- 1二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 19:39:04
- 2二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 20:29:26
スレ画は推しだから来て欲しいけど、俺の世界にヨグ=ソトース来てほしくない
- 3二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 20:45:17
きよひーがやりそうな気もする
ある日ガタガタと揺れるスマホ…
画面から飛び出てくる手… - 4二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 21:21:22
- 5二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 21:22:24
- 6二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 21:24:40
「ますたぁから感じていた安珍様は、貴方だったんですね♡」
- 7二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 21:38:28
ドラコーがこの世界に来る場合って、俺達の人類史終了のお知らせな可能性無い?
- 8二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:04:21
素晴らしい概念だ……(拍手)
- 9二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:06:07
静 謐 の ハ サ ン
- 10二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:09:09
突然FGOやってる画面が輝いたと思ったらモルガンが出てきてて「ようやく対面できましたね、我が夫/妻…」とか微笑まれたい
- 11二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:25:38
こっちにやってくるまでいかないけど、マイルームにバーソロミューがいる状態でスマホを一旦置いて髪型整えている時にふとスマホの画面を見たらバーソロミューがにっこり笑顔になっていて「あれ?画面触ったっけ?」って思っていたらすぐに元の顔に戻ったのを何度か繰り返す
→にっこりバーソロミューになるのが髪型整えている時の仲でも前髪が顔にかかっているタイミングなのに気がついて、「もしかして…」と前髪で顔半分が隠れている状態の髪型に整えてからFGO起動してマイルームを選択したらいつものすんとした顔のバーソロミューだったので(やっぱそんな訳ないか!)と思った直後に、スマホに触っていないのにバーソロミューの表情が勝手に照れ顔→にっこり顔になって(そんな訳あったんかい!)ってなる感じのやつはちょっと憧れる - 12二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:28:30
突如スマホ画面にノイズが走り
やたらテンションの高い声が流れ出す
「BB〜〜!チャンネル〜〜〜!!!」 - 13二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:39:27
イグ・ナ、イグ・ナ、トゥフルトゥクンガ。
我が手に銀の鍵あり。虚無より顕れ、その指先で触れ給う。我が父なる神よ。
我、その真髄を宿す写し身とならん。薔薇の眠りを越え、いざ窮極の門へと至らん!
光殻湛えし虚樹(クリフォー・ライゾォム)
- 14二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:52:23
ジャックちゃん推しなんだけど……
あれだね、急に画面暗くなったと思ったら
いつの間にか自分の背後にいて
「会いに来たよ!おかあさん!」
ってそんなホラー展開からの子育てが
始まりそうな予感がしますね? - 15二次元好きの匿名さん24/10/28(月) 23:57:37
ロビンさんに向こう側から液晶ノックされて「これ…要らないですよね、マスター?」って言われたいです
スマホ「タスケテ」 - 16二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 00:04:23
いつか遠い未来、FGOが終わってしまった後の話
たくさんの思い出の詰まったアプリを消せなくてそのままにしていたらある日突然スマホからマシュが飛び出してきた
でもその子は実はマシュじゃなくてナーサリーなんだよね なんて妄想 - 17二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 09:59:40
マイルームの鯖に名前欄本名に変えられてる……とかもありそう
- 18二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 15:10:20
個 人 情 報 漏 洩
- 19二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 23:54:46
あー、周回しなきゃ……と指が動く
戦闘画面が表示される
白いモヤのかかったステージで、敵は見えない
いつも通りにバフをかけ、コマンドカードを選ぶ
敵に向かって攻撃を放った瞬間
ぴき
ぴきっ
ぱき
内側から、画面が割れていく……!?
うそ、うそ、うそ!
ぱきぱき、ぴしぃっ!
あ、ぁぁあ……?しかもレアドロしてる!
これを逃すのは惜しい、でもクリアする頃には絶対画面が壊れてこっちに来る!
……なにが?なにが?なにが?
にゅ、と伸びる、黒い手
永遠にほほえみ続ける、魔女の手…… - 20二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 00:20:25
保守
- 21二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 07:30:56
ある冬の日。俺は風邪を引いていた。体温は38℃。
冬の寒さ、熱が出た事による体感温度の低下にどれだけ暖房を焚いても、加湿器で部屋の乾燥を防いでも耐えることが出来ず身体を縮こませてガタガタと震えることしか出来ない。布団から這い出てトイレに行くことも水を飲むことも出来ない。ただただ朝が来るまで待つしか無い。
誰か助けてくれ。身体を温めてくれ。そう思いながらも誰も来ないのは分かっている。しかし願わずにはいられない。電気毛布を買わなかった自分をいつも呪っている。それでいて次に風邪を引いても同じ事を繰り返す。一切進歩が無い。
やがてようやく眠気が来た時に、誰かになでられたような感触を覚えた。髪の毛の位置でも変わったか?その時は層としか考えられず、すぐに深い眠りに入った。
それからどのぐらいしただろう。夢見の悪さはともかく体調自体は昨日よりは良くなっている。何より寒くない。そう考えていると布団の中が異様に暖かい。この布団に暖かくなる機能は無いはずだ。そう思い布団の中を覗いてみると……T.M.Revolutionがいた。昔ネット動画で少し見た程度の「身体に黒い帯を巻き付けた人間」そのままの女性が自分の身体を愛おしそうに抱いて寝ていた。
布団からわずかに空いた穴を通して外気に触れたせいだろう。その人物はまぶたを擦りながら目を開け、布団からもぞもぞと出ながら自分に挨拶をした。
「おはようございます。昨日に比べて良い顔色で何よりでございます。拙者、アサシンのサーヴァント:望月千代女と申す者。此度ご主人様の「げーむ」とやらから出てきました。よろしくお願いするでござる」 - 22二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 08:03:56
周回中に寝落ちして、目が覚めるとスマホの画面は何故か地図を開いていてどこかが目的地になってる。怪しいと思いながらもその場所を目指すと『アーネンエルベ』という喫茶店にたどり着き、「「いらっしゃいませ」」と出迎えてもらえる……
みたいな感じだといいな - 23二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 19:24:53
ミニクーちゃん経由でなんかこう…上手いこと来てくれないかな
- 24二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 19:33:49
age
- 25二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 00:40:22
自分の周りには誰もいない。家族も親族も友人も。いるのは知り合い以上友人未満の同僚と上司だけ。これは自分がそうイキッているからではなく、そうなりたいと思ったから。人付き合いが苦手で、人間関係は必ず何かすると失敗する。それならば本当に必要最低限関わらない関係であれば良い。そう思ったから。
そんな日々を送り、今日も会社から家に直帰する。一人暮らしの自分の家は、本来存在しない変化がある。調理中の良い匂い、家主がいないのに点灯している電気、外からでも感じる人の気配……ドアを開け「ただいま」と声をかけるとパタパタと歩いてくる人影が一つ。
それは一人故に暇だからと手慰みで遊んでいたとあるゲームで、たまたま開始時点でピックアップしていたので回したら手に入れた、自分が気に入っている女性。
「おかえりなさいでち。ご夕飯は出来ているでちよ。お風呂も入れてあるのでいつでもはいれるでち。今日もお疲れさま」
この言葉を聞いていつもの日常に帰ってきたことを実感する。そして、お決まりの言葉は……。
「今日も、君が先に欲しい」
「え!?……しょ、しょうがないでちね。相変わらずこんな身体に欲情するなんて。お外では控えてくだちぃね」
「ああ。分かっているよ。ありがとう紅閻魔」
