- 1二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:13:35
- 2二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:14:08
救護騎士団の槌永ヒヨリ編
ここだけアリスクの一人が|あにまん掲示板bbs.animanch.comシスターフッドの秤アツコ編
ここだけアリスクの一人が(別ルートA)|あにまん掲示板dice1d3=@3 (3)@1.サオリ 2.ミサキ 3.アツコ※アズサとヒヨリもアリスク入りするが択からは除外内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収め…bbs.animanch.comここだけアリスクの一人が(別ルートA) Part2|あにまん掲示板アツコが内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで重要性で全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸籍=学籍を…bbs.animanch.comティーパーティー(サンクトゥス派)の錠前サオリ編
ここだけアリスクの一人が(別ルート分岐)|あにまん掲示板dice1d2=@1 (1)@1.サオリ 2.ミサキ内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっ…bbs.animanch.comここだけアリスクの一人が(別ルートS) Part2|あにまん掲示板錠前サオリが内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティ/百合園セイアに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸…bbs.animanch.comここだけアリスクの一人が(別ルートS) Part3|あにまん掲示板錠前サオリが内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティ/百合園セイアに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸…bbs.animanch.com正義実現委員会の戒野ミサキ編
ここだけ元アリスクのミサキが|あにまん掲示板内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸籍=学籍を得た経緯はキヴォ…bbs.animanch.comここだけ元アリスクのミサキが Part2|あにまん掲示板内乱の最中(幼少期)に記憶喪失になりトリニティに拾われた世界・ベアトリーチェが内乱を収める前に拾われた・一人が抜けたことで全員の悲惨さや過程が変わっても本編まで生きている※戸籍=学籍を得た経緯はキヴォ…bbs.animanch.com元アリスクif総合スレ
元アリスクif総合スレ|あにまん掲示板「ここだけアリスクの一人が」スレの四シリーズについて語るスレ過去のスレでまだ語りたい概念があるうちに完結してしまったネタなどがあればそれもあり四シリーズ(ヒヨリ、アツコ、サオリ、ミサキ)世界線をクロス…bbs.animanch.com元アリスクif総合スレ Part2|あにまん掲示板「ここだけアリスクの一人が」スレの四シリーズについて語るスレ過去のスレでまだ語りたい概念があるうちに完結してしまったネタなどがあればそれもあり四シリーズ(ヒヨリ、アツコ、サオリ、ミサキ)世界線をクロス…bbs.animanch.com元アリスクif総合スレ Part3|あにまん掲示板「ここだけアリスクの一人が」スレの四シリーズについて語るスレ過去のスレでまだ語りたい概念があるうちに完結してしまったネタなどがあればそれもあり四シリーズ(ヒヨリ、アツコ、サオリ、ミサキ)世界線をクロス…bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:14:20
- 4二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:14:57
立て乙
- 5二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:16:16
10まで保守
- 6二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:16:34
立て乙です
- 7二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:16:58
- 8二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:17:38
あはは…スレ立て感謝します…
- 9二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:18:20
おそらく概念やSSからしても最後のスレ
楽しかったよ
立て乙です - 10二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:18:30
保守
- 11二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:18:41
立て感謝
- 12二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:24:12
立て乙です
SSの中編を加筆修正して纏めているので今日はそれを投下しますのでお楽しみに - 13二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:24:53
アズサ編は着地点が楽しみ
- 14二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 20:54:31
うん?それだと私はかなり早く執筆してうpしないとダメか?まぁスレ終わりまでに間に合わなかったらそん時はそん時かな?
- 15二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:03:13
まぁこっちのSSもこのパートで終わるかどうか分からないんで其方のペースで大丈夫かと
- 16二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:04:44
- 17二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:11:48
バッドエンドを見たい気持ちと逆の心が2つある〜
- 18二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:44:30
- 19二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:05:12
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:07:50【The Fake×Squad】 第一幕 | Writening透き通るような青空 大きな事件が一通りの落ち着きを見せ、ほんのひと時ではあるが平穏な日々を送るキヴォトス。 ミレニアムサイエンススクール。この物語はこの場所から始まる。 「はぁ……」 「ため息がデカ…writening.net【The Fake×Squad】 中編「CHiLD -error-」 | WriteningD.Uの街に雨が降る。 予報外れのその雨は、色んな物を洗い流すかのように、強く、強く、降り続ける。 予報に無かったからと、傘を忘れてずぶ濡れのまま走って帰路に就く者もいるだろう。 どうせこれは通り雨か…writening.net
ってなわけでSS前編と中編の纏めになります
遂にトリニティに宣戦布告をした反転アズサ
大怪我を負ってしまったものの反、転アズサの悲しみや苦しみ、そして虚しさを受け取った先生
