駆け出し冒険者、ゴブリン退治に行く

  • 1二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 14:53:56

    ある日、若い冒険者​───────男一人女2人のパーティが、ゴブリンの巣の討伐に向かった。巣の規模はそこまで大きくはないが、ゴブリンは繁殖力が強く数が多い為、数匹のゴブリンでも街に被害が出ることがある。
    なので、定期的に巣を潰す必要があった。
    しかし、今回はいつもより規模が小さいため、1人か2人バックアップでもう一人いれば十分だと判断されていた。
    だがその予想は大きく外れることになる。
    巣の中には、100を超えるゴブリンがいたのだ。そして、その奥には上位種と思われるゴブリンも確認できた。
    「くそっ!数が多いな」
    リーダーの男は剣を振るいながら悪態をつく。
    「ちょっとこれやばいかもね……」
    もう一人の女の冒険者も槍を構えながら焦りの声を漏らす。
    膠着状態の最中、討ち漏らされたゴブリンの一体が、後方より魔術で支援していた魔法使いの少女に組み付いた。「きゃあ!」
    少女は悲鳴を上げると杖を取り落としてしまう。
    それを好機と思ったのか、ゴブリン達は一斉に襲い掛かってきた。
    リーダーの男が咄嵯に援護に入ろうとするが、空かさずほかのゴブリン達が立ち塞がる。その様子に動揺した女槍術士も、ゴブリンに包囲されてしまう。もはや絶体絶命の状況だった。
    (もうだめ……)

  • 2二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 14:56:36

    エッチなやつか?

  • 3二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 14:57:50

    この流れは男が掘られるんじゃないか?(有識者)

  • 4二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 14:59:43

    ゴブ「女に生まれたことを後悔させてやるゴブ(ホモセ参加不可)」

  • 5二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:00:18

    まあ待てよ
    ゴブリン♀の逆レ地獄かもしれないぜ?

  • 6二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:01:34

    くっそどうでもいいけど二次元以外ジャンルってことは多分スレ主の体験談なんだよな。唆るぜこれは

  • 7二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:01:36

    ゴブリン
    「こんなに同種がいるのになんで人間なんか犯さなきゃいけないんだゴブ」

  • 8二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:02:22

    少女が諦めかけたその時、発煙グレネードがゴブリンの群れの中央に投げ込まれた!
    グレネードから噴出する煙幕が、一気に視界を埋め尽くす。突然の攻撃に慌てふためくゴブリン達。
    洞窟に低く響く「状況開始」の機械のノイズが掛かった声を合図に、マズルから放たれた閃光とジム・ライフルの銃声がが煙る視界に浮かび、螺旋の跡を描いて真っ直ぐに飛ぶ銃弾がゴブリンたちの頭を正確に捉え、粉砕していく。「隙ができた。今の内にこちらへ退避しろ。」
    煙の中から現れたのは、黒と紺のツートンカラーにオレンジのバイザーでカメラアイを保護したモビルスーツ​───────ジム・クゥエルの一個小隊であった。少女は安堵して、紺の鉄人の元へ駆け寄る。
    「助かりましたぁ……」
    「礼は後で聞く。君たちの尻を拭うのが我々の仕事だ。」
    左肩に機体番号─01と印字されたリーダー機のファーストが冷淡に答える。「なんだよ感じ悪いな……。ところであんたら何者?」
    リーダーの剣士が怪しむような目つきで言う。
    「あぁ、悪いね。うちの隊長愛想悪いんだよ。だから友達が出来ねぇんだ……俺たちは連邦軍治安維持部隊、ティターンズの者だ。あんたたちのボスに、ゴブリン共が思ったより強力だから先行して巣に行ったあんたたちを手伝えってお願いされたんだ」
    リーダー機を押しのけ、機体番号03、サードが答えた。右肩とシールドに刻まれた、鷹を象ったエンブレムが彼らの所属を表している。

  • 9二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:02:42

    !?

