- 1二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 21:45:32
ニンゲンが地底世界を去った後、モンスターたちはどう過ごしたのか、という物語を安価で作りたい。
もちろん全部ネタバレ注意。
ただし今回はGルートとNはNでもロードしたらPルートに行けるルート(全員と友達ルート)、
そして、既に通ったルートは除く。
過去スレまとめはこちら。
過去スレ一覧&現在までのエンディングリスト | Writeningアンダイン死亡の追放トリエルエンドから、スパゲッティアンドピースな世界になった1スレ目 https://bbs.animanch.com/board/2864876/ 全員生存のアンダイン裏切られエンドから、ある種の『真実』を知ってし…writening.net - 2二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 21:48:59
Nルートまとめは以下の表の通り。
(参考元:Undertale Japan Wiki
https://undertale.fandom.com/ja/wiki/Undertale_Japan_Wiki
ライセンス:CC-BY-SA)
今回も、まずどのNルートを経たのかを決める。
このニンゲンはトリエルを殺した?見逃した?
- 3二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 21:57:49
ころした
- 4二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:10:22
このニンゲンは、久しぶりにトリエルを殺した。
前回彼女はニンゲンを助けた事を気に病む結果になったが、今回は、少なくともこの先の事は何も知らない事になる。
ちなみに、いせきの他のモンスターたちはどうなっただろうか?
- 5二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:10:49
みんな生きてる
- 6二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:15:13
どうやらいせきのモンスターたちは無事のようだ。
ニンゲンは的確にトリエルだけ殺したらしい。
とにかくニンゲンはいせきを後にした。
そして、ニンゲンはスノーフルに向かい、パピルスと出会った。
このニンゲンはパピルスを殺した?みのがした?
- 7二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:16:10
殺した
- 8二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:18:06
- 9二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:21:19
無事だ
- 10二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:25:47
- 11二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:28:29
殺した
- 12二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:33:14
アンダインは今回も、パピルスの敵討ちをすることは出来なかった。ウォーターフェルのモンスターたちは無事だろうか……?
- 13二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:33:52
無事だ
- 14二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:41:20
- 15二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:42:36
壊した
- 16二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:43:52
- 17二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:45:11
無事だ…
- 18二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:48:13
おいこれまずくね?
- 19二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:49:34
- 20二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:50:49
dice1d4=4 (4)
dice1d4=3 (3)
- 21二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:52:56
ニンゲンは、リセットした。
ニンゲンはいせきのモンスターたちを見逃し、トリエルを殺した。
ニンゲンはスノーフルのモンスターたちを見逃し、パピルスを殺した。
ニンゲンはウォーターフェルのモンスターたちを殺し、アンダインを殺した。
ニンゲンはホットランドやコアのモンスターたちを殺し、メタトンを破壊した。
そしてニンゲンは、アズゴア王と出会った。
ニンゲンは、アズゴア王と戦い、そしてフラウィと戦った。
ニンゲンは、フラウィを殺した?見逃した?
- 22二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:56:03
殺した
- 23二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 22:58:38
ニンゲンは再び、フラウィを殺した。
そしてニンゲンは、地底を去った。
地底では、サンズが生きている。
地底では、トリエル、パピルス、アンダイン、メタトン、アズゴア、フラウィ、そして数多のモンスターたちが死んでいる。
アルフィーは……
サンズは、ニンゲンの携帯電話に、メッセージを残す事にした。 - 24二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 23:15:32
皆のリーダーだった者たちが、一晩で全員いなくなり、地底は葬式のような空気になっている事。
生き残ったモンスターたちは落ち込み、地底から出られないまま死ぬしかないのか、と悲嘆に暮れている事。
サンズ自身がリーダーをしないのは、ひとえに彼に“そういうこと”が向いていないから、という事。
自分のような奴がとことん“ゆる~く”やるとこうなる、という事。
そして、人口密度の問題は、ニンゲンがじゃんじゃん殺しまくったおかげで解決した、
いい“けいけん”になったなら何よりだ、という、皮肉。
「クソッたれが」
最後にそう吐き捨てて、サンズは電話を切った。
この物語の後日談は、ここから始まる。
まずは誰の視点から、後日談を始めようか?
今日は寝ます。
- 25二次元好きの匿名さん24/10/11(金) 23:28:05
グリルビー
- 26二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 07:00:03
スノーフルの犬だ
- 27二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 09:50:06
フロギー
- 28二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 09:51:13
オオワライチョウ
- 29二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 10:18:29
- 30二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 11:14:36
- 31二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 17:23:13
- 32二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 18:58:47
本当にできたのだろうか…?(不穏)
- 33二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 19:24:36
スノーフルの森は、かつて以上に静まり返っていた。
聞こえてくるものといえば、イヌの短い呼気くらいのものだ。
彼らが仕えるべき王も、彼女らが従うべき団長も、もういない。
一晩のうちに、みんな、姿を消してしまった。
だが、皆うっすらと気付いている。
あの日、いつもと違うことがあったとすれば――あのニンゲンが来た事以外、ないのだから。
そしてロイヤル・ガードのイヌたちは、誰に命じられたわけでもなく、いつものルーティンとして、森周辺の見回りをしていた。
すると……
- 34二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 19:31:17
クマのモンスターが何かを探していた
- 35二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 19:34:45
向こうにサンズがいた
- 36二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 19:37:54
ガサガサと音がした
- 37二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 19:49:39
見なれない犬がいた
- 38二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 21:54:54
- 39二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:16:17
- 40二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:24:45
その時、針葉樹林の茂みの奥で物音がした。
がさがさ、がさがさと。
途端、イヌたちの耳と尻尾がピクリと動いた。
「そこにいるのは誰ッス!?」
(正体を表し……)
イヌカップルが斧を突きつける前に、とりわけ元気のいいレッサードッグが茂みに突っ込んでいった。
果たして物音の正体は……
- 41二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:26:29
モンスターの子供
- 42二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:27:56
パピルスをさがしていたビッグマウスだ
- 43二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 22:33:03
白い犬だ なんか顔がウザイ
- 44二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 23:07:58
>>46まで伸ばして今日は寝ます。
- 45二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 23:32:11
- 46二次元好きの匿名さん24/10/12(土) 23:34:33
- 47二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 09:38:47
- 48二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 13:51:36
「ええい、ワシじゃワシ!相変わらず元気で見境がないのう!」
レッサードッグにベロベロ舐められている“彼”を見た途端、イヌカップルは斧を納めた。
「せ、正義の鉄槌ガーソン……!」
(大変申し訳ないサ!)
だがレッサードッグ本イヌはよくわかっていないらしく、尻尾をちぎれんばかりに振りながら、首をにょきにょき伸ばしている。
もっともレッサードッグの場合、誰相手でもこうだったのだが。
やむを得ずイヌカップル二人でひっぺがす事でようやく落ち着いた。
「やれやれ、元気がいいのも困りもんじゃのう……」
「そ、それよりガーソンさん」
(一体どうしてここまで来てるサ?ウォーターフェルから出てくるなんて珍しいサ)
ガーソンはよだれでベタベタになった顔を拭きながら言った。
「ああ、実はの……」
- 49二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 13:57:14
白い見たことのない犬に追い回された
- 50二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 16:19:26
パピルスのちりがないか集めに来た
- 51二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 16:20:42
ニンゲンがなぜあんなことをしたのか手掛かりになるものがないかと思って来た
- 52二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 16:40:05
ニンゲンについて聞き込みがしたかった
- 53二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 16:41:24
- 54二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 17:51:25
- 55二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 19:11:13
ガーソンはバツが悪そうに、帽子越しに頭を掻いた。
「……あの子に……アンダインに会える気がしてのう」
その名前に、イヌたちは思わず顔を見合わせた。
「あの子はこのへんでもよく遊んどったじゃろ。ほら、あののっぽのスケルトンを巻き込んで……」
のっぽのスケルトン、と聞いて、イヌたちは思わず尻尾を力なく垂らした。
「スノーレスリング、なんて叫んでドタバタしてるんじゃないか、なんての……
……年寄りの戯言じゃ、忘れてくれ」
ガーソンは一つ欠伸をすると、
「ここは寒くて敵わん。冬眠せんうちにワシャ帰るぞい」
と、杖をつきながら去っていった。
その寂しげに丸められた甲羅を、イヌたちは見送った。見送ることしか出来なかった。
一方その頃……
- 56二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:00:53
フロギーたちは黄色い花の世話をしていた
- 57二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:02:23
ニンゲンの突然の変貌を聞いて困惑するいせきのモンスターたち
- 58二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:04:56
シャイレーンもアンダインを探していた
- 59二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:06:41
グリルビーに入り浸るサンズ
- 60二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:12:37
- 61二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 21:42:27
- 62二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 22:21:41
「ケロケロ(きいたケロ?)」
「ケロケロ……(きいたケロきいたケロ)」
「ケロケロ、ケロ……?(一体あのニンゲンに、何があったケロ……?)」
いせきの閉ざされたドアの奥、フロギーたちが集い、不安そうに鳴きあっていた。
あの日やってきたニンゲンは、決して悪いニンゲンではなかった。
フロギーに声をかけ、ルークスをからかう事もせず、チビカビとも有意義なやりとりをしていた。
しかし、それが間違いだったかもしれないとフロギーたちが気付いたらのは、それから数日後の事だった。
いつもいせきをパトロールしているはずのトリエルが、次の日から表に出てこなくなったのだ。
やむを得ずみんなで家に入ると、そこには食べかけのパイと、そして――
「(ブルブル)」
フロギーは思い出して身震いした。
トリエルの家、その階下にある扉の前に、大きなチリの山が出来ていたのだ。
あの後すぐに点呼をしたが、返事をしなかったのは、トリエルだけだった。
つまり、あのチリは……トリエルは……ニンゲンは……
いせきのモンスターたちは戸惑い、そして、怯えた。
一体あのニンゲンに、何があったのだろうか……?