一方その頃サオリ世界のアツコは一人、ifスクワッドと合流して……
- 21二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:14:15
超今更だけどこのSSでの先生、つまりはサオリ世界の先生の設定ですが
30代の女先生(未婚)(非処女)です
まぁフレーバー程度に - 22二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 00:24:02
そういや、前パートのシュロから先生に対してあんまり敵意感じなかったな
アリスでなくケイが残ったように百花繚乱も展開が違ったと見るべきかね - 23二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 07:25:58
- 24二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 13:48:41
- 25二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 19:44:08
だといいが…
- 26二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 23:45:23
コハルは純粋だなあ
- 27The Fake×Squad24/10/18(金) 23:53:30
明朝 ヴァルキューレ矯正局
「……」
「……」
矯正局の休憩室の隅の椅子にポツンと2人が机を挟んで座っている。
シャーレの先生と不知火カヤ。
静かなその部屋に響くのは、淡々とチェスの駒を動かす音と時々出る僅かな2人の会話だけ。
「……足、大丈夫なんですか?」
「大丈夫だったら松葉杖なんて使っていないよ」
「……そうでしょうね」
先生は常に優しく微笑み、一方のカヤは何処か不機嫌、というよりは不貞腐れているような表情でチェスをしている。
だが2人はただ遊んでいるのではない。
これは交渉の為に持ちかけた勝負であり、この2人のコミュニケーションの手段だ。
「そういうカヤの方は?最近調子どう?」
「ぼちぼちですよ……刑務作業に慣れてきた自分に苛立ちを覚えるくらいには」
「ふふっ」
「何笑っているんですか」
「ううん、元気そうなら良かったって」
「貴方って人は……」
「……私はいつこんな所から出られるのでしょうね」
「どうだろうね、それは私にも分からないよ」
「……先生の方から何か働きかけてはくれないのですか?」
「うーん、そうだなぁ………」
「ちゃんと反省の意思を見せて、それで私の事を何の裏の意図とか無しに助けを求めてくれたら、考えてもいいかな……っと」
「………その言葉をチェックメイトしながら言わなかったら、もう少し魅力的に映っていたんですがね」 - 28The Fake×Squad24/10/18(金) 23:53:59
ため息一つ。
背もたれに体重を掛け、腕をだらりと下げて天井の証明を見る。
また勝てなかった、と。
「でもこれは、ハッタリでも嘘でもない、本当のことだからね」
「あーはいはい、そういうことにしてあげますよ」
「それで、私が勝ったってことで」
「ハァ………そうですね、敗者の私に何の用ですか先生。こんな朝っぱらから」
「うん、それなんだけど……」
「防衛室長殿に少しばかり教えてもらいたいことがあってさ」
「いったい何を、教えて欲しいんですか?」
姿勢を正して先生の顔を見る。
いつになく真剣なまなざし。あぁこれは茶化しているわけでもないなとカヤはすぐに理解した。
「ほら、私って小隊規模の指揮はご存じの通りだけど……それより大規模ってなると話が変わってくるんだよ」
「はぁ……」
「……近々やらなきゃいけないことがあってね」
「なんですか、戦争でもおっ始めるつもりで?」
「そんなんじゃないよ」
「であれば何を?」
「…………救いたい生徒がいるんだ」
「飽きませんね貴方も」
「それが性分だからね」
- 29The Fake×Squad24/10/18(金) 23:54:19
シャーレ屋上
先生が治療を終え、シャーレへと戻ってくるとの連絡を受けて、サオリとミサキ、ヒヨリ、アツコ、そしてスクワッドのアツコが屋上のヘリポートで待機していた。
十数分後、ヘリが到着し先生が降りてくる。
松葉杖を突きながらおぼつかない足取りで、顔は心なしかやつれていた。
明らかな睡眠不足から来るその顔の理由は、入院中にも関わらず目を覚ましてからはずっと何かの作業に勤しんでいたとのこと。
話には聞いていたが、まぁなんとも色んな意味で痛々しい。
だがゆっくり英気を養う、なんて余裕は先生には無かった。
「アツコ……無事でよかった!」
「それは私の台詞だよ先生」
スクワッドのアツコを見つけた先生は、驚きと共に心の底からの安心した表情を見せる。
そして先生はサオリたちの方を見る。
「皆今すぐ準備して欲しい!私たちはこれからトリニティに向かう!」
「………作戦会議だ!」
- 30二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 23:54:38
決戦は近い
- 31二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:11:32
反撃開始
- 32二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:30:47
先生とカヤの会話、他とはまた違う独特な感じがして良いんだ
- 33二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 14:38:44
立場がね
- 34二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 18:28:47
分かる(分かる)
- 35The Fake×Squad24/10/19(土) 23:56:28
トリニティ某所、桐藤ナギサのセーフティハウス
「……皆集まったね」
「アズサ」送られてきたボイスレコーダーの中身、これをトリニティへ向けた宣戦布告として、これを対処する為の作戦会議が開始された。
ティーパーティーからは、ナギサ、セイア、ミカ、サオリ
正義実現委員会からは、ツルギ、ハスミ
救護騎士団とシスターフッドからは、ミネとサクラコ
習授業部のヒフミ、アズサ、ハナコ、コハル
この計12名に加えて、シャーレの先生と……
「………彼女がいるから会議室じゃなくてセーフティハウスにしたんだけどね」
全員が“彼女”の方に目線を向ける。
「よろしく……ね?」
アリウススクワッドの秤アツコ。彼女がこの会議に参加することとなった。
「………ねぇヒフミ、私たち明らかに場違いじゃない?」
「コハルちゃんしーっ!」
「それじゃあ、始めようか」
- 36The Fake×Squad24/10/19(土) 23:56:53
「まずはこのレコーダーだけど……」
先生は件のレコーダーを檀上に置き、そして再生した。
『私は………アリウスの、白洲アズサ』
『私の目的は、この世界を虚しさに、虚無に染めあげること』
『止めたければ好きにするといい。全力で相手をしてやろう』
『vanitas vanitatum et omnia vanitas.』
『虚しい。全てはただ、虚しいのだから』
淡々と喋るその声は、間違いなく白洲アズサのそれだ。
そんなことはない。とは思いつつも皆がアズサの方を見る。
「一応言っておくが、これは私じゃない。恐らくこれを言ったのは……」
「……もう一人のアズサ、だよね」
「そうだ。まぁ……あれだけの傷を負わされてなお、どうしても現実味がないのが正直なところだけど」
「アズサ」による補習授業部への襲撃。
コハルによる決死の時間稼ぎやツルギとミカの援護、そしてアズサの咄嗟の判断により逃走に成功したそれは、補習授業部にとって物理的な深い傷となった。
実際、ヒフミとアズサの負傷の具合が酷く、退院した後も傷が完全に回復したのはほんのつい最近のことだ。
「ハナコ、あの私は反転?しているのだろう?」
「えぇそうですアズサちゃん。所謂……感覚の話ではあるのですが」
