SRT特殊学園に3人組を増やしたい ep4【🎲・オリ生徒】

  • 1◆Uy3fVwZzyBcj24/10/07(月) 21:34:05

    デモを起こしたRABBIT小隊。

    RATEL小隊はそれを説得で鎮圧し、ヴァルキューレへと向かうのであった。

    そこに防衛室長が現れ……?

  • 2◆Uy3fVwZzyBcj24/10/07(月) 21:34:39
  • 3◆Uy3fVwZzyBcj24/10/07(月) 21:35:40

    名前:熊野ヤタ

    所属:RATEL小隊 RATEL1

    使用武器:RATEL-556式自動小銃改

    射撃 74 格闘 77
    医療 34 運転 97
    電子 62 交渉 18
    料理 36 指揮 17
    目星 25 神秘 118
    身長 179cm
    胸 貧
    出身 ゲヘナ
    髪:赤 長さ:ミディアム 肌:黄 目:黒
    ・全裸で寝るタイプ
    ・八咫烏の加護がついた。

  • 4◆Uy3fVwZzyBcj24/10/07(月) 21:36:09

    名前:不落シロ

    所属:RATEL小隊 RATEL2

    使用武器:RATEL-416式自動小銃

    射撃 56 格闘 87
    医療 69 運転 87
    電子 24 交渉 83
    料理 39 指揮 90
    目星 40
    身長 177cm
    胸 貧
    出身 山海経
    髪:銀 長さ:ボブ 肌:黄 目:赤
    ・ロリコン
    ・めっちゃ物を持ち込む
    ・上だけ脱いで寝る。

  • 5二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:36:37

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  • 6◆Uy3fVwZzyBcj24/10/07(月) 21:38:39

    名前:煙ヶ谷シエン

    所属:RATEL小隊 RATEL3

    使用武器:RATEL-110式自動小銃

    射撃 74 格闘 56
    医療 7 運転 50
    電子 53 交渉 18
    料理 67 指揮 93
    神秘 66 目星 31
    身長 151cm
    胸 貧
    出身 アビドス
    髪:橙色 長さ:ミディアム 肌:白 目:茶
    ・ノノミに会ったことがある。
    ・上だけ脱いで寝る。
    ・下着が派手
    ・催涙ガスを手から放てる。

  • 7◆Uy3fVwZzyBcj24/10/07(月) 21:42:18

    先生
    ・外見は便利屋先生
    ・最近クマが深くなってきた。
    ・今のところ目立った怪我無し。

  • 8二次元好きの匿名さん24/10/07(月) 21:44:29

    立て乙

  • 9◆Uy3fVwZzyBcj24/10/07(月) 21:47:54

    前回までのあらすじ

    アビドスに向かい、ユメをホシノに会わせることに成功する。

    ヤタはセナに装備を無事返却。医療技術を少し上げて帰宅した。

    しかし良い事ばかりではなく、ついに閉鎖されるSRT。

    ヴァルキューレに転校する前に、RABBIT小隊が公園でデモを実行。それを何とか交渉で鎮圧する。

    尋問のためにヴァルキューレに送られるRABBIT小隊。

    RATEL小隊は恐らく来るであろう防衛室長を待つのだった。

  • 10◆Uy3fVwZzyBcj24/10/07(月) 21:58:21

    暫く廊下の奥で待っていると、足音とドアを開く音がした。

    多分来たんだろうと思い、耳を凝らしてみる。

    「初めまして……防衛……カヤ」

    "ごめん……あんまり……"

    「そういえば、先生は初めましてだったわね」

    「しばらく待つか。流石にここに立ち入ってなんか言うのは気が引けるしよ」

    そうして、暫くドアの外で待っていると――

    「FOX……襲撃……」

    なんか、あんまり聞きたくない単語の並びが聞こえてくる。

    「……ねぇ」

    「……ですね」

    「だな」

    私たちは、ドアを開いて中へと入った。当然視線が一斉に突き刺さる、あのカヤ防衛室長の細い目さえもが少し開かれてこっちを見ていた。

  • 11二次元好きの匿名さん24/10/08(灍) 00:33:05

    そっかそうだよな、ヤタたちはFOX小隊が連邦生徒会襲撃したの知らないんだよな

  • 12二次元好きの匿名さん24/10/08(灍) 08:16:51

    君達はSRTの真の正義だよ…

  • 13二次元好きの匿名さん24/10/08(灍) 12:44:27

    頑張ってたからなぁ

  • 14二次元好きの匿名さん24/10/08(灍) 20:41:17

    身内同士か

  • 15◆Uy3fVwZzyBcj24/10/09(ć°´) 04:15:07

    「さっき、FOXがどうのって言ってましたよね」


    「あなたたちは確かRATEL小隊、でしたね。現存する唯一"問題を起こしていない"小隊」


    「……どういうことだ?」


    「どうやらそちらまで話が行っていないようですね。先月サンクトゥムタワーが爆破された事件は覚えているでしょう」


    エデン条約でごたごたしていた上、ユメさんの件も相まって記憶のかなたに飛んでいたが、確かアレにはFOX小隊が捜査に当たっていたはず……?


    「……監視カメラと現場の証拠から、犯人はFOX小隊であると判明しました」


    「…………は?」


    喉の奥から、絞り出されたような声が出る。


    「じょ、冗談でしょうカヤ防衛室長。そんな事があるはずが」


    「現に、現在行方をくらませています。SRT再建のために力を尽くしてくれていたと思ったのですが……」


    なんで、FOX小隊がそんなことを。


    もしかして、私たちがあの時カヤ防衛室長の意見を飲まなかったから?


    もしあそこで意見を飲んでいれば、こんな結果にはならなかった……?


    精神ダメ

    ヤタ

    dice1d100=60 (60)

  • 16二次元好きの匿名さん24/10/09(ć°´) 08:59:14

    結構ダメージくらったな…

  • 17二次元好きの匿名さん24/10/09(ć°´) 19:16:35

    自分が選んだ選択が間違っていたのか?って思うと結構心にくるよね

  • 18二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 06:24:10

    保

  • 19二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 14:46:24

    同僚だったからなぁ

  • 20◆Uy3fVwZzyBcj24/10/10(木) 20:10:10

    ずきりと胸が痛む。

    違う、きっとそうじゃないと思っても、もしかしたらという気持ちがぬぐえない。

    私は……私が……。

    「このままでは、RABBIT小隊もヴァルキューレに編入することもできず、学籍が抹消されてしまうでしょう」

    「それは――」

    「そこで、です。先生と貴方達RATEL小隊に少し頼みたい事があります」

    「私もSRTをなくすのには反対です。しかし連邦生徒会としてはこのままなくす方向に舵を切っている……ですがここでRABBIT小隊をも失ってしまうのは大きな損失だと思いませんか?」

    ピンと人差し指を立てながらカヤ防衛室長は続ける。

    「なのでここは先生にお任せします。RABBIT小隊の処分とRATEL小隊の処遇は先生のご随意に。原則通り連邦生徒会から重い処罰を下すことはこの際無視してしまいましょう!」

    ……?前会った時とは随分雰囲気が違うような気がする……でもとりあえず今は後輩の事を考えないと。

    私達の事は一旦後回しだ。

    "私がその辺を決めてしまっていいの?"

    「はい、こう見えても私は意外と信頼されていますからね。『行政委員会』の中では」

  • 21二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 20:57:27

    あれ、これひょっとしたらRABBIT小隊とRATEL小隊という一部の最強格除いたら大抵の奴らと渡り合える先生の護衛ができた、という事では?

  • 22二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 07:59:32

    保守

  • 23二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 13:51:09

    含みのある言い方だなぁ

  • 24二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 23:55:05

    『行政委員会』の中では、なあ?

