【ウマ娘、読書】ゼンノロブロイが馬に関する本を紹介するスレ【オススメ本、あります!】

  • 1図書委員21/09/10(金) 22:32:14

    あの……どうも、トレセン学園図書委員のゼンノロブロイといいます。
    ここでは私自身が読んだ、競走馬関係の本を皆さんに紹介していけたらと思います。ですが一応…「ウマ娘が競走馬を認識しているのはいいのか」といった世界観的なことには、ちょっとだけ目をつむっていただければ嬉しいです。

  • 2図書委員21/09/10(金) 22:34:02

    皆さん、本はお好きですか? 普段はあまり読書なさらない方もいらっしゃると思うので、煩雑にならないように気をつけて紹介していきたいです。気になった本があれば、ぜひ! ご自分でも手にとって下さいね!
    それと、これはあくまで個人的な感想になりますが、紹介する本にはそれぞれ【良書度】と【ウマ娘度】を★5段階評価でつけさせていただきました。
    【良書度】は読み物としての面白さや読みごたえ、【ウマ娘度】はウマ娘のモデルとなった馬の掲載度合いによるものです。本を探す際の参考にしていただけると嬉しいです。
    それと、皆さんもオススメのウマ本があれば途中でもいいので、ぜひ! 教えて下さい! 

    それでは早速紹介していきます。……オススメ本、あります!

  • 3二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 22:34:23

    期待

  • 4図書委員21/09/10(金) 22:34:52

    『名馬を読む』シリーズ(江面弘也 著)
    【良書度】★★★
    【ウマ娘度】★★★★★

    さあいきなり来ました、【ウマ娘度】堂々の★5です! マルゼンスキー、ミスターシービー、シンボリルドルフ、あっ敬称は省略させていただいてます順不同ですオグリキャップメジロマックイーントウカイテイオーナリタブライアンタイキさんエルさんオペラオーさんウオッカさん! シリーズ1巻目だけで11頭ものウマ娘モデル馬が登場ですもちろんそれ以外の名馬も充実のなんと全32頭!(早口)
    はぁはぁ……ちょっと興奮し過ぎましたが……様々な名馬のエピソードを紹介するといった形式の本です。1頭ずつ章立てされて書かれていて文章も分かり易く、ウマ娘ファンの方なら誰にでもオススメできますね。
    欠点は…多数の名馬を網羅した反面、1頭1頭にあてたページ数はどうしても少なくなっています。そのため、名馬の一生を掘り下げる…といった形にはなっていません。入門書として読んで、気になった馬については別の本を探して調べるといった形がいいと思います。
    とはいえ、やはり多くのモデル馬を収録しているのは大きな魅力です。シリーズ2巻、3巻でもさらにモデル馬が登場しますし、それ以外の馬についても興味を持つきっかけになるかもしれませんね。
    近年のシリーズなので書店で探すのも比較的簡単です。ただ…ハードカバーの本で1冊1,800円ぐらいするので…古本屋や図書館で探してみるのがいいかもしれませんね。

    余談ですが、このシリーズで印象的だった内容に【シンボリルドルフの走りは強さを、マルゼンスキーの走りは大きなスケールを感じさせる】【その強さとスケール感を併せ持った馬を近年に見られるとは思わなかった】というものがありました。
    前後の文脈から、その近年というのが私(ゼンノロブロイ)の現役時期だったので「えっ!? いえいえそんな私なんてまだまだですよ!」って思ったんですが。
    ……そうですよね、これ次の年代の某ディープな衝撃さんの話ですよね……。ありますもんね、強さとスケール感……。
    でも明言はされてないのでもしかしたら私……いえ、何でもありません……。すみません、本当にすみません地味で……。

    えー、さて。それでは次の……オススメ本、あります!

