- 1二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:40:55
処女マスターの初めての相手は画像の男性陣の中から誰になるか!?をダイスに決めさせる夢SSスレパート2
以下ルール
1・ダイスを振り相手サーヴァントと受け攻めポジションを決めます
2・更にダイスを振り、プレイ内容と絶頂具合を決めます
1~15はガチ、16~80は普通、81~100は軽く
3・受け側に回る度絶頂具合によって以下の数字分ゲージの上限が減っていき回数を重ねる毎に激しくイきやすくなります
サーヴァント ガチ10、普通5、軽1
マスター ガチ5、普通3、軽1
4・全員それぞれ理性ポイントを持ち、ガチを迎える度に1ポイント減少。また同じサーヴァントが連続で3回選出された場合は別途理性チェックを行います
サーヴァントは5、マスターは15から始まります
5・誰かの理性ポイントがゼロになった時の状況によってエンディングが決まります
マスターがゼロになった場合
→攻めサーヴァントの理性ポイントが2以上なら令呪使用の女攻め無理矢理バッド
→攻めサーヴァントの理性ポイントが1なら両想いグッド
サーヴァントがゼロになった場合
→マスターの理性ポイントが3以上なら無理矢理バッド
→マスターの理性ポイントが2以下なら両想いグッド
※ただしマスターの理性ポイントが2且つ他サーヴァントに理性ポイント1の者が居たなら乱交バッド
6・以上の内容を元にスレ主が文章を書きます
※注意点
キャラ崩壊必至だよ。遅筆だよ。直接的な言葉使えないから遠回しな表現しか出来ないよ。前と同じこと言ってない?or違うこと言ってない?ってことも起こるよ。この場におけるエロはファンタジーだからリアルと比べちゃいけないよ
以下このスレ内におけるキャラ紹介+状況まとめ - 2二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:41:38
・宮本伊織
理性ポイント5
次回ダイス1~95
冷静沈着で常に相手を識ろうと心掛ける剣士。恋愛並びに性欲方面への意識が薄いことからスレ主は童貞判定してる(どっかしらでその辺りの言及あったら見落としです。すまない)
マスターらしくない台詞選びは本当に萎えていたが耳に掛かる息は普通にくすぐったかったし時々唇が掠めていたのでプラマイはゼロ。名前連呼に変わってからはプラスプラスプラス
流れを止めないようにここに居る間は西洋の肌着に変えておくべきか?と思案中
・ガウェイン
理性ポイント5
次回ダイス1~98
ダイス運があるのかないのか判断が難しいおもしれー男。ぶっちぎりで選出されているし初めてマスターをガチイキさせたのだが本人はマスターの手で一度も普通にイけてない。前スレの途中で感度の調整をして軽イキの範囲を狭めても尚軽イキだったと言うおもしれー男
自慰してる時マスターに胸を舐められた感覚が脳裏を過ぎり自分でも触ってみるかとふと思ったがすぐさま思い直した
- 3二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:42:02
・アルジュナ
理性ポイント5
次回ダイス1~95
真面目オブ真面目。マスターが一番辛い立場に置かれていることを理解しているためなるべく彼女の思う通りに事を成していこうと思っている
自分の陰部にマスターの足を導く時実は口許が少し笑っていたとかいなかったとか。あの時マスターがラストスパートとして足を動かしている最中、爪が亀頭をピンと弾いたことで達した
パーシヴァル
理性ポイント5
次回ダイス1~95
清らかでなければ聖杯を見つけられないと言う話をFGOも拾ってるっぽいので99%公式童貞
酒が入ると男子校のような雰囲気が滲み出す円卓宴会の場でも、性的な話題には全然乗っかって来ないばかりか語られる内容に対し眉を顰めることもある。なぜ夫婦となる前に性交渉に及ぼうと思うのか理解出来ない
ただいまマスターに素手で全身を洗われるというミッションに挑んでいる
- 4二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:42:24
ディルムッド
理性ポイント5
次回ダイス1~95
今回のマスターは一般家庭出身な普通のか弱い女性のためしっかり守るぞ!そして世界も救うぞ!って張り切ってる
ガウェインが連続で選出された際、憤ったのは自分が選ばれないことに対してではなく「お前マスター欲しさに裏で糸引いてるんじゃないだろうな?」っていう疑念から。普段ならそんなこと思いもしないけど状況が状況だけに仕方なかった
目線だけじゃなく声でも人を殺せる。少なくとも腰は砕く
バーソロミュー・ロバーツ
理性ポイント5
次回ダイス1~95
マスターにとって初めての男。受けも攻めも初めては彼に捧げた。最初に選ばれ、しかもいきなりマスターの口を穢すことになってしまい表には出さないものの罪悪感はしっかり芽生えていた
言われずともわかっていたのにマスターが自分を恋人ではないとはっきり言ったことが予想以上に彼の精神を揺すり、部屋が持つ精神魔術の干渉を早めることになった
- 5二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:42:46
耀星のハサン
理性ポイント5
次回ダイス1~95
服の中で射精させられたことは一応許しているが二度目はない。スレ主的に童貞であって欲しいから童貞
精神に影響する魔術があると知り常に人知れず頭を抱えている。幸い早々に終わらせれば影響は薄いと知りどちらのポジションになっても早く済ませようと心に誓った
偶然とは言え唇に触れた上、自分の方へ顔を向けさせたことでまるでキス待ち顔みたいな状態を作り上げてしまいドキッとした瞬間とマスターから与えられる快感のタイミングが重なり達した
燕青
理性ポイント5
次回ダイス1~95
このメンバーの中で唯一の完ツッコミ役。色んな方向へのボケが居るためなかなかに苦労人
マスターがストレスを隠していることに気付くと深夜にニヤッと笑いながらポテチとホットティーを手に訪問し愚痴吐き相手に立候補する気のいい兄ちゃんのようなポジション
マスターに護身術を教えた内の一人
- 6二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:43:07
アルジュナ・オルタ
理性ポイント5
次回ダイス1~100
マスターのことが(ライク的な意味で)好きなのを隠す気がない。マスターと一緒に戦いに挑めることは嬉しいが、一度選出されてから以降マスターを見るとほんの少しそわっとする。アルジュナとしての記憶があまりないため精神は童貞だとスレ主は主張する
学パロ霊衣をきっかけに刑部姫と交流を持ち彼女の所有する色んな本を読んだ。そのためエロ同人でありがちな淫語の類いも知ってはいるが代替出来る言葉を知っているので口にすることはない。スレ主もそう言うの書けないのでマジのフレーバーテキスト
ジェームズ・モリアーティ(ルーラー)
理性ポイント5
次回ダイス1~95
マスターと距離近めで接することが出来る第一再臨の姿で居たら泣きながら達してしまうと言う結構な辱めを受けてしまった可哀相な人。多分童貞。そうであってくれ
実は自身のクラススキル・パニックカットにより部屋が持つ精神干渉の魔術は無効化出来ている。しかし逆を言えばマスターに責められた際の反応は本人の素質と言うことになる。その事実が露呈しないよう敢えて無効化していることを明かしていない
- 7二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:43:23
マスター
理性ポイント14
次回ダイス1~86
どこにでも居る普通の人。だったのに普通の人ではなくなった人
なんやかんやで数多のサーヴァントと共に世界を救う旅路を歩むことになった。それだけでも心を削られる案件なのにこのスレに捕らわれてしまったため毎回毎回大変な目に遭ってる。可哀想()
キスも感じてる顔を見せるのも裸を見せるのもそういう方面の初めては恋人とが良い!と乙女のような願いを懐いていたのにそれらは全て叶うことはない
身持ちが固いためどれだけ気持ち良かろうが恋人以外とは性行為するつもりはなかった。ワンナイトなど以ての外。なので自分一人で得られる快楽以外を知りたくなかったが残念ながら着々と覚えてしまっている模様
近々待機組のためにトランプ、花札、人生ゲームその他色んなアナログゲームが用意されることを知りぐっと拳を握り締め叫んだ
「私もやりたいぃぃ!!!」
「「「一緒にやろう!」」」
「じゃあ誰か私のポジション代わってくれるんだよね!!!?ね!!!」
「「「それは絶対に無理!」」」
「この薄情者どもがああああっ!!!!!!!」
この時発した涙ながらの叫びはどこにも見えぬ大空にまで届き、聞いた者の心を大きく震わせたかもしれないしそうでもないかもしれない
しかしマスターの精神が崩壊しては意味がないと管理者(仮)から一日のミッションが終わったあとならみんなで遊んでもええやで、とお達しがあったのでとりあえずマスターの顔に色は戻った
- 8二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:43:48
- 9二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 21:56:36
まとめ助かる保守
- 10二次元好きの匿名さん24/10/29(火) 22:07:05
10まで保守
- 11二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 00:02:15
保守~
- 12二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 07:16:07
──前述の通りそれなりに順調だったけれど上半身・裏側を全て洗い終えた時、私はあることに気付いてしまった。すぐさま追加のボディーソープを泡立てると言ってパーシヴァルに背を向けて脳内会議を開始する。来たれ、脳内私!!!
「ボディーソープ追加とかパーシヴァル身体おっきすぎるだろ!」
「いや悩みはそこじゃないよね!?」
「いえ、そこです」
「そー!パーシヴァルが大きいから問題なんだ。高さじゃなくて、幅の問題ね!」
「前に回るのを避けようと後ろから手を回して洗おうと思ってたのにあの厚みじゃ無理じゃん!って話!」
「密着すればいける」
「服を濡らしたくないと言ってるでしょーが!この後まだ行くとこあるのに濡れたままでいけるか!」
「ならもう方法は一つしかなくない?次の猶予がどんだけあるかわかんないし」
「……うぐ」
「一応既にバーソロミューの見てるんだからショックは少ないはず」
「ね」
「頑張れ私」
「脳内私達私のくせに私に対して冷たくない!?」
「まあこれまで色んな道を歩んで、乗り越えてきたから……」
「皮膚に包まれてるだけモザイクなし臓腑よりマシでは?」
「重い!!!!!────、わかったよぉ……」
会議終了。つか自分で言っといてなんだけどバーソロミューのを見たからって別に他の人のも普通に見られるわけないじゃん!?そんな変態じゃございませんが!?
「あー…………魂吐き出しそう」
「え!?」
「比喩表現です!!!──そ、れより」
会議を開いてる間も手はしっかりボディーソープを掻き混ぜていて、両手はすっかりあわあわ。それを最初と同じく二つに分けて、私は息を吸った
「前洗う、から、こっちに身体、向けて」
- 13二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 16:54:08
新スレ嬉しい保守
- 14二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 20:40:08
保守
- 15二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 23:58:12
一つの間を置き、なんてことはなくパーシヴァルはすんなりと椅子ごと身体の向きを変えた。そして真正面から私と対峙する
鎧とサーコートを纏っていても彼の身体つきは見て取れたけれど、直に目にするとなんと言うか普段とは異なる迫力を感じる。パーシヴァルは座ってるから視線は私の方が上のはずなのに重圧を感じてしまうのはなんでだ。って言うか今より栄養価低いはずの時代に生まれた普通の人間が得る筋肉量じゃない。もはやバグでしょ
そんな生命の摩訶不思議を前にしながら泡まみれの手を雄々しく隆起した鎖骨に向けて伸ばした。だけど、触れる寸前に視界の下の方に映り込んだ何かが私の動きを止める
キッチンの食器棚の後ろにかさかさと入り込んでいった影に気付き、その正体を確認するまで安心してお茶も飲めないしその場から離れることも出来ない。そんな気分
いや、まさか、でも、そんなわけ。だってパーシヴァルは普通の人だよ?聖杯の加護とかあるけどそれが由来でそうはならないでしょ?ならないよね?じゃあやっぱ見間違い?……き、気に、なる……。見たいわけじゃない。でも見なきゃクリアするハードルが大きく上がるのも事実だから。だ、だったら……
止めていた両手をぺたりとパーシヴァルに預けてゆっくり、ゆーっくり呼吸を繰り返す。これは好奇心ではなく、不明瞭なものへの恐怖心。それを払拭したいだけの当たり前の思考回路だ。その対象が色々問題なだけで
「マス」
「聞いて欲しい。私は変態じゃない」
「ター!?」
「でもね、今から変態じみたことを言わなきゃいけない。言いたいわけじゃないし言わなきゃいけないわけじゃないけど私の倫理観が最低限本人に確認を取るようにって訴えかけてるの、わかって!」
「ああ。わか、った……、?」
「どっちみち後でソコも洗うから時間の問題なんだけど、でもそれならそれで自分の決めたタイミングが良いと思うわけで。だから今──し、下、パーシヴァルの……男の人の部分、み、見ても、いい?」
震える声、震える手、揺れる視線。そんな挙動不審な姿から吐かれた言葉のひどいことひどいこと。誰がどう見ても変質者です!ありがとうございました
「──あ、ああ……構わないよ」
こんな変質者がマスターでほんとにごめんなさいねえ!!!と思いながら了承を得た私は恐る恐る視線を下へと移していく。見間違いであることを証明するために
- 16二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 07:38:24
保守
- 17二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 17:41:29
保守
- 18二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 19:44:02
────宇宙
この日私は宇宙を見た。なんかどこかでリアル宇宙を見たし体験した気がするけど今はそれは置いておこう。ユニヴァースなんて単語知らない。いいね?
とにかく私は今この瞬間宇宙を見たのだ。正確に言えば宇宙を背負ったのだ。そう私こそ宇宙キャットなのだ、にゃー
私は両の眼を真ん丸に広げ呆然としたままソレを見つめながら心の奥底からせり上がって来る感情を声帯に通し輪郭を与え言葉へと変えた
その言葉はオブラートなど纏う間もなく、理性と言う検問を受けることもなく嘘偽りない本音として口から零れ落ちる
「──────────────────でっっっっか────…………」
と
見間違いじゃなかった。勘違いじゃなかった。このバッキバキの太腿の凹凸が生み出した影がそれっぽく見えたとかそう言うのでもなかった。パーシヴァルのパーシヴァルは、単純に大きかった
いやいやいやいやいやいやいやいやいや本物を見た経験がバーソロミュー相手しかない私でもバーソロミューのが普通の人のより大きいってのはなんとなーくわかったんだよ?比較対象を知らないのに直感でそう思うって結構なことのはずなんだよ?それを上回るものがこんなご近所にあるなんて思わないじゃん!?人外ならわかるけどパーシヴァルってヒトの生まれでしょ!?神性とかも持ってないよね!?
「……ぴよぇ…………」
「…………────マスター」
「ぴよ」
「……その、そんなに凝視されるとさすがに恥ずかしい、かな」
「ぴゃッッ!そうだよねぇ!!!?ごめん!!!!!」
未知のもの過ぎて思わずガン見してた……!!!やばいこれもう不審者通り越して犯罪者だよ!!!誰に捕まるんだ新撰組か?XXか?と言うかアルトリアとかベディヴィエールからすごい冷めた目で見られそうだな!?それはいやー!!!
- 19二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 21:53:56
保守
- 20二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 07:16:16
保守
- 21二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 16:19:42
保守
- 22二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 21:48:18
保守
- 23二次元好きの匿名さん24/11/01(金) 23:25:24
誠心誠意の謝罪をして、泡が消えない内にミッションを再開する。けれどもやっぱりパーシヴァルのソレが脳内にちらついて落ち着かない。パーシヴァルの胸を撫で回しているのにだからどうしたと言えるくらい気にならない。ソレの存在が私の頭を埋め尽くす。だって今までのことから考えて洗うだけじゃ済まされないでしょ?絶対射精させなきゃ終わらないでしょ?ってことはのただでさえ大きいアレを更に大きくさせて、それを私が触って、出させるわけでしょ……?
