- 1二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:00:46
- 2二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:01:05
スカイも私も涼しそうな格好で夏を過ごすと思うな。スカイはノースリーブの服を着そうだから、髪型も相まって男の子みたいに見えるんだろうな。スカイはウマ娘だから日に焼けにくい肌をしてるのかな。夏の日差しと青い空、そして一面の田畑の中に佇む真っ白な彼女は、きっと妖精みたいに見えるんだろうな。どこまでも清涼感を持った彼女は夏の景色に居てこそ輝きを増すと思うんだ。
- 3二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:01:21
お互いの家に泊まったりしたかったな。縁側で冷えた麦茶を飲みながら、近所の個人商店で買ってきた安い花火を庭でするんだ。スカイも私もその場にしゃがみ、次々と変わる炎色反応をボーっと眺めて続けるんだ。肌寒い夜風の中で感じる隣のスカイの肌の暖かさは、きっと何よりも尊いものだと思う。畳の上、同じ布団の上で蚊取り線香の匂いを嗅ぎながら他愛のない話を枕元でしたかったな。きっと夜は星が明るいから、青く光る闇が障子戸の向こうに広がっているんだ。スカイはきっと起き上がって縁側に出て、空を埋め尽くす天の川銀河を嬉しそうに眺めるんだろうな。私もスカイと同じ目線で夏の夜を楽しみたかったな。
- 4二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:01:36
近所の駄菓子屋の大きなアイスボックスを二人で意味もなく漁って、側面の氷を手で削り氷の粕をお互いに掛け合うんだ。スカイはイタズラ上手だから、隙を見て私の背中に氷を入れてくると思う。私はそれに小さな悲鳴を上げて、スカイはニヤリと口角を上げる。駄菓子屋の影から日差しに飛び出し、勝てるはずもない追いかけっこをして、息切れをしながらアスファルトの上にペタリと座り込む。そうするとスカイは私の元に戻ってきて「ごめんごめん」と言いながら手を伸ばす。その瞬間、私はスカイを誰よりも側に感じるんだ。
- 5二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:01:51
ある日、二人で宿題をするために私の家に集まるんだ。スカイはまだまだ大丈夫と言いながら、私が机に向かうのをよそ目に縁側でスイカの種を飛ばしてると思う。スカイは宿題熱心な私といるのを退屈に感じて一人で遊びに行くんだ。麦わら帽子と、猫のキャラクターがプリントされた白いTシャツに紺色の短パン、あとはスカイ専用の釣竿。やっぱり遠くから見たら男の子みたいだなあと、海への細道をサンダルを鳴らしながら歩いていくスカイを見て思うんだ。そうして数時間後、太陽が水平線に触れた頃、濃い海の匂いと共に彼女は帰ってくるんだ。「じゃじゃーん!」と言いながらボックスの中の獲物たちを見せてくるけど、それより私は自慢げなスカイの顔を見ていたくなる。こんな風に何かを釣り上げたときのスカイの顔には、抜群の嬉しさと幸せが満ち溢れているから。
- 6二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:02:02
こんなスカイでも、最終日は難なく宿題を終わらせてくるんだろうな。きっと彼女は私に弱みを見せようとしないから。それが悲しいことなのかどうか、私はまだ分からないだろうけど。
- 7二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:02:39
また貴殿かもしれない人か。。
有難う御座います。 - 8二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:03:17
名文すぎる
- 9二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:05:36
これはいい怪文書
- 10二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 03:16:42
悲しい話なんかじゃないはずなのに涙が出てきた
- 11二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 06:27:55
良い
- 12二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 06:32:16
素敵な話
- 13二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 06:43:23
普通に文章の完成度高くて尊敬
- 14二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 07:18:52
文豪だ
- 15二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 07:59:05
ノスタルジックすぎてダメージが大きい…
- 16二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 11:01:46
ただのファンか幼馴染かトレーナーか
どれにしても狂人 - 17二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 13:07:51
湿度が高すぎる