- 1ORCA小隊24/10/24(木) 19:06:48
僕達ORCA小隊は、失踪前の連邦生徒会長から命じられたシャーレ/S.C.H.A.L.E.及び先生の護衛任務により、シャーレ/S.C.H.A.L.E.所属となりました。
前回のあらすじ
廃部を阻止したいゲーム開発部と共にG.Bibleに続いて、なんとかセミナーとC&Cとの攻防戦を制し「鏡」を入手したものの、何故か一同は気落ちしており……?
前スレは↓此方になります。
僕達は元SRT特殊学園のORCA小隊です。 其5【🎲・⚓️・オリ生徒】|あにまん掲示板僕達ORCA小隊は、失踪前の連邦生徒会長から命じられたシャーレ/S.C.H.A.L.E.及び先生の護衛任務により、シャーレ/S.C.H.A.L.E.所属となりました。廃部を阻止したいゲーム開発部と共に…bbs.animanch.com - 2ORCA小隊24/10/24(木) 19:14:05
初スレから数えて、これで6スレ目ですか……1〜5スレ目を読んでくださった皆様は本当に、ありがとうございます。毎度の如く非常に遅筆ではありますが、それでも皆様が宜しければ、またよろしくお願いします。
過去スレの一覧は↓になります。
・4スレ目(アリスさんのレールガン入手まで)
https://bbs.animanch.com/board/3779191/
・3スレ目(ゲーム開発部の部室に到着まで)
https://bbs.animanch.com/board/3659357/
・2スレ目(便利屋68のアビドス校編入まで)
https://bbs.animanch.com/board/3539537/
・1スレ目(カタカタヘルメット団捕縛まで)
- 3ORCA小隊24/10/24(木) 19:17:11
【前回までのあらすじ】
・カタカタヘルメット団は、拠点を別所に移し、ミリュウの慈悲深さ完スト力で全員堕とされ浄化された影響で、名前や活動内容や方針を改めて慈善組織として0から再走することに
・便利屋68は、ゲヘナ学園からアビドス高等学校に正式に編入し、アビドス便利屋68に
・アビドス便利屋68とゲヘナ風紀委員会が和解済み
・柴関ラーメン店舗は無事に健在で、アビドス対策委員会やアビドス便利屋68のアビドス組の溜まり場に
・カイザーは殆ど原作通りだが、クソ雑魚個体のビナーを恭順させている。
・狐坂 ワカモは、シャーレ預かりに
・深河 ミリュウの神秘は、“最高位のシャチの海神レプンカムイ”
・「廃墟」の工場内部にて連邦生徒会長のガバでORCA小隊も皆有資格者判定に
・ショウが何故かレールガン適性者の第二号に
・遂にG.Bibleと『鏡』を入手したものの、何故か一同は御通夜状態へとなっており……? - 4ORCA小隊24/10/24(木) 19:18:00
それでは、僕達ORCA小隊の紹介をします。
ORCA小隊
・1年生部隊で皆が違う自治区出身。
・皆がシャチの特徴が種族的な理由で己の身体に自前で有り。
・雨の中や水中、海辺や川辺など水が絡む戦闘ではORCA小隊の4人全員がキヴォトス最強クラスの実力だが、水の絡まない戦闘では本来の半分程度の実力までしか発揮出来ない。
・ORCA小隊の銃火器などは、陸上用と水中用で別に分けられて其々有る。
・水中戦闘がメインな理由は、水中の感覚の方が陸上よりも合うから。
・皆、神秘が異様に高く神秘由来の異能持ち。
・ORCA小隊の他の小隊との互いの好感度
【ORCA小隊→他の各小隊】
RABBIT小隊dice1d100=17 (17)
FOX小隊dice1d100=39 (39)
【ORCA小隊←他の各小隊】
RABBIT小隊dice1d100=51 (51)
FOX小隊dice1d100=89 (89)
・RABBIT小隊への好感度が低い理由は、個人としては好きだが組織としては嫌いだから
・連邦生徒会長がORCA小隊に任務を命じた本当の理由が何かあるらしい……
・ORCA小隊は本編チュートリアルでは間が悪くワカモとは遭遇しなかったが、アビドス2章でカイザーPMC理事に雇われた狐坂 ワカモと対峙し、現在の狐坂 ワカモはシャーレ預かりに
・ORCA小隊の先生への好感度
深河 ミリュウ/ ORCA1 dice1d100=71 (71)
月海 アマネ/ ORCA2 dice1d100=66 (66)
龍波 コトネ/ ORCA3 dice1d100=76 (76)
新瀧 ショウ/ ORCA4 dice1d100=74 (74)