「────ッ──」
わあーーーーーーーー……想像するだけでぴぃぴぃと心のひよこちゃんが鳴き始める。未知との遭遇はこれまで何回も経験あるけど見事なまでに別ジャンルだもんな…………
でもよくよく考えれば別に不安を抱える必要はないはずなんだ。ソレがどれだけ大きかろうが私はあくまで触るだけ。ソレが私に対して悪さすることはない。ただ人間と言う生命の神秘に頭をぶん殴られるだけ。うん、そうだ。そうなんだ
広い胸筋に満遍なく泡を広げて揉み込むように強く手のひらを押し付けると、最初は柔らかかった感触がなんとなく硬くなってきたような気がする。まあ筋肉だし硬い方が普通か。最後につんと張ったとこを親指で撫でて胸ら辺はおっけーかな。よし
「──ぁ────っ」
するりと指は腹部へと下りる。指先が小さな震えを感じ取ったけれど私は一切気に留めなかった
- 24二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 07:19:50
お腹……と言うか腹筋。ここを終えたらいよいよソコ、なんだな。……だ、大丈夫、悪さはしない、噛み付かない、襲ってこない。うん。大丈夫大丈夫
頭の中で繰り返し自分に言い聞かせながら鍛え上げられた腹筋の溝も余さず洗う。触れると尚わかるこの凹凸っぷり。私のお腹とは大違いだ。……やめよう。エミヤ達のご飯美味しいから仕方ないんだ。一応ちゃんと運動はしてるから、うん……
「ま……す…………」
おへその窪みは小指の先で。刺激し過ぎるとお腹痛くなるって言うし軽く小さな動きで擦れば充分なはず。こんなとこも成否の判定に関わって来るのかわかんないけど……
「──っ!……マスター!!!」
突然大きな声で呼ばれて身体を跳ねさせながら顔を上げた先にはもちろんパーシヴァルの顔がある。あるのだ、けれど──
「……その」
身体とのギャップが大きいあどけなさを残した顔は耳まで赤く
「……その触り方は」
眉根を寄せた目許はどこか苦し気で
「──よ……よく、ない……っ」
忠告する声は必死に絞り出したように弱々しかった
………………誰だパーシヴァルをこんなにしたのは!!!?
「────み゜ッ」
自首しよう。そうしよう
- 25二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 11:08:05
ほしゅ
- 26二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 20:12:00
保守
- 27二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 06:12:19
「これからパーシヴァルの男の人の部分に触れてあれやこれやしなきゃいけないことに意識が持ってかれてました、ゴメンナサイ」
しおしおのしょぼしょぼ顔で二度目の謝罪を行えば何か言いたげな雰囲気を残しつつもパーシヴァルはそれを飲み込み許してくれた。本当にすみませんでした
「私の方こそ声を荒げてしまってすまなかったね。初めての感覚だったものだから、つい……」
「ううん、パーシヴァル被害者。私加害者、謝罪不必要。ごめんよ。そしてごめんと言っておいてなんだけど、洗うの、続けていい、かな?それこそ今から、パーシヴァルのその場所に取り掛かることになるんだけど……その、つまり」
「わかっている。覚悟を決める、と言っただろう。さっきは油断したが次はないさ」
頼りがいのある凛々しい顔でそう言ってくれたので私は安心してさんざ脳内を縦横無尽に駆け巡ってくれたパーシヴァルのその部分に手を伸ばした。──ちょん、と根元に指先が触れる
「──…………あ、……えッ」
「──!」
戸惑いを滲ませた声を洩らすパーシヴァルを余所にそれは段々と姿を変えていく。硬さを得ていることは指先を通してわかった。徐々に鋭くなる角度、最終的に亀頭は天を衝かんばかりに上を向く。そして見るからに全体が大きくな、って────お、お、おき、く────
「………………」
「…………わ、ぁ……ぁ……」
額に手を当て項垂れるパーシヴァルを前にして尚、声を掛けることも出来ず私の目はソコに奪われる。見惚れたとかそんなんじゃなく、未知レベルが高過ぎたから。わかってたけど、そのさ、想像を遥か超えてたと言うかね?ね!!!!?
「ここまで来ると生命の神秘とかじゃなく異常事態の領域では!?」と叫びたくなるのを必死に堪えただけでも私すごいと思うの!!!
「あ……。あっ、あらわ、なきゃ、ね、ね!」
「え──ッッ……!あァッ、……ッ、く、んぅぅ……!」
思考回路バグ起こしそうになってたのにやるべきことはちゃんとやろうとした私偉いと思うの!!!だって仕方ないじゃん!?泡消えちゃうし!!時間ないしぃ!!!
- 28二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 16:36:18
ほしゅ
- 29二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:41:59
保守
- 30二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 06:18:21
ほっしゅ
- 31二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:14:11
左手を絶え間なく上下に動かせばパーシヴァルは自分の太腿を強く握りながら肩を竦め快楽を受け止める。モノが上を向かないよう前傾姿勢を取った私は右手をまっすぐ下ろし先端を押さえつけ、そのまま手首を動かして扱いた。体勢きついけど上向いてたら私に掛かるかもしれないし……早く終わらせれば腰へのダメージも少ないし……
とりあえずは出させるべきなんだ。その後残りの場所を洗えばいい。これだけしっかり硬く起き上がったってことは溜まってるとか言う状態なんだろうし、パーシヴァル的にもその方がいいはずだきっと
「──っ、…………ぁ、ぁあっ……!……、は、ン──ッ!」
「し、下向けてるから私に掛かっても足だけだし、すぐシャワーで流せるから、気にせず出していいよ」
そう言えば濡れた視線と弱々しい頷きだけが返される。真正面から前屈みになってるせいで顔が、パーシヴァルの声が、息が近くて、すごくぞわぞわずる
ちゃんと喋ろうと思っても口を開くと声が勝手に出ちゃうから碌に返事出来ないんだよね。悲しいかな、わかってしまう……
「あ……ぁ、う……──あっ、ま、ます──、ぁ、ッ、……──っ!!」
両手の中で陰茎がびくびくと脈打つ。こ、これは間違いなく、来る。き、来ちゃうぅ……ひぃ……
- 32二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:14:29
「──ッは、あ……あぁ゛ぁッ!!」
逞しい胸元を突き出してパーシヴァルが身体を仰け反らせるのと同時に私の右手に熱い液体が放たれる。勢いと量が明らかに普通じゃなくて顔が強張ったのは許して欲しい。私の足元の床が泡とは異なる白に染まってるんだよ。どろっどろなんだよ。ど、どんだけ……
「はー……はーっ、ぁ……はぁ……あ、……ぁぁ……」
「だい、じょうぶ……?……す、すっきり、した?つ、辛くない?気持ち悪いとか」
「あ──……?あ、ぁぁ……す、っきり……し、した……したよ、ますたー……すごく、した……、っ、ん、……ぅん……すご、く」
背後の壁にもたれかかったパーシヴァルはその大きな身体全部を上下させて息を整え始める。規格外の大きさだと射精の時身体の負担も増すんじゃないかって声掛けたら、達したばかりで熱を残したままの青い瞳をとろんとさせて見つめてきた。つ、ついさっきまで見せていた凛々しさどこへ……
しかし困った。残りは脚とお尻だからパーシヴァルに立ってもらわなきゃいけないのにこれじゃあ……。落ち着きを取り戻すまで手と足洗っとこ……。こんなになるなら射精は最後のするべきだったかな……最適な順序とか知らないよー……
- 33二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 16:24:58
「落ち着いたら脚とか洗うから立ってもらえると嬉しい、デス」
と伝えておいて私は自分の手足、床に広がった精液とついでに泡を水で流す。滑って転んだら危ないからね
しかしほんとにこの量すごいな……。おっきい人はみんなこうなのか、パーシヴァルがそうなのか。別に知りたいわけじゃないけれど目の前にそれがある以上頭はそれのことを考えてしまうもので。と言うか今後のメンタルに関わるからある程度想定はしておく方が良いだろうし……
角に残った泡とか色々排水溝の中に追い立て粗方流し終えたところでシャワー音の中にガコ、と椅子が動く音が混ざった
振り返ると申し訳なさを滲ませた顔をしたパーシヴァルが立っていた
さっきパーシヴァル自身が掴んだことで出来た赤い痕を隠すように泡を広げて、付け根から下りながら脚を洗う。結構強く掴んでたんだな……ごめんとしか言えないや。ごめんんんん……
「…………?」
椅子に踵置かせて私も床に膝ついて足の裏や指を一本一本、その隙間も入念に洗ってたらふと視線らしきものを感じて顔を上げた
真っ先にパーシヴァルの大事なトコセットが視界の端っこに映ったから即座に戻した
あっぶ!あっぶ!!あー、危なかったあぶ、な……あれ、そう言えばまだ大事なトコセットの内、睾丸って洗ってないな……?
…………ああああああ!!!しまった!さっきやっとけばよかった!!!あーもうー!!!!
……もういいや最後だ最後。お尻と一緒に洗おう……。そしたらもうこの場所ともおさらばだ……!!
- 34二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:20:34
パーさん……!
- 35二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 06:40:28
脚を終えて残るは…………やるか、やるしかないか
中身スッカスカの達成感が近付いて来るのを感じながら後ろからお尻を洗う。ここまではまあもう今更と言うか、互いに沈黙を貫いて事は着々と進んでいく。最大の問題はこのあと
「──パーシヴァル」
「なにかな」
「──明日どんだけ怒ってもいいから今は許して……」
「は?マ──なッあ!!?」
ずっと頭の三分の一くらいを占めていた疑問。管理者(仮)が言った全身とはどこまでなんだろうってこと。顔がどうとかその辺りは置いといて身体側は皮膚がある部分全てのはずだ。それはつまり普通は見えないあの場所もではないかと、私は解釈した。最初から顔がどうとかそんなのどうでもよかったんだ。そんなの全然恥ずかしいことじゃない
そう────指をお尻の割れ目に潜り込ませて秘された窄みに触れることに比べればなあ!!!!!!
「マスター!?そこはっ、む゛ぅっ!!?」
逃げられたりする前に勢いに任せて下から手を伸ばし睾丸も鷲掴んだ。ぎゅっとではなくきゅっと。優しく、そっと
何の予告もなくデリケートな部分達に触れられてパーシヴァルも困惑を隠せないようで手を浮かせた。でもそれはどこへ向かうでもなく空気を掻くだけ
これが男の人の……。あーーーここへ来て今まで知らずに居た感覚をずっと知り続けてる。お勉強のペースは自分で決めたかったよほんとにぃ!!!
私の視点からじゃ前も後ろもよく見えないから手当たり次第届く範囲全部に指を這わせた。その間パーシヴァルはこの状況をどう処理すべきか答えが見えず硬直するばかりで
どうしてこんなことに……?管理者(仮)マジお前よォ……と心の中に怨嗟の化身を生み出そうとしていたその時だった
──かちゃん、と鍵が開く音を私の耳が捉えたのは
- 36二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 15:43:57
保守
- 37二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 22:04:12
あーえっちです最高
- 38二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 07:16:35
空耳なんかじゃない。あの音は間違いなく解錠の音だった!!救済の鐘の音!!!
クリアした!これで終われる!やったー!!!と顔を綻ばせ私はパーシヴァルから手を離す
無事にクリアしたね!ハイ終わり!バイバイ!なんてのはいくらなんでもひどいし、ちゃんと泡は流してあげなければとシャワーを求めて彼の横を抜けた。しかしその歩みは止められる。ぐいっと腕を引かれたことにより
「お、っう?」
「──無事に条件は満たせたようだ。であればマスターがここに残る必要もないだろう?後は自分で出来るからあなたは部屋へ戻ると良い。お疲れ様」
「え、パーシヴァあああぁぁ~?」
矢継ぎ早に言葉を紡ぐパーシヴァルの手によって背中を押され9割方強制的にバスルームから追い出された。ぽかんとしながら振り返る頃には扉は閉められてて同時にシャワーが立てる水音が
まあ、まあ確かに?そりゃこれまでのあれそれはミッションを達成するための行為だしそれが済んだなら私としてもここに用はないから早々に帰してくれるってのは有難いけれどもさ。パーシヴァルらしからぬ強引さだったな、と。……………………やられたこと考えれば当たり前ですね?
自分で出した解答に全力で納得しながら脱いだ上着と靴下を着直して一応最後にパーシヴァルに向けて声を掛けた。絶えずシャワー音に満ちていた中に届いたかはわからないけど私には次があるから返事を待つわけにもいかない
してる時はそれでいっぱいいっぱいだったから気付かなかったけど人ひとりを洗うのって相当大変だな……。ドッと疲れた。うう、寝たい……
しかしそれは許されない。パーシヴァルの部屋を出たところでひらりひらりとどこからか舞い降りて来た手紙に気付いてしまった以上は
それを拾い上げ封を開く。次は快適な睡眠にはなんやかんやってやつだったはず。行うべきことと相手を確認し、私は歩き出した────
- 39二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 15:41:01
保守
- 40二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 19:49:55
- 41二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 19:51:06
- 42二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 03:04:42
一見健全そうに見えるな?
- 43二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 07:21:29
ほしゅっしゅ
- 44二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 16:45:46
保守
- 45二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 22:45:35
程よい疲労と自己肯定感……
これよしよしックス的な流れを作られるやつ……? - 46二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 23:17:31
手紙に記されていた名前──ディルムッド・オディナ。今居る面々の中だと一番最初に召喚されたサーヴァント
伝承通りずば抜けて顔が良く、ケルト勢には定番のタイツ生地の衣装からもわかるようにバランスのいい身体つきをし、加えて声が良いと来た。見た目だけでもパーフェクトなのに声も、て。神様は二物をうんぬんなんて絶対嘘だ。忠義に厚いわ、こっちが困ってたらサラッとスマートに助けてくれるわ、キザだけど紳士で全く嫌味に感じないわ、あんな長い槍二本を手足のように扱うとかシンプルにすごいことやってるわ、ちびっこサーヴァントのいたずらも受け入れるとこは受け入れて諫めるとこは諫めてって適切な大人目線持ってるわ…………何物与えられてんだろって話
…………そんな人相手にするにはこのミッション難易度高くない?何気に伊織に言葉責めくらいきつくないか?だってどう考えてもそういうのする側の人でしょディルムッドはさあ!
「……うぅぅむぅ……」
そもそもふわっとした条件だ。どうしたらクリアになるのだろうと唸りながらディルムッドの部屋の前に立つ。しかし、ふふふ、今度はいきなり裸体が飛び出して来てもびっくりしないぞ。覚悟は出来てる。まーあ?闇からあれだけはみ出る胸筋なんてここじゃパーシヴァルくらいのもんだろうし?そもそもパーシヴァルが裸だったのは管理者(仮)の仕業みたいなもんだし二連続で裸はない!!!
はっはっは、と心の中で豪快に笑いながら開く扉の先に目を向けた
「──マス、ター……?……マスター!?」
「おお、どうして裸なのかとマスターは大変不思議に思います」
真っ先に目に飛び込んできたのは床に伏せたディルムッドの美しく盛り上がった背中と引き締まった腕。幸い下は穿いているけど上は裸である。裸である。肌が輝いて見えるのは汗、かなあ?