- 37The Fake×Squad24/10/19(土) 23:57:12
「ミカ、ツルギ、あの子と戦ってみて、何を感じた?」
「……強い。とは思いますね」
「でも絶対に勝てないって感じでも無かったよ。とはいえ私とツルギちゃんの2人掛かりではあったんだけど」
「だが問題なのはその直接的な戦闘力というよりは……」
「底知れなさ、だろうね。一体あの子は“何”を持っているのか」
2人が思い浮かぶのは、あの「アズサ」が最後に放ってきた黒いナニかだった。
ドス黒い泥のような、見ただけでどこか不快感を覚える、顔のパーツのようなモノが散りばめられた得体の知れない影。
人や物を浸食するかの如く広がっていたアレを見た全員が、皆一様に恐怖を覚えていた。
「アレに触れちゃっていたら、いったいどうなっていたんだろうね」
「少なくともロクでもないことになるのは確実ではあるだろうな」
「あっ、あの!」
「コハル?」
「あのアズサと触れて、そして押し倒されて銃口を向けられて……それで気づいたことがあって……」
「なんでも言ってごらん」
「サオリ先輩たちやハナコにも言ったんだけど……」
「あのアズサ、悲しそうっていうか、どこか寂しそうで……今思えば………」
「泣いていたんじゃないのかって」
- 38二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:57:38
作戦会議という名の振り返り回
- 39二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:58:17
ちょっと最近時間無くてあんまり書けなくてすまない……
- 40二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:00:09
ん、完結まで続けてくれれば平気
- 41二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:01:15
無理せず書ける時に投稿してくだされば、こちらは楽しませてもらっていますので。
- 42二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 07:57:37
- 43二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 12:50:57
ゴールデンマグロを食えアズサ
- 44二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 18:58:30
毎日更新だけを楽しみにしている
- 45二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 18:58:48
- 46二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:48:17
BADEND前提とはいえどこでくるのか
- 47The Fake×Squad24/10/21(月) 00:14:03
「コハル?」
あの時の戦い、あの時の「アズサ」の表情、それを思い出してコハルは思わず胸を抑えて苦しそうな表情を浮かべる。
「本当はどうか分からないけど……」
「でも、私は知りたい。あのアズサの気持ちを、あのアズサに何があったのかを」
「だからッ……!!」
「コハルちゃん」
ヒフミがコハルの肩に手を添える。
優しく、慰めるように。
「私も同じですコハルちゃん」
「私だって、もう一回あのアズサちゃんとお話ししたいんです。あの時はコテンパンにされちゃいましたけど……」
「先生、私たち補習授業部もこの作戦に参加させて下さい。あのアズサちゃんともう一度会いたいんです…!」
「ヒフミ……」
「うん、勿論だとも。ハナコもアズサも、それでいいね?」
2人は頷く。それ以上の言葉は不要だろう。
- 48The Fake×Squad24/10/21(月) 00:15:28
「……状況を説明しよう」
トリニティ地下のカタコンベ。
その中にあるアリウス自治区、そしてバシリカ。
この周辺には微小ながらも外部から観測できる時空の歪み、正確に言えば『混沌の領域』が展開されている。
そして問題なのは、その領域が徐々に広がりを見せていることだ。
今はまだカタコンベ内部に収まっているが、放置すればいずれトリニティに、キヴォトス全体に広がる恐れがある。
プラナに探りを入れてもらったところ、領域の中にはアリウス自治区と同等くらいの広さの空間と、その中に数百人規模の人間がいることが確認された。
まるで、一つの学校がそこにあるかのように。
「中の詳細までは分からなかったけど、中にいたのは恐らく……近頃キヴォトス各地で失踪していた人たちだと思う」
「数は……恐らく7、800人程……その全員が此方に敵対すると見ていいだろう」
「あの時のヒヨリやミサキみたいに?」
「うん、そういうことだよアツコ」
「私たちはこの領域の中に入り、必要であれば戦闘や制圧を行い、そして中にいるアズサを……止めることだ」
- 49The Fake×Squad24/10/21(月) 00:15:58
「私は、あのアズサが抱える苦しみを、悲しみを、その一端に触れた」
「……完全にそれを理解することなんて出来ないのかもしれない、寄り添うことなんて出来ないのかもしれない」
「でも……もしも、あの子が心のどこかで助けを求めていたのだとしたら……」
「私は……あの子に手を差し伸べてあげたいんだ」
先生が皆に向かって深く、深く、頭を下げた。
「だから……皆の力を貸してくれ……!!」
「頼むッ……!」
「…………」
「先生、頭を上げてくれ」
「セイア……」
「ここにいる全員、同じ気持ちだ。むしろ此方がお願いする立場だよ」
顔を上げ、そして全員の顔を見る。
「セイアちゃんさぁ……勝手に代弁しないで欲しいんだけど……でもね☆」
「えぇ、そうですねセイアさん。確かに私たちもそう思っていますよ」
気持ちは、同じだった。
- 50The Fake×Squad24/10/21(月) 00:16:19
- 51二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 00:17:15
いよいよその日が来る
- 52二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 00:31:44
別世界から来たヒヨリとミサキって「アズサ」に連れてかれて回収できてたっけ(うろ覚え)
- 53二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 00:34:42
連れていかれたのはスクワッドの方やね
ifの方は何もされていない - 54二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 01:17:39
- 55二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 03:45:56
常識人の面影が完全に隠れてるミサキ
- 56二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 07:46:34
かつて自分の虚無感を散り散りに焼き払ったコハルの輝く善性が世界を超えても健在だとまざまざと見せつけられた形だ、そりゃ限界化もするだろうなぁ……
- 57二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 10:49:38
ん、愛
- 58二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:03:13
無限に見ていたいイチカコハルミサキ可愛い
- 59二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:19:52
なんだかんだ一番キャラが立っているなミサキ
- 60二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:36:30
外にいた時にミサキ、コハルの変わらぬ優しさに号泣してたな?