・ORCA小隊の先生への好感度が皆高い理由は、連邦生徒会長失踪とSRT特殊学園閉鎖が立て続きに起きて、不安定になっていたORCA小隊に先生が行ったメンタルケアが完璧だったから。
・実際にその機会が有るのかは兎も角として、先生と同様にORCA小隊も自分達で「シッテム」の箱を起動させることが、まさかの出来る。(連邦生徒会長が知らないだけで、これも連邦生徒会長がORCA小隊の皆に任務を依頼した本当の理由案件)
・また、同様の理由で「廃墟」での資格も先生と同様、ORCA小隊の4人全員が与えられている。
- 5ORCA小隊24/10/24(木) 19:19:56
深河 ミリュウ/ORCA1:隊長
・二つ名『沖のカムイ』
・一人称は「僕」
・身長141cmで胸は絶壁
・黒髪でシャチ似のショートヘアーで赤系の瞳
・近接戦担当で、運転・操縦や機械操作も得意なので、普段は車両の操縦や遠隔操作をしながらの戦闘。
・1番得意な武器はHG。
・戦闘力が高い理由は天才&努力。
・神秘由来の「他者から好かれやすく警戒心を持たれにくい」異能持ち。
・料理力が低いのは、日時的に役割分担で得意なメンバーに任せていたため上達の機会が無かったから。
・トリニティ自治区出身で、慈悲深さカンストの理由は、本当の理由案件&小中学生の頃はトリニティではシスターを務めていたから。
・戦闘力:dice1d100=31(31)+60
・戦闘指揮:dice1d100=56 (56)
・作戦立案能力:dice1d100=29 (29)
・機動力:dice1d100=74 (74) +50
・運転・操縦技術:dice1d100=83 (83)
・事務能力:dice1d100=94(94)
・料理力:dice1d100=12 (12)
・料理以外の家事能力:dice1d100=81 (81)
・神秘:dice1d100=95(95)
・実家の家格:dice1d100=3 (3)
・先生への好感度:dice1d100=71 (71)
・慈悲深さ:dice1d100=100(100)
・尋問力:dice1d100=42 (42)
・敬虔さ:dice1d100=67 (67)
・シスター時代の知名度:dice1d100=66 (66)
(ハナコさんやサクラコさん、ヒナタさんやマリーさんの4名は、少なくともSRT入学までのシスター時代のミリュウに関してなら認知している)
・ヴェリタスには流石に劣る程度の機械操作技術
・神秘は“最高位のシャチの海神レプンカムイ”
- 6ORCA小隊24/10/24(木) 19:27:54
月海 アマネ/ORCA2
・二つ名『右舷』
・一人称は「私(わたし)」
・身長176cmで胸は普通
・銀髪の肩辺りまでの髪の長さで紫系の瞳
・一応は遠距離戦担当で、SRが1番得意だけど、他の武器種も一通り全部使えるので割と近距離戦も得意。救護・救命も一任されている。
・1番得意な武器はSR。(なお、ありと凡ゆる武器種を一通り扱うことが出来る。)
・戦闘力が高い理由は天才&努力。
・神秘由来の「(生塩 ノアさんの様な)完全記憶能力」異能持ち。
・ミレニアム自治区出身。
・龍波 コトネ/ORCA3とは、血は繋がっていない義理の姉妹で、小学生だった当時に迷子で山海経に迷い込んだ際に出逢ったことがきっかけとなった。
・生塩 ノアさんとは「二人での連携を前提として調整された双子のデザイナーベビー」として人為的に作られた実の姉妹関係。
・ミレニアムを去るほどに、ミレニアムが合わなかった理由は、「ハイペースで廃れていく物や技術に作られた存在である自分を重ねてしまった」ことと、「ミレニアム自治区全体の気質や校風の反動による他人と交わることを嫌う者や生徒達が多いことや、古い技術を好む者や生徒は変わり者にみられることなどに対して嫌悪感があったから」
・ヒナとの好感度が互いに、dice1d100=96・92だったので親友に。
・戦闘力:dice1d100=34(34)+60
・戦闘指揮:dice1d100=64 (64)
・作戦立案能力:dice1d100=17 (17)
・機動力:dice1d100=99 (99) +35
・運転・操縦技術:dice1d100=67 (67)
・事務能力:dice1d100=58(58)
・料理力:dice1d100=71 (71)
・料理以外の家事能力:dice1d100=89 (89)
・神秘:dice1d100=87(87)
