- 1アオバ124/10/20(日) 18:14:32
- 2二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 18:16:20
スレ立てありがとうございます
- 3アオバ124/10/20(日) 18:16:52
【アオバステータス】
主要な部分を載せます
右側が最新
戦闘力62→70
※アームギア装備時89
持久力35→39
耐久力71→83
知力39→42
腕力47
機動力65
政治74
倫理32(悪党に対して) - 4アオバ124/10/20(日) 18:17:42
外見】
160cm
胸は中の上程度、お尻は小さめ
黒髪ミディアム(肩にかかる程度)
一人称 私 本官
ヴァルキューレ警察学校公安局所属3年生
(現在シャーレ仮所属) - 5アオバ124/10/20(日) 18:20:20
- 6アオバ124/10/20(日) 18:34:18
その他装備
・アームギア
エンジニア部が運搬補助用のアームギアを元に、AA-12を片手で運用出来るように開発した。
重さや反動を物ともしない。
自爆機能付き。
・パワードスーツ【カシュティリアシュ】
前Partにてエンジニア部が【アビ・エシュフ】の技術を用いて作製したパワードスーツ。
名前の由来はアビ・エシュフ王在位時、誕生したカッシート人の王朝の王より。
自身に向かってくる銃弾を撃墜するアクティブ防護システムはないが、未来予知にも近い回避性能を持つ。 - 7アオバ124/10/20(日) 18:55:37
現在アオバを取り囲む環境、人物。
・カンナ
Part2より恋人同士であるがなかなか出かけることが出来ない。
アオバの怪我の連絡を受ける度心労が増している、そろそろ限界が近い。
・先生
ゲーム開発部の問題を解決するためにミレニアムに向かう先生の護衛を担当した。
現在は先生の目的も達成され護衛の任務は終了している。
無茶の多い自分を助けてくれる優しい大人だとアオバは思っている。
・ゲーム開発部
先生の護衛の任務中知り合い、様々な困難を乗り越え今ではかけがえのない仲間である。
・エンジニア部
珍しい銃を持っていることから興味を抱かれ、様々な強化をしてもらった。
ウタハからはテスターのような扱い(関係は悪くない)を受け、コトリ、ヒビキからは気に入られている。
・ヴェリタス
その行いに対して思うところはあるが、共に困難を乗り越えた仲間であり、信頼はしている。
・Key
アオバを【Master Key】と呼び、自身の目的のためにアオバを利用しようと企む。 - 8アオバ124/10/20(日) 18:58:18
- 9アオバ124/10/20(日) 18:58:44
- 10アオバ124/10/20(日) 18:59:11
- 11アオバ124/10/20(日) 19:10:34
アオバについてわかっている情報まとめ
・Keyからは【Master Key】と呼ばれ、アリスと同じ技術によって作られた存在であることを告げられる
・ヒマリ、リオは【Master Key】の単語を知っている
前Partにてリオは【Master Key】はアオバであることを確信する
・【Master Key】は滅びの運命を破壊するために作られた鍵である - 12アオバ124/10/20(日) 19:21:09
ストーリー続き
リオ「危険な存在である彼女はいったい何者なのか─その疑問に応えましょう」
リオ「あなた達がアリスと名付けたソレの正体」
─それは「名もなき神」を信仰する無名の司祭が崇拝した「オーパーツ」であり、古の民が残した遺産
リオ「その名も─」
名もなき神々の王女AL‐1S
アオバ「えっ?」
自分の謎についてだけでいっぱいの状態なのに、さらにいくつもわからない単語が出てきて脳が理解を拒んでいる。
アリス「アリスには…理解出来ません…」
ミドリ「私も理解出来ません!というか変な設定をアリスちゃんに付けるのやめてください!お姉ちゃんだけで十分です!」
