【閲覧注意】俺はスズミに依存されたい先生…

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 11:05:47

    あんなに真面目で優しい子が、自分を甘やかしてくれる存在を見つけたら絶対依存すると思うんですよ…
    めちゃくちゃ可愛いよね
    というわけでよろしく

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 11:06:59

    わかる。くれ!

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 11:07:22

    他人任せのお前じゃあ依存されるより依存する側だねぇ
    出直してきな

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 11:20:02

    「…はぁ……うっ…」
    銃を掴んでいた手が痺れる、指先をつたい、ポタポタと血が地面を汚す
    今日の戦闘は酷かった、最初は小規模だったのに、いつの間にか大量の敵に囲まれて…狙いは私たち自警団を誘い出すことだったらしい

    (…私達だって…こんな事…)
    自警団は正義実現委員会とは違う、規模も小さく、同じトリニティにすら存在を知らない生徒もいる
    でも、不良たちは私たちをよく知っている…自分たちを邪魔する敵対者として

    「はぁ…」
    壁に背を預け、ずるりと音を立てながら座り込む
    まるでリンチだった、多勢に無勢の、酷い日だった…
    (私だって、こんな思いをするためにこんな事してるわけじゃ…)

    “スズミ?”
    聞き慣れた声に顔をあげる、そこには想像した通りの人がいて、心配そうに顔を覗き込まれる
    …良かった、まだ泣く前で…泣いているのは、見られたくないから
    “大丈夫…じゃなさそうだね、立てる?”
    「…えっと…」
    “手当てさせてよ、ほら、肩とか自分じゃやりにくいでしょ?”
    「…お願いします」
    背中に手を差し込まれ、先生の身体を抱きしめるようにして起こしてもらう
    …そんな私は、どこまでも惨めな気分だった

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 11:33:47

    “ごめんね、長く歩かせて”
    「いえ…」
    シャーレに案内され、ソファに座るよう言われたので従う
    …出血は止まっていたけど、汚してしまうのがどうしても気になる
    先生は“気にしないでいいから、大丈夫大丈夫”と笑っていたけど…

    “スズミ、飲み物置いておくね”
    「あ…どうも」
    手当てをすると言われたのに、差し出されたのは暖かいミルクティー、気づけば音楽も流れている
    ふと、目の前のミルクティーに意識がいく、何気なく口に含む
    …やたらと甘くて…美味しかった
    “大変だったね”
    「…はい ……はい…すごく…」
    …必死に我慢したのに、目から涙が滲み出た、こんなはずじゃなくて、私にとってはアレはみんなのためで
    本当ならあの時間にCDショップに行ってみたり、好きな音楽を聴きながらリラックスしたり
    本当なら…本当なら…
    そう思うと、涙を止めたいのに、滲み出てくる

    “スズミ、今は、良いんだよ”
    「…でも」
    “大丈夫だから”
    …私を受け入れてもらえた、それは何事にも変え難い安心感があって
    私は自分の苦しさを抑えきれなかった

    私にとって、自警団の活動は決して嫌な事ではない
    誰かのために、みんなが困っているなら、そんな気持ちが、私の理由なのに
    真っ向からそれを否定された事は、耐え難く辛かった

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 11:38:42

    “手、出して”
    「はい…うっ……痛…」
    傷口を消毒してもらい、ガーゼや包帯をあてられる
    “沁みた?”
    「す、少し…」
    丁寧に、優しく傷を手当してもらった

    「ありがとうございました、それでは」
    “スズミ”
    「…?」
    “頑張り屋さんなのは良く知ってるからね、でも…そうだな、辛くなったらいつでも頼って”
    「……」
    「ありがとうございます」

    不思議な感覚だった、今日は、大勢に私を否定された…なのに、たった1人に認められた、それだけで…満たされた気がした

    (…たまには、先生に会いに行ってみても…いいのかな…?)