・先生への好感度:dice1d100=71 (71)
・実姉のノアさんへの好感度:dice1d100=44 (44)
・実姉のノアさんからの好感度:dice1d100=4 (4)
・慈悲深さ:dice1d100=81(81)
・尋問力:dice1d100=2 (2)
- 7ORCA小隊24/10/24(木) 19:29:03
龍波 コトネ/ORCA3
・二つ名『左舷』
・一人称は「コト」
・身長174cmで胸は爆乳
・灰色の髪で腰辺りまでの髪の長さで銀色の瞳
・近距離戦担当で、戦闘指揮やORCA4程じゃないが作戦立案も担当。
・1番得意な武器はSG。
・戦闘力が高い理由は天才だから。
・神秘由来の「敵の居る位置がある程度分かる」異能持ちで、その真価は「誰が自分に対して、どのくらい敵対的であるかが瞬時に分かる」こと
・料理力以外の家事能力が極端に低いのは、他のメンバー達から禁止されたから。
・山海経自治区出身。
・月海 アマネ/ORCA2とは、血は繋がっていない義理の姉妹で、アマネがミレニアムから山海経へと訪れた際に出逢い、コトネがアマネに提案し誘ったことで義姉妹となった。
・アルとの好感度が互いに、dice1d100=100だったので大親友に。
・戦闘力:dice1d100=56(56)+60
・戦闘指揮:dice1d100=78 (78)
・作戦立案能力:dice1d100=78 (78)
・機動力:dice1d100=60 (60) +50
・運転・操縦技術:dice1d100=38 (38)
・事務能力:dice1d100=18(18)
・料理力:dice1d100=70 (70)
・料理以外の家事能力:dice1d100=16 (16)
・神秘:dice1d100=92(92)
・実家の家格:dice1d100=32 (32)
・先生への好感度:dice1d100=71 (71)
・慈悲深さ:dice1d100=44(44)
・尋問力:dice1d100=58 (58)
- 8ORCA小隊24/10/24(木) 19:30:07
新瀧 ショウ/ ORCA4
・二つ名『冥海』
・一人称は「私(アタシ)」
・身長111cmで胸は普通
・白髪でシャチ似で腰辺りまでの長さで白の瞳
・作戦立案担当をしていて、中距離戦担当。
・1番得意な武器はMG。
・戦闘力が高い理由は天才&神秘。
・神秘由来の「跳弾などの絶技を使い熟せる」異能持ち。
・料理力以外の家事能力が極端に低いのは、努力しているが中々、上達出来ていないから。
・レッドウィンター自治区出身。
・その機会自体があるかは兎も角、実はアリスさん級のレールガン適正有りで反動無しで扱い熟し、自身の異能の絶技も併用して使用することが出来る。
・戦闘力:dice1d100=94(94)
・戦闘指揮:dice1d100=3 (3)
・作戦立案能力:dice1d100=82 (82)+60
・機動力:dice1d100=35 (35) +50
・運転・操縦技術:dice1d100=82 (82)
・事務能力:dice1d100=78(78)
・料理力:dice1d100=56 (56)
・料理以外の家事能力:dice1d100=21 (21)
・神秘:dice1d100=47(47)+60
・実家の家格:dice1d100=77 (77)
・先生への好感度:dice1d100=71 (71)
・慈悲深さ:dice1d100=6(6)(最低保証30)
・尋問力:dice1d100=54 (54)
・ヴェリタスには流石に劣る程度の機械操作技術
- 9ORCA小隊24/10/24(木) 19:31:42
- 10ORCA小隊24/10/24(木) 19:33:15
【4スレ目と5スレ目での各ダイスロールでの特筆べきORCA小隊と女先生達などのダイス結果】
・ユウカさん(を筆頭とするミレニアムの面々)は、ノアさんとアマネの関係性については、「なんだか2人って色々と似ていない?」とは思っているが、ノアさんから特に何も打ち明けられていないため、その関係性までは分かっていない。
・因みにORCA小隊の家族構成は、深河 ミリュウと新瀧 ショウは姉と妹が其々居る間っ子で、龍波 コトネは実姉が居て、月海 アマネは生塩 ノアさんが実姉な為、4人全員が実姉が居る次女な面子となっている。(ショウ以外の3人の実姉は2年生で、ショウの実姉は3年生)
・エンジニア部からORCA小隊への好感度が比較的&全体的に低い理由は、武装などの趣味が合わないから。