  • 25二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 08:09:24

    そこ以外だと…

  • 26二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 18:25:03

    まぁ嘘ではないんだろうけど

  • 27二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:50:01

    大丈夫かな

  • 28◆Uy3fVwZzyBcj24/10/12(土) 23:48:22

    諸々を先生に伝えた後。カヤ防衛室長は帰っていった。

    ヴァルキューレのロビーまで戻ると、RABBIT小隊の4人がわちゃわちゃと集まっていた。多分尋問も終わったんだろう。

    「まぁ、少なくとも退学だろうな」

    「もうない学校に退学なんてないでしょ」

    「うぅ……本当に終わっちゃうんだ」

    ミヤコちゃんがこっちに気づいたらしく、振り向いてくる。

    「先輩!……と先生」

    ……もうちょっと体裁は繕った方がいいよミヤコちゃん。

    "行政委員会から、今回の件の処分が下されたよ"

    空気が一瞬ひりつく。

    "とりあえず、全員釈放だって"

    「……はい?」

    「釈放って、何も罰則なし?」

    「もしかして、SRTに戻れるのか!?」

  • 29◆Uy3fVwZzyBcj24/10/12(土) 23:59:17

    "ごめん、それはできないんだけど……"

    「なんだ喜んで損――」

    刹那、重たい鉄をぶん殴るような音がした。

    シロさんが鉄帽越しに思い切り拳骨を入れた音だ。残りの3人は瞬時に気を付けの姿勢を無意識のうちに取っていて、サキちゃんはかわいそうに頭を抱えてしゃがんでいた。

    「で、何かそれ以上いう言葉があるのか?あ?」

    呻いているサキちゃん以外、何も言葉を口に出せずに固まっていた。シロさん、こういう時怖いんだよなぁ。

    「……あんたたちがSRTの事をあきらめきれずに行動を起こしたって事はわからなくはないわ」

    「それでもね、物事には順序とルールがあって、この世界には法律と規律があるの。やっていい事とやってはいけない事ってのはどうしても存在するものよ」

    「……ですが!」

    「だからだ、ミヤコ。お前隊長だろ。まだ仲が完璧にいいとは言えなくても、ストップとゴーを指示するのはお前のはずだ」

    「……っ」

    難しい問題だ。私は二人にまかせっきりだけれど、私が隊長ならどうしていただろうという場面は結構あるし。

    「まぁ、その辺でいいじゃないですか。先生、この後の処分の事伝えてもらえますか」

    "うん。SRTには戻れないけれど、一旦ヴァルキューレからは釈放だから行きたいところに行ってもらって大丈夫だよ。"

  • 30◆Uy3fVwZzyBcj24/10/13(日) 10:04:28

    「……とはいえど、何処にも行く場所がないんですよね……私たち含めですが」

    "確かに……シャーレに来て生活してもらっても大丈夫だよ?"

    「私たちは『連邦生徒会への抗議』でデモを行いました。快適な生活など送れません」

    なかなかに決意が固いなぁ。

    他の子も規律や訓練がないから無理、急には信じれない、危険物の取り扱いができない……最後はともかく。まぁいきなりシャーレで暮らせと言うのは確かに厳しいかも。

    "そしたら、あの公園でキャンプならどう?"

    「公園……『子ウサギ公園』か。野戦訓練場みたいな場所だし、確かにあそこなら」

    「私もー、あそこに装備類、全部置いてきたしね」

    「わ、私もそれで……」

    「確かにデモの続きになりますし、それで構いませんが……先輩たちはシャーレでいいのでは」

    まぁそれもそうではある。私たちは先生に対して不信感とか無いしね。

    「先輩たちまで私たちの我儘に付き合わせるわけにも……」

    「で、後輩がせこせこと頑張っている時に悠々自適な生活を送ってくださいと?」

    「そ、そうは言ってない!」

  • 31二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 12:20:13

    難しい

  • 32◆Uy3fVwZzyBcj24/10/13(日) 14:24:49

    結局

    dice1d3=3 (3)

    1.子ウサギ公園で一緒に野宿

    2.シャーレの防衛につく名目でシャーレに

    3.他の居場所を探す

  • 33二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 14:37:50

    他の居場所かあ
    何処に行くんだろ?
    流石に流れの傭兵をやるって感じでは無いだろうが

  • 34二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:41:50

    流石にもうちょっと目立たないところかな

  • 35◆Uy3fVwZzyBcj24/10/14(月) 07:05:05

    「こっちはこっちで何とかするさ。お前らは先生の言った通り公園に行け」

    "大丈夫なの?"

    「アテがある……というわけでもないですが、自分の事は自分でやります。本当にどうしようもなくなったらご連絡いたしますので」

    シロさんとシエンさんがそう言う。カヤ防衛室長のおかげで学籍の抹消からは逃れられたし、あとは出たとこ勝負ってかんじかな。

    「あ、モエちゃん。戦車は壊さないでね」

    公園から回収してないのを思い出した。SRTに置き場所が無くなった以上、公園においておくしかないかなー。

    「それってつまり壊さなかったら使っていいって事?!」

    「ダメとは言わないけど……」

    目を輝かせて言われるとなんかこう、断りづらい。

    「邪魔ではあるしね。じゃぁ先生、後輩たちをお願いします」

    かくして、SRTに残った最後の部隊の行き先が――私たちは明確ではないにしろ――決まった。これでSRTに所属している生徒は0になってしまったわけだ。

    ……FOX小隊の事は、今は黙っておこう。これ以上の問題を抱えさせるわけにはいかない。

    これから、どうなるのかな。

  • 36二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 07:05:18

    このレスは削除されています

  • 37◆Uy3fVwZzyBcj24/10/14(月) 07:11:43

    2. 野に解き放たれた獣  完

    to be continued......



      次回
    3. 濃霧の果てに

  • 38二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 14:01:38

    とりあえず、か

  • 39二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 23:15:44

    濃霧の果てに、か
    RATEL小隊は一体どうなっていくのか

  • 40二次元好きの匿名さん24/10/15(灍) 08:14:22

    とりあえず問題行動は起こさないように頑張らないとな

  • 41二次元好きの匿名さん24/10/15(灍) 16:17:49

    これでSRTもちゃんと終わっちゃったか

  • 42二次元好きの匿名さん24/10/15(灍) 23:00:27

    保守

  • 43二次元好きの匿名さん24/10/16(ć°´) 07:47:48

    次回も期待する

  • 44◆Uy3fVwZzyBcj24/10/16(ć°´) 09:47:45

    3. 濃霧の果てに


    「作戦会議をしないといけないとはいえSRTがこんなとこでなぁ……」


    「ガタガタ言わないの。意外と最近のは快適って言うでしょ」


    「あははは……まぁ実際そうではあるんですが……」


    3人そろって、ネットカフェのワイドルームに腰を下ろしていた。とりあえずの仮拠点だ。


    学生であるため、ホテルなんか借りていられる余裕は実際ないというのが本音ではあるが……。


    「じゃあまず現状からだが、SRTが無くなったと」


    「で、ヴァルキューレに行く手は残されてるわ。ただ行きたいかと言われると……サキの事をとやかく言えないわね」


    懐事情


    ヤタ

    dice1d100=37 (37)


    シロ

    dice1d100=57 (57)


    シエン

    dice1d100=74 (74)

  • 45◆Uy3fVwZzyBcj24/10/16(ć°´) 13:18:34

    「ずっとここに居るわけにもいかないですしね」


    「……なんでお前が一番所持金少ないんだ?」


    「あまり無駄遣いするようなタイプじゃないわよね。なんで?」


    「実は……」


    ヤタ

    dice1d4=2 (2)

    1.銃の整備に凝ってまして

    2.買いたい車両のために貯金してます

    3.こっそりRABBIT小隊の子たちに……

    4.……ちょっと化粧に

  • 46二次元好きの匿名さん24/10/16(ć°´) 17:51:43

    ほう、車とな?
    何買いたいんだろう?
    スポーツ?コンパクト?はたまたワゴン?

  • 47◆Uy3fVwZzyBcj24/10/16(ć°´) 19:56:46

    まずもって

    dice1d2=1 (1)

    1.2蟪

    2.4蟪

  • 48◆Uy3fVwZzyBcj24/10/16(ć°´) 20:09:30

    普通?大型?

    dice1d2=1 (1)

    1.普通

    2.大型

  • 49◆Uy3fVwZzyBcj24/10/16(ć°´) 20:30:54

    国内4大にさすがに絞ります。

    dice1d4=1 (1)

    1.H……

    2.K……

    3.Y……

    4.S……

  • 50◆Uy3fVwZzyBcj24/10/16(ć°´) 20:35:38

    個人的な趣味としてCRF250Lになります。
    閑話休題終了。

  • 51二次元好きの匿名さん24/10/16(ć°´) 20:52:45
  • 52二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 08:29:34

    保守

  • 53◆Uy3fVwZzyBcj24/10/17(木) 14:18:33

    「250か、お前の腕ならなんだって撒けるだろうし装備にもなりそうだ」

    「特撮のヒーローみたいね」

    「……こほん、とりあえず今後についてですが」

    なんか自分から話題を振ったがこっぱずかしくなったので一旦元の議題に戻す。

    「残されてる選択肢は少ないわ。ヴァルキューレに行くか、それともこのままその日暮らしか」

    「傭兵にでもなるってのは流石にSRT的にアウトだしな」

    「アビドスへ一時的に編入するというのは」

    生徒も少なくなっていると聞くし、事情を説明すれば入れてくれそうなものだ。

    「まぁ択としてはありかもしれないわね。最後の手段っぽいけれど」

    「じゃぁ一旦各々各自治区に帰るというのは……」

    「……一番わかりやすいけどバラバラになると色々面倒そうね」

    「とりあえずここに居ても仕方ねぇ。どっかの自治区にいって正規のバイトでもしてしばらく過ごそうぜ」

    「そうねぇ、じゃあ――」

  • 54◆Uy3fVwZzyBcj24/10/17(木) 14:19:01

    dice1d4=1 (1)

