- 1124/10/14(月) 19:04:06
- 2124/10/14(月) 19:04:59
前スレ
【クロス注意】ここだけ|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>個性は dice1d3=@2 (2)@1. 二人とも使えない2. かっち…bbs.animanch.com【クロス注意】幼馴染みinNRC|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>トリップしたのは最終決戦後の二人>個性はかっちゃんだけ使える(反動…bbs.animanch.com【クロス注意】幼馴染inNRC Part2|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>トリップしたのは最終決戦後の二人>個性はかっちゃんだけ使える(反動…bbs.animanch.com - 3124/10/14(月) 19:06:43
パソスト風SS
緑谷出久 制服パソスト 「年上なのか!?」 | Writening■オンボロ寮 ―玄関― 「ありがとう二人とも、助かるよ」 「これくらい良いよ。お前には恩があるし、その礼だ」 「通りがかっただけで雑用押しつけてきた学園長はどうかと思うけど」 オンボロ寮を訪れたエー…writening.net爆豪勝己 制服パソスト 「なんか変な話だね」 | Writening■オンボロ寮 ―リビングルーム― 「でさ~、聞きそびれてたけど、結局個性って何なわけ?」 オンボロ寮のソファに身を沈めながら、エースが質問を投げかけた。 現在四人と一匹はオンボロ寮のリビングルーム…writening.net緑谷出久 運動着パソスト 「忘れないって約束したから」 | Writening■運動場 -更衣室- 「お前らって良い体してるよな」 きっかけは、学年合同での体力育成の授業が終わった後の更衣室でジャックが放ったこの一言だった。 大半の生徒がはけた後の少人数の更衣室は、人の目が少…writening.net爆豪勝己 運動着パソスト 「おいかけっこ」 | Writening■ハーツラビュル寮 -薔薇の庭園- 「そろそろ休憩にしようか」 麗らかな昼下がり、ハーツラビュル寮で開催されたクロッケー交流会にひと区切りついたところで、爽やかな汗をかいたリドルが号令をかけた。 …writening.net - 4124/10/14(月) 19:10:56
現在好感度まとめ
【出久→相手/相手→出久、 爆豪→相手/相手→爆豪】
*グリム 91/92、 67/46
*エース 53/98、 19/80
*デュース 100/100、 88/88
*リドル 44/36、 47/94
*ケイト 64/66、 79/71
*トレイ 30/27、 60/40
*レオナ 2/18、 36/16
*アズール 93/69、 73/21
*クルーウェル 56/-、 13/-
*トレイン 78/-、 36/-
*バルガス 16/-、 6/- - 5124/10/14(月) 19:13:43
前回までのざっくりあらすじ(現在第二章)
食堂でデラックスメンチカツサンドを無理矢理ゲットしたグリムに、監督生仕事しろと肘打ちされた出久。
グリムを叱ってもあまり効果はなかったが、グリムは折角手に入れたサンドをなぜかミニあんぱんと交換してしまったのだった。 - 6二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 19:17:22
立て乙!体術はアホほど強いのにグリムと見知らぬ生徒のおかしなやり取りにピンときてないの面白すぎる。
- 7二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 20:34:21
たておつ!体幹強すぎて購買勝利しちゃうミドリヤだいぶすきだった
- 8二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 20:43:43
たておつ!
2章も楽しみです! - 9二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 20:47:32
ペース早くてすごいけど負担が心配だ
たておつ - 10二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 20:55:07
おつです
このスレのシリーズ大好きだ - 11124/10/14(月) 21:33:00
「うっうっ、今日は(ふがふが)最低の(もぐもぐ)1日なんだゾ(がつがつ)……。パンもろくにノドを通らねえんだゾ……」
「あっという間に3つ平らげておいてよく言うぜ」
言っていることと食欲が矛盾しているグリムにエースがツッコミを入れる。なんだかんだミニあんぱんは美味しかったらしい。
「それにしても、さっきはどうしたの?まさかデラックスメンチカツサンドを交換するなんて思わなかったよ」
「ちげーんだゾ!なんか、アイツが手を差し出したらオレ様も勝手にアイツと同じ動きをしてて……それで、気付いたらパンを交換してたんだ」
*グリムの話への違和感
出久 dice1d30=21 (21) +4 (初手で気づけなかったので警戒薄め)
爆豪 dice1d100=32 (32)
- 12二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 21:43:18
- 13124/10/14(月) 21:54:10
「どうせ適当に話聞いてたから断れきれなかっただけだろクソアホ狸」
「その気がなくても思わずノッちゃった~、みたいなことあるよね」
「そういうんじゃなくて……ううん、うまく説明できねぇんだゾ!もう、わけわかんねぇからやけ食いしてやる!デュース、オマエのパスタも一口よこすんだゾ!」
「僕は関係ないだろう!やめろ!」
「コラっ、グリム!」
食欲モンスターと化したグリムが手当たり次第に食べ物に口をつけようとするので、出久は慌ててグリムの口を押えた。
「もがもがー!」
「やっぱりもっとちゃんと躾けないとダメなのかな……一般的なモンスターの育て方ってどんな感じなの?使い魔とか学園長が言ってたけど」
「さあね。オレも家族も使い魔飼ってなかったし」
「僕もだ。力になれなくて悪い」
「ううん。……図書館で使い魔教育のハウツー本でも探してみようかな」
「それよりも元の世界に戻る方法探すのが先だろうが!!!!」
二人は雄英に帰るための方法を毎日図書館で探しているのだが、今のところ収穫はゼロだ。膨大な量の蔵書のどこかに情報があると信じているのだが。
「そういやオレたち、今日の放課後学園長に話があるから来いって言われてるじゃん。一体なんの話だろうね?」
「もしかすると、先日のローズハート寮長の件かもしれないな」
「オーバーブロットの事件……そうかもしれないね」
「ハッ……あの日大活躍したオレ様にツナ缶のご褒美かもしれねーんだゾ!」
「多分ツナ缶ではないかな」
学園長室に行くのはドワーフ鉱山の一件以来だ。
何の話をされるのか、そわそわとしたものを感じたまま4人と1匹は食堂を後にした。 - 14二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 22:17:58
犬のしつけ方なら銀の匙で見たけど………多分副ぶちょーの方が賢いから駄目だな
- 15二次元好きの匿名さん24/10/14(月) 22:21:09
- 16二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 07:00:07
パンくらいじゃ事件性少ないからか、二人とも勘が終わってるな
- 17二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 07:45:18
すまん12なんだけど愚者の行進だったわ なんだ進行って
- 18二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 08:45:09
- 19二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 10:02:25
1対1なら真価を発揮するタイプ
- 20二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 10:15:58
本人の実力に左右されるけど魔力ブーストがあれば一度に複数人操れるから大勢で暴れてるヴィランの動きを一時的に止めたりできてめっちゃ強いのでは?
- 21二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 19:16:30
魔法は魔力抵抗?対魔力?次第で弾かれることあるけど魔法ないヒロアカ世界の人だとやっぱそこら辺の耐性低いよな、監督生は抵抗力無いみたいだし
- 22二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 19:22:31
OFAあった頃の出久なら催眠系は自力で解除できそうだけど、今は無個性だからね
- 23二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 22:42:56
相手だけが武器持ってるときとか楽だよね
- 24二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 00:13:39
緑谷出久によるユニーク魔法考察いっぱい聞きたい。活用法とかすごい思いつくやろ君
- 25二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 00:43:33
スカラビアやポムみたいにやろうと思えば死なせることができるってのも思いつきそうでこわいな
- 26二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 08:34:53
- 27二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 09:03:25
ルークは狩人、リリアは元軍人、ジェイドは………狂人視点かな?
- 28二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 11:44:41
13号も言ってたけどやろうと思えば人を殺せる個性があるし、なんなら魔法も大差ないんだよね
その使い方を間違えることなく人を助ける力にして欲しいと言ってもくれたけど - 29二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 17:49:39
- 30二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 18:18:39
貶めるし陥れるから痛い目見てる気がするが……もし緑谷達がひどいことされたらA組が迎えにこれた場合どつくだけじゃ済まない気がする
ただ平然と心ない言葉出す奴もいるから異形型組貶した奴はもれなく幼馴染のWアッパーを食らっとけ - 31二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:41:19
- 32二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:46:03
ヒロアカ世界の人たちは例えマレウスでもツイステッドワンダーランドの人よりかは怖がる人少ない気がする
全身ピンクだったり腕生やせたりする人もいるぐらいだしツノ2本生えてるぐらいじゃ今更驚かなさそう - 33二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:48:02
あと大戦経験してるから、威圧感あっても学生の範囲で収まってるならそこまで怖がらない感じはする
タルタロス脱獄者とか魔王とかと比べたらやっぱり秩序寄りだし - 34二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 19:55:00
タコって工口いよな発言に反応するアズールはいる
- 35二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 20:00:16
ダークシャドウのことを言ってるならまだしも自分のことを魔獣呼ばわりは流石にムッとするのでは…と思う俺
vs
「ほほう…魔獣…そのような存在がこの世界には居るのか…(ソワソワ)」って魔獣に気を取られるのでは…と思う俺
vs
ダークシャドウ
- 36二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 20:32:19
何だったら同級生に可愛い角アリの女の子がいるという
- 37二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 20:33:30
ヒロアカ組はいくとこまでいってるド級の犯罪者と退治した経験持ちだもんな
- 38二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 20:36:18
