(閲覧注意)[ここだけ]怪獣を育成する宇宙人の掲示板390

  • 1二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 21:18:22

    多重クロス注意

    ウルトラシリーズが基本な世界の

    住人としてエミュするスレです

    他人の事を尊重して楽しみましょう

    マナーを守って楽しみましょう

    次スレは>>190あたりでお願いします

  • 2クティーラ24/10/25(金) 21:19:37
  • 3ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 21:22:20

    建て乙です!

  • 4二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 21:43:13

    前198
    ……なるほど
    【ゼットのガンマイリュージョンのめっちゃすごい版とか前に見た何か呼び出すラッパ(ラッパラッター)からでてきた人達みたいなものと解釈した】

  • 5ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 21:44:12

    >>4

    ※なんかコテが消えた…

  • 6アンデルセン24/10/25(金) 21:47:11

    さてお前たち。あいつを夢に縛る、
    楔のようなものを見つけるにはだな
    俺はまず夢に未練があると見ている。  

    これがしたかった、またこれがしたい
    こうしたい、あるいはこうなりたいと
    一言で言えば未練や執着、あるいは理想だ
    まずは人間観察から入るのが筋だろう。

    意見は出し惜しみせず出せ、
    それを採用するかは別としてな

  • 7トレウス24/10/25(金) 21:51:15

    >>6

    「…参考までに…だがな?俺の息子はいつもこう言ってたぞ! "体が治ったら外に出て普通の日々を過ごしたい!"ってな! そういう願いとかじゃないか?」

  • 8佐藤勇一郎24/10/25(金) 21:53:05

    >>6

    うーん!プリンいっぱい食べれば良いじゃないですか?

  • 9バカ共+α24/10/25(金) 21:53:49

    >>6

    グリム「私は…とにかく、楽しい物とか、楽しい事とかだと思うな。」

  • 10ありすとアリス24/10/25(金) 21:55:08

    >>6

    「えーと…『家族と一緒に過ごしたい』とかかしら?」


    「それか『恋人が欲しい』というのもあるわね?」

  • 11ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 21:57:02

    >>6

    まぁ…元気になって外に出たいとか…ですかね?

  • 12鑢イチカ24/10/25(金) 21:58:09

    >>6

    お父さんと遊びたいとかお母さんの料理が食べたいとかか?

    …………………今の空間にはお父さんは居るが

    【下野の方を見る】

  • 13二次元好きの匿名さん24/10/25(金) 22:06:53

    このレスは削除されています

  • 14アンデルセン24/10/25(金) 22:08:30

    ここで重要なのはこの夢の中には
    『童話』の要素が非常に濃い事だ。
    家族と遊びたいなら自分の家が、
    外で遊びたいなら外の景色になる筈
    だが、この夢の中にはそれらはない。

    という事はつまり、あいつが欲しい物は

    ・・・・・・・
    『童話の中にある』という事になる

    ふむ...少しは範囲を絞れてきたか?

  • 15トレウス24/10/25(金) 22:10:07

    >>14

    「つまりは…なにか?現実逃避…とか?」

  • 16ありすとアリス24/10/25(金) 22:13:48

    >>14

    「・・・『王子様』ね!『王子様』よ!祝福のキスでベットから連れ出す『王子様』を望んでいるのよ!」


    「『白馬の王子様』に間違いないわ!悪い魔女の呪いから助けてほしいのね!」


    ありすとアリスは目を輝かせ『白雪姫』の本を持ちながら興奮していた

  • 17佐藤勇一郎24/10/25(金) 22:14:13

    >>14

    童話の中にある···うーん···なんか分かるようで分からない気がする···

  • 18ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 22:14:46

    【全く分からない宇宙人たち】

  • 19鑢イチカ24/10/25(金) 22:19:55

    >>14

    泡のように消えても良いから身が焦げる様な恋がしたいとか?

    【『人魚姫』の絵本を持って見せる】

  • 20バカ共+α24/10/25(金) 22:21:53

    >>14

    メフィスレス「童話……に御座いますか……」

  • 21アンデルセン24/10/25(金) 22:24:26

    では第二に、あいつの置かれた状況を
    鑑みて考察を述べてみよう。

    もし俺があいつなら思うのはこうだ、
    『この病弱な身体を治したい』
    外に出るにも遊ぶにも、必要なのは
    健康な身体が絶対条件だろうよ
    "人並みの幸せ"というやつは、
    対象が五体満足の健康体であり、
    そして他人と接せる人間である事を
    大前提として述べられるものだ。
    しかもあれは産まれつきときた!
    なら、その思いは筋金入りだろうな。
    病室のベッドで最大限やれる事は、
    童話や絵本をめくる事くらいだろう。
    救いを物語に求めても無理はないさ

  • 22鑢イチカ24/10/25(金) 22:26:52

    >>21

    では、救いがない絵本は対象外と

    ………マッチ売りの少女は最後に事切れるから対象外か

    【『マッチ売りの少女』の絵本を閉じる】

  • 23バカ共+α24/10/25(金) 22:26:59

    >>21

    エイフェックス「……っ!成程……!確かにその可能性は高いかもね!」

  • 24ありすとアリス24/10/25(金) 22:28:21

    >>21

    「・・・・・・私は…それすら出来なかったわ…だから夢の世界に逃げたの…」


    「ありす…」


    先ほどまでの興奮が嘘のようにありすとアリスは大人しくなってしまった

  • 25トレウス24/10/25(金) 22:29:17

    >>21

    「なら…願いを叶える系の童話とか?

    打ち出の小槌やらランプの魔人やら…とにかく童話なんて大量にいるからな」

  • 26マルクト24/10/25(金) 22:33:25

    >>14

    >>21

    わかった!つまりあの『あばたろう』にあるようにクワガタのぎぃちゃんが友達として欲しかったんだね!

    なるほど、だからクワガタを用意すれば良いわけか


    完璧じゃん

  • 27アンデルセン24/10/25(金) 22:38:41

    >>22

    ...いや、その逆だな

    不幸を日常とするような人間にはな、

    "幸せ"というものがいつしかこう

    ぼやけて抽象的になってゆくものだ

    日常そのものが不幸であるがゆえに、

    幸せの味をいつしか忘れてしまう。

    そういう時に、その手の話は驚く程に

    霞んだ心を救ってくれたりするものさ。


    >>24

    『夢に逃げるのも、夢に縛られるのも

    ただ等しく夢は受け止めてくれるもの

    なんて素晴らしい!そう思わないかい?

    逃げた先に今の君たちがいるのなら、

    その選択は間違ってなかったって事だ!

    勿論、誰もがそうとは限らないけどね。』


    (近くの木の上から、完璧に優しい声が

    ありすとアリスや皆に向け降ってくる)

  • 28ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 22:39:18

    >>26

    【セブンガーの頭にダークロプスのスラッガーをつけてクワガタに……見えるかこれ?】

  • 29佐藤勇一郎24/10/25(金) 22:40:07

    >>21

    >>27

    じゃああの本なら!

    【親指姫の本を出す】

  • 30ありすとアリス24/10/25(金) 22:41:39

    >>27

    「・・・あなたは誰?」


    「いたずら好きのチェシャ猫かしら?」


    ありすとアリスは声がした方向へと顔を向ける

  • 31マルクト24/10/25(金) 22:42:19

    >>27

    >>28

    じゃあやっぱりクワガタかぁ

    【同じく頭に鹿の角を付けてクワガタのコスプレをする】

    >>27

    この声は!ハイドラくんだな知らんけど

  • 32バカ共+α24/10/25(金) 22:43:07

    >>27

    エイフェックス「……ん?何だこの声は……?」

  • 33鑢イチカ24/10/25(金) 22:44:13

    >>27

    マイナスが常になりプラスを忘れるか

    ………ならばマイナスからプラスに成りたいと思うはずだ

    オズの魔法使いとかの様に無いものを求める物語とか

    【『オズの魔法使い』を提唱する】

    >>31

    マルクトはさっきから頭ドンブラになり過ぎだ

    【痛くない程度に頭をグリグリする】

  • 34トレウス24/10/25(金) 22:45:14

    >>27

    「なるほど…なら…!」


    >>28

    >>31

    「クワゴンだよ〜 クワゴントントン。」

    明らかにおかしくなっている

  • 35マルクト24/10/25(金) 22:45:54

    >>33

    にゃぁぁぁ!!!