    1.アビドスに行ってみる

    2.ゲヘナに行ってみる

    3.山海経に行ってみる

    4.ミレニアムに行ってみる

  • 55二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 18:12:09

    初手からアビドスに行くんかい!w

  • 56二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:13:42

    早速向かうのか

  • 57◆Uy3fVwZzyBcj24/10/18(金) 00:52:00

    「結局ここになるわけだ」


    「うるさいわね!」


    暫く話し込んだ後、結論として編入はまだしも信頼できる人たちが多いという事で一旦アビドスに身を置くことにした。


    まぁカイザーのお膝元だから連中も大量にいるし、ヘルメット団の動きも活発だ。


    ホシノさんとしても、動けて強い戦力がしばらくいることになるのは有難い……と思う。多分。


    「さーてと、とりあえずまともなバイトとねぐらの確保だな。その前に挨拶か?」


    「まぁ順当に考えれば挨拶に行くべきだと思いますが……」


    ユメさん大丈夫かな、とかちょっと心配だし。


    ご挨拶は

    dice1d2=1 (1)

    1.ないよ

    2.なんか来たよ

  • 58二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 08:17:00

    挨拶はなかったか

  • 59二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 14:51:06

    圧倒的平和!!!
    まあ、ちょっと前に戦車で蹂躙したんだけどな

  • 60二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:41:14

    距離感難しい

  • 61◆Uy3fVwZzyBcj24/10/19(土) 09:00:59

    なんか、妙に静かだ。

    いや、静かというか……意図的にPMCを少なくしてるような感じと言えばいいのだろうか。何をしてるにせよ、こちらに何かしてこないなら好都合だ。

    「じゃ、まずはアビドス高校に行きましょ」

    「だな」

    本当に特に何もなくたどり着けた。正直毎度何かしら妨害を受けてきたのであっけないな、という感想すら出てくる。

    「あ、SRTの人たち」

    シロコさんだ。あれ、他の人たちはいないのかな。

    「ん、皆はいろんなものの買い出しに行ってる。私はちょっと別の用事で残ってた」

    「そう、じゃぁ申し訳ないけど挨拶だけ伝えておいてもらえるかしら」

    「どうかしたの?」

    「実はですね……」

    SRTの現状を伝えた。なんとも筆舌に尽くしがたいという顔をされてしまった。

    「貴方達も大変な状態なんだね……」

    「お互い様、ではあるんでしょうけど」

  • 62二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 16:39:03

    どこも別方向で大変

  • 63二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:02:56

    アビドスの場所借りれないかな

  • 64◆Uy3fVwZzyBcj24/10/20(日) 05:53:21

    他の人たちは帰って

    dice1d2=2 (2)

    1.来ない

    2.来る

  • 65◆Uy3fVwZzyBcj24/10/20(日) 06:24:20

    帰ろうとしたところ、外からタイミングよく声が聞こえてきた。

    「シロコちゃーん。ただいま……あれ?SRTの……」

    「あー!ヤタちゃん!久しぶり!」

    思い切りユメさんに抱きしめられつつ、奥から他の人たちも入ってきた。

    「どうかしたの?何か用事?」

    「あぁそういえば……ちょうどいいわ、ちょっとあなたに聞きたいことがあったの」

    シエンさんが真面目な顔でセリカさんに話しかけた。

    「な、なに?」

    「……アビドスでおすすめのバイトってあるかしら」

    「え?」

    ……経緯をとりあえず説明することにした。

  • 66◆Uy3fVwZzyBcj24/10/20(日) 06:32:00

    「なんというか、そっちも大変だねぇ」

    「お互い様……ってこれはさっき言ったか」

    「いっそのことアビドスに編入するというのはどうでしょう☆」

    まぁ、その手段を出してくれるとは思っていた。多分そのほうが楽だろうし。

    「それも考えてはいるんですが……今はなにぶん返答しづらく」

    「それもそうですよね……なにかサポートできることがあればお力になります!」

    アヤネさん、いい人だよね……。

    「じゃぁちょっとバイトの資料とかあさってくるわね。何か要望はある?」

    「警備か人と話すやつなら」

    「……料理?」

    「あ、私運転得意です」

    各員、自分の得意分野をとりあえず伝えて、セリカさんによさげなものをピックアップしてもらうことにした。

  • 67二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 12:09:52

    おや、柴関ラーメンに新たなバイトが?

  • 68二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 21:42:51

    そ

  • 69二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 08:14:48

    どんなバイトがあるかな

  • 70◆Uy3fVwZzyBcj24/10/21(月) 12:03:06

    バイトのよくできてる度


    ヤタ

    dice1d100=73 (73)


    シロ

    dice1d100=16 (16)


    シエン

    dice1d100=40 (40)

  • 71◆Uy3fVwZzyBcj24/10/21(月) 12:21:25

    「警備員って意外とむずいな」


    「あんたは喧嘩売られたら爆速で殴ってるのが良くないだけでしょうに……」


    各々とりあえずセリカさんにさんに紹介してもらったバイトをしばらくやっていた。


    家に関しては、格安の空き家が悲しい事に多かったのでそれをありがたく借りた事で家無しではない。現状。


    シロさんは警備のバイトをしている。と言ってもヘルメット団が多いしカイザーも多いので喧嘩を売られるたびに殴り返していたら知らぬ間に一個クビになっていたらしい。警備員ってSRTじゃないですからね……。


    シエンさんはセリカさんと同じ紫関ラーメンでバイトをしているらしい。苦労しているそうだが、何とかやっているそうだ。


    私はというと……。


    「お前はなんかよくやってるらしいな」


    「評判良いって聞くわよ」


    「ええ、なんか性に合ってるらしくて」


    私は


    dice1d2=1 (1)

    1.タクシー

    2.運送


    をしている。

  • 72二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:13:09

    タクシーの運ちゃんかあ
    運転上手いのと話し上手だったのかな?

  • 73二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:07:50

    お話上手い人ってホント楽しいからね

  • 74◆Uy3fVwZzyBcj24/10/21(月) 21:29:29

    なにぶん砂漠化してしまっているところも多く、それに戦闘の危機も(まぁこれはどこもにたようなものではあるけど)あるので、とりあえず砂で埋まっている所は避け、戦闘も避け最速で送り届けるようにしていたら一部のお客さんにウケた。


    その結果最初はなんか普通のこう、普通の車だったはずなのに気がついたらリアにウイングの付いた車を渡されていた……。


    なんかRとかついているのできっと速いと思ったが、実際速い。内装は真っ赤だけど。


    白い本体に黒いウイング。真っ赤なブレーキディスクは差し色になっててかっこいい。バイク貯金、これに使っちゃおうかな、欲しいバイクと同じ会社らしいし。


    「……あ、また依頼が」


    「あんたここでも十分やっていけそうね」


    「茶化さないでくださいよ」


    「実際、慣れてる感は出てるがな」


    ひらひらと手を振りながら家を出る。カバーをかけておいていた車に乗り込んでエンジンをスタートさせた。


    うーん、いい音だ。


    面倒ごとに巻き込まれ

    dice1d2=2 (2)

    1.る

    2.ない

  • 75二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:47:10

    R…どれだろ?32か33っぽいが

  • 76二次元好きの匿名さん24/10/22(灍) 08:18:26

    フランスで爆走してるプジョーのアイツかな?

  • 77二次元好きの匿名さん24/10/22(灍) 13:15:05

    バイクと同じメーカーだから、CIVIC TYPE-Rとかかな

  • 78二次元好きの匿名さん24/10/22(灍) 19:01:55

    >>77

    ホントだ、ちゃんと読んでなかったや

    そうなるとシビックやインテグラ辺りですかね?

    他にタイプRがある車種ありましたっけ?リアウイング着けれそうなやつで

  • 79二次元好きの匿名さん24/10/23(ć°´) 00:00:11

    NSX…はタクシーとして使えるか…?

  • 80二次元好きの匿名さん24/10/23(ć°´) 08:08:35

    調べてみたんだが、白いシビックタイプRのタクシーはあるらしい

  • 81二次元好きの匿名さん24/10/23(ć°´) 10:49:56

    アビドスを走るならラリー仕様にしてたりするのかな、などと

  • 82◆Uy3fVwZzyBcj24/10/23(ć°´) 12:57:15

    (作者的にはシビックのタイプR FL5イメージでした。好きなので)

    ロールバーで補強された本体。

    最低限の快適装備。

    空気圧を調整する用に積んでいるエアタンク(調整しないと砂で動けなくなる。ここで遭難はしたくないかな……)

    そしてお客さん。うん。なんか本当にこの仕事長く続けてます?という状況だ。

    「今日は平和ですねぇ」

    「そうですね。この前は戦闘に巻き込まれましたからねー。あ、舌噛むので少しお静かに」

    5速から3速に落として曲がる。ゲヘナのサーキットほどここは舗装されてないので慎重に。ゼロヒャクが5.7秒と言えど、それは舗装路の話で砂が多いここではそこまでマックスの性能は出せないだろう。普通なら。

    雇ってくれた人が車好きらしく、ここ用にカスタムしたそうでここでもゼロヒャクは5.7のままらしい。そもそも装備下ろしてるから普通より余裕があるのは当たり前かな?

