【閲覧注意】ここだけぐだ子が小さくなった特異点

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:34:51

    年齢は十歳前後。意識も体型に見合ったか、それよりも幼くなっている。
    特異点の特徴
    1、特定のサーヴァントと手を繋ぐか抱っこされていないと十分単位でぐだ子が若返り始める。
    2、特異点にはぐだ子の興味を引くものがたくさんある。(ものであって「物」とは限らない
    3、令呪の使用・はく奪、魔力の枯渇でも若返りは進行する。
    4、若返りにより記憶は混濁していいる。ぐだ子の記憶は重要な人物、印象に残っている人物は覚えているが断片的で行動に直結する。仲間は好き、敵は怖い。前者は近寄っていくし、後者からは離れようとする。
    5敵対生物はぐだ子を怯えさせ、魔力を吸い取ろうとする。

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:39:58

    ぐだ「・・・どこ・・・?」
    マシュ「マスター!ご無事で・・・わ、ちっちゃい!」
    ぐだ「ましゅー!(笑顔」
    ダヴィンチちゃん(以降ロリンチ「10歳前後かな?若返ってしまってる、それに・・・」
    マシュ「どうしたんでしょうか?」
    ロリンチ「どんどん体が・・・小さく、いや、若返ってるね」
    マシュ「!・・・ここからさらにですか?!」
    ぐだ「うぅ・・・ましゅ、どうしたの?」
    マシュ「え、えっと、どうしたら・・・」
    オルテナウスに触ろうとしたぐだの手を思わずとるマシュ。
    ロリンチ「おや、若返りが・・・とまった、どうやら手を繋いでいると仕組みはわからないが若返りが止まるようだ」

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:41:43

    それから試行錯誤することしばらく。

    ロリンチ「抱っこでもいいみたい、けどこりゃ困ったことになったね」
    マシュ「そうですね・・・(といいつつ笑顔」
    ぐだ「ましゅー」

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 22:56:24

    ロリンチ「保護者を増やすためにも英霊召喚をしなくちゃいけないね」
    マシュ「そうですね、龍脈を探して・・・でもマスターの魔力はどうなってるんでしょうか?」
    ロリンチ「元から多くはないぶん小さくなってもそこらへんは大丈夫だね。でも迂闊に使用して枯渇すると大変だ」

    龍脈探索からの召喚。

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:00:53

    召喚に移ろうとしたその刹那。ぐだ子の令呪が光る。

    ぐだ「およ・・・?」
    ロリンチ「えっ!?うそ!勝手に召喚しちゃだめだって!」
    ぐだ「え、え?わたしなにもしてない・・・」

    魔法陣が地面に浮かび上がる。その輝きが強まる中

    ロリンチ「せめてバーサーカーは勘弁してほしいな・・・!」
    マシュ「それはフラグなのでは?!」


    頼光「セイバー、源頼光・・・あら?バーサーカー?あらあら?」

    ロリンチは膝から崩れ落ちた。

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:09:55

    ロリンチ「なんでここでトップランクのバーサーカーなのさぁぁぁぁ!」
    マシュ「ダヴィンチちゃん!落ち着いて!」

    ぐだ「らいこうまま!」
    頼光「まぁ、まぁまぁまぁ!マスター?なのですよね?こんなに小さくなって・・・」

    頼光は駆け寄ってにへーっと笑うぐだ子に相好をくずして笑顔を向ける。

    マシュ「頼光さんはカルデアにいる頼光さんなのですか?」
    頼光「おそらくは・・・というより情報を引き継いでいる感じでしょうか。私の記憶の中にあるマスターとどうにも姿かたちが違うので戸惑いましたが」

