嘲笑か。
そんなものは、彼女の目の前にいる4人にとってはどうでもいいことだった。
「くっ……」
「なんなんだ……」
「いったいなんなんだお前はッ!!!!」
「はっ!なんなんだと来たか」
「そんなことを言って、もう分かっているんだろう?」
「私はお前だよ」
「……白洲アズサ…!」 - 20The Fake×Squad24/10/08(火) 00:01:46
手も足も出ない。
まさにこの状況のことを言うのだろう。
帰路に就く補習授業部の前に現れたのは、アズサにそっくりで、それでいてアズサとは恰好も雰囲気も、何もかもが違う何者か。
そんな「アズサ」が有無も言わずに彼女らを襲撃した。
当然応戦するが、ほとんど何も出来ずに返り討ちにされてしまった。
「ヒフミちゃん!ヒフミちゃんしっかりしてください!!」
「あっ……うっ……」
「なんとか頑張って意識を保ってください!途切れたらそこまでですよ!」
致命的なダメージを受け、ボロボロで虚ろな目のヒフミをハナコは抱き抱えている。
ハナコ自身も頭から血を流し、気を抜けばいつ意識が飛んでしまうか分からない。
まだ立っているのはコハルとアズサ。
だが立っているというだけで、相当なダメージを受けていることには変わらない。
「アズサ……どういうこと?」
「し、知らない……お前なんて!」
「知らなくて当然だ。だって私はお前とは別の世界から来たんだから」
「なっ…!?」
「お前は羨ましいな……仲間が沢山いて……」
「トリニティだけじゃない……アリウスにもな」
「それは……どういう…?」
「ふんっ!」
「ぐっ…!?」
腹部への蹴り。それをモロに食らったアズサは数メートル先まで吹っ飛んだ。
絶望、恐怖。
この場を浸食していくこの空気に、4人は呑まれようとしていた。
- 21The Fake×Squad24/10/08(火) 00:02:55
(いったいどうすれば……)
(彼女に勝てない……)
(勝てないだけならいい、けど逃げられない……)
(助けは呼んだ。けれど来てくれるまでに私たちが持つかどうか……)
ハナコは思考を巡らせる。
そうしないと自分も意識を手放すかもしれないから。
だがいくら考えたところで、この状況がほとんど詰んでいるという結果には変わらない。
せめてあと2分、いや1分でも耐えることが出来れば……
「うっ……うわあああああああああああああああああ!!!」
「コハルちゃん!?」
「なにっ?」
意を決したコハルが叫びながら「アズサ」に組み付いた。
「アズサ」は引き剥がそうと銃床で何度も何度もコハルを殴る。
だが目一杯の力を振り絞ってなんとか引っ付き続けた。
「このっ…!離れろっ…!」
「嫌だっ!!私はっ……エリートだから!!!!」
そしてコハルは懐から手榴弾を取り出した。
「……自爆する気かっ…!?」
「いや違う!!」
「まさか……!」
「セイなる手榴弾!!!!」
- 22The Fake×Squad24/10/08(火) 00:03:39
起爆。
コハルと「アズサ」は至近距離でその爆発に巻き込まれる。
コハルの持つセイなる手榴弾。
それは敵にはダメージを、そして自分と味方には回復を施す不思議な爆弾。
起爆
起爆
起爆
起爆
起爆
コハルは爆風で吹き飛ばないように「アズサ」に掴んでいる腕を決して離すことなく、手持ちにある全てのセイなる手榴弾を起爆させた。
自分は傷を治し、逆に「アズサ」は傷を負う。
これだけ食らわせればいくらなんでも倒れるはず。
そのはずだった……
「この程度でッ…!!」
「きゃっ!」
まだ届かない。
足払いをしてバランスが崩れたコハル。
すかさず「アズサ」がコハルの上に乗り、彼女の喉元に銃口を押し付けた。
「あっ……」
「終わりだ…!!」
トリガーに指を掛ける。
逃げられない。
- 23The Fake×Squad24/10/08(火) 00:04:18
- 24二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 00:05:08
コハルが勇気を振り絞ったおかげで助けが間に合いました
流石はエリートだぜ - 25二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 00:24:22
バッドエンド回避!
- 26二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 00:26:47
テラサ…世が世なら君はクールだけどそれでいてかわいい物好きで寂しがり屋さんの
ただの一学生なんだ
何があったのか知らないが元のスクワッドの面々みたいに君も救われちゃってくれ… - 27二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 01:42:41
アズサvsテラーアズサという絶望的で熱い戦いに割り込んだコハル、勇気がつよい
- 28二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 07:35:14
アズサ:テラーぁ!今からでも遅くないからモモフレンズ愛好者になれぇ!
- 29二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 10:27:16
勇気と正義感だけはある女コハル
- 30二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 19:08:22
ツルギとミカ相手に互角の戦いを繰り広げるんだろうか?
- 31二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 19:17:33
テラー化したら異常に強くなるからあり得る
- 32二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 19:20:00
ボロボロになりながらも意識を保つハナコ、サオリ説得班としての経験が生きてそうなのすき
- 33二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:02:32
世界線的に確かに
- 34The Fake×Squad24/10/09(水) 00:04:19
「せ、せんぱい……ミカさま……」
「よく頑張ったなコハル。ハスミがお前をエリートと言っていたのはあながち間違いじゃなさそうだな」
「ありがとうねコハルちゃん。君のおかげで私たちは間に合ったんだよ。だからあとは任せてね☆」
「は、はい!!」
トリニティの人間に、「この学園の生徒で強者といえば?」と聞けば多くの者が挙げるであろうこの二人。
これほど頼りになる援軍は他にいない。
そしてその二人から感謝と賛辞を貰った。
コハルの目から自然と涙が溢れてきた。
そして二人は「アズサ」の方に目を向ける。
「さてと……」
「待たせたな」
「剣先ツルギに聖園ミカか……」
「随分と暴れてくれたもんだなぁ……」
「仲間外れは悲しいよ~私たちも混ぜて欲しいなって☆」
二人は笑う。
だが、その目は笑っていない。
「今お前たちと戦う予定では無かったんだがな……」
「………来いッ!」
「「言われなくてもッ!!!!!」」
戦いの幕が上がる。
- 35The Fake×Squad24/10/09(水) 00:04:52
- 36The Fake×Squad24/10/09(水) 00:05:23
着地と同時にミカの拳が飛んでくる。
躱しながらその腕を掴んで、勢いのままミカの身体を振り回してツルギに当てようとする。
だがツルギは跳躍しそれを回避。
そのまま「アズサ」の頭上まで飛び、先程のお返しとばかりに空中で数発銃弾を当てる。
「くうううっ!!!」
「オラァ!!!!」
ミカが足を勢いよく突き刺して回転を止め、今度はミカが「アズサ」の腕を掴んで、そして思い切り投げ飛ばした。
「アズサ」は自身の翼でバランスを取りながら方向を調整。投げた方向にあった電灯の柱を蹴り、翼を広げて二人に向かって突っ込んだ。
二人はそれを受け止める。
だが二人がかりにも関わらず、その身体は勢いを殺しきれずに後方へと下がっていく。
(なるほどこれは……)
(この子結構やるじゃんね……)
- 37The Fake×Squad24/10/09(水) 00:06:04
「すごい……」
「あの二人と互角に渡りあっている……」
2対1
二人ともトリニティ最強格と評されるレベルの強者を相手に一歩も退かない「アズサ」。
間に入ることすら許されないこの戦いをハナコたちはただ、見守ることしか出来なかった。
(だけどあのアズサちゃん……)
(まだ幾分かの余裕を残している……)
(もしかして切札ないしそれに準ずるモノを隠し持っている…?)