・機会があるかは兎も角、ORCA小隊の光の剣:スーパーノヴァを持てるかどうか(このダイスの数値は筋力とかの数値とは別で、ただ単に「光の剣:スーパーノヴァ」を持てるかだけの数値です。)
〜140:そもそも1人じゃ持てない。
〜170:持つことだけなら出来る。
〜210:かなり反動は有るが一応は撃てる。
〜250:多少の反動は有るが一応は撃てる。
〜300:アリス級で、反動無しで撃てる。)
深河 ミリュウ/ ORCA1 dice1d300=244 (244)
月海 アマネ/ ORCA2 dice1d300=85 (85)
龍波 コトネ/ ORCA3 dice1d300=168 (168)
新瀧 ショウ/ ORCA4 dice1d300=260 (260)
・アマネ以外のORCA小隊の3人は「光の剣:スーパーノヴァ」を持てるほどの膂力が有る自覚は……
1.SRTでの計測では普通だった為、完全無自覚。
2.他にも力の強い生徒達を知っていたので、自分も同じくらいには力は優れているんだな程度の認識だった。
3.なんとなく程度には異常さを感じていた。
4.「あ、これ完全に異常だ……」と確信していた。
深河 ミリュウ/ ORCA1 dice1d4=2 (2)
龍波 コトネ/ ORCA3 dice1d4=3 (3)
新瀧 ショウ/ ORCA4 dice1d4=4 (4)
・全員ヒマリと面識があり、またショウのみリオとの面識もエリドゥに迷い込んだ経験もある。
- 11二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 20:01:29
たておつです
改めて見るとORCA小隊化け物すぎるw
これで水辺での戦闘になったらどんだけヤバいんだ? - 12二次元好きの匿名さん24/10/24(木) 23:11:02
そういやORCA小隊の家の格はミリュウは普通よりコトネは小金持ち位、ショウは名家レベルだったかが、流石にありえないとは思うが全員何らかの理由で(理由が分かってるアマネを除く)家が嫌いとか少し想像してしまったわ…
- 13二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 04:37:32
ORCA全員地元嫌い説の次は実家嫌い説か
少なくともメインストーリーで地元が絡むトリニティ出身のミリュウなら確認できそうかな - 14二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 08:09:18
ただ赤冬のショウはそんなに悪そうな感じでは無い気はすんだよな、あっても忙しいかもしれんけど友達とか連れて顔見せろ~位はあるかなって気はする感じの
- 15ORCA小隊24/10/25(金) 12:00:30
(事は2時間前に遡り……)
「ハ〜イ、ゲーム開発部のちびっこたち!それとORCAちゃんたち!マキちゃんからのプレゼントのお届けだよ!」
「遂に!」
「ジャジャーン!」
[G.Bible.exe……実行準備完了]
「ようやく、G.Bibleが私たちの手に……!」
「遅れてごめんねー。「鏡」をセミナーに返すことになって、その件でちょっとバタバタしちゃって。」
「ええっ、「鏡」返しちゃったの!?」
「実はヒマリ先輩は最初から全部知ってたみたい。それくらいあげてもいいから、これからはあまり無理しないでって。えへへ。あ、それでね。G.Bibleを開いてた時にこの、<Key>っていうフォルダを見つけたの。」
「何これ……ケイ、って読むのかな?」
「……ケイ?」
「「Key/キー」つまり鍵のことだよ、モモイ……。ゲヘナとかなら兎も角、そんなんで、よくミレニアムサイエンススクールの高校に入学出来たね?」
「色々と駄目なお姉ちゃんですみません……。」
「実は、こっちについては何一つ分かっていなくって。ファイルは壊れていなさそうだけど……私たちの知ってる機械語じゃ解読できない、信じられないような構成をしてる。G.Bibleの方はきちんと開けたけど、こっちはちょっと見ただけじゃ何も分からなかったの。この<Key>のこと、何か知ってたりする?」
「いえ、コト達も存じ上げないです……。……いや、もしかして<Key>って、あのときの[Divi:Sion System]の……?」
- 16ORCA小隊24/10/25(金) 14:34:24
[あなたはAL-1Sですか?]
