【閲覧注意】ぐへへ……俺は超エ駄死な触手神……

  • 1エ駄死な触手24/10/28(月) 14:21:28

    あらすじだぜぇ……


    特異な経緯でキヴォトスに誕生した俺ことエ駄死な触手はあらあらうふふ系の見た目をした少女──蒼森ミネを襲い、なんやかんやあって恋仲になった。

    なんやかんやあって突然女の子と化したマッチョマン。仲間が筋肉(𝓑𝓔𝓢𝓣𝓯𝓻𝓲𝓮𝓷𝓭)を失った姿を見て悲しむ俺だったが、これがデカい騒動の予兆だったことは俺はまだ知らなかった……

  • 2エ駄死な触手24/10/28(月) 14:22:51
  • 3エ駄死な触手24/10/28(月) 14:30:03

    【主なキャラクター紹介】

    ・触手
    このスレの主人公。エ駄死な能力に長けた触手で、ミネを襲おうとしたが何度も返り討ちにされていた。射○出来るようになった代償で性欲が爆増し、何故か先生にも勃○してしまうようになった。あらあらうふふ系が性癖。

    ・蒼森ミネ
    ブルーアーカイブの登場人物でこのスレのヒロイン。救護騎士団の団長で、胸にはいつも救護の精神を宿している。触手を返り討ちにする内に友好的な感情が芽生え、最終的には恋仲になった。自分の彼氏を狙っている先生を追い払うどころか迎え撃つ強い娘。乱暴にされるのが性癖。

    ・先生
    ブルーアーカイブの主人公であらあらうふふ系の見た目をした大人の女性。このスレでは大人のおの字も無いほどに好き放題やっている。触手に対して恋愛感情を抱きはじめ、負けヒロインポジになりつつある。褐色、ツンデレ、足舐めが特にド性癖。

  • 4二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 14:36:07

    立て乙

  • 5二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 14:38:32

    スレ立てありがとうございます

  • 6二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 14:39:16

    乙です

  • 7二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 14:48:28

    立て乙
    なんか気づいたら触手が神になってる件

  • 8エ駄死な触手24/10/28(月) 14:52:47

    ・アンドロイド
    雷帝の遺産。自律型のアンドロイドだが媚薬と色彩の光を浴びたことでエ駄死な人格が形成されてしまった。生まれ方が似ているので触手の妹として余生を過ごすことになる。甘々百合ックスが性癖。

    ・牛牧ジュリ
    触手の生みの親。あらあらうふふ系のおっとり人妻に見えるがピカピカの高校1年生で可愛い後輩キャラ。
    先生曰く奇跡的に美味しい料理ができたそうだが口から血反吐を吹き出していたので脳が馬鹿になっただけの可能性が高い。

    ・薬子サヤ
    触手の生みの親の1人。最近触手専用の薬の開発を進めており、もしこれらを全て服用すれば触手は究極生命体になってしまうかもしれない。性にうつつを抜かしてはいられない。

    ・アロナ、プラナ
    先生のタブレット端末『シッテムの箱』に常駐するAI少女。先生の恋模様を観察しており、本気で心配するプラナはともかくアロナはめっちゃ面白がってる。
    アロナは大人にブチ切れられることが性癖で、プラナはアロナが性癖。

    ・マッチョマン
    可愛いものと筋肉をこよなく愛する紳士たちの集い。スポーツジムを経営しており、触手と先生は会員になっている。何故か全員女体化してしまったようなのでジムをメイドカフェに改装。それなりに繁盛させた。
    全員妻子持ちでそれぞれ豊かな家庭を築いている。

    ───────────
    前スレ埋まってから始めます。

  • 9二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 15:07:23

    前スレの前に10まで保守しておかないと

  • 10二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 15:07:56

    10までいかないと2時間でスレが落ちるんだよね

  • 11二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 15:10:31

    連投は保守のためと思って許して……………10までいかないと落ちるのはあにまんの仕様だからみんなで保守しようね。

    でないと悲しいことになるよ(経験)

  • 12二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 15:59:03

    前スレが200まで埋まったな

  • 13エ駄死な触手24/10/28(月) 18:05:13

    ぐへへ……雄に堕ちたようだなぁ?




    なんやかんやあってメイドカフェの裏方を手伝っていた俺たちは店内の様子を眺めていた。
    ……うん、至って普通のメイド喫茶だ。

    「至って普通になるまで順応するあたり強いねマッチョマンたち。」
    地の文と会話するな。でも俺だって女体化する時あるから見習わないといけないな。
    「お兄ちゃん雌になる予定あるの?」
    エ駄死な触手はあらゆるシチュエーションに対応したオールマイティ竿役でなければならないんだよ。
    「でもミネにしかやらないんでしょ?必要ある?」
    分かんねぇだろミネに突然生えるかもしれないし。
    「例えばアレみたいに?」

    アンドロイドが指さした先にいたのは、一回り小さい少年の姿になった先生だった。

  • 14二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 18:06:00

    あんたもか先生

  • 15二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 19:42:58

    次男か次女がくる可能性あるな?これ

  • 16エ駄死な触手24/10/28(月) 19:44:49

    ぐへへ……可愛い。



    なんやかんやあって先生がショタになった。可愛い。人が人なら拉致監禁してしまうほどに可愛い。ミネが抱きしめたいのかめちゃくちゃうずうずしてるので、俺は先生を抱き抱えて彼女に差し出した。ぱぁっと表情が明るくなった彼女は先生を抱きしめて頬擦りした。いかん、手が勝手にカメラを

    「なに楽しんじゃってるのさ。不可思議な現象にもうちょっと驚こうよ。」
    可愛いは正義。
    "もう可愛いって言わないで……"
    「いいえ!先生は可愛いです!それを否定することは……『可愛い』そのものを否定することになります!!」

    すると突然ミネが輝き、光が収束すると青髪の可愛らしい少年がいた。俺ちょっとママになる。

  • 17エ駄死な触手24/10/28(月) 20:11:44

    ゲヘヘ……起きろよ。



    なんやかんやあってお兄ちゃんがお姉ちゃんになって倒れた。胸からは2つのシミが広がっていて人の事言えねぇなあって。

    起きておに……お姉ちゃん?
    「……ベ。」
    ん?
    「今から俺のことはママと呼べ。俺はミネと先生のママになるんだ健やかな子に育てるんだ。」
    落ち着きなよ0歳児。
    「うるさい!この2人見てると胸から母乳がドクドク溢れてくるんだよ!!」
    私がぼかしたのに言っちゃったよ。あと8歳くらいの子はもう授乳とか必要な……
    「ママ……」
    "ママ……"

    私はマッチョマンに断ってから3人を連れてシャーレにぶち込んだ。まさか私が常識人側になる時が来たなんて思いもしなかったなぁ。

  • 18二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 20:15:10

    このレスは削除されています

  • 19二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 20:15:43

    触手くんが壊れた!母性に目覚めちゃったよ!

  • 20二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 21:00:40

    あふれる母性、濡れる母乳………なるほど?

  • 21エ駄死な触手24/10/28(月) 21:46:53
  • 22二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 21:55:54

    このレスは削除されています

  • 23二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 21:57:53

    サテライトフォールと誤認したけどキャノンだった………にしても……………ふぅ………

  • 24二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:02:40

    >>23

    ⁇?「シュート‼︎」

  • 25二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 22:05:53

    ああ!!触手くんが完全に壊れた...まあ微笑ましいしいいか
    そしてエ駄死アンドロイドくんドンマイ
    これ戻ったら凄いことになるんじゃ...

