【一応閲注】終電…なくなっちゃったね…

  • 1二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:06:00

    どうする…?「宿泊」…してもいいけど…

  • 2二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:07:39

    なんか星空を見ながら無理やり2人で歩いて帰りたい

  • 3二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:08:20

    テントに泊まれ

  • 4二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:09:27

    とりあえずお風呂入ってあったまってきなさい

  • 5二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:09:52

    シャーレの風呂使ってこいミサキ

  • 6二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:12:41

    なんか知らんが今日みんな終電逃してるな

  • 7二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:13:45

    「げーほっ!ごほっ、ぐほっ!げふげふげふっ!ごふぅぅ!」
    “ど、どうしたのミサキ?大丈夫!?”
    「ああ…うん…ごめん…ちょっと…秋だからススキアレルギーが激しくて…げふっ!ぐふぅぅ!夜になると一段と辛くってさ…げほぉ!あー…どこか室内で休んでいけたらよかったんだけど…こんな状態で歩いて帰ったら…明日には冷たくなってるかもしれないから…その前に先生にお別れ言っておくよ…今までありがとうね…げっふ!げふんっ!…ほんと…どこか休憩か宿泊できる所があればよかったんだけど…しょうがないよね…さ、それじゃ歩いて帰ろうか…え゛ーっほ!げほっ!ごぼぉっ!」

  • 8二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:16:58

    ミサキと手を繋いで彼女の家まで送るんだ 寒かったら一緒のポケットに手を突っ込んでもいい 体温を感じながらゆっくりと真夜中の道を歩いて、この時間が終わるのが惜しいと、いっそ永遠に夜が明けないでほしいと願いながら二人で歩くんだ

  • 9二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:24:16

    なぜミサキスレは綺麗orキメたミサキみたいなスレばかりなのか……性欲スレ少ないよな

  • 10二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 21:26:31

    「なんで手を出さないの……ばにたす……ばにたす……」

  • 11二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:17:04

    "………………どこで覚えたの、そんな言葉"
     先生はたっぷり10秒ほど固まったあと、絞り出すようにそう言った。
     苦虫を噛み潰したような先生を訝しく思いながら、ヒヨリが読んでいた雑誌にそんなことが書いてあったこと、姫も「先生に言ったら喜ぶよ!」と興奮してたので言ってみたことを伝えた。
    "そういうのはね、その……この人ならいいかな、と思えるような人だけに言うものだよ"
     ……? おかしなことを言う。
     私には先生と仲間以外の知り合いはいないし、先生が喜ぶのなら恩も返せるから一石二鳥なのに。
    "い、いや、だからね? うぅん……ミサキが、この人には身体を許せると思ったときに言うことなんだよ"
     ああ、なるほど。ヒヨリや姫が興奮していた理由が分かった。いわゆる男女の仲における言葉なのか。
     身体を許す……つまり、私が肉体を差し出せばそれで済むということ。
     ならば容易い。まずは脱ぐ。
    "だーかーらー! ダメだってば自分を大切にして!?"
     理不尽だと思う。いつも先生の方が私の不完全な身体、虚しい器を一方的に大切に扱ってくるくせに。
     何がいけないというのか。顔を赤くして私の上着を拾い上げる先生を睨む。
    "とにかく簡単に脱いじゃダメ! 分かった!?"
     ……それが命令なら従うけど。そこまで拒否されると、やはり私の身体は女としても不完全なのかと思ってしまう。
    "いい? ミサキが嫌いだからとか、身体を重ねるのが嫌だから言ってるんじゃないよ。ミサキのことが大切だからこそ、……その……うん。ミサキが大切なんだ"
     俯いた私の頭を撫でながら、先生はそう言ってくれた。
     大切。改めて伝えられた言葉は、先生の手から伝わる温かさと一緒に、頭、胸、指先から足のつま先まで、ゆっくりと染み渡るように感じた。

     私も、先生のことが大切なのかもしれない。ふとそう思った。

  • 12二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:17:19

    ん、書いた

  • 13二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:18:41

    >>12

    君有能ってよく言われない?

  • 14二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:19:53

    >>12

    感謝

  • 15二次元好きの匿名さん24/10/17(木) 22:20:29

    >>12

    ありがとう……

  • 16二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 08:43:34

    よかった……
    先生に早口でまだ間に合うことを言われてリストカッターになるミサキはいなかったんだね

  • 17二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 11:23:30

    ミサキスレはヤバいって言われてるけど四割くらいは監禁先生のせいだと思う

  • 18二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 11:25:17

    >>17

    プラモミサキは2割くらい?

  • 19二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 19:43:43

    一人宿泊客は警戒されるらしいですよ
    ミサキみたいなことが目的の人もいるから

  • 20二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:33:39

     ミサキのその言葉が『行為』の合図となったのは、どれほど前だったか。
     かつて厭世的だった少女は、ベッドのサイドランプに照らされて穏やかに微笑み私を見つめている。
     触れれば砂となって崩れてしまいそうだった心が、今はもう確かな輪郭を持ってその身体に宿っていることが分かった。

    「先生? どうしたの、触っていいよ」

     しばらく見つめ合っていると、焦れたのか自ら両腕を差し出してきた。
     『行為』の最初は、必ずミサキの包帯を解くところから始まる。「先生が解いて」と、まるで子犬のようにせがむのだ。
     しゅるりと呆気なく解け、見慣れた肌が露出した。

    「……随分薄くなったよ。先生が塗ってくれる薬のおかげだね」

     いけないこととは思ったが、それでも自身の権限を利用して方々へ働きかけ、ミサキの肌に合う軟膏を取り寄せた。
     塗るたびにくすぐったそうに耐えるミサキはそれはもう可愛かったが、言ったら脛を蹴られたので以来言わないことにしたのを思い出す。

    「包帯、もう取ってもいいんだけど……先生に、何度も解いてほしいから。いい、よね……?」

     瞳を潤ませてお願いされたら断れない。返事の代わりに、頼りない灯りではもう判別できない傷痕へ、舌を這わせた。

    「ん、ぁ……っ。ん……ふふ。せんせい……」

     ぽふり。ミサキはまるで服従のポーズのようにお腹を見せてベッドに沈み、あの頃とは見違えた表情で囁いた。

    「今日も、『大切』に……シて?」

  • 21二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:34:19

    ん、>>11の続き的なやつ書いた

  • 22二次元好きの匿名さん24/10/18(金) 22:37:51
  • 23二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:32:50

    >>11>>20が褒められないのはあにまんの損失

  • 24二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:34:30

    おい……なんで終電間に合うレスが出てこない……

  • 25二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 09:37:08

    >>24

    需要がない

  • 26二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:54:15

    >>24

    「…………」


    "ほらミサキ、ふてくされてないで帰る支度して"


    「……分かってる」


    "動作が遅ぉい……。アツコやヒヨリが待ってるんでしょ?"


    「うん……そうなんだけど。先生からもらった物資、ちゃんと持って帰らないといけないのに……」


    "……まだ私と居たい?"


