【🎲・閲覧注意】どきどき♡びれっじ

1二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:01:33

「というわけでマグカップ組＆ラウダさんでオリジナルシナリオを独自ルールで遊んでいきます！

　シナリオを進めるキャラ（PC）とは別に、メタ視点の私たちワイプ組の反応も入ります。

　今回の進行役は私、スレッタ・マーキュリーです！」

「もらったPC設定を見ても、特に不穏なことは書いてないのよね…」

「それが逆に不穏だよな。わかるよ」

「僕はほんのり不穏の種を感じているけど…」

「兄さんと幸せになる」

「みんな僕を置いて幸せになっていくんだ、きっとそうだ…」

「既にSAN値削れてない？」

「本シナリオではCP要素が含まれる可能性があります。

　左右は明言しませんが、こだわりの強い方や地雷のある方はブラバ推奨ですよ。

　それと展開によっては猟奇・ホラー的な展開や性癖モロ出し、暴力描写や性描写が含まれる可能性がありますのでご注意ください」

2二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:03:35

「私はすごいえらいつよい愛の女神。

　語気の強いレスやレスバはサクッと撃滅しますね。愛の女神なので。

　CPに関する質問や展開への不満も基本的にスルーです。愛の女神なので。

　合わないと感じた方はそっとブラバ＆理想のスレがあるなら自分でレッツスレ立て！ですよ」

「このスレでは独自ルールを採用して遊んでいます。

　広く知られているTRPGとは異なり、ダイスを振った際の成功値は『定められた数値以上の出目』です。

　ある技能が60％で成功する場合、出目が41以上で成功といった形になりますね。

　キャラのロストが発生する確率は…ノーコメントです！

　他に説明を忘れていることがあれば、追って説明しますね。

　数字の処理をするのはこちらの仕事なので、難しいことは気にせず楽しんでください」

3二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:05:54

「テレグラフを更新できなくなったから、今までのまとめが機能していないんだよな…

　とりあえず、前スレのリンクでも貼っておくか。

　以降のまとめについては…おいおい考える」

【🎲・閲覧注意】真昼の星をさがしてpart2｜あにまん掲示板「マグカップ組＆ラウダ・ニールでオリジナルシナリオを、独自ルールで遊んでいく。　シナリオを進めるキャラとは別にメタ視点の僕たちワイプ組の反応も入るよ。　現在は最終章に入ったところだね」https://…bbs.animanch.com

4二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:09:23

「今回のシナリオの登場人物であり、皆さんがダイスを振って行動を決定するPCは…」

ミオリネ

・大学の友人グループの一人。スレッタと特に親しく、実家を訪ねることを提案した。

グエル

・大学の友人グループの一人。スレッタの故郷の村についてから体調を崩してしまう。

エラン（4号）

・大学の友人グループの一人。やや流されやすい面がある？

ラウダ

・スレッタの故郷の村人。田舎から出ていくことを切望している模様。

ナナシ（5号）

・村人の一人。集落からは少し離れた位置に暮らしている。

シャディク

・村人の一人。ナナシの家に居候状態。

5二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:10:29

「そしてNPCがこちらです」

スレッタ

・大学の友人グループの一人。長期休暇前に故郷へ戻り、以後連絡がつかなくなった。

ケレス

・エランの保護者。

6二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:17:12

「前スレで決まった大事な情報をスルーしてるじゃない（笑）」

「両想いだもんな（笑）」

「では、一応開示しておきましょう。

　エランさんとケレスさんは無自覚ながら両想いです！」

「色ボケシナリオで両想いなら大正解なのでは？」

「保護者と庇護下にある子供っていうのが問題なんだと思うよ」

「色ボケ因習村…俺たちはどうなってしまうんだ…」

「もはやバッド到達してほしいまである。皆で無に帰ろうよ！」

「やばい宗教家みたいなのがいるんだけど」

7二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:31:17

「では…そろそろプロローグに入りましょうか。

　割と重要な部分もあるので、ファイトです」

8二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:38:21

■プロローグ

～大学からの帰り道～

「いよいよ明日から休みの始まりか。とりあえず海には行きたいな」

「日焼けするじゃん。もっと涼しくて快適なところがいいよね、エラン？」

「どちらでもいいけど。皆と一緒なら楽しいよ」

「皆、か」

「…いつものメンバーが揃ってるとは、言えないよね。現状」

「そうだね。…スレッタ、今、どうしているのかな」

「優等生だし、単位の心配はいらないけどな」

「そういう問題じゃないでしょ」

9二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:43:31

「そうは言うが…真面目に悩んでどうにかなるか、これ？」

「スマホで連絡を取っても、電話もだめ、メールも、SNSも反応なし…」

「家を訪ねようにも、実家に帰るって言われたからな。

　もっと詳しく聞いておけばよかった…」

「…そのことなんだけど、さ」

「ん？」

「どうしたの」

「行かない？私たち三人で、スレッタの実家に」

10二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:49:16

「…国中を探して回る旅でもするつもり？」

「んなわけあるか！」

「なんだ、もしかしてどこに実家があるか知ってるのか？

　相変わらず仲が良いな、お前たち」

「ふふっ。話の流れで、実家について聞いたことがあったの。

　田舎の方の村で、場所は…」

「まあ待て。このまま立ち話っていうのもなんだし、まずは店にでも入らないか」

「あ、そうだね。お腹も空いてきたところだし…」

「…どの店に入る？」

dice1d3=3 (3)

1：モダンなカフェ

2：隠れ家カフェ

3：ファミレス

11二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:53:15

～ファミレス～

「混んでる時間帯だと思ったが…運よく席が空いたな」

「二人とも、結構しっかり食べるつもりなんだね。

　もっと空いているお店に行くのかと…」

「食欲には勝てないだろ」

「それは…そうなのかな…？」

「エラン、あんまり食べないもんね。駄目だよ、もっとちゃんと栄養とらなきゃ」

「栄養はとってる。彼もその点はしっかり考えてくれているし…」

「なんだ、惚気か」

「違う」

「食い気味に否定したね…」

12二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:59:33

「…ここ、ドリンクはセルフサービスだよね？何か取って来るよ。

　二人は席にいて、先にオーダーが来たら私の分はこれ頼んどいて」

「いいのか？助かる」

「僕も手伝おうか」

「いいよ、三人分くらいトレーがあれば余裕！

　エラン、まだメニュー決めてないでしょ？ゆっくり考えていいから」

「…ありがとう」

（とりあえず…三人ともお茶でいいかな）

「――まさかだよね！こんな場所で会うなんて！」

「…ん？」

13二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:09:43

「いやあ、俺も驚いたよ。皆は旅行かな？」

「そうそう！先生も旅行？」

「すごいです、偶然にしても旅行先が被って、お昼に入ったお店まで被るなんて…！

　あ、せっかくですから記念の写真、撮りませんか！？」

「僕、シャッター押したい」

「そうすると写真に入れないよ？」

「うっ。兄さんと写れないのはやだ…」

（子供たちが大声で騒いでるけど…小学生くらいかな？

　ま、元気が一番だよね。保護者の人もいるみたいだし…）

「ほら皆、あんまり騒ぐと店に迷惑が掛かるから。

　写真なら外に出てからでもいいし、通路を塞ぐのはやめよう」

「はーい！」

（あ、こっちに歩いて来て…）

「…？」

（な、何！？すごい見られてるんだけど！…ていうかこの子、なんだろう。

　ちょっと私に似てるような…？）

14二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:15:42

「え、えーと…どうかした？」

「あ、ごめんなさい！じっと見ちゃって。

　…お姉さんのこと、ちょっと気になるなって思って」

（どういう意味！？）

「…本当だ」

（ふ、増えた…見つめてくる子が…

　この子はこの子で、ちょっとエランに似てるかも…？）

「これ、持ってた方がいいかも」

「あ、ミサンガじゃん。作ったの？」

「うん。お守りになるかと思ってね」

「お守り、って…？え、あの、貰っていいの？これ」

「いいよ。だって僕ら、サイキョーでムテキの先生がついてるから」

「俺、責任重大だなあ」

（…お店から出て行っちゃった。何だったんだろう？）

ミオリネ：ミサンガを手に入れた

15二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:20:59

「今の明らかにアレじゃん」

「何のことでしょうね」

「過去作ネタかあ」

「お守りを持っていないとまずいような状況になる…ということ？」

「それはシナリオが進んでからのお楽しみです！」

「…ちなみに他のお店に入っていれば、別の人に出会っていました。

　たとえばそう、探偵とその相棒とか、長い旅を続けている人ならざる三人組とか…」

16二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 23:25:44

お店はそういう分岐だったのかあ
他のパターンも気になるな

17二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 07:25:38

他パターンでも何らかのアイテム入手だったのかな

18二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 17:30:22

ほしゅ

19二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 19:08:47

「せっかくですしチラ見せでもしますかね」

「モダンなカフェに入っていた場合は～…」

騒がしい少女がグエルにぶつかり、ノートを汚してしまう。そのお詫びにとテレホンカードを渡される。

「どうしてこんなものを…」

「勘です」

「また適当なことを…。しかし、君。こいつの勘は残念ながらよく当たる。持っておいて損はない…と思うよ」

少女の連れの青年にもすすめられ、テレホンカードを受け取るも…二人がいなくなってから（スマホがあればテレホンカードを使うことなんてないが！？）と気付いて崩れ落ちそうになるグエルだった…。