いやまさか腕立て伏せしてるとこに立ち入ってしまうとは。これは想定してなかったよ
- 47二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 07:21:55
ほ
- 48二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 17:22:53
こういうのでディルムッドいるの珍しい……何するんだろ?期待大
- 49二次元好きの匿名さん24/11/08(金) 23:37:44
期待保守
- 50二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 07:35:50
「────と、言うわけでして」
洗面器に張った熱めのお湯に浸したタオルを絞りながら私は事情を説明する。なんとなくパーシヴァルを経由してきたことは伏せて、急にミッション出されたークリアしなきゃ眠れないーミッションはこれなのだーと、背中を拭きながら話すとふう、と吐息が聞こえた
「……事情は把握しました。道理でマスターが頑としてタオルを手放さなかったわけです」
「早い内からそれっぽいことやっておけばこう、互いにそんな感じの気分になるかなあと思って」
話をする前に汗を拭かせて欲しいと申し出たディルムッドに対しならば私が!と挙手したのは部屋に入ってすぐのこと。当然即座に却下された。でもごねにごねて私はタオルを勝ち取ったのである。言ってることはまだ可愛い方なのにそれを言ってる本人の顔は険しくて超真剣だったからわけわかんなかっただろうなディルムッド。普段なら絶対こんなこと言い出さないし
「ちなみにディルムッド的にこうやって身体拭いてもらうのは甘やかされてるに分類される?」
「……そうと言えなくもないですが提示された条件に即した甘えかと訊かれると……看病と言う面の方が強いでしょうか」
「あー、風邪引いた時に親に身体拭いてもらう感じの甘え。確かに」
うぅん……甘えって難しい。明確にこれをしろって言ってくれたならゴールが見えてるしまだやれなくはないかって思えるしとりあえずかたちだけでもって誤魔化せそうだけど、感覚の問題はなあ……
──甘え。それが今回の指示。手紙に書かれていた内容を簡潔に言うなら【ディルムッドを甘やかしながらヌいたれ】だ。ばかやろう
イくと程よく疲れ、褒められたり甘やかされることでストレスが減りそれらが重なると良い眠りに繋がるのだとかなんとか。まあ理解は出来る。出来るんだけども!相手が!!悪い!!!ディルムッドが私にべたべたくっついてくる姿より私がべたべたくっついてる姿の方がすんなり想像出来るくらい甘えるタイプには思えないんだよ!!!
────もしかして今日は寝られないかもしれないなあ……フフフ。…………はぁぁぁぁぁーー……
- 51二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 17:37:10
保守
- 52二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 17:37:38
やっぱりそういう系でしたか(喜び)
- 53二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:27:13
保守る
- 54二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 06:50:10
保守
- 55二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 17:06:34
「じゃあ、えーと、お、おいでディルムッド」
「はい。失礼します、マスター」
広過ぎるベッドのど真ん中に座って両腕を広げて焼いてから置きっ放しだった食パンくらい硬い声で名前を呼んだ。甘えると言ったらとりあえず抱き着く。貧相な頭ではこれくらいの導入しか思い浮かばなかった
呼び掛けられたディルムッドはいつも通りの爽やかな微笑みと共にベッドへ上がり私を抱き締めた。丁寧に、こうふんわりと、抱き締めた。慣れた動きで背中と腰に回された腕が絶妙な力加減で私を閉じ込める。ハグ。ハグだ。ハグだけど、これなんか違う!どう見てもスパダリ彼氏がハグ待ちしてた彼女をぎゅっとして甘やかしてる図です!ありがとうございましたァ!!!
そりゃそうなるわな!ディルムッドの包容力なめんなよこんちくしょー!と思いながらぐねぐね身動ぐとすぐに察してくれて腕の拘束が緩む。その隙を突いてディルムッドの腕ごと今度は私が抱き締めた。ぴたりと頬同士が重なるくらい密着するとうっすら汗の匂いがした
「……ディルムッドが抱き締めたんじゃだめだから。私がディルムッドを包んであげなきゃ。だからその腕は下ろしたまま。いい?」
「はい。申し訳ありません」
「ん。よろしい」
なんて冗談めいた言い方をしながら肩辺りをぽんぽんタップした。参考の対象として持って来るのはひどいとは思うけど、言うこと聞いたわんちゃんを褒めるように
……褒める。褒めるかあ。それも甘やかす言動の一つだけど私みたいな普通の人が歴史に名を残す人を褒めるなんておこがましいんじゃないか、とも思ってしまう
……でもとにかく今はやってみるしかない。言わされてる感は拭えないだろうけど、私にしか言えない言葉は確かにある。これまで言えなかったものを全部ここで言葉に変えてしまおう
- 56二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 20:26:57
わくわく
- 57二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 07:28:26
保守
- 58二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 09:01:04
「……ねえディルムッド、私ディルムッドを召喚出来てほんとに嬉しいよ。出会ったばかりなのに戦いのことなんて右も左もわからないド素人の私に優しく色んなこと教えてくれたり、戦力が足りなくて無茶な指示をして傷付いたのに恨み言一つ言わずにむしろ励ましてくれたり、私が呼んだらどこからでもすぐ駆け付けてくれて……。改めて言いたい。全部、本当に助けられてた。ありがとうディルムッド。私ディルムッドと会えて良かったって心から言える」
「マスター……」
「どんどんサーヴァントも増えて一緒に出撃することも減って行っちゃってるけどそれでもディルムッドはかっこよくて強い私の大事な騎士だから。それだけはずっと変わらないから。その……これからも一緒に居て欲しい、です。こんな月並みなことしか言えないけど本音だから……よ、よろしくお願いします……っ」
…………あ~~~~~やっぱ恥ずかしい!!!嘘は一切ないけどさあ!!なんでこうストレートに気持ちを打ち明けるのって恥ずかしいんだろ!!!
今にも逃げ出しそうになる身体を抑えるため腕に力を入れるとほんのちょっとだけディルムッドの頭が私の方に寄せられた。すり、と髪が絡み合う
「身に余る光栄です、マスター。このディルムッド・オディナ、マスターの想いに応え必ずや貴女を守り抜き世の安寧を取り戻すと誓いましょう。貴女が歩むべき世界をこの目にするその時まで共に居させてください」
「うん……。途中で消えたら泣くから忘れないでね」
「……ええ。何があってもマスターの傍を離れません。この身の全ては貴女のものですから」
ああ、腰がぞくぞくする。仕方ないじゃん?こんな近くで、ディルムッドの声で、こんなこと言われたらもう世の中の女性陣の8割くらいはこうなるって。くっ……持ってかれそう。その前に、仕掛けないと……!
「……わ、私のもの、だったら」
ディルムッドの背中から離した指先でつん、とあの場所をつつく。まだ柔らかい
「私の……ために、ちゃ、ちゃんと、気持ち良くなってね──……」
- 59二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 17:48:50
「婦人からの頼みを断れない」ゲッシュを持つ男にこの言葉は効くだろうな
- 60二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:59:48
うちのカルデアかと思った
- 61二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 07:25:26
保守
- 62二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 17:52:05
保守
- 63二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:44:19
ほ
- 64二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 07:16:41
──── ── ─ ‐‐‐・・・…
「──あ、あのさ!実はまだ誰もここ、触ってないんだ!だから、その、甘やかしスキルトップランカーやってそうな頼光さんみたいなスタイルはしてないけど、でもほんとに初めてだから、そこに価値を見出してくれるなら……そ、の………………む、胸……触ってみる……?」
ああ、もうパニックパニック大パニック!動揺に様々な負の感情が重なって終いにはとんでもないこと言い出したぞ私ィ!でも男性が甘えるってシチュで使えそうなのがもうここしかなかったんだよ!言ってる途中から悪い意味ですごいこと口走ってるって気付いたけどもう止まらなかったんだ!
ベッドに身を沈め深く呼吸を繰り返していたディルムッドは熱に浮かされたように天井をぼんやり見つめていたはずなのに私が口にした案を聞いた瞬間ガっと目を見開き身体を起こす。その一連の動作がめちゃくちゃ早くて驚きのあまり弾かれるように仰け反ったらそのまま私の身体は後ろへぐらり。お腹なんて指が沈みますからね!!脆弱な腹筋じゃあ戻れないんだよね!!
重力に従ってベッドへ倒れ込んだ私をすぐさまディルムッドが助け起こそうとするけれど、その行動は中途半端なところで終わった。伸びた手が力を失いシーツへと下ろされる。彼の目は白く汚れた私の手へと向かい、その後顎の辺りで止まった。多分、そこを見ないようにすんでのところで抑えた、のだと思う
だからわざと汚れた手でジ、ジ、ジジ、ジとゆっくりファスナーを下ろした。何かを伝えようとディルムッドの口が開かれるけれど何をどう言えばいいのか纏まらないのか短く息を洩らすだけで、その間もファスナーは下がって行く
……今度こそディルムッドを甘やかしてイかせるんだ。そのためなら、うん、やる。割り切るんだ。もう、失敗しないように
────さて、なぜいきなり私がこんな狂ったことを言い出したのか誰も何もわからないだろう。でもまあ話せば単純な話である
なので語ろう。それはほんの少し前の出来事だ────
- 65二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 16:25:22
わくわく
- 66二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 22:50:02
ほしゅ
- 67二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 07:31:59
保守
- 68二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 17:22:22
ほ
- 69二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 22:45:34
直前に相手していたのがパーシヴァルだったせいか、私の中にあるソコへの恐怖心はだいぶ薄れていた。麻痺していた、と言うべきかもしれない。アレに匹敵するモノはそうそう出て来ないだろう、アレに比べればマシじゃないか、と。……まあディルムッドのも普通に大きかったんですけどね?
下穿きの上からすりすりと撫でている間も、硬さを得て窮屈そうなソコを私の手で露出させた時も目でちらっと確認する程度のことは出来た。ある意味成長ではあるのだけどこれを喜べはしない。認めないこんな成長
私の肩に額を乗せて俯くディルムッドの呼吸が増え、先端がじわりと濡れていく。その粘液を指で掬い手のひらに撫でつけて本格的な手淫の開始だ
にち、にちゅ、といやらしい音がベッドの上に生まれ始めるとディルムッドの手が私の腰に向かって伸び緩く絡む。下ろしたままでって言ったけどそれがディルムッドのしたいことならさせてあげよう。甘えってきっとそういうことだよね?
「……ねえ、何かして欲しいこととかあったら言ってね?なんでも……は無理だけど、頑張るから」
「いえ。マスターをこうして近く感じられているだけで、私は幸福です……っ。これ以上マスターに望むものなど、何も」
これ多分嘘だよね。私がマスターだから言わない。これが恋人相手だったなら自分の欲も露わにするんだ。でもそれを無理やり暴くのもよくないと思うし…………、とりあえず今受け入れてるものを増やしてみるか
思い至ったら即実行。空いている方の手をディルムッドの胸元に重ね、とんっとそこを押した。押して。押して。押して。連打連打連打。どうせこのあとそういうことをするんだから改めて着なくてもいいのでは?と脱いだままにさせていた胸元が赤く染まる
「──…………あのディルムッドさんちょっと仰向けになってもらってよろしいです?」
「あ……ああ、はい。そういうことでしたか」
むしろどういうことだと思ったんだ、私がいたずらに他人の胸元叩くような人間だとでも?んん?
とかなんとか思ったけどそれを口に出すのは今求められている言動とは真逆だから飲み込んだ。飲み込みながら言われた通りベッドに身を預けたディルムッドの上に私は倒れ込んだ
- 70二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 07:23:38
ほし
- 71二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 16:10:26
保守
- 72二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:17:02
保守
- 73二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 01:01:14
上半身に寝そべって顔は首元に。無駄のない引き締まった脚の間に膝を割り込ませては足の甲をすりすりと擦り付けてみる。私の知識なんておっきーのとこにある漫画が大半だからリアルの男性がこういう行動を好むかわかんないけど、とりあえずディルムッドに密着出来ればいいのではと……、まだいけるかな……
「もっと……」
私の右手はずっと熱の塊を握り続けている。だから役目をなくした左手をディルムッドの右手に重ねて、指を絡め、離れてしまわないようにぎゅっと力を込めた。これが所謂恋人繋ぎ……うう、やってみるとなんか恥ずかしい
「ど、どうかな?さっきより近くに感じられてる……?」
「……、貴女と言う人は……」
呆れているような言葉だけどその声は優しくて、握り返された瞬間熱でも出たのかと思うくらい体温が上がった気がした。この雰囲気なんかすんごい恥ずかしい!なに!?わかんないけど!
とりあえず少なくとも外れの選択ではなかったです!!良かったです!良かったから再開ですぅ!!!
──結果としてそれ自体はいつも通り大きな問題もなく進んでいったんだ。まあ一番の性感帯だしよっぽどのことがない限りイけないってことはないわけで
「──マスター、そろそろ……っ」
ほーらね!!!
これで終わる!寝れる!と脳内会議メンバーと万歳三唱しつつ私はディルムッドの肩にぺた、と頬を乗せ出来得る限りくっついて
「お知らせしてくれてありがと。じゃあ……」
ディルムッドから溢れた粘液でぬらりと妖しく光る手のひらでソレの根元を掴むと
「一番気持ち良くなってね」
と、引き抜くような勢いで一気に先端まで擦り上げた
- 74二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 11:53:03
白く染まった右手が熱い。それは私の体温なのか、付着した体液のせいなのか
射精の瞬間指が食い込むくらい強く握られた手がじわじわ痛む。それくらい刺激強かったんだ……。互いのためにも引き延ばすのもアレだしって思ってやったんだけどやり過ぎだったのかも……ごめんんんーー!
「私っ、と、扉確認してくるね、ディルムッドはゆっくりしてて!」
返事を聞くより前に起き上がると繋いだ手がするりと解ける。あー恥ずかしかった……。別に変なことしてるわけじゃ……、してたけど、……それ自体は変なことじゃないはずなのにあの繋ぎ方はすごい照れくさかった……。自分からしておいて何言ってんだこいつって話だけど
「………………おんやぁ……?」
扉の前に立ち、数秒待つ。私がこの部屋に来た時は一般的な自動ドアと同じくらいの速度で道は開かれた。けれども今目の前にあるドアはどうにも機能が鈍っているようでうんともすんとも言わない。おーい、動けー。私はここを出る権利があるんだぞ!
「──待ってまさ、んっ?」
ぺそっと頭に小さな何かが落ちて来て右……ではなく左手でそれを掴む。危なかった。髪に精液塗っちゃうとこだった。…………無理無理無理
落ちてきたものを確認するとそれは子供の頃によく作った覚えのある懐かしき折手紙だった。……嫌な予感がするけど開くしかないんだろうなあ
恐る恐る手紙を開く。やめて、私の予想を反映しないで。でも扉開かないって、そういうことな気がしてならないんだ
「────ゃ」
目に飛び込んだ文字を理解した途端全身の血が抜かれたかのように熱を失う。なん、うそ、え、ま、ああ、あああ──
【労うことも出来ないマスターを持ってディルムッドが可哀相(溜め息)】
「やかましいわあ!!!!!!!」
大きく振りかぶって床に投げ捨てた手紙は、こちらを嘲笑うようにふんわりと着地する。踏みつけて良いかな、くしゃくしゃにしていいかなあ!?ねえーーーー!!!!?