  • 5二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 22:36:27

    ぶっちゃけウマ娘から入った競馬初心者の入門書レベルならダビスタの攻略本が一番オススメっすよ

  • 6図書委員21/09/10(金) 22:37:40

    『銀の夢  オグリキャップに賭けた人々』(渡瀬夏彦 著)
    【良書度】★★★★★
    【ウマ娘度】★★★★
    『シンデレラグレイ』でおなじみのオグリキャップ先輩、そのモデル馬の生い立ちから引退後までを詳細に追ったルポルタージュです。
    オグリキャップは一つの時代を築いた名馬、押しも押されもせぬアイドルホース! というわけでさすがに関連本は数多く出版されています。ですが今回、私が読んだオグリキャップの本はこれ一冊だけです。
    ……もうはっきり言います! これです! この一冊です! オグリさん関連本はこの一冊で決定です! 
    冒頭にいきなり運命の有馬ラストランの章! もうオグリは終わった…そんな空気の中しかし競馬場に溢れかえるファン! その終わったはずのオグリをそれでも見に! 
    関係者の張り詰めた空気! はるばる北海道から応援にきた故郷の牧場のオーナー! 先に引退したライバル陣営はむしろ温かい言葉をかける! 
    そして出走……からのまさかの大勝利!! 沸き立つ競馬場! 大興奮と祝勝ムードの中、慌ただしく作業に入る関係者! そんな中、著者はオグリの生い立ちに想いを馳せる……という導入から、オグリキャップの生い立ちから引退後までを描いていく、という構成です。
    もうこれだけでですね、素晴らしいのが分かりますね構成の妙が光ると言いますか一番大事な所を一番最初に持ってくるこのぜいたくさ、ですがその後の内容も丹念な取材の跡がうかがえる詳細なルポで決して竜頭蛇尾に陥らないというのがまた……はぁはぁ…。

  • 7二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 22:38:15

    ふむ
    続けて

  • 8二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 22:38:24

    面白そうなスレ

  • 9図書委員21/09/10(金) 22:39:14

    (銀の夢 続き)
    とにかく、詳細かつ丁寧に描かれた名馬一代記にして名馬をめぐる人々の群像記、と言いましょうか。読みごたえという点では抜群です! 文句なしの良書度★5! 
    もちろんタマモクロスや三強メンバー、ヤエノムテキ、メジロアルダン……敬称略です、などなどシングレでおなじみの方々のモデル馬も登場しますし、そちらの陣営への取材も精力的に行なわれています。その点でも楽しめますね。
    オグリキャップという馬に焦点を向けつつ、騎手、生産牧場、馬主、調教師、装蹄師、厩務員、他陣営、市井のファン、そしてオグリファンである著者……「オグリキャップが作り出した時代そのもの」を活写している、と感じました。
    ただ……誰にでもオススメできるかというと難しいところです。まず、すごく…長いです。ハードカバーですがちょっとした国語辞典ぐらいの分厚さがあります。私は図書館で借りましたが、貸し出し期間中に読み切れず借り直しました…。
    またサブタイトルのとおり、オグリキャップをめぐる人々にも大きく焦点を当てています。もちろん素晴らしい掘り下げなのですが…ウマ娘から興味を持たれた方の多くは、その辺りは退屈に感じられるかもしれませんね。その点を考慮してウマ娘度は★4とさせていただきました。
    さらに言えば、オグリキャップという馬そのものや、レースに焦点を当てるという点ではもっと掘り下げる余地があるのかもしれません。その辺りは別の本を読んでみるといいかもしれませんね。この一冊でいいなんて言っちゃいましたけど…私も今後、別の本も探してみようかと思います。

    全くの余談ですがウマ娘アプリ配信当初の頃、この本は古本サイトで200円ぐらいでした。最近見ると8,500円ぐらい……これがバブルなんですね、マルゼン先輩…(遠い目)。

    とにかく、この勢いで行きます……オススメ本、あります!

  • 10図書委員21/09/10(金) 22:45:20

    『馬の瞳を見つめて』(渡辺はるみ 著)
    【良書度】★★★★
    【ウマ娘度】★★
    「愛されブロンズコレクター」「いつまでも名脇役ではいられない」でおなじみのナイスネイチャさん、そのモデル馬の生産牧場に嫁がれた女性が著者です。
    著者の動物愛と牧場での生活、ナイスネイチャら生産馬との触れ合いが描かれるほのぼのとした本……です、はい。
    はい……ほのぼのとしています、部分的には。
    牧場生活の大変さを描くという点でもほのぼのとはしていられません(何しろ生き物相手です、仕事しなくていい日というのは基本的にありません)が。それ以上に凄絶なのが。著者の、「馬の生死」への向き合い方です。
    …………大変重い話になって恐縮ですが。競馬界では日々多くの馬が走っています。当然、彼らも年齢を重ねれば引退します。好成績を収めた馬や良血統の馬は、牧場のシンボルとして大事にされたり繁殖馬となるわけですが。
    ……そうでない大半の馬は? 