  • 10二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:03:31

    塵も残らねえよ

  • 11二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:03:38

    モビルスーツ駆り出すようなゴブリンてなんだよ。

  • 12二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:03:44

    これゴブリンじゃなくて第3遊撃隊GOBUーrinじゃね?

  • 13二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:04:03

    ゴブリンがこれなら魔王クラスのは一体…

  • 14二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:04:05

    過剰戦力すぎるわ

  • 15二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:04:06

    「そうだったんですか、じゃあ一緒に戦いましょう!」
    少女が嬉々として言う。「おい待てよ、俺らまだこいつらと組むなんて言ってないぜ」「えぇー!?助けてもらったじゃないですか!恩返ししたって罰は当たりませんよ!」
    少女は少し頬を膨らませて反論する。
    「ちっ、分かったよ。俺はリーダーのケンタだ。よろしく頼む」
    「賢明な判断だ。私はファースト。君たちの安全を保証しよう。」
    ケンタは渋々と承諾し、ファーストは抑揚のない声で返す。
    「よし、自己紹介も終わったことだし早速始めようぜ。敵さんもお待ちかねみたいだしな。」
    サードが言い終わると同時に、ゴブリン達が一斉に飛び掛かってくる。
    「来るぞっ!」冒険者たちと2機のジムが同時に武器を構える。「うぉりゃああ!」
    一番最初に斬りかかったのはリーダーのケンタである。大剣を振りかぶると、力任せにゴブリンを叩き斬る。
    「この程度の雑魚なら余裕だな!」
    続けて他の2人もそれぞれ一体ずつ倒していく。しかし、上位種のゴブリンは動きが素早く、中々攻撃を当てることが出来ない。
    「くそ、ちょこまかと!」
    「落ち着けケンタ。焦りは禁物だ。」
    「分かってるさ!」
    リーダーの男は、ゴブリンが繰り出す攻撃を剣で受け流し、反撃に転じる。
    だが、ゴブリンの動きは速く、致命傷を与えられずにいた。
    「くっ……このままではキリがないな……」
    「ケンタ!後ろだ!」
    ケンタが振り返ると、ゴブリンが棍棒を構え振り下ろさんとしているるところだった。
    「ぐああっ!」間一髪で避けたが、右腕の装甲が破壊されてしまう。
    大きく体勢を崩すケンタ、空かさずゴブリンがトドメを誘うと再び棍棒を振り上げた瞬間。遥か後方より飛んできた2発の銃弾が、それぞれ頭部と棍棒を貫き、破砕した。
    「大丈夫か?一旦退け。」
    2機のジム・クゥエルは、ケンタ達を庇うように立つと、ライフルやサーベルですぐにゴブリン達を排除していった。「セカンドめ、もう少し早く撃てなかったのか……?」
    小声でファーストが忌々しげに呟く。
    「助かったぜ、あんたら強いな。正直ここまでとは思わなかったよ。」ケンタが感心した様子で言う。
    「まぁ、俺らも伊達に修羅場潜っちゃいないんでね。」
    「それより、もうすぐ奥の奴らがやってきそうだ。急ごう。」
    「おう、行くぜみんな!」
    ケンタの掛け声とともに、一行は更に先へと進んでいった。