……ここで過去回想は終わり。ここからは正しく時間が動き出す
タッグバトル、リベンジマッチの始まりだ
- 75二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 20:37:44
マスターがんばれマジ頑張れ
- 76二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 06:35:34
保守
- 77二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 15:54:53
甘やかしながらの性行為ってテーマで思い浮かぶ情景は女性の胸元に男性が顔を埋めて手でソコを扱かれてたり、絶頂の前後で良い子良い子って誉め言葉囁かれてたり、後は男性自身が素直にシて欲しいことを口に出してそれに女性が応じてる図……くらい
何をするべきかわかる分最後のが一番楽なんだろうけど私自身ではどうしようもないから無し。残り二つは出来なくはないだろうけど、れっきとした大人であり英雄たるディルムッドを子供みたいな扱いするのって結構な侮辱じゃない?マスターと言えど許される範疇超えてない?マジレスされたら凹むどころか塵と化すぞ……
……あーもー!!ガウェインの時でさえ成功って判断されたのに、基準がわからん!ルールは私!ってか!知らんわそんなもん!
「…………」
踵を返しとぼとぼとベッドに向かう。気落ちの度合いが半端じゃない。視線だってそりゃあ下がる。下がれば唯一残された選択肢も文字通り視野に入るわけで……
(やれる、かな。やるしかないよね。既に失敗してるんだからもう試せるものは試さないと)
──そしてディルムッドの傍らに戻った私はミッションに失敗したことを告げ、そのまま続けて前述の台詞を口にし、覆い被さって見下ろしてくるディルムッドの目の前でファスナーを下ろす。と言う今に至る
「しかめっ面……。そんな顔しないでよ。せっかくの格好いい顔が台無────しにはなってないなあ……、ずる」
「こんな状況で冗談など笑えませんよ」
「じゃあ早く終わらせようよ。さっきも言ったけど私も出来る限りのことはする。だから……ディルムッドも」
「……………………、そう、ですね」
長い沈黙の果て、徐に持ち上がったディルムッドの手が私の胸の上で止まる。……大丈夫、大丈夫
「……では、マスターの胸元に、顔を寄せてもいいでしょうか」
──────ぱーどぅん?
- 78二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:40:57
保守
- 79二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 07:20:01
保守
- 80二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 18:17:46
hosyu
- 81二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 22:40:01
どこどこどこどこどこどこ
手を当てなくてもわかるくらいに早く強く高鳴る鼓動はまるで和太鼓演奏のクライマックスのよう。正直うるさいんじゃないかって思う。しょうがないじゃんね。恥ずかしさもクライマックスなんだからさ
でもそれを間近で聞いている本人は不快そうな様子など一切見せず静かに私の胸元に耳を当てていた。吐き出す息がインナーを抜けて皮膚を熱くさせる。生だから当然だけど生々しい……!
女性らしさ溢れる横座りをしながら映す価値無しと言われても納得のド緊張怪訝面を曝す私に、右腕を支えに上半身だけを起こし胸の中心に顔を……と言うか耳を押し当てるディルムッド。気持ちこちらに体重をかけながら左腕はしっかりと背中に回し、身を引くことを許さない。全然痛くないのに一切動けない……。行動不能デバフのスキルとか持ってなかったはずでは?
────マスターの鼓動を聞きたい
それがディルムッドが明かした望みだった。彼曰くそれが甘えに繋がるのだと言う。それを告げられた時も、実際にこうして文字通り胸を貸している今もその二つがどう結びつくのか私にはどうにも理解出来ず、それも相俟ってのひどい表情なのである。意図がわからないものに巻き込まれるのはしょっちゅうだけど気が置けない仲の相手にされると余計に混乱する
- 82二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 22:40:34
「……私これほんとに労えてる?下着もインナーも着けっぱなしだし……」
「私が望むのはマスターが生きていることへの実感。それをこうして直に感じているのですから、それを労いと言わずなんと言いましょう」
「……ごめん、詳しく」
「──我々サーヴァントは生きているように見えてとうの昔に命を終えた者ばかり。対して貴女は正しく今この時を生きている。何もかもが失われた世界に生きる数少ない命であり、その世界を救う唯一の命。貴女の鼓動は世界の鼓動と言ってもいい」
「それを聞いてるから労いで甘え……?独特過ぎない?」
「この音を絶やすことのないよう業を磨き精進せねばと心身共に引き締まるのです。けれどそれ自体は常日頃念頭に置いていることなのでこうしてわざわざマスターの身体を用いる必要はない。となればこれは私自身の欲でありマスターへの甘え、ということになる」
「……なる、…………なるの?」
「なります。事実貴女の熱を感じながら鼓動を聞いている今の私はとても心穏やかですから」
「そ、っかあ……そういうのもあるのかあ……」
「はい。ですので、今この状態ならば──」
「……ん。そう、だね」
ずっと露わになったままここに至るまで放置してたディルムッドのソコはすっかり落ち着きを取り戻していた。まずは起こすところから。今度こそ、と意を決し私は右手を伸ばした
- 83二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 07:22:23
ほ
- 84二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:12:04
ほし
- 85二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:33:02
一度出してからそんな時間を置いてるわけじゃないのに触れ始めて割とすぐにソレの準備は整い、胸にかかる吐息の温度は高くなった。回復力すごいな……
技術なんて持ち合わせてないから相変わらず馬鹿正直に手を動かすしかないのだけど、ディルムッドの腕による拘束が強くなり、かけてくる体重が増してるってことはそれで問題ないということで。結局シンプルなのが一番身体の負担少ないし良いのかもしれない
「……ぁ……っ!」
「あ……もしかしてここ好き?それか触り方……?」
ぽつぽつと独り言を零しつつ同じとこをクチクチと粘液を練り込むように擦る。長い脚がきゅっと閉じた。やっぱり
密着しているのだからディルムッドが例え僅かでも身じろげば全て私に伝わって来る。加えて今の声。そっかそっか、この辺ね……
じゃあそこを攻め続けるのが鉄板だよね
「……ッ!」
全体への刺激はもちろん忘れず。けれど明らかに反応が大きかったところを主に擦ってディルムッドを高みへと導いていく。支えに使っていたはずの右手はいつしか私の腰付近の服をがっしり掴んでいた。ならそれを補わないと、と垂れ下がったまま何の役割もなかった自分の左手をディルムッドの背中に回した。あの時汗を拭き取ったのにディルムッドの背中はじんわりと湿り気を帯びていた。ああ、熱い
「……マ、スター、……わざとですか……っ」
「う、ん……?あ。ああ、うん。だってディルムッドには気持ち良くなってもらわないとだし…………あれ、逆?もしかして好きなんじゃなくて嫌なとこだったから反応大きかった……?」
だったらだめじゃん!ってぴたっと手を止めればディルムッドは私の胸に耳を押し当てたまま首を小さく振って否定する。そして顎を上げ私と視線を交わすと躊躇いがちに綺麗に整った唇を開いて
「嫌ではないです。むしろ、とてもいい。もっと触れて欲しい。お願いします、マスター」
と、言った。あの、ディルムッドが。一回イって頭ふわふわしてる?甘えなきゃいけないから?まさかこんな直球で快楽を求めて来るなんて思わなかった
熱い吐息と共に紡がれた言葉はまっすぐ私に突き刺さり、緊張感でも不安でもないなにかが鼓動の燃料となってその早さはブレーキを知らぬまま強く鳴り続ける
ああ、顔が熱い。くらくらしてぞくぞくして、無意識に飲み込んだ唾液が喉を鳴らした
- 86二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 07:16:32
保守
- 87二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 18:37:14
保守
- 88二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 00:11:12
「……マスター……」
「ん。出せそう?」
「は、い」
「良かった。じゃあこのままイこっか」
おでこ、結構汗滲んでる。時間があったら鍛錬してるみたいだし代謝いいんだろうな
それが粒と変わり顔を伝い落ちる前にディルムッドの頭に乗せた左手の指先で軽く払う。竦められた肩がぴくっと小さく跳ねた。……くすぐったかったかな?
そう言えば初めてディルムッドの頭に触ったかも。触る機会なんてなかったし求めることもしなかったから新鮮な気分
「──ん゛……」
私の背に回った腕の力が更に増して圧迫されて首を絞められたような声が洩れた。少し苦しい。さすがに折ったりヒビ入れられたりはしないだろうけど、英霊の力ならそれくらい容易く出来てしまうのだと思うとなかなかに恐ろしい
「ッ──はぁ……、……ふ……、────ッ!!」
本人は気付いてないのか、気付いてても緩められないのか。……どっちでもいいや。ディルムッドがイけるならそれでいいと思った矢先その時は来た
まるで縋っているかのようにぎゅうぅぅっと一層腕の力が強めたディルムッドの身体が震え、同時に新たな熱が私の手に放たれる。一回目と変わらないくらいの量と勢い。回復力ほんとすごいね……
それでも完全に私に身を預けてはぁはぁ肩を揺らしていることを考えると射精って疲れるんだなって思う。拘束具と化していた両腕もするりと落ちたし
ディルムッドの背に回した左腕でしっかりと身体を支え直して私は彼の目を捉える。瞼が半分くらい下りててちょっと眠そうな目。こんな顔するんだ……私がさせたんだ……
「疲れたよね、ごめん。でも、ありがと。おかげで──」
部屋の端の方で音が鳴る。何度も聞いたし聞きたかった音。私達が望んだ、解錠の合図
「ミッションクリア、だね」
「は……、はい」
失敗した時はどうしようかと思ったけどなんとか成功した。もうほんと、なんと言っていいか、とりあえずやったー!!!と心の中で万歳。これで寝れるー……、寝れるよね……?寝かせろ?
- 89二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 07:20:40
- 90二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 17:36:42
ほ
- 91二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 00:02:11
・爽快な目覚めのひと時をご提供します!
燕青 - 92二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 00:07:08
後片付けは自分が、と退室を促したディルムッドに甘えて廊下に出て次に向かう先は当然自分の部屋だ。提示された条件を達成していることは私がここに居る時点で明らかなのだけど、一抹の不安は残る。開くよね……?静かだよね……?
自分のプレートが掛けられたドアの前に足を揃え立つ。するとまあすんなり開いた。腹立つくらいすんなり。そしてそして靴の先が室内に入っても静かだった。あの騒音オーケストラなんてどこにもない。私の瞬きの音さえ耳に届きそうなほどの静寂に天井を仰ぎながら床に座り込んだ。あ~~~~元々ドッと疲れてたのにドドドッと疲れが……。シャワー。もう湯舟とか要らないからシャワー浴びたい
いつもより温度を上げたお湯を頭から浴びて手のひら同士を擦り合わせる。まだアレらから感じた熱が残ってる気がして、それを掻き消そうと何度も、それはもうごしごしと擦った
全身ぴかぴかになり少しさっぱりとした面持ちでバスルームから出るとベッドの上──大きな枕のところに鎮座していやがりました一通のお手紙が目に留まる。私が黒ヤギさんだったらもっしゃもっしゃ食べた上でそのまずさにペッッッッッッ!!!と吐き出していただろう。しかし私はれっきとした人間なので表情で嫌悪の二文字を示しながらそれを手にし、開封した。内容はなんとなく察しているから読みたくない
「──はあ、そりゃ最後は燕青………………はあ!?ふっ、ふっざけ──!!!!」
やっぱり予想していた内容がそのまま書かれた手紙だった。こんなの流し読みで充分と適当に目だけで文を追い、何の問題もなく最後まで辿り着いたのだけれども。その最後に記された文章に思わず声が出たし手紙に深い皺が刻まれるほど手に力が籠った
────は?は?え、はあ?ふざけないでくれる?なんなの、どういうつもりだ。いきなりそんな条件追加するとかマジでほんとに有り得ないと思うんだけど?ハァァァァァァ!!!!?
- 93二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 00:08:00
「…………ほ、ろ、べ」
たった三文字。されど三文字。その三文字に込められた恨みはかつてないほどに深く濃密だ
「あー……」
なんで私は黒ヤギさんじゃないんだー!読まずに食べたかったわこんなもん!知らぬ存ぜぬを貫き通したい!
疲れたし眠って回復したかったのに一気に眠りたくなくなった。翌朝を迎えたくない……くっそ、なんなんだよほんとにさぁ……
もう立っているのでさえ億劫でベッドに身体を投げ出せば程よい弾力で受け止めてくれて私の身体に巣食う疲労やストレスを吸い取っていく。ほんと、このベッドだけは最高……気持ちいい……。あ……でも、待って、私の意識持ってかないで……。身体、起こさないと──寝、ちゃう……だめ、寝たら……あした、来る…………やだ……ねたく、な……──────
しかし残念ながら心身共に疲れた身体が天国のような心地を味わわせてくれるベッドに横になってしまったら最後、抗うことなど出来るはずもなく。寝息を立て始めた私の手から皺だらけの手紙が滑り落ちた
【パーシヴァル、ディルムッドへの奉仕活動、お疲れ様でした。残るは一名、燕青ですね。マスター様がすべきことは~~──────────~~つきましては今回、ある条件を設けさせていただきたく思います。────手での奉仕行為は禁止とし、マスター様の口、並びに舌のみで奉仕すること、です。頑張って燕青を労ってあげてくださいね】
- 94二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 07:14:16
保守
- 95二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 18:27:05
ほ〜
- 96二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 23:20:03
降り出した雨がいつかは止むように。お湯が水に変わっていくように。眠れば当然目覚めるのだ。健康体だから尚のこと
「…………」
緩慢な動作で身体を起こしぼんやりと頭の覚醒を待つ。普段ならもう少し早く意識が鮮明になるんだけどなんだか今日はそれを拒否しているみたいに……みた、いに────
「……、あ────あぁ……」
傍らに落ちた一枚の紙。それを目にした瞬間ピキーンと頭に電流が走りその意味を思い出す。思い出して、嫌になって、私の身体はベッドへと吸い込まれるように倒れた
未だ夢の中なんだ。そう、これはゆめ────
──ピピピピピピピピピ!ヴィーヴィーヴィー!ウーウーウー!ぴーぽーぱーぽー!ピピピヴィーヴィウーウーぴーぽーピピヴィーぴーウー!!!
「わかったから寝起きにこれはやめろ!!!」
この管理者(仮)私に対してだけ当たり強くない!?
────‐‐‐
最低限の支度を済ませて部屋を後にする。あの手紙はくしゃくしゃに丸めたあと広げ直し、丁寧に丁寧に細かく刻んで水に漬けてふやかして再度丸めてゴミ箱にシュートした。この工程一つ一つに私の呪いが込められていると知れ
今が就寝時間であるからか通路は薄暗く、背後で静かにドアが閉まったせいで視界が一気に悪くなった。まあ、床に淡く輝く道標が現れたから迷うことはないのだけど。お気遣いどうも、余計なお世話です
「…………ふぅーーー……、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」
これまでの感じから言ってあと一歩前に出ればドアが開く。だからその前に深呼吸してミリ単位でもいいから気持ちを切り替えようと思ったけど、息の種類が盛大な溜め息に変わっただけに終わった。そりゃそうよ
でもここに突っ立っててもどうせやらざるを得ない状況にされるんだから選択肢なんてない。その考えに行き着くのと同時に痺れを切らせたかまだ距離があると言うのに燕青の部屋のドアが開いた。やけに静か。というか無音で
- 97二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 10:48:13
部屋に入ってから気付いたけど燕青はアサシンクラスのサーヴァントで私はピープルのマスターだ。寝込みとは言えこんな普通に部屋入ったら気付かれるんじゃないの……?あれ、その場合ってどうなるの?とりあえず私のせいじゃないよね?それを予期出来なかった管理者(仮)のせいだよね!?────よし、燕青起きろ!起きて「おお、マスター、おはよぉ」って言え!言うんだ!