- 61二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:17:56
- 62二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:41:13
- 63二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:18:39
- 64二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 00:06:23
- 65The Fake×Squad24/10/22(火) 00:32:14
作戦前夜、シャーレ執務室
「うん、これで終わりかな」
「こんな時まで仕事なんて、やっぱり先生って大変なんだね」
「これくらいはなんてことないよアツコ」
スクワッドのアツコもこの作戦に参加する。
目的は、「アズサ」によって敵となった此方のヒヨリとミサキを連れ戻す為。
あの領域へ入ればきっとあの2人と出会うことになる。だが2人があのままだとするときっと戦闘になるのは間違いない。
ならばその相手は自分に任せてくれ、そう彼女は言ってきたのだ。
先生や他の皆もそれを了承。ということで、シャーレで準備を整えていたのだ。
「先生は、アズサをなんとかできると思う?」
「出来るかどうかじゃない。やってみせるよ」
「……あのアズサが抱えるモノは私たちが想像しているよりもずっと黒く、そして深く歪んだナニかだと思う。少し見ただけの私がそう思うんだもの、先生ならもっと分かっているんでしょ?」
「だとしても、だよ」
「………一応理由を聞いても?」
「私は、奇跡を信じているからだよ」
「奇跡?」
- 66The Fake×Squad24/10/22(火) 00:32:59
「あの子に言葉を届けるには、確かに私たちだけじゃ足りないのかもしれない。だけど別世界から来たヒヨリ、ミサキ、そしてアツコがいる今なら出来る気がしたんだ」
「……」
「アツコは、あの3人を見てどう思った?」
「うーんどうだろう………ただ、あんな可能性があったんだって、アリウスから抜け出して、それで幸せになれる世界が確かにあったんだって、ちょっと羨ましくなったな」
「あのアズサだって同じことを思っているのかもしれないね」
「それで聞く耳を持ってくれるって、それでいつか止まってくれるって、そういう奇跡が起こるって、そういうこと?」
「うん、あの子たちがこの世界に来たのは多分偶然で、この世界にとってはなんてことない、小さな出来事なのだって思うんだ。でも」
「でも?」
「例え小さなことなのだとしても、積み重ねていけばきっと大きな奇跡が起こるんだって、そう信じているから」
「先生……」
目を閉じる。
先生の脳裏に浮かんできたのは、アビドスでの事件の中で触れた“彼女”の存在。
先生が唯一、何がどうやっても救うことが出来ない“彼女”からの言葉。
(………そうだろう?ユメ)
- 67The Fake×Squad24/10/22(火) 00:33:35
一方その頃トリニティ、補習授業部の合宿所
色々と準備するのと寝泊まりをするにはここが適任だということで、補習授業部とミサキたちはここで待機することになった。
「ミサキ、頼まれていたものが届いたぞ」
「これは…?」
やけに大きな木箱を持ったサオリが合宿所へと入ってくる。
そしてミサキの前へそれを置き、そして開封した。
「あっ、これ!スティンガー…!?」
「元の世界でもこれ使っていたのだろう?大急ぎで発注した甲斐があったよ」
「……ありがとうねサオリ」
「なんてことないさ」
「………いよいよ、って感じだね」
「今更だが、なんだかこっちの事情にお前たちを巻き込んだ形になってしまったな」
「ホントに今更。もう気にしてないってば。……それに」
「それに?」
「コハルも言っていたでしょ?私たちだってあのアズサを一目見て、何をしようとしているのか、何を思っているかって気になるし……元の世界でもアズサとは友達………みたいなもんだしさ」
「ミサキ…………コハル関連でもまともになれたんだなお前」
「私をなんだと思ってんのよ……」
- 68The Fake×Squad24/10/22(火) 00:34:02
「ねぇミサキ、サオリ。あっ、ヒヨリも来て!」
「は、はい!」
「アツコ?」
「大事な戦いの前だし、私ちょっとやってみたいことがあってさ!」
すっと横から現れたアツコがそう言うと、手を伸ばして3人の前に出す。
「皆手を重ねてさ!えいえいおー!ってするから!」
「えっ、なにそれ……この歳になってそれはだいぶ恥ずかしいんだけど……」
「ふっ……良い提案だなアツコ」
「そうですね!私もやります!」
サオリとヒヨリは快諾して一緒にアツコの上に手を乗せる。
じぃ~っと3人がミサキに視線を向ける。
「あとミサキだけだぞ」
「ぐぬぬ……あーもう!分かったってば!」
渋々とミサキも手を乗せる。
なんだ結局やるんじゃないかとニヤニヤする3人を見て思わず顔を真っ赤にする。
- 69The Fake×Squad24/10/22(火) 00:34:25
- 70二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 00:35:27
アビドス3章を通過しているからこそ、先生は奇跡が起こることを前よりもずっと信じられるんだ
- 71二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 11:33:22
反撃開始
- 72二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:18:32
ん、頑張って
- 73二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:24:39
- 74二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:13:57
エンディングは近い───
- 75二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:59:36
ん、ハッピーエンドを掴め
- 76The Fake×Squad24/10/23(水) 00:12:52
時は少し遡り、作戦会議
ミサキたちが来た後、先生がナギサに目線を送る。
そして彼女が立ち、檀上に上がる。
「それでは先生に変わり、私桐藤ナギサが今回の作戦概要をお伝えします」
「今回は敵の総数を考えた結果、正義実現委員会、救護騎士団、シスターフッド、そしてティーパーティー合同作戦となります」
「そう、これは実質的なトリニティ総力戦となることでしょう」
全員が息を呑む。
以前のアリウス自治区におけるミカや先生たちの救出作戦、これと同等若しくはこれ以上の戦力を持ってしての作戦だ。
この面々が集められたのだ、そうなることは予想がついていたが、それでも改めて言葉にして告げられると緊張感が増してくる。
「まず先生の持つシッテムの箱の力を用いて件の領域に穴をあけて下さいます」
「そしてそこから進軍。突入部隊が入った後、まずシスターフッドと正義実現委員会、続いて救護騎士団。救護騎士団には後方とサポートを担当していただきます」
「そして、突入部隊のメンバーですが……」
「本人たちの希望もあり、別世界のミサキさん、ヒヨリさん、アツコさん。それに加えてミカさんとサオリさん。そして、この私が出ます」
- 77The Fake×Squad24/10/23(水) 00:13:09
「えっ、ナギちゃんが前に出るの?」
「えぇそうですミカさん。先生はご存じの通り先日の襲撃事件で足を怪我しています。満足に動けぬ今、前線指揮は厳しいと先生が判断し、私が担当することになったのです」
「そういうこともあり、先生は中間地点での全体指揮をして下さいます」
「戦況に応じてゆっくりですが前へ出てくれると言うことなので、補習授業部の皆さんには先生の護衛をお願いしたいのですが、よろしいですか皆さん?」
「わ、分かりましたナギサ様!」
「ヒフミ、アレ出せるか?いつだかに乗ったあの戦車」
「クルセイダーちゃんですね!勿論です!」
ヒフミの戦車、というワードにミサキが思わず眉をしかめる。
「も、もしかして……海に行くって言って強奪したアレ?」
「ご、強奪っていうよりはお借りしただけなんですけど……」
「嘘でしょ……なんでこの世界でもやってんのよアンタ………」
「例え世界が変わっても……変わらないんだね、あの子は」
「やってますねぇヒフミさん……」
「アンタら2人の世界でもってこと……?」
「……?」
- 78The Fake×Squad24/10/23(水) 00:13:44
そして、キヴォトスに朝が来る。
何の変哲もない、いつもの朝、いつもの日常。
だが一部の者にとっては、特別な、特殊な、今後の命運を決める重要な日。
戦いの日。
覚悟を決めた者たちが、続々と集まってくる。
「よし、それじゃあトリニティに行こうかアツコ」
「うん、行こう!」
「よし、それでは私たちも集合場所へ急ぐぞ」
「あれ、サオリさんって2丁持ちでしたっけ?」
「あぁこれか。一つは元々の私の銃で、これは……」
「…?」
「ベアトリーチェと相対した時にこっちのヒヨリから貰ったものなんだ」
「あぁ、なるほど……」
「ヒフミ……」
「アズサちゃん?」
「……怖いか?またもう一人の私に会うのが」
「どう……なんでしょうね。確かにちょっと勇気がいるかもしれないです」
「なら今からでも配置を―――」
「でも、皆がいるから……なんとかなるような気がするんです。きっと……そう、きっと!」
- 79The Fake×Squad24/10/23(水) 00:14:08
トリニティ・スクエア
学園のちょうど中心部分に位置する広場に、これから戦いに赴く者たちが集合している。
救護騎士団、正義実現委員会、シスターフッド、ティーパーティー、そして補習授業部に、別世界からの来訪者たち。なんと壮観な光景だろうか。