家に帰って幼妻にただいまとおかえりの言葉を交わし合い、彼女を抱いて電子レンジで温め直した料理を食べる。自分の命が終わるまで、可能な限り続いて欲しい奇跡だ。 - 26二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 01:34:13
凄く嫌な事があって死にたいと思って人の居ない公園に行き、凍死するのを待ってると突然女の子のマジシャンが現れてつたないながらもマジックを見せてくれる。彼女は気の利いた言葉をかけたりはせず、何の反応も示さない自分に対しただただマジックを見せるだけ。話しかけても精々ちょっと手伝わせるだけ。
それでも死のうかと思っていた自分の心を溶かしていき、「それは良かったです。では、また後で会いましょう」と言い残しふっと消えていく。
…………そういえば、推しだなんだと言いながら、絆レベルが低いままのキャラがいたな。帰ったら多少無茶でも絆レベル上げようかな。
そんな水着コルデーとの出会いと別れ。 - 27二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 12:01:04
コンに囲まれて過ごしてえ〜
- 28二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 12:03:53
ドラコーにこっち来て貰うんかーなら一緒に誰もいない場所行って静かに死にたいなぁそれか介錯
- 29二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 17:28:54
保守
- 30二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 23:06:48
ニキチッチ「おお!お帰りマスター!ご飯が出来てるから先に食べるといい!!」
同居先の主人(女)「ただいまー。またお肉……お腹に肉が……」
ニキチッチ「体形を気にする気持ちは分からないが、健康的なのが一番だぞ!私が住みに来た直後は冷蔵庫の中身は健康食品だけだったんだから!」
同居人「それは……痩せないと……」
ニキチッチ「マスターはむしろ痩せすぎだ。摂食障害でもないだろうし、食べられる時はきっちり食べるべきだ」
同居人「…………しょうがないわね。けど!あまりに太ったら責任とってよね!!」
ニキチッチ「当然だ!ま、私の料理で太ることなど無いだろうがな♪」
周りからの強迫観念で「痩せなきゃ」と思っているマスターと彼女の強迫観念に待ったをかけるために現れたニキチッチ - 31二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 23:16:30
彼女は立っていた。日本では珍しいカトリック系のキリスト教徒である私は今日も日課の祈りを捧げるために近所にある教会へ向かった。神父様が最近高齢でいなくなってからは無人となって私だけが出入りしている教会に人の気配がして怪しんでいたのだ。しかし、そこにいたのは差し込む朝日を受けて祈りを捧げている少女だった。見覚えはあったが信じられなかった。彼女は偉人で、聖女で、ゲームのキャラクターなのだから。けれど立ち上がり、振り向いた彼女は言った。
「貴方ですか?この教会の管理をしているのは」
私は掃除をしているだけと伝えた。しかし
「貴方は祈りを捧げていたでしょう?」
知っているはずもないことを言い当てて見せた。そして…
「初めまして。我が真名はジャンヌ・ダルク。貴方の祈りによって現界したサーヴァントです。よろしくお願いしますね?マスター」
微笑んでそう言った。彼女との生活はここから始まったのだ… - 32二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 23:24:29
- 33二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 10:17:18
保守
- 34二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 10:27:19
FGOが終わる時、何の気なしにアプリ開いて眺めてたら
「この素敵な物語が終わってしまうのが惜しい。うんうん、その気持ちはボクにもよくわかるよ。」
なんて声が後ろから聞こえてそっちの方を見てみれば花の香りを纏う真っ白な女が…
「やぁ、はじめまして…ではないんだけどね。まぁ直接話すのは初めてだし初めましてでいっか。ともかくよろしくね、お兄ちゃん!」
宝具5、Lv120、フォウも足跡もMAX、絆も15まで上げた一番の推し、レディ・アヴァロン、或いは別時空のマーリンがそこにいた。
…終わりが迎えられなくても彼女が一緒ならそれでいいな、と思ってしまった俺はたぶんどうしようも無いほど惚れ込んでる。 - 35二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 13:31:55
いやキリスト教徒でもないのかよ!
- 36二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 13:57:25
朝起きたらとなりでマシュが寝ていた。
俺は死ぬほど嬉しかった。何せ夢にまで見たマシュだ。
童貞の俺にもついに彼女が出来て幸せに暮らしていける。
そしてマイホームを買って子供をつくって毎日幸せな生活をする。
そんなことを一瞬にして考えた。
でも、マシュは「先輩?先輩は一体どこに?」
って言うんだよ。俺のことは見向きもせずに。
そのとき分かったんだ。マシュは藤丸立香と幸せになるべきだって。
だから俺は一緒にぐだを探してあげた。
やっぱりマシュの笑顔は俺に向ける笑顔よりぐだに向ける笑顔のほうが可愛い。
俺は二人が幸せになってほしいと願いながら立ち去った。
そんな夢を見た。
起きてとなりをみた。
マシュの抱き枕があった。
目から涙がこぼれた - 37二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 14:13:33
キュンするより先に突然のT.M.Revolutionで不覚にも吹いた
- 38二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 14:42:38
ある日唐突に安寧は消え去った。信じられなかった。国連の発表では宇宙からの侵略だという。しかし人類は終わらなかった。俺の居たシェルターが破壊され、逃げている途中に殺されかけた。けど殺されなかった。聞き覚えのある、けど存在しないはずの声がした。
????「誰の許可を得てこの世界を滅ぼそうとしている」
忘れるはずもない、FGOでの推し。人類悪にして人類愛、文明の終わりに全てを看取る堕落の理を持つ獣がいた。俺はつい叫んでしまった。
「ドラコー!?」
彼女は俺を無視する。
ドラコー「まだこの世界は熟れていない、が、余ではないものがこの文明を喰らうなど、許すはずもあるまい」
その後は一瞬だった。エイリアンたちは魔獣赫によって蹂躙されていった。彼女は振り返り、ようやくこちらに興味を持ったように言った。
ドラコー「余を知っているのか。まぁよい。一通り奴らを駆逐したら余は去る。ここはまだ熟れてない故な。それまで頼むぞ?マスター。」
そこでようやく俺の手の甲に令呪があることに気づいた。Fateシリーズでは見たこともない形だったが本能的にビーストと契約したと悟った。後から知ったがエイリアンが侵攻した時点で世界の全員に魔力とマスター適正が生えたらしい。世界を滅ぼすはずの存在と、何の変哲もない俺の旅は、始まったばかりだ。その時の彼女は彼女になら喰われてもいいと思ってしまうほどに、眩しく、愛に満ちていて、優しく、残酷で、美しかった。 - 39二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 14:52:45
pixivでも見たな
いい概念だ - 40二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 15:38:15
- 413824/11/01(金) 17:01:27
- 42二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:23:35
文才が…ない…
- 43二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:24:19
- 44二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:27:05
- 45二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:30:19
- 46二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 18:47:49
- 47二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 19:18:08
頑張ったぞ
「こんなことなら行かなきゃよかった!」
心の底から叫んだ。福引で当たった小笠原への旅行券。船での旅だが急な嵐とエンジントラブルで救命船に避難することになった。しかし荒波に俺は投げ出された。俺は救命胴衣をまだ着けてなかったから、どんどん体は沈んでいく。意識を失う直前、深い深い海の底に光が見えた気がした。
「怪物か何かがいるのか…食われるんだろうか…」
そんなことが頭に浮かんだ。そして俺は意識を手放していった…
「起きろマスター!クッ!救助が間に合わなかったか!」
そんな声がして目が覚めた。そこは見たことないはずなのに何度も見たことがある気がする空間があった。
「キャプテンー!目を覚ましたよー!」
そう声がした。そして驚いた。ゲームの中にしか存在しないはずの幻霊でありハイサーヴァント、ネモシリーズの一員であるマリーンがいたのだ。
「マスター!」
キャプテンも部屋に入ってくる。そしてようやく理解した。海の中で見たあの光は潜水艦ノーチラス号だったのだと。
- 48二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 19:28:16
ありがとう!!!!