    直線200、平均120のドライブはやってて楽しい。

    「いやー、今日も早かったね。はいお金」

    「ちょうどですね。またのご利用お待ちしております」

    ……SRTに戻れなかったら終身雇用してもらおう。

  • 83◆Uy3fVwZzyBcj24/10/23(ć°´) 13:27:37

    空き家の家賃を問題なく払える程度には稼げ出したころ私たちは――

    「醬油ラーメンのお客さま、お待たせいたしました」

    「おう」

    なんだかんだ結局紫関ラーメンに集まっていた。シエンさん凄い目でシロさんの事見ながらラーメン渡してるけど。

    「わざわざバイト中に来なくても良くない?」

    「まぁ、なんというか、ちょっと見てみたかったというのもありますが……」

    「なれなさい。普通に来るわよ」

    諦めた顔で遠い目をしたセリカさんがいた。ああ、アビドスの人らもやるんですねこれ。

    「それはそうと、結構うまくいってるみたいじゃない。紹介してよかったわ」

    「ええ、結構やってみると楽しいですね。学校とは全く違いますが」

    「んまぁ体はちょいとなまりそうだけどな」

    「戦車にもしばらく乗ってないしね」

    不満は少しあれど、何とかやっては行けている。根本的な解決は程遠いが、地盤を築くというのは大事な事だ。

  • 84◆Uy3fVwZzyBcj24/10/23(ć°´) 13:35:55

    ところでカルバノグの兎編はどの辺まで進んだ?


    dice1d5=3 (3)

    1.ニンジン作戦終わり

    2.大雨が降る前

    3.大雨が降った後

    4.リベート発覚前

    5.クローバー作戦前

  • 85二次元好きの匿名さん24/10/23(ć°´) 16:07:41

    一騒動あった後か

  • 86二次元好きの匿名さん24/10/23(ć°´) 17:46:54

    クローバー作戦の時には協力してくれるかな?

  • 87二次元好きの匿名さん24/10/23(ć°´) 23:57:07

    後輩の為なら協力してくれる…はず

  • 88二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 08:05:37

    保守

  • 89二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 12:30:31

    このレスは削除されています

  • 90二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 20:09:49

    わあ、アビドスも大変なことになってる

  • 91◆Uy3fVwZzyBcj24/10/24(木) 21:10:18

    数時間の格闘の後、なんとか本館が浸水しきるような悲劇からは逃れることに成功する。

    とはいえど、全員疲労困憊の上ずぶぬれだが……。今が真夏や真冬でなくて助かったと思うべきだろう。

    「何とかなりましたね……SRTの皆さん、ありがとうございました」

    「困ったときは、よ。それはそれとして疲れたけど」

    「久々に体思いっきり動かせたからオレは満足だけどな」

    「脳筋」

    「あ?!」

    うーん、元気だ……で済ませていいのかな。

    「プールに水が満タンなの久しぶりに見たねホシノちゃん……」

    「そうですね……」

    昔からいる二人が遠い目をしていた。でもそれもそうか。ここでは水も貴重だし砂嵐に襲われながらプールに入るようなマゾヒストもいないだろうし。

    「と、とにかく温まらない?このままじゃ風邪ひいちゃいそう……」

    セリカさんが震えながら言う。無表情なシロコさんも若干辛そうにしてるし何とかしないと。

  • 92二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 02:34:11

    このレスは削除されています

  • 93◆Uy3fVwZzyBcj24/10/25(金) 07:14:06

    「此処って入浴できるような施設は……」

    「さすがにないかな。仮にあっても掘り出さないといけないだろうし」

    長く水に浸されたままはまずい。最悪塹壕足になる可能性もある。

    「ま、それが普通よね。持ってきておいて助かったわ」

    救援に行くのに手ぶらはないだろうという事で防災用の備品をいくつか持ってきておいた。アルミシートやら大量のタオルやら食料やら。

    「わぁ!ありがとうございます!」

    「着替えってありますか?」

    「ん、体操服がある」

    流石に部屋の中で焚火をするわけにもいかず、服は一旦干すだけ干しておいてコインランドリーに持って行こうという話になった。

    「今日は帰れそうにねぇな」

    「ここに一泊するしかないわね」

    「お泊り会ですね☆」

    お泊り……SRTだと野外訓練で外泊することはあったが、襲撃に備えて熟睡はできないし寒いか熱いかだし何より快適に過ごそうというアレではないのでこういうのは新鮮だ。

  • 94◆Uy3fVwZzyBcj24/10/25(金) 12:31:07

    全員タオルで体を拭いた後、私たちは持ってきておいた服に着替えてアビドスのみんなは体操服に着替えた。

    やっぱり乾いた服は温かさが違う。その上からアルミシートを被れば過剰な冷えからは逃れられる。

    「よいしょっと。よーし、これでいいな」

    シロさんがテントマットを床に敷く。これで寝ても痛くないだろう。私たちは床や土の上で寝ることには慣れているが、他の人はそんな事は無いだろうし。

    「世話をかけるねぇ」

    そう言いつつ一番のりでマットの上に寝転ぶホシノさん。そういえばお昼寝とかが好きって聞いたな。

    「林間学校みたいね」

    「私たちは行軍訓練でしたけどね……未だに覚えてますよ。あの尋常じゃない重さのリュック背負って歩き続けるやつ……」

    「……SRTってやっぱり大変なんですね」

    「それを望んできていますから、後悔はないんですが」

    昔の訓練の話をしたり、アビドス高校であった話をしたりでしばらく盛り上がった。

    「結構ホシノさんも無茶しがちですよね」

    「む、昔の話だから!」

    何処にもやっぱり、そういう人はいるもんだなぁ。人の事を言えないと言われればそうかもしれないけど。

  • 95◆Uy3fVwZzyBcj24/10/25(金) 22:03:57

    翌日にはなんとか天気も回復したので一旦家に帰ることにした。雨で潰れてなければいいけど。

    「世話になったな」

    「こっちも助かったわ。今度紫関ラーメンに来たらサービスしてあげる!」

    「……私もそれって入るのかしら」

    「は、入る……と思うわ」

    なんて話をしながら別れた。

    そういえば何か忘れているような気がしてならない……なにかこう、大切な……。

    「…………RABBIT小隊」

    「「あ」」

    しまった。流石にそこまで手も頭も回らなかった!この雨であの装備で大丈夫だっただろうか。

    とりあえず今見てもらっている先生に連絡をすることにした。

    ≪先生お疲れ様です。RATEL1、熊野ヤタです。RABBIT小隊の子たちは大雨大丈夫だったでしょうか≫

    ≪お疲れ様。皆大丈夫だったよ。一部の物は駄目になっちゃったみたいだけど……あの戦車で泥をどかしたりテントの代わりに寝たりしていたみたい≫

    ≪私も手伝いに行ってるし、何かあったら連絡するよ≫

  • 96二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 22:16:36

    お、戦車活用したんだ

  • 97二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 08:22:04

    大切な後輩達が無事でよかったね

  • 98二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 19:07:32

    …ところで戦車使ったは良いけどぶっ壊したってこと、ないよね?

  • 99二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 00:14:18

    そんな簡単に壊れるようなやつではないでしょ

  • 100二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 08:52:51

    そ

  • 101二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 15:03:26

    そ

  • 102二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 22:20:27

    原作よりちょっとマシだぜ

  • 103二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 22:21:25

    そ

  • 104二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 08:21:23

    し

  • 105二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 18:48:21

    ゅ

  • 106二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:27:53

    無事でなにより

  • 107◆Uy3fVwZzyBcj24/10/29(灍) 08:06:42

    はぁ、よかった……。それはそれとして心配だし一旦見に行こうかな。

    という旨を二人に伝えたところ快諾してくれたので子ウサギ公園へ向かう事になった。

    何かお土産でも買って行ってあげよう。お菓子とかでいいのかな。後はこっちに残ってる装備を少し分けるとか。

    「おう、生きてたか」

    「先輩たち!」

    サキちゃんがにっこにこでやってきた。途中で先生にも出会って4人で来たわけなのだが……。

    「装備の状態見せてくれる?私とヤタで直せるものがあるかも」

    「確かにそうですね。あ、これお菓子とこっちでも使えそうな装備類。少しだけど使ってね」

    "私はさっきいなり寿司を買ってきたからみんなで食べて"

    おお、いなり寿司……。いなり寿司……?

    「先生、ちょっとこれ貸してもらっていいですか?」

    "大丈夫だけど……毒は入ってないと思うよ。私も食べたから"

    「お?なんか懐かしいな」

    「ほんとね」

  • 108◆Uy3fVwZzyBcj24/10/29(灍) 08:06:59

    ヤタ 目星 25

    dice1d100=55 (55)


    シロ 目星 40

    dice1d100=90 (90)


    シエン 目星 31

    dice1d100=91 (91)

  • 109◆Uy3fVwZzyBcj24/10/29(灍) 12:10:27

    「……なつかしさは感じるな」

    「そうですね」

    "何か思い入れがあるの?"