    「…………うん。最近会えてなかったから、余計に」


    "ごめんね、私から会いに行けたら良かったんだけど……寂しい思いをさせちゃったね"


    「いいよ、先生だって忙しいでしょ。……こんなこと、今までじゃ考えられなかったな」


    "そうだね、私もミサキとこうなるなんて思わなかった"


    「今までは、『大切』じゃなかった?」


    "ううん、違うよ。『大切』が、『もっと大切』になったんだ"


    「ふふっ……。嬉しい、愛しい、って……こんなに胸があったかくなるんだね。教えてくれてありがとう、先生」

  • 27二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 11:54:36

    ん、帰らないといけないときのやつ書いた

  • 28二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:23:33

    神がいるなこのスレ

  • 29二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:29:10

    文豪がいると聞いて飛んで来た

  • 30二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 12:38:47

    ここまで綺麗なミサキスレは久しぶりに見た気がする

  • 31二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 13:46:26

    "待って!あきらめるのはまだ早いよ!
    23:56発の上り普通列車を使って2駅戻ると
    0:07発の下り急行に間に合う
    普段なら間に合わないところだけど
    今日は9753Mって臨時列車が走ってるからダイヤがずれるんだよ
    ほら,この時刻表を見て。
    書いてないけど23:36に貨物列車があるから9753Mをスジに入れると
    後続の673Mが2分遅れるだろ
    それで……と言いたいけど言い出せないなぁ”

  • 32二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 13:52:50

    言ってんじゃねぇか

  • 33二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 14:12:24

    「終電、なくなっちゃったね……♪」
    「辛いですね、苦しいですねぇ……えへへへ」

     と、終電がなくなって嬉しそうなアツコと辛くも苦しくもなさそうなふやけた表情のヒヨリ。2人にコートの袖や裾がびろんびろんに伸びてしまうのではないかと思うほど引っ張られ引き止められ、ついに私は帰る手段を失ってしまった。
     仕方ない、「今日は泊まって行くしかないか」と言えば2人は大喜び。ミサキは盛大にため息をつきながらも嬉しい内心は隠せていないようで愛らしかった。
     シャーレの物資によって外観よりは小奇麗な内装の拠点で、道端のお花が可愛かっただの今度はあの雑誌がほしいだの、サオリもここにいたら……と少し感傷的になったり、ミサキの笑顔が見られるようになって嬉しい、ありがとう先生――などと畏まって感謝されたりと。
     短い中でも濃密な時間を過ごせたと思う。

     そして現在。アツコとヒヨリの策謀により、私はミサキに割り当てられた寝室に招かれていた。

    「――先生、今日はほんとごめん。こんなところに泊まらせるなんて」
    "ううん、そんなことないよ。シーツも毛布も役に立ってるようでなによりだ"
    「……うん。おかげで暖かいと思う以上に……毎日、先生を想いながら眠れるよ」

     寄り添うように簡素なベッドに腰かけて、私の手をきゅっと握り肩口に頭を擦りつけるミサキ。
     どうも、先ほどまで賑やかだった分、2人きりになって甘えたがっているようだ。

    "ミサキ、今日は……"
    「え、あ……いや、うん。さすがに無理……だよね。分かってる」
    "大きな声出したら筒抜けだろうからね"
    「あ、あれは先生が悪い。……それに」

     おもむろに立ち上がったミサキは、枕の下から大型のサバイバルナイフを取り出した。……サバイバルナイフ!?
     ぎょっとする間もなく、ぬらりと光る刃がミサキの手から投げ放たれて、入り口の木製の扉へドガン!と豪快に突き刺さった。

    「不埒な野次馬がいるからね」

     衝撃でギィ……と開いた扉。そこには、青ざめて強張った表情のアツコと、小水を漏らしたヒヨリがいた。
     ……ミサキを怒らせることは絶対しないようにしよう。そう誓った夜だった。

  • 34二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 14:12:46

    ん、逆に先生が終電逃すやつ書いた

  • 35二次元好きの匿名さん24/10/19(土) 20:55:04

    >>34

    君文才あるってよく言われない?

  • 36二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:33:59

    このレスは削除されています

  • 37二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:34:31

    ん、終電が必要なくなったやつ書いた

  • 38二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:36:06

    "――え、D.U.の外縁区に拠点を移した?"

    「うん。先生のおかげで私たちもだいぶ動きやすくなったから。先生に何かあった時、いつでも呼んでくれたら駆けつける。必ずあなたを守ってみせる」

    "そっか……ありがとう。頼りにしているよ、ミサキ"ナデナデ

    「んっ……うん。……で、さ」

    "? どうしたの"

    「……帰るのに、今まで電車を使ってたわけだけど。これからは、徒歩で帰れるんだよね」

    "うん、そうだね……?"

    「その……。終電、関係なくなったから。だから……帰らなきゃ、ならないよね?」

    "あ……"

    「これからは……『大切』にしてもらえないかな、って」

    "――そんなことないよ"ギュ…

    「あっ……ぅ。ほんとう……?」

    "いつだって泊まりに来ていいんだよ。これからも何度だって『大切』にする。君のいない世界なんて、虚しいだけだ"

    「っ……もう。そんなこと言って……先生失格じゃないの」ギュッ

    「……嬉しい。これからも一緒にいてね。せんせい――」

  • 39二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:36:51

    妖怪「投稿したあとに気づく誤字脱字」が現れたのでもう一度投稿した

  • 40二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 00:50:32

    文才はないよ
    地の文苦手すぎて他ジャンルじゃ台本形式ばっかり書いてるから血ヘド吐きながら出力してるよ

  • 41二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 06:43:34

    >>40

    SS投稿お疲れ様です…ゆっくり寝てください…

  • 42二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 11:55:47

    ん、ありがとう
    でもSS書くことは楽しいからいいのよ
    なんかいい感じに着地したし他の人も書いて♡

  • 43二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:55:02

    書く時間がほしいから保守

  • 44二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 00:16:17

    全裸待機

  • 45二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 00:17:21

    楽しみにしてる

  • 46二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 10:59:58

    >>9

    A. 性欲より先に庇護欲が来るから

  • 47二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:08:32

    >>46

    理解できる

  • 48二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 07:00:06

    保守

  • 49二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 15:35:09

    ちょっと思いついたから延長保守

  • 50二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:05:16

  • 51二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:16:01

     カチコチ、カチコチと進む針をじっと見つめている。
     あと、10分。もうシャーレのビルを出なければ、終電に間に合わない。
     なのに私の身体はソファに沈み込んだまま、動こうとしなかった。

    "えーっと……これはどの資料だっけか……?"

     先生はと言えば、いつものように書類の山と格闘していた。時計を気にすることなく、乱雑な机の上をひっくり返している。

    「……先生。こっちのファイルじゃないの」

     のそりと立ち上がって、分厚く肥えたバインダーを差し出す。

    "ああ、ありがとうミサキ"
    「別に、いいよ」

     お礼とともに、頭をひと撫で。……以前の私なら、子ども扱いするなと手を払いのけていたはずなのに。
     その代わり。私の身体は、私の胸の内は、時計の針よりも早く、とくとくと温かい血液を身体中に運んでいく。
     5分前。もう間に合わない。

    「……ごめん、先生。終電の時間気づかなかった。また泊めてくれる……?」

     上擦った声音。先生はそんな拙いウソに気づいているのかいないのか、もう一度私の頭をひと撫でして、「いいよ」と微笑んでくれた。
     私はもう、知っている。これは子ども扱いなんかじゃない。

     ――私は大切にされているんだ。
     この人に大切にされたい。身体が、心が、そう思い始めている。

  • 52二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:17:08

    ん、ちょっと卑しいミサキ書いた

    >>11>>20の間の話だね

  • 53二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:42:20

    あんたすげぇよ

  • 54二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:18:18
    x.gd

    ん、筆が乗ったのでさらにもう一発!