「…………、……」
くかーとベッドで気持ち良さそうな寝息を立てる燕青らしき影を見下ろしながら私はゆっくり力を込めて首を振った。なんで普通に着いた。起きろよアサシンだろ!!!
さては管理者(仮)がなにか仕掛けたな……。それしか考えられない。ここで起こる不可解なものは全部そこに行き着くんだ。私は知ってるんだ
……もう希望はない。あるのはミッションだけだ。…………帰りたいよぅ……
四つ足で這うようにベッドに上がったけど衣擦れの音もしなかった。もしかしてさっきの寝起き騒音のせいで私の耳が死んだとかじゃないよね……?でも溜め息は聞こえてたか……
お腹から膝辺りにまで掛けられたタオルケットの中に頭から潜り込む。こんな接近しているのに燕青が起きる気配は毛ほどもない。これひょっとして燕青の感覚がどん底まで鈍くなってる……?
考察しつつほとんど視界が機能していない中手探りで燕青の脚を伝いその中心に指が触れた。ズボン下ろすのは手使ってもいいよね……
下半身を右へ左へ転がしながら少しずつズボンを下ろした。その間も燕青はすやすや眠ったまま。感覚鈍いとかどころかこのタオルケットが掛かってる部分だけ感覚遮断する効果あるとかそういうこと?でも私の感覚はしっかり働いてるんだよなあ!だって姿は見えなくても、直接触れなくても目の前に確かに熱の存在を感じるし!少しでも顔を前へと押せば確実にそこにあるって言い切れるよ!あ゛あああ゛ぁぁぁぁぁ!!!
「…………」
心の中で吠え散らかしつつ両手を燕青の太腿に添えると一つ二つ三つと何回も間を置き、私は震えながら唇を開く。伸びた舌先がソコに触れるまで十秒とかからなかった
- 98二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 10:58:59
保守
- 99二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:16:04
保
- 100二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 09:40:37
「……ぅ…………」
一番最初、バーソロミューを相手にした時を思い出す。あの時は途中から魔術のせいで我を失ったから短時間でクリア出来たけどここでは同じことは起こらない。全て私の手に掛かっている。……本当に手だったらまだ良かったのに……直前で条件追加するとか悪徳業者のやり口だろ!ばか!!!
管理者(仮)への罵詈雑言をひたすら脳内で唱えつつ遠慮がちにちろちろと舌先を動かす。でも意識があるならばまだしも寝入っている相手じゃ全然刺激が足りないのかソコに変化は見られない。射精には程遠い
「…………ほんと悪趣味……絶対殴る……!」
心がパンクするくらい並べ続けた管理者(仮)への文句が思わず口を衝いて出た。知るか知るか。どうせこっちが何を思おうと口にしようと向こうは向こうの要望だけ無理くり通そうとして来るんだから何を言おうと一緒だ
相変わらず気持ち良さそうに夢の中に沈んでる燕青の太腿に肘から先を乗せて這いながら前進し、ソレの先端に唇を押し当てた
「……ッ!!!!」
途端に全身を覆う鳥肌。じわじわと目が熱くなって強く瞼を閉じれば頬を伝う雫。それを拭うこともせず私はさっきよりも広く舌を使ってソコを舐め始めた
独特な匂いが鼻孔を抜けて普段なら口にすることのない生物特有の温もりを感じて反射的にえずきそうになる
それをグッと堪えて拙い舌遣いでソコに触れ続けていると少しずつ反応を見せ始めた。……ようやくスタートラインが見えてきた。これで始まり、絶望でしかない
「…………ん、……ぅ……?」
寝息の中に声が混じり始め、脚がぴくぴくと動き出す。その頃にはすっかり硬さを得たソレは雄々しく私の前にそびえ立っていた。少しだけ闇に慣れた目がソレの輪郭を朧気に捉える。燕青のもしっかり大きい。英霊ってのはみんなそうなのかもしれない。今の私には不都合な事実に辟易する
「…………」
大きく口を開き、私はソレを咥える。再度頬に雫が伝った
- 101二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 20:10:54
保守
- 102二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 07:18:16
刑部姫の部屋で読んだ漫画の中には嬉々とした表情でコレを咥えて舐め回している女性が描かれたものもあった。口内にじわりと広がり出した粘液さえも美味しいと言って笑ってたっけかな。嘘つき。すごい気持ち悪いよ。今すぐ吐きたい
絶えず溢れる唾液を飲み込みたくてもソレが邪魔をして結局顎へと流れ落ちていく。半分どころか亀頭部分くらいしか咥えてないのに既に苦しい
「──ッ、……ぐ、……ふ、ぅ」
苦しくて悲しくて辛くて諦めたくなるけど、みんなで帰ろうってバーソロミューの言葉を思い出して私は顔を引くことはしなかった
帰りたい、じゃない。帰るんだ
きっと今頃大騒ぎになってる。私達のために大勢の人が、サーヴァントが手を尽くしてあらゆる手段を行使しているはずだ
だから帰らなきゃ。ただいまって言いたいから
「…………」
──終わらせる
現実を拒絶するように強く閉じていた瞼を開き、そう思い直した時、ようやく状況は変わった
「────ぅ、……あ?────ッ!?誰だ!!?」
バサァ!!!っと勢いよくタオルケットが剥がされるのと部屋の明かりが点灯したのは同時だった。急に強い光に当てられて眩しさに目を伏せた
どれだけ強く放り投げたのか、ベッドから遠く離れたところでタオルケットが落ちる音。その後に聞こえた息を呑んだ声。寝起きだからか少し声が掠れていた
「は、……あ──?ま、ます……は?……なん、これ…………どういう──っ…‥!?──!!!」
顔の角度を少し上げれば身体を起こした燕青と目が合う。普段のスタイル通り上半身は何も着てなかったようで、唯一乱れて前に流れた髪が僅かに肌を隠している程度だった
アサシンである自分が部屋への侵入に気付かなかったことへの動揺、その侵入者がよりにもよって自身のマスターであると言うことへの混乱、そして……知らない間に火照った身体と快感を受けて、燕青は珍しく表情を二転三転させていた
「……おふぁよ、えんへい」
ソレを咥えたままいつもよりトーンの下がった声で、いつものように挨拶をしてもいつもと違って返事はなかった
- 103二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 18:33:36
ほす
- 104二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 06:32:25
保守
- 105二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 17:40:42
ほーしゅ
- 106二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:45:54
「……なに、してんだよマスター……とち狂っちまったか……?」
「……っ……はぁ……、違うよ。……これ、例のミッションなんだ」
話をするために一度ソレを口から放すと二人分の体液で濡れそぼった亀頭が露わになった。てらてらと光を反射していやらしいことこの上ない。ココをそうしたのは自分だけどその事実を目視し続けるのは嫌だったから咄嗟に視線を横に流す
「はあ?俺は選ばれてねえだろ」
「選ばれてないのが可哀相だからって管理者(仮)権限で追加されたの。他の二人も、昨日の夜シてきた」
「……っ、マジかよ……。そいつらも同じようにしたのか……?」
「全員条件はバラバラ。だけど燕青は、あー……、その……く、く、ちで、するようにって指定、された……。手は使うなって」
「…………へえ……」
一応今回の条件を改めて説明する。と言っても至極シンプルな内容で、朝一番にヌいてすっきりとした気持ちで一日を始めてもらいましょーねってだけの話。タイミングが問題なだけで難易度は他の二人より遥かに低い。……もしかして口のみって条件付け加えたのってそれが理由?だとしたら向こうの欠陥じゃん!?
「──なあ、マスター。早く終わらせるかもしれねえ案を思い付いたんだけどさ」
言いながら持ち上げられた燕青の手がぽすん、と私の頭に乗りそのまま小さく左右に動く。……え、なんで撫でられてるの私
「な、なに……?案?この頭のは……」
「朝勃ちしちまった俺のために頑張ってくれてる可愛い可愛いだぁい好きなカノジョを褒めてる図。的な?どの道やらなきゃならねえんだし、だったら互いに険しい顔してるよりそれっぽいシチュエーションイメージした方が嫌な気分も誤魔化せねえかなって。んでそういう気分になった方がイきやすいんじゃねえかと思うわけよ。だから、ちょっと試しにやってみねえ?」
- 107二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 07:15:40
保守
- 108二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:56:40
保守
- 109二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 23:23:28
「……っ、いいねえ、それ好き」
「んっ……」
あれから燕青は私を恋人に見立てて接し始めた。一口食べるとねっとりと舌に残る濃厚なショコラみたいな甘さを声に含ませて事ある毎に私を褒める。今だって指で髪を梳くように頭に触れながら吐息マシマシに私を褒めた。けどそれ好きって言われてもこっちはただ浅くモノを咥えているだけで特別何かすごい技術を披露したりはしてないからどれのことだかさっぱりだ
「苦しくさせてごめんなあ?マスターが一生懸命頑張ってくれてっから嬉しくてさ。自分でヤる時よりデカくなっちまってるのかも。……っあ、……けど、もう少しだから……もう少し頑張れるな?」
生理的に漏れ出る涙をまるで本当に心から愛しい相手に触れているかのような優しい手付きで拭われたあと私は頷く。頑張るよ。頑張らなきゃ
にしても目を細めてどこか恍惚としたような顔で私を見下ろす燕青の演技力の高さよ……。下らないことにも嬉々として付き合ってくれる近所の仲良いお兄ちゃんみたいな一面ばかりを見て来たから今の燕青は全然違う人みたいでその差に圧倒される。はらりと肌を滑り落ちベッドへ広がる長い黒髪がまた艶めかしさを増長させ、なんと言うか、うん、雰囲気に呑まれて勘違いしそうになるから直視出来ない。なんだ、なんなんだ、あなた傾国の人かなんかだったっけ……?
「ん……なんで目逸らすんだよ。ちゃんと俺の方見ろって」
「……んぅ、や、は……えんへ、かお……やら、ひぃ……」
「ッ、あー……今のやべえわ、クる……。ったく、可愛いなぁマスター……ッ、ぅ、……」
何が刺さったのかわからない……。でも自分で宣言しているようにそろそろなのはわかる。なんかそんな気がする。ああ、また不必要なものを覚えてしまった……
「──あ、も……出、る……で、っ、やべ──ッ!」
「あぐっ!!!」
「う……!……っく、ぁ、ぁ……ぅ…………!」
突然世界がぐりんと回り、突如首の後ろが痛み、唐突に口内が空っぽになる。…………なんで私は天井を見てるんだ?首ちょっと痛いし……
急に戻したらもっと首痛めそうだったからゆーっくり顔を下ろすとさっきまでより色気が何倍にも膨れ上がった燕青の姿がそこにあった。これはもはや国を興す勢いの色気……!
- 110二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 07:22:25
保守
- 111二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 18:01:51
保守
- 112二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 23:00:09
「あ──あっぶ、ね……ぇ、……ふうー……」
肩を撫で下ろし安堵する燕青の腹部を彩る大輪の華を穢す白濁液はどろりと卑猥に肌の上を伝っていく。ソレ自身には燕青の手が添えられて、腹部に向けて大きく仰け反らされていた
「悪ぃ、マスター。首、痛めてねえか?」
「だ、大丈夫。でもいきなりで、びっくりは、した……」
「……いやー、俺のカノジョ可愛いなー最高の気分だなー、って浸ってたらさ。危うくそのままマスターの口ん中、出しそうになっちまって……危ねえ危ねえ」
「それはほんとに危ない!吐くぞ!目の前で!それされるくらいならアイアンクローされて急に上向かされるくらいどうってことないね!」
そう返せば燕青は「悪かったって」とばつが悪そうに続ける
とりあえず口から零れた体液で汚れた顎を手で拭っているとカチリと鍵が開く音がした。……良かった。寝起きに(と言うか寝込みからだけど)口でしろってのは100%達成出来てると言い切れたけど難癖つけられてやり直し!とか言われたらどう暴動を起こそうか考えてたから。ほんっとーーーーーーに良かった……!!!
「はぁ、えんせ──、ん」
不意に燕青の手が頭に乗せられる。でもさっきまでと違って特に動くとかはなく、なんの意図だろうと見上げれば眉尻を下げて困ったように微笑む燕青が居た
「どうかした……?」
「んー?なんだろうな、まあ、お……従者の心も色々複雑ってな。────うん、気にすんな!」
「ぎゃっ」
恋人に向けた優しさは条件達成と同時に失われ、燕青の手はわっしゃわっしゃと粗雑に私の頭を撫で髪を搔き乱す。それはよく知る手付きでもあって、いつもの燕青だって少しホッとした
「俺が言えた台詞じゃあねえが口ん中気持ち悪ぃだろ。さっさと自分の部屋でゆすいできな」
後のことはやっておく、とそう言いたいんだろう。その意を汲んで燕青に追い出されるようなかたちで私は部屋を後にし、
「────ッ、……!」
全速力で自室へと飛び込み洗面台で口いっぱいに水を含み、吐いた。何度も、何度も、それを繰り返した。二回目だけどやっぱり慣れない。……慣れたく、ない……。でもきっとこの先も私は口でアレの相手をしなければならないんだろう。どうせそうなる。ほんとになんでこんなことをさせるのか……。誰も答えを得られないまま、またあの時間が来るのだ
- 113二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 23:01:41
- 114二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 07:25:54
- 115二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 07:27:59
- 116二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 17:51:16
保守
- 117二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 01:33:39
…………昨夜を合わせても12時間にも満たないはずなのに体感一ヶ月ぐらい経った気がする。それだけ精神が疲弊しているということか……当たり前だァ……!
とうとうサーヴァント10人、全員と、そ……そういうことをしてしまった。最後まではしていないとしても、こんなのあっていいことじゃない!不純過ぎる!
けれども不純異性交遊は続く。終わりは見えない。はぁ
鏡の中の私と重い溜め息を吐き合い燕青に乱された髪を整えて改めて部屋を出た
起きたのが早かったから珍しく大部屋には一番乗りで、暇つぶしに支給されたというアナログゲームが置かれた棚へと向かいみんなが集まるのを待つことにした
馴染みのある一般的な物からどう見てもサーヴァント達だよなって言う見た目のコマが同封された物まで多種多様。……誰が作ったのコレ……フォウくんやコンを絵柄に使ったトランプは可愛いけど
箱の裏側に書かれた簡単な遊び方を次々読みながら面白そうなのがあるかチェックしていると、続々とみんな起きて来てそう掛からない内に全員揃った。一番遅かったのは燕青。まあ、うん……シーツとか汚したもんね……
今度は申し訳ないって理由で目を合わせられない。けど視線を逸らした先にはパーシヴァル、再度逸らせばディルムッドとどこを向いても直近で相手した誰かしらが居た。見る限り向こうは態度も雰囲気も平時と変わらない。対して私は視線の落ち着ける場所を探してぐるぐる目まぐるしく眼球を動かしていた。だってさ、転移先で行為に及ぶのとそれぞれの部屋で及ぶのとでは重さが違うじゃん?どうしても鮮明に思い出してしまうじゃん!?そんな状態で顔なんか見れるわけないじゃん!!!
結局壁掛けテレビに固定することで私は一時の安寧を得た。まあ、すぐ消え失せるんですけどね!!!
「──今回は私か。────ほ────、ほう…………。ふん、下らない。マスターくんが出来ることは私をこの姿にまで導くことだけ。これ以上私を変えることなど不可能だ。ふむ、これは困ったなぁ。マスターくんがどう思考を巡らせ、どう動くのか……、精々楽しませてもらおうじゃないか?」
冷静に言葉を紡いでさも余裕ありまーす、平気でーすって感じに取り繕ってるけど確実に100%間違いなく一瞬止まったよね?ね?