    「おいなりさんが好きな先輩たちがいたんです。今頃何処に……」

    とミヤコちゃんが食べながらつぶやいた。

    ……まだ、黙っておく必要がある。

    とりあえず皆で食べながら、今の状況を軽く整理した

    「なるほど、ここに支援は期待できないし潰される可能性があると」

    「先輩たちもアルバイトで何とかしのいでいる状態なんですね……うう」

    「何弱気になっているんだ。弾が無くなれば素手で戦ってやる!」

    「オレかヤタに勝ってから言った方がいいぞそれ」

    ウッ、とサキちゃんが渋い顔をした。

    「そういえばモエちゃん、うちの戦車の調子はどう?」

    「くひひ、ずっと乗っていたいくらい快適だったよ。ドーザーつけて泥もどけることができたし……」

  • 110二次元好きの匿名さん24/10/29(灍) 20:55:08

    やっぱ重機があると違うなぁ

  • 111◆Uy3fVwZzyBcj24/10/30(ć°´) 08:13:23

    ヤタ 電子 62

    dice1d100=19 (19)


    シエン 電子 53

    dice1d100=85 (85)

  • 112◆Uy3fVwZzyBcj24/10/30(ć°´) 09:25:56

    「よーし、こっちの無線機は直ったかな。共食いだからあんまり良しとは言えないけど、残った方はジャンクとして売っちゃおうか」

    「ありがとうございます、ヤタ先輩」

    まあこれぐらいはね、と言いつつ他のも修理できそうなのは修理した。

    「ごめんなさい、こっちはどうにもできなかったわ……」

    「流石にここまで壊れちゃってるとどうしようもない……」

    向こうはサキちゃんとシエンさんが直してたっぽいけどうまくいかなかったのかな。

    とはいえ、浸水したものを直すのは難しいからさもありなんという感じだろう。

    「後は機銃やターレットなんかも直せればいいんですが」

    「そっちは買いなおすしかなさそうだが、金が要るな」

    直したいのはやまやまだが、泥を噛んでいたりSRTから運び出した時点での損傷なんかもあってもう使えそうにない状態だ。

    「くひひ、そんなこともあろうかと手段を残しておいたよ」

    と、モエちゃんが言う。変な事でなければいいんだけど……。

  • 113二次元好きの匿名さん24/10/30(ć°´) 13:03:56

    なんもかんも金がないのが悪い

  • 114二次元好きの匿名さん24/10/30(ć°´) 19:28:33

    口座が凍結されちゃってるからなあ

  • 115二次元好きの匿名さん24/10/30(ć°´) 22:04:19

    正義で飯が食えねえからなぁ

  • 116二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 08:17:39
  • 117◆Uy3fVwZzyBcj24/10/31(木) 09:13:38

    「装備の売却、ねぇ」

    モエちゃんが出した案は、今ある壊れた装備なんかを売りに出してそれで補充しようというものだ。

    意見自体は悪くない。理にかなっているし、今現在それ以外にいい方法はないだろう。ただ――

    「で、相手は?」

    「カイザーインダストリーだよ。ブラックマーケットで武器を扱ってるからあそこなら需要あるし」

    「……カイザー、ねぇ」

    良い顔はしないですよね当然。

    「ま、まぁ今は緊急ですし、一旦目をつぶりましょう。ね、シロさんもシエンさんも」

    わたわたと何とか場を取りまとめた。

    その後モエちゃんが電話をかけて現金ではなく現物で交換してほしいと言ったのだが。

    ≪大変申し訳ないのですが現在武器の在庫が切れておりまして……はい……≫

    「マジ?全部!?」

    ≪匿名のお客様が全てご購入されまして……≫

    なんか嫌な空気が漂ってくる。

  • 118◆Uy3fVwZzyBcj24/10/31(木) 09:21:28

    「……当てが外れた……」

    うーーん、なんかきな臭いなぁ。武器屋が武器を切らすほどの大量購入……それに正規の店とは言えカイザーでブラックマーケットで武器を扱っている……何か裏がありそう。

    「それはそうとモエ、お前いつの間にカイザーインダストリーのVVIPになったんだ」

    「たまに計算が合わない事がありましたが……」

    「それは今話すことじゃ無くない!?」

    ……シロさんがいい笑顔になってきているが、私は申し訳ない事に助け船は出せないよモエちゃん……。

    「まぁモエに対しての罰則は後でオレが直々に身体的に与えるとして」

    「なんで!?」

    「アテが外れたけどどうする?アビドスに来てくれたらバイトは紹介できるわよ」

    「うぐぐ、ま、まぁまだあるから!中古オークションも!」

    とモエちゃんがすごい勢いでオークションに販売に出す。売れるのかな、ジャンクだったりサビてたりするけど。

    「売れんのかね、このジャンk――」

    ピロン、と軽い音が鳴る。

    商品が購入された音だった。

  • 119◆Uy3fVwZzyBcj24/10/31(木) 12:53:49

    「……うーん」

    その後、落札された武器を回収に来た後、まったく何も言わずに現金をおいてそさくさと行ってしまった。

    怪しいというか、裏がありそうというか……。

    「こんな額の現金、初めて見た……」

    とミユちゃん。任務で違法薬物の取り締まりに行った時は見たかなぁ。

    「これより稼げる仕事は知ってるがな」

    「あら、転職する?」

    「冗談言うなって……」

    九分九厘同じことを考えたと思う。キヴォトスでも違法薬物のカルテルはリスクに見合った分の金が手に入る。下っ端でもいい車に銃を手に入れられる程度には、だ。

    「ともかく、これでしばらくは外敵に対して対抗できそうですね」

    ミヤコちゃんが言った傍から――。

    「た、助けてください……」

    と声がした。最初は何かに襲われた人でも来たのかと思ったけれど……。

  • 120◆Uy3fVwZzyBcj24/10/31(木) 17:53:46

    「もう私の事を忘れたのか?!」

    なんか派手というかヒッピーというかな服を着た人が来た。

    「知り合い?」

    「なんか背格好だか何だかってグループだったかな」

    「所確幸だ!」

    「前に先生を誘拐した連中だろ?」

    即座に、シロさんが銃を下ろしてCQCの構えに入る。

    「ほう、事情は知らんが事と次第によっては腕の一本くらいはもらうぜ」

    「言いたいことがあるなら今のうちに言った方がいい。先輩に格闘戦で勝てるやつはこの場にいないからな」

    「いやアレは……と、とにかく話を聞いてください!」

    その所確幸のデカルトさんとか言う人が言うには、仲間が大勢いたがヴァルキューレの公安局の人たちが攻めてきて仲間がバラバラになったとか。公安局がホームレスに対して攻め入るというのも変な話な気がする。

    「本当にあの公安局?」

    「私は確かに見たのです!あの狂犬の姿を!」

    と熱弁するデカルトさん。

  • 121◆Uy3fVwZzyBcj24/10/31(木) 18:00:12

    不意に、サキちゃんが私を引っ張る

    「先輩、この弾痕……HEIAPじゃないか?」

    とデカルトさんについた弾痕を確認する。

    「HEIAP?」

    徹甲焼夷榴弾。小口径の銃に用いられることはない、徹甲弾と焼夷弾、榴弾を組み合わせた弾。オトギさんが使ってるM82とかの50口径が最低の口径レベルだ。食らうとプレートは貫通するし燃えるし爆発するので大変痛い。

    「この煤の付き方に破片のパターンはそうだね。よく勉強してる」

    ちょっと嬉しそうなサキちゃん。かわいいな。

    「でもよ、んな弾公安局が使うか?」

    「今までやった連中で使ってきたのってブラックマーケットの金持ち連中かカイザーの奴らくら……い……」

    もしかして……。

    「となるとカイザーインダストリーで武器を買い占めたのは……ヴァルキューレってこと?」

    「でもそんな余裕、ヴァルキューレにあるのかな……」

    "多分ないかも……"

    先生が呟く。ヴァルキューレの生徒がそう言った事があったのだろう。

  • 122◆Uy3fVwZzyBcj24/10/31(木) 20:36:15

    「とにかく、ヴァルキューレの件についてはご愁傷様でした」

    ミヤコちゃん結構バッサリ切るよね。そういうところが隊長向きなんだろうけど。

    「ご愁傷様じゃない!公安局はこの周辺をパトロールして片っ端から――」

    銃声が響き、デカルトさんが倒れる。

    不意な戦闘が発生した時、各々何をすべきかは体と頭に叩き込んできた。射撃されたであろう方向にシロさんが立つ。私は先生の前に立ち、姿勢を低くさせる。最後にシエンさんは後ろを向いて陣取り、複数方向へ対しての攻撃に備える。

    逐一この程度は指示しないし、されない。暗黙の了解だ。

    「……ぼさっとするな!」

    RABBIT小隊にシロさんが叫ぶ。ハッとしたように各位銃を構え対応位置につこうとするが――。

    目の前に現れたのは、ヴァルキューレ公安局の人たちだった。

  • 123二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 21:51:38

    来てしまったか

  • 124二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 08:16:55

    保守

  • 125二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:29:49

    さて、どうなるか…

  • 126二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 22:50:19

    この際やりあうのは仕方ないにしても禍根を残さない方向にいければ…

  • 127二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 09:03:15

    ここでやりあったらやはりSRTは問題児しかいないと言われてしまう…!