    しかし乗りすぎて1レスじゃ納まんなかったのでリンク貼るね

    これは>>51>>20の間かな

  • 55二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 23:48:09

    >>54

    筆者もミサキもよくやった

  • 56二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 09:59:51

    hosyu

  • 57二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 17:33:35

    書きたいこと全部書きたいので保守
    明日いっぱいで終わりにする

  • 58二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 22:56:37

    たいき

  • 59二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 08:13:35

    思いついてるけど書く時間がない…帰ってきたら書きます

  • 60二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 12:04:08

    期待保守

  • 61二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 22:52:13
    x.gd

    ん、さらに3つお話を追加して加筆修正した完全版が書けた


    新しい話は4、5、6なので、これまでの話を読んでくれた人もその辺りを読んでもらえたら嬉しい

    とりあえず満足したのでこれで本当におしまいにする、ありがとう

  • 62二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:13:54


    今更も今更だけど解釈違いがあったらごめんね

  • 63二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 09:41:23

    ミサキ「終電…なくなっちゃったね…どうする…?「宿泊」…してもいいけど…」

    実働任務の帰り、目の前の少女は私にそう問いかけてくる

    ”…ミサキ、そういうのは大人になってこの人ならそういうことをしてもいいなっていう人にしかいってはいけないよ”

    私は先生としてそう返答する

    「どうして?私はそんなに魅力がない?私は先生と『そういうこと』をしてもいいと思っているのに?」

    ”別にミサキに魅力がないわけじゃないよ、ただねミサキ…私は先生として君たち生徒を立派な大人に導く義務がある
    だからこそそういうことは君が大人になってしっかりと自分の選択の責任を持てる様になってからするべきなんだ”

    ミサキは少し不機嫌そうになるが納得はしてくれたみt「でもさ、そしたら私たちはどこで寝泊まりするの?」

    私はそう聞かれしばし考えたあと”…シャーレで泊まろう”と返答した

    その後シャワーから上がったあと薄着で待ってたミサキがいたり

    添い寝しようとしたのか同じベッドに入ってきたときは肝を冷やした

  • 64二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 12:44:48

    >>63

    ん、若干積極的なミサキかわいい

  • 65二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 21:27:40

    ほっしゅ

  • 66二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 09:18:13

    落としてはならないと思うので朝保

  • 67二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 11:36:11

    人……いなくなっちゃったね……

  • 68二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 11:43:18

    >>9

    ミサキは薄幸美人タイプなため

    突出してアレなアリウス環境で育ったというバックストーリー持ちを相手にひたすら欲をぶつけるような事をするのは腰が引ける

    結果、透き通るようなミサキSSか前提を破壊したバニらないミサキSSになる

  • 69二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 11:52:44

    でも快楽に依存するようになったミサキなら?

  • 70二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 11:53:38

    >>67

    ほりゃ朝になりゃ居なくなるでしょ

  • 71二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 11:54:35

    人、いたね

  • 72二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:06:29

    >>69

    虚しいっ❤️虚しいっ❤️

    所詮一瞬の、個人的な物でしかない快楽に耽って、満たされない身体を揺する

    私には抱きしめて欲しいなんて言えない

    私には愛して欲しいなんて言えない

    だから本当に愛に満たされるなんて事はなくて

    これはとても虚しい行為

    なのにやめられない、依存性の甘い危険な行為


    「せん……せぇ……!」


    たった4文字、それだけが本当に私を満たしてくれる

    この壁の裏で今も仕事をしている人


    「助けて、愛して、私を抱きしめて……」


    一人でなら、こんなに簡単に言えるのに

    二人になるだけで言えなくなってしまうなんて

    どれか一つでも言えたなら

    捨てることもできない想いを抱え込んで

    こんなに苦しむこともないのに


    「ねぇ……わかってよ……」


    届くはずもない言葉が一つ

    涙と愛で濡れた、女の声で部屋に響いた

  • 73二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:12:06

    ミサキちゃんはバランスボールにでも乗ってるのかな……?

  • 74二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:14:39

    >>72

    ん、素晴らしい。とてもえっちな雰囲気

    感動と興奮で拍手と白い涙が止まらない

  • 75二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:18:26

    スタンディングマスターベーションシロコ

  • 76二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:24:23

    >>75

    あまりにも堂々と立ちオナしてるシロコかぁ……

  • 77二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 12:31:30

    「んっ、んぅっ、ふ、あっ」

    「せ、せんせ、先生っ……私、こんなっ……こんなの、知らなかったっ……!」

    「体が、熱い……!」

    「……先生、なんで前屈みになってるの?」

    "バランスボールでそんな扇情的になる人初めて見たから……"

    「せんじょう……何? 終電なくなったから朝までトレーニングルーム使っていいって言ったの先生でしょ」

  • 78二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:08:00

    トレーニングしてるだけでエッチな声でてるの笑っちゃった

  • 79二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:42:22

    終電然り無意識に先生を誘う言動をしまくるミサキもいいな

  • 80二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 09:19:48

    あさほ

  • 81二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 20:15:19

    よるほ

  • 82二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 03:54:57

    朝までずっと黙ってひたすらくっついてるだけのミサキもいいよね

  • 83二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 15:18:48

    >>82

    それいいなくっそ可愛い

  • 84二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 00:00:07

  • 85二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 00:36:19

    急にトリニティの人飛び出してきて固まるミサキ

  • 86二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 01:26:03

    寝ながら先生に抱きついて脚を絡めて身を摺り寄せ、胸元に頬擦りしながらどこか幸せそうな優しい微笑みを浮かべるミサキ……?
    美しい……これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう……。

  • 87二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 01:51:56

    そんなん先生一睡もできませんよ

  • 88二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 08:32:58

    1度は抜け出そうとするんだけど、腕を抜いた瞬間に「待って……行かないで……置いてかないで……」っていうミサキ概念を受信しました

  • 89二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 11:33:50

    先生を抱き枕にしたことやうわ言呟いたことをまったく覚えていないミサキVS覚えてるけど全部夢の中のことだと思ってるミサキVSダークライ

  • 90二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 12:25:04

    ダークライが眠らせてる……

  • 91二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:21:50

    “………………”

    「……んぅ……」

    “…………”


    “(腕をホールドされている、抜かないと)”
    「……」

    ゆっくりと腕をミサキの元から引き抜こうとして、ぎゅっ、と強く抱き込まれてしまう
    ほぼ乗られている状態で寝苦しいのに

    “まぁ、ミサキが幸せそうならいいかな”
    「……えへへ」

    私の上に乗ったまま寝ているミサキから、普段の彼女らしからな緩い声が聞こえた
    あまりにも驚いてみじろぎしてしまったせいか、彼女が私の身体から滑り落ち、ベッドに着地する
    「先生……どうしたの?」
    “なんでもないよ”