リオ「配慮が足りなかったわね、ではあなた達にも分かりやすいようにゲームに例えましょうか」
リオ「アリス、あなたは世界を滅ぼそうとする魔王よ」
アリス「ッ!?」
ミドリ「アリスちゃんを悪者みたいに!?言いがかりはやめてください!」
リオ「言いがかりではないわ、実際あなた達は見たのではなくて?あのロボット【Divi:Sion】に触れた時の彼女を」
私は触れる瞬間を、アリスさんが変貌する瞬間を見てはいない。
しかしあの時のアリスさんはまるで別人だった。
そしてあの攻撃的なロボットを従えているように見えた。 - 13アオバ124/10/20(日) 19:23:15
リオ「あなた達の見たモノ、それが真実」
リオ「アリスあなたは仲間に、友に剣を向けた」
リオ「あなたのやったことは悪役のソレよ」
確かに事実だ、だが言い方というものがある。
いつでも立ち上がれるよう準備する、これ以上アリスさんを傷つける言葉を言おうとするならば掴み掛かるくらいはしてやる。
アリス「悪役…魔王…」
ミドリ「アリスちゃん聞かなくていい!」
アリス「それならアリスは…どうすればいいのですか?」
ユズ「アリスちゃん…」
リオ「あなたがいるから起こっていること、つまりあなたがいなくなれば解決するわ」
アリス「いなくなる…?」
リオ「あなたのヘイローを破壊すれば解決する」
ヘイローの破壊、すなわち死─
アオバ「ッ!?あなた!!」
車椅子から立ち上がりリオを黙らせようとした。
しかし前に先生が立ち塞がる。
アオバ「先生!?なぜ邪魔を!?」
先生「"アオバ落ち着いて"」
アオバ「しかし─ッ…」
皆の周りをロボットが囲み、銃口を向けてくる。
先生は皆に傷ついて欲しくなくて止めたのだろう。
しかし、先生の言葉には怒気が含まれていた。
その姿を見て怒りが少し引いた。
先生「"リオ、それ以上の言葉は許せないよ"」
リオ「不快に思われたのなら謝罪を、しかし今は成すことがあるわ」
リオ「美甘ネル、出番よ」 - 14二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:05:57
ネルか...アオバとは訓練した仲だがどうなるか
続きが見られて嬉しいです - 15アオバ124/10/20(日) 20:33:52
名を呼ばれて部室に入ってくるネルさん。
全員「っ!?」
ロボット達だけなら最悪どうにかなった。
しかしこの人がいるなら話は違う。
最低条件のアリスさんを逃がすことすらも叶わない。
アオバ「ネルさん…」
アリス「ネル先輩…」
ネル「…」
リオ「彼女を恨まないであげて、C&Cは私の直属のエージェント、ただ任務を遂行するだけの道具」
リオ「さあアリスを回収しなさい」
ネルさんが一歩前に出る。
皆の身体が震える。
彼女の力を身を以て体験した私もまた恐怖で足が竦む。
パワードスーツはない、故に絶対に勝てない相手。
それでも守らないといけない、アリスさんを、かけがえのない仲間を─
ネル「ふっ─」
周りを一瞥した後目を閉じるネルさん。
リオ「ふっ…?」
ネル「─ざけた事ぬかしてんじゃねぇぞてめえ!!」
二丁のSMGの銃弾がリオに向かって放たれた。 - 16二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 20:50:55
リオも何かしら対策してきてそうだな
- 17アオバ124/10/20(日) 21:40:45
ネルさんがリオを狙って撃った弾丸をロボット達が受け止める。
リオ「ネル、これはどういう事かしら?」
ネル「どういう事だぁ?それはこっちのセリフだ!」
銃口はそのままリオに向け怒りをぶつけるネルさん。
ネル「他人の気持ち踏みにじって何が楽しい!?」
リオ「踏みにじってるつもりも楽しんでるつもりもないわ」
ネル「だろうな!だから余計気に食わねぇ!」
合理性を究極まで突き詰めた思考や行動、間違ってはいない、ただあまりにも他人に冷たい。
感情的に動くネルさんとリオは相性が合わなかったのだろう。
再び発砲。
リオの前方のロボット達は蜂の巣にされ壊れる。