かっちゃんとデクは中学もやや治安悪め?っぽいし、NRC適応が早いのは納得
これがヤオモモとか飯田だったらちょっと辛そう - 39124/10/16(水) 20:44:01
放課後に4人と1匹が学園長室に訪れると、学園長はオーバーブロットという現象について詳しい説明をしてくれた。
そもそもブロットとは魔法を使用するために魔力を消費する際に生まれる廃棄物のような物質で、非常に毒素が強く、溜めすぎると魔法士の心身を害するものらしい。
ブロットの本質については数多の研究がなされているが未だ謎が多いが、心身を休めることで徐々に体から抜けていくことは明らかになっている。
また、個人差が大きい魔力量とは異なり、ブロットの許容量にほとんど個人差はないとのことだ。
「なるほどな。あくまで各人の身体能力の延長上に限界がある『個性』と違って……」
「魔法はブロットっていう共通の限界があるのか」
「その通り。そこで魔法石です。魔法石は魔法の発現を助けてくれるだけでなく、ブロットが直接術者の身体に蓄積されないようある程度肩代わりもしてくれる素敵なアイテムなのです」
学園長の説明を聞いて、出久は少女向けコミックの魔女っ娘のステッキになぜ宝石がついているのか、という明確な答えを知って密かに感動したが、口には出さなかった。ここでナードを発揮したら確実に爆破されると思ったので。
「魔法の使い過ぎで魔法石にブロットが蓄積しすぎて真っ黒になると、みんなこの前のリドル君みたいにオーバーブロットしてしまうんですか?」
「急にでけェ化け物も出てきたが、あれは何だ」
学園長は二人の質問に丁寧に答えてくれた。
ブロットの許容量は魔法士自身の精神状態に大きく左右されるため、負の感情を抱えているとオーバーブロットを起こしやすくなるという。
また、オーバーブロットしたリドルの背後に現れた巨大な影は、負のエネルギーとブロットが融合して現れる化身だと言われているらしいが、事例が少なく実際のところはまだ分かっていないらしい。
「ローズハートくんは幸いにもその場で正気に戻すことができましたが、もしあのままだったら……あぁーーっ!考えたくない!恐ろしい!」
「うるっせええな!!急にデケェ声だすな!!!!!」
「二人ともうるせーんだゾ!」 - 40124/10/16(水) 20:54:23
「長々と話しましたが、魔法の使用には常に危険が伴う、ということです。みなさんゆめゆめお忘れなきように。というわけで、優しい学園長の特別授業はここまで!」
さ、みなさんさっさと教室に戻ってください!と学園長が笑顔で出久たちの退室を促した。その瞬間、出久の隣からものすごく不機嫌な負のオーラがあふれ出した。
「おい、クソ烏……。テメェ、俺たちが元の世界に帰れる方法、ちゃんと探してンだろうな」
「あ、あぁ~~~。もちろん探していますとも忘れてなんかいませんよいやですねぇ最近ちょっと忙しくて」
「テメェなんだそのふざけた早口」
「目が泳いでるんだゾ」
勝己の質問を受けた学園長はお手本のような挙動不審になった。
「う、嘘じゃありませんよ。今私は10月に行われる量対抗マジカルソフト大会の準備で大忙しなんです。この後も寮長を集めた会議がありますし……。あっ、イズク君はオンボロ寮の代表ですから、忘れずに参加してくださいね」
「ふな?マジカルシフト大会?」
「テメェいつの間にクソみてェな雑用受けとンだ」
「だって!そうしないと衣食住は保証できないって学園長が言うから……。僕だってマジカルシフトなんて知らないけど仕方なかったんだ!」 - 41124/10/16(水) 21:16:38
「えっ、ミドリヤってマジフト知らねぇの?」
「世界的にも有名なスポーツだぞ。プロリーグもあるし、世界大会もある」
エースとデュースはカルチャーショックで目を皿のようにして驚いた。
マジカルシフトは7人ずつのチームに分かれて戦うスポーツで、聞いた感じ魔法を使っておこなうアメフトのようなルールらしい。
選手は魔法を派手に魅せる力も問われるため、名門の魔法士養成学校であるナイトレイブンカレッジはプロの選手を多く輩出している強豪校として世界中から注目されているようだ。
10月のマジカルシフト大会では企業が屋台を出店し、テレビ中継されるらしく、どうやら雄英の体育と似たようなポジションの一大行事のようだ。
大会で活躍するとプロチームや一流企業からスカウトが飛んでくるというところも似ている。
大会で活躍すれば人気者になれる、と聞いて、グリムが目をキラキラと輝かせた。
「よっしゃ~!早速今日から特訓して絶対に活躍して実だってやるんだゾ!」
「あ、でもグリムくんは出られませんよ」
「えっ」
「さっきから何度も『寮対抗』だって言ってるじゃないですか。君たちの寮は寮生が7人に満たないでしょう?ですから、出場登録ができません」
「ええええええ~~~っ!?そんなぁ~~~!!!」
「俺たちの寮にゃ出場権もねェってのに、出久は大会の運営に駆り出そうってか?」
「イズクくんだけではありませんよ!当日は観客席でドリンクを売る仕事やグラウンド整備の仕事など、いくらでもやることはありますよ。フィールドに立つ選手だけが主役ではありませんから」
「ふざっけんな!!こっちも帰り道探すのに忙しいンだよ!!やってられっか!!!」
「おやおや~?そんなこと言ったら、君たちの衣食住はもう保証できないかもしれないですねぇ~」
「このッ……足元見やがって……!」
「そんなわけで私はこれで!ああ忙しい忙しい」
勝己の怒気から逃れるように、学園長はあっという間に学園長室から出て行ってしまった。
「あんのクソ烏……帰る道が見つかった暁には、いっぺん締めてやる……!」
「……事件起こすのはやめてよね、かっちゃん」
「誰が起こすか!!やるなら完璧な完全犯罪一択だわ!!!」 - 42二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:19:35
いっぺん締めてやるのところ中の人が一緒のフロイド想起しちゃった
学園長、二人が元の世界に帰る時には焼き鳥にならないようお気をつけて - 43124/10/16(水) 21:21:13
放課後、出久は寮長会議とやらに出席するために鏡の間に訪れた。
学園にある魔法の中でも重圧感がある「闇の鏡」が鎮座するこのホールは、出久たちが迷い込んだ入学式以来だ。
出久が来た時には大半のメンバーが揃っていた。中にはリドルもいる。
彼らが各寮の寮長であるらしい。
*出久の席 dice1d7=3 (3)
(1ならリドルとレオナの間、2ならレオナとアズールの間という風に決定します)
- 44二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:23:17
アズールとカリムの間?同学年じゃん!(同学年ではない)
- 45二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:24:47
今んところ出久からの好感度高いアズールの隣か…どうなるかな
- 46二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:27:42
カリムが隣にいるなら安心かも(精神的な意味で)
- 47124/10/16(水) 21:42:31
「おっ!お前が噂のオンボロ寮の監督生か!」
「入学式以来ですね。あのときの火傷の経過はいかがですか?」
出久の席に座ると、両隣の金色に光るターバンを巻いた褐色肌の少年と、入学式で出久の手の応急処置をしてくれた眼鏡の親切な少年が声をかけてくれた。
「オンボロ寮の監督生になった緑谷出久です。よろしくお願いします」
「ミドリヤって変わった名前だな!俺はカリム・アルアジーム!スカラビアの寮長だ、よろしくな!」
「僕はオクタヴィネル寮長のアズール・アーシェングロットと申します」
二人は寮長だがリドルと同じく2年生で、出久と同い年であるらしい。ここでの出久は1年生だが、精神的には2年生なので、敬語を外して話すことにした。
「アズール君、入学式のときは火傷の応急処置をしてくれてありがとう!おかげで綺麗に治ったよ!」
「いえいえ、慈悲の精神に基づくオクタヴィネル寮の寮長として当然のことをしたまでですよ。……他にも何か困りごとがあれば、是非この僕に相談してくださいね」
出久が礼を言うと、アズールはとても人当たりの良い笑顔を浮かべた。カリムもニコニコと明るい笑顔だ。
良さそうな人たちの間の席でよかった、と出久は内心胸を撫でおろした。
「ミドリヤ。アズールを信用するのは感心しないな。何かあれば今まで通りボクに相談するといい」
「おや、ひどいですねぇリドルさん。僕は善意で手を差し伸べているだけですよ」
少し離れた席からリドルが口をはさんだ。リドルとアズール間に一瞬バチバチとした空気が流れる。
もしかしたらこの二人は仲が悪いのだろうか、と思ったが、それ以上二人の会話は続かなかった。
鏡の向こうから謎のタブレットがふわふわ浮いて席に着いたところでメンバーがそろったらしく、学園長が手を叩いて会議の開始を告げた。 - 48二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 21:53:13
原作だとこの会議に監督生は出ないけど、ここだとデクが出席するのね
まとまりのない会議に唖然としそうだ
あとアズールのことを親切な人だと思ってて危ないけど、そういえば入学式で火傷冷やしてもらってたから順当な勘違いで暫くアズールのこと疑えなさそうだ - 49二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 22:59:45
- 50二次元好きの匿名さん24/10/16(水) 23:40:59
無垢で真っ直ぐすぎる信頼向けられたら弱い(※グロマスの街中歩きチーム話より)のがアズールの特徴だし、元いじめられっ子同士っていうので存外緑谷とは仲良くなれそうとは勝手に思ってる
- 51二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 00:11:03
- 52二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 06:57:24
この件についてはマジで「正気か…?」って顔してそう。
- 53二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 08:46:31
六章か七章あたりでまた黒デク再発したらかっちゃん以外止めれるのかな
- 54二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:22:47
- 55二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:44:36
このレスは削除されています
- 56二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 09:47:29
- 57二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 18:50:40
自己犠牲の対極だもんね
- 58二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 18:59:21
二人なりの絆があるとしか言えないよなー……
デクはオールマイトと秘密を約束したのにかっちゃん優先してたしかっちゃんはデクのOFAを初めて見た時混乱と裏切られた気持ちが強かったしこいつら仲悪くなってからも一緒にが当たり前なとこあったし
- 59二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 19:34:19
- 60二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:01:56
- 61124/10/17(木) 21:09:54
「えー、ではこれより10月に行われる寮対抗マジカルシフト大会についての寮長会議を始めます」
学園長が会議の始まりを告げると、大会の運営委員長であるアズールが流れるような報告を披露した。分かりやすく要点を抑えたプレゼンは、雄英の経営科の生徒たちを思い起こさせた。
「各国のロイヤルゲストへの招待状は全て送付完了。観客席のチケットの売れ行きも順調です。そして今年も例年同様、多数のテレビ局と新聞社より取材の申し込みが来ています」
「この大会は世界中が注目してるもんな。この学園に入学する前は、オレも招待状くるのが毎年楽しみだったっけ。あ、王族なんだし、レオナんちにも招待状が来てただろ?小さい頃、会場ですれ違ってたかもな」
出久の隣に座るカリムが椅子から身を乗り出し、出久の反対側のアズールの隣に座る生徒に声をかけた。
「さぁな。どーでもいい」と気だるげに腕を組んだその人は、植物園で勝己とバチバチにらみ合っていた獣人の生徒だった。
そこから話が脱線しての少しの雑談をはさみ、出店や招待客、TV中継などに関する議題を終えると、次は対戦表に関する議題に映った。
「さて、次に対戦表の話ですが……私からひとつ提案があります。今大会から、ディアソムニア寮寮長……マレウス・ドラコニアくんを殿堂入り選手とし出場を見合われてもらおうと思うのです」 - 62二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:28:32
