- 1二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:43:17
- 2二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:44:46
飯田シッペイの法則
- 3二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:46:06
研究一筋エゴマシマシの不器用サイエンティスト×担当と同じくらい力を尽くしてくれるトレーナーで充分栄養が満ちている
さらに幼馴染ませる理由が思いつかないので失礼する - 4二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:47:02
夢と希望をもってトレセン学園にいった幼馴染が車椅子生活になった件
- 5二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:48:18
違うんだ……単純に俺が幼馴染と車椅子と機械が好きなんだよ……!
- 6二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:51:14
メカウマ娘研究の協力者いないっぽいからなぁ
幼馴染はどこの立場にいればいいんだ - 7二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:51:23
昔はトレの家に遊びに行っていたが
車椅子になってからはライツの家で過ごすことが増える概念 - 8二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:52:46
よくわからんが
技術は凄い町工場の跡取り息子で超高精度を求められるST-2の一点もの重要パーツは若社長となった幼馴染みくんしか作れないとかそういうの? - 9二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 14:55:51
- 10二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 15:40:34
2人きりの時は名前呼びなライツ博士とトレーナー…?
- 11二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 16:45:07
オラァ!書いてきたぞ!
「それじゃあ、行ってくるね」
右耳一つ横髪に四つのピンク色、前髪に青と黄色のヘアピンを付けたエメラルドグリーンの髪色のウマ娘。俺と小さい頃から一緒に遊んできたシュガーライツは、今年から中央のトレセン学園に入学する。全寮制だから夏休みかとにかく長い連休の時にしか会えなくなる。もしかしたら、合宿のせいでむこう六年は会えないかもしれない。
それでも昔から聞いていた彼女の夢の為に背中を押したい。
「もう少しだけ速く走る、もう少しだけいい景色が見られたら!」
これは勝利でも成功でもない。個人的な夢だと。
彼女はそう言っていたけれども、俺はそれを応援する。ずっと隣にいた彼女の夢を、ずっと遠くに彼女が行ったとしてもだ。
でも彼女は俺が思っている以上に早く帰ってきた。帰ってきてしまった。
「ただいま……あはは、思ったより早かったね……」
そう作り笑いを浮かべるコンシーラーで隠されたクマの出来た彼女の目を、俺は見た事が無かった。何かを諦める為に、消す事のできない思いを無理やり閉じ込めた、そんな悲しい目。
そんな目を見ながら、中学高校と時間は流れていった。彼女の車椅子を押しながらゲームしたり、たまに喧嘩したり。
それでも彼女の目からあの日の思いは一時たりとも消えることは無かった。
そして大学へ彼女は行った。工学の道に進むらしい。そしてまた彼女は夢を語った。
「走るんだ。もう少しだけ速く、もう少しだけいい景色を見る為に。極めて利己的で、身勝手な願いを今度こそ叶えてみせる」
酷く個人的な夢だと笑う彼女の背に、二度目の見送りをした。
そして俺も動き出した。今まで彼女の隣でその執着を見続けてきた。いつの間にか、自分もその願いに突き動かされていた。俺は工学に関しては無知だ。彼女の隣に今はもう立てない。
ならば、隣ではない場所へ。
おそらく彼女が来るであろう学園へ。
月日が経ち、晴れて新人トレーナーとして担当を持つことになった。
そして、同時に俺の前にST-2と共に彼女が現れた。少しも色褪せない、あの日の思いを宿したまま。
ささやかで儚い彼女の夢を叶えるため、担当と、そして再び彼女と歩む日々が始まった。
- 12二次元好きの匿名さん24/10/30(水) 23:07:32
しっとりしてていいな続きはないんですか?
- 13二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 01:41:56
き…気分が向けば……
- 14二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 02:04:58
幼馴染で少し年上の男になって
ライツがトレセン学園に入ったくらいで男もトレーナーになって幼馴染ということでタッグを組みたい。
馴れ合いだけでなく練習はしっかりやる良い関係を築けていたが、ライツがある日車椅子になりトレセンを中退…男はしばらくトレーナーを続けるものの長続きせずに辞職。それからしばらくは次の職が決まるまでバイトで食っていた。
ある日、久しぶりにライツに出会うともうライツは成人しており、工学の博士になっていた。
たまたま出会っただけだが、どうせならと酒を飲み交わした。たくさん話しているうちに彼女のロボットの作成は走りたいという欲求によるものだと悟る。男は迷ったが、自分にもう一度共に歩む権利が欲しいとお願いする。
それからしばらく、また二人はトレセンに再び向かうのだった。二度目もまた走る為に。 - 15二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 08:02:49
ナべさんみたいに復職するパターンは前例あるみたいだしな
- 16二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 09:04:55
トレーナーが超秀才設定です
学会発表エアプ民が書いてます
幼馴染の事故。報せを受け取ったのは中学の頃だった。
「ははは……もう治せないんだって。だいぶ複雑に折れてしまったようでさ」
笑ってはいるが寂しげな顔と泣き腫らした目は隠しきれない。見せてもらったレントゲン写真は当時まだ人体の知識がなかったけれどそれでも悲惨な状況になっていることは分かった。
「ライツ、その……」
「大丈夫だって。これからみんなの中学に編入するからさ、また一緒に勉強しよう」
『また一緒に遊ぼう』、僕はそう話すと思ったんだ。そうか、健常な人間と遊ぶのもままならないのか。幼稚園の頃から誰よりも速かった彼女がいなくなった衝撃は、まだ幼い僕の記憶に大きな楔を打ち込んだんだ。
「やあ、○○"先生"。今日は一緒に頑張ろう」
第X回整形外科学定例学会。今回はウマ娘に関する学術発表で、他界隈ではあるが共同研究者のシュガーライツ工学博士と一本発表することとなっている。
「私のST-2の研究を使って義足作成か……。フフ、面白い。昔から頭の良かったキミだけど、まさかトレーナーをしながら医学博士まで取っているなんてな」
「君こそ、あれからロボット工学を専攻するなんて。でも走ることを諦めてなかったのは嬉しかった。……ST-2を一緒に作り上げていく過程でコレを思いついた」
骨折だけじゃない、足を無くさざるを得ないウマ娘も走れるような世界。医師だけどトレーナーが本業の僕の大目標を叶える一歩になる。
「私の他にも車椅子ユーザーのウマ娘はいる。事故なり先天的なり各々の事情でさ。走ることが宿命の私達だけれども、後者のウマ娘は私以上の葛藤を抱えてる」
そんな彼女達の希望になる研究だ。彼女はクマの残る目で嬉しそうに笑う。
「……もしこの義足が実用化したら、これを履いて君が育てたウマ娘達とST-2と私で、そうだな……18人で2400mを走りたい」
「ST-2も?」
「実は身体能力と走行時の意識をデータ化して自動再生することはもうできてる。次の夢は私の研究と私自身が走ることさ」
サラッと凄まじいことを言っているがそこはとりあえず置いておき、希望を持って前へ向かっている彼女になったことが嬉しかった。あの中学時代はもういない。
「さあ先生、始まる。他の発表も面白そうなものが多いぞ」 - 17二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 09:58:47
素晴らしい……私の読みたかったSSが今、ここにある!
- 18二次元好きの匿名さん24/10/31(木) 20:24:31
2人共小学生あたりからクラスの頭のいい方だったんだろうな