  • 11図書委員21/09/10(金) 22:47:02

    (『馬の瞳を見つめて』、続き)
    ……実際のところ、全ての引退馬をその生涯にわたって養うということはまず不可能でしょう。著者もそのことを理解した上で決意します、――うちの牧場で産まれた馬は、引き取ってのびのびと余生を過ごさせよう。そして死ぬときは苦しまずに――と。
    著者によれば当時、屠畜される馬の中には安楽死の処置を施されないケースがしばしばあったそうです。そのことに衝撃を受けた著者は、せめて自分の牧場で産まれた馬は引退後引き取ろうと考え、引退馬用の放牧地を設けますが。
    著者の牧場は中小牧場です、予算も土地も限りがあります。そして引退馬は数多くいます――馬を生産して売るのが生産牧場の仕事ですから――。
    短い間ではあるけれど、引き取った引退馬にはのびのびと余生を過ごさせ。美味しいものをたっぷりと食べさせ。そして……次の引退馬を引き取るために、元気なうちに安楽に死なせる。それが、著者の選択でした。

  • 12図書委員21/09/10(金) 22:49:15

    (『馬の瞳をみつめて』、続き)賛否は分かれるところだと思います。著者が安楽死を依頼した獣医にも、嫌悪感を示す方と理解を示す方とがいらっしゃったそうです。ですが、これが著者のぎりぎりの選択だったのでしょう――もちろん経済的には、一円の得にもならないどころか相当の出費を伴う選択です――。
    それでも、それを実行したということに、著者の選択の意味があるのではないでしょうか。この本はきっと、人から馬への凄絶な愛のモニュメントなのではないでしょうか……そんなふうに感じます。
    著者はその後も、引退馬支援のため精力的に活動したと語られています。
    そして、年代的に本の中では語られていませんが。皆さんの記憶にも新しいと思います、ナイスネイチャ・伝説のバースデードネーション! 3,500万円を越える額が、引退馬支援のための寄付として集まりました! ばんざい! 
    著者の方も大変喜ばれたそうですね。ナイスネイチャ先輩、先輩は最高にキラキラした最高のウマ娘です! 
    …まあ、普通に考えても有馬5年連続出走かつ生涯獲得賞金がトウカイテイオーさんと五分五分という超エリートホースなんですけどね…この本の中でも他の牧場の方に「渡辺さんち(の生産馬)にはナイスネイチャがいるから」とうらやましがられていた、と書かれていました。

    そんなこんなで悲喜こもごもですが。行きましょう、オススメ本、あります!

  • 13二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 22:50:52

    やめい!
    ロブロイちゃんだって英雄譚読むときに捕虜の処遇まで丁寧に描写されたら嫌やろがい!