    【別に痛くないけど軽く悲鳴をあげる】

    >>34

    行ける……!これなら確実に……!!

    【手応えを感じた】

  • 36ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 22:46:20

    ……そもそも童話を読んだことないんですよね……

  • 37鑢イチカ24/10/25(金) 22:52:21

    >>34

    真面目に考えなさいな!

    【ケツを蹴り上げる】

    >>35

    行けないよ!

    何処も!

    カオスがプラスな訳無いだろう!!

    【少しグリグリの力を強める】

  • 38アンデルセン24/10/25(金) 22:55:50

    >>33

    アンデルセン

    『うむ。中々良い線を行っているな

    俺の答えの一つも概ねそのようなものだ』


    >>30

    『君たちを木の上から覗いてみると、

    色とりどりで様々な落ち葉のようだね!

    ただ、折角の初登場シーンが台無しだ

    僕はクリフハンガーは使わない主義でね

    こうして颯爽と登場して見せよう!』


    スタッ!と華麗に着地した人物は、

    顔を上げるとにこやかに笑いかける


    『時に眩しく時に爽やかな妖精王、

    この舞台にも颯爽登場、という訳さ!』


    アンデルセン

    『...オベロン、妖精王オベロン だと?』

  • 39トレウス24/10/25(金) 22:57:35

    >>37

    「あだっ! お…おい!可愛い子供のケツを蹴り上げるなって!!」


    >>38

    「……妖精だって!? そんな冗談は…"よぉせぇ"よぉ!

    なんちゃって! アーハハハハ!!!

    ………………で、マジで誰?」

  • 40マルクト24/10/25(金) 22:58:19

    >>37

    >>38

    あ、敵だ

    ハイドラくんがなんか似たような雰囲気で敵だったしこいつも敵に違いない

    【ぐりぐりされながら指差す】

  • 41バカ共+α24/10/25(金) 22:58:35

    >>38

    エイフェックス「……あれ確かコイツ前も……」

  • 42ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 22:59:38

    >>40>>38

    【マルクトの言葉を聞き警戒するイミティ】

  • 43佐藤勇一郎24/10/25(金) 23:00:06

    >>38

    オベロン?誰ですか?

  • 44鑢イチカ24/10/25(金) 23:01:01

    >>38

    クッド・ルッキング・借金王だと………

    >>39

    妖精の森の妖精王

    ティターニアという妻がいる

    ………のが、夏の夜の夢という小説の設定

    >>40

    人に指を向けちゃいけません

    …………………この場合は妖精だけど

  • 45マルクト24/10/25(金) 23:01:46

    >>41

    >>42

    前なんかね、ハイドラくんっていう闇堕ちに定評のある私の義理の兄があんな感じの姿で闇堕ちしてたんだよ

    だから多分危ないやつ……だと思う

    >>44

    はーい

    【指差すのは辞める】

  • 46ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 23:02:49

    >>44

    借金王!?妖精の王様なのにですか!?

  • 47ありすとアリス24/10/25(金) 23:02:57

    >>38

    「どうしてかしら…まだチェシャ猫の方が可愛げがありそうだわ…」


    「ええありす…何だかとっても嫌な予感ね…」


    ありすとアリスは突然現れた妖精王オベロンを警戒する

  • 48トレウス24/10/25(金) 23:04:27

    >>44

    「借金…ねぇ?」

    『借りた金は返すべきだ…なぜ理解しない…!

    借りた金を返すことで信用は拡大していくのだ…!』

    妙な幻聴がイチカの耳に響く


    >>45

    「まぁ妖精って言っても掻い摘んで言えば蛾の同類だろ?

    なら簡単に倒せるな!!」

  • 49アンデルセン24/10/25(金) 23:07:29

    オベロン
    『...何か僕について知ってはいるけど
    風評被害も被ってる予感がするなぁ
    そこのミスター...誰でもいいんだけどね
    何があったか知っていたりするかい?』

    アンデルセン
    『話は主の方からそれなりに聞いたさ
    ...貴様、"汎人類史のオベロン"か?』

    オベロン
    『...?何か並行世界の事なのかい?
    僕は君たちの紡ぎ書き出した妖精王さ、
    それ以下でもそれ以上でもないよ?
    ほら、クラスもキャスターだからね』

  • 50鑢イチカ24/10/25(金) 23:10:34

    >>45

    そう、ソレでいい

    >>48

    やっ、やめろノーザーク

    借りた金を何故返さない!

    【頭を抱える】

  • 51ありすとアリス24/10/25(金) 23:11:08

    >>49

    「『汎人類史』…?オベロンって人はトランプの兵士みたいに何人もいるものなの?」


    「王様なのに沢山いるなんて不思議な人だわ」

  • 52マルクト24/10/25(金) 23:11:10

    >>48

    …………借金王は嘘つき

    【話進ませる為に信じるけど内心信じてないから警戒してるぞという目で見てる】

    >>48

    ハイドラセカンドは疲れるよ……なんかデカい虫出してたし大変だった

  • 53ウルトラマンイミティ24/10/25(金) 23:13:11

    ……タルタロスの連れてきたトレギアさんたち見たいに皆さんの知ってる人とは別の方…見たいですね

  • 54トレウス24/10/25(金) 23:13:44

    >>49

    「あー…なぁ…もっとざっくり言ってくれないか?

    アンタは敵か? それとも味方なのか?」


    >>50

    『やぁ戦友 早速で悪いが…金を貸してほ』

    途中で幻聴が消える

  • 55佐藤勇一郎24/10/25(金) 23:18:28

    >>44

    妖精の王凄いですね!

    >>49

    オベイロンさん!よろしくです!

  • 56鑢イチカ24/10/25(金) 23:19:48

    >>54

    何だったんだ今のは

    …………………まさか、スタンド攻撃か?!

    【警戒し始める】

  • 57アンデルセン24/10/25(金) 23:25:27

    >>54

    オベロン

    『どうやらイマイチ信じて貰えないね

    だが、それも仕方のない事なんだろう

    僕の名を持つ以上は避けられない"呪い"

    そういうものが、僕には残念ながらある

    "全ては夏の夜の夢ならば"そう最後に、

    僕たちの物語は締めくくられた...おっと


    兎に角、僕を信頼しないのは仕方ない

    ただ僕は味方だよ、だからこうして

    君たちに姿を見せたんだし』


    アンデルセン

    『まぁ敵だろうと味方だろうと、

    この夢から出られる手助けになるなら

    この際どんな化け物でも構わんだろう...』

  • 58ありすとアリス24/10/25(金) 23:29:59

    >>57

    「よろしくなのだわオベロンさん!」


    「何だかオズの魔法使いの元に向かうドロシー一行みたいだわ!」

  • 59トレウス24/10/25(金) 23:30:50

    >>57

    「まぁそれもそうか よろしくなぁ!!」


    >>56

    「イチカ あなた疲れてるのよ…」

  • 60マルクト24/10/25(金) 23:31:44

    >>57

    まあ良いかよろしくなぁ!!

  • 61防衛隊24/10/25(金) 23:36:31

    俊介「……それで、クティーラを救うにはどうすれば……」

  • 62アンデルセン24/10/25(金) 23:46:13

    アンデルセン
    『二つの考察から俺は一つの解を導いた。
    それは、健康な肉体を得るためには
    "その部位を得られる童話"が肝だとな

    例えば頭、喉、手、足、そして身体...
    "それぞれの部位に対応した童話"を探す、
    これが夢から醒めるキー...の筈だ』

    オベロン
    『成程、健康な肉体が無いのならば
    それらを失った童話から貰えば良い、と
    独創的な解法だけど、腑には落ちたよ』

  • 63佐藤勇一郎24/10/25(金) 23:50:17

    >>57

    味方ですよ!

