【SS】アビドス自治区へようこそ、先生 Part5

  • 1◆7cUYYuxo.A.M24/10/21(月) 22:09:19

    謎の現象によって百年止まない雨が降り続き、銃が使えなくなった湿地帯アビドスへようこそ。
    前スレからの続きとなります。

  • 2◆7cUYYuxo.A.M24/10/21(月) 22:09:33

    前スレ

    【SS】アビドス自治区へようこそ、先生 Part4.5|あにまん掲示板謎の現象によって百年止まない雨が降り続き、銃が使えなくなった湿地帯アビドスへようこそ。前スレからの続きとなります。起きたらスレが落ちていましたので立て直しました。bbs.animanch.com
    【SS】アビドス自治区へようこそ、先生 Part4|あにまん掲示板謎の現象によって百年止まない雨が降り続き、銃が使えなくなった湿地帯アビドスへようこそ。前スレからの続きとなります。bbs.animanch.com
    【SS】アビドス自治区へようこそ、先生 Part3|あにまん掲示板謎の現象によって百年止まない雨が降り続き、銃が使えなくなった湿地帯アビドスへようこそ。前スレからの続きとなります。bbs.animanch.com
    【SS】アビドス自治区へようこそ、先生 Part2|あにまん掲示板謎の現象によって百年止まない雨が降り続き、銃が使えなくなった湿地帯アビドスへようこそ。前スレからの続きとなります。bbs.animanch.com

    初スレ

    アビドス自治区へようこそ、先生|あにまん掲示板私はアビドス高校三年生、副生徒会長の小鳥遊ホシノです。……はい?ああ、そうか。先生はアビドスに初めて訪れたんですね。だからそんなに無防備に……。ではどうぞ、合羽です。ええ、合羽ですよ。それからこれはス…bbs.animanch.com
  • 3二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:12:30

    保守

  • 4二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:16:54

    保守

  • 5二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:17:24

    立て乙です!

  • 6◆7cUYYuxo.A.M24/10/21(月) 22:19:18

    前回までのあらすじ

    ヒマリの誘いにより、ミレニアムを訪れたアビドスの一行(+先生)。
    沼蛇の解析が進められ、アビドス産の資源の加工が検討される中、ホシノを除いた五人はミレニアムの秘密部隊『C&C』と親善試合を行うことに。
    アビドス高校のセオリーから外れた攻撃により、ユメが見守る中一年生のアヤネが単身ネルとぶつかり合う。

    一方、セリカとカリンが互いの攻撃によって相打ちになり、アスナは距離を詰めたシロコによって組み伏せられた。
    アカネは迫るノノミに対し、その身を捨てても勝利をつかむべく、ビルごと自信と相手を押し潰す自爆作戦を決行。ついでにユウカの胃もちょっと爆散した。

    次なる戦闘不能の知らせが響かぬ中、アヤネは自分の限界を超えて遥か格上のネルに食い下がる。
    割って入ることも出来ずに、ユメは揺れる瞳でその姿を見続けていた。

  • 7二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:21:12

    立て乙

  • 8二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:22:04

    立て乙です!

  • 9二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:30:14

    あらすじで爆散するセミナーオオフトモモの胃エ…
    建て乙です

  • 10二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 22:51:07

    立ておつ

  • 11◆7cUYYuxo.A.M24/10/21(月) 23:51:37

    「……ぷはっ、はぁっ、はぁっ!」
    荒く息を吐きながら、アカネは粉塵塗れになりつつも埋もれた瓦礫をどかして這い出てきた。
    落下の最中に体に当たった瓦礫のせいで、そこらじゅうが傷だらけではあるものの、まだ動けはする。
    軋むような痛みに苛まれながら、自身の銃を構えて油断なくノノミが埋もれたであろう場所に狙いを付けた。
    「く、ぐっ……。どこか、痛めたでしょうか……」
    普段なら問題なく合うはずの照準が、ふらふらと揺れて定まらない。
    頑強な相手を崩すための苦肉の策ではあったが、確実に巻き込むために自分も犠牲にした影響は確かに出ていた。
    そんな、ややふらついたアカネの眼前で、うず高く積みあがった瓦礫が動く。
    手だけが突き出され、それがまるで体を支えるように瓦礫に手のひらをつくと、ぐぐっ、と自分を持ち上げていった。
    「けほっ、げほっ……! もう、めちゃくちゃじゃないですか……☆」
    瓦礫を押しのけて出てきたノノミは、額から流れた血で顔を赤く染め、片腕は一見すればわからないが、本来とは僅かに違う方向を向いている。
    一瞬、やりすぎた、という考えが頭をよぎったものの、その目を見て考えを改めた。
    「まだやりますか? もう勝負はついたと思いますよ」
    「まさかー♠ ここまでやられて、はいそうですかって降参するわけないじゃないですか♣」
    諦めていない。今までにないほど昂った戦意が、瞳の奥に煮えたぎっている。
    腕はおそらく骨折、良くても捻挫しているはずだというのが、アカネの見立てだった。片手でマシンガンを振り回せるとしても、安定性は落ち戦力は半減する。
    「いきますよー……!」
    来る。ノノミが一歩を踏み出し、そしてそのまま転げ倒れた。
    「あ、あれ? 空が見えますね、あれー……?」
    「脳震盪、ですかね。戦闘続行は不可能でしょう」
    何とか立ち上がろうとするが、辛うじて膝をつくのがやっとで、どう見ても戦える状態ではなかった。
    アカネは構えた銃を懐にしまうと、ノノミに近づこうと歩き出し、
    「あだっ……」
    ずっこけた。脳震盪だった。
    「……ノノミさん、同時に降参しません?」
    「あはは……。そうですね、さすがにこれ以上は無理そうです♡」