    「なら、いい」
    ホールドされたままの腕は結局返してもらえず
    私の翌朝は鬱血して痺れた腕のマッサージから始まることが確定した

  • 92二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 23:22:14

    暖かい、この温もりを手放したくない
    だからいっぱいに身体を寄せてすがりつく

    柔らかい、この身体を離したくない
    だから脚を掛けて絡みつく

    愛おしい、この人と離れたくない
    だから出来る限りに触れ合って、少し恥ずかしいけれど、その感触を覚えこむ

    寒い日に冷えた身を寄せ合って眠り
    翌日にも温もりを取り戻す事はない、そんなあの日とは違うけど
    この温もりは、今手放せば二度と戻ってこないから
    だから先生、ごめんなさい
    素直に伝えられるまで、このままでいさせて欲しい
    例え私が眠っても、この腕は離さないから
    今夜だけは、この夢の中で
    私と一緒に安らいで

    「……んんっ……」

    そっと先生の左手を抱いて、先生の右手を私の頭に載せる
    横向きで正面から抱き合いながら
    優しく頭を撫でて欲しい
    そんな無言の要求は、あなたに伝わっているのだろうか

  • 93二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 00:23:13

    んおぉ……甘ったれミサキが五臓六腑に染み渡る……

  • 9472-86-91-9224/10/30(水) 11:17:51

    染み渡れ染み渡れ……

    「あれ……ん」

    朝起きて、身を起こす
    まだ日も登っていない時間、時計を見れば4:49の文字、タイマーの数秒前に起きるなんて面倒だ
    そう思った瞬間、時刻は4:50へと変わってセットされたタイマーがその通りに仕事を始める
    職務に忠実なことは良い事だけど、その仕事が安眠妨害であると言えば、途端に憎たらしくも感じる時計の音色

    「でも、黙って」

    今は、この少しの時間だけは
    先生が寝ている、安らげる時間だから
    私が起こすまで、ほんの少しだけ延ばしてあげる
    それが私に出来る、たった一つの恩返し

    「……仕事、しなきゃ」

    その分の仕事は当然私に振り掛かるけれど、今だけは、この命、肉の身体があってよかったと思える
    だって仕事は、手がなくては出来ないのだから
    先生を支えることもまた、命がなくてはできないから

    「生きていてよかった、とはまだ思えないけど」

    生きている事が幸いだった、とは胸を張って言える
    この双肩に掛かる重みは、先生をその分助けられた証だから

  • 95二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 21:53:40

    ゆうほ

  • 96二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 03:40:30

     もはや恒例となりつつあるミサキの「終電なくなっちゃったから泊めて」発言だが、今日はもうひとつ言葉が続いた。

    「……ハッピーハロウィン」

     失礼ながら、彼女の口から発されることはないだろうと勝手に思っていたセリフに、呆気に取られた。
     確かにこの頃は街中、浮かれたようにおばけのマスコットやらランタンやらが飾られていたが。
     まさか、あのミサキが。照れくさそうにカボチャのプリンを差し出している。

    「食べていいよ。……よく知らないけど、そういう日なんでしょ」

     内心驚きはしたが、ミサキが自ら世間の出来事に興味を示したことに感動を覚えた。ありがたくいただく。神棚に飾りたい。

    「なんで涙ぐんでるの……? 下で適当に買っただけだから、味なんて普通だと思うけど」

     ああ気にしないで。そう言ってもミサキは不審そうに眉をひそめていた。……が、徐々に優しい顔になっていった。本人は気づいていないかもしれない。

    「なに。もう無いよ、それだけ――……っ?! き、急に撫でないで」

     甘いお菓子のお礼に、ほんの少しいたずらで返してあげた深夜だった。

  • 97二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 12:39:23

    綺麗なミサキが集うスレはここですか

  • 98二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 00:09:24

    >>97

    Exactly

  • 99二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 10:00:47

    こいつら過酷したんだ!!

  • 100二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 19:43:20

    まるで穢いミサキがいるかのような…

  • 101二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 00:07:17

    寝る前に保守

  • 102二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 01:15:50

     キヴォトスに来る前、犬を飼っていた。こいつがまた甘えん坊で、私が何度言っても就寝中のベッドへ潜り込んで来るのだ。
     ひとしきり構ってやると飼い主の腹へぺたんとくっついて寝息を立てるものだから、その温もりとともに優しい夢の世界へ旅立つのも仕方のないことだった。
     ――なぜ、今こんなことを思い出しているのかと言えば。
    「……………………こんばんは、先生」
    "……………………はいこんばんは、ミサキ"
     珍しく業務が早めに終わり、居住区のベッドでウトウトしていたら。
     何やらモゾモゾと柔らかい羽毛布団が蠢き、なんだなんだとめくったところ。
     ミサキと目が合った。
    「―――――――!!!?!!?」
     一気に布団が跳ね飛び、同時にミサキもバックジャンプを敢行。当然ベッドから転がり落ちて、後頭部を強打したようで頭を抱えて悶絶。
     慌てて抱き起こすと、涙目でつらつら言い訳(?)を始めた。
     曰く、バイトがこんな時間までかかった。帰る足も無く、とりあえずシャーレのビルが見える場所だったので歩いてきた。
     曰く、明かりが消えていたが先生がまだいる可能性に賭けて入ってきた。そして虱潰しに居住区を徘徊、寝室で私を見つけた。
     曰く、布団に潜り込んだ。無意識だったらしい。
    「……………………」
    "と、とりあえず……横になろう? ミサキも疲れてるだろうし、ね?"
     それきり俯いて黙ってしまったので、抱き上げてベッドに寝かせる。軽い。残業続きで疲れた体の私でもそう感じた。
     小さく縮こまったままのミサキと自分の体に布団を被せる。そう、疲れているのだ、私も。
    "寒いからね。いいかい?"
    「………………」
     こくり。反対を向いた頭が縦に動いたのでヨシとする。ミサキの体温はちょうど良く、すぐさま眠気が襲ってくる。……この感覚は、まさに。思い出した、とおりの……。
    "…………おやすみ、ミサキ……"
    「……おやすみ……先生…………」

     朝目覚めると、ミサキと向き合って抱き合いながら寝ていた。
     ベッドから蹴り落とされたが、そんなに痛くなかったな。ミサキは優しい子なのだ。

  • 103二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:21:46

    最後蹴り落とされてて草

  • 104二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:49:10

    長生きだなこのスレ

  • 105二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:31:58

    寝相悪くて草

  • 106二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:37:42

    朝目覚めたら上下逆さまになってるミサキか……ギャップ萌え?

  • 107二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 07:31:37

    ちょっと面白いなそれw

  • 108二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 12:21:54

    体が弱くて閉所恐怖症で花粉症で自傷癖があって終電を逃すし寝相が悪い
    あとピーマンが苦手だったらいい(願望)

  • 109二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:22:51

    保守

  • 110二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:08:18
  • 111二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 13:10:56

    "ははははは! 見てよミサキ! これで元気3000倍だ! わはははっ!!"
    「えぇ……」

     その液体は、冗談のように虹色に輝いていた。
     呆気に取られた私は、その謎の液体を飲み干す先生を止められなかった。

    "ミサキも飲むかい!? 腹の底から力が湧いてくるようだよ! すごいなぁ!"
    「い、いらない。先生……休んだ方がいいよ。絶対その方がいい」
    "いやいや! この書類どもを片付けなきゃね! もう4徹目だしさ!"

