- 1二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:06:00
- 2二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:07:39
なんか星空を見ながら無理やり2人で歩いて帰りたい
- 3二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:08:20
テントに泊まれ
- 4二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:09:27
とりあえずお風呂入ってあったまってきなさい
- 5二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:09:52
シャーレの風呂使ってこいミサキ
- 6二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:12:41
なんか知らんが今日みんな終電逃してるな
- 7二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:13:45
「げーほっ!ごほっ、ぐほっ!げふげふげふっ!ごふぅぅ!」
“ど、どうしたのミサキ?大丈夫!?”
「ああ…うん…ごめん…ちょっと…秋だからススキアレルギーが激しくて…げふっ!ぐふぅぅ!夜になると一段と辛くってさ…げほぉ!あー…どこか室内で休んでいけたらよかったんだけど…こんな状態で歩いて帰ったら…明日には冷たくなってるかもしれないから…その前に先生にお別れ言っておくよ…今までありがとうね…げっふ!げふんっ!…ほんと…どこか休憩か宿泊できる所があればよかったんだけど…しょうがないよね…さ、それじゃ歩いて帰ろうか…え゛ーっほ!げほっ!ごぼぉっ!」 - 8二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:16:58
ミサキと手を繋いで彼女の家まで送るんだ 寒かったら一緒のポケットに手を突っ込んでもいい 体温を感じながらゆっくりと真夜中の道を歩いて、この時間が終わるのが惜しいと、いっそ永遠に夜が明けないでほしいと願いながら二人で歩くんだ
- 9二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:24:16
なぜミサキスレは綺麗orキメたミサキみたいなスレばかりなのか……性欲スレ少ないよな
- 10二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:26:31
「なんで手を出さないの……ばにたす……ばにたす……」
- 11二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:17:04
"………………どこで覚えたの、そんな言葉"
先生はたっぷり10秒ほど固まったあと、絞り出すようにそう言った。
苦虫を噛み潰したような先生を訝しく思いながら、ヒヨリが読んでいた雑誌にそんなことが書いてあったこと、姫も「先生に言ったら喜ぶよ!」と興奮してたので言ってみたことを伝えた。
"そういうのはね、その……この人ならいいかな、と思えるような人だけに言うものだよ"
……? おかしなことを言う。
私には先生と仲間以外の知り合いはいないし、先生が喜ぶのなら恩も返せるから一石二鳥なのに。
"い、いや、だからね? うぅん……ミサキが、この人には身体を許せると思ったときに言うことなんだよ"
ああ、なるほど。ヒヨリや姫が興奮していた理由が分かった。いわゆる男女の仲における言葉なのか。
身体を許す……つまり、私が肉体を差し出せばそれで済むということ。
ならば容易い。まずは脱ぐ。
"だーかーらー! ダメだってば自分を大切にして!?"
理不尽だと思う。いつも先生の方が私の不完全な身体、虚しい器を一方的に大切に扱ってくるくせに。
何がいけないというのか。顔を赤くして私の上着を拾い上げる先生を睨む。
"とにかく簡単に脱いじゃダメ! 分かった!?"
……それが命令なら従うけど。そこまで拒否されると、やはり私の身体は女としても不完全なのかと思ってしまう。
"いい? ミサキが嫌いだからとか、身体を重ねるのが嫌だから言ってるんじゃないよ。ミサキのことが大切だからこそ、……その……うん。ミサキが大切なんだ"
俯いた私の頭を撫でながら、先生はそう言ってくれた。
大切。改めて伝えられた言葉は、先生の手から伝わる温かさと一緒に、頭、胸、指先から足のつま先まで、ゆっくりと染み渡るように感じた。
私も、先生のことが大切なのかもしれない。ふとそう思った。 - 12二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:17:19
- 13二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:18:41
君有能ってよく言われない?
- 14二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:19:53
感謝
- 15二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:20:29
ありがとう……
- 16二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 08:43:34
よかった……
先生に早口でまだ間に合うことを言われてリストカッターになるミサキはいなかったんだね - 17二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 11:23:30
ミサキスレはヤバいって言われてるけど四割くらいは監禁先生のせいだと思う
- 18二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 11:25:17
プラモミサキは2割くらい?