- 49二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 22:27:12
美しいね
- 50二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 09:09:02
- 51二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 18:45:12
自分もなにか書きたいが想像力が貧困なんだよな
- 52二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 19:54:29
ちなみにドラコーと契約したSSは自分だ
- 53二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 19:58:55
- 54二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 20:49:11
- 553824/11/02(土) 21:14:33
- 56二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:14:45
- 5716、5424/11/02(土) 21:32:10
ありがとう、物語を書くの初めてだけど頑張ってみた 無駄に長くなったけど許して
「はっ…… ごほっ……」
煙混じりの空気を精一杯吸い込み、俺は咳き込んだ。熱い、熱い、熱い。どうして俺の街が燃えているのだろう。どうして俺の体は重い瓦礫に押しつぶされているのだろう。どうして、俺は、
「くそっ……」
なんとか這い出そうとするも片腕を外に出すのが精一杯で、それ以上体は微塵も自由に動いてくれない。
「しに、たくない…… こんな、一人で、誰か……!」
「◼︎◼︎さん」
穏やかな少女の声で、俺の名前が呼ばれたのが聞こえた。
伸ばした手がふと、火ともまた違う温かみを持ったもので包まれる。これは一体なんだろう。とても柔らかで、安心する。
ああ、今俺は手を握られているのか。
そう理解した次の瞬間、体にかかる圧迫感が消えた。何者かに瓦礫が持ち上げられたのだ。それに伴って視界はぐっと明るくなり、目の前の光景が見えるようになる。
「……え、」
「お久しぶりです、そしてはじめまして。マシュ・キリエライトです」
聞き間違えるはずもない、俺が人生で一番好きで、憧れで、元気をもらったキャラの名前だ。眼前の少女は懐かしい微笑みをうかべながら、俺の手を優しく引っ張って瓦礫の下から救い出してくれた。
少女はひとつ咳払いをすると、きれいな声で物語る。
「サーヴァント、キャスター。真名『ナーサリー・ライム/誰かの為の物語』。こんにちは素敵な貴方。夢見るように出会いましょう?」
あまりの急展開に呆けながら、俺は何故か、サ終したFGOのアプリをどうしても消せずにいたことを思い出していた。
- 58ドラコーとネモ投下した人24/11/02(土) 22:19:06
「ああ、俺の人生も終わりか…」
ただ一人、孤独の中に呟いた―――――
私は子供のころからの夢をかなえて宇宙飛行士になった。訓練はキツかったが夢のためならいくらでも頑張れた。国際宇宙ステーション(以下ISS)へ到着し、いわゆる宇宙服を着て宇宙空間へ出てISSの点検を行っていた。その時だった。機材の劣化だったのかISS側留め具が破損し、私は宇宙空間になげだされた。手を伸ばしたが届かなかった。みるみるうちにISSは遠くなっていく。宇宙空間に投げ出されたら最後、二度と戻れないことはすでに学んでいた。このまま誰とも話すことができず、酸素が続くまでの命だと思うと虚しくなった。だがもうどうしようもない。覚悟を決めて、せめて最後は苦しくないように意識を手放そうと思い目を閉じた。その時だった。誰もいないはずの空間で声が聞こえたのは。
「諦めないで。僕がいるよ」
最初は幻聴かと思ったが、それにしてはハッキリ聞こえる。目を開いてみると、そこには少年がいた。
「マスター、僕が帰してあげる」
何故宇宙空間に宇宙服のような物を着ているとはいえ少年が存在するのか?まさか宇宙人?いや宇宙の広さを考えるとこんな所で運良く遭遇なんてできるはずがない…そんなことが頭の中でぐるぐると回っていると彼は言った。
「マスター、思い出して。僕たちの旅を。そして物語を。」
そう言われた途端に記憶が蘇る。学生時代にドハマりしていた作品。Fateシリーズで確かに私は彼のことを見た。そう。人類が生み出した英知の結晶、数年前に稼働停止した遥か彼方へ飛び立った旅人。私が宇宙を夢見たことに確実に彼は関わっている。それなのに、何故私は忘れていたのか…
「ボイジャー君、なんで君が…」
そこまで言うと彼は口に指を当てた。
「僕がなぜここにいるかは分からない。けど、君を助けないといけないってことだけは分かるんだ…」 - 59ドラコーとネモ投下した人24/11/02(土) 22:20:45
後日譚
それからのことはよく覚えていない。しかし気づいたころには地球に落ちていた。朧気だがボイジャー君に引っ張られて大気圏に突入してそのまま不時着したのだと思う。病院で今回のことを思い出しながらぼんやりとしていると声がきこえた。
「助けられてよかったよ。マスター」
そこには宇宙空間であった時と同じ…格好は星の王子様に似ている二臨の姿だが…がいた。とにかく感謝と、忘れていたことへの謝罪をした。そして私は宇宙飛行士を退任し、JAXAへと就職した。ボイジャー君はまた旅立ってしまったが、もう二度と私は彼のことを忘れないだろう。何年かぶりに開いたFGOのアプリでマイルームにいる彼を見ながら、俺はそう思った。
- 60二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:25:42
- 61ドラコー(以下略24/11/02(土) 22:40:33
- 62二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:45:01
- 63二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:45:02
- 64ドラコー(以下略24/11/02(土) 22:45:53
- 65124/11/02(土) 22:56:17
めっちゃSS投下されてる…………ワイも書くべきか?
- 66ドラコー(以下略24/11/02(土) 22:58:57
うし。できた。そもそも神秘は薄れてるとかは置いておいてくれ。御都合主義というやつだ。
「どこなんだ…ここは…」
目を覚ますとそこは見たこともない場所だった。暗い洞窟のような場所。ただし上は見えないほど高く坂になっている下も見えないほどに深い。何より信じられないほどに寒かった。
俺は考古学者をやっていて、その中でも遺跡や古代文明を生業としている。今回の旅は古代メソポタミア文明の大地、シュメルの神秘を調べに来た。とある遺跡で中央にある井戸を覗き込んだ途端に意識が暗転し、気づいたらここにいた。
「取り敢えず毛布羽織るか…」
手持ちにある中で最も暖かそうなものを外套のように羽織り、周辺の探索を始めた。その直後だった。急に何者かに襲われたのだ。
「ガ…カハッ」 - 67ドラコー(以下略24/11/02(土) 23:13:12
続き
怪力で首を締められる。その時に気づいた。自分がやっているゲームのアニメ化された所、「絶対魔獣戦線バビロニア」に出てくる冥界にそっくりだと。
「ガッ…誰か…助け…」
意識が遠のく。ポケットの中からスマホが落ちた。その時だった。スマホから眩い光が発した。次に目を開けたときには体は解放され、怪物たちとの間に黄金の鎧を着た彼が立っていた。
「この我を呼ぶとは、運を使い果たしたな雑種!」
忘れるはずもない大好きな我が王、英雄王ギルガメッシュがそこにいたのだ。
「神秘の薄れた時代に冥界に生者のままいるなど酔狂よな。まぁよい。お前のことは見ていた。命を顧みずに挑戦するする姿、貴様を勇者と認めよう」
ギルガメッシュ王はそのまま怪物たちを倒し、俺に向かって言った。
「さっさと冥界から出るぞ。エレキシュガルも不在のようだしな。」
ギルガメッシュ王に連れられて外へ出た俺は、ギルガメッシュ王に言われた。
「此度の旅は忘れるがよい。ただし!我のことを忘れることは許さん。そして覚えておけないカルデアのサーヴァントは皆、いつでもお前を見ていると」
そう言い残しギルガメッシュ王は退去していった。忘れろと言われたが忘れられるはずもない英雄王との短い旅。世間に発表すれば大発見だが俺の心に留め、思い出にしようと思う。カルデアからこちらを見ているサーヴァントたちに恥ずかしくないように、俺は遺跡探索を続けよう。さぁ、次は何処へ向かおうか!
- 68ドラコー(以下略24/11/02(土) 23:14:54
- 69二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:17:16
- 70ドラコー(以下略24/11/02(土) 23:21:18
- 71テスト主催者24/11/02(土) 23:23:25
ちなみにエミュが上手いという意味なら多分自分がこれだから。色々言われたけどキャラエミュの練習にはなったしね
- 72二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:25:26
お前は…あの体を張っていた…
- 73二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:30:36
やったれやったれー
- 74二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:33:48
- 75ドラコー(以下略24/11/02(土) 23:35:08
それは御所望ということで…?