  • 14二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 22:51:25

    調べたけど中古がめっちゃ高騰してる!
    年代的に電子もないだろうしなぁ

  • 15図書委員21/09/10(金) 22:53:44

    >>13

    退かぬ、媚びぬ、一応顧みはする……。こと本に関する限り、トレセン学園図書委員にバックギアは存在しません。

  • 16二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 22:54:12

    ウマ娘来るまで全然競馬とか馬関係知らなかったからすごい為になるスレだ…

  • 17図書委員21/09/10(金) 23:00:33

    『またも負けたか100連敗  負けるが勝ち! ハルウララ物語』(岡本弘 著)
    【良書度】★★
    【ウマ娘度】★★★

    不撓不屈の113戦、たった一度の勝利もなく、それでも皆が夢中になった。ご存じ、ハルウララさんのモデル馬を描いた本です。
    詳細なルポというよりはファンブックといった感じでしょうか。ハルウララそのものだけでなく、高知競馬場の紹介、担当調教師や厩務員の方々、仕掛け人となった広報担当の方への取材もなされています。気軽に読める本ですが、もう少しハルウララの写真が載っていたら嬉しいかな、とも思いました。
    個人的な意見ですが、オグリキャップが「時代を創ったアイドルホース」なら、ハルウララは「時代に望まれたアイドルホース」ではないかと思います。
    バブル期前後という波に乗った時代の中、一戦一戦をドラマチックに魅せていくオグリキャップ。「負け組」という言葉が流行した不景気の中、一勝もできずとも、皆応援せずにいられなかったハルウララ。当時は「負け組の星」という呼ばれ方もありました。
    実力勝負のプロスポーツの世界で弱い馬の人気が膨れ上がるのはいかがなものか、といった意見ももちろんあってしかるべきですが。暗い夜にこそ星が輝くように、その時代だからこそ輝いた負け組の星……そんな存在が必要だったのではないでしょうか。

    さあ次も行きます! オススメ本、あります!

  • 18二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:01:05

    『名馬を読む』どんな馬がいるかを知る入口にはなるんだけど、馬の戦績とかよりも周りの人々に焦点がいってることが多くて少し思ってたのと違ったんだよなぁ。

    正直、ニコ百の競走馬記事が面白かったりする(編集者の偏見が強いこともあるけど)

  • 19二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:02:40

    >>18

    競馬ファンならある程度知ってるであろう情報を改めて書くことってあんま無いからね

    だから上でダビスタの攻略本すすめた

  • 20二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:04:50

    >>18

    タキオン推しだからタキオンの章がほとんど生産牧場の話しで微妙な顔になった。

    いや、興味深い話ではあるんだけどねぇ……。

  • 21図書委員21/09/10(金) 23:07:10

    >>18

    私が言うのもおかしいかもですが……正直、競走馬関係の本を読みだしたのは最近のことです。

    確かにニコニコ大百科さんの記事いいですよね。私としてはオペラオーさんやキングさんの、騎手の方との絆というか縁が、なんかいいなぁって……

    そうか…これが尊みなんですね、デジタルさん……。

  • 22二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:07:14

    世界の大種牡馬を現役時代から細やかに解説する20か30年前ぐらいに出版された辞典みたいなのがあって、それオススメしたいんだけど名前を思い出せない……
    こんなことなら内容纏めておくんだった

  • 23図書委員21/09/10(金) 23:08:20

    >>22

    それはすごそうな…名前分かればぜひ教えて下さい!

  • 24図書委員21/09/10(金) 23:09:19

    『旅路の果ての名馬たち』(吉永みち子 著)
    【良書度】★★★★
    【ウマ娘度】★
    テンポイント、ヒカルイマイ、トウメイ、テンメイ、プレストウコウ……ウマ娘から入られたファンの方にはなじみのない名前ですよね。ウマ娘でいえばマルゼンスキーさんと同世代かさらに以前の名馬たちを追った本です。
    ウマ娘と直接関連のある馬は出てこない(マルゼンスキーのエピソードが少しあるぐらい)ため、ウマ娘度は★1とさせていただきましたが…独特の深みを持った作品です。
    この本の特徴的な点は、まさに「旅路の果ての名馬」――馬たちの生い立ちから「引退後」にまでスポットを当てた点です。

    親子孫の三代にわたる苦難の果てに三強の一角となるも、大怪我による闘病の末亡くなった馬――。二冠を制するも馬主の名義貸し問題のため、三冠への挑戦を断たれた馬はアテ馬(繁殖の補助作業馬)として、ファンの支えを受けながら静かに暮らしている――。暴れん坊の女傑は引退後、新参馬にも先をゆずるほど大人しくなった――。マルゼンスキーに惨敗した馬はその後菊花賞を獲り、やがて海外へ渡り繁殖馬となる――。
    ……ここに描かれているのはどれも、ヒーローの物語ではありません。順風満帆とはいえない、むしろいつも苦難ばかり。それでも周りの人たちに愛され支えられ、自分の道を懸命に歩んできた。そんな、競走馬のエピソードという枠を越えた「人生の縮図」というべきものが垣間見える、そんな本です。