    >>62

    へー!凄いです!

  • 64トレウス24/10/25(金) 23:50:19

    >>62

    「……納得できるけど…んな都合のいい童話ってあるのか?」

  • 65鑢イチカ24/10/25(金) 23:50:44

    >>59

    そんな訳無いだろう!

    タダ報告書の〆切が差し迫ってただけだ!

    >>62

    …………………足に関する童話

    『赤い靴』を思い浮かべたけどアレは失う話だからなぁ

    だとしたら『人魚姫』か?

    アレは魔女との契約で離せなくなる変わりに脚を貰えたし

  • 66アンデルセン24/10/25(金) 23:55:43

    >>65

    またしても逆を行くな、お前は

    俺の考えはまさにその逆だ


    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    部位を失った主人公から部位を貰う


    ...試すためにも、『赤い靴』を探すぞ

    この先の街辺りに恐らくあるだろうよ

    まずそう書いたのだからな、俺が。

  • 67鑢イチカ24/10/25(金) 23:59:19

    >>66

    斬り落とした足は踊り続けたみたいな描写してましたねぇ

    …………………となると喉が『人魚姫』か

    身体は『幸福の王子』かな?

  • 68トレウス24/10/25(金) 23:59:20

    >>65

    >>66

    「まぁ待てよ 確かにイチカはトンチンカンなことを言う振られ野郎だぜ?

    だけどよ…人魚姫の案は悪くなくね?

    ほら…アイツは声…つまり喉を失ったようなもんだろ?」

  • 69ありすとアリス24/10/25(金) 23:59:35

    >>62

    >>66

    「何だか怖いわ…」


    「何かを失った主人公…『人魚姫』も入るかしら?あの物語は『声』を失っていたわ…それって『喉』の部位を失ったってことなのかしら?」

  • 70マルクト24/10/25(金) 23:59:50

    >>66

    なんかすごい縁起悪そうに聞こえるんだけど……

  • 71ウルトラマンイミティ24/10/26(土) 00:00:56

    「体の一部無くすって……童話って怖いんですね……」
    赤い靴……ですか何かメモールという怪獣を思い出しますね
    【何か勘違いしてるダークロプスとある怪獣をイメージしてるイミティ】

  • 72鑢イチカ24/10/26(土) 00:00:59

    >>68

    トレウス

    お前は後で『カチカチ山』の刑だ

    【火打ち石をカチカチさせる】

  • 73アンデルセン24/10/26(土) 00:14:05

    オベロン
    『街に行くには僕は目立ち過ぎる、
    情報を元にある程度他のを絞っておこう
    なーに、僕の情報収集能力は凄いぜ?
    葉の下の囁きから、酒場のほら話だって
    何だってとくと集めてしんぜよう!』

    アンデルセン
    『守備良く行けば良いが、まぁ良し。
    お前たちは街まで俺と着いて来い、
    前進するか停滞かが決まるのだからな!』

  • 74トレウス24/10/26(土) 00:15:41

    >>72

    「ふふふ…いいのか? 今の俺は子供の姿…子供を火炙りだなんて…よくないぜ?」


    >>73

    「よしきた! 行くぞ行くぞ〜!」

  • 75鑢イチカ24/10/26(土) 00:24:16

    >>74

    じゃあ、実年齢の数だけおしりペンペンだ

    >>73

    進むしか無いのだろう

    …………………いっそ楽しむか

  • 76ウルトラマンイミティ24/10/26(土) 00:27:25

    >>73

    分かりました!

  • 77ありすとアリス24/10/26(土) 00:30:56

    >>73

    「不安だわ不安だわ…」


    「大丈夫かしら…赤い靴を履かされないかしら…」

  • 78佐藤勇一郎24/10/26(土) 00:45:00

    >>66

    >>73

    はい!

  • 79マルクト24/10/26(土) 07:30:47

    >>73

    別のパーツ候補考えてたんだよね

    『耳なし芳一』から耳とかは思いつくけど胴体取られた話は思いつかないな

  • 80アンデルセン24/10/26(土) 22:47:13

    街には動く鎧やピエロや魔女らしき姿、
    童話の敵役味方役が街中を行進していた

    アンデルセン
    『パン屋、ケーキ屋、薬屋に革問屋、
    俺が書いた描写に則るならこの辺りに...

    ...よしここだな、"靴屋"』

    たくさんの店が軒を連ねる中に、
    当然のように靴屋は存在していた。
    ショーウィンドウにはバレエシューズや
    スケート靴、ブーツなどが飾られている

  • 81ありすとアリス24/10/26(土) 22:50:49

    >>80

    「たくさん靴があるわ!赤い靴もあるのかしら…?」


    「赤い靴って売られているものなのかしら…?」


    ありすとアリスは靴屋にある様々な靴を物色していく

  • 82トレウス24/10/26(土) 22:52:13

    >>80

    「へぇ? 色々とあるな…

    あれはないのかな? あの…翼のついた靴」


    >>81

    「さぁ? でも小人が仕立てた靴はあるかもな?」

  • 83アンデルセン24/10/26(土) 23:15:20

    『ただ赤いだけの靴なら必ずある、
    だがあの物語の"赤い靴"であるなら...

    恐ろしいほど美しく感じるだろうよ
    本物ならそういう魔物めいた物の筈だ
    何しろ、カーレンの人生を狂わせたのは
    『ただ単に美しい赤い靴』だからな。
    ただ美しいだけで少女の運命を狂わせ、
    贖罪に一生を捧げるしかなくした靴だ。』


    皆で靴屋を少しの間探していくと...
    "それ"は不気味な程に完璧な場所で
    照明を受け、微かにきらめいていた
    人を釘付けにする鮮やかな真紅の色...

    ───────『赤い靴』だ。

  • 84二次元好きの匿名さん24/10/26(土) 23:17:00

    このレスは削除されています

  • 85トレウス24/10/26(土) 23:18:53

    >>83

    「ワォ…マジで見惚れちまうな…

    履いてみるか…? いや…その前に俺の足じゃ入らないか?」

  • 86佐藤勇一郎24/10/26(土) 23:19:03

    >>80

    靴屋さんですか?

    >>83

    赤い靴?

  • 87ウルトラマンイミティ24/10/26(土) 23:19:37

    >>83

    ……赤い……ですね

  • 88マルクト24/10/26(土) 23:20:26

    >>83

    よっしゃ確認のため履いてみるか

  • 89ありすとアリス24/10/26(土) 23:34:53

    >>83

    「赤い靴だわ…」


    「だけど靴だけ?それで目的達成なのかしら?」

  • 90鑢イチカ24/10/27(日) 12:40:54

    >>83

    靴だけあっても脚がなきゃ意味ないか?

    【『赤い靴』を見る】

  • 91アンデルセン24/10/27(日) 19:04:51

    『これは履けば童話の世界に飛び込む、
    言わば定員一名のシステムと見た。
    ならば、俺が少しばかり読み易くしよう
    何...文の推敲なぞ、何度もさせられたわ!』

    アンデルセンが赤い靴を手に取ると、
    持っていたペンで何やら書き込んでいく。
    するとだんだん靴が光り始め...

    『...よし、多人数で飛び込むのなら
    この形にするのが一番適しているだろう
    そもそもこの形が本来の姿だろうよ。』

    光が収まると、ある一つの絵本が
    目の前の空間に浮かんで静止していた
    タイトルは、『赤い靴』だ。

  • 92鑢イチカ24/10/27(日) 19:08:41

    >>91

    求めているモノを絵本にする形なのね

    【興味有りげに見る】

  • 93トレウス24/10/27(日) 19:19:16

    >>91

    「な?ほど? 楽しそうだな!」

  • 94ウルトラマンイミティ24/10/27(日) 19:24:30

    >>91

    靴から本になった……

  • 95ありすとアリス24/10/27(日) 20:20:37

    >>91

    「すごいわすごいわ!」


    「まるでおとぎ話のようだわ!」


    ありすとアリスはアンデルセンの力を見て興奮する

  • 96マルクト24/10/27(日) 20:58:21

    >>91

    おお!!この中に入って主人公の足を切り落とせばいいんだね!