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:08:37

    期待の保守

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:12:26

    結構なお手前

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:14:06

    「……はぁ…」
    ボンヤリと空を眺める
    昨日の一件があって、今日こそはと思ったが、他の自警団メンバーに大人しくしているように強く言われた
    …予定外の休みについため息が漏れてしまう
    (何か気を紛らわせよう、そういえば…この前オープンしたカフェは…)

    「お待たせしました、ミルクティーと焼き菓子のセットです」
    「ありがとうございます」
    やや多めの砂糖を溶かし、ミルクティーを口に含む
    「……はぁ…」
    思ったより美味しくない、甘すぎる
    ため息混じりに焼き菓子を齧り、ミルクティーを飲む、お気に入りの音楽を聴き、本を開いて…
    きっと今日は、いい日なのだろう
    自由で、やりたいようにやれる…なのに、満たされない

    「…はぁ…」
    ため息を漏らすと同時に、テーブルに何かが置かれる、ふと見上げると
    「先生…」
    ヘッドホンを外す
    “やあ、ビックリさせちゃった?”
    「ま、まあ…何かありましたか?」
    “ううん、ただ見かけたから、気になっちゃって”
    「そうでしたか…えっと、よければ」
    “じゃあご一緒させてもらおうかな”

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:25:01

    10踏んでおく

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:30:23

    “そっか、退屈なんだね”
    「退屈…まあ、確かに退屈ではありますね」
    2人でお茶を飲んで、くだらない話をする
    「あと2日は休むように言われてしまって…」
    “え、2日だけ?”
    どうやら先生にとっては足りないらしい
    2日も休むのは、私にとってはかなり大変な事態なのに…

    “うーん、じゃあ、退屈凌ぎになるかわからないけど”
    「?」
    “シャーレの当番に来てみない?”
    「当番、ですか…」
    “うん、事務仕事にはなるけど、どうかな?”
    「そういうことなら…まあ」

    先生と約束をして、その日は別れた
    後から知ったことだけど、シャーレの当番は割と人気があるらしく、特別大変でない上、色々と利点があるらしい

    (…確かに、先生は優しいけど…)
    そこまで一緒に過ごしたいものだろうか?
    念のため、失礼のないようにある程度の準備をして当番に行くことにした

    “やあスズミ、今日はよろしくね”
    「お願いします」

    当番の仕事、それは簡単な書類整理で、特別な知識も技術も求められない
    (…誰でもできる様な仕事だけ?)
    “ありがとう、スズミは飲み込みが早いね”
    「え、いえ…」
    なのに、よく褒められる、誰でも気がつくようなことだと思う、なのにそれでも褒めてもらえる

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:34:53

    “さて…一息入れてもいい?”
    「は、はい」
    “コーヒーと紅茶、どっちがいい?ジュースもあるけど”
    「ええと…その…ミルクティーを」
    “わかった、待ってて”

    出てきたのは、またあの甘いミルクティー、何でかわからないけど…
    (おいしい…)
    “甘すぎたりしない?”
    「…ええと、美味しいです、確かに甘いですけど…どうしてこんなに甘くしてあるんですか?」
    “そっか、ちょっと砂糖が多かったかな…事務作業は頭が疲れるから、甘いのを喜んでくれる子が多くてね”
    「なるほど」
    …なんとなく、登板に来たい人が多い理由がわかった気がする

    「それでは、失礼します」
    “うん、またね、もし用がなくても来ていいから”
    「ありがとうございます」

    先生のその言葉は嘘ではないらしい、今日の当番の間だけで何人の生徒がシャーレを訪れたか…数えるのも面倒になる
    みんな先生に会いに来て、話をしたり、悩みを解決してもらったり…

    (…次の当番…いつかな)

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:35:33

    とりあえず一旦こんなもので
    書き溜めできないタイプなので

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:38:00

    囲め、スズミSSだ

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 12:58:49

    お前!スズミをテロテロに依存させてどうするつもりだ!くんずほぐれつするのか!?閲覧注意は…ついてるな、ヨシ!ヤれ!!

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 13:02:05

    お前を名誉自警団員に任命する

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 13:17:30

    安易なえっはダメ死刑!

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 13:21:02

    ん、スレをお気に入りに入れた(報告シロコ)

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 13:25:00

    何で書き溜め投下しないんですか?