ネル「あたしはこっちに付く、もうてめえに従う義理はねぇよ!」
リオ「そう、なら仕方ないわ」
まるで裏切ることはわかっていたかのような様子のリオ。
リオ「トキ、出番よ」
?「イエス、マム」
アオバ「ッ!ネルさん!!」
ネル「あっ?」
ネルさんの足元に手榴弾が─
爆発する、ネルさんは間一髪直撃は避けたようだが負傷は免れなかった。
ネル「ッ!不意打ちとはいい度胸じゃ─」
続けてフラッシュバン、何者かが背後を取りネルさんが後ろを振り向いたタイミングで放った。
ミドリ「うわっ!?」
閃光が私達の目も焼く。
完璧な不意打ち、直撃し目と耳が封じられた彼女の結末は想像に容易い。
ネル「───」
目と耳をやられた彼女はうつ伏せに倒され、関節を完全に極められ身動きを取ることも叶わない。
?「その状態で動くと腕がおかしい方向に曲がりますよ…聞こえていないのでしたね」
トキ「このような紹介となり申し訳ありません、コールサインゼロフォー、飛鳥馬トキです」 - 18アオバ124/10/20(日) 22:14:27
ユズ「そ…そんな…」
アリス「ネル先輩!!」
リオ「愛宕アオバ、あなたのおかげよ」
アオバ「えっ?」
リオ「あなたとネルの戦闘データ、エンジニア部をハッキングして見させてもらったわ」
リオ「おかげでより良い対策を講じる事が出来た」
私の…せいで…。
アオバ「くっ!ああああ!」
身体に鞭打ち銃を撃とうとする。
しかし─
リオの率いるロボットから放たれた針のような物が私に刺さる。
アオバ「ぐうぅぅぅ!?」
全身に激痛、身体が硬直し受け身も取れず倒れる。
テイザーガン、電流により筋肉を硬直させ対象を無力化させる。
射程の短さやコスト面でヴァルキューレでも採用されなかった兵器だが、まさかここで自分が食らうとは。
アリス「アオバ!?もうやめてください!!アリスここからいなくなります!言うことを聞きますからやめてください!!」
アオバ「ぐっ、ア…リス…」
アリスさんの悲痛な叫び、私の不甲斐なさのせいでそうさせてしまっている。
アリス「お願いします…もう…やめてください…」
リオ「…わかったわ」
リオ「ただ愛宕アオバ、あなたも連れて行く」
アオバ「ッ!?」
先生「"リオ、やめるんだ…"」
リオ「安心して先生、彼女には手を出さないわ、ただ大人しくしてもらうだけ」
リオ「確実に事を進める為に、ヒマリが言っていた切り札には黙ってもらうだけよ」 - 19二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 22:17:30
ヒマリもMaster Keyについては知ってる感じだったけな
- 20二次元好きの匿名さん24/10/20(日) 23:08:21
マスターキーの名称以外はほとんど知らないが故だから連れていく方向性にしたんだろうけど、本人達は知らないからしゃーないけどアオバにはkeyのバックドアがあるからなぁ…ただ黙らせるだけだとな感じが…
- 21アオバ124/10/21(月) 05:39:59
目が覚めるとそこは牢屋であった。
あの後私はアリスさんと共に連れて行かれた。
ネルさんの屈辱に歪む顔、ミドリさんやユズさんの悲しみの表情、困惑とわずかな怒りを見せる先生…。
それらが頭から離れない。
乗り物に乗せられる前、何かを嗅がされたと思ったら意識はなくなり、目が覚めたら牢屋。
アオバ「こんな事ばっかり…」
最近は良く意識を失ってばかりだ。
自身の無力に嫌気が差す。
だがアリスさんを助けることを諦めたりはしない。
まずはここを脱獄する。
アオバ「何で警官の私が脱獄なんて…まぁ悪い事なんてしてないですが」
大人しく沙汰が下るのを待つつもりはない。
牢屋の鍵を見る。
出るには電子ロックとアナログの鍵の2つのロックを解除しないといけないらしい。
良いセキュリティをしている、皮肉だが。
アオバ「いったいどうしたら─」
─その時全ての電気が消えた。 - 22アオバ124/10/21(月) 05:41:05
皆さんのおかげでPart4まで続いていますありがとうございます!