- 19二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 19:43:43
一人宿泊客は警戒されるらしいですよ
ミサキみたいなことが目的の人もいるから - 20二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:33:39
ミサキのその言葉が『行為』の合図となったのは、どれほど前だったか。
かつて厭世的だった少女は、ベッドのサイドランプに照らされて穏やかに微笑み私を見つめている。
触れれば砂となって崩れてしまいそうだった心が、今はもう確かな輪郭を持ってその身体に宿っていることが分かった。
「先生? どうしたの、触っていいよ」
しばらく見つめ合っていると、焦れたのか自ら両腕を差し出してきた。
『行為』の最初は、必ずミサキの包帯を解くところから始まる。「先生が解いて」と、まるで子犬のようにせがむのだ。
しゅるりと呆気なく解け、見慣れた肌が露出した。
「……随分薄くなったよ。先生が塗ってくれる薬のおかげだね」
いけないこととは思ったが、それでも自身の権限を利用して方々へ働きかけ、ミサキの肌に合う軟膏を取り寄せた。
塗るたびにくすぐったそうに耐えるミサキはそれはもう可愛かったが、言ったら脛を蹴られたので以来言わないことにしたのを思い出す。
「包帯、もう取ってもいいんだけど……先生に、何度も解いてほしいから。いい、よね……?」
瞳を潤ませてお願いされたら断れない。返事の代わりに、頼りない灯りではもう判別できない傷痕へ、舌を這わせた。
「ん、ぁ……っ。ん……ふふ。せんせい……」
ぽふり。ミサキはまるで服従のポーズのようにお腹を見せてベッドに沈み、あの頃とは見違えた表情で囁いた。
「今日も、『大切』に……シて?」 - 21二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:34:19
- 22二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:37:51
- 23二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:32:50
- 24二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:34:30
- 25二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:37:08
需要がない
- 26二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:54:15
「…………」
"ほらミサキ、ふてくされてないで帰る支度して"
「……分かってる」
"動作が遅ぉい……。アツコやヒヨリが待ってるんでしょ?"
「うん……そうなんだけど。先生からもらった物資、ちゃんと持って帰らないといけないのに……」
"……まだ私と居たい?"
「…………うん。最近会えてなかったから、余計に」
"ごめんね、私から会いに行けたら良かったんだけど……寂しい思いをさせちゃったね"
「いいよ、先生だって忙しいでしょ。……こんなこと、今までじゃ考えられなかったな」
"そうだね、私もミサキとこうなるなんて思わなかった"
「今までは、『大切』じゃなかった?」
"ううん、違うよ。『大切』が、『もっと大切』になったんだ"
「ふふっ……。嬉しい、愛しい、って……こんなに胸があったかくなるんだね。教えてくれてありがとう、先生」
- 27二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:54:36
ん、帰らないといけないときのやつ書いた
- 28二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:23:33
神がいるなこのスレ
- 29二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:29:10
文豪がいると聞いて飛んで来た
- 30二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:38:47
ここまで綺麗なミサキスレは久しぶりに見た気がする
- 31二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 13:46:26
"待って!あきらめるのはまだ早いよ!
23:56発の上り普通列車を使って2駅戻ると
0:07発の下り急行に間に合う
普段なら間に合わないところだけど
今日は9753Mって臨時列車が走ってるからダイヤがずれるんだよ
ほら,この時刻表を見て。
書いてないけど23:36に貨物列車があるから9753Mをスジに入れると
後続の673Mが2分遅れるだろ
それで……と言いたいけど言い出せないなぁ” - 32二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 13:52:50
言ってんじゃねぇか
- 33二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 14:12:24
「終電、なくなっちゃったね……♪」
「辛いですね、苦しいですねぇ……えへへへ」
と、終電がなくなって嬉しそうなアツコと辛くも苦しくもなさそうなふやけた表情のヒヨリ。2人にコートの袖や裾がびろんびろんに伸びてしまうのではないかと思うほど引っ張られ引き止められ、ついに私は帰る手段を失ってしまった。
仕方ない、「今日は泊まって行くしかないか」と言えば2人は大喜び。ミサキは盛大にため息をつきながらも嬉しい内心は隠せていないようで愛らしかった。
シャーレの物資によって外観よりは小奇麗な内装の拠点で、道端のお花が可愛かっただの今度はあの雑誌がほしいだの、サオリもここにいたら……と少し感傷的になったり、ミサキの笑顔が見られるようになって嬉しい、ありがとう先生――などと畏まって感謝されたりと。
短い中でも濃密な時間を過ごせたと思う。
そして現在。アツコとヒヨリの策謀により、私はミサキに割り当てられた寝室に招かれていた。
「――先生、今日はほんとごめん。こんなところに泊まらせるなんて」
"ううん、そんなことないよ。シーツも毛布も役に立ってるようでなによりだ"
「……うん。おかげで暖かいと思う以上に……毎日、先生を想いながら眠れるよ」
寄り添うように簡素なベッドに腰かけて、私の手をきゅっと握り肩口に頭を擦りつけるミサキ。
どうも、先ほどまで賑やかだった分、2人きりになって甘えたがっているようだ。
"ミサキ、今日は……"
「え、あ……いや、うん。さすがに無理……だよね。分かってる」
"大きな声出したら筒抜けだろうからね"
「あ、あれは先生が悪い。……それに」
おもむろに立ち上がったミサキは、枕の下から大型のサバイバルナイフを取り出した。……サバイバルナイフ!?
ぎょっとする間もなく、ぬらりと光る刃がミサキの手から投げ放たれて、入り口の木製の扉へドガン!と豪快に突き刺さった。
「不埒な野次馬がいるからね」
衝撃でギィ……と開いた扉。そこには、青ざめて強張った表情のアツコと、小水を漏らしたヒヨリがいた。
……ミサキを怒らせることは絶対しないようにしよう。そう誓った夜だった。 - 34二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 14:12:46
ん、逆に先生が終電逃すやつ書いた