- 76二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:49:45
やべえ職人がいる
- 77二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:53:20
ドラコーの人がSSハイになっているな
読む側としては潤うので気の済むまで書いてほしい - 78獣の騎手24/11/02(土) 23:58:15
- 79124/11/03(日) 00:05:22
「はぁ………」
ブラック企業での残業が終わった後家に帰り、僕は静かにため息を吐く。
「仕事、辛いな」
社会に出てからと言う物、余り良いことが無い。多くの会社の面接を受けて、なんとか現在の会社に就職出来たと思ったら今度は毎日先輩に仕事を押し付けられ、上司に毎回パワハラをされる日々。
「取り敢えず、明日は久々の休暇だし。思いっきり羽を伸ばそう。」
そう思い僕は静かにベッドの上で、スーツを着たまま寝た。
─朝─
「んっ、良く寝た」
今日は休みの日。久しぶりにカラオケに行こうか。そう思い腕を動かそうとすると、何か腕に付いてる。
ふと気になり、布団の中を覗くと、オレンジ色の髪と緑色の髪をした少女二人がスゥスゥと眠っていたのだ。
「うぇぇ!???」
僕はびっくりして声を上げる。何故なら、僕が家の中に少女を入れた記憶などが無いからだ。
そうして焦っていると、僕の叫び声で目が覚めたのか二人の少女の目が開く。
「んっ、うるさいぞぉ。店長……」
「店長さん。おはよぉ」
店長さん!?。僕はいつ、お店を開いたんだろうか?いやいや、僕は唯のブラック企業の1社員だぞ!。
…………って、待てよ。この二人、なんか見覚えが……。
「…………もしかして。僕のカルデアのひびちか?」
「うん!やっと会えたね!店長さん!!」
そう言うと、オレンジ色の髪をした少女、ひびきが僕に抱きついてくる。
「おい!ひびきずるいぞ!」
そうしてもう一人の少女、千鍵も僕に抱きついて来た。
………………どうして二人が現実に居るんだ?……………まぁでも。
「店長さん!」
「店長」
可愛いいしいっか。
妄想100%だが如何だろうか? - 80獣の騎手24/11/03(日) 00:15:00
「我が友よ、やりすぎではないか?」
後ろから声がした。最近、原理は分からないが急にスマホが光ったと思ったらゲームからでてきたサーヴァント、ウラド三世だ。
「待ってもうちょっと…種火まだ集めたい…」
FGOを続けようとする自分に公王は言う。
「我が友は生身の人間だ。昨日もそう言って日付が変わるまで起きていただろう。夜更かしは疲れが取れなくなるぞ」
「うぐっ」
全くもって正論だった。けど自分は言う。
「貴方のピックアップが近いから石を集めるんですよ。サーヴァントのレベルを上げればミッションクリアになって聖晶石手に入るでしょ。アペンドスキル開けたいんです」
そう言うと公王は驚いたように、諦めたように言った。
「私を引き出しにされては止められないなそれほどほどにしておいてくれたまえよ」
夜が更けていく。公王に言われてしまったし、そろそろ眠りの世界へ飛び立とう…
槍の方を採用しました! - 81獣の騎手24/11/03(日) 00:17:28
( ・´ー・`)ドヤ
- 82二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 00:18:48
良い……このままカラオケ行って騒ぎたいし、帰りがけにパフェをねだられたい
二人ともブラック労働の話を聞いたら黙ってないだろうし「僕」の生活がひびちかによって少しずつ良くなっていく未来しか見えない
- 83二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 00:23:41
あー良い。サーヴァントが次元超えてくるのにもう慣れっこな感じとか、厳格でありながらマスターに絆されてる公王とか、公王に睡眠時間把握されてることを承知している関係とか、ちょっと気だるさのある信頼関係がすごくいい
- 84試しに初めて書いて見るぜ!!!24/11/03(日) 00:24:09
全国模試 評定 B
「なんでこんなのしか取れないのかしら!?全く、アンタにいくら掛けて来たと思ってるの!!あんたの為にアンタの為にアンタの為に、、、、!」
居間で土下座する。そうだ、俺が悪い。
塾にも一日3時間通わせて貰って、勉強して勉強して勉強して勉強して勉強して…でも、Bより上に上がらない。だから怒られる。当然だ、当然な事なんだ。だから土下座する。
「明後日まではご飯は出しませんからね!この連休は部屋でずっと勉強してなさい!!」
その怒号も、いつも通り。
俺が悪いのが当たり前だから、俺の為にご飯を作ってもらうなんて烏滸がましいから受け入れて部屋に戻り、問題集を広げる。
…チラリ、横を見るとペット用のカメラ。
先月から部屋に備え付けられたソレは、俺が少しでも居眠りをした途端に母さんの怒号を飛ばしてくるスグレモノだ。
当然の義務として、勉強を再開した。
勉強して勉強して勉強して勉強して
『君、そろそろ休んだほうがいいんじゃないかい?』
気が付いたら、潮風を感じる砂浜で、そんな声を聞いた。この声は、そうだ、昔友達に勧められて、少しだけやったゲームの、、、、
「、、、、は、っ、今…は?」
あの説教から、多分30時間くらい経ったろう。
そうか、俺はついうっかり寝てしまったらしい。…腹が空腹を訴えて痛む。
それより、何故俺が寝たのに、母さんからの怒号が無かったんだ?その考えが浮かんだ時、鼻を甘い乳の香りがくすぐった。懐かしいような、でも覚えのない香り、これは…
匂いを嗅いだ途端、腹が泣き叫ぶように痛む。空腹が堪えるのだろう、それに寝起きだからか、思考がふわふわと甘い。 - 85試しに初めて書いて見るぜ!!!24/11/03(日) 00:24:26
「……母さん?」
匂いに誘われるままに階段を降りる。
居間に出てくるなんて普段は大問題だ。母さんにバレたら、今度はあと3日は出て来れなくなるだろう。
「やぁ!起きたかい?…うん、少し予想外だなぁ。隈が酷いぞ君。それに随分と…痩せすぎだな。普段から食事抜いてるのかい?」
そうだ、さっき夢で話しかけて来たのはこの人だ。
キュケオーンが大好きな、愉快な魔女。
「キルケー、さん?」
「おや!君、アレを最後にプレイしたのはかなり前だろうに、よく覚えてたね。光栄だよ。さ、おいで。しばらく食べてなかった状態でカロリーメイトなんて食べられると困るからね。キュケオーンがあるぞぉ!…あ、豚にはならないから安心してくれ!
ピグレットは、足りてるからね」
魔女の足元で、子豚が2匹鳴いた
- 86二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 00:26:02
ホラー感あって良い…
素晴らしい - 87二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 00:27:29
色々考えたけどなんせオベロンだからなにも思いつかねえや!ガハハ
- 88豚の魔女の次は裏切りの魔女!24/11/03(日) 01:04:15
「ひ、や、やだ、助けて、」
予想外、想定外にも程がある!!
なんて叫びを心に押し留めて後退る。
そりゃ、私も悪かったかも知れない。
コンビニの同僚だからって少し気を許しすぎた?
でも、だからって…
家に包丁を持って押し入って来るなんて、想像できるわけないじゃない!!
振りかぶられた包丁を前に目を瞑る。もう駄目だぁ…
でも、予想していた痛みは来なくて。恐る恐る頭を上げるとそこには、あの人の靴だけが残っていた。
「大丈夫かしら?お嬢さん」
ふふ、と後ろから聞こえた声は、そんな、あり得ない。
「メディアさん…、?」
「えぇ。呼ばれた気がして、来てみたら…全く
いつの時代も面倒な男は変わらないわね。」
はぁ、と溜息を吐いてこめかみを抑える美女は、間違いない。ちょっと前にサ終したFGOで、聖杯やら種火やら注ぎまくった推しの魔女で…
その顔を見た瞬間、あの同僚は靴だけ残してどこに行ったのか、とか、FGOはサ終したでしょ。とか。全ての疑問が吹き飛んだのだった。まる - 89124/11/03(日) 01:51:51
ほう…女性マスターとメディアさんの絡みですか(メガネちゃき)
- 90124/11/03(日) 01:53:17
あっ、因みにどうでも良い情報ですかワイの視力は左が0.1で右が0.3です。
- 91豚の魔女の次は裏切りの魔女!24/11/03(日) 06:34:28
えっ…これが運命(トゥンク)
- 92二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 09:24:35
今の時期だと木星がよく見えると言うので、涼しい夜の中、えっちらおっちら望遠鏡を担いで無人の公園までやってきた。手早く望遠鏡を組み立てそそくさと覗き込み、丁寧に木星にピントを合わせる。すると褪せた色の惑星がはっきりと見えるようになる。
暗闇の中ぽっかり浮かぶ木星は美しかった。縞模様は単に一色ではなく複雑な色合いをしており、それがまた、妙な魅力を帯びていた。
ふと視界が真っ暗になる。何度望遠鏡をカチカチいじっても変わらない。しょうがないので望遠鏡を覗くのを一旦やめた。と同時に、俺は何故望遠鏡が見えなくなったのかを理解した。
望遠鏡のすぐ前に一人の少年がいて、対物レンズの方から望遠鏡のレンズを覗き込んでいた。髪は黒く、木星の様に複雑で素敵な縞模様である。俺はこの子を知っている。
「た、太歳星君……⁉︎」
太歳星君。木星の化身。そしてゲーム、『FGO』のキャラクター。
彼は対物レンズから顔を離すと、こっちに目を向けてにっこりと笑った。
「ワガハイと目、合っちゃったな!」 - 93二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 09:28:18
書いてから気づいたけどFGOの太歳星君は木星じゃなかったわ許して
- 94二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 09:31:06
- 95124/11/03(日) 09:44:55
あれ?スルトそんな事言ってたっけ?