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:38:19

    銃声、喧騒、騒がしくて頭を抱えたくなるような戦闘…
    「レイサさん!私は右から!」
    「わかりました!右に行けばいいんですね!!」
    (え、別れて戦おうと…)

    銃声と爆発音、閃光弾のピンを引き抜き、すぐ目の前の不良に押しつけて目と耳を塞ぐ
    閃光の後、目を回してる不良を投げ飛ばして地面に落ちた銃を蹴り飛ばす
    いつの間にか終わっていた、だけど時計を見ると頭を抱えたくなるような時間が経っていた
    「……はぁ…」
    すごく疲れた、怪我もしたし、服はドロドロだ
    早く帰ってシャワーを浴びたい着替えたい
    一緒に戦ってくれたメンバーに軽く挨拶して別れる

    「…つか、れた…」
    眠たい体を引きずりながら帰路につき、何とか帰った
    シャワーを浴びている間も、こばんを食べている間も、ぼんやりと頭の中にはシャーレのことが浮かんでいた

    きっとあそこに行けば、こんな思いはしない、こんな疲労は無くて、先生が優しく労わってくれる
    (…違う、そういう場所じゃない)
    そうだ、違う、シャーレにそんな邪な気持ちで行くのは違う
    自分を律しなくてはならない

    パックのジュースを飲みながらぼんやりとしていると携帯の通知が鳴る
    画面に映っていたのは…
    (シャーレ当番の依頼…!)

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:38:42

    更新きたか

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:41:23

    その日は特に嫌な始まりだった、朝早くからトリニティの自治区内での銃撃戦、しかも寮のすぐそばの出来事だった

    めんどくさい、なんで朝からこんな事、私だってやる事が
    口から出そうになった言葉を喉の奥にグッと押し込んで、自分の銃とグレネードを掴み飛び出す
    今回はグレネードだけでは制圧できないだろうか?どれくらいの人数がいて、どのくらいの範囲での戦闘なのか…

    頭を巡らせ、できるだけ正面を避けて物陰から接近し、不意をつく形で、でも、できるだけの注目を集めて──
    「こっち!!」
    不良たちの視界が閃光弾に集まる、一瞬の輝きに銃声が少し減る
    混乱とどよめき、彼女たちが起き上がる前に持ち合わせている武器を全て使い、制圧する

    「……はぁ」
    ふと、口から出たため息を漏らし、慌てて口を押さえる
    “あはは、疲れてる?”
    「いえ……いや、そうかもしれませんね」
    “そっか、じゃあ一息入れようかな…スズミは紅茶とコーヒーどっちがいい?ミルクと砂糖はどうする?”
    「…なら、今日はコーヒーで…ミルクと砂糖もください」
    “わかったよ、少し待ってて”
    「ありがとうございます」

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:41:48

    …せっかくのシャーレの当番だというのに、朝から荒事、ちゃんとするはずだったメイクも軽く済ませてしまった
    (…変なところ、ないかな)
    もう顔を合わせた後、今更だというのにメイクの見栄えが気になって仕方ない
    手鏡で軽く整え直し、先生を待つ

    「…はぁ……」
    別に特別な感情が、という話ではない…ただでさえ先生の周りには好意を隠しもしない人が多い
    特に同じトリニティの生徒のことなら嫌でもわかる

    例えば…当番の日に限って甘くて、華やかな香水の匂いをさせている人、お気に入りらしいお洋服を着ている人
    普段はしていない可愛らしいメイクをしていたり、逆に慣れてなさそうなメイクをしている人もいる

    みんな笑顔で先生に会いに行く、みんな、先生に可愛い自分を見て欲しいって
    …それは、私も例外じゃない、だけど……

    (…グロス、もっと明るいのがよかったかな?あ、目元、崩れてる?…そんな事ないかな…)
    “スズミ、ここ置いとくね?”
    「ぇ、うわぁっ!?」
    “おっと……そ、そんなに驚かなくても…”
    「ご、ごめんなさい…」
    コーヒーにミルクと砂糖を溶かし込み、ゆったりとした時間が流れる
    “ふぅ…うーん、なんだか落ち着くね”
    「そうですね…」
    “そうだ、せっかくの休憩だし前にスズミがおすすめしてくれた曲でもかけようか”
    「いいんですか?」
    “もちろん、こういう雰囲気にピッタリじゃない?”
    「そうですね、なら…!」