夜遅くに再開します。 - 23二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 08:06:56
- 24二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 14:59:25
モモイ復帰してからの作戦開始時の辺りか
- 25アオバ124/10/21(月) 21:38:29
ストーリー再開
アオバ「誰か!?誰かいませんか!」
突然の停電、辺りは真っ暗になり何も確認出来ない。
電子ロックは無効になったが、もう一つは銃でもないと開けることは出来ない。
現在銃は取り上げられているので、結局出ることは叶わない。
アオバ「暗いと何も見えないので明かりだけでも付けてください!」
?「静かにして」
すると奥から声が聞こえた。
リオや、彼女の護衛だったトキの声ではない。
そしてミレニアムの皆の声でもない。
アオバ「えっと─うえぇぇッ!?」
現れたのはファスナーがついたブラジャーという破廉恥な衣装をした少女だった。
?「静かに、敵に気づかれる」
アオバ「あ、すみません」
インパクトが強いが、うん今はそれは置いておく。
しかし彼女は味方なのか、リオ側の敵なのか─
?「鉄格子から離れて」
言われた通り離れると、少女はショットガンを撃ち鍵を壊す。
アオバ「あなたはいったい─」
エイミ「私は和泉元エイミ、ある人を救助するついでに助けに来た」
アオバ「ありがとうございます、それで─」
エイミ「やっぱり来た」
アオバ「来た?何がです?」
エイミ「ゆっくり話す時間はないから、戦闘しながら話すね」
アオバ「戦闘って─」
エイミさんが向いている方向、そこからロボットの群れが現れる。
それは─あの時のアリスさん?が率いていたロボットだった。 - 26二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 21:49:15
エイミが助けに来てくれたのか
リオのAMASではなくKeyの無名の守護者か
Keyはすでにハッキングを開始してる段階か - 27アオバ124/10/21(月) 22:07:55
アオバ「そんな、何でここに…」
エイミ「はい、コレ」
エイミさんから私の愛銃が手渡された。
アオバ「おお、ありがとうございます!これで戦える」
エイミ「それじゃあ行くよ」
混乱の最中、状況整理もままならず戦闘に入る。
私とエイミさんのショットガンによってロボットは簡単に撃破出来る、しかし数が多い。
エイミ「リロード」
アオバ「カバーします!」
エイミ「─それで、この状況になった理由は私にもわからない」
アオバ「─リロードします、そうですか…」
エイミ「ミレニアムからアリスとあなたを助けるために来た彼女達の戦闘に紛れてヒマリ部長を救助することが本来の目的だった」
アオバ「ヒマリ…テロの主要人物…」
となるとエイミさんも本来の意味で味方なのか怪しくなる。
エイミ「えっ?テロ?」
様子を見るにエイミさんは彼女の行った事を知らないようだ。
アオバ「あれ?あなたは知らないのですか?」
エイミ「部長が会長にちょっかい掛けてたのは知ってるし、ミレニアムでテロがあったのは知ってるけど…」
アオバ「というかヒマリさんはここに捕まっているのですね」
エイミ「ちょっかい掛けてたのが会長にバレたみたい」
ちょっかい、あの回避システムの技術漏洩の件だろう。 - 28アオバ124/10/21(月) 22:31:14
エイミ「話が反れた、本来はタイミングを見て救助するはずが、そんな事態じゃなくなった」
アオバ「コイツら…ですね」
エイミ「突然湧いて出てきたから、何事かと思って驚いちゃった、会長のロボットではなさそうだけど」
アオバ「詳しく説明すると長くなりますが、アリスさん…彼女が率いているロボットです」
エイミ「…一旦部長を救助、ミレニアムまで退避して事情を把握することから始めないと」
アオバ「それではアリスさんはどうなるのです!?」
エイミ「あなたの話だとこのロボットを仕向けているのはアリスということになる。接触するのは危険」