フロギーたちがいせきで困っている頃、いせきの外では……
- 63二次元好きの匿名さん24/10/13(日) 23:04:07
橋でサンズが誰かを待っていた
- 64二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 09:45:33
アルフィーが隠しカメラの前に立っていた
- 65二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 10:27:27
怪しい宗教ができていた
- 66二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 17:24:53
この世の終わりが近付いていると触れ回る者達がいた
- 67二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 17:25:38
- 68二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 17:51:07
- 69二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 20:59:05
アルフィーは、ウォーターフェルの入り口付近の滝にいた。
正確には、その滝の水の落ちた先、板で出来た簡単な橋がある場所だ。
普段は岩が落ちてくる危険なエリアだが、今はとても静かだった。
当然だ。ここに岩を配置したモンスターは、もう、この世にはいないのだから。
「……っ……」
アルフィーの吐息が震えた。
彼女はそこに蹲り、そして、小さく呟いた。
「……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
アルフィーの囁くような謝罪は、滝の音にかき消され、誰の耳に入ることもなかった。
その時だった。
- 70二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 21:03:45
白い犬が出てきた
- 71二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 21:49:53
背後に誰かの気配を感じる
- 72二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 21:51:00
ガーソンが話しかけてきた
- 73二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 22:11:16
突然エコーフラワーがアルフィーにだけ聞こえる声でなにかを喋り出す
- 74二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 22:13:45
- 75二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 22:18:51
- 76二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 22:55:46
「もし、」
突然背後からしゃがれた声が聞こえてきて、アルフィーの体はバネ仕掛けみたいに跳ねた。
「きゃああっ!?」
そのまま危うく滝壺に落ちそうになったところを、干からびて潤いの足りない、しかし元来の力強さを感じさせる手が、しっかとアルフィーを掴んだ。
アルフィーが何とか体勢を立て直して振り返ると、そこにはガーソンがいた。
「大丈夫かの、お嬢さん。悪い事をしたわい。すまんかったの」
「い、いいいいいいえ、大丈夫です。ちょっと、その……か、考え事してただけで……」
二人の間に、滝音のみが流れていく。
ややあって、動いたのはガーソンの方だった。
「……このへんは、よく、アンダインが遊びに来ったよ」
ガーソンの呟きに、アルフィーはレンズ越しでもわかるほど、大きく目を見開いた。
「特に、ほれ、あそこ……滝の裏側に洞窟があるじゃろ。例えばあの子が親とケンカした時なぞ、あそこに隠れとったもんじゃよ」
その光景を想像して、アルフィーは複雑な顔をした。
その様は目に見えるようで微笑ましかったが、しかし、とうの彼女は、もう、この世には――
「……今のワシはあの子の“よすが”を辿るだけの老いぼれじゃよ。
驚かせて悪かったの」
ガーソンはアルフィーの肩に手をやると、去っていった。
アルフィーは――アルフィーは、震える事しか出来なかった。
あの時、もし自分がアンダインの味方をしていたら?
あの場でニンゲンを殺していたら?
呑気にニンゲンのヒロインになるなんて、バカな事を考えなければ――?
それは、アルフィーの罪だった。
アルフィーは再び崩れるように床に伏し、そして、大声で泣き始めた。
泣いたところで、彼女が帰ってくる事は、絶対にない。
それでも、アルフィーには、泣き叫ぶ事しか出来なかった。
一方その頃、サンズは――
今日は寝ます。
- 77二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 01:49:01
グリルビーにいた
- 78二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 08:54:09
あの見張り小屋にいた
- 79二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 17:03:40
いせきの入り口にいた
- 80二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 17:04:19
ホットランドでアルフィーを探している
- 81二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 17:05:04
- 82二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 18:36:08
- 83二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:06:10
グリルビーズの中は静かだった。
あまりにも、静かだ。不自然すぎるほどに。
時折グリルビーの炎が弾ける音がして、アルコールの強いにおいで満ちている。それだけだ。
そして、アルコール臭の主は、今もカウンターに頭蓋骨を預け、両手をだらりと垂らして眠りこけていた。
――サンズだ。
あの日から――パピルスがチリになったあの日から、サンズはいつのまにか、こんな調子になっていた。
無理もない、とグリルビーの炎が微かに揺らめく。
サンズがどれだけ弟のことを愛していたかは周知の事実だった。
初めこそサンズはいつも通りを装うとしていたが、それにも割とすぐに限界が来たのが、皆にもわかってしまった。
それでもグリルビーは、サンズに対し、何か言う事は出来なかった。
口下手な自分では、どんな言葉でも、サンズのタマシイを焦がしてしまいそうだった。
なのでグリルビーは、なるべく弱い酒を勧めながら、グラスを磨く事しか出来なかった。
その時だった。
- 84二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:18:30
モンスターの子供が息を斬らしてやって来た
- 85二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:19:01
いぬのモンスターたちの一団がやって来た
- 86二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:21:07
謎のカルトの噂が来た
- 87二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:28:23
オワライチョウの親子が来た
- 88二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:34:58
- 89二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:38:37
- 90二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:40:18
- 91二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:52:24
白い犬のTシャツだ
- 92二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:52:35
真っ黒な服を来て顔を隠している
- 93二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:53:52
テミーの入れ墨だ
- 94二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:53:55
アズゴアが印刷されたシャツを着ている
- 95二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:56:37
- 96二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:07:49
- 97二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 23:25:35
彼らはみんな、アズゴア王の顔がプリントされたTシャツを着ていた。
といっても、そのTシャツ自体はそう珍しいものではない。
少し前の首都には、そんなTシャツがよく売られていた。
もっとも、それもアズゴア王に起こった悲劇により、店頭から全部回収されてしまったはずだ。
だが……なんというか、雰囲気が妙だ。
グリルビーは静かにメガネを直し、彼らを観察した。
やがて、その中の一人が口を開いた。
その内容とは……
今日は寝ます。
- 98二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 02:17:32
みんな死んで王様のところへ行こう!
- 99二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 02:29:25
王様を守れなかった俺達は死んで王様に詫びよう
- 100二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 06:41:11
アズゴアをよみがえらせよう
- 101二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:39:43
アズゴアの遺志を継ごう
- 102二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:41:13
- 103二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 18:59:15
オツテール
- 104二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:08:39
- 105二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 20:19:29
ただ慕ってるだけではこれ
- 106二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:00:14
「ああ、どうかお気になさらずに」
「我々は怪しいものではございません」
わざとらしいまでの明るい声で、アズゴアTシャツの集団は言った。
「我々はアズゴア王の遺志を継ごうという有志の集まりです」
「我々はモンスターみんなの為に活動しています」
グリルビーの頭の炎が、ちりちりと疼いた。
サンズは、まだ、眠りこけている。
「また7つ集めればいいじゃあないですか」
「いえ、7つと言わず、1つでもいいのです」
「それが王の望みでした」
「だから我々も、そうするだけです」
「そうです、こんなところで死んだようにいるよりも」
「こちらの方がずっといい、そう思いませんか?」
「我々こそが王の代わりに成し遂げるのです」
――一体、彼らは、何の話をしている?