「そして隠れ家カフェの場合～…」

退店しようとしていた三人組のうち一人が、じっとエランを見つめて…

「苦労してるね。これからするのかな？」

驚くエランに対して「わかるんだ。運命は無数に枝分かれする、けど…大きな流れからは逃れられないこともある」

「あなたの運命に幸いあれ、と願って。これは僕からのプレゼントだよ」

エランは何かの鱗？を押し付けられるのだった…。

20二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:22:07

結果的にアイテムGETしたのはミオリネだけど場所によってはグエルやエランだったのか
アイテムの有無で何が変わるんだろう

21二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 20:49:23

携帯が普及して公衆電話が減ったからテレホンカードとか全然見ないよね昔はグッズ御用達だったのに
竜の鱗はご利益ありそう

22二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:14:23

～ファミレス～

「おかえり。オーダーは済ませておいた。結構時間がかかったな」

「見ての通りよ。混んでるでしょ？やっぱり私一人で行って正解ね」

「ありがとう、ミオリネ。いつもながら気が利くね」

「本当のこと言ったって何も出ないよ。…それで、スレッタの実家の話だけど」

「ああ。どの辺りにあるんだ？」

「連絡もつかないくらいだし、絶海の孤島とか」

「ないない。あんた最近そういう映画でも見たの？ちゃんとここから地続きの土地よ。

　えーっと、確か…ここ」

「…俺、地図アプリでこんな辺境を見たのは初めてだ」

「辺境は言い過ぎだと思うけど、確かに…周囲に店や駅のマークが一切見当たらないね」

23二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:19:50

「どうやってこんな辺鄙な田舎に行くんだ」

「あんた、スレッタがいないからって言いたい放題だね…

　まず特急に乗るでしょ？そこから別の特急に乗り換えて、各駅に乗って、それから…」

「口頭じゃなく、書き出した方が理解しやすいと思う」

「それもそっか。えーと…こんな感じかな」

「移動だけで半日かからないか？」

「遠いね。そして不便だ」

「すごいところの出身よねー。私たち全員この辺りの出身だし、想像もつかないっていうか」

「…僕は違うけど」

「もはやここが故郷みたいなものだろ、エランは」

「…そうだね。ありがとう」

24二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:24:53

「にしても遠いな…宿泊は必須だろうが、スレッタの実家…というか、故郷の村にホテルなんてなさそうだし」

「連絡も取れないのに家に押しかけて、泊めてとは言えないよね」

「車で一時間もかからない場所に街がある。そこのホテルを予約しよう」

「だね。で、移動については…」

「正直、移動だけでかなりの出費になりそうだな。俺はいいけど」

「…僕も、何とかなると思う」

「…な、何とかする」

「そこはかとなく不安だな…」

「うう…実家が太いあんたとは違うのよ…！」

「…ん？」

25二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 21:35:18

「エラン、どうしたの？」

「連絡が来ていたみたいだ。…なるほど」

「何がなるほどなんだ」

「…スレッタの故郷に向かえという、天啓かもしれない」

「急に何！？」

「朗報。彼、急に出張が決まったらしいんだけど。

　出張先までのルートと、先程見たルート、途中まで全く同じだ」

「ケレスさん、出張は毎回車だったか。ということは…節約できてよかったな、ミオリネ」

「言い方！ありがたいけど！」

26二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:16:52

～数日後・ケレスの車～

「後ろ、狭くないか？」

「大丈夫です！すみません、急な出張でお忙しいところ、俺たちまでお邪魔してしまって」

「すごく助かってます！」

「そりゃよかった。お前たちを下ろす予定の駅まではまだまだあるし、そう固くならず過ごせよ」

「はい！」

「ありがとうございます！」

「元気だねえ、大学生。エランは助手席でよかったのか？後ろ二人と話しづらいだろ」

「別に、話しづらくないよ」

「ならいいけど」

27二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:20:00

（ケレスさん…こう、できる大人の男！って感じでいいよな）

（兄弟でも親子でもない、遠い親戚らしいけど…エランとよく似てるよね）

「…そういえば」

「ん？」

「何？」

話題：dice1d4=2 (2)

1：スレッタ

2：課題

3：ケレス

4：田舎

28二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:24:23

「二人とも、長期休暇中の課題は…」

「この話やめない？」

「早い早い。…俺は半分程度終わらせてきた。

　スレッタに会ったとして、何か困っていたり、俺たちに手伝えることがあるなら長居するかもしれないからな」

「嘘でしょ…」

「懐かしいな、学生時代の課題…。早いうちに対処しておくに限るな、そういうのは」

「うっ…え、エランは！？」

「もう終わらせたけど」

「………嘘でしょ！！？」

「ミオリネ、うるさい」

次の話題：dice1d3=2 (2)

1：スレッタ　2：ケレス　3：田舎

29二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:31:30

「ケレスさん、出張って多いんですか？」

「ん？まあ、誰と比べるかにもよるだろうが…

　出張のない月の方が少ないな」

「多くない…？」

「慣れればどうってことはない。エランを一人置いていくのは気がかりだけどな」

「子供の頃ならともかく、もう成人だってしている。僕は大丈夫だよ」

「うん？そうか。俺は寂しいけどな」

「………そう」

（さらっと言ったわね…）

（大人だなあ）

30二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:34:46

「…というように会話をしつつ、皆さんはケレスさんの車で駅まで送ってもらうのでした」

「ここからは駅についてからですが…」

「ケレスさんとの別れ際はないのか」

「エランのためにも描写してあげなさいよ（笑）」

「………」

「無言なのをどう捉えるべきか分かりかねますが…

　色ボケダイスの出目が良ければ描写を入れましょうか」

dice1d100=60 (60)

31二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:41:21

「微妙ですね。普通に『気をつけろよ、帰りはちゃんと拾ってやるから連絡しろ』とか言われたんじゃないですかね」

「ねえ～僕たち暇なんだけど」

「まだ村につかないのか」

「まあいいじゃないか。慣れるよ」

「前作ですっかり出番のないことに慣れてしまったシャディクさん…」

「もう少し待ってください。田舎の駅についた皆さんですが、その駅で…」

dice1d3=2 (2)

1：大荷物の儚げな美少女

2：そっくりの仲のいいきょうだい？

3：タキシード姿の悩める青年

32二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 23:19:04

～駅～

「電車は…まだか。待っている間に弁当でも食べるか？」

「途中で買っておいてよかったね」

「…エラン、そんなに少なくて大丈夫か？俺のからあげいるか？」

「気持ちだけで充分」

「あ。お茶なくなっちゃってた…ちょっと自販機見て来るね」

「ああ」

「…にしても、本当に寂れ…いや、のどかだね。僕たち以外、ほとんど誰もいない…」

「確かに。…ミオリネの向かった自販機の近く、二人組がいるみたいだが…」

33二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 23:25:56

「…でね、そこへ僕が現れて、どかーん！とやっちゃって」

「そう。すごいね」

「でしょ～！…まあ、とどめは刺し損ねちゃったんだけど。次会ったら、確実にやっちゃわないと」

（…何の話だろ？あの二人…お姉さんと弟、かな？よく似てる。

　なんだか微笑ましいな…）

「なあに？僕たちのこと気になる？」

「えっ。あの、すみません。そんなに見ていたつもりは…」

「気にしないで。…人より少し、目立つ自覚はあるから」

（この女の人…すっっっごい美人！！！え、何？モデル？芸能人とか？）

「………」

「かわいいでしょ？僕のお嫁さん！」

「………えっ」

「僕たち、新婚旅行中なんだよね～」

「…もう旅も折り返し。家に帰る途中だけど」

「そうそう！楽しかったな～。また二人で遊びに行こうね！」

「そうだね。…君と二人でいるのは、楽しい」

34二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 23:30:08

（きょうだいじゃなくて、夫婦…！？ていうか、私は何を見せつけられてるの…）

「…困っているみたいだ。ごめんね、買い物の途中だったみたいだけど」

「あ…えっと、何を買うかは決めてたから、気にしないで」

「やさしいね、君！…うーん」

「な、何ですか？そんなにじっと見て…」

「数奇な運命に飛び込んでいくところかな」

「え？」

「よければこれ…ん？」

（何だろう、手首を見つめて…そういえば、この前もらったミサンガ、一応つけてたんだった。

　この男の子、ミサンガを見てる？）

「…うーん。お守りをあげようかと思ったけど、もう持ってるなら…はい！これ、あげるね」

「…テレホンカード？あの、どうして…」

35二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 23:34:14

「ミオリネ、もう電車が来るぞ！」

「え」

「ほらほら、置いて行かれる前に行かなきゃ！」

「気を付けてね」

「あ、はい…あの、これは！」

「君が持ってた方がいいからあげるね、困ったら呼んでみてよ。

　きっと助けに行くから！なんたって僕、英雄だからね！」

「はい？」

「ミオリネ、早く」

「わ、わかった！それじゃあ！」

「行ってしまったね。…何か見えたの？」

「まあね～。何か大変なことに巻き込まれそうだけど、まあなんとかなるんじゃない？」

「…ところで君、テレホンカードを渡したのはいいけど…連絡先は教えたの？」

「あ。………ま、いっか！」

36二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:03:59

ここでテレホンカード入手ってことはどこかで鱗チャンスもあるのかな

37二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:08:16

「電車を乗り継いだ皆さんは、いよいよ村まであと数十分という距離に迫っていました。

　タクシーに乗り、村の入り口まで運んでもらいます」

「車、電車、車と長時間の移動で座りっぱなし…

　運動不足の人ならとっくに腰が痛くなっていそうですね」

「やっと村かあ」

「これでプロローグはおしまい？」

「いえ。プロローグは村に入ってからも続きますよ」

「長いわね…」

38二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:17:37

～タクシー～

「タクシーに乗るのって初めてだけど、こんな感じなんだね」

「はは。お客さん、揺れるのはこの道がちょっとでこぼこしてるからですよ。

　本来はもっと快適なものですから」

「えっ！あの、文句を言ったつもりじゃなくて」

「軽い冗談みたいなものだろ、動揺しすぎだ。

　快適な乗り心地を体験するためにも、帰りもよろしくお願いします」

「もちろん。いつでもご連絡お待ちしてますよ。

　にしてもあの村に行くなんて…珍しいですね。まあ、最近もそんなお客さんはいましたけど…」

「それって…」

（スレッタのことかもしれない。聞いてみようかな…）

ミオリネ交渉（31～）：dice1d100=3 (3)

グエル交渉（51～）：dice1d100=22 (22)

エラン交渉（41～）：dice1d100=72 (72)

39二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:20:30

「　　　」

「どうなるのかな、この場合」

「ファンブルと成功が打ち消し合うんじゃないですかね」

「待て待て待て。ミオリネのファンブルはあくまでミオリネのものだ」

「では…dice1d3=1 (1)

　1：慈悲はありません。情報なしです

　2：仕方ないですね。途中までは聞けます

　3：ミオリネさんが突然色ボケるだけで許してあげますよ（笑）」

40二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 18:46:34

1か、残念
ミオミオの色ボケは貴重なので3が見てみたかった

41二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 19:24:18

何も知らないまま因習村にGOか

42二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:34:31

「ほら、村が見えましたよ」

「あれが…」

「なんていうか、想像以上に田舎だね」

「…そう広い村でもないだろうし、闇雲にタクシーを走らせてもらうのも悪い。

　ここで下ります。料金は…」

（…まあ、スレッタの家を見つけるには歩いて聞き込みの方がよさそうだもんね？）

（………）

「…はい、ちょうどですね。ではまたいつでもご連絡お待ちしていますよ」

「ありがとうございました。…行こうか」

「うん。…エラン？」

「…あ、ごめん。少し…ぼうっとしてしまった」

43二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 21:40:51

～村の入り口～

「にしても…気持ちのいい風！」

「地図で見た感じ、海に面していたよな。

　ここはどう見ても山道だが…」

「…木々の向こうに、海があるのかな。いい場所だね、海も山も楽しめるなんて」

「こんなにアクセスが悪いんじゃなきゃ、観光地にでもなってたかもな」

「あ、看板がある。一応観光客のことは意識してるのかしらね。…あれ？」

（いつの間にか、村の入り口に誰か…いるけど。誰だろう…

　…っていうか、私たちのことじっと見てない！？怖いんだけど！）

「ようこそいらっしゃい。水星ちゃんの友人たちだね」

（…美形ね…って違う！何？誰！？）

44二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:27:15

「水星ちゃんって…？」

「きみたち、マーキュリー家の娘の友達だろう？」

「ああ、スレッタのことだったのか…」

「………」

（…怪しいんだけど！

　スレッタの知り合いで私たちを出迎えに…いや違うでしょ！

　だって私たち、スレッタと連絡が取れてないんだから、ここに来ることは知らないはずで…）

dice1d3=1 (1)