- 96太歳星君とナーサリー書いたやつ24/11/03(日) 09:46:10
ほんとだ…… かわいいスルト
これナーサリーがオベロンの姿でも面白いと思ったのでそのバージョンも置いていきます
「◼︎◼︎」
溌剌とした青年の声で、俺の名前が呼ばれたのが聞こえた。
ふっと、体にかかる圧迫感が消える。何者かに瓦礫が持ち上げられたのだ。それに伴って視界はぐっと明るくなり、目の前の光景が見えるようになる。
「……え、」
「はじめまして!もしくは久しぶり、かな?口に入れたものをいつまでも飲み込まないお馬鹿さんのために、妖精王のお出ましだとも!」
見間違えるはずもない、俺が人生で一番感情を揺さぶられたキャラの姿がそこにある。その童話じみた装いは燃える街とは馬鹿馬鹿しいほどミスマッチで、まるで彼だけが世界から浮き出しているようだった。眼前の青年は懐かしい作り物のような微笑みをうかべながら、俺の手を乱暴に引っ張って瓦礫の下から救い出す。
青年はひとつウインクすると、わざとらしい、芝居がかった声で物語った。
「サーヴァント、キャスター。真名『ナーサリー・ライム/誰かの為の物語』。こんにちは素敵な君。夢見るように出逢おうじゃないか!」
あまりの急展開に呆けながら、俺は何故か、サ終したFGOのアプリをどうしても消せずにいたことを思い出していた。
- 97二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 10:13:54
「いるかは、うみ、にいますが……」
ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ。かつてスパムのようだと称された名前を持つ幼い少女は、その大きな瞳で一生懸命文字を睨みながら本と格闘していた。
「えーと…… ⬛︎⬛︎さん、これはなんて読むんですか?」
「ああ。ほにゅうるい、だね。生き物の括りの一つで、犬とか猫とか、あと俺たちもそうなんだよ」
「えーっ!イルカさんも私たちのお仲間なんですか⁉︎なのに泳げるなんて、なんだかずるいです……」
「ああ、ジャンヌは泳げないもんね」
「い、今はまだ泳げないだけです!練習すればどうとでも……!」
「にしても頑張るねえ。それちょっと難しいのにさ。一旦休憩しよ?」
「ダメですよ!一人前のサンタになるには、子供達のサンタへのお手紙をかんぺきに読めるようになっておかないと!」
「ふーん、良いのかなー。今からパンケーキでも作ろうと思ってたんだけど。ジャンヌに食べて欲しくてちょっと良い材料買ってきたのになー」
「!し、仕方ありませんね!」
ジャンヌはいそいそと、しかしながら丁寧に本を本棚に戻した。彼女曰く本棚にある本を全て読み切るのが当分の目標らしい。 - 98獣の騎手24/11/03(日) 11:42:26
寝てたふっかーつ!よし!またなんか書くか!同士増えてSSも増えて嬉しい!
- 99二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 12:41:17
- 100獣の騎手24/11/03(日) 12:50:57
それは良かった…それはそれとしてネタがない。シチュエーションは頭に浮かぶのにどのサーヴァントにしようか迷う
- 101二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 12:53:55
- 102獣の騎手24/11/03(日) 13:01:45
ちょっと分かる…
- 103二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 13:04:06
- 104二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 13:25:17
ポカニキは聖杯戦争巻き込まれと死後の話は想像出来るけど日常ものは難しいな…
- 105二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 13:38:18
何かの理由で死にたがってる人に「どうせ死ぬなら戦士として死んでこい」と言って十分な休息と武器を与えて自分に立ち向かわせるなり傭兵として戦場を駆けさせて死なせてから自分のテリトリーの冥界に連れて行くとか?
戦う意志を持って敗者として死なないと呼び込むことが出来ないという制約付きみたいだから。
- 106人選は趣味24/11/03(日) 14:20:16
カツカツ、コツコツと硬いものを叩く音がする。
「……さっきから何だろう、この音」
耳をすまして音の出処を探れば、どうやらこの音は自分のスマートフォンから出ているらしかった。
「待って、もしかして壊れた?」
もしそうなら、早く修理に出さないといけない。データ引き継ぎの設定は済ませてあるとはいえ、推しに──赤いコートが良く似合う色男に会えなくなるのは耐え難い。
まずはとにかく電源を落とさなくては。
「ちょ、まって、なんで」
電源ボタンを長押しするが、何の反応もない。それどころかどこを押しても、うんともすんとも言わない。
一切の操作を受け付けないスマートフォンから聞こえてくる音は、どんどん大きくなっていく。
「やだ、やめてよ、こういうの苦手なんだってば……!!」
スマートフォンを持つ手が震える。
小説以外のホラーは昔から苦手だ。夏の特番はいつも見ないようにして、人の話す怖い話も聞かないようにして生きてきた。
本音を言えばスマートフォンを放り投げて部屋から逃げ出したいが、身体が固まってしまって動かない。
(……最悪……なんで自分がこんな目に……!)
ぎゅっと目をつぶる。眦に涙が滲む。
びしっ、と何かが割れる音に驚いて目を開けば、罅の入った液晶に写る、涙目の自分の顔。
──そして何故か、その背後に推しの顔も。
「!?」
それを認識した瞬間に背後に温度を感じ、ばっと勢いよく振り向く。
「奇跡的に繋がったからいい機会だと呼びかけていたんだが、電源を落とそうとしたり、怪奇現象扱いしたりとやりたい放題……いい度胸じゃないか、マスター」
当たり前だろめちゃくちゃ怖かったんだぞていうかなんでいるんだ、と叫ぼうとした口は、音もなく間抜けに開け閉めを繰り返すだけ。
これが、推し──武田晴信との奇妙すぎる同居生活の始まりだった。 - 107二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 15:49:37
「もう、またこんなに無駄なカロリーを摂って!インスタント食品ばっかり食べるのやめてって言ってるじゃないですか!」
「俺のスマホハッキングしてロック突破するのやめてよカズラー」
カズラドロップは俺のスマホを手に取って、健康管理アプリと睨めっこしている。しょうがない、だってインスタントは楽で美味いのだ。栄養も見た目も手間暇かける面倒臭さには変えられない。
「大体あなた料理得意でしょう⁉︎わたしのご飯はいつも丁寧な手作りで、その、とても美味しいですし……」
「そんな立派なものじゃないでしょ」
100点からは程遠いってやつ。カズラの地雷ワードに触れそうだから言わないけど。カズラは暫く画面を見たまま黙り込んでいたが、ふと何か意を決した様にすっくと立ち上がり、どこからか可愛らしい、フリフリの子供用エプロンを取り出した。
「わかりました。今日はわたしがご飯を作ってあげます!」
「いや悪いって、俺はこれで十分だから。子供に包丁とか火は扱わせられないし……」
「問答無用です!貴方なんか、そこでダラダラしてればいいんです!」
「……」
「……」
目の前には炭化したオムライスがあった。
「いただきます」
「なっ、正気ですか⁉︎言いたくありませんがどこからどう見ても失敗作ですよこれ!」
カズラの制止は無視して、俺は真っ黒焦げのそれを一口スプーンで掬い、口に放り込んだ。口いっぱいに苦味が広がっていく。
「美味しい」
「嘘は辞めてください!気を遣ってるつもりなんですか⁉︎」
「ううん、本当に美味しいよ。本当に……っ」
ぽたりと音がする。皿の端に水滴がひとつふたつと落ちていく。
「な,泣くほどですか……?」 - 108二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 15:49:57
カズラの狼狽える声がする。完璧を愛する彼女にとって、出来の悪いオムライスを出してしまったことは忸怩たる思いだろう。いや、そもそも彼女のスペックは子供のそれだ。100点満点のオムライスなんて出せないことなんか、彼女自身も薄々わかっていただろう。それなのに、作ってくれたのだ。俺なんかのために、完璧とは程遠い俺なんかのために。
「ちが、違う。なんだか…… ごめん、なんか、申し訳なくなって」
ああ、またやってしまった。自分が愚かにも患っている心の病の症状が出てしまった。カズラの目線が痛い。人から優しくされると悲しくなるようになったのはいつからだろう。食事なんてどうでも良いと感じるようになったのはいつからだろう。俺はいつからこうなってしまったのだろう。
カズラは何もしない。こういうときの慰めは俺を疲れさせるだけだと知っているからだ。ただ静かに俺が落ち着くのを待っている。
「……こう言ったら、怒るかもしれないけどさ」
「なんですか」
「俺にとってはカズラは完璧なAIだよ」
「……」
今カズラがどんな顔をしているのか、顔を伏せて泣く俺には知る由もなかった。
- 109二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:08:06
age
- 110二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:10:41
型月名物・自分vs自分で勝て、書くんだ!