  • 128二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 18:03:27

    穏便に済ませないと…

  • 129二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 20:47:36

    すでに剣呑だけどな

  • 130◆Uy3fVwZzyBcj24/11/03(日) 08:17:51

    「カンナさん……」

    「RATEL小隊までいるとはな」

    なんか、前会った時とは雰囲気が明らかに違う。

    「何の用、と聞くのは野暮か?」

    「公園を不法占拠し、地域社会に不安をもたらしている存在を取り締まりに来ただけだ」

    「でもここに居ていいって言ったのは防衛室長だよ?」

    「勘違いするな、居ていいと仰った事は無い、処分を保留すると言っただけだ」

    侃々諤々の議論を公園で少々繰り広げていると、とうとうキレたサキちゃんが言い放った。

    「よくわからないけど、とにかく無理やり追い出しに来たんだな!」

    「空井、言葉は慎重に選んだ方がいい。お前たちの装備は先日の大雨で大半使い物にならなくなったと聞いている。その状態で我々に対抗できるか?」

    「ぐっ……でも今回は先輩たちはそっち側じゃ……ないよな?」

    捨てられる寸前の子犬か子猫みたいな目でこっち見ないで……。

  • 131二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 10:26:14

    ウサギなのに

  • 132◆Uy3fVwZzyBcj24/11/03(日) 20:26:42

    「たとえRATEL小隊が今回はそちら側だったとしても、公安局はスポンサーの協力を得て大量の火器を確保した」

    「その上でもう一度聞くが、この数的不利の状態で我々に戦いを挑むつもりか?」

    ……よしんば私達のみの状態で不利な状況だったとしたら、戦いを挑んだだろう。最後の一人になるまで、銃の弾が無くなり、ナイフが折れ、素手で戦う事になろうとも。

    ただ、今は違う。戦う事が最善の手ではない。

    「……戦闘の意志はないです」

    「ま、そりゃそうだ」

    シロさんも降参という感じで両手をやれやれの形にした。

    「せ、先輩たちにも見捨てられてしまいました……うう、やっぱり私達は……」

    「勝手にしょぼくれないの、現状公安局ともめても良い事が無いというだけの話よ」

    シエンさんがミユちゃんの頭に手を乗せる。そんなに身長は変わらないけど、なんだか大きく見える。

    「先生、ご意見をお聞きしたいのですが」

    "確かに、ここでみんなに戦闘してほしくは無いかな。"

    「……」

  • 133二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:10:26

    セーフ

  • 134二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 09:05:29

    どう変わるのかな

  • 135◆Uy3fVwZzyBcj24/11/04(月) 19:46:44

    "いきなり出ていけっていうのはちょっと困っちゃうから、少し時間をくれない?"

    「確かに処遇はシャーレに一任すると防衛室長から聞いていましたが……」

    ここで引き下がらずにもし仮に強硬手段を取った時の事は考えている。

    シロさんが多分カンナさんとタイマンするから、その隙に私とシエンさんが戦車に乗り込んでRABBIT小隊を援護、弾が底をついたら砲塔を叩きつけるくらいするかもしれない。

    「……わかりました、今回は引きましょう。ただ子ウサギタウンの再開発は決定事項です。今月末までいた場合、武力行使せざるを得ません」

    そう言って、公安局の人たちは去っていった。

    「前回はシャーレと先輩ありきだったくせに!」

    「もし仮に交渉に応じてなかったらどうなってただろうな」

    ゾッとするようなこと言わないでください。シロさんが言うと冗談に聞こえないんです。

    「しかし、武装は強化されていましたね……モエ、あれはカイザーインダストリーの物でしたよね」

    「あのケチなヴァルキューレが買えた理由はわからないけど間違いないね」

    "……もしかして、リベートかな。"

  • 136◆Uy3fVwZzyBcj24/11/04(月) 19:52:17

    「リベート……」

    用は払い戻しだ。払った代金の一部が帰ってくるアレである。別段それだけなら違法性は一切ないが……。

    「何の得があってカイザーインダストリーはんな事やったんだ?」

    「……カイザーインダストリー、カイザーコンストラクション、カイザー……!先生、もしかして」

    シエンさんは何かに気が付いたらしい。

    "多分考えている事は一緒だと思うよ。二つの会社は同系列の会社、子ウサギタウンの再開発でできる利益を武器として公安局に流していたとしたら……"

    「その武器の対価として、浮浪者を追い払う……」

    「それって違法じゃないのか?」

    「法執行機関と一企業が表に出さずやっている時点で真っ黒ね……本当なら、だけれど」

    つまり、この襲撃は偶然ではなかった?

    「でもどうすんのさ、証拠はきっとローカルサーバとか書類だけどかで踏み込まないと手に入らないよ」

    モエちゃんがどれだけ優秀なハッカーだとしても、流石にそれは不可能だ。とあらば、いや、だからこそ。

    「……ヴァルキューレに潜入しましょう」

    だよね、ミヤコちゃん。

  • 137◆Uy3fVwZzyBcj24/11/04(月) 20:53:14

    「お前正気か?何人いると思ってるんだあそこに」

    「しかし、それ以外方法はありません。それにヴァルキューレで何かあった時に調査する上位機関は――」

    「オレたちSRT、だな」

    「でも大丈夫なのかな……今は学校も無いし……」

    うーん、確かにそう。でもここで足踏みしていていいのだろうか?

    もしもこれが勘違いならそれでいい。でももし、仮に、万が一にでも本当に違法行為だったとするのならば、私たちがいかない理由はない。

    "……君たちが決めてそう信じるなら。"

    先生が少し微笑みながら言う。

    "もしもの時は責任を取るよ、だからなるべく怪我無く帰ってきてね。"

    ……全くこの人は本当に大人だなぁ。

    RABBIT小隊の皆も変な大人だ馬鹿だと言いつつ、顔はやる気十分だ。

    「じゃ、作戦指揮は任せたわよミヤコ」

    「えっ」

    えっ?

  • 138二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:20:49

    えっ?

  • 139二次元好きの匿名さん24/11/05(灍) 08:13:37

    保守

  • 140二次元好きの匿名さん24/11/05(灍) 18:28:45

    いや、えっ?じゃないのよw

  • 141二次元好きの匿名さん24/11/05(灍) 21:44:44

    突然の投げ

  • 142二次元好きの匿名さん24/11/06(ć°´) 07:50:12

    今までの訓練の成果を見せるんだ!ミヤコ!

  • 143◆Uy3fVwZzyBcj24/11/06(ć°´) 18:07:07

    「先生が責任を取ってくれる以上、そっちに任せる。私たちはそもそも精密な仕事に向かないし」


    「……シロが壊し、シエンがキレて、ヤタが射貫く」


    自分で言ってて悲しくなってきた。


    「ただ、やるだけやって見せなさい。私たちはあんた達をSRTの小隊と見込んでやらせてるんだから」


    「それに何かあったらシロさんがいの一番に突っ込みますよ」


    「やかましい!」


    そこまで言ってミヤコちゃん達は


    やる気(高いほどやる気がある。低いほど……)

    dice1d100=59 (59)

  • 144二次元好きの匿名さん24/11/06(ć°´) 18:25:31

    まあ、あるっちゃああるのか

  • 145二次元好きの匿名さん24/11/06(ć°´) 21:48:59

    あるけど及び腰になってる感じだろうか

  • 146◆Uy3fVwZzyBcj24/11/06(ć°´) 23:45:58

    「……了解です。先輩に任された以上、完璧に任務をこなしてみせます!」


    「流石にまだ不安だけど……」


    「や、やってみせます!」


    「ところで戦車はつかっていいの!?」


    「ダメに決まってんだろ」


    ……まぁ、なんとかなりそうで良かった。さて、お手並みを拝見させてもらおうかな。


    「それでは、皆さん準備を。これよりヴァルキューレ公安局の違法リベートの証拠確保のための作戦……」


    「クローバー作戦を開始します!」



    実際の出来

    dice1d70=10 (10) +30

  • 147◆Uy3fVwZzyBcj24/11/07(木) 00:04:14

    「…………」

    「あっちゃー…………」

    うーん、なんというかその、いつも通り、かなぁ。

    「金庫の扉なんか普通に考えてオートロックに決まってるじゃん!」

    ≪開けておいたらだれかに見つかっちゃうかなって……≫

    ドア閉めちゃうのは私もトラウマがあるが、今の状況とはちょっと違う……かな?とはいえどうしよう。助けに行くべきだろうか。

    「ミヤコ、何か方法があるなら言って、もう5分も残ってないよ」

    ≪ミヤコ!≫

    ≪ミヤコちゃん……≫

    ≪……≫

    ちらりとシエンさんを見る。すると――。

    「モエ、貸して」

    無線機をモエちゃんから取る。

  • 148◆Uy3fVwZzyBcj24/11/07(木) 00:11:16

    「ミヤコ小隊長。どうしても私たちに助けてほしいなら言いなさい。すぐに行ってあげる」

    ≪シエン先輩……私は……≫

    「でもね、一個言ってあげるわ。あなたの傍に誰がいるのか、自分がどの立場にいるのかを考えて」

    ≪…………≫

    「命令するか、救援を出すか決めなさい!ミヤコ小隊長!」

    ≪っ!…………了解です、先輩。状況は良くないですし、困難がいくつもあるでしょうが、どうか指示に従ってください≫

    ……やっぱり、シエンさんはRATEL小隊の隊長だ。

    「オカンだな」

    「しばくわよ」

    訂正、お母さんかも。

  • 149二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 09:54:36

    オカン…!

