[閲注?][特撮][クロス]秋の祭典とハロウィン・フェスタ(あの世から死者も参加可能)

  • 1二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 21:32:51

    「謎の存在」が、いろいろな世界や時代からたくさんの特撮キャラを召喚しました。

    今度のテーマは秋祭りとハロウィンです。

    ハロウィンで、「あの世」と「この世」がつながりやすくなっているので、「死者」の皆さんも参加可能です。(なお、フェスタ会場にいる間は、基本的に生者と同じ状態になっているので、お風呂にも入れますし、飲み食いもできます)

    ハロウィン・フェスタでは、温水プール、スパ施設(温泉もサウナもあります)、屋台、食堂、闘技場、歌や踊り、演劇のステージなど、楽しい施設が盛りだくさん! 館内着の無料貸し出しもやっています。

    あにまんキャラやIFキャラ、クロスキャラ、オリキャラなどもOK!

    (なお、特撮系ではない別作品のキャラなどもOKです)

    同一キャラの別バージョンが複数いてもOK。

    若いバージョンや年上バージョンがいてもOK。

    この会場では本気で戦うことはできません。「謎の存在」にがっつりと妨害されます。万が一死んでしまった場合も、すぐに生き返らせられます。
    (闘技場で死んだり大けがをしたりしない程度の戦闘をすることは可能です)

    マナーを守って礼儀正しくこのスレをお楽しみください。

  • 2二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 21:35:06

    ガヴの原作よりの世界の「あの世」から、みちるママがやってきた!
    愕然と周りを見回している。

  • 3二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 21:40:13

    レッドマン「ここのスタッフに話しかけると菓子を貰える?」
    アギラ「そうみたいだね」
    レッドマン「アギラ、甘味は好きだろう。私が取ってきてやる」
    アギラ「いいの?ありがとう。何て言えばいいか分かる?」
    レッドマン「分かっている。(スタッフを呼び止めて)おい貴様、キリングオアデリート」
    アギラ「トリックオアトリートだよ!また殺し癖が出ちゃってるから!」

  • 4二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 21:48:55

    このレスは削除されています

  • 5二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 21:54:07
  • 6二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 21:59:43

    >>2

    そこにあらわれるブーシュ・ストマック

  • 7二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 22:03:32

    「カセキー!」

    この恐竜さん、シュークリームに夢中みたい

  • 8二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 22:06:35

    >>7

    (スタッフロボット)

    「違うお味のシュークリームはどうですか? こちらはチョコで、こちらは抹茶です!」

  • 9二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 22:09:09

    >>6

    「あ、あなた・・・」

    顔をひきつらせるみちるママ。

  • 10二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 22:24:14

    >>3

    (スタッフロボットたち)

    「ようこそお客様、お久しぶりですね」

    ロボットたちは、大きなお菓子の袋とお茶のボトルを2つずつ持ってきた。

    「これは屋台や食堂音のフードのそれぞれ1皿分になり相当します。ひとりあたり5皿分までは無料ですので、どうぞお楽しみください」なお、大きなお菓子の袋には、甘いお菓子、お煎餅などのしょっぱいお菓子、そして梅干しグミなどのすっぱいお菓子など、いろいろな種類のお菓子が入っている模様。

  • 11二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 22:27:34

    >>9

    そうして、ブーシュの後ろから、いきなりまわし蹴りをくらわせるあにまんみちるとあにまんランゴ!

  • 12二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 22:40:10

    >>11

    気絶したブーシュの前でハイタッチするあにまんみちるとあにまんランゴ

    「やったわね!」

    「おう、やったな!」

    「・・・でもどう考えても殴りたりないのよ・・・」

    闘技場のほうを指さすランゴ。

    「あそこだったら、もっと殴れるんじゃないか? 俺も親父にはいろいろ聞いてみたいことがあるしな・・・」

  • 13二次元好きの匿名さん24/10/08(火) 23:06:19

    >>12

    呆然としてあにまんみちるとあにまんランゴと気絶したブーシュをみつめる原作よりのみちるママ

    「ええ・・・えええ???」

  • 14二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 09:47:27

    >>13

    (あにまんみちる)「ああ、あたしとこっちのランゴはあなたとは違う世界から来たってだけだから、心配しないで」

    (あにまんランゴ)「あとはあそこのスタッフロボットたちにきくといい」

    ふたりでブーシュをかついて闘技場に向かって行ってしまう

  • 15二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 10:01:13

    >>14

    みちるママは、まずはスタッフロボットたちを探した。

    子供と大人とロボットたちの一団がいる方向へと向かう。

    (子供たち)「トリックオートリート!」

    子供たちにお菓子の大袋とドリンクを渡しているロボットたちをみて、お腹がグルグルと鳴ってしまう。

    「お菓子・・・ちゃんとした人間向けのお菓子・・・ああ、何年ぶりかしら・・・」

  • 16二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 10:28:27

    このレスは削除されています

  • 17二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 16:08:53

    「キッチンいちのせ」のロゴつきのキッチンカーが急にあらわれた!
    (りんね)「・・・え? ここって、もしかして?」
    (宝太郎)「あのスタッフロボたち、なんか見覚えがあるぞ・・・」

  • 18二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 17:16:57

    >>17

    (少年)「お兄さん、お姉さん! かぼちゃに入ったかぼちゃうどん、ください!」

  • 19二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 17:37:55

    >>18

    キッチンカーの外にでてみると、たしかにメニューに「かぼちゃの器に入ったかぼちゃうどん」が含まれていた。

    「あー。あれ、料理マンガに乗ってたんで、何回か作ってみたんだけど、いつも器にしたかぼちゃのほうが煮崩れちゃうんだ・・・」

    頭をかく宝太郎。

  • 20二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:57:08

    >>19

    そのときりんねが、キッチンカーのテーブルの上にとめてある紙に気が付いた。

    「あれ? この筆跡って・・・」

    そこには宝太郎の筆跡で「器のかぼちゃは生ならば煮崩れないが、それだと器ごと食べる楽しみがなくなってしまう。それを考えれば、まるごとほかの容器に入れたほうがいい」と書かれていた。

  • 21二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 00:08:42

    >>20

    (デイブレイクの宝太郎なら、食べ物を無駄にするのはぜったいにイヤだろうしね)

    (わかるわかる)

  • 22二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 00:43:23

    >>20

    「少々おまちください、お客様」

    宝太郎が再びキッチンカーを覗き込むと、急にぽんぽんと音がして、やけに丈夫そうな紙のどんぶりに入った『南瓜の器に入った南瓜うどん』が、10個ほど、テーブルの上にあらわれた!

    しかも、どれもほかほかと温かそうで、いいにおいがしている。

    りんねと宝太郎は、顔を見合わせて、まずは、そのかぼちゃうどんを試食してみた。

    「・・・美味しい! 母さんの味だ、これ・・・」

    「うん、あたしもそう思った」

  • 23二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 00:49:24

    >>22

    「でも、これ・・・」

    「お客さんにお出ししちゃって、いいのかなあ?」

    そこに、スタッフロボットが通りがかった。

    「ああ、それなら大丈夫ですよ。ここの屋台エリアの食べ物は、みんな私たちがスキャンして安全性を確認しておりますので。そのかぼちゃうどんは、安全です!」

    「そうだったんですね、ありがとう!」

    そうして、宝太郎とりんねは、その少年に、紙のどんぶりに入った『南瓜の器に入った南瓜うどん』と箸と木のスプーンを渡した。

    「ありがとう、お兄さんにお姉さん!」

    少年は笑顔でうどんを受け取った。

  • 24二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 09:41:18

    >>15

    (原作の大人のショウマ)「お母さん!」

    (10歳のショウマ)「お母さん!」

  • 25二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 18:50:19

    >>24

    振り返って愕然とするみちるママ!

    「・・・え? ・・・え? ショウマが・・・どっちがショウマなの!?」

  • 26二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 20:25:56

    >>25

    おとなのショウマと10歳のショウマは顔を見合わせた

    「どっちも本物だと思う・・・」

    「うん、僕もそう思うよ」

  • 27二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 20:55:50

    >>26

    そこにまたスタッフロボが通りがかった。

    「どちらも息子さんみたいですね。たぶん、違う時間からきたんだと思いますよ!」

    みちるママはしばらく頭を抱えた。

    「ショウマ。あたしの一番好きな食べ物はなに? お菓子以外で」

    大人のショウマと10歳のショウマは顔を見合わせた。

    「・・・カレーライス!」

    「・・・お蕎麦屋さんのカレーライスが一番好きって、前に言ってた」

  • 28二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 23:36:36

    >>27

    ふう。

    みちるはため息をついて、息子ふたりを抱きしめた!

    「・・・よかった。あなたたちにまた会えて」

  • 29二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 09:18:51

    >>28

    ぎゅっとハグをし返すショウマふたり。

    みちるは涙をぬぐった。

    「よーし! お菓子を食べたいのはやまやまだけど・・・まずは、ちゃんとしたご飯をたべましょう!」

  • 30二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 16:22:30

    >>29

    そうすると、目の前に『南瓜の器に入った南瓜うどん』ののぼりをたてているフードトラックが・・・

  • 31二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 01:14:53

    >>30

    ちょうどそのとき、宝太郎とりんねが、ひときわ大きな南瓜の器に入ったかぼちゃうどんをみて、頭をかかえていた。ほかの南瓜の器の1.5倍以上のサイズだったのだ。

    「いや、さすがに大きすぎるでしょ」

    「3人前分くらいあるよね、これ・・・」

  • 32二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 09:06:01

    >>31

    みちるは大きく目を見開いた。

    「・・・それ、ください!」

    宝太郎とりんねは、みちるとショウマふたりをみて、顔を見合わせた。

    「いいんですか!?」

    「・・・じゃあ、お皿2枚分ってことで! 使い捨てどんぶりとお箸とスプーンを3セットつけときますね!」

    大きな南瓜の器の南瓜うどんは、小さめのタライに入って提供された!