     そう、4徹目らしかった。シナシナのカラカラに干からびていた先生を放置して帰るほど、私の心は死んでいない。
     バイトも無いし、姫とヒヨリは今別行動中。終電を逃しても構わないと判断して、こうして先生に恩を返すつもりで手伝っていた。
     ……その矢先に、これだ。あれだけ疲弊していた先生の体が不自然に気力に満ちているのに、顔色だけ元の通り。青を通り越して白い。

    「寝よう、先生」
    "何言ってるんだい! 夜はこれかrゔッッ"

     気絶させた。人の意識を奪う方法はいくつか知っているけど、一番痛みと後遺症が無い方法で。
     抱き上げて仮眠室に運ぶ。ベッドに寝かせて、毛布を何枚か掛ける。おやすみ、先生。

    「……書類の仕分けくらい、しておこう」

     ぽつんと独りのオフィス。でも、壁を隔てて先生がいると思うと、不思議と寂しさは無かった。
     3000倍も元気は要らない。先生がいるだけでいい。そう思えた。

     ……あの液体も、忘れず全部処分しなきゃ。

  • 112二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 13:24:46

    綺麗なミサキだけど先生が汚くなってるじゃねぇか

  • 113二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 15:04:38

    そら元気3000倍なんて誰だって汚くなるさ…

  • 114二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:27:24

    元気3000倍とか絶対危ない成分入ってるって……

  • 115二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 08:53:40

    あさほ

  • 116二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 16:35:59

    ひるほ

  • 117二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 16:57:15

    あの手この手で終電を逃してきたミサキがついにネタ切れしてどうしようか悩む回ください

  • 118二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 22:36:26

    先生から「こじつけすぎない!?」みたいなツッコミが入ってギャグ時空よ

  • 119二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 22:41:43

    風が吹けば桶屋が儲かる的な

  • 120二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 22:50:42

    >>117

    どうしよう、どうしよう、どうしよう

    私の頭の中ではいろんな言い訳が駆け巡る、

    『風邪をひいてぼんやりしていたら時間を逃した』

    『仕事が嵩んで帰れなくなった』

    『リーダーとケンカした』

    『駅がテロリストに爆られた』


    どれもこれも本当に──使えない

    ありきたりな嘘言い訳、だいたいシャーレの当番仕事なんてとっくに終わって帰らされている最中で、まだ22時にもなっていない

    ここからどれだけぼーっとしていれば終電を逃せるというつもりなのか

    むしろそんな体調で当番に来る方が迷惑になるし明らかにバレバレだ


    「どうしよう」


    “ミサキ?どうかしたの?”

    「なんでもない!!」


    語気を強めて、追及を防ぐ

    本来ならより詮索されるだけの悪手でも、先生の善性を前提にすれば効果的

    こんなことは思い出せても意味がない

    どうにかしてあと3時間、終電をやり過ごさないと──!

  • 121二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 23:27:09

    先生と一緒に居たがるミサキ必死でかわいいね……

  • 122二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 00:37:51

    「ぐすっ……やだ、いやだ……帰りたくない……!」
    "み、ミサキ……大丈夫、大丈夫だよ"
    「お、お願い……お願い先生……泊めてよ……ひぐ、うぅ……」
    "分かった、いくらでも泊まっていっていいから……ね?"

     取り乱すミサキをなんとか宥める。目を真っ赤に腫らせて涙を流す彼女は、見ていられないほど痛ましい。
     恐怖に震えるミサキをぎゅっと抱きしめて、頭を撫でてあげる。いつもなら「子ども扱いしないで」と突っぱねられるところだが、今日は本当に子どものように私に縋りついてきた。

    「窓……窓際、いやだ……ぐすん」
    "ああ、うん……そうだね。あっちに行こう"

     深夜に差し掛かった時間、窓の外は暗闇に包まれている。しかし安眠を妨げるが如く轟々と風が窓を叩き、嵐のようにシャーレのビルを襲っていた。
     窓際からできるだけ離れ、外の景色からミサキを守るようにして胸元に抱いた。背中をぽんぽん、一定のリズムで優しく叩いてあげる。

    「ごめん……先生……。こんなこと、で……」
    "いいんだよ。ミサキはなにも悪くないんだから"
    「……すんっ……ありが、とう……」

     徐々に震えも治まり始め、落ち着いてきたようだ。鼻をすんすんと鳴らす少女を愛らしく思いながら、背後の窓の外を恨めしく睨んでやった。

    "――なんだよ、花粉嵐って。初めてだよそんなの"
    「花粉言わないで……また涙が、くしゃみが――っぷひゅん! くしゅん! ふえっくしょん!」
    "あああごめんねミサキ! ごめん!"

     そりゃあ帰りたくないに決まってる。窓の外はまるで霧のように濃い、真っ白な花粉の嵐が吹き荒れていた。私も見ているだけで目が潤んで鼻がムズムズしてくる。ミサキなら言わずもがなだろう。

    「ぷえっくち! ずびっ……ゔえぇさいあく……!!」
    "おお、よしよし――"

     結局朝までミサキを抱いていた。嵐は止んでいる。傍らには丸まったティッシュの山。なんとも意味深だなあ、と他人事のように思い笑って、未だ私の胸を枕にして眠るミサキの頭を撫でた。

  • 123二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 08:37:52

    ごぜんほ

  • 124二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 13:49:34

    まさかの花粉症で笑った

  • 125二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 00:10:31

    >>114

    ダメ。ゼッタイ。

  • 126二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 07:43:08

    こうやって見るとミサキってなんか大型犬っぽい感じあるよね

  • 127二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 10:15:10

    猟犬を自称するし命令には従うって言ってるから大体犬

  • 128二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 21:23:29

    ミサキっていい匂いすんのかなぁ…

  • 129二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:07:35

    "――ごめんね、ミサキ。君は悪くないのに鼻を摘んじゃって……"
    「ううん、私こそごめん。あんなナリで来ちゃったのが悪いから……。シャワーと洗濯機、ありがとう」

     ほかほかと温かな湯気と、貸し出し用のパジャマをまとったミサキにまずは頭を下げる。反射的だったとは言え、目に入れても痛くないほどかわいい生徒を迎えて臭いに怯むなど言語道断だった。

    "大変だったね……下水道工事のバイト"
    「割のいい仕事だったから。そのせいで今、先生に迷惑かけてるけど」
    "いいんだよ、気にしないで。普段からもっと頼ってほしいくらいだよ"
    「…………まぁ、考えておく」

     ふわふわで柔らかな黒髪を撫でると、シャンプーの良い匂いが香る。
     ……しかし、他の生徒のために常備してある、女性用シャンプーの香りでは無いことに気づいた。

    "あれ、ミサキ……もしかして、私のシャンプー使った?"
    「――――」

     固まってしまった。みるみるうちにミサキの顔が紅潮していく。かわいい。

    「な、な、なんっ、なんでっ……!」
    "私が使ってるのと同じ香りがしたから。ふふ、お揃いだね"

     ミサキはものすごい勢いでその場から離脱して行き、シャワー室からドタバタと音がして、しっかり洗濯乾燥された衣服をまといシャーレを飛び出していくのをポカンと眺めた。
     が、彼女がシャワーを浴びてるうちに終電の時間は過ぎてしまったので、おそらく……。

