- 1二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 17:58:03
- 2二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 17:59:19
らんまだ!懐かしい
- 3二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 17:59:54
あざらし
- 4二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 17:59:57
ボルゾイ
- 5二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:00:06
- 6二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:00:08
白犬
- 7二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:00:20
グレートピレニーズ
- 8二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:01:03
白い犬に決まったけどサイズは??
- 9二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:02:09
凪の体格なら大きい犬かなー
- 10124/10/09(水) 18:02:15
玲王「そろそろ着くぞー凪!」
凪「もう疲れたぁ…。今日はここらで止まっとこうよ、玲王」
玲王「あと少しだからだぁめ、ほらラストスパート!」
凪「だーーーもーヤダはい疲れた歩けませーん。足折れた細胞死んだ心臓止まった…」
玲王「ならお前ゾンビだろ」
凪「ナギ・オブ・ザ・デッド…」
玲王「ったく…しょーがねぇなぁ」
凪と玲王は、中国の山中を歩いていた。先ほどまでは二人で。現在は、玲王が凪をおんぶしながら。自分よりも小さい体に遠慮なく全体重をかけながら、凪は玲王の首筋に顔を埋めて目を閉じていた。
そのまましばらく心地良い揺れに身を任せていると、玲王の歩みが止まった。目を開けると、多くの泉が湧いている一帯へと足を踏み入れていた。その数は大小合わせて100以上あるだろう。 - 11124/10/09(水) 18:02:54
凪「どしたの玲王。なんか池みたいなのがたくさんあるね」
玲王「こんな場所、聞いたことないな…ちょっと近くまで行ってみようぜ!」
凪「もー、落ちたら大変なのに」
玲王「大丈夫大丈夫!この俺が足滑らす訳ねぇだろ♪」
玲王は慢心してフラグを建設しながら、多くの泉のうちの一つへと近付いていく。こういう時の玲王はなぜかピンチに陥りやすいと経験則から判断した凪は玲王の背中からそっと降り、玲王を見つめていた。
玲王が一つの泉の近くに膝をつき、水面を覗き込もうとした時…… - 12124/10/09(水) 18:05:08
?「あいやーーーっお客さん危ない!」
玲王「っ、うわぁっ!?」
凪「玲王!」
突然後方から聞こえてきた大声に驚いてバランスを崩した玲王が泉に落ちかけた瞬間、凪は咄嗟に玲王を抱き抱えてから、泉と反対方向へ押し上げた。
そして、その反動で自分は勢いよく泉に落ちた。
「な…凪ーーっ!」
「あ〜〜っ落ちてしまた。だから忠告したのに」
「誰だてめぇは!いやそんなことはどうでもいい!凪ーーっ!」
「その泉は白犬溺泉!七十年前白くてデカい犬が溺れたという悲劇的伝説が」
「凪ーーっ!」
悲痛な叫び声をあげる玲王に早く無事を伝えなければと凪は思ったが、なぜか体が思うように動かせない。
水中から確認できるはずのない玲王の表情と声を鮮明に認識しながら、凪は意識が遠のくのを感じた。 - 13二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:10:29
凪ーーっ!!!
- 14124/10/09(水) 18:12:49
そこで凪は目を覚ました。
全くおかしな夢だった。凪たちはブルーロックにいるのに、なぜか中国にいる夢だなんて。しかし、妙にリアリティのある夢でもあった。
隣のベッドで寝ている玲王の様子を確認する。
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.まだ寝ていた
2.ベッドにいなかった
- 15124/10/09(水) 18:18:20
玲王はまだ、隣のベッドで安らかな寝息をたてている。
凪は、玲王のことをdice1d3=1 (1)
1.恋愛的な意味も含めて大好きだと自覚している
2.恋愛的な意味を含むことに気付いていないが大好きだと自覚している
3.まだ恋愛的な意味を含まないが大好きだと自覚している
- 16124/10/09(水) 18:26:00
大好きなかわいい玲王の頬に触れたくなったので、音をたてて起こしてしまわないように気をつけながら、体を起こそうとした。
しかし、体が思うように動かせなかった。
この感覚は、夢で味わったのと同じような……
嫌な予感がして、凪は自分の体を見下ろした。
それは犬だった。
凪の元の体毛と同じ色の長毛が、体中を覆ってもふもふしている。
凪は、dice1d3=2 (2)
1.なぜかそれほど驚かずに受け入れて対処法を考え始める
2.ちょっとびっくりして固まる
3.びっくりしてわんと鳴き声を発してしまう
- 17二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:35:22
ちょっとびっくりして固まるわんこかわいい
- 18124/10/09(水) 18:35:54
「……」
凪はその場で固まった。
人間、受け入れ難い事実に直面すると固まってしまうのだな、と寝起きの頭の冷静な部分が考えている。
無理もないだろう。朝起きたら犬になっていたのだ。原因も何も…
と、そこまで考えて、凪は先程まで見ていた夢の存在を思い出した。
「ん……」
「!」
隣のベッドで、玲王が身じろぐ音がする。
起こしてしまったか。
凪は、dice1d3=3 (3)
1.玲王にこんな変な姿見られたら怖がらせてしまうのでは?逃げる!
2.玲王ならなんとかしてくれるかも!じっと見つめる!
3.寝起きの玲王が見たいのでここから動かない!
- 19二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 18:39:43
エゴイスト凪!
- 20124/10/09(水) 18:45:06
凪は一瞬身を隠そうかと思ったものの、普段玲王に起こされるのを良い子に待っている自分にとって、玲王の寝起きの顔を見られる機会は大変貴重なものであった。
凪はその場におすわりをして、玲王が起きるのを待つことに決めた。
そして、玲王は、目覚めた瞬間に見知らぬ白い犬と見つめあうことになる。
玲王は、dice1d4=2 (2)
1.びっくりして声を出してしまう
2.びっくりして逃げ出してしまう
3.なぜか自然と受け入れる
4.凪?と尋ねる
- 21124/10/09(水) 18:59:35
寝起きの玲王は、いつもよりぽーっとしていてかわいい。凪はのんきに、今日早起きして良かったなーなどと考えていた。
しかし寝起きのかわいい玲王と数秒間見つめあった後、あれ?そう言えば俺今犬だったよな?と気付いた。
「ひゃああ!?」
玲王は眠気も吹き飛んだようで、ベッドの上ですぐに後退った。
「わん…(玲王…)」
「な、凪…どうしよ、犬がいる…起きろ凪、えっ、な、凪がいない!!犬がいる!凪がいない!?」
「わん…(俺が凪だよ玲王…)」
どうやら犬がいるのに凪がいない(?)ことに完全にパニックになってしまったらしい玲王は、凪ー!と叫びながら部屋を出ていってしまった。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.玲王が俺を呼んでるので走って追いかける!
2.怖がらせてしまったことを申し訳なく思いつつ、部屋に残って解決策を探す
- 22二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:06:37
玲王の慌て方可愛くて笑った
- 23二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:09:30
もう可愛い
神スレ - 24二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:14:39
玲王大好きなデカわんこ凪かわいすぎる
- 25124/10/09(水) 19:22:22
凪は、自覚は薄いものの、かなり気が動転していた。
自分がどのような状況に置かれているのかはわからないが、とりあえず、玲王の言うことは絶対なのである。
つまり、玲王が自分を呼ぶのなら、何があろうと玲王の側にいなければならない!
「凪ーーっ!」
「わん(玲王!)」
「どこだ凪っ、起きたら白い犬が、あーーッ追いかけてくる!?」
「わん(玲王!)」
「凪ーーっ!」
「わん!(玲王!)」
凪は天才であった。
最初のうちは大きな犬の体の動かし方がわからず玲王との差は開く一方だったが、だんだんとコツを掴み、今は既に玲王のすぐそばまで迫っていた。
「っ、うわぁっ!?」
「!」
その時、玲王は足をもつれさせ、勢いよくバランスを崩してしまった。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.玲王を支えるために玲王の体の下へ入り込む
2.玲王を支えるために玲王の体の横へ入り込む
- 26二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:36:51
これは天才健気忠犬…
- 27二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:41:07
御曹司は今まで接したことがなくてデカ犬耐性があまりないのかもしれない
それにしても二人?ともかわいい - 28二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:51:20
凪は咄嗟に玲王の体の下に入り込んで、その体を支えた。まるで、玲王を助けるのはマストだと最初から決まっていたかのように、自然と体が動いた。
「!お前、」
「わん(玲王、大丈夫?)」
玲王は凪の大きな体に支えられて、転ばずに済んだ。
少しの間目の前の白い犬と見つめあい、信じられないことだがこの犬が自分を助けたのだと理解すると、慌てて犬の体に怪我がないか確認する。
「だ、大丈夫かお前!ごめんな、俺、下敷きにしちまって…」
「わん(俺は大丈夫だよ。玲王軽いし…あっそんなとこまで触るの?)」
そしてどこにも怪我がないことを確認すると、一息ついた。
玲王は、dice1d2=2 (2)
1.お礼に全身なでなでしてくれる
2.お礼にキスしてくれる
- 29二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:55:17
すごい全方位かわいいが大渋滞してる
- 30124/10/09(水) 19:58:38
- 31二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 19:59:32
おそらくモフモフの尻尾が嬉しさですごいことになってしまう
- 32二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:11:06
すごいぞダイスの女神も可愛さに夢中だ
- 33124/10/09(水) 20:13:58
「お前、俺のこと助けてくれたんだな!ありがとな〜!」
「わん(玲王〜)」
さっきとは打って変わって安心したような笑顔を向けてくれる玲王に、凪はご満悦であった。
顔のあたりをわしゃわしゃと撫でられて、しばらく心地よさに目を閉じる。
「なんか、お前、凪みたいだ…」
「!」
「天才だし、白いし、デカいし、俺のこと助けてくれたし…」
一瞬驚いて玲王の表情を伺ったが、どうやら本当にそうだとは思っていないようだ。
変わらず穏やかな笑みを浮かべた玲王は、凪の首もとに抱きついてきた。
そして。
「ありがとな、天才犬…♡」
頬のあたりに温かくて柔らかいものが触れて、離れていった。
凪は、dice1d3=1 (1)
1.俺、ずっと犬のままでいいかも…と思う
2.人間の時の俺にはしてくれたことないのに!と思う
3.脳内に宇宙が広がってしまう
- 34二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:18:07
お前お前お前ーー!www
犬のままじゃ、色々出来ないだろ!!!() - 35二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:33:36
なんだこのスレ、めっちゃ癒される
ダイスの内容も優しくてどれに転んでも辛い展開にならないようにしてくれてる
今のワイにはとても染みる…
凪わんと玲王かわええ… - 36二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:35:02
選択肢が全部いい
- 37二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 20:39:18
玲王に、頬へキスをされた。
その事実が、凪から、今自分の置かれている奇妙奇天烈な状況を脱するという選択肢を奪ってしまった。
「んー?お前、急に甘えたになったなぁ?よしよし!」
「わん(玲王〜もっと撫でて〜)」
そもそも現時点では戻り方すらわからないのだから、どうしようもない。
よって、今できる最善とは、人間の姿ではできないこと…つまり、玲王に甘え倒すことなのである。
凪は真剣にそう考えた。
(俺、ずっと犬のままでいいかも…)
そんなことを考えてしまうほど、玲王からのキスが嬉しかったのである! - 38二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:06:58
全部可愛いが特に最後の文章が可愛すぎる
- 39二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 21:37:18
このスレの玲王→凪の認識が天才でデカくて白くて俺のこと助けてくれる…なの可愛すぎる
もちろん犬凪も可愛い - 40124/10/09(水) 22:04:36
- 41二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:06:30
ざんてつ!