おっマレウスドラドラドラコニアくんじゃん
- 63124/10/17(木) 21:32:15
学園長の提案に、鏡の間がにわかにざわついた。
出久はマレウス・ドラコニアという生徒について知らないが、話を聞いて想像する限りでは、マレウスはオールマイトのように別格の強さをもつ人物で、彼が出場するとまともなゲームが成立しなくなってしまうらしい。
(もし現役のオールマイトみたいな強さの人が体育祭にいたら、対戦した人には職場体験とかインターンの指名こなくなっちゃうだろうな。そういう事態を防ぐために殿堂入りにするのか)
「プロリーグを目指す生徒が数多く所属するサバナクロー寮。学園設立以来、3位以下に転落したことがなかった優勝常連寮です。それなのに、この2年はトーナメント1回戦でディアソムニア寮と対戦したばかりに、どちらも初戦敗退。これではプロリーグ関係者の印象にすら残りません。選手の将来に関わります」
学園長の説明で注目がサバナクローの寮長であるレオナに集まった。レオナは眉間に深い皺を刻んで学園長を睨んでいる。
「……今年も俺たちが無様に負けるって言いてぇのか?」
「私だって言いたくて言っているわけではありません。とにかく、殿堂入りの件はすでにドラコニアくんの内諾を得ています。あとはみなさんの合意を得るだけです」
学園長の弁明に、レオナの眉間の皺がますます深くなる。
「は、舐められたもんだ……。俺はな、センセー。“お前は絶対に一番になれない”ってハナから決めつけられることがこの世で一番嫌いなんだよ」
レオナの褐色の肌の上で、緑色の瞳がギラギラとした光を放つ。
「グレート・セブンの百獣の王も、努力と知恵で王の座を勝ち取った。お前らも頭絞って考えろよ。あのバケモノに勝つ方法を!」
レオナの演説で議論の流れが一気に変わった。(謎のタブレット以外)その場にいるものが次々と殿堂入りの件は取りやめにすべきだという意見を述べた。
「ってわけで、センセー。マレウスの殿堂入りの話はナシだ」
「やれやれ……わかりました。しかし、今年も同じような状況になるなら、来年こそ彼を殿堂入りにしますからね」
話はそこでまとまって、本日の議題は全て終了となった。
出久がオンボロ寮受け持ちの仕事をまとめた書類を受け取って帰ろうとしたとき、彫刻のような美貌をもつ生徒がぽつりと呟いた。
「ところで、今日寮長会議……またマレウスだけ呼び忘れてない?」
「「「「あっ」」」」
「全員忘れてたんだ……」 - 64二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:42:10
デク……もっと早く聞こうよ
- 65二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 01:43:15
保守
- 66二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 06:57:09
わくわく
- 67二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 07:36:11
マジフト大会の詳細聞いて「雄英の体育祭みたいだな〜」って思ってそうだなデクくん
- 68二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 17:53:12
保守
- 69124/10/18(金) 21:37:00
「あ”~……なにもかもにやる気が出ねェんだゾ~……。ソレもコレもマジフト大会に出られないせいだ」
「うるせえな。いい加減諦めろやクソ狸」
マジフト大会に出られない、と分かった日からグリムは野生を忘れた猫のようにオンボロ寮のソファの上でうだうだしている。隙あれば大会に出たいとごねるので、生活圏をともにしている勝己の機嫌も崩れ気味だ。
どうしたものか…と口に手を当てて悩む出久のもとに現れたのは、オンボロ寮に住まうゴーストたちだった。
彼らは勝己の爆破的な性格を怖がって滅多に出久たちの前に姿を現さないが、出久たちの生活を見守ってはいるらしい。プライバシーもなにもあったものではない。
「どうしたグリ坊。なんだか最近毛艶が悪いな」
「マジカルシフト大会に出られなくて拗ねてるんだってさ~。ヒッヒッヒ!」
「そんなにマジカルシフトがやりたいならわしらが相手してやるぞ。90年前はわしも選抜メンバーに選ばれてキャーキャー言われとったんじゃ」
老獪なゴーストたちにとってグリムはほとんど小さな子どものようなもので、ゴーストたちがグリムをオンボロ寮の庭に連れ出して、孫に草野球を教えるがごとくマジフトを始めた。
「ちょっと楽しそうだなあ。僕もやってみたいかも」
「ハッ、どうせできねェだろ。リフティングのひとつもできねェくせに」
「いつの話をしてるんだよ!僕だって小さい頃と比べればスポーツの一つくらい……」
*二人のマジフトの潜在的な才能
出久 dice1d100=75 (75)
爆豪 dice1d100=82 (82) +50(才能マン補正)
- 70二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:37:41
かっちゃんがすげえ
デクも補正ないのに結構素質あるやんけ - 71124/10/18(金) 21:55:03
出久は少しだけグリムとゴーストのマジフトに混ぜてもらったが、ディスクを浮かせるための魔力が無いため、ポジションが非常に限られた。例えるなら両腕両手が動かせない状態でバスケをするようなものなので、周りの選手の妨害くらいしかやることがない。その妨害も魔力がないので絶望的に手数が足りない。
「おやみなさん。マジカルシフトですか」
にぎやかなオンボロ寮の庭に、学園長が現れた。
「げっ。今一番テンション下がるヤツが来たんたゾ」
「一体何のご用件でしょうか、学園長」
「君たちに頼みたいことがあって来ました。立ち話もなんですから、中へ」
「何しに来やがっったクソ烏!!!!」
「声が大きい!えっ……私嫌われ過ぎでは……?」
学園長をオンボロ寮に通すと、一瞬で勝己が沸騰した。今のところ勝己視点で学園長に敬意を払うべきポイントが一つもない上に、元の世界に帰る方法を探すという約束を守っている素振りもないので、順当に学園長の株は下がりつつある。
「つーか、なんだよ頼みごとって。オレ様たちはもう雑用係じゃねーんだゾ」
「おや?私は君たちの衣食住をタダで保証するなんて一言も言ってませんが?労働とは美しいものですねぇ、グリムくん、イズクくん、カツキくん」
ニッコリ、と学園長が胡散臭い笑みを浮かべる。こう言われてしまうと、異邦人で身寄りのない二人は従わざるを得なくなってしまう。汚い大人のやり口だ。
クソが!!と吐き捨てた勝己が、目を吊り上げて親指を思いっきり逆さまにした。出久でさえ白い目を学園長に向けた。
(……雄英の先生方って、みんなすごく立派な先生だったんだな)
飄々と笑う学園長を見た後に雄英の教師陣を思い浮かべ、彼らは憧れのプロヒーローであるという以上に人格のできた大人だったんだな、と出久は改めて敬意を払うのだった。 - 72二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:07:12
二人とも陸空を縦横無尽に戦い回ってたことを考えるとマジフト適正高いのわかる
- 73124/10/18(金) 22:17:27
「ごほん。では改めて本題に入ります」
学園長からの依頼は、ここ数日の学園内で立て続けに起こっている不審な事故による怪我人の増加に関する調査だった。
原因はさまざまだが、昨日の時点ですでに10人も怪我人が出ているらしい。
「しかも、怪我をした全員が今年の大会の選抜メンバーに選ばれると注目されていた生徒なんです」
「そうなると、一気に事件性が高まりますね」
「イズクくん、名推理です。ただ、事件とするには証拠がなにもない。全ての事故は人の目があるところで起きていて、しかも目撃者は口を揃えてこう言うんです。『本人の不注意にしか見えなかった』と」
学園長の言葉に、出久は口元に手を当てて考えこんだ。ユニーク魔法が絡んだ事件の可能性が高いと推測するが、出久はまだ魔法についてよく知らない。考察の足しにしようと学園長に質問しようとしたが、グリムの不機嫌そうな発言に遮られた。
「じゃあソイツらがドジってことなんだゾ。はい、解決ぅ~」
「おいクソ狸。ゴミみてェなこと言ってンじゃねェ」
「だってオレ様には関係ねーんだゾ。どうせマジフト大会には出られねーし?大会がどうなろうと知ったこっちゃねーんだゾ。ペッペッ」
グリムの態度に勝己の眉間の皺が深くなる。
エキセントリックな言動が目立つが、勝己の性根は真面目かつストイックで、腐ってもヒーローなのである。傷害事件の可能性がある案件をもってこられては、どうしても動いてしまうのであった。
「グリム。今のはグリムが悪いよ」
「ふんだ!なんでオレ様が!」
「そうですか……とっておきのご褒美も用意していたんですが……」
「へん!その手にはもう釣られねーんだゾ!ツナ缶100缶積まれたって協力してやんね」
「では、マジカルシフト大会の出場枠……というのはいかがです?」
「えっ!?」
やはり学園長は狡い大人だ。
学園長がちらつかせた餌に、グリムはまんまと食いついた。あれよあれよと学園長の口車に乗せられて、話が終わることにはグリムはすっかり調査に乗り気になっていた。
「詐欺師かよ」
「……この交渉術は学ぶべき、なんだろうか……」 - 74124/10/18(金) 22:38:05
かくして2人と1匹は放課後に聞き込み調査をして回ることになった。
聞き込みに応じてくれた生徒たちは、口を揃えたようにまるで体が勝手に動いたように気がついたら怪我をしていた、と証言した。
ところで、ここは血気盛んな生徒が多いナイトレイブンカレッジ。馴染みのあるハーツラビュルの生徒はともかく、一年生である2人と1匹の調査に素直に応じてくれない生徒も当然多い。
「なあなあ。オマエ、こないだ大怪我しかけたヤツだろ?ちょっと話きかせてくれよ」
「わーっ、すみません!こらグリム!そんな失礼な聞き方したらダメだよ!」
「いきなりなんなんだい、キミたち」
「彼はマジフト大会に最高のコンディションで出られないことに傷ついているんだよ!」
「なんて無神経なんだ。傷口に塩を塗りこむような真似を。決闘だ!手袋を拾いたまえ!」
「えっ、手袋……、ですか……?」
*ポムフィオーレの生徒に聞き込み(物理)
対抗ロール
出久 dice1d1000=284 (284)
勝己 dice1d1000=209 (209)
ポムフィオーレ生徒A dice1d100=94 (94)
ポムフィオーレ生徒B dice1d100=36 (36)
- 75二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:42:19
相変わらずクソ強くて草
出目の調子悪いのにダブルスコアキメてる…… - 76124/10/18(金) 22:54:08
最後の聞き込み調査で伺ったポムフィオーレの生徒たちに不思議な絡まれた方をしたが、決闘に勝って聞いた話はまたもや「体が勝手に動いたように怪我をしてしまった」というものだった。
「それぞれの怪我に関連性はまったく見えねえが、どれも一見して事件性が無ェってのがかえって怪しい。普通ならぶつかった相手なり何なりがいるはずだ」
「『体が勝手に動いたみたい』って証言が揃ってるのがね……。このままじゃ考察材料に乏しいし、リドル君にそういう魔法がないか聞きに行ってみようか?」
「ふな~~、オレ様にも分かるように話せ~~!」
情報を整理するため、一旦オンボロ寮に帰って議論していると、玄関のブザーが鳴った。
「ん?誰だ?」
「おーっす。あれ、グリムは機嫌が直ったみたいじゃん」
エースが気安い様子でオンボロ寮の玄関をくぐる。
「いらっしゃい、エース君。悪いけど今は立て込んでて……」
「立て込んでる?宿題終わらねーの?……ってグリムはともかくお前らはそんなワケないか。何かあった?」
エースが人懐こそうに首をかしげた。
エースはやや適当な性格だが、要領は良いし頭の回転も早い。何より魔法に関する知識は出久と勝己よりもある。
どうせリドルに質問するためにハーツラビュル寮に行くならエースも巻き込んでおこう、と出久は事件解決のための段取りを立てた。
「緘口令は敷かれてないから話しても大丈夫だと思うんだけど、実は……」 - 77二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 00:12:47
レオナの諦めには流石の出久がキレそう
贅沢な悩みになるというか………キレて勢いでワンチャンダイブとか言わんとは思うけど - 78二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 00:33:44
本当だったら何やらしてもそつなくどころか高いレベルでこなせる才能マンなのに、それを周囲の人間と環境と立場が許してくれないから鬱屈した皮肉屋やってるのがレオナ・キングスカラーという男…。「努力は正しく実を結ぶ」を体験したことのある爆豪も緑谷もそれなりに鼻につくだろうなあ…。
えっ?「実を結ぶ」までに二人とも死にそうな目にあってる?それはそう。 - 79二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 00:47:17
そういえば2人がヒーローネーム開示する機会あるだろうか?
