- 1二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 15:14:05
- 2二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 15:31:48
ひえ...
- 3二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:09:52
ん、書く
- 4二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:20:06
ネルとかトキは似合うと思う
- 5二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:23:46
「いいよ、先生。見ててあげるから」
そう言って私は、ブーツのホルスターから拳銃を引き抜いて、先生に手渡した。
ゆったりとした動作で先生はそれを受け取る。先生の身体はもはや生気を失い、青白い肌を伝って床に広がる赤黒い血が、傍らに膝をつく私の衣服を汚した。
「安全装置、外せる? ……うん、やってあげる」
弱々しく銃把を握る先生の手に、自分の手をそっと重ねた。
冷たかった。在りし日、無遠慮に私の頭を撫ぜた時は、温かかったのに。
ありがとう――かろうじて発された言葉と共に、先生の口から血の泡が零れた。
命が零れていく。
「最期が私でよかったの」
口をついて出た私の声に、先生はしっかりと頷いた。……頷いてくれた。
胸の内にじんわりと広がっていく熱。この不完全な肉体に宿った、小さな灯火。
ままならない、無価値で虚しい世界の中で、ただ唯一の。
「またね。先生」
先生の瞳に映る私は、相変わらず不愛想だ。銃口は口の中。もう一度手を添えて、支えてあげる。
乾いた音がひとつ。あっけなく、最後の熱は霧散した。
「……先生。独りは、きっと虚しいから」
立ち上がって、深くため息をついた。さあ、
「いこう」
先生の下へ。 - 6二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:23:57
ん、書いた
- 7二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:29:32
よく書いた
- 8二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:30:05
最高
- 9二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 16:56:30
ん、みんなも書くべき
- 10二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 18:36:40
ん、誰もいない
書くしかない - 11二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 19:31:06
硝煙が立ち込め、瓦礫が埋め尽くすキヴォトスの空に、ひとつの轟音が響いた。
もはや誰も気にも留めていない。そんな地獄の中で、その銃声を知っていた私は呻きながら体を起こした。
――先生。もしもの時は、これを使って。
この地獄が始まる前、ある予感を抱いた私は先生に『それ』を渡していた。
きっと先生も覚悟をしていたのだろう。普段こんな物は決して持ち歩かず、愛する生徒たちを傷つけまいと信念を持っていた彼が。
私の物と同型のそれを、確かに受け取ったのだ。
「……せん、せい。こっち……?」
脚を引きずり、倒壊しかけているビルの僅かな隙間を進む。
銃声。悲鳴。地響き。神秘を失い斃れた誰か。
全てを置き去りにして、朦朧とした意識の中歩く。
「――ああ。ここにいたんだね」
瓦礫にもたれてこと切れていた。脳漿が飛び散って、辺りを綺麗に染めていた。手には、渡したそれ。
「……ふふ、ふっ……。最期は、私が……やったんだ」
先生。先生。私の、先生。先生をタヒに追いやったのは、知らない誰かの凶器じゃない。瓦礫が臓器を潰したのでもない。
私だ。私の、愛銃が、殺したんだ。先生のタヒさえ、私のモノだ。
「ありがとう……。先生なら、そうしてくれるって思ってた」
愛しくて、抱きしめてあげたかった。でも、右腕の感覚が既にない。もう使い物にならないだろう。
まぁいいや。先生の最期は私があげたい――その願いは果たせたのだから。
だから、消音器を敢えて着けずに渡した。
轟く悪魔の咆哮が、先生の命を奪う証明になったのだ。
ああ、先生をひとり待たせては悪い。
役目を果たしてくれたこの子を先生の手から拾い上げ、またひとつ、悪魔は従順に咆えた。 - 12二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 19:31:54
ん、書いた
- 13二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:19:05
おかしい
もっとみんなも書くべき - 14二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 08:54:00
書ける人なんてそうそういない定期
- 15二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 11:26:06
覚悟ガンギマリの生徒と先生を書くだけでいいんだ
頑張れ - 16二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:51:12
うわーん!SSどころか書き込みすらありません!