(だとすれば二人が危ない…!?)
「なるほどねぇ~確かに結構強いっぽいけど……」
「きひひひひ……それだけでは私達には届かないぞ?」
「確かにそうだな……」
「なら此方も……本気で行くとするよ」
そう言うと、「アズサ」は翼を広げる。
すると徐々にそのボロボロの羽根が、黒く染まっていく。
それだけでなく、翼を中心に「アズサ」の身体そのものがまるで影を纏うように黒くなる。
「なっ…!?」
「これって……」
黒くなった「アズサ」の身体から、目が、口が、舌が、現れる。
- 38The Fake×Squad24/10/09(水) 00:06:37
- 39The Fake×Squad24/10/09(水) 00:07:00
- 40二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:08:47
一説によれば
死を司る天使アズライールの姿形は非常に恐ろしく、全身に無数の目、口、舌を持ち、人の罪を見、語り、裁くのだとされている - 41二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:11:52
テラー化して生徒の範疇から逸脱してるよ……
- 42二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:16:43
色彩の描写についてですが
アビドス3章パート4でのあれです - 43二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 00:59:35
あー
乙です - 44二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 03:00:22
最終的にシロコ*テラーのようになると思いたいけどどうなるんだろう
- 45二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 07:15:39
なぜか味方側にいるシュロといい今後の展開が期待
- 46二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 16:27:01
トリニティ最強クラス×2でも駄目だったよ…
逃がせたから勝ち? - 47二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 16:38:58
明らかに強い弱い以前のヤバそうなもんを反転アズサが展開していたし……
- 48二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 17:00:34
逃げられたらこの場は勝ちだ犠牲を作って勝ってもマイナスが増えるだけだから
- 49二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:39:55
- 50二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:45:40
救護ヒヨリ、良い意味で抜けてる二年でほんわかしてるからセリナと並んで救護(物理じゃない)された人から人気ありそう
お菓子くれても不良は撃ちます - 51二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:47:55
迷いや怪我した子の手を引いたり背負うヒヨリ
- 52二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:48:24
食べれる時に詰め込んでおくリスみたいな…
- 53二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:50:04
- 54二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:54:12
ifアリウス全員全員治安維持組織にいるのと、生まれと育ちが底辺から引き上げられた善意に救われているから恵まれない側の気持ちも分かるんだろうなあって
ifミサキ絵のスレてた顔が解釈一致でいい顔で笑えるようになってるの好き - 55二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:56:07
姉になったセイアに
はじめてのケーキを食べさせてもらい目を輝かせるサオリ概念を忘れない
背丈が逆転してる主従すこすこ - 56二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:56:18
そして幸せなifスクワッドが輝く度にその皺寄せによって独りぼっちになってしまったifアズサの闇が濃くなるわけだが
このSSでは既に反転しているようだが、彼女の行く末はいかに - 57二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:58:13
ifアリスク四人衆がそれぞれ来た前の世界ではアズサが取り残されるのではなく一人がトリニティに拾われて他三人はアリウスにいたからまだマシだったんだよね(アツコを巡るアズサvsサオリのような事故は…)
- 58二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:59:50
四人の元の世界では捜索されてると思うと…尚当人達はまだ余裕ある模様
連絡はすぐに、いつかは帰れないとね - 59二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:00:50
- 60二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:05:07
姉ミネがミカ相手に立ち塞がるも倒していく魔女ムーヴする話もあれば、重圧と板挟みにあったサオリが暴走してミカがサオリを見て冷静に→ハナコが気持ちを改めて一緒に止めに行く話もあってバランスが良いと思いました(小並)
- 61二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:36:00
お花を育てるシスターアツコはかわいいし有事だと覚悟礼装が似合う
- 62二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:39:57
シュロと遭遇する下りだと他3人に振り回されていたミサキだったけど
コハルイチカ欠乏症になってるミサキの姿を見て今度は3人がドン引きして欲しいもんね - 63二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:43:18
姉兼妹と悪友がいないとカフェイン欠乏症並に感情が揺れ動くミサキ
帰ったらコハルとハグしな - 64二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:44:51
多分元の世界に帰ってきたら数時間は抱き着いたまま離れなさそう
- 65二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 23:26:58
- 66The Fake×Squad24/10/09(水) 23:53:26
『なら、そこにはきっと……ホシノの信じる言葉が残されていたはずだよ』
『事実は分からないかもしれない。でも真実はそこにある』
『存在しないとしても、それが真実であることには変わらないから』
『今度こそ終わりだよ。これ以上、アビドスで誰も死なせはしない』
『……これ以上、アビドスの誰も悲しませはしない』
『「世界で」苦しんでいる「子ども」がいて……助けてほしい、と手を伸ばしているのなら……』
『いつ、いかなる時であっても―――』
『子どもと共に生きていく大人として責任を負わなければならない』
『生徒が責任を負う世界なんて、あってはならないからね』
アビドスでの戦いは終わりを告げた。
渾沌の領域から此方に干渉してきた地下生活者は、敗北、というよりは否定を叩きつけられ、領域の奥地へと身を顰めた。
彼の者は今、狼の神が目を光らせている。
そして先生はアビドスでの事後処理を終え、シャーレへと帰還することになった。
- 67The Fake×Squad24/10/09(水) 23:54:00
D.Uの街を、先生は歩く。
本当は夕方くらいには着く算段だったのだが、ホシノが生徒会時代の話をするというものだから、他の対策委員会のメンバーと一緒に聞いていたらもうこんな時間。
そういえば色々あって昼くらいから何も食べてなかったなと、腹の虫が教えてくれた。
もう近くの飲食店は店じまいをしている。屋台という手もあったが、アドレナリンが切れてこれまでの疲労がドッと襲い掛かってきた今の体では、屋台を探すほどの気力が残されていない。
こんなことになるならアビドスで柴関ラーメンにでも行けば良かったなと後悔していた。
仕方ない。エンジェル24で適当に弁当でも買っておこう。
そう思いながらシャーレへと足を進めていた。
「あー……そういえば執務室ってまだ爆破されたままなんだっけか……」
「おのれ地下生活者め……厄介なことしてくれおってからに……」
「とりあえず明日ミノリ辺りに工事を頼んでおくかな……」
そしてシャーレ付近まで来たところで先生がふと、何かに気づいた。
「あれって……」
シャーレの屋上、夜ということもありはっきりとは見えないが
黒猫が、座っていた。
それもただの猫じゃない。やけに巨大だ。
- 68The Fake×Squad24/10/09(水) 23:54:24
「あれはまさか……」
「クロカゲ…?」
「ということはもしかして……」
黒猫、もといクロカゲが此方に気づく。
咆哮をあげ、屋上から一気に降りてくる。
着地し、先生の元へと走ってきた。
「シュロ……どうしてクロカゲなんて……」
「ふふ~ん。手前様、お帰りなさい!そして―――」
「おつかれさまでした」
クロカゲの背からシュロが降りてきた。
何故かニコニコな笑顔の彼女の顔を見たら、なんだか先程の質問もどうでも良くなってきた。
あぁ、多分自分を驚かせたかったとか、そんなもんだろうと。
「まぁ疲れたのは本当なんだけどね」
「それはそれはぁ!」
「で、そんなおつかれの手前様に手前から少しお知らせが」
「うん?」
「サオリちゃんたち、今医務室でおねんねしていますよ」
「はぁ?」
そんなわけでシュロの口から昨晩、つまりは自分や対策委員会が列車砲周りの対処をしていた裏で何が起こったかが語られた。
- 69The Fake×Squad24/10/09(水) 23:54:56
「なるほどサオリが……」
「様子がおかしかったとは言いませんが、それでもおかしくなる寸前くらいの危うさはありましたね」