    「タライはよく洗ってあるから、大丈夫ですよ!」

  • 33二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 17:47:10

    ホッパー1がやってきた
    「ほぱああああ!」

  • 34二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 23:17:35

    >>32

    >>33

    「来てたのか!」

    ホッパー1をなでる宝太郎。

    びっくりしてそれをみつめるみちるとショウマたち。

    「あ、すいません、これ、俺のケミーなんです」

  • 35二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 09:22:01

    >>34

    (みちる)「・・・ケミー?」

    (宝太郎)「あ、俺の友達です!」

    (みちる)「ええと、わかんないけどわかったわ。・・・かわいいわね。あ、ちょっとまってショウマ。触ろうとしちゃダメよ!」

  • 36二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 19:40:23

    >>35

    「ほっぱほっぱー」と言いながらショウマ(10歳)と遊ぶホッパー1

  • 37二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 00:28:05

    >>36

    ホッパー1と遊ぶ10歳のショウマと、それを見守る大人のショウマ。

    みちるはその間に、大きな南瓜の器入りのかぼちゃうどんを3つのどんぶりに取り分けていた。

    「よし、じゃあ、みんなで食べましょう!」

  • 38二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 09:49:31

    >>37

    (ショウマ(10歳))「これ、美味しい! 草よりずっと美味しいよ、お母さん!」

    (みちる)「・・・そうでしょ、そうでしょ! これが人間界の食べ物よ!」

    これを聞いていたショウマ(大人)は、黙って南瓜の器に残っていたつゆをどんぶり3つ分に分け、スプーンでがりがりと南瓜の器の残ったオレンジの部分を削り始めた。

    (ショウマ(大人))「これ、ぜんぶ食べようね。食べられるところは、ぜんぶ」

  • 39二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 18:51:26

    >>38

    それをみていたりんねと宝太郎は顔を見合わせた。

    食べ物と乏しかったデイブレーク未来を思い出し、うなずくふたり。

    「・・・どうぞ、ぜんぶ、食べてってください」

    「食べ物って、大事だよね」

  • 40二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 23:22:41

    >>39

    やがて、みちるとショウマふたりは食べ終わった。

    「ありがとう! すごく美味しかったわ」

    「ありがとう、お兄ちゃん、お姉ちゃん!」

    大人のショウマは、うすーい南瓜の皮が残る小型のタライを「キッチンいちのせ」のクッキングカーに持ってきた。

    「ありがとう。ほんとに美味しかった」

  • 41二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 09:19:02

    >>40

    「どういたしまして!」

    宝太郎とりんねが元気に言葉を返した。

    そこに、ロボットが2体通りかかって、みちるとショウマたちのほうを向いた!

    「あちらの屋台では、揚げたてのポテトチップスを販売していますよ! ディップもついてます!」

    「こっちのほうの屋台では、アイスクリームを売っていますね!」

  • 42二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 18:24:37

    >>41

    みちる「ええ!? どうしよう、どっちも欲しい!」

    ショウマ(子供)「僕はどっちでもいいよ!」

    ショウマ(大人)「・・・まずはポテチにしない? 甘いものはあとのほうがいいじゃん」

  • 43二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 18:52:07

    突如サモーン・シャケキスタンチンの屋台が出現した!
    「秋といえば秋鮭のシーズンだ!お菓子もいいがシャケを食え!ハッピー鮭ハロウィン!!」

  • 44二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 20:04:27

    >>43

    五代雄介(10歳)、五代父、五代母出現。

    「すいません、鮭のパイ包み、ください!」

  • 45二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 20:35:45

    >>44

    サモーン「あいよ!」

    カシワモチワルド「デザートもあるでカシワモチ!」

  • 46二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:50:02

    >>45

    五代父「うわあ、美味しそうだな、これ! 鮭のパイを食べるのははじめてだけど・・・」

    五代母「じゃあ、柏餅もくださいな!」

  • 47二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 09:21:45

    >>46

    五代雄介(10歳)「すっごく美味しい! ありがとう、グロンギのお兄さんたち!」

    五代父「・・・いや、たぶんグロンギじゃないと思うな・・・」

    五代母「・・・わたしもそんな気がするわね・・・」

    (この一家はグロンギが「悪」ではなかった世界からやってきています)

  • 48二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 17:12:54

    たこ焼き屋台とおでん屋台の出張もきました

    ソノイ「おでんの共に、緑茶?」

    ナダ「おっちゃんの故郷じゃ酒みたいなもんなんやて」

    ガルザ「あにうえ~、これおいひいれすよ~」

  • 49二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 20:44:22

    >>48

    そこにあらわれたのは12歳くらいのギラ!

    「・・・あれ? ここ・・・孤児院じゃ、ないよね?」

  • 50二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:12:09

    >>49

    そこにまだ子供のコガネと、幼児のブーンも現れた!

    「・・・ここ・・・どこなの!?」

  • 51二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:12:25

    >>48

    >>50

    「なんとなくだけど、見覚えあるんだよな、ここ・・・」

    ギラはコガネとブーンの頭をなでて、屋台に向き直った。

    「そこの美味しそうな食べ物をつくってるお兄ちゃんたち! ここ、どこだかわかる?」

  • 52二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 14:41:33

    五代さんと一条さんと桜子さんがやってきた
    ぽかんとあたりを見回している

  • 53二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 00:02:10

    >>52

    ロボットたちがやってきた

    「ハロウィン・フェスタにようこそ!」

    そうして、いろいろ説明した

  • 54二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 10:16:25

    >>53

    ロボットたちにお礼を言って、フェスタ会場を散策しはじめる3人

    五代雄介(10歳)とその両親をみて、最初はふつうに通り過ぎ、そのあと、振り返ってガン見する雄介「・・・え? ・・・え」

  • 55二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 16:23:37

    しんちゃん一家がやってきた

  • 56二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 00:27:03

    >>55

    そうして、アクション仮面とミミ子ちゃんも飛ばされてきた!

    「しんのすけ君ではないか!」

    「お久しぶりね、しんちゃん!」

  • 57二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:04:33

    さすがはアクション仮面
    なじむのがはやい

  • 58二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 17:14:30

    >>57

    さすがはシリアス系のスピンオフ作品があるパロ特撮戦士

    面構えが違う

  • 59二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:52:55

    >>56

    そこにさらにしんのすけの幼稚園の友達の一団がやってきた!

    「あ、ここ、なんか見覚えあるぞ・・」

    「夏のプールのお祭りやってたとこよね?」

    「あのお祭りの屋台、すごく美味しかったんだ!」

  • 60二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 02:02:07

    >>59

    しんのすけはあたりを見回した

    「あっちのおでんの屋台も美味しそうだし、こっちの南瓜うどんの屋台も美味しそうだぞ!」

  • 61二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:50:09

    ブンブンンジャーのみんなにも来てもらおう

  • 62二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 16:42:01

    >>61

    サーキットが生えてきそう

  • 63二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 01:24:32

    >>62

    それこそサーキットごと来ても問題はなさそうな気がする

    楽しい施設が増えてむしろいいかも

  • 64二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 13:09:22

    >>63

    いいね

  • 65二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 17:31:00

    急にフェスタ会場の外側にサーキットが生えてきた!
    ブンブンジャーのメンバーは、まだ、自分たちが元の世界から転移させられたことに気づいていない模様!

  • 66二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:15:42

    >>65

    「わあ、すごい!」

    しんちゃんと愉快な仲間たちが集まってきた

  • 67二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 10:29:17

    お子様も参加できるようにゴーカート場も欲しいね・・・

  • 68二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:18:17

    サーキットのとなりに生えてくる楽しいゴーカート用施設!

  • 69二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:49:31

    >>68

    「ゴーカートか!」

    「あら、いいわね!」

    しんちゃん一家もゴーカートに乗りにいった

  • 70二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 10:17:26

    ハーカバーカからコーサス王と王妃がやってきた
    周囲をぽかーんと見回している!

  • 71二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 18:40:48

    >>70

    そこで、原作のTVシリーズが終わったあとのラクレスとスズメ夫婦がやってきた!

    お布団ごと、熟睡している状態で転移してきた模様

  • 72二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 00:15:33

    >>71

    ぎょっとするコーサスと王妃様

    しばらく顔を見合わせているが、やがて意を決して近づく

    「・・・ラクレス。ラクレス、起きなさい」

    むにゃむにゃとスズメを抱き寄せるラクレス

  • 73二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 09:55:25

    >>72

    王妃さまが、つんつんと眠るスズメの頬をつっつく

    「スズメさま? お起きになって?」

    びくうっとして目を覚ますスズメ!

    「・・・え? え? え!?」

  • 74二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 13:32:48

    >>73

    ぱっと頭をあげてラクレスをゆさぶりスズメ

    「ラクレス様! 起きてください!」

    「・・・うう・・・ん・・・」

    そうして、寝ぼけ眼で王妃をみる

    「は・・・母上?」

  • 75二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 01:02:45

    >>74

    「ええ、そうですよ」

    そっとラクレスを抱きしめる王妃

  • 76二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 03:23:47

    (熟睡しているラクレス様がかわいい件)

  • 77二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 09:43:29

    >>75

    コーサス(前)王は、スズメに微笑みかけた

    「・・・愚息めがそなたのような妻をもてたのはまさに得難き僥倖。こころから、感謝する」

    軽く頭を下げるコーサス

  • 78二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 20:51:47

    >>77

    「・・・コ、コーサス様? これは夢ですか?」

    スズメは、目元をぬぐった。

    「わたしこそ・・・ラクレス様と出会えて、よかったです! スズメは、これからも、いついかなるときも妻としてラクレス様を支える所存ですので、どうか安心して・・・」

    そこでスズメは周囲を見回し ー がばっと起き上がった!