- 42二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:07:33
千切
- 43二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:07:48
カイザー
- 44二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:07:50
クリス
- 45二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:08:04
ネス
- 46二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:08:19
潔
- 47124/10/09(水) 22:29:08
その時、凪と玲王の走ってきた方向から、スクイズボトルを持ったままネスが現れた。
「わっ、本当にいた…白くて大きな犬だ」
どこか目を輝かせているように見える。
「あー、そういや俺たちブルーロック中走り回っちまったもんな…。朝からうるさくしてすまねえ」
「いえ、僕は別に。ちょうど支度をしていたところで…。それより、なんですが…その犬ってもしかして」
「こいつなー、朝起きたら部屋にいたんだよ。どこから来たのかもわかんねえ」
それを聞いたネスが、更に目を輝かせる。
ネスは、dice1d3=2 (2)
1.じゃあ、あの人が魔法で犬になったんじゃ?と玲王に尋ねる
2.その犬、あの人に雰囲気似てますよね…?と玲王に尋ねる
3.凪さんですか?と凪に尋ねる
- 48二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:31:12
ネスは魔法で凪が犬になったと思ってる?
- 49二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:51:01
流石魔法使い志望話が早い
- 50124/10/09(水) 22:55:08
「その犬、あの人に雰囲気が似てますよね…?」
その瞬間、凪はぎくりと身をこわばらせた。非常にまずい。
先程まで尻尾を振り回しながら玲王に甘えていた犬とは別犬のように姿勢を正しながら、玲王の反応を伺った。
玲王は、dice1d3=1 (1)
1.お前もそう思う?実はさっき…と先程の出来事を話そうとする
2.だよな似てるよな!白いしデカいし!と言う
3.確かに、凪が犬になったらこんなかんじかもな〜と言う
- 51二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:57:03
ここぞとばかりに甘えていたのがバレてしまう!!!笑笑
- 52二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 22:57:53
凪ピンチで草
- 53124/10/09(水) 23:14:18
「えっ、あの人って…凪のことか?やっぱお前もそう思う?」
玲王は弾んだ調子でそう言った。似ているとは思いつつも、本当にこの白い犬が凪であるとはまだ全く思っていない様子であった。
「そりゃそうです!外見とかそのまんま凪さんでしょ」
「白くてデカいし似てるよな?実はさっき、俺が転びかけて…」
玲王には悪いと思いつつ、その先をネスに聞かせる訳にはいかなかった。
玲王と違ってネスは、どうやら本気でこの犬が凪であると思い始めている様子だった。
そんなネスに凪が凪であるという材料を与えてしまえば、ネスとの会話の中で玲王も(あれっこいつ凪か?)と気付いてしまいかねない。
凪は、dice1d2=2 (2)
1.玲王の服の裾を引っ張る
2.ネスのスクイズボトルにじゃれつく
- 54二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 23:16:38
おお、犬の仕草をして巧妙に人間バレを防ぐか!頭いいな!凪わん!
…いや、元々超進学校に通えるくらいのエリート190センチだったわ… - 55二次元好きの匿名さん24/10/09(水) 23:23:23
もしかしてそこにお湯入ってない…?
- 56124/10/09(水) 23:51:21
凪は、ネスの持っているスクイズボトルに目をつけた。支度をしていたところだったとの言葉通り、キャップがきちんと閉まっていなかったのだ。
そして、勢いよくじゃれつくようにしてスクイズボトルに手をかけようとした。
「わん(えい)」
「うひゃぁっ!?」
予想外だったのは、凪がボトルを弾くより前に反応したネスが、凪を避けようとしてボトルを傾けてしまったことである。
凪の想定では床一面を水浸しにしてしまうはずだったのだが、その水は凪とdice1d2=に降りかかった。
1.玲王
2.ネス
- 57124/10/09(水) 23:53:04
- 58二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 00:27:07
水なら凪わんこはわんこのままか?
- 59124/10/10(木) 01:30:16
「ひゃ、つめたっ!」
「うわぁっ大丈夫か!こらっ、えっと…犬!急に飛びついちゃダメだろ?」
「わん…(反省)」
「ごめんなさい、キャップきちんと閉めるの忘れてたみたいです。犬も濡れちゃって…」
玲王をずぶ濡れにすることはなかったものの、凪の毛とネスの服はかなりの水分を含んでしまっている。
ボトルの中身は水だと思っていたが、どうやらスポーツドリンクのようなものであるらしい。甘い香りが漂っていた。
「一度着替えた方が良さそうですね。犬も一度洗って乾かしてあげた方がいいかな」
「そうだな…早く洗ってやりたいけど、俺ここ片付けないといけないし…悪いネス、こいつ風呂入れてやってくんね?」
「えっ良いんですか…じゃなくて、仕方ないですね!でも君一人に掃除させるのは気が引けるような…」
「いやいや、無事なの俺だけだから当たり前だって。結構濡れてるし風邪引いちまうから、早く風呂行ってこいよ。悪いけどこいつのことよろしくな!俺もここ片付けたらすぐ行くから」
そのような会話を交わした後、凪とネスは玲王と別れ、風呂へと向かった。
ネスは、dice1d3=3 (3)
1.さっきの行動は犬のようだったし、やっぱりこの子は普通の犬なのかなと思っている
2.いくら犬っぽい行動をしていても元人間が犬のフリをしている可能性だってあるし、まだ魔法を諦めていない
3.この子が凪でないとしたら、この子は魔法でブルーロックの外から連れてこられたのでは?と新たな可能性を見出している
- 60二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 01:35:38
ひとまず危機は脱したな!良かった良かった!
あれ……?風呂…… - 61二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 01:41:01
風呂はあかーん!w
- 62二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 02:15:07
「まったく、君もわんぱくな子ですね。さすがに、何か特別な事情もなく人間があんな行動取るとは思えませんし…やっぱり君は普通の犬なのかな」
「わん(そうに決まってるじゃん)」
甘えまくっていた相手にどうしても正体がバレたくなかったというのは特別すぎる事情なので、ネスの言っていることは正しかった。
「でも、普通の犬がこの施設の中に自然と入ってくる訳ないですし。ねえ君、もしかして…外から連れられてきた?例えば、そう、魔法みたいな力で…とか」
ネスの凪を見る目が再び輝き始めた。
凪だって自分がどうしてこのようなことになっているのかわからなかったが、これが夢の続きでないのなら、それこそ魔法のような力が働いたと考えるべきなのだろうと思っていた。
服を脱いだネスは、凪を連れて浴場へと繋がる扉を開いた。
朝の浴場には誰もいなかった。
「さすがに誰もいないか。まあ君はあまり人に見られない方が良いかもしれませんし、好都合ですね。あ、まだ湯船入っちゃダメですよ。先にシャワーでべとべとを洗い流さないと」
「わん(知ってる)」
「…君、良い子ですね?やっぱり元人間だったり…」
ぎくりとした凪は一足先に浴場へと足を踏み入れ、そのまま湯船に浸かるそぶりを見せようとした。
慌ててネスがついてくる。
「こらこら、もう、仕方ないですね」
ネスが急いで近くのシャワーヘッドを壁から外し、凪へと向けた。
出てきたのは、dice1d2=1 (1)
1.水
2.お湯
- 63124/10/10(木) 02:23:40
- 64二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 02:25:35
あっ
- 65124/10/10(木) 02:50:05
シャワーヘッドから出てきたのは水だった。凪は目を閉じて、冷たい水流を浴びた。
冷たさに驚いたネスが、一度シャワーヘッドを自分の方へ向ける。
「わっごめんなさい、最初はちょっと冷たい水が出るんです。…これくらいならいいか」
再度向けられたシャワーヘッドからは、お湯が出てきていた。別に水でも良かったけど、と思いつつ、凪は再び目を閉じて温かい水流を浴びた。
少しして、その水流が止むのと同時に、シャワーヘッドが床に落ちる音が聞こえた。
凪は目を開けた。
視界の端に見える鏡には、慣れ親しんだ人間の自分の顔が映っている。
「……あ?」
ネスは、dice1d2=2 (2)
1.びっくりして声を出してしまう
2.びっくりして声も出せない
- 66124/10/10(木) 03:25:33
鏡を見て、自分の体を見て、凪は自分が元の体に戻ったことを理解した。
それから、やっとネスの方に視線を向けた。
「……」
ネスの目は驚きに見開かれている。
しばらくその場に沈黙が落ちる。
「あの…さっきの、犬は…」
「俺。でも今戻ったみたい」
「それって…もしかして」
「俺も正直色々とよくわかってない。けど一つだけ確かなのは…これが絶対に玲王にバレちゃいけないってことだ。もうすぐ玲王が来る。それまでに、この状況をどうにかしなきゃいけない。悪いけど協力して」
ネスは混乱する脳内の事情をひとまず置いておいて、首を縦に振った。
「あ…後で絶対に話聞かせてくださいよ!」
凪は、dice1d3=3 (3)
1.凪は朝から風呂に入ってて、犬はアンリちゃんたちに預けたことにしようと提案する
2.玲王が浴場に来ること自体を阻止しようと提案する
3.玲王が朝見たのは全て夢であったと言い聞かせようと提案する
- 67二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 03:37:00
ひとまず人型に戻った!
凪、自分の体が戻ったことより玲王にバレないようにすることをめちゃくちゃ意識してるのおもろい
そしてこれは多分…二人とももう二度と凪は犬にはならないと思い込んでる? - 68124/10/10(木) 04:05:58
「もう、玲王にさっきまでの出来事は全て夢だと思わせるしかない」
「なんて無謀な」
「つまり犬は最初からいなくて、玲王がブルーロック中を走り回った事実もなく、ネスと話した事実もないということにする」
「無謀…」
「じゃあ、犬は最初からいなくて、朝起きた玲王がブルーロック中を急に走り出したのを俺も追いかけてて、途中でネスとぶつかってスポドリぶちまけたことにする」
「もしかして結構動揺してます?」
やはり気が動転している凪は、無茶に思えるような提案を繰り返す。
しかし、制限時間が刻一刻と迫っているのも事実。結局二人は、凪の提案通りに作戦を組み立てるしかなかった。
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.すぐに来たので十分な話し合いはできなかった。アドリブ力が試される!
2.ある程度時間が経ったあとに来たので十分な話し合いができた!