「それで後からきたミサキ達ごとのした、と」
「ついやりすぎちゃいました!」
「……褒められたものではないね」
「別に褒められようとは思っていませんよ」
「手前はただ、手前様の物語を邪魔されたくなかったからですので」
「邪魔、ね……」
自身満々に、それで誇らしげな顔をしているシュロに、先生は思わず苦笑いを浮かべてしまった。
「あぁ、ご心配なさらずとも。サオリちゃんたちは今救護騎士団の団長って方が診ていますので」
「ミネか……なら大丈夫そうだね」
「おつかれの手前様もついでに診てもらったらいいんじゃないですかぁ?」
「………救護されそうで怖い」
「だからなんかおかしいんですよ救護の使い方が……」
「まぁミネがいるならシャーレの何処にいても避けられないか……」
はいはいどうもお迎えありがとうね、とだけ言って先生はシャーレへと向かった。
その背中を、シュロはじっと見つめている。
- 70The Fake×Squad24/10/09(水) 23:55:27
- 71二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 23:55:59
最後のは誤字ではありません
- 72二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 00:38:42
ん、危険
除霊するべき - 73二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 07:45:06
アビドス三章が無事に終わったようで何より
- 74二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 08:11:26
いったい何に憑かれたんですかねぇ(羽を見ながら)
- 75二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 08:30:36
危ないものに…
- 76二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 09:55:42
破ぁーーーー!!
- 77二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 10:33:35
アズサ*テラーまさか既に身体は無いとかじゃあるまいな?
- 78二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 18:41:46
ん、勝ち
- 79二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 19:00:15
シュロの最後の奴以外「お疲れ」じゃなくて「おつかれ」
つまりはそういうこと - 80二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 20:38:37
- 81The Fake×Squad24/10/11(金) 00:07:07
***********
混沌の領域 その最奥
それはまるで牢獄と呼ぶべきそこにただ一人、ただ蹲りながらブツブツと呟く者がいた。
「うぅ……くるしい……くるしい……」
地下生活者。
キヴォトス最高の神秘である小鳥遊ホシノを利用し、古則の答えに至ろうと暗躍していた黒幕。
世界の終焉の一歩手前まで事を進めることが出来たのは良かったものの、先生や対策委員会の助力、そして何よりホシノが精神的に一歩前へと進むことが出来たおかげで、その危機から脱することができた
全てをゲーム感覚で進めていたしっぺ返しを食らった地下生活者は、敗北という概念すら叩き折られ、こうしてひっそりと自らの死が訪れるその瞬間まで、ただ一人で苦しみを味わい続けることになってしまった。
そんな牢獄の扉を、開ける音が響く。
地下生活者が開けたのではない。
ゲマトリアでもない。
そして、目を光らせていたシロコ*テラーですらない。
- 82The Fake×Squad24/10/11(金) 00:07:33
- 83The Fake×Squad24/10/11(金) 00:09:04
あの戦いから数日が経った。
シャーレの工事は予定よりも早く進み、爆破された執務室はほとんど元通りに修復された。
久々に訪れた、なんてことないただの日常。
「ねぇ、先生~」
「なぁにモモイ」
「先生たち今度氷海地域に行くって聞いたよ?」
「……ちなみに誰から?」
「トキが教えてくれたの!」
「トキ……まぁ別に極秘任務とかじゃないからいいけどさぁ……」
「なんだっけ……で……デッカいグラタン!」
「デカグラマトンね」
「そうそれ!私も行ってみたいなぁって!」
「遠足じゃないんだから……」
「シナリオの足しになるかなって!」
「もっと駄目だよ……」
コンコンと執務室の扉を叩く音がする。
「先生、失礼するぞ」
サオリの声だ。
「うん、入っていいよ~」
「なんだか久しぶりな感じもするねサオリ」
「まぁほんの数日だけだったんだがな。アビドスの方で先生が色々大変だったそうじゃないか」
「別にそこまで大変では……まぁ大変だったけどね」
「私も……何か手伝えることがあったら良かったんだが……」
「その気持ちだけでもありがたいよ」
- 84The Fake×Squad24/10/11(金) 00:09:42
サオリが頭を掻きながら心底申し訳ないような表情を浮かべる。
あぁ、そういえばシュロが言っていたな、と先生が思い出す。
「……また勝手な行動をして皆に迷惑を掛けてしまった」
「でも君がそれを反省出来ているのなら、きっと大丈夫だ」
「ミネ団長にも後で礼を言わなければな」
「それが私の仕事ですから、って言いそうだけどね」
「そういえば、先生もシャーレに戻ったあと、団長から救護されたと聞いたが……」
「うん……徹夜で調べ物した後に爆破されて1日入院して、早朝に目が覚めてすぐアビドスに向かって私募ファンドやカイザーと戦闘した後に生徒会の谷に行ってホシノたちとひと悶着起きた後に列車砲を追いかけて止めたらホシノが反転して、その攻撃を食らって危うく死にかけたけどなんやかんやあってセトも倒した後アビドスで事後処理をしていただけなんだけど……」
「そうだな、そこに理由が全て詰まっているな」
「ところで今日はどうしてシャーレに?」
「それなんだが……」
「……?」
「お説教………かな」
- 85The Fake×Squad24/10/11(金) 00:10:13
シャーレ居住区
「全部アンタらのせいでしょうがッ!!!!!!!」
「はい、すいませんでした……」
「すいませんで済んでいたらこんなに怪我してないのよ!!!!!!」
怒号が響く。響き続ける。
アツコ、ヒヨリ、サオリの3人が正座してミサキのその怒号を受けていた。
頭にはいくつものたんこぶをこしらえた状態でだ。
「私があんなに言ったのに聞く耳なんてこれっぽっちでさぁ!!」
「ふざけてんのかって言ってんだよッ!!」
「あぁん!?舐めてんンかオラァ!?!?」
「どいつもこいつも馬鹿にしやがってこの■■■■!!!!」
「……ミサキさんってこんなに口悪かったんですか…?」
「あれだよヒヨリ、このミサキって中学の時名のある不良だったらしいよ」
「あぁそれで……」
「ヒヨリ!アツコ!アンタらも同罪だかんね!!!!」
「「は~い……」」
「お説教中失礼しま~す♡」
「あぁん!?今取り込みちゅ…………う」
誰かが玄関を開ける。
そうして入ってきたのは、ハナコ、そしてコハルの2名だった。
- 86The Fake×Squad24/10/11(金) 00:11:18
「こはッッッッッッ」
「あっ、ミサキさんがフリーズしました」
「コハルの姿見たからだと思う。ほら、確かミサキの世界ってあの子妹らしいし」
「直接会えたことと、このコハルちゃんって自分の世界のコハルちゃんと違うからってエラー起こしたんですかね……」
顔を思い切り引き攣らせたまま、腕を広げて若干手をピクピクさせたまま固まるミサキ。
そんなミサキを見て少し恐怖を覚えたのか、コハルはハナコの後ろに隠れてしまった。
「ぐはッッッッッッ!!!!!!!!」
「あっ、ミサキさんが血を吐いてぶっ倒れました」
「流石に今のは心が耐えきれなかったかぁ……」
「ハナコ……いったいどうしてここに?」
「実は私から少しお話したいことがありまして……」
「お話…?」
「そうです。それは多分、サオリちゃんや皆さんの耳にも入れた方がいいと思いまして」
「アズサちゃんについて、いや……」
「私たち補習授業部が遭遇した、アズサちゃんのようなナニかについてです」
- 87二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 00:11:46
ミサキ壊れちゃった……
- 88二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 00:26:11
かわいそうなミサキ…
- 89二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 00:35:40
そしてしれっと反転アズサの襲撃を受ける地下生活者
- 90二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 05:24:27
先生が教護されてるの笑う、残当
- 91二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 08:17:19
- 92二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 08:18:15
長くても読んでるから続けてくれ
- 93二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 08:37:51
描写からして殺しはしてないだろうから
セーフセーフ - 94二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 15:54:54
コハルに怯えられて可哀想なミサキ
- 95二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 16:09:24
でーじょうぶだ、帰ったらコハルとイチカと先生のハグ待ってるから
- 96二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 17:08:15
- 97二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 19:21:10
ちゃんと皆帰れたのならその時にはミサキルートだけでも書けたら書いてみるかな?