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:42:25

    音楽と甘いミルクコーヒー、後は小説でもあればいい休息の時間になるのだろうけど
    でも、今日は当番できている、そんなことまで望むわけにはいかない…
    “あれ、スズミ”
    「は、はい?」
    ふと、何かに気づいた様子の先生がこちらに近づいてくる
    “なにかついてるよ”
    「えっ…」
    さっきちゃんと確認したつもりだったのに…

    “待って、動かないでね”
    先生がそう言って触れたのは、羽
    「あ、あの、そこは…!」
    “…ごめん、もしかしてこれ、違ったかな”
    「え、えっと……多分、それは…生え変わった羽根かもしれません」
    “へえ…そういえば鳥の羽根は生え変わる時は角質に包まれてるんだっけ”
    「そ、そうですね」
    …最近忙しかったせいでちゃんと手入れしていなかった、よりによって先生に見られるなんて…

    “……ねえスズミ?”
    「は、はい」
    “これ、ほぐしてみてもいい?前に動画で見てからやってみたかったんだよね!”
    「え……」

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:43:21

    “どう?痛くない?”
    「は、はい…」
    ペキッ…カリ…カリカリ…
    (…これは、思ったよりも…)
    頭の中に音が響く…触られてる感覚、先生の息遣い…
    ふと先生の方を見ると真剣に、でも楽しそうに私の羽を見つめていた先生と目が合ってしまう
    つい恥ずかしさから目を閉じると、さっき流した音楽と、羽を削られる音がやけに響いてクラクラする…

    “大丈夫?”
    「は、はい…その、あまり人にしてもらうのは慣れてないので、少し…恥ずかしくて」
    “あ、嫌だった!?ごめんね!”
    先生が慌てて距離を取ろうとする
    そんな先生の袖をキュッと握ってしまった

    “…えっと?”
    「……そ、その…途中だとムズムズするので…続けてください…」
    “う、うん”

    カリ、カリカリ…シュッシュッ…
    角質を爪で砕き、削り取り、羽根から取り除く
    単純な作業を何度も何度も繰り返し行う
    普段なら面倒な手入れも、人にしてもらうと…こんな感覚なのか…

    (…気持ちいい…)
    “……あれ?……あ…”
    “疲れてたんだね、おやすみ、スズミ”

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:43:36

    「…す、すみません…お恥ずかしいところをお見せしてしまい…」
    “いやいや、こちらこそ無理にさせてもらってごめんね、デリケートな部分を触らせてなんて…”
    「そ、それは間違ってはないのですが…ええと…」
    …痒いところをかいてもらえるような心地よさ、それでいて頭を撫でられるような安心感…
    「……ま、またお願いしてもいいですか…?その、位置的に、自分では、少し…」
    “えっ…え、いいの?”
    「じ、自分でやると、付け根まで削ってしまって血が出る事があるので…ひ、人にやってもらう方が良くて…!」
    “そうなんだ…そういう事なら全然構わないよ”
    …確かに付け根を削ると出血するが、これはただの方便
    でも…このウソは、仕方ないと思う

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:43:49

    一旦ここまでで

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:45:30

    筆毛概念だ、SSの文章そのまんまだけどさすがに同じ人だよな?

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:50:15

    >>28

    多少改変しましたが、一応自分のやつです

    そのスレについては保守等でお世話になりました

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 21:59:34

    スレタイでそうなんだろうとは思ったけどやっぱセリナとミサキの人じゃねーか!!!
    色々な意味でアンタすげーな!