1：ミオリネ「あなたは誰？」

2：グエル「連絡はしていなかったのに、どうして出迎えに来れたんだ？」

3：エラン「………」　エラン？？（81～）

45二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:28:32

「ダイスを振り忘れていましたが、選択肢が当たらなかったのでよしとしましょう」

「スレが1/4も進まないうちにガバかあ」

46二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:32:58

「あなたは誰？」

「俺はシャディク」

「…名前だけじゃなくて！」

「この村に住んでるよ。ようこそ、ここは良い場所だ。楽しんでいってね」

「あ、はい…じゃなくて！」

（天然なのか、それともはぐらかしているのか…）

（………）

ミオリネ？？（81～）：dice1d100=86 (86)

グエル？？（51～）：dice1d100=48 (48)

エラン？？（81～）：dice1d100=6 (6)

47二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:34:11

ミオリネの面目躍如！
エランもギリファンブルじゃない…よね？

48二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:41:09

「…あの、シャディクさん？」

「シャディクでいいよ。どうかした？」

「当然のように座ってるけど、その石…それとも岩？囲いがあるように見えるんですけど…」

「ああ、これね。ちょうどいい高さなんだ」

「…絶妙に会話になってない！」

「そうイラつくな、ミオリネ。たぶんこの人、これが素なんだろう」

「………そんな感じ、だね」

「くっ…！」

ミオリネ目星（51～）：dice1d100=78 (78)

グエル目星（31～）：dice1d100=73 (73)

エラン目星（41～）：dice1d100=23 (23)

49二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:46:40

「あの…、あれ？」

「…今、何か…」

「二人とも、どうかした？」

「あ、うん…そっちの、林の方に…誰かいたような気がしたんだけど」

「…気のせいだろうか」

「きみたち、いつまでもこんな場所で油を売っていたら日が暮れるよ。その前に水星ちゃんの家を訪ねた方がいい。

　そう広い村でもない。ここから真っ直ぐ、大きな通りを進んでいけばたどり着くからね」

「…ご親切に、どうも」

「どういたしまして。それじゃあ、気を付けていってらっしゃい」

「………やっと…この時が来たんだ…！」

50二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:54:01

～大通り～

「なんなのよあいつ！こっちのことからかってんの！？

　それとも何？エスパー？千里眼でも持ってんの！？」

「偶然あのあたりに用があってあそこにいただけじゃないか？

　それと、俺たちの年恰好からスレッタの知り合いだって判断したのかもしれないだろ」

「それにしたって、妙に腹が立つんだけど！」

「ちょっとわかるけど」

（わかるんだ…。………あれ、何だろう。

　何か、…誰かに、見られているような…？）

（………振り返ってみよう。気のせいなら、それでいい）

51二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 22:56:47

「あ…」

「………」

（夕日…逆光で、少し見えづらい。

　けど、彼は…僕を見ている。それだけは、間違いない）

「………」

（どうしてあんな…呑まれそうなくらい、熱のこもった目で…？）

dice1d100=13 (13)

52二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:00:31

（！…駆け寄ってきた…）

「…あのっ」

「…何？」

「えっと…げ、元気？」

「？…元気、だけど」

「ああ、違う、そうじゃなくて…」

「？」

（よくわからないけど…悪意はなさそうだ）

「…ずっと、待っていたんだ。あなたのことを」

（どういう意味だろう…？）

53二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:04:52

「それって…」

「やあ。もう日が暮れてしまうよ」

「あ…」

「…シャディク、さん」

「親しみを込めて、呼び捨てがいいな。エラン」

「…シャディク？」

「うん、いいね。ほら、友達に置いて行かれてしまうよ。早く進まないと。

　それから…君のことは、俺が家に送ろう」

「………っ」

「あ…走って、行ってしまったけど」

「うーん。…気にすることはないよ」

54二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:11:37

「…だいたい、ああいう顔の男って大抵怪しいのよ！」

「それはちょっと主語が大きいなあ」

「いいじゃない、本人聞いてないんだから！ねえエラン！

　…あれ？エラン…？」

「いや、真っ直ぐ歩いてるだけではぐれるなんてないだろ。

　また考え事…ん？」

（道の先から、誰か歩いて来るけど…なんだろう、妙に気になるような…）

（彼も村人だろうか…？あ、こっちを見た）

「こんな村に来るなんて物好きだね」

「え、っと」

「ああ、彼女の友人か」

55二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:13:36

「！それって、スレッタの…」

「………」

「…行ってしまったな。何というか…

　最初から独り言だったのかってくらい、こっちの反応なんてお構いなしだったが」

「この村、まともな奴がいないわけ！？」

ミオリネ目星（51～）：dice1d100=40 (40)

グエル目星（31～）：dice1d100=53 (53)

56二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:17:32

「…なあ、ミオリネ」

「何よ」

「さっきの彼、なんとなく…誰かに似ているような気がしないか？」

「え？誰かって…誰？」

「それがわからないから聞いてるんだが、ミオリネはそうは思わなかったのか」

「うん、全然」

「…二人とも、ごめん。待たせてしまった？」

「あ。エラン、どこ行ってたの？」

「何かあったのか？」

「…ええと…特には。少し村の人と話したくらい」

57二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:25:11

～大きな屋敷の前～

「知らない土地ではぐれると危ないだろ。今後は気を付けてくれ」

「うん」

「ま、今回はちゃんと追い付けたしいいけどね。…っと、うわ…

　すごいね、あのお屋敷…」

「綺麗だな。建てられてからそう経っていないのか、それとも改築したのか？」

「…誰か、門のところにいる、けど…」

「…あ！」

「…来たんだね」

「スレッタ！」

「ミオリネ、グエル、…それに、エランも…

　…ようこそ、僕の故郷へ」

58二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:28:15

「ちょっと待って？」

「既にいろいろツッコミどころはあるんだが最後」

「一人称」

「まだプロローグが終わってもないのに元気ですね、お三方」

「やっと出番だ」

「早く楽になりたい」

「兄さんと接触したい」

「このシナリオでは何の関係もないのにですか？」

「くっ…！」

59二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:38:52

～マーキュリー邸・客間～

「スレッタがお嬢様だったとは」

「そんなんじゃないけどね。ちょっと家が大きいだけだよ」

「…本当に、大きい家だね」

「田舎だから土地が安いんじゃない？」

「他の家のサイズを見てから言え」

「さすがに冗談だよ。…でも本当、そんな大層なものじゃないから気にしないでよ」

「とにかく、顔が見れてよかった！積もる話もあるっていうか積もる話しかないけど！

　そろそろ町に戻らないとホテルのチェックインが…」

「…まずい、すっかり忘れてたな。ナイスだミオリネ」

「どうして突然実家に戻ったのか、今までどうしていたのか…

　聞くのは明日、ゆっくり時間をとっての方がいいかな」

60二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 23:45:12

「もちろん。早く戻った方がいい。よければ明日、僕が町へ出向くから…」

「お嬢様。ご友人のお部屋の用意が整いました」

「………頼んでないよ、そんなこと」

「冷たいこと言うじゃない」

「え？…いや、だってホテルの予約があるんでしょ？部屋の用意なんてされても迷惑だろうし」

「ホテルには連絡いたします。キャンセル料も肩代わりすると、奥様が」

「…けど、」

「ごめんね、スレッタ。親切に甘えてもいいかな。

　少し…グエルの顔色が、悪い気がするから。早く休んだ方がいい気がして」

「…あー、実を言うと、そうだな。少し寒気がしていたんだ。…いいか？」

「…そう言われて断るほど、友達を顧みないわけじゃないよ、僕は。

　夕食までまだ時間があるし、グエルは部屋で休んでおいて」

61二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 08:36:10

スレッタ登場したと思ったら口調がエリクトで素で「えっ？」ってなったし会話の内容自体は普通でも凄くどきどきするな

62二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:21:35

～マーキュリー邸・応接室～

「グエル、無理していたんだろうね。部屋に案内するとすぐ横になったよ。

　…ごめん、気付かなくて」

「我慢する方が悪い」

「同意」

「あはは…」

「ところでさ…」

「うん？」

dice1d3=1 (1)

1：どうして連絡寄越さないわけ！

2：そもそもどうして突然実家に帰ったりなんてしたのよ

3：使用人は数人見たけど、他の家族はどうしたのよ

63二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:27:31

「ああ…気付いてない？圏外なんだよ、ここ」

「気付いてたけど…他にも手段はあったんじゃないかな、って」

（気付いてなかったけど！？）

「そ、そうよ！家の電話とか、あるでしょ！？」

「ちょっと気恥ずかしいっていうか。分かるよね？

　家のみんなに、君たち学校の友達との会話を聞かれるのって落ち着かないよ」

「それが心配かけていい理由になるかっつーの！」

「…心配してくれたんだね、ありがとう。

　そうだな…せめて、連絡がつかなくなることは伝えておけばよかったね。ごめん」

「…もういいよ。元気な顔が見られて、安心したから」

「…でも…」

dice1d2=1 (1)