- 98二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 19:34:33
楽しみに待ってるで
- 99二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 19:37:58
- 100二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 20:06:59
そら別世界だと分かっていても
半分依存入っているレベルで溺愛している妹と同じ顔に拒絶されたら
そうなるよ - 101二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 20:39:53
でも悶絶するミサキは正直おもろいよ
- 102二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 21:06:40
ミサキルートの先生が女先生だったらサオリ世界の先生に、先生ってバツイチだったりする?って聞いて空気を震撼させるとかやったりしそう感
- 103二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 21:36:09
ついさっきまでツッコミ役してたのにコハルが登場した瞬間にこの有様である かわいいね
- 104二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 21:44:51
アツコヒヨリはなんだかんだ割り切れそう
サオリも同じ状況になったら寂しいと思っていても割と耐えそう
ミサキは駄目だ…… - 105二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 21:45:47
- 106二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 23:29:58
姉属性もあるぞ
- 107The Fake×Squad24/10/12(土) 00:06:20
「アズサ……か」
「えぇ、サオリちゃんも話は聞いていますよね」
「一応私の方でも報告は受けていたんだが……」
「その顔は、信じていなかった……って感じですね」
「……あまりにも現実みが無かったからな……まさかミカとツルギ委員長の二人がかりでも撤退するしかなかったなんて……」
「その辺りも詳しくお話しようかと」
「ところでコハルを連れてきた理由は…?」
「なんとなく♡」
「あのなぁ……」
「というのは冗談で、コハルちゃんも当事者だからですよ」
するとハナコの後ろからひょっこりとコハルが顔を出す。
一時期補習授業部のお目付け役だったこともあり、サオリ相手なら人見知りは発生しないのだが、他の3人相手はそうはいかない。
特に初手奇行を晒したミサキ相手には。
「よ、よろしくお願いします……」
「あぁ、よく聞かせてくれコハル」
「あのぉ……」
ヒヨリが手を挙げ、そして何処かを指差す。
全員がその方向を見ると……
「まずミサキさんを起こしませんか?」
泡を吹いて潰れたカエルのような体勢になっていたミサキがいた。
「「「「あっ……」」」」
- 108The Fake×Squad24/10/12(土) 00:07:04
そんなわけで急いでミサキを起こした後、ハナコとコハルからあの日あった「アズサ」による襲撃事件の全貌を聞くことになった。
なんかミサキが常にコハルのことをあり得ないくらい血走った目でガン見していた気がしたが、全員スルーを決めた。
二人の口から語られたあの事件。なんてことない普通の放課後の一幕となるはずだったあの日、突然虚空から翼を広げ到来した「アズサ」。
ハナコには見覚えがあった。あの出現の仕方や彼女が発していた空気やプレッシャー。
本船で出現した時のシロコ*テラーのそれと酷似していた。
故にハナコは、「アズサ」が反転した存在であると仮定した。
実際のところ、反転によって戦闘力が増加するという確証はないのだが、それでも補習授業部4人、そして助けに来たミカとツルギを相手にして一歩も退かぬ、それどころか力をセーブするだけの余裕すら見せていた。
被害は甚大。
ミカツルギは軽傷で済んでいたものの、補習授業部、それもヒフミとアズサの傷は相当なものだった。
無事に逃走が成功してすぐ二人は入院した。
幸い次の日には目覚めはしたものの、完全に傷が治るまではまだ退院は出来なさそうだ。
同じだけの傷を負ってアズサだけがギリギリまで動けていたのは、単に戦闘経験の差だろうか。それともアリウス時代にもっと悲惨な目に遭ってきたか、だ。
- 109The Fake×Squad24/10/12(土) 00:07:37
「私たち二人はヒフミちゃんとアズサちゃんよりは比較的軽傷だったので、すぐに退院は出来たんですが……」
「私たちまだちょっと体が痛むの……」
「でも逆に言えば、これだけの被害で済んでいるのは、コハルちゃんが勇気を出してくれたからなんですよね~♡」
「わわっ!ちょっと頭撫でないでよハナコ!!」
「そうか……よく頑張ったんだなコハル。流石はエリートだ」
「さ、サオリ先輩までぇ……」
サオリとハナコが一緒になってコハルを撫でる。口では嫌がっていたが、その表情は嬉しさを隠しきれていなかった。
ミサキが血涙を流していたのはきっと気のせいだろう。
「……まだ謎なのは、あのアズサちゃんの目的です」
「目的……か」
「彼女は、まだ何か他にやることがあるように思えました。それが何なのかが分かればこの後の対策等が取れるのですが……」
「それって、私たちがこの世界に来た事と関係あるのかな?」
「どうでしょう、まだ何もかもが不明な以上は……」
「……ひとまずは警戒を怠らないことだな。私たちも……そして、入院中の二人もだ。またいつ襲撃に来ることだってあり得るんだからな」
「あ、あの……」
「コハル…?」
「あのアズサと戦っていて、ちょっと思ったことがあって」
「あぁ、なんでも言ってくれ」
「あのアズサ……なんかちょっと………」
「とても悲しそうで……寂しそうな顔をしていたなって……」
- 110The Fake×Squad24/10/12(土) 00:08:46
………
……
…
「そういうワケで今日はこんなところで失礼しますね」
「あぁ、いつでも来てくれ。コハルは………まぁ無理せずに」
「は、はい」
だいたい話し終わり、二人は帰っていった。
深まる謎、そして強まる警戒心。頭の中で整理しきるにはまだ少し時間が掛かりそうだ。
ふとサオリはミサキの方を見る。
「も~だからそんな落ち込む必要ないですってミサキさん」
「そうだよミサキ。寂しいって、もどかしいって気持ちは私とヒヨリも一緒なんだから」
「……」
体育座りをしてずっとブツブツ呟いているミサキを、ヒヨリとアツコが必死に慰めていた。
「コハル……」
「はい…?」
「コハル……………吸いたい」
「「「……………」」」
(((しばらく放っておこう………)))
- 111The Fake×Squad24/10/12(土) 00:09:18
- 112二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 00:10:12
マコト議長、また動くってよ
ミサキ?あぁ……うん…… - 113二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 00:28:11
常識人からオチ要員になってきているミサキ
- 114二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 09:44:13
コハルを目撃してなんか決壊した感じがある おいたわしや……
- 115二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 09:45:25
- 116二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 11:27:01
コハル吸いが許されてるのは私とイチカと…正義実現委員会の皆だけよ!!だから問題ないわ!