緊張感が高まるこの全軍の前に、サオリと先生が現れる。
この作戦の、号令を掛けるためだ。
「来てくれた皆、本当にありがとう」
「この作戦は……正直言って、最初から最後まで何が起こるか分からない」
「もしかしたら、何が敵で、何が味方なのか分からなくなる状況に陥る可能性だってある」
「迷うこともあるかもしれない、頭が理解を拒むようなことだってあるかもしれない」
「それでも、確実に言えることが一つだけある」
「………皆無事に、このトリニティまで戻ってきて欲しい」
「誰一人として取りこぼさないように、私が全力でサポートをするから……」
「だからそれだけは信じてくれ!」
「そしてッ………皆の力を貸して欲しいッ!!」
拍手が、歓声が上がる。先生の言葉に皆、勇気を貰った。
先生は、サオリにマイクを渡す。
後は君が皆に言葉を届ける番だと、君の心からの願いを皆に伝えてくれと。
マイクを受け取ったサオリは息を整え、そして全員の前で……
伝える。
- 80The Fake×Squad24/10/23(水) 00:14:41
「………過去は消えない」
「大昔、トリニティがアリウスに行った仕打ちのツケが、また再び此方に牙を剥こうとしている」
「そう、あのエデン条約調印式の時のように……」
「私たちがこれから相対するのは、恐らくそういった類のものなのだと思う」
「だからこそ私たちは、現実を直視し、そして受け入れなければいけないんだ」
「この戦いは、かつて行われてきた、拒絶し、排除する為のモノなのでは決してないッ!」
「これは……責任を負い、そして救う為の戦いだッ!!」
「これをただの妄言だと、かつての勝利者の傲慢だと嗤う者もいるかもしれない」
「それでも……」
「それでも闘う者達へ!!!!!」
「私に着いてきてくれッ!!!!!!」
「今度こそこの悲しき因果を終わらせるために!!!!!」
再びの歓声。
この場にいる誰もが、サオリの思いを受け取った。
「行くぞトリニティ……!!」
「出撃だッ!!!」
- 81二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 00:15:00
さぁ行くぜ行くぜやってやろうぜ
- 82二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 00:38:24
熱いね!良いねぇ!それはそれとしてもしかしてヒフミってどの世界でも行動変わってないのか?……Ifアリウスってエデンまでは大きな違いないんだったか?総合にてエデン後は変化が起こってるみたいだけど
クルセイダーっで思ったけどIfアリウスの皆ってトリニティとかアリウス絡むイベントの時ってどうしてるんだろうね……案外、ドレス便利屋イベとかアリ夏みたいに登場するイベントは何かしらの力で関わったり?
とりあえずアイドルにはシフアツコがノリノリで参加しそうである - 83二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 02:28:51
サクラコとマリーに混ざって参加するアツコはいいぞ
- 84二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 02:46:52
- 85二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 03:11:10
完全に堕ちちゃってるんだとしたら悲しいね
ただセイアが本当に死んでいたらミカが止まらなかった(=死を偽装していただけで生きてた?)だろうし、こちらの四人の存在もあるから……最終的には良い着地点があると信じたいな
- 86二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 03:31:17
- 87二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 03:41:25
サオリがトリニティ側でこの発言出来ているのは泣く
- 88二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 05:08:25
原作思い出してつらい ここからどうなるか
- 89二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 06:40:45
- 90二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 07:29:45
正実ミサキはヒフミの戦車強奪事件の渦中にいそうだし、TTTでイチカとはっちゃけそうってのは元スレであったし
救護ヒヨリはクリスマスイベでハナエセリナと一緒にサンタ衣装着てそう
シスターアツコのアイドルがみたいねやっぱり
茶会サオリをイベントに出すとしたらどうなるかなって感じ
- 91二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 12:35:36
おおお…
- 92二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 20:55:05
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- 93二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:25:30
関係ないんだがFake×Squad読んでて反撃ってレス見たあたりからMechanized Memories流れ出した
なんか妙にしっくり来るんだよな - 94二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:29:15
- 95二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:57:00
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- 96二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 23:59:13
- 97二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 00:01:08
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- 98二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 00:01:59
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- 99二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 00:20:06
今日分もうちょっとだけ待ってね
- 100The Fake×Squad24/10/24(木) 00:49:59
トリニティ地下通路、カタコンベ入口付近
「……皆止まってくれ」
「……領域がここまで広がっている」
ヒフミの肩を借りながら先生が戦車から降りる。
そしてプラナの探知で判明した領域の境目まで近づき、掌を合わせる。
目には見えない。だが、先生の掌が“そこ”とぶつかった瞬間、わずかに空間が揺れたような感覚を皆が覚えた。
「プラナ、お願い」
『了解、混沌の領域と接続。境界の中和を開始します』
空間が更に揺れる。そうして徐々に激しく波打ち、突然固まった。
『中和完了。先生、境界の破壊を』
「よぉし………」
拳を握る。腰を入れて、構える。
「でりゃあああああああああああああ!!!!」
領域との境界を殴りつけた。すると空間がガラスのように割れる。
割れた先に何かが見える。恐らくそこに「アズサ」が、攫われた皆がいるはずだ。
「よし!皆突にゅ―――」
先の空間に先生が足を踏み入れたその時、
頭の中に、何かが入り込んできた。
- 101The Fake×Squad24/10/24(木) 00:50:45
************
私はずっと一人だった。
私には友達も、仲間も、最初からいなかった。
私の他にも人はいたけれど、それは決して仲間などでは決してなく、ただ互いを蹴落とし、蹴落とされの関係でしかなかった。
強い者、優秀な者、耐えられた者だけが生き残り、そうでない者はいつの間にか何処へ消えていた。
誰にも頼れない。頼ってはいけない。
私以外の全員が敵なのだから。
【なんで?】
全てが虚しいのだと、無駄なのだと教わった。
あぁ、確かにそうなのかもしれない。だって人生に意味が存在するというのなら、私は、私たちは、こうなっていないのだから。
【どうして?】
憎悪を教わった。
これを持っていれば私たちはいつでも、何処でも、戦っていけるのだと。
何も無かった私にとっては好都合だった。空っぽの私に、詰め込めるだけ詰め込んだ。
確かにこれは楽だ。何も考えなくて済む。ただ憎悪に身を任せて動いていれば、誰からも怒られずに、排除されずに生きていける。
【わたしは……】
そうして生きている内に、私は諦めないことが生きるコツだと思い知った。
皆、中途半端な心でいるから、勝手に折れてしまうから、生きていられなくなる。
折れるな、倒れるな、諦めるな。
【あきらめない】
誰よりも優秀だった私は、いつの間にか部隊を率いることになった。
ある日、トリニティへの潜入を任された。私たちがこうなった大元の原因だというそれを破壊する為に。
- 102The Fake×Squad24/10/24(木) 00:51:11
【ころした】
潜入は無事に成功した。私のことを友達だと呼ぶ生徒が現れた。これはいい、利用してやろう。
なんで彼女らは私と近づこうとするの?なんで友達になろうとするの?