エイミ「それにエリドゥ、この施設の中枢に会長とアリスは居る、簡単に辿り着ける場所じゃない」
エイミ「ミレニアムに戻って皆と改めてアリスを救う、その方が成功確率は高い」
アオバ「ッ…」
今はエイミさんの言う通りにしたほうが良さそうだ。 - 29二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:32:30
装備の補充と作戦の立案かな
- 30アオバ124/10/21(月) 23:06:05
エイミ「もうすぐ会えると思うけど」
タブレットを確認しヒマリさんの位置情報を頼りに進む私達。
すると─
?「ようやく来ましたね」
そこにはベットに腰掛ける白い髪の少女。
?「あなたが愛宕アオバさんですね?」
アオバ「あなたがテロ計画の容疑者明星ヒマリですね?」
ヒマリ「…えっと、そこは『なぜ私の名を!?』とか『あなたはいったい誰ですか!?』みたいなセリフがくるのを期待していたのですが…」
アオバ「今更私の名を知っているだけでは驚きませんよ」
ヒマリ「コホン…では改めて自己紹介を、ミレニアムが誇る超天才清楚系病弱美少─」
ドンッ!
エイミさんがショットガンで鍵を壊す。
ヒマリ「エイミ?今大事な自己紹介を─」
エイミ「してる暇はないから逃げるよ」
ファイヤーマンズキャリー、負傷者を運ぶ際に担ぎながら比較的早く移動することが出来る。
ヒマリ「ちょっ…エイミ!?もっと優しく!雪の結晶を扱うように─」
エイミ「アオバさん、前方はお願いするね」
アオバ「わかりました」
…なんだかうるさい人が加わった。
ヒマリ「せめてお姫様抱っこ─ですから激しく動かないでください!」 - 31二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 00:36:28
ヒマリ可愛いな
- 32アオバ124/10/22(火) 06:22:33
今日も遅くに再開します
- 33二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 08:08:18
- 34二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 16:59:58
とりま脱出へ…
- 35アオバ124/10/22(火) 19:15:36
保守、コメありがとうございます!
再開します - 36アオバ124/10/22(火) 19:16:59
建物の外に出た、出口の先は中央が開けた広場だった。
しかしそこに─
ヒマリ「リオ」
リオ「…」
なんとリオもいた。
ヒマリ「なぜあなたがここに居るのです?この状況はなんなのです?」
リオ「…AL-1Sにエリドゥを乗っ取られた…」
ヒマリ「!?」
アオバ「アリスさんが!?」
リオ「都市はすでに私の制御下を離れ少しずつ形を変質させているわ…」
リオ「私のAMASやアバンギャルド君もハッキングされている状況よ、今トキに対処させているけどエリドゥの支援無しでは長くは持たない…」
アオバ「あのロボット達はいったい…」
リオ「AL-1Sが【Divi:Sion】の群れを呼びエリドゥの周りに集結させている、エリドゥを完全に掌握するため、確実に私達を排除するためね」
リオ「時間がない、秘密の地下通路の場所を案内するわ、皆はそこから逃げなさい」
ヒマリ「あなたはどうするのです?」
リオ「…この事態を引き起こした責任を取りに行くわ」
Key『させません』
スピーカーからKeyの声が聞こえると同時に建物の壁を突き抜け何が現れる。
アオバ「なっ!?」
リオ「…トキ!?いったい何が─」
トキ「リオ様…申し訳ありません、逃げてください…」
パワードスーツに身を包むトキさんが力なく喋る。
ダメージを受けているようだ。
アームに付いたガトリングガンの銃口が片方をリオに、もう片方をヒマリさんに向ける。
嫌な予感がする。
私の身体はリオの方に走っていた。
トキ「アビ・エシュフの…主導権を奪われました…」
─ガトリングガンが獲物に向け唸りをあげた