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:03:13

    新鮮なスズミだ、ありがたやありがたや

  • 32二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:24:34

    いい…

  • 33二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:25:29

    スズミはいい、私にはソレが必要なんだ

  • 34二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:55:15

    あー、筆毛ほぐされて気持ちよくなってるスズミかわいいかわいい……

  • 35二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:13:57

    あ〜、かわいい〜

  • 36二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:37:02

    これ、割と平和な進行だから終わりが見えない

  • 37二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:38:13

    今日始まったのだから終わりを考えるには早すぎるか

  • 38二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:43:33

    >>14

    包囲完了!!

  • 39二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 09:38:27

    早め早めの保守

  • 40二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 10:04:35

    めっちゃいいの見つけてうれしい

  • 41二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 12:42:48

    閲覧注意ついてるのなんでぇ?

  • 42二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 12:55:41

    そりゃあもうこっからは閲覧注意だからよ

  • 43二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 13:08:29

    >>38

    よぉし!更新待てぇい!

  • 44二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 17:47:36

    「…はぁ…」
    最近、ため息が多い気がする
    私の中で、何かが変わっている気がする
    私は、何かおかしくなってしまった気がする…

    「ふぅ…」
    シャンシャン、シャカシャカ、音楽に包まれて、頭を落ち着ける…どうしても、どうしても…
    (ついさっきの…あの感覚が、頭から離れない)
    頭がどうにもむず痒い、触れて欲しい、そばにいて欲しい

    「……はぁ」
    ため息が、また漏れ出す
    私の何が、おかしくなったのか、私にはわからない

    ふと、ヘッドホンを突き抜けるほどの爆発音が聞こえてくる
    「……」
    仕方ない、私は…トリニティ自警団だ

  • 45二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 17:56:35

    今回の戦闘は、どんな理由だったのか
    つまらない喧嘩だったのだろう、きっと
    「……」
    手鏡で崩れたメイクや血を確認しながら、ハンカチで拭う

    襲われていた生徒が近づいてきて、一言「ありがとう」とだけ言って去っていく
    特別何もない、見返りなんて求めてない、だから、私は…
    (……)
    ハンカチについた、メイクの痕を眺める
    いつも以上に頑張ったメイクもこうなっては無惨なものだ…また、ため息が漏れた

    1人で、道を歩いて、帰る
    私のやってる事は何だろう、誰に褒められることも無く、時には叱責される事すらある
    こんなに汚れて、疲れて、痛い思いをする

    帰りに好きな焼き菓子と、暖かいジンジャーラテを買い、ベンチに腰掛けてそれを楽しむ
    「……はぁ…」
    ため息は幸せを逃してしまうというが、ため息をする前の私は、幸せだったのだろうか…?

    ラテを飲む、暖かくて、少し肌寒くなってきた今の季節には嬉しいな…そんな、くだらない事がきっと、幸せなのだろう
    (……どうして)
    どうして、こんな時にすら…
    頭の中には、どうしても消せないものがある…

  • 46二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:13:49

    更新キター!

  • 47二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:14:44

    「あ、スズミさん!」
    「レイサさん、どうも、パトロールですか?」
    「あ、いや…その……友達と!友達と遊びに行くところで…!」
    …弾けるような笑顔、きっと今日をずっと楽しみにしていたんだろうな
    そう思うと、胸がチクリと痛む、その理由は何と無くわかる
    これが、彼女の幸せなんだろう…では、私の幸せは?

    「あ!すみません、それでは!」
    「はい、また」
    走って行った先で合流した子達が友達なんだろう、3人ほど…確かアレは1年生だった、見たことがある
    少し眺めていると遅れてきたパーカーの女の子に飛びかかったかと思うと急に騒がしくなった
    羨ましいくらいに、楽しそうだった

    「あっ」
    「あ、どうも〜、そっちもパトロールっすか?」
    「あ、はい…ええと、お疲れ様です」
    正義実現委員会…決して険悪な訳ではないけど、時には衝突する事もある
    私たちと違って公認の委員会…