- 118二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 11:22:31
ほ
- 119二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 17:52:57
「……言っておくが、今の私は前回の私とは違う。あの時のように容易く手玉に取れるなどと思わないように」
────と、自信満々に言っていたのは誰だったか
「…………ッ、ぅ……んん、ンっ、ぐ……っふ…………!!」
いつもの白い大きなベッド。それ以外扉さえない時が止まったかのような静まり返った部屋の中ではどれだけ小さくとも声は届く。枕に顔を押し付けても、下唇を噛んでも、どれだけ気を落ち着けようとしても意味はない。私が指を動かせばモリアーティは啼く
まあ、再臨段階を変えて精神が善良な数学教授から悪のカリスマになったとしても身体は一緒なのだから、その……快楽を感じる度合いもまた一緒ではあるわけで。本人もそれはわかってたとは思う。でも耐えられるしなんなら跳ね除けられると思ってたんだろう。自分の身体に関する計算くらいはしてるはずだ。ただ、人の身体と言うものは計算で全て導き出せるほど単純ではないし、計算式が正しくても理不尽に答えを捻じ曲げる。正に今がそうだ
モリアーティの希望でベッドに座り、私は背後から彼に抱き着くかたちで行為は始められた。多分だけど前回イった時の顔を真正面から見られたのがこっちのモリアーティにも少なからず響いてるんだろう。本当にすまないと思っている
自分で服を脱いでいる間はまだ薄い笑みを浮かべていた。こちらを揶揄するような発言も出来ていた。けれど思ったより貧弱ではなかった胸元に指を這わせたら、それだけで息を洩らして肩が震わせたのだからその時点でこうなることは予想していたと思う。こっちのモリアーティはプライド高いから認めはしないだろうけど
「……マ…………ァッく、……ぅん!……」
胸をやわやわと揉んでいる分にはくすぐったそうにしているだけだったけど、緩い刺激を受けて硬くなった突起を軽く撫でたらもうだめだった。前のめりになった身体はそのまま段々と倒れ、掴み寄せた枕に顔を埋める。息苦しさよりも声を押し殺すこと優先したようだ
それ以降モリアーティはずっと枕に埋まり切ったまま。い、いつか窒息とかしないよね……?
- 120二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 00:27:03
保守
- 121二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 07:43:08
★
- 122二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 17:11:45
保守
- 123二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 23:29:31
愛撫の始まりは胸から。定番のシチュエーションだと思う。胸を弄られて濡らして、場合によっては一回軽くイっちゃったり
じゃあ自分もやってみよう、と自慰の中に胸への刺激を取り入れてみたことはあったけど正直特に気持ちいいとは思わなかった。やっぱフィクションはフィクションなんだとほんのちょっぴり、ほんとのほんとに少ーしだけ肩を落とした過去がある
「──ッん、んぅ……!」
だから余計に驚きを隠せないのだ。耳や首まで赤く染めて、シーツに爪を立てながら快楽に抗おうとするモリアーティの姿に
そして同時に湧いて来るのが探究心。そんなに気持ちいいもの?もしかして性別で感じ方違うとかあるの?ガウェインもそれなりに反応してたし……やっぱり男性の方が敏感だったりする?それが気になって仕方がない。……だって私はこんな風にはなれ────元い、ならなかった
「……、モリアーティ」
「──、──っ」
呼び掛けには答えない。答えられない。でも私は知りたい。その行為がモリアーティを辱めるものであると理解しながら、抑えが利かない
枕に隠すことの出来ない耳にそおっと顔を近付けて息を吸う。その音が聞こえたせいかモリアーティが身じろいだ。…………ああ、どきどきが止まらない。──この赤らんだ耳を見ているとどきどきして、ぞくぞくする──!
「ねえ、モリアーティ」
「────ぅ……ッ」
「胸、そんなに気持ちいい?」
「──!」
ぐりぐりと枕に押し付けたままの頭を振るという素直な行動で私の問いを即座に否定する。なにその反応。普段の巧みな話術はどこ行っちゃったの?それに気持ち良くないと言うなら──
「うそつき」
「ッンン!!!?」
──どうしてココは濡れてるのかな?ねえ、モリアーティ
- 124二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 07:39:05
保守
- 125二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:53:34
ほ
- 126二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:55:47
しゅ
- 127二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 07:22:53
先端を撫でると粘液が音を立てる。熱くて硬くてとろとろで、これで快楽を感じていないなんて猿でも嘘だってわかるのにモリアーティは否定し続ける。顔を見せることも出来ないのに…………ちょっと待って、ほんとに大丈夫だよね?耳が赤いの息苦しいせいもあったりしない?声のくぐもり具合からして相当強く押し込んでるよね……。────うん、よし
「ッ!」
「息苦しいでしょ、顔上げよ?」
顎下を滑る指が枕に触れる。隙間など作らせまいと更に強く顔を埋めて抵抗しようとするモリアーティのソコを一回擦り上げれば全身が揺れた。隙あり
「あっ──!よ、よせ──やめ……っ、あぅ、ッン!」
鼻と唇、そして枕との間に私の指が入り込み生まれた空洞で少しは呼吸も楽になったことだろう。代わりにモリアーティのプライドがひどく傷つくことになるのだけど
「──ふ……っ、ぅ……ぐ、くぅ……ぅぅ──ッあ、アッ!」
「もっかい訊くよ。胸、気持ちいいんだよね?」
「ちがッ──ち、っ……」
「うそ。軽く撫でるだけで腰動いてる」
「うぅ……む、ぐぅ……!!」
「気持ち良くて声が出ちゃうからずーっと枕に顔押し付けてたんでしょ?違う?」
「……ぐ、……うぅ…………ッンぁ、あっ!」
きゅ、と胸の突起を軽く抓み上げるだけでモリアーティは啼くし、零れ落ちたばかりの温かな雫が私の指を濡らす。……また泣かせちゃった
でもそれは泣くほどに気持ちいいってことでもある。私の知らない快感。私も得ることが出来たのかもしれないもの。知りたい。それがどれほどのものなのか
──思えばこの時既に私の理性は薄れていた。モリアーティのことなど考えず自分の欲だけを貫こうとしている時点で気付くべきだった。部屋が持つ精神干渉魔術の発動タイミングが早まっていることに
- 128二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 18:28:07
ほ
- 129二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:19:14
「男の人ってみんなこうなの?それともモリアーティだけ?」
「っ──!ぅ──ぅう…………」
「もしかしてだけど、前から自分で触ってたから敏感になっちゃってるとか?」
「は、ぁ!?」
「あ、実はもう開発済み、だったり?」
「そ……なっ、わけ!あるか……ッ!愚弄するのも大概に、っし、しろぉ……!」
「そんなつもりはなかったんだけど……。でもじゃあなんでこんなになれるの?」
「ッ、ひ──ぁ……!!」
「ねえモリアーティ。教えて」
耳元で乞いながら指で突起を弾く。答えを求めているくせにまともに言葉を発せない状況に追い込むとか、ひどい矛盾だ
その矛盾の被害者であるモリアーティは頑なに口を割らない。このままじゃどうあっても教えてはくれない。それは察せられた。だったら趣向を変えよう。──私は胸から下半身へと手を移し、ソレを握った
「あ──ッ、ま、──ぅ、ッ────!!」
一回イったら頭ゆるゆるになって口も緩くなってくれないかな、なんて馬鹿な考えで私はソコを音を立てながら擦り続けた。既に胸で快楽を得られているモリアーティ相手にそれをしたら欲してる答えが遠ざかるだけなのに、それにさえ気付けない。頭が緩いのはどっちなのか
「ふ……うっ、ぁぁ──ンッ、あッあぁ──!!!」
片や涙と唾液、片や精液。両手がモリアーティから溢れたもので濡れて、私はようやく気付く。己の愚かさに
- 130二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 07:38:51
「あ──、わたし……!」
慌てて手を引くとモリアーティの身体が横向きに倒れ、彼がずっと隠し続けていた顔を見ることが出来た。汗ばんだ身体を上下に揺らしながら息をするモリアーティの目元は濡れたまま枕に顔を押し付けていたせいかメイクが伸びてぐちゃぐちゃで、その乱れた姿を前につい同情心が芽生えてしまう。……本当にひどい話だ。自分で自分を殴っても気が済まない
「も、もりあ────」
名前を呼びながら顔を覗き込むのと急に鋭さが増した視線が向けられたのは同時で、身を引く間もなく私は影の中に納められた。掴まれた手首に細い指が食い込む。痛い……。でもそんなことを言っている余裕はない。濡れた闇色の双眸が見下ろしている、この状況では
「──っはぁ、はぁ……!」
「モリ、アーティ……」
「……ハッ、なんだその顔は……。私を、憐れんでいるのか?ああ、そうだろうとも。今の私はそれはひどい顔をしているだろうね!」
「ッ……」
「なぜかって、そんなこと私が知りたいさ!今までこんなこと一度もなかったのに、急に、こんな──っ……!!!」
細身とは言え私よりも重い身体で跨られてはどうしようもなく、ただひたすらモリアーティを見上げるしか出来なかった
けれど忌々し気にしかめていた顔はチャンネルを切り替えたように突如真顔に戻る。それがパニックカットの効果だとこの時の私は気付かない
「────はあ、大方魔術の精神干渉によって狂わされていたのだろう。ああ、それしかあるまい」
「モ────っ!?」
「それでもおいたが過ぎるよ、マスター」
いきなり静かになったことに戸惑っている間にモリアーティの顔が首に寄せられ何か柔らかいものが触れた。それの正体に気付く前に、ちゅう、と強く長く吸い付かれる。小さな痛みが走り、って……えっ、ま、まさか…………!
- 131二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 18:45:42
保守
- 132二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:28:40
「……ふむ、我ながら綺麗に咲かせられたものだ」
「ちょっ、いま、キっ……キ!」
「この程度、私が受けた恥辱に比べれば可愛いものだろう」
「っぅ、ぐ……、……か、返す言葉もございません……。でも、なんで」
「誰かがこれを目にしたら何が起こると思う?」
「え……別に何も起こらないんじゃ……」
そう返せば「あーほんとこいつ馬鹿だなー」とでも言わんばかりの顔をされた。わっざとらしい溜め息と一緒に!……は?はああーー!!?
「君は馬鹿だな。そしてとことんまで鈍いと来た」
「結局言ったし!!!なんか追加されたし!!!」
「コレを見た者は即座に思うだろう。誰がコレを付けたのか、と。疑問だけで終わればいいが、犯人探しを始める者も居るかもしれないね」
「それが、なに。それって結局モリアーティが犯人だってバレるだけでしょ……?」
「おや、露呈することをお望みかね。なぜ私がその痕を付けたのか問い質されたら私は素直に話してしまうぞ。マスターに辱めを受けた意趣返し、だと」
「────」
「自分が得られなかった快楽が如何ほどのものか知りたいがために淫猥なやり方で私に迫ったのだ、と。……間違いではあるまい?」
あくどい笑みを最後に浮かべる彼の計画は詳らかにされ、そして完成した。さっきまで啼いていた男と本当に同一人物なのかと疑う。いやあっちの顔の方が本来有り得ないんだろうけど
- 133二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 07:32:12
「ど」
「んー?」
「土下座でも土下寝でもなんでもするからそれだけは!それだけは許して!」
「ああ、うん、要らない」
「そこをなんとか!色々終わる!もう終わってそうなのに更に終わる!」
「……私相手以外にも色々やらかしているような口ぶりだねえ。……まあ、安心したまえよ。髪と襟で隠れ普段は見えない場所に付けた。君が受けに回り衣服を脱ぎさえしなければそう気付かれないだろうさ」
「確率にぶいちなんだけど!?」
「であればコレを見ても気にしない者が攻め手に選ばれることを祈るか……」
モリアーティの手が残されたキスマークをつつ……と撫でる。こそばゆくて身震いすれば一気に形勢逆転している現状が楽しいのか一層笑みが深くなった
「自然に消えるまでの間誰の目にも映らないよう君自身が努めるしかないだろうね。精々励むといい」
「こ──っの────!」
怒りや焦り、その他諸々を込めて拳を握るもそれを振り上げることは叶わず、せめてもの抗議として両脚をばたつかせた。けれどモリアーティから笑みが剥がれることはなく
そうこうしているうちに訪れる転移の時。そりゃそうだ。開発なんて要らなかったんだから、一回イくだけで終わる
「やはり悪い事と言うのは楽しいものだ」
「たっ、楽しいわけあるかー!!!」
数分前までの雰囲気は彼方に消え去り私達はいつもの関係に戻りながら部屋を後にした
- 134二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 07:32:32
- 135二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 17:59:56
- 136二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 18:01:42
- 137二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:12:44
大部屋に戻るとモリアーティはいけしゃあしゃあと椅子に腰掛け足を組む。様になってるのがまた腹立つ……。こっちは首の跡がバレやしないかとひやひやしてるってのに!あー、もう、蚊でも居てくれたら刺されたんだって誤魔化せるかもしれないのに……。さり気なく首引っ掻いて傷跡上書き出来ないかな……。偽装がバレたらもっと面倒なことになるかな……。うぅぅ……!!!あの時の私よ……!!!
表立って心配することさえ許されず、平静を装いながら次の指示を待つ。それは他のみんなも同じでプレイ途中のボードゲームから画面へと目線を移していた。そう言えばプレイヤーが途中で選ばれた場合はやり直しするんだろうか……。……いや、私は永遠にその立場になることはないから別にいいか、どっちでも。ケッ!!!!
「──おや、呼ばれてしまったようだ。すまない、このゲームはモリアーティに引き継ぐか私を抜いて続けてくれ」
「あ、そういうルールだったの」
マスター:攻め
画面に映し出された役割を見てとりあえず安心した。するのもおかしい話ではあるけど、今はさせて欲しい。それにバーソロミューなら万が一見られてもそこまで大事にはならないだろう。例え訊かれたとしても私が話したがらなそうな雰囲気を見せれば引いてくれる。ラインはきっちり見極められる大人だ。ふぅー……
転移を終えた先はいつもの……いや、違う。明らかに違うものがあるし見慣れたベッドがない。部屋の真ん中にでん!と置かれたそれしか、ない
「……趣味が悪いね」
「そーねー……」
形状を一言で例えるなら分娩台。けれどその材質が、その、西洋の城の地下にありそうな感じと言うか、とても硬そうと言うか。拷問器具のようだ。……カーミラさんでもどっかに居る?
- 138二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 07:41:10
保守
- 139二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 19:13:19
保守
- 140二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 01:53:22
改めて台を間近で見たり触れてみて危険性がないか確認する。硬そうに見えたのは骨組み部分だけで実際に身体を預ける部分はちゃんとクッションらしきものがはめ込まれており程よい弾力があった。だから気の遣いどころ間違ってんだって
しかしこの部屋を脱する条件が脚を開いての拘束だったからてっきり足側にだけ拘束具的なものがあるのかと思ったらなんか頭側にもありますね?これもしかしなくても両手頭上で拘束ってことですね?え?なんかとんでもない図にならない……?あ、よく見たら太腿当てるとことか腰用のベルトも脇に垂れ下がってるし……。徹底的に縛る気だコレ……
「…………」
「大丈夫?バーソロミュー」
「ん……ああ、もちろん。前にも言っただろう。どんな恥辱を前にしても従うと。やり切って見せるさ」
帽子や上着を脱いで軽装になったバーソロミューは台に身を預けそれぞれの拘束具をはめられるよう体勢を合わせる。そして目で訴える、枷をはめることを。……そうか、その役目は私か……
「既にビジュアルがやばい。何のパッケージだ。本か?DVDか?配信のサムネか?」
「君の名誉のためにもその発言達は聞かなかったことにさせてもらうよ。────ぐっ」
「わっ!?」
台の後ろに回り頭上に持ち上げられた両手首に革のベルトを掛け金具に通すといきなり独りでに動き出し、皮膚に食い込むほどきつく手首を締め上げた。緩めにしようと思ってたのに!