    「ここ、いったいどこなんですか!?」

  • 79二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 23:15:32

    >>78

    一方、王妃に抱きしめられたラクレスは愕然としていた

    「母上。わたしは、死んだのですか? このように母上とふれあえるなんて・・・」

    「・・・それは違うと思いますよ、ラクレス。わたしも、コーサスさまも、もうこの世の者ではないけれど、おそらくは、この小さな世界のなかでだけ、私たちは、まるで生きているかのような肉体を得られる。そういう仕組みになっているのではないかと」

  • 80二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 10:32:02

    >>79

    そこで、スタッフロボたちが到着し、かくがくじかじかと説明してくれた!

    ラクレスとスズメとコーサスと王妃は、一度、温泉に入ることにした

    男女別の大浴場にいくラクレスとコーサス、そしてスズメと王妃

    「うふふ。他人と一緒に大浴場でお風呂に入るなんて・・・もう、人生で二度とないのだと、思っていましたわ」

    笑う王妃。

  • 81二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 14:45:10

    (大浴場をほかの人と使った経験があるということは、この王妃さまは、ひょっとしたら生まれついての王族ではなかったとか?)

  • 82二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 23:20:48

    >>81

    (そうかもね。王妃さまについては、原作だと名前もでてこないし、あまり情報がないかんだよね)

  • 83二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 00:05:56

    >>80

    「お義母さま! 髪を洗う手伝いをしてもいいですか!」

    「・・・もちろんです。お願いしますね、スズメさん」

  • 84二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 09:49:10

    >>83

    仲良く髪のあらいっこをするスズメの王妃さま

    一方ラクレスとコーサスはぎこちなく入浴中

    ラクレスの荒れた手や傷の残る身体をみて、少し悲しそうなコーサス

  • 85二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 16:06:12

    >>84

    「・・・どれ、頭を洗ってやろう」

    見よう見まねでラクレスの髪を洗うコーサス

    「お前が無事で、本当によかった」

  • 86二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 18:29:33

    (ハロウィンなんだから、コスプレもやろう!)

  • 87二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 19:19:19

    スタッフロボットたちが集まってきた
    「第3エリアで、これより、ハロウィンのコスプレ大会を開始します!」

  • 88二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 22:15:35

    >>87

    「わーい、面白そう!」

    しんのすけはさっそくアクション仮面の仮装をすることにした。

  • 89二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 23:17:23

    そこにあらわれたのは、大人のギラ!
    きょろきょろとあたりを見回して・・・
    「多分、前にきたことあるよね、ここ」

  • 90二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 09:09:49

    >>89

    そこにロボットたちが登場

    「このフェスタでもスパ施設はやってますよ!」

  • 91二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 09:43:06

    >>90

    温泉へと向かうギラ

    「かぼちゃの入浴剤入りのお風呂があるのか。面白そう!」

    そうして男性用の大浴場へ

  • 92二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 14:19:37

    >>91

    お湯につかっているラクレスが顔をあげる

    「・・・・・・ギラ!?」

    一方、同じくお湯につかっていたコーサスは、愕然としてラクレスのみているほうを眺めていた

  • 93二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 20:56:31

    >>92

    そして、そのすぐあとに、コーサスがほとんど聞こえないような小声でつぶやいた。

    「・・・・・・・・・ダグデド、さま?」

    ラクレスは、びくりと身体を離し・・・そうして、あらためて、コーサスにむかってささやいた。

    「・・・父上。あれはギラです。ダグデドなどでは、ない!」

  • 94二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:43:29

    >>93

    コーサスは、ゆっくりとラクレスをみて、ラクレスが先ほど「ギラ」とよんでいた者のほうをみた

    そして、眉間のしわをもんだ

    「・・・わかった。すまん」

  • 95二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:51:08

    >>94

    一方ギラは、ラクレスに名前を呼ばれたときには笑顔で振り向いたものの、ラクレスのうしろのコーサスをみて、すぐに真顔になった

    「うわあ・・・」

    温かいお湯のなかに肩まで沈みこむギラ

  • 96二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 09:18:33

    >>95

    腰にタオルを巻きつけて、ラクレスはすぐにギラのいる風呂にやってきた

    「その・・・ギラ・・・すまん」

    ギラは風呂の彫刻のうしろに隠れて、うーんとうなった

    「・・・兄さんは別に悪くないし」

  • 97二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 19:00:39

    >>96

    一方、王妃とスズメは大浴場をでて、館内着に着替え、ラウンジでおしゃべりしていた。

    「ここ、ほんとにすごいですね。ンコソパにもなさそうなものがいっぱいあります!」

    「・・・ンコソパ?」と首をかしげる王妃。

  • 98二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:11:59

    アギラ「ど、どうしよう…二人とも止まらないよ!」
    クイン「殺意で彼と競り合う人がいるなんて・・・このままでは闘技場が・・・!」

    その頃、様々な世界から集った強者たちが和気あいあいと競っていた闘技場は、二人の凶戦士によって地獄へと様変わりしていた
    ブーシュ・ストマックを始めとした悪の気配を感じ取って暴走寸前だった黒い甲冑の戦士に、レッドマンが目を付けたのだ
    アギラと、黒い戦士の傍にいた無表情の少女・クインが止めるのもお構いなしに、一つの世界を統べる上位者すらも討ち滅ぼす凶戦士たちが、武器を手に殺意の奔流をぶつけ合う
    観客の中には手に汗握る死闘に歓喜し声援を送る戦闘狂もいたが、闘技場は自動修復のキャパシティを超えて徐々に崩壊しつつあった

    レッドマン「やはり似た者同士か。貴様の名は?」
    マグサリオン「マグサリオンだ」

  • 99二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:47:18

    >>98

    そして、あたふたと駆け回るスタッフロボたち!

    「はやく多重結界の補強を!」

    「・・・あー、これはもう、闘技場の観客を避難させたほうがいいかもしれない・・・集団テレポートで、安全なところに送っちゃいましょうか?」

    「ああ、そうしてくれ」

  • 100二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:50:52

    >>99

    「時よ止まれ。君は誰よりも美しいから」

    「シャイニングスタードライブ!」


    ロボットたちがテレポートを発動しようとした時に響く二つの声

    同時に周囲の時間は止まり直後に逆行…凶戦士たちは闘技場に上がる前の状態に戻される

  • 101二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:12:46

    刹那「そこまでだ。せっかくの祭典を血みどろの戦場にするんじゃない」
    ウルトラマンゼロ「闘技場は元に戻したぜ。二人とも少し頭を冷やしな」

    凶戦士の激突を止めたのは、時間停止を操る神・刹那とシャイニングウルトラマンゼロ
    アギラとクインは二人に礼を言って、いまだに闘気が収まらないレッドマンとマグサリオンを引きずっていく

    刹那「まったく、どの世界にも問題児はいるもんだな。お前のそれも、そういう奴から大事なものを守るためにあるんだろ?ウルトラマン。俺を生み出した奴と似ている能力なのは、少しだけ癪だが」
    ウルトラマンゼロ「ああ、そうだ。お互いに変な親父を持つと苦労するな」

  • 102二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:45:14

    >>101

    「ありがとうございます!」

    頭を下げるロボットたち

    「では、どうぞ、これからもハロウィン・フェスタをお楽しみください!」

  • 103二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 23:21:59

    ハロウィンに相応しい舞台をご用意しました

  • 104二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 00:30:14

    >>103

    ロボットたち

    「おお、これが例の・・・」

    「意外にかっこいいですね! いいかも!」

    「ありがとうございます!」

  • 105二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 09:54:47

    >>97

    (そういえば、王妃さまの時代のンコソパはスーパーテクノロジーの国ではなかったわよねえ・・・)

    どうやって説明しようかと首を傾げるスズメ

  • 106二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 19:14:12

    >>103

    謎の逆ピラミッドの上の謎の姫路城の上で、なぜか踊っている謎の女性がいる!

    「うっひょおおお! たっのしー!」

  • 107二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 21:54:46

    >>106

    そこにスタッフロボたちがやってきた!

    「いまから、逆ピラミッドの上の姫路城の前で、緊急仮装盆踊り大会が行われます! 参加者は、魔法で自動的にコスプレしたのと同じ状態になるので、事前に着替えたり化粧をしたりヘアメイクをしたりする必要はありません! コスプレに興味のある方、盆踊りが好きな方は、ぜひ、この機会に、ご参加ください!」

  • 108二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 23:15:19

    >>107

    (楽しい野原一家)

    (ひろし)「おい、なんだよ、緊急仮装盆踊りって・・・」

    (しんのすけ)「面白そうだから、いこうよ、いこうよー!」

    そのとき、ひまわりが、姫路城の上で踊っている人影の方を指さした!

    (ひまわり)「あれ、ママ!」

  • 109二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 00:02:23

    >>105

    そこに、館内着を着たコーサスと、そのあとからラクレスとギラがやってきた!