グリルビーの頭にあるのは、ただひたすら、困惑ばかりだった。
「さあ、あなたも――」
アズゴアTシャツが、サンズに手を伸ばし――
- 107二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:12:25
その手は振り払われたのだった
- 108二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:14:46
- 109二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:15:33
実は起きていたサンズ
- 110二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:17:12
- 111二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:18:17
- 112二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:21:24
- 113二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:42:20
- 114二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:46:59
- 115二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:04:14
「――本当に、」
サンズの口から、押し殺した声が漏れた。
「本当にアズゴアの遺志がどうこうってんなら――」
笑顔のアズゴアTシャツを着た面々は、無垢極まりない顔で、首を傾げている。
それを見たサンズは、暗い眼窩のまま、吐き捨てるように言った。
「なんで、アズゴアの苦悩が分からなかった?」
そして、ほんの一瞬の間に、サンズの姿は、もう、かき消すように消えていた。
「……おかしなことを言うスケルトンですね」
ややあって、彼らはそんな言葉を口にした。
「アズゴア王は迷いなく我々を導いてくれていたというのに」
「アズゴア王は我々を幸せにしてくださることだけを考えてくださっていたのに」
「アズゴア王は我々の為に、ニンゲンのタマシイを集めていらしたのに」
何ておかしなスケルトンなんだ、と、彼らは笑い、そして、グリルビーズから出て行った。
後に取り残されたグリルビーは、炎の体であるにも関わらず、背中に何か冷たいものが伝うのを感じていた。
一方その頃……
今日は寝ます。
- 116二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:12:19
白い犬が大暴れしていた
- 117二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:35:53
MTTリゾートの社員達が今後の仕事や経営はどうなるのか心配している
- 118二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:47:39
アンダインの家で二人組のモンスターが遺品の整理をしていた
- 119二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:16:56
ホットランドにもカルトが布教を始めていた
- 120二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:20:06
- 121二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 12:10:36
ちょっと不謹慎だけどワクワクしてきたわ
- 122二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 18:37:08
- 123二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:09:19
スノーフルでの自主的なパトロールを終えた後、イヌ達はウォーターフェルに来ていた。
ウォーターフェルは、静まり返っていた。
あの時行われたニンゲンの蛮行の影響もあり、生き残った住民のほとんどは、水中で今まで以上にひっそり暮らす事を選んだようだ。
ウォシュア、アーロン、チビカビ、デカカビ、シャイレーン……あまりにも多くのチリが流された。
しかもそれがわかったのがニンゲンが去ってしばらくしてからだったので、彼らの葬儀をする事も出来なかった。
そんな事を考えながら、イヌたちはウォーターフェルを歩いていた。 - 124二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:37:19
ややあって、イヌッスが言った。
「オレらはこっちに行くッス。キミたちはガーソンさんがちゃんとお家に帰ったか見てきて欲しいッス」
イヌッスの言葉に、レッサードッグとグレータードッグがとっても元気に頷いた。
きっと意味はわかっているだろう。その証拠に、彼らはガーソンの店の方へと走っていった。
(……さ、ウチらも行くサ)
イヌッサが顎をしゃくる。
彼らが目指すのは――上司、アンダインの家だ。
かくして彼らはアンダインの家の敷居を跨いだ。
家の中は、恐らく彼女が家を出たままの状態で放置されていた。
(……さ、片付けてあげるサ)
「……そうッスね……」
イヌカップルは小さなため息と共に、出しっぱなしにされた私物を、少しずつ片付けていった。
葬儀があげられなかったのは、彼女も同じだ。彼女のチリもいつのまにか飛び散ってしまった。
やむなく何か代わりのものをということで、こうして彼らは彼女の家を片付けつつ、探しているわけだが……
「……あれ?」
イヌッサが、妙なものを見つけた。
それは……
- 125二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:40:21
メモ帳だ
- 126二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:41:32
ホームビデオだ
- 127二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:43:15
剣(?)を見つけた
- 128二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:47:24
アズゴアのTシャツだ
- 129二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:48:37
- 130二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:03:23
- 131二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 09:22:17
このレスは削除されています
- 132二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 17:06:21
このレスは削除されています
- 133二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 19:39:57
(ねえ、ちょっと!)
イヌッサに呼ばれて、イヌッスは相手の手の中を覗き込んだ。
「何かあったッスか?」
(これ……)
イヌッサが持っていたのは、ケータイだった。
青いウロコ模様のカバーと赤い魚のストラップがついている。画面は端っこの方にヒビが入っていた。
「……アンダインのニオイがするッス」
(ってことは、やっぱりこれはアンダインのケータイサ?)
「だと思うッスけど……あ、」
肉球の先がディスプレイに触れると、ふっと画面に光が灯った。
どうやらアンダインは、パスワードロックも何もかけていなかったらしい。あっさりとホーム画面が開く。
「……」
(……)
イヌカップルは顔を見合わせた。
どうする?このまま、アンダインのケータイを調べるべきだろうか……?
- 134二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 19:41:16
調べようとすると後ろから声が聞こえた
- 135二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:16:37
悪いとは思いつつも調べてみる
- 136二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:18:52
アンダインの携帯が鳴った
- 137二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:24:24
履歴を見てみる
- 138二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:25:03
- 139二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:37:09
- 140二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:00:41
「……じゃ、じゃあ……」
(……見てみるサ?ほら、解約処理とかいろいろあるし……)
二人が何かアイコンをタッチしようとした、その時だった。
「――」
突然、声が聞こえた。
「っ!?」
(誰サ!?)
二人は慌てて振り返る。そこにいたのは……
- 141二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:06:49
シャイレーンだ
- 142二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:35:00
ガーソンだ
- 143二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:35:27
ガスター
- 144二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:40:04
モンスターの子供
- 145二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:47:10
- 146二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:56:55
- 147二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:22:08
「……何をやっとるんじゃこんなところで」
そこには、困惑した顔のガーソンがいた。
「せ、正義の鉄槌ガーソン……!」
(大変申し訳ないサ!)
「もうさっきやった奴じゃな」
困惑に半ば呆れをにじませるガーソンを見て、イヌカップルはまた尻尾を丸めた。
ガーソンの後ろではグレータードッグが尻尾を振り、レッサードッグがイヌカップルの方に撫でてとばかりに首を伸ばす。
どうやらガーソンを連れてきたのは彼ららしい。
何をどうしてかわからないが、ガーソンを連れてきてほしいと言われたと解釈したらしい。
「……で、お前さんたちは何をやっとるんじゃ」
イヌカップルは尻尾を垂らしながら、
「……あ、アンダイン隊長の部屋を掃除してたッス」
(そうサ!別にケータイなんか見つけてないサ!……あ)
それを聞いたガーソンは……
- 148二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 01:41:12
まあいいじゃろ
- 149二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 01:42:06
気づかないフリをするガーソン
- 150二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 01:48:37
自分にも見せて欲しいと言うガーソン
- 151二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 01:54:56
2人の気持ちを察して敢えて放置する
- 152二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 01:56:08
- 153二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 10:22:10
このレスは削除されています
- 154二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 16:53:15
- 155二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 20:45:40
しかし、二人の動揺をよそに、ガーソンは囁くように言った。
「……ワシにも、見せてくれんか」
イヌカップルは顔を見合わせ、ガーソンを見て、また顔を見合わせ、
「……ええっ!?」
と、再びガーソンを見た。
「どうせ見るつもりじゃったんじゃろ、解約がどうの言って」
図星すぎてぐうの音も出ない。
しかしそれにしても、ガーソンまでプライバシーに乗り気なのは意外だった。
イヌカップルとガーソンは、今度こそケータイを開いた。
そこにあったデータは……
- 156二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 20:49:32
飛び出してくる白い見たことのない犬
- 157二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:02:57
ニンゲンがうつっている
- 158二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:04:46
砂嵐ばかりであったため切ろうとするとガスターが写りだされる
- 159二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:19:04
ニンゲンと戦う直前のアンダインがメッセージを残していた
- 160二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:20:00
- 161二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:36:56
- 162二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:43:06
ガーソンは、まるで甲羅の隙間に氷水を流し込まれたような感覚を覚えた。
そこには、ニンゲンが映っていた。
よこじまのシャツを着たニンゲン――あの日、皆の命を奪っていったニンゲンだ。
「この子は……」
(……もしかして、ウチらを撫でてくれた……?」
だがガーソンにはわからない。なぜそのニンゲンがここに映っている?アンダインが撮影したのか?何故?
そのニンゲンは、一体どんな顔で、どんな場面で映っていた?
>>167 今日は寝ます。
- 163二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:44:06
慌てて槍を避けていた
- 164二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:46:09
橋でモンスターの子供を引き上げようとしていた
- 165二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:54:10
真剣な顔でアンダインと戦ってる場面だ
- 166二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:06:46
笑顔でいせきのモンスターと触れあっている
- 167二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 07:30:58
- 168二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 14:15:32
- 169二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:02:45
「……これは……」
それは、あのニンゲンの子どもが、崖から落ちそうになっているモンスターの子どもに、手を差し伸べている場面だった。
「……あのニンゲン、子どもを助けたッスか……?」
(でもあのニンゲンは、アンダインを……)
イヌカップルが顔を見合わせる。
あのニンゲンはアンダインを殺した。
否、アンダインだけではない。ニンゲンはパピルスを殺した。ニンゲンはメタトンを破壊した。そして、国王アズゴアまでも……
果たしてこれほどの蛮行を行ったニンゲンが、子どもを助かるだろうか?
それに、アンダインは、どうやってこの図を撮影したのか?
仮に撮影していたとしても、アンダインは、あの決闘場で亡くなったはずなのだ。
ケータイが何故ここにある……?
ガーソンは再びケータイを操作して……
- 170二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:11:21
急に場面がアンダインがニンゲンに殺される場面に切り変わった
- 171二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:17:44
アンダインが戦いに臨む直前にアルフィーへ宛てた動画があった
- 172二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:31:49
ガスターの顔が映った
- 173二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:33:13
アンダインがいるはずのないさいごのかいろうの場面が映し出される
- 174二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:35:01
- 175二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 21:37:55
- 176二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:50:43
今度は動画ファイルが開かれた。
やや緊張した面持ちのアンダインが、カメラの方をまっすぐ見つめている。
「……」
アンダインは小さく咳払いをすると、改めて背筋を伸ばした。
「……この戦いを見守ってくれる、と言ってくれたな」
それは、凛とした声だった。
「パピルスからも連絡がない。奴がどれだけの蛮行を行ったのかは定かではないが……
わたしは、戦う。だから、どうか見守っていてくれ。
お前が見ていてくれると思うと、心強い」
それは、明確に、“誰か”に向けたメッセージだった。
黙って見ているしかないガーソンとイヌカップルの前で、画面の中のアンダインは己の胸を片手の拳で叩くと、力強く笑った。
「……行ってくるよ、アルフィー」
そこで、メッセージは終わった。
「……アルフィーって」(ドクターアルフィーの事サ?)