    そう言いつつ頼光は笑顔でぐだ子を抱き上げる。ぐだ子はそれを笑顔で受け入れながら頼光に頬を寄せた。

    頼光「なんて愛らしい、本当に・・・」

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:15:22

    一番ピーキーなの引いたな
    普段は母ムーブするから頼れるかもしれんがいつ何で爆発するか分からん

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:17:29

    マシュ「頼光さんがいつになく笑顔です!」
    ロリンチ「まあ、刺激されるところはあるんだろう、まあ彼女が居てくれたら分担もできるし小さくなったマスターの面倒も見てくれるしで万々歳だ、戦闘を避ければ魔力の消費も少ないだろうし今の内に状況を整理しよう」

    今回の特異点は微小なものだった。周囲の風景はともすれば無機質で、いつかの電脳世界すら思わせる。

    ロリンチ「殺風景、というより今のマスターの心象に影響を受けてるかもしれないね」
    マシュ「そうなんですか?」
    ロリンチ「目を凝らしてごらんよ、ところどころ見知った風景というか・・・いろんなものが落ちてる」

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:19:08

    ティアマトも勝手に出てきそう

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:23:29

    マシュが言われるまま周囲を見ると

    マシュ「確かに言われてみれば・・・あれは、以前にもらったヒポぐるみ・・・、あ、アーラシュさんと乗ったあのバリスタ的なもの、それに・・・」

    まるで今までそこに存在していなかったようにすら思えていたが知覚してみるとそこらじゅうにぐだ子の記憶にまつわるものが落ちている。いままでの特異点のもの、英霊との交流で得たもの、それに聖杯?らしきものまで。

    マシュ「じゃあこの特異点って・・・もしかして先輩の記憶から・・・?」
    ロリンチ「可能性はあるね。私が前の私から受け継いだ情報にも載ってたものがたくさんだ」
    マシュ「でも、じゃあどうして先輩はどんどんと若返っていくんでしょうか・・・」
    ロリンチ「おそらくだけどこの空間自体がマスターの記憶とそれにまつわる神秘性を担保に存在してる可能性がある」
    マシュ「というと?」

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:26:26

    ロリンチ「今までの特異点にどれだけの英霊と、その時代の歴史にまつわる神秘に触れてきたと思う?」
    マシュ「えっと、それはもうたくさんというか・・・」
    ロリンチ「ビーストと対峙した記憶もあれば、異聞帯なんて異世界の記憶すらある。おそらくだけどこの特異点がマスターから記憶、そしてマスターそのものを自分の空間を維持するためのリソースにしてるんじゃないかと思うんだ」
    マシュ「じゃ、じゃあこのままだと」
    ロリンチ「マスター自体がこの空間と一体化して消滅する可能性があるね」

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/02(土) 23:55:01

    ぐだ「あー、これね!まりーがくれたの」
    頼光「これは?」
    ぐだ「ほっとわいん!」

    水筒に入っているらしいホットワインを手にとって笑顔を浮かべるぐだ子。おそらくは過去のクリスマスの話だろう。
    すると水筒が光って粒子となり、ぐだ子の体に吸い込まれていく。

    ぐだ「?、なくなった・・・?」
    頼光「水筒が粒子になって吸い込まれた?」
    マシュ「どうかしましたか?」
    ぐだ「ましゅ、ほっとわいんなくなっちゃった」
    マシュ「ホットワインというと、たしかクリスマスの時に橇に乗る先輩の為にマリーさんが作ってくれた?」
    ぐだ「うん」

    それがひかってきえた!とぐだ子が説明するがマシュにはピンと来ていなかったがそれを遠目に見ていたらしいダヴィンチはある仮説を思いついた。

    ロリンチ「もしかするとこれが今回の特異点の解決方法かも」
    マシュ「何かわかったんですか?」
    ロリンチ「まだはっきりとはしないけどね。さっきこの特異点はマスターの記憶で作られてるって言ったっけ?」
    マシュ「この空間を維持するのに先輩の記憶を使ってると言ってました」
    ロリンチ「つまり、この空間に転がっているこの様々なものはマスターの記憶を魔力に変換して物質化したものだ。それをマスターが認識して取り込むことでマスターは記憶を介して奪われた魔力や体を取り戻せるというわけさ」

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 00:07:13

    ロリぐだ子を鯖が囲んできゃっきゃする話書こうとおもったらこれだよ!