- 69124/10/10(木) 04:34:18
玲王に吹き込む嘘の大筋が固まったところで次は詳細について話し合おうとした時、浴場の扉越しに玲王の声が聞こえてきた。
「ネスー!大丈夫か?ごめんな遅くなって!」
「!は、はーい!大丈夫です!…早くないですか?」ヒソ
「玲王は何でもできるから。あれくらいの掃除なんてすぐに終わらせちゃう」ヒソ
「なんで得意気な顔してるんです」ヒソ
浴場の扉が開き、タオルを腰に巻いた玲王が現れた。
「悪い、掃除用具探してたら時間かかっちまって…って、凪!」
「玲王」
玲王に名前を呼ばれるのが嬉しくて、自分と目が合った瞬間ぱっと笑顔になってくれるのが愛おしくて、凪はこれからつかなければならない嘘のことなど忘れてしまいそうになる。
「なんだよもー、ずっと風呂入ってたのか?今朝はお前を探して走り回ったっていうのに、どこにもいなかったし…」
ごめん玲王。
「どこにも?俺、ずっと玲王の側にいたよ」
「…え?」
「玲王が起きて、急に出ていっちゃってからも追いかけてた。ネスとぶつかってドリンクでべとべとになってからは、俺たちは風呂に来たけど。玲王、何か夢でも見てたの?」
玲王は、dice1d2=2 (2)
1.あれが、夢…?と信じてしまう
2.犬は?と尋ねる
- 70124/10/10(木) 04:51:58
「え、じゃあ…犬は?」
「犬…?玲王、夢の中の話と混ざっちゃってるんじゃない?」
「!」
玲王が目を見開き、それから少し寂しそうな表情をしたのを見て、凪の心は罪悪感で張り裂けそうになった。
「そ、そうか…あれ、夢か。確かに、起きたら隣に犬がいるだなんておかしいもんな!」
「玲王…」
「夢にさ、お前に似た犬が出てきたんだよ。そいつも天才で、白くてデカくて、お前みたいに俺のこと助けてくれたんだ」
「……」
「ネスもぶつかっちまってごめんな、怪我とかなかったか?」
「い、いえ…僕は大丈夫です」
玲王が今無理に表情を明るくしようとしているのが感じ取れて、凪は我慢ができなくなった。もちろんどんな表情をしていても玲王のかわいさが損なわれることは決してない。
しかし、それでもやっぱり、男として、好きな子には笑っていてほしいのである。
凪は、dice1d2=2 (2)
1.自分が犬であることを打ち明けようとする
2.自分が犬になると宣言しようとする
- 71二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 05:18:28
犬宣言はやめなさいw
- 72124/10/10(木) 05:54:40
「玲王ごめん待って、俺が…」
凪は、自分はもう犬の姿になることはできないが、犬の分まで玲王の側にいることはできると考えた。
それを伝えようとして凪の中で一生懸命に生成した「俺が玲王の犬になるよ」という言葉を、玲王に伝えようとした瞬間。
玲王のほうへ勢いよく足を踏み出した凪は、先程自分たちが濡らした床で滑ってバランスを崩した。
「うわっ」
「凪!」
バランスを崩した凪は、転ぶことはなかった。
しかし、転ばないように手を付いた場所が悪く、シャワーから勢いよく水を出してしまった。
そして、凪はその水を全身に浴びることとなってしまったのだった。
「わん(つめてっ)…わん?(あれ?)」
「え」
「!?」
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.犬になった凪に触れて存在を確かめた
2.驚きすぎて気を失った
- 73124/10/10(木) 06:09:24
「な…なぎ…?」
突然のことに驚いて凪もネスも動けないでいる中、玲王は再び目の前に現れた白い犬にそっと近付いた。
そして、顔のあたりの毛に優しく触れた。犬が全く嫌がっていないことを確認した後、触れる面積を広げていく。
そして、確信する。
「お前…さっきの犬、だよな」
「……」
凪はどう答えたものかと迷い、口を閉ざすしかなかった。
「なあネス、教えてくれ。凪は夢だって言ってたけど、俺やっぱこいつに助けられたんだ」
「……」
「さっきまでここには凪がいて、今は凪が消えてこいつが現れた。なあ、これって、」
ネスは、dice1d2=2 (2)
1.かなり動揺している
2.ちょっと冷静になれた
- 74二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 06:11:34
俺が玲王の犬になるよって宣言する前に変わって良かった!
宣言しようとした通りになってはいますが… - 75124/10/10(木) 06:30:07
ネスは考えた。
作戦は事故により破綻してしまったが、凪はその目的について「犬が凪であると玲王だけにはバレないこと」だと話していた。
つまり、自分が今やるべきことは、ある意味で先程までと真逆のことである。
「わかりました、お話します。まず、凪さんについてです」
「おう」
「わん(うん)」
「彼は今ここにはいません」
「え、」
「わん(あれ?)」
「彼は…そう、ご家庭の事情でしばらく帰省しています。えーと…旅行に行くとかで」
「えっ」
「わん(ネス?)」
「行き先はハワイだったかな。いや北海道だったかも。まあとにかくそんなかんじで、絵心甚八さんに許可を得て外出しています」
「そんな…」
「わん(適当すぎない?)」
ネスは、先程までよりは冷静になれたとはいえ、やっぱりまだ動揺を隠しきれていなかった。
玲王は、dice1d3=2 (2)
1.何言ってんだよ、さっきまで凪はここにいただろ…?と言う
2.凪、俺に外出するとか教えてくれなかった…とちょっと気にする
3.そうか、つまりさっき見た凪の方が俺の夢だったんだな…と信じる
- 76二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 08:21:44
ああー、ちょっと寂しそう!
寂しそうなレオは凪の鋼のメンタルにクリティカルダメージを叩き出すんだよなあ〜 - 77二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 09:56:44
動揺して超適当なこと言うネスも適当な説明信じ込んじゃう玲王も何も言えない凪もみんな可愛い
- 78124/10/10(木) 10:44:20
どうやらネスの苦しい説明を玲王はひとまず受け入れてしまったようだ。
説明の矛盾点より、凪が自分に大切なことを教えてくれなかったという点の方が気になってしまったからだとも言える。
「凪、俺に帰省のことなんて一言も…、外出するだなんて教えてもらえなかった…。」
「わん…(玲王…そんな顔しないで。本当に俺がそうなったら一番に玲王に知らせるし、なんなら一緒に連れていくからね)」
寂しそうな玲王を見て、凪は少しでも不安を和らげてあげたくなった。自分にできることを、と思って玲王に近付き、側におすわりをする。
「!お前…慰めてくれてんの?やっぱ天才だ」
玲王は笑顔になると凪に抱きついて、頬をすりすりと擦り付けた。
またかわいい笑顔を見せてくれた玲王に、凪はご満悦であった。やっぱりかわいい玲王の笑顔が一番かわいい。
「あ、えっと、…外出は昨日の夜急に決まったことらしいので…。多分寝ていたでしょうし、起こすのが申し訳なかったんじゃないですか?」
「そっか。この犬は?」
「えー、凪さんが自分の代わりに連れてきました。君が寂しくならないようにって」
「…俺のため?」
玲王は、dice1d3=3 (3)
1.説明を全て納得して受け入れる
2.全てに納得できる訳ではないものの、ひとまず受け入れる
3.やっぱり矛盾点が気になってしまう
- 79二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 10:46:00
それはそう
- 80124/10/10(木) 11:10:58
「うーん…でもやっぱなんか気になるな」
「ぎく。何がですか」
「色々あるけど…。ご家庭の都合とはいえ急な外出が認められたこととか。多分1日2日の話じゃないんだろ?それから、ブルーロック内にこんな大きな動物を連れてくることが許されたこととか…俺がさっき見た凪だって、とても幻覚だとは思えないくらい凪だったし…いや、幻覚ってそういうものなのか?」
玲王はまだ完全には納得がいっていない様子だった。
凪を撫で回しながら、また難しそうな顔をしている。
「わん(玲王〜)」
凪は、dice1d3=2 (2)
1.じっと玲王を見つめる
2.鳴き声を出して玲王の気を引く
3.自分を撫でてくれる指先をぺろっと舐めてみる
- 81二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 11:18:51
いくら犬の状態でも凪から玲王に触れるのはまだ難しかったか…
じっと見つめてくる犬可愛い - 82124/10/10(木) 12:18:40
ところで、凪は玲王のことをとてもかわいい大切な存在だと思っている。そんな玲王はどんな表情をしていても当然のようにかわいいのだが、中でも一番かわいくて凪が大好きなのは、やはり笑顔の玲王なのだった。
だから、玲王に笑っていてほしい。自分の身に何が起こっているかわからない状態でも、これだけは確かに言えることだった。
凪は、変わらず難しそうな顔をしている玲王をじっと見つめてみる。
「ん?ふふ、なぁんだよ!お前はほんと、かわいいなぁ」
視線に気づいた玲王は再び表情を和らげ、今度は両手で、凪の顔のあたりを勢いよく撫で始めた。
「お前、さっきもだけど、本当に俺のこと慰めようとしてくれてるみてえ…んーっ、この天才〜!」
「わん(玲王〜)」
玲王はさっきと同じように凪に抱きつくような形で、頬をすりすりした。
凪は、それをとても満足そうな顔で享受していた。
ネスは、dice1d3=1 (1)
1.小さく悲鳴をあげかける
2.なんだかいけないものを見てしまっているような気がして目をそらす
3.少し恥ずかしくなってしまう
- 83124/10/10(木) 12:49:55
ネスには、犬の表情の違いはよくわからなかった。しかし、千切れてしまうのではと心配になるほど盛んに振り回されている尻尾を発見して、思わず小さく「ひぇっ」と声をあげてしまいそうになった。慌てて飲み込む。
なんというかこの人(?)、犬として甘えることに躊躇いがなさすぎると思っていたが、もしかしてあえてそれを狙っていたのではないだろうか?
凪が自分の正体について玲王だけには絶対に知られる訳にはいかないと言っていた理由についてなんとなく察してしまい、ネスは閉口するのみであった。
「まあ、俺が気にしたって仕方ないか。何か事情があったんだろうし。そもそも…」
先程の難しそうな表情とは違い、にこやかに玲王は凪を見つめる。
「凪が犬になるとか、ありえねーからな!やっぱ見間違いだったんだな」
「……(……)」
「……そうですね…」
三人(?)は浴場から出た。何か色々犠牲にしたような気がするが、ともあれ、玲王に正体をバラさずにこの場をやり過ごすことができたので凪は一安心である。
ネスは、dice1d2=1 (1)
1.絵心のところに行こうとする
2.隙を見て凪とコンタクトをとろうとする
- 84124/10/10(木) 13:10:20
すみませんこれダイスの出目は2なのになぜか1の内容で書いてしまってますね…せっかくなので2と3だった場合のも下に書いてみます!