    「……………………泊めて」

     戻ってきた心底不服そうなミサキを笑顔で迎えてあげた。顔はまだ赤いままだった。かわいい。

  • 130二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:08:38

    ミサキは先生の匂いが好きだと思う、犬なので
    というネタ

  • 131二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:51:11

    ミサキ可愛いな

  • 132二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 00:30:39

    “最近のミサキ、随分可愛くなったね”
    「えっ?」

    思わず硬直してしまったのはきっと悪くないと思う

    “可愛いよ、ミサキ”
    「ま……またどうせ、誰にでも言ってるおべっかでしょ、そんなこと言ったところで本当に容姿が変わるわけないし、虚しいだけ」
    “私は本当に可愛いと思っているよ?
    それに誰にでもこんな事は言わない”

    「それ、どういう意味?」
    “もちろん、可愛い子に可愛いと言っている
    それだけの意味だよ、ミサキ”

    視界が狭まって仕方ない、息苦しい、血流が全身を焼いているのかと錯覚するほどに激しくなって身体が痛い、私は突然全身に発生した異常を解決するため
    煮えた脳味噌で最大限の思考を巡らせる

    “毎日しっかりクリームとか使ってくれてるようでよかった、肌も荒れがなくなってすべすべだね”
    「あっ……」

    先生が私の手をとって、手指を自分の手に包むように握ってくる
    「ちょっ、ちょっと待って」

    “顔色も良くなっている、抗生物質と栄養剤が効いたのかな”

    「だから待ってってば!!」

    顔が近すぎる、急激に上昇する体温と心拍数が全身の緊張を招いて身体が咄嗟に動かない
    このままじゃ先生にこの心臓の音が聞こえてしまう
    なんとかして一度離さないと

  • 133二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 03:12:38

    本当は離してほしくないんだよね……かわいいね……

  • 134二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 14:50:42

    まだまだミサキには終電を逃してもらう

  • 135二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 20:13:27

    >>133

    面倒くさいね…かわいいね…

  • 136二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 00:14:00

    「それじゃ、姫。シャーレに行ってくる」

    「うん、いってらっしゃいミサキ。……今日は泊まってくるの?」

    「………………なにが。なんで」

    「そろそろかな、と思って。こないだと、その前も普通に帰ってきたから。今日は泊まるのかなって」

    「……別に。たまたま終電を逃すことくらい、あるでしょ。泊まりたくて泊まってるわけじゃ……ない」

    「ふうん」

    「なに、その顔……ニヤニヤしないで」

    「ミサキが素直になったら、きっと先生も喜ぶのにな」

    「せ、先生は関係ない!」

    「関係ないなら、行って物資をもらってすぐ戻ってくればいいんだよ。遅くまでいる必要ないよ」

    「そ……それは、そう……だけどっ……」

    「ふふ……私は良いと思う。ミサキが、自分の思うように動いたら……それが一番だから」

    「………………迷惑じゃ、ないかな」

    「うん、きっと大丈夫だよ。いってらっしゃい♪」

    「……いってきます」

  • 137二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 09:07:20

    今までギャグ時空多かったのに急に青春っぽくなるじゃん

    いいぞもっとやれ

  • 138二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 10:28:24

    他の子は気軽に泊まっていくって知って自分はこんなに苦心してるのに……ってばにばにするミサキいいよね

  • 139二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 18:39:57

    青春バニバニは良い文明

  • 140二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 19:08:26

    先生と一緒に選んだお花を飾ってにっこり笑顔のアツコ
    先生にせがんで買ってもらった雑誌を大切に読み込むヒヨリ
    「こないだサオリと偶然会ってね。元気そうにしていたよ」って慈しむように微笑む先生
    を見たミサキはどうしたらいいか分からないので先生と長い時間一緒にいられるように終電を逃す

  • 141二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:58:01

    「……………………」

     ミサキがじーーーっとホワイトボードに書かれた当番表を見つめている。ありがたいことだが、様々な生徒たちの名前が日毎にみっちりと書かれていて、僅かな空きの日は片手で数えられる程度だ。

    「……先生、この日はまだ空いてるの」

     そんな空欄の日付のひとつを指差して、ミサキは私に問いかけてきた。

    "うん、空いてるよ。その日に入りたい?"
    「…………。じゃあ、この日の前の人は何時に帰る予定?」
    "え? それは……どういう"
    「いいから答えて」

     要領を得ないけれど、ミサキの言う生徒は少し遠方から来る子だったので、早めに帰すつもりでいることは伝えた。

    「なら、この人が帰った時間に来る。それで日を跨いで泊まりで仕事手伝うから」
    "え、ええ? そういう……いやでも、ミサキ。そこまでしてくれなくても――"
    「手伝ってほしくないんだ」
    "そ、そうは言ってないよ!"
    「じゃあいいよね」

     話はおしまい、とばかりにホワイトボードに向き直ってしまった。うーん……機嫌を損ねてしまったかな。
     ミサキは優しい子だから、長い時間手伝ってくれるのだと思うんだけど……。

    「………………よし」

     ミサキは当番表に意外とまるっこい字で名前を書いていた。なんとなく、嬉しそうだ。

  • 142二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:59:41

    なんとか理由をつけて泊まりたいミサキ書いた
    終電云々はどこいった……?

  • 143二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:18:08

    先生、ミサキにこんな気持ちにさせておいてそのクソボケは通りませんよ…

  • 144二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:34:37

    先生に気づいてもらいたい心と気づいてほしくない心が同時に存在するミサキ

  • 145二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 01:05:13

     シャーレから持ち帰った物資の整理を姫とヒヨリに任せた私は、約1日ぶりの自分のベッドに体を投げ出した。住めば都ならぬ寝れば都なようで、一息つくには十分な寝心地だ。

    「はあ……」

     ……しかし私は、安堵のため息ではなく、自分自身への呆れのため息をついた。
     また、適当な理由をつけて先生の下で一晩過ごしてしまった。先生の優しさに甘えてしまった。
     これきりにしよう。もうこれ以上甘えるわけにはいかない。毎回そう思っても、私はどうしても抗えない。
     先生と一緒にいたい、という気持ちに、抗えないでいる。

    「……はあ…………」

     いっそ、もう先生に会わない方がいいのかもしれない。こんなに心を乱されて、胸が苦しくなるなんて。
     先生は何も悪くないのに、どうしてか先生に当たりそうになってしまう。私にこんな思いをさせるなんて、と。

    「……でも」

     寝転がりながら、枕元に手を伸ばす。ふかふかの感触――先生にもらった、クマのぬいぐるみ。
     宝物をぎゅっと胸元に抱いて、目を閉じる。……別れ際の先生の笑顔が、脳裏に浮かんだ。

    「……私、おかしくなったんだ」

     そう、おかしい。だって。
     もう先生に会いたくなってしまったのだから。
     次はどんな理由で泊まろうか、なんて考えてしまっているのだから。

     先生のせいだ。そうに違いない。

  • 146二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 10:02:07

    あぁ~可愛い〜

  • 147二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:42:48

    さらっとくまぬいを宝物にしてるの胸がきゅーってなる

  • 148二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 12:51:56

    このスレ落ちてから>>61を渋に上げようかと思ってたけど、なんだかみんなが書いてくれて長生きしてるから落ちる前に投稿しちゃった、という報告

    ここまで来たら完走してほしいね

  • 149二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:22:51

    >>148

    それってどこにありますかね…?