  • 97佐藤勇一郎24/10/27(日) 21:10:31

    >>91

    凄いです!

  • 98アンデルセン24/10/27(日) 21:26:55

    『俺もキャスターの端くれだ、
    赤い靴は俺の作品というのもあるがな

    さて...恐らくだがこれを開けば
    俺たちは第三者視点から物語を見、
    そして身体のパーツに準ずるものを
    手にする事になる...筈だ。
    まぁ迷っていても仕方があるまい、
    一応は心の準備をしておけ。』

    アンデルセンが絵本を開くと、
    先程と同じように光が溢れ出す
    そして視界が真っ白く塗り潰されると...

    『...無事着いたか、少しばかりつまらん。
    恐らくこの辺りに......ん?あれか』

    遠くに、歩く人影が見える
    物語の幕は開かれた。
     

  • 99トレウス24/10/27(日) 21:29:11

    >>98

    「準ずるものって言われてもなぁ…

    ……まぁいいや そのうちわかるか」

  • 100マルクト24/10/27(日) 21:31:48

    >>98

    切るでござる!!

    武器になりそうなものってないの?大丈夫?一応装備はあるっちゃあるけど

  • 101佐藤勇一郎24/10/27(日) 21:32:22

    >>98

    何でしょうか?

  • 102ありすとアリス24/10/27(日) 21:34:24

    >>98

    「少し怖いけど楽しみだわ!」


    「油断しちゃダメよありす?」

  • 103ウルトラマンイミティ24/10/27(日) 21:37:52

    >>100

    えっと……スラッガー使います?

    【スティールフレアに変身し声をかける】

  • 104アンデルセン24/10/27(日) 21:47:16

    『ある所に、小さい女の子がいました。
    その子はとても綺麗なかわいらしい子
    でしたけれども、貧乏だったので、
    夏のうちは裸足で歩かなければならず、
    冬はあつぼったい木の靴をはきました。』

    『その子の住んでいる村のなかほどに、
    靴屋のおかみさんが住んでいました。
    そのおかみさんはせっせと赤いらしゃの
    古切れをぬって、ちいさなくつを一足
    こしらえてくれていました。このくつは
    ずいぶんかっこうのわるいものでしたが、
    心のこもった品で、その女の子にやる
    ことになっていました。
    女の子の名は、カーレンといいました。』

    その道を歩く女の子を見て、
    皆は何故か既視感を覚えました。
    何処かで、会った事があるような?
    そしてようやく気が付きました。
    その少女の顔を知っていたからです。



    ───ミゼーアだ。

    幼いものの、同じ顔をしていました。

  • 105ありすとアリス24/10/27(日) 21:50:27

    >>104

    「これからどうなるの…?」


    「このまま物語通りに進むとしたら…ミゼーアさんは…」

  • 106ウルトラマンイミティ24/10/27(日) 21:51:53

    ※あってたか忘れてしまった……

  • 107防衛隊24/10/27(日) 21:55:31

    >>104

    俊介「……」

    (飛び出していきたい顔をしてる)

  • 108二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 21:59:54

    このレスは削除されています

  • 109マルクト24/10/27(日) 22:00:56

    >>103

    >>104

    これ早めに切ったりしたらどうなるんだ?それとも話には干渉できないタイプ?待たなきゃダメなやつかな?

    同じ顔って言っても本人じゃないでしょ

    気にすることじゃない


    いざという時はそれ使わせて欲しいな

  • 110トレウス24/10/27(日) 22:02:51

    >>104

    「………うん? このままだと…アイツの足を…?」

  • 111アンデルセン24/10/27(日) 22:05:57

    『カーレンは、お母さんのお葬式の日に、

    その靴をもらって、初めてそれを

    履いてみました。赤い靴はたしかに

    お弔いにはふさわしくない物でしたが、 

    ほかに靴はなかったので、素足の上に

    それをはいて、粗末な棺のうしろから 

    ついていきました。』


    『そのとき、年とったかっぷくのいい

    お年よりの奥さまをのせた、

    大馬車がそこを通りかかりました。

    この奥さまはむすめの様子をみると

    かわいそうになって、

    「よく面倒をみてやりとうございます。

    どうか、この子を下さいませんか。」と、

    お坊さんにこういってみました。

    こんなことになったのも、赤い靴の

    おかげだと、カーレンはおもいました。

    ところが奥さまは、これは酷い靴だと

    いって、焼きすてさせてしまいました。

    そのかわりカーレンは、小ざっぱりと、

    見ぐるしくない着物を着せられて、 

    本を読んだり、物を縫ったり

    することを教えられました。』 


    >>109

    アンデルセン

    『無理だな。最後のページまでは

    俺たちは読み続ける事しか出来ん。』

  • 112トレウス24/10/27(日) 22:07:11

    >>111

    「……嫌な話だぜ……あーくそ…なんかスキップ機能とかねぇのか…?」

  • 113マルクト24/10/27(日) 22:08:14

    >>111

    ふぅん成る程ね

    なら一々知り合いが出てきてもスルーが安定か

    スキップも助けることもできないなら、助けられないことに気を割く必要もないし

  • 114ありすとアリス24/10/27(日) 22:11:06

    >>111

    「私たちは見ていることしか出来ないのね…」


    「読者はそういうものよありす…外からは決して干渉出来るものではないわ…」

  • 115ウルトラマンイミティ24/10/27(日) 22:15:44

    >>109

    ……わかりました

  • 116アンデルセン24/10/27(日) 22:18:19

    『さて、カレンは堅信礼をうける年頃に
    なりました。新しい着物ができたので、
    ついでに新しい靴まで拵えてもらって、
    はくことになりました。町のお金持ちの
    靴屋が、自分の家のしごとべやで、
    カーレンのかわいらしい足の寸法を
    とりました。そこには美しいくつだの、
    ぴかぴか光る長ぐつだのがはいった、 
    大きなガラス張の箱が並んでいました。
    そのへやはたいへんきれいでしたが、 
    お年よりの奥さまは、もうよく目が
    見えなかったので、それをいっこう 
    良いともおもいませんでした。
    色々と靴が並んでいるなかに、赤い靴が
    ありました。なんという美しい
    靴でしょう。靴屋さんは、これはある
    伯爵のお子さんのためにこしらえたの
    ですが、足に合わなかったのです、
    といいました。』

    『「これはきっと、エナメル革だね。
    まあ、よく光ってること。」と、
    お年よりの奥さまはいいました。
    「ええ。ほんとうに、
    よく光っておりますこと。」と、
    カーレンはこたえました。その靴は
    カーレンの足に合ったので、
    その靴を買うことになりました。』

  • 117アンデルセン24/10/27(日) 22:25:17

    『けれども奥さまは、その靴が赤かった
    とは知りませんでした。というのは、
    もし赤いということがわかったなら、
    カーレンがその靴をはいて、堅信礼を受けに
    行くことを許さなかったはずでした。でも、
    カーレンはその赤い靴をはいて、 
    教会へ堅信礼をうけにいきました。』

    『誰も彼もが、カレンの足もとに目を
    つけました。そして、カレンが教会の敷居を
    またいで、唱歌所の入口へ進んでいった時、
    沢山の石像や、鎧や、銅像までもが、
    カレンの赤い靴を見つめているような
    気がしました。それからカレンは、
    坊さんがカレンの頭の上に手をのせて、
    神聖な洗礼のことや、神さまと一つになる
    こと、一人前のクリスチャンとして身を
    保たなければならないことなどを
    話してきかせても、自分の靴のこと
    ばかり考えていました。オルガンが
    おごそかに鳴って、こどもたちは、
    若い美しい声で、賛美歌を歌いました。
    唱歌組をさしずする年とった人も、
    いっしょにうたいました。けれども、
    カーレンはやはり、じぶんの
    赤い靴のことばかり考えていました。』