  • 26二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 00:55:26

    念の為 ほ しゅ

  • 27二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 07:50:20

    あさほ

  • 28二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 08:33:40

    アカン性癖おかしくなりそう

  • 29エ駄死な触手24/10/29(火) 09:20:01

    ゲヘヘ……人気獲得のチャンスだぜぇ……




    なんやかんやあって単独行動になった私はマッチョマンや先生、ミネが性転換してしまった理由を探すことにした。
    まず考えられるのは私のように薬を霧散させたというもの。だが店や本人たちに薬の痕跡は全く存在しておらず、そもそも薬を撒いたのなら客までTSしていないとおかしい。
    次の仮説はヤベー奴のヤバい何か。ふわっとした語彙だけどそれほど上位の力が働いたという事だと思えばいいだろう。
    以前私がまだゲヘナで百合天国を企んでいた頃、空が突然真っ赤になった時があった。あれと同等の力があればこのようなことは容易い……が、理由や方法が全く分からないのでボツ。

    流石にずっとママショタプレイさせるのは不味いからなぁ。どうにか元に戻す方法はないものか。
    「アズサちゃん!これ、前のWKFで買ってきたスカルマンだよ!」
    「わぁ、ありがとうヒフミ……!その日は風邪を引いていて……ごめん。」
    「そんな事言わずにほら、袋を開けてみよう?」
    「うん……!!」

    美味そうな百合の気配を見つけた。私は木陰に隠れて2人をじっと観察する。

    「可愛い……!」
    「喜んでもらえてよかった……並んだ甲斐があったよ。」

    すると白髪の少女の方が光り輝き、少年の姿になってしまった。無差別に性転換されるのか?
    私の頭脳を持ってしても材料がなければまともに推理はできない。私はさらに他の生徒を観察することにした。
    ちなみにあの2人はなんかえっちな雰囲気になってた。やったね。

  • 30エ駄死な触手24/10/29(火) 09:28:34

    ゲヘヘ……データ収集は2割ってところかぁ?



    なんやかんやあって私はトリニティ中の生徒を観察した。遠方から矢を刺されるとか、食べ物に何かを盛られている訳でもなく、本当に突然男の子になってしまう。
    ピンク髪のおっぱいデケェ子はピンク髪の小さい子をからかっている内に男の子になったし、放課後ティータイ……違う、放課後スイーツ部はチョコミントの匂いがする子とピンク髪の不思議ちゃんが男の子になった。さらにティーパーティーにすらそれは及んでいて、ピンク髪のメルヘンな雰囲気がある子が男の子になった。
    トリニティピンク髪多くね?

  • 31二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 09:29:45
  • 32エ駄死な触手24/10/29(火) 09:36:39

    ゲヘヘ……我が故郷……




    なんやかんやあって私はゲヘナの方まで調査へ向かった。もしトリニティだけで起こっていることならば犯人(?)は絞れるはずだ。
    しかしそんな考えを裏切るように、ゲヘナにも性転換の魔の手は訪れていた。

    美食研究会がいつものようにフウカを拉致しようとすると、アカリだけが男の子になった。万魔殿ではイブキを愛でていたマコト議長とイロハが男の子になった。ヤバっ、私が人間の男なら性欲が有り余って金〇がドクドク作られちゃうよ。

    ゲヘナでも数は少ないとはいえ男の子になってしまう生徒はいた。私は原因を探ることは一度優先順位を下げ、先に治療法を探すためにミレニアムサイエンススクールへ向かった。

  • 33二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 11:00:17

    ヒフ×アズ♂!?ハナ♂×コハ!??前者はヤれるけど後者は多分ハナコがヘタれる
    アカリ♂×美食withフウカは四人でアカリの性欲を満たせるか不安っすね…
    ナギサ&セイア×ミカ♂は絞り取られそう、イブキ×マコト♂&イロハ♂はまぁその…終わりだ

  • 34二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 11:55:53

    >>29

    すぅぅぅぅぅ(百合からの男女のイチャイチャの香りを吸ってる)

    私はヒフアズが好きだ……

    最高だ……

  • 35エ駄死な触手24/10/29(火) 12:16:51

    ゲヘヘ……技術力がドラ〇もんの世界だぜぇ……




    なんやかんやあって私はミレニアムサイエンススクールを訪れた。トリニティやゲヘナが神秘的な雰囲気のある学校だったのに対し、ミレニアムは近未来的な印象を受ける。
    私は私に勝るとも劣らないビックリドッキリメカを開発しているというエンジニア部を訪ねることにした。
    私のことは……先生の代理ってことにしたら通してくれた。

    なんやかんやあって性転換を治す装置の製作は不可能とされた。流石に一介のエンジニアでは人体改造は法的、倫理的な観点でダメなんだって。法の範疇であんなの沢山作ってきたの……?
    山海経は何故か出禁にされてるしどうしようか……そう思っていたらセミナーの太ももが太い子が男の子になっていて、それを可愛いと言った白い子も少年の姿になってしまった。

    ゲヘヘ……原因が分かったぜぇ……

  • 36二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 15:02:14

    原因はなにかな

  • 37エ駄死な触手24/10/29(火) 15:15:55

    ゲヘヘ……話をしよう。



    なんやかんやあって私は性転換してしまう理由を察した。それは、「可愛い」という言葉である。
    思えば、ミネは先生を可愛いと言った直後にショタになったし、白髪の子も、ピンク髪のおっぱいもチョコミントもみんな「可愛い」と言っていた。
    ゲヘナでもミレニアムでもそれは変わらない。お兄ちゃんに関しては可愛い連呼してママになったが彼は生物学上無性か両性に該当するのでただの奇行だ。

    私は試しに可愛らしいゆるキャラに変身して市街地をさまよってみた。すると「可愛い」と言って写真を撮ろうとした人々が次々と男体化、女体化していく。やっぱり私の推理は正しい。
    このようなトンチキな真似ができるのは科学や理屈を超えた存在の力に違いない。私は色彩と戦った経験のあるお兄ちゃんたちの元へ走り出した。

    シャーレではオムツを履いた教師と女子高生とセーターを着たママが川の字になって眠っていた。……治ったの!?

  • 38エ駄死な触手24/10/29(火) 15:23:32

    ゲヘヘ……一緒に治療法まで分かるとは……




    なんやかんやあって性転換を治す方法を知った。それは……絶頂である。男ならメス〇キを、女なら射〇をして眠ることで元に戻るらしい。エ〇ゲみてぇな条件してんなぁ?

    今更か

    そうと決まれば性転換した人達になんとかオナ〇ーかフフフ……をさせるよう仕向けるしかない。まず私はトリニティへ全力疾走した。
    ちなみにお兄ちゃんたちはまた気まずい雰囲気で正座していた。いっその事赤ちゃんプレイ続ければいいのに。

  • 39二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 15:57:29

    これは変態の仕業では?

  • 40エ駄死な触手24/10/29(火) 20:11:17

    げ、ゲヘヘ……疲れた……




    なんやかんやあって全員治療した私はシャーレのソファに倒れ伏した。性転換して以降「可愛い」と言っても変化する様子は無かったので、これで一件落着だろうが……

    「……。」
    「……。」
    "……。"
    気まずそうな顔だね?ママ。
    「もうママは卒業した……」

    記憶の抹消が必要らしいので額に手のひらを押し当ててあげて、ミネと先生の脳を弄った。
    お兄ちゃんは脳がどこにあるのか分からないので無理だった。

  • 41エ駄死な触手24/10/29(火) 23:05:01

    ぐへへ……余談だぜぇ……



    なんやかんやあって後日、メイドカフェへ謝罪に行くとそこにはいつも通りのマッチョマン達がジムを営業していた。

    「まさか……奥さんがいるのに禁断の百合エッ……」
    黙れ。

    マッチョマン達は精神を統一して、己の中にある筋肉『真のインナーマッスル』にタップしたことで性転換の影響を無事跳ね返したらしい。筋肉ってすげぇ。

  • 42二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 00:55:02

    つまりこう

  • 43二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 07:04:15

    筋肉ってすげーや

  • 44二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 07:46:26

    射精できんかったの?

  • 45二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 07:47:03

    破ァ!したのか

  • 46エ駄死な触手24/10/30(水) 10:09:59

    ぐへへ……もうそろそろみてぇだなぁ?