  • 150二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 17:32:41

    お母さん…

  • 151二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 21:26:17

    面倒見が良いとそうなるよね

  • 152二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 08:01:41

    保守

  • 153二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 15:37:25

    改めて頑張りどころだぞ

  • 154◆Uy3fVwZzyBcj24/11/08(金) 21:11:48

    「なるほど、警報をわざと鳴らして向こうに開けてもらうか。考えたもんだ」

    「あの子、意外と機転が利くからね」

    「もし俺たちなら?」

    「ヤタが開けてくれるんじゃないの」

    謎の信頼を寄せるのは止してください、アレほぼ偶然なんですから。

    「ミヤコちゃん、そのまま進んで。ミユちゃんは止まって、向こうから来る敵を足止め。サキちゃんはそこにフラグ投げて。当たるはず」

    ≪わかった!≫ ≪は、はい!≫ ≪感謝します、ヤタ先輩≫

    まぁ、これくらいはいいだろう。

    その後も4人は何とかうまく協力し合い、ヴァルキューレの生徒をばったばったとなぎ倒しながら先へと進んでいく。

    この前共闘したヴァルキューレの子も……フブキちゃんだったかな。あの子も罠にかけつつ対応していた。

    「よくやったわ。もうすぐ回収ポイントにつくから気を抜かないで」

    ≪ありがとうございます。きっと先輩が指揮をした方がいい結果になったとは思いますが……≫

    「……まったく……サキ、言ってやりなさい」

  • 155◆Uy3fVwZzyBcj24/11/08(金) 21:28:43

    ≪わかった先輩。ミヤコ、誤魔化すな。これはお前の出した結果だ。最適解を出したのもお前。それは間違いないだろ?≫

    「そうそう、あんたの言うとおりに動いた結果なんだから」

    ≪ミヤコちゃんの事を……信じたから……!≫

    ≪まぁその、色々今まで言ったのは謝る。少なくとも今お前はRABBIT小隊の隊長だろ≫

    雨降ってなんとやら、だ。まぁ、想定外の大雨だったけれど。

    ≪いえ、それでもやはりみんなで動いているからこそです。先を急ぎましょう!≫

    ≪頭の固い……≫

    「人の事いえねーと思うが、ま、それもまた良さってとこだろ」

    「それもそうかもね。じゃぁ回収しに行きましょうか。モエ、ヘリは準備できてるわね」

    「ばっちりだよ。ミサイルがないのは残念だけど……」

    補充が流石に間に合わなかったらしい。

    「ヴァルキューレをそこまで吹き飛ばそうとするんじゃねぇ!ったく……先生も行くんだろ?」

    "お世話になるね。"

    無線でもいいと思うけれど、一人残していく方が怖い。

  • 156◆Uy3fVwZzyBcj24/11/08(金) 21:51:13

    というわけでヘリに乗り込み回収に向かった。

    ……道中バリケードを超えようとするヴァルキューレの生徒をゾンビ扱いしたりしていたけれど、それよりも驚いたのは――。

    「とんでもないわねあの公安局長」

    「オレにだってできる。おいモエ、急げよ」

    カンナさんが外壁を登ってきた事だろう。

    それから、カンナさんとミヤコちゃんの問答……。

    手を汚さずに、正義を掲げ続けることはできない、か。FOX小隊の事もあるし、私達SRTも確かに人の事を言えたものではないんだろう。

    けれど、いや、それでも。

    私達RATEL小隊は人道に反さず、助けられるだけの人たちを助けていきたい。

    …………それがたとえ、最後にどんな結末を迎えることになったとしても。

  • 157二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 08:51:25

    順調に進めたか
    良いことなのかなぁ

  • 158二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 18:04:26

    出来るんだ、壁登り…

  • 159二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 21:04:17

    やっぱここでも登るんだ

  • 160二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 08:39:21

    どんな結末になるのか…

  • 161二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 16:10:07

    保守

  • 162二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 21:16:57

    平和に終わってほしいけど

  • 163二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 08:15:13

    何事もなく無事に終わってくれ…!

  • 164二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 18:33:34

    結末、か
    バッドエンドでないことを祈りたいよ

  • 165二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:10:45

    このレスは削除されています

  • 166◆Uy3fVwZzyBcj24/11/11(月) 20:13:26

    「カンナさん」

    話の途中で、私はヘリから降下した。なんというか、いつものカンがそうさせたというべきなのかもしれない。

    「……熊野ヤタか」

    「まずは、もう一度ごめんなさいと言わせてください。私達SRTがああいった事件を起こしてしまって」

    「……」

    「だからこそ、言わせてください。ヴァルキューレはきっとやり直せるはずです。あなたのような人がいれば」

    「私は一番偉い立場でもなければ、全てを解決できるわけではない……!こんな中途半端な!」

    「それでも!私たちもすべて失って、地べたをはいつくばってここに居るんです!だから、だからまだ失い切ってない貴方達ならきっと!」

    そう、問題を起こしたことはもう取り返しはつかない。だから、その次に何をするべきなのかと考える事が大事だと、どこかで聞いたことがある。

    "カンナ"

    先生の声がカンナさんにも聞こえるようだ、誰かが無線の周波数を変えたのだろう。

    "ヤタの言う通り、皆状況は大変だし、辛いかもしれない。"

    "それでも行き先は、自分で決められるよ"

  • 167◆Uy3fVwZzyBcj24/11/11(月) 20:19:57

    各員が装着したハーネスで釣りあげられ、私もそれに引っ付いていく。

    最後にカンナさんが何かをつぶやいたように聞こえたが、なんと言ったのかまでは聞き取れなかった。

    でもきっと、後ろ向きな言葉じゃないんだろうなという事だけはわかったかもしれない。

    「RABBIT小隊、これにて作戦を終了します。みなさんも先輩方も、ありがとうございました」

    "みんな無事でよかったよ"

    ……後ろで残りの3人がばたばたと眠気に負けて倒れている事は一旦良しとしよう。流石にこれだけ長時間任務は初めてだったろうし。

    "……ヤタたちは慣れてるの?"

    「まぁ、その、荒事におもに突っ込まれていたので」

    「狙撃ポイントで3人で監視をローテーションしたりしたわよね」

    「任務完了後に任務を言われて12時間超過勤務の上に更に仕事増やされたりとかな」

    今となっては笑い話だが、当時は一切笑えなかった。大変だったなぁ……。

    「それでは"クローバー"をお渡しします、先生。一旦、子供の私たちにできることはここまでです」

    「後は、お願いします」

    こうして、うちの後輩が起こした事件からヴァルキューレを巻き込んだ大騒動は幕を無事に閉じた。

    ただまぁ、ほんの少しまだ残っている事はあるけれど…………。

  • 168◆Uy3fVwZzyBcj24/11/11(月) 20:45:38

    「まったく、相変わらず私は人に恵まれませんねぇ……」


    「とはいえ、カイザーとこちらの事は見つかっていませんし、計画に支障はありませんね」


    「その辺に気を遣うのであれば、信じられる仲間を増やすことに時間を使うべきでは?」


    「信じられる仲間、ですか。そういえば、貴方達の後輩はこちらの仲間になってくれそうですかね?」


    「熟練度は足りなさそうですが、腐ってもSRTと言えるだけの腕はありそうですし」


    「私からしたらまだまだ未熟」


    「できればRATEL小隊の方に加わってほしかったのですね、私たちの"クーデター"には」


    「……」


    dice1d5=5 (5)

    1.どう言っても絶対に加わらなかっただろう

    2.あの子たちはこういう事には加わらないと思うな

    3.何言ったってやってくれないんじゃないかなぁ

    4.多分、何言っても無駄だと思うわよ

    5.もう一度交渉してみてもいいかもしれませんね

  • 169二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 21:48:55

    おっと?