かっちゃんの場合は原作みたいにこんな感じかな?
爆『俺の名は、大・爆・殺・神 ダイナマイトだ!!』
🐺『小2!!』
⚡️『長い!!』
🍎『物騒!!』
♥『だっせ!!』
グリム『ダセェ!!』
♠『かっけぇ!!!』
………エペルもデュース寄りかな? - 80二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 06:47:56
- 81二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 07:06:45
グリムもかっこいい側ちゃう?
ウルトラゴージャスセンスだし - 82二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 07:32:02
気が早いけど
3章の食費うんぬん言われたら2人とも学園から出ていきそうな感じだな
テストで不正してその尻拭いとか絶対に嫌いなやつだろ
かっちゃんは自業自得だし生で働いてろとか言いそう特に初期だったら
今は知らん - 83二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:24:23
- 84二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:42:57
- 85二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:11:33
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- 86二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:28:59
今のところ元の世界の話も雄英の話もしてないけどさ、ヒーロー科特有の授業(救助活動や避難場所設置・運営、メディア対応等)聞いて「へ〜」ってなってるNRC生は見たい。戦闘訓練はNRCもやってるからフーンで終わりそうだけど、緑谷はともかく爆豪も炊き出しとか避難誘導とかできる(向いてないだろうけど授業としてはやってるでしょ)っていう事実に「嘘っ!?」ってなりそうだけど。
- 87二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:37:11
サポート科と経営科の説明もしそう
サポート科はサポートアイテムでお世話になってるし、経営科は白書で合同でクソみたいPV撮らされたし(爆豪は敵ヒーロー、Back&Go☆ 緑谷は国民の孫ヒーロー・デクちゃん)
- 88二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 08:37:04
ディアソムが普通の試合してた上で強いんならちゃんと作戦立てて隙をついて、てのも出来たんだろうけどそも「まともなゲームになってない」らしいから正攻法が何の役にも立たないってのも理解出来ちゃったんだろうな
- 89124/10/20(日) 08:37:31
「ふーん。不審な事故による怪我、ねえ」
「そうなんだ。魔法を使った犯行じゃないかって疑ってるんだけど、そうなると僕たちだけだと調査が難しくて。できればエース君にも……」
エースに協力をもちかけようとしたとき、バタバタとせわしない靴音がオンボロ寮に響いた。焦った表情のデュースが談話室に駆け込んでくる。
「エース!大変だ!クローバー先輩が階段から落ちて怪我をしたって……!」
「えっ、トレイ先輩が……!?」
これまでの聞き込み調査の内容は、正直なところ怪我した生徒の不注意で片付けられるものだった。しかし、トレイまでも怪我をしたとなると話は変わってくる。
「……あの食えない眼鏡がそんなヘマするとは思えねえ。話聞きに行くぞ」
一連の事故の事件性が一気に高まる。
4人と1匹はトレイに事故当時の状況を詳しく聞くため、ハーツラビュル寮に繋がる鏡へと走った。
「失礼しまーす」
「クローバー先輩、大丈夫ですか?」
エースとデュースに案内されたトレイの自室は、オンボロ寮の内装とはくらべものにならないほど綺麗だった。
トレイは真っ赤なカーテンが敷かれた天蓋付きのベッドに寝ながら上体を起こしており、傍らには先に見舞いに来ていたケイトがいた。
「あれ、エーデュースコンビじゃん。それにグリちゃんにミドリヤちゃんにバクゴーちゃんも勢ぞろいで」
変なコンビ名をつけられたエースとデュースは横着するな!と犯行したが、それよりも今はトレイのことだ。
「あの、トレイ先輩の怪我は大丈夫なんですか?」
昼間からベッドで臥せていなければならないとなると、かなりの重症である可能性が高い。出久が質問すると、トレイは真意が読みにくいいつもの笑顔を浮かべたまま答えてくれた。
「ああ。階段から足を踏み外したんだ。受け身をとりそこねて右足を派手にやっちまった。しばらくは松葉杖生活だな」
「えっ!それ、わりと重症じゃないですか」
デュースが驚いて大きな声を出したが、トレイはやはり冷静な態度を崩さなかった。
「今年のマジフト大会、俺は見学になりそうだ」 - 90124/10/20(日) 09:04:55
「かすり傷だったら渡すのやめようと思ってたけど……コレ、見舞いのツナ缶。元気だすんだゾ、眼鏡」
グリムがちょっとだけ惜しそうにツナ缶をトレイに差し出した。ちょっぴり成長した姿に出久は(よくできたね!!)と親心に似た感動を覚えた。
「僕たちからも、フルーツの詰め合わせです」
手ぶらで見舞いにいくのはマナーに反するかと思い、ミステリーショップに立ち寄って購入しておいた化粧箱を出久からも手渡した。
「はは、ありがとな」
「もー、マジ勘弁。主力選手のトレイくんがいないのしんどいし、また選手選びをし直さなきゃ。」
「「!!選手選び?」」
心配の表情から一転、ケイトのぼやきにエースとデュースが笑顔になって食いついた。
「なんだいキミたち。怪我人の部屋にどやどやと集まって」
にわかに騒がしくなった部屋に、呆れた表情のリドルが入ってきた。
「トレイ、具合はどう?なにか食べたいものや飲みたいものはある?」
リドルはトレイの傍によって甲斐甲斐しい姿を見せた。
丸くなってからのリドルは、生来の面倒見のよさが前面に出るようになってきている。
(これが普通の幼馴染ってやつなのかな?)
出久は勝己の看病なんてしたことがないし、逆もしかり。そもそも二人が怪我をするときはド級の重傷者になるときなので、病床にぶちこまれて互いの出る幕などないのだが。
もし軽傷だったとしても、出久が怪我をした場合にが真っ先に見舞いに来るのは飯田と轟だろうし、勝己の場合は切島や上鳴だろう。
(やっぱり僕たちって結構ドライな幼馴染なのかも)
実際のところトレイとリドルが過保護気味なのだが、まともな比較対象がない出久はそんなことを知る由もなかった。 - 91二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:18:25
NRCでまともな幼馴染ってジャックとヴィル、シルバーとセベクぐらいだろうけどどっちも歳の差がある(ジャックとヴィルは幼馴染期間が短い)からちょっと違うかな…?まだアズールと双子の方がごく一般的な幼馴染か?いやでもアズールと双子はミドルスクールからのつきあいっぽいしなあ。
あえて言うなら、トレイとチェーニャがごく一般的な幼馴染かな? - 92124/10/20(日) 09:20:56
「そんなに心配しなくても大丈夫だって言ってるだろ?」
「でも、その怪我はボクのせいで……」
二人の会話を見守っていると、気になるやりとりが出てきた。
「……!リドル君、その話くわしく聞かせてくれる?」
「ああ、いいよ」
リドルはトレイが怪我した経緯を語ってくれた。
トレイとの会話の最中、階段から落ちかけたリドルを庇ってトレイが足を踏み外したらしい。
気に病む様子のリドルに、気にすることはない、とトレイが声をかけた。
「ミドリヤ、バクゴー、これってさ……」
エースが小さな声で二人に語り掛けた。頭の回転が早いエースは、この一件の不審さに気づいたらしい。
「まーまー!リドルくん。そんな暗くなってもしょーがないって。ささ、もう怪我人はゆっくり休ませてあげよ。退散、退散~」
暗い雰囲気なってきた部屋でケイトの場違いに明るい声を出して、お見舞いに来ていたものたち全員をハーツラビュルの談話室に連れ出した。
「で、ケイト。なにかトレイの前では言いにくい話があるんだろう?」
「さすがリドルくん。話が早いね」
ニコニコと目を細めて笑っていたケイトが、ふいに出久の方を向いた。
「ミドリヤちゃんたち、トレイくんの怪我についてなにか知ってるんじゃない?」
ほとんど確信を得ているような言い方だった。
「実は……」
もともとリドルに魔法の相談をする予定だったのだ。どうせなら借りられそうな知恵は全て借りよう、ということで、出久は学園寮から依頼された調査についてリドルとケイトに打ち明けた。 - 93二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:21:59
お前らがドライな幼馴染であってたまるか!!
- 94二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:24:12
ドライって言葉一回辞書で引いてみよっか!!!