その名はもちろん、ガーソンも聞いたことがある。王宮直属の科学者だ。
何なら聞いたどころか、ついさっき会ったばかりだ。
「……そういう事か」
ガーソンは、静かにため息をついた。 - 177二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:25:26
もしアルフィーがアンダインがニンゲンに殺されたところを正しく目撃していれば、
ニンゲンに対する対応も、もっと違ったはずだ。
しかし、実際、メタトンはまるでドッキリのように破壊され、ニンゲンは逃げおおせた。
ならば、あの滝壺での誰かに謝る声や、自分が去り際に聞こえてきた、あの慟哭は――
アルフィーは、アンダインが今そこで死んだのを、見逃したのだろう。
――「見守ってくれ」と言われたのに。
このことに気付いたガーソンは……
今日は寝ます。
- 178二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:44:26
この動画をアルフィーに見せることにする
- 179二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 02:12:55
アルフィーに見せるにはまだ早い
- 180二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 12:13:16
アルフィーを探す
- 181二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 12:33:59
まだなにか残したものがあるかもしれないと念のために他の記録も覗いてみる
- 182二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:52:52
- 183二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:42:23
- 184二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:39:47
ガーソンは――このことを忘れることにした。
アルフィーに対し、一体何をよそ見していたんだ、となじることは簡単だろう。
しかしそれを言うなら、自分はニンゲンと呑気に世間話をし、モノを売りつけたのだ。
あの日地底のモンスター誰もが、あのニンゲンの蛮行を阻止できなかった。
その点において、モンスターたちは平等だった。
だからガーソンは、この件について、触れないことにした。忘れることにした。
それに、彼女はもう、既に苦しんでいる。ガーソンは、それを見た。
「……誰にも言うでないぞ」
ガーソンがイヌカップルに言うと、二人は意図を悟ったのか、静かに頷いた。
そうして残された彼らは、粛々と片付けを続けた。
願わくば、何も見つかりませんように、と祈りながら。
一方その頃、サンズは……
- 185二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:41:46
アルフィーを探していた
- 186二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:45:57
例のカルトを陰で見張っていた
- 187二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:50:38
トリエルが斃れた場所まで来て何があのニンゲンンをあそこまでさせたのか思い詰めていた
- 188二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:45:22
またグリルビーにいた
- 189二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:45:43
- 190二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 10:09:10
このレスは削除されています
- 191二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 17:29:59
今度もくらーい話になりそう
- 192二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:20:10
- 193二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:50:02
モンスターたちがアズゴアTシャツを置いて出て行った頃、まさに見ていたかのようなタイミングで、サンズはグリルビーズに帰ってきた。
先ほどよりも多少は苛立ちも落ち着いたようだったので、グリルビーは何も言わなかった。
ただ、ちらりとサンズを一瞥した。
そして、それで、サンズには十分だった。
「飲み直そうと思ったけど……残念、今日はおしまいか」
サンズは肩をすくめ、
「わかってるよ、グリルビー。酒は飲んでも飲まれるなってな」
と呟くように言った。
グリルビーがグラスを磨きながら会釈するのを見送って、サンズは店を出た。
店の外は寒々しい。
誰もいない。
みんな、わざわざ外に出る理由もなかった。
何をしたとて、この状況が変わるわけでもなかった。
サンズが雪を踏むスリッパの足音だけが響いている。
すると……
- 194二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:00:54
白い見たこともない犬がとびかかってきた
- 195二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:20:55
白い犬がサンズを出迎える様に待っていた
- 196二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:22:39
モンスターの子供がきた
- 197二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:32:41
向こう側が騒がしい
- 198二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:56:38
- 199二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:13:09
- 200二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:28:24
突然雪の中から、何かが飛びかかってきた。
ちかみちを使う間も無く、サンズはそれを抱き止めた。
それは、白いイヌだった。
よくパピルスにイタズラしていたイヌに似ていたが、どうも、何かが違うような気がする。
サンズはイヌを抱っこして囁いた。
「へへ、何だ……アンタもカルシウムが欲しいのか?」
イヌはわん、と一声鳴くと、尻尾を振りながら、サンズの顔をぺろぺろ舐めた。
「ワオ、情熱的だな」
イヌは手袋ごしでもわかるほどふわふわしていて温かかった。
サンズはこのイヌを……
- 201二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:43:49
家に連れ帰る
- 202二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:44:18
会話してみる
- 203二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:59:16
連れてグリルビーに戻る
- 204二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:01:49
探してる者がいないか確かめにそこら辺のモンスターズに聞き込みをする
- 205二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:03:23
- 206二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:04:13
散歩に連れまわす
- 207二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:17:43
- 208二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 00:23:56
お休みなさい
- 209二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 12:11:31
ほふてーる
- 210二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 19:35:13
こちらをまっすぐ見つめて尻尾を騒がしく振るイヌを見て、サンズはぽつりと呟いた。
「へへ……散歩でも行きたいのか?」
さんぽ、と言った瞬間、イヌは耳をピンと立てて、手足をバタバタさせた。
「おっと」
サンズの手から飛び降りると、イヌは再びワンワン吠えて、思い切りお尻を突き出して伸びをした。
そしてぐるぐる回ってはしゃいだかと思うと、雪を蹴散らしながら走り始めた。
かと思えば、時々サンズの方をちらっと見る。サンズがちゃんとついてきてるか確認しているようだ。
「オイラを散歩に連れて行ってくれるって? そりゃなかなか、“ワン”ダフルだな」
イヌはいつものダジャレはガン無視して、ワンワン走っては足を止め、また走っては匂いを嗅ぎ、また足を止め、サンズを待った。
サンズは肩をすくめた後、のんびりとイヌを追った。
やがてイヌが見つけたのは……
- 211二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 19:48:15
スペシャル全避け部屋
- 212二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 19:49:07
顔を隠したアルフィーだ
- 213二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 19:50:14
謎の神社へ通じる道
- 214二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 19:51:32
雪だるま
- 215二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 19:52:48
- 216二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 20:58:55
- 217二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:12:19
イヌは匂いを嗅いで雪を掻き分け、わん、と、また一声鳴いた。
一体何かと、サンズはしゃがみ込んでその辺りを探り……
「……何だこれは」
一つの雪まみれのケータイを発見した。
イヌは褒めてとばかりにサンズの周りをくるくると駆け回りワンワン吠えている。
これは一体、誰のケータイだろうか……?
- 218二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:37:27
パピルスのものだ
- 219二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:43:29
アルフィーのものだ
- 220二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:46:51
着信履歴もなく誰のものかはわからなかった
- 221二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:52:43
通信履歴を見るとアンダインのもののようだが疑念を抱くサンズ
(アイツ2つも持ってたか…?) - 222二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:03:43
- 223二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:17:05
- 224二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:39:55
このレスは削除されています
- 225二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 09:08:52
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- 226二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 18:59:03
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- 227二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 19:43:25
サンズは、そのケータイに見覚えがあった。
黄色いウロコ模様のカバーと、恐竜と、猫耳の生えたニンゲンのストラップがついている。
それは――アルフィーのケータイだった。
サンズはケータイを握って思わず立ち上がった。辺りを見回す。
ケータイは冷えてはいたが凍り付いてはいない。
アルフィーが、この辺りまで来ていた、ということだろう。
なら、彼女はどこに――?
- 228二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 21:36:12
虚しくスノーボールをけっていた
- 229二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 21:42:59
としょんかで調べ物
- 230二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 21:55:06
ゆきだるまと話し合ってる
- 231二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:20:51
- 232二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:10:46
- 233二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 00:21:38
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- 234二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 10:16:01
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- 235二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 17:44:22
このレスは削除されています
- 236二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 21:56:11
サンズが辺りを見回すと、そこはもう図書館のすぐ近所だった。
見ると雪には足跡と一緒に、太い尻尾を引きずった跡が残っている。
そしてその跡は、図書館の入り口で途切れていた。
「……」
サンズはイヌの頭を撫でると、そっと窓から中を覗いた。
――いた。
アルフィーだ。アルフィーが、背表紙をなぞっては本を取り出し、机に積み、を繰り返している。
調べ物……をしているのだろう。
だが本の貯蔵でいえば、みやこやラボの方が遥かに充実しているはずだ。
一体こんなところで何を調べているのだろう。
サンズは……
- 237二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 23:48:51
話しかけてみる
- 238二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 23:49:41
もう少し様子見
- 239二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 23:51:48
なんの本なのか覗く
- 240二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 23:52:31
驚かしてみる
- 241二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 23:53:08
- 242二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 03:49:58
このレスは削除されています
- 243二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 09:26:59
- 244二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 09:50:04
サンズはイヌを図書館の前で「待て」させると、そっと建物の中に入った。
久しぶりに見た顔に目を丸くした司書に、サンズはしーっと指を立て、そっとアルフィーに近付いた。
よほど集中しているのか、アルフィーは全くサンズに気付かない。
サンズはアルフィーから少し離れた先に座り、彼女がかき集めている本の背表紙をチェックした。
彼女は何を調べているのだろうか?
- 245二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 10:12:31
ニンゲンのケツイについて
- 246二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 11:14:16
現実改変を行うイヌについて
- 247二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 17:53:00
前任について
- 248二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 19:57:21
平行世界について
- 249二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 19:58:34
- 250二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 20:25:37
- 251二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 21:43:56
“ニンゲンのケツイについて”――そんな文字を読み取り、サンズは思わず息を呑んだ。
ニンゲンのタマシイの概要は、おおよそのモンスターが知っている。
しかし、その根元にあるファクター……“ケツイ”については、それこそ門外不出のはずだ。
それが何故スノーフルの図書館に……
サンズは思わず、少し身を乗り出し、そして、
「――ッ!?」
ちょうど本を取ろうとしていたアルフィーと、目が合った。
「さ、さ、さ、さ、さ――サンズ……あなた、どうして、ここに……?」
あからさまに動揺するアルフィーに、サンズはポケットから取り出したケータイを差し出した。
「あー……そこに落ちてたんだ。で、アンタを探してたら、ここにいた。そんだけだよ」
いつも通りのにやけたポーカーフェイスだ。
しかしアルフィーはぐっしょりと手汗をかいて、サンズから微かに目を逸らしている。
「あ、あ、ありがとうね……そう、わたし、ケータイ落としてたの?……ありがとう……」
……気まずい沈黙が訪れた。
サンズは……
- 252二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:42:59
笑って大丈夫だったかと話す
- 253二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:44:25
これからグリルビーにでも寄らないかと誘う
- 254二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:45:52
無事で何よりだ
- 255二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:46:37
その本オイラにも読ませてくれないか?