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 07:27:31

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 17:06:36

    らいこーさんが来たってことは
    期待していいんですか、毒親二大巨頭のもう一人を…

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 17:56:33

    >>15

    そ、そんなやついたかな?!(震え

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:24:34

    ダヴィンチの提案を知ってか知らずか、それとも自分のことを教えてくれるぐだ子に上機嫌な頼光はまるで幼子に手を引かれる母親のごとく手を繋いで歩いていく。

    ぐだ「あ、きあー!きらきら!」

    落ちていたのは聖晶石のかけら。だれしもが心惹かれるものだろう。子供心にもあつめたくなるのだ。

    頼光「あ、手を離してはいけませんよ・・・!」

    聖晶石の破片を小さくなった手で一つずつ集めるのに夢中になったのか頼光の手を離れて歩いていく。
    マシュとダヴィンチもそれに気づいて後を追ったが・・・

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:35:16

    三人「!」

    不意にとどろいた爆音。そして三人が爆風に閉じていた目を開けるとマシュとダヴィンチにとってなじみ深い景色が広がっていた。

    マシュ「か、カルデア・・・」

    マシュとぐだ子が初めて出会った場所。忌まわしきあの事件の発端。二人の冒険の始まりの瞬間。

    ロリンチ「!、そうだ!マスターは?!」
    頼光「マスター!」

    頼光とマシュが同時に走り出した。その先にはぐだ子が呆然と座り込んでいる。

    マシュ「マスター!しっかり!」
    ぐだ「あれ・・・」

    呆然とした様子で一点をみつめる先には真っ赤に燃えるカルデアスが映っている。

    マシュ「あ、あれ・・・」
    ぐだ「あ、ああ・・・あああ」

    その傍に、立っている。誰か、知らなくても、知っている。忘れられない、存在が。

    ロリンチ「オルガマリー・・・所長?それに・・・」
    マシュ「レフ教授!」

    ひゅっ、と藤丸立夏の口から空気が漏れた。恐怖、混乱、そして長く苦しい旅路の始まり。

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:39:29

    レフ「・・・」

    苦悶の表情を浮かべるオルガマリーがまるで紙切れのように炎に包まれて、レフはまるで狂ったように笑う。

    立香「あ、ああ・・・ああああああ!!!!!」

    双眸から滝のように零れた涙と恐怖に歪んだ表情で立夏は苦悶の悲鳴を上げた。

    マシュ「!・・・風景が、変わっていきます!」
    ダヴィンチ「頼光!マスターを!」

    あまりの出来事に呆然としていた三人は慌てて立香に駆け寄る。そして、舞台はふたたび動転していく。

    頼光「また雰囲気が・・・」
    ダヴィンチ「マシュ!マスターを落ち着かせてあげて!」
    マシュ「は、はい!」

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:51:07

    マシュはオルテナウスの陰に立香を隠すと空いた手でギュッと立香を抱きしめる。

    立香「あ、あう・・・ああ・・・」
    マシュ「大丈夫です、先輩。私がついていますから」

    宥め、落ち着かせるためにとにかく肌を密着させて立香を安心させようとしていた時だった。

    頼光「危ないっ!」

    燃え盛る火に囲まれながらも周囲を警戒していた頼光が飛んできた攻撃を弾き飛ばした。

    頼光「何者!」
    ???「・・・アーチャーとだけ言っておこう」
    頼光「エミヤ・・・さんなのですか?」

    黒衣を纏ったエミヤが弓を構える。混乱するダヴィンチと頼光。

    マシュ「そのエミヤさんはカルデアのエミヤさんとは違います!撃退してください!」
    頼光「!・・・承知!」

    記憶が確かならですが!と前置きはしたものの頼光はその言葉を受けて迷うことなく攻撃に移る。

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:58:24
  • 22二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:02:46