- 95二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:38:30
君らの関係がドライなら世界中の幼馴染のほとんどがパッサパサな関係になるぞ
- 96二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:47:36
あんな複雑骨折しまくった幼馴染関係、ドライであってたまるか
- 97二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 10:38:37
- 98二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 10:52:52
かっちゃんは実際に遠ざけようとしてたのに、緑谷に対する当たり判定がデカすぎて、自分から近づいていっているから、ドライ判定は無理だよ
- 99124/10/20(日) 11:14:01
「なるほど、学園長がそんなことを……」
出久の話を聞いて、リドルも手持ちの情報を話してくれた情報を共有してくれた。
リドルも今回の件を不審に感じてケイトに情報を集めてもらった結果、怪我人がマジフトの有力選手ばかりであること。リドルも階段から落ちそうになる瞬間に「身体が勝手に動いたような感覚」があったこと。
どれも考察材料になりうる重要な情報だ。
「それ、僕たちが聞き込みした他の生徒も同じことを言ってた」
「ここまで来たら、選手候補を潰しにきてる犯行だと決め打ちして調査していいだろうな」
「僕もそう思う」
*二人の直感
出久 dice1d30=20 (20) +25
爆豪 dice1d30=23 (23) +32
- 100124/10/20(日) 11:15:08
「ねえリドル君。そういう風に無意識に体を動かす魔法ってないの?」
「そうだな……。ないことはないけど、一般的に人を操る魔法はとても難易度が高い。それを扱える学生となると……」
「授業中に怪我した人もいたみたいだし、どういうことなんだろう?」
「それは犯人を捕まえたらゆっくり吐かせればいいさ。そんなわけで、犯人捜しにボクたちも協力するよ」
「わあ、すごく心強いよ!ありがとう!」
そんなわけで、オンボロ寮に本部が置かれた「連続不審事故調査チーム」にリドルとケイトが加わった。
二人とも聡明で、頭の回転も魔法の腕も申し分ない。ウェルカムモードの出久はもちろん、勝己も文句はない。
「そういうことなら、オレらも犯人捜し手伝うぜ」
「クローバー先輩のお礼参りッスね!!」
「二人もよろしくね!」
「テメェらは足引っ張るンじゃねえぞ!」
続けてエースとデュースも仲間に加わる。こちらは色々とやや心配なので、勝己はやや不満げである。
「キミたち、やけに張り切ってるね」
「あー、わかった。さては空いた選手枠を狙ってるな~?」
「へへ、バレた?」
「い、いや、僕はそんなことは!同寮として同然です!」
ケイトの指摘に、エースがニヤリと笑った。
「ハート野郎、テメェ動機クソか!マジで邪魔しやがったらぶっコロすからな!」
「いや顔怖っ!?大丈夫だって、本当マジで!だから左手バチバチさせるのやめろって!」
*作戦を切り出すのは…… dice1d3=2 (2)
1.出久
2.爆豪
3.リドル
- 101二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 11:17:03
かっちゃんはダークマイトのときも指揮とってたしね
- 102124/10/20(日) 11:31:19
「話戻すが、これまでの件で証拠が上がっていていない以上、こっからも犯人がやすやすと尻尾を出すとは考えにくい。とっ捕まえるには現行犯しかねえ」
「最もだね。ボクもそう提案しようと思ってた」
勝己の提案にリドルも頷く。基本方針はこれで良い。
「先手を打つったって、どうするんだゾ?」
「張り込み調査をする。次に狙われそうなヤツを警護して、事件が起こった瞬間に怪しいクソ野郎を確保する。……おいタレ目!どうせ他に狙われそうなヤツの情報握ってンだろ、話せ」
「さすがバクゴーちゃん。こっちのことお見通しって感じ?お察しのとおり、実は選手候補の中でも『コイツは狙われそう』って生徒何人かにはもう目をつけてるんだ~」
名指しされたケイトがスマホを操作すると、リドルとエースとデュースのスマホからピロン♪と通知音が鳴った。
ちなみに、出久と勝己は異世界に飛ばされる際に制服以外の全ての持ち物を失っているので、スマホをもっていない。
エースとデュースが二人にも画面を見せてくれた画面を覗き込むと、複数人の生徒の顔写真とプロフィールがずらりと並んでいた。
「これ、すごい情報量だ……!」
「どこぞのナードのノートみてえだな……」
「ナードのノートは分かんないけど……まーね♪んじゃ、早速ターゲット候補を見に行ってみよっか」
「いざ出発!なんだゾ!」 - 103124/10/20(日) 12:06:51
調査チームの面々は手始めにポムフィオーレ寮に訪れた。
白亜の城のような建物は、御伽噺に出てくるような赤と白のハーツラビュル寮とはまた異なった、クラシカルな美しさだ。
内装も高級ホテルのように豪奢で、毛足の長いカーペットの上でシャンデリアが煌めいている。しかも、ショッピングモールの化粧品売り場の近くを通ったときのような、男子校らしさが一切ないなんかすごく良い香りがして、クソナードの出久はドギマギした。
「まずはココ。ポムフィオーレ寮。けーくんチェックでは、2年生のルーク・ハントくんに注目だね。金色のボブヘアー&帽子がトレードマーク」
「ルーク先輩は去年も試合で活躍していた優秀な選手だよ。でも、あの人はちょっと変わっているというか……」
「お。あそこに座ってるのそうじゃないか?」
デュースが指さした先は、とても耽美できらびやかな一団がいた。その中にいる大きな羽根つきのハットを被っているのがルーク・ハントだろう。
「はぁ、大会当日のメイク悩むわぁ。フェリシテ・コスメティックスの新作下地が気になってるのよね」
「はっはっは!毒の君(ロア・ドゥ・ポワゾン)、麗しのヴィル!キミの輝きが化粧品の質で左右されるほど淡くはないだろう?」
会話の内容も出久が知っている男子高校生とはかけ離れている。
「う~~~ん。なんだか強そうなカンジが全然しねぇんだゾ」
「なんかこう……高級なチーズ分けてくれそうな感じの人だね」
「フレンチ野郎には変人しかいねぇのかよ」
ルークの朗らかで独特な口調は、なんとなく青山と雰囲気が似ている気がする。
「チーズ?」とハーツラビュル生が出久の発言に首を傾げたが、コイツは狙われなさそう、という結論に至って次のターゲットの張り込みに移ることにした。
「んじゃ、次言ってみよっか」 - 104124/10/20(日) 12:26:40
次に調査チームが訪れたのは中庭だ。
「次はオクタヴィネル寮。けーくんチェック的には2年のジェイド&フロイド・リーチ兄弟に要注意。連携攻撃が強力で、対戦相手の寮が手を焼いていたと情報アリ」
「わっ!まるきり同じ顔が2人いるんだゾ」
彼らは双子なのか、左右対称でそっくりな背格好が印象的だ。制服の着こなしが全く異なるので、雰囲気は異なるが。
「つか……あの2人、周りの生徒が小さく見えるくらいスゲー背がデカくない?」
「そうかな?」
「普通だろ」
「いやデケーだろ!お前ら節穴かよ!」
二人に同意してもらえなかったエースがツッコミを入れるが、二人はピンと来ずに首を傾げた。二人が敬愛するオールマイトは身長が220cmもあるので感覚がマヒしている。
調査チームの面々が木の陰に隠れて様子を伺っていると、制服を着崩した方の生徒が気づいて近づいてきた。
「あ~~~~~。金魚ちゃんだ~~~!」
「うっ!フロイドに見つかった!」
リドルがものすごい勢いで後ずさりする。リドルはどうやらフロイドが苦手らしい。フロイドに絡まれて、リドルはタジタジだ。
子どものようにフワフワと話すフロイドだが、どこかいつ爆発するか分からない不穏な雰囲気がある。
*フロイドの声
出久 dice1d2=1 (1)
1.なんか不安になる喋り方だ
2.かっちゃんの声と似てるような……
- 105二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 12:35:31
オールマイトはともかくヒロアカ世界だと個性の関係か身長やたら高い人とか低い人いるもんな
- 106二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 12:37:38
スレ主さん細かいところでヒロアカ社会とツイステ社会の文化ギャップ出してくれるの好き
- 107二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 12:41:07
二人がオールマイトについて話したら「あーこっちでいうグレート・セブンみたいな感じね」って感じの理解でどんな伝承があるのって聞かれるから話すと「流石に盛りすぎでしょwww」みたいな反応されるんだけど、その後に存命の人物だって知ってマジかよ!!!!ってなってるNRC勢が見たい
イデア辺りがオタク特有のクソデカリアクションしながら手のひらクルクルしてると良い - 108二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 12:43:04
- 109二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:17:30
二人とも教科書に載るレベルの偉人だもんなあ…
- 110二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 15:19:02
かっちゃんとフロイドの声は中の人が一緒とは思えないくらい違いが大きいよな
- 111二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:41:49
声優さんってすごいな…
- 112124/10/20(日) 22:05:25
「おや、ハーツラビュル寮のみなさんお揃いで。もしや、マジカルシフト大会に向けての敵情視察ですか?」
片割れのジェイドもフロイドの後を追いかけてきた。
「えーと、これにはいろいろとワケが……」
「スパイ行為を見逃すわけにはいきませんねぇ。何故僕たちを監視していたのか、理由を詳しくお聞かせ願えますか?」
ジェイドは物腰こそ穏やかだが、目が全く笑っていない。
「ミドリヤちゃん、バクゴーちゃん、ここは一旦逃げよう!」
「えっ、でも……」
「誰が誰から逃げるって?」
「いいからもう!お邪魔しました~~っ!」
危うい雰囲気を感じ取ったケイトが冷や汗ダラダラで出久と勝己を引っ張った。二人とも筋肉質でビクともしなかったが、ケイトは素早く分身して数の利を使って丸太を運ぶがごとくわっせわっせと二人を運んだ。
「待ってくださいケイト先輩、ちゃんと話を聞かないと!」
「いやいやいや!ミドリヤちゃん、どう考えてもまともに話せる相手じゃないって!」
二人とも修羅場を潜りすぎて校内でのトラブルなど些末に感じているところがあるが、普通の男子高校生の感性でいけばリーチ兄弟の雰囲気はほぼヤクザなので、会話を切り上げて逃げたくもなるものだ。
「離せやオラアアアッ!!」
「バクゴーちゃんマジで暴れないで!!落っことしちゃう!!」
「ねーねー、待って~」
「そう言われて誰が待つんだ!総員退却!」
背が高い人間が全力で追いかけてくると非常に怖い。
ハーツラビュル勢はリーチ兄弟を振り切るべく全力疾走した。
「はあ、はあ……怖かったんだゾ。なんなんだ、アイツら?」
「ボクに聞かないでくれ。1年の頃からあの2人は得体が知れなくて苦手なんだ」
リドルにこう言わしめる二人だ。おそらく犯人は報復を恐れて狙わないだろう、という結論になった。
確かに初対面のときの治崎のようなヒリつく雰囲気がないこともなかったかも……、と出久はひそかに思った。 - 113二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:51:29
比較対象がガチのあかんヤクザなんよ・・・・
- 114二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 07:03:58
まあ確かに、カタギの女の子切り刻んで弾丸生産するヤクザに比べたら些末だけどさあ
- 115二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 09:41:08
やったねオクタヴィネル!!
本職の方と類似性を見出されたよ!! - 116二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 14:10:06
さすがに治崎と比べるのはかわいそうだから……
えっ?身内の身体を歩けなくなるくらい絞り上げて化粧水作ってるって?ウン…… - 117二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 16:56:47
アズールのユニーク魔法は幼馴染にはちと地雷かもな
移植はできないけど奪ってものにするって奴を思い出すし - 118二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 17:15:14
章とかイベントを経て監督生を友人としての距離感で接したいと思うようになった(と私は解釈してる)アズールが好きだからデクとも友人になってほしい
デクも元いじめられっ子だからアズールの気持ちに寄り添えそう - 119二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 18:21:28
当たり前なんだけど、マスキュラーとか治崎とかAFOみたいな呼吸するように命を奪いにくるガチ犯罪者に比べたらNRC生ってまだ学生の範囲内なんだなって
細かく契約内容設定するアズールと全部読み込んできそうなデクの組み合わせはとても楽しみ - 120二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:25:18
そもそも夢の国ヴィランってヤクザはピクサーのホッパーぐらいしか思いつかない
イナゴとして考えたらあれでもかなり温情たっぷりだけど - 121二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:48:11
- 122124/10/21(月) 22:10:13
「じゃあ、そろそろ日が暮れそうだし、次は本日最後のけーくんチェック!」
最後の人物はサバナクローの一年生のジャック・ハウルという生徒らしい。
ハートの女王の法律が守られているか確認するためにリドルが一旦抜けて、残りのメンバーでサバナクロー寮に向かうこととなった。
「おぉ~。ここがサバナクロー寮か」
「大自然って感じの寮だね!」
デュースと出久が揃って目を丸くした。サバナクロー寮はゴツゴツした岩を繰り抜いたような建物で、庭園にはサバンナを思わせる灌木が生え、ゾウの骨のようなものが鎮座している。今まで訪れたことのあるハーツラビュルやポムフィオーレとは別世界のような空間だった。
「で、ジャックだっけ?どんな奴なんスか?」
「褐色肌に銀髪。狼っぽい耳とフサフサの尻尾がトレードマークらしい」
「え~と……あの人かな?」
ケイトの特徴に当てはまる人物はすぐに見つかった。庭園でひとり走り込みするその生徒は、鍛え上げられた逞しい体をしている。
「オイ、そこのツンツン頭!オマエが悪い奴に狙われてるかもしれねぇから、オレ様たちが守ってやるんだゾ!どうだ、嬉しいだろ!」
「グリムーーーっ!??」
出久たちが対象を観察している間に、グリムが駆け出して声をかけてしまった。
しかも話しかけ方に問題大ありで、もし救助演習のHUCがいたら間違いなく大減点でボロクソに言われる内容だ。
「なんだ?てめーは。走り込みの邪魔すんじゃねぇよ」
案の状、ジャックは気を害したようで、鋭い目でグリムを睨み上げた。
「すみませんっ!うちの子が失礼なこと言って」
「ふがっ!むがむが!」
「だからソイツの躾はしっかりしとけって何遍も言っとンだ」
出久は素早くグリムを確保し、口を塞いだ。これは監督生の監督不行き届きだと言わんばかりの周りの白い目がチクチクいたかった。 - 123124/10/21(月) 22:26:16
「いきなりなんなんだ、てめーら。この俺を守る、だと?」
「これには事情があって……」
牙を出して威嚇の表情をするジャックに出久は事情を説明した。マジフトの有力選手を潰している犯人確保に協力してほしい、と言ったが、ジャックは少しの沈黙の後に「断る」と一蹴した。
「俺は1人でなんとか出来るし、お前らに守って貰う必要はねぇ」
「でも、もう十人以上怪我人が出てるのに証拠の一つも出てないんだ。犯人はすごく慎重で手慣れてる人だろうから、1人でいると危ないかもしれない」
どうか協力してほしい、と出久は言葉を尽くしたが、やはりジャックから返ってきたのは短い沈黙と拒絶の言葉だった。
ジャックは出久を睨んだ後、眉に力が入った硬い表情のまま視線を泳がせた。
「……俺が狙われることは、多分……ない」
「えっ?」
「じゃあな」
意味深な発言を残したきり、ジャックは走り込みを再開して行ってしまった。
*ジャックの初対面好感度ロール
出久→ジャック dice1d100=34 (34)
ジャック→出久 dice1d100=100 (100)
爆豪→ジャック dice1d100=1 (1)
ジャック→爆豪 dice1d100=56 (56)
「なんかぶっきらぼうでカンジ悪いヤツだったんだゾ」
「テメェの話しかけ方がクソだからだろうがボケカス。ちったァ頭使えや」
「……バクゴーって自分の口調のことどう思ってんの?」
「ア"ァ?なんか言いてぇンかクソハート野郎」
「いや、こいつマジでガラ悪いんだけど~~」
「ミドリヤと幼馴染なのが信じられないな」
- 124二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:59:54
ジャック最大値出してて笑った
- 125二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:00:08
爆豪からジャックひっく!