  • 25二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:10:17

    >>22

    違うかもしれないけどこれなら読んだことある

  • 26図書委員21/09/10(金) 23:11:07

    (『旅路の果ての名馬たち』、続き)
    特に印象深かったのは、テンメイの引退時のエピソードです。
    引退後のテンメイは個人所有の種牡馬として引き取られることになったのですが。実はその後、種牡馬登録をせずに地方競馬場で走っていることが判明しました。
    後援会の方たちは新しい馬主の方に抗議を重ねました。最終的には後援会が安く譲り受け、テンメイが生まれた牧場に預けることになったのですが。
    後に後援会のうち、一人の方がこう語っています。
    「テンメイを水沢(競馬場)で走らせたものだから、世間にずいぶん誤解されてしまったけど、(馬主の方は)とても馬の好きな方でね。しょっちゅう水沢までテンメイに会いに行ってたし、話をするときにテンメイちゃん、テンメイちゃんって言うんですよ」
    「担当の厩務員さんも、情の厚い方でね、テンメイを本当にかわいがってくれてました。何度か水沢競馬場に顔を見に行っているうちに、テンメイにとって水沢競馬場で過ごした三年間は幸せだったのかもしれないと思うようになったんです」

    ……契約上の問題の良し悪しについては、ここでは判断できませんが。種牡馬にせず地方競馬に移していたことは、馬自身にとって良かったのでしょうか? 悪かったのでしょうか? ――そもそも走ることは競走馬にとって幸せであるのか、という問いにも結びつきますが――その問いには、答えは出ないのでしょう。あるいはこの後援会の方が語ったように、答えの移り変わり得る問いなのではないでしょうか。
    ……すみません、まとまりのつかない内容になってしまいましたが…名づけがたい感情が湧いてくる、そんなエピソードでした。

    さて、次でいよいよラストです……オススメ本、あります! 

  • 27図書委員21/09/10(金) 23:13:40

    >>25

    ありがとうございます、チェックしてみます!

  • 28二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:14:49

    >>27

    ロブロイちゃんには割とおすすめ

    でもウマ娘度は0.2くらい

  • 29二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:17:27

    俺がつい最近読んだ奴は出ないだろうけど一応終わるまで待機

  • 30図書委員21/09/10(金) 23:26:02

    >>29

    何ていう本ですか? ぜひ教えて下さいね!

  • 31図書委員21/09/10(金) 23:28:50

    『競馬の“言葉力”』(関口隆哉、宮崎聡史 著)
    【良書度】★★★★
    【ウマ娘度】★★★★
    レース実況、名馬評、騎手や調教師の発言、文豪の残した競馬への格言…様々な「名言」から競走馬や騎手らのエピソードに迫る本です。
    ウマ娘関連では、敬称略でマルゼンスキー、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ウオッカ、ウイニングチケットに騎乗した柴田騎手など。
    トレセン学園モットーでおなじみの「一着はエクリプス、他の馬はどこにもいない」などなど、ウマ娘の作品内に取り入れられている名言やエピソードのルーツを探す楽しみ方ができますね。また、多くの方にはなじみの薄い海外馬に関する名言も多く、興味を広げることができると思います。

  • 32図書委員21/09/10(金) 23:30:09

    (『競馬の言葉力』、続き)
    取り上げられているのはどれも素晴らしい言葉なのですが、一つ選ぶとしたらこれでしょうか。

    「大地が、大地が弾んでミスターシービーだ!」
    ミスターシービー三冠達成の菊花賞、ラストスパートの際の実況(杉本清アナウンサー)です。
    大地が! 弾んで! ミスターシービー! ですよ、大地が! 弾んで! ……もうですね、素晴らしいとしか言えませんね伝わってくるこの躍動感! それをこれだけ簡潔な文章で、いいえ簡潔だからこそダイレクトに伝わってくる力強さ! 迫りくる足音が、地面の揺れさえも感じられそうなまさに名文章しかも実況でこれをとっさに言えるアナウンサーの方のセンスは本当に最高ですねこの後も「史上に残る三冠の脚、史上に残る三冠の脚だ! 拍手が湧く! ミスターシービーだ!」と名調子が続くわけではぁはぁ……。
    ……とにかく。「人気のシービー、実力のルドルフ」とも言われたミスターシービーさんのレースは観客を湧かせるとの定評があります。ウマ娘としてどんな描き方がなされるか、育成実装が楽しみですね! 
    ……というか、私も育成実装まだですね、はい……。あの、皆さんの後で、後でいいので、忘れずに実装して下さいね……。