2
凪は、変わらず難しそうな顔をしている玲王に呼びかける。
「わん(玲王、悩まないで)」
「ん?ふふ、なぁんだよ!お前はほんと、かわいいなぁ」
その声を聞いてはっと思考を一度切り上げた玲王は、凪の顔を見て再び表情を和らげ、今度は両手で、凪の顔のあたりを勢いよく撫で始めた。
ついでに3
凪は、変わらず難しそうな顔をしている玲王をじっと見る。
そして、自分を撫でてくれている玲王の指先を、ぺろっと舐めてみた。
「!」
「ひぇっ」
急に指先に触れた温かい感触に玲王は目を見開き、ネスは別の意味で目を見開いた。
「ふふ、なぁんだよ!お前はほんと、かわいいなぁ」
思考を中断せざるをえなかった玲王は、凪の顔を見て再び表情を和らげ、今度は両手で、凪の顔のあたりを勢いよく撫で始めた。
- 85二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 13:22:10
わーあ、太っ腹だね!スレ主
どの選択肢でも可愛いよ
幸せなスレでこっちもほっこり - 86二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 13:47:23
スレ主最高か?ありがとうすごくかわいくて癒された
- 87二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 13:50:31
- 88124/10/10(木) 14:04:23
「じゃあ僕はこれで。絵心さんに伝えておきたいことがあったのを、さっき思い出しましたので」
ネスは何ともないようにそう言い、凪に意図が伝わったかちらりと様子を確認する。凪が少し頭を下げたように見えたので、伝わったということにしておこう。
「お、そうか。朝から色々と悪かったな」
「いえ、もふもふも悪くなかったです」
場を切り抜けるためとはいえ、咄嗟になんて嘘をついてしまったのか。凪は外出していて代わりに白い犬を置いていったなどと、そのように絵心に口裏を合わせてもらうようお願いしに行く身にとっては、頭を抱えてしまいたくもなりそうなものだ。
しかし、ネスは自分の心が少し弾んでいるのを感じていた。
だって、人間が動物になるだなんて、魔法のような話ではないか。
ネスと別れた凪と玲王は、ひとまず部屋に戻ってきた。
玲王は、dice1d2=2 (2)
1.着替えようとする
2.犬について調べようとする
- 89二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 14:07:02
ネス可愛いな……
- 90124/10/10(木) 14:08:08
- 91二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 14:13:48
- 92124/10/10(木) 15:04:25
「ブルーロックにドッグフードが置いてある訳ねえし…凪、何か置いてってくれてねえかな?後で聞いてみっか」
ベッドを整えながら玲王が言う。と言っても、犬が返事などできないことはわかりきっているので、あくまで一人言のようなものだろう。
「わん(ドッグフード…?玲王が全部食べさせてくれなきゃ食べられなそう…)」
「もし何も置いてなかったら、何なら食えんだろ。犬って米とかステーキ食えんのかな?」
「わん(玲王が食べさせてくれるものなら何でもいいよ)」
「…にしてもお前、本当良い子だな?」
凪と玲王二人分のベッドを整え終えた玲王にそう言われて一瞬ドキっとしたものの、やはり人間が動物になるなんてことがあるはずないと思っている様子だった。
柔らかな表情のままベッドに座った玲王が、凪に向けて腕を広げる。
「良い子のわんちゃん、おいで」
「わ…(わ…)」
凪は、dice1d3=2 (2)
1.本能のままに玲王に飛びつく
2.ちょっと迷った後、大人しく玲王の腕の中におさまる
3.ちょっと迷った後、ちょっと距離を空けてベッドにおすわりする
- 93二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 15:16:21
- 94124/10/10(木) 15:45:56
かわいい玲王が、かわいい表情で、かわいいことをしている!
凪は思わず、本能に従って玲王に飛びついてしまいそうになった。
しかし、今の凪はとても大きな犬である。人間の時も玲王に怪我をさせないように、触れるのは最低限に我慢して、それでも触れる必要のある時は優しく丁重に触れるようにしていた。犬の体ではなおさら気をつけなくてはならないだろう。
そう考えて、凪は玲王に衝撃を与えないようにそっと移動し、玲王の腕の中におさまった。
玲王がせっかく両腕を広げてくれているのだから、応えねば無作法というものだ。何より、良い子の犬がハグに応えてくれなかったということで玲王に寂しい思いをさせるのは避けたい。
「ん〜!さすが天才!よくわかってるな!」
「わん(んえ〜玲王〜)」
さっきのように、玲王はご機嫌で凪をわしゃわしゃと撫で回す。凪の体は大きいので、玲王に抱きつかれている形になっていた。
「もふもふだなーお前!犬種は何だ?サモエドとかグレートピレニーズとか?うーん、確かに似てるんだけど…どこか違うような気も…?」
「わん(玲王…そんなとこまで撫で回すなんて、大胆だな…)」
「そもそもこんなデカい犬、なかなか見ないしな。」
「わん(わ、お腹に顔埋めてる?玲王、)」
「あー、良い匂いする…」
「わ…(…!ちょっ玲王、嗅いでる?嗅がないでそんなとこ、俺くさくない?)」
玲王は、dice1d3=1 (1)
1.10分くらいデカい犬を堪能した
2.30分くらいデカい犬を堪能した
3.1時間を超えたところで凪のドキドキが限界になってしまった
- 95二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 16:43:21
くぅ~~~ドキドキが限界になる凪めっちゃ見たかったぁ…!
- 96124/10/10(木) 16:44:57
自ら玲王の腕の中におさまって甘やかしを所望した凪だったが、いざ実際に人間の時には考えられなかった密度の玲王との触れ合いをくらってしまうと、だんだんと余裕がなくなってきてしまう。
無理もない。凪にとって玲王とは、初恋であり、これまでもこれからも世界で一番大切にしたいかわいい人だからだ。
そんな凪が玲王に対して抵抗などできる訳がないので、凪は心臓をどくどくと跳ねさせながら、もう10分程度は玲王の好きにさせてあげている。
玲王にとって、最初のうちは犬の体をよく観察する目的もあったかもしれないが、途中からはそのふわふわの毛と高い体温を無言で堪能するだけの時間となっていた。
「かわいい…いい子…」
「……(玲王…)」
大きな体に腕を回して、ぎゅっと抱きつく。白くふわふわの毛に顔を埋め、すりすりと擦り付く。
やっぱり、似ている。
「なぎ…」
「!(!)」
凪は思わず玲王の顔を見た。
玲王は、dice1d3=1 (1)
1.少し目を潤ませていた
2.びっくりした表情をしていた
3.幸せそうな表情をしていた
- 97二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 16:49:51
- 98二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 17:00:59
- 99二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 17:12:19
このレスは削除されています
- 100二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 17:26:37
- 101二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 17:31:48
- 102124/10/10(木) 18:30:57
一瞬、玲王の目に涙が浮かんでいるように見えた。
凪は咄嗟に玲王の名前を呼ぼうとした。
「わん!(玲王っ)」
「あ、ごめ…間違って呼んだわ」
玲王は、凪の体を腕の中から解放した。さっきまで触れ合っていた部分が、今はすーすーと冷たく感じる。
「お前にすげえ似たヤツの名前!白いしデカいし天才だしで、そいつが犬になったらまんまお前なんじゃ?ってくらい似てるんだよな。てか、お前も会ったことあるか」
玲王の目には、もう涙は浮かんでいなかった。
「わん?(玲王?大丈夫?)」
「…ふふ、ごめんごめん!さすがにくっつきすぎちまったな!付き合ってくれてありがとな」
今の凪には、玲王の涙が自分の見間違いだったのか、それとも本当に玲王を泣かせてしまっていたのか、まだ判断することはできない。
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.時間を確認して、もうすぐチーム練習の時間だと気付く
2.時間を確認して、昼食の時間だと気付く
- 103124/10/10(木) 20:41:23
「…あ、もうこんな時間か!急いで着替えねえとな」
玲王は時間を確認するとすぐに立ち上がった。切り替えが早い。
「これからチームで練習があんだよ。だから俺は移動しなきゃいけないんだけど…お前も連れてっていいのかな。ボールが当たると危ないけど、かと言って長時間目を離しすぎるのもな…」
凪は紳士な犬なので、好きな子のお着替えには背を向けながら話を聞いていた。
玲王は、dice1d3=3 (3)
1.天才だから万が一ボールが来ても避けられるしそもそも俺が守るので、一瞬に練習行こうと言う
2.外には危険がいっぱいだから、部屋で待つように言う
3.突然放送で呼び出される
- 104二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 21:06:26
好きな子のお着替え覗いたりしない紳士な凪わんこ可愛いね…
- 105124/10/10(木) 23:40:59
「あー、御影玲王と、それからそこの…えーと、犬。今すぐにこちらへ来い。」
「え?何だよ急に…まさか、凪に何か…?」
「わん(そ、そんなことないよ…大丈夫だよ玲王)」
凪には、ネスが手を回してくれた結果だろうと予想が付いていた。絵心が、放送で凪の名前を呼ばなかったためである。
不安げな顔をした玲王に続いて、凪も部屋を飛び出した。
「えー…お前も聞いての通り、凪誠士郎が急遽…えーと…沖縄に外出することになった。ので、代わりとしてその犬がブルーロックで過ごすことになる」
「!はい」
「わん(ハワイでも北海道でもないんだ)」
「その犬の世話に関しては、お前に一任する」
「わかりました」
「そいつは知能が高いため、特に生活する上で特別に気を遣う必要はない。あとは、えー…なんかあったっけ」
「その子の食事については、こちらで用意します。嗜好について調査をした上で用意したいので、今から少しその子をお預かりしても良いですか?」
「なるほど、わかりました。…じゃあ、後でな」
「練習前に呼び出してごめんね。この子は調査が終わり次第そちらへ送り届けるので、安心して練習してきてね」
とんとん拍子で話が進む。やはり玲王は少しは人を疑うことを覚えた方が良いのでは?と凪は思った。
今日起きてから一度も食事や水分を与えていないことを伝えた後、凪の頭を一撫でし、玲王は部屋を出ていった。
絵心は、dice1d2=2 (2)
1.人の姿に戻れ、と言う
2.人の姿に戻れないことを把握している
- 106二次元好きの匿名さん24/10/10(木) 23:46:15
そういえば誰もお湯を被ると人の姿に戻るって確信してないのか
早めに気づかないと凪わんに玲王と一緒にお風呂イベが発生してしまう - 107124/10/11(金) 00:11:08
「お前が凪誠士郎であること、何かをきっかけとして人間の姿に戻ったり再び犬になったりを繰り返すこと、ついでにそれを御影玲王にだけは知られたくないと思っていることについては知っている」
「わん(そこまで話伝わってたんだ)」
「…任意のタイミングで戻れないとなると、意思の疎通に手間がかかるな。何かいい感じの…」
絵心はそのあたりをガサガサ探し、作戦用の小さなホワイトボードとマグネット、ペンを取り出した。
「急拵えだが無いよりマシだろう。yesの時は青、noの時は赤のマグネットを中央に移動させろ。その他、伝えたいことは文字で書け」
凪はホワイトボードセットを装備した。
「まず、このような体質になった原因に心当たりはあるか」
凪は今朝見た妙な夢のことを思い出していたが、夢が原因だというのはあまりに現実味が無さすぎる。まあ、自分の状況も十分に現実味が無いものであるが。
今はひとまず赤のマグネットを移動させた。
「人間に戻るタイミングや犬になるタイミングに心当たりはあるか」
凪は、dice1d2=1 (1)
1.青のマグネットを動かした
2.赤のマグネットを動かした
- 108124/10/11(金) 01:09:38
しばし考える。先程急に人間に戻ったり、その後すぐに犬になったりしたとき、自分は風呂に入っていた。
正確には、シャワーを浴びていた。
しかし、シャワー自体が体の変化するきっかけであるとは考えられない。なぜなら、一度目にネスにシャワーを向けられた時には体の変化は起こらなかったからだ。
一度目は変化がなく、二度目と三度目は変化があった。これらの違いが何であるかはわからないが、シャワー自体でなくとも、あの場にある何らかが原因であるということは十分に考えられる。
凪は青のマグネットを動かし、ボードに「フロ」と書き込んだ。
「風呂…?お前らが普段使っているあそこか?」
「(yes)」
「風呂に足を踏み入れると変化が起こるのか?」
「(no)」
「風呂という場所にある何かが原因か?」
「(yes)」
「その原因が何か具体的にわかっているのか?」
「(no)」
「ふーん…まあつまり、あの場所に入らなければ体に変化が起こる可能性は低く…。いや、あくまで現時点ではそう言えるだけか」
あまりに判断材料が少なすぎるため、絵心はそこで追及を諦めた。
その後、凪たちはその風呂へ向かった。凪は朝と同じようにシャワーから出る水を浴びてみたが、やはり変化は見られなかった。
もしかすると原因が他のところにある可能性も捨てきれないため、結局振り出しに戻った形となった。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.その後いくつかの調査を受けてから解放され、食堂で昼食をとる玲王のもとへ向かった。
2.その後かなりの数の調査を受けてから解放され、練習終わりの玲王のもとへ向かった。