なんで、優しくするの?
なんで、寄り添おうとするの?
だって、これから私はお前たちを……
【ころした】
そらからみさいるがふってきた。
みんなやけた みんなにげた。
みんなをうった。
みんな、みんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんなみんな
ともだちになれるかもしれなかったのに、
みんな
【ころした】
わたしのなかにあるなにかがこわれるおとがきこえた。
そうしたら、わたしのずじょうに“め”があらわれた。
いらない。いらないいらないいらないいらない
そんなものはいらない。
こんなわたしはいないほうがいいにきまっているから。
こんなことをしたわたしなんて
し―――
- 103The Fake×Squad24/10/24(木) 00:51:37
【諦めるな】
諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな諦めるな
白洲アズサは、決して諦めてはいけないんだ。
絶対に折れてはいけなくて、どんな時でも立っていなきゃいけないんだ。
だってそうだろう?
ここでお前が折れたら、消えたら、虚しさなんて、憎悪なんて抱けなくなる。
それではいったい何のために皆が死んだんだ?
“それ”を手に取れ、そして立ち上がれ。
諦めなければどうとでもなるって、お前が一番分かっていることだろう?
だから―――
************
- 104The Fake×Squad24/10/24(木) 00:52:08
「せい……んせい……せんせい……」
「先生…!!」
「……はっ!?」
「い、今のは……」
ヒフミの声で、我に返った。
彼女の方を向く、とても複雑そうな、どちらかというと、悲しそうな顔をしていた。
彼女が見ている方に目をやる。
「先生、待っていたよ」
そこには、見たこともないような綺麗な制服を身に着けた「アズサ」がそこに立っていた。
周囲をよく見る。目を疑った。
そこはまるで平和な、どこかの学校だった。
青く澄んだ空、心地よい風が吹き、鳥は歌い、彼女と同じ制服を着た“生徒”が楽しそうに笑いながら学校生活を送る光景が映っていた。
その“生徒”たちの顔に見覚えがあった。そのどれもが行方不明となった子たちだったのだ。
「見てくれ先生!これで私はもう独りぼっちなんかじゃないんだ!!」
「ようこそトリニティの皆!」
「アリウス総合学園へ!」
- 105二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 00:52:46
さぁ対面する。
アズサへ、彼女の闇へ - 106二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 00:58:02
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- 107二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 01:00:16
アズサの本質の一部である「絶対に折れない諦めない」が悪い方向に作用するとこうなってしまう
- 108二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 01:06:05
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- 109二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 10:06:54
このレスは削除されています
- 110二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 10:20:53
シンプルに悲しい
- 111二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 10:25:03
- 112二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 10:26:22
お、おう・・・ご苦労様でした
- 113二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 19:50:44
深夜に待機
- 114二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 21:10:36
- 115二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:18:21
今回のイベスト騒動におもクソ巻き込まれてそうなティーパーティーサオリ
また仕事が増えるな… - 116二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:29:57
「よくもこんな日にクーデターを……!」
「いいえ!これは権力に対する抗議です!」
「どうして、私は何も……!」
「本当に知らないんだからね!」
「もうやるしかないのか……!?」 - 117二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:39:16
- 118二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:41:30
サラエボ事件みたいだな
- 119二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:45:48
ミカ、サオリ、目が笑ってない!
- 120二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:52:29
警備室から警備のアリウス生に指令飛ばしてたら、突然ナギサ様から呼び出しかかって「シスターフッドと救護騎士団がクーデター起こそうとしてる」とか言われて急いで手の空いてるアリウス生をかき集めるサオリ首長の心境よ
- 121二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:56:23
恐らく警備責任者だしティーパーティーとしては立場同じでも新興だしナギサの方が歴長いしで、内容ちょっと怪しくても絶対に無下にできないよねぇ…
- 122二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:02:59
ロールケーキをぶち込まれそうなナギサ
呆れながらケラケラ笑ってるセクシーセイア - 123二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:03:40
イベントとは思えないガチの覚悟してそう
- 124二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:15:34
- 125二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:17:48
- 126二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:21:57
- 127二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:23:49
世界線が別々ならアリスクは外部だしミネが暴走した時のヒヨリのストッパーはマジでセリナぐらいしかいなそうな事実
騒動後にミカと親しくしてたら…ワンチャン - 128二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:24:15
- 129二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:24:47
まあヒヨリは正しい救護の為なら暴走した姉と泣きながら戦うくらいするはず
あれおかしいなシリアスの極み空間なんだが - 130二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:26:22
- 131二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:27:53
コハルと同じ時間に休憩もらったんだろうなぁ
- 132二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:28:59
また団長がサクラコ様にけおってしまう
- 133二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:29:03
- 134二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:30:09
二人の王子(王女)による姫の取り合い劇場か
- 135二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:33:08
スーツ着てコハルにお披露目したら「ミサキお姉ちゃんカッコイイ…!」って目をキラキラさせながら言われて、若干得意顔になるミサキ?