    「・・・え? ・・・・・・ダグデドさま?」

    ぽつんとつぶやく王妃さま

  • 110二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 09:30:53

    (おお、これは不穏・・・)

  • 111二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 16:27:34

    >>108

    「「なんだってえ!?」

    ひろしとしんのすけは、二人そろって、謎の姫路城の上で踊っている女性の人影をみあげた

    「・・・うわあ・・・」

    「・・・うっそおお。ほんとにかあちゃんじゃん!」

  • 112二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 18:06:11

    真我「様々な世界から住民を呼び集めての秋祭り…実に素晴らしい綾模様だ。先ほどはウチの凶剣が世話になったとあの若いウルトラマンに伝えておいてくれ、ご老体」
    キング「君が治めていた世界は私も好きではないがね。純粋にこの祭典を楽しんでくれているなら幸いだ」
    真我「この世界に神座のシステムは存在しない。故に、我々神格の力も充分には機能しないということは皆分かっているからね。刹那は友人たちと、水銀は黄昏と、黄金は闘技場で強者と楽しめればそれでいいのさ…まあ、“あいつ”は例外だが。その件に関しても手を煩わせてしまったかな」
    キング「私を含めて十人の実力者で外側の虚無に放り出した。今はそこで大人しくしているよ」
    真我「それはよかった。あいつにとってはこの祭典も鬱陶しいだけだろう。改めて礼を…言う前に一つ、トリックオアトリート」
    キング「…きさらぎ星特産の彗星饅頭だ。君の悪戯はシャレになりそうにない」
    真我「どうも♡」

  • 113二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 18:14:31

    外側の虚無にて…


    「ここは無謬の平穏に満ちている…誰も、俺の視界に入ってくれるな…」

  • 114二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 23:32:04

    >>112

    ロボットたち「本当に助かりました! ありがとうございます!」

  • 115二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 23:33:19

    >>113

    『謎の存在』は、結界を調整した

    これでたぶん、当分は誰も彼の視界には入らないだろう

    ・・・たぶんね

  • 116二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 23:35:57

    >>109

    「・・・え?」

    スズメは、夫と義弟に目を戻した。

    どうみても、ギラだ。

    「・・・・・・王妃さま。あれは・・・ギラだと思います。ラクレス様の、弟君の」

    王妃は、そっとため息をついた。

    「・・・そう、なのですか?」

  • 117二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 10:02:22

    >>111

    「よし、おいらがかーちゃんを連れ戻してくる!」

    反ピラミッドの上の姫路城の上にむかって、突進するしんちゃん!

  • 118二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 12:38:07

    >>117

    走るしんのすけの傍に、赤い髪を持つ長身の男が並ぶ


    覇吐「よう、ボウズ!母ちゃんを連れ戻したいんだろ?気に入ったから手伝ってやるよ。頂上まで打ち上げてやるから跳びな!」

  • 119二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:06:55

    >>118

    「おおう、それは助かるう! ありがとう、かっこいいお兄さん!」

    にっと笑うしんのすけ!

    「じゃあ、いち、にの、さん! 跳びまあす!」

  • 120二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:17:44

    >>119

    覇吐「よぅし!ソハヤ丸!」


    覇吐は砲に変形させた大剣・ソハヤ丸から気の弾を放ち、しんのすけを姫路城の頂上へと押し上げた

  • 121二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 00:00:20

    >>120

    「うひょおおお!? 行くぞ、かあちゃあああん!」

    そうして、しんのすけは、みさえのいるところまで到達した!

    ばたんと床に手をつくしんのすけ。

    「・・・もう! かあちゃん、なにやってるんだよ! トイレ行ってくるとか言って、いなくなったと思ったら、ひとりでこんなところで踊りまくっちゃって・・・」

    「あら、しんのすけじゃないの。どうやってここまで上がってきたの?」

    みさえが、少し酔っぱらったかのような笑みをみせた。

    「かっこいいお兄ちゃんが、なんかこう、ぐわーって、押し上げてくれたの!」

    しんのすけは、立ち上がった。

    「ねえ、かあちゃん、帰ろうよ! 父ちゃんも、ひまわりも、心配してるしい・・・」

    みさえが笑った。

    「そんなこと言って、どうやってここから降りるのよ。階段なんてついてないのよ?」

    そうして、みさえは、笑って、フェスタ会場を見下ろした。

    「それに、気持ちいいのよ、ここ! 昔、お立ち台の上で踊っていた時のことを思い出すわあ・・・」


    そのとき、ロボットたちが拡声器で呼びかけてきた!

    「皆さま! 先ほども申し上げましたが、この逆さピラミッドの上の姫路城の前で、いまから、緊急仮装盆踊り大会を行います! 1曲分、盆踊りを踊れば、あの上のほうにいる女性とお子様を安全に地面におろすことができるようになるとのことです。皆様、ぜひ、ご協力ください!」

  • 122二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 00:20:23

    会場に集まっていた者たちの中で、人助けを生業とするヒーローたちは率先して踊り出す
    普段はヴィランと呼ばれる怪人、怪獣たちも子供のためならば仕方なしと考える者たちが動き、ヒーローたちに混ざり始める

    そして、覇道神たちの中で真っ先に動いたのは、やはりというべきか慈愛に満ちた黄昏だった

    黄昏(マリィ)「踊ろう、レン。あの子たちのために。それに楽しそうだよ」
    刹那「ああ…君がそう言うなら」

    誘われた刹那、そしてその後からは女神のためならばと水銀が気色の悪い動きで付いて行く
    水銀の後からは「これも一興」と黄金が爪牙を引き連れて加わる
    真我、明星と続く中…最後まで加わる気配を見せないのは、やはり無慙だった

  • 123二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 00:51:50

    無慙「貴様はあれに混ざらんのか?」
    レッドマン「殺し以外は苦手でな。貴様こそ何故行かん」
    無慙「俺も同じだ。生涯を戦いと殺しに費やした。さっき俺に付いていた女はそこで踊っている。貴様が連れていた小娘(アギラ)の隣だ…あちらは仲良くなったようだな」
    レッドマン「…先ほどと少し違うと思えば、貴様やはり混ざっているな」
    無慙「屑は滅ぼしたくなる性分でな。全て殺し吞み込んでこうなった」
    レッドマン「そうなるように己を律してか?」
    無慙「ふん、鋭いな。この世界では戒律が機能しないとはいえ…今更普通に楽しむ気にもなれん。先ほどの貴様との戦いは良い気分転換になったよ。改めて、俺は無慙…神としての名だ」
    レッドマン「私はレッドマン。銀河連邦の超人だ」

    一見、にこやかな二人の会話には剣呑な殺意が込められ、ロボットたちを含め誰も近寄ることができないほどに空間が歪んでいた

  • 124二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 09:34:19

    >>121

    >>122

    そうして、盆踊りが一曲分終わった時・・・

    謎の声が響いた!

    『うむ、よい盆踊りであった。上にいる者どもも、もう降りてきてよいぞ?』

    そうして、ピカピカ光る円盤が、逆さピラミッドの上の姫路城の上にいるみさえとしんのすけの前にあらわれた。

    『これに乗るがよい。下まで送ってやろう』

    みさえとしんのすけは顔を見合わせ、手をつないで円盤の上に乗った。

    『・・・よし、では、行くぞ』

    ゆっくりと降下していく円盤。みさえとしんのすけは、フェスタ会場全体の夜景に見とれた。

    「・・・かあちゃん! これ、すごくきれいだな!」

    笑うしんのすけ。

    「本当にそうねえ」

    みさえも笑った。

  • 125二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 09:37:04

    >>123

    そこで、ぱんぱんと手を叩く音がした。

    このフェスタを主催している、『謎の存在』がやってきたのだ!

    「こらこら、ふたりとも? 本気のケンカだったら、よそでやってね?」

    レッドマンと無慙のいる空間のさらにその周辺に、うっすらパール色の結界が出現する。

  • 126二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 17:11:57

    >>124

    そうして、しんのすけとみさえは地面におりたった。

    「みさえ! しんのすけ! オレは・・・オレは、心配したんだぞ!」

    「まあまあ!」

    ひまわりを抱えたひろしがかけよってくる!

  • 127二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 17:37:25

    >>125

    無慙とレッドマンは自分たちを閉じ込めたパール色の結界を見ても特に気にしてはいなかった

    しかし、主催者である「謎の存在」を見定めた瞬間、全く同時と言っていいほどに殺意を迸らせる


    無慙「引き裂き走れ(カマンギール)」

    レッドマン「スライスカッター!」


    無慙が神剣を振り下ろし、レッドマンのベルトから光刃が放たれたのも同時…二つの斬撃が十字に組み合わさり、万物を抉り貫く一閃となって「謎の存在」…否、その頭上を掠めて遠方の姫路城、その頂上に影となって佇んでいたスーツ姿の何者かへと一直線

    標的となったそれは直撃する前に姿を消し、無慙とレッドマンの意図せざる合体技は姫路城に直撃して破壊

    巨大な瓦礫が参加者たちの頭上に降り注ぐ

  • 128二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 18:00:05

    水銀「やれやれ、無慙殿は相変わらずか。致し方ない、少し力を貸してくだされよ…聖銀の君」

    影を纏った水銀が薄く笑ってそう言うと、そのすぐ近くに光を放ってウルトラマンノアが顕現
    迫り来る巨大な瓦礫を見上げ、二人の超越者は掌と拳に銀河をも覆い尽くす莫大な熱量を発生させる

    水銀『Ira furor brevis est(怒りは短い狂気である). Sequere naturam(自然に従え).』
    ノア「――シュアッ!」

    発生した超新星爆発とノア・インフェルノ
    あらゆるものを滅却する炎と熱が参加者たちに迫る瓦礫を、塵さえ残さず消し去った
    安堵する参加者たちだが、そんな一連の出来事はお構いなしに無慙とレッドマンは「謎の存在」へ詰め寄る

    無慙「貴様が主催者か。結界の調整はもっと上手くやれ。既に異物が紛れ込んでいるぞ」
    レッドマン「祭りを混乱させることが目的だろう。主催者なら責任を持って対処しろ」

  • 129二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 18:24:44

    >>127

    >>128

    『謎の存在』はうすく笑った。

    「だーかーらあ、本気でケンカしたけりゃ、よそでやりなさい、って言ったでしょう?」

    『謎の存在』が手を伸ばすと、そこは、一面銀色の空間になった。

    「気に入らない存在がいるからと言って、私の主催すsるお祭りの会場で暴れるのはやめてね。仮にそいつが本当に悪い奴でも、実際にダメージ与えているのは君たちだよ?」

    『謎の存在』は、手のひらを上にあげた。そうすると、その上に、ミニサイズのフェスタ会場がふんわりと浮かび上がった。

    さきほどの戦闘のダメージの痕跡はすべてかき消され・・・なんと、3階建てくらいのスモールサイズになって、逆さピラミッドに乗ったミニ姫路城があらわれた!