  • 118ありすとアリス24/10/27(日) 22:25:52

    >>116

    「ああ…あの靴ね…」


    「何も出来ないのが歯痒いわ…」

  • 119ウルトラマンイミティ24/10/27(日) 22:26:21

    【物語を静かに聞いているイミティ達】

  • 120トレウス24/10/27(日) 22:27:24

    >>116

    >>117

    「…………」

    目線をそらしてなるべく見ないようにしている

  • 121アンデルセン24/10/27(日) 22:32:35

    『奥さまは、カーレンの履いていた
    靴が赤かった話を、方々でききました。
    そこで、そんな事をするのは駄目な事で、
    礼儀にそむいたことだ。これから教会へ
    いくときは、古くともかならず黒い靴を
    はいていかなくてはならない、と
    カーレンに申しわたしました。』

    『その次の日曜は、堅信礼のあと、
    はじめての聖餐式のある日でした。
    カーレンは始め黒い靴を見て、それから
    赤い靴を見ました。────さて、
    もういちど赤い靴を見なおした上、
    とうとうそれをはいてしまいました。
    教会の戸口の所に、珍しく長い髭を
    生やした年よりの兵隊が、松葉杖に縋って
    立っていました。その髭は白いというより 
    赤いほうで、この老兵はほとんど、
    あたまが地面につかないばかりに
    おじぎをして、お年よりの奥さまに、
    どうぞ靴のほこりを払わせて下さいと
    たのみました。そしてカーレンも、
    じぶんのちいさい足をさし出しました。
    「はて、ずいぶんきれいな
    ダンスぐつですわい。踊るとき、
    ぴったりと足についていますように。」
    と老兵はいって、カレンの靴の底を、
    手でぴたぴたとたたきました。』

  • 122アンデルセン24/10/27(日) 22:40:11

    『奥さまは、老兵にお金を恵んで、
    カレンをつれて、教会のなかへ
    入ってしまいました。
    教会のなかでは、誰も彼もいっせいに、
    カレンの赤いくつに目をつけました。
    そこに並んだ像たちも、みんなその
    赤い靴を見ました。カレンは聖壇の前に
    ひざまずいて、金の杯をくちびるに
    もっていくときも、ただ自分の赤い靴の
    事を考えていました。赤い靴が杯の上に
    うかんでいるような気がしました。 
    それで、賛美歌を歌う事も忘れていれば
    主のお祈りを唱える事も忘れていました。
    やがて人びとは、教会から出てきました。
    そしてお年よりの奥さまは、自分の馬車に
    のりました。カーレンもつづいて足を 
    もちあげました。すると老兵はまた、
    「はて、ずいぶんきれいな
    ダンスぐつですわい。」といいました。』

    ミゼーアの姿をしたカーレンは、
    ただ夢見るような表情をしながら
    ちらり、ちらりと自分の赤い靴を
    慈しむように、愛おしむように
    そんなふうに眺め続けていた。

  • 123ウルトラマンイミティ24/10/27(日) 22:42:27

    ……これは…説明されたのに赤い靴を履いた女の子が悪いのか……
    それとも赤い靴になにか魅了的な力があったのか…どちらなのでしょう

  • 124ありすとアリス24/10/27(日) 22:42:47

    >>121

    >>122

    「・・・・・・」


    ありすとアリスは固唾を飲んでミゼーアを見守っている

  • 125佐藤勇一郎24/10/27(日) 22:47:21

    >>121

    >>122

    【ミゼーアを見守っている】

  • 126トレウス24/10/27(日) 22:48:03

    >>121

    >>122

    「………」

    黙っている

  • 127アンデルセン24/10/27(日) 23:07:15

    『すると、ふしぎなことに、
    そうしまいとしても、カーレンの
    足が独りでに、どんどん踊り続けて
    いきました。カーレンはまるで靴の
    したいままになっているようでした。
    そこで御者が追いかけて、カーレンを
    捕まなければなりませんでした。
    そしてカーレンをだきかかえて、
    なんとか馬車のなかへいれました。
    やっとのことで、みんながカーレンの
    靴を脱がせると、カーレンの足は、
    ようやくおとなしくなりました。』

    『うちへかえると、その靴は、
    戸棚にしまいこまれてしまいました。
    さて、そのうち、お年よりの奥さまは、
    重い病気にかかりました。看病は、
    誰よりもまずカーレンがしなければ
    ならないつとめでした。けれども
    その日は、その町で大舞踏会が
    開かれる事になっていて、カーレンは
    それに呼ばれていました。カーレンは、
    もう助からないらしい奥さまを見ました。
    そして、赤い靴をながめました。
    ながめたところで、別段わるいことは
    あるまいと考えました。――すると、
    こんどは、赤い靴をはきました。それも
    まぁわるいことでもないわけでした。
    ──ところが、それをはくとカーレンは
    舞踏会に行き、踊りだしたのです。』

  • 128ありすとアリス24/10/27(日) 23:19:01

    >>127

    「ああ…」


    「とうとう始まってしまったのね…」

  • 129トレウス24/10/27(日) 23:24:55

    >>127

    「………聞きたくねぇな…見たくもねぇ…」

  • 130二次元好きの匿名さん24/10/27(日) 23:38:24

    このレスは削除されています

  • 131佐藤勇一郎24/10/27(日) 23:41:04

    >>127

    カーレンさん!良かったですね!

  • 132鑢イチカ24/10/28(月) 14:12:07

    >>127

    ………………良い気はしないよな

  • 133ウルトラマンイミティ24/10/28(月) 17:16:31

    >>127

    これは……

  • 134アンデルセン24/10/28(月) 20:18:00

    『しかし、カーレンが右の方へ行こうと
    すると、靴は左の方へ踊り出しました。
    段段をのぼって、玄関へ上がろうと
    すると、靴はあべこべに段段を降りて、
    下のほうへ踊り出し、それから往来に
    来て、町の門から外へ出てしまいました。
    その間、カーレンは踊りつづけずには
    いられませんでした。そして踊りながら、
    暗い森の中へずんずん入っていきました。』

    『そこでカーレンはびっくりして、
    赤い靴をぬぎすてようとおもいました。
    けれども靴はしっかりとカーレンの足に
    くっついていました。カーレンは靴下を
    引きちぎりました。しかし、それでも
    靴はぴったりと、足にくっついていました。
    カーレンは、踊りました。畑の上だろうが、
    原っぱの中だろうが、雨が降ろうが、
    日が照ろうが、夜といわず、昼といわず、
    嫌が応でも、踊って、踊って、踊って、
    踊りつづけなければなりませんでした。
    その夜は、とても怖い思いをしました。』

  • 135トレウス24/10/28(月) 20:22:27

    >>134

    「………これ…この調子だと残りの部位も鬱話なのか…

    キツイな…まぁ…我慢できるが…」

  • 136ありすとアリス24/10/28(月) 20:25:18

    >>134

    「恐ろしいわ恐ろしいわ…」


    「赤い靴の物語通りとは言え…やっぱり辛いものは辛いわ…」

  • 137アンデルセン24/10/28(月) 20:28:25

    『ある朝、カーレンはよく見覚えている、
    一軒の家の門を踊りながら通りすぎました。
    するとうちのなかで賛美歌をうたうのが
    聞こえて、花で飾られたひつぎが、中から
    はこび出されました。それで、カレンは、
    じぶんをかわいがってくれたお年よりの
    奥さまがなくなったことを知りました。
    そして、じぶんがみんなから捨てられて、
    神様の天使から呪いを受けている事を、
    しみじみおもいました。』