  • 16二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:05:29

    洞窟の最深部まで進むと、そこには5体のオーガがいた。
    「こいつは……流石にキツいんじゃねぇか……」
    ケンタが額から汗を流す。
    「確かに、これは厳しいな……」
    「……サード、セカンドのいる地点まで後退だ。3人を連れて撤退しろ。」
    飽くまで冷静にファーストが指示を飛ばす。「了解ですけど、リーダーはどうするんですか!?」
    「そうだ、アンタ一人にこいつらの相手はさせられねぇよ!」
    サードとケンタが抗議するも、ファーストは制止しつつ、今までとは違う優しげな声の調子で諭した。
    「本来は君たちの救助が主な任務なんだ。オーガ相手に生き延びられる駆け出し冒険者なんて、それこそひと握りの天才ぐらいだろう。」
    「でも……っ」
    魔法使いの少女が食い下がるも、女槍術士に遮られた。
    「……あんたの言うことももっともね、撤退はするわ。……でも必ず応援は連れてくる。それまで死なないでよね。」
    「我々に死の概念はない。バックアップがあれば何度でも生き返られるが……まぁ、そうだな。必ず帰ろう​───────行け。この場は死守して見せる。」
    サードはケンタ達を連れ、入り口付近まで後退していった。
    「巨人《ティターンズ》が鬼とダンスとはな……なかなか洒落ているじゃないか。」
    シールドを投棄し、空いた左手にビームサーベルを振り抜くファースト。五体のオーガがゆっくりと、ファーストの方を睨む。「ふっ、そう怖い顔をしないでくれ。私はただの人形だよ。」
    ファーストはサーベルを構え直しした、雄叫びを上げながら吶喊した。

  • 17二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:05:40

    銃器持ってるやつと普通の冒険者が洞窟で並ぶな跳弾で死ぬぞ

  • 18二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:10:03

    ───────セカンドの待機しているいる場所まで後退したサード達は、本隊に応援を要請し、ケンタと少女の治療を行っていた。
    「すまねえ、俺がもっとしっかりしていればこんなことにはならなかったんだが……」
    「気に病まないでください!ケンタさんのおかげで私たち助かったんですよ。」
    「そうですよ、それにリーダーの人は、ちゃんと約束を守ってくれたじゃないですか。」
    「ありがとうよ……あんたらには感謝してもしきれねぇ……」
    ケンタが俯きながら礼を言う。その時、入口の方角から足音が聞こえてきた。
    「お待たせしましたー!皆さん無事でしたか?」
    「遅くなって悪かった!ほんでええかっこしいのバカはどこに居るんや?」
    「ここらでひとつ自分たちもいい所を見せるでありますよ!!!」
    騒がしい声が、暗い雰囲気を払拭する。連邦軍本部から応援として派遣されたジーラインの一個小隊が到着したのだ。「遅いぞお前ら、こっちは危うく全滅するとこだったんだぜ!」
    「すまんすまん、道が分からんで迷っとったわ!」
    関西弁の軽いノリで、朱色のカラーリングが目立つ隊長機のライトアーマーがおちゃらける。
    「リーダー!そんな事言ってる場合じゃありませんよ!」
    生真面目そうな言葉で青い装甲を纏うスタンダードアーマーが戒めた。
    「はっはっは、相変わらず冗談通じへんなぁ。」
    軽く笑いながら受け流すライトアーマーに、大きな声でアサルトアーマーが出発を促す。
    「うるさいであります!!!!さっさと行くでありますよ!!!!!!!」
    「へいへーい、分かりましたよ。」
    軽口を叩きながらも、素早く閉所用に装備を切り替えるスタンダードアーマー・ライトアーマー・アサルトアーマーの3機。
    その様子を怪訝な目で見つめる槍術士を、「まぁ……腕は確かだから」とセカンドが宥めていた。