「「「「「「……。」」」」」」
「ふうん、何かあったの?ま、でも今はG.Bibleの方でしょ。<Key>についてはまた今度ね。時間があったら頑張って分析してみるよ。じゃ、間違いなく渡したから。あっ、それとアマにヒマリ先輩から伝言!ヒマリ先輩が珍しく電子メールやモモトークじゃなくて、メモに書いて渡してきたから驚いたよ。私は読んでないから内容は知らないからね。はい、これ。」
「マキちゃん、ありがとね!」
「今度会う時は、秘書を通して連絡してね!なにせ私たちは、「TSC2」で大ヒットする予定だから!」
「ヒマリさんから私に……ですか?……っ!?……そうですか。やっぱりヒマリさんには……分かりました。わざわざ伝えてくださってありがとうございますマキさん。それじゃあ私達からも、ヒマリさんやチヒロさんに私達がよろしく言っていたと伝えてくださっても大丈夫ですか?」
「あははっ、楽しみにしてるよモモ!アマも了解。確かに渡したし、伝言は預かったよ。それじゃあ、みんな、またね!」
「「「(アマネ/アマネお姉ちゃん……。その反応の仕方からして、内容はたぶん……。)」」」
─────────────────────
……それでは皆さん集まってください。改めまして、G.Bibleを拝見させていただくとしましょうか。皆さん御存知の通り、この中に実際に何が記録されているのかについては、殆ど誰も知り得ません。
「ただ、最後にG.Bibleを見たと噂される、あるカリスマ開発者によると……「ゲーム開発における秘技。みんなが知っているようで、誰も知らなかった奇跡」……って言われてる。私は、それが知りたい。」
「うん……最高のゲームを作るために。」
「そう。それが出来ればゲーム開発部の面々は、これからも皆でこの場所に居られる。もし失敗したら……ユズは寮に戻って、会いたくもない奴等に会わなきゃいけなくなる。それに、アリスは……。」
「……もしものことは考えたくないけど、その時はきっと先生が、シャーレが助けてくれるよ。それに、ORCA小隊の皆さんたちだっているんだし。」
「シャーレ……?先生やORCA小隊のみなさんと一緒なのは、とっても嬉しいのですが……。アリスはもうここに……みんなと一緒には、いられないのですか?」
- 17ORCA小隊24/10/25(金) 17:15:12
「……っ!そんなことはない!私たちは絶対に、最高のゲームを作るんだから!大丈夫、「TSC2」もアリスにとっての「神ゲー」になるよ。さて、それじゃあ……。始めよう、アリス!」
「はい。G.Bible……起動!」
[G.Bibleの世界へようこそ。]
「は、始まりましたね……。」
[最高のゲームとは何か……この質問に対して、世界中で様々な答えが模索され続けてきました。作品性、人気、売上、素晴らしいストーリーや爽快感、鳥肌の立つ演出など。そういったものが最高のゲームの「条件」として挙げられることは多いですが、それらは全て、あくまで「真理」の模索に過ぎません。最高のゲームを作る秘訣、それはたった一つてす。そしてこのG.Bibleには、その真理が秘められています。]
「いよいよですかね……。」
「何だかすごそう……。」
[最高のゲームを作るたった一つの真理、秘密の方法……それを今こそお教えしましょう。]
「来ます……っ!」
[…… …… ゲームを愛しなさい]
「おお……オープニング、みたいな感じかな。それっぽい!」
「そ、そうですかね?」
[ゲームを愛しなさい]
「……まさか、これで終わり……じゃ、ないよね?」
「流石に何かバグってたりでもしてるんじゃ……。」 - 18ORCA小隊24/10/25(金) 17:28:35
「ちょ、ちょっと待って!ええっと、設定変更はどこから……。」
[ゲームを愛しなさい。あなたがこのボタンを押したということは、ファイルが壊れた、もしくは何か問題があったのでは、何らかのエラーが生じたのでは……と疑っている状況なのでしょう。]
「あっ、やっぱり!このまま終わるはずないよね!」
[しかし、エラーではありません。]
「嘘ぉ!?」
[残念ですが、これが結論です。ゲームを愛しなさい!]