- 111二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:26:16
- 112獣の騎手24/11/03(日) 20:17:55
ほう…野球見終わったら書いてみるか
- 113獣の騎手24/11/03(日) 22:17:55
横浜勝ったぞフォー!(ハイテンション)つーわけで>>111のシチュ書いてみた。ちょっと違うけど大まかには同じのはず
「ちょっと、早く朝餉を用意しなさい」
「そうよ。女神を待たせるつもり?」
ついこの間、三ヶ月ぶりに誰もいない家に帰ったらなぜか居た二柱の女神様であるステンノ様とエウリュアレ様。ただ本当にいるだけで、こちらが奉仕をしている。
「あの…帰らなくて大丈夫なんですか?妹さんとか…」
「あの駄妹ならもう大丈夫よ」
「あなたが駄目駄目だから残ってあげてるんじゃない」
私は確かにブラック企業勤務で孤独な一人暮らしだが、自活はできてるしそこまで言われる筋合いはない。そう伝えても…
「そうじゃないのよ。頭を使いなさい」
「別にいつでも帰れるけどあなたは私たちが帰ったらすぐもっと駄目になるじゃない」
と反論は許されない。ただ、彼女たちはずっと一緒にいてくれるから前みたいな孤独感はないし、二人の世話をするために毎日家に帰るようになった。今はそれだけでただただありがたく、二柱の存在が生活に染みついてきていると感じる。
- 114二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:25:22
お前ハマファンなのか…おめでとう。それはそれとしてハイタイムは流石に終わったか?
- 115二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:45:40
- 116獣の騎手24/11/03(日) 22:48:51
ちょ…え…うーん…ちょっと書くのキツイかも…想像は容易いがシチュが思い浮かばない
- 117二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:50:20
メリュジーヌで想像してるんだけど中々思いつかんね
最強だからで無茶苦茶出来るからそこは強みなんだけど - 118二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:50:49
ありがたい……ありがたい……
- 119獣の騎手24/11/03(日) 22:51:33
- 120二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:56:40
やだ…>>119今日もイケメン…!
- 121124/11/03(日) 23:02:08
騎手ニキ………お前がナンバーワンだ……
- 122二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:02:50
第四の壁超えてくるやつだと、ふと鏡を見たら自分ではなく真っ黒な影が映っている。よく見るとそれはアンリマユだった。驚きのあまり鏡から目を離せずにいると真っ暗な影がにわかに口を開いたような気がして、耳元に囁きかけられる声を聞いた。ここには自分しかいないはずなのに。声のほうを振り返ると誰もいない。鏡に向き直るとそこにはいつもの自分が呆けた顔でこちらを見つめていた。っていうやつが思い浮かんだ
- 123またまた豚の魔女に戻る24/11/03(日) 23:04:49
「…な、なぁ。キルケー、さん?」
「ん〜?どうしたんだい?◼️◼️君!折角だし君もこの動画見ないかい?この…モンスターハンター?とかいうゲーム面白そうだぞう!、というか。さんは別に付けなくて良いのになぁ。まぁ気持ちはわからないでも無いけれど」
ごろり、と。怠惰の象徴を表すかのようにソファへ寝っ転がってYoutubeを眺めるキルケーさんに、おずおずと尋ねる。…普段その場所は、野球を観てる親父が座ってるはずだった
「その…キルケーさんが来てから、ご飯も沢山食べれて、色々久々にゲームとか付き合ってくれて感謝はしてるんです、してるんですよ。本当に」
その言葉を聞いて、自慢げに胸を張るキルケーさんに、数日前までは笑えていたのだけれど
「うんうん!そうだろう?あ、そう畏まらないでくれよ!私としては君に会いたくて色々とやったんだから」
そう、その"色々"が問題なんだ
「お、俺の母さんと親父は、、、、いや、それだけじゃ無い!普通こんなに塾も学校も無断で休んだら、誰か来るはずだ…なんで、なんで、…日に日に、ピグレットが増えてるんですか」
まるまるとしたピンク色の子豚の数は初日から増えて7匹。…そして、俺を学校や塾に引き戻しに来た人達に今まで会ってない。
「、、、、まぁ、隠してるワケじゃなかったから気がつくとは思ってたんだぜ?悪い事したつもりはないし。ただやっぱり…うーん、君もちゃんと、ヒトだねぇ。君を地獄に連れ戻そうとする人達すら心配しちゃうのかぁ」
ぽりぼり、と。先程までポテチを食べていた手で綺麗な髪を掻く。困ったような笑みを浮かべてはいるが、その実何も困ってない事は目を見ればわかる。
「、、、、もう、良くないかい?君もあのゲームをやってたなら理解できると思うけど、私は魔術に長けてるからね。この時代でも、君が一生好きに暮らせるくらいの事はできる。邪魔者は…まぁ、ピグレットをあまり増やして欲しくないなら洗脳なり暗示をすれば良い。家族に会いたいなら、暗示で元の家族を演出させてあげよう。
あ、もちろん2人きりで冒険に出るのも楽しそうだ」
うっとりと。まるで結婚式の予定を立てるように語る顔を見つめる。いや、事実本人にはそんなつもりしかないのだろう。その生活が、全て約束された調和の上にある事なんて、いつもの事なのだろう
「…ね、もうやめてしまおう。私に堕ちてしまえ」
- 124二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:06:19
- 125またまた豚の魔女に戻る24/11/03(日) 23:06:59
- 126獣の騎手24/11/03(日) 23:08:24
承知!(金時風)
- 127124/11/03(日) 23:11:00
おけ、楽しみにしてますわ。
- 128またまた豚の魔女に戻る24/11/03(日) 23:21:02
1
そうだ、ここまで頑張ったんだ。堕ちてしまえば楽になれる…
その考えが脳に浮かんだ途端、もう駄目だった
落ちる、落ちる。思考が海に沈んでいく。違う、俺は今ミルクの中を揺蕩っている呑み込まれるたべられる混ざる潰れる甘い苦い沈む溺れる上がれない上がりたくないミルク麦受験魔法金勉強呪い家族学校両親はんばぁぐ友人せんせぇ世界がさかしまに
「キルケー、おはよう。」
「うん!◼️◼️君!今日はキュケオーンだぞう!当世風にアレンジしてね。味噌を味に加えてみた!悪くないと自負しているから是非試してくれよぉ!」
今日も俺は楽しい。もう勉強する必要はないし、キルケーが何処からかゲームも食事も用意してくれる。外に出る事はあるけど、1人で出るなんて考えられない。1人で外に出ると途端に心細くて周りの目が怖くて俺は世界に1人になった気分になるのに、キルケーが付いてきてくれるとそんな事ないのに。キルケーは凄いな。勉強していた分の時間を埋めるように、好きな遊びに付き合ってくれる。…ちょっと恥ずかしかったけど、素直に言ったらお菓子作りの手伝いもしてくれた。昔本で読んで憧れてたなぁ。なんて思い出しながらケーキを作って、2人で食べて。
あぁ、今日も平和だ
『箱庭の中の天国』
キルケー一言コメント:外に出さない、なんて酷だろう?ならさ、箱庭の方を動かせば良い。彼の周りは常に平和なのさ。そういう規則になってるからね。…別に、自由は侵害してない。彼はなんでもできるんだから!少なくとも彼も、私も幸せだ。それで良いだろう?箱庭の外から見たソレが歪でも、それは外からの視点でしか無いんだから
- 129二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:22:51
マルチエンドヤンデレだって…!?!?!?
- 130獣の騎手24/11/03(日) 23:23:51
「ただいま…」
誰もいない家で呟く。繁忙期でここ数日は毎日終電だ。別にまだ結婚に焦る年ではないが、毎日誰もいない家に帰るのは寂しいものだ。そう思っていると…
「お帰りマスター!今日もお疲れ様!さぁ今日も恋人の僕に甘えてね!」
そう元気な声でワンピースを着て腕に大きな剣の鞘?を付けた小柄な女の子が言い、近寄ってきた。誰かは分かる。ただ何故いるのか、どうやって家に入ったのか全く想像ができない。
「め…メリュジーヌ?なんでいるの?」
俺がそう告げるとメリュジーヌはキョトンとした顔で言った。
「恋人の僕がマスターといるのに理由がいる?」
さも当然のように言う。忘れてた。メリュジーヌはこういうサーヴァントだ。最強種なのだからこれくらいできるか、と思考を放棄することにした。
「さあマスター!存分に甘えな!」
メリュジーヌは堂々とそう言う。幸いにも明日は休日だ。御言葉に甘えようと思ったとたん、メリュジーヌに抱えられた。
「お疲れ様。ちゃんと休むんだよ。」
メリュジーヌになぜか敷かれている布団まで連れていかれて膝枕された。本当に疲れていたし、思考が纏まらなかったがもう今日はこの幸せを感じながらメリュジーヌの膝で眠ろう…そう思い意識を手放した。
- 131二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:25:01
- 132二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:25:18
- 133獣の騎手24/11/03(日) 23:25:51
いつの間にかいてマスターに考える暇も与えずに甘やかしてくるつよつよメリュジーヌ概念だぞ( ・´ー・`)ドヤ
- 134豚とか裏切りの魔女の人24/11/03(日) 23:27:22
ヤンデレ、させちまえよ…!!!!!