- 109二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 01:12:13
いつ人間に戻っちゃうのかドキドキする
- 110二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 01:39:11
玲王の前で戻っちゃうのか、それともなんとか玲王だけには隠し通すことができるのか
どっちも面白そうだな - 111124/10/11(金) 08:55:28
「あ!凪…じゃなくて、犬!」
「わん(玲王〜ちかれた〜)」
食堂に入ると、凪に気付いた玲王が駆け寄ってきてくれる。
ちょうど玲王も食事をとっていたところらしい。
玲王は、dice1d3=1 (1)
1.ネスと二人でいた。
2.ネスともう一人の三人でいた。
- 112124/10/11(金) 09:35:46
「今ネスに朝のお礼してたんだよ」
「全然気にしなくていいのに。犬さん、色々とお仕事が終わったみたいですね」
「お疲れ!ん?なんか背負ってる?」
玲王は絵心に渡されたホワイトボードを発見した。
「ホワイトボード…?はっまさかお前、俺の手伝いしてくれようと…!?」
嬉しそうに、凪にぎゅっと抱きついてくる。
「さすが天才!いい子!普段はお前が持っててくれるのか?」
「わん(嬉しそうな玲王かわいい)」
「ありがと〜!」
本人以外で正しく状況を理解している数少ない人のうちの一人であるネスは、直視できなくてちょっと目線を逸らしてしまった。
玲王は、dice1d2=2 (2)
1.凪の食事をもらってくる!と凪をネスに預けて向こうへ行く
2.周りの人たちから話しかけられる
- 113124/10/11(金) 09:58:01
- 114二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 10:01:50
千切
- 115二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 10:02:41
斬鉄
- 116二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 10:04:49
千切
- 117二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 10:05:03
カイザー
- 118124/10/11(金) 12:05:45
「お、玲王。その犬は…凪か?」
思わぬ刺客である。
斬鉄が昼食のトレーを持って立っていた。
凪は予想もしていなかった方向から直球に投げかけられた言葉に一瞬怯んだものの、玲王は相変わらず全くそうは思っていない様子だったので安心した。
「なんでだよ!どう見ても犬だろ!ま、確かに色々似てるけどな」
「む…やはりそうか。今朝、玲王が凪の名前を呼びながら犬と追いかけっこをしていたと聞いたのでな。俺はその時歯を磨いていたので追いかけられなかったんだが」
「あー…あれな…」
今度は千切が別の方向から現れた。
「今結構話題になってるぜ?みんな凪が犬になったんじゃ、とか面白半分に言ってるよ。そんな訳ないのにな!」
正解である。
「なんだそれ!てか、実際は俺が凪を探して逃げ回ってただけだよ。それで、遊びだと思ったこいつが追いかけてきちまって」
「ふーん…で、その凪は?」
「急にニューヨークに行くことになって、許可をとって外出中らしいです」
「そうなのか!良いなニューヨーク。どこだっけ」
思ったより多くの人に話が伝わってしまっていると知り、どうするか考えながら、凪は会話を聞き流していた。
「あっカイザー!用事、終わったんですねっ」
ネスが嬉しそうな声をあげて向こうに視線をやっている。事情を知り協力してくれる人間がいなくなると、会話の流れが核心に迫った時に困るのでは?
凪はそう思ったが、ネスがこの場を離れるより先にカイザーが近付いてきた。
「ネス。なんだそいつ」
「えと…」
ネスは、dice1d2=1 (1)
1.カイザーに嘘がつけない!
2.カイザーに嘘を教える!ごめんなさいカイザー!
- 119124/10/11(金) 12:53:09
「えと…犬です」
「……」
「……」
まずい。ネスはカイザーに嘘をつくことができない。
ここでもしカイザーが「その犬の正体は凪誠士郎か」とでも聞いてしまえば、ネスは「そうです!」と答えざるをえないだろう。
何とか嘘にならない範囲で粘ってほしい。
玲王はなんだか大所帯になってきたなーと考えていたところ、自分のお腹がぐーっと鳴るのを感じた。
そう言えば、今朝は何も食べていなくて、昼食は食べかけなのだった。かなり大きな音がなってしまったが気付いているだろうかと辺りを見回すと、なんと全員と目が合ってしまった。
「……やば、お腹なっちまった。はず!そろそろみんな飯にしようぜ」
「そ、そうですね!ほらカイザーも、ここ座ってください!」
「わん(お腹なって恥ずかしがる玲王かわいい)」
玲王は凪をみんなに預け、凪の食事を受け取りにいった。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.突然降ってきたお湯を浴びてしまう
2.何事もなく玲王に食事を食べさせてもらうことができる
- 120二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 12:58:47
もしかして:全裸
- 121二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 13:14:56
誰かが味噌汁をこぼした⁉︎
- 122二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 13:16:18
食堂に突如現れる全裸の凪!?
- 123二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 13:23:51
これは大ピンチ
- 124二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 13:45:30
- 125124/10/11(金) 13:45:43
ばしゃっ
凪は突然、頭からお湯を被った。
この感覚は、あの時と同じだ。風呂場で、いきなり人間に戻った時と同じような…
凪は、dice1d2=2 (2)
1.咄嗟に反応し、近くにいた人を引っ張って食堂を出る
2.何も反応できない
- 126二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 13:53:33
うわああああ
- 127124/10/11(金) 13:55:52
凪は、自分の体が完全に元の姿に戻っていることを認識した。
しかし、今までの変身が二回とも風呂場で起こったため、無意識に食堂では起こらないと決めつけてしまっていたのだろう。完全に油断していた。
頭からお湯を滴らせ、人間の自分の体を見下ろした。
ネスは、dice1d2=1 (1)
1.かなり動揺している
2.ちょっと冷静になれた
- 128二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 13:57:14
もしかしなくとも:全裸
- 129二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 14:00:11
ネスwww
- 130124/10/11(金) 19:53:33
「うわっごめん!白湯かかっちまっ…」
後ろで知らない奴の声が聞こえたが、それを最後まで聞いている余裕はなかった。
「うわぁーっ!?」
ネスが悲鳴をあげる。
そして、咄嗟に凪の背を押してなるべく小さくなるように屈ませた。
「ちょっ痛っ」
「ごめんなさい!ごめんなさいカイザー!」
「えっおいネス」
「うわっ何事」
「一体何が」
ネスは何やらカイザーに謝罪をしながら、近くの椅子から千切と斬鉄を引っ張ってきて、凪の両隣に配置した。
「ごめんなさいカイザーーー!!!」
「ネス?」
凪を斬鉄と千切で挟む形でひとまとめにし、背中を押して出口へ急かす。
そうして、凪たち四人は、カイザーと玲王を食堂に残したまま食堂から走って出た。
「?」
「あれ?カイザーだけ?犬と他のみんなは?」
「…急に、出てった」
カイザーは空気を読んだ。
凪たちは、dice1d2=2 (2)
1.人気のない部屋にやってきた
2.浴場にやってきた
- 131二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 20:01:13
全裸の凪を囲んでwwww
出て行ったwwwwww
宇宙猫の玲王とカイザーwwwww - 132二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 20:04:01
完全パニックで草
- 133二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:59:14
ブルーロックに白湯飲んでるやついるのおもろい、確かにかかっても火傷にはならなそうな温度だけど
- 134124/10/12(土) 00:47:11
凪たちは廊下を最短距離で突っ切り、誰もいない浴場へやってきて勢いよく扉を閉めた。
「ど、どうしよう…カイザーに隠し事を…ごめんなさいカイザー…」
「でも助かった。あのままじゃ玲王に全裸で突如食堂に現れた男を見る目で見られるところだった。それは何としても避けたい」
「うぅ…」
ようやく落ち着きを取り戻したらしいネスは眉をへにょんと下げて項垂れているが、ネスの行動に救われたのは事実である。
「ちょっと待ってくれ。凪、お前犬だったのか?」
「犬が人間にって…信じらんね…」
「あー…さすがにこれ以上は無理か」
「お二人には伝えるしかなさそうですね」
凪は、dice1d2=2 (2)
1.シャワーを使って説明する
2.言葉で説明する
- 135二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 00:51:17
カイザーに謝りながらも連れて逃げてくれたネス良い奴だな…
- 136二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 07:22:06
全裸で突如食堂に現れた男←草
- 137124/10/12(土) 11:30:32
凪は、ネスに伝えきれていなかったことも含め、三人にこれまでの経緯を全て説明する。
「つまり…その夢を見てから犬になったということだな」
「正確には、犬になったり人間に戻ったりする体になったってとこか」
「…まあ実際には夢が現実にまで影響を及ぼすことなんてないだろうし、原因は他のところにあるんじゃないかと思ってるけど…」
そもそも凪にも原因がわかっていないこともあり、斬鉄と千切にとってはなかなか飲み込み辛い様子である。
一方で、ネスは密かに目を輝かせていた。そもそも今朝ネスが凪と玲王を追ってきたのは、玲王が凪の名前を呼びながら白くて大きな犬と追いかけっこをしているという話を聞いたためである。
その話を聞いたネスは、もし凪が本当に動物になったのだとしたら、それはまるで魔法のようだと考えた。
そして、準備途中だったスクイズボトルも持ったまま、部屋を飛び出したのである。
凪の話は何も知らない人からするととても現実味のないものであったが、その反面、ネスにとっては十分に信じられるものであった。
「原因はわかりませんが、凪さんが犬になったり人間に戻ったりする体質になってしまったことは事実です。それを可能にする力が存在するということは、それを元に戻す力が存在したとしても、おかしくないですよね?」
凪は、dice1d2=2 (2)
1.確かに、元に戻れる方法が何かあるかもしれないと考える
2.逆に言うと、その力がどんなものかわからない限り、自分は元に戻れないかもしれないのかと考える
- 138124/10/12(土) 12:14:15
凪は、ネスの話には一理あると考えた。常識では説明のつかない力が働いて現に今凪はこうなってしまっている訳で、それとは逆方向の力が存在すること自体は何もおかしくはない。
おかしくはない、というだけである。
そもそも、何も手掛かりがない状態で超常現象とも言えるものの正体を掴むことはできるのだろうか。
もしその力がどんなものかわからなければ、自分は一生元に戻れないのかもしれない。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.玲王とプールや風呂に入れない想像をする
2.玲王と結婚できない想像をする
- 139124/10/12(土) 13:07:04
自分は一生、玲王と一緒にプールに入ったり風呂に入ったりできなくなるのかもしれない。
『なぁぎ♡今日は一緒にプールでくっつきながら泳ごうぜ♡ほらお前も俺の腰に手回せ♡
…あ…そっか、お前犬になっちまうんだっけ…。ごめん、俺、プールは俺のこと両腕で抱きしめられる人間と入りたいんだ…ちょうどここにプール入っても犬にならない凪がいたから、こいつと入るよ。じゃあな、凪…』
『なぁぎ♡今日は俺と一緒に風呂入ろうな♡この水風呂、お前と二人っきり♡で入るために付けたんだぜ♡
…あ…そっか、お前犬になっちまうんだっけ…ごめん、俺、水風呂はぴったり肌くっつけあって入れる人間と入りたいんだ…ちょうどここに水風呂入っても犬にならない凪がいたから、こいつと入るよ。じゃあな、凪…』
最悪の想像をしてしまった。
こんな未来は絶対にあってはならない。自分相手だったとしても、玲王を誰にも渡す訳にはいかない。
そのためには、何としても、絶対に、元の体に戻らなければならない。
凪は固く決意した。
そしてふと気づく。
今、自分はなぜ玲王とプールや風呂に入れないという想像をしたのか。
ただの風呂ではなく、わざわざ水風呂だったのか。
プール。風呂。冷たいシャワーと、温かいシャワー。先程浴びたのも、温かい液体だった。
凪は、dice1d2=2 (2)
1.浴場の扉を開けた。
2.誰かが来る足音を聞いた。
- 140二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 14:33:53
想像の中でも玲王を取るのは自分なの、凪くんが凪玲徹底しすぎてて面白い
凪くんが元に戻れなくても結婚できないとは考えてないってダイスの女神も言ってるね… - 141二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 16:46:17
この凪、エゴイストとしての「凄み」がある!