  • 33二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:33:15
  • 34二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:34:56

    ウマ娘度は少ないけど丸善ライブラリーから出ている遠山彰さんが書いている『日本ダービー物語』という本は中々にオススメ。
    ウイニングチケットまでのダービー馬の中で著者が印象に残ってるダービー馬を当時の回顧を含めて紹介している
    トキノミノルやシンザンなど、ウマ娘をやっていると話に出てくる馬の時代を手軽に知れるから面白いよ

  • 35二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:35:34

    せっかくの競馬本紹介すれなので私もオススメ(というか読んだことある本)を2冊ほど

    『平成フラッシュ馬ック』(飯塚クニオ)
    平成に活躍した馬をその年の世相と絡ませながら紹介した本。ウマ娘に登場したキャラも多くいるが、一頭あたり見開き1ページ分くらいしかないので内容は薄め。それでも平成の名馬を知る入口にはなるかと。

    『おがわじゅり的 21世紀名馬列伝!』(おがわじゅり)
    文字ばっかりの本は読めないんだよ!というトレーナーにはこちら。漫画で21世紀の名馬を紹介していくスタイルで読みやすい。ウマ娘関係ではアグネスタキオン、アグネスデジタル、ウオッカ、ダイワスカーレット、エイシンフラッシュが紹介されてる。

  • 36二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:36:54

    >>33

    (リュージにやられちまったか…)

  • 37図書委員21/09/10(金) 23:38:42

    >>33

    ありがとうございます! オペラオーさん関連は気になるので探してみます!

  • 38図書委員21/09/10(金) 23:41:52

    >>34

    ありがとうございます! ダービーはウマ娘関連でも様々にピックアップされている話題なので気になりますね。マルゼンスキーさん関連の大外でも構わない云々だとか、アプリメインストーリーのウイニングチケットさんの章だとか…。

  • 39二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:42:03

    当時のサイレンススズカに熱狂してた人たちってこんなんだったんだってのを知る為に読むのはオススメ
    ただし著者も作品中に出てくる人物たちも悪い意味で酔ってる
    作者に関してはこれ読み終わってから調べてくれ

  • 40二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:43:47

    ロブロイちゃんおっつおっつ
    競馬の言葉力はサラブレbookだけあってエンタメとしては一番おすすめ
    せっかくなんで名馬物語もすすめておこう、画像のやつがロブロイちゃん載ってるやつ

  • 41二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:47:15

    >>36

    (とか浅ェこと思ってンだろうなァ ……)


    いや、煽り抜きでこの本は和田竜二メインじゃないのよ

    オペラオーを取り巻く環境がどれだけ奇跡みたいな道筋なのかとか読むと分かる

    何しろ30ページ読んでも1ページ目以外はオペラオーのオの字も出てこねぇってか、オペラオーが生まれる30年位前から物語が始まるんだわ


    正直史実のオペラオー語るなら原口さんとか知らん人は何も言えんレベルだとこの本読んで認識させられた

  • 42図書委員21/09/10(金) 23:47:24

    >>35

    なるほど、漫画関連は未チェックでした。『みどりのマキバオー』『たいようのマキバオー』は大好きですが…ここで書こうかとも思いましたがさすがにフィクションなのでやめておきます…。

  • 43図書委員21/09/10(金) 23:49:00

    >>39

    ありがとうございます! 

    本も馬も、人を酔わせることができるならそれが最上です!(酔っ払っていいとは言ってない)

  • 44図書委員21/09/10(金) 23:50:47

    >>40

    ありがとうございます! 表紙の馬はカスケードみたいで格好いいですよね(自画自賛)!

  • 45二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:52:13

    競走馬の経歴や運命を知るのにはニコニコ大百科やWikipediaでも割と楽しめるんだよな。競馬関連で「秀逸な記事」になってるのもあるし。
    ただ、一頭の競走馬や時代にフォーカスを合わせた本はそれ以上の価値を得られる。

  • 46図書委員21/09/10(金) 23:55:15

    (まとめ)
    …ということで、競走馬をテーマとした本を私なりに紹介させていただきました。少しでも興味が湧いた方がいて下されば嬉しいです。
    また、様々な名馬本を教えて下さった方々、本当にありがとうございます! チェックしてみますね!