- 135124/11/03(日) 23:27:24
- 136二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:27:24
- 137獣の騎手24/11/03(日) 23:28:12
- 138獣の騎手24/11/03(日) 23:29:24
すまん。裁縫得意な串刺し公についてあんま詳しくないんだ。無責任なこと書くわけにもいかんし…
- 139124/11/03(日) 23:31:13
あざまぁす!!!!
- 140二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:32:12
わぁ…ドラコーの宝具カードセリフか…騎手ニキすごすぎん?
- 141豚とか裏切りの魔女の人24/11/03(日) 23:34:03
2
「嫌だ…俺は、諦めたくない!!それはそれとして横で応援はしてくれない?」
「、、、、はえ」
耳まで赤くなって伝えた想いは、見事に相手の頬まで真っ赤に染めた
「、、、、そうか、君は、こんな私を、正気のまま受け入れてくれるんだね?」
こくり。と頷く。
しばらく逡巡した様子のキルケーさんが顔を上げた
「、、、、良いとも!私に任せてくれよ!」
ぱちこーん⭐︎とウインクをしたキルケーの指先一つで、狂った世界は元に戻り始める。子豚達は有るべき場所へ。キルケーはどこかへ出ていき、自分はまた部屋に押し込まれた
「…や!今日から隣の席だ。よろしくね?」
ギリシャから転校生、キルケーが翌日からクラスに加わったのだった。
『春色の世界を、歩いていく』
キルケー一言コメント:むり、私の彼かっこよすぎない?え?あれプロポーズ?
- 142二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:34:41
騎手ニキに続いて魔女ニキがきたな…
- 143二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:34:46
- 144二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:35:07
俺が書いてるのロリショタ鯖ばっかりだな…… 子供は可愛いからね、しょうがないね
あとアステリオスくんはショタ鯖に入れて良いよね?アステリオスくんのふわふわに埋もれてみたい - 145二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:35:40
- 146獣の騎手24/11/03(日) 23:37:25
- 147豚とか裏切りの魔女の人24/11/03(日) 23:39:18
- 148二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:39:20
他の鯖でも書いてみたい気はするけどエミュに自信がない身からすると騎手ニキのすごさにただただ脱帽だぜ…
- 149二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:39:55
- 150124/11/03(日) 23:41:13
「はぁ、はぁ」
宇宙から侵略者が来て、何年経っただろう。そう思いながら、俺は共に侵略者と戦った同胞達の撤退を援護する為に侵略者に向かって銃を撃つ。
人類解放軍。侵略者がやって来て2年後に人類全員を侵略者から解放するという目的で作られた組織。俺はその目的に共感し、こうして何度も戦場で戦って来た。
「っ!」
侵略者の武器であるレーザー光線が足に当たる。瞬間、肉が焼け落ちる感覚が全身に伝わる。
痛い、痛い、痛い、痛い。
でも逃げては行けない。だって一人でも逃げたら撤退中の仲間や、俺と一緒に撤退を支援している仲間達に危険が及んでしまう。
俺は痛みを我慢し、銃を構える。だが、俺の目の前にはレーザーソードを持った侵略者がいた。
─終わった。
全身で死を悟る。恐怖で目を瞑る。これから訪れる死の為に。だがその時
「かっこいいじゃねぇか」
その言葉と共に何かが斬られた音が聞こえる。恐る恐る目を開けると、そこには剣を片手に持った青年がいた。
続きは後で書きます。 - 151二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:42:09
- 152獣の騎手24/11/03(日) 23:43:06
- 153獣の騎手24/11/03(日) 23:44:14
ごめん。俺もそれは想像ができない
- 154二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:44:29
- 155二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:45:19
そういう時はヤンデレるまでキャラを追い詰めて精神状態を不安定にさせるといいぞ(ヤンデレ好き並感)
- 15614524/11/03(日) 23:45:43
- 157二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:47:04
- 158獣の騎手24/11/03(日) 23:47:23
- 159魔女ニキ24/11/03(日) 23:47:48
- 160二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:48:24
- 161獣の騎手24/11/03(日) 23:49:24
- 162獣の騎手24/11/03(日) 23:51:36
あ、きよひーっす
- 163124/11/03(日) 23:51:50
>>150続き
「久しぶりだなぁ!マスター!」
爽やかな笑顔で英霊シャルルマーニュは俺に顔を向ける。
「確か、こうやって会うのは初めてだな!それじゃあ、自己紹介も兼ねてっと」
シャルルマーニュはそう言うと侵略者達へ顔を向ける。
「我が名はシャルルマーニュ!ヨーロッパの父!カール大帝の別側面にして、我がマスターの剣である!」
シャルルマーニュが侵略者達に向かってそう言うとシャルルマーニュがもう一度笑顔を向けて俺の手の甲を指差す。そこには令呪があった。
「………成る程な、よぉし。令呪を用いて命ずる!宝具を発動しろ!シャルルマーニュ!」
俺がそう言うと令呪の一画が消え、シャルルマーニュは聖剣ジュワユーズを握る。
「永続不変の輝き、千変無限の彩り!万夫不当の騎士達よ!王勇を示せ!『ジュワユーズ・オルドル』!!!」
侵略者達との戦場に7つの閃光が走った。
- 16414524/11/03(日) 23:52:30
- 165獣の騎手24/11/03(日) 23:53:04
了解~頑張って現代社会で書いてみるか
- 16611724/11/03(日) 23:54:13
- 167124/11/03(日) 23:57:49
見返しましたけどちょっと終わり方雑ですかね?
- 168二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:58:51
「あすてりおす〜」
「う、ん?」
アステリオスの広い背中にギュッと抱きつき、その真っ白なふわふわに思いっきり顔を埋める。するとふわりとシャンプーのいい匂いがした。もちろん、俺が使っているものと同じシャンプーである。
「⬛︎⬛︎、ふわふわ、おきにいり」
「そうだよ!ああ、愛しのふわふわ……」
「うれ、しい。いつもがんばって、あらってる」
辿々しく、しかし嬉しげにアステリオスは答えた。毛量が多いと髪の手入れは大変だ。彼はいつも1時間かけて髪を洗い、2時間かけてそれを乾かしている。俺も手伝いたいのだがどうやら彼は俺の手を借りるのが申し訳ないらしく、いつも一人でその大掛かりな作業をこなしていた。
「ここにきた時はおざなりだったけど、最近は頑張ってるよね。なんで?」
「……⬛︎⬛︎が、ぼくのかみ、すきだっていってくれるか、ら」
少しばかり照れたような声色である。可愛いやつめ!
俺はアステリオスの頭をわしゃわしゃと遠慮なく撫でた。こうしていると弟の小さい頃を思い出す。もっとも、こんなに良い子じゃなかったけれどね。 - 169獣の騎手24/11/04(月) 00:02:28
- 170124/11/04(月) 00:03:52
うん!アステリオスはショタだな!
- 171二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:10:18
冒頭だけ、って感じになってしまった……思ってたのと違ったら申し訳ない
ちくり、と尖った銀色が指先に突き刺さった。
「い、った……!」
ぷっくりと赤色が滲み始めた指先を舐める。
絆創膏塗れの左手を眺めながらこれで何度目だろうと考えて、片手で足りなくなったあたりから数えるのをやめたのを思い出した。
「うう、何度やってもぜんっぜん上達しない……」
裁縫を初めて数ヶ月経つというのに。
手を傷だらけにしながら作ったものは、どれもこれもお世辞にも上手と言えないものばかり。
「もうやだ……助けて神様仏様串刺し公様ー!」
縋るように、力を貸してくれと言うように、裁縫が得意な推しの名を呼ぶ。
「そう大声で呼ばずともよい」
落ち着いた、穏やかな声。
ゲーム内で沢山聞いた、自分の好きな声。
推しの、ヴラド三世の声。
「余の持つ裁縫技術。一部ではあるが、余の手でマスターに授けよう」
──近隣住民へのご迷惑になると、上げかけた叫び声を咄嗟に抑えた自分を、先ずは褒めて欲しい。
- 172124/11/04(月) 00:10:44
オッケー!!