それに朝起きたてのコハル吸いが出来るのは私だけの特権なのよ!
(((マジでミサキだけ何か違いすぎて怖い)))
- 117二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 12:21:06
- 118二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 12:37:54
あーあ コハルが怯えてしまいました ミサキのせいです
- 119二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 14:15:23
世界広しと言えど
こんなミサキ拝めるのはこのスレだけだろうよ - 120二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 14:28:22
死刑を解禁しないコハル優しい
- 121二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 19:14:04
- 122二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 19:59:47
いかん、このままではコハルニュウム不足でミサキが反転してしまう
- 123二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 20:05:05
アズサが楽しそうで何よりです
- 124二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 20:35:54
かわいそうなミサキ
ひとえにコハルが光すぎたせいだが - 125The Fake×Squad24/10/13(日) 00:09:45
「ふーむ………」
それから2週間程経った。
アビドスでの一件以降特に大きな事件もなく平和……と言っていいのかは怪しくはあるが、ひとまずいつも通りの日常を過ごしていた。
アツコたちに関してだが、ゆっくりと各所への情報の解禁を行い、『指名手配中のスクワッドと彼女らは別人であり、現在は限定的なシャーレ所属としている』とシャーレから公式に発表できる程までになった。
これで何かしら誤解が起きて逮捕騒動が起こる心配も無くなった。
あの3人は今シャーレの雑務、主に書類仕事等を担当してもらっている。
先生からというよりは、彼女らから言い出してきたのだ。
というのも理由は簡単、ただ部屋でじっとしているのが耐えきれなかったからだと言う。
確かに実質的な軟禁状態というのは、フラストレーションが溜まってくる。今度機会があったらトリニティに連れていくのもアリだろう。
というか、そうしておかないと約一名が大変なことになる。
環境は整った。なら次に彼女たちについて考えるべき事はそう……
『あの3人をどうやって元の世界に返すか』だ。
元の世界で突然なんの前触れもなく消えてしまい、そしてこの世界へとやってきた。
それぞれの世界の彼女らの関係者たち、そしてそれぞれの世界の『先生』は今も捜索が続けられていることだろう。
一応、元の世界に戻すためのアテが無いわけではない。
時間や空間、そして多次元への干渉、何よりそもそも彼女らがこの世界へと来る要因となったアレを。
「アトラ・ハシースの箱舟か……」
- 126The Fake×Squad24/10/13(日) 00:10:13
あれを稼働させることが出来たのなら、きっと可能性はある。それにプレナパテスがやった時のように、シッテムの箱の力を組み合わせて『ナラム・シンの玉座』を展開出来たのなら、もっと確実性も上がるだろう。
だがそれは出来ない。
答えは単純、リターンよりもリスクが大きいからだ。
あれはそもそも世界を滅ぼす為に作られたモノだ。その稼働を担っているアリス……いや、今はケイに“その気”が無い、とは確実に言えるものの、それでも万が一ということもある。
何よりケイ自身に掛かる負担は相当なモノだ。あんなのはそう何度も使えるものじゃない。
ゲーム開発部やリオ、何よりケイ自身があまり良い顔はしないだろうとは予測できる。
「どうしたらいいのかなぁ……」
そうやって一人執務室で悩んでいると、スマホから着信が来る。
相手はマコトだ。
「もしもしマコト?どうしたの?」
『実はな先生、少し相談……とまでは行かないが、少し話したいことがあってな』
「話したいこと?」
『先生もある程度は知っているだろう?そう、例の“白洲アズサ”についてだ』
「………」
『明日、万魔殿で待っているぞ』
それだけ言って通話を切られた。
どうやら、明日の予定は決まったらしい。
- 127The Fake×Squad24/10/13(日) 00:10:52
翌日、万魔殿
「やぁよく来たな先生!」
「マコト……挨拶は抜きだ。知っていることを教えて欲しい」
「キキキッ……なら茶はいらなさそうだな」
するとマコトは引き出しから数枚の写真を取り出し、机に並べた。
キヴォトス各地を撮影したそれには全て、同じ人物が映っている。
「白洲アズサ……それもこの世界の奴ではない。恐らく別のところから来たか……もしくは何かしらのバケモノが奴の皮を被っているか……だ」
「補習授業部を襲撃した……あのアズサか……」
「流石にそれは把握しているか」
「うん……あの子たちから色々聞いていたからね」
「話が早くて助かるよ先生……それでは簡潔に言おう」
「キヴォトスでの行方不明者が最近急増している」
「それらのほぼ全てに奴が関わっていると私は見ている」
「……本当に?」
「可能性は非常に高い」
「……ちなみに数は?」
「此方で把握できるだけでも既に500は越えている。恐らくもっと増えるぞ」
「そんなに……」
「………消えた連中が何処に行ったのか、一応目星はついている」
「それは何処…?」
「あぁ、それは………」
「バシリカだ」
- 128二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 00:11:51
一転してシリアスするよ
次かその次くらいで中編が終わる予定です - 129二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 03:00:10
約一名…あっ
- 130二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 03:16:46
パシリカか…みんな生きてるといいけど
- 131二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 08:13:12
拉致であって流石に殺しては無いと思う BADEND確定だし
- 132二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 09:36:40
ヒエロニムスの残骸とユスティナの残滓と儀式の名残とくれば生贄か…若しくは喰ったかな?