1：そもそもどうして突然実家に帰ったりなんてしたのよ

2：使用人は数人見たけど、他の家族はどうしたのよ

64二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:32:48

このレスは削除されています

65二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:33:30

「僕の家は、いわゆる地元の名士なんだけど…祭事を行う役割もあってね」

「へえ～。すごいじゃない！

　…でも、去年までは実家に帰ったりしてなかった…よね？」

「僕たちの知らない間に、数日間だけ戻っていたのかもしれないけど…」

「ああ…お母さんに任せようと思ってたんだけど、体調を崩したって聞いたから」

「そう。大変だね。お母さんの調子は、いいの？」

「君たちが心配するほどのことはないよ」

「ならいいけど。…それとさ、使用人は数人見たけど――」

「皆様。お夕飯の用意が整っております」

「ありがとう。行こうか」

（…家族のこと、聞きそびれた…）

66二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:39:47

～？？？～

「外からのお客がやって来たんだけど、素敵な子たちばかりだったよ」

「この時期にか。余計な仕事が増えるかもしれないな…」

「何も起きなければいい？」

「当然。何もせずに済むから」

「けれど彼らは、何か起こすために来たのかもしれないね」

「…つまらない話はよそう。何が起きたって、何も変わらないんだから」

67二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:44:58

～マーキュリー邸・グエルの部屋～

「………ん…」

（もう、こんな時間か…夕食、食べそびれたな。

　皆、眠っている頃だろうし…）

「はあ…」

（どうして突然、こんなに体調を崩して…何がきっかけだろうな。

　思えば村に入ったあたりから、少し苦しかった気がする。

　…彼に、声を掛けられてから、か？いや…考えすぎか）

「…！何だ、今の音…」

（まだ、頭がぼんやりとして…ベッドにいなくてはと思うのに、………

　…この音の出処を、どうしても確かめなければいけないような…）

68二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 09:49:52

～？？？～

「………ここは…？」

（いつの間にか、屋敷を出て…こんな場所まで…

　…どこだろう。周りには、木があって、それから…？）

「きみが来たのか。意外だな」

「え…？………お前！」

「こんな時期に、こんな子が、彼女を追って。

　悪い夢みたいに現実離れしていて、運命みたいに残酷だ」

「お前は…？…うわ、何だ…！」

（十人程度か？囲まれて…駄目だ、また頭がぼうっと…！）

「あーあ。誰を選んだって同じなのに」

「満足度が違うんじゃない？」

69二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 10:20:09

ゆるいタイトルに反してすでに不穏さフルスロットルなんですが…

70二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:09:10

【翌朝】

～マーキュリー邸・居間～

「おはよう。移動が長かったのもあってか、ぐっすり眠っちゃって…ん？」

「どういうこと」

「お伝えした通りです、お嬢様。グエル様は体調が優れず、お部屋から出られません」

「なら、お見舞いに…」

「いえ、いいえ。皆様まで体調を崩されてはいけません。

　一週間後に、祭りも迫っているのですから」

「………どういう状況？」

「おはよう、ミオリネ。今の話は聞いていたよね？グエルのこと…少し、お母さんと話してくるよ。

　ミオリネとエランは、好きにしてくれたらいい。ここで過ごしても、外に出ても…とにかく、また後でね」

「ちょっと！…行っちゃった。もう…勝手なんだから」

「………」

71二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:18:14

～？？？～

「う…ここは…？」

（少し暗い…まだ夜なのか？いや、違う…窓がない…？）

「おはよう、新しい花嫁さん。一日分の食事を置いておくよ。

　食べるか食べないかは自分で決めるといい。

　…無理やり食べさせられるのが嫌なら、自発的に食べる方がいいと思うけどね？」

「お前は…！う、あっ…？」

（何だ、立ち上がろうとしたら足がもつれて…縄！？

　そもそも…俺とあの男の間には、柵があって…南京錠がぶら下がっているのは、あちら側。

　つまり、この男に閉じ込められたのか？）

「家の中くらいはいいんじゃないかと思ったけど、念には念をと言われてね。

　祭りまでの一週間、ここで何不自由なく暮らせばいいんじゃない。じゃあね」

「いや不自由しかないが！？おい、待て！…くそ、取り付く島もない…

　何がどうなって…」

72二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:23:52

～浜辺～

「………はあ」

（ミオリネは「スレッタが戻ったらすぐ問い詰めてやるんだから！」と屋敷に残ったけど…

　あの家、何となく息苦しい…）

「…グエル、大丈夫かな」

「あの…」

「あ、きみは…」

「…また会えたね。その、あなたにお願いがあって」

「？」

「頼む。…僕と一緒に、逃げてほしいんだ」

「…え？」

73二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:27:11

～マーキュリー邸・居間～

「…暇。スレッタ、まだかな…

　何か時間を潰せそうなものとか…」

dice1d3=3 (3)

1：庭を眺める

2：本棚

3：写真立て

74二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:32:00

「これって…子供の頃のスレッタ？ふふ、かわいいじゃない。

　こっちは…スレッタに似てる女の人…お母さんかしら？

　で、こっちの男の人はお父さんでしょうね。眉がそっくり！」

「…いくつか写真立てが倒れてるけど、直しておこうかな。よいしょ…ん？」

「………小さい、女の子。

　スレッタと…誰かしら。まさか、双子…？」

「ミオリネ」

「あっ！な、何？」

（び、びっくりしてまた写真立てを倒しちゃった…）

「これはエランには言わずにおこうと思うんだけど…」

（…何だろう。スレッタ、緊張してる？）

75二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:35:20

「…聞けば、大変なことに巻き込んでしまうかもしれない。

　エランを巻き込むのは…ううん、巻き込んじゃいけない人なんだ、エランは。

　本当なら、きみもね。でも…僕一人でできるか、自信がなくて。

　ミオリネ。…聞く覚悟はある？」

「当然」

「…迷いがないね。さすがだな」

「それは、そんな目で見られたらね？

　教えて、グエルはどうなったのか。私たち、これからどうするべきなのか」

76二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:39:55

「プロローグ終了です。ここから一週間後の祭りまで、自由探索期間を上手に使って良きエンディングを目指しましょう♪」

「スレッタがスレッタじゃないんだけど。本物どこ？」

「俺、監禁されてないか」

「ただ友人の故郷に来ただけなのにメンヘラヒロイン（広義）に詰め寄られている気分」

「メンヘラ言うな。…というか、兄さんの役回り、これは…！」

「あ～～～幸せになりたい」

「始まる前から崖っぷちの5号VSプロローグで崖っぷちのグエルかあ」

「皆さんがどんな結末を迎えるのか、胸が躍りますね！」

77二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 13:49:37

生贄の儀式とかやってそうな村だからラウダが逃げたいと思うのはよくわかるけど
なんでエランなんだろう

78二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:15:58

【一日目・朝】

～マーキュリー邸・客間～

「つまりグエルは…この土地で祀っている神様の花嫁に選ばれたの？

　あいつ、男なんだけど」

「性別はこの際重要じゃない。大事なのは…神と添い遂げるということ。

　…ロマンチックな言い方をしているけど、要は生贄みたいなものだと、僕は思う」

「どうしてそこ、ちょっとあやふやなのよ」

「…中学の頃から、村の外に出ていて…二度と戻らないつもりでいて。

　詳しいことを知ろうともしていなかったせい、かな。…ごめんね」

「謝ることじゃないけど。どうして今になって…」

「そこは今、重視すべきところじゃない。グエルを助け出して、全員で村を出ることができれば…ちゃんと話すよ」

「…わかった。じゃあグエルの部屋に行って、無理にでも連れ出しちゃえば…」

「無理だよ。さっき、部屋の様子を見ようとしたんだけど…見張りがいてね」

79二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:21:07

「…警察に相談、とか？」

「どうかな…家の電話は使えないし…あ、でも。

　公衆電話なら、海沿いの通りにあったはずだよ」

「じゃ、それを試すのも一つだよね。生贄とか、信じてもらえるか微妙だけど…」

「そうだね。…あとは、そうだな。

　神や祭り、儀式のこと、ちゃんと調べてみるのもいいかもしれない。

　ここに帰ってから調査しようにも、使用人の目があったけど…

　最近は祭りの準備もあって忙しそうだし、グエルの部屋の見張りに人手を割いたことで…

　僕たちの監視にまでは手が回らなさそうだからね」

「なるほどね。じゃあ、まずは…」

dice1d3=1 (1)

1：公衆電話まで案内して

2：調査って、この屋敷を調べればいいの？

3：グエルの部屋の様子、見れないかな…

80二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:25:50

～海沿いの通り～

「潮風が気持ちいいね。…空き家が多いのかな、この辺り」

「そうみたいだ。村の中では、山沿いの地域の方が栄えているんだよね」

「へえ～…あ、あれが公衆電話？私、使うのって初めてなんだけど…」

「実を言うと僕もだよ。一応、硬貨は用意したけど…あ！」

「どうしたの？」

「…テレホンカードでしか、通話できないみたいだ…」

「…あっ。そういえば…持ってるよ、テレホンカード。一枚だけだけど…」

（あの男の子…まさかね。こんな事態を予想してたとは思えないし…）

ミオリネ？？（81～）：dice1d100=29 (29)

81二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:29:16

「………」

「………どう？」

「おかしい…通じないみたい。

　そのくせ、一丁前にカードは持って行っちゃって…もう！壊れてるんじゃないの、これ！」

「…どうかな…とにかく、役に立たないならここにいても意味がないね。

　一旦、屋敷に戻ろうか」

「はあ…時間を無駄にしちゃったかな…」

（グエル…部屋に閉じ込められてるんだよね？

　不安だろうな…早く助けてあげないと）

82二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:32:08

【一日目・朝】

～？？？～

「………誰だ！？」

「やあ、おはよう。捕まってしまったね」

「お前…！お前もグルだったのか！？」

「どうだろう。そういう見方もできるんだろうけど」

「………」

dice1d3=1 (1)

1：あやしいと思ってたんだ

2：助けてくれ！

3：背を向ける

83二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:35:29

「あやしい？俺が？」

「ああ…まるで知っていたかのように、俺たちの到着を出迎えたり…

　いったいいつから、俺たちを見張っていた？何が目的なんだ？」

「目的かあ。これといって何もないけど」

「…ふざけているのか？」

「俺は大真面目だよ。別に、きみを閉じ込めたところで利益なんてないからね」

「はあ！？」

dice1d2=2 (2)

1：じゃあ今すぐここの鍵を開けてくれ！

2：…話す価値もないな

84二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:38:12

「残念。俺は会話を楽しみたかったんだけどな。

　村の外からの客なんて、珍しいからね」

「………」

「ラストチャンスといきますか」

「三択を外し、二択を外し…運がない男だな、グエル」

「くっ…！」

「うーん…61以上でよしとしましょうか！」

dice1d100=86 (86)