「そ、そんなはずはない!きっと何かエラーが……!」
……ですが、ファイルの損傷や修正といったものは全く確認出来ません。最後の転送情報、ファイルサイズ、それにデータ構成も、一切の問題も無いです。
「そ、それじゃ、本当に……。」
「マジで、これで終わり!?」
「お姉ちゃん……私たち、何か悪い夢でも見て……」
「お……終わりだああぁぁぁああ!!!」
(そうして時間は今現在へと戻り……)
「あの、モモイ……デイリークエストしないのですか?いつも、「デイリークエストより大事なものなんてない」と言っていたのに……。」
「“アリス……モモイのHPはもうゼロよ……。”」 - 19二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 22:40:01
アマネ関係で少し聞いた直でこれなのは雰囲気の変わり具合がすごいな…
- 20二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 08:15:44
…これ地味にデカグラ関係も触れそうかね…?
- 21ORCA小隊24/10/26(土) 13:06:44
「えっと……。ミドリ……?」
「ごめんね、アリスちゃん……知ってたけど、現実って元々こういうものなの……そう、つまりこれがトゥルーエンド……ハッピーエンドとはまた別の到達点……。」
「……。ゆ、ユズは……ユズはどこに?」
「またロッカーの中からユズさんの反応が感知出来ますね……。ほら、ロッカーが偶に1人でに揺れていますし。」
「せめてORCA小隊のみんなや先生はまだ大丈夫そうで安心しました……。」
「アタシ等は言うて協力者でしかないからね。外野とまでは言わなくても、ORCA小隊が解体されるとかならまだしも、あくまでアタシ等に何か問題があるわけじゃないし……。(……まぁ、絶賛SRT存続の危機で良くない状況ではあるんだけども……いや、本当に。冗談抜きで。)」
「……でも、今のゲーム開発部のみんなのすがたは……まるで、正気がログアウトしたみたいです!」
「うぅっ……。仕方ないじゃん、最後の手段だったのに!それが、あんな誰でも知ってる文章が一つ入ってるだけだなんて!釣りにもほどがある!知ってた!世界にはそんな、それ一つで全部が変わって上手く行くような、便利な方法なんか無いって!ても期待ぐらいしたっていいじゃん!うあぁぁぁんっ!」
「はぁ……ごめんね、アリスちゃん……私たちは……G.Bible無しじゃ、良いゲームは作れない……。」
「……。いいえ。否定します。アリスは「テイルズ・サガ・クロニクル」をやるたびに思います。あのゲームは、面白いです。感じられるのです。モモイが、ミドリが、ユズが……。このゲームを、とれだけ愛しているのかを。そんな、たくさんの想いが込められたあの世界で旅をすると……」
「……え?」
「……胸が、高鳴ります。仲間と一緒に新しい世界を旅する、あの感覚は……。夢を見るというのが、どういうことなのか……その感覚を、アリスに教えてくれました。だから、待望のエンディングに近づくほどに、あんなに苦しんだのに、思ってしまうのです……。この夢が、覚めなければいいのに……と。アリスは、そう思うのです。」
「「「「「「「「アリス(アリスさん/アリスちゃん)……。」」」」」」」」
……流石にこんなことを言われてしまってはロッカーから出てきたくもなりますし、感じ入るものがありますよね、ユズさん。
「ってうわっ、ユズちゃん!?いつからそこに!?」 - 22ORCA小隊24/10/26(土) 15:40:34
「アリスさんが「テイルズ・サガ・クロニクル」の話をし始めた辺りで、ユズさんは普通にロッカーから出てきていましたよ、ミドリさん。」
「つまり最初からいたの!?全然気付かなかった……。」
「……作ろう。わたしの夢は……わたしが作ったゲームを、みんなに面白いって言ってもらうこと。でも、わたしが初めて作った「テイルズ・サガ・クロニクル」のプロトタイプは……4桁以上の低評価コメントと、冷やかしだけで終わっちゃって……。それが辛くて、ゲーム開発部に引きこもってた時……。二人が、訪ねてきてくれた。」
─────(当時に時は遡り……)─────
[これがゲーム?]