    なんやかんやあって今日は11月19日……ミネの誕生日が近い。俺はミネのためにサプライズを計画しており、あとは協力者を募るだけだった。

    「それでまず私を頼るなんて……妹としての風格出てきた?」
    うっさい。暇なのがお前しかいないんだよ先生は忙しいし、サヤは門主の治療のためだとかで部屋から出られないし、母さんたちもゲヘナの給食で、救護騎士団はそっちはそっちでお祝いしてるだろうし。
    「早口で言ってそう。」

    妹のケツが4つになったことを尻目に、俺はサプライズの計画を伝えた。

    「なんか……安直じゃない?暗いままの部屋が明るくなった直後にクラッカー鳴らすって。」
    これでいいんだよ。前に先生がサプライズのつもりで俺を買い出しに連れて行った時はもう……アレだったから。

  • 47エ駄死な触手24/10/30(水) 12:04:01

    ぐへへ……何持ってんの。



    なんやかんやあって先生と予定の合った俺はミネへのサプライズを計画していた。しかし彼女は何か変なものを……

    おいミネに何するつもりだよ。
    "ネタ枠。"

    先生が持っていたのは布面積の少ない水着だった。〇されても知らねぇぞ?

    ……ごめんこれを着たミネを想像して勃〇した。死ぬ時は俺も一緒だ。
    "あっ、う、うん……"

    なんでお前が赤面するんだよ。

  • 48二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 18:02:10

    YouTubeで見かけて面白かったからこっちでここまで読み進めたけどこれただの純愛スレだな?

  • 49エ駄死な触手24/10/30(水) 20:14:20

    ぐへへ……知らないのか?




    なんやかんやあってアンドロイドと先生の協力は取れた俺たちは翌日の11月20日、ケーキや飾りの買い出しに出かけた。

    "美味しそう……"
    まだ買わねぇよ?予約するだけで。
    「女体化した自分にクリームを持って『私を食べて♡』とかしないの?結構喜びそうじゃない?」
    食べ物を粗末に出来るわけないだろ常識あんのか?
    「常識破りな生まれ方した生物がなんか言ってる。」

    殴り合う俺たちを尻目に先生は飾りが売っている百均に向かった。たんこぶだらけの俺たちも後に続く。

    "無難に風船とかクラッカーは揃えておきたいよね。あとは……ウェーブキャットを包むための包装とか。"
    「せっかくの誕生日会なんだし何か簡単なゲームとか売ってないかな?トランプか。」
    あとは蝋燭だな。できるだけ文字のやつがあればいいんだけど……

    蝋燭の並ぶ棚を見ると、誕生日用に
    『HAPPY BIRTHDAY!!』の形をした大きな蝋燭があった。あとは『M』『I』『N』『E』が揃えるだけだ。

    "……あれ?私たちなんのために買い物に来たんだっけ?"

  • 50エ駄死な触手24/10/30(水) 20:23:59

    ぐへへ……揃わねぇ……




    なんやかんやあって先生がおかしなことを言い出した。

    何言ってんだよ。ミネの誕生日会の準備に決まってるだろ?
    「お兄ちゃん?」
    "ごめん、ミネって誰?"
    はぁ……?おまっ、冗談にしては面白くないぞ?それとも逆にサプライズとか……
    「お兄ちゃん、さっきから何の話をしてるの?」
    だからミネの誕生日を─────

    「そんな子知らないよ?まさかお兄ちゃんの恋人?」
    "冗談キツいよアンちゃん!触手くんの恋人は私でしょ?"

    いや待て、そんな、まさか
    俺は急いで百均から飛び出すと、ミネの電話番号を押した。

    『おかけになった電話番号は、現在使われておりません。』

    押した。

    『おかけになった電話番号は、現在使われておりません。』

    何度も。

    『おかけになった電話番号は、現在使われておりません。』

  • 51二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 20:25:46

    おいちょっと待て!待てよ!なんで急に曇らせてくるんだよ!しかもヤバい感じの方で!

  • 52エ駄死な触手24/10/30(水) 21:27:19

    何かの間違いが起きたに違いない。そう思ってトリニティまで向かったが

    「あの……どちら様ですか?」
    あれ?俺の事分からない?触手といって救護騎士団顧問をやってる……
    「触手さん?あっ先生と恋仲の!……ですが救護騎士団なんて聞いたことありませんね。」
    何言ってんだよトリニティ三大トップの一つだろ?
    「トリニティの三大トップというのはティーパーティーとシスターフッドと正義実現委員会のことですよ?まさか触手さんを騙る不審者!?」

    弁明が無理だと感じた俺はその場から逃走。救護騎士団すらいない……セリナとハナエたち事も聞くんだった。

    "触手く〜ん!!探したよ……突然お店を飛び出してどうしたのさ。催したなら相手するよ?"
    違う、違うんだ。ミネは、ミネはどこに……
    "……ミネって子は誰なの?私嫉妬しちゃうよ?"
    彼女は俺の……アンドロイドはどこに?
    "アンドロイド?今度は何のこと言ってるの?"

    まさか

    ほ、ほら……お前がさっき『アンちゃん』って呼んでた生意気なガキ……
    "そんな子知らないよ?買い物に来たのは私たち二人だけだったでしょ?"

    嘘だ
    そんなこと

  • 53二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 21:46:30

    こーれは…現実改変かなぁ。まさかとは思うが先生無自覚に自分のために世界書き換えた?先生がそんな事するわけないか

  • 54二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 21:54:37

    もしヨハネ分派が存続してるなら、繰り上がった正義実現委員会に分派の長=ミネがいるはず。
    だが救護騎士団の存在ごと消えてるなら、これ「ヨハネ分派」そのものが無かった事にされてるのでは?

  • 55エ駄死な触手24/10/30(水) 22:56:51

    そんな……じゃあ母さんとサヤは!?
    "ちょっ、どこ行くの!?"

    俺は翼を広げてゲヘナの食堂に突撃した。

    フウカさん!!母さんは……
    「ひゃああ!?と、突然どうしたんですか!?母さんって……」
    あ、えぇっとジュリ!『牛牧ジュリ』のことです!いますよね?1年生の……フウカさんの後輩……
    「何言ってるんですか……?」



    「給食部は私一人だけですよ?先生。」

  • 56二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 23:00:42

    あっこれ女先生も消えた…

  • 57エ駄死な触手24/10/31(木) 00:01:14

    ……はぁ?俺が先生?

    "何かの間違いですよフウカさんっ!!俺はただのエ駄死な触手で……!!"
    「そ、そんなこと言っても私には……」

    俺は慌てて表情を確認した。アルミホイルに映る自分の顔は、緊張と焦りで強ばっていた。

    "す、すみませんっ!怖がらせちゃいましたよね……?"
    「いえ……本当に大丈夫ですか?ちゃんと休んで栄養のとれた食事を摂取しないと手遅れになっちゃいますよ?」
    "はい……肝に銘じておきます。"

    こうなると、もう一人消えている人がいる。そう思って俺は山海経までとんでいった。
    俺はこの現状で最も悲惨な世界を目にする。

  • 58エ駄死な触手24/10/31(木) 00:13:02

    "サヤ!サヤ!!"
    「し、シャーレの先生!?申し訳ありませんがこの先は門主様のご許可を頂かなくては……」

    前まで研究会にこんな門番はいなかった。俺は不安感を募らせつつも玄龍門に向かった。

    "キサキ!錬丹術研究会まで通してほし……"
    「キサキ……?先生、なぜその名を知っている。」

    護衛のミナが冷たい声で問う。

    "そりゃもちろん、ここの門主だからで……"

    いい切る前に、彼女は俺の胸ぐらを掴んで凄まじい怒りをそよ風のように浴びせた。

    「先生、そういう冗談は死ぬ覚悟ができてからにしてほしい。」

  • 59二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 00:20:41

    キサキ...サヤがいなくなってしまっている可能性があるからか

  • 60二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 00:52:40

    え?は?ん?これどういうことだ……?
    触手さんの関係深い人から消えてる……?