85二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:40:29

「ふざけるのもたいがいにしてくださいグエルさん」

「急になんですかこの出目は」

「二人で迫って来るんじゃない」

「これってアレ？」

「そうですねえ」

「グエル俺のこと大好きじゃん…」

「そうなりますねえ…」

86二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:58:51

電話にテレカ食われた…？
お守りもどっかで出番があるのかな

87二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 21:29:55

「…会話、じゃないだろ」

「うん？」

「一方は檻の中に入れられて…こんなの、見世物と何が違うんだ。会話だっていうなら、もっと…

　………あっ？」

「それもそうだ。どうぞ、こっちにおいで。

　そもそも地下なんて、きみにとっては気が滅入るような場所だろうし」

「あ、あっさり鍵を開けたが…いいのか？」

「いいよ。残念ながらその縄は、切ってあげられないけど…

　出来る限りのことはさせてくれ。…ああ、大変だ」

（！？と、突然手を握られ…！）

「手、冷たくなっているね。寒かったんだろうな…上には暖炉があるんだ。行こう」

（何故だ…この男、…シャディクに触れられると、妙な心地になって…）

88二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:02:50

【一日目・朝】

～浜辺～

「逃げる、とは？」

「この村から、だよ。…こんな場所にいるなんて、もう耐えられないんだ…！」

「でも、どうして僕に…出て行きたいなら、タクシーでも呼べばすぐに出られるはず」

「…僕に、その自由はない。わかるだろ」

（わからないけど…）

「…でも、友人たちを置いて帰ることはできない。

　ついて来たいなら、止めないけど…せめて、グエルが回復しないと」

「回復？何かあった？」

「体調を崩して、寝込んでいて…会うこともできなくて」

「…どう考えたって怪しいよ、そんなの」

89二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:09:05

「そんなこと、言われても…」

「頼む…、………お願い、だから。

　あなたが助けてくれないと、僕…」

「………わ、わかった。ううん、わからないけど。

　その、できることはするから…」

「本当に！？よかった…じゃあ、早速…」

「僕一人に頼るより、ミオリネや…スレッタにも話した方がいいと思う。

　一旦、スレッタの家に…」

「それは駄目だ！…マーキュリー邸には近づきたくない…」

「どうして…？」

「…本当に、わからない？僕…花嫁に選ばれたんだ」

90二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:13:55

「………はなよめ？」

「…エラン、もしかして…」

「？」

「………その。僕としては…一週間後の祭りまでに、連れ出してくれればいいんだ。

　だからそれまでは、この村で過ごしてくれればいい、けど…」

「一週間もすれば、さすがにグエルの調子も良くなっていると思うけど」

「そうかな…ううん、そうだね…。

　…その、エラン。一週間後…もし、僕を連れ出せなかったとして…」

（どうしてそんなに不安がっているんだろう…そもそも花嫁って？

　聞きたいけど…彼、あまり話したくなさそうだし…あ）

「名前…」

「え？」

「聞いていなかったと思って。きみの名前。僕はエラン。そういえば、さっき呼んでいたね。…もう、名乗ったかな？」

91二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:17:29

「…ラウダだよ。よろしくね、エラン」

「うん。よろしく。

　…それで、僕はどうすればいいのかな」

「…一週間後、僕を連れ出せなかったとして。

　その時は…祭りを、儀式を、失敗させてほしいんだ」

「………え？」

「それが、僕を助けることになる…と思って、お願い。

　方法は僕にもわからない、けど…」

「…それって、スレッタが困るんじゃ…」

「………僕とスレッタ、どっちが大事？」

「ええ…？」

dice1d3=1 (1)

1：ラウダ　2：スレッタ　3：困ることを聞かないでほしい

92二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:19:47

「…今は、ラウダかな」

「！え…あの、本当に！？」

「どうしてきみ自身が驚いているの。

　…困っているみたいだし。僕を頼ってくれたなら、応えないと」

「エラン…あなたって…」

（…とても嬉しそうだ。答えた甲斐があった、かもしれない）

エラン：dice1d100=31 (31)

ラウダ：dice1d100=76 (76)

93二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:25:39

「…こうなったら、乗り掛かった舟だね。

　祭りや儀式について、僕はよく知らないけど…どうやって失敗させるのかな」

「さっきも言った通り、わからないんだ。

　村の中を歩いて回って、地道に調べるしか…」

「そう。地道なのは、得意な方だよ。行こうか。

　案内してくれる？」

「…うん」

dice1d3=1 (1)

1：海沿い

2：山沿い

3：山

「今回、ジェタークがちょろいですね…」

「いやあ、色ボケシナリオっぽくなってきた気がしますね！ふふふ」

94二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:41:44

ラテン系長身男を2人も娶るなんてとんでもねぇ好きもの神様だな！

95二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:45:44

そういや開始前の想定される組み合わせは『ミオリネ・スレッタ』『グエル・5号』『グエル・シャディク』『4号・ラウダ』『5号・シャディク』だったな…(追加で設定盛られた4号5号とケレスさん関連がどうなるか分からないが)

96二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:00:13

そうか展開次第で4号は心変わりしてラウダに行ってしまうのか　ケレスさんェ⋯

97二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:21:55

な〜んとなくシャディクから漂う人外感と崖っぷち5号の村側不穏コンビに期待が高まる
ラウダ？あいついつでも不穏じゃん…？

98二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:22:23

「海沿いに移動する前に、5号さん。

　朝の行動時、どこにいるのか決めておきましょう」

「救われたい」

「やっぱりこいつ宗教家か何かじゃないか」

「救い求め過ぎでしょ」

dice1d5=1 (1)

1：海沿い

2：山沿い

3～5：山

99二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:26:56

「（頭を抱える）」

「どうしたお前たち」

「別の場所ならまだ…エリアごとに行き先の分岐ができたんですが…」

「今回のダイスはこういう感じですか。なるほど」

「まだわからない…まだ…」

「さっきから何？」

「救われたい…」

100二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:34:12

～海沿いの通り～

「浜辺まで歩いている途中も思ったけど…空き家が多いんだね」

「普段は留守にしていて、月に一回程度、掃除に帰っているという家もあるけどね。

　不便な村だし、進学するにも就職するにも、外に出て行くのは仕方ないよ」

「なのにきみは、ここに残っている？…いや、出て行けないんだったね」

「…そう。でも、あなたが来てくれたから…きっと、出て行けると思う」

「…？…あ、公衆電話がある。珍しいね」

「この村では携帯やスマホの電波が入らないから、貴重な連絡手段かな。

　ここではテレホンカードしか使えないけど、エランは…持っていないよね。

　…誰か、連絡したい相手でもいる？それなら…」

dice1d3=3 (3)

1：1枚なら持っているから、使って

2：dice1d5=2 (2)　枚あるよ

3：dice1d5=4 (4)　+5枚あるから、好きなだけ使っていいよ

101二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:37:38

「加減してくださいラウダさん」

「は？」

「…一度に使えるの、最大でも3枚までにしましょうか…」

「…公衆電話を使うのと、ナナシさんと遭遇するの、どちらが先か決めましょう」

dice1d2=1 (1)

1：電話

2：ナナシ

102二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:42:35

（ラウダは快くカードを渡してくれたけど…誰にかけよう？

　警察？…いや、何をどう伝えればいいのかわからないし…

　………やっぱり、彼、かな…

　想定より帰りが遅くなるかもしれないし。

　気付いていないだけでメールでも届いていたら、返信がないと心配しているかもしれない）

エランはケレスに話をかけることにした

テレホンカードを3枚消費（1回目、または2回目で成功した場合、以降のカード消費はなし）

エラン？？（81～）：dice3d100=65 74 39 (178)

103二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:45:50

「…かからないね」

「え？おかしいな、昨日も普通に使っている人がいたんだけど…」

「本当に？」

「うん。地元の子が里帰りしていて、学校の友人と話したって言ってて…」

「ラウダ？…と、きみ…」

「あ！お、お前…！」

「え…」

dice1d100=30 (30)

104二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:50:43

「………っ！」

（背筋が、冷たくて、なんだろう、気持ち悪い。…こわい…？）

「ナナシ…こんなところで、何を…」

「こっちの台詞。電話なんて、何に使うの。

　外に知り合いもいないのに」

「それは、…僕じゃなくて…」

「………きみ」

「あ、…うっ…」

（目も、合わせられない。どうして…？）

「………」

dice1d3=2 (2)

1：大丈夫？

2：さっさと出て行って

3：ラウダに話があるんだけど

105二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:54:56

「どうして…」

「きみが、いるべき場所じゃない。

　…邪魔だから、出て行って」

「お前な！」

「ラウダには関係ない。…いや、関係はあるのかな。

　無関係の人を巻き込むの、やめたら？」

「なっ…！」

「………」

（頭、痛い…何なんだ、この人…）

dice1d100=15 (15)

106二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 06:57:26

「僕はもう行くけど…

　きみも、今日中に荷物をまとめて、二度とここへは来なければいいんじゃない？」

「おい！」

「ラウダには話していない。…さようなら」

「………」

（彼がいなくなったら…苦しいのがおさまった？

　何だったんだろう。あの苦しさと…恐怖、のようなもの）

「…大丈夫？」

「うん…」

107二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 07:13:07

対5号っぽい数字は低い方が良いのか高い方が良いのか

108二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 07:17:55

「ではミオリネさんのお昼の行動を決めましょう」

「もうテレホンカードは品切れなので、わざわざ海沿いに行くことはなさそうですね～」

「つまり屋敷の探索です！わくわく♪」

dice1d3=2 (2)

1：グエルの様子を確認できないか試す

2：屋敷を調べる　dice1d4=2 (2)　（1：書斎　2：父の部屋　3：祭壇　4：地下室）

3：そういえば、気になっていたんだけど…

109二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 17:40:27

探索パートがんばれ！

110二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:40:35

【一日目・昼】

～廊下～

「この部屋は…」

「お父さんの部屋だよ。入ってみる？」

「えっ。い、いいの？勝手に…」

「いいよ。お父さん、もういないから」

「…そう、なんだ。つらいね」

「うん。すごく、つらかった。…グエルまでいなくなったら、もっとつらいよ。

　だから、何か見つけられないか…入ってみよう？」

「うん。…って、鍵がかかってるじゃん！」

「あはは…さっきはかっこつけたけど、僕もこの部屋は避けてたから…

　そっか、鍵…知らなかったな。…お母さんが持ってるだろうし、貰って来るよ」

111二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:42:06

（行っちゃったけど…スレッタのお母さん、素直に鍵を渡してくれるのかな？

　…そういえば、昨日、食事の時にも顔を見せなかったし…

　ううん、体調を崩してるからだよね）

「お待たせ。じゃあ、入ろうか」

「…うん」

（本当、あっさり渡してもらえたみたい）

112二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:46:40

～父の部屋～

（落ち着いた雰囲気の部屋。…壁に、絵が飾ってあるけど…クレヨンで描かれてるのかな。

　きっと、スレッタの描いたものだよね…）

「変わらないな…」

「…本棚とか、机とか。調べてみるね」

「そうだね。…何か、残してくれているかな」

dice1d2

1：本棚を調べる　ミオリネ目星（51～）：dice1d100=79 (79)

2：机を調べる　ミオリネ幸運（26～）：dice1d100=8 (8)