- 136二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:33:24
- 137二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:34:16
このレスは削除されています
- 138二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:35:06
- 139二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:35:09
- 140二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:38:39
こういう時のツルギ委員長は頼もしいことこの上ないな
- 141二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:41:18
- 142二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:44:24
- 143二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:46:26
- 144二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:47:03
- 145二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:55:11
頑張ってみる
- 146二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 00:08:04
- 147The Fake×Squad24/10/25(金) 00:27:05
「なっ……」
「アズサ……お前は……」
サオリたちが、先生が、補習授業部が、後から続いてやってきた皆が、唖然とした表情を浮かべる。
それ以外の全てが、平和で、笑顔で、楽しそうにしているはずなのに、
全員が、顔を青くする。
おぞましい、と。
「………“初めまして”だな、アズサ」
「サオリ……あぁ、そういえばお前たちとは会ってなかったな」
「サオリ、ヒヨリ、ミサキ、アツコ」
「会えて嬉しいよ……“偽物のスクワッド”」
「ッ…!?」
ニコニコとサオリたちにそう言い放つ「アズサ」に、恐怖を覚える。
「お前たちが、“本当のスクワッド”だったのなら、それで私の世界にいたのなら、私はもっと……」
「いや、怒っているわけじゃないんだ。むしろ今では有難いとさえ思っている」
「だっておかげで私は……」
「こ~~んなにも仲間が増えたんだから!!!」
- 148The Fake×Squad24/10/25(金) 00:27:30
「あの制服は……!」
「サクラコさん、ご存じなのですか?」
「アズサ」やこのアリウスにいる生徒たちが着用している制服を見てサクラコが何かを思い出す。
「以前、古い資料で見たことがあります」
「あれは……内戦以前……もっと言えば、迫害される前のアリウス分校の制服と酷似しています」
「そしてこの領域内の世界……もしやこれは『大昔にアリウスが勝った世界』とでも…?」
「それは……」
あったかもしれない世界。
だが結局これは……
偽りの世界。
「お前は……いったいこんな世界を作りだして、何をしようとしているんだ?」
「何を、か。そうだな……強いていうならば……」
「虚しさ」
「私が味わったこの気持ちを、皆に知ってもらいたいんだ」
「そう、このキヴォトスで覆いつくしてやるんだ!!」
「そうすれば私はもう……孤独でなくてよくなる」
「その為に私は……」
- 149The Fake×Squad24/10/25(金) 00:28:04
『調査完了。この領域の正体が判明』
『せ、先生!あのアズサさんの本当の目的は……!!』
アロナとプラナが焦ったような声色で報告をしてきた。
その内容を聞く。
『世界を虚しさで覆いつくす』
これは言ってしまえば、「アズサ」がやろうとしていることの副産物でしかない。
彼女はここで……
「アズサ……」
「先生。先生ならきっと分かってくれるよな?」
「だってその為に私は、先生に教えてきたのだから」
「そう、先生が持っている“それ”を介して」
「……」
握っていた拳を開く。
そこにあったのは、以前地下生活者の領域に干渉した時から付いて、否、“憑いて”いた羽だ。
「私がこんなにも……ずっと、伝えてきたんだ」
「私に何が起こったのか、どんな気持ちでいたのかを」
「先生なら、生徒がやろうとしていることを応援してくれるのだろう?」
「なら…!」
「あの時は断られてしまったけれど……」
「私の元に来てくれ、先生!」
- 150The Fake×Squad24/10/25(金) 00:28:59
- 151The Fake×Squad24/10/25(金) 00:29:18
「アズサ」が手を挙げる。
すると、これまで楽しそうな笑みを浮かべていた“生徒”たちの動きがピタッと止まる。
そして彼女らから笑みが消え、一斉に銃を構えた。
ここにいるだけでも100人と少し程度。この領域にいる他の者たちの総数を考えると、これでもまだ少ない方なのだろう。
これからまたどんどん来ることは簡単に予想できる。
「どうやら私たちは、戦うしかないみたいだな」
「そう、みたいだね」
「…………至聖所で待っている」
それだけ言って「アズサ」はその場から姿を消した。
後に残っているのは、彼女の“仲間”という名の操り人形たち。
「皆……やろう」
「……戦闘態勢に移行だ!」
終わらせる者と、それを止める者。
遂に火蓋が切って落とされた。
- 152二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 00:31:04
救う為の戦いが始まる
- 153二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 00:33:48
全てはただ虚しいだけだ…そんなことはないと
- 154二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 02:55:53
- 155二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 07:37:24
- 156二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 08:23:23
だって、ヒヨリだし…
- 157二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 10:49:20
ナギサに暴力装置として扱われるミカ&予備戦力として呼ばれるサオリとアリウス派閥
- 158二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 12:46:26
- 159二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 12:58:26
- 160二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 13:12:17
- 161二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 15:00:20
誤解が減ってるのか、アツコが面白がって特に訂正せずに誤解されたままなのかどっちかだな
- 162二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 22:57:17
保
- 163二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 23:51:20
まだイベント追いきれてないけど大分愉快なことになってるなあ!
深夜に向けて待機 - 164The Fake×Squad24/10/26(土) 00:12:20
- 165The Fake×Squad24/10/26(土) 00:13:09
この戦いの決着の仕方は主に3パターンある。
一つはトリニティ側の勝利。「アズサ」を倒すなり改心させるなりをしてこの一連の事件の幕を引くパターン。
この場合は本当に何もしない。無事に脅威を退けたならそれでいい。トリニティ側で勝手に終わらせたのならゲヘナ側は特に何の消耗もしないのだから。
もう一つは、トリニティと「アズサ」が相討ちとなった場合。
脅威も去ったこと、そして政治的にも武力的にも戦力の大半を失ったトリニティは、どうぞ襲って下さいと言わんばかりの無防備状態と言っても過言ではない。
ならば学園全体が混乱している隙に攻め落とす。
なんの苦労もせず、簡単に。
そして最後は、「アズサ」が勝利しトリニティが壊滅、もしくは敗走した場合。
そうなった際はその「アズサ」の対処にゲヘナが動きだす。
あのトリニティを退けたのだ、多少なり疲弊しているはず。回復される前にそこを突けば勝機は見えてくるはず。だが、トリニティを退けた者にゲヘナだけで対処できるとは思わない。
実はマコトは裏でミレニアムとの協定を結んでいた。
『トリニティが敗北した場合、互いに協力しこの脅威に立ち向かう』というモノ。
それで勝利したら、ゲヘナ、ひいてはこれを率いた万魔殿の評価がゲヘナ内外から大きく上がるというもの。
- 166The Fake×Squad24/10/26(土) 00:13:43
「つまりこの戦いがどういう結末を迎えたとしても、我々ゲヘナは例え得することが無くとも損はしない。なんとも嬉しい限りじゃないか!」
「でもマコトちゃん。一つ忘れてない?」
「ん?」
「ミレニアムと組んで対処するのはいいけど、それで私たちが負けたら?」
「……あぁ、簡単な話だ」
「……?」
「全力の三大校を相手にして勝つような奴に、他の学校が勝てるとでも?」
「うーん……厳しいかもね」
「そうなってしまえば死なば諸共。皆滅びてそこで御終い。誰も得することなどあるまい」
「そもそもの話だサツキ。私は基本的にトリニティが勝つ方に賭けている」
「……その真意の程は?」
「なぁに一番単純な話だよ」
そう言ってマコトは、ぶどうジュースを一気に飲み干した。
「………先生を、信じているからだ」
「へぇ~」
「確かに、そうかもね」
- 167二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:14:52
今日は短めだけどゲヘナサイドのお話
- 168二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:16:04
>ワイングラスに注いだぶどうジュース
こんな時でもお酒飲まないのがマコト様クォリティ
- 169二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:20:10
誰だこの格好良い議長は?