どんなに神秘が薄く弱くとも数さえ揃えりゃそれなりの栄養にはなるわな - 133二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 10:24:29
- 134二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 12:03:48
- 135二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 12:05:38
アズサかわいいよアズサ
- 136二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:30:27
- 137二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 23:51:47
- 138二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 23:57:25
ヒヨリとミサキが死んでる時点で無理
- 139The Fake×Squad24/10/14(月) 00:24:19
「バシリカ……アリウス自治区か……」
忘れもしない、あの場所。
トリニティのカタコンベ内に存在しているそこは、かつてゲマトリアの一人であるベアトリーチェが君臨し、そして半ば洗脳にも近いような教育をアリウスの生徒たちに施してきた場所だ。
だがその主はその玉座から降ろされ、解放された。
もうあそこは平穏を取り戻した。
そう、そのはずだ。
しかし、またあそこで何かが行われようとしているのだという。
「……待ってくれマコト」
「バシリカは今、トリニティの管轄だろう?各地へと目や耳を持っている君は兎も角、そんな数百人規模の人間の出入りを、トリニティ側が把握していないというのはおかしいんじゃないか?」
「キキキッ……良い質問だな先生」
「であれば、この映像を見てくれ」
マコトがタブレットを取り出し、一本の映像を見せてきた。
これも情報部から送られてきたモノだという。
映像には例の「アズサ」と、数名のヘルメット団らしき生徒の姿が映っている。場所は恐らくカタコンベだと思われる。
気になったのはヘルメット団がどこかフラフラと、例えるならば夢遊病患者のように歩いているところ。
マコトは彼女らの顔がはっきり見えるまで映像を拡大してくれた。
目が何処か虚ろだ。
歩いているというよりは、歩かされているような、そんな印象を覚えた。
そして前を歩いていた「アズサ」が突然歩みを止め、何もないところで手をかざした。
かざした部分からまるで水面のように空間が揺れ、中に入っていった。
続いてヘルメット団たちも何の疑問も浮かべることなく、その揺れる空間へと入った。
消えた。
映像は続き、撮影していた情報部がその場所へ近づいてみたところ、そこには何も無かった。
試しに腕をブンブンと降ってみても何も当たらない。
- 140The Fake×Squad24/10/14(月) 00:24:56
「トリニティの連中も気づかないワケだ。だってあそこには何もない。否、何かしらの力を使って別の空間にアクセスしているのだから」
「……私の方でも調べてみよう」
シッテムの箱を起動させる。
「アロナ、プラナ、聞いていたね?」
『はい先生!』
『了解、検索を開始』
「マコト、色々聞かせてくれてありがとう。私は急いで―――」
「待て、先生」
「うん?」
「これを持っていくがいい」
「これは……」
再び引き出しから何かを取り出し、ゴトン、という音と共に机の上に置いた。
「ハンドガン…?」
「自衛用だ、使うといい」
「だけど私は……」
「何があっても生徒は撃たない……それが先生のスタンスだったな」
「それが分かっているなら……」
「だが“アレ”は、既に生徒と呼ぶには常軌を逸奪している。何を引き起こすか分かったものではないぞ」
「それでも……」
その時、先生のスマホから着信音が聞こえてくる。
- 141The Fake×Squad24/10/14(月) 00:27:03
「………先生、恐らくその電話は早く出た方がいい」
何かを察したのか、マコトの顔がみるみるうちに険しくなる。
それを見て先生は恐る恐るスマホを手にとり、電話の相手が誰なのかを確認する。
「アツコ……?いや、これは……」
シャーレにいる方の、別世界から来た方ではない。此方の世界の、スクワッドのアツコからの着信だ。
「アツコ……?どうかしたの……?」
『先生!今さっき私たちの前にアズサが……いや、多分私の知っているアズサじゃないあの子がやってきて……』
電話の奥で爆発や発泡音が聞こえる。恐らく彼女は戦闘中なのだろうか?
『ミサキとヒヨリがその子に近づいたと思ったら……二人とも急に苦しみだして……』
「そ、それで……?」
『そうしたら突然ピタッと止まったかと思ったら、虚ろな目でブツブツ何かを言いながら私に向かって攻撃し出したの……!』
「なっ……!?」
『だから今私は身を隠していて………って、うわっ!もう見つかった!』
「大丈夫かアツコ!!」
「先生お願い!助け―――」
ブツン
爆発音と共に、そこでアツコとの通話が切れた。
「アツコ……?アツコ……!!!」
掛け直す。しかし何度やっても通じない。
マコトも、先生も、ただ唖然としていた。
- 142The Fake×Squad24/10/14(月) 00:28:34
- 143The Fake×Squad24/10/14(月) 00:28:54
- 144二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 00:29:45
次回で中編の終わり
ついに反転したアズサと先生が出会ってしまうが…? - 145二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 00:37:51
テラサ…その先生もヒヨリもミサキも、お前の世界の皆じゃないぞ?
無論そんな事わかっていてもやってるんだろうがね… - 146二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 00:48:25
if二人は犠牲となったのだ…犠牲の犠牲にな
- 147二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 08:33:57
アツコは逃げられてよかった(よくない)
- 148二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 09:18:05
あのマコトが終始真面目モードになるくらいには異常事態
- 149二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 09:34:29
まとめver.が出来たら感想言おうかな
- 150二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 11:46:58
対雷帝ほどでなくてもガチモードマコト様好き
- 151二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 15:49:57
- 152二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 16:28:04
アズサのハッピーなSS動画見ながらバッドエンドなSSを書いていく…真逆すぎるの草だわ
- 153二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 20:41:43
実質すれたアズサ視点で見るエデン条約編
- 154二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 20:48:42
- 155The Fake×Squad24/10/15(火) 00:16:24
穏やかな声で現れ、そして優しく微笑む。
彼女がしたのはたったそれだけのこと。
だがそれだけで、先生は理解した。
どれだけボロボロの恰好であろうと、どれだけ目に光が無かろうと、
あぁ、彼女は確かに「白洲アズサ」なんだと。
「迎え……に?」
「そうだ先生。私は、先生と一緒に……」
手を差し出してくる。
思わずその手を取ろうと、自分も手を伸ばして―――
「先生!しっかりして!!」
「はっ!?」
ヒナの声が響いた。
その叫びで我に返った。
「ちぃっ!!もう少しだったのに……」
ヒナが終幕:デストロイヤーを構える。
「アズサ」の顔が険しくなった。
「今……何が……」
「先生、下がった方がいい。“アレ”は……普通じゃない」
事情を聞かされていないヒナではあったが、それでも「アズサ」とほんの少し相対しただけで、彼女が放つ異常さを感じ取っていた。
- 156The Fake×Squad24/10/15(火) 00:17:52
「……邪魔をするな空崎ヒナ」
「いいえ、それは聞けないわ。邪魔なのは貴方よ」
咄嗟にヒナが発砲する。だがそれを避けながら先生に急接近してきた。
先生も後ろへ下がろうとするが、捕まり、そして押し倒される。
「アズサ……」
「先生……」
頬に手を添え、額同士を合わせた。
「私のこと……知ってくれ……」
瞬間
「ぐっ……ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
叫ぶ
叫ぶ叫ぶ叫ぶ
頭が痛む。まるで内側から何かが暴れまわっているかのように。
流れ込む。
悲しみが、苦しみが、虚しさが、
先生の脳を染めあげてゆく。
『先生ッ!!』
『確認、これは……精神汚染…!?』
アロナとプラナが絶叫する。
ただちに妨害を試みるがその勢いに押し負けてしまう。
- 157The Fake×Squad24/10/15(火) 00:18:38
「先生ッ!しっかりして!!駄目!!」
先生と「アズサ」が密着しているこの状況では、撃つにしろ格闘戦を仕掛けるにしても、どうやっても先生を巻き込んでしまう。
引き剥がそうとしてもびくともしない
ヒナの顔が絶望に染まる。ただ自分は見ていることしか出来ないのだと。
「あぁ……うぅ……がっ…あぁ!!!」
先生の中にある、まだ僅かに残った理性がその肉体を動かす。
懐から、つい先程マコトから渡されたハンドガンを取り出した。
そしてその銃口を自分の太腿に押し当て、
「アロナ!プラナ!頼むから守るなッ!!!」
発砲した。
「ぐっ……うぅ……ああああああああああああああああああ!!!!」
自らに訪れた「痛み」で、頭の中に押し寄せてくる負の感情を逆に染め返した。