ミオリネ？？（81～）：dice1d100=78 (78)

113二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:48:15

「ミスしちゃいましたね。せっかくなので技能も振り直しましょうか」

「もう本棚でいいじゃない！」

「そういうわけにはいきません」

dice1d2=2 (2)

1：本棚を調べる　ミオリネ目星（51～）：dice1d100=69 (69)

2：机を調べる　ミオリネ幸運（26～）：dice1d100=74 (74)

114二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:51:12

「…あ。机の上に、テレホンカード…」

「朝は調子が悪かったけど、今度こそ電話が繋がるかもしれない。

　持って行こうよ」

「そうだね」

テレホンカード入手数：dice1d5=3 (3)

115二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:54:36

「他には…引き出しに何かないかな」

「うーん…あ。ノートが入ってるよ」

「見てみよう」

「…あんた、家族のこういうの見るのに抵抗ないんだね」

「ちょっと、変な言い方はしないでよ。

　僕だって好き好んでやってるんじゃなく、グエルのためだから」

「へえ～…」

「それより、ノートの内容は？」

「えー、なになに…」

116二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 19:58:39

テレカかなり重要アイテムっぽい？

117二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:02:34

「『朝夕の行』…」

「ああ、祭壇に供え物をする習慣のことかな」

「うん。他には…祭事を行う時のためのメモ…かな？」

「見せて。…うーん。僕でも知ってるような内容しか書かれてないな」

「…生贄とか、あんたの思い込みなんじゃないの？

　これを読んでる限り、花嫁に選ばれた人は社まで行った後、無事に戻って来るみたいだけど」

「そんなはずないよ。…お父さん、入り婿だからね。

　詳しいことは知らなかったのかな…」

（どうしてそんな確信があるんだか…）

「…他のページには…へえ、日常のとりとめもないことまで書いてたのかな？

　あんたのことも書いてあるよ。

　『娘にも仕事について教えてやらないと。まずは今度の休み、紹介に行こう』だって」

「………」

118二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:05:02

「スレッタ？」

「…そこから先のページは…」

「先のページ？軽く見た感じ…ほとんど白紙みたい。

　まだノートは半分以上残ってる、けど…」

（スレッタのお父さんは…これを書いてからそう遠くないうちに亡くなったってこと？）

「………」

ミオリネ？？（81～）：dice1d100=55 (55)　+30

119二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:07:51

「…あれ…？」

（なんだろう、なんだか、突然…）

「ミオリネ？」

「…ちょっと、寒い…かな」

「…早く部屋を出よう！」

「え？でも、ノート…」

「置いて行って！早く！」

「ちょっと、引っ張ることないのに！」

120二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:10:26

「ミオリネさんの？？の成功率を5％引き上げます」

「なんで…？」

「私がいてよかったですね、ミオリネさん♪」

「なんで…！？」

121二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:19:25

【一日目・昼】

～？？？～

（…暖炉の前のソファーに座らされ、食事でもてなされて…

　のんびりしている場合じゃないとは思うんだが、どうにも調子が狂うな）

「この家は山の中腹にあってね。結構眺めがいいんだ。

　よければ後で外を見てみないか？」

「…見るんじゃなく、外に出たいんだが…」

「縄を外せたら出てもいいとも。でも、俺にはその縄は外せない。

　きみ自身でどうにかするしかないね。

　あ、暖炉の火で炙ろうとか、考えない方がいいよ。

　適切な道具でなければ外せないものだからね」

「…そうか」

（たぶん…嘘ではないんだろうな）

dice1d5=2 (2)

1：海沿い

2：山沿い

3～5：山

122二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:25:16

「彼はまだ里をうろついているらしい。今が好機ってやつかな？」

「…よくわからないが、どうしてお前はそんなにわくわくしているんだ」

「うん？どうしてって、刺激的な展開だから。

　それと、できればきみが助かる方に賽が転がった方がいい。その方が悲劇にはならないさ」

「賽…？」

「運命なんてもの、サイコロを転がすのと同じようなものってことだよ」

「よくわからないんだが…」

「とりあえず、この家の中を自由に歩いて回ってみるといい。

　状況を打開する何かがあるかもしれない」

「………」

dice1d7=2 (2)

1：居間　2：客間　3：書物庫　4：誰かの部屋　5：誰かの部屋　6：空き部屋　7：地下

123二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:27:30

～客間～

「…これといって、何もなさそうだな」

「客間を使うことなんて、ほとんどないからね。

　そうだ。せっかくの客人なんだ。俺がもてなそうか？」

「………」

dice1d3=3 (3)

1：シャディクと会話する

2：自分を助けてほしいと頼む

3：何もしない

124二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 20:50:46

迫真の「何もしない」

125二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:59:52

【一日目・昼】

～海沿いの通り～

「エラン、具合はどう？」

「平気だよ。…さっきの、彼…」

「…ナナシ。山の方に住んでる、感じの悪いやつ」

「………」

dice1d2=1 (1)

1：詳しく知りたい

2：…調べものを優先しよう

126二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:11:10

「えっ？」

「何となく…気になって」

「…年齢は、僕やあなたと同じ。XX年生まれだよ」

「じゃあ、幼馴染なのかな」

「…そう、かもね。それから…神官のようなことをしているんだ、あいつ」

「え？スレッタの家がそうだと聞いたんだけど」

「…言われてみれば、そうだな。細かな役割は違うのかもしれないけど、どちらも神官の家で…

　生まれた時からそれが当然だったから、疑問になんて思わなかった。

　親戚だって話を聞いたこともないし…」

「片や里の中心に近い位置で、誰より大きな屋敷を構えて…

　片や、山の中に家を構えて、除け者のように扱われている…？」

dice1d100=16 (16)

127二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:13:48

「…あいつの話なんて、もういいよ。それより…」

「あ、うん…これから、どうしよう」

「テレホンカードならまだあるから、電話できないか試してもいいけど」

dice1d3=3 (3)

1：電話を試してみよう　エラン？？（81～）：dice3d100=67 97 16 (180)

2：山沿いの通りに行ってみようかな

3：…山、行ってみたい

128二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:17:02

「クリティカル」

「いやあ」

「クリティカル」

「クリティカルだぞ水星女」

「ちょっともったいないですよね…」

「私？」

「うーん…dice1d3=3 (3)

　1：えーい！電話しちゃいましょう！

　2：成功扱いで電話…しちゃいましょう♪

　3：山に行きましょうか」

129二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:19:37

今回全体的に慈悲ないっすね…

130二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:21:11

結局山かぁ

131二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:22:43

～山の中腹～

「…そろそろ、家が見える頃かな…」

「どうしてわざわざこんな場所…」

「…神官の家なんて、明らかに何かありそうな場所だから」

「でも、あいつに見つかったら…何を言われるか。

　最悪、何かひどいことをされるかも…」

「………あの家が、そうなのかな」

「うん。…ここに来るの、いつぶりだろうな…

　…庭の手入れが全くされていない。ひどいな、これ」

「………」

dice1d100=37 (37)

132二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:24:35

「…家の中に、入れる、かな」

「え？や、やめた方がいいよ、本当に！」

「どうして？」

「いや…さっき会った時の態度からしても、見つかったら本当に、何を言われるか…」

「………」

dice1d2=1 (1)

1：インターホンを鳴らす

2：家の近くを散策する

133二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:26:04

フリーダイスの数値は低いわりにグイグイ行くなあ

134二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:29:15

「ちょっと！」

「返事がなければ、中の様子を覗いてみても…あ」

「こんにちは。エランとラウダじゃないか。逢い引きかな？」

「は！？ち、ちがっ…」

「シャディク、ここに住んでいるの？」

「うん。一人より二人のほうがいいだろう？」

「…彼と、二人だけ？」

「ん？ああ、彼と会ったのか。…そうか、それで」

dice1d10=2 (2)

1～9：散歩でもしながら話そうか

10：よければ、中に入っていってよ

135二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:33:57

「どうして、散歩？」

「勝手に家に上げたら怒られるから。居候の身だからね」

「そう」

（シャディクがいる限り、家の中に忍び込むのは難しい、かな。

　…どうして僕は、こんなにこの家の中が気になっているんだろう…）

「………」

「ラウダ、俺が一緒だと嫌かな？」

「当たり前だ」

「でも俺はエランと話したいんだ。悪いね」

dice1d3=3 (3)

1：エラン「あれ…あそこにあるのは…？」

2：ラウダ「…ナナシのやつはいないのか」

3：シャディク「エランはいつまでこの村にいるのかな」

136二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:38:27

「いつまで、って」

「知りたいな。教えてくれないか？」

「どうしてそんなこと知りたがるんだ」

「いつまで一緒にいられるのかな、と思って」

「…どういう意味？」

「言葉のままの意味だよ」

シャディク：dice1d100=79 (79)

「これ高いとちょっと怖いやつです」

「まあそうそう高くなることなんてないでしょう！今日、やたら低空飛行ですし」

137二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:41:28

こういう時だけ高いなダイス！

138二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:43:24

見事なフラグ回収

139二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:46:20

「いつまでいるのかは、わからない。…とりあえず、グエルの体調がよくなるまで、かな」

「体調が戻ればすぐ出て行くのか？それはもったいないな。

　この村にはいいところがたくさんある。是非楽しんでいってほしいな」

「それは…うん。考えておく。

　何もせずに出て行くのは、もったいないとは思うから」

「…早く出て行った方がいいよ、こんな村」

「ラウダにとっても大切な故郷なのに、冷たいこと言うね」

「知るか。…エラン、行こう！」

「あ、待って。…シャディク、またね」

「またね、だって。いい挨拶だ。…ずっとここにいてくれてもいいのにな」

140二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:48:58

「開示していない設定に妙に説得力が増してきて震える愛の女神でした」

「まだ耐えてる？」

「まあ…ギリギリですね」

「ちょっと焦りました」

「まあ俺は別に高くてもよかったんだけどね」

「高いと誰が困ったんだろう…」

「僕かあなただろうな、この流れからして…」

141二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:54:07

【一日目・夕方】

～マーキュリー邸・廊下～

「さっきみたいに急に引っ張るの、危ないからやめてよね」

「あのままの方がずっと…いや、わかったよ。気を付けるね。

　…そろそろ夕方になるけど、これからどうする？

　お父さんの部屋は…もう、入らないでおこう。

　鍵もお母さんに返しておくよ」

「そう？まだ何かあるかもしれないけど…他の部屋を見てからでもいいか。

　テレホンカードを拾ったわけだし、また電話しに行ってもいいんだけど…」

dice1d3=3 (3)

1：電話チャレンジよ！　ミオリネ？？（76～）：dice3d100=18 79 94 (191)