    >>21

    私のログには存在しないな・・・

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:44:06

    剣撃が数度重なる。決着はそれほど遠くないと思われたが

    頼光「ッ!手強い・・・」
    エミヤ?「そちらこそ弓兵に刀だけでよくやる」


    マシュ「エミヤさんは確かに実力者ですが・・・」
    ダヴィンチ「確かにおかしいよね、マスターの援護がないにしてもこれは・・・」
    立香「ふぇ・・・らいこうまま、かてない?」
    マシュ「いえ!そんなことはありません!私達は一度勝ってますから!あの時は・・・」

    そう言いつつ、マシュは記憶の中で最初に自分達を助けにきてくれた英霊を思い出していた。

    マシュ「クー・フーリンさんが私に色々と教えてくれたんです」
    立香「くー・・・ちゃん?」

    内心できゃわわ!と叫びたい衝動を堪えつつマシュは燃え盛る風景に目を移した。

    マシュ(ここは冬木の・・・)

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 23:56:10

    冬木市で起きた聖杯戦争の影響で炎上した特異点であった、そうマシュは記憶している。
    あの時はまだまだ未熟で不慣れな自分にキャスターで現界したクー・フーリンが叱咤してくれたおかげで窮地をだっすることができたのだ。

    マシュ「・・・あ!令呪が・・・!」
    立香「!・・・ど、どうしよう!?」

    二人がわたわたしていると先ほどと同じように魔法陣が地面に浮かび上がる。同時に令呪が輝きだしたが・・・

    マシュ「魔法陣に罅?!」

    突然ガラスが割れるような音とともに魔法陣が砕け、上書きされるように描かれた円から見た事のある杖が覗いた。

    クー「キャスター、クー・フーリン。マスターの危機を救わんが為に参上した。無事かい、嬢ちゃんたち」
    マシュ「クー・フーリンさん!」
    立香「くーちゃん!」
    クー「元気そうでなによりだ、マスター。悪いがその呼び方はちょっとやめてくれ」

    上書きされた魔法陣から飛び出したのはキャスターの霊基で現界したケルトの大英雄クー・フーリンだった。

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 00:04:18

    クー・フーリンは周囲を見渡すと人数を数えるように人差し指で示しながら視線を動かしている。

    マシュ「クー・フーリンさん?」
    クー「足りねえな」

    クー・フーリンの言葉にマシュとダヴィンチと立香が揃ってこてんと首を傾げた。

    ダヴィンチ「足りないって何が?」
    クー「その様子だと自分たちがどうなってるか気付いてないらしいな」

    クー・フーリンはそう言うと杖で地面をトントンと叩き、ルーンを刻んで魔除けの呪文を描き出した。

    クー「専門家じゃねえからな、っと・・・どうだ」

    ルーン文字が輝く。するとカルデアからの通信がダヴィンチの持つデバイスに入った。

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 09:10:54

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 17:48:24

    ほしゅ

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:37:55

    ダヴィンチが通信の相手を確認すると・・・

    ダヴィンチ「ゴルドルフ新所長?」
    ゴルドルフ『やっとつながった!君は今どこにいるんだね?!』

    ゴルドルフの心配そうな声。ダヴィンチは不思議に思いつつ答えるが・・・

    ダヴィンチ「どこって特異点の修正に・・・」
    ゴルドルフ『どこの特異点だというのだね!地球は今白紙化の真っ最中だぞキミィ!』

    ゴルドルフの指摘を受けてダヴィンチは再び思考が動き出したような気がした。
    何故自分はここに?特異点の修正に自分は同行したことなんてなかった。
    危険なのはもちろんだし、自分はいつもバックアップのメンバーだった。それが何故今回に限って?

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 00:25:26

    クー・フーリンは溜息をついてダヴィンチの肩を叩いた。

    クー「俺たちは数日間突然『消えた』マスターとアンタらを探してたんだ」

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 08:29:00

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