他も当然同じ仕様でベルトを回す度ギチギチにバーソロミューの動きを縛り上げる。ほんとにそういうののやつじゃん……。ガングロイケメン海賊拘束イカセ〇時間みたいなタイトル付くやつじゃん……!
- 141二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 11:21:34
マスターだんだん慣れてきてるね
- 142二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 16:46:11
保守
- 143二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 00:43:36
全ての拘束具をはめ終えて、それだけで一仕事終えたような気分になる。何が嬉しくてこんな恥ずかしいポーズをしてる仲間を見た上にそれを自分で固定しなきゃいけないんだ。そういうのは互いの需要と供給が噛み合う二人でやるべきなんだよ!!!サディストのSってなんの意味か知ってるか?サービスのSなんだよ!!!
意気消沈しつつそれでもバーソロミューのズボンに手を掛けて「あ」と声を洩らす。クッションにしっかりと沈み込んだバーソロミューの腰に、ガッと開いた脚。……もしかしなくてもズボン、下ろせなくない……?やったな……?
「バーソロミュー、腰って全く浮かせられそうにない?」
「……ん……。無理だね。微動だにしない」
「そう……。どうしよう、これズボン脱がせられないと思う。ちょっと一旦ベルト外せないか試してみる」
だめでした。知ってた
「ごめん、早計だった。手がああなった時点で気付いてれば……」
「そこは私も同罪だ。気に病む必要はないよ」
「……こうなると……」
台の脚に立て掛けられたバーソロミューの装備品に視線を落とし、その中からカトラスを手に取る。かくなる上はこれでズボンを裂くしかない
ちらりとバーソロミューに視線を向ければ彼も同じことを考えていたのか頷かれる
「くれぐれも扱いには気を付けてくれ。レディに傷を残したとあっては私はそれを手放さなければならない」
「大袈裟だなあ」
まあ不安になるのも無理はない。数えきれないほどの武器を見て来たけど実際に触れてみたり構えてみたりなんてのはそうなかった。そんなドドド素人が握るガチの武器なんて危険なんてもんじゃない。ナイフくらいならまだ扱い切れただろうけど残念ながらここにはあるのはそれよりも遥かに大きなカトラスだ。どうしようもない
慎重に慎重にもういっちょ慎重に、しっかり持ち手と鞘を握りカトラスを抜いて股間付近の生地に切っ先を宛がうと一呼吸置いて私は小さく手を動かした
- 144二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 12:12:08
保守
- 145二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 20:23:14
バソも3回目きたか。
- 146二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 07:24:03
保守
- 147二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 19:00:14
ho
- 148二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:30:56
最後まで油断しないよう慎重にカトラスを鞘へと納め再度台の脚に立て掛ける。なんとか目的は果たせた。勢い余ってバーソロミューにブスッ、とかならなくて本当に良かった……。なんて、安堵もしていられない。早くしないとまた暴走しかねないんだから。今回のバーソロミューには私を止めることは出来ないだろう。尚更そうなる前にやり切らないと
──ビッ
ズボンに作った小さな裂け目に指を挿し入れぐいぃっと横に引くと意外にもすんなり大きな穴へと変わった。普通の布地で良かった……。しかしいくら部屋に戻ったら直るからと言って刃物で服を裂いてそれを手で広げていくとかますますそういうやつじゃん……?いやぁぁぁぁ……
拳一個分くらいにまで広げた穴から見える下着に手を伸ばし包み隠されているソレに触れると既に少し膨らんでいるのがわかった。下ろすのは無理でもズラすくらいは出来る。片手で下着押さえとけばなんとかいけそうだ
左手で下着を下に引きソコを露出させて右手で握る。それだけで明らかに硬さが増した
「ずいぶんと躊躇いなく触れられるようになったね。もうあの時の君ではないと言うことかな」
「そりゃもう10回は触って来たんだから嫌でも慣れるよ……。不本意だけどさ」
「10回……?君が攻め側を務めた回数はそこまで行っていないと記憶しているんだが」
「おっ!おおよその!話!それより始めよう!バーソロミューだって魔術で頭おかしくなりたくないでしょ!」
「っ」
強引に話を切り上げてソレを扱き始めるとバーソロミューもそれ以上何も言って来なかった。ふー、あっぶなぁ……!なんでいちいちそんなこと数えてるんだよバーソロミュー……!
別にパーシヴァル達とのことがバレたところでああなった原因は私にはない以上軽蔑されたりはしないってわかっているけど出来るなら隠し通したい。って言うかマジで私のせいじゃないじゃん。選ばれ方に法則とかなくて完全なランダムっぽいし。なのに選ばれなかった人達可哀想、だからお前働けって……責任転嫁も甚だしいな!?
- 149二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 07:37:35
保守
- 150二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 19:06:58
保守
- 151二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 07:00:51
保守
- 152二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 18:13:50
保守
- 153二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 00:20:58
相変わらずビッグサイズなバーソロミューのモノを、相変わらずの適当な手付きで扱く。そんなでも良いは良いようで手のひらはしっかりとした拍動を感じている。んだけど……だけど、だ
「……は、ぁ……、っ」
バーソロミューの表情がなんとなく暗い気がする。なんだろう、なんて言ったらいいか。いまいち乗り切れてない感じ……?な、なんだー?
これが正しい男女関係ならスパッと切り出して難があるなら日を改めるって選択肢も取れるけど…………いや、訊くだけはしておくか。どうせ私があれこれ考えても答えなんか出ないんだし
「バーソロミュー。率直に訊くけどなにか気に掛かってることでもある?それとも、実はあんまり気持ち良くない、とか……心と身体は裏腹的な……」
「ん……、いいやマスターの手は温かく柔らかく、動く度甘く痺れるような快楽を与えてくれているよ。自信を持って良い」
「要らないですそんな自信」
「すまない、冗談が過ぎた。その冷ややかな目を向けるのは許して欲しい」
「ん。……で、何か思うとことか、ある?」
「……口では受け入れると言ったが実際この体勢で拘束されてみたらどこまでも情けなく屈辱的だと感じてね……。そのせいで集中し切れない。と言ったところかな」
「……まあ、ほんとすごい光景だもんね……」
身体は気持ち良いけど、気持ちは良くない。つまりはそういうことかな。言葉遊びみたいになってるけど
気が散るとイけるものもイけない。じゃあバーソロミューの意識をしっかりこっちにだけ向けさせるには…………まあ、あれが一番だろうなあ
- 154二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 07:29:20
「バーソロミュー、こっち、見て」
呼び掛けたのちぶんぶんと頭を振りわざと髪を乱す。すると思惑通り前髪のカーテンが視界に下りた。とは言っても別に見えなくなるとかそんなことはなく、髪の隙間からその表情はしっかり見て取れた。バーソロミュー・ロバーツと言う自他共に認めるイケメンの、イケメンメーターを一瞬で更地に変えてしまう残念なその顔を
「今だけメカクレにな」
「あ……っ!」
「えっ」
──ぴゅっ
過去最高に悦に入った顔をして私を見下ろすバーソロミューのソコからまっすぐ天に向かって放たれた熱。それは重力に従い股間付近にぱたぱたと落ち、私の手を汚す。その間私は何が起こったのか理解出来ず呆気にとられていた
え、今出した?出したよね?私の手に白いまだら模様が生まれてるもんね!?……メカクレを、見ただけでイった……?まだ出そうな感じなんてかけらもなかったのに、メカクレになっただけ、で……?────え、こわい
「マスター」
「ふぁい……」
「声が震えているね、驚かせてしまってすまない。いきなり出してしまったことも申し訳ないと思っている。本当だとも。けれど聞いてくれ。こればかりは仕方がないんだ。メカクレには無限のポテンシャルが秘められていることは君も知っていることだろう。メカクレはその者の持つ魅力を上限以上にまで引き出す。元よりマスターのことは魅力的な女性だと思っていた。そんなマスターが私の、そう……この私を鼓舞するためにメカクレの道を歩み始めてくれたのだから当然興奮もする。肉体の快楽は充分与えられていたところに心の快楽である最高級のメカクレが足されたのだから即座に達してしまうのもまた当然の話。むしろその瞬間に達しなければ失礼に値する。そうだろう?そうなのさ。つまり言いたいことは一つ。メカクレマスターよ永遠なれ!!!」
「このひとひといきでいいきった!こわい!!!」
思わず漢字を忘れるほどの衝撃。それくらい彼の語る熱意がすごくて、すごすぎて、引いた。シンプル怖い
もう安易にメカクレ属性を借りるのはやめよう……。あと別にメカクレの道は歩んでないですぅぅ!
- 155二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 07:29:57
- 156二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 19:07:35
- 157二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 19:09:24
- 158二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 06:23:41
ほ
- 159二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 17:26:41
ほ
- 160二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 23:05:18
マーリン宜しく花でも撒き散らしてそうなほど喜色満面なバーソロミューとその横でさり気なーく距離を取りながら戻って来た私を見てみんなは何を思ったろう。ポジションと条件が明かされている以上バーソロミューが辱められた、と言うのは容易く考えつくだろうけど帰って来た本人の顔がこれだものな
普段の言動からメカクレへの愛がどれほど深いのか知ってたつもりだったけど、メカクレが現れただけでイっちゃうとまで思わなかったよね……。あの時確かに握ってはいたけど動かしてはいなかったんだよ?しかもイった直後なのにあそこまで熱弁出来るとか、いやー、間違いなくその熱量はすごいって言えるんだけどどうしてもね。うん、引くよね
「マスター、君がメカクレの道を歩み直す時は是非私も連れて行って欲しい。君に似合う最高のメカクレパターンを見つけようじゃないか!アシンメトリー、パッツン前髪、センター分け……。ああ、君にはどのパターンが一番似合うだろうね!楽しみだ!」
「悪いけど私の地図にはその道記されてないんでえ!」
どんだけ私のメカクレに頭焼かれてんだ!!!周りのみんな見てみろ!!今の発言で色々察したみたいですっごく冷めた目で君を見てるぞ!!!そんなもん気にならないですってか!だろうな!!!!
少年のような屈託のない笑みを浮かべたままのバーソロミューをとりあえず椅子に座るよう促して、私はそそくさとそこから一番遠い席付近に移動する。その席にはちょうどパーシヴァルが座っていた。屈んでしまえば確実に陰に入って向こうからは見えないだろう。よし!
「──じゃあ行って来ますー……」
まあ隠れた頃にはもう次の転移が始まってるんだけどな!!!ばっきゃろー!!!
- 161二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 08:15:21
見事に鯖受けばかりでマスターちゃんお疲れさま……
- 162二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 12:53:10
転移先で待ち構えていたのはもはや安心さえするベッドと、それを取り囲む反射的に目を逸らしてしまうほどドピンクなアイテムの数々が並んだテーブル。なんかめちゃくちゃ色んなのあったなぁ!!?
「うわぁ……うわぁ…………」
「……現代には様々な道具があるのですね。用途はこの際目を瞑るとして、たゆまぬ探究心とそれを実際に生み出す努力は素晴らしいことだと思います。本当に、その……よく似せて作られて……」
「いい!いい!なんとか前向きな感想絞り出さなくていい!アホな現代人でごめんね!!!代表して謝る!!!」
召喚されるにあたってある程度の知識は得ているけどそれは現代で過ごすための最低限のものだ。だからあれらを一目見たところでそれがなんであるかを理解出来るわけがないのによりにもよって真正面に並べられているのが大小様々な男性器を模したモノなのだから気付くなって方が無理なわけで……。これ絶対狙って並べたろ……ふざけんなよぉ……。せめて箱に入れておこうよ、剥き出しはだめだってえ……
いくら偽物とわかっててもソレと酷似したものがいっぱいあるエリアに近付くのはちょっと躊躇われて最初の一歩がなかなか踏み出せない
「……」
「大丈夫ですか、マスター」
「大丈夫じゃないけど行かなきゃいけないからいっそ無理矢理手を引いてもらえると助かる……」
「ではこうしましょう」
ひょいっと急激に高くなる目線。その目線の先には近付いたディルムッドの顔。──なんで騎士ってこうも簡単にお姫様抱っこするの?騎士になるための必須事項なの?言いたいことはあるけどもういいやって身を任せることにした。行き着く先は同じだし
ベッドに近付くに連れそれらの存在が鮮明になる。博物館かってくらいにテーブルいっぱいに、でも奥の物も見えやすく取りやすく綺麗に並べられてて管理者(仮)のこだわりを感じるね。捨ててしまえ
「マスター、枕元に手紙が」
無事にベッドに下ろされてアウトなアイテムに囲まれ死んだ目になりかけている中、ディルムッドから手渡された紙を広げて今度こそ死んだ目で周囲をぐるっと見渡す
「この中から3つ選べ、か……」
- 163二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:57:58
保守
- 164二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:33:53
女性用、男性用、男女共用とおおまかにテーブルで分けられ、更に使用用途やサイズで細かく分けられている道具達。よく見たら傍らに簡易的な説明文まで添えられてらぁ……
ディルムッド相手に使う物なのだから男性用か共用の物……だけど、うぅぅ……直視したくないぃ……!そもそもなんで女性用の置いてあるわけ。今回私には使われないのに。──使う予定もないけど!!!
それでも渋々道具達を見て回る。挿入するものは当然ながら除外。一瞥しただけでそれ以降は視界にも入れてないんだけど一度目にしたら頭の片隅に残るくらいにはインパクトがあった。画像で見たことはあったけどほんとにあんな玉が段々に付いてるんだ……。あんなのをお尻に入れる……?実際に使われてるの……?あれが入って、抜き差しされて……感じ、る……?────やめよう、無意味なことを考えるのは
選ぶポイントとして一番大事なのは安全であることだ。いくらサーヴァントの身体だとしても治療に携わる人も居なければそれらしい設備もないここじゃ危ない橋は渡れない。いつ戦闘になるかもわからないんだから
「……ってなわけで選んだのがこれらなんだけど、……どう、ですかね……?」
太い鎖で繋がれてはいるけど人体に当たる部分はふわふわ素材で出来てるちょっとファンシーめな手錠
自分で宛がって確認済みの、一切光が入って来ないアイマスク。まあつまりは目隠し
これら2つが選択肢に入っていたのほんっと助かった……。じゃないと今頃私の心は弾け飛んでた。まあ最後のがある以上弾ける寸前までは行くんだけど
「それで、最後に、これ……」
震える手で差し出した物は私にはまったく縁のないマジの男性用アイテム。中央に切り込みが入った筒と言うシンプルな形状のそれを見たディルムッドはすぐさま諸々を察したのか「ああ……」と呟きながら頷いた
- 165二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:34:26
「な、なんかね!振動するのとかを下手に使うと刺激が強過ぎてその後に影響が出るとか逆に良くないとかあるらしくて!でもこれ自分で動かさなきゃいけないやつだからその辺調整しやすいかなって、思っ、て……!私は当然として、女性経験があるディルムッドでもこういうのは使ったことない、でしょ?だから初心者同士安全性の高そうな物を選んだわけで──」
求められてもいないのにまるで言い訳でもするかのようにそれを選んだ理由を述べていく。実際言い訳かもしれない。私がこれを選びたかったのではなく、ディルムッドのことを考えて選んだらこれしかなかった、とそう思って欲しいのだ
単純に恥ずかしい。でもそれ以上に話しながら自分の中にあった本心に気付いて自己嫌悪も相俟ってどんどん声は小さく、目線の角度は下がっていく。しかしその先にはディルムッドの下半身があった。否応なく想像してしまう。私は今から、手にしたこれで、ディルムッドのソレを──
「っ!」
尚更恥ずかしくなり終いにはぎゅうっと瞼を強く閉じた。どこ見てもメンタル削られるってなんだよ!!ヴァーーーーーッカ!!!