2：屋敷の中を見て回ろうかな　dice1d3=2 (2)　（1：書斎　2：祭壇　3：地下室）

3：そういえば、気になってたんだけど…

142二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:55:52

成功してる時に限って選ばれない電話チャレンジ

143二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:00:47

「何？」

「庭の方に…小屋みたいなの、あるよね。

　なんだか寂れてるっていうか、人の出入りしてる感じがしないけど…」

「ああ…僕が子供の頃は、この家で雇われてるおじさんが住んでて…

　誰にも確認していないけど、もう誰も使ってないんじゃないかな。

　あのおじさん…すごく優しい人だったけど、今、どうしているんだろう。

　帰って来てから見ていないし、もう辞めちゃったんだろうな…」

「…あの小屋に、何か情報がある可能性は？」

「え？なくもない、かなあ…？

　でも見て、入口に南京錠がある。鍵がどこにあるのか、僕は知らないし…

　勝手口だって、板が打ち付けられているよね。

　入ろうにも入れないんじゃないかな」

「………」

dice1d3=3 (3)

1：窓は？

2：鍵なんか壊しちゃえばいいじゃん

3：板、外せないかな？

144二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:02:35

「いや、道具がないと無理だよ…

　それに僕たちの力で、そんなに素早く外せるものかな？」

「うっ…じゃあ…」

dice1d2=2 (2)

1：窓は？

2：鍵なんか壊しちゃえばいいじゃん

145二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:06:25

「…ミオリネ、思考回路が野蛮だね」

「はあ！？」

「確かに物置を探せば、斧なんかも見つかるだろうし…壊せなくはないと思うけど。

　そんなもの持ってうろついていたら、周囲から変に思われるに決まってるよ」

「うっ…だ、だったら！窓から入ればいいじゃん！」

「窓か…割ったりするのは、ちょっと心苦しいけど…

　あ、それか窓枠を外せたりしないかな…」

「小屋の周りをぐるっと見てまわろうよ。ほら、行こう」

146二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:07:53

最近遊んでたゲームに物理で解決する感じのがあったせいでミオリネさんの行動ダイスでふふってなってる今

147二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:10:17

～寂れた小屋周辺～

「…あったね、窓枠の外れた部分。ここからなら、中に入れそうだ」

「ねえ、この箱とか足場にいいんじゃない？」

「うん。…え、本当に入るんだ？」

「そりゃ、入るでしょ」

「…もうすぐ夕食の時間だし、時間を掛け過ぎると怪しまれるかもしれないよ？」

「………」

dice1d2=1 (1)

1：明日、朝から入ってみよっか…

2：いいから行くよ！レッツゴー！

148二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:13:17

「さて。グエルさんの行動を決めるより先に、ナナシさんの居場所を決めましょう」

「僕だけ実質一人なんだよね…」

「自由行動したいならさせてあげますよ（笑）」

「なんだその笑いは。怒るよ」

dice1d5=4 (4)

1：海沿い

2：山沿い

3～5：山

149二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:17:11

【一日目・夕方】

～山沿いの家・居間～

「地下から出したの」

「！」

「ああ。あんな場所に閉じ込めておいたら、心身ともに健やかにはいられないだろう？」

「…今にどうだってよくなると思うけど。まあ、いいんじゃない。

　どうせこの家からは出られないんだし」

「そうだね。ああ、それと…」

dice1d3=3 (3)

1：あの子がここに来たよ

2：ちょっと出かけて来るね

3：せっかくだ、三人で夕食にしよう

150二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:19:57

「…用意しろって意味？いいけどね、二人分も三人分も変わらないし」

「よし。じゃあ俺とグエルは家の探検を続けよう」

「…隠さなくていいのか…！？」

「何をしたって無駄だと思ってるから、気にしていないよ。

　ほら、今度はどこを探検する？」

「…ゲーム感覚みたいだな、お前だけ…」

dice1d6=1 (1)

1：居間　2：書物庫　3：誰かの部屋　4：誰かの部屋　5：空き部屋　6：地下

151二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:22:34

～居間～

「………」

（思いっ切り奴が料理をしている傍で、何を調べればいいんだ…？）

「何か気になるものはないのか？」

「…気になるもの…」

dice1d4=3 (3)

1：暖炉

2：カレンダー

3：シャディク

4：ナナシ

152二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:26:16

「お前の存在が一番気になるな…

　さっきは急に外に出て行ったけど、何だったんだ」

「お客さんだよ。かわいいお客さんが二人」

「…そうか」

（かわいい、か。…どうしてだか、妙に引っ掛かる。…どんな客を相手にしたんだろうな）

「俺のことを気にしてくれるとは嬉しいね」

「それは…」

dice1d3=1 (1)

1：監視役が気になるのは当然だ

2：お前には謎が多すぎる。何者なんだ？

3：…一応、鍵を開けて…助けてくれたからな

153二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:31:03

「きみにとって、俺は監視役か」

「こんな状況だ、当然だろ。

　暴れたりしないだけマシだと思え」

「それもそうだな。もっと暴れたり、取り乱しても不思議じゃない。

　なのに暴れていない…意外と楽しんでいたり？」

「そんなわけないだろ」

（…シャディクの独特のペースに巻き込まれてしまっていたが…

　俺のこの状況は、誘拐と監禁…だよな。

　………実は、ものすごくまずい状況、だよな…）

「余計なことなんて考えず、静かに受け入れた方が利口だよ」

「…どういう意味だ？」

「そのままの意味。夕食の用意、できたから」

「ああ、ありがとう」

154二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:56:08

シャディクが暗躍お兄さんしてる！なんか新鮮なような原作で見たような

155二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 06:45:10

【一日目・夕方】

～山のふもと～

「ラウダ、待って…」

「エランはもう、あそこに行かない方がいいよ」

「あそこって？」

「あいつの家…行ったって、いいことなんてない」

「………」

（少なくともラウダといる時は、もう山には行けないかな…）

dice1d2=1 (1)

1：電話を試してみよう　エラン？？（81～）：dice3d100=37 88 63 (188)

2：山沿いの通りに行ってみようかな

156二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 06:47:47

「うわあ。初日からですか」

「何その反応」

「クリティカルならよかったんですけどね…」

「どういう意味だ」

「それもこれもラウダさんが無駄にテレカを持っていたせいです」

「僕のせいにするな！」

157二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 06:56:27

～海沿いの通り～

「………」

（一枚目…やっぱり駄目だった。

　こんなに試しても、カードがもったいないだけかな…ラウダにも悪いし。

　でも…もう少しだけ。ラウダを待たせているし、あと一枚だけでも試して…）

（！…繋がった…？）

「あの…僕だよ、エラン。ごめん、なかなか連絡が取れなくて――」

「………何？うまく、聞こえない…」

（よほど、混み合っている場所にいるのか…人の声が、たくさん。

　でも、どれも囁き声みたいなものなのに…彼の声がかき消されるなんてこと、あるのかな。

　それになんだか、…いや、夕方になったから？気温が、下がったような…）

『みぃつけた』

「…っ！」

「エラン？どうしたの、そんなに乱暴に受話器を置くなんて…」

「あ、ええと…間違い、電話？わからないけど…驚いて…つい」

（驚いた、だけじゃなく。さっきのあれは…恐怖…？）

158二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:01:28

「？とにかく、電話が繋がることはわかったね。

　…そろそろ夜だ。今日は一旦、お互い帰ろうか。

　家にまだテレホンカードはあるだろうし、探しておくよ」

「…う、うん」

「顔色、悪くない？」

「大丈夫…歩き回って、疲れたんじゃないかな」

「なら、いいけど…じゃあ、ここで。僕の家、あっちだから」

「うん。またね」

（…山に面した地域…あっちに行けば、ラウダの家があるのか）

159二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:05:58

「救いはないみたいですね」

「ある意味救いなのでは？」

「嫌な予感しかしない」

「初日からフルスロットル過ぎますね、エランさんたち」

「こういう場合って…どうします？」

「そうですねえ…状況の変化が伝わるのは、あの二人だけなんですが…dice1d3=1 (1)

　1：現状維持でいいんじゃないですか

　2：グエルさん、おめでとうございます！

　3：5号さんにも救いのチャンスをあげますか」

160二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:08:40

本当に慈悲がないな今回のダイス…

161二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:09:11

「なるほどなるほど。ではナナシさんもとい5号さん、ダイスを振ってください」

「なんで…？救われるやつ？」

「あんまり救われないと思いますが、出目によっては」

「つらい」

dice1d3=2 (2)

1：特に何もなし

2：詳細は伏せられて

3：何もかも包み隠さず

162二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:10:13

「どうにもならないですね！」

「ですねえ」

「もう嫌だ…いや、まだ初日、初日だから…」

163二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:17:26

もしやこれ初日から詰んでます…？

164二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 09:21:14

電話は成功しない方がよかったのか

165二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 10:41:47

ミオリネの？？ダイスもなんかオカルト的な反応だったし
成功すると魅入られ度とか上がって逆にヤバいヤツなんかな…？

166二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:35:50

【一日目・夜】

～マーキュリー邸～

「一日中どこほっつき歩いてたのよ」

（…こっちも何してたか聞かれたら困るけど。先手必勝よ！）

「…村の人と、仲良くなって」

「へえ～！隅に置けないじゃないか。誰？教えてよ」

「ええ…と…」

dice1d4=2 (2)

1：ラウダ

2：シャディク

3：山に住んでいる…

4：話を逸らす

167二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:41:32

「あの露骨にあやしい奴？」

「あやしいって…ひどい言い草だな。

　シャディクか、懐かしいなあ。そういえば、帰って来てから会ってないや」

「知り合い？」

「狭い村だし、知らない人の方が少ないよ。エラン、明日はどうするの？」

「明日も出掛けようかな、って」

（ラウダもそのつもりだろうし…）

「そっか。まあ…シャディクと一緒なら安心かな」

（…実際はラウダと一緒だけど。何となく言い出しにくくなってしまった…）

168二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:45:10

「グエルの具合は…」

「…まだ、よくないみたいだ。

　でも大丈夫。僕たちがついてるし、あんまり大勢で押しかけてもね。

　エランは気にせず出掛けてきてよ」

「…うん」

（そういえば…どうしてエランは巻き込めないんだろ？

　話しても、スレッタが答えるかどうかは微妙かな…）

dice1d3=3 (3)

1：スレッタと話す

2：エランと話す

3：夜風に当たる

169二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:49:25

～マーキュリー邸・庭～

「ふう…気持ちいい風が吹いてる」

（そういえば…この家の裏手は森になってるみたい。

　民家のある方向は、ぽつぽつ灯りがともっていて綺麗だけど…

　森の方は真っ暗闇）

「…ちょっとおっかない、なんて…弱気になっちゃってるのかな、私」

ミオリネ目星（51～）：dice1d100=19 (19)