「なっ……」
「えっ……」
先生の突然の自傷行為に、ヒナは呆然とし、「アズサ」は思わず先生から離れた。
- 158The Fake×Squad24/10/15(火) 00:19:15
『はっ!今ですアロナ先輩!』
『分かっています!!!切断ッ!!!!』
一瞬生まれた隙、そのチャンスを逃さぬようにアロナはすぐに汚染の“波”をせき止めた。
これでもう精神汚染の心配はない。
だが……
「あぁ……う、うぅ……」
声にならない叫びを上げながら太腿を抑えて蹲る先生。
その手からは血が溢れ、先生が履いているズボンを真っ赤に染める。
「お前ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
激情に駆られたヒナが「アズサ」の腹部に銃口を押し当て、デストロイヤーを連射した。
防御姿勢を取れなかった「アズサ」はそのまま吹き飛び、近くの柱に激突した。
ヒナが先生に駆け寄る。
「ぐうぅ……あ、あぁ……」
「せ、先生!?どうして自分を撃って……!?」
「うっ……これしか……無かったんだ……」
血が止まらない。このままでは命に関わる。
「わ、私は……」
フラフラと立ち上がる「アズサ」。唖然とした表情のまま、この場を後にしようと翼を広げた。
- 159The Fake×Squad24/10/15(火) 00:20:15
「ま、待ってくれアズサッ!!」
「先生!動いちゃ駄目!傷が広がるから!!」
だがそれを、先生が引き留めた。
先生の目からは涙がとめどなく溢れる。
痛みからではなく、悲しさから、そして憐みから来る涙だ。
「アズサ……ごめん……」
「今は……君の元へ行くことは出来ない……」
「でも……でもッ……!!」
「きっと君の悲しみに、痛みに、寄り添ってあげるからッ……!」
「きっと……君を……救ってみせるからッ……!」
「だか……ら―――」
そこまで言って、先生は気絶した。
「…………」
何も言わず、「アズサ」は消えた。
「セナ!!早く来て!!先生が危ないからッ!!」
「イオリ!風紀委員全員に通達して!!今すぐ非常警戒を敷くからッ!!」
この惨状で一人、ヒナの怒号にも似た声が響いていた。
- 160The Fake×Squad24/10/15(火) 00:20:57
- 161二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 00:22:02
これにて中編終了
- 162二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 00:42:32
そういえば先生、前編の最後ではシャーレ爆破されて気絶して
中編の最後では精神汚染回避に自分で撃って気絶して
うーん散々 - 163二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 07:25:35
先生ヒナ曇らせ
- 164二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 08:30:32
OOのエルスみたいな事するじゃんね
しかしミサキやヒヨリ達も持っていかれてるって事は臨時スクワッド組むしかないかな?
まぁ全員スクワッドではないんだけども - 165二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 10:38:09
そいや、サオリ世界の先生は撃たれてないんだっけ?撃つ役が味方にいたし、ミサキやヒヨリだと撃たれたら銃痕じゃ済まんし、アツコは…撃つ役に向いてないから…、今回が初の銃痕になるのか。
誰かに撃たれたじゃなく自前だが、ヒナからすれば先生に自身を撃たせる選択をさせたとして最大のダメージが入るな?
単に守れなかったじゃなくて、先生にその選択をさせる状況にしてしまったという己の無力さはエデン条約の時よりエグいやろうて - 166二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 11:02:39
例え世界が変わっても
「ヒナの目の前で先生が重傷を負う」
という事象からは逃げられないの悲しいなぁ - 167二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 13:36:39
- 168二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 16:15:53
一気に上がってるな
読む - 169二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:28:28
氷の魔女にならないでアズサ
- 170二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:21:18
ちなみに太ももは結構太い血管が通ってるから、重要臓器の損傷とは別口で、失血とかで死にやすい被弾場所だとか。
- 171二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:45:45
ちゅーか先生は足を撃ったから暫くは動けないしで、先生が前戦の援護も出来ないって結構な痛手やね
左腕を撃ってればまだ行動は可能だったろうけど - 172The Fake×Squad24/10/16(水) 00:12:25
- 173The Fake×Squad24/10/16(水) 00:13:17
ゲヘナ学園、万魔殿
「マコト先輩、戻りましたぁ」
「イロハか。それで、どうだった?」
「今日中に先生は退院できるそうです。一応それなりに歩けるそうで」
「それならいい……」
先生はあの後すぐゲヘナの病院へと運ばれた。
懸命な治療の甲斐もあってか、命に別状はなかった。
数日掛かってしまったが、しばらく松葉杖生活になること以外これといった後遺症もなく退院することが出来た。
ヒナはというと、あの場面で自分は何も出来なかったという自責の念に駆られ、先生が目覚めるまで自分の部屋に閉じ籠ってしまっていた。
「風紀委員長も復帰したようですよ」
「いったいどっちが患者か分かったものではないな……」
「まぁ、先生は目覚めてからずっと委員長のメンタルケアしていましたもんね」
「だがこれであのやかましい行政官も落ち着くだろう」
「あぁ……あの人ですね……」
…………。
………。
……。
…。
- 174The Fake×Squad24/10/16(水) 00:13:57
先生が「アズサ」の襲撃を受けてから数時間後のこと。
「マコト議長ッ!!!!」
「おぉ、行政官サマではないか。いったい何の用だ?」
万魔殿にアコが怒号を上げながら乗り込んで来た。
それも他を威圧せんかのような態度と表情を浮かべて、だ。
「何の用ですって……?」
「今風紀委員会は厳戒態勢を敷いている最中だろう?そんな中でお前はいったいこんな所で何をしている、と聞いているんだ」
「そんなことはどうでもいいんですッ!!!!」
アコが思い切りマコトの机を叩く。
だが、それでもマコトは眉一つ動かさない。
「先生が使った拳銃、アレは万魔殿が使っているモノと同じですよね…?」
「そうだ、この私が護身用にと先生に渡したんだ」
「アレのせいで先生は自身を撃つことになったのでしょうにッ!」
「ほう?ならアレを渡したのは間違いだったと…?」
「そう言っているじゃないですか……!」
「アレを持っていなかったら、今頃先生はどうなっていただろうなぁ……」
「どうって……」
「ヒナと先生を襲撃したアイツ。奴は人を洗脳なり思考の誘導なりする力を持っている。先生がああしなければ、きっと奴の手に堕ちていただろう」
「………」
「例え先生が敵に回ったとして、ヒナやお前は……先生に銃口を向けられるか?」
「それは……」
- 175The Fake×Squad24/10/16(水) 00:14:24
「無論最善とは言い難いのかもしれない。だが少なくとも先生のあの選択は、最悪な事態を回避することが出来た。ヒナだってそれは理解しているはずだろうに」
「怒る気持ちも分かる。だが、怒りを向ける先を間違えるな」
「それとも、これ以上私に何かして、また風紀委員会の予算を減らされたいか?」
「ッ…!…………失礼しました」
納得しきることは出来ない。
だがそれと同時に、自分は頭を冷やさなければいけないことも理解している。
拳を握りしめ、そこから何も言わずにアコは万魔殿を後にした。
…。
……。
………。
…………。
「というか本当にただの護身用だったんですねあの拳銃」
「お前はこのマコト様をなんだと思っているんだ……?あり得ないだろ、先生に自傷用か自決用の銃渡すとか」
「まぁ……先生が自分を撃ったって聞いた時のマコト先輩、滅茶苦茶驚いていましたもんね」
「ひとまず退院できたならそれでいい。それでだ、我々ゲヘナはしばらく静かにすることにしよう」
「えっ、そうなんですか?」
「アリウスのことは、あのトリニティの羽根付き共に任せることにするよ。それに……」
「それに…?」
「静かにするだけで、手を引くわけではないからなぁ……」
- 176二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 00:15:52
このレスは削除されています
- 177二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 00:17:23
ここから後編の始まり
今の内に言っておくんですが
反転アズサはちゃんと最後には救われるようにするんで
その……その道中は色々と許してください…… - 178二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 00:45:10
おぉ、反転アズサは救われるのか。
なら私は救われない方のアズサと…まぁ、私のはミサキルートのプレナパテス側の世界だから救いは元からないのだが… - 179二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 07:39:41
最悪を回避した
- 180二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:29:46
カタルシスが報われる瞬間を待つよ…
- 181二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 11:52:23
アコ、キレた!……からの落ち着いた!