  • 12二次元好きの匿名さん24/10/21(月) 23:54:49

    此方も相打ちかー。
    デモリッションして脳震盪で済むキヴォトス人コワイ…

  • 13二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 01:30:08

    耐久力が高いキヴォトス人じゃなければ即死だった…(小並感)

  • 14二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 08:14:44

    相討ち、相討ち、制圧の為に相互行動不能、タイマン継続……とりあえずほぼ五分(かなり無茶してる)だな

  • 15二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 09:10:01

    元々対策委員会ってキヴォトス有数の少数精鋭だったけどもこの時空だと三大校の特殊部隊とタメ張れるって更にヤバいじゃんね

  • 16二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 14:26:13

    そうなってもおかしかないぐらいに、アビ沼が魔境になってますもんね

  • 17二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 15:10:27

    基本子供達と敵対している事が多い大人(しかもカイザー)と、真っ当な協力関係を結んでいる特異点だもの沼ドス

  • 18二次元好きの匿名さん24/10/22(火) 22:58:41

    PMC理事がカイザーから独立してアビドスを復興させるための新たな会社を立ててほしいという願望がある…多分叶わないかもしれないが…

  • 19◆7cUYYuxo.A.M24/10/22(火) 23:41:24

    『十六夜ノノミ、戦闘不能』
    『室笠アカネ、戦闘不能』
    アナウンスが鳴り響く。アスナはがっちりと固められた状態でそれを聞き、次の行動を決めた。
    「ねーねーシロコちゃん」
    「ん、なに?」
    「ちょっと、抜けるね?」
    「……えっ?」
    ぐぎっ、とも、がこっ、ともつかない、奇妙な音がアスナの関節から響く。
    それは完全に極まっていたはずの関節が外れる音。そこまで強くした覚えのないシロコは、極めた場所から感じる抵抗で、目の前の彼女がやったことを理解した。
    「関節を、外したの……!?」
    「うわーいったーいっ! よい、しょっと!」
    「あ、まって、ちょっとっ」
    ずるり、とあらぬ方を向いた腕を引き抜き、シロコの拘束から抜け出すアスナ。
    そのあまりの異様さに瞠目するシロコを尻目に、痛い痛いと笑いながら、片手でめいっぱい逆の肩を引っ張り、器用に肩を嵌めて見せた。
    「……うっそ」
    「まだまだ負けられないもんね、さあやろっか!」
    「な、はやっ」
    痛む素振りなど欠片も見せず、ニッコリ笑顔のアスナはそのまま殴りかかってくる。遠くに弾かれた銃器を拾う素振りも見せず、素手での格闘戦に持ち込まれた。
    速度を生かしたかく乱は行えない。ぴったりクロスレンジに張り付かれ、アスナの視線が離れないことを悟ってしまう。
    シロコも格闘戦の心得はある。あるが、他所でヤンキーメイドと殴り合っている一年生ほどのものはないのだ。
    「こ、のっ! 離れて……っ!」
    「あは、やっぱりゼロ距離は苦手みたい? 中距離から近づいても十メートルくらいでしょ、得意な距離って」
    対人経験、銃撃戦の経験、どちらも劣っているシロコが上級生のアスナと張り合えたのは、ひとえにその戦術がキヴォトスで用いられる普遍的なそれとは違っていたから。それに適応されれば、苦手なレンジに踏み込まれたシロコの方が不利になる。
    「ぐっ、かはっ……!」
    やがて、距離を開けようと必死になっていたシロコの顎へ、アスナの掌打が叩き込まれた。
    視界が回り、シロコの体が静かに崩れ落ちる。
    「……っぷは、はぁ~……。いたた、強かったなぁ……」
    その体を寸でのところで抱え止めると、アスナは深く息を吐く。勝った、という実感のない勝利は初めてだった。

    『砂狼シロコ、戦闘不能』

  • 20二次元好きの匿名さん24/10/23(水) 00:30:11

    シロコが敗れたか…
    ここまでのアビドスの戦績って2引き分け、1負けだったっけ?

スレッドは10/23 12:30頃に落ちます

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