    「…あのー、あんまこういうこと言いたくないんすけど…」
    「なんですか?」
    「実は…昨日、自警団が乱入した喧嘩、あんまり介入しない方が良かった案件みたいで…」
    「えっ」
    …既に始まっていた喧嘩、てっきり一方的な物だと思っていたが、実情はそういうことではなかったらしい
    落ち着いて対応すればきっとそれにも気づけただろう
    仲裁して、話を聞けば解決できたのかもしれない、なのに私は…

  • 48二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:23:25

    (…あの時の私は、なぜ暴力的な手段を選んだんだろう)
    そういえば、その日の朝もそうだ、閃光弾を投げていたのは、誰も傷つけずに済むからなのに
    戦闘の一手段としか扱わずに、別の何かをを優先して…
    いつの間にか、自分の中で決めていた事を、大事にしていたことを蔑ろにしてしまっていた

    「……大丈夫っすか?」
    「あ、ええと…はい」
    「そうは見えないっすけど…まあ、仲良くもない人にあんまり突っ込まれても嫌でしょうし…」
    「あ!シャーレの先生あたりに相談してみるといいかもしれないっすね」
    「シャーレ…?」
    「結構お悩み相談とかもしてくれて評判いいんすけど」
    (…また、シャーレ…か)
    また一つため息が漏れた

    シャーレに行けば、きっとこの悩みは、一時的に治るだろうけど…
    「……」
    どうすればいいんだろう…当番でもないのにシャーレに行くなんて…

    “うん、またね、もし用がなくても来ていいから”

    「…行って、みようかな…」
    当番の日に、色んな生徒が来ていたし…
    それに、先生が、そう言ってくれたのだから

  • 49二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:26:19

    一旦こんなところで

  • 50二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:44:04

    イチカがいる…

  • 51二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:56:02

    ピピーーッ!スズミ警察だ!
    スズミは自身の容姿をそこまで評価していないためメイクの下りは不自然だと思われる!!
    またリンチの件だが割とスズミはフィジカル強者なため出血するほどの戦闘をしたならその辺の掘り下げが無いのも不自然である!!以上だ!!

  • 52二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:03:50

    >>51

    論争したくないけど、容姿をそこまでなものじゃないと思ってるなら尚更メイクに気合いを入れるのは普通では?

    そして戦闘SSじゃないのだからメインじゃない戦闘はほとんど描かれないのは普通では?

    スズミ警察と言いながらただ批判したいだけでは…?

  • 53二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:07:57

    どう考えてもうちに秘める想いが描写されてるのに、そんな意識しちゃう相手と会うのに身なり整えない方がおかしいでしょ

    初回はそんな描写全く無かったから、意識してこの人に可愛い姿を見せたいって気持ちになってるのにそれを「自分の容姿が良いと思ってない」ってスズミ好きですって言いながらアンチみたいな…

    細かい戦闘描写も見たいのならわりと覗くスレを間違えてませんか?

  • 54二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:07:57

    1人でパトロールしがちな自警団員がまとまってパトロールしてるのは気になったけどまあ>>1でもない我々が反応することじゃないだろう

  • 55二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:40:31

    せっかくいいSS読んでたのに水差されてダメだった

  • 56二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:05:51

    警察名乗ってSS批判やってる奴の方がアレだと思う…
    教えてあげるって気持ちなんだろうけど、合わないならブラバしたら
    多分この作者さんなら先の展開もっと合わないと思うよ

  • 57二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:29:08

    更新してた

  • 58二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:50:03

    もう十分すぎるほど依存してるのでは???

  • 59二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:34:53

    多分リョナ性癖何だと思う、俺ももっと過酷な描写見たかった

  • 60二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:43:16

    自警団1人でパトロールってとこも、最終章でモブと一緒にパトロール活動してるから変な話なんだよな…
    何処ソースで言ってるんだ?

  • 61二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:47:31

    解釈違いでも絡むのはやめ
    荒れる元、というかそれでもやるやつは荒らし

  • 62二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:48:51

    止めようって言われても難しいだろうよ
    更新されないといつまでもこの話題だと思う

  • 63二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 02:15:33

    >>60

    固有武器とか?