- 173二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:13:20
- 174124/11/04(月) 00:15:03
「侵略者達との戦場に7つの閃光が走った」って部分あるけど「7つの」じゃなくて「7色の」にするべきだったわ。
- 175124/11/04(月) 00:15:52
- 176獣の騎手24/11/04(月) 00:17:30
>>169の続き
ぼんやりしながらなんとなく公園に座っていると大きい音がした。気になって音のした方へ向かった俺は目を見開いた。サーヴァントがそこにはいたのだ。そう、聖杯戦争だ。あれは実在したのだ。
「そこにいるやつ。見てたな?」
まずい。気付かれた。神秘の秘匿の問題がある…つまりは殺されるのだ。
「う…うわああああ!」
逃げ出した。さっきまで死んだほうがいいのではとか考えていたがまだ死にたくはないらしい。しかし、生身の人間が逃げられるはずもなくすぐに追いつかれた。
「悪いが見られたからには殺らないとでな!」
サーヴァントの攻撃が俺に迫る…しかし当たらなかった。振り返るとそこには長いコートを着て帽子を被った男がいた。忘れるはずもないその男が…
「運が悪いのはお前の方だったな。この男に見られるとは」
サーヴァントはもう焼け死んでいた。俺はつい言った。
「なんであなたが来てるの?!自分は藤丸立香じゃない!藤丸立香しかマスターにしないんでしょう?!」
しかし彼、巌窟王は言う。
「クハハ、そうだな。俺は、永劫藤丸立香以外をマスターとしない。だが…お前も藤丸立香だっただろう?」
ハッといした。俺は確かにあのゲームをしている間は藤丸立香だったのになぜそれを忘れてた死にたいなど考えていたのだろう。
「それでいい。お前も藤丸立香だったのだ。あいつを汚さないよう、もう二度と死にたいなどと考えるな」
そう言い残し巌窟王は消えていった。俺は彼の言葉に、そして藤丸立香に恥ずかしくないように生きなければ。そう決意した
- 177獣の騎手24/11/04(月) 00:17:53
- 178二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:19:16
「よお」
机の上に置いた小さな画面の中からかの駿足の大英雄が上半身を乗り出しこちらに声をかける
驚きでフリーズした自分に画面から出てきたアキレウスが仕方ねえなあと手をこちらに差し伸べ苦笑まじりに呟きながら自分に問いかける
「アンタが、俺のマスターだろ?」
導入書けたけどこの先はちょっとむずい! - 179二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:22:34
- 180124/11/04(月) 00:24:22
そろそろ次スレ視野に入れるべきか?
- 181獣の騎手24/11/04(月) 00:29:40
んじゃ書くぞー
翌朝目を覚ますと普通に布団で寝ていた。
「あれ?メリュジーヌは…」
部屋には見当たらなかった。疲れていて見た幻覚か、はたまた夢かと結論付け寝室を出たら…
「おはようマスター!僕より長く寝るなんてよっぽど疲れてたんだね…」
憐れみながらご飯を作るメリュジーヌがいた。
「夢じゃなかったのか…」
「マスター酷い!恋人の僕を夢だと思ってたんだ!」
そう言って剥れてしまった。しかし
「まぁいいよ。それだけ疲れてたんだよね。ほら、食べな」
暖かいご飯が出された。彼女はヨーロッパのサーヴァントなのに和風のちょっと豪華な朝食だ。
「マスターの口に合うようにカルデアで紅閻魔から教わったんだ!」
彼女は誇らしそうに言う。久々に食べた誰かの作った手料理は、この上なく美味しくて涙が出た。
「マスター大丈夫!?美味しくなかった?待って作り直す!」
「いや…違うんだ…美味しくて…」
そう言うと彼女は笑顔で言った
「よかったぁ…これからもずっと一緒にいるからね?」
こうして俺は、最高に可愛い恋人ドラゴンを手に入れた
- 182獣の騎手24/11/04(月) 00:30:59
- 183二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:32:07
「あの、アルジュナさん…… 尻尾触ってもいいですか……」
「尻尾ですか?良いですよ。お好きなように触ってください」
アルジュナは薄く微笑みを浮かべ、背をこちらに向ける。上品な群青のマントの下からは爬虫類のそれに似た尻尾が覗いていた。俺は恐る恐るそれに触れる。
青い部分はなめらかで柔らかなのに、何故か硬さも感じる。昔博物館で鯨の骨を触ったことがあるが(もちろん触っても良いやつだ)、その奇妙な感触ととても似ていた。
「……気になりますよね、それ。人間にはないものですから」
「まあ、ええと、そうですね」
どう返せば良いのかわからなくて曖昧に答える。
そう、この尻尾だけじゃない。頭から生えている二本の角もそうだ。神を取り込んだ証。彼の過ちの象徴。俺は今それに触れている。続けて尻尾の上部にある金属のような部分に手を伸ばす。形から察するに背骨と繋がっているのだろうか?
こちらはそのまま金属の質感に近く、無機質に冷たい。しかしべたべた触っているのにも関わらず指紋の一つもついていない。と、なると見かけが金属なだけでやはり材質は違うのだろうか。
「ふふふ」
「えっ、ど、どうしましたか⁉︎」
「いえ、なんだかくすぐったくなってしまって。とはいえお構いなく、どうぞ続けてくださいね」
「あ、はい……」
お言葉に甘えて俺は尻尾を触り続ける。
しかし不思議な話だ。人間でもなく、神でもない、生態系はもちろん神話体系にすらも逸れた生き物に俺は触れている。彼の過去もスペックもゲームを通して全て知っているのに、未知との交流をしている気分だ。 - 184124/11/04(月) 00:32:17
おけ
- 185二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:38:03
- 186獣の騎手24/11/04(月) 00:44:55
宇宙からの侵攻が始まって2年、人類解放軍なるものができたが所属してみるかドラコーに聞いたが
「余がいれば貴様は十分だろう」
と言われた。全くもってその通りのためそれ以上は何も言わず、ドラコーと侵略者たちを狩りつつたまに人助けをしていた。そんな日が何年か続いたある日、ドラコーが言った
「サーヴァントの気配がするな」
俺は目を見開いた。ドラコーから地球の全員にマスター適正と魔力があることは教えられたがまさか現界するとは考えてもなかったのだ。
「そ…それってドラコーを倒しに来たアーサーとか、グランドだったりしない?」
「そこまでの気配はないな。少し近いから感じ取れた程度だ」
ドラコーはそう言って興味を失くしたような感じがした。何年も一緒にいれば多少のことは分かる。これ以上はサーヴァントの話を辞めた。
「そういえばこの前食料を得るために集落に行ったとき『解放軍じゃないけど宇宙人から人を守るヒーローがいる』って話題になってたぞ」
そう言うとドラコーは不機嫌そうに言った
「余がヒーローだと?ふざけているのか?」
そう言うが
「俺にとっては助けてくれた時から相棒でヒーローだよ」
と言うと照れたように何も言わなくなった。こんな終末世界だが契約の影響か一切老化しないし、永遠にドラコーと共に居れないかと思ってしまう。俺はどうしようもなくドラコーに惚れているのだ。
- 187獣の騎手24/11/04(月) 00:47:41
絡ませる(ドラコーの続き書きたかっただけ)だ
- 188124/11/04(月) 00:48:46
- 189獣の騎手24/11/04(月) 00:49:15
気にするな。心の向くままに書け
- 190獣の騎手24/11/04(月) 00:50:35
思いついたら投下する。ドラコー推しなんでな
- 191獣の騎手24/11/04(月) 00:55:37
と言っても割とネタ切れなんよなー…いやリクエスト出れば応じるが
- 192124/11/04(月) 00:55:53
- 193獣の騎手24/11/04(月) 00:56:42
乗り込めー
- 194二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:56:45
ありがとうこれでもっとロリショタ鯖について書ける
- 195二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:57:21
ありがとうございます……浮かんだネタが安心して載せられる……
- 196獣の騎手24/11/04(月) 00:58:27
うめうめ
- 197獣の騎手24/11/04(月) 00:59:22
スレが落ちる心配があって投下出来なかった民もいるのか
- 198真水24/11/04(月) 01:00:11
僕も何回か落ちる心配してました。
- 199二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 01:00:13
うめ
- 200獣の騎手24/11/04(月) 01:00:27
みんなどんどん投下しようぜ!