- 142二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 23:02:53
誰が来るのかワクワク
- 143124/10/13(日) 01:02:17
凪はそこで、誰かがこちらへやってくる音を聞いた。
「!誰か来る」
「わ、マジか!お前今…格好やばくね?全裸じゃん」
「待て!このホワイトボードで隠せばセーフじゃないか?」
「アウトです」
何も服を着ていない凪は浴場に、他の三人は脱衣所にいることになった。
「あ、ここにいた!ったく、急にどうしたんだよお前ら?」
入ってきたのは玲王だった。
「急にいなくなってすみません。さっき犬が食堂でお湯を被ってしまったので、ドライヤーで乾かそうと思って」
ね、と同意を求めると、斬鉄と千切はこくこくと頷いた。
「どうりで床がびしょびしょだと思った。大丈夫だったか?」
玲王は、その犬の姿を探しているようだった。
「白湯だったので…温度は大丈夫でした」
「そうか。…え、白湯をあんな大量に飲むやつがいるってこと?」
「まあ、健康志向なんでしょうね。それで…」
ネスは犬の居場所について、ドライヤーの風を嫌がって走って出ていってしまったので今から追いかけようとしていたところだ、と説明しようとした。
しかしその時、玲王の後ろに、玲王に遅れてやってきたカイザーの姿が現れた。
「…!」
「ネス。さっきの…」
ネスは、dice1d2=1 (1)
1.カイザーに嘘がつけない!
2.黙り込んでしまう
- 144二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 01:08:04
前のダイスもネスはカイザーに嘘つけてなかったな
ダイスの女神が徹底している - 145二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 01:34:18
「待て!このホワイトボードで隠せばセーフじゃないか?」
斬鉄かわいい でもアウトです - 146124/10/13(日) 01:37:46
「さっきの出来事で食堂がざわついて…」
「い…」
「あ?どうしたネス」
「犬はそこの…扉開けたところに…」
ネスはやはりカイザーの前で嘘をつけなかった。
震える指先で、先程凪が入っていった浴場の扉を示す。
「ちょ、ちょっと待てネス!」
「そうだぞ!それを言ったら居場所がバレてしまうだろう」
「お前もちょっと待て斬鉄!」
「…?千切、斬鉄?お前ら何を言って…?」
「あっ、玲王、待…!」
千切が引き止めようとするも、間に合わなかった。
玲王は千切や斬鉄の言動を不審に思いながら、浴場の扉に手をかけた。
玲王は、dice1d2=2 (2)
1.扉を開けると、浴場の中でおすわりしている犬の凪を見つけた!
2.扉を開ける前に向こうから扉が開き、犬の凪が現れた!
- 147二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 01:45:53
凪、戻り方わかったんか!!さっき玲王との妄想の後に閃いてたのかな?
- 148124/10/13(日) 08:18:14
「わん(玲王〜)」
「わっ!」
凪は、脱衣所に入ってきたのが玲王であるとわかった瞬間から、早く玲王に会いたいと考えていた。
そして、そのためにはまずこの仮説を検証しなければならない。
凪は近くのシャワーに近寄り、頭から思いっきり冷たい水を浴びた。
すると、凪の体は再び白い大きな犬の姿に変化した。
凪の仮説は、合っていた。
そうして堂々と玲王の前に姿を現せるようになった凪は、早く玲王に会いたいという気持ちに素直に従い、浴場の扉を前足で勢いよく開けたのであった。
凪は、dice1d3=2 (2)
1.扉を勢いよく開けすぎて玲王にもたれかかってしまった
2.扉を勢いよく開けすぎて玲王を押し倒してしまった
3.扉を勢いよく開けすぎてバランスを崩してしまいかけた
- 149二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 08:36:49
凪わんがラッキースケベを!?
- 150124/10/13(日) 08:58:29
勢いよく開けすぎた。
凪がそう思ったのは、力が入りすぎてバランスを崩し、玲王のほうへ倒れてしまいそうになった瞬間であった。
犬になりたての凪にとって、人間の時と比べて体の制御はまだ万全とは言えなかった。普段の凪なら玲王にぶつかって急に体重をかけてしまうことなどは無かっただろうが、今の体ではうまくバランスがとれず、結果的に凪は玲王を床に押し倒してしまったのであった。
「わん!(っ玲王!ごめん、頭打ってない?)」
凪が慌てて上から退こうとすると、その瞬間、玲王の両腕と両足が体に回される。そのまま引き寄せられ、体と体の距離が近付く。
急な玲王からの接触に、心臓が重い音をたてた。
「自分で扉まで開けられるのか!もしかして、俺がいるってわかってた?熱烈な歓迎じゃん!」
玲王は凪の下でかわいい顔でニッコリと笑いながら、凪の体をぎゅうと抱きしめる。
「わ…(わ…)」
凪は何も考えられなくなってしまった。
「はは、なんてなー!」
「わん(玲王…)」
「というかお前、思ってたよりずぶ濡れだな?俺が乾かしてやるからな!」
「わん(玲王…)」
「「「……」」」
「何はともあれ、良かったな!」
斬鉄以外の三人は、凪がまた犬になっていることへの驚きを表現するよりも先に、犬の姿であるとはいえ男子高校生が同じく男子高校生にだいしゅきホールドをされているのを目撃している気まずさで真顔になっていた。何も知らない好きな子にいきなりだいしゅきホールドをされて頭が真っ白になっていることに対する同情も、少しだけあったかもしれない。
少し経ってから、満足した玲王は凪を解放した。凪の脳内は完全に、好きな子からの接触のことで一杯になってしまっていた。
凪は、dice1d3=1 (1)
1.玲王に全身を乾かしてもらった後、玲王について食堂へ行く
2.玲王に全身を乾かしてもらった後、玲王について練習へ行く
3.玲王に全身を乾かしてもらった後、玲王について部屋へ行く
- 151二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 10:39:06
尻尾ブンブン振ってるのが見えるぞ見えるぞ
- 152二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 19:17:49
これ玲王以外の全員が気づいて玲王だけ気づかないのも面白そう
- 153二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 01:06:05
だいしゅきホールドとか凪の妄想寝取られプール・水風呂とかさりげなくえっちぃね
- 154124/10/14(月) 07:29:31
その後、三人から物言いたげな視線を浴びつつ玲王に全身をくまなくドライヤーで乾かしてもらった凪は、みんなと一緒に再び食堂へ戻ってきた。
「…カイザーが言ってた、食堂がざわついてるって、こういうことですか…」
「ああ…クソうるせえ」
食堂は、全裸で突如食堂に現れた男の話題で持ちきりであった。
「ネスが悲鳴あげたと思ってそっち見たら、全裸の男が立ってたんだよ」
「その前に誰か何か溢したみたいな音してなかった?」
「俺遠くからなんとなく見てたけど、そこに急に男が現れたように見えたんだよなー…」
「んだそれ、誰かマジックの練習でもしてんの?」
「というかあれって凪誠し…」
「……」
「ヒィッいや勘違いだったかも」
凪の名前を口に出そうとした男は、どこからか発せられる威圧感に負けて口を閉じた。
凪たち六人のうち凪と玲王以外の四人には、未だにはっきりと凪の変身のきっかけが掴めていない。しかし、先程目撃したようにお湯を被ってしまい変身してしまうようなことが起こらないよう、凪と玲王を壁に近い隅の席に座らせた。
凪は、dice1d2=2 (2)
1.用意された味気ないご飯を玲王に食べさせてもらった
2.用意された人間の食事と同じ味のご飯を食べた
- 155124/10/14(月) 08:14:21
何やらペースト状のものが入った皿を玲王から差し出された時、凪は、玲王に食べさせてもらわないと完食できなさそう…と考えた。しかし、玲王がかわいい顔でこちらを見つめて食べるのを待っているのを見て、覚悟を決めたのだった。
一口食べると、犬用の食事に見た目を寄せているだけで、味付けはなるべく人間の食事に近付けているのだとわかった。進んで食べたくなるような味とは言えないが、かと言って食べることを拒絶したくなるほど酷い味でもない。
「どう?うまいか?」
「わん(そこまで美味しくないけど、玲王が喜ぶなら俺食べるよ)」
「そうかうまいか!良かったな〜!」
「わん(次、時間ある時は玲王に食べさせてほしいな〜)」
凪は玲王に見守られながら、一食分を完食した。
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.午後の練習に凪を連れて行こうとする
2.突然放送で呼び出される
- 156二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 13:10:12
このスレ、凪が玲王のことめちゃくちゃ可愛いと思ってるの伝わってきて寿命伸びる
出てくるみんな可愛い - 157124/10/14(月) 18:15:31
「よし、みんな食い終わったな。今日は色々あって時間かかっちまったな…」
色々、とは、凪が白湯を被ってしまった事件や相変わらず食堂を騒がせている全裸で突如食堂に現れた男の件について指しているのだろう。
「怪我がなくて良かったです」
「そうだな、すぐに乾かせたし。ありがとなネス」
「どういたしまして!その子、練習に連れて行くんです?」
「迷ったけど、やっぱ目を離すのもちょっとな。ボールが飛んでこない安全な場所にいてもらうよ」
「そうですか、それがいいかもですね」
凪は、この四人にはなるべく早めに自分の変身のきっかけについて話しておいた方が良いと考えていた。しかし、どうやら今日は難しそうだ。
玲王は凪を連れて他の四人と別れ、午後の練習へと向かった。
玲王は、dice1d2=2 (2)
1.いつもより調子が悪いみたい?