- 17二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:52:16
うわーん
- 18二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:53:01
- 19二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:56:07
- 20二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:59:17
- 21二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:59:51
ん、人が来た
最大30行だけどわりとすぐに限界に達する
全裸待機してる - 22二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:07:05
私は作業し続けすぎて疲れてんのかな。全く見えてなかったよ…
- 23二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:08:08
- 24二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:11:46
だから難しいねんな
- 25二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 08:38:44
難しすぎて書けない人一杯だからやるって決めた以上もう助からないゾ♡
- 26二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:20:02
硝煙が立ち込め、血なまぐさい香りのする風が吹き荒れる地にひとつの銃声が響いた。
女性は銃声が響いた方に走り原因を見付ける。
もはや誰も死を気に止めていない。誰も見向きもしない地獄の中でたった二人だけ。
隔離された建物の壁の中で逃げ切ったかのように、まるで壁に守られるように、スーツを着た男性は壁に寄りかかりながら動かない。見つけた女性は今にも泣きそうな顔をしていた。
「先生、先生…ごめんなさい…」
「私が…私が渡したから…あああぁぁああぁぁぁあああ…」
もう既に動かなくなった男性の遺体の前で大声を上げてひたすら涙を流す長い銀髪の女性…ここが戦場であるのにも気を止めず。
先生と呼ばれる男性が手に持っていた小型の銃は数日前に女性が先生に渡したものだった。
「先生…私は…先生に苦しんで欲しくないから…」
「ありがとう。でもこれが使うことがないことを願うよ。」
「ん、使って欲しくない…」
一度は壮絶な目にあった彼女は先生に銃を渡す時ですら手が震えていた。そういうことがないように。二度とそういうことが起こらないように。でも苦しんで欲しくもない。
先生は震えている手の上から銃を受け取るとスーツの中にしまい、女性を抱き締めた。女性は先生に抱き締められながらも涙を流していた。
小さな建物の中でようやく泣き止んだ少女は空を見る。空には硝煙が舞い散り、未だに血なまぐさい風が吹き荒れる。
「もし私が銃を渡していなかったら…先生が救われる未来もあったのかな…」
「独りだと寂しい。だから。私が一緒にいる…」
女性は先生の手元から銃を手に取る。まるで男性から返してもらったかのようにその銃を大事そうに仕舞う。
再び、声を殺して泣き始めた。女性は何も動かなくなった先生の亡骸を抱えて、ずっと泣き続けていた。
◇
書いてみたけどよく分からなくなった。エミュむずすぎる。
- 27二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:29:48
ん、書いた。難しかった。
- 28二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:59:21
ん!!素晴らしい!!やはり曇る生徒は最高!!ん!!拍手が止まらない!!
- 29二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:03:19
- 30二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:16:57
「せんせ。コレ、あげる」
深夜。ゴトリと私の前に無骨な拳銃を置いたのは、杏山カズサだった。
「先生ってさ、誰にでも優しいよね。誰かの危機に駆けつけて、誰かのために傷つくことも厭わない」
「きっと、『また』傷つく。そうだよね?」
私の腹の、ある部分をシャツの上から撫でる。彼女がその存在を知ったのは、確か数日前だった。
「後悔してるんだ、私。先生が大変だったのに、私は一体何をしてたんだって」
「ずっと傍に居られたら、こんな私でも守れるかもしれないけどさ。それでも、いつか私の知らない所で先生が倒れたら、私は今度こそ狂っちゃうと思う」
だからね、とひと呼吸置いた彼女の瞳は、黒く濁ったように鈍く輝いた。
「最期に先生を傷つけるのは、私がいい。もしも先生が、どうしようもなくなった時に……使って?」
「私が中学の時に使ってたやつなんだ。一発だけ、チャンバーに入ってるから」
「災害でもない、病気でもない、寿命でもない、どこの輩でもない……」
「私。わたし。わたしが。先生を一番愛してる私が……奪うんだ」
「誰にも渡さない……!」
「先生にだってあげない!」
「先生は私のモノなんだから!!」
散々頭を掻き毟り、金切り声を上げたカズサは、深呼吸のあと、笑った。
「――あは♪ いつか私に、先生の命……ちょうだい?」
私は、彼女の内に秘められた魔獣を、呼び起こしてしまったのかもしれない。 - 31二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:17:48
ん、書いた
なんかもう主旨と違う気がする、許してほしい - 32二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 02:25:59
ん、素晴らしい!!
- 33二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 10:59:05
ん、ほめシロコありがとう
SSシロコ、隠れてないでもっと出てきて - 34二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 16:18:39
- 35二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 18:48:20
ん!まさかの分岐!読者に彼女の運命を決めさせるなんて鬼畜!最高!
- 36二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 05:54:53
エグイ……没入感がやべぇよこれ
- 37二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 07:53:29
うん? あれ、どうしたのさキリノ。そんな血相変えて……
とりあえず、ドーナッツでも食べて落ち着きなよ……とか、言える雰囲気じゃないね。
……あー、あの捜査資料、見たんだ。そっかー……
うまく隠したつもりだったんだけどね、いつものサボりみたいに。
うん。そうだよ、「アレ」は……私がこっそり渡しておいた、自決用の拳銃。
私たちからすれば、当たってもちょっと痛い、当たりどころが悪いと気絶しちゃう……くらいだけど。
先生にとってはそうじゃない。まあ、そんなの誰でも知ってたことだよね。
そんな物を使うような状況になったり、そういう事件が起きない方が良い……っていうのは、
私の性格を差し引いても、ヴァルキューレの生徒として、本気で思ってはいるよ。一応。
でもさ。もし、本当に……どうしようもなくなっちゃったとき。
普段の私じゃないけど、早く楽になりたい、苦しみから逃げたい……って思うのは、普通のことだと思うんだ。
だから、私はアレを渡しておいたし……先生も、それを使った。
ま、先生も普通の人だった、ってこと。
……なんだけど、さ。
あの報せを聞いたとき、思っちゃったんだ。
「もしもあのとき、私があんなモノを渡したりしなかったら。先生は、諦めないでいてくれたかな」って。
……ごめん、キリノ。
この期に及んで、逃げも隠れも──そういうの、面倒だし──しないからさ。
……少しだけで、いいから……ひとりに、してほしいんだ。
…………うん。ごめん……
……ごめん、なさい……先生…………! - 38二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 07:54:10
ん、思い浮かんだからサクッと書いた
フブキ、誕生日おめでとう - 39二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 10:19:11
話は読みやすくて面白いし、テレグラフの使い方は上手いしすごい