  • 61エ駄死な触手24/10/31(木) 07:43:39

    俺はいよいよ現実を飲み込めなくなってきた。

    「彼女は既に……亡くなっているんです。」

    門主の席に座っていたのは玄武商会会長であるはずのルミだった。口調も雰囲気も以前会った時とは違う気がする。

    「原因不明の病に犯されて、山海経全勢力の手を尽くしても……」
    「門主様!無理は御遠慮ください!呼吸が乱れています!!」
    「うん……ごめん。」

    これで確信した。ミネ達は、このキヴォトスに"最初からいなかった"ことにされている。俺は孤独感を感じてただ呆然と立ち尽くしていた。

    『……ん!』
    『……さん!』

    『触手さん!!』

    声が聞こえる……懐からだ。

  • 62エ駄死な触手24/10/31(木) 08:54:04

    俺がパーカーのポケットを見ると、そこには一台のタブレット端末があった。先生が使っていたものだ。

    『触手さん!!全て覚えていますよね!?』
    "覚えるも何もお前ら誰だよ!?"

    液晶には2人の少女が映し出されて、青い方が必死に叫んでいたのか息をあげている。
    一方で白い方は俺の問いに冷静に答える。

    『私たちはこのシッテムの箱にて先生のサポートをするAIであることと、本来は先生にしか認識できない存在だと思ってください。』
    "そっか……今は俺が先生だから。待て、もしかしてミネたちのこと覚えてるの!?"
    『スーパーAIなので!!とにかく触手さんが最後の希望なんです。触手に残っている"刻印"を使って四次元の領域まで突入します!!痛いのは我慢してください!!』

    俺の全身を激しい痛みが襲う。なんか返事も聞かずに使われたけど俺がNOというはずもない。



    ぐへへ……竿役に次元なんざ関係ないことを分からせてやるぜぇ……

  • 63二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 11:55:01

    痛いのも我慢する。これも愛のなせる技。 ほ しゅ

  • 64二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 17:04:52

    保守

  • 65二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 17:46:04

    四次元領域ってことは……そうか……あの子供部屋野郎か……!

  • 66エ駄死な触手24/10/31(木) 19:06:31

    目を覚ますと、暗く荒廃した風景が広がっていた。所々に見覚えのある建物やその瓦礫があるので、まるでいつの間にかキヴォトスが滅んでしまったかのような感覚に陥る。

    「……起きたか。」
    触手さん……?

    私の目が覚めると、彼がそばにいた。触手さんは人型を保っておらず、頭の右半分やローブで隠されている脇腹が触手のまま蠢いていた。

    触手さん!わ、私が眠っている間に何が!?先生や皆さんはどうなったのですか!?
    「……なんやかんやあったんだ。もうじきこの世は滅ぶ。」
    答えになっていません!正直に、一から十まで全てをお願いします。
    「そうだ。今日、誕生日だったよな?プレゼントがあるんだ……ごめん、壊れるのを防ぐのが精一杯だった。」

    彼がくれたのは土汚れたぬいぐるみだった。確か限定のもので買うことが出来ずに悔しかった限定品だ。
    私はぬいぐるみを受け取ると、何も言葉が出てこなくなってしまった。
    こんなにボロボロになってまで……

  • 67二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 19:35:59

    筋肉保守

  • 68二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 21:06:33

    保守

  • 69二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 21:23:08

    勤勉なる愛 保守

  • 70二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 00:57:07

    お願いだ…幸せになってくれ……

  • 71エ駄死な触手24/11/01(金) 08:01:28

    ……ありがとうございます触手さん。
    「このくらいなんてことない。ミネのためなら何でもするよ。」
    そこまで大袈裟にしなくても
    「冗談のつもりではない。俺は絶対にミネを幸せにする。」

    「だから、ずっとここで暮らそう。ここはいずれみんなが来てくれるようになるんだ。後でシャーレのあった場所にも行ってみよう。きっと先生がいるはず。」

  • 72エ駄死な触手24/11/01(金) 10:05:45

    何かがおかしい。

    『みんなが来てくれる』?まるで元はここにいなかったかのような言い方です。どういうことですか触手さん。
    「……。」
    ここは本当にキヴォトスなんですか!?貴方は本当に触手さんで
    「うるさいッ!!ミネはここで暮らすんだ。みんなと、一緒に、ここで……」

  • 73二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 16:23:38

    保守

  • 74二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 16:56:44

    触手さんのメンタルが心配だ ほしゅ

  • 75二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 17:30:44

    続きが気になるほど好きになった だから保守

  • 76二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:42:18

    保守

  • 77二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 19:21:45

    保守

  • 78二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 19:23:22

    12時間保つよ

  • 79二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 19:33:39

    ・みんな来てくれる
    ・既に滅びたっぽいキヴォトス
    ・次元に関する話

    つまりこれ、元凶は触手くんテラーか…?

  • 80二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 23:38:20

    貴方のために保守するね

  • 81二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 23:47:45

    保守

  • 82エ駄死な触手24/11/02(土) 08:01:20

    次の瞬間、触手の顔には拳が投げつけられた。よく見るとそれはアンドロイドのもので、振り向けば片手のない彼女と先生がいた。

    「簡易版ロケットパンチ!こんなパラレルワールドに私たちを呼んでどうするつもりなのさ。」
    「お前ら……」
    "今更自分が『私たちの知る触手くん』ではないことは分かっているよ。"
    それはつまり……彼は触手さんであって触手さんではないと?
    「……。」
    "教えて。君は私たちをここに呼んでどうするつもりだったのかな?"
    「……この世界は全てを失った。だけど俺は色彩の力で転移能力を得た。これなら他の世界から全てを持ってきて、このキヴォトスを再建できる。」
    "それで滅ぶ世界ができたとしても?"
    「今更罪を数えることなんてできるかよ。」

  • 83エ駄死な触手24/11/02(土) 08:47:56

    触手くんは銃を抜き、私たちにその先を突きつけた。
    あれは……ミネが使っているものと同じだ。

    "随分触手くんらしくない構え方をするね。"
    「もう出来ないんだよ。五年も前からずっと!!」
    「先生危ない!?」

    アンドロイドが私を押し倒して銃弾から守ってくれた。彼女の背中には弾が擦れて焦げた跡が残っていた。

    「なんだよ……なんなんだよ……ああもう!!」

    触手くんは頭を掻きむしり、地面を叩き、拳を震わせていた。

    「どうして来てくれないんだよ!!いずれ元のキヴォトスに戻るんだぞ……?」
    「でも、触手さんはどうなるんですか?私たちの触手さんは。」
    「……。」
    「私が愛している触手さんは貴方ではありません。貴方のしていることは元々ここにいた私を裏切るということですよ?」

    触手くんが膝をつき、独り言をブツブツとつぶやき始めたと同時に、遠くから声が聞こえた。2人の少女と聞き覚えのあるあの人。






    ぐへへ……どういう状況?

  • 84エ駄死な触手24/11/02(土) 10:11:05

    ぐへへ……だいたいわかったぜぇ……




    なんやかんやあって俺の目の前にはもう1人の俺がいる。おそらくこの世界の俺なんだろう。

    「……どうしてここにいる?俺はあんたをここに呼んだつもりは無い。」
    先生のタブレットを使ったんだよ。ほら、返す。

    俺はシッテムの箱を先生に投げ渡した。『精密機械は丁重に扱ってください!!』と怒られたが、目の前の俺から感じる殺気を前に隙なんて見せられない。

    「……そうだ。ここでお前をやればいいんだ。そうすれば俺は1人になる!!みんなが戻ってくる!!」
    俺はまだ死にたくない。それに、ミネは俺の彼女だ。寝取られなんてされてたまるか。

    大切な世界を賭けた俺と俺の一騎打ちが始まるのは突然だった。
    もう1人の俺はそれなりにあった距離をぐんと縮め、足を突き出す。それをかわした俺は顔面目掛けて拳を振ろうとしたが、錆びた刃物でそれを切られてしまった。