2.いつも通りに練習をこなすことができた
- 158二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 18:22:50
良かった
- 159124/10/14(月) 19:13:07
「やあレオ!その犬のことは聞いているよ。セイシローの代わりだって?」
「プリンス!」
練習場に入ると、犬を連れている玲王の姿を見つけたクリスが近寄ってくる。
「なるほど、セイシローそっくりだ。練習中は危なくないところで預かっておくから、レオは気にせずに練習を頑張ると良い」
「ありがとうございます!」
玲王はそう言って、練習へ合流した。
その日の玲王はいつも通り、課せられたメニューを完璧にこなしていた。
凪は自分が何も伝えずに外出したことを知って玲王が寂しそうな顔をしていたので、本当は少しプレーに影響が出てしまうのではないかと不安だった。しかし、杞憂であったようだ。さすが玲王、かっくいーね。
凪が練習に打ち込む玲王の姿をじっと見ていると、クリスが再び近寄ってきた。
クリスは、dice1d2=2 (2)
1.凪と一緒に一度練習場の外へ出た
2.凪に、誰にも聞こえないような小さな声で、セイシローと呼びかけた
- 160二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 19:14:42
気付いてるのか!?
さすクリ - 161二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 19:18:16
これは器用大富豪…
クリス気付いてたのか!絵心さんからある程度聞いてるのかな? - 162124/10/15(火) 03:24:46
「やあ。キミは、セイシローだね?」
凪は一瞬驚いたものの、絵心から何か聞いているのだろうと思い直す。いやどうだろう。クリスなら、筋肉の付き方などを見て看破できそうな気がしなくもないのが怖いところだ。
凪は頷いた。
「常識的には考えられないことが実際に起こっている。本当はキミにあらゆる質問をぶつけたいところだが…。今それをしてしまっては俺が怪しまれそうだな。またの機会に」
再び、凪は頷く。
それからクリスは、練習に参加できない分は戻ってから存分に励んでもらうので今は元に戻る方法を探るのを優先させること、玲王にバレないようにクリスも協力するので何かあったら遠慮なく伝えることなどを手短に指示した。
そして、最後にこう伝えた。
「俺や絵心のように、キミの正体を知っている者がある程度いた方が動きやすいだろう。もし変身の方法がわかっているなら、それも伝えておいた方が良いだろうな」
凪がその言葉に頷くのを見た後、クリスは練習へ戻っていった。
玲王たちとは異なるメニューをこなしていた千切たちも合流して全体での練習が行われた後、その日の練習は終了した。
「練習終わったぞ!ちゃんといい子で待てて偉いな〜!」
「わん(玲王〜おつかれ〜)」
練習終わりの玲王が凪のもとへ駆け寄ってきてくれる。あれだけハードな練習をこなした後だと言うのに、その笑顔に翳りはない。いつもの、大変かわいい笑顔である。
この後は、普段なら風呂へ入る時間となる。
玲王は、dice1d3=3 (3)
1.凪と一緒にお風呂に入ろうとする
2.自分が風呂に入る間、凪は部屋で待っていてほしいとお願いする
3.どうしようか迷う
- 163二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 11:18:12
迷うか〜
- 164124/10/15(火) 12:45:49
「うーん…犬って風呂入れていいのかな?」
「!?(!?)」
凪は少し焦った。どうしても玲王とだけは風呂に入ってはいけない事情があったのだ。
「お前毛ふわふわだし、汚れ落としてやりてえけど…どうなんだろ」
そこへ、同じく練習終わりの千切が話しかけてきた。
「おつー、玲王。何悩んでんだよ?」
「おー千切、お疲れ。こいつさ、洗ってやった方がいいかな?」
千切は先程からこっそり凪と玲王の様子を伺っていた。
普段なら玲王のどんな誘いにも乗る凪が、尻尾も振らずに大人しくしている。そこには何か事情があるのだろうと考えた。
「んー…今日は別にいいんじゃね?そこまで汚れてなさそうだし…乾かすのにも時間かかりそうだろ?その間に風邪引いちまうかも」
「わん(助かった千切)」
「うーん、それもそうか!また汚れちまったら洗ってやるからな〜」
「わん(水風呂でお願いね)」
「…でも残念だな、ちょっとだけ、こいつの体の隅から隅まであわあわにして洗ってやりたかった」
「!(!)」
「せっかく風呂で俺も裸なんだし、洗う時に素肌にこいつのふわふわが触ったら気持ち良さそうだと思ったんだけどな…」
「!?(!?)」
「そ…そうか。まぁ…また汚れるようなことがあったら洗ってやればいいんじゃね…」
「……(……)」
千切は、玲王の言葉を聞いて明らかに迷いを見せ始める凪に、欲望に正直すぎんだろと心の中で声を上げた。
玲王たちは自室に一度戻った。
「じゃあな、いい子で待ってろよ?なるべく早く戻ってくるからな」
凪の頭を撫でて、玲王は浴場へ向かってしまった。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.大人しく部屋で待っている
2.玲王のベッドに乗りたくなってしまう
- 165124/10/15(火) 13:18:35
いい子で待ってろと指示された凪は、その通りに玲王の帰りをいい子で待っていようと決めた。
そうすれば、帰ってきた玲王が褒めてくれるはずである。
「……(……)」
凪はちらっと玲王のベッドに目線をやった。そしてすぐに、頭に浮かんだ考えを振り払う。
いくら犬の姿だからって、本人のいないところで、ベッドに入り込もうだなんて。凪は紳士なので、玲王の知らない状況で玲王のベッドに入り込んだことはなかった。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.自分のベッドで寝転ぶ
2.床で寝転ぶ
- 166二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 13:21:00
この凪玲めちゃくちゃ可愛い!!
玲王の素肌に触れられると知って迷い始める凪クッソエゴイストで笑ってしまうw
まあ凪は玲王の前では紳士だよね、大人しく待ってて偉い! - 167124/10/15(火) 21:20:41
凪は邪な考えを振り払うようにして、いつもと同じように自分のベッドの上で寝転んだ。
スマホをいじることもできないため、今日一日に起こった出来事を思い返す。情報量が多すぎた。
朝起きたら犬になっていて、玲王に褒めてもらって、撫でてもらって、そうそれから、頬にキスを…
いきなり犬になるなんて散々だと思いそうなものだが、玲王にあんな風に触れてもらえただけで全部チャラになってお釣りが来るほどだ。凪は本気でそう思っていた。
そうして考え事をしているうちに、凪は眠ってしまったのだった。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.玲王に頭を撫でられる感覚で目を覚ます
2.玲王の気配に気づいて目を覚ます
- 168124/10/15(火) 21:28:20
凪は、目を覚ました。
頭を撫でられていた。誰にか、など見なくてもわかる。
この手は玲王のものだ。
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.なぎ、と呼びかける
2.無言のままでいる
- 169二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:36:54
寂しそう
玲王は顔に出さないの上手そうだし
泣いてなきゃいいな - 170124/10/15(火) 22:48:46
「なぎ」
玲王の声は、今日の朝に彼から発せられたのと同じ声色をしていた。
その時と同じように、凪は玲王の顔を見た。
今度は、玲王の目に涙は見られなかった。
しかし、なぜか寂しそうな顔をしている。これも、今日の朝見た表情と同じであった。
「わん(玲王)」
「…起こしちまったか。ごめんな、せっかく気持ち良さそうに眠ってたのに…」
玲王はそう言うと、腰掛けていたベッドから立ち上がった。
「一回帰ってきて、お前がぐっすり眠ってたから、お前の飯を部屋に持ち帰らせてもらったんだよ。食うだろ?」
「わん…(玲王…)」
「んー?まだおねむか?よしよし、これ食ったらねんねしていいからな」
玲王の表情はすでにいつも通りに戻っている。先程見せた寂しそうな表情は、また一瞬で隠されてしまった。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.玲王が寂しそうな理由がわからない
2.玲王が寂しそうなのは、凪が玲王に何も言わずに外出したからだと思い込んでいる
- 171二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:54:44
凪、気付いてないのかー!これは凪は自分の片想いだと思ってるやつかな…?