  • 150二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:04:30

    本人じゃないから直接貼っていいか分からないけど
    pixivで戒野ミサキで検索したらすぐに出てくると思う

  • 151二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:33:18

    >>150

    出てきました!ありがとうございます

  • 152二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 08:14:40

    >>150

    別に貼ってもいいよ

  • 153二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 14:49:59

    「…………………………」

    「ひ、姫ちゃん。ミサキさんがずっとポッキーとにらめっこしてます」

    「あれはね、『先生とどうやってポッキーゲームしようか』って考えてる顔だよ」

    「そんなピンポイントな顔あります……?」

    「ミサキのことだから先生と2人きりになれる夜中までシャーレに居座って『ポッキーゲームって知ってる?』とか言って先生からやらせようとするんだよ。知ってるんだ私」

    「さすが姫ちゃんですねぇ」

    「……さっきからうるさい、2人とも。そんなこと考えてないから」

    「じゃあ今日は私が先生のところ行ってもいいよね?」

    「それは私の役目だからだめ」

    「だめかあ」

    「もう時間だから出る。姫、ヒヨリ、一応周囲の警戒は怠らないで」

    「うん、わかった」

    「いってらっしゃいミサキさん……あ、ポッキー持って行っちゃいました……食べたかったのに」

    「やっぱりポッキーゲームしたいんだね、ミサキ。ふふふ」

  • 154二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 17:34:47

    可愛いねミサキ

    考えてることが全部読まれてるミサキも可愛いよ

  • 155二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:15:30

    「ミサキさん、今日もバッグにお泊まりセットを詰めてましたよ」

    「そろそろキスくらいはするかな?」

    「いえいえ、おてて繋ぐのが精一杯だと思います」

    「うーんじれったいね……。サッちゃんはどう思う?」

    『お前たちそんなことのためにわざわざ連絡してきたのか……?』

    「サオリ姉さんは気になりませんか? ミサキさんと先生の関係」

    『……気にならないと言えばウソになるが』

    「サッちゃんこの前先生に会ったんだよね。先生からミサキについて何か聞かなかったの?」

    『まあ、よく手伝いに来ているとは。最近は一晩中傍をくっついて離れないと言っていたな』

    「「おお〜!」」

    『おおって……。あまり首を突っ込むなよ、姫、ヒヨリ。ミサキのことは先生に任せておけばいいさ』

    「ミサキさん乙女ですね、かわいいですねぇ〜!」

    「先生押し倒しちゃえ、ミサキっ!」

    『聞いてるのか? まったく……』

  • 156二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 09:44:05

    アツコとヒヨリとサオリがカプ厨みたいになってるのクッソおもろい

  • 157二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 18:10:29

    保護者アリスク

  • 158二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:22:25

     今日も今日とてこんな時間までミサキは手伝ってくれている。資料棚と私の机を何度も往復したり、私のために飲み物を淹れてくれたり、会話は苦手だと言いつつ話し相手になってくれたり。
     とても助かっている反面、やはり夜遅くまで付き合ってもらうのも申し訳なく思う。「気にしないでいい」と彼女は言うけれど、それでもせめて終電の時間には間に合わせてあげたくて無理やり仕事を切り上げたことも何度かあった。

    「やっぱり、私がいると迷惑?」
    "そんなことはないよ、絶対。でもね、やっぱり生徒を遅くまで付き合わせちゃうのは悪いから"
    「…………そっか。いいよ……今日はおとなしく帰る」

     そんな会話をして帰らせた、次の当番の日。ミサキはいつもどおり遅くまで手伝ってくれたが、そこから様子が変わった。
     終電の時間まであと少し、となった頃に、何かと集中し始めたのだ。
     給湯室に籠もったかと思えば私用のコーヒーと自分用のココアをじっくり時間をかけて淹れたり。
     ブルーシートをばさりとオフィスの床に広げたかと思えばなんと武器の整備を始めたり。
     私が譲った物資の確認だと言ってひとつずつゆっくりと種類と個数を数え始めたり。
     まるで時間を忘れたかのように没頭するようになった。私が声をかけても完全に無視を決め込んでいた。そして時間が過ぎると毎回決まってこう言うのだ。

    「ごめん、先生。集中してたら時間忘れてた。終電なくなっちゃったから泊めて」

     ――と。ははぁ、なるほどそうきたか。
     普段生徒たちに朴念仁だのニブチンだの女の敵だの死刑だのなんだの言われてきた私でも分かるぞ。
     ミサキは帰りたくないのだ。……理由までは分からないけど。

     かくして、ミサキが心配で帰らせたい私と何故か帰りたくないミサキとの戦いが始まった!

  • 159二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:30:05

    出たよクソボケ先生

  • 160二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:35:18

    何も分かってへんやんけ〜!

  • 161二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:46:32

    そのうち「ミサキを悲しませるな」ってアリスクが襲撃してきそう

  • 162二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 09:43:26

    保守

  • 163二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 15:57:23

    アズサ「いや、はっきり好きって言わないミサキも悪いんじゃないの?」
    アリスク「それはそう」

  • 164二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 19:48:44

    ミサキも覚悟の準備をする時が来たのかもしれない…

  • 165二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 22:34:57

    ミサキ「……先生、しゅうで――」

    "あ、ミサキ。今日も泊まっていくんだよね? 布団干しておいたからきっと気持ちよく眠れるよ!"

    ミサキ「………………か、帰る!」

    "えっミサキ!? ミサキー!!"


    ミサキ「…………………………」

    アツコ「あのねミサキ。天の邪鬼にも程があるよ」

    ヒヨリ「私も流石にどうかと思います……。というか走って帰ってきたんですね」

    ミサキ「……びっくりしちゃって」

    アツコ「びっくりなのは先生だよ。ミサキに嫌われちゃったって思っちゃうかも」

    ヒヨリ「ちゃんと先生に謝りましょうね……何も知らない先生は辛くて苦しい思いをしてるはずです」

    ミサキ「ど、どうしよう……?」

    アツコ「それはもう先生のことが大好きって告白するしか」

    ミサキ「そんなことできるわけない! いい加減なこと言わないで!」

    アツコ「あっ逃げた!」

    ヒヨリ「重症ですねぇ……」

  • 166二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 23:35:16

    はよくっつけ定期

  • 167二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 09:53:09

    ほんとうに重症だなぁ…

  • 168二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 10:46:05

    好きなこと自体は否定しないミサキさんかわいいですね

  • 169二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 19:48:39

    >>168

    ホントだよく見たら否定してないわミサキ

  • 170二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 20:07:21

    ミサキ、グズグズしてると他の生徒が宿泊しちゃうぞ!

  • 171二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 22:29:13

    >>170

    それ言われた時だけは電光石火の速さで動くんだよね……

  • 172二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:07:59

    >>165

    ミサキ「――先生……誰、その人」


    "ああ、ミサキ。この子は私の大切な子だよ"


    ミサキ「え……」


    "こないだミサキ、私のことを置いて帰ってしまったよね。その後来てくれて、慰めてくれたんだ。傷ついた私のことを愛してくれた"


    ミサキ「え、え……ま、待って。そんな、私、傷つけるつもりなんて……!」


    "傷ついたよ。裏切られた。辛くて、苦しかった。もう君のことはどうでもいいんだ"


    ミサキ「ぇ……や、やだ……まって、待って先生、そんなこと言わないで、いやだ……違う、違うの……本当は、私は先生のことが――!!」




    ミサキ「――先生っ!!」


    ミサキ「……え。…………ゆ、め……?」


    ミサキ「最悪……」


    ミサキ「………………」


    ミサキ「……謝りに、行かなきゃ」

  • 173二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:13:48

    アツコ「じゃあ私が代わりに泊まるね」
    ヒヨリ「い、いえいえここは私が」
    サオリ「いや、私が代わろう」
    ミサキ「……なら私が」
    「「「どうぞどうぞ」」」

  • 174二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:03:44

    ドリフかな???