[これを作った人の頭の中、逆に気になる……。]
[それはさすがに脳みそ……って言おうと思ったけど、本当に入っているのか怪しいね。]
[ゲームのことをよく知らない人が作ってない?]
[身の程を知った方が良い。]
[これはゲームなんかじゃない、ゲームによく似たコ゛ミだよ。]
「うぅ……。やめて……ごめんなさい、ごめんなさい……。もうお願いだから……許して……!」
(ドンドンドン!)
「ひぃっ!だ、誰……?」
「えっと、ここって「テイルズ・サガ・クロニクル」のプロトタイプを作った、ミレニアムのゲーム開発部に合ってますか?」
「な、何……?今度は直接……?ご、ごめんなさい、ごめんなさい……!もう二度とゲームは作りません、だから、許して……!」 - 23ORCA小隊24/10/26(土) 18:22:53
「えぇっ!?何言ってるんですか、こんなに面白いのに!プロトタイプだけ作ってやめちゃうなんて!続き、すごい気になってるんですよ!ここまでワクワクさせておいて、そんなの無しでしょ!」
「……え?」
「「テイルズ・サガ・クロニクル」、すっごく面白かったです!お姉ちゃん、徹夜でやってたもんね。」
「ミドリだってニヤニヤしながらプレイしてたじゃん!もともとゲームにそんな興味なかったのに!」
「え、う、うーん……確かに、ドットだけどキャラとかすごく可愛かったし……。とにかく、あの!失礼します!」
(ガチャ)
「……!?」
「あなたがUZ様!?」
「えっ……あ、は、はい……。」
「ファンです!」
「私も、ミドリも!UZ様みたいに、面白いゲームが作りたいです!」
「……っ!?」
──(そして時は今現在へと戻り……)───
「……それで、二人が来てくれた。一緒に「テイルズ・サガ・クロニクル」を完成させて……今年のクンゲーランキング1位には、なっちゃったけど……。」
「「うっ……。」」 - 24ORCA小隊24/10/26(土) 19:45:22
「その後、アリスちゃんやORCA小隊のみなさんや先生が訪ねてきてくれて……。アリスちゃんは面白いって言ってくれた。ミリュウさんたちも良い作品だと言ってくれた。それで、わたしの夢は叶ったの。心の通じ合う大事な仲間たちと、一緒にゲームを作って、それを面白いって言ってもらう……ずっと一人で思い描いてるだけだった、その夢が。」
「……。」
「これ以上は、欲張りかもだけど。叶うなら、わたしはこの夢が……この先も、終わらないでほしい。」
「「「「「「「「ユズ(/ユズさん/ユズちゃん)……。」」」」」」」」
「……うん、よし!ねえ、今からミレニアムプライスまで、時間どれくらい残ってる?」
「モモイさん……!期限までの残り時間は6日と4時間38分ですね。」
「……それだけあれば十分!ありがとうアマネ。さあ、ゲーム開発部一同!そしてORCA小隊のみんなと先生も!「テイルズ・サガ・クロニクル2」の開発、始めよう!!」
「「「「「「「「うん!(/えぇ!/はい!/了解!)」」」」」」」」
─────────────────────
「お姉ちゃん!まだ!?」
「ま、待って、急かさないで!あとこれだけ入力すれば終わりだから……!」
「ORCA小隊の皆さんにも手伝ってもらったのに、もうそんなに時間は残ってないんだよ!?急かさずにはいられないって!」
「わ、分かった分かった!もうできたから!」
「こっちは簡単なテストだけやって……うんっ。エラーは出てない、モモイ!」
「オッケー!ファイルをアップロード……転送完了!」 - 25二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 20:44:42