- 172124/10/15(火) 23:17:51
凪には、玲王にこんな表情をさせてしまう原因がわからなかった。
ただ一つ言えるのは、凪は、玲王に寂しい思いをしてほしくないということだ。
「わん(玲王)」
「!」
「わん(俺が隣にいるから、寂しくないよ)」
犬の言葉が伝わる訳ないと思いながらも、凪はそう気持ちを込めて鳴いた。
地面に降りて、玲王の足に擦り寄る。
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.膝をついて凪を抱きしめる
2.笑顔になって凪を撫でる
- 173二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:25:17
うう、このスレが日頃の癒しだ…
スレ主文上手すぎるよぉ、癒されるしキュンキュンするーーー! - 174124/10/15(火) 23:37:02
「……」
玲王は、手に持っていた凪の食事を一度床に置いた。
そして、膝をついて凪をぎゅっと抱きしめた。
「わっ(わ、玲王?)」
凪の毛並みに顔を埋めているので、凪からは玲王の表情が見えない。
凪が不安に思っていると、玲王の声が聞こえてきた。
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.なぎと呼んでもいいか聞く
2.凪みたいだと呟く
- 175124/10/15(火) 23:46:05
「なぁ…お前のこと、なぎって呼んでもいい?俺…」
凪は驚いて、鳴き声すら発せずにいた。
「お前、やっぱあいつに似てんだもん。人間と犬で全然違うのに、俺、こんな…」
そこで、玲王の声は途切れた。
凪は、dice1d2=1 (1)
1.優しく鳴いた
2.玲王の頬をそっと舐めた
- 176二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 02:05:27
こんなの絶対両想いじゃんって状況に当人たちだけが気づいてない所からしか得られない栄養があります
この2人ちょっと可愛すぎるぞ - 177124/10/16(水) 10:37:52
凪は、
「くぅん」
と鳴いた。
それを聞いた玲王が、驚いたような表情でなぎの顔を見た。
その頬が濡れていないことに安心し、柔らかいそこに鼻先を一瞬当てる。
「え、良いよ…って言ってる?」
「くぅん(うん。玲王が笑ってくれるならなんでもいいよ)」
「…そ、か」
玲王は、dice1d2=2 (2)
1.お礼に頬にキスしてくれる
2.お礼に鼻先にキスしてくれる
- 178二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 10:48:24
致死量の可愛いを浴びました…
- 179124/10/16(水) 11:06:47
少しの間なぎの顔を見つめたあと、穏やかな笑みを浮かべた玲王は、目を閉じた。
そして。
「ありがとな、なぎ…♡」
ちゅっとなぎの鼻先にキスをした。
なぎは、dice1d2=2 (2)
1.俺、ずっと犬のままでいいかも…と一瞬思う
2.脳内に宇宙が広がってしまう
- 180二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:36:34
鼻先ちゅーで宇宙に飛んじゃうなら人間の時に唇にちゅーされたら凪どうなっちゃうんだ!?
玲王もわん凪も人間凪も全部かわいいこのスレ - 181二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 12:42:28
- 182二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:50:38
かわいい
かわいすぎる - 183124/10/16(水) 23:59:59
玲王から鼻先にキスをもらったなぎの脳内は、一瞬のうちに「玲王、今俺にキスした?」「しかも今度は頬じゃなくて鼻に」「玲王かわいい」「頬はギリ、ほんとにギリ、友達にもするかもしれないけど、鼻は恋人にしかしなくない?」「もう実質唇にしたのと同じなのでは?」「玲王が近くていいにおいする」「玲王、やっぱ今俺にキスしたよね?」「鼻にキスしてもらったってことは唇にキスしてもらったってことじゃん」「玲王かわいい」「唇にキスしてもらったってことは、俺も玲王にキスしたってことだよね」「俺、玲王とキスしたんだ…(してない)」というような情報でいっぱいになってしまった。
そのようにしていっぱいいっぱいになってしまったなぎは、ただ玲王の顔を見つめることしかできない。
「…ごめんな?急に変なこと言って…ありがとな」
玲王はそう言って、最後にもう一回ぎゅっとなぎに抱きついてから離れていった。
「…さ、飯にしようぜ!これ食ったらまた寝ていいからな!」
玲王の唇の柔らかさをしっかりと覚えてしまったなぎは、その柔らかさに脳内を支配されつつ、でも玲王の顔が明るくなったことにはしっかりと気付いていた。
それに安心して、なぎはようやく食事を食べる気になれたのだった。
なぎは、dice1d2=1 (1)
1.眠る前に玲王が何か言いたげな様子であることに気付く
2.玲王とキスしてしまった(してない)ことにずっと脳内を占領されてしまう!
- 184二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 00:02:55
鼻ちゅーで頭ピンクになってても玲王の機敏に気付く凪は天才だなあ〜!
- 185124/10/17(木) 00:24:35
「それじゃーなぎ、おやすみ。また明日な」
なぎを凪のベッドに寝かせた後、玲王は自分のベッドに腰掛けた。
玲王の様子を見て、なぎは違和感を覚えた。
「……」
「?(?)」
あからさまにそわそわしている訳ではない。なるべくいつも通りに振る舞おうとしているのだろうか。
しかし、なんだか浮かない表情をしている。
「わん(玲王?)」
なぎは玲王の表情を伺うように顔を上げた。
玲王は、dice1d2=1 (1)
1.なぎに一緒に寝てくれないか頼む
2.犬相手でも恥ずかしくてお願いできない
- 186124/10/17(木) 00:48:42
「っ!な、なんでもない!……」
「わん(玲王〜?)」
「…えと…」
「わん(どしたの玲王)」
「……その…」
一度は誤魔化そうとしたものの、玲王はそれから少しの間沈黙した後、なぎに向けて腕を広げる。
「…いい子のなぎ、俺と一緒に寝てくれる?」
「わ…(わ…)」
凪は、dice1d3=1 (1)
1.本能のままに玲王に飛びつく
2.ちょっと迷った後、大人しく玲王の腕の中におさまる
3.ちょっと迷った後、ちょっと距離を空けてベッドにおすわりする
- 187二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 01:01:30
速報_
天才凪誠士郎の理性、御影玲王の可愛さの前にあえなく崩壊 - 188124/10/17(木) 01:19:53
驚くどころの話ではなかった。
玲王に添い寝を求められている。添い寝を?俺が?
そんなことが許されるのか?
なぎは自分の脳内が「玲王かわいい」で占められてしまうのに必死で抗いつつ、どうすべきかを考えようとした。
考えようとしたのだが、それよりも玲王が不安になってしまう方が早かったらしい。
「……お願い、なぎ」
それは良くない。玲王にそんな寂しそうな表情をさせてしまうのは、なぎにとって最も良くないことだった。
なぎは考える間もなく、自分のベッドから素早く起き上がって、玲王のベッドに飛び込んだ。
「な、なぎ?」
「わん(玲王ごめんね、そんな顔しないで…)」
そう言ってから、ふと自分が正面から玲王にハグする体勢になっているのに気付いた。
そして初めて、自分がとんでもないことをしてしまったと悟ったのだった。
玲王はぽかんとした表情をしたあと、
「はは!なぎってばほんと、天才!」
そう言って、凪の一番好きなかわいい笑顔を見せた。 - 189124/10/17(木) 02:39:25
なぎの心臓は、自分を抱きしめながら眠っている玲王に聞こえてしまうのではないかと思うほど大きな音を立てていた。
確かに、今までも何度かベッドで一緒に眠ったことはある。ただそれは甘えとかお世話の延長線上にあったようなもので、玲王に対して邪な感情を抱いてしまっている自覚のある凪は、玲王の体に極力触れないようにしていた。(これは、寝る時に限った話でもないが。)
寝ぼけた玲王が体温を求めて、たまたまそっと背中に縋りついてくるような体勢になった時だって、凪は自分の本能を理性で抑え込んで、玲王が寒くないように毛布でぐるぐる巻きにしてあげたのだった。
そんななぎにとって、この状況は色々とまずかった。
心臓は相変わらず忙しなく大きな音を立てており、いつもならベッドに入ってすぐ訪れるはずの眠気も、やってくる気配すらない。
「……なぎ、起きてる?」
そんな時、玲王の囁くような声が聞こえた。
「わん(うん、起きてるよ)」
「…あ…起きてたか。寝にくかったらごめんな、好きな時にベッド出てってもいいからな」
好きな子にそんな風に言われて、出ていける男がいるはずない。
ベッドを出て行こうとしないなぎに安心したのか、玲王はなぎの背中を軽く撫でた。 - 190124/10/17(木) 02:40:50
「…俺、なんか今日変なんだ。お前に似てる人間のことばっか考えてさ…」
なぎは静かに、玲王の独白に耳を傾けた。
「そいつ、急に俺の前からいなくなっちまって…まあ、それでお前と会えたのは良かったけど」
玲王の声が、だんだん、とろとろと溶けてきていることに気付く。今日は色々なことがあったから、眠たいのだろう。
玲王の声を聞いていると、なぎも自分のまぶたが降りてきたことに気付いた。
「なんていうかさ。外出してるだけで、ちゃんと戻ってくるはずなのに…何でか、不安で」
玲王が不安がっている。
不安を少しでも和らげてあげたいのに、今のなぎには、なぜか体が思うように動かせない。 - 191124/10/17(木) 02:42:26
「おれ、凪に捨てられた?とか、変なこと…考えちまってる」
そんなことあるはずない。
ねえ玲王、俺ここにいるよ。
そう伝えたかったが、声を出すことができない。
脳にもやがかかったようにぼんやりし始めている。
これは眠気なのだろうか。さっきまで、全く訪れなかったくせに。
「そしたら、怖くて、寂しくて…凪、ちゃんとおれのとこに、帰ってきてくれるのかな」
ずっと玲王のそばにいるよ。
これも声にならない。
ああ、伝えなければならないことがたくさんあるのに、もう意識が途切れてしまいそうだ。
この感覚は、まるで、夢の中から引っ張られているかのような。 - 192124/10/17(木) 02:43:32
「おれ、凪のこと……」
俺、玲王のこと、好きだよ。
水中にいるかのように、その先の玲王の言葉が聞き取れなくなってしまったまま、凪は意識が遠のくのを感じた。 - 193124/10/17(木) 03:05:41
1日目終了
凪
玲王のことが大好き。恋愛的な意味でも。
朝起きたらなぜか犬になってしまっていた!その後人間に戻ったりまた犬になったりを経て、変身のきっかけを掴んだ様子?
玲王に撫でられ褒められキスをされ、一生犬でいいかもと思いかけるも、人間に戻ったりまた犬になったりする体質だとわかった後は、想像上の自分に玲王を取られないように何としても元の体に戻ろうと決意する。
玲王
凪のことが大好き。恋愛的な意味では…?
朝起きたら凪がいなくなってしまっていた!代わりに置いていかれた白くてデカい犬に助けられて、やっぱ似てるなと思わずにはいられない。
凪は一時的に外出しているだけだと理解しつつ、何も言わずにいなくなってしまったことが寂しい。普段あまりこういった弱音を吐いたりしないのになぎに対して弱い自分を見せてしまったのは、犬相手だからだろうか。
その他の人々
突如ブルーロックに現れた白くてデカい犬はただの犬だと思っている人がほとんどだが、ネスや絵心たちをはじめとする何人かはその正体が凪であると知っている。ただし、彼らも凪の変身のきっかけが何かは(恐らく)知らない。
犬の正体を知っている数人のうち斬鉄以外は、なぎが犬の姿であることを利用して玲王に存分に甘えまくっているのを見て何とも言えない気持ちになっている。 - 194124/10/17(木) 03:08:26
ここまで読んでくださってありがとうございます!
たくさん感想やコメントをいただけて、大変励みになりました!
2日目以降は次スレに行きます。またスレ立てをするので、見かけた際はよろしくお願いします! - 195二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 06:42:15
かわいすぎた1日
スレ主さんおつかれさまです!2日目も楽しみにお待ちしてます! - 196二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:18:19
楽しみに待ってます
- 197二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 10:13:24
スレ主お疲れ様〜!
可愛い凪わんと玲王の話めっちゃ癒されました!次スレも楽しみに待ってます😊 - 198二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:18:52
おつです
癒しをありがとうございました! - 199二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:20:16
最初に凪が何の姿になるかで白い大型犬がたくさん推されてたのがなんか面白かった
- 200二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:21:50
おつです
次回も楽しみにしてます