    今回紹介させていただいた本の中にはかなり古い作品もあります。古書として値段が高くなっているものや、図書館で表の書棚に置かれず、書庫内に収蔵されている場合もあります。図書館で探す際は検索端末で調べるなどして、書庫にあれば司書の方にお尋ね下さい。

    紹介させていただいた中で、特に一つオススメというと……どれもそれぞれに素晴らしいのですが、あえて選ぶとするなら『競馬の“言葉力”』でしょうか。複数のウマ娘モデル馬が取り上げられていることや読みやすさ、また、最近の本なので書店で手に入れやすいという点も見逃せません。
    ただ、『銀の夢』『旅路の果ての~』の重厚さ、『馬の瞳を~』の唯一性、『またも負けたか~』のポップさ、『名馬を読む』の広範さ…どれも素晴らしいです。
    皆さんもオススメの名馬本があればぜひ教えて下さい! 

    それではこれで。トレセン学園図書委員、ゼンノロブロイがお届けしました。





    ……育成実装待ってます(小声)。

  • 47二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:56:24

    ロブロイちゃんがきたらタマ貯金崩して回すぞ!

  • 48二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:57:41

    因みになんですが、『運命に噛み付いた馬』のおすすめ度はどれくらいなんでしょう?

  • 49二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:58:33

    まとめ終わったからついでにおすすめ馬券本載せとく
    ちょっと古いからデータ違うけど特にルメールの傾向はまだ参考になるぞ

  • 50二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:59:12

    あと一冊だけおすすめ本を寄贈させてほしい

    『シービスケット あるアメリカ競走馬の伝説』(ローラ・ヒレンブラント 著 奥田祐士 訳)
    【良書度】★★★★★
    【ウマ娘度】

    1930年代のアメリカでオグリキャップみたいな伝説的人気を博した競走馬の物語
    はっきり言ってウマ娘とは微塵も関係ないけど、「なぜ競馬がエンターテイメントとして人々を魅了したか」というテーマをこの上なく美しく描いた名作だと思う
    単純に小説として面白いから読んでほしい

  • 51二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:59:22

    ロブロイちゃんありがとう!
    競馬の“言葉力”面白そうだから、今度買ってみるわ

  • 52二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:59:42

    >>48

    有名な本だけどあんまりサンデーサイレンス一代記みたいな話じゃないのは注意

  • 53二次元好きの匿名さん21/09/10(金) 23:59:51

    >>50

    画像がああああ

  • 54図書委員21/09/11(土) 00:00:06

    >>47

    私の貯石力は5万5千です……ですがタマモクロス先輩がくれば(ロブロイ貯蓄を除いて、あっマンハッタンカフェさんも気になるしシービー先輩も取りたいかも)回しますのでご心配なく…。

  • 55二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 00:02:45

    >>50

    シービスケットは映画が至高

    馬も含めた人間ドラマの書き方がしっかりしててそういう話を自分で書くにも是非参考にしてほしいシナリオ

    ちなみに起こった出来事は全てノンフィクションというのがこのシービスケットの凄いところ

    三冠馬との実際のマッチレース映像もある

    Seabiscuit vs. War Admiral Match Race,1938 (字幕付き)


  • 56二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 00:04:46

    >>55

    映画のほうはまだ観てないんよなー

    せっかくだし観るか

  • 57図書委員21/09/11(土) 00:05:06

    >>48

    マンハッタンカフェさん!? …にそっくりなお父さんですね。読んでないので未知数ですが、種牡馬としての

    絶大なポジションはやっぱり要チェックでしょうか。

    ウマ娘になったら逆に扱いづらそうな……プレイボーイ的な要素はやはりフジキセキさんに反映されているのでしょうか?