    『カーレンはそれでもやはり踊りました。
    否応なしに踊りました。まっくらな夜も
    踊っていなければなりませんでした。
    カーレンはとうとうあれ野を横ぎって、
    そこにぽつんとひとつだけ立っている、
    小さな家のほうへ踊っていきました。
    その家には首切役人が住んでいることを、
    カーレンは知っていました。カーレンは
    まどのガラス板を指でたたいて、
    「出て来て下さい。──出て来て下さい。
    ──踊っていなければならないので、
    私は中へ入る事はできないのです。」
    と、いいました。』

    カーレンの役を借りながらも、
    踊るミゼーアの姿はいつの間にか、
    かつて母親と対立していた時の姿へと
    変わっていってしまっていました。

  • 138ありすとアリス24/10/28(月) 20:31:17

    >>137

    「ああ…遂に…」


    「ありす…見たくないのなら見なくてもいいからね…?」

  • 139トレウス24/10/28(月) 20:32:13

    >>137

    「………」

  • 140アンデルセン24/10/28(月) 20:36:49

    『すると、首切役人はいいました。
    「お前は、たぶんわたしがなんであるか、
    知らないのだろう。わたしは、おので
    わるい人間の首を切りおとす役人だ。
    そら、わたしのおのは、あんなに
    ぎらぎらと鳴っているではないか。」
    「わたし、首を切ってしまっては
    いやですよ。」とカーレンはいいました。
    「そうすると、私は罪を悔い改める事が
    できなくなりますからね。けれども、
    この赤い靴といっしょに、私の足を
    切ってしまってくださいな。」
    カーレンは、すっかり罪を懺悔しました。
    すると首斬役人は、赤い靴をはいた
    カーレンの足を切ってしまいました。
    でも靴はちいさな足といっしょに、
    畑をどんどん越えて、奥深い森のなかへ
    踊っていってしまいました。』

    『それから、首切役人は、
    松葉杖と一緒に、一ついの木のつぎ足を、
    カレンのために拵えてやって、罪人が
    歌う賛美歌を、カーレンに教えました。
    そこでカーレンは、おのを使った役人の手に
    せっぷんすると、あれ野を横ぎって、
    そこを出ていきました。』

    陰り始めた東の道をゆく少女と、
    陽に照らされた西の道に散る血の雫は、
    きっとまるで対照的に映った事でしょう。

  • 141ありすとアリス24/10/28(月) 20:40:01

    >>140

    「「・・・・・・」」


    アリスは真っ青な顔をしながらありすの目を手で隠していたのだった

  • 142アンデルセン24/10/28(月) 20:42:54

    『(わたしは十分、赤い靴のおかげで、
    苦しみを受けてしまったわ。これから、
    みなさんに見てもらうように、教会へ
    いってみましょう。)こうカーレンは
    こころにおもって、教会の入口のほうへ
    いそぎましたが、そこにいきついたとき、
    赤い靴が目の前でおどっていました。
    カーレンは、驚いて引き返してしまいました。
    丸一週間のあいだ、カーレンは悲しくて、
    悲しくて、いじらしい涙を流して、 
    なんどもなんども泣きつづけました。
    けれども日曜日になったとき、
    (こんどこそわたしは苦しみもしたし、
    たたかいもしてきました。もうわたしも
    教会にすわって、あたまをたかく上げて、
    すこしも恥じるところのない人たちと、 
    同じぐらい正しい人になったとおもうわ。)
    こうおもい、カレンは勇気を出して
    いってみました。けれども墓地の門にも
    まだ入らないうちに、カーレンはじぶんの
    目の前を踊っていく赤いくつを見たので、
    つくづくこわくなって、心のそこから
    しみじみ悔いをかんじました。』

  • 143トレウス24/10/28(月) 20:45:00

    「…………」
    どこからか取り出した錠剤を飲み込んだ

    「ふぅ………よし…」

  • 144アンデルセン24/10/28(月) 20:50:48

    『そこでカーレンは坊さんの家にいって、
    私を女中に使って下さいとたのみました。
    そして、なまけずにいっしょうけんめい、
    働けるだけ働きます、といいました。
    お給金などは頂こうとおもいません。
    心のただしい人びととひとつ屋根の下で
    暮らさせて頂きたいのです。こう言うので、
    坊さんの奥さまは、カレンをかわいそうに
    おもって、うちでつかうことにしました。
    そしてカーレンはたいそうよく働いて、
    考えぶかくもなりました。夕方になって、
    坊さんが高い声で聖書をよみますと、
    カーレンは静かにすわって、じっと耳を
    かたむけていました。こどもたちは、
    みんなとてもカーレンが好きでした。
    けれども、こどもたちが着物や、
    身のまわりのことや、王さまのように
    美しくなりたいなどと言い合っている時、
    カーレンはただ、首を横に振りました。』

    『次の日曜日に、人々はうちつれて
    教会にいきました。そしてカーレンも、
    一緒にいかないかとさそわれました。
    けれどカーレンは、目に一杯の涙をためて、
    悲しそうに松葉杖を見つめていました。
    そこで、人々は神様のお声をきくために
    出掛けましたが、カーレンは一人かなしく
    自分の狭いへやにはいっていきました。』

  • 145佐藤勇一郎24/10/28(月) 21:12:22

    >>134

    え···

    >>137

    ···

    >>140

    【黙って見ていた】

    >>142

    カ、カーレンさん···

    >>144

    【大粒の涙を流れる】

  • 146ウルトラマンイミティ24/10/28(月) 21:15:58

    一同無言である

  • 147アンデルセン24/10/28(月) 21:40:15

    『そのへやは、カーレンのベッドと
    一脚のいすとが、やっとはいるだけの広さ
    しかありませんでした。そこにカーレンは、
    賛美歌の本を持っていすにすわりました。
    そして信心深い心もちで、それを読んで
    いますと、そよ風につれて、教会で弾く
    パイプオルガンの音が聞こえてきました。
    カーレンは涙でぬれた顔をあげて、
    「ああ、神さま、わたくしを
    お救い下さいまし。」と、いいました。』

    『そのとき、お日さまはいかにも麗らかに
    かがやきわたりました。天井は高く高く
    上へのぼって行って、どこものこらず
    金の星がきらきらかがやきだしました。
    カーレンの目に、鳴っているオルガンが
    みえました。むかしの坊さんたちや、
    その奥さまたちの古い像も見えました。
    その人たちは、飾り立てたいすに座って、
    賛美歌の本を見てうたっていました。
    教会ごとそっくり、この狭いへやのなかに
    いるかわいそうな女の子のところへ動いて
    来たのです。それとも、カレンの部屋が、
    教会へと持って行かれたのでしょうか。
    ──カーレンは、坊さんのうちの人たちと
    いっしょの席についていました。そして、
    ちょうど賛美歌をうたいおわって顔を
    あげたとき、この人たちはうなずいて、
    「カーレン、よくここへきましたね。」
    といいました。』

  • 148アンデルセン24/10/28(月) 21:47:27

    『「これも神様のお恵みでございます。」
    とカーレンはいいました。
    そこで、パイプオルガンは鳴りわたり、 
    こどもたちの合唱の声は、やさしく、
    かわいらしくひびきました。麗らかな
    温かい光が、窓からやさしく流れこんで、
    カーレンのすわっている教会のいすを
    照らしました。けれども、カーレンの心は
    あんまりお日さまの光であふれて、
    たいらぎとよろこびであふれて、
    そのためはりさけてしまいました。
    カーレンの魂は、お日さまの光にのって、
    天の神様の所へとんでいきました。
    そして、もうそこでは誰も、あの、
    赤い靴のことをたずねるものは
    ありませんでした。』

    アンデルセン
    『...おしまい、と。
    酷い、気の迷いだよ。』

  • 149トレウス24/10/28(月) 21:50:47

    >>148

    「終わったか…あー…あー…いいね…」

    また錠剤を取り出して飲み込む


    「よし…これで足は手に入ったな?」

  • 150ありすとアリス24/10/28(月) 21:54:26

    >>148

    「カーレンは幸せになれたのかしら…?」


    「幸せになれたと信じましょう…」

  • 151佐藤勇一郎24/10/28(月) 21:54:41

    >>147

    >>148

    カーレンさんは幸せになれたでしょうか···

  • 152ウルトラマンイミティ24/10/28(月) 21:58:28

    ……救われたのでしょうか

  • 153アンデルセン24/10/28(月) 22:05:02

    三たび絵本が光り輝き、そして...