    「これで、よし」

  • 130二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 18:25:15

    >>129

    そのとき、フェスタ会場では、しんのすけ一家がぽかーんとして上空をみあげていた。

    (しんのすけ)「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!」

    (ひろし)「急にすごいバトルが起こって、逆さピラミッドに乗った姫路城が壊れておちてきたかと思ったら・・・」

    (みさえ)「誰かが落っこちてくる瓦礫を焼き尽くして・・・」

    (しんのすけ)「そうしたら、ぱあって優しい光がひかって、ぜんぶ元通りになった! ま、あの逆さのピラミッドと、それに乗った姫路城は、すげえ小さくなってるから、それはあ違うけどお・・・」

    (ひまわり)「すごいすごーい!」

  • 131二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 18:37:15

    >>130

    覇吐「おーいボウズ!母ちゃん戻ってきてよかったな。ケツに当てちまったけど大丈夫か?」


    再び赤い髪の男がしんのすけに話しかけた

    傍には黒い長髪で凛々しい顔の美女と、桃色の髪の少女を連れている

  • 132二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 18:52:05

    >>131

    しんのすけが、にっと笑った。

    「おうおう、大丈夫だよう。おいらのケツは昔から丈夫だからさあ! 助けてくれてありがとうな、かっこいいお兄ちゃん!」

    そうして、美女と美少女をみて、しんのすけの周囲に、ぱっとハートマークが散り始めた!

    「あああ! なんって、綺麗で、なんってかわいいんだあ! 素敵な長い黒髪のお姉さんも、ピンクの髪のかわいいお姉さんも、あまりにも素敵すぎるう!」

    みさえは、頭を抱えた!

    「こら、しんのすけ、やめなさい! 恥ずかしいから!」

    そうして、みさえは、あらためて頭をさげた。

    「息子を助けてくれたんですよね? そのう、もとはと言えば、なんでか知らないけどあんなところで踊っちゃっていたわたしのせいなんですけど・・・とにかく、ありがとうございました!」

    それをみて、ひろしも頭をさげた。

    「妻と息子を助けていただき、本当にありがとうございます!」

    ひまわりは、それをみてにこっと笑った。

    「あーがと、おにー!」

  • 133二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 19:13:36

    >>132

    覇吐「そうだろそうだろ!きれーなおねーさんに目がないのは俺もなんだよ!ボウズ、お前にも期待してるぜ。いつか俺みたいに素敵なお姫様を嫁に貰ってヌキヌkいででででっ!」


    突然いやらしい目になり卑猥な隠語を口に出そうとした覇吐の頬を、傍らから黒髪の女性が強くつねる


    竜胆「やめろ他人様の前で!申し遅れました、私は久雅竜胆鈴鹿。こちらは娘のヒルメです」

    ヒルメ「よろしくなのじゃ!」

    覇吐「おーいて…ああ、俺は坂上覇吐。またの名を伊邪那岐命。竜胆は伊邪那美命。そしてかわいいヒルメたんは曙光・天照…こう見えても神様一家だ。この世界だとそうでもないみたいだけどな」

    ヒルメ「本当は叔父上も来ていたのじゃが…あまりに問題児が過ぎるという理由で外に追い出されてしまったようじゃ」

  • 134二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:11:29

    >>133

    ひろしとみさえは顔を見合わせた。

    (ひろし)「・・・か・・・神様?」

    (みさえ)「そうなんだ・・・」

    ひろしが、こほんと咳払いをした。

    (ひろし)「わたしは野原ひろしで、こちらは妻のみさえと、息子のしんのすけと、娘のひまわりです。今回は本当にお世話になりまして・・・」

    一方、しんのすけは、きれいなお姉さんたちを前に、踊りださんばかりだった。

    「いえーい! おいらもぜったいに、素敵なお姫様にお嫁さんになってもらうう!」

    みさえはうっと頭をおさえた。

    「しんのすけ! やめなさい!」

  • 135二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 00:08:46

    >>134

    覇吐「ハハハ!その意気だぜ、しんのすけ。そういう思い切った奴が世界を変えたりするんだ。今から将来が楽しみだなぁ」

    竜胆「世界を変えるかどうかは置いておいて…この御両親なら安心だろう」

    ヒルメ「父上みたいになるのか…それはそれでイヤなんじゃが…」


    一方、無慙とレッドマンは関係者に詰められていたが揃ってどこ吹く風、という顔をしていた


    コスモス「レッドマン!彼の世界で本気の戦いは禁止だと言ったじゃないか」

    クイン「無慙、あなたもです!大勢の参加者を危険に晒したんですよ。ここは我々の時代とは違う、殺さなければいけない理由はありません!」

    アギラ「でも、二人揃ってあんな攻撃をするなんて…何を狙ったの?」

    明星(サタナイル)「無慙、答えろ」


    明星の言葉に対し、先に答えたのはレッドマンだった


    レッドマン「この祭りの会場ができる前から、無の中に潜んでいた邪性だ。以前開かれたナイトプール・フェスタの後、私は数多の次元で目につく限りの“ヤツ”を滅した」

    無慙「己の消滅さえ気にかけず、ただ混乱と狂楽のために在り続ける者…虫唾が走る。おそらく次は利用してくるだろうよ。外に放り出された問題児をな」

  • 136二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 10:31:49

    >>135

    しんのすけは、あえて、くねくねしてみせた。

    「だって、男の子なんだもーん!」

    しんのすけだって、たまには、空気が読めるのである。


    一方、『謎の存在』は、ため息をついていた。

    「あらまあ、面倒くさいわねえ。もうちょっとフェスタ会場のスペアを増やしておこうかしら?」

    そして、つらつらとスタッフロボットたちをみた。

    「ロボットちゃんたち! ちょっとフェスタ会場のなかをお願いね。わたし、お外をみてくるから。あと、もしもアレとかソレとかいつものがやってきたら、なんか飲み物とおつまみでも出してあげておいて頂戴」

    ロボットたちが手を振った。

    「「「了解です、ボス!」」」

  • 137二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 15:54:19

    外側の虚無にて…


    「……」

    「………」

    「…………誰だ、おまえ?」

  • 138二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 16:20:17

    単なる偶然か、仕組まれた必然か
    覇道神の中で真っ先に祭典の会場に現れたのは、己以外の全てを嫌悪愚弄し排斥する六番目の天だった
    神格の権能は全て神座という機構あってこそのものであり、それが存在しないこの会場では己の渇望で世界を塗り潰すなど不可能のはずであった
    しかし、それを前提としても暴の究極たる問題児は圧倒的な力を揮い、不快感のあまりに発した絶叫だけで祭典会場の三分の一を消し飛ばし、数百体ものロボットを大破させ自分を呼び寄せた主催者を潰すべく三眼を動かした

    主催者と祭典を守るべく立ち上がったのは、伝説の超人ウルトラマンキングを含め参加者の中でも十の指に入る実力者たち
    彼らは苦戦の末に呪いを吐き出し続ける問題児を祭典の外…虚無へと押し出し、祭典は主催者の手で修復された

    虚無の中で望む安息に包まれていた問題児だったが、突然彼は己以外の“なにか”を察知する
    気づけば、彼の肉体には無数の黒いゴカイのような生物がへばりつき、甲高い奇声を発しながら這いずっている
    気持ちが悪い、気持ちが悪い、気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い気持ちが悪い――俺に触れるな、と彼は憎悪を吐き出し、ゴカイを振り払うべく腕を一薙ぎする

    直後、それが原因となり会場を大きな地震が襲った

  • 139二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:52:35

    >>136

    >>137

    >>138

    『謎の存在』は、いま戦闘している存在たち以外のフェスタ参加者を全員スペアのフェスタ会場に避難させ、その会場をしっかりと己の力でくるみこんだ

    「じゃあ、もう、この会場は空っぽだから。好きなだけ暴れても大丈夫よ。・・・あ、そうだ」


    未使用の会場に移動させられたしんちゃん一家は、ぽかんとして上を見上げた。

    逆さピラミッドの上のミニ姫路城がすぽんと消え失せて、そこが大きな立体スクリーンになっていた。


    ロボットたちがいう。

    「お客様。いったい何事かと思ったでしょうが、実は、ここは新しい会場です。もとの会場とその周辺では、やっかいきわまりない存在とその存在を追い出そうとしている違う存在たちが、激しい戦いをくりひろげております! それで、その光景をこうしてお見せしている理由は・・・ぜひとも、皆様に、正義の味方のほうを、応援してほしいからです!」


    ひろしは、首をかしげた。

    「戦いが激しすぎて、なにがなんだかわからんな・・・」

    しんのすけは、かまわず立ち上がった!