それでいてジャックから出久たっか! - 126二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:03:39
最大値と最小値は極端すぎてめっちゃウケる
- 127二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:46:44
たしかにジャック的に努力を怠らない素直なデクは好感度高いかもしれない…
- 128二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 01:02:52
- 129二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 06:58:45
ジャック→出久 少し話しただけで分かる誠実で真面目な人柄&鍛えられた肉体
爆豪→ジャック ジャックは内心が結構表に出るので、自分と雰囲気近しい奴が出久にブンブン尻尾振ってる(物理)のがゾワムカ度高い
って感じかな? - 130二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 09:02:27
- 131二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 10:29:08
ヴィラン適正があるってだけの高校生とガチで人を殺してるヤクザを比較すんの草
そら後者のが凶悪だろうよ - 132二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 12:38:30
高校生でこれだから将来のオクタは想像するだけでも怖いわ
- 133二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:45:08
このレスは削除されています
- 134二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:27:22
- 135二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:35:37
元の世界に帰れてないやん
- 136二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 06:46:19
このスレ大好きだ
- 137二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 06:58:53
出久への好感度がMAXなばかりに、これからのジャックのツンデレ発言がマジのツンデレ台詞になってしまうな
- 138二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 10:45:04
ジャックのユニーク魔法ってヒロアカ世界だと個性『人狼』とか呼ばれそうだよね
狼の嗅覚やフィジカルなら……ってデクのブツブツが発動するよ - 139二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 19:25:32
セベクとエペルとの邂逅が待ち遠しい
1年生ズで交流してるのが見たい - 140二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 20:19:11
人狼っていうか、狼化じゃね?
- 141124/10/23(水) 21:51:52
「おい、お前らそこでなにしてんだよ」
「俺たちの縄張りにずかずか踏み込んできて、無事に帰れると思ってねぇだろうなァ?」
ジャックが走り去ってすぐ、サバナクロー寮生たちが出久たちの前に現れた。
「ゾロゾロと群れてなんの用だ暇人ども。こっちは忙しいンだよ」
「馬鹿、バクゴーあんま挑発すんなって!あ、もう帰るんで!お邪魔しました~」
「そう言わずに遊んでけって!」
「へへへ!狩りごっこしようぜ!もちろん獲物はお前たちだ!」
相変わらず口の悪い勝己の前にエースが出て穏便に立ち去ろうとしたが、取り囲まれてその場から動けなくなった。
大柄な生徒が多いサバナクロー寮生に囲まれたとなると、衝突せずに突破するのは難しい。思わず構えたところで、寮生を止める獅子の一声が響いた。
「やめとけお前ら」
サバナクロー寮長のレオナと、彼に着いてラギーがその場に現れた。
「ああっ、オマエ!デラックスメンチカツサンド!」
「ちょっとちょっと。人の名前を勝手に美味しそうにしないでほしいッス。オレにはラギー・ブッチっていう男らしい名前がついてんスから」
グリムはラギーにデラックスメンチカツサンドを奪われた恨みを忘れておらず、ラギーに向かってギャアギャアと騒ぎ立てた。
レオナはうるさくて敵わないと言わんばかりのジトっとした目で二人を見ていたが、勝己が視界に入った途端に苛立たしげに牙を出す表情をした。
「あァ。よく見ればお前、植物園でこの俺の尻尾を踏んづけたバカ犬じゃねぇか」
「あ?テメェが公共の敷地で我が物でふんぞり返って寝てたのが悪ィだろうが」
バチバチと二人の視線の間に火花が散る。
「その節は失礼を……」
「テメェは黙ってろ出久!こういう馬鹿に謝っと付け上がンだよ!毅然としとけ!」
「フン。そっちの子兎は礼節を弁えてるみてぇだが、ワンワン吠えるバカ犬はうるせぇばかりでしょうがねえな?」
「ア”ァ”?」
出久の謝罪は焼石に水で、喧嘩を止めるどころか二人の視線は花火どころか雷光レベルでバッチバチになってしまった。
「二人ともやめてよ……!」
「そんなんで止めるワケないじゃないッスか。これだから良い子ちゃんは」 - 142二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:07:53
良い子ちゃん…いや良い子ちゃんなんですがその人たち母校では屈指の問題児たちなんすよ……特にその良い子ちゃんにしか見えない方がとんでもなくて…
- 143124/10/23(水) 22:16:11
「さっきから聞いてりゃ、こいつら許せねぇな!」
「レオナさん、ラギーさん、やっちまいましょうよ!」
自分達の慕う寮長に不躾な言動を繰り返されて面白くないのはサバナクロー寮生たちで、獣人特有の牙を剥き出しにする威嚇の表情で不快感を露わにした。
「テメェらもワンワン騒ぐんじゃねぇよ馬鹿ども。暴力沙汰なんか起こして、マジフト大会出場停止にでもなったらどうする気だ?」
「縄張りを荒らしたヤツを見逃すんですかァ?食い出がありそうな獲物なのに~」
「誰も見逃すとは言ってねぇ。ここは“穏便”にマジカルシフトで可愛がってやろうぜ」
不満を訴える寮生相手に、レオナはニヤリと笑みを浮かべた。マジフトは魔法を使った格闘技とも呼ばれ、試合中はどれだけ魔法をつかっても校則に抵触しない。つまり魔法で相手をボコし放題なのだ。
「シシシッ!レオナさんってば意地悪ッスねぇ。こんな弱そうな奴ら、ワンゲーム持たないッスよ」
「ムムムッ!そこまで言われちゃ引き下がれねぇんだゾ!」
「はぁ。断って帰れる雰囲気でもないな」
「おーし、いっちょやってやろうじゃん。ケイト先輩!選手選びの件、忘れないでよね」
「えぇ~マジでぇ?ったくしょうがないな~」
エースとデュースとグリムはすでにマジカルペンを抜き、試合に入る構えに入った。
「ミドリヤちゃんとバクゴーちゃんはマジフトのルール分かる?」
「一応。試合経験は無ェ」
「僕も一応分かります。守備くらいしかできませんけど」
「オッケー。ミドリヤちゃんはなるべく試合の安全圏から見てて。相手チームの動きを見て、オレたちに教えてね。バクゴーちゃんは……、オレの箒に一緒に乗って守備をお願い。その爆破って魔法みたいなもんだし、ルール違反にはならないでしょ!」
異世界のスポーツは勝手がいまひとつつかめていない。ここは慣れているケイトの指示下に入り、初めてのマジカルシフトの試合が始まった。
「先攻はこっちから!いくよエースちゃん、しっかりディスクもっててね!」
*マジカルシフト
・調査チーム dice5d100=90 49 86 88 66 (379) + dice1d1000=785 (785) (ケイト)
・サバナクローチーム dice5d200=101 34 183 147 71 (536) + dice1d3000=2472 (2472) (レオナ)
- 144二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:29:34
>>143 うーん、やっぱりレオナさん達高い……
- 145124/10/23(水) 22:33:56
マジカルシフトは出久が今まで経験したどんなスポーツよりも激しかった。
多くのスポーツは公平性を期するために個性の使用を禁止されているのだが、その制限が取っ払われたアメフトのようなもので、フィールドのあちこちで爆炎がドンパチと弾ける中でゴールを目指して全力疾走しなければならなかった。
「エース君、今だ!ディスクをシュートして!」
「オッケー!」
「フン。遊ばれてるのが分からねぇか?」
ようやく相手のゴールの手前までディスクを運んで得点目前、というところで、レオナが華麗な動きでエースからディスクを奪い、そのままスーパーロングシュートを決めた。
スポーツは1点によって流れが大きく変わることがある。そこからサバナクローチームの猛攻が始まった。
「はあ、はあ……うっそだろ……1点も入れらんねー」
「なんて隙のないフォーメーションだ……」
「はぁ……レオナくん……昔から天才司令塔って言われててただけあるね。ちょっとこのメンツじゃ太刀打ちできねーわ……っ」
ハーツラビュル生たちが肩で大きく息をする。対するサバナクロー生たちは余裕の表情だ。
「シシシッ!さっきの威勢のよさはどうしたんスか?」
「ほら、立てよ草食動物ども。もうワンゲームといこうぜ」
「クソ舐めやがって!!おいテメェら、何諦めムード漂わせとンだ!!タレ目、次はもっと前に出て飛べ!俺が相手を直接爆破しコロしたるわ!!」
「んん~、それは流石にファウルかな~」
「なんでアイツあんなに元気なんだゾ……」
「どんなときも勝つのを諦めないのがかっちゃんなんだ!」
「ミドリヤもなんか元気なのなんで?」 - 146124/10/23(水) 22:51:27
「なにしてんスか、あんたら」
一方的な試合の間に割って入ったのは、先ほど会ったジャックだった。
「ん?縄張りに踏み込んだ奴らとちょっと遊んでやってるだけだろ」
「初心者いたぶってなにが楽しいんスか」
「なーにぃ?ジャックくん。正義のヒーローみたいでカッコいいッスねぇ。シシシッ!」
「俺はただ、みっともなくて見てられねぇって言ってるだけっす」
ジャックは寮長と上級生相手に臆さずハッキリと言い放った。上級生たちが苛立ちを露わにしたが、レオナは興が削がれたようで、好戦的な表情が気だるい表情に変わった。
「まあいい、もう飽きた。お前らを相手にしたってなんの意味もない。行くぞ、ラギー」
「ウィーッス」
レオナが立ち去ると、ジャック以外のサバナクロー寮生たちも皆着いて立ち去った。
「ジャック君、ありがとう」
「あはは、かっこ悪いとこ見られちゃったねー」
「別に。お前らを助けたわけじゃねぇ」
ジャックはぶっきらぼうな話し方だが、大きな尻尾の先がソワソワと揺れるのを見て、素直じゃないだけなのかもしれない、と出久は思った。
「はあ、めっちゃ泥だらけ。今日のところは寮に戻ろうぜ」
「オレ様も腹が減ったんだゾ」
「そうだねグリム、今日はもう帰ろう。ジャック君、どうか怪我には気をつけてね」
「お前らに心配される筋合いねぇっつてんだろ。さっさと帰れ」
「うん、じゃあね!」
帰り際に出久は手を振ってもジャックは腕を組んだままツンと横を見ていたが、尻尾が挨拶するようにフリフリと揺れていた。
「なんだあの天邪鬼野郎は」
「かっちゃんはもう少し素直になっても良いと思うよ!」 - 147124/10/23(水) 23:10:05
「うぅ~ん……ムニャムニャ……見たかぁ、オレ様のスーパーシュートを」
耳元でグリムの大きな寝言がして、出久は目が覚めてしまった。
(なんか目が冴えちゃったな……)
現在オンボロ寮の寝室はベッドが3台並んでおり、壁側にグリム、その隣に出久、そこから間を開けて反対側の壁側に勝己が眠っている。グリムの寝言は向こうまで聞こえなかったようで、勝己は規則正しい寝息を立てたままだった。
(少しだけなら目を離しても大丈夫かな?)