  • 64二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 02:29:51

    ブルアカ民(というかあにまん民)はスルーが苦手

  • 65二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 09:28:03

    早めの保守

  • 66二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 13:00:38

    「先生、少し良いですか?」
    “うん、大丈夫だよ、どうかした?”
    ああ、来てしまった
    とうとう来てしまった…私欲のために、私の為に

    「え、えっと、その…」
    頭がふわふわして、ここにくるまでに考えてたことが形にならない
    前に一度、羽を手入れしてもらった時の感覚が頭の中で鮮明に繰り返される
    自分で手入れしている時とは違う、あの感覚、優しくて、暖かい、そして…ふわふわとした高揚感のある…

    “スズミ?”
    「あ、いや…!ええと…」
    …ストレートに羽を触ってほしいと伝えるのが手っ取り早く、シンプルだと思う
    だけど…
    (…どう伝えれば、いいんだろう)

    先生は優しい、だからきっと大抵のお願いは受け入れてくれる、でも…
    「あなたに羽を触られるのが気持ち良かったのでもう一度お願いします」
    とは言えない、口が裂けても言えない…恥ずかしすぎる…

  • 67二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 13:14:15

    更新キタコレ

  • 68二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 13:21:13

    “…大丈夫?もしかして、体調悪い?”
    「い、いえ!そんな事は…!」
    言葉を続ける前に額に先生の手が置かれる
    “…ちょっとあったかい気がするけど、ホントに?”
    「…ええと」
    わからない、目を合わせられない、何で言えばいいんだろう
    (だって、こんなの…)
    “ふーむ…まあ、立ち話もなんだし”
    そういって先生はオフィスの奥の部屋へと通してくれる

    “まあ、とりあえず座って、何か飲む?”
    「は、はい、ええと…その…」
    “……”
    “コーヒーでいい?”
    「あ、はい…ミルクと、砂糖も…」
    “うん、待ってて”

    「…はぁ…」
    また、ため息が漏れた
    私は、いつになったら、私は、どうしたら…このため息を止められるのかな

    “スズミ、お待たせ”
    「ありがとうございます」
    コーヒーを受け取る
    砂糖とミルク、くるくるくるり、かき混ぜて、一口飲んで、またため息
    “何か悩み事?”
    「え、と…」
    “…自警団の仕事、大変?”
    「まあ、それは…」
    言葉を濁すように、コーヒーを口に含む、甘過ぎるのに、暖かくて、落ち着く…

  • 69二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 13:35:26

    “疲れちゃった?”
    (疲れた…か…)
    それは、いつも感じていた
    いつも、いつもいつもいつも、別に何の見返りも、何の評価も求めてはいない…

    ハズだった

    私の内側には、きっと、そんな気持ちがあったのに、それを見て見ぬフリして…
    結局、疲れて、今こうして逃げて来ている
    それにようやく、今気づいたんだ…

    「…そうですね、疲れました」
    “そっか、そういう時もあるよね、今日はゆっくりして行ってよ”
    「……」
    「ありがとうございます」

    シャーレの中には、意外と色々な施設があって
    当番の時には気づかなかったけど、先生と会っていないだけでいろんな生徒がいた
    (ゲームセンターや菜園まであるなんて…)

    ソファに腰掛けて、音楽を聴きながら、適当な本を読んだ
    …満たされない、私の中にある物は、どこか、物足りない気がして…寂しかった
    (…帰ろう)

    “スズミ、ゆっくりできた?”
    「はい、ありがとうございました」
    “……”
    “ねえスズミ”
    「はい?」
    “もう一杯コーヒー飲んでいかない?”