    痛っ……チェーンソー!?
    「みんないなくなったんだよ。みんな。」

    もう1人の俺はミネのものと同じショットガンを持って俺の左肩を撃った。

  • 85エ駄死な触手24/11/02(土) 13:07:41

    もう1人の俺は異様に戦いになれていた。エ駄死な触手要素どこだよ。
    だがそんなツッコミも入れていられない。アイツは本気で俺を○しにきている。半ば狂乱状態のクセに俺が再生する直前で正確に撃ち抜くものだからこのままでは塵になってしまう。まだミネの誕生日を祝ってないのに死ぬなんて絶対に嫌だ。

    俺は触手を伸ばし、伸ばし続けた。どれだけ切り刻まれても無数にやってくる拳をすべて捌くことが出来なかったもう1人の俺は、顔面に強い衝撃を受けたので白目を向いて倒れた。
    一方で人型にすら変身できないほど弱った俺もだんだんと意識が遠のいていき、瞼(?)を閉じてしまった。

  • 86エ駄死な触手24/11/02(土) 13:14:21

    思えば、初めからショックの連続だった。

    これ……先生なのか?
    「傷は酷いですがまだ生かすことは出来ます!!触手さんもご協力をお願いします!!」

    急患で運ばれたのは全身に血や打撲、火傷の跡がある先生だった。突然シャーレが爆発した際に咄嗟の判断ができず、巻き込まれてしまったらしい。
    救護騎士団は総力で彼女の治療を努力した。しかし彼女のことは目が覚めることが奇跡というレベルまでにしか助けることができず、その夜はミネの嗚咽をなだめるだけで精一杯だった。

    後日、アビドスの方で大爆発と沢山の死傷者が発生したことがニュースで報じられた。

  • 87二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 13:34:49

    1つだけ、1つだけでいい、教えてくれ、救いはあるのか?ないのか?

  • 88二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 16:25:05

    イェア

  • 89エ駄死な触手24/11/02(土) 17:22:18

    先生が倒れてから二週間後、ミネは家に帰ってこなくなった。もちろん俺たちの愛は変わらなかったが、状況は俺たちが分断させるしか無かった。

    もしもし?ミネ。そっちの方は大丈夫そう?
    『はい。テントの生活にもほとんど慣れてきましたし、救護すべき患者様はまだまだいます。』

    アビドスを初めに、次々と発生した巨大物体は多くの市民や生徒に被害を与えた。そのため一般の医療機関では手の届かない場所へ救護騎士団が出張、救護することになっている。
    そういう俺も顧問として別班に同行している。場所はミレニアムサイエンススクール。ミネから聞いた状況も酷いがこちらも既に教室を10室は埋め尽くす程の重傷者で溢れかえっていて、免許のない俺は患者の搬送を手伝ったり薬品を持ち運ぶことくらいしかできなかった。

    先生が倒れてから一ヶ月後、キモイ鳥のような見た目をした怪獣が市街地で暴れているとの報告が入った。
    同時にミネとの連絡が途絶えた。

  • 90エ駄死な触手24/11/02(土) 17:34:58

    何度もかけたが、

    『ただいま、電話に出ることが出来ません。ピーっという……』


    出ることはなかった。大きなトラブルが発生したに違いない。俺はミネの元まで飛んでいくことにした。

    俺は団長を探しに行く。戻ってくるまでここを頼んだぞ!!
    「了解しました!!」

    これがいけなかった。どうしてもう少し可能性を考えられなかったのか。



    ミネを探し続けて3日、ミレニアムサイエンススクールは超大規模の爆発と炎上で崩壊した。班のメンバーやユウカさんに電話をかけても誰も出ない。
    あの場に俺がいればどうなっていたことなんだろうか。後悔に苛まれながらも俺は羽ばたき続けた。



    先生が倒れてから一ヶ月半、なんとミネと電話が繋がった。失ったものはあったが、ミネが生きていて本当に良かった。そう思い俺はミネがいるというアビドスまで飛んでいくことにした。

  • 91エ駄死な触手24/11/02(土) 17:39:17

    砂漠をさまよい、ミネを探し続ける。電話には出ないがきっと電波が悪かっただけなんだ。


    先生が倒れてから二ヶ月半、俺はようやくミネを見つけた。

  • 92二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 17:40:30

    このレスは削除されています

  • 93エ駄死な触手24/11/02(土) 19:20:23

    安堵して歩み寄ろうとした瞬間に彼女は倒れた。

    え?

    倒れたミネの先にいたのは、銀髪の女と仮面を被った司祭のような姿をした者だった。
    女には赤い液体が凝固した跡が残っていて、火薬の香りともう返事もしないミネを見て俺は全てを察してしまった。

    なんで?

    俺は銀髪の狼に向かって殴りかかった。もちろん彼女は抵抗するため銃を手に取り、俺の身体を弾痕だらけにする。

    お前が……

    それでも俺は攻撃の手を緩めず、ショットガンを手に取って攻撃する。これが思いの外効いたので、俺は銃撃戦に戦闘方法を変えた。

    お前が。

    弾丸を避けつつ、はらった足で砂を撒いて目をくらませ、その顔目掛けて撃ちまくる。触手を伸ばして四肢を掴み、引き寄せてからゼロ距離で撃つ。
    撃つ。
    撃つ。
    撃つ。
    撃つ。
    撃つ。
    痛い。
    撃つ。
    撃つ。
    痛い。
    撃つ。
    痛い。
    撃つ。

  • 94エ駄死な触手24/11/02(土) 19:26:28

    はぁ……はぁ……ぐ、へっ




    なんやかんやあって俺はこの女を○した。辛勝だったが、あとはこの司祭気取りもやって全部終わりだ。
    もう身体の痺れがピークに達していた俺は砂漠を這いながら仮面の者の前に立ち、タブレットを撃った。
    次に、立ち上がった俺は仮面ごと顔面を殴って胸辺りであろう場所を撃った。

    やった。復讐は果たせた。

  • 95二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:15:06

    俺は高笑いした。するしかなかった。こんな戦いをしたところでミネが帰ってくるはずもないのに、俺は自分の気持ちだけでも人を○してしまった。

    寒気がしてきた。俺はやっと人を○したことを自覚した。今すぐにでも全身にまとわりつき覆い尽くすような恨みが襲ってくる気がする。
    すると仮面が落ちていることに気がついた。

    そうだ。コイツだって生きていて、それなのに俺が……

    仮面の主は先生だった。

  • 96二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:18:31

    名前つけ忘れてるよ

  • 97エ駄死な触手24/11/02(土) 21:28:32

    うわっ、あぁ……あああああああっ!!!!

    全身に針を刺したような刺激が巡った。何やったんだよ俺……え?俺が?先生を?




    "触手くん、好きだよ。"
    ……へ?

    最初は突然の告白だった。ミネと付き合ってるってのに何言ってんだこいつって思った。でも彼女の目は本気で、同時に諦めがあった。

    いつ頃からなのか聞いたところ、自分が誘拐されていたところを助けてくれて、胸の中で泣かせてくれた時だって答えた。

    "忘れられなくなっちゃうから、後悔する前に言っておこうかなって。2人のことは応援するからね。"






    "……o……e……n……e……"
    おい……なんて言ったんだよ!!先生っ!!

    先生が最期に何を言ったのか、俺には分からなかった。

  • 98エ駄死な触手24/11/02(土) 21:29:05

    >>96

    不覚。

  • 99二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:54:24

    ヤバさマシマシだなぁ、保 守

  • 100二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 09:05:09

    このレスは削除されています

  • 101二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 09:10:25

    このレスは削除されています

  • 102二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 12:30:58

    幸せそうでいいなあ
    保守っとくぜぇ

  • 103二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 14:45:01

    あとはパーティだけだ
    ファイト

  • 104二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:12:42

  • 105二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:59:20

    元の世界に戻れたみたいでよかった

  • 106二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 06:35:14

    曇らせた分は幸せにしねぇとなぁ?