1人と1匹分の寝息が響く部屋にいるとかえって眠気が消えていくので、出久は一度外の風に当たりに行くことにした。
オンボロ寮の扉から出ると、頬の傷あとに冷たい風がじんと染みた。秋も暮れに差し掛かる季節だ。
(いつ元の世界に帰れるのかな……)
お母さん、オールマイト、A組のみんな。ヒーローのみんな。エリちゃん、洸太君。
大好きな人たちにもう会えなかったらどうしよう。暗い夜空に冷たい風が、出久の心を少しだけ不安にする。
思わず瞳が潤んだとき、暗闇から声をかけられた。
「……ん?そこにいるのは誰だ?」
そこに立っていたのは、大きな黒い角が生えた青年だった。
制服を着ているのでナイトレイブンカレッジの生徒のようだ。
「えっと、貴方は……」
「これは驚いた。お前、人の子か」
角が生えたその人は、興味深げに出久を見下ろしていた。 - 148二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:14:39
ジャックかわいいな
- 149二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:15:02
ツノ太郎だ!!!(歓喜)
- 150124/10/23(水) 23:24:00
(黄緑の腕章は……確かディアソムニア寮だったっけ?)
ディアソムニアには出久と親交がある生徒がいないので、いまいち雰囲気がつかめない。
「お前、ここに住んでいるのか?この館はもう長いこと廃墟だったはず。独りで静かに過ごせる僕だけの場所として気に入っていたのだがな」
その人は出久を見下ろしながら少し拗ねたような表情を浮かべた。
「僕はこの寮の監督生になった緑谷出久です。色々あって、少しの間学園長から仮宿としてここを使わせてもらってます」
「イズク?珍しい響きの名だ。僕は……いや、やめておこう。きかない方がお前のためだ」
「はあ」
「知ってしまえば、肌に霜が降りる心地がするだろう。世間知らずに免じて、好きな名前で呼ぶことを許す。いずれそれが後悔に変わるかもしれないが……」
そう言うと、角の青年は目を細めてミステリアスであるもいたずらっぽい表情を浮かべた。
「好きな名前っていっても……」
出久は基本的に人をあだ名で呼ぶことはしないタイプだ。勝己が唯一の例外だが、“かっちゃん”は子どもによくある呼び名なので、別に出久が着けたものではない。
要するに、出久は人にあだ名をつける勝手が分からなかった。
「ふぅ……それにしても……人が住み着いてしまったということは、もうこの廃墟は廃墟ではない。残念だ。また次の夜の散歩用の廃墟を探さなくては。では、僕はこれで」
言いたいことだけ言うと、角の青年は出久が瞬きをする間に消えてしまった。
(今の人、廃墟マニアなのかな?)
ひゅう、と冷たい風が吹き、これ以上体が冷える前に出久もオンボロ寮に戻ることにした。
*その後の出久の睡眠の質 dice1d100=79 (79)
- 151二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:39:52
ぐっすりだ
- 152二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:40:08
よく眠れた様でなにより
- 153二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 09:44:57
すやすや
- 154二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 10:01:38
まぁ、角なんてクラスメイトに口田くんいるし、隣のクラスには角射出できるポニーいるし、何なら角半分切り取ったニュースキャスターいるしな
今更驚かんか - 155二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 10:34:45
どちらかというと雰囲気で驚きそう
マレウスて初見は枢先生作画オーラと王族のプレッシャーあったし - 156二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 13:29:43
AFOやら死柄木と遭遇した時のオーラというか雰囲気だけで死ぬビジョンを何回も見たりしてるからむしろ何も気にしなさそうじゃないか?
- 157二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 15:09:05
こういうのでデク達を俺tueeeしたり無双させないで
クロスオーバー先の世界観やキャラクター達の魅力を損なわないまま交流させてくれるスレ主に感謝しかない
ずっと面白いですありがとう - 158二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 19:18:28
自分らの世界については聞かれない限りは答えないけどツノ太郎と梅干しフェイスがガチンコしたらどっちが勝ってたんだろう
- 159124/10/24(木) 22:57:31
その夜、出久はまた夢を見た。
(動物たちの行進…?)
薄暗い洞窟の中で、ハイエナたちが獅子の話を聞いている。
黒い鬣の獅子は、以前の夢に見た赤い鬣の獅子とは違っていた。
――聞け!天地がひっくり返り新しい時代が始まるんだ!
黒い鬣の獅子は言う。王子もろとも王を殺すのだ、と。
――そして俺が王になる!
――王様万歳!
ハイエナたちは熱狂したように黒い鬣の獅子を称えた。
――準備をしておけ!
大きな骨が横たわるサバンナの荒野に、黒い鬣の獅子の遠吠えが響いた。
*出久 夢への違和感 dice1d10=6 (6) +30
- 160124/10/24(木) 23:09:00
「オッ、イズク、起きたか。もう朝食の時間が始まってるんだゾ。早く行こう」
「惰眠貪りやがって。そんなんだと体鈍るぞ」
「う~ん……おはよう……。すぐ支度するね。あと普段は僕も朝筋トレしてるから」
出久が目覚めるといつもより遅い時間で、グリムがすでに起きていたし、勝己はすでにロードワークから戻ってきていた。出久は急いで顔を洗って制服に着替えてたのだった。
「おはおはー、ミドリヤちゃん、バクゴーちゃん、グリムちゃん」
2人と一匹がメインストリートに出ると、銅像の前でリドルとケイトが待っていた。
エースとデュースはハートの女王の法律に則ってピンクの服でフラミンゴの餌やり当番をしているらしい。相変わらず摩訶不思議な法律だ。
*リドル 出久のネクタイへの反応 dice1d100=29 (29)
(1ならボロクソに言う、100なら優しく直してくれる)
- 161124/10/24(木) 23:19:34
「ん、ミドリヤ……。前から言おうと思っていたけど、キミのネクタイの結び目は醜くすぎる。トリュフじゃないんだから。しかも今日は少し曲がっている。これじゃあ、キミの育ちが疑われてしまうよ」
「うっ……」
「ルールの乱れは衣服の乱れからだ。監督生がそれでは寮生に示しがつかない。……といってもキミの寮の寮生は1人と1匹だけだけどね。……うん、これでよし」
リドルはシュルシュルと慣れた手つきで出久のネクタイを解き、綺麗に巻きなおした。
「ところで、昨晩また1人怪我人が出たらしい」
「本当ですか!情報は?」
「目撃していた肖像画くんの情報によると、怪我をしたのはスカラビア寮の2年生ジャミル・バイパーくん。調理室で事故に遭ったらしい」
魔法の世界では肖像画が動いて話す。ケイトは肖像画たちと仲が良いようで、情報源として上手く活用しているようだった。
「今なら朝食の時間だし、大食堂にいるかもしれない。行ってみよう」
リドルの後に続いて、出久たちは大食堂に向かった。 - 162二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 10:12:21
保守
- 163二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 10:28:12
- 164二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 10:55:43
デクのネクタイに関しては引子さん何も思わなかったのかな?って思いはする
あえて何も言わなかったのかもしかして引子さんも正しい結び方知らなかったりする??(旦那も同じ結び方してたりとか) - 165二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 18:30:24
出久のネクタイの結び方下手なのは、お父さんと長らく会ってなくてやり方を教える人が居なかったから、っていう闇深考察どっかで見たな
- 166二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 22:17:24
まあ中学学ランの高校一年生なんてこんなもんでしょ
- 167二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:00:35
- 168二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:14:40
まあそうか……………そうかな?