- 182二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:29:47
先生も一応回復して退院できて、心配されていたヒナのメンタルも持ち直した
後はトリニティ、ひいてはifアリスクの皆のターンだ - 183二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 15:31:51
ん、アツコとサオリ次第だね
- 184二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:10:14
スレ残量大丈夫かな…?今日はまとめだけ投下かな?次スレ立たない限り
- 185二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:12:10
今日分投下できる余裕は一応あるかな
まとめは次スレの時に出すとしますわ - 186二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:13:39
把握です
次スレは明日立てますね - 187The Fake×Squad24/10/17(木) 00:06:49
D.U、シャーレ前
「やっと着いた……」
心底疲れた様子でため息を溢す。
“スクワッドの”秤アツコ、彼女がシャーレを訪れていた。
数日前、ヒヨリやミサキらと一緒にいた所、突然アズサらしき人物が現れた。
その姿を見て3人はすぐに確信した。
“アレ”は、以前マコトに教えられたあのアズサであると。
当然最大限の警戒をしながらヒヨリとミサキが近づいたのはいいものの、何か直接的な攻撃を受けたわけでもないのに2人が苦しみだし、そしてまるで「アズサ」の手駒のようにアツコを攻撃し始めた。
間一髪のところで「アズサ」の精神攻撃からも、スクワッドの攻撃からも逃げることに成功した。
だがその最中でスマホを壊してしまい、誰とも連絡を取ることの出来ない状態になってしまった。
ましてやアツコは今指名手配の身。ただでさえ表に滅多に出ることの出来ない彼女が頼れるのは先生しかいなかった。
周りの目と、再び「アズサ」らの襲撃を警戒しつつ、それでやっとの思いでここまでたどり着いた。
- 188The Fake×Squad24/10/17(木) 00:07:12
執務室の電気はついている。
なら先生はきっといるはず。ようやくの安全地帯にこれまでの疲れがドッときたアツコは、昇るエレベーターの中で、これまで何度目か分からないため息を吐いていた。
「先生……ちょっとだけ匿ってもらえ……」
ようやく着いたシャーレ執務室。だがそこにいたのは……
「あ、アツコ!?どうしてここに!?」
「えっ、さ………サッちゃん……?」
書類整理をしているサオリの姿だった。
「サッちゃん一人だけ?先生は何処に行ったの?」
「あー……それなんだが……」
どこか気まずそうな表情をするサオリの姿に首を傾げていると、シャワー室の方から声が聞こえてきた。
「ねぇサオリ~!シャワー空いたから使っていいよ!」
「あっ、ちょっと待て!今来たら……」
「なぁに?お客さ………ん」
出てきたのは、“シスターフッドの”秤アツコ。
“スクワッドの”アツコは目を丸くする。
二人は近づき、そして顔を見合わせる。
「「何この可憐な美少女は……!?」」
「えぇ……」
- 189The Fake×Squad24/10/17(木) 00:07:44
「そうか……2人が……」
「うん、残念だけど……」
これまでにアツコの身に起こった事をサオリ、そして別世界のアツコ、ミサキ、ヒヨリの前で話した。
アツコが二人いる、というこの状況に別世界の3人は最初こそ混乱していたが、話の深刻さにそれを突っ込む余裕は生まれなかった。
「あのアズサちゃん、いったい何処から来たのでしょう……」
「さぁね。だけど、少なくとも私らそれぞれの世界のアズサではないだろうけど」
「ひとまずアツコ、お前だけでも無事で良かったよ。先生は明日シャーレに戻るはずだから、ゆっくりしていてくれ」
「ありがとうねサッちゃん、それで先生は出張か何か?」
「そのことなんだが……」
誤魔化しても仕方ない。そう思いサオリは、先生がゲヘナで「アズサ」の襲撃に遭い数日前から入院していることを伝えた。
当然ながら動揺する。「アズサ」の件もそうだが、何より先生が自発とはいえ弾丸をその身に受けたことだ。
- 190The Fake×Squad24/10/17(木) 00:08:29
「先生、私たちとは違うから……」
「全く……大変だったんだからこっちでは。先生が撃たれたって聞いてサオリの奴はま~た飛び出そうとするしヒヨリは『救護です!!!』って変なスイッチ入るしで……」
「2人纏めて私たちで簀巻きにしたもんね~」
「そっちのヒヨリってそういう感じなんだ……」
「え、えへへ……」
「褒めてないっての!!」
ミサキにツッコミを入れられ、うわーん!と情けない泣き声をあげるヒヨリを見たアツコは、世界が変わってもヒヨリのそういう所は同じなんだな、と少し安心感を覚えた。
「し、仕方ないじゃないですか……だって先生が撃たれるの二度目なので……」
「「あー……」」
「えっ、そうなのか!?」
「サオリにも言ってなかったね、そういえば」
「うん、私の世界だと先生、一度お腹に銃弾を受けているの」
「まさかヒヨリとアツコのとこも同じ場面で同じ場所を撃たれるとは思ってなかったけどね」
「そんなことが……撃ったのは……一体どこのどいつなんだ……?」
「わ、私も知りたい!」
「え……えぇっと……それ……なんですけど」
「…………知らない方が幸せなことってあるのよ」
「うん……そうだね」
「「………?」」
露骨に目線を逸らす別世界組に、サオリとアツコは不思議そうに首を傾げていた。
- 191二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 00:08:49
いったい誰が撃ったんやろなぁ……
- 192二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 00:28:43
二人共、知らぬが仏
- 193二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 07:32:16
保
- 194二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 07:59:01
残り的にあまり埋めない方が良いんだろうけど
三人の所で起こってて自分の所では起こってないのがヒントですよ - 195二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:35:42
態度からも聡いから気づきそうだしサッちゃん曇らせ
- 196二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 14:55:38
>>1による次スレ立てを待機しよう
- 197二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:14:43
- 198二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:24:32
うめ
- 199二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:25:18
スレ立ておつ
- 200二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:41:16
感謝あー