  • 175二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:00:14

  • 176二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 20:09:58

    >>172

    ミサキ「ごめん、シャーレに行ってくる」


    ヒヨリ「えっ、あ……はい、いってらっしゃい……?」


    アツコ「もう少しうじうじしてるかなって思ったけど……ふふふ。頑張ってね、ミサキ」




    ミサキ「…………」


    "い、いらっしゃいミサキ。昨日ぶりだね?"


    ミサキ「……うん。その……昨日は」


    "昨日はごめんね、ミサキ。勝手に泊まっていくって決めつけて……嫌だったよね"


    ミサキ「っ……違う、先生は悪くないから。……私が悪いよ。いつも色々理由をつけて、先生に甘えてばかりで……。だから……ごめん」


    "……いいんだよ。私は、ミサキが甘えてくれるのがとても嬉しかったよ"


    ミサキ「……先生……。私……私、は。先生が……、先生のこと、が…………す……すっ」


    "うん?"


    ミサキ「………………先生の傍に居るの、嫌いじゃない……から。それだけは本当……」


    "うん、ありがとう!"

  • 177二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 20:18:09

    ヘタレーーーーーッ!!!

  • 178二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 20:20:37

    ミサキは恋愛経験も少ないだろうから仕方ないね…

  • 179二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 21:47:10

    >>176

    ミサキ「ただいま、二人とも」


    アツコ「おかえりなさい。その顔は……ちゃんと謝れたみたいだね」


    ヒヨリ「よ、よかったです……。でも泊まっては来なかったんですね?」


    ミサキ「うん、明日は朝から他の当番が来るみたいで。鉢合わせたら面倒だから」


    アツコ「ふふ、そうだね。ミサキと先生がいちゃいちゃしてるの見たらきっと驚いちゃう」


    ミサキ「え?」


    アツコ「え?」


    ヒヨリ「……え、っと……好き、って伝えたんじゃ……?」


    ミサキ「そ、そんなわけないでしょ。謝っただけ……許してもらえたからよかっ――」


    「「はあああぁぁぁ……」」


    ミサキ「な、なにその反応……!?」


    アツコ「ミサキの意気地なし。ヘタレ。寝取られ体質」


    ミサキ「なんでそこまで言われなきゃいけないの! 寝取られってなに!」


    ヒヨリ「先生も大変ですねえ……」

  • 180二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 22:13:17

    これはアツコ達が正しい

  • 181二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 07:39:31

    >>179

    ミサキ「――先生。コーヒー淹れた……よ……? あれ」


    "ぐぅ……"


    ミサキ「寝落ち……? 仕方ないな」


    ミサキ(あれから、しばらく経って。相変わらず私は先生に甘えて、また理由をつけてシャーレに泊まっていた)


    ミサキ(姫とヒヨリはもどかしいと文句ばかり言ってくるけど、私は先生とのこの距離感を気に入っている。つかず離れず、心地良い関係……だと思う)


    ミサキ(先生だって、たまに泊まってほしいと言ってくるんだから。間違ってない、はず)


    ミサキ「……いいんだよね、先生。これでも」


    "んん…………すぅ……"


    ミサキ「いつか、きっと……先生が起きてるときに、言えるようになるまで」


    "ぐう……"


    ミサキ「待ってて、くれる……?」


    "んー……くぅ……"


    ミサキ「………………好き、だよ。先生」


    ミサキ「いつも、ありがとう」

  • 182二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 07:48:31

    >>181

    (……………………)


    (……………………)


    (……アツコが、『寝たフリしてみて。いい夢が見られるかも』なんて言うから)


    (……ミサキ)


    (私は……)


    (大人がこんなことじゃ、いけないよね)


    (ミサキこそ……待っててくれるかい?)

  • 183二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 07:49:05

    おわり
    だらだら続けてすまんかった

  • 184二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 09:08:02

    >>183

    全然問題ない むしろ面白いss書いてくれて感謝!

  • 185二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 12:14:51

    ちょっと素直になれたねミサキ……

  • 186二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 12:16:08

    おつ。最高のSSでした!

  • 187二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 12:57:12

    このスレももうじき終電の時間なんだな

  • 188二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 13:29:46

    完走乙、良いSSだった……

  • 189二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 18:56:27

    実は両思いだったって感じの先ミサ、いいよね……

  • 190二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 19:33:56

    >>1の宿泊が脅迫に見えてしまってすまない(セイア)

  • 191二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 20:38:07

    次スレどうする?

  • 192二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 21:36:56

    ん、立ったら立ったでまたなんか書くかもしれない
    というかひと月前に類似スレがたくさん乱立してたけど唯一生き残ってるこのスレがすごい

  • 193二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:51:39

    >>192

    それだけ主が良かったってことや……

  • 194二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 00:01:38

    良ssも多くて最高だった

  • 195二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 11:39:30

    良ss感謝の保守

  • 196二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 16:36:55

    この宴ももう終わりだな……

  • 197二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 20:32:40

     早朝の駅のホームは静まり返っていた。マスク越しの空気は冷え切って、彼方まで続く線路は朝もやに霞んでいる。

    "ミサキ、寒くない?"

     始発の電車を待つ私の隣に立ち、お節介にも私の手を握って温めようとしてくる先生。貴方が無理やり渡してきた手袋があるのだから寒いわけがないのに。
     余計なお世話、という言葉の代わりに、強めに握り返してあげた。

    "いてて。……またおいでね"

     毎回そんなことを言う。私が勝手に来て勝手に泊まっているのに、先生は追い返すこともなく受け入れてくれる。
     隣を少し見上げれば、私の知らなかった優しい大人の姿。優しい大人の視線。優しすぎる大人の微笑み。
     今、このときだけは、私だけを見てくれる優しい大人だった。

    "あ、来たね"

     朝もやを切り裂いて、電車がやって来る。キヴォトスの一日が始まる。……先生との時間が終わってしまう。
     終わってほしくないと思うわがままな私は、やはり子どもなのだろう。

    "――寂しいな"

     え。

    "ミサキが帰っちゃうの、寂しいよ"

     頭が真っ白になった。先生は大人なのに。子どもみたいなわがままを言って。私の手を離してくれなくて。当然誰も降りてこない目の前のドアは、誰も乗せずに閉まり、行ってしまって。

    "戻ろっか。朝ご飯、食べよう?"
    「……うん」

     早朝のホームには、優しくてわがままな大人と、思わずその胸に飛び込んだわがままな子どもが、残っていた。

  • 198二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 20:33:20

    ん、またいつか

  • 199二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 20:40:12

    おつ。長い間楽しまさせていただきました。ありがとうございました!

  • 200二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 20:41:49

    200ならクリスマスにまた終電を逃す

オススメ

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