- 169二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:21:09
最終決戦後ならお茶子ちゃん強そう
- 170二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:58:27
- 171二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 08:14:56
- 172二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 08:16:32
- 173二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 08:55:03
- 174124/10/26(土) 11:46:17
「えーっと、ジャミルくんは色黒で長い黒髪をした……お、いたいた!」
ケイトが食堂を見渡して指先差した先には、出久の見知った顔があった。金の刺繍のターバンを巻いたカリムがいて、その向かいにいる編み込み髪の生徒がジャミルだろう。
「カリム君!」
「おっ、ミドリヤじゃないか!寮長会議ぶりだな!オレに何か用か?」
カリムは出久を見つけると朗らかな笑顔を浮かべた。
向かいのジャミルがぼそっと「お前がちゃんと人の顔と名前を憶えているなんて珍しいな」と零した。頬に大きな傷のある出久の顔は覚えやすかったのだろう。
「実は用があるのはカリム君じゃなくて……。初めまして、君がジャミル君だよね?君に聞きたいことがあって来たんだ」
「……確かに俺がジャミルだが、お前とは一切面識がないはずだ。俺に一体何の用だ」
ジャミルはカリムとは対照的に、疑り深い剣呑な目で出久を睨んだ。
「実はジャミル君が怪我をしたって情報を聞いて、そのときの聞かせてほしいんだ。学園長の依頼で」
「学園長が?ふーん……まあ、いいだろう」
学園長の名前を出すと、ジャミルは片眉を持ち上げて怪訝そうな表情をしたが、一応出久の質問に答えてくれた。
曰く、昨日の夜に調理室でカリムのための夜食を作っていたところ、手元が急に狂って手を傷つけてしまったらしい。
「ジャミルの包丁さばきはウチのコック長も舌を巻くレベルなんだぜ。マジフトの練習で疲れてたのか?」
「いや。俺はその程度で手元を狂わせたりはしない。だけど、調理中に一瞬、意識が遠くなったような感覚があった」
「……!!その話、詳しく聞かせて!!」
わざわざ口に出したということは、ジャミルの中で違和感があったということだろう。
果たして、出久の勘は的中した。
「……俺にはあの感覚に少し覚えがある。おそらく、ユニーク魔法の一種だ」
それは、手口さえも不明だった連続傷害事件の調査を、大きく進展させる証言だった。 - 175124/10/26(土) 11:56:58
「そっか、ジャミルのユニーク魔法はふあっフガフガ!」
「今は俺の話はいいから」
ニコニコと笑うカリムの口をジャミルが素早く塞いだ。
カリムは人が良いが、ジャミルのことが好きで堪らないようですぐに「ウチのジャミルはこんなにすごいんだぜ!」と口を挟んで話の腰を折ってしまうからだろう。
「とにかく、犯人が使ったのは相手の行動を制御できるような魔法だと思う」
「なるほど。だから目撃者には本人の不注意にしか見えなかったってことか」
「もしそれが一瞬のことなら、被害者自身も自分の不注意か操られたのか判別がつかないかもしれない。ボクも階段から落ちかけた時、無理矢理操られたような感覚はなかった」
「ってか、そんな魔法……犯人を捜すの無理ゲーじゃん。どうする?」
手口は分かったが、証拠が残らないため犯人を立証するのは依然として難しいだろう。
ケイトが思わず弱音を吐いた。
*犯人は…… (一番数値が高い人が最初に気づく)
出久 dice1d100=21 (21) +45
爆豪 dice1d100=56 (56) +55
グリム dice1d100=66 (66)
- 176二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:03:46
爆豪さすが
- 177二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:07:37
グリムが高めなの納得
- 178124/10/26(土) 12:12:44
「――犯人はあのハイエナ野郎だ」
勝己の言葉に、他の面々が一斉に注目した。
「この意地汚ェクソ狸が自分のパンを小せぇパンと交換してやったってことが引っかかってたが……。おい、あんときテメェは『相手が手を差し出したら、自分も勝手に手を差し出して、気付いたら交換してた』って言ったな?」
「そうか!あのときユニーク魔法にかけられていたならグリムはあんなに不自然な行動に出たことも納得できる。グリムにパンを渡させるんじゃなくってわざわざ対面で交換させたってことは、単純に相手を操るんじゃなくて、相手に自分と同じ動きをさせる魔法なのか……?ブツブツ」
「考えたってどうせ結論はでねぇ。本人とっ捕まえて話吐かせンぞ」
「ええっと、ラギー・ブッチくんは2年B組だね」
「ふな”~~~~っ!アイツ許せねーんだゾ!!パンの恨みを晴らしてやる!!」
勝己の推理を聞き、ケイトが素早くスマホから情報を引き出す。そうと決まれば話は早い。
「ジャミル君、協力してくれてありがとう!カリム君も!」
「おお。なんかよくわかんねーけど、頑張れよ~!」
食堂から急いで駆け出す出久たちを、カリムがニコニコ笑いながら見送ってくれた。
*初対面好感度ロール
出久→カリム dice1d100=18 (18) (最低保証50)
出久→ジャミル dice1d100=84 (84)
カリム→出久 dice1d100=79 (79)
ジャミル→出久 dice1d100=66 (66)
爆豪→カリム dice1d80=28 (28)
爆豪→ジャミル dice1d100=47 (47)
カリム→爆豪 dice1d100=81 (81)
ジャミル→爆豪 dice1d100=62 (62)
- 179二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:19:17
かっちゃん→カリムが低くてカリム→かっちゃんが高いのわかる気がする
- 180二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:53:20
アズールといいジャミルといいあんまり信用しちゃダメな相手への好感度が軒並み高いよねデクって
- 181二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:57:32
かっちゃんからカリムへの好感度低いのわかるし、カリムから幼馴染への好感度が8割前後あるのらしいな
- 182二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 13:06:11
あんまりツイステ知らないけど
犯人は寮長?が実力で勝つと言ってるにも関わらず今のところ他の寮生をユニーク魔法で怪我させたり初心者相手にイキってるってこと? - 183二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 14:02:03
ツイステのメインストーリー普通に面白いから
ここ見てて興味持ったなら自分で先に一通り見てきた方がいいと思う
初見の機会は一回しかないから個人的にはもったいないと思うし - 184二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 14:22:43
- 185二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 17:35:13
ゲーム本編はフルボイスだしキャラたちも2Dグラで表情も仕草もぬるぬる動くし音楽も良いしで、ストーリー流し見るだけでも楽しいやで。ここだと端折ってるシーンやセリフとかもあるでな
ただ容量はそこそこデカイのでスマホくんと要相談かな - 186二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 17:57:04
レオナは社会のために個性を殺せる奴で怠惰なのも生きづらい環境なりの処世術だったんだけどオールマイト級の角が刺さってしまってな・・・
- 187二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 17:59:04
レオナさんと幼馴染組、致命的に相性が悪すぎる……性格もだけど生い立ち諸々……
- 188二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 19:03:25
ふたりとも庶民だから価値観合わないし、足掻いて夢半ば叶えてるもんね
- 189124/10/26(土) 23:14:34
「たのも~~~~!ラギー・ブッチはどこなんだゾ!」
辿り着いた2年B組でパンの恨みを募らせたグリムが大声で叫ぶと、ラギーが呆れた様子で教室から出てきた。
どうやら彼はデラックスメンチカツサンドの件でグリムが不服を申し立てにきたのだと勘違いしているらしい。
「ラギー・ブッチ。今学園内で怒っている選手候補連続傷害事件について聞きたいことがある」
「おぉっと……そいつぁ穏やかな話題じゃなさそーッスね」
リドルが固い口調で切り出すと、ラギーの目がすっと細くなった。
「表出ろ、ハイエナ」
「わかったッスよ。だから、乱暴な真似はやめてほしいッス」
勝己に凄まれて、ラギーは心底不本意そうだが調査チームの面々に続いて廊下へとついて出てきた。
*対抗ロール
出久 dice1d100=33 (33)
爆豪 dice1d100=38 (38)
ラギー dice1d200=38 (38)
- 190124/10/26(土) 23:16:53
- 191二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 23:19:43
ウワーッ爆豪!!!!
- 192124/10/26(土) 23:31:56
その詳細は不明だが、ラギーにユニーク魔法を使われると厄介だ。出久と勝己は魔法をもたないので、必然的に魔法耐性もない。
魔法を使われる前に『首をはねろ』でラギーの魔法を封じようかとリドルが思案した矢先に、ラギーがシシシッと歯で空気を擦るような笑い声を立てた。
「あれれ~?リドルくん。マジカルペンなしにそんな強い魔法を使って大丈夫ッスか?」
「!!ハイヒール、タレ目、テメェらペン盗られてンぞ!!」
「シシシッ!アンタら、さてはお坊ちゃん育ちッスね?懐ガラガラ。隙ありすぎ。楽勝で盗めちゃったッス」
ブレザーの胸ポケットからマジカルペンが消えていることに焦るリドルとケイトを、ラギーがあざ笑う。
「ふな”っ!?アイツ、いつの間に魔法を使って2人のマジカルペン盗んだんだ!?」
「嫌ッスねぇ。こんなの魔法使わなくたって余裕ッスよ!ってなわけで、こんなとこでボコボコにされちゃたまんないんで、退散させてもらうッス!」
バイバーイ♪とおどけた声を出して、ラギーが出久も勝己も瞬時に反応できないような速さで駆け出した。
「待ちやがれクソハイエナ!!!」
「待てラギー君!!」
ラギーが逃げ出した方向から、丁度フラミンゴの世話が終わったエースとデュースが歩いてくる。
「あっ、エース君、デュース君!その人捕まえて!!」
「えっ、ミドリヤ廊下爆走してどうしたの?って、寮長まで!!」
「連続傷害事件およびマジカルペン窃盗の犯人が逃げた!キミたち、今すぐラギー・ブッチを捕まえろ!さもなくば、おわかりだね!?」
鬼のように顔を真っ赤にして激怒するリドルが、なにも知らないエースとデュースに号令を飛ばした。あわれな新米トランプ兵たちは、寮長の命令に従ってとにかく廊下を走ることになった。
*逃走ロール
出久 dice1d100=24 (24)
爆豪 dice1d100=58 (58)
ラギー dice1d200=68 (68)
- 193124/10/26(土) 23:37:22
そういえばラギーの初対面好感度ロールのダイス振ってないので、今振りますね
出久→ラギー dice1d100=14 (14)
ラギー→出久 dice1d100=59 (59)
爆豪→ラギー dice1d100=72 (72)
ラギー→爆豪 dice1d100=21 (21)
- 194124/10/26(土) 23:47:55
そろそろ次スレに移行します
【クロス注意】幼馴染inNRC Part4|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>トリップしたのは最終決戦後の二人>個性はかっちゃんだけ使える(反動…bbs.animanch.comスレ民さんのコメント励みになっております!
ツイステのメインスト本当はどこも削りたくないですが、仕方なくバサバサカットしてるので、気になるかたは是非本家のストーリー見てください(ダイレクト宣伝)
- 195124/10/26(土) 23:51:26
本当はサバナクローの夜会話でジャックがレオナにすごく憧れていて心の底では慕ってることが分かるエピソードとかもあるのですが、ここではカットしてます
デズニーネタがふんだんに仕込まれた何気ない会話も、デクとかっちゃんには無関係なので結構カットしてしまってます
このスレではカットしてますが、ここまでのストーリーだとスレ主は「セイウチ印のオイスターソース」が一番気に入ってる小ネタです
大工とセイウチの歌が最初から最後まで全部そらで歌えるくらい好きなので - 196124/10/26(土) 23:53:17
わりとのんびり進行なので、7章にたどり着くまでに何か月かかるんだ?ってなってます
最初のスレのダイス選択肢でおわかりの通り、スレ主は無計画プロットなしで書いていてダイス振るまで展開が確定しないので、自分も続き読みたいけど書くまで続きが分からないんですね
早く「みんなでヤッホー」まで行きたい - 197二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 23:55:08
うめ
- 198二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 00:01:31
みんなでヤッホーする幼馴染見てえ~
けど歌詞載せるの怪しいかもしれないから未来のスレ主には気を付けていただいて - 199二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 00:01:40
このスレだとヒロアカ世界にデズニー無いから、たっぷりのDネタを二人が分からないの残念だね……
人魚姫のコルクオープナー(20個もある!)とか、銀の髪すきとか…… - 200124/10/27(日) 00:02:42
歌詞は限りなくオブラートに包む予定なので安心してください!