- 256二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:46:47
- 257二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 23:29:52
- 258二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 01:26:09
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- 259二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 12:26:53
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- 260二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 21:46:23
「それで……あー……どーよ、最近、チョーシは」
サンズの切り出した世間話は、しかしするりと上滑りするだけだった。
アルフィーはおろか、他の利用者も気まずそうな顔をしている。
図書館の静かさとは全く別種の沈黙が、重くのしかかっている。
「ちょ……調子は……その…………」
アルフィーの目が泳ぐ。
「………………」
そして、再びの沈黙。
「…………あ、あの、ね……サンズ……」
時が止まったのではないかという間の後、アルフィーがおずおずと口を開いた。
「えっと……図書館でお喋りするのは、その……ま、マナーが悪いから……その」
「わかった。外で話をしよう。……アンタのラボでいいか?」 - 261二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 22:35:58
サンズは立ち上がると、ふらっと図書館を出ていった。
しばらくしてから、アルフィーは本をかき集めて貸し出し手続きをすると、慌ててサンズの後を追った。
「あの、わ、わたしのラボ……?」
「静かな方がいいだろ? ……オイラ近道知ってんだ。アンタのうちだけど」
サンズはイヌを抱き上げると、何ともない顔で、歩み出す。
アルフィーも、そっとサンズの後についていった。……自分のラボにも関わらず。
そして気付いた時、アルフィーはラボにいた。サンズや、何故かイヌも一緒に。
……さて、二人は何の話をするだろうか?
- 262二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 22:48:35
何故あんな本を読んでたのか
- 263二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 22:49:24
こっちに戻ってくる気はないか
- 264二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 23:38:09
このイヌ・・・なんか変じゃ・・・ないな別に
- 265二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 00:22:30
これからどうしたいのかアルフィーに尋ねるサンズ
- 266二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 02:05:28
- 267二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 12:16:43
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- 268二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 19:01:52
- 269二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:34:50
「……なあ、アルフィー」
見知らぬ場所が珍しいらしく、匂いという匂いを嗅いでいるイヌを横目に、サンズは言った。
「こっちに、戻ってくる気ないか?」
途端に、アルフィーの目が泳ぐ。
「こっちって……ど、どっち……?
わた、わたしの家は、ここだよ……?」
「そういう意味じゃないんだ。わかってるだろ?」
サンズは距離だけはそのままに、しかし目だけはまっすぐにアルフィーに向けた。
アルフィーは、また、目を逸らした。
「……だって…………誰もわたしのことなんていらないでしょ。
わたしだって、戻りたくない。ここにいたいの」
それはあからさまな拒絶だった。
……どうしたものか。
サンズが思わず息を吐いた、その時だった。
- 270二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:37:21
犬が突然アルフィーに語り掛けた
- 271二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:56:16
サンズの携帯用が鳴る
- 272二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:57:09
イヌが急に吠え出した
- 273二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:52:49
メタトンのから番号でアルフィーに電話がかかってきた
慌てて出るのを止めるサンズ - 274二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 02:05:27
- 275二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 11:15:35
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- 276二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 18:09:05
- 277二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:15:58
その時だった。
突然、机に置いていたアルフィーのケータイが、振動と同時に、何やら聞き慣れない言語のキラキラした歌を鳴らし始めた。
途端アルフィーは弾かれたように、ケータイに手を伸ばす。
だがサンズは、そのディスプレイを一瞬で目に焼き付けていた。
「――待て!」
サンズはちかみちで一歩早く、ケータイを取り上げた。
「えっ、ど、どうしたの!? だって電話出ないと」
未だに派手な歌を流し続けるケータイを、そのディスプレイを、サンズはアルフィーによく見せた。
「この番号からでもか?」
アルフィーは、よくディスプレイを見て――絶句した。
それは、メタトンのケータイからかかってきている電話だった。
だが、アルフィーは知っている。もちろん、サンズも知っている。
メタトンは、あのアイドルは、パピルスや地底のモンスターたちが愛したアイドルは、もういない。
ならば、何故、その彼から、電話がかかってきた……?
……どうする?
- 278二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:33:38
イヌが電話をすいこんでしまった
- 279二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:52:20
サンズが出てみる
- 280二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:52:44
勇気を出して電話に出てみる
- 281二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:53:44
なんとイヌが通話ボタンを押してしまった
- 282二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:54:59
- 283二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 23:25:12
- 284二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 07:12:30
犬何やってんねん
出番を取られた腹いせか? - 285二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 13:45:35
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- 286二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 16:02:53
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- 287二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 21:41:01
一瞬何が起こったのか、サンズにもアルフィーにもわからなかった。
ただ気がついたら、サンズの手からケータイが吹っ飛んでいた。
そして吹っ飛んだ先には……あのイヌがいた。
ごくん。
「え?」「は?」
何が起こったのか悟ったのは、それからしばらくの後、イヌの体が高速に振動し、あのハデでキラキラした歌が2.5倍速くらいで流れ、その白い毛並みが内側から発光し始めてからだった。
「え――あ、け、ケータイ返してっ!?」
アルフィーが追いかけたがもう遅かった。
イヌはワンともスンとも言わないかわりに高速マッハで振動しながら頭が痛くなりそうな歌を流し1680万色に輝きながらどこぞへと消え去った。
サンズには原子とかそういうレベルじゃない勢いで壁をすり抜けたように見えたが、努めて無視することにした。
後に取り残されたのは、子どものようにぐずぐずと泣くアルフィーだけだった。
「ケータイ……ケータイ、返してよお……!あれはわたしの大事な……!返してよお……!!」
アルフィーが涙を流す様を、サンズは久しぶりに見た気がした。
サンズは……
- 288二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 21:45:27
犬を追いかけるように近道をした
- 289二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 21:47:45
どうにでもなれと思考停止した
- 290二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 22:39:17
犬を探そう
- 291二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 22:40:18
ひとまずアルフィーと家まで行こうとするとイヌが待っていた
- 292二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 22:41:23
- 293二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 23:27:47
- 294二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 02:27:48
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- 295二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 06:46:18
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- 296二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 13:29:27
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- 297二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 21:52:13
犬が地味にアルフィーにひどいことしてねえか
- 298二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 23:34:39
「……アルフィー、一旦、オイラの家に来ないか?……あのイヌに心当たりがあるんだ」
泣いているアルフィーの涙を拭うと、サンズはなるべく優しい声色で言った。
アルフィーは静かに頷くと、サンズの手を取った。
その手が震えていたので、サンズは優しく、その手を握り返した。
かくしてサンズたちは、スノーフルにとんぼ返りしてきた。
サンズはそっと家に入り、たくさん骨が入るようにと拡張された流しの戸を開けた。
そこでは、あのイヌが高いびきをかいていた。
もう光り輝いてもやかましくもないが、腹にアルフィーのケータイを乗せてぐうぐう眠っている。
サンズは重力操作の要領でケータイを手元に引き寄せると、アルフィーに手渡した。
「あ、ああ……サンズ、ありがとう……ありがとう……」
アルフィーはぎゅっとケータイを抱き締め、肩を震わせた。
サンズはそっと戸を閉め、アルフィーをソファへと導いた。
「せっかくだからさ、なんか、あったかいものでも飲んでけば?」
「ええっ?そんな、悪いよ……」
「あのイヌの代わりに詫びさせてくれよ」
サンズのウインクに、アルフィーも観念したようにソファに座りなおした。
サンズはキッチンでホットミルクを作りながら、考えた。
――さて、何から話をしよう。
今日は寝ます。
- 299二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 01:41:47
図書館で読んでいた本について
- 300二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 02:36:13
あの電話について
- 301二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 02:45:45
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- 302二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 06:57:25
あの犬の正体
- 303二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 11:27:55
- 304二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 19:46:21
- 305二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 22:24:27
サンズはホットミルクにはちみつを垂らすと、アルフィーの元に運んだ。
「ん」
「あ、……ありがとう」
二人でソファに並んで座り、二人で優しい甘さのホットミルクを啜る。
あたりの張り詰めていた空気が、微かに緩む。
サンズは、再びゆっくり息を吐き、ゆるゆると立ち上る湯気を見上げた。
……この空気を再び締めるのは、気が重かった。
「……なあ、ところで……」
「……う、うん」
アルフィーもその気配を感じたのだろう、湯気で曇ったメガネもそのままに、微かに頷いた。
「……ちょっと復習をしたいんだ。
なあ、ケツイって、何だ?」
アルフィーは、硬直した。 - 306二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 23:19:13
「な、なな、な、なんで、急に?」
「復習だよ。ほら、オイラたち――同じラボで働いてたし?」
サンズがウインクすると、アルフィーは目を逸らした。
マグカップを握り締める手に力が入り、爪と触れ合ってカタカタと音がした。
「……け……ケツイは……こ、これがあるから、ニンゲンのタマシイは、しょ、消滅しなくて……」
アルフィーの息が震える。ホットミルクの水面が微かに波打つ。
「……生き続けたいという意志……運命を変えたいという、強い気持ち……」
「それがケツイ……そうだな?」
サンズの問いに、アルフィーは静かに頷いた。
「で、でもなんで、急に、ケツイの話なんて……?」
「じゃあアルフィー、次の質問だ」
だが、アルフィーの困惑もよそに、サンズは話を続ける。
「ニンゲンは運命を変えたいというケツイを持ってる。
ケツイがあるから、ニンゲンのタマシイは消滅しない。ここまでは合ってるな?」
「う、うん。今更だけど」
「何でだ?」
「え?」
「何で死んでもその場に留まる力が、運命を変えたいと思う気持ちに通じるんだ?」
「えと、それ、それは」
アルフィーの動揺にも関わらず、サンズは畳みかけた。
「死人には、何も出来ない。例えタマシイがあってもなくても。そうだよな?だって何か出来てるなら……」
サンズは、あえてそこで言葉を切った。その先は言わずとも、アルフィーにもわかった。
もし死人に何か出来るなら――今、この状況にはなっていないだろう。 - 307二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 23:36:09
「ここは今までにあった事例から考える方が近道だな。例えば、あのニンゲンからだ」
ホットミルクが冷めるのも関わらず、サンズの口は久々によく動いた。
「なあ、アルフィー。あのニンゲンに、運命を変えたいって気持ちがあるように見えたか?」
そして唐突に話を振られ、アルフィーは肩を竦めた。
「う、うん。だってあの子は、地上に出る為にずっと頑張ってたもの」
「それだけか?」
「え?」
サンズが手袋の両掌を合わせて、囁くように言った。
「あのニンゲンにはたくさんのモンスターたちが出会った。
中には強いモンスターもいた。アズゴアなんて言うまでもないよな。でもアイツは、一度も死なずに、外に出た……」
それにはもちろん、サンズの根回しの成果もあるのだが、問題はそこではない。
「……ケツイが、生き続けたい意志だとしたら、それは……」
それこそが、時空に生じた大規模な歪みの正体なのだとしたら、それは――
サンズが口を開こうとした瞬間――突然、ドアがノックされた。
一体、誰が――?