- 170二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:21:59
雷帝対策時ほどシリアスに振り切れてないかっこよさ
- 171二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 00:23:05
裏で協定結んでるのか…
- 172二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 02:41:24
三年の会話は良いなあ
- 173二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:19:36
- 174二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:40:54
- 175二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 14:23:02
ティーパーティー四人衆
- 176二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:07:36
(>>136のその後)
ヒヨリ「どうしてマリーちゃんのコールが?」
ハナエ「ヒヨリ先輩!どこに行ってたんですか!?」
ヒヨリ「えっ!?ええっと…き、救護が必要な人がいないか見回りに…でも見た限りだとそんなに大事にならないで良かったです…」
セリナ「ティーパーティーの方達が出張ってきているのは大事ではないんでしょうか?…ところでその両手に抱えた屋台で買ったと思しき大量の食べ物はどうしたんですか?」
ヒヨリ「み、皆で食べようかと…け、決して急いで買ったはいいけど流石に食べきれないから、みんなに手伝ってもらおうって思ったとかではないですよ!本当ですよ!」
セリナ、ハナエ((手伝ってもらいたかったんですね…))
- 177二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:09:13
- 178二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:11:34
- 179二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:15:39
姉妹両成敗
- 180二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:16:38
反省したら屋台の食べ物でも分け合おう
- 181二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:17:34
屋台ご飯食べたくなってきた
- 182二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:20:41
- 183二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:22:16
#セイアと少量食べろサオリ
- 184二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:22:59
きっとアズサが持ってきてくれるよ
- 185二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 23:10:24
- 186The Fake×Squad24/10/27(日) 00:27:43
そして戻ってトリニティサイド
「皆!先に行ってくれ!」
サオリたち突入部隊に先生はそう叫んだ。
「私たちも早く合流するようにするから!」
「君たちはアズサの元に急いでくれ!…………多分もう時間がない」
「先生……?」
何処か不安げな表情を浮かべる先生。サオリはそんな先生が少し気にはなったものの、戦闘が始まり“生徒”が押し寄せる今、突入部隊である自分たちが切り開く必要に迫られる。
「……分かった………ナギサ様!」
「えぇ、そうですね。皆さん行きましょう!」
ナギサの号令と共に、ヒヨリ、ミサキ、アツコ、サオリ、ミカ、そしてナギサの6人が「アズサ」の待つバシリカの至聖所へと走っていった。
「皆……頼むよ……」
「……さて、先生」
「私たちもそろそろ」
「始めましょう……!!」
ツルギが、サクラコが、ツルギが、先生の号令を待つ。
「あぁ………行こう。戦闘開始だッ!!!!」
これより、アズサ*テラー勢力VSトリニティの決戦が始まる。
- 187The Fake×Squad24/10/27(日) 00:29:33
「きえええええええええええええ!!!」
ツルギを先頭に正義実現委員会が押し寄せる“生徒”たちとぶつかる。
一人一人は大したことはない。だが、数が尋常ではない。百数十を一気に相手取るには少し厳しいものがある。
だが、それでも戦う。トリニティの、そしてキヴォトスの安寧の為に。
「それではサクラコさん」
「えぇ、私たちも進みましょうミネ団長」
「それにしてもなんて数なのでしょうか……」
「数的不利は分かっていることです。しかし突入部隊が、そして正義実現委員会が道を切り開いて下さいます。これなら安心して―――」
ドーン!!!!
シスターフッドと救護騎士団の背後から激しい落下音と共に巨大な何かが降りてくる。それも一つだけではない。
重々しい起動音。土煙の中から現れたのは大型のパワーローダーが数体。それに続いて大量のオートマタが降りてきた。
「………流石にこれは聞いていませんが……」
「……やりましょうサクラコさん!」
「あーもう!」
思わず顔が引き攣るサクラコを尻目に、ミネは盾を掲げながらオートマタの中へ突撃していった。
- 188The Fake×Squad24/10/27(日) 00:30:20
- 189The Fake×Squad24/10/27(日) 00:30:47
「へぇ~~そこにいたんだ2人とも♡」
声のする方へ振り向く。
「こんなにあっさり見つかるなんて驚いたよ」
「そして、それを先生たちに向けるのはやめてくれないかなぁ?」
スクワッドのアツコだ。
アツコは容赦なくヒヨリたちに発砲する。
スクワッドはスクワッドが対処する。アツコが先生たちに言ったそれが、早速叶うことになった。
「別に2人がこうなったことを私は情けないとも思わないよ。対抗する手段がないもの、仕方ないんだと思う」
「だから別に怒ってはいない」
「怒ってはないけど……」
「先生に向けて撃ったわけだし、2人とも終わったらあとで“爪”ね☆」
それは嘘や冗談なのだろうか?それとも……
満面の笑顔でアツコはそう言い放ち、仮面を被った。
- 190二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 00:31:14
各々の戦いが始まった
- 191二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 00:31:50
残レス的に続きは次スレかな?
- 192二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 00:44:25
次スレは明日立てますね
- 193二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 02:50:04
アツコ(此方の世界)、キレた!
- 194二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 07:51:06
姫vs家族
- 195二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 09:38:57
ひ…姫?ヒヨヒヨ操られて記憶も朧げだろうからお慈悲を
- 196二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 15:51:47
シスターアツコなら許したかもしれない
ここにいるのはアリウススクワッドのアツコなので…… - 197二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 19:47:18
お待たせしました
21時までに立ててきます - 198二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 21:23:53
- 199二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 21:25:37
立て乙
- 200二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 21:26:41
200ならアリウスの幸福