  • 107エ駄死な触手24/11/04(月) 08:01:27

    はっぴばーすでーとぅーゆー
    はっぴばーすでーとぅーゆー
    はっぴばーすでーでぃあ
    みーねー
    はっぴばーすでーとぅーゆー

    彼女がロウソクの火を消……火を消し……消し……

    「消えないです!?」
    "ロウソクというのは溶けているロウを燃やしているから、それを意識して息をふきかけて……"

    ロウソクはまだ燃えている。

    「甘いね2人とも。もう少しキレの良さを意識しないと。」

    ロウソクはまだ燃えている。
    俺はさすがに異常だと思いロウソクの入っていたパッケージを確認した。普通のロウソクらしい。

    「でしたら……4人で同時に消しましょう。」

    俺たちは一斉にロウソクに息をふきかけると、火はやっと消えた。引き抜いた時にまた燃えたので素手で消した。今度こそ消えた。

  • 108二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 09:44:40

    保守

  • 109エ駄死な触手24/11/04(月) 16:01:04

    ぐへへ……『いいモノ』をプレゼントしてやるぜぇ……

    なんやかんやあって俺たちはそれぞれ用意したプレゼントをミネに手渡すことにした。

    まず俺からは綱引きでマッチョマンとの友情と共に勝ち取ったウェーブキャットのぬいぐるみをプレゼントした。本当なら最後に渡したかったがもう1人の俺がネタバレしていたのでやむなし。

    先生からは極薄のゴm

    テメェケツだけじゃなく乳まで4つにされに来たか?
    "違う!違うんだよ手違いなんだよ!!本当のプレゼントは……あった、こっちだよ!"

    先生からは可愛らしい小さなフィギュアが贈られた。コイツにしては結構かわいいセンスしてんな。ミネは目を輝かせてフィギュアを眺めていた。キッチンの方に飾ろう。

    アンドロイドからは小さなスイッチが……俺?

    「まあとにかく誰かの名前を呼びながら押してみなって。」
    先生。
    「えっ」
    え?
    "ん?"



    なんやかんやあって俺と先生は謎の白い部屋に閉じ込められた。

    『あー、その……私からのプレゼントはSE○しないと出られない部屋です……』

    俺は頭を抱えた。

  • 110エ駄死な触手24/11/04(月) 16:11:12

    ぐへへ……俺はエ駄死な触手……おあつらえ向きなシチュエーションだぜぇ……



    なんやかんやあって俺と先生は『○EXしないと出られない部屋』に閉じ込められてしまった。

    俺は悪くない!俺は悪くない!普通何も説明無しに『ボタンを押せ』なんて絶対にドッキリ的な何かだと思うじゃん!?
    "まるで私ならそういう扱いしても大丈夫なように聞こえるけど。"
    うん。
    "うん?"
    なんだよこれ……素直にミネを呼べばこんな苦悩せずに済んだのか……というかこっちの様子って見えるの?
    『見えるよー。私たちから見ればシルバ○アファミリーみたいな感じ。……ミネも見てるよ。』
    決めたよ先生。
    "う、うん……出るためだから、しょうがな"
    俺を内部で核爆発させる。
    "仮に出来たとして私の無事は保証されるの?"


    『先輩、この部屋は私の力を用いても突破できません。ご協力をお願いします。』
    『よーしいけー!抱けー!』
    『先輩。』

  • 111二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 16:18:29

    このアロ生徒会長バグってる!

  • 112エ駄死な触手24/11/04(月) 21:14:30
  • 113二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:16:22

    >>112

    SSでてきたぁ!!!?

  • 114二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:17:42

    アロナわからせ待機だ

  • 115エ駄死な触手24/11/04(月) 21:18:48
  • 116二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:19:30

    >>115

    あの…パスワード…

  • 117二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:20:29

    見た。パスワードならSSの中にある

  • 118二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:48:36

    保守

  • 119二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:52:06

    ...スッキリした。いろんな意味で。

  • 120二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 00:01:29

    やったぜ。

  • 121二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 09:13:31

    ほしゆ

  • 122二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 12:09:17

    _( _´ω`)_フウ
    スッとしたぜ

  • 123エ駄死な触手24/11/05(火) 13:39:08

    ぐへへ……シャバの空気は最高だぜぇ……



    なんやかんやあって俺たちは何故か部屋から脱出できた。

    「おや?無事に出られたようですね触手さん?」
    先生、俺はこの世から脱出するかもしれない。
    "死ぬ時は一緒だって言ってくれたじゃん。"
    おう、感じる殺意が倍になった。
    「どうやら……まとめて強い救護が必要らしいですね?」
    「死は救済w」




    なんやかんやあって俺たち三人は膨らんだ顔で突っ伏した。

  • 124二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 14:31:17

    >>100

    "まずその……私はそっちの世界の私みたいにすぐに告白はできなかったし。"

    これ知った後だと思い出作ってやれと思わなくもないけど目の前で脳破壊はダメだから仕方ないね

  • 125二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 17:34:24

    割と大作になってきたがまだまだ味がするぜぇ

  • 126二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 01:20:01

    ho

  • 127二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 07:22:12

    >>123

    誤解が…

  • 128二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 17:28:06

    保守

  • 129二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 21:58:47

    ねるほ

  • 130二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 01:38:26

  • 131エ駄死な触手24/11/07(木) 08:05:14

    ぐへへ……お買い物だぜぇ……




    なんやかんやあって冷蔵庫の中身が無くなったので俺はミネとスーパーへ買い物に来ていた。が、店内が騒がしい。

    「あれは……喧嘩です!不良のグループ同士で揉めているようですね。」
    先に言うけど救護はまだやめとこうね?店の破壊に加担しちゃったら色々マズイし。
    「しかしあのままでは怪我人が出てしまいます!」
    とりあえず避難誘導を先にやろう?店の人には分身でもう伝えておいたから。

    こうして俺たちは店内にいた一般市民や生徒を店外に誘導し、残すは不良グループのみとなった。片方はスケバンのグループ、もう片方はヘルメット団で対立していて、俺がもう一度見に来た頃には睨み合いまで収まっていた。

    「こうなったら……ウチの切り札をだすしかないようだなぁ?」

    ヘルメット団に切り札?スケバンの七囚人はともかく、そんなやつ聞いた事が……

    「おい新入り!!アイツらを蹴散らしちまえ!」
    「了解。」

    わぁ!すっごい聞き覚えのある声!まるでもう1人の自分がいるみたーい!!
    何してんのお前。

  • 132二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 17:51:10

    >>とりあえず避難誘導を先にやろう?店の人には分身でもう伝えておいたから。

    サラッとスゲェこと

  • 133二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:43:59

    筋肉保守

  • 134二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 07:26:26

    うねうねほ

  • 135エ駄死な触手24/11/08(金) 07:27:07

    ぐへへ……生意気な雌を分からせてやるぜぇ……



    なんやかんやあってヘルメット団の傭兵として雇われていた俺は切り札として駆り出された。
    触手としての強みはもう完全に消えてしまったが巨大生物たちとの戦いで得た戦闘経験が今の俺を支えている。多対一でも遅れは取らない。

    「な・に・し・て・ん・だ・よッ!!!!」
    何って……なんでここにいんの?
    「こっちのセリフだっての!お前何裏の世界生きてんの?」
    だって俺戸籍無いしお金は必要だし。
    「ド正論。でも働く先は考えろよこんなリスク高い職場なかなか無いだろ。」
    ここしか無かったんだよ雇ってくれるとこ。待遇もそれなりだし。

    「おい新入り!何ボサっとしてんだよ!!」
    そういうことだから、救護は少し待ってほしい。
    「怪我人は出すなよ?」
    加減できる相手だったらな。


    なんやかんやあって俺はミネに救護された。やばい泣きそう。

  • 136二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 08:28:55

    泣いていい

  • 137エ駄死な触手24/11/08(金) 10:30:53

    ぐへへ……相変わらずの匂いだぜぇ……




    なんやかんやあって今日は錬丹術研究会に足を運んでいた。というのも、もう1人の俺の状態を診るためだ。

    「これは……欠損が酷いのだ。」

    サヤは最初こそ俺が2人いることに驚いたが、診断は的確に行われた。

    「そうそう、若い方の触手にはこの薬をあげようと思っていたのだ。」
    なにこれ。
    「あの騒動からさらに改良した媚薬なのだ。」
    嫌な予感がするけど気の所為?
    「今度は触手の体内にある精○と混ぜることでしか効能を発揮しないように調整されてるから心配は無用!」
    ならよかった。