今日は寝ます。
- 308二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 00:16:01
- 309二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 00:27:16
モンスターの子どもだ
- 310二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 08:39:47
ガーソン
- 311二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:28:13
バガパン
- 312二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 20:04:24
- 313二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:18:12
- 314二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:22:59
「……ちょっと見てくる」
サンズはマグカップを置くと、玄関に向かった。
果たしてそこには、モンスターの子どもがいた。
モンスターの子どもは随分と慌てた様子で息を切らしている。
「た、大変なんだ……!ねえ!来てよ!!」
一体何が起こった……?
- 315二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:44:44
アズゴアカルトが暴動を起こしてる
- 316二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:46:07
なんとアズゴアカルトのリーダー格が新たな王様を名乗りだした
- 317二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:47:26
アンダインの家が燃えている
- 318二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:49:41
アズゴアとガスターの研究が明るみになった
- 319二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:52:25
- 320二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:34:30
- 321二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 01:23:14
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- 322二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 08:34:14
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- 323二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 16:59:39
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- 324二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:25:01
「大変って……一体何が……?」
「お、オレじゃうまく説明出来ないよ!とにかく大変なんだ、来て!」
こっちだよ!とサンズの返事も聞かず、モンスターの子どもは走り出し、転び、また走った。
いまいち要領を得ないまま、サンズとアルフィーはモンスターの子どもを追いかけ――絶句した。
それは、確かに、うまく説明出来ないであろう光景だった。そうとしか言いようがない。
そこには――“情報”があった。
空中にありとあらゆる“情報”が展開され、洞窟の天井まで覆い尽くしている。
たまたま外にいたモンスターたちの戸惑う声に、家にいたモンスターたちも出てきて、一緒に天井を見上げている。
そしてその“情報”の内容は――身に覚えのあるものだった。
「さ、サンズ……あ、あああ、あれ、あれって……」
「……ああ」
真っ青な顔で震えるアルフィーに、サンズは頷いて答えた。
それは、ケツイの研究内容だった。 - 325二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:38:49
それは、ただケツイとは何か、とだけ告げるものではなかった。
アズゴア王が依頼した事に、モンスターのタマシイを代用する実験を行った事。
その過程でニンゲンのタマシイの要素がわかった事――それこそが、ケツイである事。
そして――ケツイとモンスターのタマシイの実験の果てに、一体、何が起こったかさえも。
それら情報が隠すところなく提示されていた。
「これは一体どういう事……?」
「王様がこんな実験を考えていたの?」
「なあ、うちのかみさんが“動かなくなった”からって差し出せっておふれが出たけど……」
「……あれがまさか、私たちの家族だって言うの……!?」
アルフィーの顔は、もはや雪のように真っ白で、スノーフルの中に溶けこんでそのまま消えてしまいそうだった。
いっそ、消えてしまえれば、と思っていただろう。
モンスターたちには、それ以外にも、疑問点はあった。
すなわち――“あの、仮面のような、スケルトンのようなモンスターは誰だ?”と。
混乱する場を見ながらサンズは……
- 326二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:43:04
全て出鱈目だと叫ぶ
- 327二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:43:53
しんじつのラボに向かう
- 328二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:52:07
ガスターの仕業だと確信し辺りを見渡す
- 329二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:53:18
ひとまずアルフィーを家まで戻す
- 330二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:55:09
- 331二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:07:39
- 332二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:24:12
あの、まるで仮面のような顔面をしたモンスターに、サンズはもちろん、覚えがあった。
――ガスター。
頭を中でその名前を呟くと、サンズは素早く辺りを見回した。
タマシイを感知する為のカンを最大限働かせ、微かに光る左目が、人々の間を睨みつける。
死んだはずだ。バラバラになったはずだ。
そして、奴は、それで死ぬようなタマではない。
そもそもタマシイの研究だって、元は奴がやっていた事だ。
であれば――その情報をあっさり公開することなど、児戯に等しいだろう。
サンズは、探して、探して――
「――う」
先に、アルフィーの精神に限界が訪れた。 - 333二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:54:18
「あ、ああ、あ――も、もう嫌、もうやめて、嫌、いや、いや、こんなの、もう、たくさん――!!」
絹を引き裂くような悲鳴じみた声に、モンスターたちはぎょっとして振り返った。
そして目線の先には、アルフィーがいた。
泣き崩れ、わなわなと震えるアルフィーがいた。
王宮直属の科学者の、アルフィーがいた。
恐らく、全てを知っているであろう、アルフィーがいた。
説明を求めるモンスターたちの目線が、まっすぐにアルフィーを射抜いていた。
「あ……」
そして、アルフィーは――それに、耐えられなかった。
「ご、ごめ、……ごめんなさい!!」
そう叫びながら、アルフィーはどこかへと駆け出した。
――まずい。
サンズの頭に警鐘が響く。今彼女を一人にしちゃいけない。一人にしたら彼女はきっと――
サンズはアルフィーの後を追った。
そして……
今日は寝ます。
- 334二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 01:34:18
何とか無事に追い付く
- 335二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 07:01:20
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- 336二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 07:08:33
犬がアルフィーの時間を止める
- 337二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:27:06
アルフィーが誰かにぶつかってしまう
- 338二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 16:23:13
- 339二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 17:44:42
- 340二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:30:04
そうしてサンズがちかみちを使って追いついた時、アルフィーは、やはりウォーターフェルの滝の前にいた。
滝をぼうっと見つめるその姿は、いかにも危うい。
今すぐにでも、橋から一歩足を踏み出してしまいそうだった。
そして、一歩踏み出した先は――
「……アルフィー」
サンズは、努めて穏やかな声色で、声をかけた。
アルフィーはそこでやっとサンズに気付き、彼の方を見た。
「……さ、サンズ……わた、わたし……わたし……」
もう、アルフィーにもどうすればいいのかわからないのだろう。
ただただ、ごめんなさい、ごめんなさい、と、壊れたラジオのように謝罪を繰り返すばかりだった。
……一体、どうすればいいのだろう。
- 341二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:15:53
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- 342二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:24:41
誤解を解きにいくのはまだ早い
- 343二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:26:48
家に戻って落ち着かせる
- 344二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:27:16
ラボに向かう
- 345二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:28:40
- 346二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:39:05
- 347二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 07:58:07
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- 348二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 17:45:32
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- 349二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 22:42:59
やむを得ず、サンズは再びちかみちを使い、アルフィーと共にラボに帰ってきた。
ラボは寒々しく、ところどころに埃が積もっている。
サンズは軽くベッドの埃を払うと、すっかり憔悴したアルフィーを寝かせ、息を吐いた。
外では、まだ騒ぎが収まっていないのだろう。厚い壁を隔てているにも関わらず、モンスター達のざわめきが伝わってくる。
「……さて」
サンズは、地下に意識を集中させた。頭の中で座標を計算する。
あの群衆の中にいないのならば、あるいは――
「……こういうのを、なんて言えばいいんだろうな」
サンズは頭を掻きながら、ぽつりと呟いた。
「古巣へ帰る?それとも……里帰り?」
肩を微かに揺らす。笑えない話だった。
そして、サンズは再びちかみちを使った。
その先は――ラボの地下、すなわち、このラボの中枢部だ。
果たしてサンズは、そこで何を見るのだろうか?
そして、この混乱を止められるだろうか……?