人数増えたからって劇的に楽にはならない
辛味 - 26ORCA小隊24/10/26(土) 21:59:20
[ミレニアムプライスへの参加受付が完了しました。]
「なんとか間に合ったああぁぁあ!」
「アタシ等や先生も手伝ってなお〆切までギリとか、勘弁して欲しいよ……ガチでホントに。」
「わたしも……こういうのは心臓に悪い……。」
「一先ずこれで、あとは……3日後の発表を待つだけ、だね。」
ですが、取り敢えずは間に合いはしましたけど、まだ結果が出たわけではありませんからね。
「……うん、そうだね。3日後には……このままこの部室にいられるのか、そうじゃないのかが決まる。……でも、3日って結構長いじゃん?そこで提案なんだけどさ、先に、Web版の「テイルズ・サガ・クロニクル2」をアップロードしてみるのはどう?」
「!?」
「お、なんか思い切ったことするじゃん。アタシは別に良いと思うけども、どったのモモ?」
「だって……3日も待てないよ、ショウ!それに、審査員の評価より先に、ユーザーの反応を見たくない!?」
「うーん、でもちょっと怖いかも……低評価コメントも心配だし。」
「何言ってるのさ!そもそも、ミレニアムプライスに出場するためだけに作ったゲームじゃないでしょ!自信を持って、見てもらおうよ!私たちはベストを尽くしたんだから!」
「……うん、アップしよう。作品っていうのは……見てくれる人、喜んでくれる人がいてこそ、完成されるものだと思うから。わたしは……わたしたちのゲームを、きちんと完成させたい。大丈夫。もし前みたいに、低評価コメントのオンパレードになったとしても……。全力で頑張ったから。それに……みんなが一緒だから、きっと受け止められる。わたしはもう、大丈夫。」
「お姉ちゃん……ユズちゃん……。……。」
……どうやら、モモイさんも、ユズさんも今回の一件で成長を遂げたようですね。お会いしてからまだそれほど日数は経過していませんが……それでも会ったばかり頃や色々とお聞きした、これまでのゲーム開発部の所g……失礼、活動内容と比べると飛躍的に進歩していると思いますよ。ですからミドリさんも、油断や慢心しない程度になら大丈夫ですから、胸を張って自信を持ってください。 - 27二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 22:50:02
所業と言うのはこれよりかなり先の事に遭遇してから言うべきかね…
- 28ORCA小隊24/10/27(日) 09:44:31
「そうそう!というわけで、それじゃあ今すぐアップロードー!」
「ああっ!ま、待って!心の準備が……!」
「転送完了!プレイして感想がもらえるまで少なくとも2時間、3時間はかかるだろうし、後はしばしの休憩ってことで!」
「……はあ、そうだね。」
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「……。」
「……?アリスさん、どうしてコンピューターの前に座っているんですか?」
「あ、アマネ。アリスは待機します。みなさんがダウンロードを始めたようです、気になります。」
「流石にこれからゲームを試遊するのにもまた時間がかかるでしょうし、待っていてもそんなすぐには感想は来ないとコトは思いますよ?」
「はい、それでも待ちます。」
「わ、わたしも……。どっちにしろ、緊張で眠れないし……。わたしも、待ってる。」
「……うん。ダメ、私もドキドキしてきちゃった。」
「私は心配でドキドキが止まらないよ……うぅっ、自分で言い出したのに緊張でおかしくなりそう!」
「お、初コメ来たよ。」
「何て!?何て!?」