- 1エスパー箱推し◆wy0mRIYAVw24/10/14(月) 23:14:47
グレンアルマの鎧にヒビが入ってサイコパワーが失われるssを書きたいと思って、立ててみました。初めてのssスレなので何か不備があるかもしれませんがよろしくお願いします。ポケモン同士で喋ったりします(人間相手には喋りません)
安価などで決まったポケモンなんかは勝手に設定を捏造します、ご容赦ください
以下、グレンアルマの設定
・グレンアルマ(♀)
特性はもらいび。気の強い性格で元々ポケモンを保護する心優しいトレーナーがいたが、病気で亡くなってしまった。兄にソウブレイズがいるが修行すると言いどこかに行ってしまっている。
現在は街のはずれでトレーナーに捨てられたポケモンなどを保護している。ポケモンを守る為にもっと強くなりたいと願い鍛錬を欠かさない。 - 2エスパー箱推し◆wy0mRIYAVw24/10/14(月) 23:30:16
「もう夜か……夜になれば活動するポケモンが減って、木の実が取られにくくなる。
今のうちにポケモン達と食べる木の実を探さないとだな。」
そう独り言を言い、グレンアルマは歩き出す。
今夜は新月で、月明かりもなく当たりは真っ暗だ。
それでもグレンアルマは、在りし日の主のようにポケモンを守る為、木の実を採取しに森へ向かう。
しばらく歩きながら、地面に落ちている木の実を探し主が使っていた巾着袋に入れていく。巾着袋は古くて布がところどころ解れているが、まだまだ使える代物だ。
そうして、順調に木の実を集めていき、巾着袋がいっぱいになったところで、グレンアルマはピンクの木の実が生っている木を見つけた。
「あの木で生ってるのは……モモンの実か。あの実は甘くて、私は好きなんだよな。」
グレンアルマは甘党である。ポケモン達にあげる分の木の実は巾着袋に入ってる量でも足りるだろうと思い、背伸びをし自分用に木の実を取ろうとした。 - 3エスパー箱推し◆wy0mRIYAVw24/10/14(月) 23:36:27
「おい!何をする!」
そこに、グレンアルマに頭突きをするポケモンがいた。
グレンアルマは頭突きされたことに怯みながらも、そのポケモンを視認しようとした。が、月明かりが無い森の中であるためかそのポケモンがどんなポケモンかは認識出来なかった。
「誰だお前は……。いきなり頭突きをするなんて酷いじゃないか」
「ほう、貴様はそんなに木の実を持っているのだな。俺様に全部くれないか?」
ポケモンは強欲にグレンアルマの持っている巾着袋ごと木の実を分けろ、と言う。
「それは嫌だね。この木の実は、私と子供たちの食べるものだ。何者かは知らないが、貴方にあげることはできない。」
「そうか、それは残念だ。」
ポケモンは残念そうな声で、諦める旨を言う。
月明かりが無いため、グレンアルマにはよくわからないが、どうやらポケモンは誠意を見せて謝罪をしているようだった。
用がないのであれば、とグレンアルマはさっさとポケモン達を保護している街のはずれにある主の住んでいた自宅に帰ろうとした。
そうグレンアルマを油断させて、ポケモンはどげざづきでグレンアルマを攻撃したのである。 - 4エスパー箱推し◆wy0mRIYAVw24/10/14(月) 23:48:45
「な、何をするんだ貴方は」
「その木の実をくれないのだろう?
それならば、無理矢理奪う他ない!」
油断して効果抜群の攻撃を真正面から食らってしまったグレンアルマは立つことが難しかったが、抵抗してサイコキネシスをポケモンに向けて撃つ。
しかし、そのポケモンには効いている様子がなかった。
「油断したかなぁ、俺様はあくタイプだ。そんな精神攻撃が効くわけがない」
「くっ、この木の実を奪われる訳にはいかない。
この木の実はポケモン達の……!」
絶望的な状況に陥ってしまったグレンアルマ。
こうなったら、あの大技を使うしかないと、グレンアルマは考え肩アーマーを合体させサイコパワーで炎エネルギーを一点に集中させ、大砲のように放とうとした。グレンアルマの専用技、アーマーキャノンだ。
「これは耐えられるかなぁ?イカサマだ!」
「くらえ!アーマーキャノン!」
アーマーキャノンのエネルギーと、敵対したポケモンの放ったイカサマがぶつかる。
しかし、エスパータイプにあくタイプの技は効果抜群だ。
更に、イカサマは相手の攻撃を利用して攻撃する技。アーマーキャノンを撃つ為にエネルギーを集中させているのを利用すれば、大ダメージを与えられる。
イカサマがグレンアルマの合体させた肩アーマーにぶつかった時、衝撃が発生しバリン!と大きな音が響き、グレンアルマはそこで気を失ってしまった。 - 5エスパー箱推し◆wy0mRIYAVw24/10/14(月) 23:51:51
しばらく時間が経ち、グレンアルマには誰が揺さぶっているのかわからないが、身体を揺さぶられる感覚がする。
「ん……誰だ。」
グレンアルマが目を開けると、そこにはdice1d3=1 (1) の姿があった。
1.イエッサン♀
2.森に住んでいるビークイン
3. >>6
- 6エスパー箱推し◆wy0mRIYAVw24/10/15(火) 00:09:21
「イエッサン……か?」
「そうよ。よく知ってるわね。貴方は見ない顔だけど、誰なの?」
どうやら、森に住んでいるイエッサンが倒れているグレンアルマを発見し、揺さぶり起こしたらしい。
素性を訊かれたグレンアルマは、自身の経歴とここに何をしに来たのかを話す。
「へぇ、貴方もポケモンを保護していたのね。
私と同じだわ。」
そう感想を漏らし、イエッサンも簡単にだが経歴を話す。元々はガラル地方のポケモンセンターで働いていたトレーナーのポケモンなのたが、過酷な労働環境に耐えかねて自死してしまっていて、様々なトレーナーの手に渡り色々あってパルデア地方にたどり着いたようであった。
「君もご主人様がいたのか。私と同じだね。
……そういえば、巾着袋は!?」
「>>7」
そう、巾着袋が無くなって焦るグレンアルマに、イエッサンは言ったのだ。
- 7二次元好きの匿名さん24/10/15(火) 00:56:55
中身は無事よ。
でも嫌がらせなのか、紐がグチャグチャに縛られて開けられそうにないの