今日は寝ます。
- 350二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 23:01:57
アマルガムがすべて先ほどの白い犬になってしまった
- 351二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 23:02:09
進んでいくと暗がりの向こうには人間が殺めたモンスター達がいた
- 352二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 23:06:50
突然時間が止まりでもしたかのように静止しているアマルガムたち
- 353二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 01:32:16
ガスターが待っていた
- 354二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 06:24:28
- 355二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 13:28:41
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- 356二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 21:53:44
- 357二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 22:46:31
サンズはラボの奥へ、それこそ“飛ぶように”走った。
ちかみちとちかみちをバイパスさせ、何か――何か、この事態を止める術はないかと、走っていた。
そうして走っていく先で――サンズは、彼らと会った。
アマルガム。
あのレポートにもあった、モンスターたちの集合体、その成れの果て。
サンズは近づき、様子を伺い、そして――その異常さに気付いた。
「……は?」
サンズの口から自然と疑問の吐息が漏れる。
彼らは、静止していた。
ただ動きを止めている、わけではない。その体を這うように覆う流体すら、ぴたりと動きを止めてしまっている。
まるで時間が止まっているように。
あるいは――何らかのグリッジのように。
「何だ、これ……」
不具合が起こっている。何か。そもそも情報そのものがああやって天井に表示されるのもおかしい。
何か――何か、致命的な不具合が起こっている。
サンズには、そんな気がしてならなかった。
「――は、」
次に漏れた吐息は、自嘲する、自虐するものだった。
一体、今更、何を考えているんだ。
自ら“ゆる~く”やる道を選んだんだろうが。
おばさんの約束を守って、パピルスが殺されても、アンダインが殺されても、メタトンが壊されても、アズゴアが殺されても、他のモンスターたちが殺されても。
見逃した。あのニンゲンを見逃した。
それを、今さら、何をどう解決するって?
「――くそったれが」
サンズがそう己に対して毒づいた、その時だった。
今日は寝ます。
- 358二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 22:55:31
犬が眠ってそしてSigh of Dogが流れた
- 359二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 00:17:56
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- 360二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 00:28:29
サンズの携帯が鳴った
しかし番号は分からない - 361二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 06:21:48
犬が走り回ってそしてdance of Dogが流れた
- 362二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 08:46:30
- 363二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 16:21:19
メタトンから電話がかかってきた
- 364二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:02:30
- 365二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:52:17
突然、サンズのポケットでケータイが振動した。
アルフィーが目覚めたのだろうか。サンズはそう思いながらケータイを取り出して、
「――は?」
言葉を失った。
“パピルス”。
ディスプレイには、そう表示されていた。
「パピ、ルス?」
嘘だ。あり得ない。あの時パピルスは死んだ。殺された。ニンゲンの手で首を落とされた。オレは見た。オレが止めなかった。オレが見ている前でパピルスは殺された。だからこれはあり得ない。あり得るはずがない。死者が蘇るはすがない。
なのに。
「……」
サンズは、この電話を――
今日は寝ます。
- 366二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 00:46:25
無視した
- 367二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 01:06:02
出てみる
- 368二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 11:34:40
電話を切った
- 369二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 11:41:17
マイクをオフにしてスマホから離れてでてみる
- 370二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 11:42:05
- 371二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 21:51:35
- 372二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:07:47
サンズは、しばしディスプレイを眺めていた。
ケータイは相変わらず振動しているし、画面から弟の名前が消えることはない。
アマルガムも静止したままだ。
「――」
意を決して、サンズは、電話に出た。
「……パピルスか?」
そんなわけがないのに、カラカラに乾いた声は、弟の名を呼んでいた。
すると……
- 373二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:10:15
世界が”凍り付いた”
- 374二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:27:44
パピルスとは似ても似つかぬ声で見知らぬ何者かから返事が来た
- 375二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:29:36
パピルスとよく似た声で返事が来た
- 376二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:30:33
パピルスそのものの声が聞こえる
- 377二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 22:42:59
- 378二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 23:11:23
- 379二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 00:17:46
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- 380二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 10:04:32
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- 381二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 17:17:40
地味に怖いよなアンダーテール
- 382二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:27:02
“――パピルスか、じゃないでしょっ!?”
その声を聞いた瞬間、サンズは確信した。
理屈も何も放り出している。あり得ない。全くあり得るはずがない。
だがしかし、その声は――まぎれもなく、弟の声だった。
「パピルス、お前、」
“兄ちゃん、兄ちゃんは……ううん、兄ちゃんだけじゃない。地底中が、大変なことになってるんだよね?”
ああ、間違いない、パピルスだ。
パピルスはこんな時、誰よりも聡い。
“……兄ちゃん”
「……うん」
“その……今、目いっぱい頑張ってる兄ちゃんにね、こんなこと言うのはなんだけどさ……”
パピルスがもじもじしている様が、目に浮かぶようだった。
“……ボクはね、諦める事を、諦めさせたくないんだ。兄ちゃんに”
ああ……それは、アイツのよく言っていた事だった。
「……わかってるよ、まず、とにかくやってみろ、手を伸ばさなかったら始まらない、だろ?」
“そう!……兄ちゃんは、もう目いっぱい手を伸ばしてるんだろうなって思うよ。
でも……それで足りなきゃ、もっともーっと手を伸ばせばいいと思う!”
へへ、と、乾いた笑いが漏れる。 - 383二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:29:33
「……実を言うとな、パピルス」
“なあにっ?”
「オイラ、まだ全然手伸ばしてないんだ」
“じゃあ、これからどこまでも伸ばせるね!”
サンズは、眼窩をパーカーの裾でこすった。
「……ああ。そうだな。どこまでも手を伸ばそうか」
“お星さまに手が届くくらい?”
「ああ。……ああ」
電話の向こうで、パピルスの笑う声が聞こえる。気取っていない、飾っていない、自然な笑い声だった。
その微かな笑い声に、ノイズが混じる。――時間のようだ。
“……兄ちゃん”
「ああ」
“またね、兄ちゃん”
「ああ――またな」
電話が切れる。
サンズは、物語の終わりが近い事を感じていた。
ならば最後に、せめて幕引きだけは――綺麗にキメなきゃ、兄が廃る。
(そうだろう?――パピルス)
そして、サンズは、この状況を解決すると、ケツイした。
その方法は……
- 384二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:42:05
ガスターを排除
- 385二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:43:02
ひとまずガスターを探してその目的が何なのか確かめる
- 386二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:33:01
アルフィーを立ち直らせる
- 387二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:33:39
アズゴアカルトを何とかしよう
- 388二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:36:34
- 389二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:40:19
- 390二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 07:01:34
何か今までと違ってシンプルにカオスだな
- 391二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 15:51:10
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- 392二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 20:33:14
その時、突然モニターの一つに映像が映し出された。
それは、どうやら外の様子のようだった。
例のアズゴアシャツを着た連中と、混乱する国民が揉めているようだ。
“……一体何がどうなっているんだ!”
“あの実験記録はなんだ!?”
“王はニンゲンのタマシイを望んでいたんじゃないのか!?”
“ニンゲンのタマシイを望んでいたのはあなた方だってそうでしょう!?”
……どうやら、まずはあそこからもつれを解いた方が良さそうだ。
サンズはちかみちで彼らの元に向かった。
さあ、どう説得するか。
397
- 393二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 21:19:22
アズゴアカルト達を別の場所に連れて行く
- 394二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 21:32:20
あれはガスターがやったことだ
- 395二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 21:47:23
アズゴアカルトにアズゴアの真意を伝える
- 396二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 21:59:50
犬がすべての元凶だ
- 397二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:01:09
- 398二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:21:35
- 399二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:36:53
「よお、チョーシどお?」
突然現れたサンズに、人々は面食らった。
「あなたはこの間の不届き者……!?これは一体どういうことですか!?」
アズゴアTシャツを着たリーダーらしきモンスターが怒鳴る。
「あー……実はこれは……」
サンズはちらりと映像を見た。そこに映っている、元王宮直属の科学者を見た。
「……そこに映ってる白塗りの奴の作ったフェイク動画だ」
「……フェイク動画?」
頭蓋骨の中でパピルスがジト目で、“兄ちゃん、さすがにそれはどうかと思うよ”とツッコミを入れてきたが、このまま押し切るしかない。
リーダーはあくまでも不審な目でサンズを見ている。
「……ではあくまでアズゴア王は、やはりニンゲンのタマシイ以外考えていなかった、ということですね?
この動画が嘘というのならば。ならば何故、あの時あなたはあんなことを」
思ったよりも理詰めで来るタイプのようだ。
このまま嘘でごまかすか、それとも……サンズが考えた時だった。
突然……
今日は寝ます。
- 400二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 06:26:26
犬犬もそれを後押しした
- 401二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 07:10:06
犬がアズゴアカルト達を吹っ飛ばした
- 402二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 12:01:23
突然犬が喋りだした
- 403二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 14:41:18
なぜ真実を明かさない?というガスターの声がサンズだけに聞こえた
- 404二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 14:43:07
- 405二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:08:48
4以外全部犬じゃねえか!
- 406二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 21:26:33
- 407二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 23:36:24
その時、1匹の白いイヌが現れた。
あの時のイヌだ。あの時、アルフィーのケータイを盗み、不自然な挙動で去っていったイヌだ。
イヌはそのつぶらな瞳で、サンズや、リーダーたち、他のモンスターたちを見つめた。
その黒い黒い目を見つめるうちに、サンズたちは、まるでそこに吸い込まれるような気持ちだった。
ワン、と、イヌが吠えた。
――もう、いいんじゃない?