    「なにがなんだか分からなくても、応援はできるぞ! 頑張れ、頑張れ、悪者じゃないほうのひとたち!」

  • 140二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:20:31

    スクリーンに映し出されたのは、黒い闇だけが広がる虚無の中で纏わりつくゴカイを振り払い、憎悪に満ちた三眼で不快な他者を探し回る木乃伊のような子供――歴代最悪最強の宇宙を支配した神・波旬
    神格の中でも頭抜けた暴力性…そして察知能力を持って、己の姿を映し出すスクリーンに気づいた
    そしてその先に纏わりつく邪性の存在を感じ取り、怨嗟に満ちた言葉を吐き出す

    波旬「見つけた…見つけた見つけた見つけたァアアアッ!滅尽滅相ォオオ!!」

    黄昏「レン…」
    刹那「こっちに気づいたな。すまない、せっかく外へ放り出してもらったのに」
    キング「構わんよ。邪性が侵入すればいずれこうなることは分かっていた。解決法としては…この会場に潜んでいる邪性を見つけて、あの問題児に倒させること」
    真我「では…会場にお集まりの皆、お手を煩わせてしまうようだが、会場のどこかで一連の事件を起こしている邪性体を見つけ出して祭典を救ってほしい。命がけのイベントになるが、どうかよろしく頼むよ」

  • 141二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:39:16

    そして、会場に集まった全ての参加者により大規模な黒幕探しが始まった
    タイムリミットは波旬がスペアの会場に滅尽の真言を届かせるまで…透視能力を使う者、魔法を行使する者、果てはどうせ治るからと会場を破壊して見つけ出そうとする者が入り乱れての大捜索

    そんな中でしんのすけは、尻センサーを使っての探知を試みた
    当然「こんな状況で何してんの!」と母のゲンコツをもらいそうになるも、一秒にも満たない刹那にビビっと彼の尻に触れる邪悪な気配…
    ふと振り向くと、一匹の小さなゴカイがチョロチョロと這って隠れるのを見た

    ――浮遊しながら光り輝く主催者の真下、その不自然なほど黒い影の中に

  • 142二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:07:21

    >>139

    >>140

    >>141

    そのとき、ノイジーではあるけれどとっても平和なフェスタ会場にいたしんのすけ一家は、そろって首を傾げていた。

    (ひろし)「なんであっちの会場は、急に人とかロボットとかでいっぱいになったんだ? ついさっきまで、空っぽだったよね?」

    (しんのすけ)「あ、みてみて、おらもいるぞ! 尻センサー使ってるし! あ、なんか黒いものがあっちの光っている人の影に逃げ込んだぞ!」

    (みさえ)「尻センサーって、あんたねえ・・・」


    そこに、ぽんっと、『謎の存在』があらわれた!

    「ああ、これは・・・まあ、スペアの会場それ自体はいっぱい作ってあるから別にいいけれど、お客さんとかロボちゃんとかのコピーを取られちゃったか。まあいいや、あとで回収して、こっちのバージョンと記憶を統合しとくから」


    しんのすけは、はっとした顔で『謎の存在』をみた!

    「コピーって、じゃあ、あっちのおらも、おらだってこと?」

    「・・・君って、ほんとに幼稚園児? まあ、そんな感じだね」


    そこで、『謎の存在』は、黒いシルエットの姿で、ふわりと浮きあがった。

    そうして、ぽつりと、つぶやいた。


    「・・・ただねえ。あっちでピカピカ光っているのは・・・わたしでは、ない」

  • 143二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 05:42:52

    「あ〜あ、バレちゃったか…底知れない5歳児だよほんと」

    足下の影が光を呑み込み、スーツ姿の異形が正体を表す
    馬やトカゲの頭骨を組み合わせたような頭部に蠢くゴカイの髪…それは、紛れもなくかつてナイトプールの祭典に姿を見せた邪性体

    内原戸「またお会いしましたね諸君。混沌の使者、邪神魔獣の頭脳…内原戸哲夫でございます」

  • 144二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 10:33:52

    >>142

    >>143

    「「・・・うーん、かっこよくないなあ・・・」」

    ふたつの会場のふたりのしんのすけが同時につぶやき、ほぼ同時にみさえにしばかれた。


    そうして、「内原戸哲夫」と名乗る存在のいるほうのフェスタ会場で、学生服を着たハンサムな男とかわいい触手をはやした美少女が、同時にお互いをみた!

    「あっちゃー、オレかあ」

    「あっちゃー、あたしじゃん」

    そしてふたりは同時にふきだした。

    「・・・やっぱりナイアルトホテップの化身同士、ここはひとつ・・・」

    「協力して、かぼちゃのアイスでもぶつけてやりましょう!」


    どかんと「内原戸哲夫」を名乗る存在の上にふってくる怪獣サイズの巨大かぼちゃアイスクリーム! もちろんコーンつきである。

  • 145二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:10:53

    >>144

    内原戸「おや、ありがとう“僕たち”」


    頭のゴカイが蠢き、一斉に開くとそこにあった口が巨大アイスを呑み込んで消し去る


    内原戸「先ほど美味しいお酒とつまみを頂いたのでねぇ、ちょうどデザートが欲しかったところさ。さて、お返しと言ってはなんだが…主催者くん、君の空想に派手な終焉をプレゼントしよう。波旬という災害をもってね。あらゆる世界に繋がるゲートを開けば、どうしようもない問題児まで呼び寄せてしまうことなど前から分かっていただろうに」

  • 146二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 18:46:18

    >>145

    平和なフェスタ会場のほうにいる『謎の存在』は、首を傾げた。

    「うーん、なんでそれが通用すると思うのか・・・」

    ぽりぽりと頭をかく。

    そして、そのとき、しんのすけが手をあげた!

    「ねえ、ボスの人? おら、実は、ちょっといいことを思いついたんだけど・・・」

    『謎の存在』は、しんのすけのほうにふりむいた。

    「ふんふん。言ってごらん?」

    「オラねえ、ここにきて、すごく素敵な女の人に出会ったんだ! その人は、キュートでね、強くてね・・・」


    そして、その数分後。

    「内原戸哲夫」とやっかいな存在と戦っている戦士たちがいるほうの会場で、轟音が響き渡った!


    「世のため、人のため、地球のため! 我ら、ウルトラ・キューティ・ハニー100人衆、参る!」


    如月ハニーの姿から、次々に変身して巨大化していく100名の姿に、ふたりのしんのすけは両方手を叩いた。

    「「すっげええ・・・やっぱりハニーさん、サイコー!」」


    平和なほうの会場で、『謎の存在』はため息をついた。

    「まあ、キューティハニーとウルトラマンのクロス世界からきたハニーちゃんだからね、まあ、ああいうのには適任でしょ。あと、いま100名になってるけど、あれは一時的に増やしただけだから、あとで1名に統合しとくね」

  • 147二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 19:58:05

    内原戸「分かってないのは君だよ」

    内原戸が言うより早く、100人のハニーに加えて無慙とレッドマンの凶刃、水銀とノアの流星群、黄金と聖槍とキングの光線、刹那のギロチンとゼロのウルティメイトゼロソード…その後から実力者たちの猛攻が荒波のように押し寄せるが、しかしーー

    内原戸「だから言ってるだろう」

    内原戸には傷一つつかない
    そんじょそこらの怪獣や怪人が浴びれば存在の痕跡さえ残らない集中砲火を、涼しい顔で凌いでいる

    内原戸「僕には主催者と同じ力がある。招かれた側である君たちでは、僕を倒すことはできない。そして僕がここにいる限り、波旬は滅尽滅相を止めることはない!」

    不快感が限界に達していた波旬は、ついに己が唯一にして最大の技で一掃を始めようとしていた

    内原戸「見たまえ、多元宇宙を圧し潰す暗黒の大曼荼羅だ。座に繋がっていなくともその威力は絶大…祭典会場はスペアも含めて全て消し飛び、後に残るのは波旬と虚無だけだ!ようこそ皆様、彼の新たな天狗道へ!」

  • 148二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 20:13:42

    「ボクたちはまだ諦めてない!」
    「皆の力が繋がれば、不可能なんてない!あなたたちはどんなに強くても一人なんだ!絶対に負けない!」

    叫んだのは二人のアギラ
    それに続くように、参加者たちは闘志を滾らせ暗黒の曼荼羅を見上げる
    それに応えるかのように、二つの会場の中央に光が集まり始めた

    内原戸「まさか…」

    その光を見た内原戸から、初めて余裕らしきものが消えた

    キング「主催者はある一人のウルトラマンを招いていなかった。普段は並行宇宙の概念になっているからだ…なんとか間に合ったな」

    光が人型を成し、現れたのは黄金に輝く古代の巨人…ウルトラマンティガだった

  • 149二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:33:29

    >>146

    >>147

    >>148

    (平和なフェスタ会場)


    『謎の存在』はため息をついた。

    「いやいやいや、ここはわたしのテリトリーだよ? あいつにはわたしと同じ力なんてないし、波旬がなにをしたところで・・・」

    そこに金色にかがやくウルトラマンがあらわれる。

    「あれ? あの金ぴかは? ふうん、あっそう。じゃあ、まずは、あっちのほうから、ハニーちゃんたちと一般人のコピーの残りを回収して・・・はい、できた」

    『謎の存在』が手をふると、空中に浮かんだスクリーンがふっと暗くなった。


    「とりあえず、あそこらへんを、切り離したよ。あとはねえ・・・」


    『謎の存在』は、にっと笑った。


    「ロボちゃんたち! ちょっと実験してみたくなったんで、スタンバイしといてね! うまくいったら、いっぱいエネルギーと実験素材がとれそう!」

  • 150二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:02:11

    ――唵――

    阿謨伽尾盧左曩 摩訶母捺囉摩抳 鉢納摩 人嚩攞 鉢囉韈哆野吽
    地・水・火・風・空に遍在する金剛界尊よ
    今ぞ遍く光に滅相し奉る!
    天地玄妙神辺変通力離

    虚空に響くは滅尽の真言
    「光は命を消し去る放射線である」と、太陽へ万象の消滅を求める祈り
    座に繋がっておらずともその威力は想像を絶する――内原戸の言う通り、完成してしまえばここには波旬と虚無以外、何も残らないだろう
    しかし、その真言に祭典の参加者を代表し待ったを吐き出す益荒男が一人

    覇吐「相変わらずだな、兄弟。もう一度ぶっ倒しに来てやったぜ」
    波旬「――どうしてまたお前がいるんだ。邪魔なんだよ失せろ!」

    一方、同じ虚無の中に浮かぶ影――内原戸は相対する黄金のティガに対して忌々しさと懐かしさを滲ませて叫ぶ

    内原戸「ティガ…邪神退治のエキスパート…皆の光に応えてお出ましというわけかい?まったくお節介な…」
    ティガ「…」

    ティガは邪性体の恨み言に対し、何も答えない
    覇吐の方へ手をかざすと、彼の翳す大剣・ソハヤ丸が光を纏って変形し、石造りの剣へと変わる

    覇吐「おぅっ、こいつは…“闇薙の剣”?そうか、使わせてもらうぜ!光の人!」

    覇吐は闇薙の剣を掲げ、声を張り上げて会場に呼び掛ける

    覇吐「皆ぁ!この剣にありったけの力を…想いを注いでくれ!」

  • 151二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 00:20:00

    >>149

    >>150

    (平和なフェスタ会場)


    先ほど回収されたウルトラ・キューティ・ハニーが、首を傾げた。

    「誰かが、ドラゴンボールの元気玉をつくるときのセリフを言っているような気がする」

    しんのすけがくるくるとまわる。

    「おらに元気を分けてくれって?」

    そうして、ふたりとも、『謎の存在』のほうをみた。


    『謎の存在』は、面倒くさそうに手をふった。

    「いま、直接あっちとつなげる気はないよ。でも・・・ふうむ。ほかの者に、『元気』を届けてもらおうかの」


    (バトル中のエリア)


    いきなり、戦場につっこんできた金髪に金のオーラに包まれた戦士。

    彼の名は、孫悟空!