    アンデルセン
    『ほう?これは...像、か?』

    赤い靴が飾られていた店先の光景が、
    そのまま像になって掌に収まっていた。
    ...ただ、その赤い靴は空ではなく、
    切り落とされた足首が嵌っていたが。

    アンデルセン
    『...これで、足は良しと言ったところか?
    あとは喉と身体辺りだろうが...』

  • 154トレウス24/10/28(月) 22:06:01

    >>153

    「喉は人魚姫で良いとして…問題は身体か…

    んな都合よくあるのか?」

  • 155ありすとアリス24/10/28(月) 22:10:37

    >>153

    「・・・あまり気分の良いものではないけど…クティーラさんと約束したものね…」


    「喉は『人魚姫』として身体は何の童話が該当するのかしら?」


    「『ガラスの少女』かしら…?あれは確か最後ガラスの少女の身体が粉々に砕け散ってしまうわよね?」


    「あまり見たくはないけれど…それが正解なのかしら…?」

  • 156佐藤勇一郎24/10/28(月) 22:13:56

    >>153

    うーん···分かりません

  • 157トレウス24/10/28(月) 22:17:51

    >>155

    「全身砕けるなら…赤い靴の話を聞かなくて良かったのでは…?」

  • 158ありすとアリス24/10/28(月) 22:21:56

    >>157

    「「・・・・・・確かに!!」」


    ありすとアリスはトレウスの言葉にハッとした表情をするのだった

  • 159アンデルセン24/10/28(月) 22:23:18

    アンデルセン
    『ひとまずは分かっている物に──』

    オベロン
    『...おーい!ふぅ、まだここにいたとはね。
    赤い靴は手に入った?...見れば分かるか、
    さて、僕からサプライズを持って来たよ!』
    (布に包まれた何かを差し出す)

    アンデルセン
    『何だ、話の腰を折るな妖精王...ん?
    ...フハハッ!成程、サプライズだな!
    オチを最初に持って来られるとは、
    確かにこれ以上ないサプライズだ。』

  • 160トレウス24/10/28(月) 22:23:54

    >>159

    「? どうかしたのか? なにを持ってきたんだ?」

  • 161ウルトラマンイミティ24/10/28(月) 22:25:20

    「……カラダ探しという話があると聞きましたが」
    【それは童話では無いダークロプス】

  • 162ありすとアリス24/10/28(月) 22:27:23

    >>159

    「何かしら…?」


    「怖いものではないわよね…?」

  • 163アンデルセン24/10/28(月) 22:41:00

    オベロン
    『君たちの話は僕も聞いていたから、
    なら、これはどうかと思ってね?』

    布を取って露わになったものは───

    オベロン
    『"人魚姫"は声を、喉を失ったんだろう?
    君たちが赤い靴を読んでいる間に、
    僕も少しばかり力添えをと思ってね!』

    岩礁に座って歌を歌う人魚姫から、
    歌声が飛び立っていくような形をした
    赤い靴と似た像が、その掌に乗っていた。

    アンデルセン
    『全く耳聡いな、末恐ろしい程に...
    お前、身体の童話にも心当たりは?』

    オベロン
    『...ああ、あるとも。』

  • 164ありすとアリス24/10/28(月) 22:43:17

    >>163

    「これで『足』と『喉』が手に入ったのね?」


    「それで最後のお話は何かしら…?」

  • 165トレウス24/10/28(月) 22:43:56

    >>163

    「もったいぶるなぁ…なんだよなんだよ?」

  • 166ウルトラマンイミティ24/10/28(月) 22:47:17

    >>163

    何なのですか……?

  • 167アンデルセン24/10/28(月) 22:54:01

    >>164

    >>165

    >>166

    オベロン

    『自身の恵まれた身体を捨て、

    財を貧しい人々に分け与え続け、

    他人の幸せを心から願い...そして、

    その他人に処分されたある王子の話さ




    ───"幸せな王子"、だったかな。』

  • 168ウルトラマンイミティ24/10/28(月) 22:57:23

    ※それかァ…!!、

    >>167

    幸せな……王子

  • 169トレウス24/10/28(月) 22:57:47

    >>167

    「あー…あれね…」

  • 170ありすとアリス24/10/28(月) 22:57:58

    >>167

    「『幸せな王子』…?」


    「確かにあれも身体を失った…と言えるのかしら?」

  • 171鑢イチカ24/10/29(火) 00:00:41

    >>167

    アレか…

    >>170

    アレって像に無くなった人の魂が入ってるのさ

    死んだ王子様の魂が

    だから、像が身体判定になる

    そして物語では身体に着いてる宝石という目をツバメに頼んで削り、金箔という皮膚も削り、とうとう残るは鉛の心臓

    人々は哀れみ『コレでは哀しみの王子だ』と言い鋳物工場で溶かそうとした

    しかし頑なに心臓は溶けず、死んだツバメと共に打ち捨てられた




    最後に救いはあれど報われない話さ

  • 172佐藤勇一郎24/10/29(火) 07:56:05

    >>167

    幸せな王子?

  • 173アンデルセン24/10/29(火) 22:16:30

    オベロン

    『うん、おおよそ>>171の通りだ。

    幸福ってものを考えさせられる話だね』


    アンデルセン

    『話の通りなら、街を見下ろせる場所に

    王子の像は立っているはずだったな?

    良し。妖精王、心当たりがあるのなら、

    俺たちを連れて行ってはくれんか?』


    オベロン

    『良いとも。けどやんちゃはしないように。

    幾ら頭が大人でも、子供になってしまえば

    道すがらの自然や精霊たちは手招いてくる...

    毅然としなくちゃ、妖精の森にご招待さ!

    だから、気をつけて進んでくれよ?』


    オベロンが翅の鱗粉で道を示しながら、

    皆を賛同して道を進んで歩いていく

  • 174鑢イチカ24/10/29(火) 22:18:31

    >>173

    手遅れで溶かされてるってオチは無いよな?

    安心出来るんだよな?

    【着いていく】

  • 175トレウス24/10/29(火) 22:18:33

    >>173

    「…………」

    またもや錠剤を何錠か飲んでから着いていく

  • 176マルクト24/10/29(火) 22:25:51

    >>173

    【無言でついていく】

  • 177ありすとアリス24/10/29(火) 22:32:28

    >>173

    「行きましょうアリス?」


    「・・・・・・」


    ありすはオベロンに着いていきアリスは考え事をしながら着いていった

  • 178アンデルセン24/10/29(火) 22:38:43

    オベロン
    『ここさ、ほら』

    黄金の身体に蒼く輝くサファイアの瞳
    剣に輝く真っ赤なルビー...まさしく、
    "幸福な王子"そのままの像が立っていた。

    アンデルセン
    『これを、また推敲すれば良いと?

    ......俺がか?
       
    アンソロジー
    二次創作を、俺が!書くだとッ...!!!』

    (作家のプライドが筆を進ませるのを
    拒んでいるらしく、何やら苦しんでいる)

  • 179ありすとアリス24/10/29(火) 22:41:20

    >>178

    「まだ綺麗な王子様のままね!ツバメはまだ来ないのかしら?」


    「・・・ええそうね…」

  • 180トレウス24/10/29(火) 22:43:16

    >>178

    「綺麗だな…俺も作るか…」

    素直に像に見惚れている


    「………ってかさ…文句言うなってのデルっち〜

    やらなかったらアンタが怒られるんだよ〜?」

  • 181マルクト24/10/29(火) 22:49:08

    >>178

    おー!リアル幸福の王子だー!