  • 19二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:13:09

    洞窟の最深部にたどり着いたファーストは、既に5体目のオーガと対峙していた。
    「どうした?貴様ら数だけか?オーガ風情がタイタンの子に勝てるわけが無いのだよ!」
    既に4体の敵を仕留め、彼自身も右腕部を破損しつつも残った左腕のビームサーベルで、5体目を追い詰めるファースト。しかし、その刃は胸部の装甲を掠めただけで致命傷には至らなかった。
    「ちっ、頑丈な奴め!」「グオオォオ!!!」
    雄叫びと共に振り下ろされた棍棒を避けつつ、サーベルを突き出す。だがそれは弾かれ、逆にファーストの体勢が崩れてしまった。すかさずオーガが追撃を行う。
    「くそッ、舐めるなァ!」
    スラスターを吹かし、強引に距離を取るファースト。「このぉ!」
    足元に転がるシールドを思い切りオーガ目掛けて蹴り飛ばすも、オーガはそれを片手で受け止めた。「化け物か……!?」
    驚愕するファーストだったが、次の瞬間、砲弾がオーガの背を吹き飛ばした。「大丈夫ですか!?」「ああ……なんとかな」
    アサルトアーマーが放った砲撃が直撃し、転倒するオーガ。
    「よし、今だ!全員で畳み掛けるぞ!!」
    一斉に飛びかかる5機のMS達。
    「多勢に無勢だ、行っけぇ!!」
    さらにケンタの号令で冒険者一行も参戦する。
    「はぁあ!!」
    まずは槍術士の少女が鋭い突きを放つ。
    「えいやぁ!!」
    次に魔法使いの少女が魔力を込めた杖を振り下ろす。
    「どりゃぁ!!」
    最後にケンタの長剣がオーガの腹部に叩き込まれる。
    「これでトドメです!!」
    ジーラインのライフルとショットガンの一斉砲火を受け、ついにオーガは力尽きた。
    「やったぁ!勝ったわ!!」
    「うおおお、俺たちの勝利だ!!」
    歓声を上げる一同。
    「……なんで来たんだ。撤退しろと言ったじゃないか……」
    ファーストがあっけに取られたような声で小さく零した。
    「あんまり無茶な命令だったんで無視しちゃいました」
    「あたしらが来なかったら、あんた今頃スクラップよ?」
    「そうそう……あ、礼はいいぜ?『お宅の尻を拭う』のも、仕事のうちだからな」顔を合わせていたずらっぽく笑う冒険者一行。「まったく、お前らは……」呆れたように首を振るファーストだったが、どこか嬉しげでもあった。

  • 20二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:14:44

    ───────そして戦いは終わり、洞窟内は静寂に包まれていた。
    「リーダーさん、私あなたと一緒に戦えてよかったよ」
    魔法使いの少女が笑顔で手を差し伸べる。
    「……なんだ」あっけに取られるファーストを、サードが肘で軽く小突いて「握手ッスよ隊長!」と耳打ちする。「……私は君たちのリーダーになった記憶はないが」
    そう言いつつも、ファーストは差し出された手を潰してしまわぬよう慎重に、それでもしっかりと握り返した。
    「ふむ、なかなか良いチームワークだったじゃないか?」
    いつの間にか現れたセカンドが満足げに頷いていた。
    「即興のセッションにしては上々ってとこだろう。さ、帰ってゆっくりくつろごうか」
    専用に仕立てられたマークスマン仕様のライフルを担ぎ、作戦完了の報告を終えたセカンドが帰投を促した。
    「結局俺らの出番はあんまりあらへんかったなぁ。ほな、先帰らせてもらおかな」
    ジーライン小隊が一足先に引き上げていく。クゥエル隊は若き冒険者たちとともにその様子を見届けた。
    「……君たちも早く引き上げた方がいいだろう。サード、先導してやれ。」
    「了解、隊長」「また会えるといいわね!」
    「じゃあな!次会う時は敵じゃないと嬉しいぜ!」
    「うん、みんなありがとう!バイバーイ!」
    互いに別れを告げながら冒険者一行は帰路に就く。彼らの背中が見えなくなるまで、クゥエル隊の1号機、ファーストは残った左手で敬礼を続けながら呟いた。
    「​───────状況終了。」

  • 21二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:17:10

    以上です。半分くらいAIのべりすとに書かせたら一発ネタのくせにえらい長さになってました
    以下サプライズニンジャ、サプライズモビルスーツスレになります。鬱っぽくなりそうだったり胸糞展開になりそうになったらのべりすとくんの力を借りて強大な力を介入させ強制ハッピーエンドにしよう!

  • 22二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 15:19:21

    のべりすと君プチモビで十分なのにオーバーキルすんの…

  • 23二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 16:48:39

    ノベリスト君は連邦軍好きかぁ

  • 24二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 16:52:03

    劣等ゴブリンをモビルスーツで粉砕だ

  • 25二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 20:45:55

    >>23

    いいだろ?ティターンズは力だぜ?

オススメ

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