  • 70二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 13:55:09

    “はい、どうぞ”
    「ありがとうございます、あの…」
    “ごめんね、どうしても気になって…”
    「は、はあ…」
    コーヒーを口に含む、甘ったるくて…落ち着く

    “大丈夫?”
    「え?」
    “…やっぱりどうしても気になったんだ、何があったのか、わからないけど…”
    “辛いんだよね?…何か、相談に乗ったり、力になれたりしないかな?”
    「……」

    何を、言えばいいんだろう…
    私は、先生にどう助けを求めれば、いいんだろう…

    “スズミ”
    “わかんなくても、いいんだよ”
    「え?」
    “困ってることを、ただ伝えてくれれば、後は2人で考えられることだから”
    “…まあ、もしスズミが、悩んでいなければ、それはそれで別に構わないんだけど…”
    「……先生」

    私は、なんて言えばいいかわからないまま、必死に言葉を吐き出し続けた
    いつの間にか、周りの恨みを買っていたり、私の中で大事にしていたルールをつい蔑ろにしてしまっていたり
    …間違って、人を傷つけていたらしい事も

  • 71二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 14:00:15

    “そっか、スズミは優しいね”
    「…どこが、ですか…?」
    “今言った事全部、スズミが周りの事を想って悩んでる事だから、かな”
    「…そう、ですか…」
    …こんなの、私の本心じゃなくて、上辺でしかなくて、当たり障りのいいことしか、話せていないのに…

    “…嫌だったらごめんね”
    「!」
    ポン、と頭に手を置かれ、撫でられる
    暖かくて、大きな手が、私を撫でてくれる、褒めてくれる

    ああ…ズルいなぁ…
    私は…ウソをついているのに…こんなに簡単に、上辺の私を褒めてくれて…

    シャーレをでても、感覚が頭の中にずっとある、触れられた部分が心地よくて温かい
    (…私、は……)
    言えない、言えなかった、私の内側に居る本音を
    確かに、先生に伝えた事も、悩んでいたことだけど…
    ただ、私は…
    (あなたに、また、触れられたくてここに来ました)
    なんて、言えなくて、どうすればまた触れてもらえるのか、もうそれしか考えられない

  • 72二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 14:01:10

    一旦ここまでで
    解釈違いと感じる人にはすみません
    私の書きたいものを書いているに過ぎませんので、ご容赦願います

  • 73二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 14:33:17

    真面目な子が一人で悩んで思いつめていくのはいいな
    心が洗われる

  • 74二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 14:35:12

    >>73

    そこに絶対的に味方な大人の言葉がスーッときいて…

  • 75二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 15:21:04

    なんで、えっちな流れにならないんですか…っ!

  • 76二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 15:28:42

    >>75

    青いな…まだ早いぜ、坊主

  • 77二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 15:35:29

    あぁ…めっちゃいい…

  • 78二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 17:31:06

    飲み物やら行動に心情が落とし込まれていて大変好みである…

  • 79二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 17:34:57

    確かに自警団は非公認だし、感謝もあまりされず、褒めてくれる人なんていないんだろうな…

    そんなところに年上の自分を見て全肯定してくれる大人がいたら狂う

  • 80二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 17:58:11

    依存したとしてどうなるか、だ…
    狂うのか、それとも…

  • 81二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 18:57:00

    狂ってヒスして監禁して欲しい

  • 82二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 20:37:41

    でもすでに相当えっちな雰囲気じゃない?

  • 83二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:08:47

    いやー、監禁するかなぁ
    したら嬉しいけど

  • 84二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:31:07

    監禁スキーな人だから…

  • 85二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:33:41

    監禁好きなのは結構だけどスズミは精々チョーカー送るくらいだと思う

  • 86二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:40:29

    この先の展開は書いてる人しかわからん、わからんけどスズミが監禁してくれるSSは見てみたい

  • 87二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 22:44:13

    まあ、そもそもが依存なんて原作ではミカくらいだしな
    他の生徒がしたらどうなるのか、その新たな解釈を楽しむ…楽しみだ

  • 88二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:35:38

    >>30

    これ何?

  • 89二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:38:32
  • 903024/11/04(月) 23:41:27

    >>88

    さっきスレ主がブルアカカテで立てたスレを貼るスレの方に纏めてくれてたからそっち見てくるといいよ


    あとセリナって書いたけど救護全体だったわ……

    スレ画がセリナだったから間違えて覚えてた スマン……

  • 91二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:46:42

    え、あ、これかぁ

  • 92二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:53:20

    >>89

    なるほど、つまりあれの人なのね

スレッドは11/5 11:53頃に落ちます

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