    安心した俺は瓶の媚薬を飲み干した。


    案の定媚薬にはとんでもない副作用があった。

  • 138エ駄死な触手24/11/08(金) 10:38:35

    「お帰りなさい触手さ……触手さん?」
    ただ、いま。
    「どうしたんですかそんなに顔を真っ赤にして。まさか風邪を……!!」
    違う、違うんだよミネ。

    俺は女体化すると全身に刺激が走った。

    ごめ、ミネっ……ちょっとベッドまで運んで……
    「分かりました?」

    火照った俺の身体はベッドの上でビクビクと震えていた。
    あれは8時間前のこと
    ──────
    ────
    ──
    『あっ、言い忘れてたけどその媚薬を飲むと相手を発情させる精○を発射できる代わり、定期的にメス○キしたくなるようになるのだ。』
    『飲んだ直後に言う?それ。』

  • 139二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 10:42:10

    とんでもねえ薬だな……

  • 140二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 19:50:37

  • 141エ駄死な触手24/11/08(金) 20:19:32
  • 142二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 20:26:35

    派手にヤったじゃねえか…最高だぜ!

  • 143二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 02:41:40

  • 144エ駄死な触手24/11/09(土) 09:46:16

    ぐへへ……他の女に手を出しそうぜぇ……



    なんやかんやあって先生が急患で運ばれた。いい加減にしろよお前。

    "ごめんねみんな……ほんとに。"
    適度な休憩は取っておけってシャーレに来た時いつも言ってるだろ。
    「えっ?」
    ミネ、浮気じゃないから。仕事でよく行ってることは分かるはずだよ? 目が怖いよ?
    「冗談です。」
    冗談に聞こえない……

    先生は働きすぎで倒れていた。そこまで仕事を溜め込むなよ。一人の身体じゃないんだから。
    違うよ?ミネ。先生を○ませたんじゃなくて先生がみんなに頼りにされているんだよって意味だよ?今のは流石に語弊がありすぎたなーって反省してるけどさ

    "……私は触手くんの子供産んでもいいよ。"

    不覚にも○起した。
    救護された。

  • 145二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 17:43:18

    >>144

    これは触手くんが悪いよ…

  • 146二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 20:33:31

    本編よりも無茶してない?ここの先生

  • 147二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 04:26:39

    保守

  • 148二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 08:56:11

    取り敢えずラブラブ過酷画貼りたいが…

  • 149二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 15:16:41

    >>148

    AIか?

  • 150二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 20:12:30

  • 151二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 06:47:18

  • 152エ駄死な触手24/11/11(月) 08:53:49

    ぐへへ……追い出されたぜ……



    なんやかんやあって俺は先生の看病から外された。ごめんって。




    「また随分と大胆にやりましたね……先生。」
    "寝取る気概で行くって言ったからね。隙を見せたからには容赦なくいかせてもらうよ。"
    「甘いです先生!」
    "何ッ!!"
    「どれだけ先生が誘惑しようと彼は貴女に持ちえないものを求めています!」
    "そ、それは……"
    「耐久です。彼の責めは私でも数時間は気絶してしまうほど過酷なもので……もし先生が誘惑に成功できたとして、一体どうなるのでしょうか?」

    私の背筋に鳥肌が立った。しかしこれは好機!

    "ミネ、こう見えても私はタフな方だよ。触手くんのあらゆる責めを想定して開発してきているからね。逆に触手くんの方が気持ちよくなっちゃうかも?"
    「か、開発!?」
    "ここだけの話今回倒れた理由は過労ではなく開発が原因だよ。"



    普通にブチ切れられた。

  • 153二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 11:29:17

    あたりまえ体操〜

  • 154二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 16:15:44

    保守

  • 155二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:24:22

    保守

  • 156二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 07:24:58

    あさ

  • 157エ駄死な触手24/11/12(火) 09:28:46

    「大丈夫だよお兄ちゃん……私が癒してあげるからね……」
    うっわ。
    「気持ち悪いものを見たみたいな反応じゃん。」
    うん。
    「うん?」
    それより暇だ……先生の看病には暫く行けなくなったし書類もある程度片付いて他に急患や入院中の患者もいない……
    「そんな人肌恋しい兄のために妹がいるわけだよ。それとも嫌だった?」
    うん。
    「うん?」
    そうだ、今のうちに俺の名前の候補考えとこ。あそこの役員さんずっと待たせるわけにもいかないし。
    「私もついでに決めてほしいなって。」
    ミネや先生をいやらしい目で見ることをやめるならいいぞ。
    「私は名無しの権兵衛。」
    その潔さは評価する。



    なんやかんやあって私は亀甲縛りにされた。お兄ちゃんを気遣って遊びに来たのはホントなのに酷いなぁ。

  • 158エ駄死な触手24/11/12(火) 09:42:19

    ……。

    「なあ、あそこの新人まだヘルメット被ってるのか?流石に昼時くらいは外さないと蒸れるんじゃ……」
    「あぁ……○○ちゃんは知らないんだ。あの新人が頑なにヘルメットを外さない理由。」
    「えぇ?なになに触手くんの話?」
    「あの人はね?過去の戦いで大怪我をして頭の右半分が欠けてるんだって。だから異形の頭で怖がらせないようにってああやってヘルメットを被ってるの。」
    「どっかの昆虫ヒーロー漫画で聞いたことあるなそんなこと。」
    「でもでも、あそこに1人でいるのは頭のこととは関係ないし可哀想だよ。」

    「触手くん!良ければこっちで一緒にご飯食べない?」
    いや、俺は食事が出来ない。誘ってくれたところありがたいけど遠慮するよ。
    「『一緒にご飯を食べる』ということは単にご飯を食べるだけじゃなく、コミュニケーションの一環だと思わない?私、触手くんと話したいなー。」
    ……同席するだけなら。

    「なんであの子不良なんだろ。」
    「眩しくて敵わねぇ。」

  • 159二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 19:43:58

    光のヘルメット団

  • 160二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:58:38

    触手・テラーの方も幸せそうでよかった

  • 161二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 06:19:03

    >>158

    お前ヘルメット団辞めろ

  • 162エ駄死な触手24/11/13(水) 16:46:04

    ぐへへ……大体書き終えたぜぇ……



    なんやかんやあって俺は名前の候補を5つくらい書き終えた。

    『触手』『ツクシ』『ショウ』『シテ』『マト』

    「お兄ちゃん適当に考えたでしょ。」
    ちげーよフィーリングで何となく気に入ったやつを書いたんだよ。
    「適当ってそういうことだと思う。」
    ……。
    「……あれ、電話鳴ってるよ?」
    ホントだ。急患入ったか?

    もしもし、こちら救護騎士団。
    『触手先生助けてください!団長と……先生が危ないんですっ!!』

  • 163二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 17:35:32

    おおっと?

  • 164エ駄死な触手24/11/13(水) 19:21:01

    ぐへへ……異常事態らしいぜぇ……



    なんやかんやあって俺とアンドロイドは病室の前まで向かった。ノックをしてみるが反応はなし。俺たちは耳を当てて室内の音を聞いてみると、銃声と微かな声が聞こえてきた。

    ……やめっ……あっ……

    もうこれ以上は……

    し、しんじゃ……


    「思わず心のちん○が勃○した。」
    俺も。じゃない!争ってるようにも聞こえるだろコレ!!