イヌが、そう言った気がした。
――ウソをついてもつかなくても、苦しくても、辛くても。
――それなら、もう、いいんじゃない?
それは、あまりにも甘美な誘いだった。
だって、みんなが解決したって思ったら、それは、解決じゃないか?
オレは、何か間違っているか?
――だが、パピルスは、これで喜ぶか?
サンズは……
今日は寝ます。
- 408二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 01:09:36
今のは冗談だと謝罪し、真実とアズゴアの性格を皆に伝える
- 409二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 06:29:48
今はもう真実で解決などできない
嘘をつきとおす - 410二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 08:52:54
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- 411二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 08:54:10
アズゴアから電話がかかってきた
- 412二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 11:27:01
- 413二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:22:29
ひとまずアマルガムたちを連れてくる
- 414二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:09:12
- 415二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:27:23
……いや、ダメだ。パピルスは、こんな舌先だけの解決なんて望まないだろう。
「……今のはアンタを試しただけだ。そうだったらどうするかって」
サンズが言うと、リーダーは殊更混乱して首を傾げた。
「……どういう意味ですか?」
「アンタも筋道立てて考えられるみたいだから言うよ。
この映像は本物だ。アズゴアは……本当は、ニンゲンを殺す事なんて、出来る事ならしたくなかったんだよ。
“動かなくなった”モンスターのタマシイで代用出来れば、それが1番いいと思ってた。
誰の犠牲もなく出られればそれが1番いいって思ってた。
そしてその“誰”の中に、ニンゲンも入ってた。それだけの事だ」
未だ天井に映っている情報を示しながらサンズが言った。
「……つまり?」
「……なあ、お前たち」
サンズが薄暗い眼窩で言い放った。
「知ってるか?あの、皆が愛するフワリン王を。
あの、心優しい、優しすぎてお人よしなフワリン王を――お前たちは、何だと思ってたんだ?」
リーダーも、他のメンバーも、まるで紙みたいに真っ白になった。
もちろん、サンズにもわかっている。彼らは、どうしたらいいかわからなかっただけだ。
どうしたらいいかわからなくて、アズゴアに縋った――彼を都合のいい人形にした。それだけだった。
そして彼らは、もう、全てを納得していた。
サンズは顔を上げた。
さあ、次はこの映像を――真実を、どうするか、だ。
今日は寝ます。
- 416二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 03:24:37
他の者達にも伝える
- 417二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 03:26:24
まだ伝えるには早い
- 418二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 13:05:51
消そうとした瞬間がスター出現
- 419二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 16:20:35
映像を消しでみんなに真実を伝えようとすると
またパピルスから電話がかかってきた
しかし出てみると相手はガスターであった - 420二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 16:21:45
- 421二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:21:32
- 422二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 22:49:36
次はこの延々と垂れ流される映像を何とかしなければならない。皆、気が滅入るばかりだろう。
どこから発信されてるか、なんて、考えるまでもない。
とんぼ返りのショートカットで、サンズは瞬きの間に、再びラボへと降り立った。
動きを止めているアマルガムたちから目を逸らし、元凶であるコンピュータを探す。
そうしてやっとプログラムを走らせ続けている本体を見つけた。
これを止めて、そうしたら、次は皆の説得を――
再び、ケータイが鳴った。
「……」
サンズは額の辺りを押さえながら、ディスプレイを見た。――パピルスからだ。
「……へへ、また、話せるなんてな」
微かに緊張しながら、サンズは電話に出た。
「……パピルス。兄ちゃん、もうちょっと頑張れそうだよ。だから」 - 423二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 23:15:13
「💧︎✌︎☠︎💧︎」
サンズの背骨を、氷のような感覚が貫いた。
「💣︎⚐︎🕆︎💧︎🕆︎☝︎🕆︎ ⚐︎🕈︎✌︎☼︎✋︎☝︎✌︎ 😐︎🕆︎☼︎🕆︎
😐︎✋︎💣︎✋︎ 💣︎⚐︎ 🕈︎✌︎😐︎✌︎❄︎❄︎☜︎ ✋︎☼︎🕆︎👎︎✌︎☼︎⚐︎🕆︎✍︎」
それは、間違いなく、あの男の声だった。
「💧︎⚐︎☠︎⚐︎❄︎⚐︎😐︎✋︎ 💣︎✌︎👎︎☜︎ ✡︎✌︎💧︎🕆︎💣︎✋︎☠︎✌︎💧︎✌︎✋︎
👎︎⚐︎🕆︎💧︎☜︎ ☠︎✋︎☠︎☝︎☜︎☠︎ 💣︎⚐︎ 😐︎⚐︎☼︎☜︎☠︎✋︎ ✌︎😐︎✋︎❄︎☜︎✋︎☼︎🕆︎」
無感情な声。
聞き取りづらい声。
彼にしか扱えない声。
その声を聴いて、サンズは――
「……人の話は最後まで聞けって、天才様の頭脳でもわからないのか?
オチまで聞けよ。こっちは――コメディアンなんだよ」
そう言い放って、電話を切った。
そしてこの物語は、どんな終焉を、オチを迎えるだろうか――
今日は寝ます。
- 424二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 01:22:44
説得にはしくじったがなんとかアマルガムを家に返すことは上手く行った
- 425二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 01:40:04
家に帰せはしたが動かないままのアマルガムや実験について納得した者たちと納得できなかった者たちの間で表面化はしていないものの分断が起き始める
- 426二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 06:26:33
結果なぜか犬が王になった
その後どうなるかはもはや誰もわからない… - 427二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 08:46:22
- 428二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 15:17:33
❄︎✡︎✌︎☠︎❄︎⚐︎😐︎✌︎✋︎👎︎⚐︎😐︎🕆︎👎︎☜︎😐︎✋︎☼︎🕆︎☠︎⚐︎☟︎✌︎🕆︎☼︎☜︎💧︎✋︎✋︎
- 429二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 22:35:18
- 430二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:12:34
結論から言うと――説得は、上手く行かなかった。
人々の心はもう、修復出来ないほどにすり減っていた。
7つのニンゲンのタマシイを待つことにすら、希望を持てない。
そもそも、その王すら、落ちてきたニンゲンのタマシイを使わない方法を考えていた。
そして民は、もう、騙されていた、と怒る事も出来ないほどに、疲れていた。
ロイヤル・ガードのイヌたちは、自分の仕事は何だったんだと絶望した。
アルフィーは強引に秘密を明かされた事にショックを受け、ラボに閉じこもった。もう何日も表に出てこない。
ガーソンは、「そういう事だと思ったわい」とだけ言って、いつものようにガラクタを磨き、そして、少しだけため息をついた。
ただ、アルフィーがラボを閉鎖する前に、サンズには一つだけ、出来た事があった。
――アマルガム。
再び動き出した彼らを、何とか、家族の元に帰す事は出来た。それだけは、出来た。
イヌたちはすっかり毛並みの悪くなった前足でアマルガムを撫でながら、サンズに礼を言った。
そうして彼らは、この世界の終わりまで、ずっと一緒に居続けるだろう。
彼らは、家族なのだから。 - 431二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:24:36
「ただいま、パピルス」
ドアを開ける。呼びかける。
しかしだれもこなかった。
サンズは自分の部屋のベッドに横たわると、小さく息を吐いた。
ハッピーエンドには程遠い……が、少なくともいくつかの家族を再会させることは出来た、
それで、もう、十分だ。
「へ、へへ、へ――」
サンズの口から、乾いた吐息交じりの笑い声が漏れた。
「なあ、……兄ちゃん、頑張ったぜ……少なくとも……これで、幕引きに……」
その時。
サンズの持っていたケータイが鳴った。
発信元は……不明。
サンズは電話に出た。それを、心から待ち望んでいたように。
「……なあ、わかってるよな?」
「終わりだよ、全部」 - 432二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:26:54
「💧︎✋︎❄︎❄︎☜︎✋︎☼︎🕆︎✡︎⚐︎」
- 433二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:27:11
▦▦▦▦▦▦▦
▦▦▦▦▦▦▦
▦▦▦▦▦▦▦
▦▦▦▦▦▦▦ - 434二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:31:34
むかしむかし ちきゅうには
ニンゲンと モンスターという
―――
――
―
Leaderless Ending→Closing Ending
そしてニンゲンは、次のNルートを周回する事にした。 - 435二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:33:45
🌼<……
🌼<こんかいは ボク なにもしてないからね。
🌼<キミたちが ボクをださないことを えらんだからだけど!
🌼<……
🌼<きょうは ねるよ。へんじは あした かえす。 - 436二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:31:37
おやすみー
あのパピルスはどこの世界線から来たのか…… - 437二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:26:32
リーダーレスの絶望を感じるまでもなく犬の無駄な引っかき回しぶり
以後出禁にした方がいいんじゃなかろうか
今回は出ても仕方ないと思うが - 438二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 10:22:21
今回の謎はすべて犬の差し金まであるぞ
- 439二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 17:31:08
- 440二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:54:31
- 441二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 21:24:47
- 442二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 21:33:16
- 443二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 21:36:43
最初のメタトンからの電話は本当にメタトンだっあのか?
- 444二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 21:54:52
- 445二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 22:05:47
- 446二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 22:44:53
イヌが差し込まれたのは初動で犬の条件満たしちゃったからな
というかフリーズもしてたし今回はずっとDogcheckの中の世界だったのでは
だからあんな支離滅裂なことになったんだ - 447二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:16:34
鋭いな
- 448二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 07:29:50
どうでもいいけどパンチカードがあるとDogcheckも呼べるからな