  • 182アンデルセン24/10/29(火) 22:49:27

    >>180

    『貴様ァ!気安く呼ぶでないわ!

    そんな事くらい俺とて分かっている!

    ...これが終われば1ヶ月休み、

    ...これが終われば1ヶ月休み、

    ...これが終われば1ヶ月休み、よし!



    ......脱稿ッ!即ち解放の時!!!』


    (黄金の像が輝き出し、それが収まると

    一冊の本になって空中に静止した。


    タイトルは勿論、"幸福な王子"だ)

  • 183トレウス24/10/29(火) 22:52:16

    >>182

    「へぇ?やるじゃんアンデルせんせ」


    「んじゃちゃっちゃと読もうや」

  • 184ありすとアリス24/10/29(火) 22:52:46

    >>182

    「さっきの『赤い靴』と同じね!」


    「『赤い靴』の時は文句ひとつ無かったと思うけど…色々訳があるのかしら?」

  • 185マルクト24/10/29(火) 22:57:05

    >>182

    おおー!できたね!さっさとやっちゃおう

  • 186アンデルセン24/10/29(火) 23:01:22

    >>184

    赤い靴は俺の作品だ、それ故に、

    別に少し書き足す程度苦でもないが

    これは、俺の作品ではない...そのせいだ...

    (精神的にエネルギーを使ったらしく、

    霊体化して休憩に入ってしまった)


    オベロン

    『仕方ない、僕が代わりを務めようか。

    代役とはいえ重要な役割だからね、

    勿論完璧に演じ切ってみせるとも!』


    (オベロンがページを開くと、

    同じように光が溢れ出した)

  • 187ありすとアリス24/10/29(火) 23:02:37

    >>186

    「さぁ行きましょう!」


    「・・・また誰かが役割りを与えられているのかしら…?」

  • 188トレウス24/10/29(火) 23:03:47

    >>186

    「二次創作なんざ俺らも好き放題やってるだろ?

    なぁ画面の前のみんな?」

    なぜか変な方向を向いて喋っている

  • 189佐藤勇一郎24/10/29(火) 23:57:34

    >>186

    【頭が湯気が出ている】

  • 190アンデルセン24/10/30(水) 20:17:32
  • 191オベロン 24/10/30(水) 20:24:49

    『ある町の上に高く柱がそびえ、
    その上に王子の像が立っていました。
    王子の像は全体を薄い純金で覆われ、
    目は二つの輝くサファイアで、 王子の
    剣の柄にはルビーが光っていました。』

    『町の人はその像を"幸福の王子"と呼び、
    美しい王子の像は皆の自慢でした。
    「風見鶏と同じくらいに美しい」と、
    芸術的なセンスがあるという評判を 
    得たがっている市会議員が言いました。
    「最も、風見鶏ほど便利じゃないがね」と
    付け加えて言いました。 これは夢想家だと
    思われないように、と心配したからです。
    実際に彼は夢想家じゃなかったのですが。』

    『どうしてあの幸福の王子みたいに
    ちゃんとできないの」 月が欲しいと
    泣いている幼い男の子に、お母さんが
    言いました。 「幸福の王子は決して、
    何かを欲しがって泣いたりしないのよ」』

  • 192ありすとアリス24/10/30(水) 20:31:19

    >>191

    「『幸福の王子』…実際に見るととても綺麗ね…」


    「ええ…」

  • 193トレウス24/10/30(水) 20:49:13

    >>191

    「こりゃまた…いいセンスだ」

  • 194鑢イチカ24/10/30(水) 20:50:31

    >>191

    コレからボロボロになるとは思えないくらい綺麗なんだよなぁ

  • 195オベロン 24/10/30(水) 21:07:58

    『ある晩、その町に小さなツバメが
    飛んできました。 友達らはすでに、
    六週間前にエジプトに出発していましたが、
    そのツバメはまだ残っていました。
    一日中ツバメは飛び、夜になってから
    「どこに泊まったらいいかな」と
    ツバメは言いました。
    「泊まれるようなところがあれば
    いいんだけれど」
    それからツバメは柱の上の像を見ました。
    「あそこに泊まることにしよう」と
    声をあげました。「あれはいい場所だ、
    新鮮な空気もたくさん吸えるし」 そして
    ツバメは幸福の王子の両足のちょうど
    間に止まりました。「黄金の寝室だ」
    ツバメはあたりを見まわしながら、
    そっと一人で言い、 眠ろうとしました。
    ところが、頭を翼の中に入れようとした
    とたん、 大きな水の粒がツバメの上に
    落ちてきました。 「何て不思議なんだ!」
    と、ツバメは大きな声をあげました。
    「空には雲一つなく、星はとても
    くっきりと輝いているというのに、
    こうして雨が降っているなんて。」』

  • 196オベロン 24/10/30(水) 21:12:57

    『すると、もう一滴落ちてきました。
    「雨よけにならないんだったら、
    像なんて何の役にも立たないな」と
    ツバメは言いました。 「もっといい
    煙突を探さなくちゃ」 ツバメは
    そこから飛び立とうと決心しました。
    でも、翼を広げるよりも前に、
    三番目の水滴が落ちてきて、ツバメは
    上を見上げました。 すると───
    ——いったい何が見えたでしょうか。

    幸福の王子の両眼は、涙でいっぱいに
    なっていました。 そしてその涙は、
    王子の黄金の頬を流れていたのです。
    王子の顔は月光の中でとても美しく、
    小さなツバメはかわいそうな気持ちで
    いっぱいになりました。
    「あなたはどなたですか」
    ツバメは尋ねました。
    「私は、幸福の王子だ」
    「それなら、どうして
    あなたは泣いているんですか」と、
    ツバメは尋ねました。
    「もう僕はぐしょぬれですよ」』

    黄金に輝く王子の像は、やはりどこか
    既視感のある顔をしていたのだった。
    思い出せない、というわけではなく
    だんだんピントが合わさる感覚はあり、
    もう少し見つめていれば思い出せそうだ。

  • 197ありすとアリス24/10/30(水) 21:15:22

    >>196

    「これって…もしかして幸福の王子様も…」


    「誰かが役割りとして当てられているのでしょうね…」

  • 198トレウス24/10/30(水) 21:20:34

    >>196

    「さてさて…誰が出るかな…?」

  • 199オベロン 24/10/30(水) 21:38:12

    『まだ私が生きていて、人間の心を
    持っていたときのことだった」と像は
    答えました。「私は涙というものが
    なんなのかを知らなかった。というのは
    私は広い美しい宮殿に住んでいて、
    そこには悲しみが入り込むことは
    なかったからだ。 昼間は友人たちと
    庭園で遊び、夜になると大広間で
    先頭切ってダンスを踊ったのだ。
    庭園の周りにはとても高い塀が
    めぐらされていて、 私は一度も
    その向こうに何があるのかを
    気にかけたことがなかった。
    周りには、美しいものしかなかった。
    廷臣たちは私を幸福の王子と呼んだ。
    実際、幸福だったのだ、もしも快楽が
    幸福だというならば。私は幸福に生き、
    幸福に死んだ。 死んでから、人々は
    私をこの高い場所に置いた。ここからは
    町のすべての醜悪なこと、すべての
    悲惨なことが見える。 私の心臓は
    重たい鉛でできているけれど、
    それでも泣かずにはいられないのだ」

    皆の記憶のファインダーの中で、
    ぱちん、とぼやけていたピントが合う。


    ───ハイドラだ。この王子の像は、
    昔のハイドラと同じ顔をしているのだ。

  • 200ありすとアリス24/10/30(水) 21:41:41

    >>199

    「ハイドラお兄さん…!?」


    「こう来るとはね…」


    ありすとアリスは幸福の王子様がハイドラだったことに少しだけショックを受ける

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