- 166二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 11:44:36
保守
- 167二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 22:16:17
ほ
- 168二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 07:44:13
しゅ
- 169二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 18:42:09
ホシュ
- 170二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 22:33:34
パステルピンクの周りを白いファーが縁取る色合いだけなら可愛い感じの手錠がディルムッドの手首を飾る
揃えて差し出された両手首に手錠をかける時、直近の出来事が頭に過ぎってひやひやしたけど幸いこっちは意思を持つことなく無事にやんわり拘束するだけに終わった。多少なりでも動きを封じてる時点で愛らしくはないのではと言われれば否定出来ない
「痛くない?」
「ええ。しかしどれだけ力を込めても引き千切れる気配は微塵も感じられない。どれもこれも魔術が施されているようです」
「ほんと、ここを作ったやつはなんなんだろうね……はぁ……次、目隠しするよ」
「はい」
黒一色に後頭部まで覆うタイプのアイマスクはまあ誰が使ってもそう違和感は生まれないデザイン。他にもラバー素材なTHE・目隠し!ってのはあったけど誰がそんなもの選ぶかよと
瞼を閉じて身体を少し前に倒し待機するディルムッドの頭からそれを被せ目許まで下ろすとこっちは自動補正機能が搭載されていたようで私の指が離れた瞬間、頭のかたちに合わせてきゅっと締まりずらすことさえ出来なくなった
「めっ!目!押し潰されてない!?大丈夫!?」
「……瞬きすることも出来ますのでその辺りの配慮はされているようですね。どちらにせよ何も見えませんが」
「説明文にその辺も書いといてくれればいいのに……私のせいでディルムッドの目が潰れたりしたらトラウマなんてレベルじゃないわ……怖かった」
グロい想像は捨てて、不安と緊張で顔を強張らせつつ最後の準備に取り掛かる
最後は、まあソレ。男性用自家発電補助アイテムのことだ
……好きな人の家で偶然見つけてドキドキハラハラなイベントどころか初対面と同時にそれ使って攻めなきゃいけなくなるなんて誰が予想したことか。…………はああぁぁぁぁ~~~
- 171二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 07:44:30
「え……と、よく揉んでから適量を中に入れる……。適量ってどんなもんなんだ……」
男性用自家発電以下筒にはチューブに入った何かが付属されていた。記載された名称はローション、つまりは潤滑剤である。それを説明通りぐにぐに揉んでいると最初は固かった中身が少しずつほぐれて段々と液体へと変わっていった。何気にこれ自体の温度上がってるな……揉まれて温かくなるとか、カイロみたい
徹底的に揉んで全部が液体に変わったのを確認して封を切り、口を筒に宛がった。私が持って来たのはモノが貫通するタイプのやつだから下から零れないよう気を付けないと……
目安は特に書いてなかったからとりあえず半分くらい注いでみたけど……まあ、電動のやつじゃないし量間違えても壊れたりはしないでしょ
「……じゃあ触るね。膝立ちしてくれる?」
「……、はい」
珍しくディルムッドの声が強張っている。視界を奪われ不慣れなものに大事なソコを委ねなければいけない状況だから不安を覚えてるのも無理はない、か
道具の準備が出来たとしてもソレ自体が起きていなければ使えない。指示通り体勢を変えたディルムッドの下穿きを下げてソレを露わにするとそのまま指を這わせた。少しの間刺激し続けたのちにしっかり屹立したソレを前に私は手を離す。そして、筒を構え────止まった
「…………」
「……、ま、マスター?どうなされたのですか」
「あ……ううん、な、なんでもない。なんでもないよ」
嘘です。なんでもなくないです。でも言えない。言えるわけもない
目隠しされて手錠されて完全に勃起したソコを曝しているディルムッドのいやらしい姿を見てなんかこう、胸がぎゅーってなっちゃったんだ!
──なんて。言ったらもうマスター失格だよ!人間としても!……、ああもう!なんでこんなこと思っちゃったかなあ!?あ、部屋のせいか!そうだな!?
思考が狂い始めてる。もう魔術の効果が出始めてるんだ。まずい!早くしないと!
「い、行くよディルムッド!」
「──っ!ぁ、こ、れは────!」
とろぉ……、とローションが零れかけてる底の穴に先端を宛がってグッと押し込むと、穴は広がりディルムッドのソレを飲み込んでいく。その瞬間ディルムッドの腰が大きく揺れた
- 172二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 19:00:02
保守
- 173二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 00:06:30
別にそっち系の趣味はない。なかったはずだ。少なくともリアルでは
女性主体のものだって読めるし、しっかり観たことはないけど実写の動画も大丈夫だと思う。でもそれはあくまでフィクションだから。自分は傍観者だから見ていられたんだ
実際にそういうコトをする時は身を委ねて、たまに求められた時に手を伸ばす。その程度だろうって思ってた
だってそれが普通じゃない?男性が主導権を握って一緒に気持ち良くなってってのが、普通。普通そうなんだ
だからこの胸のざわめきは私のものではなく、魔術のせいで精神が搔き乱されているんだと主張する
「っ……、ぅ……く……ッ!」
上から下、下から上へとゆっくり筒を動かせばディルムッドの手首の下で揺れる鎖が鈍く音を鳴らす。なにせ私も初めて使う物だ。速度や擦り上げる強さがどのくらいがベストなのかわからない以上様子を見ながら扱う他ない。そうなるとどうしてもぎこちなくなる
こう言うのって気持ち良くさせることに特化してるものだからハマり過ぎると女性のナカじゃイけなくなる可能性もあるとかなんとか聞いたことあるし……私が無茶なことしたせいで今後のディルムッドのサーヴァントライフに悪い影響が出たらまずいし……。それを思うと及び腰にもなるというもので
「……マスター、……っ」
「ど、どうしたの……ぉ!?」
呼び掛けに応じながら中途半端に拘束しているせいで行き場を失い宙を彷徨っているディルムッドの手をなんとなしに取ると即座に握り返され強く力を込められた。長い間離れ離れだった相手とようやく出会えた時のような、それくらいの勢いで思わず間の抜けた声が洩れた
「も、うしわ、け、ありません……、は……っ……ぁ、ですが……」
滅多に聞くことのないディルムッドの弱った声にドクドクと心臓が加速していく。アイマスクを外したらどんな顔が見られるのだろう、などと一瞬考えて首ごと雑念を振り払った。くっそ、気を付けないとすぐ意識持ってかれる!
「いい、いいよ気にしないで!なんならもっと、ほら!」
そう言って掴まれた手を引きディルムッドの身体を倒す。受け止めるのは私の身体。熱くなった身体が重なり、そこでハッと数秒前の自分を思い出す。──気を付けろって言った矢先になにしてんだあ!!!
- 174二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 07:38:51
hosyu
- 175二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 19:14:22
★
- 176二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 00:34:50
アイマスクの布地が首筋に押し当てられた時、一瞬やばいと思ったけど今のディルムッドは何も見えないからキスマークがバレることはない。良かった……
「マスター……」
「んん……ッ」
なんてことない言葉なのに声が洩れた。ほんとこういう時のディルムッドの声はすごくぞわぞわする。腰辺りの皮膚を内側から撫でられているような、そんな感覚が私を襲う。ディルムッドが吐息たっぷりのASMRとか作ったら初週でダウンロード数トップに上り詰められそうだなあ、なんてふと下らないことを考えてたらなぜか赤兎馬が猛スピードで人参咥えて爽やかにピースしながら頭を駆け抜けていった……。確かに声は良いけどさ、あのUMA……
「ぁ……ぅ、…………っ、ん……!」
軌道修正
ディルムッドの反応を見る限り、選んだ物との相性は悪くはないようだ。まあ、物はアレだけど一応現代人が色んな試行錯誤を重ねた果てに生まれた、ある種の叡知の結晶ではある。肉体的に健全な男性がコレで擦られて無反応だったらメンタルケアをおすすめするくらいには上質な品。って、説明文には書いてあった。自分では使えない以上、どれくらいの快楽を生むのか私には知る由もない
「……ッ、ま……マス、ター……ぅっ」
器用にも繋がれたままの両の手はそれぞれに違う物を握り締めていた。私の左手と、私の服。お腹辺りの布を鷲掴みにしていたのだ。こうなると私もディルムッドから離れることは出来ない
筒を根元まで下げると上部から姿を見せる亀頭はローションと体液ですっかり濡れそぼり射精の時を今か今かと待っているかのようにパンパンだった。初めての玩具で変なくせ覚えないようにってのは気を付けたいけどかと言ってこれをこのままで長引かせるのも気が引ける
それに私もそろそろこの声を聞き続けることに限界が来てる。気がする。ディルムッドが口を開く度耳を抜ける声や息がほんとにやばい。なんでこんなにセクシーな声してんの!こんなの誰だって心臓バクバクするわ!
- 177二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 07:40:14
「……ねえディルムッド、もう終わらせていい……?」
「は……は、い……!……ッ俺も、もう、出したいと──、っ!?も、申し訳、ありませ……んッ!いま、俺、など、とぉ……あっ、……っ」
主従の関係を保とうとしている言葉とは裏腹に掴まれたところをぐいっと引き寄せられディルムッドとの間にあった隙間が失われる。この言動のちぐはぐさ……ディルムッドにも魔術が作用してる証拠と言っていいだろう。ほんと最悪な術!英霊の精神にまで関与出来る魔術って時点で相当なものなんだからもっと別のことに使えばいいのに……!!!
「大丈夫、うん、全然大丈夫。そんなこと私に比べれば可愛いものだから」
「……、マスター、は、なにを……っ、あ!ますっ、マスター!」
「っ、そ、それも気にしなくていいの!今は自分のソコに集中して!ね!」
「ぁ、ぐっ……!!」
…………自分に都合が悪いからってディルムッドのソコを人質に取るの我ながらよくないと思います。ごめんなさい
- 178二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 19:29:12
保守
- 179二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 00:42:17
しん、と静まった部屋の中で異色を放つ生々しいアイテムに囲まれた広いベッドの真ん中には重なり合う男女の影。閉ざされた空間のほとんどを静寂が覆っている中、その周囲だけは熱気に覆われ生に満ちていた
最初よりも気持ち早めにソレを動かすとディルムッドの身体が跳ねて、吐息と共に零れ出る声が私の耳を刺激する
直接触れられているわけじゃないのに身体の内側でじわりと滲み始める欲。うそでしょ、これで……!?
それが入り口に辿り着いてしまう前に、私が男性を喘がせて興奮するような特殊性癖を持ってないことを自分自身に証明するためにも、早いとここの状況から抜け出さないと──!!!
「ふ、ぅ……っ、ンン……ッ!!」
ディルムッドを襲う快楽の波が激しくなると私の手を掴む力も増すからわかりやすい。ちょっと痛いけど、そんなこと些細なことだ
大丈夫。ちょっと早く、握る力を強めたとしてもまだ性に目覚めた男の子が感じる快楽と変わらない。はず
胸がどうとかお尻がどうとか、吸引とかマッサージ機直当てとかじゃないからまだノーマルの範疇だ。これでイっても変なくせはつかない。……はず!だからこのまま続行!
「ア……っ、ま……すッ、た……っ!」
「ん……、い、イけそう?」
「はい……っ、はい……!マスター……っ、マ、ス……ンあ、あァッ……!!!」
私の視界はディルムッドの身体で大半が見えないけど、いっとう色っぽい……率直に言えばドえろい嬌声と脚に掛かった熱で今回の指示は無事にこなせたことは察せられた。……ようやくこの場所から離れられる……
- 180二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 07:43:06
「──おっ」
ディルムッドのソコから筒を優しく引き抜いて転移を待とうとしたら身体がぐら、と揺らぐ。待ち望んだ射精の時を迎えて余韻に浸るディルムッドが全体重を私に預けて来たからだ。80キロオーバーの体重を支える膂力は非力な私には当然なくて、二人一緒にベッドへぼすんと落ちた
「……非礼を、お詫びします……マスター……」
ゆうべとは打って変わって私に覆い被さるかたちになったディルムッドは謝りながらも動こうとはしない。動けないのかもしれないけど
私としてもミッションが終わったわけだし無理に退かそうと思わない。これくらいは別に平気だし、ゆっくりその時を待とうと私も力を抜いた
「はぁ……ぁ、……あぁ……」
「……」
「ぅ……っ……、ぁ……」
ディルムッドの吐息がほぼゼロ距離で耳に掛かる。え、図らずもASMRのマイクみたいになってない?私。
「ふ……、っ……」
「…………」
「……ハァ……、は、……ぁ」
「…………ん……っ」
ぜ、前言撤回!!!早く帰して!!!耳が!!!耳が死ぬぅ!!!!!
- 181二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 07:43:21
- 182二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:03:49
- 183二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 19:05:16
- 184二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:27:31
若森の反逆が始まる!
- 185二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 10:53:07
保守
- 186二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 22:33:45
保守
- 187二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:54:35
掲示された名前とポジションを確認して真っ先に当事者の顔を見た
「フフ──よろしく、マスターくん?」
う、うわぁ……これ見よがしに目を細めて悪い事考えてますーって顔してる……!過去二回恥を掻かされた分たっぷり返してやるよ覚悟しろ?ってこと、だよね……?やり過ぎたというかやらなくても良かったようなことしちゃった自覚はあるし申し訳ないって気持ちももちろんあるけど、あるけどさあ!…………はい、あります。正直前回のキスマーク一つじゃ賄えないことしました、ハイ……はいぃぃ…………
「フッフッフ──さて条件は──ん……ん?……は?」
「……はあ!?なんでそうなるんだ!」
テーブルを壊しかねない勢いで両手を叩きつけながら立ち上がった耀星は忌々し気に画面を見つめて殺気すら放っている。耀星だけじゃない。今回の条件を目にした途端みんなが纏う雰囲気が変わっていく
なんで?と思いながら私も現れた文章を読み進めて理解した
【時間経過でマスターの服が溶ける】
……なん、だ、この条件……。何をしろ、とかじゃなく服が溶ける?どういうこと?……って言葉そのままの意味でしかない、か……。いやいやいやいや!!!
「なん──ッ!なんつー、っこと!」
「マスター、最も大事なのはその後です。右下に追記があります」
「え……追記……!?……あ、ほんと、小さい字でなに、か────…………え?」
条件部分の文章サイズに対して半分以下というとんでもなく小さい字で米印と共に記載されたそれを読み進めて、思考が止まる。それほどにその内容が衝撃だった
手が、唇が、震え始める。そんな中で感じる数多の視線。みんな私を心配して様子を窺っているのだとわかってるけれど、この追記を見た後では疑惑の芽が顔を覗かせる
【※尚、融解した衣服は翌日の朝を迎えるまで元には戻りません】