170二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:52:51

～客間～

「スレッタたちは、今日は何をしていたのかな」

「ミオリネに屋敷を案内していたんだ。

　よければエランのことも案内するけど…約束があるなら、明日はそっちを優先して。

　案内はいつでもできるんだから」

「うん。ありがとう」

「エランは…今日、どんな場所に行ったのかな。

　この村のこと、どう思った…？」

dice1d3=1 (1)

1：山に行ったよ

2：そういえば、公衆電話で…

3：この村のこと…　dice1d100=52 (52)

171二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 19:59:18

「山？」

「そう。一軒だけ、家があって…」

「あ…そうだね。そうか、行ったんだ…」

「？…そこで、シャディクに会って」

「…そっか。それで、山の家には…」

「行ったけど、シャディクが『居候の身で勝手に上げられない』って」

「居候？…シャディク、今はあの家に住んでるんだ」

dice1d3=2 (2)

1：昔は違った？

2：あの家に住んでいる人って…　dice1d100=52 (52)

3：スレッタの小さい頃って…　dice1d100=24 (24)

172二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:02:03

「…なんだか、怖いね」

「え？」

「僕がおかしいのかな。彼に会うと、怖くて、苦しいような気がして…」

「…おかしく、ないよ」

「スレッタ？」

「大丈夫、エランはおかしくなんてない」

エラン：dice1d100=41 (41)

スレッタ：dice1d100=10 (10)

173二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:05:23

「しょっぱいですね」

「ここが色ボケても困りませんか…！？」

「泥沼で楽しいじゃないですか」

「なんということでしょう。女神の私が邪悪です…！」

174二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:14:46

【一日目・夜】

～ナナシの家～

（…情報を集めるためにも、話しかけるべき…なのか？）

「おや、お客さんだ」

（インターホンが鳴った様子はないが…？）

「…カラスか。また何かあったわけ？」

（カラスが手紙を持って来た！？どんな躾をしたらそうなるんだ！）

「………」

「何か状況は変わったかい？」

「別に、何も。既定路線らしいね」

175二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:19:46

（どういう意味だ…？）

「ああ。それじゃあ、彼は解放してもいいんじゃないか？」

「！」

「冗談。余計なことをされると面倒だ。

　…祭りが終わるまではこのまま、だね」

（いったい、なんなんだ…

　…いや、考えてもわからないことは仕方がない。

　わかるために、情報を集めなければ…！）

dice1d3=2 (2)

1：いい加減教えてくれ。『花嫁』とは何だ？　グエル交渉（51～）：dice1d100=2 (2)

2：お前たち二人は何者だ？

3：そういえば今夜、俺はどこで眠れば…

176二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:21:26

いやー1出なくてよかったっすね

177二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:21:55

あっぶな

178二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:24:42

「見てください！ファンブルですよ！」

「当たってない！当たってないだろ！」

「これは見事なファンブルですね～」

「乗り気になるなスレッタ・マーキュリー！」

「グエルもこっちにおいでよ」

「どっちだよ！」

「しかしグエル、このシリーズ伝統の『ファンブルこそ最大の成功』パターンかもしれないだろ？」

「そうかなあ…！？」

「dice1d3=3 (3)

　12：まあ普通に2なんですけどね

　3：乗るしかない、このファンブルの波に！」

179二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:26:57

ダイス神さあ！

180二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:28:42

「『花嫁』とは何なんだ？俺は誰と結婚すればいいんだ」

「………あのさ、どうしてちょっと乗り気なわけ？」

「は！？い、いや、乗り気じゃない！誰の花嫁なのか確かめただけだろ！」

「誰かのことが思い浮かんでいたりして」

「なっ…」

dice1d3=3 (3)

1：俺は真面目な話をしているんだ

2：いっそ今すぐ誰かと結婚すれば解放されるんじゃないか！？（錯乱）

3：お、お前のことなんて考えていないからな！

181二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:31:06

「………」

「………趣味悪」

「ち、違う！！！」

「趣味が良いって？頭おかしいんじゃないの」

「だから違う！！！」

「うるさいな。…はあ…他人が家にいるの、本当、疲れる…」

「………」

「そ、その…」

シャディク：dice1d100=82 (82)

182二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:33:56

「俺はそれでもいいよ？」

「えっ」

「………最悪」

「でも、そうなるといろんな人が困るかな？

　まあいいや。困らせちゃおう」

「え、えっ」

「それともやっぱり嫌？」

「？？？？？」

「………」

dice1d3=2 (2)

1：手の施しようがない。放っておこう

2：いい加減にしておいたら

3：…いっそのこと…

183二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:38:19

「俺はこんなに乗り気なのに？」

「…死にたいなら勝手にすればいいけどね。

　一応まだ、彼も『花嫁』なんだから」

「あ、心配してくれた？」

「きみが何かやらかせば、僕のせいにもなるってだけ。

　…ああ、まあ…これ以上何があるっていうのか、わからないけど。

　僕はもう終わってるんだし」

「…？」

「そういう言い方、よくないよ」

「単なる事実。じゃあ、邪魔者は退散するから適当に愛でも育んでいれば？」

「んなっ…！？」

「…怒らせてしまったかなあ」

184二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:41:26

「初日から大荒れなんですがどうしたらいいんでしょう」

「シャディクさん、気が多いです…」

「きみたちが悪ノリしたからだよな？」

「どう考えてもシャディクはヤバそうだからやめておけとPC俺に言いたい」

「僕の救いがどこにもない」

「僕だけ夜行動はなしか…」

「テレカの補充だけでもしておきます？」

補充数：dice1d3=1 (1)

185二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:46:50

開始前は一番幸せになれそうなのはラウダと言われてたけどなんか全体的に雲行きが怪しくなってきたな

186二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:50:57

クリティカルは拾わないのにファンブルを拾うダイス神さあ…

187二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 20:51:55

「…ここだけの話、さっきもシャディクさんの色ボケが低ければ…

　『ごめん、俺エランのこと好きだから☆』からのナナシさんが動揺し…

　という流れで、一気に状況が変わっていたかもしれなかったんですが」

「現実はグエシャディグエ、5号さんに救いはなかったということですね」

「まあここから先の出目次第ですけどね、シャディクさんとグエルさんについては」

「他の人に対してもっと色ボケるかもしれませんからね…！」

188二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:25:11

「では二日目ですが…私とミオリネさんはともかく、他は別行動の可能性もありますよね！」

「俺とシャディクは一緒に行動するのでは…？」

「シャディクさんの中ではまだエランさんもそれなりの存在感ですし…

　何より気ままな人ですからね。行きたい場所に行くのです」

「では…」

グエル・シャディク：dice1d2=1 (1)

エラン・ラウダ：dice1d2=2 (2)

1：二人で行動

2：別行動

189二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:39:45

【二日目・朝】

～マーキュリー邸～

「…エランは出掛けて行ったね。

　僕たちも予定通り、小屋を見てみようか」

「バレないようにした方がいいのかな、やっぱり」

「まあ…南京錠なんてかけてあるくらいだからね。

　誰も使わないからって、あそこまでする必要があるとは思えないし」

「じゃあ、予定通り窓から入ろっか」

「うん。ちょっと高い位置にあるし、気を付けてね」

「わかってるって！」

ミオリネ幸運（26～）：dice1d100=59 (59)

190二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:45:10

～寂れた小屋・居間～

「よいしょ、っと」

「大丈夫ー？」

「うん！次はスレッタ、入って来なよ」

「わかった。よっ…と。中は…うわ、埃がすごいな…」

「本当に誰も出入りしてないみたいだけど…こんな場所で何かわかるかな？」

「それは調べてみないとわからないよ。

　そう広くはないし、手早く調べちゃおう」

「だね。部屋は…ここと、もう一部屋しかないみたい。とりあえずここを見てみようか」

dice1d2=1 (1)

1：テレビから先に調べる

2：机から先に調べる

191二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:50:27

「古いテレビ…こんな分厚いの、始めて見たかも」

「あはは…僕もあんまり馴染みはないかな。

　この小屋にだって、子供の頃からあまり近づかなかったし」

「どうして？」

「近づくとお父さんに怒られたんだよ。

　庭や森の手入れのために、危ない道具が置いてあるからって」

「へえ…」

ミオリネ？？（76～）：dice1d100=13 (13)

スレッタ？？（31～）：dice1d100=8 (8)

192二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:54:25

「テレビの周りには何もないね。

　他を調べようか」

「他っていうと…この机かな。

　机の上には…何だろう、この薬？」

「うーん…」

※成功率半減

ミオリネ目星（76～）：dice1d100=62 (62)

スレッタ目星（66～）：dice1d100=78 (78)

193二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 21:57:57

「あ、わかった！睡眠薬だよ、これ」

「へえ。どうして知ってたの？」

「お母さんの部屋にあったから。…にしても、睡眠薬か。

　この小屋で暮らしてた人…眠れずに困ってたのかな」

「………」

ミオリネ目星（51～）：dice1d100=13 (13)

194二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:01:13

「かもね。他には…引き出しの中、見てみようか」

「虫とかいたりして…」

「ちょっと！」

「冗談だよ」

「…あんた、開ける？」

「手を掛けたんだから、ミオリネがそのまま開けちゃってよ」

「もう…」

ミオリネ幸運（26～）：dice1d100=57 (57)

195二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:04:37

「…テレホンカード、か」

「この村の人にとっては、結構重宝するもの…なんだろうね。

　子供の頃は外に知り合いなんていなかったから、使おうって発想がなかったけど」

「外にいればスマホがあるもんね。ほんと、不便だよね…」

「スマホが使えれば、グエルとも簡単に連絡が取れたのにな…」

「…って、ないものねだりしてもしょうがないでしょ。

　そろそろ次の部屋に行こ」

テレホンカードを5枚入手

196二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:08:45

【🎲・閲覧注意】どきどき♡びれっじpart2｜あにまん掲示板「というわけでマグカップ組＆ラウダさんでオリジナルシナリオを独自ルールで遊んでいきます！　シナリオを進めるキャラ（PC）とは別に、メタ視点の私たちワイプ組の反応も入ります。　現在は二日目の朝ですね～」…bbs.animanch.com

「次ですよ」

「救いはないのかな…」

「あと6日もあるんですよ！ファイトです！」

197二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:20:47

どうなっちゃうんだろ
続きも楽しみ

198二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:31:33

全員無事にED迎えられると良いなあ

199二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:45:06

うめ

200二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:46:07

とりあえず画像貼ってみます　シャディク