    俺は扉を思いっきり開いた。そこにはFPSで楽しく戦っているミネと先生がいた。
    本物と聞き間違うほどの銃声ってどれだけの大音量なんだよ。……と思っていたらアンドロイドが倒れた。許容できる周波数を超えていたらしい。

    なんやかんやあって珍しくミネと先生は叱られた。

  • 165二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 00:06:28

    何やってんだ団長()

  • 166二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 11:02:01

    補習

  • 167エ駄死な触手24/11/14(木) 20:34:37

    「ゆーきやこんこん♪あーられーやこんこん♪」
    「お、お前よくこの寒さに耐えられるな……」
    「ただでさえ寒いのにバイクに乗ったらもう凍えるわよこんなの……」
    動いていれば暖まると思って我慢するしかない。
    「そういうお前も防寒具一枚もなしでなんで平気なんだよ!!」
    もう暑さも寒さも感じられなくなったんだ。痛覚が消えるのもあと少しだろうな。
    「ちょっと……この子の前でキツい冗談はやめなって。」
    ……そう、だな。

    俺たちは新しい拠点を探すべく偵察班として行動していた。今の拠点が団員の失態とヴァルキューレの捜査によってバレてしまったらしく速やかな引越しが必要になったとのこと。しかし大人数が身を隠せるかつ快適な空き家や倉庫はまだ見つからない。
    いや、廃れた住宅街なので空き家には困らないが、どれも大人数で使うには狭すぎるものだった。

    「なら発想を変えればいいんじゃない?いくつかのグループに分かれて別々の空き家で過ごすとか!」
    「確かに……言われてみれば。」
    「寒さで頭が凍っちまってこんな簡単なことすら分からないなんてなぁ……私も情けねえよ。」
    待て、寒さの影響なしにその発想に至れなかった俺はただの馬鹿ってことにならないか?
    「「うん。」」
    うん?

  • 168二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 22:08:06

    このレスは削除されています

  • 169二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 06:18:23

  • 170二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:13:08

    AIでラブラブ触手ックスの団長と触手さん考察中

  • 171エ駄死な触手24/11/15(金) 15:01:55

    こうしてグループ分けして空き家に暮らすことになった俺は、いつも話しかけてくれる3人と同室になった。

    「余ったから私たちにくっつけるって……小学生じゃあるまいし。」
    「なんで?触手くんも一緒で嬉しいじゃん!」
    「あのなぁ……男女が一緒にってのは」
    待った。言わんとしてることは分かるけど安心してくれ。俺には心に決めてる人がいる。もし信用出来ないなら亀甲縛りにしても構わない。

    なんやかんやあって俺は亀甲縛りにされた。信頼されてると思ったのに。

    「ごめん!フリだと思って!」
    フリならしょうがないか〜

    「「「「アッハッハッハッハ!!!」」」」

    なんやかんやあってお返しに亀甲縛りにした。痛みはなくても不快なんだよコレ。

  • 172二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 16:18:47

    悪ノリした男子学生みたい

  • 173二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 16:19:36

    楽しそうでなにより

  • 174二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 20:21:43

    楽しそうでなにより

  • 175二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 21:08:32

    いいじゃあないか

  • 176二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 08:24:56

  • 177二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 08:49:22

    >>170

    お待ちしている

    なお貼るときは直貼りでなく何か噛ませろよ?

    というか1の許可は?

  • 178エ駄死な触手24/11/16(土) 11:31:29

    >>170

    大歓迎ですよ

  • 179エ駄死な触手24/11/16(土) 20:37:13

    「くかぁ〜……」
    「ゴォォォォォォ……」
    「ギシャオオオオオオオオオ……」
    うるせぇ!!

    念の為3人は一階、俺は二階で寝ることになったがいびきがとにかくうるさいので眠れずにいた。すっかり目の覚めた俺は暇つぶしに家を出てその辺を散策することにした。



    なんやかんやあって俺はアビドス砂漠に出た。空き家の多い名のある地域と言えばアビドスなので当然と言えば当然ではあるが。
    ここにいると5年前の事を思い出してしまう。危ない予感がした俺は振り返って住宅街へ帰ることにした。
    その振り返った先には、あの銀髪の女がいた。

    なんでお前がまだ生きてるんだ。
    「……?ごめんなさい。何を言ってるのか分からないけど、私は恨みを買うようなことをした?」
    とぼけるな!お前はミネを○した!!だから俺は復讐してお前を○した……○したはずなのに!!
    この顔が分からないか?それとも○した人間の名前なんざ覚えられないのか?
    「……本当に何のことか分からない。でも確かに私は間違いを犯した。今はまだだけどいつかそれは全て償おうと思って」
    テェェェァァメェェェェ!!!!!

  • 180エ駄死な触手24/11/16(土) 20:48:16

    ○してやる……○してやる……今度こそッ!!



    なんやかんやあって俺は銀髪の女と対峙した。彼女の戦闘力には若干の劣化がみられるがそれは"先生"がいないからだろう。
    しかし俺も全盛期とは程遠い状態で結局、差はあの時と変わらない。だが変わっていないということは同じ結果になりやすいということ。俺はミネの銃を握りしめて額を執拗に狙う。視界を遮られた彼女は機動力が落ちていく。このまま、今度こそ○せると思った。

    「シロコちゃん下がって。」

    強い衝撃が俺を襲い、ブロック塀に叩きつけられた。

  • 181二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 00:41:53

    保守

  • 182二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 08:30:33

    朝起き保守

  • 183エ駄死な触手24/11/17(日) 11:14:56

    第三者の正体は俺が砂漠で遭難した時に助けてくれた人だった。
    もっとも、変わり果てたこの姿を覚えられているわけがないが。

    「先輩……?」
    「おじさんがパトロールしてたらたまたまね。立てる?」
    「ん……軽傷で助かった。」
    「さてと、うちの後輩に恨みでもあるならまずは私を通してからにするんだよ。」
    くっ……!!
    「まだ戦意喪失はしてないか。心苦しいけれど次動いたら脚を撃つよ。」
    「その次は腕、肩、つま先、最後に頭。」

    俺はアビドスを大いに侮っていた。今目の前にいるのはただの少女ではなく……狩りをする隼の眼。
    こんなのに勝てるビジョンが浮かばない。

    「触手くーん!!」
    「突然いなくなったと思ったらどうしたんだよお前!!」
    「……って、あの二人ってアビドスの最強格だよ!?触手くん一体何を……」

    「ヘルメット団……」
    「この男の人もヘルメットを被っていた。多分仲間だと思う。」

    やめろ、そいつらは何も関係ない。そう言う前に俺の身体がドクンと脈打ち、酷い痛みと不快感が走った。

  • 184エ駄死な触手24/11/17(日) 11:17:46

    ─────────

    もう1人の俺と錬丹術研究会に赴いた時の事。

    「これは……欠損が酷いのだ。」
    やっぱり再生は無理か。
    「これはボクさまでも不可能……手は、尽くすつもりでいるからそこは安心して──」
    分かってはいたさ。俺がそこまで長くないことは。
    「……。」
    ありがとうサヤ。あとは楽しく余生を過ごすことにするよ。

    ──────────

    今か……今なのか?どうしようもない苦しみが俺の身体で暴れている。全員は悶え苦しむ俺を見て、戦慄していた。

    「シロコちゃん、先生に連絡をお願い。そこの子達も救急車呼んで。」
    「は、はい!」
    「もしもーし?おじさんの声が聞こえますかー?」
    「……返事をする余裕も無い。これは一刻を争うかもしれないね。」

  • 185二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 16:57:23

    そろそろ200か

  • 186二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 20:36:48

    次スレ立ててもいいかも

  • 187二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 21:37:38

  • 188二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 07:46:35

  • 189エ駄死な触手24/11/18(月) 08:13:36
  • 190二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 11:50:59

    埋め

  • 191二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 15:53:02

  • 192二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 19:05:33

  • 193二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 19:11:53

    umeru

  • 194二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 19:33:03

    梅田駅

  • 195二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 19:33:28

    うめ

  • 196二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 19:35:01

    うめめーめ・めーめめ

  • 197二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 21:44:59

    埋ッめ

  • 198二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 21:48:38

    梅田

  • 199二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 07:24:54

    梅田

  • 200二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 07:43:38

    𝕃𝕖𝕥'𝕤 𝕘𝕠

オススメ

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