  • 170二次元好きの匿名さん24/11/12(灍) 08:29:54

    数は諦め難かったか

  • 171二次元好きの匿名さん24/11/12(灍) 18:23:12

    まだ諦めてなかったのか…

  • 172◆Uy3fVwZzyBcj24/11/12(灍) 19:03:00

    陰で何らかの動きがあったことなんてその時は露知らず、私たちは慌ただしい日常に戻っていた。

    RABBIT小隊は子ウサギ公園で生活することを続けることにしたらしい。

    私たちの所に来てもいいという話は一度したのだけれど、そこまで先輩にしてもらったら本当に戻れなくなると言って聞かなかった。まぁその辺うまくやっていけるなら私たちから何か言う事もないけれど。

    申し訳ないが細かい所は先生に任せて、アビドス自治区でいつものバイトに戻ったりしていた。

    「おーヤタちゃん。今日もいつものお客から連絡来てるから、頼んだよ」

    「了解です」

    「あ、クーラント変えといたから。ぶっ飛ばしちゃって!」

    「……加減はします」

    私はいつも通り、タクシードライバーに戻っていた。

    まぁ、それだけならよかったのだけれど……。

    「あ、ヤタちゃん。今日も時間通りだねぇ」

    「それがウリですから。どうぞ。シートベルトはちゃんとしてくださいね」

    「ハハハ、ヤタちゃんの運転でしない人はいないよ」

    それは褒められているのだろうか?

  • 173◆Uy3fVwZzyBcj24/11/12(灍) 19:29:52

    「なんかここ最近はカイザーのPMCが多くてねぇ。ヤタちゃんの運転なら絡まれてもきっちり逃げれるから安心だよ」

    ……確かにここ最近、変に動きが活発だ。

    シエンさんは紫関ラーメンにいるからアビドス高校の人とも良く話すからその話題が出てきていたらしいし、シロさんもヘルメット団がPMCを恐れて近寄ってこないから警備的には楽でも暇だと言っていた。

    もしかして、砂漠で何かあったのかな。

    まさかあの宇宙戦艦とか言うやつだろうか?もし本当に見つかったのなら、なにか嫌な予感がするのだが……。

    「……もしかしたら、また少しいなくなるかもしれませんね」

    「おやまぁ」

    「ま、すぐ帰ってきますよ」

    「気を付けてねぇ。ヤタちゃんの運転、好きだから無くなっちゃうと刺激が足りなくなっちゃいそうだよ」

    それはそれでどうなんですかと言いつつ、とりあえずいつも通り送り届けた。

    帰ったら、二人に相談しないと。

  • 174◆Uy3fVwZzyBcj24/11/12(灍) 19:54:31

    「PMCの動きがさらに、か?」

    「ええ、市街地を今日も運転してましたがかなりの数が砂漠へ向かっていました」

    「となると、やっぱり例の……」

    「ですよね。それ以外なさそうですし」

    「……アビドス高校の連中に伝えるべきか?」

    そこは悩みどころだ。流石にそこまで過激ではないと信じたいが、あるという証拠が存在するので突っ込んでいきかねない。

    「こちらの戦車とアビドス高校の人たちを合わせても全員倒せるかはかなり微妙なラインだと思いますが……」

    「ま、一旦様子見するしかないわね。宇宙戦艦とやらじゃなくてもっと他の事かもしれないし。それに前回の例もあるわ。不用意に突入するのは最善手とは思えない」

    まぁ、そこが落としどころだろう。

    「警戒しつつ、いつも通りにか。ただ今本当に暇なんだよな」

    「警備の仕事が暇なのは良い事だと思いますが……」

    そこはうん、耐えてもらうしかない。

  • 175二次元好きの匿名さん24/11/12(灍) 22:23:52

    後手に回るしかないねぇ

  • 176二次元好きの匿名さん24/11/13(ć°´) 08:18:10

    アビドス組にどのタイミングで伝えるか…

  • 177二次元好きの匿名さん24/11/13(ć°´) 14:20:28

    評判良いと情報も入ってきてお得

  • 178◆Uy3fVwZzyBcj24/11/13(ć°´) 19:13:45

    それからしばらく、本当に何もない日が続いた。そんな最中――


    「さて、と」


    …………なんで私はゲヘナにいるんだろうか。


    弁明すると、カンがそう言った。なんでかは知らないけれど、ここに行けと言われた気がする。


    うーん?何か特別やらないといけない事があったわけでもないような気がするけれど。


    とりあえずセナさんに会ってみようかな。ここだと友達らしい友達はあの人だけだ


    dice1d4=1 (1)

    1.無事に付く

    2.うーんさすがゲヘナ、今日も騒がしい

    3.??「そこの人、ちょっといいかしら」

    4.……本当に友達、なのかな?

  • 179二次元好きの匿名さん24/11/13(ć°´) 20:51:42

    単独行動?

  • 180二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 08:14:47

    何事もなく無事に着けたみたいでよかった

  • 181二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 19:15:16

    勘か…何が起こるのだろうか

  • 182◆Uy3fVwZzyBcj24/11/15(金) 01:22:55

    「嘘のように静かだった……」


    風紀委員がめちゃくちゃ頑張っていたのか、台風の目的な日だったのか知らないが何事もなく無事に着いた。


    良い事ではあるんだけど違和感が凄い。


    まぁいい。とにかくセナさんのいる救急医学部へと向かった。これだけ静かなら邪魔にはならないだろう。


    「ありがとうございましたー」


    怪我をした生徒だろうか、部屋から出て走り去っていく。


    「こ、こんにちはー……」


    「はいどう……ヤタさん?」


    ははは、と笑いながら入る。


    「今日はどういったご用件で?また医療技術を教えてほしいというのでしたらやりますが」


    「えっとその……」


    「……?」


    dice1d4=3 (3)

    1.すこし散歩しません?

    2.お茶でもしません?

    3.音楽とか聴きます?

    4.買い物に付き合ってほしいなと

  • 183◆Uy3fVwZzyBcj24/11/15(金) 01:52:43

    セナ

    dice1d2=2 (2)

    1.聴く

    2.あまり聴かない


    聴くなら

    dice1d5=1 (1)

    1.ジャズ

    2.ポップス

    3.ロック

    4.ラップ

    5.オーケストラ


    ヤタ

    dice1d5=4 (4)

    1.ジャズ

    2.ポップス

    3.ロック

    4.ラップ

    5.オーケストラ

  • 184二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:57:22

    ラップよく聴くんだ

  • 185二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 13:39:44

    会話デッキの使い方下手かよ

  • 186二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:29:55

    セナ、ジャズ聞くのかあ

  • 187◆Uy3fVwZzyBcj24/11/15(金) 19:10:09

    「あまり……待機中にラジオを流すことはありますが、そこまでこだわっていませんね」


    「そ、そうですか」


    「ヤタさんはよくお聴きになるんですか?」


    ええ、と言ってスマホを取り出して流してみる。


    'Till I Collapse

    「意外ですね、こういうのがお好きなんですか」


    「意外に見えます?」


    まぁ確かにアウトロー寄りの歌詞だとは思うけれど、諦めず戦っていく感じがして好きなのだ。車でもよく流している。


    「もしよければおすすめを教えてくれますか。今度車内で聴いてみますので」


    「あ、はい今すぐにでも送ります」


    車用のマイリストは複数備えている。万全だ。

  • 188◆Uy3fVwZzyBcj24/11/15(金) 19:10:56

    セナさんのスマホにそれを送っていると……。


    「そういえば、本日はそれだけの御用事で?」


    「いえあの……正直に言うと何も考えてなかったです」


    私は、正直に思った事と今の自分の事を話した。弾が当たったり、道に迷わなかったり、人や物を導いたりする力があって、それの一環で頭の中でたまにカンが囁いてどこかに連れていかれると。


    「何とも難儀ですね」


    「ええ、まったく」


    マイリストを送信し終わったころに、またコーヒーを出してもらった。


    「そういえば、最近変な事とかありませんでした?ゲヘナでは」


    「変な事ですか。いえ、いつも通りした……負傷者が定期的に来る程度です」


    また死体って言いかけてる……それは置いておいて、特に何もここでは起こっていないのか。じゃぁこのカンはなんでここに連れて来たんだろう。


    dice1d2=1 (1)

    1.問題が起こる

    2.特に何も起きない

  • 189二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 20:28:08

    おっと何が起こる?

  • 190二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 08:20:54

    保守

  • 191◆Uy3fVwZzyBcj24/11/16(土) 17:16:03

    dice1d4=1 (1)

    1.軽い喧嘩

    2.派手な喧嘩

    3.+風紀委員が来る

    4.+パンデモも追加で来る

  • 192二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 18:19:43

    軽い喧嘩か
    なら仲裁で済むかな?
    いやでもゲヘナだしなあ

  • 193二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:56:13

    殴り合いとかかねぇ

  • 194二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 09:08:05

    早めに止めねば

  • 195二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 16:27:52

    次スレを立てるのが先だろうけど

  • 196◆Uy3fVwZzyBcj24/11/17(日) 19:21:16
  • 197二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 20:10:33

    >>196

    立て乙

  • 198二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:00:06

    埋め立て

  • 199二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:00:19

    うめうめ

  • 200二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:00:31

    うめ

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