  • 58図書委員21/09/11(土) 00:09:51

    >>53

    シービスケット! 映画気になるけどレンタル店で見かけなくて…。

    海外馬の映画ではハンガリー馬のキンチェム題材のものも気になりますが、これも見かけない…。(『競馬の言葉力』にも出てきます)

    信頼関係の強かった厩務員の方が自分の名字を「キンチェム」として墓石に掘らせたとか尊い…(デジタルさんは即死しました)。

  • 59図書委員21/09/11(土) 00:47:47

    >>50

    小説として面白いのはやはりポイント高いですよね。

    『シンデレラグレイ』の企画をされた方が、あらゆる物語の中でもオグリキャップの物語が最高のもの、ということを単行本1巻あとがきでおっしゃっていました。オグリキャップについて調べてみるとそれがあながちビッグマウスでもないのが凄いです…。シービスケットも読んでみたいです。名前の由来もなんなのか気になる…ビスケット?

  • 60二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 00:52:28

    キンイロ…ステイゴールドさんの本だけどメジロ牧場の勃興もざっくり知れて面白かったよ。

  • 61二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 00:54:12

    シービスケットは血統で言えばマンノウォー系に属する馬でマンノウォー系にはその競馬界を超えた存在の偉大な父にあやかって戦争関連の名前がつく事がよくある
    シービスケットの父は堅パンって名前だったからそれを合わせて海軍支給品の堅パンって意味のシービスケットって名前になった

  • 62図書委員21/09/11(土) 01:13:12

    >>60

    黄金旅程さんことステイゴールドさんはよく話題に上がりますね。図書館にもあったけど未チェックでした…。

  • 63二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 01:16:58

    このレスは削除されています

  • 64図書委員21/09/11(土) 01:17:20

    >>61

    マンノウォー! 『競馬の言葉力』にも出てきました、伝説的な競走馬ですね!

    シービスケットはそのまま堅パンなんですね……大航海時代には(壊血病で弱くなった)歯が欠けるほど固いと言われた船乗りの乾パン…。

  • 65二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 02:03:53

    >>49

    ありがとうございます! O・ペリエ(ロブロイ騎手)は、ペリエはいないんですか!?

  • 66二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 02:06:17

    >>65

    ペリエはもう日本来ないからよ……

    日本で長期免許で来るのは基本的にヨーロッパの落ちこぼれしかいないからよ……

  • 67二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 06:48:27

    このレスは削除されています

  • 68二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 06:49:23

    >>65

    ペリエは減量を疎かにして身元引き受け人の藤沢調教師にキレられてからこっちには来てないんだ

  • 69二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 07:58:45

    優駿劇場

    競馬における名レースを再現した漫画。
    ライスシャワーvsツインターボ
    マヤノトップガンvsナリタブライアン
    メイショウドトウが勝利した宝塚記念
    ステイゴールドvsファンタスティックライト
    などなど
    全3巻のうち9割はウマ娘になった競走馬の話かつ、漫画なので活字が苦手な人もサクッと読めるぞ

  • 70二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 08:08:40

    >>18

    ニコ百の競走馬記事、ライターの趣味が入りすぎてて嫌い

    ニコ百はそういうところと言われればそれまでだけど

  • 71二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 08:14:52

    >>70

    まぁタダの記事だしね、正確な情報が欲しいなら金払って本かインタビュー記事を見た方が良いし

  • 72二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 10:40:11

    史実馬の方は全然知らなかったけど、最近関連本を読んでみようと思っていた自分には神スレだった…
    ありがとうございます

  • 73二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 10:57:58

    >>39

    サイレンススズカだとこちらもオススメ

    生まれからクラシック期の苦悩、出会いから覚醒、そして最期までを元取材をに丁寧に書かれてる

    結末を知ってると花開いてからの高揚感が切ない

    あと巻頭の写真が可愛くて可愛くて

  • 74二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 17:53:13

    >>60

    ウマ娘だとナカヤマフェスタがしっかり書かれてるよ。

  • 75二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 17:58:14

    『競馬への望郷』良いですよ
    ウマ娘度はないですが

  • 76二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 19:43:45

    近所の図書館にあったから借りてきちゃった
    超分厚いけど頑張って読むわ

  • 77二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 20:41:07

    >>41

    オペラオーは馬主と調教師が幼馴染で一緒にチャンバラとかやってたぐらいの仲だからね

    和田降ろせ→それなら転厩しろもビジネス関係じゃないから言えた話

  • 78二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 07:04:16

    👍️

  • 79二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 18:08:53

    思ったより出てるもんだなぁ…

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