    「おーし、ここで間違いないな! 『元気』を届けにきたぜ!」


    手の中に光る黄金の玉を、彼は、ぽーんと、その剣にむかって投げつけた!

  • 152二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 06:01:46

    ――唵――

    阿謨伽尾盧左曩 摩訶母捺囉摩抳 鉢納摩 人嚩攞 鉢囉韈哆野吽
    地・水・火・風・空に遍在する金剛界尊よ
    今ぞ遍く光に帰依し奉る!
    天地玄妙神辺変通力治

    元気玉に込められていたのは、会場に集まった全ての者たちの気と力…それを受け取った闇薙の剣城は眩い光を放ち、覇吐の背後に輝く大曼荼羅を出現させる
    唱える真言は、「光は命の源である」と万物の癒しを太陽に求める祈り

    卍曼荼羅ーー無量大数!
    曙光曼荼羅――八百万!

    光と闇の大曼荼羅が激突
    初めこそ波旬が圧倒的質量で推しているように見えたが…ある人物の介入でそれは覆る

    ヒルメ「叔父上ー!」

    覇吐の娘で、七代目の天ーー天照
    彼女こそ元は波旬の唯我の根源たる畸形嚢腫、つまりは覇吐の本体
    そんな存在からいきなり「叔父上」と呼ばれた波旬は混乱し、一瞬だけ隙が生まれてしまい…

    覇吐「俺の、勝ちだぁあああ!」

    全ての闇を跳ね返す光明の剣により、斬り倒された

  • 153二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 09:57:32

    (バトル中のエリア)

    悟空が首を傾げた。
    「これで終わりか? ・・・ほんとうに?」

    (平和なフェスタ会場)

    ウルトラハニーとしんのすけも顔を見合わせた。
    「・・・そろそろ敵の捨て台詞タイムかしら?」
    「だったらいいんだけどお。捨て台詞を残して逃げるんじゃなくて、やけくそになって攻撃してくるタイプだったら、たーいへん!」

  • 154二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 11:05:57

    波旬「何が叔父上だ…元々俺のなり損ないのくせによ…ああ、まだお前がいたな」

    波旬は真っ二つにされたものの生きており、グリッターティガのゼラデスビームを受けてボロ雑巾となった内原戸に手を伸ばす
    そしていまだに狂乱の笑い声を上げる内原戸を「喧しい」とばかりにーーグシャリと握り潰した

  • 155二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 22:44:00

    >>153

    >>154

    (バトル中のエリア)


    孫悟空は、目を見開き、少し顔をしかめた。

    そして、あきれたようにため息をついた。

    「・・・じゃあ、オレはもう帰るぜ。やれやれ」

    ふっと消え失せる悟空。


    (平和なフェスタ会場)


    ウルトラハニーとしんのすけは、そろって『謎の存在』を見上げた。

    『謎の存在』は、ロボットたちに囲まれて、コンロの前でなにかを準備していた。

    しんのすけが、『謎の存在』のもっているものを指さした。

    「オラ、それ知ってる! ポップコーンをつくるやつだ!」

    『謎の存在』は、にっと笑った。

    「その通り! ある種のとうもろこしを深手のフライパンにいれて、油をたっぷり入れて、蓋をして、火にかけると・・・あーら不思議! 中からはじけて、美味しい美味しいポップコーンになるんだよね!」

  • 156二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 00:54:56

    平和なほうのフェスタ会場に、五代雄介と一条薫と沢渡桜子があらわれた!
    「・・・なんか、ここ、ぼんやりとだけど見覚えがあるような・・・」

  • 157二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 01:41:15

    このレスは削除されています

  • 158二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 09:11:09

    >>116

    (スパ施設)

    コーサスと王妃は、そっと目を見合わせた。

    「・・・あれは・・・なんに見える?」

    「・・・・・・王冠を着てマントをはおった大きなくまむしが、ラクレスと仲良くしゃべっていますわ」

  • 159二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 16:10:47

    >>158

    (ラクレス)「ギラ、頼む。この機会を逃したら、ハーカバーカにいくまで、2度と父上にも母上にもお会いできない可能性が高いのだぞ?」

    (ギラ)「いや、でも・・・」

    大きなくまむしが、悲しそうな目で自分たちをみている。

    コーサスは、ため息をついて、王妃の手を握った。

    (コーサス)「『ギラ』。こちらにきなさい」

    (王妃)「・・・ええ、そうしてください。おかしなことを言ってごめんなさいね、『ギラ』」

  • 160二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 00:07:23

    >>159

    王妃は、思い切って、大きなくまむしの頭をなでてみた。

    「そなたが無事でよかった、『ギラ』」

    ふにっと悲し気に笑うくまむし。

    とりあえず、抱きしめてみると、意外と柔らかかった。

    「あなたに会えて、母は、うれしいです」

  • 161二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 09:30:35

    >>160

    やがて、大きなくまむしは、そっと抱きしめ返してきた。(どうやって?)

    「オレも、うれしいです。母上に会えて」

    王妃は、ぽんぽんと背中を叩いて、くまむしを離す。

    そして、コーサスも、大きなくまむしの肩(・・・肩?)をぽんと叩いた。

    「・・・そなたも、そのう、わたしに言いたいことはいろいろあるだろうが・・・すまん」

    大きなくまむしが、くすんと鼻(?)を鳴らした。

    「・・・オレも、いろいろ言いたいことはあったんですけど、でも・・・もう、いいです。また会えてよかったです、父上」

  • 162二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 19:48:45

    >>161

    目(目?)に涙を浮かべた大きなくまむしにぎゅうっとハグされて、さすがに目をしろくろさせるコーサス!

    「お、おう・・・」

    王妃が、ぽんぽんと大きなくまむしの肩(?)を叩いた。

    「さあさあ、『ギラ』。もうお父様を、離してあげなさい」

  • 163二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 20:05:31

    このレスは削除されています

  • 164二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 23:33:03

    >>162

    「・・・はい。母上」

    ようやく、大きなくまむしが自分を離してくれたので、コーサスはほっと息をついた。

    「・・・と、とにかく! 私も、お前に会えて、よかった」

    「・・・・・・・はい。父上」

    悲しそうな目をして笑う大きなくまむしをみて、コーサスの心は少しだけ、いたんだ。

  • 165二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 08:40:04

    このレスは削除されています

  • 166二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 09:16:41

    >>156

    宝太郎とりんねのキッチンカー「キッチンいちのせ」に気づく3名

    「南瓜の器のかぼちゃうどん? 美味しそう!」と笑う桜子

  • 167二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 20:32:47

    >>166

    (宝太郎)「ほんとに美味しいですよ!」

    (りんね)「かぼちゃの器は崩れやすいので、深皿にいれて提供しています! これで穴が開いちゃっても大丈夫ってことで」

  • 168二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 00:39:01

    >>167

    (雄介)「じゃあ、かぼちゃうどん、ください!」

    みんなで美味しくいただきました

  • 169二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 09:44:27

    >>164

    (これは、ひょっとしたら、「宇蟲王」を違う意味で受け継いでしまったギラ?)

  • 170二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 20:14:57

    >>164

    そうして、その大きなくまむしは、コーサスと王妃に笑いかけた。

    「父上。母上。わたしは・・・ハーカバーカには、いけないかもしれません」

    コーサスと王妃は、そっと顔を見合わせた。

    ダグデドの寿命は、きっと長かった、はずだ。

    人間よりも、バグナラクよりも。

    下手をすると、チキューという惑星そのものよりも。

  • 171二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 00:19:05

    >>169

    (それか、はじめから実はダグデドに生き物として近かったギラか、どっちかって感じかな)

  • 172二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 05:00:59

    このレスは削除されています

  • 173二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 05:06:24

    クイン「先ほどは素晴らしい働きでしたよ、アギラさん。邪神と第六天を前に啖呵を切れるなんて、並大抵のことじゃありません。あなたの一声が、奇跡を呼んだと言ってもいいくらいです」
    アギラ「ううん。きっと、みんな同じ気持ちだったからです。クインさんも、レッドマンも、無慙もみんな」

    クインに賞賛され、嬉しそうにしながらも謙遜するアギラを見て、無慙は嬉しそうに口角を吊り上げていた

    無慙「怪獣娘のアギラ…大したものだよ。あれは貴様の女か?」
    レッドマン「違う。しかし怪獣殺しと呼ばれていた私に、勇気をもって接したことは賞賛している」
    無慙「武才は凡庸ながら、他者を理解する力に秀でている…ああ、実に理解できる」
    レッドマン「それだけではない。生まれ変わった怪獣娘の中で、アギラだけがウルトラ戦士との繋がりを保っていた。あの娘は今も、主だった戦士の声を聞いている」
    無慙「…俺の生まれた時代では、全てが曖昧だった。昨日の善は今日の悪となり、全ての生命が殺し合いを続ける不毛な世界だ。あそこで饅頭を頬張っているクソ女(真我)がそう仕組んだのだがな」
    レッドマン「だから貴様は、住民を皆殺しにして己に取り込み、曖昧な世界を滅ぼしたと」
    無慙「そういうことだ。真実は不変。俺は今も昔も変わらず、殺戮のための凶器だ。しかし、不変の忠誠心…それも悪くない」

    不変を奉じる無慙の真核が、アギラの在り方に賞賛を送る
    レッドマンは何も言わないが、同じく満足げにしていた

  • 174二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 09:46:05

    >>155

    >>173

    (謎の存在)「よーし、じゃあ、今度こそおしまいかな?」

    謎の存在が手をふると、レッドマンたちがいる場所がみるみる修復され、もとのフェスタ会場になった。

    (スタッフロボたち)「では、お客様! ゆっくり楽しんでいってくださいね!」

  • 175二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 16:45:52

    >>168

    その目の前を通り過ぎていく別の世界線から来た五代一家

    五代父と五代母が真ん中の10歳の雄介と手をつないで笑いあっている

  • 176二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 18:31:30

    一方、闘技場は新たな熱気に包まれていた
    リングの上では、黄金に輝く聖槍を手にした神殺しと黒い金棒型の武器を手にした闇の超人が激しい衝突を繰り返す

    「ハイドリヒ卿ー!」
    「ベリアル様ー!」

    周囲では彼らの爪牙たる大勢の配下が互いの勢力に負けじと声援を送り合い、激闘は益々加熱するが、その声援を受けている当の本人たちはもはや互いしか見えていない

    黄金(ハイドリヒ)「良い闘気だ。久々に胸が高鳴る…ベリアルと言ったか?卿にも多くの爪牙がいるのだな。そのギガバトルナイザーという武器も、中々に質が高い」
    ベリアル「貴様こそ随分慕われてるじゃねえか。伝説の聖槍にも噓偽りはなさそうだ」

    再び衝突する両者
    万象を焼き焦がす輝きと、宇宙を塗り潰す闇が迸り渦を巻く…もはや爪牙たちは失神寸前だ

    ベリアル「宇宙を支配する神の座…興味が湧いたぜ。いずれ俺が奪い取ってやる!」
    黄金「く、ククク…面白い!まだまだ楽しませてくれ!」

    ロボットたちが結界の増強と修復に苦労する中、両者は戦いの快感を味わい続けていた

  • 177二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 00:25:59

    >>175

    大人の五代雄介の目が一家をみて、微笑み・・・

    そして、ぎょっとした顔で2度見した!

    「・・・え? 父さん? 母さん? ・・・なんで?」

  • 178二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 10:44:31

    そこで、サイレンがなった。
    『お楽しみ中の皆様。この楽しい楽しい宴も、明日の夜明けで終焉を迎えます! フェスタが終われば、みんな、もときたところに戻ることとなります。それまで、どうか、このフェスタをお楽しみください!」

  • 179二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 19:04:42

    >>177

    アナウンスをきき、五代一家を追いかける五代雄介。

    そして、雄介をおいかける一条さんと桜子さん!

    「まって! まってくれ! 父さん! 母さん!」

  • 180二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 19:29:08

    黄昏「終わっちゃうのは寂しいね…でも、たくさんの人たちと仲良くなれて嬉しい」
    刹那「ああ。俺も久々に楽しめたよ」
    水銀「さあ、獣殿。楽しい戦もそれまでに…我々も帰りますぞ」
    黄金「致し方あるまい。次の祭りでも闘技場があれば良いが」
    明星「ふむ…この騒がしさを知ることができたのも、多少は有意義であったかな」
    無慙「あのガキ(波旬)も連れて行くぞ。欠けては困るのだろう」

    真我「そうだな。我々とナラカの戦いはまだ終わっていない。しかし…この祭りで出会った者たちとの繋がりが、新たな支えとなるかもな」
    曙光「さあ叔父上、帰る支度をするのじゃ!」
    ヨミ「波旬様は今真っ二つですから、我々が引っ張っていくしかありませんね」
    波旬「ああうるさい…煩わしい…」

  • 181二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 21:44:08

    >>179

    五代父と五代母、そして子供の五代雄介が、びっくりした顔でふりむいた。

    「・・・え? 誰?」

    「なんか、見覚えがあるような・・・?」

    そうして、子供の雄介が、大人の雄介を指さした。

    「このひと、僕にすごくよく似てる」

  • 182二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 01:07:34

    すでに日の暮れているフェスタ会場に、ドラえもんたちの作った特撮映画『超大作特撮映画「宇宙大魔神」』の登場人物たちやってきた!
    「やや、ここはどこだ!?」
    油断なくあたりを見回すウラドラマン!
    「みんな、気をつけてくれ! これも宇宙大魔神の陰謀かもしれない!」

  • 183二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 10:39:41

    >>182

    (あれは、ヒーロー役はドラえもん、ジャイアンをだまして悪役を演じさせ、少年少女隊員はのび太の仲間たちと出木杉君と近所の子供たちだったはず。監督は出木杉君で服のデザインはスネ夫だったんだっけ)

  • 184二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 19:47:07

    >>183

    (たぶん、少年レンジャー部隊隊員たちにいちいち名前はついていないと思うので、役を演じた人の名前と同じでいいんじゃないかな)

  • 185二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 01:01:20

    >>182

    そこにロボットたちがやってきて、いろいろ説明してくれた!

    (野比隊員)「ご飯がただなんだって!? 最高じゃん!」

    (源隊員)「本当にそうね。あちこちから美味しそうなにおいがするし・・・」

    (ウルドラマン)「まったくもう。君たちときたら・・・」

    (出木杉隊員)「あ、ウルドラマン。あっちの屋台では、どら焼きを焼いているようですよ!」

  • 186二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 09:56:47

    >>185

    「な、なんだってえ!?」

    超音速でどら焼き屋台に向かって走るウルドラマンと、それを追いかける少年隊員たち!

    「もう、ウルドラさまったら・・・」

    笑う源隊員。

  • 187二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 20:31:13

    >>186

    (ジャイアンは悪役なので今回は仲間はずれなのかな?)

  • 188二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 23:13:40

    >>186

    そこにジャイアン大魔神があらわれた!

    「よし、あのやっかいなウルドラマンがどら焼きに夢中になっている間に、コンサートをしよう! これで俺様は、また一歩、真の宇宙支配に近づくのだ!」

  • 189二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 10:01:56

    >>188

    ところかまわずコンサートをはじめるジャイアン大魔神!

    頭を抱える少年少女隊員たちおよびフェスタのお客様!

  • 190二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 21:24:09

    >>189

    (思ったよりキツイな攻撃だった!)

  • 191二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:33:00

    >>189

    異常に気付いたウルドラマンは、必死でどら焼きの残りを飲み込み、空へと飛びあがった!

    「まて、大魔神! わたしが相手だ!」

    しかし、敵のあまりの音痴さに、思わず空中でふらついてしまう!

  • 192二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 09:15:24

    >>191

    そこでかけつけてきたロボたちが、ジャイアン大魔神とウルドラマンと少年少女隊員たちを闘技場にテレポートさせた!

    「そこでなら、戦ってもいいですよ! 死傷者をださないならね!」

    「ほう、そうなのか・・・」とコンサートを再開する大魔神、耳をおさえてうずくまるウルドラマンと隊員たち!

    「・・・まってくれ。みんな、これを!」と人数分の耳栓を差し出す出木杉隊員!

  • 193二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:15:20

    >>192

    (さすがは出木杉君だ、アナザー世界バージョンでもデキる奴!)

  • 194二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:50:14

    >>192

    結局、ウルドラマンが戦い、ジャイアン大魔神のコンサートを中断させた!

    「覚えてろよ!」と逃げ去る大魔神

    「さすがはウルドラマン様!」と目を輝かせる源隊員

    「やった! やった!」と勝利を喜ぶ少年少女隊員たち


    しかし、それから30分もしないうちに、ウルドラマンと少年少女隊員たちは、スパ施設のお風呂で大魔神と鉢合わせすることとなった!

    まあ、こんなものである。

  • 195二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:53:50

    >>170

    やがて、もとの場所に帰る時間がやってきた。

    コーサスは、ラクレスを抱きしめ、頭をなでる。

    「・・・本当に、すまなかった。これから、どうか、どうか、幸せになってくれ」

    一方、王妃は、スズメをそっと抱きしめていた。

    「これからも、ラクレスをお願いしますね?」


    そうして、コーサスと王妃は、ちょっと離れたところから自分たちをみつめている大きなくまむしをみた。

    そっと、『ギラ』のもとに歩いていく王妃。

    「・・・ハーカバーカには、来てもこなくても大丈夫ですよ。生き物なら、いつかは死ぬものだし・・・あなたも、生き物なんでしょう? だから、問題ありません」

    そっとつぶやき、おおきなくまむしを抱きしめる。

    「あなたも、この先、幸せな時間がたくさんありますように」

  • 196二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 20:26:22

    >>181

    五代一家(子供の雄介とその両親)と五代雄介と一条さんと桜子さんは、少し話しただけで自分たちがおそらくは違う世界線からきたのだろうと思った。

    なにせ、子供の雄介が、「これ、ゲゲルなの?」とごくごく普通の口調できいてきたのだ。

  • 197二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 02:17:35

    そうして、やがて、楽しい祭りは終わり、人々は、なごりを惜しみながら、もと来た場所に送り返されていった。

  • 198二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 02:19:57

    (謎の存在)「次はどんなお祭りにしましょうか? やっぱり、冬のお祭りかな?」
    (ロボットたち)「いいですねえ!」

  • 199二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 02:20:19

    ではまた

  • 200二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 02:20:30

    これにて完走!

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